JP6031290B2 - 包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、上端が開口する合成樹脂の袋を開口して所謂部品を袋詰めする包装機に関する。
従来の包装機は、特許文献1および特許文献2に示すものが公知となっている。まず、特許文献1には、樹脂材からなる袋を多数重ねて貯留できる貯留部と、前記袋の中央付近を吸着可能な吸着手段と、この吸着手段を搭載した移載手段と、前記袋の上部を開口する開口手段と、開口した前記袋の内部に所謂部品を案内する投入シュートとから構成される包装機が開示されている。また、前記袋は、透明の材質からなる薄いシートを折りたたみ長方形に形取られ、その一辺のみが開口するように底部と側部とがすでに熱溶着されて構成される。この袋は多数重ねられており、その開口部分が全て上方を向くように前記貯留部に貯留されている。前記貯留部はコ字型に成形されており、コ字の開口部が上方を向くように配される一方、コ字の底部には、前記袋の長方形よりも若干小さな面積からなる抜き穴が形成されている。前記吸着手段は、前記袋を吸着する吸着部材を備えており、前後および左右方向に移動可能な移載手段に装着されている。前記移載手段は、前記吸着手段を左右方向に往復移動可能な第1移載手段と、前記吸着手段を前後方向に往復移動可能な第2移載手段とから構成されており、前記吸着手段を所定の位置へ移動できる。前記開口手段は、拡開・縮閉可能な対向する2つの狭持部材を具備しており、これら狭持部材には、前記袋を吸着する一対の吸盤および一瞬の通電により高熱を発する熱線がそれぞれ配され、前記袋の開口および前記袋を狭持して熱溶着可能に構成される。次に従来の包装機の作用について説明する。従来の包装機は、前記吸着手段が前記移載手段により前方へ移載され、前記吸着部材が前記貯留部に貯留された袋を前記抜き穴から1枚吸着する。この後、前記移載手段の駆動によって前記吸着手段が後退し、続いて前記袋を吸着したまま拡開状態の前記開口手段へ水平に搬送する。搬送されると前記吸着手段が前進するため、前記開口手段が縮閉して前記袋を狭持するとともに前記吸盤によって前記袋の上部を両面から吸着する。この吸着が完了すると前記吸着手段が後退するとともに前記狭持部材の片側が後退し前記袋の上端を開口する。その後、開口した袋内に前記部品が投入されると、前記開口手段が狭持部材を縮閉して袋の上部を狭持するとともに、前記熱線により狭持した袋の上部を熱溶着して前記部品の袋詰めが完了する。
特許文献2に開示された包装機は、空気を吸引可能な一対の吸盤をそれぞれの待機位置から最接近位置まで移動して袋の両面を吸着して狭持した後、前記吸盤がそれぞれ離反する方向へ移動して前記袋の開口を行うように構成されている。また、この包装機の作用は、前記吸盤がそれぞれ前記最接近位置から前記待機位置まで移動する過程において、それぞれの吸盤が前記最接近位置から中間位置まで移動した後、中間位置で一旦停止しこの中間位置から前記待機位置までそれぞれ後退する。このように、前記吸盤は、それぞれ離反する方向へ後退させることで前記袋の開口を行う。
また、特許文献1および特許文献2に記載の吸盤は、1台の真空発生源に接続されており、この真空発生源の作動を受けて前記袋を吸着可能に構成されている。さらに、前記吸盤の袋吸着能力は、前記真空発生源の真空発生能力に左右されるものであるため、吸盤の袋吸着能力は、吸盤の劣化あるいは吸盤から真空発生源の真空経路の詰まり等がなければ、毎回の袋吸着時においてほぼ一定である。
特願2012-33321号公報 特開2010-168053号公報
しかしながら、開口前の前記袋は、特許文献2に記載の通り、その開口部に生じている静電気の大きさの違いにより袋が開口しやすいものや開口しにくいものがあり、この袋の開口部の密着力の大きさは、同じ材質からなる袋であっても袋毎に異なり一定するものではない。このため、前記吸盤の袋吸着能力よりも袋の前記密着力が大きければ、対向する吸盤にそれぞれ吸着された前記袋が開口されることなく、片方の吸盤から袋が引き離され他方の吸盤にその袋が開口されないまま吸着されている。このように、開口できなかった前記袋は、所謂部品の投入を行わないまま外部へ排出等されるため、従来の包装機は、時間当たりにおける袋への前記部品の投入回数が減少する問題があった。また、袋毎に生じる静電気の大きさが異なっていても、それぞれの袋を1回の開口動作でより多い枚数開口するには、それぞれの前記吸盤が離反方向へ移動する速度をできる限り遅く設定することが考えられる。しかしながら、従来の包装機は、前記吸盤の復帰時における移動速度を遅く設定すると袋の開口する確率が向上するものの、全ての袋の開口時間が長くなるため、連続的な袋詰め作業においては、作業効率が悪い問題もあった。
