JP2016053929A - 情報提示装置、端末装置、および制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】広告の配信を考慮して遠隔同時視聴環境を設定する。【解決手段】サーバ(1)は、広告受信実績テーブルを参照して、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを特定する広告実績候補決定部(116)と、特定されたユーザを、共に上記サービスを利用する相手の候補として提示する同時視聴環境管理部(111)と、を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせる遠隔同時視聴サービスに関し、より詳細には該サービスのユーザに情報を提示する情報提示装置等に関する。
近時、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせる遠隔同時視聴サービスが広まっている。このようなサービスでは、ユーザは、視聴するコンテンツ、一緒にコンテンツ視聴を楽しむ相手ユーザ、コミュニケーションツール(テレビ電話、テレビ会議、チャットルーム、電子掲示板など)を選択する。そして、選択された各要素からなる視聴環境を構築して、コンテンツの視聴や相手ユーザとのコミュニケーションを楽しむ。
このような視聴環境において、ユーザに配信される情報は、(1)映像、音楽、ウェブページなどの観賞コンテンツ、(2)自身や相手ユーザが投稿したチャットテキストなどのコミュニケーションコンテンツ、(3)広告主が出稿する広告コンテンツ、および(4)システム運営者からの事務連絡情報、の4つに大別される。
上記(3)の広告コンテンツの配信については、広告効果を高めるため様々な構成が検討されている。例えば、下記特許文献1には、特定の会員のオンライン上の友人の行動に基づいて、その会員に対して社交的に関連性のある広告を生成する構成が開示されている。
また、例えば、閲覧するユーザの嗜好を考慮した、いわゆる「ターゲティング広告」と呼ばれる広告手法が用いられている。これは、ユーザの年齢性別などの属性や、サービス内のユーザの行動を、配信する広告に反映させるなどして、当該ユーザの嗜好に沿った広告配信を実現するものである。
ターゲティング広告についての従来技術としては、下記の特許文献2が挙げられる。該文献には、特定のユーザをターゲットとした広告フィードを検査して、該広告フィードからユーザ・データを推論し、推論されたユーザ・データに従って、当該ユーザに提示する補足コンテンツを生成または選択することが記載されている。
ここで、ターゲティング広告を遠隔同時視聴サービスに適用する場合、共にサービスを利用するユーザの何れかをターゲットとした広告を、共にサービスを利用する他のユーザにも配信することになる。
しかし、ターゲティング広告は、それがターゲットとしているユーザには適したものであっても、他のユーザにも適したものであるとは限らないので、同じ視聴環境に居合わせたユーザは、自身が関心のない広告を目にする可能性が高いという問題がある。そして、これは、特定のユーザのみを対象として広告の提示を行う上記特許文献1および2の技術では解決することができない問題である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、広告の配信が考慮された遠隔同時視聴環境を設定することができる情報提示装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報提示装置は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報を参照して、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを特定するユーザ特定手段と、上記ユーザ特定手段が特定したユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として提示する候補提示手段と、を備えている。
また、本発明の他の態様に係る情報提示装置は、上記の課題を解決するために、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置であって、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報を参照して、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類を特定する分類特定手段と、上記分類特定手段が特定した分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または上記分類特定手段が特定した分類のコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として提示する候補提示手段と、を備えている。
そして、本発明のさらに他の態様に係る情報提示装置は、上記の課題を解決するために、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告の広告主に関する広告情報を参照して、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主を特定する広告主特定手段と、上記広告主特定手段が特定した広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として提示する候補提示手段と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る端末装置は、上記の課題を解決するために、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する端末装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報を参照して特定された、提示を受けた広告に関連性のあるユーザの通知を受信する通知受信手段と、上記通知されたユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段と、を備えている。
そして、本発明の他の態様に係る端末装置は、上記の課題を解決するために、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する端末装置であって、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報を参照して特定された、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類、または該分類のコンテンツの通知を受信する通知受信手段と、上記通知された分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または通知されたコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段と、を備えている。
また、本発明のさらに他の態様に係る端末装置は、上記の課題を解決するために、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する端末装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスを利用したときに提示を受けた広告の広告主に関する広告情報を参照して特定された、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主の通知を受信する通知受信手段と、上記通知された広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段と、を備えている。
そして、本発明の一態様に係る制御方法は、上記の課題を解決するために、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報を参照して、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを特定するユーザ特定ステップと、上記特定したユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として提示する候補提示ステップと、を含む。
また、本発明の他の態様に係る制御方法は、上記の課題を解決するために、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報を参照して、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類を特定する分類特定ステップと、上記特定した分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または上記分類特定手段が特定した分類のコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として提示する候補提示ステップと、を含む。
そして、本発明のさらに他の態様に係る制御方法は、上記の課題を解決するために、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告の広告主に関する広告情報を参照して、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主を特定する広告主特定ステップと、上記特定した広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として提示する候補提示ステップと、を含む。
本発明の上記各態様によれば、広告の配信が考慮された遠隔同時視聴環境を設定することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。まず、図3に基づいて本実施形態に係る遠隔同時視聴システム5の概要を説明する。図3は、遠隔同時視聴システム5の概要を示す図である。
遠隔同時視聴システム5は、遠隔同時視聴サービスをユーザに利用させるためのシステムであり、サーバ(情報提示装置)1と端末装置(視聴機器)2A、2B、2C(以下、各端末装置を区別する必要のないときには「端末装置2」と記載する)とを含む。なお、遠隔同時視聴サービスとは、複数の端末装置(視聴機器)2に同じコンテンツを出力させながら、SNS(Social Networking Service)により各端末装置2のユーザ間でコミュニケーションを取らせるサービスである。このサービスを利用するユーザは、同じコンテンツ配信サービスおよびSNSに予め登録しておく。
サーバ1は、端末装置2からのリクエストに応じた遠隔同時視聴環境を設定することにより、各ユーザの遠隔同時視聴を支援する。ここで、遠隔同時視聴環境とは、共に遠隔同時視聴サービスを利用する相手ユーザ、共に視聴するコンテンツ、およびコンテンツと共に各ユーザに配信される広告の組み合わせによって規定される、遠隔同時視聴の態様である。
端末装置2は、遠隔同時視聴サービスを利用するユーザが使用する端末装置である。端末装置2は、テレビジョン受像機のような据え置き型の装置であってもよいし、スマートフォンやタブレット端末のような携帯型の装置であってもよい。端末装置2は、遠隔同時視聴の開始要求をサーバ1に送信し、この要求を受信したサーバ1の誘導に従って遠隔同時視聴環境を決定する。そして、決定した遠隔同時視聴環境をサーバ1に通知することにより、該遠隔同時視聴環境にて遠隔同時視聴が開始される。
例えば、図3の例において、端末装置2Aからサーバ1に遠隔同時視聴の開始要求を送信した場合、サーバ1は、端末装置2Aのユーザに応じたコンテンツの候補(以下、候補コンテンツと呼ぶ)を端末装置2Aに通知する。また、サーバ1は、端末装置2Aのユーザに応じた相手ユーザの候補(以下、候補ユーザと呼ぶ)、および端末装置2Aのユーザに応じた広告主の候補(以下、候補広告主と呼ぶ)を端末装置2Aに通知する。
ここで、候補ユーザとして端末装置2Bのユーザが通知され、該ユーザが端末装置2Aにて相手ユーザとして選択されたとする。また、コンテンツおよび広告主も同様に通知および選択されたとする。これにより、遠隔同時視聴環境が確定されるので、サーバ1は、この遠隔同時視聴環境にて遠隔同時視聴を開始させる。
具体的には、サーバ1は、選択されたコンテンツの配信を受けるためのURL(Uniform Resource Locator)をコンテンツ配信サービスから取得して端末装置2Aおよび2Bに送信する。なお、テレビ番組等の放送コンテンツを遠隔同時視聴する場合には、URLの代わりに、そのコンテンツを特定する情報(例えばチャンネル番号)を端末装置2に送信してもよい。また、サーバ1は、端末装置2Aおよび2BにSNSの利用を開始させる。さらに、サーバ1は、選択された広告主が出稿した広告の配信を受けるためのURLをターゲティング広告代理店から取得して端末装置2Aおよび2Bに送信する。
これにより、端末装置2Aのユーザと端末装置2Bのユーザは、各自の端末装置2Aおよび2Bにて同じコンテンツを視聴しながら、SNSによりコミュニケーションすることができる。また、この際に、選択された広告主の広告が端末装置2Aおよび2Bのそれぞれから出力される。
なお、サーバ1は、URL等ではなくコンテンツや広告のデータ自体を取得して端末装置2に送信してもよい。また、コンテンツや広告のデータ自体を、コンテンツ配信サービスやターゲティング広告代理店から、サーバ1を介することなく、端末装置2に送信させてもよい。
