以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るコミュニティ提供システム1の構成を示す図である。コミュニティ提供システム1は、複数のユーザに対して、メッセージの送信及びメッセージの認識のそれぞれの利用が可能なコミュニティを提供するシステムであって、図1に示すように、端末装置30−1,30−2,30−3及びサーバ10を含む。端末装置30及びサーバ10は互いにインターネットなどのネットワークNを介して通信可能である。
本実施形態におけるコミュニティは、ユーザの端末装置間でメッセージを送受信することにより、ユーザ間のコミュニケーションを図ることが可能なものであって、例えば、チャットや電子掲示板が例示される。
端末装置30は、例えば、チャットのためのアプリケーションがインストールされることにより、ユーザがチャット相手にテキスト情報からなるメッセージを送信し、チャット相手がそのメッセージを閲覧(認識の一例)することにより相互にテキストチャットを実施できる。また、端末装置30は、ユーザがチャット相手に音声情報やユーザの動画像情報を伴うメッセージを送信し、チャット相手がそのメッセージを視聴(認識の一例)することにより相互に音声チャットやビデオチャットを実施できる。また、端末装置30は、例えば、ブラウザにより、ユーザが電子掲示板に投稿するためにメッセージを送信したり、電子掲示板に投稿されたメッセージを受信して閲覧(認識の一例)したりできる。サーバ10は、端末装置30間のメッセージの送受信を仲介することによりチャットを制御する。また、サーバ10は、端末装置から送信されたメッセージを複数の端末から閲覧可能に制御することにより電子掲示板を実現させることができる。
端末装置30を構成する装置は限定されず、例えば据置型または携帯型のパーソナルコンピュータでもよいし、高機能携帯電話機(スマートフォン)や携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などの携帯端末でもよい。なお、図1では、3台の端末装置30が例示されているが、端末装置の台数は限定されない。
図2は、本実施形態に係るサーバ10の機能的構成を示すブロック図である。サーバ10は、機能的には、コミュニティ情報管理部11、利用期間管理部12、メッセージ処理部13及び禁止部14を含む。
図3は、本実施形態に係る端末装置30の機能的構成を示すブロック図である。端末装置30は、機能的には、イベント情報提示部31、コミュニティ参加受付部32及びアラート通知部38を含む。また、端末装置30は、サーバ10が禁止部14を備えることに代えて、またはサーバ10が禁止部14を備えることと併せて、禁止部33を備えてもよい。
また、端末装置30は、メッセージの送受信及び表示のために、メッセージ受付部34、メッセージ送受信部35、表示制御部36及び表示部37を更に備える。
図4は、サーバ10及び端末装置30のハードウェア構成図である。サーバ10は、物理的には、図4に示すように、CPU101、RAM及びROMといったメモリにより構成される主記憶装置102、メモリ及びハードディスク等で構成される補助記憶装置103、通信制御装置104、入力デバイスであるキーボード等の入力装置105、ディスプレイ等の出力装置106などを含むコンピュータシステムとして構成されている。なお、サーバ10においては、ディスプレイは必須の構成要素ではない。また、端末装置30も、CPU101、主記憶装置102、補助記憶装置103、通信制御装置104、入力装置105、出力装置106などを含むコンピュータシステムとして構成される。
図2に示したサーバ10の各機能は、図4に示すCPU101、主記憶装置102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェア(サーバ10用のコミュニティ提供プログラム)を読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信制御装置104、入力装置105、出力装置106を動作させるとともに、主記憶装置102や補助記憶装置103におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。処理に必要なデータやデータベースは主記憶装置102や補助記憶装置103内に格納される。
また、図3に示した端末装置30の各機能は、図4に示すCPU101、主記憶装置102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェア(端末装置30用のコミュニティ提供プログラム)を読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信制御装置104、入力装置105、出力装置106を動作させるとともに、主記憶装置102や補助記憶装置103におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。処理に必要なデータやデータベースは主記憶装置102や補助記憶装置103内に格納される。以下、図2及び図3を参照して、コミュニティ提供システム1の各機能部を説明する。
まず、端末装置30の各機能部を説明する。イベント情報提示部31は、現実世界のイベントが実施される時間の情報を少なくとも含むイベント情報を、表示部37を介してユーザに提示する部分である。現実世界のイベントは、例えば、テレビ及びラジオ等の番組、ある会場で催されるイベント等が例示される。本実施形態では、現実世界のイベントがテレビ番組である場合で説明する。即ち、本実施形態のイベント情報提示部31は、テレビ番組に関する情報をイベント情報としてユーザに提示する。図5は、表示部37に表示されたイベント情報の例を示す図である。図5に示すように、イベント情報提示部31は、例えば、テレビ番組に関する情報を配信する外部サーバ等から情報を取得して、テレビ番組表を表示部37に表示させる。イベント情報は、各テレビ番組の開始時間及び終了時間の情報を含む。
なお、本実施形態では、イベント情報提示部31は、端末装置30に備えられているが、イベント情報提示部31がサーバ10に備えられることとしてもよい。その場合には、サーバ10に備えられたイベント情報提示部が、端末装置30にイベント情報を送信して、端末装置30の表示部37にイベント情報を表示させる。
コミュニティ参加受付部32は、提示されたイベント情報に応じたイベントに係るコミュニティに対するユーザからの参加要求を、入力デバイス(入力装置105の一例)を介して受け付ける部分である。具体的には、入力デバイスは表示部37に設けられたタッチパネルであって、表示部37に表示されたテレビ番組表において、テレビ番組Vに対するユーザによる指定操作(テレビ番組Vの表示箇所に対するタッチ操作)が検出されると、コミュニティ参加受付部32は、テレビ番組Vに係るコミュニティに対する参加要求を受け付ける。コミュニティ参加受付部32は、参加要求を受け付けると、テレビ番組Vに関する情報(例えば、テレビ番組Vを識別する情報、テレビ番組の開始時間及び終了時間等)と共に、当該ユーザのユーザIDをサーバ10に送信する。
端末装置30の禁止部33については後述する。
メッセージ受付部34は、入力デバイス(入力装置105の一例)の操作により、ユーザにより入力されたメッセージを取得する部分である。メッセージ受付部34は、取得したメッセージをメッセージ送受信部35に送出する。
メッセージ送受信部35は、通信制御装置104を介して、メッセージ受付部34により取得されたメッセージを、コミュニティを制御するサーバ10に送信する部分である。また、メッセージ送受信部35に送出は、他のユーザの端末装置30からサーバ10に送信されたメッセージを、サーバ10から受信する。
表示制御部36は、テキストチャット等のコミュニティに係る表示画面を表示部37に表示させる部分である。具体的には、表示制御部36は、自端末装置30において入力されたメッセージ及びサーバ10から受信した他のユーザのメッセージを表示部37に表示させる。