本発明は上記課題に鑑みて創成されたものであり、1度の開口動作で開口できない袋であっても複数回開口動作を行うことで袋の開口する確率を向上し、袋の外部排出を減少させて所謂部品の袋詰めの作業効率を向上できる包装機の提供を目的とする。この目的を達成するために、本発明は、向かい合う一対の吸盤を備えた開口手段と、前記吸盤のエア吸引力を検出する吸引検出手段と、前記開口手段の前記吸盤を離反あるいは狭持する方向へ移載する直進駆動源と、この直進駆動源の駆動を制御し前記吸引検出手段の信号に基づき袋の開口を判断する制御手段とを備えた包装機において、前記制御手段は、前記袋の開口動作の完了回数をカウントする演算部と、カウントした前記完了回数の記憶および前記直進駆動源の駆動速度を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された各条件に基づき前記直進駆動源を駆動制御する制御部とから構成し、前記袋の開口動作後に前記吸引検出手段の信号に基づき前記袋の開口がなされていないと判断すれば、再度前記直進駆動源に駆動指令を与え前記開口手段を縮閉・拡開して前記開口動作を所定の回数繰り返し行い、前記駆動速度を前記完了回数の増加に伴って順に減少させ前記直進駆動源の復帰する速度を段階的に遅く駆動制御するよう構成したことを特徴とする。
本発明の包装機1は、袋5の開口動作を繰り返し行うことができるため、従来に比べて前記袋5の開口する確率が向上し、外部に排出される前記袋5の数が減少する。つまり、本発明の包装機1は、1つの袋に対する開口の確率が向上するため、時間当たりにおける袋5への前記部品の投入回数が従来に比べて増え、袋詰めにおける作業効率が向上する利点がある。
また、本発明の包装機1は、袋5の密着力が異なる場合であっても、初回の開口動作が高速に行えるため、従来のように全て低速の開口動作を行っていた時に比べて、連続的な袋詰めに掛かる作業時間の短縮が実現できる利点もある。しかも、前記開口動作の繰り返し回数が増加するのに伴って前記直進駆動源25の復帰する速度を段階的に下げているため、上述のような袋5の密着力の違いがあっても1つの袋に対する開口の確率がさらに向上する利点もある。
本発明に係わる一実施例の概略説明図である。 本発明に係わる一実施例の斜視図である。 本発明に係わる袋5を開口手段へ搬送する動作を示す動作説明図である。
以下、図1ないし図3に基づいて、本発明の一実施例を説明する。本発明の包装機1は、樹脂材からなる袋5を多数重ねて貯留できる袋ストッカ10と、この袋ストッカ10から前記袋5を1枚吸着し取り出す取出手段20と、この取出手段20を搭載し水平方向に移動可能な往復移動手段30と、水平方向に搬送した前記袋5の上部を開口する開口手段40と、開口した前記袋5の上方に配され所望部品(図示せず)を下方へ案内する投入シュート65と、前記部品を投入した袋5の上部を溶着する熱線43とを備えてなる。
前記袋5は、透明の材質からなる薄いシートを折りたたみ長方形に形取られ、その一辺のみが開口するように底部と側部とがすでに熱溶着されている。また、この袋5は、多数重ねられており、その開口部分が全て上方を向くように前記袋ストッカ10に貯留されている。
前記袋ストッカ10は、コ字型に成形されており、コ字の開口部が上を向くように配される一方、コ字の底部には、前記袋5の長方形よりも若干小さな面積からなる抜き穴11が形成されている。
前記取出手段20は、後述する往復移動手段30に装着されており、前記袋5を吸着する吸着面を備えた吸盤22と、この吸盤22の上部後方に配された当てボルト24と、この当てボルト24を備えたステー23と、前記吸盤22および前記ステー23をそれぞれ固定した可動ブロック21と、この可動ブロック21を前後方向に往復移動可能な直進駆動源25とから構成される。この直進駆動源25は、後述する制御手段90に接続されており、前記可動ブロック21を予め設定した移動速度かつ所定の移動距離だけ移動できるように構成される。また、前記吸盤22は、その全長に渡って通気穴22aが設けられており、この通気穴22aは、前記可動ブロック21に設けられた接続穴21aに連通するように配され、これら前記通気穴22aおよび前記接続穴21aがエア配管を介して後述する吸引検出手段81aに接続されている。さらに、この吸引検出手段81aは、電磁弁81bに配管接続されており、この電磁弁81bは、真空容器の一例である真空タンク82へ配管接続されている。また、前記吸引検出手段81aおよび前記電磁弁81bは、図1の二点鎖線で示すように前記制御手段90へそれぞれ電気的に接続されて構成される。
