JP6026491B2 - 伝送システム、送信部、および、受信部 - Google Patents

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Description

本発明は、伝送システム、送信部、および、受信部に関するものである。
映像、音声、および、データ等を含むTS(Transport Stream)信号を、送信装置においてIP(Internet Protocol)パケットに変換し、IPネットワークを介して伝送し、受信装置においてIPパケットをTS信号に復元する伝送システムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2008−124924号公報
ところで、IPネットワークを利用して映像等を伝送する場合において、伝送経路上の伝送装置が何らかの理由によってIPパケットを受信できないとき、伝送装置はIPパケットをマルチキャスト等によってIPネットワーク上に送出することがある。また、受信装置がIPパケットを受信できないとき、受信できないことを示すIPパケットを送信装置に対して送出することがある。そのような場合には、トラフィックが増加してしまい、他の装置に影響を与えるという問題点がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、受信装置がIPパケットを受信できない場合でもトラフィックの増加を抑制できる伝送システム、送信部、および、受信部を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、 IPネットワークを介して送信装置から受信装置にIPパケット化した放送信号を伝送する伝送システムにおいて、前記送信装置は1または複数の送信部を有し、各送信部は、前記放送信号をIPパケットに変換する変換手段と、前記変換手段によって得られた前記IPパケットを送信する送信手段と、前記受信装置から異常を通知する情報を受信した場合には、前記IPパケットの送信を停止する停止手段と、を有し、前記受信装置は1または複数の受信部を有し、各受信部は、前記送信手段から送信された前記IPパケットを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記IPパケットを前記放送信号に復元する復元手段と、を有し、前記受信装置は、異常を検出した場合に、前記異常を通知する情報を前記送信部に対して送信するとともに、自己以外の受信部を宛先とする前記IPパケットを受信した場合に、前記異常を通知する情報を、当該IPパケットの送信元の送信部に送信する異常送信手段をさらに有する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、受信装置がIPパケットを受信できない場合でもトラフィックの増加を抑制できる。
また、本発明は、記異常送信手段が、少なくとも1の前記受信部に配されることを特徴とする。
このような構成によれば、システムの構成を複雑にすることなく、トラフィックの増加を抑制できる。
また、本発明は、前記異常送信手段は、未到達のIPパケットが存在する場合に、前記異常を通知する情報を、当該IPパケットの送信元の送信部に送信することを特徴とする。
このような構成によれば、受信部が正常でないために未到達のIPパケットが存在する場合には、送信を停止することができる。
また、本発明は、前記送信部は、前記IPパケットによって前記放送信号を送信する前に、送信先となる受信部の状態を通知する要求を送信し、当該要求によって通知された情報を参照し、受信可能である場合に前記IPパケットによって前記放送信号の送信を開始し、前記受信部は、前記要求を受信した場合には、自己の状態を示す情報を前記送信部に対して通知する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、送信部が事前に受信部の状態を知った後に放送信号を送信するので、IPパケットが受信できない状態を防ぐことで、トラフィックが増加することを抑制できる。
また、本発明は、前記送信部は、前記IPパケットによって前記放送信号を送信する前に、送信先となる受信部に対して設定情報を送信し、前記受信部は、前記設定情報に基づいて前記IPパケットを受信するための設定を行う、ことを特徴とする。
このような構成によれば、送信部が事前に送信した設定情報に基づいて受信部が設定を行うので、IPパケットが受信できない状態を防ぐことで、トラフィックが増加することを抑制できる。
また、本発明は、IPネットワークを介して、1または複数の送信部を有する送信装置から受信装置にIPパケット化された放送信号を伝送する伝送システムに用いる前記受信装置を構成する受信部であって、前記送信装置から送信された前記IPパケットを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記IPパケットを前記放送信号に復元する復元手段と、異常を検出した場合に、前記異常を通知する情報を前記送信装置に対して送信するとともに、自己以外の受信部を宛先とする前記IPパケットを受信した場合に、前記異常を通知する情報を、当該IPパケットの送信元の送信部に送信する異常送信手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、受信装置がIPパケットを受信できない場合でもトラフィックの増加を抑制できる。
本発明によれば、受信装置がIPパケットを受信できない場合でもトラフィックの増加を抑制することが可能な伝送システム、送信部、および、受信部を提供することができる。