また、遠隔同時視聴環境の設定は、自身では遠隔同時視聴サービスを利用しない者が行うこともできる。例えば、広告主は、端末装置2Cを用い、自身のオフィシャルアカウントにて、自身の広告が提示される遠隔同時視聴環境を設定することができる。そして、該遠隔同時視聴環境を構成する各ユーザに遠隔同時視聴への参加を呼びかけることにより、自身の広告の提示に適したユーザのグループにて遠隔同時視聴を行わせ、効果的な広告を行うことができる。
〔ユーザのグループ化について〕
サーバ1は、遠隔同時視聴するユーザのグループ化の仕方(候補ユーザの決定方法)に特徴点の一つがある。これについて、図4に基づいて説明する。図4は、遠隔同時視聴するユーザのグループ化の仕方を説明する図である。
サーバ1は、遠隔同時視聴するユーザのグループ化の仕方(候補ユーザの決定方法)に特徴点の一つがある。これについて、図4に基づいて説明する。図4は、遠隔同時視聴するユーザのグループ化の仕方を説明する図である。
図示のように、遠隔同時視聴サービスの各ユーザは、過去に遠隔同時視聴を行った視聴環境でグループ化することができる。図示の例では、6人のユーザのうち、3人のユーザは過去に視聴環境iで遠隔同時視聴を行ったとしてグループ化されており、他の3人のユーザは過去に視聴環境iiで遠隔同時視聴を行ったとしてグループ化されている。
しかしながら、このようなグループ化では、毎回同じようなメンバーでの遠隔同時視聴となってしまい、交友関係が広がらない。また、広告について考慮することなくグループ化されているため、メンバーの多くが興味のない広告が提示される可能性があり、広告配信の効率がよいとは言えない。
そこで、サーバ1は、同じ広告主にターゲティングされたユーザ、すなわち同じ広告主からターゲティング広告の配信を受けたユーザをグループ化する。ターゲティング広告は、嗜好が類似したユーザを対象として配信されるため、上記のようにしてグループ化された各ユーザは、嗜好が類似している可能性が高い。よって、このグループは、上記広告主からの広告の提示対象として好適なグループである。また、嗜好が類似している可能性が高いことから、コミュニケーション相手としての適性も有している可能性が高く、そして、過去に遠隔同時視聴したことのないユーザも候補ユーザとなり得るので、無理なく交友関係を広げることも可能になる。
〔サーバの構成〕
次に、サーバ1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、サーバ1の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、サーバ1は、通信部10、制御部11、および記憶部12を備えている。
次に、サーバ1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、サーバ1の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、サーバ1は、通信部10、制御部11、および記憶部12を備えている。
通信部10は、サーバ1が他の装置と通信するためのものであり、例えばサーバ1は通信部10を介して端末装置2やコンテンツ配信サービス(のサーバ)、ターゲティング広告代理店(のサーバ)、あるいはSNS(のサーバ)と通信する。
制御部11は、サーバ1の各部を統括して制御するものである。制御部11は、同時視聴環境管理部(候補提示手段、広告主候補提示手段)111、コンテンツ配信部112、広告配信部113、SNS処理部114、履歴候補決定部(広告主特定手段)115、広告実績候補決定部(ユーザ特定手段、分類特定手段、広告主特定手段)116、履歴情報取得部117、および広告情報取得部118を含む。
同時視聴環境管理部111は、遠隔同時視聴環境の設定を行う。具体的には、同時視聴環境管理部111は、ユーザや広告主(広告主用オフィシャルアカウント)からのリクエストに応じて、遠隔同時視聴を行うユーザのグループを設定する。また、同時視聴環境管理部111は、設定したグループが不適当なグループでないか確認する処理も行ってもよい。この処理は、例えば、ユーザから取得したホワイトリストや、サーバ1が管理するブラックリストを参照して行うことができる。
また、同時視聴環境管理部111は、遠隔同時視聴の実行制御も行う。具体的には、同時視聴環境管理部111は、遠隔同時視聴を利用する各ユーザにコンテンツおよび広告が提供されるように制御すると共に、遠隔同時視聴中の各ユーザ間でSNSが利用できるように制御する。また、同時視聴環境管理部111は、遠隔同時視聴へのユーザの途中参加、遠隔同時視聴からの途中離脱ができるように制御する。なお、途中参加や途中離脱が行われた場合、遠隔同時視聴のメンバーが変わるため、変更後のメンバーに応じた広告主の候補を各メンバー(あるいは途中参加したメンバー)に提示して、広告主の変更や追加を受け付けてもよい。さらに、同時視聴環境管理部111は、共に遠隔同時視聴する各ユーザの広告受信実績等を考慮して、広告配信リクエストを取りまとめる。
コンテンツ配信部112は、遠隔同時視聴されるコンテンツの配信を受けるためのURLをコンテンツ配信サービス(のサーバ)から取得して、遠隔同時視聴する各ユーザの端末装置2に送信する。また、テレビ番組等の放送コンテンツを遠隔同時視聴する場合には、コンテンツ配信部112は、URLの代わりに、そのコンテンツを特定する情報(例えばチャンネル番号)を端末装置2に送信してもよい。なお、上述のように、URLではなくコンテンツのデータ自体を取得して端末装置2に送信してもよい。また、コンテンツや広告のデータ自体を、コンテンツ配信サービスから、サーバ1を介することなく、端末装置2に送信させてもよい。
広告配信部113は、遠隔同時視聴の際に、同時視聴環境管理部111から通知された広告主の広告の配信を受けるためのURLをターゲティング広告代理店(のサーバ)に要求し、該要求に応じて送信されるURLを取得する。そして、取得したURLを遠隔同時視聴する各ユーザの端末装置2に送信する。
SNS処理部114は、共に遠隔同時視聴を行う各ユーザがSNSによるコミュニケーションを行うことができるように処理する。具体的には、SNS処理部114は、コンテンツ配信サービス(のサーバ)と通信して、共に遠隔同時視聴を行う各ユーザがSNSを利用できるようにする。また、共に遠隔同時視聴を行う各ユーザの端末装置2に当該SNSの利用を開始するように指示する。
履歴候補決定部115は、遠隔同時視聴サービスに登録した各ユーザの遠隔同時視聴の履歴を示す履歴テーブルを参照して、候補ユーザ、候補コンテンツ、および候補広告主の少なくとも何れかを決定する。
広告実績候補決定部116は、遠隔同時視聴サービスに登録した各ユーザの、当該サービスにおける広告受信実績を示す広告受信実績テーブルを参照して、候補ユーザ、候補コンテンツ、および候補広告主の少なくとも何れかを決定する。
履歴情報取得部117は、遠隔同時視聴サービスに登録した各ユーザの遠隔同時視聴の履歴を取得して、該履歴を追加して履歴テーブルを更新する。
広告情報取得部118は、遠隔同時視聴サービスに登録されている各ユーザが、該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する情報を取得する。具体的には、広告情報取得部118は、ユーザに広告のURLが配信される度に、当該ユーザのIDと対応付けて、当該広告のURLと、遠隔同時視聴されるコンテンツの分類と、当該広告の受信日時とを対応付けて広告受信実績テーブルに格納する。そして、広告情報取得部118は、広告受信実績テーブルを参照して、広告の受信傾向を示す広告受信実績ベクトル(広告情報)を算出する。なお、広告受信実績ベクトルには、広告主毎の提示広告数の分布を示すもの(図9および図10に基づいて後述)と、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示すもの(図11に基づいて後述)とがある。
記憶部12は、サーバ1にて使用する各種データを格納する記憶装置であり、記憶部12には、ユーザ情報DB121、履歴情報DB122、および広告受信実績情報DB123が格納されている。なお、記憶部12は、サーバ1に外付けされた外部の記憶装置であってもよい。
ユーザ情報DB121は、遠隔同時視聴サービスに登録した各ユーザに関する情報を格納するデータベースである。ユーザ情報DB121には、例えば、ユーザのID、性別、年齢、住所、プロフィール、アバター、友人リスト、登録コミュニティなどが格納される。
履歴情報DB122は、遠隔同時視聴サービスに登録した各ユーザの遠隔同時視聴の履歴を格納するデータベースである。履歴情報DB122には、いつ誰とどのようなコンテンツを遠隔同時視聴して、その際にどのような広告を提示したかを示す履歴テーブルが格納される。
広告受信実績情報DB123は、遠隔同時視聴サービスに登録した各ユーザの、当該サービスにおける広告受信実績を示す広告受信実績テーブルを格納するデータベースである。
〔端末装置の構成〕
次に、端末装置2の構成を図2に基づいて説明する。図2は、端末装置2の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、端末装置2は、制御部20、表示部21、入力部22、および通信部23を備えている。
次に、端末装置2の構成を図2に基づいて説明する。図2は、端末装置2の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、端末装置2は、制御部20、表示部21、入力部22、および通信部23を備えている。
制御部20は、端末装置2の各部を統括して制御するものであり、同時視聴環境設定部(通知受信手段、候補提示手段)201と同時視聴制御部202を含む。
同時視聴環境設定部201は、サーバ1から通知される各種情報と、端末装置2のユーザからの入力操作に従って、遠隔同時視聴環境を設定する。
具体的には、同時視聴環境設定部201は、サーバ1から候補ユーザの通知を受信して、これを端末装置2のユーザに提示する。そして、提示した候補ユーザを選択する操作が行われた場合には、当該候補ユーザを選択する旨をサーバ1に通知する。
また、同時視聴環境設定部201は、サーバ1から候補コンテンツの通知を受信して、これを端末装置2のユーザに提示する。そして、提示した候補コンテンツを選択する操作が行われた場合には、当該候補コンテンツを選択する旨をサーバ1に通知する。
さらに、同時視聴環境設定部201は、サーバ1から候補広告主の通知を受信して、これを端末装置2のユーザに提示する。そして、提示した候補広告主を選択する操作が行われた場合には、当該候補広告主を選択する旨を遠隔同時視聴する旨をサーバ1に通知する。
同時視聴制御部202は、遠隔同時視聴中の制御を行う。具体的には、同時視聴制御部202は、サーバ1から受信したURLにアクセスして取得したコンテンツを表示部21に表示させると共に、同じくサーバ1から受信したURLにアクセスして取得した広告を表示部21に表示させる。また、サーバ1のSNS処理部114の制御に従い、SNSの利用を開始する。なお、URLではなくコンテンツのデータ自体を取得して表示させてもよい。また、例えば、テレビ番組等の放送コンテンツを遠隔同時視聴する場合には、端末装置2は、チューナ等の放送コンテンツを受信して出力するための各種構成を備えている。そして、サーバ1から受信したコンテンツのチャンネル番号をチューナに通知して、当該チャンネル番号のコンテンツを表示部21に表示させる。
表示部21は、制御部20の制御に従って画像を表示する表示装置であり、入力部22は、ユーザの入力操作を受け付けて制御部に伝達する入力装置である。端末装置2がスマートフォンやタブレット端末のような携帯型の装置である場合、タッチパネルにて表示部21および入力部22の機能を実現してもよい。なお、表示部21および入力部22は、端末装置2に外付けされた外部の装置であってもよい。
通信部23は、端末装置2が他の装置と通信するためのものであり、例えば端末装置2は通信部23を介してサーバ1やコンテンツ配信サービス(のサーバ)、ターゲティング広告代理店(のサーバ)、あるいはSNS(のサーバ)と通信する。
〔履歴テーブルの例〕
履歴情報DB122に格納される履歴テーブルは、例えば図5のようなテーブルであってもよい。図5は、履歴テーブルの一例を示す図である。図示の履歴テーブルは、ユーザID、関係ユーザID、広告主ID、関係構築日、コンテンツの分類(ジャンル)、および情報開示状況が対応付けられたテーブルである。
履歴情報DB122に格納される履歴テーブルは、例えば図5のようなテーブルであってもよい。図5は、履歴テーブルの一例を示す図である。図示の履歴テーブルは、ユーザID、関係ユーザID、広告主ID、関係構築日、コンテンツの分類(ジャンル)、および情報開示状況が対応付けられたテーブルである。
ユーザIDは、遠隔同時視聴を行ったユーザの識別情報であり、関係ユーザIDは、該ユーザと共に遠隔同時視聴を行ったユーザの識別情報である。また、広告主IDは、その遠隔同時視聴において、広告を提供した広告主の識別情報である。そして、関係構築日は、その遠隔同時視聴が行われた日付を示し、コンテンツの分類は、その遠隔同時視聴で視聴されたコンテンツの分類を示す。
情報開示状況は、共に遠隔同時視聴サービスを利用したユーザ間における、該サービス利用時における広告主の適用状況を示す。具体的には、図示の例では、共に遠隔同時視聴サービスを利用した各ユーザに応じた広告主が何れも適用された場合には、「1」が記述されている。一方、同図の「ユーザID」のユーザに応じた広告主が適用されたが、「関係ユーザID」のユーザに応じた広告主は適用されなかった場合には、「2」が記述され、逆に「ユーザID」のユーザに応じた広告主が適用されなかったが、「関係ユーザID」のユーザに応じた広告主は適用された場合には、「3」が記述されている。なお、「ユーザに応じた広告主」とは、当該ユーザの履歴テーブルまたは広告受信実績テーブルに基づいて選択された広告主を指す。
