JP6034088B2 - Anti-finger structure in door body - Google Patents
Anti-finger structure in door body Download PDFInfo
- Publication number
- JP6034088B2 JP6034088B2 JP2012172831A JP2012172831A JP6034088B2 JP 6034088 B2 JP6034088 B2 JP 6034088B2 JP 2012172831 A JP2012172831 A JP 2012172831A JP 2012172831 A JP2012172831 A JP 2012172831A JP 6034088 B2 JP6034088 B2 JP 6034088B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- door body
- piece
- projecting
- edge member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明は、トイレブース等のパネル体により仕切られたスペースを開閉するドア体における指詰め防止構造の技術分野に属するものである。 The present invention belongs to the technical field of a finger padding prevention structure in a door body that opens and closes a space partitioned by a panel body such as a toilet booth.
一般に、公共施設等のトイレブースのように、広いスペースを躯体側に固定される躯体側部材で仕切る一方、各仕切られた空間を構成する躯体側部材に出入り口部を開設し、該出入り口部にドア体を開閉自在に設けて、複数の開閉自在なブースを形成するようにしたものがある。このようなものにおいて、躯体側部材とドア体とをそれぞれパネル体で構成し、ドア体戸尻側(吊元側)端部の上下端面のドア厚方向中心部を、ヒンジピンを介して揺動自在に軸支する所謂中心吊りのものとすると、ドア体を開放させたとき、該ドア体の戸尻側の端面と躯体側部材の端面とのあいだに大きな間隙が形成され、該間隙に指等が差し込まれ、この状態でドア体が閉鎖されると指等が挟み込まれてしまう(所謂指詰めされてしまう)という問題がある。
そこでこの防止対策として、ドア体の吊り元側の側端部を、ドア体の吊り中心を中心とする凸円弧状のエッジ部材で覆う一方、躯体側部材の側端面を、同じくドア体の吊り中心を中心とする凹円弧状のエッジ部材で覆うことで、ドア体が開閉されても前記指詰めをするような大きな間隙が生じないようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
In general, like a toilet booth in a public facility, etc., a large space is partitioned by a housing side member fixed to the housing side, and an entrance / exit portion is opened in the housing side member constituting each partitioned space. There are doors that can be freely opened and closed to form a plurality of freely openable booths. In such a thing, the frame side member and the door body are each constituted by a panel body, and the door thickness direction center part of the upper and lower end surfaces of the door body door bottom side (hanging side) end is swung through a hinge pin. When the door body is opened, a large gap is formed between the door butt side end surface of the door body and the frame side member end surface. When the door body is closed in this state, there is a problem that a finger or the like is pinched (so-called finger stuffing).
Therefore, as a preventive measure, the side end of the door body on the suspending side is covered with a convex arc-shaped edge member centering on the suspension center of the door body, while the side end surface of the housing side member is similarly suspended. It is known that a large gap is formed so as to close the fingers even when the door body is opened and closed by covering with a concave arc-shaped edge member centered on the center (for example, Patent Document 1). reference).
