JP6029924B2 - 照明システム - Google Patents

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Description

照明装置の電源として太陽電池を用いる照明システムに関し、特に、太陽電池の出力変動に連動して照明装置の照度が変化する自然光追従型の駆動を行う照明システムに関する。
太陽電池の普及に伴って、太陽電池を利用した室内用の照明システムとして、例えば、特許文献1に記載されている自然光追従型LED照明装置が知られている。
この自然光追従型LED照明装置は、太陽電池により発電された電力をそのまま電源として用いることで、屋外の自然光の照度によって変動する出力に連動してその照度が変化するというものである。
そして、この自然光追従型LED照明装置は、特許文献1にも記載されているように、太陽電池だけでなく交流電源にもACアダプタを介して接続されており、太陽電池による発電のない夜間には、交流電源を電源として用いて通常の照明装置として利用できるようになっている。
ところで、太陽電池による発電のない夜間だけでなく、夕方や、屋外で雨が降っているような場合には、太陽電池による発電量が少なくなる。そのため、例えば、日中に室内で読書をするような場合に、太陽電池による電力では照度が不足してしまう、という問題がある。
そのため、特許文献1のように、太陽電池だけなく、交流電源も電源として利用できる照明システムであれば、太陽電池による発電量が少なく、室内の照度が不足する場合には、交流電源側を電源として用いることで、照度の不足を防ぐことができるため、非常に便利である。
特開2011−108494号公報
ところで、特許文献1に記載されている太陽電池と交流電源とを電源に用いる自然光追従型LED照明装置は、交流電源側を電源として使用している場合であっても、LED照明ユニットは常に太陽電池側にも接続されている。
したがって、太陽電池による発電量の少ない夕方や降雨時に交流電源側を電源として用いると、交流電源からACアダプタを介して流れる電流とともに、太陽電池により生じる電流がLED照明ユニットに流れることになる。そして、場合によっては、LED照明ユニットに規定されている最大電流値以上の電流が流れることになり、過電流による故障や破損が生じてしまうおそれがある。
この点について、図面を用いて説明する。図9は、特許文献1に記載されているような従来の照明システム100のブロック図である。照明システム100は、LED管10が太陽電池11からなる第1の電源と接続するとともに、AC−DCコンバータ12と商用電源へつながるプラグ13とで構成される第2の電源に接続する構成となっている。そして、照明システム100は、日中、太陽電池11により発電された電力を電源として用いることで、LED管10の照度が自然光の照度に連動して変化する一方で、日中にLED管10の照度が不足する場合には、例えば、プラグ13を商用電源のコンセントへ接続することにより、商用電源を電源として用いることができる。
しかしながら、このような場合、LED管10には、商用電源を介してAC−DCコンバータ12から安定した電流IDCが供給される一方で、太陽電池11からも電流ISが供給されることになる。なお、ダイオード14aは太陽電池11からの電流ISがAC−DCコンバータ12側へ流れることを防止する逆流防止のためのダイオードであり、ダイオード14bはAC−DCコンバータ12側からの電流IDCが太陽電池11側へ流れることを防止する逆流防止のためのダイオードである。
そして、商用電源側からの電流IDCと太陽電池11側からの電流ISがLED管10へ流れることで、過電流によるLED管10の故障や破損が生じることになる。
そこで、本発明は、太陽電池からなる第1電源を用いて太陽電池の出力に連動して照明装置の照度が変化する自然光追従型駆動と、第2電源を用いて照明装置の照度が一定となる安定照度型駆動とを行うことができる照明システムにおいて、太陽電池からなる第1電源からの電流と、第2電源からの電流とによる照明装置での過電流を防止することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明における照明システムは、照明装置と、太陽電池からなる第1電源と、前記第1の電源と並列に接続された直流の第2電源と、を備え、前記第1電源を用いて前記太陽電池の出力に連動して前記照明装置の照度が変化する自然光追従型駆動と、前記第2電源を用いて前記照明装置の照度が一定となる安定照度型駆動と、
を行うことのできる照明システムであって、前記安定照度型駆動が行われると、前記第2電源から供給される電力を検出する動作検出部と、前記照明装置と前記第1電源との電気的接続を行うスイッチ部と、を備え、前記動作検出部により前記第2電源から供給される電力が検出されると、前記自然光追従型駆動が行われないよう、前記スイッチ部により前記照明装置と前記第1電源との電気的接続を断つことを特徴とする。