〔履歴テーブルからの候補ユーザおよび候補広告主の抽出例〕
次に、ユーザが選択したコンテンツに応じた候補ユーザおよび候補広告主の抽出例について、図6に基づいて説明する。図6は、ユーザがニュースに分類されるコンテンツを選択した場合における、候補ユーザおよび候補広告主の履歴テーブルからの抽出例を示す図である。
次に、ユーザが選択したコンテンツに応じた候補ユーザおよび候補広告主の抽出例について、図6に基づいて説明する。図6は、ユーザがニュースに分類されるコンテンツを選択した場合における、候補ユーザおよび候補広告主の履歴テーブルからの抽出例を示す図である。
ユーザがコンテンツを選択した場合、履歴候補決定部115は、まずそのユーザIDに対応付けられた関係ユーザIDを履歴テーブルから抽出する。なお、この抽出は、例えば「何年何月何日から何年何月何日まで」や「直近1カ月」のように期間を絞り込んで行ってもよい。なお、図6の「期間」は、抽出の対象とした期間を示している。また、コンテンツを選択したユーザの友人リストや該ユーザと同じコミュニティに属するユーザのレコードに絞り込んで行ってもよく、これら双方の絞り込みを併用してもよい。
そして、履歴候補決定部115は、抽出された関係ユーザのうち、上記ユーザの選択したコンテンツの分類と同じ分類が対応付けられているものを抽出する。つまり、コンテンツを選択したユーザが、該コンテンツと同じ分類のコンテンツを遠隔同時視聴したことのあるユーザを抽出する。
次に、履歴候補決定部115は、抽出された関係ユーザと対応付けられた関係ユーザを履歴テーブルから抽出する。そして、抽出された関係ユーザのうち、上記ユーザの選択したコンテンツの分類と同じ分類が対応付けられているものを抽出する。つまり、コンテンツを選択したユーザの関係ユーザが、該コンテンツと同じ分類のコンテンツを遠隔同時視聴したことのあるユーザを抽出する。
図示の例では、ユーザ0001がコンテンツを選択し、これにより、ユーザ0001とニュースに分類されるコンテンツを遠隔同時視聴したことのあるユーザ9999およびユーザ9996が抽出されている。そして、ユーザ9996とニュースに分類されるコンテンツを遠隔同時視聴したことのあるユーザ5555が抽出されている。
続いて、履歴候補決定部115は、候補広告主を抽出する。具体的には、上記のようにして抽出された各ユーザ(関係ユーザ)に対応付けられた広告主IDが履歴テーブルから抽出される。図示の例では、コンテンツを選択したユーザ0001に対応付けられた広告主999と、ユーザ0001の関係ユーザ9996に対応付けられた広告主996と、関係ユーザ9996の関係ユーザ555に対応付けられた広告主993とが抽出される。
なお、履歴テーブルから抽出した候補ユーザや候補広告主が複数ある場合、各候補についてユーザに提示する優先順位を決めてもよい。例えば、関係構築日が新しいレコードから抽出した候補を優先して提示するようにしてもよい。また、例えば、相手ユーザとの共通項(コンテンツジャンルや広告主)が多いレコードから抽出した候補を優先して提示するようにしてもよい。この他にも、例えば、直接的関係(関係ユーザ)のレコードから抽出した候補を、間接的関係(関係ユーザの関係ユーザ)のレコードから抽出した候補よりも優先して提示する等、関係のレベルに応じて優先度を決めてもよい。例えば、上述の情報開示状況の値がより小さいレコードから抽出した候補を優先して提示してもよい。なお、提示する候補ユーザや候補広告主の数は特に限定されず、抽出された全ての候補を提示してもよいし、一部の候補を提示してもよい。
〔履歴テーブルからの候補コンテンツおよび候補広告主の抽出例〕
次に、ユーザが選択した遠隔同時視聴の相手ユーザに応じた候補コンテンツおよび候補広告主の履歴テーブルからの抽出例について、図7に基づいて説明する。図7は、ユーザが遠隔同時視聴の相手ユーザを選択した場合における、候補コンテンツおよび候補広告主の履歴テーブルからの抽出例を示す図である。
次に、ユーザが選択した遠隔同時視聴の相手ユーザに応じた候補コンテンツおよび候補広告主の履歴テーブルからの抽出例について、図7に基づいて説明する。図7は、ユーザが遠隔同時視聴の相手ユーザを選択した場合における、候補コンテンツおよび候補広告主の履歴テーブルからの抽出例を示す図である。
ユーザが例えば友人リストから相手ユーザを選択した場合、履歴候補決定部115は、相手ユーザを選択したユーザのレコードのうち、選択した相手ユーザが関係ユーザとなっているレコードを履歴テーブルから抽出する。また、相手ユーザのレコードも履歴テーブルから抽出する。なお、相手ユーザが複数選択された場合には、各相手ユーザのレコードと、その関係ユーザのレコードとを抽出する。そして、履歴候補決定部115は、抽出したレコードに含まれるコンテンツの分類を候補コンテンツの分類とする。なお、この抽出は、例えば「何年何月何日から何年何月何日まで」や「直近1カ月」のように期間を絞り込んで行ってもよい。図7の「期間」も図6と同様に、抽出の対象とした期間を示している。また、コンテンツを選択したユーザの友人リストや該ユーザと同じコミュニティ(設定されたユーザのグループ)に属するユーザのレコードに絞り込んで行ってもよく、これら双方の絞り込みを併用してもよい。
図示の例では、ユーザ0001が相手ユーザとしてユーザ9996を選択し、これにより、ユーザ0001のレコードのうち関係ユーザ9996が対応付けられたレコードと、ユーザ9996のレコードとが履歴テーブルから抽出されている。この場合、候補コンテンツの分類として、ニュースおよびドラマが抽出される。これにより、分類がニュースのコンテンツおよび分類がドラマのコンテンツが候補コンテンツとなる。なお、履歴テーブルから抽出した分類が複数ある場合、上述のような優先度に従ってユーザへのコンテンツの提示に用いる分類を決めてもよい。
続いて、履歴候補決定部115は、候補広告主を抽出する。具体的には、上記のようにして抽出されたレコードに含まれる広告主IDが履歴テーブルから抽出する。図示の例では、広告主996、995、および993が抽出される。なお、提示する候補コンテンツや候補広告主の数は特に限定されず、抽出された全ての候補を提示してもよいし、一部の候補を提示してもよい。
〔広告受信実績テーブルの例〕
広告受信実績情報DB123に格納される広告受信実績テーブルは、例えば図8のようなテーブルであってもよい。図8は、広告受信実績テーブルの一例を示す図である。図示の広告受信実績テーブルは、ユーザID、受信日時、コンテンツの分類、および受信URLが対応付けられたテーブルである。
広告受信実績情報DB123に格納される広告受信実績テーブルは、例えば図8のようなテーブルであってもよい。図8は、広告受信実績テーブルの一例を示す図である。図示の広告受信実績テーブルは、ユーザID、受信日時、コンテンツの分類、および受信URLが対応付けられたテーブルである。
図8において、ユーザIDは、広告の配信を受けたユーザのユーザIDであり、受信日時は当該ユーザが広告の配信を受けた日時である。そして、コンテンツの分類は、広告と共に当該ユーザに視聴されたコンテンツの分類であり、受信URLは配信を受けた広告のURLである。端末装置2は、このURLにアクセスして当該広告を出力する。
〔広告受信実績テーブルからの候補ユーザおよび候補広告主の抽出例〕
次に、ユーザが選択したコンテンツに応じた候補ユーザおよび候補広告主の抽出例について、図9に基づいて説明する。図9は、ユーザがニュースに分類されるコンテンツを選択した場合における、候補ユーザおよび候補広告主の広告受信実績テーブルからの抽出例を示す図である。
次に、ユーザが選択したコンテンツに応じた候補ユーザおよび候補広告主の抽出例について、図9に基づいて説明する。図9は、ユーザがニュースに分類されるコンテンツを選択した場合における、候補ユーザおよび候補広告主の広告受信実績テーブルからの抽出例を示す図である。
ユーザがコンテンツを選択した場合、広告情報取得部118は、そのコンテンツと同じ分類のコンテンツを含むレコードを広告受信実績テーブルから抽出する。なお、この抽出は、例えば「何年何月何日から何年何月何日まで」や「直近1カ月」のように期間を絞り込んで行ってもよい。また、コンテンツを選択したユーザの友人リストや該ユーザと同じコミュニティに属するユーザのレコードに絞り込んで行ってもよく、これら双方の絞り込みを併用してもよい。
図示の例では、ユーザ0001がコンテンツを選択し、これにより、2014年6月1日から同年7月1日の期間にニュースに分類されるコンテンツを遠隔同時視聴したユーザ(ユーザ9996やユーザ9999等)が抽出されている。
次に、広告受信実績テーブルを参照して、コンテンツを選択したユーザが過去に視聴した広告と、上記抽出したレコードに含まれるユーザが過去に視聴した広告とから、ユーザ間の相関(関連性)が特定される。
具体的には、まず、広告情報取得部118は、コンテンツを選択したユーザと、上記抽出したレコードに含まれる各ユーザのそれぞれについて、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数の分布を示す広告受信実績ベクトルを算出する。広告受信実績ベクトルは、例えば、以下のようにして算出することができる。まず、広告受信実績テーブルから、ユーザID、受信期間、および分類を指定してレコードを抽出する。次に、抽出したレコードについて各広告主からの広告受信回数を集計する。そして、各広告主からの広告受信回数の合計値を要素とする一次ベクトルを算出する。
次に、広告実績候補決定部116は、上記算出された広告受信実績ベクトルから、コンテンツを選択したユーザと、該コンテンツと同じ分類のコンテンツを視聴したことのある各ユーザのそれぞれとの相関係数を、下記の数式(1)で算出する。なお、この数式では、相関係数の算出対象となる一組のデータ、すなわちコンテンツを選択したユーザの広告受信実績ベクトルと上記抽出したレコードに含まれるユーザの広告受信実績ベクトルとの組を(xi,yi),(i=1,2,3,…,n)と表している。
r = Σ(xi - xav)(yi-yav)/(√(Σ(xi-xav)√(Σ(yi-yav)) …(1)
xav = (Σxi)/n :xiの平均
yav = (Σyi)/n :yiの平均
そして、広告実績候補決定部116は、上記抽出したレコードに含まれるユーザのうち、上記算出した相関係数の示す相関が他のユーザと比べて相対的に高いユーザを、遠隔同時視聴の候補ユーザとして抽出する。この候補ユーザが、コンテンツを選択した上記ユーザに提示される。例えば、相関係数の値が最も大きいユーザから順に2人等のように、相関係数の値を優先度としてユーザを選択してもよい。また、集計期間が新しいユーザを、集計期間が古いユーザに対して優先して選択してもよい。
xav = (Σxi)/n :xiの平均
yav = (Σyi)/n :yiの平均
そして、広告実績候補決定部116は、上記抽出したレコードに含まれるユーザのうち、上記算出した相関係数の示す相関が他のユーザと比べて相対的に高いユーザを、遠隔同時視聴の候補ユーザとして抽出する。この候補ユーザが、コンテンツを選択した上記ユーザに提示される。例えば、相関係数の値が最も大きいユーザから順に2人等のように、相関係数の値を優先度としてユーザを選択してもよい。また、集計期間が新しいユーザを、集計期間が古いユーザに対して優先して選択してもよい。
なお、相関の低い順に提示してもよく、この場合、意外性のあるユーザを提示することが可能になる。さらに、候補ユーザの提示数は特に限定されず、例えば抽出されたユーザを優先度順に全て提示してもよい。
また、広告実績候補決定部116は、コンテンツを選択したユーザに過去に広告を提示した広告主のうち、当該ユーザの広告受信実績ベクトルの値が、他の広告主と比べて相対的に高い広告主を、遠隔同時視聴時に表示する広告の候補広告主としてとして抽出する。この候補広告主が、コンテンツを選択した上記ユーザに提示される。つまり、コンテンツを選択したユーザにより多くの広告を配信した広告主が優先して当該ユーザに割り当てられる。
図示の例では、広告主001(広告受信実績ベクトル=150)、広告主003(広告受信実績ベクトル=133)、広告主002(広告受信実績ベクトル=50)の順で候補広告主として提示される。提示の優先度については、広告受信実績ベクトルの値の他、集計期間などを考慮して決定してもよい。なお、コンテンツを選択したユーザへの配信が少ない順に提示してもよく、この場合、意外性のある広告主をユーザに提示することが可能になる。また、広告主の提示数は特に限定されない。
〔広告受信実績テーブルからの候補コンテンツおよび候補広告主の抽出例〕
次に、ユーザが選択した遠隔同時視聴の相手ユーザに応じた候補コンテンツおよび候補広告主の広告受信実績テーブルからの抽出例について、図10に基づいて説明する。図10は、ユーザが遠隔同時視聴の相手ユーザを選択した場合における、候補コンテンツおよび候補広告主の広告受信実績テーブルからの抽出例を示す図である。
次に、ユーザが選択した遠隔同時視聴の相手ユーザに応じた候補コンテンツおよび候補広告主の広告受信実績テーブルからの抽出例について、図10に基づいて説明する。図10は、ユーザが遠隔同時視聴の相手ユーザを選択した場合における、候補コンテンツおよび候補広告主の広告受信実績テーブルからの抽出例を示す図である。