ところで前記特許文献1のものは、躯体側エッジ部材は、特に室外側端部先端が躯体側部材の内外面に対し内外方向(ドア厚方向)に突出する肉厚状態でドア体側エッジ部材と対向するものであるため、エッジ部材同士の隙間を狭くして指詰めを防止するには、ドア体側エッジ部材はこれに対応すべく大径のものとならざるを得ず、この結果、ドア体側エッジ部材がドア体の内外面に対して大きく突出したものとなってしまい外観性を損なうといった問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
By the way, the thing of the said
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、出入り口部に開閉自在に設けられるドア体6を、該ドア体戸尻側端部の上下面のドア厚方向中心部を吊り中心として揺動自在に枢支する中心吊り方式にすると共に、ドア体戸尻側端部に対向する躯体側部材の端部に設けられる躯体側エッジ部材からドア体側に向けて突出した突出片と、ドア体が開閉揺動する過程で該突出片に対向するようドア体戸尻側端部に組付けたドア体側エッジ部材に設けられ、前記吊り中心を中心とする凸円弧状片との吊り中心を通る径線上の対向間隔を狭くして指詰め防止をするように構成してなるドア体において、前記突出片の突出位置を、前記吊り中心位置、対向間隔Xおよび突出片の突出先端左右方向位置を同じに設定した状態でドア体のドア面位置よりもドア厚方向内側になるよう設定して、凸円弧状片の吊り中心位置からの半径を、突出片の突出位置をドア体のドア面位置とした場合よりも小径にすると共に、前記凸円弧状片の戸先側端部からは、ドア体が全開姿勢になる前位置から全開姿勢に至るまでの過程で突出片との対向間隔を狭くして指詰め防止をするための爪部が戸先側に向けて延出形成されていることを特徴とするドア体における指詰め防止構造である。
請求項2の発明は、爪部は、ドア体が全開姿勢になったとき突出片先端対向位置未満までの延出となっている請求項1記載のドア体における指詰め防止構造である。
請求項3の発明は、爪部は、ドア体が全開姿勢になったとき突出片先端対向位置以上の延出となっている請求項1記載のドア体における指詰め防止構造である。
The present invention was created with the object of solving these problems in view of the above circumstances, and the invention of
The invention according to
The invention according to
請求項1〜3の発明とすることにより、ドア体からの突出量が小さい外観性のよい指詰め防止構造を有するものでありながら、ドア体を全閉姿勢から全開姿勢に変姿する全ての開閉工程において、ドア体の戸尻側端部における指詰め防止を図ることができる。
By having the invention according to
以下、本発明の第一の実施の形態について、図面に基づいて説明する。尚、内外(室内外)、前後、表裏、左右等の方向性は、本実施の形態を説明するため用いた図面をもとに便宜上方向付けたものであって、これに限定されるものではないことは言うまでもない。
図面において、1は広い空間を構成する左右方向を向く躯体壁面に沿い、所定間隙を存して配される複数の正面パネル体であって、これら正面パネル体1は、下端面に設けられた巾木2を介して床面に固定されている。そして、各正面パネル体1には、前後方向を向く仕切りパネル体3の一端面(手前側面)がそれぞれ突き当てられ、ビス4により固定されており、該仕切りパネル体3の他端側面(奥側面、後側面)は、左右方向を向く躯体壁面に突き当てられ、ビス4を用いて固定されており、これらによって、左右方向に長いスペースが仕切りパネル体3によって仕切られて躯体壁面に沿って複数のブースBが並列状に形成されている。そして、これら各パネル体1、3が本発明の躯体側部材に相当している。また、各正面パネル体1は、金属材で形成された長尺状の笠木5により上端面が一体的に固定されており、該笠木5を躯体側に一体的に固定することにより、正面パネル体1上部の躯体への固定がなされている。
なお、各パネル体1、3は、内外一対(前後一対、表裏一対)のパネル面1a、3aのあいだにコア材1b、3bを介装して構成されており、本実施の形態では、同一材質のパネル材によって構成されている。
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The directions such as inside / outside (indoor / outdoor), front / rear, front / back, left / right, etc., are oriented for convenience based on the drawings used to describe the present embodiment, and are not limited thereto. It goes without saying that there is nothing.
