JP6035878B2 - 監視装置、情報処理装置、監視プログラム、及び監視方法 - Google Patents
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Description
〔1〕情報処理装置の電源供給系の監視装置
〔1−1〕電源供給系および同電源供給系の監視装置の構成
まず、図10を参照しながら、本実施形態(第1〜第4実施形態)の前提となる技術(電源供給系および同電源供給系の監視装置)について説明する。図10は、電源供給系の構成および同電源供給系の監視装置10の構成を示すブロック図である。
保持部20は、ユニット2,3およびデバイス4から通知される異常信号を受信して保持する異常保持レジスタ21を有する。異常保持レジスタ21は、処理部30が処理を完了するまで異常を保持する。
図12において、異常の発生箇所がAC−DC変換ユニット2である場合、1)被疑箇所には「AC-DC Unit」が登録される。異常の発生箇所がDC−DC変換ユニット3−1である場合、1)被疑箇所には「DC-DC Unit-1」が登録され、異常の発生箇所がDC−DC変換ユニット3−2である場合、1)被疑箇所には「DC-DC Unit-2」が登録される。異常の発生箇所がデバイス4−1である場合、1)被疑箇所には「デバイス-1」が登録され、異常の発生箇所がデバイス4−2である場合、1)被疑箇所には「デバイス-2」が登録される。
図12において、2)異常の詳細には「入力異常」または「内部異常」が登録される。
図12において、3)アラーム番号には、異常(1)〜(11)のそれぞれに対し付与された、01,02,04,14,24,05,15,25,N,N+1,N+2が登録される。
次に、保持部20からの異常検出信号の受信後に処理部30が実行する、被疑箇所の特定処理について、図11に示すフローチャート(ステップS101〜S113)に従って詳細に説明する。
監視装置10の初期状態では、異常保持レジスタ21の各ビット21a〜21hに“0”が設定され、被疑箇所を特定する時間(上述した所定期間)を計時するタイマ(被疑箇所特定タイマ)は未起動状態となっている。また、RAM40のログ領域41におけるログ情報は全て消去されている。
処理部30は、最初に保持部20から異常検出信号を受信した時、被疑箇所特定タイマは未起動状態であるので(ステップS102のNOルート)、被疑箇所特定タイマを起動してから(ステップS103)、ステップS104の処理に移行する。被疑箇所特定タイマが既に起動されている場合(ステップS102のYESルート)、処理部30は、ステップS103の処理を行なうことなく、ステップS104の処理に移行する。被疑箇所特定タイマは、上述した所定期間を定める。
まず、処理部30は、検出済み異常のアラーム番号があるか否か、つまりログ領域41にログ情報が保存されているか否かを判断する(ステップS107)。検出済み異常のアラーム番号が無い場合(ステップS107のNOルート)、初めて異常が検出されたことを示し、処理部30は、RAM40のログ領域41に新たなログ情報を生成する(ステップS110)。ログ情報には、今回の異常のアラーム番号と、今回の異常について被疑箇所特定テーブルから読み出された登録情報が示す被疑箇所および異常の詳細とが含まれる。なお、ここで生成された「ログ情報」のことを、以下、「生成中のログ情報」と呼ぶ場合がある。処理部30は、ログ情報を生成すると、ステップS104の処理に移行する。
ここでは、図10に示すAC−DC変換ユニット2で入力異常(1)が発生したが、ユニット2,3の特性のバラツキにより、先に、図10に示すDC−DC変換ユニット3−1の出力電圧が低下し、処理部30が以下の順序[1]〜[3]で保持部20から異常を受信する場合について説明する。
[1] 図10に示すDC−DC変換ユニット3−1の内部異常(3)
[2] 図10に示すデバイス4−1の入力異常(4)
[3] 図10に示すAC−DC変換ユニット2の入力異常(1)
処理部30は、異常保持レジスタ21のビット21cへの“1”の設定に伴い、異常検出信号を受信し(ステップS101)、被疑箇所の特定処理を開始し、被疑箇所特定タイマを起動する(ステップS103)。
処理部30は、保持部20の異常保持レジスタ21を最終ビットまで検索すると(ステップS104のYESルート)、異常保持レジスタ21が他の異常を保持していないため、異常検出信号の受信を待ち受ける(ステップS101)。
・被疑箇所 :DC-DC Unit-1
・異常の詳細:内部異常
・検出済み異常のアラーム番号:04
となる。
ついで、処理部30は、異常保持レジスタ21のビット21dへの“1”の設定に伴い、異常検出信号を受信し(ステップS101)、被疑箇所の特定処理を開始する。このとき、被疑箇所特定タイマは起動されているので、処理部30は、ステップS103の処理をスキップする。
この時点での生成中のログ情報の内容は、
・被疑箇所 :DC-DC Unit-1
・異常の詳細:内部異常
・検出済み異常のアラーム番号:04
となる。
ついで、処理部30は、異常保持レジスタ21のビット21aへの“1”の設定に伴い、異常検出信号を受信し(ステップS101)、被疑箇所の特定処理を開始する。このとき、被疑箇所特定タイマは起動されているので、処理部30は、ステップS103の処理をスキップする。