表示部37は、表示制御部36による制御に基づいてメッセージを表示する部分であって、例えばディスプレイ(出力装置106の一例)といった装置により構成される。図6は、表示部37に表示された表示画面の例を示す図である。図6に示す例は、ユーザA,B,Cにより形成されたグループに提供されたコミュニティ(テキストチャット)の表示画面例であって、ユーザAの端末装置30の表示部37に表示された画面である。図示されるように、ユーザA並びにユーザB及びユーザCの各端末装置30から送信されたメッセージが時系列に表示されている。
アラート通知部38は、イベントの開始時間の所定時間前にユーザに対する所定のアラート通知をする部分である。つまり、コミュニティ参加受付部32は、イベントの開始時間以前にユーザからの参加要求を受け付け可能である。従って、イベントの開始時間以前に参加要求が受け付けられた場合でも、アラート通知部38は、当該イベントの開始時間の所定時間前(例えば5分前)にユーザに対するアラート通知を行うことができる。これにより、ユーザが参加を所望するイベントの開始時間前に、ユーザがアラート通知を受けることができるので、当該イベントに基づくコミュニティへの参加が促される。なおアラート通知は、例えば、表示部37にポップアップ画面として通知することとしてもよいし、他のアプリケーション(例えばメール)を介して通知することとしてもよい。
次に、図2を参照して、サーバ10の機能部について説明する。コミュニティ情報管理部11は、グループを形成させコミュニティに参加させる複数のユーザのユーザ識別情報と、コミュニティを識別するコミュニティ識別情報とを関連付けたコミュニティ情報を管理する部分である。なお、ユーザ識別情報としては、端末装置30ごとに一意に割り振られるUDID(Unique Device Identifier)、IMEI(InternationalMobile Equipment Identity)またはIMSI(International MobileSubscriber Identity)等の識別番号を利用してもよい。またこれら識別番号をハッシュ化または暗号化して利用してもよい。つまり、端末装置30で一意となる識別情報であればよい。また、コミュニティ提供システム1で独自に生成されたIDでもよい。また、ユーザ識別情報として、端末装置30のOSの機能として端末装置30毎に対応付けられた互いに異なる情報であって、各アプリケーションによって使用することが許可されている情報(例えば、広告識別子(Advertising Identifier))を利用してもよい。また、ユーザ識別情報として、端末装置30毎に対応づけられたIDを端末装置30から取得することをせずに、端末装置30から、例えば、画面解像度・幅、タイムゾーン時差等の100種類程度のパラメータをサーバ10が取得して、所定のアルゴリズムを用いて生成したIDを用いてもよい。
具体的には、コミュニティ情報管理部11は、現実世界のイベントを視聴しているユーザまたはイベントに参加しているユーザであって、参加要求を受け付けたユーザのユーザ識別情報を、グループを形成させるユーザのユーザ識別情報として取得する。本実施形態では、コミュニティ情報管理部11は、ユーザからのコミュニティへの参加要求を受け付けた端末装置30から当該ユーザのユーザID(ユーザ識別情報の一例)を取得する。そして、コミュニティ情報管理部11は、一のイベント(テレビ番組V)のコミュニティに対する参加要求を初めて受け付けた場合に、グループを識別するグループIDを生成する。そして取得したユーザIDと、コミュニティを識別するコミュニティIDを対応付けたコミュニティ情報を生成して管理する。また、参加要求に対するコミュニティのグループIDが既に生成されて管理されている場合には、当該グループIDに関連付けてユーザIDを管理する。なお、グループに属するユーザ(ユーザID)の数が所定数未満(例えば10未満)の場合にはコミュニティにおける利用をできないようにすることとしてもよい。
図7は、コミュニティ情報の一例を示す図である。図7に示すように、コミュニティ情報管理部11は、一のイベントのコミュニティに対する参加要求として取得した複数のユーザID「U01」、「U02」、「U03」を1つのグループとして、グループID「G1」に対応付けて、さらに、コミュニティID「C01」に対応付けたコミュニティ情報を管理している。同様に、コミュニティ情報管理部11は、一のイベントのコミュニティに対する参加要求として取得した複数のユーザID「U04」、「U05」、「U06」を1つのグループとして、グループID「G2」に対応付けて、さらに、コミュニティID「C02」に対応付けたコミュニティ情報を管理している。
なお、本実施形態では、コミュニティ情報管理部11が、取得した複数のユーザIDをグループID及びコミュニティIDに対応付けてコミュニティ情報を生成することとしているが、複数のユーザIDとコミュニティIDとが対応付けられたコミュニティ情報を、例えば外部サーバ等から取得して管理することとしてもよい。
利用期間管理部12は、コミュニティの利用が可能な期間として利用期間を管理する部分である。具体的には、利用期間管理部12は、提供するコミュニティに対応するイベントの実施期間に応じた利用期間を管理する。例えば、利用期間は、イベントの実施期間の一部を少なくとも含む期間である。即ち、利用期間は、イベントの開始時間から終了時間までであってもよい。また、利用期間の始期は、イベントの開始時間の所定時間前であってもよい。また、利用期間の終期は、イベントの終了時間の所定時間後であってもよい。また、利用期間の終期は、コミュニティにおけるユーザの参加状況に応じて設定されてもよい。
本実施形態では、利用期間管理部12は、端末装置30からコミュニティに対する参加要求として送信されたユーザIDと共に、テレビ番組Vの開始時間及び終了時間の情報を取得できるので、取得した開始時間及び終了時間に基づき利用期間を管理する。例えば、利用期間管理部12は、テレビ番組Vの開始時間から終了時間までを利用期間として管理してもよいし、開始時間の1時間前から終了時間の1時間後までを利用期間として管理することとしてもよい。
図8は、利用期間管理部12により管理される利用期間に関する情報の一例を示す図である。図8に示すように、利用期間管理部12は、コミュニティID「C01」のコミュニティの開始時期「st01」及び終了時期「ed01」を管理している。同様に、利用期間管理部12は、コミュニティID「C02」のコミュニティの開始時期「st02」及び終了時期「ed02」を管理している。また、利用期間管理部12は、コミュニティID「C03」のコミュニティの開始時期「st03」を管理しているが、終了時期は設定されていない。コミュニティID「C03」のコミュニティの終了時期は、例えば、現実世界のイベントの実施状況や当該コミュニティに対するユーザの参加状況に応じて管理される。
メッセージ処理部13は、利用期間内において、コミュニティ情報を参照して、グループに属するユーザの端末装置30から送信されたメッセージをグループに属する他のユーザの端末装置30でユーザが認識できるようにメッセージを処理する部分である。本実施形態では、メッセージ処理部13は、通信制御装置104の制御により、端末装置30から送信されたメッセージを他のユーザの端末装置30に送信する。
より具体的には、メッセージ処理部13は、例えば、コミュニティID「C01」のコミュニティの提供においては、開始時期「st01」から終了時期「ed01」までの間において、ユーザID「U01」,「U02」,「U03」のうちのいずれかのユーザの端末装置30から送信されたメッセージを取得して、当該メッセージの送信元以外のユーザの端末装置30にメッセージを送信する。例えば、メッセージ処理部13は、ユーザID「U01」の端末装置30から送信されたメッセージを、ユーザID「U02」,「U03」の端末装置30に送信する。これにより、グループG1内のユーザの端末装置30間でメッセージの送信及び受信が相互に行われるので、グループ内のユーザ間のメッセージの交換により、グループ内のユーザ間のつながりが得られる。