In the drawings,
In addition, each
そして、隣接する正面パネル体1同士の間には所定の間隙が形成されており、該間隙が各ブースBの出入り口部となり、これら出入り口部に各ブースBを開閉するためのドア体6が開閉自在に設けられている。
前記ドア体6は、本実施の形態では各パネル体1、3と同一材質のパネル材を用いて構成されており、内外一対のドア面6aとコア材6bとを備えて構成され、正面パネル体1のパネル厚とドア体6のドア厚は同じものに設定されている。そして、図1において、ドア体6の戸尻側端部における上下両端面部のドア厚方向中心部に、笠木5に基端部が支持されるヒンジピン7の下方を向く先端部と、正面パネル体1側に基端部が支持されるヒンジピン7の上方を向く先端部とを、それぞれ上下方向外方から嵌入支持させることにより、ドア体6は正面パネル体1に対して中心吊り状態で揺動自在に枢支されている。このドア体6は、ヒンジピン7の枢支部位であり、吊持部となる戸尻(吊り元)側部位を支点(吊り中心O)として揺動し、内外ドア面6aが正面パネル体1の内外パネル面1aと略面一となる閉鎖状態からドア体6をブースB内側に押しやることで出入り口部を開放状態に変姿するように構成されている。そして、ドア体6の閉鎖状態では、ドア体6の戸先側端部(左端部)6c、戸尻側端部(右端部)6dに対し正面パネル体1の右端部1d、左端部1cとがそれぞれ対向する位置関係となるように構成されている。
A predetermined gap is formed between adjacent
In the present embodiment, the
前記ドア体6の上部には、ブースB内側面の左右方向中間部に、フック8aが一体形成された戸当たり8が設けられており、ドア体6の全開放時に該戸当たり8が仕切りパネル体3に当接するように設けることでドア体6のこれ以上の開放作動が規制されることになって、ドア体6と仕切りパネル体3の保護を図るように構成されている。
ドア体6の上部のブースB内側面には、さらに、ドア体6の上端部から上方に突出するストッパ部材9が設けられており、該ストッパ部材9は、図2(B)に示すように、ドア体6の閉鎖状態において、ブースBの内側から笠木5に当接することにより、ドア体6が外方(室外側)に開放する外開きを規制するように設定されている。
At the upper part of the
A stopper member 9 that protrudes upward from the upper end of the
そして、ドア体6の戸先側端部6cには、ドア体用戸先側エッジ部材10が上下方向略全長に亘って一体的に止着され、該戸先側端部6cに対向する正面パネル体1の右端部1dには、正面パネル体用右エッジ部材11が上下方向略全長に亘って一体的に止着されている。一方、ドア体6の戸尻側である戸尻側端部6dには、ドア体用戸尻側エッジ部材12が上下方向略全長に亘って一体的に止着され、該戸尻側端部6dに対向する正面パネル体1の左端部1cには、正面パネル体用左エッジ部材13が上下方向略全長に亘って一体的に止着されている。そして、これらエッジ部材10、11、12、13によって、ドア体の戸先側、戸尻側においての指詰め防止構造が達成できるように構成されている。
なお、本実施の形態において各エッジ部材10、11、12、13は何れもアルミ型材によって構成されている。
And the door body
In the present embodiment, each of the
まず、図4に示すように、エッジ部材10、11によって構成されるドア体6の戸先(戸先側端部6c)側の指詰め防止構造について説明する。
前記ドア体用戸先側エッジ部材10は、ドア体6のドア面6aに直交し、ドア体6の戸先側端部(図4の左端部)6cに突き当てられる本体14と、該本体14に保持される凸円弧状の緩衝体15とで構成されている。
前記本体14は、ドア体戸先側端部6cに突き当てられる平板状の基端部14aと、該戸先側端部6cの全長に亘ってドア面6aに沿うように、該基端部14aの内外端から戸尻方向に延出形成される一対の支持片14bと、正面パネル体1側に突出形成され、緩衝体15を保持する一対の第一保持片14cと、該第一保持片14cよりもドア厚方向中心側に突出形成され、緩衝体15を係合保持する一対の第二保持片14dとで構成され、そして本体14は、基端部14aのパネル厚方向中心部位をビス14eで固定することで、ドア体戸先側端部6cに止着されている。
緩衝体15は、円弧状部15aと、該円弧状部15aの内外端部から延出形成され、前記第一保持片14cにパネル厚方向外側から当接される一対の第一保持受け片15bと、前記第二保持片14dにパネル厚方向中心側から当接される一対の第二保持受け片15cとで構成されているが、一対の第一保持受け片15b同士の外幅は、ドア体6のドア厚と略同一となるように設定されており、これによってドア体用戸先側エッジ部材10は、一対の内外支持片14bのみがドア体6の肉厚に対して厚み方向に膨出した肉厚構造になっている。
そして、本体14の第一、第二保持片14c、14dに緩衝体15の第一、第二保持受け片15b、15cをそれぞれ当接させる状態で、第二保持片14dと第二保持受け片15cとにそれぞれ形成される凹凸嵌合部14f、15d同士を無理嵌め嵌合することで本体14と緩衝体15とが抜止め状態となって一体化され、これによってドア体6の戸先側にドア体用戸先側エッジ部材10が配設される。