この時点での生成中のログ情報の内容は、
・被疑箇所 :AC-DC Unit
・異常の詳細:入力異常
・検出済みアラーム番号:01
となる。
被疑箇所特定タイマがタイムアウトすると、処理部30は、被疑箇所の特定処理を完了し、RAM40のログ領域41に保存されたログ情報に基づき、被疑箇所を特定し、最終的なログ情報を生成する(ステップS113)。
処理部30が生成した最終的なログの内容は、例えば以下の通りである。
・被疑箇所 :AC-DC Unit(AC−DC変換ユニット2)
・異常の詳細:入力異常
・AC-DC Unitの異常を検出した時のコンピュータシステムの電源供給状態
このようにDC−DC変換ユニット3やデバイス4の実装台数が増加し、監視部10への電源供給が、DC−DC変換ユニット3への電源供給を行なうAC−DC変換ユニット2から行なわれる場合、以下のような状況が生じる。
監視部10への電源供給は上記異なるユニットから正常に行なわれるがDC−DC変換ユニット3への電源供給を行なうAC−DC変換ユニット2で異常が発生した場合、当該AC−DC変換ユニット2よりも下位の階層のDC−DC変換ユニット3やデバイス4から監視部10への異常通知が多発する。処理部30がユニット2,3およびデバイス4の異常監視以外の処理も担っている場合に異常通知が多発すると、処理部30は、被疑箇所の特定処理に負荷を取られ、それ以外の処理を実行できず、コンピュータシステム100の稼動が停止する可能性もある。例えば、処理部30がコンピュータシステム100内の上位装置と定期的に通信する場合、処理部30が被疑箇所の特定処理に負荷を取られると、上位装置との通信処理を実行できず、上位装置は監視部10が異常と判断しコンピュータシステム100の稼動を停止する。
〔2−1〕第1実施形態の構成
以下、図1を参照しながら、第1実施形態の監視装置10Aを含む情報処理装置100Aの構成について説明する。図1は、第1実施形態の監視装置10Aを含む情報処理装置100Aの構成を示すブロック図である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は、同一またはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
図10に示した例と同様、第1実施形態においても、デバイス4への電源供給系は階層化されており、交流電源1からの交流を直流に変換するAC−DC変換ユニット2が、上位階層の電源ユニット(第1電源ユニット)として実装される。また、AC−DC変換ユニット2からの直流の電圧を変換して各デバイス4−1,4−2にそれぞれ供給するDC−DC変換ユニット3−1,3−2が、下位階層の電源ユニット(第2電源ユニット)として実装される。なお、監視部10Aへの電源供給は、DC−DC変換ユニット3への電源供給を行なうAC−DC変換ユニット2から行なわれる。
保持部20Aは、上述した保持部20と同様、ユニット2,3およびデバイス4から通知される異常信号を受信して保持する異常保持レジスタ21を有する。
また、第1実施形態においても、図10と同様の異常(1)〜(8)が取り扱われ、異常(1)〜(8)が発生した場合、保持部20Aの異常保持レジスタ21のビット21a〜21hにそれぞれ“1”が設定される。
論理和回路22aは、AC−DC変換ユニット2の異常(1), (2)(第1異常)をそれぞれ保持する2つのビット21a,21bの値の論理和を「AC-DC_Unit異常」(第1異常)として要因保持レジスタ23のビット23aに設定する。つまり、AC−DC変換ユニット2の異常(1), (2)の少なくとも一方が発生すると、論理和回路22aの出力である「AC-DC_Unit異常」が“1”になり、要因保持レジスタ23のビット23aの値が“1”に設定される。
次に、保持部20Aからの異常検出信号の受信後に処理部30Aが実行する、被疑箇所の特定処理(監視処理手順)について、図2に示すフローチャート(ステップS11〜S19)に従って詳細に説明する。
監視装置10Aの初期状態では、レジスタ21,23の各ビット21a〜21h,23a,23bに“0”が設定され、被疑箇所を特定する時間(上述した所定期間)を計時するタイマ31は未起動状態となっている。また、RAM40Aのログ領域41におけるログ情報は全て消去されている。
処理部30Aは、最初に保持部20Aから異常検出信号を受信した時、被疑箇所特定タイマ31は未起動状態であるので(ステップS12のNOルート)、タイマ31を起動してから(ステップS13)、ステップS14の処理に移行する。タイマ31が既に起動されている場合(ステップS12のYESルート)、処理部30Aは、ステップS13の処理を行なうことなく、ステップS14の処理に移行する。
〔3−1〕第2実施形態の構成
