JP6023137B2 - 情報配信装置、情報配信システム、情報配信方法および情報配信プログラム - Google Patents

情報配信装置、情報配信システム、情報配信方法および情報配信プログラム Download PDF

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本発明は、情報配信装置、情報配信システム、情報配信方法および情報配信プログラムに関する。
従来、書籍やビデオテープ等の磁気記録媒体、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Video Disk)、BD(Blu-ray Disc)等の物理的な媒体に様々なコンテンツが記録されて配布されている。また、近年では、音楽コンテンツ、動画コンテンツ、電子書籍コンテンツなど、媒体に記録されていない様々な電子コンテンツがインターネット上で提供されており、ユーザは、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Computer)等の端末装置を用いてこれらの電子コンテンツを視聴することが多くなっている。
また、従来技術として、購入したコンテンツをパッケージメディアや配布方法を問わず享受できるシステムも提案されている。具体的には、コンテンツ保有者は、ユーザが取得要求したコンテンツに対してコンテンツ使用権を与え、ユーザはこの使用権に対して対価を支払う。その後、ユーザは使用権のあるコンテンツの配信要求を行うと、コンテンツ保有者は非圧縮コンテンツを要求時に指定されたデータ形態に変換してユーザに配信する。あるいは、ユーザがオフラインの取得を希望した場合は使用権のあるコンテンツを要求時に指定されたデータ形態に変換して指定の記録媒体に記録した後、ユーザ宛に配送する。
特開2005−056240号公報
しかしながら、従来の技術では、コンテンツ使用権を購入しなければデータ配信および媒体によるコンテンツ鑑賞を享受することができない。言い換えれば、従来の技術では、正規にコンテンツが記録された媒体を購入した利用者であっても、同じ内容の電子コンテンツの配信を受けるためには、改めて当該コンテンツの使用権を購入しなければならない。このため、ユーザが媒体購入したコンテンツを気に入った場合でも、同一コンテンツを電子配信により簡易に鑑賞することは難しい。なお、媒体購入したユーザに無条件に電子コンテンツも配布する態様も考えられるが、コンテンツの権利保護を確保することができない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツ媒体を保有する利用者に対して、コンテンツの権利保護を確保しつつ同内容のコンテンツを配信することを目的とする。
本願に係る情報配信装置は、正規にコンテンツが記録された媒体の個体識別に用いられる個体識別情報と、前記媒体の商品識別に用いられる商品識別情報と、利用者を識別する利用者識別情報とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した個体識別情報を過去に取得したか否かを判別する判別手段と、前記取得手段が取得した個体識別情報を過去に取得していないと判別した場合に、前記個体識別情報と前記商品識別情報との組ごとに一意な認証情報を生成する生成手段と、前記生成手段が生成した認証情報を前記利用者識別情報と対応付けて所定の記憶部に格納する格納手段と、端末装置から前記認証情報と前記利用者識別情報とを受信した場合には、前記所定の記憶部に当該受信した認証情報と当該受信した利用者識別情報とが対応付けて記憶されているか否かを判定し、対応付けて記憶されていると判定した場合には、当該認証情報に対応する商品識別情報により識別されるコンテンツを前記端末装置に配信する配信手段とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によればコンテンツ媒体を保有する利用者に対して、コンテンツの権利保護を確保しつつ同内容のコンテンツを配信することができる。