First, as shown in FIG. 4, a finger padding prevention structure on the door tip (door tip
The door body
The
The
Then, the
一方、前記ドア体用戸先側エッジ部材10に対向する正面パネル体用右エッジ部材11は、正面パネル体1のパネル面1aに直交し、ドア体6の戸先側端に対向する右端部1dに突き当てられる本体16と、該本体16に保持される凹状の緩衝体17とで構成されている。
本実施の形態において前記本体16は、ドア体用戸先側エッジ部材10の本体14と同一部材のものを、内外方向に反転させて用いたものであって、基端部16a、支持片16b、第一保持片16c、第二保持片16dで構成され、基端部16aのパネル厚方向中心部をビス16eで固定することで、正面パネル体1の右端部1dに止着されている。そして、このように本体14、16を同一部材のものとすることで、部材の兼用化を図ることができるように構成されている。
緩衝体17は、凹状部17aと、該凹状部17aの内外端部から延出形成され、前記第一保持片16cに内外方向外側から保持される一対の第一保持受け片17bと、前記第二保持片16dに中心側から保持される一対の第二保持受け片17cとで構成されているが、一対の第一保持受け片17b同士の外幅は、正面パネル体1のパネル厚と略同一となるように設定されており、これによって正面パネル体用右エッジ部材11は、一対の内外支持片16bのみがパネル体1の肉厚に対して厚み方向に膨出した肉厚構造になっている。
そして、本体16の第一、第二保持片16c、16dに緩衝体17の第一、第二保持受け片17b、17cをそれぞれ当接させる状態で、第二保持片16dと第二保持受け片17cとにそれぞれ形成される凹嵌合部16fと凸嵌合部17d同士を無理嵌め嵌合することで本体16と緩衝体17とが抜止め状態となって一体化され、これによって正面パネル体1の右端部1dに正面パネル体用右エッジ部材11が配設される。
そして、このようにドア体用戸先側エッジ部材10と正面パネル体用右エッジ部材11とを備えて構成することで、ドア体6の戸先側端部と正面パネル体右端部1dとの室内側(ドア体6の開放側)での間隙を狭くすることができて、該戸先側における指詰めを防止することができる。
On the other hand, the
In the present embodiment, the
The
Then, the
And by comprising the door body
次に、図5(A)に示す戸尻側のエッジ部材12、13の構造について説明し、該エッジ部材12、13による指詰め防止構造の関係についてはその後に説明する。
まず、ドア体用戸尻側エッジ部材12は、ドア体6のドア面6aに直交し、ドア体6の戸尻側端部(図5(A)の右端部)6dに突き当てられ、該戸尻側端部6dを覆う凸円弧状をした本体18と、該本体18に係止されるカバー体19とで構成されている。
前記本体18は、ドア体戸尻側端部6dに突き当てられる平板状の基端部18aと、ドア体6の吊り中心Oを円弧中心とし、該基端部18aの内外端からそれぞれ左右方向(戸先側、戸尻側方向)に凸円弧状に延出する内外一対の凸円弧状片18bと、該一対の凸円弧状片18bの戸尻側端のあいだに形成される間隙18cと、一対の凸円弧状片18bの戸尻側端から戸先部側に向けて延出形成される保持片18dと、凸円弧状片18bの戸先側端から延出形成される爪部18eとで構成されていて、基端部18aのパネル厚方向中心部をビス18fで固定することでドア体戸尻側端部6dに止着されている。
カバー体19は、前記凸円弧状片18bと同一円周となる凸円弧状部19aと、該凸円弧状部19aの内外端部から延出形成され、前記保持片18dにパネル厚方向内側から当接される一対の保持受け片19bとで構成されている。
そして、カバー体19の保持受け片19bを、本体18の保持片18dに当接させる状態で間隙18cに挿入し、保持片18dと保持受け片19bに形成される凹嵌合部19cとを無理嵌め嵌合することで本体18とカバー体19とが抜止め状態となって一体化されることになるが、この状態では、前記本体18側の内外の凸円弧状片18bとカバー体19の凸円弧状部19aとはドア体6の吊り中心Oを中心とする円弧となって一連状に連続するようになっており、このようにすることでドア体6の戸尻側端部6dにドア体用戸尻側エッジ部材12が配設される。
Next, the structure of the door edge
First, the door body
The
The
Then, the holding
一方、前記ドア体用戸尻側エッジ部材12に対向する正面パネル体用左エッジ部材13は、正面パネル体1のパネル面1aに直交し、左端部1cに突き当てられる平板状の基端部13aと、該左端部1cの全長に亘ってパネル面1aに沿うように、該基端部13aの内外端から延出形成される一対の支持片13bと、正面パネル体1のパネル厚よりも内外方向内側に位置してドア体6側に向けて突出形成される一対の突出片13cとで構成されていて、基端部13aのパネル厚方向中心部をビス13dで正面パネル体左端部1cに止着することで、正面パネル体1の左端部1cに正面パネル体用左エッジ部材13が配設されるが、突出片13cが正面パネル体1のパネル厚よりも内外方向内側位置にてドア体6側に突出しているため、正面パネル体1のパネル面1aから肉厚状に突出するものは内外一対の支持片13bのみとなるよう設定されている。