ユーザが例えば友人リストから相手ユーザを選択した場合、広告情報取得部118は、当該ユーザおよび相手ユーザ(複数であってもよい)のレコードを広告受信実績テーブルから抽出する。なお、この抽出は、例えば「何年何月何日から何年何月何日まで」や「直近1カ月」のように期間を絞り込んで行ってもよい。そして、受信した広告を広告主毎に集計する処理を各ユーザについて、コンテンツの分類毎に行う。
図示の例では、ユーザ0001が相手ユーザとしてユーザ9996を選択し、これにより、コンテンツの各分類について、2014年6月1日から同年7月1日の期間にユーザ0001の遠隔同時視聴の際に提示された広告の数が広告主毎に集計されている。同様に、コンテンツの各分類について、上記期間におけるユーザ9996の遠隔同時視聴の際に提示された広告の数が広告主毎に集計されている。この広告主毎の広告数を要素とする一次ベクトルが広告受信実績ベクトルである。なお、図10では、ニュースとドラマの広告数の集計結果のみを示しているが、他の分類についても同様に集計が行われる。
次に、広告実績候補決定部116は、上記広告受信実績ベクトルから、コンテンツの各分類について、コンテンツを選択したユーザと相手ユーザとの相関係数を上記の数式(1)で算出する。そして、コンテンツの分類のうち、上記算出した相関係数の示す相関が、他の分類と比べて相対的に高い分類を選択する。なお、相手ユーザが複数である場合には、コンテンツを選択したユーザおよび当該複数の相手ユーザについて、相関の高い分類を選択する。3以上の対象について相関係数を求める方法としては、公知の方法を適用することができる。以上のようにして決定した分類に属するコンテンツが、遠隔同時視聴の候補コンテンツとして、コンテンツを選択した上記ユーザに提示される。
なお、相関の低い分類を選択してもよく、この場合、意外性のある分類のコンテンツを提示することが可能になる。また、候補コンテンツを提示する代わりに、選択した分類を提示してもよい。さらに、候補コンテンツや分類の提示数は特に限定されず、例えば抽出された分類を優先度順に全て提示してもよいし、抽出された各分類の候補コンテンツを、当該分類の優先度順に全て提示してもよい。
また、広告実績候補決定部116は、コンテンツを選択したユーザに過去に広告を提示した広告主のうち、当該ユーザの広告受信実績ベクトルの値が他のユーザと比べて相対的に高い広告主を、遠隔同時視聴時に表示する広告の候補広告主として抽出する。この候補広告主がコンテンツを選択した上記ユーザに提示される。図示の例では、広告主001(広告受信実績ベクトル=15)、広告主003(広告受信実績ベクトル=13)、広告主002(広告受信実績ベクトル=5)の順で候補広告主として提示される。なお、コンテンツを選択したユーザへの配信が少ない順に提示してもよい。また、広告主の提示数は特に限定されない。
〔候補広告主のみを抽出する場合について〕
上述の例では、ユーザがコンテンツまたは相手ユーザを選択し、これに応じて候補ユーザまたは候補コンテンツ(あるいは候補コンテンツの分類)を提示しているが、相手ユーザおよびコンテンツの両方をユーザが選択してもよい。この場合、これらの選択を行ったユーザに過去に広告を提示した広告主を、広告の提示数の多い順(あるいは少ない順)に候補広告主として提示すればよい。また、この場合においても、広告の配信を受けた期間を絞り込んで広告主毎の広告提示数を集計してもよい。
上述の例では、ユーザがコンテンツまたは相手ユーザを選択し、これに応じて候補ユーザまたは候補コンテンツ(あるいは候補コンテンツの分類)を提示しているが、相手ユーザおよびコンテンツの両方をユーザが選択してもよい。この場合、これらの選択を行ったユーザに過去に広告を提示した広告主を、広告の提示数の多い順(あるいは少ない順)に候補広告主として提示すればよい。また、この場合においても、広告の配信を受けた期間を絞り込んで広告主毎の広告提示数を集計してもよい。
〔広告主を起点としたグルーピングの例〕
上述の例では、遠隔同時視聴を開始しようとするユーザが起点となってグループ化(遠隔同時視聴環境の設定)を行っているが、上述のように、広告主(例えばそのオフィシャルアカウント)を起点としてグループ化を行うこともできる。これについて、図11に基づいて説明する。図11は、広告主が指定された場合における、候補ユーザおよび候補コンテンツの広告受信実績テーブルからの抽出例を示す図である。
上述の例では、遠隔同時視聴を開始しようとするユーザが起点となってグループ化(遠隔同時視聴環境の設定)を行っているが、上述のように、広告主(例えばそのオフィシャルアカウント)を起点としてグループ化を行うこともできる。これについて、図11に基づいて説明する。図11は、広告主が指定された場合における、候補ユーザおよび候補コンテンツの広告受信実績テーブルからの抽出例を示す図である。
広告主が指定された場合、広告情報取得部118は、広告受信実績テーブルに含まれる全ユーザを対象として、指定された広告主の広告の提示数を、コンテンツの分類毎に集計して、広告受信実績ベクトルを算出する。そして、広告実績候補決定部116は、指定された広告主の広告の提示数が多く、かつコンテンツの分類別の受信実績の傾向の相関が高いユーザをグループ化する。なお、指定された広告主の広告の提示数は、広告受信実績ベクトルの要素を合計して算出する。また、提示数の多寡は、所定の閾値と比較して判定する。
そして、広告実績候補決定部116は、設定した各グループについて、そのグループで視聴するコンテンツの分類を決定して該分類からコンテンツを選択し、各グループの視聴環境を確定させる。分類は、例えば、指定された上記広告主の広告が多く提示された分類を使用すればよい。
無論、この視聴環境において表示される広告は、指定された上記広告主の広告である。この後、各グループに含まれるユーザに、遠隔同時視聴への参加を勧める通知を送信し、各グループにつき少なくとも2人のユーザから参加する旨の回答を受信した場合に、上記確定させた遠隔同時視聴環境にて遠隔同時視聴を開始させる。
〔端末装置における表示および操作(ユーザがコンテンツを選択した場合)〕
次に、コンテンツが選択された場合における、端末装置2の表示と端末装置2で行われる操作について、図12基づいて説明する。図12は、遠隔同時視聴するコンテンツをユーザが選択する場合に、端末装置2に表示される画面例を示す図である。
次に、コンテンツが選択された場合における、端末装置2の表示と端末装置2で行われる操作について、図12基づいて説明する。図12は、遠隔同時視聴するコンテンツをユーザが選択する場合に、端末装置2に表示される画面例を示す図である。
同図の(a)の例では、選択されたコンテンツ(コンテンツ○○)が表示されている。つまり、この画面が表示されている端末装置2のユーザは、「コンテンツ○○」の視聴中である。
ここで、ユーザが遠隔同時視聴を開始するための操作を行うと、同図の(b)に示す候補ユーザリストULが表示される。候補ユーザリストULには、履歴テーブルから抽出されたユーザと、広告受信実績テーブルから抽出されたユーザとが含まれている。これらの抽出の方法は、図6および図9で説明した通りである。
図示の例では、ユーザを示す情報として、ユーザ情報DB121から読み出したユーザのアバターとユーザIDとを表示している。ユーザは、この候補ユーザリストULから所望のユーザを選択することができる。図示の例では、カーソルCによって左から3番目のユーザが遠隔同時視聴の相手ユーザとして選択されている。
遠隔同時視聴の相手ユーザが選択されると、選択した相手ユーザに対して、遠隔同時視聴に招待するメッセージが送信される。なお、この相手ユーザの端末装置2における表示および操作については、図13に基づいて後述する。
また、同図の(c)に示すように、候補広告主リストAL1が表示されると共に、広告主の選択を促すメッセージが表示される。これらは、同図の(b)のユーザリストULと同様に、コンテンツと共に表示してもよい。候補広告主リストAL1には、履歴テーブルから抽出された広告主と、広告受信実績テーブルから抽出された広告主とが含まれている。これらの抽出の方法は、図6および図9で説明した通りである。
なお、ここでは、選択された広告主の広告を表示させることを想定しているが、選択された広告主の広告を表示させないようにしてもよい。つまり、同図の(c)の画面例では、適用しない広告主を選択させてもよい。
〔相手ユーザの端末装置における表示および操作〕
図13は、遠隔同時視聴を開始しようとするユーザに選択された相手ユーザの端末装置2に表示される画面例を示す図である。遠隔同時視聴に招待するメッセージを受信した端末装置2には、同図の(a)に示すように、招待ユーザを示す情報(この例ではアバターとユーザID)、該招待ユーザから遠隔同時視聴に招待されていることを示すメッセージ、遠隔同時視聴するコンテンツのコンテンツ名が表示される。
図13は、遠隔同時視聴を開始しようとするユーザに選択された相手ユーザの端末装置2に表示される画面例を示す図である。遠隔同時視聴に招待するメッセージを受信した端末装置2には、同図の(a)に示すように、招待ユーザを示す情報(この例ではアバターとユーザID)、該招待ユーザから遠隔同時視聴に招待されていることを示すメッセージ、遠隔同時視聴するコンテンツのコンテンツ名が表示される。
また、招待を承諾して遠隔同時視聴を開始するための承諾キーK1と、招待に応じないことを選択するための無視キーK2とが表示される。ここで、無視キーK2が選択された場合には、招待に応じない旨の通知が招待ユーザの端末装置2に送信され、該端末装置2にはこの旨が表示される。
一方、承諾キーK1が選択されると、同図の(b)に示すように、候補広告主リストAL2が表示されると共に、広告主の選択を促すメッセージが表示される。なお、候補広告主リストAL2は、招待ユーザに提示された候補広告主リストAL1(図12の(a))と同じであってもよいし、被招待ユーザに応じて新たに生成されたものであってもよい。また、招待ユーザが選択した広告主を被招待ユーザに提示して、この広告主を承諾するか否かを選択させてもよい。この場合、被招待ユーザが承諾しなければ、候補広告主リストAL2を表示して広告主を選択させればよい。無論、広告主は、招待ユーザが選択したものを適用することとし、被招待ユーザは広告主を選択しないようにしてもよく、この場合、承諾キーK1の選択により、遠隔同時視聴が開始される。
そして、候補広告主リストAL2から広告主が選択されると、遠隔同時視聴環境が確定し、同図の(c)に示すように、遠隔同時視聴の画面が表示され、遠隔同時視聴が開始される。なお、この画面は、遠隔同時視聴に参加する全てのユーザの端末装置2に表示される。図示の画面例では、選択されたコンテンツに重畳して、選択された広告主の広告と、遠隔同時視聴に参加する各ユーザのアバターおよびユーザIDとが表示されている。また、同図には示していないが、SNSにより、各ユーザが各自の端末装置2で入力したメッセージも、当該ユーザのアバターの発言として表示される。
なお、広告は、図12の(b)のユーザリストULと同様に、コンテンツの周辺領域に表示して、コンテンツと重畳しないようにしてもよい。アバターやユーザID、メッセージ等についても同様である。
〔端末装置における表示および操作(相手ユーザを選択した場合)〕
次に、相手ユーザを選択した場合における、端末装置2の表示と端末装置2で行われる操作について、図14に基づいて説明する。図14は、遠隔同時視聴の相手ユーザをユーザが選択する場合に、該ユーザの端末装置2に表示される画面例を示す図である。なお、相手ユーザとして選択する対象となるユーザは、遠隔同時視聴サービスに登録済みのユーザであればよく、特に限定されないが、ここでは予め友人リストに登録されたユーザの中から相手ユーザを選択する例を説明する。
次に、相手ユーザを選択した場合における、端末装置2の表示と端末装置2で行われる操作について、図14に基づいて説明する。図14は、遠隔同時視聴の相手ユーザをユーザが選択する場合に、該ユーザの端末装置2に表示される画面例を示す図である。なお、相手ユーザとして選択する対象となるユーザは、遠隔同時視聴サービスに登録済みのユーザであればよく、特に限定されないが、ここでは予め友人リストに登録されたユーザの中から相手ユーザを選択する例を説明する。
遠隔同時視聴の相手ユーザを選択する操作が行われると、端末装置2には、図14の(a)に示すように、遠隔同時視聴を開始しようとするユーザの友人として登録された各ユーザを示す友人リストFLが表示される。また、遠隔同時視聴サービスに登録済みのコミュニティ(複数のユーザで構成されるグループ)を示すコミュニティリストCLが表示される。
友人リストFLは、同図の(b)に示すように、友人として登録された各ユーザのアバターおよびユーザIDとを一覧表示したものであってもよい。また、友人リストFLは、オンラインの(通信接続がなされており遠隔同時視聴をすぐに開始可能な)ユーザと、オフラインのユーザとを識別可能に示したものであってもよいし、オンラインのユーザのみを含むものであってもよい。
この友人リストFLから相手ユーザを選択すると、同図の(c)に示すように、端末装置2にはお勧めのコンテンツを示すコンテンツリストCoL1が表示される。コンテンツリストCoL1には、履歴テーブルから抽出された分類のコンテンツと、広告受信実績テーブルから抽出された分類のコンテンツとが含まれており、ユーザはこのコンテンツリストCoL1から所望のコンテンツを選択する。なお、これらの抽出の方法は、図7および図10で説明した通りである。
コンテンツリストCoL1からコンテンツが選択されると、同図の(d)に示すように、候補広告主リストAL3が表示されると共に、広告主の選択を促すメッセージが表示される。候補広告主リストAL3には、履歴テーブルから抽出された広告主と、広告受信実績テーブルから抽出された広告主とが含まれている。これらの抽出の方法は、図7および図10で説明した通りである。