本発明の第1実施形態の構成例を示す図である。 図1に示す送信部の構成例を示す図である。 図1に示す受信部の構成例を示す図である。 図1に示す実施形態において伝送されるパケットの一例を示す図である。 図1に示すNW I/F40が有するルーティングテーブルとARPテーブルの一例を示す図である。 第1実施形態の受信部において実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態の送信部において実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態の送信部において実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態の受信部において実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。
(A)本発明の第1実施形態の構成の説明
図1は、本発明の第1実施形態の構成例を示す図である。この図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る伝送システム1は、送信装置10および受信装置50を有し、送信装置10および受信装置50は、例えば、ルータまたはハブ等のNW(Network) I/F(Interface)20,40およびインターネット等のIPネットワーク30を介して情報を伝送する。
ここで、送信装置10は、送信部11〜15を有している。送信部11〜15は、映像、音声、および、データ等を含む放送信号としてのTS信号を入力端子11a〜15aからそれぞれ入力し、IPパケットに変換した後、NW I/F20およびIPネットワーク30を介してNW I/F40に伝送する。なお、送信部11〜15の主な機能は、放送信号を含むIPパケットを受信部51〜55に対して送信することであるので便宜的に「送信部」という名称を付与しているが、後述するように、受信部51〜55から送信されたIPパケットを受信することも可能である。NW I/F20は、例えば、ハブまたはルータ等によって構成され、図1の例では6つのインターフェースIF20〜IF25を有し、送信部11〜15から出力されるIPパケットをIPネットワーク30に送出するとともに、IPネットワーク30から入力されるIPパケットを宛先に応じてインターフェースIF21〜IF25から出力する。NW I/F40は、同様に、ハブまたはルータ等によって構成され、図1の例では6つのインターフェースIF40〜IF45を有し、IPネットワーク30を介して伝送されてきたIPパケットを、宛先に応じて対応する受信部51〜55に供給するとともに、受信部51〜55から送信されるIPパケットをIPネットワーク30に送出する。
受信装置50は、受信部51〜55を有している。受信部51〜55は、NW I/F40から供給されるIPパケットを映像、音声、および、データ等を含む放送信号としてのTS信号に復元し、出力端子51g〜55gからそれぞれ出力する。なお、受信部51〜55の主な機能は、送信部11〜15から送信された放送信号を含むIPパケットを受信することであるので便宜的に「受信部」という名称を付与しているが、後述するように、送信部11〜15に対してIPパケットを送信することも可能である。
図2は、図1に示す送信部11の詳細な構成例を示す図である。なお、送信部11〜15は同様の構成を有しているので、以下では送信部11を例に挙げて説明する。送信部11以外の送信部12〜15を構成する各部について言及する際には、送信部11と同様の符号を用いて説明する。図2に示すように、送信部11は、入力端子11a、TS−IP変換部11b、ホスト部11c、異常検出部11d、MAC(Media Control)部11e、PHY(Physical Layer)部11f、および、入出力端子11gを有している。入力端子11aは放送信号を含むTS信号を入力する。TS−IP変換部11bは入力されたTS信号をIPパケットに変換して出力する。ホスト部11cは、中央制御部であり、送信部11の各部の動作を制御する。異常検出部11dは、MAC部11eから異常な情報が供給された場合にはホスト部11cに通知する。MAC部11eは、イーサネット(登録商標)に関する送受信動作を制御する。PHY部11fは、MAC部11eから供給されるIPパケットを、入出力端子11gに対応した形式の信号(例えば、ベースバンド信号やデジタル変調信号)に変換して入出力端子11gから出力するとともに、入出力端子11gから入力される信号をMAC部11eに対応した形式の信号(例えば、デジタル電気信号)に変換してMAC部11eに供給する。
図3は、図1に示す受信部51の詳細な構成例を示す図である。なお、受信部51〜55は同様の構成を有しているので、以下では受信部51を例に挙げて説明する。受信部51以外の受信部52〜55を構成する各部について言及する際には、受信部51と同様の符号を用いて説明する。図3に示すように、受信部51は、入出力端子51a、PHY部51b、MAC部51c、異常検出部51d、ホスト部51e、IP−TS変換部51f、および、出力端子51gを有している。入出力端子51aはNW I/F40から供給されるIPパケットを入力するとともに、PHY部51bから出力されるIPパケットをNW I/F40に供給する。PHY部51bは、入出力端子51aから入力される信号をMAC部51cに対応した形式の信号(例えば、デジタル電気信号)に変換してMAC部51cに供給するとともに、MAC部51cから供給されるIPパケットを、入出力端子51aに対応した形式の信号(例えば、ベースバンド信号やデジタル変調信号)に変換して入出力端子51aから出力する。MAC部51cは、イーサネット(登録商標)に関する送受信動作を制御する。異常検出部51dは、MAC部51cから異常な情報が供給された場合にはホスト部51eに通知する。ホスト部51eは、中央制御部であり、受信部51の各部の動作を制御する。IP−TS変換部51fは入力されたIPパケットをTS信号に変換して出力端子51gから出力する。