On the other hand, the front panel body left
このように構成されるドア体用戸尻側エッジ部材12、正面パネル体用左エッジ部材13において、該正面パネル体用左エッジ部材13の一対の突出片13c、13cは、正面パネル体1(ドア体6)のパネル面1a、1aよりもパネル厚方向中心側に幅Lだけ偏倚した状態でドア体6側に向けて突出している。
図5(B)は本実施の形態の比較例であって、突出片13c’が正面パネル体1の内外パネル面1a、1aと同じ位置としたものである。
そして、図5(A)に示す本実施の形態の吊り中心位置O、ドア体用戸尻側エッジ部材12の凸円弧状片18b、19aと突出片13c、13cの対向間隙Xおよび突出片13cの突出先端左右方向位置と、図5(B)の吊り中心位置O‘、ドア体用戸尻側エッジ部材12’の凸円弧状片12a’と突出片13c’の対向間隔Xおよび突出片13c‘の突出先端左右方向位置とを同じに設定した比較例の場合について、凸円弧状片同士の半径を比較した場合に、本実施の形態のドア体用戸尻側エッジ部材12の凸円弧状片18b、19aの半径Rは、前記比較例の凸円弧状片12a’の半径Sに比して小さく(R<S)できるようになっており、これによって本発明が実施されたドア体用戸尻側エッジ部材12のドア面6aからの膨出量Yを、比較例のドア体用戸尻側エッジ部材12’のドア面6aからの膨出量Zよりも小さく設定(Y<Z)できるようにしている。
In the door body
FIG. 5B is a comparative example of the present embodiment, in which the protruding
Then, the suspension center position O of the present embodiment shown in FIG. 5 (A), the convex arc-shaped
さらに前記凸円弧状片18bの戸先側端は、前記半径Rを維持する状態でドア面6aに当接する直前までとし、ここから前記爪部18eがドア面6aに対して平行状態で戸先側に向けて延設されているが、該爪部18eは、突出片13cがドア面6aに当接する直前位置でドア面6a側に向けて折曲してドア面6aに当接するように構成されている。そしてこの爪部18eはドア体6の全開付近での指詰め防止をするものである。前述したように、突出片13c、13cをドア体6のドア面6a、6aよりもパネル厚方向中心側に幅Lだけ偏倚させることで、ドア体用戸尻側エッジ部材12の凸円弧状片18b、19aの半径Rを小さくできるように設定しているが、凸円弧状片18bを、前記半径Rをそのまま維持する状態でドア体6のドア面6aに当接させた構成にすると、ドア体6が全開する少し前位置(図6(B)破線状態参照)で突出片13cに対向する凸円弧状片18bがなくなることになって、突出片13cとドア面6aとの対向間隔が広くなり、指詰めの可能性がある。そこでこのものでは、凸円弧状片18bの戸先側端から、ドア体6が全開して突出片13cがドア面6aに当接するか近接対向する位置よりも少し戸尻側に位置する位置まで爪部18eを延出形成するようにして対向間隔を狭めて指詰め防止を図っている。
Furthermore, the door-end side end of the convex arc-shaped
なお、20はドア体6を施錠するための錠装置であって、該錠装置20は、ドア体6のブースB内側面の戸先側部位における上下方向中間部位に位置し、ドア体6に対して左右方向スライド移動自在に設けられるストライカー20aと、正面パネル体1の左側端部に位置して設けられ、該ストライカー20aのスライド移動に基づいて係脱する受け部材20bとにより構成されている。
叙述の如く構成されたものでは、正面パネル体用左エッジ部材13の一対の突出片13c、13cは、正面パネル体1(ドア体6)のパネル面1a、1aよりもドア厚方向内側になるよう、パネル厚方向中心側に幅Lだけ偏倚した状態でドア体6側に向けて突出しており、これによって、ドア体用戸尻側エッジ部材12の凸円弧状片18b、19aと突出片13c、13cとの対向間隙を指詰め防止するべく間隔Xに設定したとき、ドア体用戸尻側エッジ部材12の凸円弧状片18b、19aの半径Rを可及的に小さくすることができるため、凸円弧状片18b、19aを、吊り中心Oから半径Rの円弧として指詰め防止ができるものでありながら、ドア体6のドア面6aからの膨出量Yが小さいものになって外観性のよいものとすることができる。
In the structure configured as described, the pair of protruding
そして前述したように、ドア体6を全閉姿勢から開放する際に、ドア体用戸尻側エッジ部材12の凸円弧状片18b、19aと突出片13c、13cとの対向間隙Xを保ったまま開放されていくため、指詰め防止を図ることができるものであるが、凸円弧状片18bの半径Rを小さいものにしているため、このままであるとドア体6が全開する少し前位置に至ると、突出片13cは凸円弧状片18bとの対向がなくなってドア面6aと対向する(図6(B)の破線状態参照)ことになって、両者の対向間隔が広いものになって指詰めの可能性がでてくるが、このものでは凸円弧状片18bの戸先側端から戸先側に向けて爪部18eを延出形成し、これによって全開するまでのあいだ、突出片13cとの対向間隔を狭いものとして指詰め防止を図っている。