このような照明システムによれば、第2電源から供給される電力が検出されると、自然光追従型駆動が行われないよう、スイッチ部により照明装置と第1電源との電気的接続が断たれる。つまり、第1電源による駆動と、第2電源による駆動とが、それぞれ独立して行われることになる。したがって、第1電源からの電流が照明装置に流れることはなく、照明装置での過電流を防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明システムのブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る照明システムの概略回路構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る照明システムにおける自然光追従型駆動の具体例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明システムのブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明システムの動作切替部とモード設定部の概略回路構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明システムの動作判定部のブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明システムの設定部の概略外観図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明システムにおける出力特性の概念図である。 従来の照明システムのブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための照明システムを例示するものであって、本発明をこれらに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも均しく適応し得るものである。
[第1実施形態]
図1、図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る照明システムを説明する。なお、図1は本発明の第1実施形態に係る照明システム1のブロック図であり、図2は照明システム1の概略回路構成図である。なお、図9で示した従来の照明システム100と同一の構成部分に関しては同一の符号を付与している。
第1の実施形態の照明システム1は、従来の照明システム100と同様に、照明装置であるLED管10が第1の電源へ接続されるとともに、第1の電源と並列に接続された第2の電源にも接続されて構成されている。
LED管10は、ガラス製や樹脂製等、透過性のある材料からなる円筒状の部材の内部に、複数のLEDが直列に接続された蛍光管タイプのLED照明装置である。なお、照明装置としては、LED管10の他に、電球タイプのLED照明装置や、有機発光ダイオードと呼ばれる有機EL照明装置等、直流電圧によって駆動される照明装置を用いることができる。
第1の電源は、太陽電池11である。太陽電池11は、一般的によく知られているため詳細な説明は省略するが、光起電力効果を利用して、太陽光の光エネルギーを直接電力に変換するものである。また、太陽電池11にも材質等によって様々なものがあるが、何れの太陽電池を用いても構わない。
そして、照明システム1は、第1の電源として太陽電池11を用い、この太陽電池11から出力された直流電圧を、昇圧装置や定電圧装置等を介さず、LED管10の発光に用いることで、特許文献1にも記載されているように、変動する太陽電池11の出力に連動してLED管10の照度が変化する自然光追従型駆動を行えるようになっている。
この自然光追従型駆動の具体例を図面を用いて説明する。図3は、照明システム1における自然光追従型駆動の具体例を示した概念図である。なお、図3には、建築物である家2の屋根に太陽電池11が取り付けられており、家2の室内の天井に太陽電池11と接続するLED管10が取り付けられている照明システム1が示されている。また、第2の電源等に関しては図示していない。
図3(a)は、晴天の時のLED管10の照度の状況を矢印Lの本数で概念的に示している。晴天の時には太陽電池11からの出力は最大となっており、これに伴いLED管10の照度も最大(矢印Lが4本)となる。一方、図3(b)は、曇りの時のLED管10の照度の状況を矢印Lの本数で示している。曇りの時に太陽電池11からの出力は減少し、これに伴いLED管10の照度も減少(矢印Lが2本)する。また、図3(c)は、雨の時のLED管10の照度の状況を矢印Lの本数で示している。雨の時に太陽電池11からの出力は更に減少し、これに伴いLED管10の照度も更に減少(矢印Lが1本)する。また、図3(d)は、夜の時のLED管10の照度の状況を示しており、夜の場合には太陽電池11での発電がなくなり、自然光追従型駆動の場合、LED管10での発光はなく、照度がゼロ(矢印Lがなし)になる。
そして、この照明システム1を用いて自然光追従型駆動を行うことにより、太陽光の入射が少ない部屋(例えば周囲に高層建築物が存在する家)や、太陽光の入射がない部屋(例えば地下室等)において、屋外の天気や、時間の移り変わりによる太陽光の照度の変化を感じることができる。また、照明システム1を用いて自然光追従型駆動を行っても、商用電源からの電力を必要としないため、照明のための余計な電力消費もない。したがって、誰も居ない場所や、不特定の時間に使用されるような場所(例えば家の廊下や公共施設)で使用しても電気代も不要になる。
一方、第2の電源は、本実施形態において、図示しない商用電源である交流電源と、この交流電源のコンセントへ差し込むためのプラグ13と、交流電圧を直流電圧に変換する変換部であるAC−DCコンバータ12からなる、直流電源である。
そして、照明システム1は、第2の電源として商用電源を用いた直流電圧をLED管10の発光に用いることで、LED管10の照度が一定となる安定照度型駆動を行えるようになっている。この照明システム1を用いて安定照度型駆動を行うことにより、例えば、日中の読書や仕事の際に、自然光追従型駆動によるLED管10の照度では暗過ぎる場合に、LED管10を用いたより明るい照度を得ることができるようになる。また、夜中のような太陽電池11で発電が行われない場合であれば、安定照度型駆動を行うことで、LED管10を通常の室内照明として用いることができる。
以上のように、第1の実施形態の照明システム1は、従来の照明システム100と同様に、照明装置であるLED管10が第1の電源へ接続されるとともに、第1の電源と並列に接続された第2の電源にも接続されて構成されている。そして、図1に示すように、照明システム1は、更に、照明システム1において安定照度型駆動が始動したかどうかを検出するための動作検出部であるAC−DC動作検出部15を含んでいる。また、照明システム1は、LED管10と太陽電池11との間に、LED管10と太陽電池11との電気的接続を行うスイッチ部16を含んでいる。
AC−DC動作検出部15は、AC−DCコンバータ12からLED管10へ電力供給が開始されたことを検出するためのものであり、AC−DCコンバータ12から電力供給が開始されたことによって、照明システム1において安定照度型駆動が始動したことを検出する。
そして、照明システム1は、AC−DCコンバータ12から電力供給が開始されたことを検出すると、スイッチ部16を介して、LED管10と太陽電池11との電気的接続を断ち、太陽電池11で発電された電力がLED管10へ供給できないようになっている。
AC−DC動作検出部15は、具体的には図2に示すように、AC−DCコンバータ12からの電流を制限するための抵抗R1と、ツェナーダイオード15aと、分圧抵抗R2と、NPN型トランジスタQ1を含んで構成されている。
また、スイッチ部16は、具体的には図2に示すように、エミッタ側を太陽電池11の端子側へ接続しコレクタ側をLED管10の端子側へ接続するPNP型トランジスタQ2と、コレクタをQ2のベースと接続し、ベース側をQ1のコレクタと接続するNPN型トランジスタQ3と、バイアス抵抗R3と、電流制限のための抵抗R4と、分圧抵抗R5、太陽電池11からの出力線と、トランジスタQ3のベースとの間に接続された抵抗R6を含んで構成されている。
AC−DC動作検出部15とスイッチ部16の具体的な動作を説明する。まず、照明システム1で自然光追従型駆動が行われている場合(安定照度型駆動は停止しておりAC−DCコンバータ12からの電力供給はない場合)、抵抗R6を流れる電流がトランジスタQ3のベースに流れ、トランジスタQ3がON状態になる。トランジスタQ3がON状態になり、コレクタ電流が流れることで、トランジスタQ2のベースにも電流が流れ、トランジスタQ2がON状態となる。したがって、この時には太陽電池11の発電による電流ISはトランジスタQ2を流れ、LED管10へと流れることになる。この電流ISは、太陽電池11の発電量に応じて変化することになり、太陽電池11を電源とするLED管10は、変化する電流ISの変動に伴ってその照度を変化させることになる。
一方、照明システム1で安定照度型駆動が始動した場合、AC−DCコンバータ12から電力供給が行われることになり、電圧VDCが発生し、LED管10にはAC−DCコンバータ12から電流IDCが供給される。この時、AC−DCコンバータ12からの電力供給により、所定電圧に達したツェナーダイオード15aからトランジスタQ1のベースに電流が流れ、トランジスタQ1がON状態になる。トランジスタQ1がON状態になることで、抵抗R6を流れる電流がトランジスタQ1のコレクタ側へ流れることになり、トランジスタQ3のベースに電流が流れなくなり、トランジスタQ3がOFF状態となる。そして、トランジスタQ3がOFF状態となることで、トランジスタQ2もOFF状態となってしまい、太陽電池11の発電による電流ISは、LED管10へ流れなくなってしまう。
したがって、安定照度型駆動が始動すると、LED管10には、AC−DCコンバータ12から供給される電流IDCのみが流れることになり、太陽電池11側からの電流ISはLED管10へ流れなくなる。そのため、特許文献1のような照明システム100で問題となる、安定照度型駆動の際にLED管10へ太陽電池11からの電流ISが流れ込む過電流によるLED管10の故障や破損は、照明システム1では生じない。
そして、照明システム1で安定照度型駆動が停止すると、AC−DCコンバータ12からの電力供給が停止し、電圧VDCの低下とともに、ツェナーダイオード15aからトランジスタQ1のベースに電流が流れなくなり、トランジスタQ2、Q3がON状態となり、再び太陽電池11からLED管10への電力供給が開始され電流ISが流れることになる。
なお、照明システム1において第2電源を用いた安定照度型駆動を始動する方法としては、例えば、ユーザがプラグ13を交流電源のコンセント差し込むことで安定照度型駆動を始動してもよい。また、AC−DCコンバータ12とプラグ13との間にAC−DCコンバータ12とプラグ13との電気的接続を行うスイッチを設けておき、スイッチをONすることにより安定照度型駆動を始動してもよい。このようにAC−DCコンバータ12とプラグ13との間にスイッチを設けておくことにより、AC−DCコンバータ12での待機電力による無駄な電力消費を防ぐことができる。
また、実施形態1の照明システム1には、照明システム100と同様に、太陽電池11側からの電流ISがAC−DCコンバータ12側へ流れることを防止する逆流防止のためのダイオード14aがLED管10とAC−DCコンバータ12との間に接続されている。また、LED管10とスイッチ部16との間にはダイオード14cが接続されている。このダイオード14cは、AC−DCコンバータ12側からの電流IDCからスイッチ部16を保護するためのものである。なお、電流制限抵抗R9は、自然光追従型駆動において、LED管10へ供給される電流ISを制限するためのものである。
また、実施形態1の照明システム1には、自然光追従型駆動が行われていることを知らせるための追従駆動報知部が設けられている。具体的には、追従駆動報知部は、図2に示すように一方を電流制限抵抗R7を介して太陽電池11側からの出力線に接続し、他方をトランジスタQ3のコレクタに接続した発光ダイオード17である。そして、自然光追従型駆動が行われている間は、発光ダイオード17にも電流が流れ、発光ダイオード17が発光することで、照明システム1を使用するユーザに、自然光追従型駆動が行われていることを視覚的に報知することができる。なお、安定照度型駆動が行われている際には、トランジスタQ3がOFF状態となり発光ダイオード17に電流が流れなくなるため、発光ダイオード17は発光しない。
また、実施形態1の照明システム1には、更に、安定照度型駆動が行われていることを知らせるため安定駆動報知部が設けられている。具体的には、安定駆動報知部は、図2に示すように、一方をAC−DCコンバータ12側からの出力線と電流制限抵抗R8を介して接続し、他方をグランドラインに接続した発光ダイオード18である。そして、安定照度型駆動が始動すると、発光ダイオード18にも電流が流れ、発光ダイオード18が発光することで、ユーザに、安定照度型駆動が行われていることを視覚的に報知することができる。なお、安定照度型駆動が停止している間は、発光ダイオード18に電流が流れなくなるため、発光ダイオード18は発光しない。
このように、追従駆動報知部や安定駆動報知部を設けておくことによって、照明システム1での駆動状況をユーザは簡単に知ることができる。なお、本実施形態においては追従駆動報知部や安定駆動報知部として発光ダイオードを用い、視覚的に報知する方法を用いているが、音声を用いて聴覚的に報知する方法等、他の報知方法でも構わない。
[第2実施形態]
次に、図4を参照して、本発明の第2の実施形態に係る照明システムを説明する。なお、図4は本発明の第2実施形態に係る照明システム1Aのブロック図である。また、第1実施形態に係る照明システム1と同一の構成部分に関しては同一の符号を付与するとともに、その詳細な説明は省略する。
まず、先に述べた第1実施形態の照明システム1には、自然光追従型駆動を行うモード(以下、追従型モード)と、安定照度型駆動を行うモード(以下、安定型モード)がある。そして、通常、照明システム1は追従型モードになっており、ユーザ自らが安定型モードへ設定することにより、安定型モードが始動するようになっている。したがって、先に述べた照明システム1の場合、日中に照度不足を感じたユーザは、ユーザ自らが安定型モードへ設定を変更する必要がある。
また、特許文献1に記載されているような照明システムを用いて、室内の照度不足の際に、交流電源側を電源として用いようとすると、ユーザ自らが交流電源側での駆動を行うよう設定する必要が生じるため、ユーザにとっては非常に煩わしい。特に会社や公共施設のような多くの人間が居る場所で特許文献1のような照明システムを用いると、誰が設定を変更するのか等の問題も生じる。
そこで、第2実施形態の照明システム1Aは、ユーザがわざわざ安定型モードへ設定を変更する必要のない照明システムとなっている。
具体的には、照明システム1Aには、追従型モードと安定型モードの他に、安定照度型駆動の始動と停止を自動的に切替える自動切替え型モードが備わっている。そして、この自動切替え型モードは、図4に示した、太陽電池11の出力を基にして安定照度型駆動の始動と停止の判定を行う動作判定部19と、この動作判定部19の判定により安定照度型駆動の始動と停止を切替える動作切替部20と、により行われる。また、追従型モードと、安定型モードと、自動切替え型モードを備える照明システム1Aには、ユーザの好みに応じてモード設定が行えるよう、モード設定部21が更に備わっている。
次に、この動作判定部19と、動作切替部20と、モード設定部21の詳細について、図面を用いて説明する。図5は、照明システム1Aの動作切替部20とモード設定部21の概略回路構成図である。図6は、照明システム1Aの動作判定部19のブロック図である。
まず、動作切替部20には、プラグ13の電圧線側とつながる端子a1と、中性線側とつながる端子a3が設けられている。また、動作切替部20には、端子a1から伸びる電圧線が途中で電圧線v1とv2に分岐しており、一方の電圧線v1は後述するリレー24を介して端子b1へと接続し、もう一方の電圧線v2は端子b2へと接続している。そして電圧線v1は、更に端子b1からモード設定部21の端子c1へつながっている。また、電圧線v2は、端子b2からモード設定部21の端子c2へつながっている。
モード設定部21には、モードを選択するための二つの切替えスイッチ22、23が設けられている。なお、図7はモード設定部21の概略外観図である。そしてこのようなモード設定部21は、室内の壁等に嵌め込まれて設置されており、ユーザによってスイッチ22、23が操作されることによって、ユーザの好みのモードが設定されることになる。
スイッチ22は、追従型モードを設定するM1と、安定型モードを設定するM2の切替えスイッチである。また、スイッチ23は、安定型モードを設定するM2と自動切替え型モードを設定するM3の切替えスイッチである。
そして、モード設定部21の内部には、スイッチ22のM1に対応する接点22aと、スイッチ22のM2に対応する接点22bが設けられており、また、スイッチ23のM2に対応する接点23aと、スイッチ23のM3に対応する接点23bが設けられている。そして、端子c1を介して電圧線v1は接点23bとつながっており、端子c2を介して電圧線v2は接点23aとつながっている。そして電圧線は、モード設定部21の端子d1からAC−DCコンバータ12へとつながっている。
なお、端子a3から伸びる中性線は、動作切替部20の端子b3からモード設定部21の端子c3へとつながり、モード設定部21の端子d3からAC−DCコンバータ12へとつながっている。
次にモード設定の具体例を説明する。
[追従型モード]
追従型モードは、スイッチ22をM1側へ設定する。この場合、電圧線はスイッチ22で断線状態となる。したがって、交流電源からの電力がプラグ13を介してAC−DCコンバータ12へ供給されることはなく、太陽電池11の電力のみが電源として使用されるため、照明システム1Aは、スイッチ22で設定した追従型モードM1になる。なお、追従型モードでは、スイッチ23の状態がM2、M3の何れに設定されていても構わない。
[安定型モード]
安定型モードは、スイッチ22をM2側へ設定するとともに、スイッチ23をM2側へ設定する。この場合、電圧線v2側を通じて交流電源とAC−DCコンバータ12とが接続することになるので、交流電源からの電力がAC−DCコンバータ12へ常に供給されることになる。
[自動切替え型モード]
自動切替え型モードは、スイッチ22をM2側へ設定するとともに、スイッチ23をM3側へ設定する。この場合、図5、図7に示す通り、電圧線v1側を通じて交流電源とAC−DCコンバータ12とが接続することになる。したがって、動作切替部20において、リレー24のonとoffの状態によって、交流電源とAC−DCコンバータ12との接続(リレー24がon)、非接続(リレー24がoff)が切替ることになる。
交流電源とAC−DCコンバータ12とが接続状態になると照明システム1Aでは、安定照度型駆動が始動することになり、交流電源とAC−DCコンバータ12とが非接続状態になると照明システム1Aでは、安定照度型駆動が停止することになる。そして、この動作切替部20におけるリレー24のonとoffの切替えは、動作判定部19の判定によって行われる。
次に、この動作判定部19の詳細について説明する。動作判定部19では、太陽電池11の出力を基にして、安定照度型駆動の始動と停止の判定が行われる。
つまり、天候が晴天で、太陽電池11の出力が大きい状況であれば、太陽電池11を電源とするLED管10の照度も十分高いので、LED管10を第2の電源を用いて駆動する必要はないが、天候が晴天からくもりや雨に変わり、太陽電池11の出力が減少してくると、太陽電池11の出力の変動に連動するLED管10の照度も下がり、室内の照度不足が発生するおそれがある。したがって、動作判定部19は、太陽電池11の出力の減少時において、出力が所定の基準より低下した場合には、室内の照度不足を防ぐため、安定照度型駆動の始動を判定する。
一方、天候が回復し、太陽電池11の出力が増加してくると、太陽電池11の出力によってLED管10を点灯させたとしても、室内の照度不足は解消される。したがって、動作判定部19は、太陽電池11の出力の増加時において、出力が所定の基準を超えた場合には、安定照度型駆動を行う必要がないため、安定照度型駆動の停止を判定する。
本実施形態における動作判定部19は、具体的には図6のブロック図に示すように、明暗レベル検出部25、切替判定部26、電源部27を含んで構成されている。なお、電源部27は、太陽電池11の出力電圧VSPを降圧して、定電圧Vccを生成するものである。そして、電源部27は、この定電圧Vccを後述するコンパレータ31a、31b等の電源電圧として供給する。この時、電源部27は、商用電源等を用いることなく、太陽電池11の出力によって駆動するため、商用電源等からの余計な電力消費を抑えることができる。
明暗レベル検出部25は、太陽電池11での出力が増加する過程で、安定照度型駆動を停止する基準となる明基準値BHよりも出力が高くなったタイミングを検出する明レベル検出部28と、太陽電池11での出力が減少する過程で、安定照度型駆動を開始する基準となる暗基準値BLよりも出力が低くなったタイミングを検出する暗レベル検出部29と、を含んで構成されている。
より具体的には、明レベル検出部28は、明基準値BHを設定する明暗レベル設定部30と、コンパレータ31aと、波形整形部32aと、を含んで構成されている。また、暗レベル検出部29は、明レベル検出部28と同様に暗基準値BLを設定する明暗レベル設定部30と、コンパレータ31bと、波形整形部32bと、を含んで構成されている。なお、明暗レベル設定部30は、明基準値BHや暗基準値BLとなる基準電圧を設定するものであり、電源部27で出力された定電圧Vccから抵抗分圧によってそれぞれの基準電圧を設定する。また、明基準値BHや暗基準値BLの基準電圧を、例えばディップスイッチによりユーザが調整できるようにしておくことで、任意の値に設定できる構成が好ましい。
また、明暗レベル検出部25は、太陽電池11の出力に連動して照度が変化する判定用照明装置である判定用LED管33を更に備えている。この判定用LED管33は、LED管10と並列につながっており、太陽電池11のみを電源として駆動する。したがって、判定用LED管33は、常に自然光追従型駆動になっており、太陽電池11の出力に連動して照度も変化する。なお、判定用LED管33に代えて、LED管10と同様の特性を持ったダイオードに置き換えることも可能である。また、判定用LED管33に代えて、抵抗を用いることも可能だが、その際には太陽電池11の出力がLED管10を駆動するのに十分であるか否かを正確に判定することは非常に難しい。
そして、この判定用LED管33を流れる電流ISPを用いてコンパレータ31aとコンパレータ31bでの比較を行う。具体的には、コンパレータ31aは、電流検出抵抗R7の電圧と、明暗レベル設定部30で設定された明基準値BHとを比較し、明基準値BHよりも大きくなればHiを出力する。コンパレータ31bも、電流検出抵抗R7の電圧と、明暗レベル設定部30で設定された暗基準値BLとを比較し、暗基準値BLよりも大きくなれば、Hiを出力する。
この点に関して、図8の出力特性概念図を用いて説明する。図8は、照明システム1Aにおける一日の時間経過に伴って変化する各出力の特性を概念的に示したものである。図8の最上段には、一日における天候の変化等を示しており、期間Aは夜の時間帯、期間Bは朝の時間帯、期間Cは晴れの時間帯、期間Dは曇りの時間帯、期間Eは雨の時間帯、期間Fは曇りの時間帯、期間Gは快晴の時間帯、期間Hは夕方の時間帯、期間Iは夜の時間帯、を示している。
図8のVSPには、期間A〜Iにおいて、太陽電池11での発電により生じた電圧の、出力変化を示している。期間Bにおいて日の出に伴いVSPは徐々に増加していく。そして、天候が悪化する期間Dの曇りから期間Eの雨に向かってVSPは徐々に減少していく。そして、天候が回復する期間Fの曇りから期間Gの快晴に向かって、またVSPは増加していく。そして、期間Hにおいて夕方、日の沈みに伴いVSPは徐々に減少し、期間Iの夜には、VSPは0となる。
図8のVccには、電源部27で出力される定電圧を示している。動作判定部19に設けられた電源部27では、太陽電池11での発電が開始されると、それに伴い、定電圧Vccを出力する。
図8のISPには、VSPに対応して、判定用LED管33を流れる電流の、期間A〜Iにおける出力変化を示している。ISPは、VSPと略同様の出力特性となる。そして、コンパレータ31aで明基準値BHとの比較が行われ、明基準値BHよりもISPが大きくなれば、コンパレータ31aはHiを出力する。また、コンパレータ31bで暗基準値BLとの比較が行われ、ISPが暗基準値BLよりも大きくなれば、コンパレータ31bはHiを出力する。
そして、明レベル検出部28は、太陽電池11での出力が増加する過程で、明基準値BHよりも高くなったタイミングを検出するため(図8におけるBH1、BH2のタイミング)、コンパレータ31aの出力をもとに波形整形部32aで、BH1とBH2のタイミングでパルス信号を出力し、このパルス信号を切替判定部26を構成するフィリップフロップ34のセットSへ入力する。なお、このパルス信号の出力は、波形整形部32aを構成する微分回路で、コンパレータ31aの出力が変化する立上がりと立下りを検出し、ダイオードを用いて立ち上がり側だけを出力し、波形整形することにより行っている。
一方、暗レベル検出部29は、太陽電池11での出力が減少する過程で、暗基準値BLよりも低くなったタイミングを検出するため(図8におけるBL1、BL2のタイミング)、コンパレータ31bの出力をもとに波形整形部32bで、BL1とBL2のタイミングでパルス信号を出力し、このパルス信号を切替判定部26を構成するフィリップフロップ34のリセットRへ入力する。なお、このパルス信号の出力は、波形整形部32bを構成する微分回路で、コンパレータ31bの出力が変化する立上がりと立下りを検出し、ダイオードを用いて立ち下がり側だけを出力し、波形整形することにより行っている。
そして、明暗レベル検出部25からの出力をもとにして、切替判定部26で安定照度型駆動の始動と停止の判定が行われる。切替判定部は、上記したフリップフロップ34と、リレー駆動部35を含んで構成されている。
フリップフロップ34は、図8に示すようにセットSにパルス信号が入力すると、出力QでHighレベル信号を出力し、リセットRに入力があるまでその出力を維持する。そして、リセットRにパルス信号が入力すると、出力QでLowレベル信号を出力し、次にセットSに入力があるまでその出力を維持する。
リレー駆動部35では、図8のリレー接点NCで示すように、フリップフロップ34の出力QがHighレベル信号だと、動作切替部20のリレー24を駆動し、リレー24のリレー接点NCをoff側に接続し、一方、フリップフロップ34の出力QがLowレベル信号だと、リレー24のリレー接点NCをon側に接続する。
つまり、図8に示すように動作判定部19では、明暗レベル検出部25において、太陽電池11での出力が増加する過程で、明基準値BHよりも出力が高くなるタイミング(BH1とBH2)を検出すると、切替判定部26において、動作切替部20のリレー24をonする信号が出力される。そして、図5、図8に示すように、リレー24がonすると、リレー接点NCがoffされ、交流電源とAC−DCコンバータ12とは非接続状態となり、照明システム1Aでは、安定照度型駆動が停止状態となる。したがって、照明システム1Aでは、自然光追従型駆動が行われることになる。
一方、図8に示すように動作判定部19では、明暗レベル検出部25において、太陽電池11での出力が減少する過程で、暗基準値BLよりも出力が低くなるタイミング(BL1とBL2)を検出すると、切替判定部26において、動作切替部20のリレー24をoffする信号が出力される。そして、図5、図8に示すように、リレー24がoffすると、リレー接点NCがonされ、交流電源とAC−DCコンバータ12とは接続状態となり、照明システム1Aでは、安定照度型駆動が始動状態となる。
したがって、照明システム1Aでは、安定照度型駆動が始動し、AC−DCコンバータ12から、LED管10へ電極供給が行われることになる。そして、照明システム1と同様に、照明システム1Aは、AC−DC動作検出部15で、LED管10へ電力供給が開始されたことを検出し、スイッチ部16を介して、LED管10と太陽電池11との電気的接続を断ち、太陽電池11で発電された電力がLED管10へ供給できないようになっている。そのため、LED管10には、AC−DCコンバータ12から供給される電流IDCのみが流れることになり、太陽電池11側からの電流ISはLED管10へ流れなくなるため、過電流によるLED管10の故障や破損が、照明システム1Aで生じることはない。
なお、明基準値BHと暗基準値BLは、同じ値でも構わないが、本実施形態のように異なる値を用いた方が好ましい。明基準値BHと暗基準値BLを同じ値にしておくと、太陽電池11の出力が基準値を挟んで頻繁に変動した時に、自然光追従型駆動と安定照度型駆動とが頻繁に切り替わることになり、LED管10の照度が頻繁に変化してしまい、ユーザに不快感が生じることになるからである。
また、照明システム1AではLED管10が一つだけであったが、照明装置であるLED管10が複数あっても構わない。この場合に、太陽電池11からの電力供給は限られているため、照明装置が増えるとその分、動作判定部19で検出される電流が減ることになる。電流が減ると、動作判定部19では安定照度型駆動の始動を判定する。そして安定照度型駆動に切替ると、今度はLED管10で太陽電池11からの電力が消費されないため、太陽電池11からの電力供給が増えることになり、動作判定部19では安定照度型駆動の停止を判定し、自然光追従型駆動に変わってしまう。そしてまた、LED管10での電力消費が増え、動作判定部19での電流が減ることになり、安定照度型駆動の始動が判定される。このように、特に照明装置の数が増えるほど、安定照度型駆動の始動と停止の判定が繰り返される状況になりやすくなるので、明基準値BHと暗基準値BLは、異なる値を用いて、所謂ヒステリシスに制御した方が好ましい。
また、LED管10を複数用いる場合、LED管10毎に、モード設定部21を設けておき、LED管10毎にモード設定が行えるようにしておくのがよい。
また、第2の電源として、商用電源である交流電源と、プラグ13と、交流電圧を直流電圧に変換するAC−DCコンバータ12と、からなる直流電源を用いているが、第2の電源は、安定照度型駆動が行えるものであれば、他の構成であってもよく、例えば蓄電池からなるものでも構わない。
以上のように、照明システム1Aは、照明装置と、太陽電池からなる第1電源と、前記第1電源と並列に接続された第2電源と、を備え、前記第1電源を用いて前記太陽電池の出力に連動して前記照明装置の照度が変化する自然光追従型駆動と、前記第2の電源を用いて前記照明装置の照度が一定となる安定照度型駆動と、を行うことのできる照明システムであって、前記太陽電池の出力を基にして、前記安定照度型駆動の始動と停止の判定を行う動作判定部と、前記動作判定部の判定により、前記安定照度型駆動の始動と停止を切替える動作切替部と、を備えることを特徴としている。
したがって、動作判定部で、安定照度型駆動の始動と停止の判定が行われ、その判定により動作切替部で安定照度型駆動の始動と停止が行われることになるので、自然光追従型駆動での照度不足が生じた際に、ユーザ自らが安定照度型駆動への切替えを行う必要がない。つまり、照明システムでは自動的に自然光追従型駆動と安定照度型駆動の切替えが行われる。
更に、照明システム1Aは、前記動作判定部は、出力の増加時において、前記安定照度型駆動を停止する基準となる明基準値より高いか低いかを検出する明レベル検出部と、前記出力の減少時において、前記安定照度型駆動を始動する基準となる暗基準値より高いか低いかを検出する暗レベル検出部と、前記明レベル検出部と前記暗レベル検出部からの出力に基づいて前記安定照度型駆動の始動と停止を判定する切替判定部と、を備えており、前記明基準値と前記暗基準値とは異なる値であることを特徴としている。
したがって、安定照度型駆動の始動と停止とで基準値が異なるので、頻繁な切替えによる照度のちらつきを防止することができる。
更に、照明システム1Aは、前記動作判定部は、前記第1電源を用いて前記太陽電池の出力に連動して照度が照度が変化する判定用照明装置を備え、前記判定用照明装置へ流れる電流をもとにして、前記明レベル検出部と前記暗レベル検出部における検出を行うことを特徴としている。
したがって、この判定用照明装置を常時自然光追従型駆動の照明装置として、例えばインテリア用の照明等に利用することができる。
更に、照明システム1Aは、前記自然光追従型駆動を行う追従型モードと、前記安定照度型駆動を行う安定型モードと、前記動作判定部と前記動作切替部により前記安定照度型駆動の始動と停止を切替える自動切替え型モードの、何れかに設定できるモード設定部を備えることを特徴としている。
したがって、ユーザは、設定部によって好みのモードに設定することができる。
更に、照明システム1Aは、前記安定照度型駆動が行われると、前記自然光追従型駆動が行われないよう、前記照明装置と前記第1電源との電気的接続を断つスイッチ部と、を備えることを特徴としている。
したがって、第2電源を用いて駆動している際に、第1電源からの電流が照明装置に流れ込むことはないので、照明装置での過電流を防止することができる。
そして、このような照明システム1Aは、例えば、オフィスの照明システムや、公共施設の照明システムとして利用すると、日中は太陽電池11による出力により室内を照らすので、電気代が不要となり、また省エネにもなる。また、自動切替え型モードに設定しておけば、日中、くもりや雨で太陽電池11の出力が低下した場合に、自動的に安定照度型駆動になるので、わざわざ誰かが切替える必要もないため非常に便利である。
なお、実施形態1、実施形態2において、AC−DC動作検出部15の構成としてツェナーダイオード15a等を用いたものを示したが、このような構成以外に、例えばコンパレータ等を用いてAC−DCコンバータ12から電力供給が開始されたことを検出するような構成でも構わない。コンパレータを用いることにより、ツェナーダイオードに比べばらつきの少ない検出が可能となる。また、実施形態2において、動作切替部20の構成としてリレー24を用いたものを示したが、例えば、半導体スイッチを用いる等、他の構成でも構わない。
1、1A 照明システム
10 LED管
11 太陽電池
12 AC−DCコンバータ
15 AC−DC動作検出部
16 スイッチ部
19 動作判定部
20 動作切替部
21 モード設定部

Claims (5)

  1. 照明装置と、
    太陽電池からなる第1電源と、
    前記第1の電源と並列に接続された直流の第2電源と、を備え、
    前記第1電源を用いて前記太陽電池の出力に連動して前記照明装置の照度が変化する自然光追従型駆動と、
    前記第2電源を用いて前記照明装置の照度が一定となる安定照度型駆動と、
    を行うことのできる照明システムであって、
    前記安定照度型駆動が行われると、前記第2電源から供給される電力を検出する動作検出部と、
    前記照明装置と前記第1電源との電気的接続を行うスイッチ部と、を備え、
    前記動作検出部により前記第2電源から供給される電力が検出されると、前記自然光追従型駆動が行われないよう、前記スイッチ部により前記照明装置と前記第1電源との電気的接続を断つことを特徴とする照明システム。
  2. 前記第2電源は、
    交流電源と、交流電圧を直流電圧に変換する変換部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記交流電源と前記変換部との間に、前記自然光追従型駆動と、前記安定照度型駆動の何れかを設定できる設定部を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の照明システム。
  4. 前記太陽電池の出力をもとにして、前記自然光追従型駆動と前記安定照度型駆動とが切替ることを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  5. 前記自然光追従型駆動が行われていることを知らせる追従駆動報知部と、
    前記安定照度型駆動が行われていることを知らせる安定駆動報知部と、を更に備えることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の照明システム。
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