また、友人リストFLから選択したユーザ(相手ユーザ)の端末装置2には、図13の(a)に示すような、遠隔同時視聴に招待するメッセージが送信され、招待を承諾した場合に、当該相手ユーザと遠隔同時視聴を行うことが確定する。なお、図13の(b)に示すように、相手ユーザにも広告主を選択させてもよい。
そして、遠隔同時視聴環境が確定すると、同図の(e)に示すように、遠隔同時視聴の画面が表示され、遠隔同時視聴が開始される。なお、この画面は、遠隔同時視聴に参加する全てのユーザに表示される。
〔端末装置における表示および操作(コミュニティを選択した場合)〕
続いて、相手ユーザとしてコミュニティを選択した場合における、端末装置2の表示と端末装置2で行われる操作について、図15に基づいて説明する。図15は、遠隔同時視聴の相手ユーザとしてコミュニティをユーザが選択する場合に、該ユーザの端末装置2に表示される画面例を示す図である。
続いて、相手ユーザとしてコミュニティを選択した場合における、端末装置2の表示と端末装置2で行われる操作について、図15に基づいて説明する。図15は、遠隔同時視聴の相手ユーザとしてコミュニティをユーザが選択する場合に、該ユーザの端末装置2に表示される画面例を示す図である。
遠隔同時視聴の相手ユーザを選択する操作が行われると、端末装置2には、図15の(a)に示すように、友人リストFLとコミュニティリストCLが表示される。コミュニティリストCLは、同図の(b)に示すように、遠隔同時視聴サービスに登録済みの各コミュニティについて、そのコミュニティのIDと、そのコミュニティに属する各ユーザのアバターとを一覧表示したものであってもよい。
このコミュニティリストCLからコミュニティを選択すると、同図の(c)に示すように、端末装置2にはお勧めのコンテンツを示すコンテンツリストCoL2が表示される。コンテンツリストCoL2には、履歴テーブルから抽出された分類のコンテンツと、広告受信実績テーブルから抽出された分類のコンテンツとが含まれており、ユーザはこのコンテンツリストCoL2から所望のコンテンツを選択する。なお、これらの抽出の方法は、図7および図10で説明した通りである。
コンテンツリストCoL2からコンテンツが選択されると、同図の(d)に示すように、候補広告主リストAL4が表示されると共に、広告主の選択を促すメッセージが表示される。候補広告主リストAL4には、履歴テーブルから抽出された広告主と、広告受信実績テーブルから抽出された広告主とが含まれている。これらの抽出の方法は、図7および図10で説明した通りである。
また、コミュニティリストCLから選択したコミュニティに属する各ユーザ(相手ユーザ)の端末装置2には、図13の(a)に示すような、遠隔同時視聴に招待するメッセージが送信され、招待を承諾した場合に、当該相手ユーザと遠隔同時視聴を行うことが確定する。なお、図13の(b)に示すように、相手ユーザにも広告主を選択させてもよい。
そして、遠隔同時視聴環境が確定すると、同図の(e)に示すように、遠隔同時視聴の画面が表示され、遠隔同時視聴が開始される。本例では、コミュニティが選択されたため、選択されたコミュニティに属する各ユーザのアバターとユーザIDが表示されている。なお、この画面は、遠隔同時視聴に参加する全てのユーザに表示される。
〔視聴環境設定処理の流れ(コンテンツが選択された場合)〕
次に、遠隔同時視聴を行おうとするユーザがコンテンツを選択する場合の視聴環境設定処理の流れを図16に基づいて説明する。図16は、ユーザがコンテンツを選択する場合の視聴環境設定処理の一例を示すフローチャートである。サーバ1が実行する処理が、情報提示装置の制御方法である。なお、ここでは、コンテンツを選択したユーザを招待ユーザと呼び、その端末装置2を端末装置2Aとする。また、招待ユーザに招待されて遠隔同時視聴を行うユーザを被招待ユーザと呼び、その端末装置2を端末装置2Cとする。
次に、遠隔同時視聴を行おうとするユーザがコンテンツを選択する場合の視聴環境設定処理の流れを図16に基づいて説明する。図16は、ユーザがコンテンツを選択する場合の視聴環境設定処理の一例を示すフローチャートである。サーバ1が実行する処理が、情報提示装置の制御方法である。なお、ここでは、コンテンツを選択したユーザを招待ユーザと呼び、その端末装置2を端末装置2Aとする。また、招待ユーザに招待されて遠隔同時視聴を行うユーザを被招待ユーザと呼び、その端末装置2を端末装置2Cとする。
まず、端末装置2Aの同時視聴環境設定部201は、ユーザによる遠隔同時視聴環境の設定開始操作と、コンテンツの選択操作とを受け付ける(S11)。そして、同時視聴環境設定部201は、ユーザが選択したコンテンツをサーバ1に通知して、遠隔同時視聴環境の設定を要求する(S12)。なお、サーバ1に通知するコンテンツは、遠隔同時視聴環境の設定要求時に出力中のコンテンツであってもよい。この場合には、遠隔同時視聴環境の設定開始操作を受け付けるが、コンテンツの選択操作は受け付ける必要はない。
そして、同時視聴環境管理部111は、S12の処理で送信される遠隔同時視聴環境の設定要求とコンテンツの選択を受け付ける(S1)。次に、履歴テーブルからの候補ユーザの抽出が行われる(S2)。具体的には、まず、同時視聴環境管理部111は、選択されたコンテンツを履歴候補決定部115に通知する。そして、履歴候補決定部115は、図6に基づいて説明した方法により、通知されたコンテンツの分類に応じたユーザを、履歴テーブルから候補ユーザとして抽出する。
また、履歴候補決定部115は、S2で抽出した各候補ユーザに広告を配信した広告主を、履歴テーブルから候補広告主として抽出する(S3、広告主特定ステップ)。そして、履歴候補決定部115は、抽出した候補ユーザと候補広告主を同時視聴環境管理部111に通知する。
さらに、広告受信実績テーブルからの候補ユーザの抽出も行われる(S4、ユーザ特定ステップ)。具体的には、まず、同時視聴環境管理部111は、選択されたコンテンツを広告実績候補決定部116に通知する。そして、広告実績候補決定部116は、図9に基づいて説明した方法により、通知されたコンテンツの分類に応じたユーザを、広告受信実績テーブルから候補ユーザとして抽出する。
また、広告実績候補決定部116は、S4で抽出した各候補ユーザに広告を配信した広告主を、広告受信実績テーブルから候補広告主として抽出する(S5、広告主特定ステップ)。そして、広告実績候補決定部116は、抽出した候補ユーザと候補広告主を同時視聴環境管理部111に通知する。
以上の処理により、履歴テーブルおよび広告受信実績テーブルのそれぞれから候補ユーザと候補広告主が抽出される。そこで、同時視聴環境管理部111は、抽出されたこれらの候補ユーザと候補広告主を、端末装置2Aに通知して招待ユーザに提示させる(S6、候補提示ステップ)。
そして、候補ユーザと候補広告主の通知を受信した端末装置2Aでは、同時視聴環境設定部201により、当該候補ユーザと候補広告主が選択候補として表示され(S13)、また表示した選択候補の選択操作が受け付けられる(S14)。例えば、同時視聴環境設定部201は、通知された候補ユーザを例えば図12の(b)に示すようなユーザリストULとして表示して、このユーザリストULから相手ユーザを選択させてもよい。同様に、同時視聴環境設定部201は、通知された候補広告主を例えば図12の(c)に示すような広告主リストAL1として表示して、この広告主リストAL1から広告主を選択させてもよい。そして、同時視聴環境設定部201は、選択された相手ユーザと広告主をサーバ1に通知する(S15)。
そして、サーバ1では、同時視聴環境設定部201から通知された相手ユーザと広告主の選択を受け付けて、遠隔同時視聴を開始させる(S7)。なお、図16では図示を省略しているが、サーバ1の同時視聴環境管理部111は、遠隔同時視聴を開始させるために、まず招待ユーザが選択した相手ユーザ(被招待ユーザ)の端末装置2Bに対し、例えば図13の(a)に示すような招待メッセージを送信する。相手ユーザは、遠隔同時視聴への招待を拒否(無視)することもできるが、ここでは招待を承諾したとする。また、例えば図13の(b)に示すような広告主リストAL2を招待に承諾した端末装置2Bに表示させて、被招待ユーザにも広告主を選択させてもよい。
次に、同時視聴環境管理部111は、遠隔同時視聴を開始させる制御を行う。具体的には、同時視聴環境管理部111は、コンテンツ配信部112に指示して、S1で選択を受け付けたコンテンツを、被招待ユーザの端末装置2Bに配信させる。また、同時視聴環境管理部111は、広告配信部113に指示して、S7で選択を受け付けた広告主の広告を、端末装置2Aおよび2Bに配信させる。さらに、同時視聴環境管理部111は、SNS処理部114に指示して、招待ユーザと被招待ユーザとが、各自の端末装置2Aおよび2BでSNSによるコミュニケーションを行うことができるように設定させる。
最後に、同時視聴環境管理部111は、履歴情報取得部117および広告情報取得部118に指示して、S7で開始された遠隔同時視聴の内容が反映されるように、履歴テーブルおよび広告受信実績テーブルを更新させる(S8)。各テーブルが更新されることにより、視聴環境設定処理は終了する。
履歴テーブルの更新について具体的に説明する。履歴情報取得部117は、履歴テーブルにおける招待ユーザのレコード(ない場合には作成する)の「関係ユーザID」として、被招待ユーザのユーザIDを追加する。また、追加した被招待ユーザのユーザIDに対応付けて、S7で開始された遠隔同時視聴の際に表示される広告の広告主(複数ある場合には複数)を登録すると共に、遠隔同時視聴の開始日を「関係構築日」として登録する。さらに、S1で選択を受け付けたコンテンツの分類と、招待ユーザと被招待ユーザとの情報開示状況についても登録する。
広告受信実績テーブルの更新について具体的に説明する。広告情報取得部118は、広告受信実績テーブルに、招待ユーザのユーザIDと、広告の配信を受けた日時と、S1で選択を受け付けたコンテンツの分類と、広告のURLとを対応付けて登録する。同様に、広告情報取得部118は、被招待ユーザのユーザIDと、広告の配信を受けた日時と、S1で選択を受け付けたコンテンツの分類と、広告のURLとを対応付けて広告受信実績テーブルに登録する。なお、広告の配信を受けた日時およびURLは、広告配信部113から取得すればよい。なお、広告の配信を受けた日時は、広告が配信された正確なタイミングを示すものである必要はないので、広告が配信された日時を広告の配信を受けた日時として登録すればよい。
〔視聴環境設定処理の流れ(相手ユーザが選択された場合)〕
次に、遠隔同時視聴を行おうとするユーザが相手ユーザを選択する場合の視聴環境設定処理の流れを図17に基づいて説明する。図17は、ユーザが相手ユーザを選択する場合の視聴環境設定処理の一例を示すフローチャートである。サーバ1が実行する処理が、情報提示装置の制御方法である。なお、図16の説明と同様に、端末装置2Aを所持する招待ユーザが、端末装置2Bを所持する被招待ユーザを選択するものとして説明を行う。
次に、遠隔同時視聴を行おうとするユーザが相手ユーザを選択する場合の視聴環境設定処理の流れを図17に基づいて説明する。図17は、ユーザが相手ユーザを選択する場合の視聴環境設定処理の一例を示すフローチャートである。サーバ1が実行する処理が、情報提示装置の制御方法である。なお、図16の説明と同様に、端末装置2Aを所持する招待ユーザが、端末装置2Bを所持する被招待ユーザを選択するものとして説明を行う。
まず、端末装置2Aの同時視聴環境設定部201は、ユーザによる遠隔同時視聴環境の設定開始操作と、相手ユーザの選択操作とを受け付ける(S31)。そして、同時視聴環境設定部201は、ユーザが選択した相手ユーザをサーバ1に通知して、遠隔同時視聴環境の設定を要求する(S32)。
そして、同時視聴環境管理部111は、S12の処理で送信される遠隔同時視聴環境の設定要求と相手ユーザの選択を受け付ける(S21)。なお、相手ユーザを複数選択することも可能であるが、以下では1人の相手ユーザの選択を受け付けた例を説明する。ここで、図17では図示を省略しているが、同時視聴環境管理部111は、招待ユーザが選択した相手ユーザ(被招待ユーザ)の端末装置2Bに対し、例えば図13の(a)に示すような招待メッセージを送信する。なお、相手ユーザは、遠隔同時視聴への招待を拒否(無視)することもできるが、ここでは招待を承諾したとする。また、例えば図13の(b)に示すような広告主リストAL2を招待に承諾した端末装置2Bに表示させて、被招待ユーザにも広告主を選択させてもよい。
次に、履歴テーブルからの候補コンテンツの分類の抽出が行われる(S22)。具体的には、まず、同時視聴環境管理部111は、招待ユーザ、および招待メッセージを送信した相手ユーザのうち招待を承諾した被招待ユーザを履歴候補決定部115に通知する。そして、履歴候補決定部115は、図7に基づいて説明した方法により、通知された招待ユーザおよび被招待ユーザ(正確には招待メッセージを送信した相手ユーザのうち招待を承諾した被招待ユーザ)に応じた分類を、履歴テーブルから候補コンテンツの分類として抽出する。
また、履歴候補決定部115は、S22の処理の際に抽出した各ユーザ(招待ユーザ、被招待ユーザ、および被招待ユーザと遠隔同時視聴を行ったことのあるユーザ)に広告を配信した広告主を、履歴テーブルから候補広告主として抽出する(S23、広告主特定ステップ)。そして、履歴候補決定部115は、抽出した候補コンテンツの分類と候補広告主を同時視聴環境管理部111に通知する。