禁止部14は、利用期間が過ぎた場合に、コミュニティにおける利用の一部または全部を不可能に制御する部分である。具体的には、禁止部14は、利用期間管理部12により管理されている利用期間が過ぎた場合に、端末装置30において、ユーザからのメッセージの送信及びユーザによるメッセージの認識の一方または両方を不可能に制御する。
より具体的には、禁止部14は、コミュニティ情報管理部11において管理されたコミュニティ情報を無効化することにより、コミュニティの利用を不可能にする。コミュニティ情報の無効化は、例えば、コミュニティ情報の削除、コミュニティ情報の参照禁止といった制御により実現される。これにより、グループ内のユーザの端末装置30間におけるメッセージの送信及びメッセージの認識のための処理が不可能になるので、グループ内のユーザ間のメッセージの交換を時限的に終了させることが可能となる。
また、コミュニティの利用を不可能にする制御を、端末装置30の禁止部33により実現させることとしてもよい。この場合には、禁止部33は、端末装置30におけるコミュニティを利用する際の操作を無効化させる制御をする。具体的には、禁止部33は、メッセージ受付部34によるメッセージの受け付け、メッセージ送受信部35によるメッセージの送信、メッセージ送受信部35によるメッセージの受信、及び表示制御部36によるメッセージの表示制御のうちの少なくとも一つを不可能に制御することにより、コミュニティの利用不可能に制御する。これにより、グループ内のユーザ間のメッセージの交換を時限的に終了させることが可能となる。
次に、図9を参照して、本実施形態のコミュニティ提供方法について説明する。図9は、第1の実施形態におけるコミュニティ提供方法の処理の例を示すフローチャートである。
まず、端末装置30において、イベント情報提示部31は、現実世界のイベントが実施される時間の情報を少なくとも含むイベント情報をユーザに提示する(S1)。続いて、コミュニティ参加受付部32は、ステップS1において提示されたイベント情報に応じた、イベントに係るコミュニティに対するユーザからの参加要求を受け付けたか否かを判断する(S2)。参加要求を受け付けたと判断された場合には、処理手順はステップS3に進められる。一方、参加要求を受け付けたと判断されなかった場合には、ステップS2の判断処理が繰り返される。
ステップS3において、コミュニティ参加受付部32は、イベントに関する情報(イベントの開始時間及び終了時間等を含む)と共に、端末装置のユーザのユーザIDをサーバ10に送信する(S3)。
サーバ10において、コミュニティ情報管理部11は、ユーザからのコミュニティへの参加要求を受け付けた端末装置30から当該ユーザのユーザIDを取得する(S11)。なお、図9のフローチャートでは、ユーザIDの送信(S3)に係る端末装置30は図示の都合により一台しか示されていないが、サーバ10は、ステップS11の処理として、複数のユーザの端末装置30からユーザIDを取得できる。
次に、コミュニティ情報管理部11は、取得したユーザIDが一のイベントに対して受け付けた初めてのユーザIDであるか否かを判断する(S12)。初めてのユーザIDであると判断された場合には、処理手順はステップS13に進められる。一方、初めてのユーザIDであると判断されなかった場合には、処理手順はステップS14に進められる。
ステップS13において、コミュニティ情報管理部11は、取得したユーザIDのユーザが属するグループのグループIDを生成し、取得したユーザID及びグループIDと当該ユーザの参加要求に係るコミュニティを識別するコミュニティIDとを対応付けたコミュニティ情報を生成して管理する(S13)。一方、ステップS14において、コミュニティ情報管理部11は、取得したユーザIDを、当該ユーザの参加要求に係るコミュニティに対応するグループDに対応付けて管理する(S14)。
続いて、コミュニティ情報管理部11は、グループに属するユーザ(ユーザID)の数が所定数以上であるか否かを判定する(S15)。ユーザの数が所定数以上であると判定された場合には、処理手順はステップS16に進められる。一方、ユーザの数が所定数以上であると判定されなかった場合には、処理手順はステップS11に戻る。
ステップS16において、メッセージ処理部13は、当該イベントの実施期間に応じて管理されているコミュニティの利用期間内において、コミュニティ情報を参照して、グループに属するユーザの端末装置30から送信(S4)されたメッセージをグループに属する他のユーザの端末装置30に送信するようにメッセージを処理する(S16)。即ち、端末装置30から送信されたメッセージを他のユーザの端末装置30に送信する処理がサーバにより行われ(S16)、他のユーザの端末装置30がメッセージの受信及び表示(S4)をすることにより、コミュニティにおけるユーザ間のメッセージの交換が実現される。
メッセージ処理(S16)を実施しながら、利用期間管理部12は、利用期間が終了したか否かを判定する(S17)。利用期間が終了したと判定された場合には、処理手順はステップS18に進められる。一方、利用期間が終了したと判定されなかった場合には、ステップS16の判定処理が繰り返される。
ステップS18において、禁止部14は、コミュニティにおける利用の一部または全部を不可能に制御する(S18)。なお、ステップS16の処理に代えて、または、ステップS16の処理と併せて、端末装置30の禁止部33が、コミュニティの利用を不可能にする制御を実施することとしてもよい(S5)。この場合には、端末装置30の禁止部33が、コミュニティの利用期間に関する情報を取得し、利用期間が終了したか否かを判定する判定処理を実施し、その判定結果に応じて、コミュニティの利用を不可能にする制御を実施することとしてもよい。また、ステップS17における判定結果を禁止部33が取得し、取得した判定結果に応じてコミュニティの利用を不可能にする制御を実施することとしてもよい。
次に、図10を参照して、コンピュータをサーバ10として機能させるためのコミュニティ提供プログラムを説明する。コミュニティ提供プログラム10Pは、メインモジュール10m、コミュニティ情報管理モジュール11m、利用期間管理モジュール12m、メッセージ処理モジュール13m及び禁止モジュール14mを備える。
メインモジュール10mは、コミュニティ提供処理を統括的に制御する部分である。コミュニティ情報管理モジュール11m、利用期間管理モジュール12m、メッセージ処理モジュール13m及び禁止モジュール14mを実行することにより実現される機能はそれぞれ、図2に示されるサーバ10のコミュニティ情報管理部11、利用期間管理部12、メッセージ処理部13及び禁止部14の機能と同様である。
次に、図11を参照して、コンピュータを端末装置30として機能させるためのコミュニティ提供プログラムを説明する。コミュニティ提供プログラム30Pは、メインモジュール30m、イベント情報提示モジュール31m、コミュニティ参加受付モジュール32m、禁止モジュール33m、メッセージ受付モジュール34m、メッセージ送受信モジュール35m、表示制御モジュール36m及びアラート通知モジュール38mを備える。
メインモジュール30mは、コミュニティ提供処理を統括的に制御する部分である。イベント情報提示モジュール31m、コミュニティ参加受付モジュール32m、禁止モジュール33m、メッセージ受付モジュール34m、メッセージ送受信モジュール35m、表示制御モジュール36m及びアラート通知モジュール38mを実行することにより実現される機能はそれぞれ、図3に示される端末装置30のイベント情報提示部31、コミュニティ参加受付部32、禁止部33、メッセージ受付部34、メッセージ送受信部35、表示制御部36及びアラート通知部38の機能と同様である。
コミュニティ提供プログラム10P,30Pは、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体10D,30Dまたは半導体メモリによって提供される。また、コミュニティ提供プログラム10Pは、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