この結果、ドア体用戸尻側エッジ部材12の凸円弧状片18b、19aの半径Rを小さくしたものでありながら、全閉姿勢から全開姿勢に至る全ての開閉工程で、指詰めを防止することができることになる。
As described above, when the
As a result, finger padding is prevented in all opening / closing steps from the fully closed position to the fully open position, while the radius R of the convex arc-shaped
因みに中心吊り方式のドア体において、前記実施の形態のように、ドア体6が内外一方にのみ開放するものであれば、指詰め防止構造は開放側にのみ設ければ足り、このものについては、後述する第二の実施の形態として説明するが、前記本実施の形態の凸円弧状片が内外両側にある構成としたときには、中心吊り式のドア体が内外両開きをする構成としたものにおいて内外両側での指詰め防止が図れることになり、さらにまた内外勝手違いに開放するものにおいて何れにも兼用することができるという利便性がある。
By the way, in the center-suspended door body, if the
また本発明は、図7に示す第二、第三の実施の形態のようにすることもできる。尚、第二、第三の実施の形態において、第一の実施の形態と同じものについては、同じ名称、同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
まず、図7(A)に示す第二の実施の形態のものは、ドア体6が図7(A)における室内側(図面における上方側)にのみ開放するものであることを前提とし、ドア体用戸尻側エッジ部材21が本体22と、カバー体19とで構成されている。
そして該本体22は、基端部22aと、室内側の凸円弧状片22bと、室外側の凸円弧状片22cと、該凸円弧状片22b、22cの戸尻側端から基端部22a側に向けて延出形成される保持片22dと、該凸円弧状片22b、22cの戸先側端から延出形成される爪部22e、22fとで構成され、ネジ22gを介してドア体6に固定されている。このものは室内側の凸円弧状片22b、爪部22eは前記第一の実施の形態のものと同様に形成されているが、室外側の凸円弧状片22cについては基端部22aから戸尻側に延出するだけにして戸先側には延出しない短いものとし、そして基端部22a(室外側凸円弧状片22c)の室外側端から戸先側に向けて爪部22fを突出形成したものであり、このように構成することでドア体6は、室外側の戸尻側端部にはドア面6aから膨出する凸円弧状片のないものとなって外観性のよいものにできる。
尚このものでは、内開きのものを外開きにするには、ドア体用戸尻側エッジ部材21を天地逆にして取り付ければよく、前もって設計図等で確認して組み立てれば問題になることはない。
Further, the present invention can be implemented as in the second and third embodiments shown in FIG. In the second and third embodiments, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same names and the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
First, the second embodiment shown in FIG. 7 (A) is based on the premise that the
The
In this case, in order to change the inside opening to the outside, the door body
さらに、図7(B)に示す第三の実施の形態のものは、ドア体用戸尻側エッジ部材23に設けられる本体24の爪部24aを、前記第一の実施の形態のものよりも戸先側に向けて長いものとしたもので、このようにした場合には、ドア体6を全開した場合に、正面パネル体用左エッジ部材13の突出片13cの先端が爪部24aに対向するようにしたものである。
そしてこのようにすることで、更なる指詰め防止効果を発揮することができるだけでなく、ドア体6が全開した場合に、該ドア体6のドア面6aが該突出片13cにあたって傷が付いてしまうようなことを防ぐことができる。
Further, in the third embodiment shown in FIG. 7 (B), the
And by doing in this way, not only can the effect of preventing further finger filling be exhibited, but when the
本発明は、トイレブース等のパネル体により仕切られたスペースを開閉するドア体の戸尻側端部における指詰め防止構造の技術分野に利用することができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used in the technical field of a finger padding prevention structure at a door bottom side end portion of a door body that opens and closes a space partitioned by a panel body such as a toilet booth.