前記吸引検出手段81aは、内部にエアを送通可能なエア経路が形成されており、このエア経路内の圧力を表示可能に構成されるとともに、前記エア経路内の圧力値が予め設定した圧力値を下回ると前記エア経路内が真空状態である旨の取出吸着信号を前記制御手段90へ送信可能に構成される。つまり、前記吸盤22による袋5の吸着時において、前記取出吸着信号に基づき前記袋5が良好に吸着されているか否か前記制御手段90によって判断できる。
前記電磁弁81bは、下流と上流とをそれぞれ連通あるいは遮断する2つの内部経路を備えており、前記制御手段90の指令を受けて前記内部経路が切り換えられる。つまり、前記電磁弁81bが作動すると前記真空タンク82および前記通気穴22aが連通あるいは切り離しされるため、連通した場合であれば、前記吸盤22は、その周囲の空気を吸引して前記袋5を吸着できる。
前記真空タンク82は、鋼材で覆われて構成されており、前記吸引検出手段81aと同等の吸引検出手段83および真空ポンプ85がそれぞれ配管接続されてなる。なお、前記吸引検出手段83は、上述の吸引検出手段81aと同様の構造となっている。また、これら吸引検出手段83および真空ポンプ85は、それぞれ前記制御手段90に電気的に接続されており、前記吸引検出手段83の検出した圧力値が所定の圧力値を超えると前記制御手段90へ真空圧不足信号を送る。これにより、前記制御手段90は、前記真空ポンプ85を作動させ、前記真空タンク82内の圧力を所定の真空圧まで下げる。つまり、前記真空タンク82内の真空圧が大きく変動しないように保たれる。
前記真空ポンプ85は、その一例が特願2011−142866および特願2011−208978に記載されており、ここではその詳細についての説明を省略する。
前記往復移動手段30には、板状の可動部31を具備しており、この可動部31に前記取出手段20が積載され固定されている。また、前記可動部31は、水平方向に往復移動可能に構成されており、この往復移動により前記取出手段20を前記袋ストッカ10の正面あるいは後述する開口手段40へ移動可能に構成される。前記往復移動手段30についても前記取出手段20と同様に前記制御手段90に接続されているため、前記可動部31は、水平方向に所定の移動速度および移動距離だけ移載される。
前記開口手段40は、狭持部材である摺動ブロック41と固定ブロック42とを備えており、前記摺動ブロック41には、前記袋5の上部に吸着する摺動パッド41a,41aがそれぞれ所定の間隔で横並びに配されている一方、前記固定ブロック42には、前記摺動パッド41a,41aに対向するように固定パッド42a,42aが配されている。前記摺動ブロック41には、2本のシャフト44,44が取り付けられており、これらシャフト44,44は、前記摺動パッド41a,41aの上方に配されている。前記固定ブロック42には、2本の前記シャフト44,44をそれぞれ挿通したボールブッシュ45,45が固定されており、前記シャフト44,44を連結した板46がシャフト44,44のそれぞれの端面に固定されている。また、この板46は、引っ張りばね47を介して前記固定ブロック42に連結されているため、前記摺動ブロック41は、固定ブロック42から離れる方向に常時付勢されている。つまり、常時は前記摺動バッド41a,41aが前記固定パッド42a,42aから所定の距離を保って離れて拡開しているため、前記吸盤22に吸引された袋5が前記摺動パッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aの隙間へスライドして入り込むことができる。この隙間に前記袋5が侵入した段階では前記取出手段20の前記当てボルト24の端面および前記摺動ブロック41は当接していない位置関係にあり、前記可動ブロック21の前進動作によって前記当てボルト24が摺動ブロック41に当接する。