(B)本発明の第1実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の第1実施形態の動作について説明する。以下では、動作の概要について説明した後、図6および図7を参照して詳細な動作を説明する。なお、以下では、送信部11〜15のIPアドレスをそれぞれIP11〜IP15とし、MACアドレスをMAC11〜MAC15とする。NW I/F20のインターフェースIF20〜IF25のそれぞれのMACアドレスをMAC20〜MAC25とする。受信部51〜55のIPアドレスをそれぞれIP51〜IP55とし、MACアドレスをMAC51〜MAC55とする。NW I/F40のインターフェースIF40〜IF45のそれぞれのMACアドレスをMAC40〜MAC45とする。なお、MACアドレスは、例えば、48ビットのアドレスであり、また、IPアドレスは、例えば、32ビットまたは128ビットのアドレスであるが、本明細書では説明を簡略化するため、MACxxおよびIPxxの形式で示している。また、送信部11〜15は、受信部51〜55に対して放送信号を含むIPパケットをそれぞれ伝送するものとする。
送信部11の入力端子11aから入力されたTS信号は、TS−IP変換部11bにおいてIPパケットに変換される。MAC部11eは、TS−IP変換部11bによって生成されたIPパケットにMACアドレスを付加し、PHY部11fに供給する。PHY部11fは、MAC部11eから供給されるIPパケットを、入出力端子11gに対応した形式の信号に変換して出力する。図4(A)は、送信部11のPHY部11fから出力されるIPパケットの一例を示している。この図4(A)の例では、このIPパケットは送信部11から受信部51に伝送されるので宛先IPアドレスは「IP51」とされ、送信元IPアドレスは「IP11」とされている。また、IPパケットは、まず、送信部11からNW I/F20のインターフェースIF21に伝送されるので、宛先MACアドレスは「MAC21」とされ、送信元MACアドレスは「MAC11」とされている。また、パケットの末尾にはデータ(Data)が付加されている。
NW I/F20は、図4(A)に示すパケットをIF21から入力し、宛先MACアドレスおよび送信元MACアドレスを変更した後、IF20を介してIPネットワーク30に送出する。図4(B)は、IF20からIPネットワーク30に送出されるIPパケットの一例を示している。この図4(B)の例では、図4(A)と比較すると、宛先MACアドレスが「MAC21」からNW I/F40のIF40のMACアドレスである「MAC40」に変更され、送信元MACアドレスが「MAC11」からNW I/F20のIF20のMACアドレスである「MAC20」に変更されている。
NW I/F40は、図4(B)に示すIPパケットを受信し、図5(A)に示すルーティングテーブルおよび図5(B)に示すARP(Address Resolution Protocol)テーブルを参照して、対応するインターフェースから出力する。なお、図5(A)に示すルーティングテーブルは、宛先IPアドレスと出力するインターフェースの対応関係を示すテーブルである。また、図5(B)に示すARPテーブルは、宛先IPアドレスと宛先MACアドレスの対応関係を示すテーブルである。いまの例では、図4(B)に示すIPパケットは、宛先IPアドレスが受信部51の「IP51」であるので、図5(A)に示すルーティングテーブルを参照し、出力インターフェース「IF41」が特定される。また、NW I/F40は、図5(B)に示すARPテーブルを参照し、宛先IPアドレスの「IP51」に対応する宛先MACアドレスとして「MAC51」を特定する。この結果、図4(C)に示すように、宛先MACアドレスが「MAC51」であり、送信元MACアドレスが「MAC41」であるIPパケットが生成され、受信部51に対して送出される。なお、ARPテーブルとは、NW I/F40が有するARP機能によって取得されるMACアドレスと、IPアドレスの対応関係を示すテーブルである。例えば、IPアドレスが「IP51」である受信部51のMACアドレスを特定する場合、NW I/F40は、「IP51」である受信部を見つけるための要求であるARP要求を全ての受信部51〜55に対して送信する。受信部51は、自己宛のARP要求であることから、このARP要求に対して自己のMACアドレスである「MAC51」を格納したことを応答するARP応答を送信する。この結果、NW I/F40は、このARP応答を受信することで、受信部51のMACアドレス「MAC51」を特定することができる。なお、受信部52〜55は、自己宛ではないことから、当該ARP要求には応答しない。
ところで、受信部51が何らかの原因、例えば、故障やソフトウエアの不具合等によって動作不良となった場合、ARP要求に対して応答できないため、図5(B)に示すARPテーブルには、受信部51に対応するエントリが存在しない状態となる。このような場合に、NW I/F40が図4(B)に示すようなIPパケットを受信したとき、NW I/F40は、このIPパケットを全ての受信部51〜55に対して送信する。例えば、受信部52に対しては、図4(D)に示すようなIPパケットを送信する。図4(D)の例では、宛先MACアドレスはブロードキャストを示す「FF:FF:FF:FF:FF:FF」とされ、送信元MACアドレスはインターフェースIF42のMACアドレスを示す「MAC42」とされている。このようなコピーされたパケットは、受信部51を宛先とするIPパケットが届く度に、全ての受信部に対して送信されるため、トラフィックが増加することになる。図4(D)の例では、宛先MACアドレスはブロードキャストを示す「FF:FF:FF:FF:FF:FF」としているが、システムによっては、ブロードキャストアドレスではなく、従前の宛先アドレスである「MAC40」が付与された状態で、全ての受信部51〜55にIPパケットが送信されることもあるが、そのような場合でもトラフィックが増加する。