以上説明した第1実施形態のコミュニティ提供システム1、コミュニティ提供方法及びコミュニティ提供プログラムによれば、形成されたグループに属する複数のユーザのユーザIDがコミュニティに参加させるユーザのユーザ識別情報として管理され、グループ内のユーザの端末装置30間でメッセージの送信及び認識が可能に処理されるので、グループ内のユーザ間のメッセージの交換により、グループ内のユーザ間のつながりが得られる。さらに、コミュニティの利用期間が過ぎた場合に、コミュニティの利用が不可能に制御されるので、グループ内のユーザの端末装置30間におけるメッセージの送信及び認識ができなくなる。従って、グループ内のユーザ間のメッセージの交換が継続されず時限的に終了されることとなるので、グループ内のユーザ間において、一時的なつながりを得ることが可能となる。
なお、第1実施形態では、イベント情報提示部31、コミュニティ参加受付部32及びアラート通知部38が端末装置30に備えられることとしているが、これらの機能部がサーバ10に備えられることとしてもよい。また、コミュニティ情報管理部11及び利用期間管理部12がサーバ10に備えられることとしているが、これらの機能部が端末30に備えられることとしてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係るコミュニティ提供システムでは、ユーザに対するコミュニティのレコメンドが実施される。図12は、第2実施形態に係るサーバ10Aの機能的構成を示すブロック図である。サーバ10Aは、属性情報管理部15、通知部16及び履歴情報管理部17を更に備える点で、図2に示した第1の実施形態のサーバ10と異なる。
図13は、第2実施形態に係る端末装置30Aの機能的構成を示すブロック図である。端末装置30Aは、嗜好情報管理部39を備える点で、図3に示した第1の実施形態の端末装置30と異なる。
属性情報管理部15は、コミュニティの属性情報を管理する部分である。属性情報管理部15は、コミュニティに関する種々の属性情報を管理することができる。例えば、属性情報管理部15は、コミュニティの属性情報として、コミュニティに関わる位置情報、ユーザの嗜好情報と関連付けられたタグ情報、コミュニティの内容を示すタグ情報等を管理する。
図14は、属性情報管理部15により管理されるコミュニティの属性情報の一例を示す図である。図14に示すように、属性情報管理部15は、例えば、コミュニティID「C01」の属性として、(位置:P1)といった属性情報を管理している。図14に示される属性情報において、コロンの前は属性の種類を示し、コロンの後は情報本体を示す。また、属性情報管理部15は、コミュニティID「C02」,「C03」の属性としてそれぞれ、(嗜好:F1),(内容:B1)といった属性情報を管理している。また、属性情報管理部15は、一のコミュニティに対して複数の属性を対応付けて管理することができる。例えば、属性情報管理部15は、コミュニティID「C04」の属性として、「(位置:P2),(内容:B2)」といった属性情報を管理している。また、属性情報管理部15は、コミュニティID「C05」の属性として、「(嗜好:F2),(内容:B3)」といった属性情報を管理している。
通知部16は、ユーザの端末装置30Aからの要求(レコメンド要求)に基づいて、コミュニティの属性情報を参照して、複数のコミュニティのうちのユーザに提示するコミュニティである対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を端末装置30Aのユーザに通知する部分である。具体的には、通知部16は、端末装置30Aのユーザからのコミュニティの提示に関するレコメンド要求に応じて、コミュニティの属性情報を参照してユーザにレコメンドする対象コミュニティを抽出して、抽出した対象コミュニティを示すコミュニティID等を含む対象コミュニティ情報をレコメンド要求をした端末装置30Aに送信する。対象コミュニティ情報の通知に関する更に具体的な例については後述する。
履歴情報管理部17は、ユーザが参加したコミュニティの履歴情報を管理する部分である。具体的には、履歴情報管理部17は、過去にコミュニティ提供システム1により提供されたコミュニティに参加したユーザの情報をコミュニティごとに記憶している。図15は、履歴情報管理部17により管理されている履歴情報の一例を示す図である。図15に示すように、履歴情報管理部17は、過去に提供されたコミュニティのコミュニティIDにグループID及びグループに属したユーザIDを対応付けて管理している。すなわち、図7で示したコミュニティ情報管理部11が管理するコミュニティ情報のうち、利用期間が過ぎたコミュニティ情報と同一の情報が履歴情報として管理される。したがって、コミュニティ情報管理部11が管理するコミュニティ情報に、利用期間が過ぎたか否かを示す情報を付加して、利用期間が過ぎたコミュニティ情報を履歴情報として、履歴情報管理部17が管理することとしてもよい。つまり、コミュニティ情報管理部11に、履歴情報管理部17として機能させることとしてもよい。なお、履歴情報として、ユーザIDに対して、当該ユーザIDが参加した一または複数のコミュニティIDを対応づけた情報とすることとしてもよい。
端末装置30Aの嗜好情報管理部39は、ユーザの嗜好情報を管理する部分である。具体的には、嗜好情報管理部39は、ユーザが嗜好する物、事象等を示す情報を記憶している。図16は、嗜好情報管理部39により管理されている嗜好情報の一例を示す図である。図16に示すように、嗜好情報管理部39は、ユーザID「U01」のユーザの嗜好情報としてF2,F3等の情報を記憶している。
次に、位置情報に基づく対象コミュニティ情報の通知の具体例を説明する。この例では、属性情報管理部15は、コミュニティの属性情報としてコミュニティに関わる位置情報を管理する。通知部16は、レコメンド要求をした端末装置30Aの位置情報と所定の位置関係にある位置情報に対応づけられたコミュニティを対象コミュニティとして抽出し、対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を端末装置30Aのユーザに通知する。このとき、通知部16は、端末装置30Aから位置情報を取得し、属性情報管理部15により管理されている属性情報(位置情報)を参照して、対象コミュニティを抽出するようにする。例えば、端末装置30Aから取得した位置情報が「P1」である場合には、通知部16は、属性「(位置:P1)」に対応付けられたコミュニティID「C01」を抽出する。そして、通知部16は、抽出したコミュニティIDを含む対象コミュニティ情報を、ユーザにレコメンドするコミュニティの情報として通知する。なお、上記の例では、端末装置30Aの位置情報に一致する属性を有するコミュニティの情報が通知されることとしたが、端末装置30Aの位置情報が示す位置と所定の距離以内の位置を示す位置を属性として有するコミュニティの情報が通知されることとしてもよい。このように対象コミュニティ情報が通知されることにより、ユーザの所在位置に応じた好適なコミュニティをレコメンドできる。
次に、嗜好情報に基づく対象コミュニティ情報の通知の具体例を説明する。この例では、属性情報管理部15は、コミュニティの属性情報として嗜好情報と関連付けられたタグ情報を管理する。通知部16は、レコメンド要求をした端末装置30Aのユーザの嗜好情報と関連付けられたタグ情報を有するコミュニティを対象コミュニティとして抽出し、対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を端末装置30Aのユーザに通知する。このとき、通知部16は、端末装置30Aの嗜好情報管理部39からユーザの嗜好情報を取得し、属性情報管理部15により管理されている属性情報を参照して、対象コミュニティを抽出するようにする。例えば、端末装置30Aから取得した嗜好情報が「F2,F3」である場合には、通知部16は、属性「(嗜好:F2)」に対応付けられたコミュニティID「C05」を抽出する。そして、通知部16は、抽出したコミュニティIDを含む対象コミュニティ情報を、ユーザにレコメンドするコミュニティの情報として通知する。このように対象コミュニティ情報が通知されることにより、ユーザの嗜好に応じた好適なコミュニティをレコメンドできる。