さらに、広告受信実績テーブルからの候補コンテンツの分類の抽出も行われる(S24、分類特定ステップ)。具体的には、まず、同時視聴環境管理部111は、招待ユーザ、および招待メッセージを送信した相手ユーザのうち招待を承諾した被招待ユーザを広告実績候補決定部116に通知する。そして、広告実績候補決定部116は、図10に基づいて説明した方法により、通知された招待ユーザおよび被招待ユーザ(正確には招待メッセージを送信した相手ユーザのうち招待を承諾した被招待ユーザ)に相関の高い分類を、広告受信実績テーブルから抽出する。
また、広告実績候補決定部116は、招待ユーザに広告を配信した広告主を、広告受信実績テーブルから候補広告主として抽出する(S25、広告主特定ステップ)。そして、広告実績候補決定部116は、抽出した分類と候補広告主を同時視聴環境管理部111に通知する。
以上の処理により、履歴テーブルおよび広告受信実績テーブルのそれぞれから候補コンテンツの分類と候補広告主が抽出される。そこで、まず、同時視聴環境管理部111は、コンテンツ配信部112が配信可能なコンテンツの中から、S22およびS24で抽出された分類のコンテンツを候補コンテンツとして選択する。候補コンテンツの選択の基準は特に限定されず、新しいコンテンツを優先して選択してもよいし、配信回数の多いコンテンツを優先して選択してもよい。また、抽出された分類のコンテンツのリストを端末装置2Aに送信して、その中から所望のコンテンツを選択させてもよい。
続いて、同時視聴環境管理部111は、候補コンテンツと候補広告主を、端末装置2Aに通知して招待ユーザに提示させる(S26、候補提示ステップ)。
そして、候補コンテンツと候補広告主の通知を受信した端末装置2Aでは、同時視聴環境設定部201により、当該候補コンテンツと候補広告主が選択候補として表示され(S33)、また表示した選択候補の選択操作が受け付けられる(S34)。例えば、同時視聴環境設定部201は、通知された候補コンテンツを例えば図14の(c)に示すようなコンテンツリストCoL1として表示して、このコンテンツリストCoL1からコンテンツを選択させてもよい。同様に、同時視聴環境設定部201は、通知された候補広告主を例えば図14の(d)に示すような広告主リストAL3として表示して、この広告主リストAL3から広告主を選択させてもよい。そして、同時視聴環境設定部201は、選択されたコンテンツと広告主をサーバ1に通知する(S35)。
そして、サーバ1では、同時視聴環境設定部201から通知されたコンテンツと広告主を、招待ユーザが選択したコンテンツと広告主として受け付けて、遠隔同時視聴を開始させる(S27)。
具体的には、同時視聴環境管理部111は、遠隔同時視聴を開始させるため、コンテンツ配信部112に指示して、上述のようにして選択を受け付けたコンテンツを、端末装置2Aおよび2Bに配信させる。また、同時視聴環境管理部111は、広告配信部113に指示して、上述のようにして選択を受け付けた広告主の広告を、端末装置2Aおよび2Bに配信させる。さらに、同時視聴環境管理部111は、SNS処理部114に指示して、招待ユーザと被招待ユーザ(正確には招待メッセージを送信した相手ユーザのうち招待を承諾した被招待ユーザ)とが、各自の端末装置2Aおよび2BでSNSによるコミュニケーションを行うことができるように設定させる。
最後に、同時視聴環境管理部111は、履歴情報取得部117および広告情報取得部118に指示して、S27で開始された遠隔同時視聴の内容が反映されるように、履歴テーブルおよび広告受信実績テーブルを更新させる(S28)。各テーブルが更新されることにより、視聴環境設定処理は終了する。各テーブルの更新については既に説明した通りであるから、ここでは説明を省略する。
〔広告受信実績の集計方法の他の例〕
上述の例では、同じ広告主からの広告受信回数を広告受信実績ベクトルの値としているが、広告のURL(Uniform Resource Locator)の一致度を考慮した重み付けを行って広告受信実績ベクトルの値を算出してもよい。これについて図18に基づいて説明する。図18は、広告のURLの一致度を考慮して段階的に重み付けすることにより、広告受信実績ベクトルの値を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
上述の例では、同じ広告主からの広告受信回数を広告受信実績ベクトルの値としているが、広告のURL(Uniform Resource Locator)の一致度を考慮した重み付けを行って広告受信実績ベクトルの値を算出してもよい。これについて図18に基づいて説明する。図18は、広告のURLの一致度を考慮して段階的に重み付けすることにより、広告受信実績ベクトルの値を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
広告情報取得部118は、まず、広告受信実績テーブルを参照して、広告受信実績ベクトルの算出対象となるユーザに提示された広告を2つ抽出し、それらの広告主が同じであるか判定する(S41)。
ここで、広告主が異なっていると判定した場合(S41でNO)、広告情報取得部118は、これらの広告には広告受信実績ベクトルの値を設定せずに処理を終了する。一方、広告主が一致していると判定した場合(S41でYES)、広告情報取得部118は、これらの広告に所定のポイントを加算する。そして、これらの広告のURLのドメインが一致しているか判定する(S42)。
ここで、ドメインが異なっていると判定した場合(S42でNO)、広告情報取得部118は、これらの広告にこれまでに加算したポイントをこれらの広告の広告受信実績ベクトルの値として処理を終了する。一方、ドメインも一致していると判定した場合(S42でYES)、広告情報取得部118は、これらの広告に所定のポイントをさらに加算する。そして、これらの広告のURLのサブドメインが一致しているか判定する(S43)。
ここで、サブドメインは異なっていると判定した場合(S43でNO)、広告情報取得部118は、これらの広告にこれまでに加算したポイントを、これらの広告の広告受信実績ベクトルの値として処理を終了する。一方、サブドメインも一致していると判定した場合(S43でYES)、広告情報取得部118は、これらの広告に所定のポイントをさらに加算する。そして、これらの広告のURLのディレクトリ階層が一致しているか判定する(S44)。
ここで、ディレクトリ階層は異なっていると判定した場合(S44でNO)、広告情報取得部118は、これらの広告にこれまでに加算したポイントを、これらの広告の広告受信実績ベクトルの値として処理を終了する。一方、ディレクトリ階層も一致していると判定した場合(S44でYES)、広告情報取得部118は、これらの広告に所定のポイントをさらに加算する。そして、これらの広告のURLの次のディレクトリ階層が一致しているか判定する(S45)。
ここで、次のディレクトリ階層も一致していると判定した場合(S45でYES)、広告情報取得部118は、これらの広告に所定のポイントをさらに加算する。そして、これらの広告の次のディレクトリ階層も一致しているか判定する(S45)。一方、次のディレクトリ階層は異なっていると判定した場合(S45でNO)、広告情報取得部118は、これらの広告のファイル名が一致しているか判定する(S46)。
ここで、ファイル名は異なっていると判定した場合(S46でNO)、広告情報取得部118は、これらの広告にこれまでに加算したポイントを、これらの広告の広告受信実績ベクトルの値として処理を終了する。一方、ファイル名も一致していると判定した場合(S46でYES)、広告情報取得部118は、これらの広告に所定のポイントをさらに加算する。そして、これらの広告にこれまでに加算したポイントを、これらの広告の広告受信実績ベクトルの値として処理を終了する。なお、ファイル名に拡張子が含まれている可能性があり、この場合、内容は同一のファイルであっても、ファイル名の一部(拡張子部分)が異なることがあり得る。よって、S46では、ファイル名の一部が一致している場合にもポイントを加算してもよい。
例えば、広告主がexample1.com、example2.comからなる二つのドメイン(広告グループ)を使って広告配信する場合に、下記(1)〜(10)のURLの広告の配信を受けたとする。この場合、下記(1)〜(5)と(6)〜(10)とは広告主のみが共通しているので、S41でYESとなったときのポイントのみが加算され、広告受信実績ベクトルの値は1となる。一方、下記(1)と(2)は、広告主とドメインが共通しているので、S41とS42でYESとなり、広告受信実績ベクトルの値は2となる。また、下記(2)と(3)は、広告主、ドメイン、サブドメインが共通しており、ディレクトリ階層が1つ一致しているので、S41、S42、S43、およびS44でYESとなり、広告受信実績ベクトルの値は4となる。なお、加算するポイントの値は、ステップ毎に異ならせてもよい。
(1)example1.com/path1/file1
(2)subdomain1.example1.com/path2/file2
(3)subdomain1.example1.com/path2/file3
(4)subdomain2.example1.com/path3/file4
(5)subdomain2.example1.com/path4/file5
(6)example2.com/path1/file1
(7)subdomain1.example2.com/path2/file2
(8)subdomain1.example2.com/path2/file3
(9)subdomain2.example2.com/path3/file4
(10)subdomain2.example2.com/path4/file5
なお、広告受信実績の評価は、3つ以上の対象について同時に行うことができる。この場合、例えば、ハッシュ値を用いた類似検索などの周知技術が適用できる。この技術により、レコードごとにハッシュを付けて、近傍探索を利用した多数同時評価を行うことができる。
(1)example1.com/path1/file1
(2)subdomain1.example1.com/path2/file2
(3)subdomain1.example1.com/path2/file3
(4)subdomain2.example1.com/path3/file4
(5)subdomain2.example1.com/path4/file5
(6)example2.com/path1/file1
(7)subdomain1.example2.com/path2/file2
(8)subdomain1.example2.com/path2/file3
(9)subdomain2.example2.com/path3/file4
(10)subdomain2.example2.com/path4/file5
なお、広告受信実績の評価は、3つ以上の対象について同時に行うことができる。この場合、例えば、ハッシュ値を用いた類似検索などの周知技術が適用できる。この技術により、レコードごとにハッシュを付けて、近傍探索を利用した多数同時評価を行うことができる。
〔変形例〕
上記実施形態では、ターゲティング広告の受信履歴(受信実績)に基づいて遠隔同時視聴環境を設定する例を説明したが、対象とする広告はターゲティング広告に限られない。これは、ターゲティング広告に限られず、広告の受信履歴(受信実績)には、ユーザの嗜好が反映されると考えられるためである。
上記実施形態では、ターゲティング広告の受信履歴(受信実績)に基づいて遠隔同時視聴環境を設定する例を説明したが、対象とする広告はターゲティング広告に限られない。これは、ターゲティング広告に限られず、広告の受信履歴(受信実績)には、ユーザの嗜好が反映されると考えられるためである。
例えば、上述の遠隔同時視聴システムのように、広告や広告主をユーザが選択できる構成とした場合、その受信履歴(受信実績)には、ユーザの嗜好が反映される。また、ユーザが広告や広告主を選択しない場合であっても、一般にコンテンツと共に提示される広告は、そのコンテンツ(あるいはその主な視聴者層)に合わせた広告とされる。このため、ユーザが好みのコンテンツを視聴することにより、広告の受信履歴(受信実績)にもその好みが反映される。
また、上記実施形態では、1つのサーバ1を用いる例を示したが、サーバ1の有する各機能が、個別のサーバにて実現されていてもよい。そして、複数のサーバを適用する場合においては、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
そして、上記実施形態では、履歴テーブルから抽出した候補と、広告受信実績テーブルから抽出した候補とを共に提示する例を示したが、広告受信実績テーブルから抽出した候補のみを提示してもよい。また、候補広告主を提示する場合には、履歴テーブルから抽出した候補広告主のみを提示してもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
サーバ1および端末装置2の制御ブロック(特に制御部11および制御部20)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