なお、以上の説明では、NW I/F40は、ARPテーブルに登録されていないMACアドレスを宛先とするIPパケットを受信した際には、全ての受信部51〜55に対してコピーしたIPパケットを送信するようにしたが、例えば、システムによっては、全ての受信部51〜55に対してARP要求を送信する場合も想定される。そのような場合であっても、ARP要求が全ての受信部51〜55に送信されることによってトラフィックが増加することになる。但し、ARPテーブルは正常な場合であってもネットワークの状態変化に対応するために、定期的(例えば、数分おき)に消去されることから、ARP要求は正常な場合でも定期的に送信される。そこで、例えば、所定の時間(例えば、ARPテーブルが消去されるよりも短い時間)内に、ARP要求が所定の回数(例えば、2回)以上送信された場合には、異常であると判定するようにしてもよい。また、送信部11〜15が定期的にICMP(Internet Control Message Protocol)またはARPによって受信部51〜55のMACアドレスを確認する動作を実行する場合も想定されるが、そのような場合には、NW I/F40はARP要求を行うことは基本的にはない。このため、そのような場合には、NW I/F40からARP要求がなされたときには異常と判定することができる。
第1実施形態では、図4(D)に示すような、宛先IPアドレスが自己宛でないIPパケットを受信した受信部は、異常の発生を通知するIPパケットを送信元IPアドレスに対して送信する。例えば、図4(D)に示す宛先IPアドレスが自己宛でないIPパケットを受信部52が受信した場合、受信部52のPHY部52bがこのIPパケットをMAC部52cに対応した形式の信号に変換し、MAC部52cに供給する。MAC部52cは、宛先IPアドレスが自己宛でないことから、このIPパケットを異常検出部52dに供給する。異常検出部52dは、自己宛でない宛先IPアドレスを有することから、異常が発生していると判定し、ホスト部52eに通知する。ホスト部52eは、異常を通知する異常通知情報を含むIPパケットを生成して、このパケットの送信元である送信部11に対して送信する。例えば、受信部52は、図4(E)に示すIPパケットを生成して送信部11に対して送信する。より詳細には、図4(E)に示すIPパケットでは、宛先MACアドレスは、NW I/F40のインターフェースIF42のMACアドレスである「MAC42」が格納され、送信元MACアドレスとしては受信部52のMACアドレスである「MAC52」が格納され、宛先IPアドレスとしては送信部11のIPアドレスである「IP11」(図4(D)の送信元IPアドレス)が格納され、送信元IPアドレスとしては受信部52のIPアドレスである「IP52」が格納され、データとして送信部11で異常が発生していることを示す情報を含む「異常通知情報」が格納される。このようなIPパケットは、NW I/F40、IPネットワーク30、および、NW I/F20を介して送信部11に供給される。なお、「異常通知情報」としては、例えば、所定のコード(ビット列)を含む情報と、異常が発生している受信部のIPアドレスを有するようにすることができる。
図4(E)に示す異常通知情報を含むIPパケットを送信部11が受信した場合、送信部11のPHY部11fがこのIPパケットをMAC部11eに対応した形式の信号に変換し、MAC部11eに供給する。MAC部11eは、異常通知情報が含まれていることから、このIPパケットを異常検出部11dに供給する。異常検出部11dは、異常通知情報が含まれていることから、異常が発生していると判定し、ホスト部11cに通知する。ホスト部11cは、異常通知情報を参照し、受信部51に異常が発生しているため、TS−IP変換部11bの動作を停止させることで、受信部51に対するIPパケットの送出を停止させる。この結果、受信部51に対するIPパケットの送出が停止されるので、これ以降は、図4(E)に示すようなIPパケットが、受信部51〜55に対して送信されなくなり、トラフィックの増加を抑制することができる。なお、図4(D)に示すIPパケットが送信される代わりに、NW I/F40から全ての受信部51〜55に対してARP要求が送信される場合、ARP要求の対象となっていない受信部は、このようなARP要求を所定の時間内に、所定の回数以上受信した場合には、異常が発生しているとして、該当する送信部に対して異常通知情報を送信するようにしてもよい。これにより、故障している受信部に対するIPパケットの送信を停止することで、トラフィックの増加を防ぐことができる。
以上に説明したように、本発明の第1実施形態によれば、何らかの原因によって、ARPテーブルのエントリが消滅し、宛先MACアドレスが特定できなくなった場合には、異常通知情報を含むIPパケットを、正常な受信部が送信部に対して送信し、このようなIPパケットを受信した送信部はIPパケットの送信を停止するようにしたので、トラフィックが増加することを防止できる。
なお、以上の例では、受信部51〜55の全てが異常検出部51d〜55dを有するようにしたが、少なくとも1つの受信部が異常検出部を有するようにしてもよい。また、受信部とは別に、異常検出だけを行う装置を設けるようにしてもよい。具体的には、例えば、IP−TS変換部を有してない受信部を設けるようにしてもよい。