さらに、前記摺動ブロック41が当てボルト24に押されるため、吸盤22に吸着された袋5は、その上部を前記摺動パッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aに狭持される。一方、前記摺動ブロック41の復帰は、前記可動ブロック21の復帰に同期する。これは、上述したように摺動ブロック41が前記引っ張りばね47に付勢されているためであり、前記摺動ブロック41の復帰速度は、前記可動ブロック21の復帰速度とほぼ一致している。なお、前記摺動パッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aは、前記吸盤22と同様に袋5を吸着可能な構造となっており、エア配管を介して後述する吸引検出手段80aに配管接続されている。さらに、この吸引検出手段80aは、電磁弁80bに配管接続されており、この電磁弁80bは、前記真空タンク82へ配管接続されている。また、前記吸引検出手段80aおよび前記電磁弁80bは、前記制御手段90へそれぞれ電気的に接続されて構成される。よって、開口手段40は、前記摺動ブロック41の前後動作および前記摺動パッド41a,41a、前記固定バッド42a,42aのエア吸引によって袋5を開口するよう動作可能に構成される。
前記吸引検出手段80aは、内部にエアを送通可能なエア経路が形成されており、このエア経路内の圧力を表示可能に構成されるとともに、前記エア経路内の圧力値が予め設定した圧力値を下回ると前記エア経路内が真空状態である旨の開口吸着信号を前記制御手段90へ送信可能に構成される。つまり、前記摺動バッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aにより袋5の上部を吸着していれば、前記開口吸着信号が前記制御手段90に送信され、前記開口手段40が一旦狭持した前記袋5を開口しているであろう段階、つまり前記摺動ブロック41が前記固定ブロック42から離れた段階において、前記開口吸着信号の有無を確認することで前記袋5の上部が良好に吸着されているか否かを前記制御手段90により判断できる。
前記電磁弁80bは、下流と上流とをそれぞれ連通あるいは遮断する2つの内部経路を備えており、前記制御手段90の指令を受けて前記内部経路が切り換えられる。つまり、前記電磁弁80bが作動すると前記真空タンク82および前記摺動パッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aが前記真空タンク82と接続あるいは切り離しされるため、連通した場合であれば、前記摺動パッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aは、その周囲の空気をそれぞれ吸引して前記袋5の上部を吸着できる。
前記固定ブロック42には、図2および図3に示すガイド板52が固定されており、前記固定ブロック42から張り出すように配される。このガイド板52は、薄板を曲げて所定の角度傾斜した傾斜面52aが形成されており、この傾斜面52aは、前記摺動ブロック41に向かって前記袋5の搬送経路を狭めるように傾斜している。また、傾斜面52aの端部は、前記固定パッド42a,42aの吸着面よりも若干張り出すように位置しており、ガイド板52は、固定ブロック42の側面を一部覆うように固定ブロック42の裏面にねじ止めされている。このため、前記取出手段20に吸着された袋5の上部が反っていても、この反りが前記ガイド板52の傾斜面52aに沿って修正され、所定の位置まで袋5が搬送できる。
一方、前記摺動ブロック41には、ガイド板51が固定されており、前記摺動ブロック41から張り出すように配される。このガイド板51は、薄板を曲げて所定の角度傾斜した傾斜面51aが形成されており、この傾斜面51aは、前記固定ブロック42に向かって前記袋5の搬送経路を狭めるように傾斜している。また、前記傾斜面51aの端部は、前記摺動パッド41a,41aの吸着面よりも若干張り出すように位置しており、ガイド板51は、摺動ブロック41の側面を一部覆うように摺動ブロック41の裏面にねじ止めされている。このため、袋5の反りがガイド板51側に生じていても、この反りがガイド板51の傾斜面51aに沿って修正され、所定の位置まで袋5が搬送できる。