1 正面パネル体
6 ドア体
6a ドア面
12 ドア体用戸尻側エッジ部材
13 正面パネル体用左側エッジ部材
13c 突出片
18 本体
18b 凸円弧状片
18e 爪部
O 吊り中心
R 半径
X 対向間隔
DESCRIPTION OF
Claims (3)
ドア体戸尻側端部に対向する躯体側部材の端部に設けられる躯体側エッジ部材からドア体側に向けて突出した突出片と、ドア体が開閉揺動する過程で該突出片に対向するようドア体戸尻側端部に組付けたドア体側エッジ部材に設けられ、前記吊り中心を中心とする凸円弧状片との吊り中心を通る径線上の対向間隔を狭くして指詰め防止をするように構成してなるドア体において、
前記突出片の突出位置を、前記吊り中心位置、対向間隔Xおよび突出片の突出先端左右方向位置を同じに設定した状態でドア体のドア面位置よりもドア厚方向内側になるよう設定して、凸円弧状片の吊り中心位置からの半径を、突出片の突出位置をドア体のドア面位置とした場合よりも小径にすると共に、
前記凸円弧状片の戸先側端部からは、ドア体が全開姿勢になる前位置から全開姿勢に至るまでの過程で突出片との対向間隔を狭くして指詰め防止をするための爪部が戸先側に向けて延出形成されていることを特徴とするドア体における指詰め防止構造。 The door member 6 provided openably in entrance section, while the center-suspension type swingably pivoted about hanging door thickness direction center portion of the upper and lower surfaces of the door body door trailing end,
A projecting piece projecting toward the door body side from the housing-side edge member provided at the end of the housing-side member facing the door body-side end, and facing the projecting piece in the process of opening and closing and swinging the door body It is provided on the door body side edge member assembled to the door body door butt side end, and narrows the facing distance on the radial line passing through the suspension center with the convex arcuate piece centering on the suspension center to prevent finger filling. In the door body configured to
The projecting position of the projecting piece is set to be inside the door thickness direction with respect to the door surface position of the door body in a state where the suspension center position, the facing interval X, and the projecting tip projecting tip lateral direction position are set the same. The radius from the suspension center position of the convex arc-shaped piece is made smaller than the case where the protruding position of the protruding piece is the door surface position of the door body,
From the door end side end of the convex arc-shaped piece, a nail for preventing finger jamming by narrowing the facing distance from the protruding piece in the process from the position before the door body is fully opened to the fully open position A finger padding prevention structure in a door body, characterized in that the portion extends toward the door end side.