次に、コミュニティの内容及び履歴情報に基づく対象コミュニティ情報の通知の具体例を説明する。この例では、属性情報管理部15は、コミュニティの属性情報としてコミュニティの内容を示すタグ情報を管理する。通知部16は、レコメンド要求した端末装置30Aのユーザの履歴情報に含まれるコミュニティに対応付けられたタグ情報と同様の内容を示すタグ情報を有するコミュニティを対象コミュニティとして抽出し、対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を端末装置30Aのユーザに通知する。このとき、通知部16は、端末装置30Aのユーザが参加したコミュニティの履歴情報を履歴情報管理部17から取得し、属性情報管理部15により管理されている属性情報を参照して、対象コミュニティを抽出するようにする。例えば、端末装置30Aから取得したユーザIDが「U01」である場合には、通知部16は、履歴情報管理部17から、ユーザID「U01」に対応付けられたコミュニティID「C11」を取得する。続いて、通知部16は、属性情報管理部15から、コミュニティID「C11」と、コミュニティの内容に関して同様のタグ情報(内容:B2)を有するコミュニティID「C04」を抽出する。そして、通知部16は、抽出したコミュニティID「C04」を含む対象コミュニティ情報を、ユーザにレコメンドするコミュニティの情報として通知する。ユーザの端末装置30Aに通知される対象コミュニティ情報は、例えばURL情報や、当該URLに対するアクセスが可能なQRコード(登録商標)等の、コミュニティに参加するための情報を含んでもよい。このように対象コミュニティ情報が通知されることにより、ユーザが過去に参加したコミュニティの内容の傾向に応じた好適なコミュニティをレコメンドできる。
次に、第2実施形態のコミュニティ提供方法について説明する。図17は、第2実施形態におけるコミュニティ提供方法の処理の例を示すフローチャートである。
まず、端末装置30Aは、コミュニティのレコメンド要求をサーバ10Aに送信する(S21)。サーバ10Aの通知部16は、端末装置30Aからの要求を受信する(S31)。
次に、通知部16は、端末装置30Aの位置情報、端末装置30Aのユーザが参加したコミュニティの履歴情報等に基づき、コミュニティの属性情報を参照してユーザにレコメンドする対象コミュニティを抽出する(S32)。そして、通知部16は、抽出した対象コミュニティを示すコミュニティID等を含む対象コミュニティ情報を要求元の端末装置30Aに送信する(S33)。
端末装置30Aは、通知部16からの対象コミュニティ情報を受信する(S22)。以上の処理により、コミュニティの属性情報の参照によりユーザからの要求に応じたコミュニティがユーザに提示されるので、ユーザに対して好適なコミュニティをレコメンドできる。
また、通知部16は、履歴情報及びコミュニティ情報を参照し、一のユーザと過去に同じコミュニティに参加した他のユーザのうち所定条件を満たすユーザが、現在参加しているコミュニティを一のユーザに提示する対象コミュニティとして抽出し、該対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を一のユーザの端末装置30Aに通知することとしてもよい。具体的には、まず、通知部16は、履歴情報を参照して、ユーザID「U01」と過去に同じコミュニティに参加した他のユーザのユーザID「U04」、「U08」を抽出する。ここで、他のユーザの抽出のための所定条件は、例えば、同じコミュニティに1回以上参加したこと、とする。そして、通知部16は、コミュニティ情報(図7)を参照して、ユーザID「U04」、「U08」のユーザが、現在参加しているコミュニティのコミュニティID「C02」を抽出する。そして、通知部16は、コミュニティID「C02」を含む対象コミュニティ情報を、ユーザID「U01」のユーザにレコメンドするコミュニティの情報として当該ユーザの端末装置30Aに通知する。
これにより、端末装置30Aからの要求によらず、ユーザが過去に参加したコミュニティに参加していた他のユーザが現在参加しているコミュニティをユーザに提示することができる。従って、過去に共にコミュニティに参加した他のユーザと、再び同じコミュニティに参加する機会をユーザに与えることが可能となる。
次に、図18を参照して、コンピュータをサーバ10Aとして機能させるためのコミュニティ提供プログラムを説明する。コミュニティ提供プログラム10APは、属性情報管理モジュール15m、通知モジュール16m及び履歴情報管理モジュール17mを備える点で、第1実施形態のコミュニティ提供プログラム10Pと異なる。属性情報管理モジュール15m、通知モジュール16m及び履歴情報管理モジュール17mを実行することにより実現される機能はそれぞれ、図12に示される属性情報管理部15、通知部16及び履歴情報管理部17の機能と同様である。
次に、図19を参照して、コンピュータを端末装置30Aとして機能させるためのコミュニティ提供プログラムを説明する。コミュニティ提供プログラム30APは、嗜好情報管理モジュール39mを備える点で、第1実施形態のコミュニティ提供プログラム30Pと異なる。嗜好情報管理モジュール39mを実行することにより実現される機能はそれぞれ、図13に示される嗜好情報管理部39の機能と同様である。
コミュニティ提供プログラム10AP,30APは、例えば、CD−ROMやDVD−ROM及び半導体メモリ等の記憶媒体10AD,30ADによって提供される。また、コミュニティ提供プログラム10Pは、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号として通信ネットワークを介して提供されてもよい。
なお、第2実施形態では、属性情報管理部15、通知部16及び履歴情報管理部17がサーバ10Aに備えられ、嗜好情報管理部39が端末装置30Aに備えられることとしているが、これらの各機能部はサーバ10及び端末装置30のいずれに備えられることとしてもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。図20は、第3実施形態に係るコミュニティ提供システム1Bの構成を示す図である。コミュニティ提供システム1Bは、サーバ10B及び端末装置30に加えて、複数のゲーム端末GT1〜GT3及びゲーム管理サーバGS(外部サーバの一例)を含む。
ゲーム端末GTは、例えばアミューズメント施設等に備えられ、ユーザが参加してゲームを実施できる端末である。ユーザがゲーム端末GTにてゲームを実施する場合には、ユーザのユーザIDをゲーム端末GTに対して入力する。
ゲーム管理サーバGSは、サービスとして複数のゲーム端末GTのそれぞれに対してゲームを提供するサーバである。したがって、複数のユーザが参加したゲームが可能となる。ゲーム管理サーバGSは、ゲーム端末GTにおいてゲームに参加しているユーザの一部または全部を所定の関係にある複数のユーザとして、当該複数のユーザのユーザIDのそれぞれを各ゲーム端末GTから取得する。
第3実施形態におけるサーバ10Bのコミュニティ情報管理部11は、ゲーム管理サーバ(外部サーバの一例)により提供されているゲーム(サービスの一例)においてゲームに参加している複数のユーザ(所定の関係にある複数のユーザの一例)のユーザ識別情報を、グループを形成させる複数のユーザのユーザ識別情報として取得する。具体的には、例えば、コミュニティ情報管理部11は、ゲーム管理サーバGSと通信して、ゲーム管理サーバGSで提供されているゲームにおいて所定の関係にある複数のユーザのユーザIDを取得する。さらに、ユーザからのコミュニティへの参加要求を受け付けた端末装置30から当該ユーザのユーザIDを取得する。そして、ゲーム管理サーバGSが所定の関係にある複数のユーザの一部または全部に対応したユーザIDを、コミュニティへの参加要求として端末装置30から取得できた場合に、取得した複数のユーザのユーザIDによりグループを形成させる。そして、コミュニティ情報管理部11は、グループを形成させた複数のユーザのユーザIDをコミュニティIDに対応づけて、コミュニティ情報として管理する。これにより、ゲーム端末GTにおいてゲームを実施している複数のユーザに対して、例えばテキストチャットといったコミュニティが提供される。