また、前記袋5の水平方向の搬送経路に沿って延びるように配された固定板60は、前記取出手段20の下方に配されるとともに拡開している前記摺動ブロック41および前記固定ブロック42の隙間に位置するように配される。これにより、前記取出手段20に取り出された袋5の下方が前記往復移動手段30側に大きく反らないように規制されるため、この袋5の上部の反りもより生じにくくなる。
前記投入シュート65は、その全長に渡って前記部品の通過可能な落下穴が形成されており、この落下穴は、その上部が大きく開口している一方、下部に向かって狭くなっている。また、前記投入シュート65は、水平搬送された前記袋5の上端に触れないように袋5の上端よりも若干高い位置に配されている。さらに、この投入シュート65は、昇降方向に動作可能な昇降手段70が連結されており、この昇降手段70の作動を受けて前記投入シュート65の下端は、前述の水平搬送された袋5の上端よりも低い位置で後述する熱線43の位置まで下降する。
前記昇降手段70は、昇降駆動源71と、この昇降駆動源71の作動により昇降する前記投入シュート65が下降したことを検出するセンサ(図示せず)とを備えてなり、前記開口手段40の固定ブロック42から側方に張り出すように配されている。なお、この昇降手段70は、前記投入シュート65を常時は上方で待機するよう構成されている。
前記熱線43は、一瞬の通電により高熱を発するように構成されており、前記開口手段40の前記固定ブロック42に配されている。また、この熱線43の装着面は、前記固定パッド42a,42aの先端位置とほぼ同一面に設定されている。
前記制御手段90は、前記直進駆動源25、前記往復移動手段30、前記昇降駆動源71、前記真空ポンプ85への駆動指令および前記吸引検出手段80a,81a,83の内部経路を切り替える切替指令をそれぞれ発する制御部96と、この制御部96へ電気的に接続された記憶部97および演算部98とからなる。また、前記制御部96は、前記吸引検出手段80a,81a,83から発された前記開口吸着信号、前記取出吸着信号、前記真空圧不足信号のそれぞれを認識可能に構成されており、これら各信号に基づき前記袋5の取出しあるいは開口時のエア漏れおよび前記真空タンク82内の真空圧低下を判断する。また、この制御部96には、前記直進駆動源25および前記往復移動手段30の動作条件(可動ブロック21および可動部31の移動速度、移動距離等)を予め複数記憶可能に構成された記憶部97と、前述した袋5の開口動作の完了回数をカウント可能に構成された演算部98とが接続されており、さらに、前記記憶部97と前記演算部98とが互いに接続されてなる。また、前記完了回数は、前記開口手段40の縮閉から拡開まで開口動作が実行された回数であり、開口動作が実行される度に、前記制御部96は、開口動作が完了した旨の信号を前記演算部98へ送り、これをもって演算部98は、1つの袋5に対する総開口回数を演算して記憶部97に記憶するよう信号を送るように構成される。
前記記憶部97には、1つの袋5に対する開口動作回数を予め設定可能に構成されており、本実施例において、この開口動作回数は、3回に設定されている。また、前記開口動作回数は、1つの袋5に対する最大の回数であり、任意に変更できるものである。なお、この開口動作は、1回の開口動作が完了する度に前記開口吸着信号の有無が確認され、前記袋5を開口できていないと判断すれば、2回目の開口動作が行われ、所定の回数繰り返し行われる。また、前記記憶部97には、前記直進駆動源の後退する速度が複数設定可能であり、本実施例では、1回目の開口動作の前記速度が50mm/秒、2回目の前記速度が30mm/秒、3回目の前記速度が10mm/秒にそれぞれ設定されている。つまり、前記開口動作の回数が増加するのに伴って前記速度が減少するように設定されており、この速度は、使用する袋の種類に応じて任意に変更可能である。