つぎに、図6および図7を参照して、第1実施形態において実行されるフローチャートについて説明する。図6は、受信部51〜55において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートが開始されると以下のステップが実行される。なお、以下では、受信部52において異常が発生している際に、受信部51において図6に示すフローチャートが実行される場合を例に挙げて説明する。
ステップS10では、受信部51は、IPパケットを受信する。より詳細には、受信部51のPHY部51bはIPパケットに対応する信号を、MAC部51cに対応する形式の信号に変換して読み込む。
ステップS11では、受信部51は、ステップS10で受信したIPパケットが他の受信部宛であるか否かを判定し、他の受信部宛のIPパケットであると判定した場合(ステップS11:Yes)にはステップS13に進み、それ以外の場合(ステップS11:No)にはステップS12に進む。より詳細には、受信部51の異常検出部51dは、IPパケットの宛先IPアドレスを参照し、自己に付与されているIPアドレスと比較することで、他の受信部宛か否かを判定する。なお、宛先IPアドレスではなく、宛先MACアドレスを参照して判断するようにしてもよい。また、ARP要求の場合には、所定の時間内に、所定の回数以上、他の受信部に対するARP要求がなされた場合には異常と判定することができる。
ステップS12では、受信部51は、通常処理を実行する。より詳細には、受信部51のMAC部51cは受信したIPパケットをIP−TS変換部51fに供給する。IP−TS変換部51fは、MAC部51cから供給されたIPパケットをTS信号に復元し、出力端子51gから出力し、後段の装置に供給する。
ステップS13では、受信部51は、異常通知情報を生成して、IPパケットのデータとして付加する。なお、異常通知情報としては、例えば、異常が発生したことを示す情報と、異常が発生している他の受信部の宛先IPアドレスを格納することができる。より詳細には、いまの例では、受信部52に異常が発生しているので、ホスト部51eは、受信部52の宛先IPアドレスである「IP52」を有するIPパケットを受信した場合には、異常が発生したことを示す情報と、異常が発生している受信部52の宛先IPアドレス「IP52」を異常情報として生成し、IPパケットのデータとして付加する。
ステップS14では、受信部51は、ステップS10で受信したIPパケットに含まれる送信元IPアドレスを宛先IPアドレスとして設定する。例えば、送信部11から送信されたIPパケットの場合には、送信元IPアドレスとして送信部11のIPアドレスである「IP11」が付加されているので、ホスト部51eは、この「IP11」を宛先IPアドレスとして付加する。
ステップS15では、受信部51は、自己のIPアドレスを送信元IPアドレスとして付加する。より詳細には、ホスト部51eは、自己のIPアドレスである「IP51」を送信元IPアドレスとして付加する。
ステップS16では、受信部51は、送信元MACアドレスを宛先MACアドレスとして付加する。より詳細には、ホスト部51eは、ステップS10で受信したIPパケットから送信元MACアドレスを抽出し、これを宛先MACアドレスとして付加する。例えば、IF41から受信したIPパケットの場合には送信元MACアドレスとして「MAC41」が含まれているので、「MAC41」を宛先MACアドレスとして付加する。
ステップS17では、受信部51は、自己のMACアドレスを送信元MACアドレスとして付加する。より詳細には、ホスト部51eは、自己のMACアドレスである「MAC51」を送信元MACアドレスとして付加する。
ステップS18では、受信部51は、ステップS13〜S17の処理によって生成されたIPパケットを送信する処理を実行する。いまの例では、ホスト部51eによって生成された異常通知情報を含むIPパケットは、MAC部51c、PHY部51b、および、入出力端子51aを介して送信される。
ステップS19では、受信部51は、処理を終了するか否かを判定し、処理を継続すると判定した場合(ステップS19:No)にはステップS10に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS19:Yes)には処理を終了する。例えば、装置の電源がオフの状態にされた場合には、Yesと判定して処理を終了する。
以上の処理によれば、異常を検出し、異常通知情報を含むIPパケットを送信部に対して送信することができる。
つぎに、図7を参照して、図1に示す送信部において実行される処理について説明する。図7は、送信部11〜15において実行される処理の一例を説明するためのフローチャートである。このフローチャートが開始されると以下のステップが実行される。なお、以下では、受信部51で異常が生じた際に、送信部11において図7に示すフローチャートが実行される場合を例に挙げて説明する。
ステップS30では、送信部11は、IPパケットを受信する。より詳細には、送信部11のPHY部11fはIPパケットに対応する信号を、MAC部11eに対応する形式の信号に変換して読み込む。
ステップS31では、送信部11は、ステップS30で受信したIPパケットが異常通知情報を含むか否かを判定し、異常通知情報を含むと判定した場合(ステップS31:Yes)にはステップS33に進み、それ以外の場合(ステップS31:No)にはステップS32に進む。より詳細には、異常検出部11dは、MAC部11eから供給されたIPパケットに異常通知情報が含まれているか否かを判定し、含まれている場合にはYesと判定してステップS33に進む。
ステップS32では、送信部11は、通常処理を実行する。すなわち、送信部11は、TS−IP変換部11bに入力されるTS信号をIPパケットに変換して順次送信する処理を実行する。
ステップS33では、送信部11は、ステップS31で異常通知情報を含むと判定されたIPパケットの異常通知情報に含まれるIPアドレスを参照し、当該送信先へのIPパケットの送信を停止する。例えば、送信部11が受信部51に対してIPパケットを送信している場合に、受信部51で異常が発生したとき、ホスト部11cは、TS−IP変換部11bに対してIPパケットの送信を停止させる。
ステップS34では、送信部11は、送信相手の受信部が正常になったか否かを判定し、正常になった場合(ステップS34:Yes)にはステップS35に進み、それ以外の場合(ステップS34:No)には同様の処理を繰り返す。例えば、送信部11のホスト11cは、ARPまたはPING等によって、受信部51が正常か否かを監視し、正常になった場合にはステップS35に進む。
ステップS35では、送信部11は、送信相手への送信処理を再開する。より詳細には、ホスト部11cは、TS−IP変換部11bに対してIPパケットの送信を再開させる。これにより、受信部51へのIPパケットの送信が再開される。
ステップS36では、送信部11は、処理を終了するか否かを判定し、処理を継続すると判定した場合(ステップS36:No)にはステップS30に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS36:Yes)には処理を終了する。例えば、装置の電源がオフの状態にされた場合には、Yesと判定して処理を終了する。
以上の処理によれば、受信部から異常通知情報を含むIPパケットを受信した場合には、IPパケットの送信を停止するとともに、正常になった場合にはIPパケットの送信を再開することができる。
(C)本発明の第2実施形態の説明
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態の構成は、図1〜3と同様であるので詳細な説明は省略する。
第1実施形態では、ARPテーブルのエントリが存在しなくなった場合に、そのエントリに登録されている受信部以外の受信部が異常通知情報を含むIPパケットを該当する送信部に対して送信することでIPパケットの送信動作を停止させるようにした。一方、第2実施形態では、例えば、IPパケットに記載されたポート番号に対応するアプリケーション(ポート番号)が受信部に存在しない場合、または、動作していない場合には、当該IPパケットは未到着状態となるため、異常(IPパケットの未到達)を通知するIPパケットが受信部から送信部へ伝送される。このような動作が繰り返されると、トラフィックが増加することから、第2実施形態では、このような未到達を通知するIPパケットを受信した場合には、送信部が送信動作を停止することにより、トラフィックの増加を抑制する。
つぎに、図8および図9を参照して、第2実施形態の詳細な動作について説明する。まず、図8は、図1に示す送信部11〜15において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートが開始されると以下のステップが実行される。なお、以下では、送信部11において図8に示すフローチャートが実行される場合を例に挙げて説明する。
ステップS50では、送信部11は、IPパケットを送信する。より詳細には、ホスト部11cは、TS−IP変換部11bを制御し、映像、音声、および、データ等を含む放送信号としてのTS信号をIPパケットに変換するとともに、図4(A)に示すように宛先IPアドレス等を付加する。また、図4(A)では示されていないが、宛先である受信部51においてIPパケットの受け渡し先であるアプリケーションを指定するポート番号を付加する。そして、このようにして生成されたIPパケットを、PHY部11fを介して送信する。
ステップS51では、送信部11は、受信部から送信された異常通知情報を含むIPパケットを受信したか否かを判定し、異常通知情報を含むIPパケットを受信したと判定した場合(ステップS51:Yes)にはステップS52に進み、それ以外の場合(ステップS51:No)にはステップS55に進む。より詳細には、ホスト部11cは、MAC部11eから供給されたIPパケットを参照し、異常の発生を通知する異常発生通知情報がデータとして含まれている場合には、異常発生通知情報が含まれていると判定し、ステップS52に進む。なお、図9を参照して後述するように、異常発生通知情報は、例えば、ポート番号で指定されたポートが存在しない場合や、ポート番号で指定されたアプリケーションが動作していない場合に、IPパケットのデータに付加されて送信される。
ステップS52では、送信部11は、該当する受信部へのIPパケットの送信を停止する。より詳細には、ホスト部11cは、TS−IP変換部11bを制御してその動作を停止させることで、受信部51に対するIPパケットの送信を停止させる。
ステップS53では、送信部11は、宛先である受信部が正常になったか否かを判定し、正常になったと判定した場合(ステップS53:Yes)にはステップS54に進み、それ以外の場合(ステップS54:No)には同様の処理を繰り返す。例えば、ホスト11cは、ARPまたはICMP等を利用して、受信部51の該当するポートに対して応答の要求を行うことで、該当するポートが正常になったか否かを判定する。
ステップS54では、送信部11は、IPパケットの送信を再開する。より詳細には、ホスト部11cは、TS−IP変換部11bを制御してその動作を再開させることで、受信部51に対するIPパケットの送信を再開させる。
ステップS55では、送信部11は、処理を終了するか否かを判定し、処理を継続すると判定した場合(ステップS55:No)にはステップS50に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS55:Yes)には処理を終了する。
図9は、図1に示す受信部51〜55において実行される処理の一例を説明するフローチャートである。このフローチャートが開始されると以下のステップが実行される。なお、以下では、受信部51において図9に示すフローチャートが実行される場合を例に挙げて説明する。
ステップS70では、受信部51は、送信部11から送信されたIPパケットを受信する。より詳細には、PHY部51bはIPパケットを、MAC部51cに対応した形式の信号に変換して読み込む。
ステップS71では、受信部51は、ステップS70で受信したIPパケットに記載されたポート番号で指定されるポートが正常であるか否かを判定し、正常であると判定した場合(ステップS71:Yes)にはステップS72に進み、それ以外の場合(ステップS71:No)にはステップS73に進む。より詳細には、異常検出部51dは、IPパケットに記載されているポート番号に対応するポートが存在しないか、アプリケーションが動作していない場合(Port Unreachableの場合)には、正常でないと判定してステップS73に進む。
ステップS72では、受信部51は、通常処理を実行する。より詳細には、MAC部51cは受信したIPパケットをIP−TS変換部51fに供給する。IP−TS変換部51fは、MAC部51cから供給されたIPパケットをTS信号に復元し、出力端子51gから出力し、後段の装置に供給する。
ステップS73では、受信部51は、異常通知情報を生成して、IPパケットのデータとして付加する。なお、異常通知情報としては、異常(Port Unreachable)が発生したことを示す情報を格納することができる。
ステップS74では、受信部51は、送信元IPアドレスを宛先アドレスIPに設定する。より詳細には、ホスト部51eは、ステップS70で受信したIPパケットに含まれている送信元IPアドレスである送信部11のIPアドレス「IP11」を宛先IPアドレスとして設定する。
ステップS75では、受信部51は、自己のIPアドレスを送信元アドレスIPに設定する。より詳細には、ホスト部51eは、自己のIPアドレスである「IP51」を送信元IPアドレスとして設定する。
ステップS76では、受信部51は、生成されたIPパケットを送信する処理を実行する。より詳細には、ホスト部51eは、ステップS73〜ステップS75の処理によって生成されたIPパケットを、MAC部51cおよびPHY部51bを介して、送信部11に送信する。
ステップS77では、受信部51は、処理を終了するか否かを判定し、処理を継続すると判定した場合(ステップS77:No)にはステップS70に戻って前述の場合と同様の処理を繰り返し、それ以外の場合(ステップS77:Yes)には処理を終了する。
以上の処理によれば、存在しないまたは動作していないアプリケーションが指定されたIPパケットを受信部が受信した場合には、送信部に対して通知し、送信部はこのような通知を受けたときには、IPパケットの送信を停止するようにしたので、トラフィックが増加することを抑制できる。
(D)変形実施形態の説明
以上の各実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものではない。例えば、図1に示す例では、5台の送信部11〜15と5台の受信部51〜55を有するようにしたが、例えば、第1実施形態の場合にはそれぞれが2台以上存在するようにすればよい。また、第2実施形態の場合にはそれぞれが1台以上存在するようにすればよい。また、第1実施形態では、全ての受信部が異常検出部を有する構成としたが、少なくとも1台の受信部が異常検出部を有するようにしてもよい。また、異常検出部を有する受信部は、放送信号は受信せずに異常検出だけを行う構成としてもよい。
また、図2および図3に示す構成例では、異常検出部11dおよび異常検出部51dの出力はホスト部11cおよびホスト部51eに供給するようにしたが、TS−IP部11bおよびIP−TS部51fに供給するようにしてもよい。
また、第2実施形態では、異常が通知された場合に、送信部がIPパケットの送信を停止するようにしたが、送信部がIPパケットを送信する前に、宛先の受信部のステータス確認を行い、ステータスが正常であると判定した場合にIPパケットを送信するようにしてもよい。より詳細には、送信部11と受信部51を例に挙げて説明すると、IPパケットの送信を開始する前に、送信部11は受信部51に対して、送信対象となるアプリケーションに対応するポートのステータスを確認するIPパケットを送信する。具体的には、例えば、ポート番号によって指定されたポートの状態(受信可能か否か)を示す情報の送信を要求するデータを、図4(A)に示すIPパケットに付加して送信するようにしてもよい。このような情報を受信した受信部では、該当するポートのステータスを調査し、調査結果を含むIPパケットを送信部に対して送信する。送信部では、受信部から送信されたこのような調査結果を含むIPパケットを受信し、該当するポートが受信可能である場合には、放送信号を含むIPパケットの送信を開始するようにすればよい。ステータスを要求するIPパケットとしては、例えば、ICMPパケットのデータ部分を使用したり、あるいは、独自のプロトコルを用いたりするようにしてもよい。
また、第2実施形態において、ステータスの確認を行うだけでなく、送信部が使用しているポートと、受信部が想定しているポートが異なる場合には、ステータス情報に送信部が使用しているポートのポート番号を記載し、送信部はステータス情報に含まれているポート番号に宛先を変更するようにしてもよい。より詳細には、図4(A)に示すようなIPパケットのデータに対して、使用するポートを通知するように要求する情報を付加して送信部11から送信し、受信部51では使用するポートを示す情報を付加したIPパケットを送信部11に対して送信する。送信部11では、通知されたポートが想定していた宛先と異なる場合には、通知されたポートに宛先を変更することができる。あるいは、送信部が宛先とするポートのポート番号を指定し、受信部が指定されたポートを使用するようにしてもよい。より詳細には、例えば、図4(A)に示すようなIPパケットのデータに対して、受信部51において使用するポートを指定する情報を付加して送信部11から送信し、受信部51ではこの情報によって指定されたポートを用いてIPパケットを受信することができる。
また、第2実施形態では、ポートが存在しない場合、または、ポートに対応するアプリケーションが動作していない場合を例に挙げて説明したが、例えば、受信部が受信するデータが多いためにオーバーフローが生じている場合には、これを異常と判断して送信部に通知し、送信部が送信を停止するようにしてもよい。
また、以上の各実施形態では、受信部に異常が発生している場合には、送信部がIPパケットの送信を停止するようにしたが、例えば、受信部に異常が発生した場合には、待機系の受信部に切り換えるようにしてもよい。より詳細には、例えば、受信部の動作を監視する監視部と、待機系の受信部を図1に示す構成に追加し、異常な受信部が検出された場合には待機系の受信部に切り換えるようにしてもよい。もちろん、送信部も同様である。
また、以上の実施形態では、受信部において異常が発生した場合には、対応する送信部に異常の発生を通知するようにしたが、例えば、全ての送信部に対して通知するとともに、対応する送信部が何らかの不具合によって動作を停止しない場合には、他の送信部が当該送信部の動作を停止させるようにしてもよい。
また、以上の説明では、第1実施形態と第2実施形態を別個の構成としたが、これら双方を一つの実施形態として実現するようにしてもよい。
1 伝送システム
10 送信装置
11〜15 送信部
11a 入力端子
11b TS−IP変換部(変換手段)
11c ホスト部(停止手段)
11d 異常検出部
11e MAC部
11f PHY部(送信手段)
11g 入出力端子
20 NW I/F
30 IPネットワーク
40 NW I/F
50 受信装置
51〜55 受信部
51a 入出力端子
51b PHY部(受信手段)
51c MAC部
51d 異常検出部
51e ホスト部(異常送信手段)
51f IP−TS変換部(復元手段)
51g 出力端子
IF20〜IF25,IF40〜IF45 インターフェース

Claims (6)

  1. IPネットワークを介して送信装置から受信装置にIPパケット化した放送信号を伝送する伝送システムにおいて、
    前記送信装置は1または複数の送信部を有し、
    各送信部は、
    前記放送信号をIPパケットに変換する変換手段と、
    前記変換手段によって得られた前記IPパケットを送信する送信手段と、
    前記受信装置から異常を通知する情報を受信した場合には、前記IPパケットの送信を停止する停止手段と、を有し、
    前記受信装置は1または複数の受信部を有し、
    各受信部は、
    前記送信手段から送信された前記IPパケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記IPパケットを前記放送信号に復元する復元手段と、を有し、
    前記受信装置は、異常を検出した場合に、前記異常を通知する情報を前記送信部に対して送信するとともに、自己以外の受信部を宛先とする前記IPパケットを受信した場合に、前記異常を通知する情報を、当該IPパケットの送信元の送信部に送信する異常送信手段をさらに有する、
    ことを特徴とする伝送システム。
  2. 前記異常送信手段が、少なくとも1の前記受信部に配されることを特徴とする請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記異常送信手段は、未到達のIPパケットが存在する場合に、前記異常を通知する情報を、当該IPパケットの送信元の送信部に送信することを特徴とする請求項1または2項に記載の伝送システム。
  4. 前記送信部は、前記IPパケットによって前記放送信号を送信する前に、送信先となる受信部の状態を通知する要求を送信し、当該要求によって通知された情報を参照し、受信可能である場合に前記IPパケットによって前記放送信号の送信を開始し、
    前記受信部は、前記要求を受信した場合には、自己の状態を示す情報を前記送信部に対して通知する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の伝送システム。
  5. 前記送信部は、前記IPパケットによって前記放送信号を送信する前に、送信先となる受信部に対して設定情報を送信し、
    前記受信部は、前記設定情報に基づいて前記IPパケットを受信するための設定を行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載の伝送システム。
  6. IPネットワークを介して、1または複数の送信部を有する送信装置から受信装置にIPパケット化された放送信号を伝送する伝送システムに用いる前記受信装置を構成する受信部であって、
    前記送信装置から送信された前記IPパケットを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記IPパケットを前記放送信号に復元する復元手段と、
    異常を検出した場合に、前記異常を通知する情報を前記送信装置に対して送信するとともに、自己以外の受信部を宛先とする前記IPパケットを受信した場合に、前記異常を通知する情報を、当該IPパケットの送信元の送信部に送信する異常送信手段と、
    を有することを特徴とする受信部。
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