JP6023290B1 - 収納 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納される物品に対する誤操作を防ぐ収納箱を提供する。【解決手段】収納箱は、底面と、底面に立設し、底面が設けられた向きと反対の向きに少なくとも一部が突出している第一の部位を有する第一の側面と、第一の部位が突出する方向とは反対側に、第一の側板と対向して設けられている第二の側面とを備える。【選択図】 図3

Description

本発明は、収納箱に関する。
PC(Personal Computer)やサーバ等の各種のコンピュータへ情報を入力する際の手段として、キーボードが広く用いられている。キーボードが配置される机上等においては、キーボードは比較的大きな割合の面積を占める。そこで、キーボードが未使用である場合には、キーボードは、壁面に立て掛ける、隙間に入れこむ等の形態で収納される場合がある。
特許文献1には、キーボードを収納する収納ケースと、収納ケースを覆うカバーケースを有するキーボード収納ケース本体と、施錠手段、を有するキーボード収納装置が記載されている。
また、特許文献2には、表示画面を有する機器本体と、表示画面を保護するために、この表示画面に被せられるカバーケースと、カバーケースに設けられたキーボードとを備える携帯電子機器が記載されている。
特開2014−81814号公報 特開2002−55761号公報
キーボードが上述のように収納される場合には、キーが誤って押される等、キーボードに対して誤操作がなされる可能性がある。特許文献1又は2に記載の技術では、各装置の配置の状況などによっては、キーボードに対する誤操作の回避が困難な場合がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、収納される物品に対する誤操作を防ぐ収納箱を提供することを主たる目的とする。
本発明の一態様における収納箱は、底面と、底面に立設し、底面が設けられた向きと反対の向きに少なくとも一部が突出している第一の部位を有する第一の側面と、第一の部位が突出する方向とは反対側に第一の側板と対向して設けられている第二の側面とを備える。
本発明によると、収納される物品に対する誤操作を防ぐ収納箱を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における収納箱の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における収納箱のキーボードが収納された場合の状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態における収納箱のキーボードが収納された場合の状態を示す断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における収納箱を示す図(三面図)である。図2は、本発明の第1の実施形態における収納箱のキーボードが収納された場合の状態を示す図である。図3は、本発明の第1の実施形態における収納箱のキーボードが収納された場合の状態を示す断面図である。
図1に示すとおり、本発明の第1の実施形態における収納箱100は、底面110と、第一の側面120と、第二の側面130とを備える。第一の側面120は、底面110に立設している。また、第一の側面120は、第一の部位121を有する。第一の部位121は、第一の側面120において、底面110が設けられた向きと反対の向きに少なくとも一部が突出している部位である。第二の側面130は、第一の部位121が突出する方向とは反対側に、第一の側板120と対向して設けられている。また、第二の側面130は、底面110又は第一の側面120の少なくとも一方に接続して設けられる。第二の側面130が第一の側面120と接続される場合には、底面110と対向して設けられる上面140を介して設けられてもよい。また、収納箱100は、収納箱100を任意の壁面等に取付ける場合に用いられる取付け部160を備えてもよい。取付け部160は、例えばネジ等を通す取付け穴を有する。
収納箱100は、一例として、金属で形成される。例えば、収納箱100は、金属板を折り曲げて形成される。ただし、収納箱100は、複数の部材を組み合わせて形成される等、これ以外の任意の方法で作られてもよい。また、収納箱100は、樹脂材料等のその他の材料を用いて作られてもよい。
本実施形態における収納箱100は、コンピュータの入力手段であるキーボードを主に収納する。収納箱100の大きさや形状は、収納されるキーボードの大きさに応じて適宜定められる。収納箱100は、例えば、キーボードが置かれた机上に設けられる。また、収納箱100は、部屋の壁面や衝立、キーボードが接続されるPC等の任意の機器の側面に取付け部160を用いて取付けられてもよい。収納箱100が上述した場所に取付けられる場合には、底面110が下側となるように設けられる。ただし、収納箱100は、これとは異なる形態で上述した場所等へ取り付けられてもよい。例えば、収納箱100は、上述した場所等へ、底面110又は上面140が直立するように取り付けられてもよい。
また、本実施形態の各図に示す収納箱100においては、キーボードは、収納箱100の側面から長手方向に収納又は取出される。すなわち、キーボードは、収納箱100における第一の側面120、第二の側面130及び底面110に囲われる部位の一方に設けられた開口から出し入れされる。この開口は、例えば、キーボードの収納又は取出される方向に対する断面に応じた形状とされることが好ましい。また、図1に示すように、収納箱100の開口に対向する位置には、第三の側面150が設けられてもよい。
第三の側面150が設けられることで、キーボードが収納箱100へ収納又は取出される場合に、その収納等の方向が限定される。このような構成とすることで、キーボードがPC等とケーブルを介して接続される場合に、当該ケーブルが収納箱100の上面140と接触することを防止することが可能となる。また、第三の側板150は、収納箱100に収納されたキーボードが、収納箱100の開口に対向する位置から意図せずに落下する等の事態を防止する。なお、収納箱100は、第三の側板150を備えなくてもよい。この場合には、2つの方向からのキーボードの収納又は取出しが可能となる。図2は、キーボード200が収納箱100の側面に設けられた開口から挿入されて収納された場合の状態を示す図である。
なお、キーボードの出し入れの方向は上述した方向に限られない。例えば、キーボードは、収納箱100の上側(底面110と対向する側)から短手方向に出し入れされてもよい。この場合においても、収納箱100のキーボードが出し入れされる開口は、キーボードの出し入れされる方向に対する断面に応じた形状とされることが好ましい。
次に、収納箱100の構成要素について説明する。
底面110は、幅方向(第一の側面120から第二の側面130へ向かう方向)の大きさが、キーボードが収納できる程度の大きさに設定される。また、底面110の長さ方向(第一の側面120又は第二の側面130に沿った方向)の大きさは、キーボードの大きさよりも大きくてもよい。又は、底面110の長さ方向の大きさは、キーボードの大きさよりも小さく、キーボードが収納された場合にもその一部が底面110に覆われない状態となってもよい。図2に示す例では、底面110の長さ方向の大きさがキーボード200の大きさと比較して小さい場合の例を示す。
第一の側面120は、上述のように、底面110に立設する。第一の側面120は、一例として、底面110に対して垂直又は略垂直となるように底面110に設けられる。第一の側面120は、キーボードの形状に応じ、また、収納箱100が占有する空間を小さくするような任意の形態にて底面110に設けられる。
また、第一の側面120は、上述のように、底面110が設けられた向きと反対の向きに少なくとも一部が突出している第一の部位121を備える。第一の部位121が突出する方向は、第二の側面130が設けられている側と反対の側である。すなわち、第一の部位121は、収納箱100のキーボードが収納される空間に対して外側に突出している。そして、第一の部位121は、第一の側面120の他の部位と比較して、第二の側面130から離れた場所に位置する。言い換えると、第一の側面120の幅方向の断面は、第一の部位121が設けられた箇所が突出した凸型の形状となる。
また、第一の部位121のキーボードが収納される側(第二の面130と対向する側)は、キーボードが収納される空間の一部となる。すなわち、第一の部位121が設けられた位置においては、キーボードが収納される空間の幅方向に対する大きさが、他の位置と比べて大きくなる。
第一の部位121の幅方向の大きさ(すなわち、突出の程度)は、例えば、収納箱100に収納されるキーボードのキーの本体部分(キーが設けられている部分以外の部分)に対する高さに基づいて定められる。第一の部位121の幅方向の大きさは、収納箱100に収納されるキーボードのキーの高さよりも大きいことが好ましい。
第一の部位121は、第一の側面120において、第一の側面120が立設する方向(底面110と交差する方向)に対する中央部に設けられる。すなわち、第一の部位121は、第一の側面120において、第一の側面が立設する方向に対する上部及び下部を除いた位置に設けられる。言い換えると、第一の部位121は、第一の側面120において、キーボードが収納される際又はキーボードが収納された際に、キーボードのキーが設けられている位置と対向する位置に設けられる。
本実施形態においては、キーボードは、キーが配置された面が第一の側面120を向くような態様にて収納箱100に収納される。このように収納される場合においては、第一の側面120は、キーボードの本体部分と接触する場合がある。しかしながら、キーボードのキーが配置された位置には、第一の部位121が存在する。また、上述のように、第一の部位121のキーボードが収容される側は、キーボードが収納される空間の一部となっている。したがって、第一の部位121の幅方向の大きさが十分に大きい場合には、キーボードのキーは第一の部位121にて形成される空間に収納されることとなる。つまり、キーボードのキーは、第一の側面120又は第一の部位121と離れた位置に収納される。言い換えると、キーボードのキーは、第一の側面120又は第一の部位121に接触せずに収納箱に収納される。
すなわち、第一の側面120が第一の部位121を有することで、キーボードが収納箱100に収納された場合にキーボードのキーが当該収納箱100の内面に触れることが回避される。したがって、キーボードに対する誤操作の防止が可能となる。
なお、本実施形態においては、図1に示すように、第一の部位121は平面状に形成されている。このような形状とすることで、壁面等への収納箱100の取付けが容易になる。また、収納箱100が占有する空間を小さくすることが可能となる。しかしながら、キーボードが収納箱100に収納された場合にキーボードのキーが当該収納箱100の内面に触れることが回避可能であれば、第一の部位121はこれと異なる形状であってもよい。例えば、第一の部位121は曲面状であってもよい。
図3は、キーボード200が収納されている場合における、収納箱100の上述した幅方向に対する断面を示す図である。図3に示す例では、第一の側面120のうち、キーボード200のキーが設けられた領域に第一の部位121が設けられた箇所が位置する。そして、キーボード200の本体部分が設けられた領域に、第一の側面120の第一の部位121が設けられた箇所以外の部分が位置する。また、この例では、第一の部位121の第一の側面120が立設する方向に対する大きさは、キーボード200のキーが設けられた領域と比較して大きい。そのため、キーボード200が収納された場合におけるキーの誤操作を回避することが可能となる。
なお、第一の側面120の長さ方向の大きさは、キーボードの大きさよりも大きくてもよい。又は、図2に示す例のように、第一の側面120の長さ方向の大きさは、キーボードの大きさよりも小さく、キーボードが収納された場合にもその一部が第一の側面120に覆われない状態となってもよい。ただし、収納されるキーボードに対する誤操作を避けるためには、キーボードが収納された際にキーが位置する箇所(キーと対向する箇所)の全面が第一の部位121にて覆われていることが好ましい。第一の部位121の大きさその他の形状は、収納されるキーボードのキーが設けられた領域に応じて定められる。
第二の側面130は、第一の側面120と対向して設けられる。第一の側面120と第二の側面130との間の大きさは、第二の側面130が設けられた部位の各々において、キーボードが収納できる大きさに基づいて定められる。
第二の側面130は、一例として、底面110に取付けられる。つまり、第二の側面130は、底面110に立設してもよい。また、第二の側面130は、底面110と対向する上面140を介して第一の側面120に取付けられる。本実施形態においては、図1に示すように、第二の側面130は、底面110に取付けられた部分と、上面140を介して第一の側面120に取付けられた部分とが共に設けられている。
なお、第二の側面130は、底面110と交差する方向に対して、キーボードが収納される領域の一部に設けられる形態であってもよい。すなわち、第二の側面130は、底面110と交差する方向に対して、キーボードが固定できる程度の領域に設けられればよい。
また、上面140が設けられる場合には、当該上面140は、キーボードの他の機器等と接続されるケーブルが取り付けられた位置を避けて設けられることが好ましい。このように上面140が設けられることで、ケーブルが上面140に接触することにより当該ケーブルに負荷が掛かることを回避することが可能となる。
また、上述のように、本実施形態における収納箱100は、取付け部160を備えてもよい。本実施形態においては、例えば図1に示すように、取付け部160は第二の側面130が設けられた側に設けられる。取付け部160の上述の幅方向に関する位置は、収納箱100に収納されるキーボードの大きさに応じて適宜定められる。また、本実施形態においては、図1に示すように、取付け部160は、第二の側面130の各々又は第三の側面150に設けられている。ただし、取付け部160は、図1に示す例とは異なる形態にて設けられてもよい。
以上のとおり、本実施形態における収納箱100は、構成の一つとして第一の部位を有する第一の側面を備える。このような構成とすることで、キーボードが収納される場合には、キーボードのキー以外の領域が収納箱100の内側の面に接触する。すなわち、キーボードのキーが収納箱100の内側の面に接触することが回避される。そのため、キーボードのキーが誤って操作される可能性を小さくすることが可能となる。したがって、本実施形態における収納箱100は、キーボード等の収納される物品に対する誤操作を防ぐことが可能となる。
また、本実施形態における収納箱100は、一つの面を平面状にすることで、様々な場所への取付けを可能とする。そして、本実施形態における収納箱100は、このような形状とすることで、占有する空間を小さくすることを可能にする。そして、キーボードが置かれる机上のスペースを有効に活用することが可能となる。
(第1の実施形態の変形例)
本実施形態における収納箱100に対しては変形例が考えられる。一例として、収納箱100が取り付けられる位置が予め定められている場合には、構成要素の一部を省略してもよい。例えば、収納箱100が机上やその他の任意の台の上に設置される場合には、底面110として、当該机や台の面が用いられてもよい。又は、収納箱100が部屋の壁面や衝立等に取付けられる場合には、第二の側面130として、当該壁面や衝立の面が用いられてもよい。いずれの場合においても、第一の部位121を有する第一の側面120が備えられていることから、これらの変形例における収納箱は、第1の実施形態における収納箱100と同様の効果を奏する。
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、各実施形態における構成は、本発明のスコープを逸脱しない限りにおいて、互いに組み合わせることが可能である。
100 収納箱
110 底面
120 第一の側面
121 第一の部位
130 第二の側面
140 上面
150 第三の側面
160 取付け部

Claims (5)

  1. キーボードを収納する収納箱であって、
    底面と、
    前記底面に立設し、前記底面が設けられた向きと反対の向きに少なくとも一部が突出している第一の部位を有する第一の側面と、
    前記第一の部位が突出する方向とは反対側に、前記第一の側面と対向して設けられている第二の側面とを備え、
    前記第一の部位は、前記キーボードのキーが収納される領域に対向して設けられる、収納箱。
  2. 前記第一の部位は、前記第一の側面が立設する方向に対する中央部に設けられている、請求項1に記載の収納箱。
  3. 前記第一の側面、前記第二の側面及び前記底面に囲まれる部位に設けられた第三の側面を備える、請求項1又は2に記載の収納箱。
  4. 前記第二の側面に設けられた取付け部を備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の収納箱。
  5. 前記第一の部位の突出の程度は、前記キーボードの本体部分に対する前記キーの高さよりも大きくなるように定められる、請求項1から4のいずれか一項に記載の収納箱。
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