以下、図3を参照しながら、第2実施形態の監視装置10Bを含む情報処理装置100Bの構成について説明する。図3は、第2実施形態の監視装置10Bを含む情報処理装置100Bの構成を示すブロック図である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は、同一またはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態においても、デバイス4への電源供給系は階層化されており、交流電源1からの交流を直流に変換するAC−DC変換ユニット2が、上位階層の電源ユニット(第1電源ユニット)として実装される。また、AC−DC変換ユニット2からの直流の電圧を変換して各デバイス4−1,4−2にそれぞれ供給するDC−DC変換ユニット3−1,3−2が、下位階層の電源ユニット(第2電源ユニット)として実装される。なお、第2実施形態において、監視部10Bへの電源供給は、DC−DC変換ユニット3への電源供給を行なうAC−DC変換ユニット2とは異なるAC−DC変換ユニット2′から行なわれる。
保持部20Bは、ユニット2,2′,3およびデバイス4から通知される異常信号を受信して保持する異常保持レジスタ21を有する。ただし、保持部20Bの異常保持レジスタ21には、上述した異常(1)〜(8)に対応するビット21a〜21hのほかに、AC−DC変換ユニット2′の入力異常(1)′および内部異常(2)′に対応するビット21a′,21b′が追加されている。異常(1)′,(2)′が発生した場合、保持部20Bの異常保持レジスタ21のビット21a′,21b′にそれぞれ“1”が設定される。
論理和回路22a,22bは、図1を参照しながら上述したものと同様であるので、その説明は省略する。
レジスタ25および論理積回路26は、保持部20Bが「その他異常」を保持したことを示す信号を保持部20Bから処理部30Bへ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部として機能する。
そして、処理部30Bは、異常検出信号、つまり保持部20Bが「AC-DC_Unit異常」または「その他異常」を保持したことを示す信号を保持部20Bから受信すると、タイマ31を起動するとともに、レジスタ25の値を“1”から“0”に書き換える。レジスタ25の値が“0”の間、保持部20Bが「その他異常」を保持したことを示す信号を保持部20Bから処理部30Bへ送信する送信動作が抑止される。
次に、保持部20Bからの異常検出信号の受信後に処理部30Bが実行する、被疑箇所の特定処理(監視処理手順)について、図4に示すフローチャート(ステップS21〜S32)に従って詳細に説明する。
監視装置10Bの初期状態では、レジスタ21,23の各ビット21a〜21h,21a′,21b′,23a,23a′,23bに“0”が設定され、レジスタ25に“1”が設定されている。被疑箇所を特定する時間(上記所定期間)を計時するタイマ31は未起動状態となっている。また、RAM40Bのログ領域41におけるログ情報は全て消去されている。
処理部30Bは、最初に保持部20Bから異常検出信号を受信した時、被疑箇所特定タイマ31は未起動状態である場合(ステップS22のNOルート)、以下の処理を行なう。つまり、処理部30Bは、レジスタ25の値を“1”から“0”に書き換え、「その他異常」についての異常検出信号を保持部20Bから処理部30Bへ送信する送信動作を抑止する(ステップS23)。また、処理部30Bは、タイマ31を起動する(ステップS24)。この後、処理部30Bは、ステップS25の処理に移行する。タイマ31が既に起動されている場合(ステップS22のYESルート)、処理部30Bは、ステップS23,S24の処理を行なうことなく、ステップS25の処理に移行する。なお、ステップS23,S24の実行順序は逆であってもよい。
上述した処理(ステップS21〜S27)を繰り返し実行している状態で、被疑箇所特定タイマ31が上記所定期間を計時しタイムアウトすると、処理部30Bは、ステップS28の処理に移行する。
検出済みアラーム番号が登録されている場合(ステップS28のYESルート)、既に「AC-DC_Unit異常」の被疑箇所が特定されており、ログ領域41には、上記所定期間中に検出された「AC-DC_Unit異常」についてのログ情報が保存されている。このため、処理部30Bは、「その他異常」についての被疑箇所の特定処理を行なうことなく、レジスタ25の値を“0”から“1”に書き換える(ステップS32)。これにより、処理部30Bは、「その他異常」についての異常検出信号を保持部20Bから処理部30Bへ送信する送信動作を許可し、処理を終了する。
逆に、被疑箇所特定タイマ31がタイムアウトした時、「AC-DC_Unit異常」の検出が無ければ、検出した「その他異常」から最上位階層の被疑箇所を特定する必要がある。
コンピュータシステム100B内で「AC-DC_Unit異常」の検出はなく「その他異常」を検出する場合は、DC−DC変換ユニット3の異常発生に伴いデバイス4の異常を検出した事、もしくは、DC−DC変換ユニット3かデバイス4の異常が単独で発生した事を示す。このような場合、「その他異常」が多発することはない。
〔4−1〕第3実施形態の構成
以下、図5および図6を参照しながら、第3実施形態の監視装置10Cを含む情報処理装置100Cの構成について説明する。図5は、第3実施形態の監視装置10Cで用いられる被疑箇所特定テーブルの例を示す図、図6は、第3実施形態の監視装置10Cを含む情報処理装置100Cの構成を示すブロック図である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は、同一またはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