第3実施形態における利用期間管理部12は、外部サーバにおいて、複数のユーザにおける所定の関係が成立したタイミングに基づいて、コミュニティの利用期間を管理する。具体的には、例えば、利用期間管理部12は、ゲーム端末GTにおいて所定の関係を以てゲームを実施している複数のユーザのユーザIDを、ゲーム管理サーバGSを介して取得したときに応じて、利用期間の開始時間を管理することができる。また、利用期間管理部12は、ユーザからのコミュニティへの参加要求を受け付けたタイミングに基づいて、コミュニティの利用期間を管理することとしてもよい。また、上記タイミングに加えて、他の条件が充足したタイミングに基づくこととしてもよい。
また、利用期間管理部12は、利用期間が開始されたコミュニティを利用するユーザ数が所定数以下になった場合に利用期間を終了させる。また、利用期間管理部12は、利用期間開始時から所定時間後やゲーム端末GTにおけるゲーム実施者が所定人数未満になった時に応じて、利用期間の終了時間を管理することとしてもよい。これにより、ゲーム管理サーバGS及びゲーム端末GTにより提供されるゲーム等のサービス等において所定の関係を有する期間に基づき限定された期間において、ゲームを実施している複数のユーザ間のつながりが得ることが可能となる。
次に、第3実施形態に係るコミュニティ提供システムの他の例について説明する。図21は、第3実施形態に係るコミュニティ提供システム1Cの構成を示す図である。コミュニティ提供システム1Cは、サーバ10C及び端末装置30に加えて、コンテンツ情報管理サーバCS(外部サーバの一例)を含む。
コンテンツ情報管理サーバCSは、ユーザの端末装置30において再生されているメディアコンテンツの属性情報を該ユーザのユーザIDと共に集計する外部サーバである。具体的には、コンテンツ情報管理サーバCS(外部サーバの一例)は、端末装置30において再生されている楽曲及び動画等の曲名やアーティスト名等の属性情報を当該楽曲等が再生されている端末装置30のユーザのユーザIDと共に、各端末装置30から取得する。
サーバ10Cのコミュニティ情報管理部11は、同様の属性を有するメディアコンテンツが現在再生されている複数の端末装置のユーザのユーザIDを、グループを形成させる複数のユーザのユーザ識別情報として取得する。具体的には、例えば、コミュニティ情報管理部11は、同じ楽曲が再生されている複数の端末装置30のユーザのユーザIDを、コンテンツ情報管理サーバCSから取得する。そして、コミュニティ情報管理部11は、取得した複数のユーザのユーザIDをコミュニティIDに対応づけて、コミュニティ情報として管理する。これにより、同じメディアコンテンツを現在再生している複数のユーザに対して、例えばテキストチャットといったコミュニティが提供される。
利用期間管理部12は、外部サーバにおいて、複数のユーザの端末装置においてメディアコンテンツが再生されている時間に基づき、コミュニティの利用期間を設定する。具体的には、例えば、利用期間管理部12は、メディアコンテンツが再生されている期間を、コミュニティの利用期間をして設定してもよい。また、利用期間管理部12は、メディアコンテンツの再生が終了してから所定時間後を、コミュニティの利用期間の終了時間として設定することとしてもよい。
これにより、複数のユーザの端末装置において同じメディアコンテンツが再生されている期間に基づき限定された期間において、複数のユーザの端末装置間においてメッセージの送信及び認識が可能に処理されるので、同じメディアコンテンツの再生している複数のユーザ間のつながりが得ることが可能となる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。図22は、第4実施形態におけるコミュニティの一例のテキストチャットが実施されている端末装置30の表示画面例である。
第4実施形態では、メッセージ処理部13は、ユーザが参加したコミュニティの履歴情報及びコミュニティ情報を参照し、一のユーザの端末装置30に他のユーザからのメッセージを表示させるに際して、当該他のユーザが過去に同じコミュニティに参加したことがある場合に、その旨を認識できる情報を併せて表示させる。
具体的には、メッセージ処理部13は、コミュニティ情報を参照して、コミュニティに参加している他のユーザのユーザIDを取得する。次に、メッセージ処理部13は、履歴情報に基づき、現在同じコミュニティに参加している他のユーザが、過去に同じコミュニティに参加したことがあるか否かを抽出する。メッセージ処理部13は、他のユーザが、過去に同じコミュニティに参加したことがある場合には、同じコミュニティに参加した回数を更に検索することとしてもよい。
そして、メッセージ処理部13は、他のユーザが過去に同じコミュニティに参加したことを認識できる情報を、表示制御部36を介して表示部37に表示させる。図22は、ユーザAの端末装置30の表示部37における表示画面であって、ユーザAが過去に、ユーザBとは3回同じコミュニティに参加したことがあり、ユーザCとは2回同じコミュニティに参加したことがある場合の例である。
図22に示すように、メッセージ処理部13は、ユーザBのアイコンの上部に、過去に3回同じコミュニティに参加したことがある旨を示すアイコンMBを表示させる。また、メッセージ処理部13は、ユーザCのアイコンの上部に、過去に2回同じコミュニティに参加したことがある旨を示すアイコンMCを表示させる。このように、ユーザは、過去に同じコミュニティに共に参加したユーザが、現在参加しているコミュニティに参加していることを認識できるので、ユーザ間のつながりの意識が高められる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、本発明は、以下に記載するコミュニティ提供システム、コミュニティ提供方法及びコミュニティ提供プログラムであってもよい。
本発明の一側面に係るコミュニティ提供システム1は、複数のユーザに対して、メッセージの送信及びメッセージの認識のそれぞれの利用が可能なコミュニティを提供するコミュニティ提供システム1であって、グループを形成させ前記コミュニティに参加させる複数のユーザのユーザ識別情報(ユーザID)を取得し、前記グループに属する前記複数のユーザのユーザ識別情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報とを関連付けたコミュニティ情報を管理するコミュニティ情報管理部11と、前記コミュニティの前記利用が可能な期間として利用期間を管理する利用期間管理部12と、前記利用期間内において、前記コミュニティ情報を参照して、前記グループに属するユーザの端末装置から送信されたメッセージを前記グループに属する他のユーザの端末装置で認識できるように前記メッセージを処理するメッセージ処理部13と、前記利用期間が過ぎた場合に、前記コミュニティにおける前記利用の一部または全部を不可能に制御する禁止部14と、を備える。
本発明の一側面に係るコミュニティ提供方法は、複数のユーザに対して、メッセージの送信及びメッセージの認識のそれぞれの利用が可能なコミュニティを提供するコミュニティ提供システムにおけるコミュニティ提供方法であって、グループを形成させ前記コミュニティに参加させる複数のユーザのユーザ識別情報を取得し(S11)、前記グループに属する前記複数のユーザのユーザ識別情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報とを関連付けたコミュニティ情報を管理するコミュニティ情報管理ステップ(S13)と、前記コミュニティの前記利用が可能な期間として管理された利用期間内において、前記コミュニティ情報を参照して、前記グループに属するユーザの端末装置から送信されたメッセージを前記グループに属する他のユーザの端末装置で認識できるように前記メッセージを処理するメッセージ処理ステップ(S14)と、前記利用期間が過ぎた場合に、前記コミュニティにおける前記利用の一部または全部を不可能に制御する禁止ステップ(S16,S5)と、を有する。