図1は、実施形態に係る情報配信システムの一例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る個体識別サーバが有する機能構成の一例を説明する図である。 図3は、ロット番号記憶部が記憶する情報の一例を説明する図である。 図4は、実施形態に係る配信サーバが有する機能構成の一例を説明する図である。 図5は、認証履歴記憶部が記憶する情報の一例を説明する図である。 図6は、ユーザID記憶部が記憶する情報の一例を説明する図である。 図7は、認証情報記憶部が記憶する情報の一例を説明するための図である。 図8は、実施形態に係る広告配信サーバが有する機能構成の一例を説明する図である。 図9は、広告記憶部が記憶する情報の一例を説明する図である。 図10は、実施形態に係る情報配信システムが実行する情報配信処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係る入力端末が表示する画面の一例を説明する図である。 図12は、認証情報の出力処理の一例を示す図である。 図13は、ログイン時にユーザ端末が表示する画面の一例を示す図である。 図14は、認証情報送信時にユーザ端末が表示する画面の一例を示す図である。 図15は、ユーザ端末の機能の変形例を説明するための図である。 図16は、ユーザ端末が表示する広告情報の一例を説明する図である。 図17は、証明情報を取得する際に入力端末が表示する画面を説明する図である。
以下に、本願に係る情報配信装置、情報配信システム、情報配信方法および情報配信プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報配信装置、情報配信システム、情報配信方法および情報配信プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報配信システム〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報配信システムの一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報配信システムの一例を示す説明図である。図1に示す例では、情報配信システム1は、入力端末2、POS(Point Of Sale)端末3、決済サーバ4、配信サーバ5、個体識別サーバ6、ユーザ端末7、広告配信サーバ8を有する。ここで、POS端末3、決済サーバ4、配信サーバ5、個体識別サーバ6、広告配信サーバ8は、インターネットやLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等任意のネットワークを介して接続されている。
まず、図1に示す情報配信システム1では、入力端末2によって、コンテンツの配信権利を利用者が購入するための取引情報の生成が行われる。例えば、図1に示した入力端末2は、コンビニエンスストアや家電量販店等の店頭に設置された端末装置である。また、入力端末2は、利用者の操作に応じて、決済処理に用いられる取引情報の生成を開始する。詳細には、入力端末2は、利用者に対し、利用者を示す利用者IDと、利用者が有する商品の識別を行う商品識別情報の入力を要求する。ここで、商品識別情報として、例えば、購入済の商品のJANコードの入力を要求しても良い。以下の説明では、情報配信システム1がJANコードを商品識別情報として利用する例について記載するが、実施形態はこれに限定されるものではない。すなわち、JANコードは、商品識別情報の例示であり、情報配信システム1は、他にも利用者が有する商品を識別することができる情報であれば、任意の情報を用いることができる。
そして、入力端末2は、ユーザIDとJANコードとが入力されると、入力されたユーザIDとJANコードとを示す取引情報と、JANコードが示す商品に記録されたコンテンツの配信を受ける権利を取得するための対価を示す対価情報とを生成する。その後、入力端末2は、生成した取引情報と対価情報とを出力する。
例えば、図1中(A)に示すように、入力端末2は、ユーザIDを取得するとともに、JANコードを取得する。すると、入力端末2は、図1中(B)に示すように、取得したJANコードが示す商品に記録されたコンテンツの配信を受ける権利を取得するための対価を識別し、識別した対価を示す対価情報をレシートに印刷する。
また、入力端末2は、取得したユーザIDとJANコードとを含んだ取引情報を生成し、図1中(C)に示すように、生成した取引情報をレシートに印刷する。例えば、入力端末2は、ユーザIDとJANコードとを含むQRコード(登録商標)を取引情報としてレシートに印刷する。そして、入力端末2は、対価情報と取引情報とを印刷したレシートを出力する。
POS端末3は、店舗の会計処理を行う端末装置であり、例えば、コンビニエンスストアや家電量販店等に設置された会計処理用の端末装置であり、所定の決済処理を実行する機能を有する。なお、POS端末3は、デスクトップ型PC、タブレット型PC、ノート型PCなどの情報処理装置であってもよい。ここで、POS端末3は、入力端末2が出力したレシートを読み取り、読み取ったレシートに印刷された対価情報に従って、所定の決済処理を実行する。