サーバ1および端末装置2の制御ブロック(特に制御部11および制御部20)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、サーバ1および端末装置2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報提示装置(サーバ1)は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器(端末装置2)で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する情報提示装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報(広告受信実績テーブル)を参照して、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを特定するユーザ特定手段(広告実績候補決定部116)と、上記ユーザ特定手段が特定したユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として提示する候補提示手段(同時視聴環境管理部111)と、を備えている。
本発明の態様1に係る情報提示装置(サーバ1)は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器(端末装置2)で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する情報提示装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報(広告受信実績テーブル)を参照して、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを特定するユーザ特定手段(広告実績候補決定部116)と、上記ユーザ特定手段が特定したユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として提示する候補提示手段(同時視聴環境管理部111)と、を備えている。
上記の構成によれば、サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報を参照して特定した、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを、共にサービスを利用するユーザの候補として提示する。
よって、提示した候補が受け入れられれば、提示を受けた広告に関連性のあるユーザのグループにて、上記サービスが利用される。そして、サービスの利用時に、当該グループを構成する各ユーザに関連性のある広告を提示すれば、その広告効果は、各ユーザとの関連性を考慮せずに広告を提示する場合と比べて、高くなると考えられる。
すなわち、上記の構成によれば、広告の配信が考慮された遠隔同時視聴環境を設定することができる。なお、特定するユーザは1人であってもよいし、複数であってもよい。また、候補の提示先は、特定したユーザ(の端末装置)であってもよいし、自身はサービスを利用しない者がユーザを特定させた場合、その者(の端末装置)であってもよい。そして、複数のユーザが特定された場合、候補の提示先は、特定したユーザ全員(の端末装置)であってもよいし、一部のユーザ(の端末装置)であってもよい。
本発明の態様2に係る情報提示装置は、上記態様1において、上記ユーザ特定手段は、第1のユーザ(招待ユーザ)からの要求に応じて、該第1のユーザと、提示を受けた広告に関連性のある第2のユーザ(被招待ユーザ)を特定し、上記候補提示手段は、上記第2のユーザを、共に上記サービスを利用する相手の候補として上記第1のユーザに提示してもよい。
上記の構成によれば、上記サービスを利用しようとする第1のユーザは、上記情報提示装置に要求を送信することにより、提示を受けた広告について自身と関連性のある第2のユーザの提示を受けることができる。
よって、第1のユーザは、この提示を受け入れることにより、第2ユーザと共に上記サービスを利用することができる。そして、第1のユーザと第2のユーザとが共に上記サービスを利用する際には、これらのユーザに関連性のある広告を提示して、高い広告効果を得ることができる。
また、提示を受けた広告が関連しているユーザは、嗜好や趣味に共通点がある可能性が高いので、第1のユーザは第2ユーザと良好なコミュニケーションを取ることができる可能性が高い。つまり、上記の構成によれば、良好なコミュニケーションを担保しつつ、第1のユーザの交友関係を広げるサポートをすることができる。
本発明の態様3に係る情報提示装置は、上記態様2において、上記ユーザ特定手段は、上記第1のユーザがコンテンツを選択した場合に、該第1のユーザと、該コンテンツと同じ分類のコンテンツと共に提示を受けた広告に関連性のある第2のユーザを特定してもよい。
上記の構成によれば、第1のユーザが選択したコンテンツと同じ分類のコンテンツと共に提示を受けた広告に関連性のある第2のユーザを特定する。よって、コンテンツと広告の組み合わせについて相性のよい第2のユーザを特定することが可能になる。
本発明の態様4に係る情報提示装置は、上記態様1において、上記ユーザ特定手段は、提示された広告に関連性のある複数のユーザを特定し、上記候補提示手段は、特定された上記複数のユーザを、共に上記サービスを利用するグループの候補として提示してもよい。
上記の構成によれば、提示された広告に関連性のある複数のユーザを、共に上記サービスを利用するグループの候補として提示するので、提示した候補が受け入れられれば、提示を受けた広告に関連性のあるユーザのグループにて、上記サービスが利用される。そして、サービスの利用時に、当該グループを構成する各ユーザに関連性のある広告を提示することにより、高い広告効果を得ることができる。
本発明の態様5に係る情報提示装置は、上記態様1から4の何れかにおいて、上記広告情報は、各ユーザが上記サービスを利用したときに提示を受けた広告の数を、当該広告の広告主毎に集計した情報であり、上記ユーザ特定手段は、上記サービスを利用可能なユーザのうち、広告主毎の提示広告数の分布の相関が相対的に高いユーザを、提示を受けた広告に関連性のあるユーザとして特定してもよい。
上記の構成によれば、広告主毎の提示広告数の分布の相関が相対的に高いユーザを、提示を受けた広告に関連性のあるユーザとして特定する。よって、広告主毎の提示広告数の分布の相関が相対的に高いユーザ、すなわち、有効と考えられる広告が類似し、嗜好が類似していると考えられるユーザのグループによる上記サービスの利用を促進することができる。
本発明の態様6に係る情報提示装置は、上記態様5において、上記サービスを利用するユーザに対し、上記広告情報を参照して特定した、当該ユーザへの提示広告数が相対的に多い広告主を、上記サービスの利用時の広告の提供元の候補として提示する広告主候補提示手段(広告実績候補決定部116)を備えていてもよい。
上記の構成によれば、ユーザへの提示広告数が相対的に多い広告主を、上記サービスの利用時の広告の提供元の候補として当該ユーザに提示するので、提示した候補が受け入れられれば、上記サービスの利用の際に、当該広告主が提供する広告が提示される。そして、この広告の広告主は、当該グループを構成する各ユーザに関連性があるから、この広告によれば、高い広告効果を得ることができる。
本発明の態様7に係る情報提示装置(サーバ1)は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器(端末装置2)で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する情報提示装置であって、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報(広告受信実績ベクトル)を参照して、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類を特定する分類特定手段(広告実績候補決定部116)と、上記分類特定手段が特定した分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または上記分類特定手段が特定した分類のコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として提示する候補提示手段(同時視聴環境管理部111)と、を備えている。
上記の構成によれば、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報を参照して特定した、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類またはその分類のコンテンツを候補として提示する。
よって、提示した候補が受け入れられれば、各広告主の広告提示数の分布の相関が高く、それゆえ各ユーザに共通して受け入れられやすい広告主が存在する分類のコンテンツの遠隔同時視聴を行わせることができる。
そして、サービスの利用時に、各ユーザに共通して受け入れられやすい広告主の広告を提示することができ、その広告効果は、遠隔同時視聴を行うユーザおよびコンテンツの分類との関連性を考慮せずに広告を提示する場合と比べて、高くなると考えられる。すなわち、上記の構成によれば、広告の配信が考慮された遠隔同時視聴環境を設定することができる。
本発明の態様8に係る情報提示装置は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器(端末装置2)で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する情報提示装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告の広告主に関する広告情報(広告受信実績テーブル/履歴テーブル)を参照して、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主を特定する広告主特定手段(広告実績候補決定部116/履歴候補決定部115)と、上記広告主特定手段が特定した広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として提示する候補提示手段(同時視聴環境管理部111)と、を備えている。
上記の構成によれば、サービスの利用時に提示を受けた広告の広告主に関する広告情報を参照して特定した、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として提示する。
よって、提示した候補が受け入れられれば、サービスを利用するユーザに応じた広告主の提供する広告を、当該ユーザの上記サービス利用時に提示することができる。このように、ユーザに応じた広告主の広告を提示すれば、その広告効果は、ユーザを考慮せずに広告を提示する場合と比べて、高くなると考えられる。すなわち、上記の構成によれば、広告の配信が考慮された遠隔同時視聴環境を設定することができる。
本発明の態様9に係る端末装置2は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する端末装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報(広告受信実績テーブル)を参照して特定された、提示を受けた広告に関連性のあるユーザの通知を受信する通知受信手段(同時視聴環境設定部201)と、上記通知されたユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段(同時視聴環境設定部201)と、を備えている。よって、上記態様1の情報提示装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様10に係る端末装置2は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する端末装置であって、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報(広告受信実績ベクトル)を参照して特定された、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類、または該分類のコンテンツの通知を受信する通知受信手段(同時視聴環境設定部201)と、上記通知された分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または上記通知されたコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段(同時視聴環境設定部201)と、を備えている。よって、上記態様7の情報提示装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様11に係る端末装置2は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する端末装置であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告の広告主に関する広告情報(広告受信実績テーブル)を参照して特定された、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主の通知を受信する通知受信手段(同時視聴環境設定部201)と、上記通知された広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段(同時視聴環境設定部201)と、を備えている。よって、上記態様8の情報提示装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様12に係る情報提示装置(サーバ1)の制御方法は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器(端末装置2)で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報(広告受信実績テーブル)を参照して、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを特定するユーザ特定ステップ(S4)と、上記特定したユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として提示する候補提示ステップ(S6)と、を含む。