本発明の一側面に係るコミュニティ提供プログラム10Pは、コンピュータを、複数のユーザに対して、メッセージの送信及びメッセージの認識のそれぞれの利用が可能なコミュニティを提供するコミュニティ提供システムとして機能させるためのコミュニティ提供プログラム10Pであって、前記コンピュータに、グループを形成させ前記コミュニティに参加させる複数のユーザのユーザ識別情報を取得し、前記グループに属する前記複数のユーザのユーザ識別情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報とを関連付けたコミュニティ情報を管理するコミュニティ情報管理機能(コミュニティ情報管理モジュール11m)と、前記コミュニティの前記利用が可能な期間として利用期間を管理する利用期間管理機能(利用期間管理モジュール12m)と、前記利用期間内において、前記コミュニティ情報を参照して、前記グループに属するユーザの端末装置から送信されたメッセージを前記グループに属する他のユーザの端末装置で認識できるように前記メッセージを処理するメッセージ処理機能(メッセージ処理モジュール13m)と、前記利用期間が過ぎた場合に、前記コミュニティにおける前記利用の一部または全部を不可能に制御する禁止機能(禁止モジュール14m)と、を実現させる。
上記側面によれば、形成されたグループに属する複数のユーザのユーザ識別情報がコミュニティに参加させるユーザのユーザ識別情報として管理され、グループ内のユーザの端末装置間でメッセージの送信及び認識が可能に処理されるので、グループ内のユーザ間のメッセージの交換により、グループ内のユーザ間のつながりが得られる。さらに、コミュニティの利用期間が過ぎた場合に、コミュニティの利用が不可能に制御されるので、グループ内のユーザの端末装置間におけるメッセージの送信及び認識ができなくなる。従って、グループ内のユーザ間のメッセージの交換が継続されず時限的に終了されることとなるので、グループ内のユーザ間において、一時的なつながりを得ることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、前記禁止部14は、前記コミュニティ情報管理部11で管理された前記コミュニティ情報を無効化することとしてもよい。
上記側面によれば、コミュニティ情報の無効化により、グループ内のユーザの端末装置間におけるメッセージの送信及びメッセージの認識のための処理が不可能になる。これにより、グループ内のユーザ間のメッセージの交換を時限的に終了させることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、前記禁止部33,14は、前記端末装置30における前記コミュニティを利用する際の操作を無効化させる制御をすることとしてもよい。
上記側面によれば、例えば、メッセージの処理を実施しないような制御等により、グループ内のユーザの端末装置間におけるメッセージの送信及びメッセージの認識のための処理が不可能になる。これにより、グループ内のユーザ間のメッセージの交換を時限的に終了させることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、前記コミュニティ情報管理部11は、現実世界のイベントを視聴しているユーザまたは前記イベントに参加しているユーザのユーザ識別情報を、前記グループを形成させるユーザのユーザ識別情報として取得することとしてもよい。
上記側面によれば、現実世界のイベントを視聴しているユーザ間またはイベントに参加しているユーザ間でメッセージの交換が可能になるので、イベントに関わるユーザ間におけるつながりが得られる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、前記利用期間は、前記イベントの実施期間の一部を少なくとも含む期間であることとしてもよい。
上記側面によれば、イベントの実施期間の一部を含む期間に、イベントに関わるユーザの端末装置30間でメッセージの送信及び認識が可能に処理されるので、イベントの実施期間に基づき限定された期間において、グループ内のユーザ間のつながりを得ることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1は、前記イベントが実施される時間の情報を少なくとも含むイベント情報をユーザに提示するイベント情報提示部31と、前記提示されたイベント情報に応じた、前記イベントに係るコミュニティに対するユーザからの参加要求を受け付けるコミュニティ参加受付部32と、を更に備え、前記コミュニティ情報管理部11は、前記コミュニティ参加受付部32が前記参加要求を受け付けたユーザのユーザ識別情報を、前記グループを形成させるユーザのユーザ識別情報として取得することとしてもよい。
上記側面によれば、イベント情報の提示に応じて参加した複数のユーザによりグループが形成され、そのグループ内のユーザの端末装置間においてメッセージの送信及び認識が可能に処理されるので、イベントの実施期間に基づき限定された期間において、イベントに参加した複数のユーザ間のつながりを得ることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、前記コミュニティ参加受付部32は、前記イベントの開始時間以前にユーザからの前記参加要求を受け付け可能であり、前記イベントの開始時間の所定時間前に前記ユーザに対する所定のアラート通知をするアラート通知部38を更に備えることとしてもよい。
上記側面によれば、ユーザが参加を所望するイベントの開始時間前に、アラート通知を受けることができるので、当該イベントに基づくコミュニティへの参加が促される。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、前記コミュニティの属性情報を管理する属性情報管理部15と、ユーザの端末装置30Aからの要求に基づいて、前記コミュニティの属性情報を参照して、複数の前記コミュニティのうちユーザに提示するコミュニティである対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を前記端末装置30Aのユーザに通知する通知部16と、を更に備えることとしてもよい。
上記側面によれば、コミュニティの属性情報の参照によりユーザからの要求に応じたコミュニティがユーザに提示されるので、これにより、ユーザに対して好適なコミュニティをレコメンドできる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、前記属性情報管理部15は、前記コミュニティの属性情報として該コミュニティに関わる位置情報を管理し、前記通知部16は、前記要求をした端末装置の位置情報と所定の位置関係にある位置情報に対応づけられたコミュニティを前記対象コミュニティとして抽出し、該対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を前記端末装置30Aのユーザに通知することとしてもよい。
上記側面によれば、コミュニティの属性情報における位置情報の参照により、ユーザの端末装置の位置情報に応じたコミュニティがユーザに提示されるので、これにより、ユーザの所在位置に応じた好適なコミュニティをレコメンドできる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、ユーザの嗜好情報を管理する嗜好情報管理部39を更に備え、前記属性情報管理部15は、前記コミュニティの属性情報として前記嗜好情報と関連付けられたタグ情報を管理し、前記通知部16は、前記要求をした端末装置30Aのユーザの前記嗜好情報と関連付けられた前記タグ情報を有するコミュニティを前記対象コミュニティとして抽出し、該対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を前記端末装置30Aのユーザに通知することとしてもよい。