また、POS端末3は、POS端末3の操作を行う店員等に対し、正規にコンテンツが記録された媒体の個体識別に用いられる個体識別情報の入力を要求する。例えば、POS端末3は、個体識別情報として、ロット番号の入力を要求してもよい。以下の例では、情報配信システム1がロット番号を個体識別情報として利用する例について記載するが、実施形態はこれに限定されるものではなく、正規にコンテンツが記録された媒体の固体識別に用いられる情報であれば、任意の情報を用いることができる。また、POS端末3は、ロット番号の入力が行われ、かつ、決済処理が確定した場合には、読み取ったレシートに印刷された取引情報からユーザIDとJANコードとを抽出し、抽出したユーザIDとJANコードと、入力されたロット番号とを配信サーバ5に対して送信する。その後、POS端末3は、配信サーバ5から、ロット番号とJANコードとの組に対して一意に定まる認証情報を受信する。すると、POS端末3は、受信した認証情報をレシート等に印刷して出力する。
例えば、POS端末3は、「500円」を示す対価情報の読み取りを行う。そして、POS端末3は、利用者によって「500円」の支払いが行われた場合には、図1中(D)に示すように、決済サーバ4に対して支払いが行われた旨を通知することで、決済処理を実行する。その後、決済処理が確定し、決済サーバ4から決済情報を受信した場合には、POS端末3は、店員等に対し、購入済み商品の媒体のロット番号の入力を要求する。そして、POS端末3は、図1中(E)に示すように、決済サーバ4から決済情報を受信し、かつ、ロット番号が入力された場合には、取引情報からユーザIDとJANコードとを読み出し、図1中(F)に示すように、読み出したユーザIDとJANコードとロット番号とを配信サーバ5へ送信する。
その後、POS端末3は、配信サーバ5から認証情報として、例えば「CI#1」を受信すると、受信した認証情報「CI#1」を含むQRコード(登録商標)等をレシート等に印刷して出力する。なお、このような認証情報が印刷されたレシートは、コンテンツが記録された媒体、すなわち商品を正規に購入し、入力端末2を用いて取引情報の生成を行った利用者に渡される。
このように、POS端末3は、POS端末3の操作を行う店員等にロット番号の入力等を行わせることで、利用者がロット番号の入力を行う手間を削減するとともに、ロット番号を不正に変更して入力することによる不正な認証の付与を防止することができる。すなわち、悪意のある利用者にロット番号の入力を行わせた場合には、不正に番号を変更することにより、認証情報が不正に付与される恐れがあることから、配信システム1では、コンテンツが記録された媒体の個体識別に用いられる情報を、利用者ではなく、POS端末3の操作者が行うことで、利便性を低下させることなく、不正な認証情報の付与を防止することができる。
なお、POS端末3において、認証情報が発行された商品の媒体に対しては、例えば、認証情報が発行済みである旨を示すスタンプ等、任意の識別情報を付与してもよい。このように、認証情報が発行された媒体に対し、スタンプ等の識別情報を付与した場合には、認証情報を付与する際の媒体の使いまわしを防止し、認証情報の不正な発行を防止することができる。また、後述するように、決済サーバ4がクレジットカードを利用した決済を行う場合には、POS端末3は、利用者のクレジットカード情報を読み出し、対価情報とクレジットカード情報とを決済サーバ4に送信することで、決済処理を実行してもよい。また、POS端末3は、決済サーバ4が電子マネー等を用いた決済を行う場合には、対価情報を送信し、決済情報を受信することで、決済処理を行ってもよい。
決済サーバ4は、決済処理を行う情報処理装置である。例えば、決済サーバ4は、PSO端末3から、支払いが行われた旨の通知を受信すると、売り上げ情報として記録するとともに、決済情報をPOS端末3に通知する。なお、決済サーバ4は、現金による決済処理だけではなく、例えばクレジットカード等を用いた決済処理を行ってもよい。例えば、決済サーバ4は、POS端末3から対価情報と、利用者のクレジットカード情報とを取得し、取得したクレジットカード情報を用いて、取得した対価情報が示す対価額の決済を実行し、販売を確定させる。その後、決済サーバ4は、POS端末3に対して決済情報を送信してもよい。
このように、情報配信システム1においては、決済処理を実行するPOS端末3、および決済サーバ4を有する。このため、情報配信システム1においては、認証情報を発行する際に実行する決済処理の様態を、柔軟に変更することができる。例えば、決済サーバ4は、POS端末3との間で行われる決済処理だけではなく、電子マネーやクレジットカードを用いた決済、その他任意の決済処理を採用し、決済が確定した際に、POS端末3や配信サーバ5に通知を行えばよい。