次に、本発明の包装機1の作用について説明する。前記直進駆動源25の作動とともに前記真空ポンプの作動により、前記取出手段20の吸盤22が周囲の空気を引き込みながら前方へ移載する。これにより、前記吸盤22は、前記抜き穴11に進入して前記袋ストッカ10の底の袋5の中央付近に当接するため、前記袋5を吸着して前記直進駆動源25が後退して袋5の取出が完了する。この時、前記袋5の下部は、前記固定板60によって取出手段20側に大きく反らないように規制されている。また、前記固定板60が設置されていない場合であれば、前記袋5は、前記袋ストッカ10側あるいは前記取出手段20側に反る可能性がある。しかし、前記袋5が水平方向に搬送される際、反った袋5は、前記ガイド板51,52の前記傾斜面51a,52aによって反りを修正されながら前記開口手段40に進入して、反った部位が前記摺動ブロック41および前記固定ブロック42の側面に引っ掛からない。つまり、前記吸盤22から前記袋5が引き離されることがないため、搬送中の袋5の落下が低減する。このように、前記開口手段40に前記袋5を搬送した取出手段20は、前記直進駆動源25の作動により前進し、前記当てボルト24が前記摺動ブロック41を押し付けるため、前記摺動ブロック41は、前記固定ブロック42側へ摺動し、前記袋5の上部が挟み込まれる。このとき、前記摺動パッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aのそれぞれの吸着面には負圧が生じているため、前記摺動パッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aに狭持された前記袋5の上部が吸着される。次に、前記直進駆動源25の作動を受けて前記取出手段20が後退するとともに、前記摺動ブロック41が前記引っ張りばね47の付勢を受けて拡開する方向に移動する。なお、前記袋5の上部の吸着状態は、前記摺動パッド41a,41aおよび前記固定パッド42a,42aの吸着面に働く負圧によって判断でき、この負圧の測定は、前記吸引検出手段80aにより行っているため、前記袋5が開口しているか否かの判断ができる。仮に、前記負圧が所定の範囲内で無ければ、前記直進駆動源25が前進し、所定の負圧が得られるまで袋5の開口を行う。また、前記袋5が開口されると、前記昇降手段70の作動を受けて前記投入シュート65が下降し開口した袋5の内部に侵入する。したがって、前記投入シュート65から投入された前記部品は、袋5の外を通過して落下することがないため、確実に前記袋5内に投入される。このように、前記部品が袋5内に所定量投入されると、開口手段40は、前記直進駆動源25の前進により再び袋5を狭持するとともに、前記熱線43の通電によって袋5の上部を熱溶着する。この熱溶着が完了すると、前記直進駆動源25が後退するとともに前記真空ポンプが停止して、袋5の狭持および吸着を解き、袋詰めされた製品が落下して図示しない取出箇所へ排出される。
1 包装機
5 袋
10 袋ストッカ
11 抜き穴
20 取出手段
22 吸盤
25 直進駆動源
30 往復移動手段
40 開口手段
41 狭持部材(摺動ブロック)
41a 摺動パッド
42 狭持部材(固定ブロック)
42a 固定パッド
43 熱線
51 ガイド板
51a 傾斜面
52 ガイド板
52a 傾斜面
60 固定板
65 投入シュート
70 昇降手段
71 昇降駆動源
72 センサ
80a 吸引検出手段
80b 電磁弁
81a 吸引検出手段
81b 電磁弁
82 真空タンク
83 吸引検出手段
85 真空ポンプ
90 制御手段

Claims (1)

  1. 向かい合う一対の吸盤を備えた開口手段と、前記吸盤のエア吸引力を検出する吸引検出手段と、前記開口手段の前記吸盤を離反あるいは狭持する方向へ移載する直進駆動源と、この直進駆動源の駆動を制御し前記吸引検出手段の信号に基づき袋の開口を判断する制御手段とを備えた包装機において、
    前記制御手段は、前記袋の開口動作の完了回数をカウントする演算部と、カウントした前記完了回数の記憶および前記直進駆動源の駆動速度を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された各条件に基づき前記直進駆動源を駆動制御する制御部とから構成し、前記袋の開口動作後に前記吸引検出手段の信号に基づき前記袋の開口がなされていないと判断すれば、再度前記直進駆動源に駆動指令を与え前記開口手段を縮閉・拡開して前記開口動作を所定の回数繰り返し行い、前記駆動速度を前記完了回数の増加に伴って順に減少させ前記直進駆動源の復帰する速度を段階的に遅く駆動制御するよう構成したことを特徴とする包装機。
JP2012167620A 2012-07-27 2012-07-27 包装機 Active JP6031290B2 (ja)

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