保持部20Cは、上述した保持部20,20Aと同様、ユニット2,3およびデバイス4から通知される異常信号を受信して保持する異常保持レジスタ21を有する。
また、保持部20Cは、論理和回路22a,22b−1,22b−2,27;要因保持レジスタ23;異常検出信号送出有効/無効レジスタ25および論理積回路26を有している。なお、論理和回路22aおよび異常検出信号送出有効/無効レジスタ25は、図1や図3を参照しながら上述したものと同様であるので、その説明は省略する。
レジスタ25および論理積回路26は、第2実施形態と同様、保持部20Cが「デバイス異常-1」や「デバイス異常-2」を保持したことを示す信号を保持部20Cから処理部30Cへ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部として機能する。
そして、処理部30Cは、異常検出信号、つまり保持部20Cが「AC-DC_Unit異常」,「デバイス異常-1」,「デバイス異常-2」の少なくとも一つを保持したことを示す信号を保持部20Cから受信すると、タイマ31を起動するとともに、レジスタ25の値を“1”から“0”に書き換える。レジスタ25の値が“0”の間、保持部20Cが「デバイス異常-1」や「デバイス異常-2」を保持したことを示す信号を保持部20Cから処理部30Cへ送信する送信動作が抑止される。
次に、保持部20Cからの異常検出信号の受信後に処理部30Cが実行する、被疑箇所の特定処理(監視処理手順)について、図7に示すフローチャート(ステップS41〜S58)に従って詳細に説明する。
監視装置10Cの初期状態では、レジスタ21,23の各ビット21a〜21h,23a,23b−1,23b−2に“0”が設定され、レジスタ25に“1”が設定されている。被疑箇所を特定する時間(上記所定期間)を計時するタイマ31は未起動状態となっている。また、RAM40Cのログ領域41におけるログ情報は全て消去されている。
処理部30Cは、最初に保持部20Cから異常検出信号を受信した時、被疑箇所特定タイマ31は未起動状態である場合(ステップS42のNOルート)、以下の処理を行なう。つまり、処理部30Cは、レジスタ25の値を“1”から“0”に書き換え、「その他異常」である「デバイス異常-1」や「デバイス異常-2」についての異常検出信号を保持部20Cから処理部30Cへ送信する送信動作を抑止する(ステップS43)。また、処理部30Cは、タイマ31を起動する(ステップS44)。この後、処理部30Cは、ステップS45の処理に移行する。タイマ31が既に起動されている場合(ステップS42のYESルート)、処理部30Cは、ステップS43,S44の処理を行なうことなく、ステップS45の処理に移行する。なお、ステップS43,S44の実行順序は逆であってもよい。
処理部30Cは、ステップS55でリードした値が“1”(真)である場合(ステップS56のYESルート)、RAM40Cのログ領域41に新たなログ情報を生成する(ステップS57)。ログ情報は、要因テーブルの登録情報に登録された、被疑箇所と異常の詳細とに基づき生成される。この後、処理部30Cは、ステップS52の処理に戻る。
また、第3実施形態の処理部30Cは、上述したように、被疑箇所特定テーブル(要因テーブル)の登録情報を上位階層から下位階層に向けて検索することで被疑箇所を特定できるように構成される。この構成により、要因テーブルの各登録情報における異常保持レジスタ情報で特定される、異常保持レジスタ21のビットの値が“1”(真)であった時点で、処理部30Cは、最上位階層の被疑箇所の特定を完了している。このため、処理部30Cは、要因テーブルの全ての階層の登録情報を検索する必要がない。したがって、「その他異常」が多発しても、処理部30Cは被疑箇所の特定処理のために負荷を取られることがなく、監視部10Cは安定した動作を継続できる。
以下、図8を参照しながら、第4実施形態の監視装置10Dを含む情報処理装置100Dの構成について説明する。図8は、第4実施形態の監視装置10Dを含む情報処理装置100Dの構成を示すブロック図である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は、同一またはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
第4実施形態の監視部10Dは、第3実施形態の監視部10Dと同様の機能を、汎用MPU(Micro Processing Unit)である処理部30Dによって実現し、汎用MPU30Dの割込み機能を用いて被疑箇所の特定処理を行なうように構成される。RAM40Dのテーブル領域42には、図5を参照しながら上述した要因テーブルT10,T21〜T2Nが予め保存されている。
また、保持部20Dは、論理和回路22a,22b−1,22b−2,28および要因保持レジスタ23を有している。
なお、「その他異常(デバイス異常-1,デバイス異常-2)」を保持部20Dから処理部30Dへ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部としての機能は、第3実施形態ではレジスタ25および論理積回路26によって実現されていた。第4実施形態では、当該切換部としての機能は、汎用MPU30D側で、論理和回路28からの「その他異常」(異常検出信号)による割込みを有効/無効にする機能によって実現される。例えば、汎用MPU30Dは、所定MPUレジスタに「有効(1)」を設定することで「その他異常」による割込みを有効にし上記送信動作を許可する。また、汎用MPU30Dは、所定MPUレジスタに「無効(0)」を設定することで「その他異常」による割込みを無効にし上記送信動作を抑止する。
汎用MPU30Dは、異常検出信号、つまり保持部20Dが「AC-DC_Unit異常」または「その他異常」を保持したことを示す信号を保持部20Dから受信すると、「AC-DC_Unit異常」の割込み処理または「その他異常」の割込み処理を起動する。割込み処理が起動されると、タイマ31が起動されるとともに所定MPUレジスタに「無効」が設定される。
汎用MPU30Dは、第2被疑箇所を特定すると、上記所定MPUレジスタに「有効」を設定する。これにより、汎用MPU30Dにおいて、保持部20Dが「その他異常」を保持したことを示す信号による割込みが有効になる。つまり、当該信号を保持部20Dから汎用MPU30Dへ送信する送信動作が許可される。また、タイマ31が上記所定期間を計時した時点で「AC-DC_Unit異常」の被疑箇所が特定されている場合、汎用MPU30Dは、「その他異常」を発生させた被疑箇所を特定する処理を行なうことなく、上記所定MPUレジスタに「有効」を設定する。
監視装置10Dの初期状態では、レジスタ21,23の各ビット21a〜21h,23a,23b−1,23b−2に“0”が設定され、所定MPUレジスタに「有効」が設定されている。被疑箇所を特定する時間(上記所定期間)を計時するタイマ31は未起動状態となっている。また、RAM40Dのログ領域41におけるログ情報は全て消去されている。
また、第4実施形態では、「AC-DC_Unit異常」で起動される割込み処理と「その他異常」で起動される割込み処理とが汎用MPU30Dに登録されている。このため、汎用MPU30Dは異常検出信号を定期的に監視する必要がなくなるほか、「AC-DC_Unit異常」と「その他異常」とで起動される割込み処理の内容を、それぞれ必要な処理だけにすることができる。したがって、電源供給系の被疑箇所の特定処理を必要最低限の動作で実行することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
そのプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RWなど),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD−RW,DVD+R,DVD+RWなど),ブルーレイディスク等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。
以上の第1〜第4実施形態を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
デバイスと、第1電源ユニットと、前記第1電源ユニットからの電源を変換して前記デバイスに供給する第2電源ユニットとを監視する監視装置であって、
前記第1電源ユニットで検出された第1異常と前記第2電源ユニットまたは前記デバイスで検出された第2異常とを保持する保持部と、
処理部とを有し、
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常を保持している場合、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする監視装置。
前記保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマを有し、
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動し、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記1に記載の監視装置。
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常を保持しておらず且つ前記第2異常を保持している場合、前記第2異常を発生させた第2被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記1または付記2に記載の監視装置。
前記保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマと、
前記保持部が前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から前記処理部へ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部とを有し、
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動するとともに、前記切換部により前記送信動作を抑止状態に切り換え、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記1に記載の監視装置。
前記処理部は、