The fingernail prevention structure for a door body according to claim 1, wherein the claw portion extends beyond the position opposite to the tip of the protruding piece when the door body is in a fully open position.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012172831A JP6034088B2 (en) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | Anti-finger structure in door body |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012172831A JP6034088B2 (en) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | Anti-finger structure in door body |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014031648A JP2014031648A (en) | 2014-02-20 |
JP6034088B2 true JP6034088B2 (en) | 2016-11-30 |
Family
ID=50281686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012172831A Active JP6034088B2 (en) | 2012-08-03 | 2012-08-03 | Anti-finger structure in door body |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6034088B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018088957A1 (en) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | Choo Siong Lim | Mounting assembly for door or window and door or window assembly employing same |
TWI646250B (en) * | 2017-12-27 | 2019-01-01 | 松之門控設備股份有限公司 | Anti-pinch door for improved safety |
KR102110479B1 (en) * | 2018-09-21 | 2020-05-13 | 장용운 | Door system |
JP7229808B2 (en) * | 2019-02-25 | 2023-02-28 | Bxティアール株式会社 | door device |
CN111173400B (en) * | 2019-12-31 | 2021-11-05 | 滁州职业技术学院 | Anti-pinch automatic door |
KR102247576B1 (en) * | 2020-06-02 | 2021-05-04 | 주식회사 네이첸 | A device that prevents your hand pinching between the door frame and the door |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09273361A (en) * | 1996-04-08 | 1997-10-21 | Tajima Metaruwaaku Kk | Hinged door for entrance/exit |
JP4804089B2 (en) * | 2005-09-29 | 2011-10-26 | ベニックス株式会社 | Finger pinching prevention structure in door body |
JP2008014002A (en) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Nbs:Kk | Swing door |
-
2012
- 2012-08-03 JP JP2012172831A patent/JP6034088B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014031648A (en) | 2014-02-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6034088B2 (en) | Anti-finger structure in door body | |
JP4804089B2 (en) | Finger pinching prevention structure in door body | |
JP2008008015A (en) | Hidden hinge | |
KR200396859Y1 (en) | Sliding security window | |
JP5182027B2 (en) | Entrance door structure | |
JP5019510B2 (en) | Door handle structure for push-pull lock | |
JP6838914B2 (en) | door | |
JP2011106098A (en) | Door structure | |
JP2010031464A (en) | Edge structure of door | |
KR20110052625A (en) | Door assembly | |
JP3114072U (en) | Rack door plate structure | |
JP6744828B2 (en) | Joinery | |
JP6713835B2 (en) | Orido | |
JP3196930U (en) | Edge structure of partition device | |
JP6955727B2 (en) | Folding door anti-vibration bracket | |
KR200410180Y1 (en) | pivot hinge for safety door | |
JP2016003543A (en) | Swing type door unit | |
KR101104392B1 (en) | a hinge structure of luggage door | |
JP6732585B2 (en) | Joinery | |
JP2023020375A (en) | Door body support structure for panel body | |
KR200462175Y1 (en) | Folding doors hinge | |
JP2020002609A (en) | Panel device | |
JP2021021298A (en) | Fitting | |
JP2022016073A (en) | Mounting structure of hinged door in partition | |
JP2020070656A (en) | Fireproof structure of sliding door device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160316 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160331 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160526 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161020 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6034088 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |