JP6029809B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、電波を用いた無線リモコンと通信を行う無線通信手段(無線モジュール)の室内機側の配置構成に関する。
従来、リモコンと電波を介して通信を行う空気調和機として、図9に示すものが開示されている。
図9(a)は室内機が部屋の左側に設置された図(以下、左側設置)、図9(b)は部屋の右側に設置された図(以下、右側設置)、図9(c)は無線リモコン85である。
図9(a)に示すように、室内の左側の壁86の近傍に設置された空気調和機の室内機81の内部には電子制御装置82、通信手段83、室内機81左側の通信手段の固定手段84a、室内機右側の通信手段の固定手段84b、および室内側熱交換器91が設けられており、電子制御装置82と通信手段83は接続線90によって接続されている。そして、電子制御装置82と通信手段83の信号のやり取りは、インターフェース手段82aを介して行われる。
そして、無線リモコン85から送信された制御信号は通信手段83によって受信され、その信号は接続線90によって電子制御装置82内のインターフェース手段82aに伝達され、インターフェース手段82aにより電子制御装置82内の図示しない制御基板に信号が伝達され、空気調和機の運転状態に反映される。
図9(a)に示すように、室内機81が左側設置され、かつ、通信手段83が固定手段84aに装着された場合、通信手段83が電子制御装置82や熱交換器91等の室内機の構成物と鉄筋コンクリートなどからなる壁86に挟まれて、通信信頼性が著しく低下する可能性があるので、通信手段83を壁86と反対側の固定手段84bに移動して固定し、通信手段83が壁86と熱交換器91など室内機構成物の間に挟まれる状態を回避することにより、無線リモコン85との通信における信頼性を低下させることなく左側設置を実現することができる。
また、図9(b)に示すように、室内機81が右側設置された場合には、通信手段83を鉄筋コンクリートなどからなる壁87と反対側の固定手段84aに固定し、通信手段83が壁87と熱交換器91など室内機構成物の間に挟まれる状態を回避することにより、無線リモコン85との通信信頼性を低下させることなく右側設置を実現している(例えば、特許文献1参照。)。
このように電波を利用した無線リモコンと室内機とが通信を行うため、室内機に搭載された金属部品(熱交換器やモータ、室内機の取付板)などの影響を受けて無線リモコンからの電波が室内機に確実に届かない場合があった。特許文献1の方法は、室内機の取り付け位置により通信手段(無線ユニット)の左右取付位置を選択して無線リモコンとの通信を良好にするものである。
一方、無線リモコンは赤外線リモコンと比較して、送信電波の指向性が広いために操作性がよいというメリットだけでなく、壁や家具などの障害物に強く、家屋内であればどのような位置からでもエアコンを操作できる。
例えば仕切り壁で見通し外となるキッチンからリビングのエアコンの制御や、起床時に寝室からリビングのエアコンの制御、一階のキッチンから二階の子供部屋のエアコンの制御など、無線リモコンが室内機から離れた位置に存在し、かつ、見通し外からの運転制御が可能であることが無線リモコンを備えたエアコンの大きな特徴である。一方で、マンションなどで用いられる鉄筋コンクリートからなる壁は木造の壁とは異なり、大幅な電波の減衰が予想され、エアコンの快適な操作が望めない虞がある。
しかしながら、特許文献1の構成では室内機と無線リモコンとが同じ室内に有る場合は有効であるが、隣室や背後の部屋などから無線リモコンを用いて室内機と通信しようとした場合、室内機の通信手段が搭載されている側と反対側からの電波は、壁による減衰に加えて金属製の熱交換器やファンモータのためにさらに減衰して通信品質が悪化する。また、室内機の左右のいずれかに通信手段を配置したとしても、室内機の背後には室内機を壁に固定する金属製の取付板が有るため、室内機の背後からの電波も減衰を受けて通信品質が悪化する。
このように、特許文献1の構成では、無線リモコンを搭載したエアコンの大きな特徴である見通し外からの運転制御に著しい制限が発生し、無線リモコンの特徴が生かしきれないという問題があった。また、エアコンの設置時に通信手段を左右に選択設置する構成によりエアコンがコストアップとなり、また、設置時の作業に手間がかかるという問題があった。また、近年においては無線機器の需要が増加し、機器に割り当てられる無線周波数が高くなってきており、電波の直進性により以上説明した問題が顕著になって来ている。
一方、無線リモコンを搭載したエアコンでは前述したように、室内機側の通信手段の配置に制約があり、通信手段単体で通信に最適な位置に配置される場合が多い。
このため、単独で配置された無線リモコン用の通信手段の取り付けや、電源線や制御線などの専用線が必要になり、構造や配線が複雑となって組立に手間がかかるという問題があった。
特開2004−271153号公報(第3頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、多方向から送信される無線リモコンからの電波を、室内機内の構造物の影響を受けずに効率よく受信できると共に、構成が簡単で取り付け作業が容易な通信手段を備えた空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、請求項1に係わる発明は、 吸込口と、前面下部に吹出口とを備えた筐体内に熱交換器を収納した室内機本体と、
同室内機本体に対して電波を用いて空調運転指示を行う無線リモコンとを備え、
前記室内機本体を壁に固定するための金属製の取付板を前記室内機本体の背面側に備える壁掛け型空気調和機において、
前記室内機本体内部には、同室内機を制御する電子機器を格納した電装品箱が前記熱交換器の左右の少なくとも一側に配置されており、
見通し外にある前記無線リモコンと通信を行うことが可能な無線モジュールは、前記電装品箱の下方で、かつ、前記熱交換器の下端よりも低い位置に配置され、
前記空気調和機の状態を表示する表示部と前記無線モジュールとが表示・通信ユニットとして一体化されていると共に、
前記金属製の取付板は前記無線モジュールの背面側には配置されないことを特徴とする。
また、請求項2に係わる発明は、前記表示・通信ユニットでは、前記室内機本体の前面側に前記表示部が配置され、同表示部の背面側で、かつ、前記表示部の中心部から外周方向に離れた位置に前記無線モジュールが配置されていることを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、
請求項1に係わる発明は、熱交換器と並んで配置される電装品箱の下方で、かつ、熱交換器の下端よりも低い位置に無線モジュールを配置することにより、熱交換器と電装品箱とによる無線リモコンからの電波の遮蔽を低減し、室内機の上部方向以外からの電波を良好に受信できる。
また、表示部と無線モジュールとを一体化した構造にしたため、それぞれ単独で構成するよりもユニットやモジュールの数が減少して取り付け作業が容易になる。
請求項2に係わる発明は、無線モジュールを表示部から離して配置したため、表示部で遮られることによる無線リモコンからの電波の遮蔽を低減させることができる。
本発明による空気調和機の室内機の実施例を示す斜視図である。 本発明による室内機の構造を示す分解斜視図である。 本発明による室内機の断面構造を示す説明図である。 本発明による室内機の主要構造を示す斜視図である。 本発明による室内機に搭載される表示・通信ユニットを示す斜視図である。 本発明による表示・通信ユニットの構造を示す分解斜視図である。 本発明による室内機の設置例を示す説明図である。 本発明による室内機の表示関連の構造を示す要部拡大図である。 従来の空気調和機を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の室内機2の実施例を示す斜視図である。
この室内機2は前面パネル11と、この前面パネル11を支持するグリル12と、このグリル12の右に配置された右側面カバー14と、このグリル12の左に配置された左側面カバー15と、右側面カバー14と左側面カバー15との間の上方に配置された上面カバー13とを備えている。
上面カバー13には複数の格子により区画された孔が配置されており、ここが空気を取り入れる上部吸込口35aになっている。また、同様にグリル12には図示しない複数の孔が配置され前部吸込口35bが形成されており、これらを合わせて吸込口35を構成している。室内機2の運転時には前面パネル11が後述するように前方に回動され、グリル12側からも空気を取り入れる構造になっている。また、グリル12の前面右側の下方には半透明のシートを透かして点灯される複数の発光ダイオードの光で運転状態を表示する表示部16が備えられている。一方、この室内機2は無線リモコン4からの電波を受信して空調運転を行うようになっている。
図2は室内機2の分解斜視図と、この室内機2を壁に設置するための金属製の取付板60を示す斜視図である。この室内機2は、樹脂製のケーシング21の上に金属製の熱交換器23と送風ファン22とこの送風ファン22を駆動する送風ファンモータ24と同送風ファンモータ24の下方に配置された風向板駆動ユニット28とを備えた室内機主要部20と、ケーシング21の前面下方に固定される前面基板モジュール39と、室内機主要部20の前面に配置される前面パネル11を備えたグリル12と、室内機主要部20の右側面に固定される電装品箱40と、この電装品箱40の前面下方に配置され、風向板駆動ユニット28の前方右側面に固定される表示・通信ユニット50と、電装品箱40を右側から覆う樹脂製の右側面カバー14と、室内機主要部20の左側側面を覆う樹脂製の左側面カバー15と、室内機主要部20の上面を覆う樹脂製の上面カバー13とを備えている。
なお、熱交換器23はカット線を用いて2箇所でカットした図で示されており、熱交換器23の内部を見易くしている。
前面基板モジュール39は各種の基板を内部に固定すると共に、人検知センサ39aを前面に備えており、左右に長い略棒状の樹脂製のケースに覆われている。
また、ケーシング21の前面側には熱交換器23で発生する露を受け止める前部ドレンパン部27aが設けられており、図示しないがケーシング21の後方にも同様な後部ドレンパン部が備えられている。
また、熱交換器23の後部上方の右側には室内機2を、図示しない壁に固定された取付板60に固定するための右熱交換器ホルダ25が、また、同様に左側には左熱交換器ホルダ26とが備えられている。
電装品箱40は樹脂製のケース内部に室内機2を制御する図示しない制御基板や電源部などの電子機器が格納されており、前方を除くケース表面にはシールド板41が配置されている。これは内部の制御基板や電源などから発生する電波(不要輻射)を遮蔽するためや、電子部品の故障による発火時の延焼防止を目的としている。従って、外部からの電波も遮断されてしまう構成になっている。なお、シールド板41を用いない場合でも内部の制御基板の配線パターンにより、同様に外部からの電波も遮断されてしまう。
表示・通信ユニット50は、樹脂製のケースで覆われており、発光ダイオードを用いた表示機能と無線リモコン4と通信を行う通信機能とを備えている。
風向板駆動ユニット28は、図示しない左右風向板と上下風向板とを回動する左右風向板駆動モータ28bと上下風向板駆動モータ28aとを備えている。
取付板60は金属板をプレス加工したものであり、上方の右側には右熱交換器取付フック61が、また、左側には左熱交換器取付フック62がそれぞれ形成されており、室内機主要部20の右熱交換器ホルダ25と左熱交換器ホルダ26とにそれぞれ引っかけることで室内機2を取付板60に吊り下げて固定するようになっている。
また、取付板60の左右には円弧状の切欠きがあり、いずれか一方の側から図示しない冷媒管が引き出されて室外機へ接続されるようになっている。右側が右配管用切欠63であり、左側が左配管用切欠64である。従って左配管用切欠64から冷媒管が引き出される場合は、右配管用切欠63側には銅管等からなる金属部品がない状態となる。
図3は本発明による室内機の断面構造を示す説明図であり、図1の室内機2の左右のほぼ中央の断面を示している。
図3に示すように、吸込口35と吹出口34とを結ぶ空気流路には、平行に並べられたフィンと同フィンに直交するように配設された伝熱管とからなり、前部熱交換器23aと後部熱交換器23bとで構成された逆V字状の熱交換器23と、同熱交換器23で冷媒と熱交換された空気を吹出口34から室内に送出する送風ファン22とが設けられている。
また、前部熱交換器23aの下方には、前部熱交換器23aから滴下する凝縮水を受ける前部ドレンパン部27aが設けられ、後部熱交換器23bの下方には、同後部熱交換器23bから滴下する凝縮水を受ける後部ドレンパン部27bが設けられている。さらに、上面カバー13とこれに連なるグリル12の内面側にはエアフィルタ30が装着される構造になっており、このエアフィルタ30で空気中の塵埃を除去するようになっている。また、前部ドレンパン部27aの前方には前面基板モジュール39が固定されており、ケーシング21の後方には熱交換器23に接続された2本の冷媒管29が格納されている。
また、送風ファン22と吹出口34とを結ぶ吹出通路には、送出される吹出風を左右方向に偏向させる複数の左右風向板32が設けられ、吹出口34には回動自在に軸支された上下風向板31が設けられている。この上下風向板31は、空気調和機の運転停止時、吹出口34を閉鎖するようになっている。さらに左右風向板32の下方にはディフューザー33が備えられており、冷房運転時にはほぼ水平に、暖房運転時には下方に回動することで、それぞれの運転に最適な風向が得られるようになっている。
前面パネル11はグリル12に装着されており、空気調和機の運転時には、前面パネル11’で示す位置まで前面パネル11が上方にスライドすると共に、上端が前方(外側)に向かって回動して開くようになっている。前面パネル11が開くことにより、上面カバー13側からだけでなく、グリル12側からも室内の空気を吸引できるようになっており、これにより充分な空気吸込量を確保して、冷暖房能力を高めるようになっている。また、空気調和機の停止時は、前面パネル11は閉じられると共に下方にスライドし、グリル12側の吸込口35に、塵、埃あるいは異物が侵入することを防止するとともに、グリル12に形成された多数の桟が使用者から見えないようにして本体の美観を高めるようになっている。
一方、点線で示される電装品箱40は熱交換器23の右側面側に配置されており、表示・通信ユニット50は、点線で示すように電装品箱40下方の前方側(図3においては左方向)に配置されている。表示・通信ユニット50内の無線モジュール54は、電波を遮蔽する金属である熱交換器23、特に前部熱交換器23aの下端より下方に配置されている。さらに、無線モジュール54は、前部ドレンパン部27aに滞留している凝縮水による電波の遮蔽を避けるため、前部ドレンパン部27aの露受け面(前部ドレンパン部27a内面の底面)よりも下方に配置されている。なお、後部熱交換器23bや後部ドレンパン部27bの下端や露受け面よりも下方に無線モジュール54を配置することはいうまでもない。
図4は本発明による室内機2の主要構造を示す斜視図である。金属製の熱交換器23の右側面にはシールド板41を備えた電装品箱40が固定され、その下方前方には表示・通信ユニット50が斜め下方を向くように風向板駆動ユニット28の側面に固定されている。また、熱交換器23の前方下方には前面基板モジュール39が配置されている。なお、前述したように、左右風向板駆動モータ28bと上下風向板駆動モータ28aとを備えた風向板駆動ユニット28は図示しない送風ファンモータ24の下方に配置されているため、電装品箱40の下方には、表示・通信ユニット50以外の金属製部品が配置されていない構造になっている。
従って図4の点線で示す範囲、つまり、電装品箱40と熱交換器23との前面側で表される電波の遮蔽面Aと、電装品箱40と熱交換器23との右面側で表される電波の遮蔽面Bで囲まれる範囲は、何らかの金属、またはドレンパン部に溜まった凝縮水などが存在し、無線リモコン4からの電波が表示・通信ユニット50に届くまでに遮蔽される可能性がある。
ただし、一般的に室内機2は天井付近の壁に設置され、また、無線リモコン4はユーザーの手によって操作されるため、無線リモコン4からの電波は斜め下方から上方に向かって到達するので、表示・通信ユニット50を電装品箱40の下方に配置することで、室内機2の下方からの電波をほぼ全方向に渡って感度よく受信することができる。
また、後述するように、表示機能と通信機能とを1つのユニットにまとめ、表示・通信ユニット50として電装品箱40の下方の前方に配置することで、2つの機能を持つユニットをコンパクトに配置することができる。さらに、図示しないイオン発生器を表示・通信ユニット50の配置場所の反対側(室内機2の正面視で左側)に配置しているため、静電気に弱い無線モジュール54をイオン発生器よりも遠ざけることで保護している。
以上説明したように、熱交換器23と並んで配置される電装品箱40の下方に無線モジュール54を配置することにより、熱交換器23と電装品箱40とによる無線リモコン4からの電波の遮蔽を低減し、室内機2の上部方向以外からの電波を良好に受信できる。
また、無線モジュール54が前部熱交換器23aの下端よりも低い位置に配置されているため、金属である熱交換器23の電波遮蔽による影響を低減させ、広範囲からの無線リモコン4の電波を良好に受信できる。
さらに、無線モジュール54が前部ドレンパン部27aの露受け面よりも低い位置に配置されているため、前部ドレンパン部27aに溜まった凝縮水の電波遮蔽による影響を低減させ、広範囲からの無線リモコン4の電波を良好に受信できる。
図5は本発明による室内機に搭載される表示・通信ユニット50を示す斜視図である。図5(A)は室内機2の前面と対応する面(表示・通信ユニット50の前面)から見た図であり、図5(B)は室内機2の後面と対応する面(表示・通信ユニット50の裏面)から見た図である。
図5(A)に示すように、表示・通信ユニット50の前面は樹脂製の後カバー51と前カバー52とでケースを構成している。この前カバー52の下方には22個のLED窓52bが設けられており、後述するように図示しない発光ダイオードの光がこのLED窓52bから視認されるようになっている。
図5(B)に示すように表示・通信ユニット50の後カバー51の下方には、この表示・通信ユニット50を風向板駆動ユニット28の右側面に固定するための2本の固定アーム51aと固定アーム51bとが設けられている。また、後カバー51の上方は、後述するように無線モジュールを格納するために膨らみを持たせた構造になっている。また、その左側は後カバー51が一部切り欠かれており、表示・通信ユニット50内部のコネクタ53aが露出している。
図6は本発明による表示・通信ユニット50の構造を示す分解斜視図である。後カバー51と前カバー52とで構成されるケースの中には無線モジュール54を搭載した表示基板53が格納されている。表示基板53の裏面(室内機2の前面側)には22個の発光ダイオード53bが搭載されている。それぞれの発光ダイオード53bはLED窓52bと対応する位置に配置されている。また、無線モジュール54はコネクタ53cを介して表示基板53に電気的に接続されると共に機械的に固定されている。
また、表示基板53には複数のコネクタ53aが搭載されており、各種の信号や電源がワイヤーを介して電装品箱40内の制御基板などに接続される。なお、固定アーム51aには固定用の孔51dが、また、固定アーム51bには固定用の孔51cがそれぞれ設けられている。さらに、後カバー51の左右には係止孔51eが、また、前カバー52の左右には、これらの係止孔51eと対応する係止爪52aがそれぞれ設けられており、係止孔51eに係止爪52aが嵌合することでそれぞれのカバーを固定するようになっている。
図8は本発明による室内機の表示部16の構造を示す要部拡大図であり、図8(A)は室内機2の右側面カバー14を正面から見た説明図、図8(B)は室内機2の右側面カバー14と表示・通信ユニット50の関係を示す断面の説明図である。
図8(A)に示すように本発明による室内機は、右側面カバー14の下方の傾斜部分に各種項目の表示を行うようになっており、この項目表示のために図6で説明した発光ダイオード53bが22個用いられている。
この個数の内訳は、7セグメントで表される数字が2桁であるため14個、その右側には『今日』を表す1個、7セグメントの右側に『0』と『円』とを表す2個、これらの下で横方向に左から『運転』、『タイマー』、『ハイパワー』、『クリーン』、『不在ECO』、とそれぞれ対応する5個であり、合計22個の発光ダイオード53bが表示基板53の裏面、つまり、室内機2の正面側に配置されている。
右側面カバー14は、右側面カバー本体14aの前面下方の傾斜部分に表示プレート14bが配置されている。表示プレート14bは、表示シート14dと半透明な樹脂材からなる表示プレート本体14cとが一体に成形されている。
前述した各種の項目表示の内容は表示シート14dに印刷されており、透明、もしくは印刷された色シートを透かして発光ダイオード53bの光を視認することで、項目表示の内容を認識する構造になっている。
図8(B)に示すように表示プレート14bの背面には表示・通信ユニット50が配置されており、表示・通信ユニット50の前カバー52が表示プレート14bの背面に密着する構成になっている。このため、発光ダイオード53bからの発光はLED窓52bで区画されたそれぞれの範囲のみ表示シート14dを照らし、個別の項目表示が点灯される構造になっている。なお、発光ダイオード53bと表示プレート14b(表示シート14d)とが表示部16となる。
また、表示・通信ユニット50内には、無線モジュール54が表示部16の背面側で、かつ、表示部16の中心部から外周方向に離れた位置に配置されている。この無線モジュール54は表示基板53の表面にコネクタ53cを介して接続されている。つまり、表示基板53からコネクタ53cの高さだけ離れて配置されている。このため、前カバー52の前後方向の距離、表示基板53の厚み、コネクタ53cの高さの合計の寸法分だけ表示シート14dの背面から離れていることになる。このように無線モジュール54を表示シート14dから距離を離して配置することにより、表示シート14dに装飾用の金属粉や金属箔が混入されていたとしても、無線モジュール54が送受信する電波への影響を低減させることができる。これは無線モジュール54に内蔵された図示しないアンテナと、金属とが近接することにより、アンテナの同調周波数がずれてしまうためである。特に2.4ギガヘルツなどの高い周波数を用いる物はこの影響が顕著になる。
また、無線モジュール54は、22個の発光ダイオード53bから離れた位置、つまり、表示部16の上方、つまり、前述したように、表示部16の背面側で、かつ、表示部16の中心部から外周方向に離れた位置に配置されている。このため、発光ダイオード53bをオン/オフさせる駆動信号で発生するノイズ源から遠ざけることによって無線モジュール54が送受信する電波への影響を低減させることができる。
さらに無線モジュール54は前述したように、後カバー51と前カバー52とによって完全に覆われた構造になっているため、これらのカバーが帯電したとしても、無線モジュール54を含む表示・通信ユニット50が全て同じ電位となる。このため、異なる電位間に流れる電流が表示・通信ユニット50内では発生しない。従って、表示・通信ユニット50の保管、取付作業において、作業員に帯電した静電気による無線モジュール54の破壊を低減させることができる。
また、図6に示すように表示基板53には複数のコネクタ53aが搭載されている。無線モジュール54を制御するために必要な電源や各種入出力信号はコネクタ53cを介して表示基板53に接続され、さらにこれらの電源や各種入出力信号は表示基板53で必要な各種の信号や電源として集約され、コネクタ53aを介して電装品箱40内の制御基板などに接続される。
ところで、室内機2は一般的に室内の上方に取付られる。このため、操作者がこの室内機2の動作を確認する表示部は室内機2の前方下方、特に吹出口34の構造的な影響を受けにくい電装品箱40側の下方に配置される。この場所は前述したように無線モジュール54の配置場所としても好適な位置である。
このため、表示部の機能と無線モジュールの機能とを1つのユニット、つまり、表示・通信ユニット50として一体化することにより、熱交換器23と電装品箱40とによる無線リモコン4からの電波の遮蔽を低減させることができると共に、表示部と無線モジュールとが1つの部品となり、それぞれが単独の部品として配置される場合に比較して、電源線や信号線を共通化できるために取り付け作業が容易になる。
図7は本発明による室内機2の室内への設置例を示す説明図であり、2階立ての家屋の2階部分を斜め上方から見た状態を示している。室内機2は壁Aの上方に取付板60を介して設置されている。壁Aの中央背面側には壁Cが垂直に設けられている。また、壁Aの左側前方には壁Bが設けられており、この壁Bの左側は隣室になっている。そして、壁Aの中央背面側から左方向でかつ、奥方向は家屋の外側となっている。なお、壁Aの右側は途中で切り落とし状態になっており、壁Aの右側の背面は室内機2が設置された部屋の続きとなっている。
室内機2と、室内機2の背面(家屋外)に設置された室外機3とは、室内機2に備えられた冷媒管29と接続した冷媒管5で接続されて空気調和機1を構成している。冷媒管5は取付板60の左配管用切欠64を通って家屋外に配管されている。一方、右配管用切欠63の前方は室内機2が塞いでいるが、図4で説明したように電装品箱40の下方は金属製の部品が無く、室内機2の前方右下に表示・通信ユニット50が存在するだけである。
従って、無線リモコン4を家屋内の種々の場所に移動させて操作した場合、無線リモコン4から表示・通信ユニット50への方向に、電波を遮蔽する室内機の金属部品やドレンパン部に貯留された凝縮水が存在しないため、室内機2と同室に存在する無線リモコン4からの電波だけでなく、一階からのリモコン電波、隣室からのリモコン電波、室内機2の背後からのリモコン電波を感度よく受信することができる。
なお、右配管用切欠63側から冷媒管が引き出される場合は、室内機2の背面側が家屋外である可能性が高い。このため、この冷媒管のために室内機2の背後からの電波は減衰することになるが、家屋外から室内機2を制御することはまれであり、実質的な問題とならない。
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
4 無線リモコン
5 冷媒管
11 前面パネル
12 グリル
13 上面カバー
14 右側面カバー
14a 右側面カバー本体
14b 表示プレート
14c 表示プレート本体
14d 表示シート
15 左側面カバー
16 表示部
20 室内機主要部
21 ケーシング
22 送風ファン
23 熱交換器
23a 前部熱交換器
23b 後部熱交換器
24 送風ファンモータ
25 右熱交換器ホルダ
26 左熱交換器ホルダ
27a 前部ドレンパン部
27b 後部ドレンパン部
28 風向板駆動ユニット
28a 上下風向板駆動モータ
28b 左右風向板駆動モータ
29 冷媒管
30 エアフィルタ
31 上下風向板
32 左右風向板
33 ディフューザー
34 吹出口
35 吸込口
35a 上部吸込口
35b 前部吸込口
39 前面基板モジュール
39a 人検知センサ
40 電装品箱
41 シールド板
50 表示・通信ユニット
51 後カバー
51a、51b 固定アーム
51c、51d 孔
51e 係止孔
52 前カバー
52a 係止爪
52b LED窓
53 表示基板
53a、53c コネクタ
53b 発光ダイオード
54 無線モジュール
60 取付板
61 右熱交換器取付フック
62 左熱交換器取付フック
63 右配管用切欠
64 左配管用切欠

Claims (1)

  1. 吸込口と、前面下部に吹出口とを備えた筐体内に熱交換器を収納した室内機本体と、
    同室内機本体に対して電波を用いて空調運転指示を行う無線リモコンとを備え、
    前記室内機本体を壁に固定するための金属製の取付板を前記室内機本体の背面側に備える壁掛け型空気調和機において、
    前記室内機本体内部には、同室内機を制御する電子機器を格納した電装品箱が前記熱交換器の左右の少なくとも一側に配置されており、
    見通し外にある前記無線リモコンと通信を行うことが可能な無線モジュールは、前記電装品箱の下方で、かつ、前記熱交換器の下端よりも低い位置に配置され、
    前記空気調和機の状態を表示する表示部と前記無線モジュールとが表示・通信ユニットとして一体化されていると共に、
    前記金属製の取付板は前記無線モジュールの背面側には配置されないことを特徴とする空気調和機。
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