JP6033676B2 - ソフトシール仕切弁 - Google Patents
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Description
全面ゴムライニングによりゴムシール材を弁体に取付けたソフトシール仕切弁として、例えば、特許文献1におけるソフトシール弁が開示されている。このソフトシール弁では弁体の弁箱内流路側に全面ゴムライニングが施されている。
一方、部分ゴムライニングによりゴムシール材を弁体に取付けたソフトシール仕切弁として、例えば、特許文献2のソフトシール弁が開示されている。このソフトシール弁では、弁体の基材にゴム製の弁体シート部がライニングされ、この基材の外表面の弁体シート部で囲まれた部分に弾性材がライニングされていない非ライニング部が設けられている。
さらに、本願出願人はこのようなソフトシール仕切弁として、特願2011−151768を提案している。このソフトシール仕切弁は、弁体の母材の上流側面と下流側面の上方円弧部位と下方端部位に設けたゴム固着部にゴムライニングを施して弁体シール部と止水部とによる部分ライニングを設けたものである。このソフトシール仕切弁では、止水部側に樹脂製又は硬質ゴム製のストッパ部を設け、このストッパ部を弁箱の止水面に圧接させている。
特許文献2の部分ゴムライニングのソフトシール仕切弁は、ゴムの使用量を減らすことは可能にはなるが、ゴムシートを弁体に密着させて装着させることが難しい構造であることから、加硫接着によってゴムと母材とを固定させる必要があった。
また、特許文献1や特許文献2のような弁体シール部を直接弁箱シート部に当接させて止水する構造のソフトシール弁は、ゴム弁座を圧縮するときに操作力の増加が緩慢になり、弁体締切り完了時の手応えが分かりにくくなる。そのため、特に小口径のバルブでは、弁体の過剰な締付けによって弁箱等の部品が破損したり、弁棒とめねじこまとの螺着部分が焼付いて操作不能になるおそれがあり、弁体シール部の消耗や破損も生じやすい。この対策として、組付け用のボルトの強度を強くしたり、ボルトが飛び出さない構造に設けることも可能ではあるが、この場合、部品点数が増加したり構造が複雑化することになる。
しかしながら、このソフトシール弁では、ストッパ部が母材の下方側から嵌め込まれた仮着状態でこのストッパ部を部分ゴムライニングで母材に一体化しているため、ストッパ部とゴムとの間に隙間が生じてゴムが剥離しやすくなったり、ストッパ部が外れるおそれがあった。
弁棒4は、図示しないハンドルにより手動で回動操作されるが、この弁棒4を図示しない電動アクチュエータ等により自動操作で操作してもよい。
さらに、段部面15のゴムは、バルブ全閉時に内側に膨らんだ場合でも、弁棒4と干渉しない位置になっている。
このような部分ゴムライニング構造で弁体1を設けていることで、例えば、日本水道協会の規格による水道用ソフトシール仕切弁(JWWA B 120)の耐久試験で、弁体の全開、全閉作動を500回以上繰り返したとしても、弁体シール部31や止水部32が抜け出したりシール性の悪化により漏れを生じたりすることを回避でき、長期に渡ってソフトシール仕切弁としての止水性能を維持できる。
図12、図13に示すように、この実施形態におけるソフトシール弁では、母材10のゴム固定部16の上方円弧部位側に加えて、下方端部位においても中央貫通穴17が形成され、この中央貫通穴17も上方円弧部位側と同様に、母材10の弁棒挿入穴12に貫通するように形成される。このように、中央貫通穴17は、下方端部位にも設けられていてもよく。さらに、上方円弧部位、下方端部位の双方に設ける以外にも、これらのうちの少なくとも何れか一方に設けられていてもよい。
図示しないが、下方端部位側においても、上方円弧部位側と同様に、中央貫通穴17の内側のゴム厚をより厚くすることが望ましい。
この実施形態におけるソフトシール弁では、弁体1の下方端部位側において、中央貫通穴17に加えてこの中央貫通穴17に近接して両側に貫通穴18が形成されている。これらの貫通孔18は、上記した上部側の貫通穴18と同様にその数や形状を任意に設定することが可能であり、母材10に対して左右対称に設けることが望ましい。
2 弁箱
5 流路
6 弁座部
7 止水面
10 母材
12 弁棒挿入穴
13 上流側面
14 下流側面
16 ゴム固定部
17 中央貫通穴
20 ガイド面
31 弁体シール部
32 止水部
36 ストッパ部
40 ガイド部
65 食い切り部
66 バリ部
80 貫通孔
Claims (5)
- 弁箱内に流路に対して交叉方向に昇降動する弁体で前記弁箱内に設けた弁座部と止水面とをシールして前記弁箱の流路を開閉するソフトシール仕切弁において、前記弁体には、弁体の母材にゴムライニングが施された状態で前記弁座部にシールする弁体シール部と、前記止水面に圧接シールする止水部と、この止水部が前記止水面に当接する際に前記弁体の締め過ぎを規制するために前記止水部に設けられたストッパ部とが備えられ、このストッパ部には、一体又は別体に設けられたガイド部を有し、前記弁箱に設けられたガイド面に前記ガイド部が案内可能に設けられたことを特徴とするソフトシール仕切弁。
- 前記ガイド部が前記ガイド面側に突設され、前記ガイド部を前記弁体の昇降動時に前記ガイド面に対して当接させた請求項1に記載のソフトシール仕切弁。
- 前記弁体の母材の上流側面と下流側面の上方円弧部位にゴム固定部を設け、このゴム固定部には、前記母材の弁棒挿入穴に貫通する中央貫通穴が備えられ、かつ、この中央貫通穴を介してゴムライニングを施した状態で前記母材に一体成形された前記弁体シール部を有した請求項1又は2に記載のソフトシール仕切弁。
- 前記母材の下方端部位には、複数個形成した貫通部と前記ストッパ部に貫通した貫通孔とを備え、かつ、この貫通部と貫通孔を介してゴムライニングを施した状態で前記母材に一体成形した前記止水部と前記ストッパ部とを有した請求項1乃至3の何れか1項に記載のソフトシール仕切弁。
- 前記弁体シール部及び止水部の前記母材との表面境界側の周縁部に、厚さがより薄い食い切り部を介してバリ部かつゴムライニング状態で一体に設けられた請求項1乃至4の何れか1項に記載のソフトシール仕切弁。
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2012
- 2012-12-28 JP JP2012288974A patent/JP6033676B2/ja active Active
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