上記側面によれば、コミュニティの属性情報における嗜好情報の参照により、ユーザの嗜好情報に応じたコミュニティがユーザに提示されるので、これにより、ユーザの嗜好に応じた好適なコミュニティをレコメンドできる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、ユーザが参加したコミュニティの履歴情報を管理する履歴情報管理部17を更に備え、前記属性情報管理部15は、前記コミュニティの属性情報としてコミュニティの内容を示すタグ情報を管理し、前記通知部16は、前記要求をした端末装置30Aのユーザの前記履歴情報に含まれるコミュニティに対応付けられたタグ情報と同様の内容を示す前記タグ情報を有するコミュニティを前記対象コミュニティとして抽出し、当該対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を前記端末装置30Aのユーザに通知することとしてもよい。
上記側面によれば、コミュニティの属性情報におけるコミュニティの内容に関する情報の参照により、ユーザが参加したコミュニティの内容に応じたコミュニティがユーザに提示されるので、これにより、ユーザが過去に参加したコミュニティの内容の傾向に応じた好適なコミュニティをレコメンドできる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1は、ユーザが参加したコミュニティの履歴情報を管理する履歴情報管理部17と、前記履歴情報及び前記コミュニティ情報を参照し、一のユーザと過去に同じコミュニティに参加した他のユーザのうち所定条件を満たすユーザが、現在参加しているコミュニティを前記一のユーザに提示する対象コミュニティとして抽出し、該対象コミュニティを示す対象コミュニティ情報を前記一のユーザの端末装置30Aに通知する通知部16と、を更に備えることとしてもよい。
上記側面によれば、ユーザが過去に参加したコミュニティに参加していたユーザが、現在参加しているコミュニティがユーザに提示される。これにより、過去に共にコミュニティに参加した他のユーザと、再び同じコミュニティに参加する機会をユーザに与えることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1Bでは、前記コミュニティ情報管理部11は、外部サーバにより提供されているサービスにおいて所定の関係にある複数のユーザのユーザ識別情報を、前記グループを形成させる複数のユーザのユーザ識別情報として取得することとしてもよい。
上記側面によれば、外部サーバが管理するサービス等において所定の関係を有する複数のユーザの端末装置間においてメッセージの送信及び認識が可能に処理されるので、サービス等において所定の関係を有する期間に基づき限定された期間において、所定の関係を有する複数のユーザ間のつながりが得ることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1Bでは、前記利用期間管理部12は、前記外部サーバ(例えばゲーム管理サーバGS)において、前記複数のユーザにおける所定の関係が成立したタイミングに基づいて、前記コミュニティの前記利用期間を管理することとしてもよい。
上記側面によれば、外部サーバにおいて所定の関係が成立している期間に応じた限定的な期間において、イベントに参加した複数のユーザ間のつながりを得ることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1Bでは、前記利用期間管理部12は、前記利用期間が開始された前記コミュニティを利用するユーザ数が所定数以下になった場合に前記利用期間を終了させることとしてもよい。
上記側面によれば、コミュニティを利用するユーザの数に応じて、メッセージの送信及び認識が可能に制御される期間が適切に終了される。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1Cでは、前記コミュニティ情報管理部11は、ユーザの端末装置30において再生されているメディアコンテンツの属性情報を該ユーザのユーザ識別情報と共に集計する外部サーバ(例えばコンテンツ情報管理サーバCS)から、同様の属性を有するメディアコンテンツが現在再生されている複数の端末装置30のユーザのユーザ識別情報を、前記グループを形成させる複数のユーザのユーザ識別情報として取得し、前記利用期間管理部12は、前記外部サーバにおいて、前記複数のユーザの端末装置30において前記メディアコンテンツが再生されている時間に基づき、前記コミュニティの前記利用期間を設定することとしてもよい。
上記側面によれば、複数のユーザの端末装置30において同じメディアコンテンツが再生されている期間に基づき限定された期間において、複数のユーザの端末装置30間においてメッセージの送信及び認識が可能に処理されるので、同じメディアコンテンツの再生している複数のユーザ間のつながりが得ることが可能となる。
別の側面に係るコミュニティ提供システム1では、前記メッセージ処理部13は、ユーザが参加したコミュニティの履歴情報及び前記コミュニティ情報を参照し、一のユーザの端末装置30に他のユーザからのメッセージを表示させるに際して、当該他のユーザが過去に同じコミュニティに参加したことがある場合に、その旨を認識できる情報を併せて表示させることとしてもよい。
上記側面によれば、ユーザは、過去に同じコミュニティに共に参加したユーザが、現在参加しているコミュニティに参加していることを認識できる。
本発明の一側面に係るコミュニティ提供システム1におけるサーバ10は、複数のユーザに対して、メッセージの送信及びメッセージの認識のそれぞれの利用が可能なコミュニティを提供するコミュニティ提供システム1におけるサーバ10であって、グループを形成させ前記コミュニティに参加させる複数のユーザのユーザ識別情報(ユーザID)を取得し、前記グループに属する前記複数のユーザのユーザ識別情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報とを関連付けたコミュニティ情報を管理するコミュニティ情報管理部11と、前記コミュニティの前記利用が可能な期間として利用期間を管理する利用期間管理部12と、前記利用期間内において、前記コミュニティ情報を参照して、前記グループに属するユーザの端末装置から送信されたメッセージを前記グループに属する他のユーザの端末装置で認識できるように前記メッセージを処理するメッセージ処理部13と、前記利用期間が過ぎた場合に、前記コミュニティにおける前記利用の一部または全部を不可能に制御する禁止部14と、を備えることとしてもよい。
本発明の一側面に係るコミュニティ提供システム1における端末装置30は、複数のユーザに対して、メッセージの送信及びメッセージの認識のそれぞれの利用が可能なコミュニティを提供するコミュニティ提供システム1におけるグループを形成させ前記コミュニティに参加させる複数のユーザのユーザ識別情報(ユーザID)を取得し、前記グループに属する前記複数のユーザのユーザ識別情報と、前記コミュニティを識別するコミュニティ識別情報とを関連付けたコミュニティ情報を管理するコミュニティ情報管理部11と、前記コミュニティの前記利用が可能な期間として利用期間を管理する利用期間管理部12と、前記利用期間内において、前記コミュニティ情報を参照して、前記グループに属するユーザの端末装置から送信されたメッセージを前記グループに属する他のユーザの端末装置で認識できるように前記メッセージを処理するメッセージ処理部13とを備えるサーバ10と接続可能な端末装置30であって、前記利用期間が過ぎた場合に、前記コミュニティにおける前記利用の一部または全部を不可能に制御する禁止部14と、を備えることとしてもよい。