前記タイマが前記所定期間を計時した時点で前記第1被疑箇所が未特定の場合、前記保持部に保持されている前記第2異常を検索し、検索された前記第2異常を発生させた第2被疑箇所を特定してから、前記切換部により前記送信動作を許可状態に切り換える一方、
前記タイマが前記所定期間を計時した時点で前記第1被疑箇所が特定されている場合、前記第2被疑箇所の特定を行なうことなく、前記切換部により前記送信動作を許可状態に切り換える
ことを特徴とする、付記4に記載の監視装置。
前記第1異常および前記第2異常に関連する異常の情報を階層的に規定するテーブルを保存する記憶部を有し、
前記処理部は、
前記テーブルに基づき、前記第1被疑箇所または前記第2被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記3または付記5に記載の監視装置。
前記第1異常に関連する異常の情報を階層的に規定する第1テーブルと前記第2異常に関連する異常の情報を階層的に規定する第2テーブルとを保存する記憶部を有し、
前記処理部は、
前記第1テーブルに規定された上位階層の異常から順に前記保持部を検索し、前記第1被疑箇所を特定し、
前記第2テーブルに規定された上位階層の異常から順に前記保持部を検索し、前記第2被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記5に記載の監視装置。
デバイスと、
第1電源ユニットと、
前記第1電源ユニットからの電源を変換して前記デバイスに供給する第2電源ユニットと、
前記デバイス,前記第1電源ユニットおよび前記第2電源ユニットを監視する監視部とを有し、
前記監視部は、
前記第1電源ユニットで検出された第1異常と前記第2電源ユニットまたは前記デバイスで検出された第2異常とを保持する保持部と、
処理部とを有し、
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常を保持している場合、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする情報処理装置。
前記保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマを有し、
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動し、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記8に記載の情報処理装置。
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常を保持しておらず且つ前記第2異常を保持している場合、前記第2異常を発生させた第2被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記8または付記9に記載の情報処理装置。
前記監視部は、
前記保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマと、
前記保持部が前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から前記処理部へ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部とを有し、
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動するとともに、前記切換部により前記送信動作を抑止状態に切り換え、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記8に記載の情報処理装置。
前記処理部は、
前記タイマが前記所定期間を計時した時点で前記第1被疑箇所が未特定の場合、前記保持部に保持されている前記第2異常を検索し、検索された前記第2異常を発生させた第2被疑箇所を特定してから、前記切換部により前記送信動作を許可状態に切り換える一方、
前記タイマが前記所定期間を計時した時点で前記第1被疑箇所が特定されている場合、前記第2被疑箇所の特定を行なうことなく、前記切換部により前記送信動作を許可状態に切り換える
ことを特徴とする、付記11に記載の情報処理装置。
前記監視部は、
前記第1異常および前記第2異常に関連する異常の情報を階層的に規定するテーブルを保存する記憶部を有し、
前記処理部は、
前記テーブルに基づき、前記第1被疑箇所または前記第2被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記10または付記12に記載の情報処理装置。
前記監視部は、
前記第1異常に関連する異常の情報を階層的に規定する第1テーブルと前記第2異常に関連する異常の情報を階層的に規定する第2テーブルとを保存する記憶部を有し、
前記処理部は、
前記第1テーブルに規定された上位階層の異常から順に前記保持部を検索し、前記第1被疑箇所を特定し、
前記第2テーブルに規定された上位階層の異常から順に前記保持部を検索し、前記第2被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、付記12に記載の情報処理装置。
デバイスと、第1電源ユニットと、前記第1電源ユニットからの電源を変換して前記デバイスに供給する第2電源ユニットとを監視するプロセッサに、
前記第1電源ユニットで検出された第1異常と前記第2電源ユニットまたは前記デバイスで検出された第2異常とを保持する保持部が前記第1異常を保持している場合、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
処理を実行させることを特徴とする監視プログラム。
前記保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマとしての機能を、前記プロセッサに実行させるとともに、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動し、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
処理を、前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記15に記載の監視プログラム。
前記保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマとしての機能と、
前記保持部が前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から前記処理部へ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部としての機能とを、前記プロセッサに実行させるとともに、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動するとともに、前記切換部により前記送信動作を抑止状態に切り換え、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
処理を、前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記15に記載の監視プログラム。
前記タイマが前記所定期間を計時した時点で前記第1被疑箇所が未特定の場合、前記保持部に保持されている前記第2異常を検索し、検索された前記第2異常を発生させた第2被疑箇所を特定してから、前記切換部により前記送信動作を許可状態に切り換える一方、
前記タイマが前記所定期間を計時した時点で前記第1被疑箇所が特定されている場合、前記第2被疑箇所の特定を行なうことなく、前記切換部により前記送信動作を許可状態に切り換える
処理を、前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記17に記載の監視プログラム。
前記第1異常に関連する異常の情報を階層的に規定する第1テーブルに規定された上位階層の異常から順に前記保持部を検索し、前記第1被疑箇所を特定し、
前記第2異常に関連する異常の情報を階層的に規定する第2テーブルに規定された上位階層の異常から順に前記保持部を検索し、前記第2被疑箇所を特定する
処理を、前記プロセッサに実行させることを特徴とする、付記18に記載の監視プログラム。
デバイスと、第1電源ユニットと、前記第1電源ユニットからの電源を変換して前記デバイスに供給する第2電源ユニットとを、プロセッサにより監視する監視方法であって、
前記プロセッサが、前記第1電源ユニットで検出された第1異常と前記第2電源ユニットまたは前記デバイスで検出された第2異常とを保持する保持部が前記第1異常を保持している場合、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする監視方法。
1 交流電源
2,2′ AC−DC変換ユニット(第1電源ユニット)
3,3−1,3−2 DC−DC変換ユニット(第2電源ユニット)
4,4−1,4−2 デバイス
10,10A〜10D 監視装置(監視部)
20,20A〜20D 保持部
21 異常保持レジスタ
21a〜21j,21a′,21b′ ビット
22a,22a′,22b,22b−1,22b−2,24,27,28 論理和回路
23 要因保持レジスタ
23a,23a′,23b,23b−1,23b−2 ビット
25 異常検出信号送出有効/無効設定レジスタ(切換部)
26 論理積回路
30,30A〜30C 処理部(監視処理部)
30D 処理部(監視処理部,汎用MPU)
31 被疑箇所特定タイマ(タイマ)
40,40A〜40D RAM(記憶部)
41 ログ領域
42 テーブル領域
T1〜TN 階層テーブル
T10 要因テーブル(第1テーブル)
T21〜T2N 要因テーブル(第2テーブル)
Claims (7)
- デバイスと、第1電源ユニットと、前記第1電源ユニットからの電源を変換して前記デバイスに供給する第2電源ユニットとを監視する監視装置であって、
前記第1電源ユニットで検出された第1異常と前記第2電源ユニットまたは前記デバイスで検出された第2異常とを保持する保持部と、
前記保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマと、
処理部と、
前記保持部が前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から前記処理部へ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部とを有し、
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動するとともに、前記切換部により前記送信動作を抑止状態に切り換え、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする監視装置。 - 前記処理部は、
前記タイマが前記所定期間を計時した時点で前記第1被疑箇所が未特定の場合、前記保持部に保持されている前記第2異常を検索し、検索された前記第2異常を発生させた第2被疑箇所を特定してから、前記切換部により前記送信動作を許可状態に切り換える一方、
前記タイマが前記所定期間を計時した時点で前記第1被疑箇所が特定されている場合、前記第2被疑箇所の特定を行なうことなく、前記切換部により前記送信動作を許可状態に切り換える
ことを特徴とする、請求項1に記載の監視装置。 - 前記第1異常および前記第2異常に関連する異常の情報を階層的に規定するテーブルを保存する記憶部を有し、
前記処理部は、
前記テーブルに基づき、前記第1被疑箇所または前記第2被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、請求項2に記載の監視装置。 - 前記第1異常に関連する異常の情報を階層的に規定する第1テーブルと前記第2異常に関連する異常の情報を階層的に規定する第2テーブルとを保存する記憶部を有し、
前記処理部は、
前記第1テーブルに規定された上位階層の異常から順に前記保持部を検索し、前記第1被疑箇所を特定し、
前記第2テーブルに規定された上位階層の異常から順に前記保持部を検索し、前記第2被疑箇所を特定する
ことを特徴とする、請求項2に記載の監視装置。 - デバイスと、
第1電源ユニットと、
前記第1電源ユニットからの電源を変換して前記デバイスに供給する第2電源ユニットと、
前記デバイス,前記第1電源ユニットおよび前記第2電源ユニットを監視する監視部とを有し、
前記監視部は、
前記第1電源ユニットで検出された第1異常と前記第2電源ユニットまたは前記デバイスで検出された第2異常とを保持する保持部と、
前記保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマと、
処理部と、
前記保持部が前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から前記処理部へ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部とを有し、
前記処理部は、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動するとともに、前記切換部により前記送信動作を抑止状態に切り換え、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする情報処理装置。 - デバイスと、第1電源ユニットと、前記第1電源ユニットからの電源を変換して前記デバイスに供給する第2電源ユニットとを監視するプロセッサに、
前記第1電源ユニットで検出された第1異常と前記第2電源ユニットまたは前記デバイスで検出された第2異常とを保持する保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマとしての機能と、
前記保持部が前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から前記プロセッサへ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部としての機能とを実行させるとともに、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動するとともに、前記切換部により前記送信動作を抑止状態に切り換え、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
処理を、前記プロセッサに実行させることを特徴とする監視プログラム。 - デバイスと、第1電源ユニットと、前記第1電源ユニットからの電源を変換して前記デバイスに供給する第2電源ユニットとを、プロセッサにより監視する監視方法であって、
前記プロセッサが、
前記第1電源ユニットで検出された第1異常と前記第2電源ユニットまたは前記デバイスで検出された第2異常とを保持する保持部が一の異常を保持してから当該一の異常に関連する異常を前記保持部に保持するまでに要すると推定される所定期間を計時するタイマ、および前記保持部が前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から前記プロセッサへ送信する送信動作の許可状態/抑止状態を切り換える切換部、として機能するとともに、
前記保持部が前記第1異常または前記第2異常を保持したことを示す信号を前記保持部から受信すると、前記タイマを起動するとともに、前記切換部により前記送信動作を抑止状態に切り換え、
前記タイマが起動されてから前記所定期間を計時するまで、前記第2異常よりも優先的に前記第1異常を発生させた第1被疑箇所を特定する
ことを特徴とする監視方法。
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