よって、上記態様1の情報提示装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様13に係る情報提示装置(サーバ1)の制御方法は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器(端末装置2)で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報(広告受信実績ベクトル)を参照して、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類を特定する分類特定ステップ(S24)と、上記特定した分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または上記特定した分類のコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として提示する候補提示ステップ(S26)と、を含む。よって、上記態様7の情報提示装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の態様14に係る情報提示装置(サーバ1)の制御方法は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器(端末装置2)で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービス(遠隔同時視聴サービス)のユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、上記サービスの各ユーザが当該サービスを利用したときに提示を受けた広告の広告主に関する広告情報を参照して、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主を特定する広告主特定ステップ(S3/S5/S23/S25)と、上記特定した広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として提示する候補提示ステップ(S6/S26)と、を含む。よって、上記態様8の情報提示装置と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報提示装置および端末装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報提示装置および端末装置が備える各手段として動作させることにより上記情報提示装置および端末装置のそれぞれをコンピュータにて実現させる情報提示装置の制御プログラムおよび端末装置の制御プログラム、さらにそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴しながらオンラインでコミュニケーションを行わせる遠隔同時視聴システムに利用することができる。
1 サーバ(情報提示装置)
111 同時視聴環境管理部(候補提示手段、広告主候補提示手段)
115 履歴候補決定部(広告主特定手段)
116 広告実績候補決定部(ユーザ特定手段、分類特定手段、広告主特定手段)
2 端末装置(視聴機器)
201 同時視聴環境設定部(通知受信手段、候補提示手段)
5 遠隔同時視聴システム
111 同時視聴環境管理部(候補提示手段、広告主候補提示手段)
115 履歴候補決定部(広告主特定手段)
116 広告実績候補決定部(ユーザ特定手段、分類特定手段、広告主特定手段)
2 端末装置(視聴機器)
201 同時視聴環境設定部(通知受信手段、候補提示手段)
5 遠隔同時視聴システム
Claims (14)
- 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置であって、
上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報を参照して、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを特定するユーザ特定手段と、
上記ユーザ特定手段が特定したユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として提示する候補提示手段と、を備えていることを特徴とする情報提示装置。 - 上記ユーザ特定手段は、第1のユーザからの要求に応じて、該第1のユーザと、提示を受けた広告に関連性のある第2のユーザを特定し、
上記候補提示手段は、上記第2のユーザを、共に上記サービスを利用する相手の候補として上記第1のユーザに提示することを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 上記ユーザ特定手段は、上記第1のユーザがコンテンツを選択した場合に、該第1のユーザと、該コンテンツと同じ分類のコンテンツと共に提示を受けた広告に関連性のある第2のユーザを特定することを特徴とする請求項2に記載の情報提示装置。
- 上記ユーザ特定手段は、提示された広告に関連性のある複数のユーザを特定し、
上記候補提示手段は、特定された上記複数のユーザを、共に上記サービスを利用するグループの候補として提示することを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。 - 上記広告情報は、各ユーザが上記サービスを利用したときに提示を受けた広告の数を、当該広告の広告主毎に集計した情報であり、
上記ユーザ特定手段は、上記サービスを利用可能なユーザのうち、広告主毎の提示広告数の分布の相関が相対的に高いユーザを、提示を受けた広告に関連性のあるユーザとして特定することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の情報提示装置。 - 上記サービスを利用するユーザに対し、上記広告情報を参照して特定した、当該ユーザへの提示広告数が相対的に多い広告主を、上記サービスの利用時の広告の提供元の候補として提示する広告主候補提示手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の情報提示装置。
- 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置であって、
コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報を参照して、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類を特定する分類特定手段と、
上記分類特定手段が特定した分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または上記分類特定手段が特定した分類のコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として提示する候補提示手段と、を備えていることを特徴とする情報提示装置。 - 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置であって、
上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告の広告主に関する広告情報を参照して、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主を特定する広告主特定手段と、
上記広告主特定手段が特定した広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として提示する候補提示手段と、を備えていることを特徴とする情報提示装置。 - 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する端末装置であって、
上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報を参照して特定された、提示を受けた広告に関連性のあるユーザの通知を受信する通知受信手段と、
上記通知されたユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段と、を備えていることを特徴とする端末装置。 - 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する端末装置であって、
コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報を参照して特定された、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類、または該分類のコンテンツの通知を受信する通知受信手段と、
上記通知された分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または上記通知されたコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段と、を備えていることを特徴とする端末装置。 - 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する端末装置であって、
上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告の広告主に関する広告情報を参照して特定された、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主の通知を受信する通知受信手段と、
上記通知された広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として自装置のユーザに提示する候補提示手段と、を備えていることを特徴とする端末装置。 - 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、
上記サービスの各ユーザが当該サービスの利用時に提示を受けた広告に関する広告情報を参照して、提示を受けた広告に関連性のあるユーザを特定するユーザ特定ステップと、
上記特定したユーザを、共に上記サービスを利用するユーザの候補として提示する候補提示ステップと、を含むことを特徴とする制御方法。 - 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、
コンテンツの分類毎の各広告主の広告提示数を示す広告情報を参照して、共に上記サービスを利用するユーザ間で、各広告主の広告提示数の分布の相関が相対的に高い分類を特定する分類特定ステップと、
上記特定した分類を、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの分類の候補として提示するか、または上記特定した分類のコンテンツを、上記ユーザ間で視聴するコンテンツの候補として提示する候補提示ステップと、を含むことを特徴とする制御方法。 - 複数のユーザに共通のコンテンツを各自の視聴機器で視聴させながらオンラインでコミュニケーションさせるサービスのユーザに情報を提示する情報提示装置の制御方法であって、
上記サービスの各ユーザが当該サービスを利用したときに提示を受けた広告の広告主に関する広告情報を参照して、上記サービスを利用するユーザに応じた広告主を特定する広告主特定ステップと、
上記特定した広告主を、上記サービスの利用時に広告を提供する広告主の候補として提示する候補提示ステップと、を含むことを特徴とする制御方法。
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---|---|---|---|
JP2014180657A JP2016053929A (ja) | 2014-09-04 | 2014-09-04 | 情報提示装置、端末装置、および制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020077923A (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-21 | 株式会社ビデオリサーチ | テレビ番組用広告の提供方法 |
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JP2022018733A (ja) * | 2020-07-16 | 2022-01-27 | ヤフー株式会社 | 提供プログラム、提供方法、および提供装置 |
KR20220062538A (ko) | 2019-09-13 | 2022-05-17 | 라인 가부시키가이샤 | 서버의 정보 처리 방법, 서버, 프로그램 및 단말 |
JP2022160902A (ja) * | 2021-04-07 | 2022-10-20 | Line株式会社 | プログラムおよびサーバ |
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- 2014-09-04 JP JP2014180657A patent/JP2016053929A/ja active Pending
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