配信サーバ5は、POS端末3から、ユーザIDと、JANコードと、ロット番号とを受信する。すると、配信サーバ5は、図1中(G)に示すように、受信したロット番号を個体識別サーバ6に送信し、認証処理を依頼する。すなわち、配信サーバ5は、受信したロット番号が正規商品のロット番号であるか否かの判別を依頼する。
そして、配信サーバ5は、図1中(H)に示すように、ロット番号が正規商品のロット番号である旨を個体識別サーバ6から受信すると、受信したロット番号を過去に受信したか否かを判別し、過去に受信していない場合には、以下の処理を実行する。まず、配信サーバ5は、POS端末3から受信したJANコードとロット番号との組から一意に定まる認証情報を生成し、生成した認証情報を受信したユーザIDと対応付けて記憶する。そして、配信サーバ5は、図1中(I)に示すように、生成した認証情報をPOS端末3へ送信する。すなわち、配信サーバ5は、購入済コンテンツを記憶する媒体が正規商品であり、かつ、まだ認証情報が発行されていない媒体である場合には、新たな認証情報を購入済み商品に付与する。
この結果、配信サーバ5は、正規商品である媒体と一対一に対応する認証情報を発行することができる。例えば、配信サーバ5は、通常版パッケージと特別版パッケージ等、利用者が同一のコンテンツを含む正規商品の媒体を複数有する場合には、各媒体それぞれに認証情報を付与することとなる。このように、配信サーバ5は、正規商品である媒体と一対一に対応する認証情報を発行することで、利用者の利便性を保持しつつも、コンテンツの権利を強固に保護することができる。
すなわち、1つの媒体に対して複数の認証情報を認めた場合には、媒体の複製等を行い、複製された各媒体に対してそれぞれ異なる認証情報が付与されうるので、不正にコンテンツの配信を受けうる状態が生じてしまう。しかしながら、配信サーバ5は、正規商品である媒体と一対一に対応する認証情報を発行し、複製された媒体に対し認証情報の付与を行わないので、不正なコンテンツの配信を防止し、コンテンツの権利を保護することができる。
なお、従来の技術では、正規にコンテンツが記録された媒体を購入した利用者であっても、同じ内容の電子コンテンツの配信を受けるためには、改めて当該コンテンツの使用権を購入しなければ、同じ内容の電子コンテンツの配信を受けることができないので、既に購入した商品のコンテンツと同一のコンテンツをユーザ端末に配信させて容易に鑑賞することができない。一方、配信サーバ5は、正規商品である媒体と一対一に対応する認証情報を発行し、ユーザ端末7から認証情報を受信した場合は、コンテンツの配信を行うので、コンテンツの権利保護を担保しつつ利用者が容易にコンテンツの配信を受けることができる。
なお、配信サーバ5は、ロット番号が正規商品のロット番号ではない旨の通知を受信した場合は、POS端末3に対し、認証が正常に行われなかった旨を通知する。すなわち、配信サーバ5は、受信したロット番号が正規商品のロット番号ではない場合や、受信したロット番号と同一のロット番号を受信した履歴が存在する場合には、海賊版や不正な複製商品等に基づく認証が求められていると判別する。そして、配信サーバ5は、POS端末3に対し、認証が正常に行われなかった旨を通知する。
このような場合には、POS端末3は、認証情報の出力を行わず、認証を行うことができない旨をレシート等に印刷し、出力する。なお、配信サーバ5は、販売が確定する前にPOS端末3からユーザIDとJANコードとを受信する場合には、決済サーバ4に問い合わせを行い、販売が確定した旨を確認した後で認証情報の生成を行ってもよい。
また、配信サーバ5は、ユーザ端末7から認証情報とユーザIDとを受信した場合には、受信した認証情報とユーザIDとを対応付けて記憶しているか否かを判別する。そして、配信サーバ5は、受信した認証情報とユーザIDとを対応付けて記憶している場合は、認証情報と対応するJANコードが示すコンテンツをユーザ端末7に対して配信する。また、配信サーバ5は、配信サーバ5がユーザ端末7に対して配信したコンテンツの履歴に係る情報を広告配信サーバ8に通知する。
このように、配信サーバ5は、認証情報とユーザIDとを対応付けて記憶し、ユーザ端末7から受信した認証情報とユーザIDとを記憶しているか否かに応じて、コンテンツの配信を行う。このため、配信サーバ5は、認証情報を付与した媒体の所有者である利用者からの配信要求のみに対し、コンテンツの配信を行うことができるので、コンテンツをより効果的に保護しつつ、媒体の所有者に対し、マルチデバイスに対応したコンテンツの配信を行うことができる。
個体識別サーバ6は、配信サーバ5から受信したロット番号を受信した履歴が存在するか否かを判別する。例えば、個体識別サーバ6は、正規商品のロット番号をあらかじめ記憶する。そして、個体識別サーバ6は、配信サーバ5からロット番号を受信すると、受信したロット番号が正規商品のロット番号であるかを判別し、判別結果を配信サーバ5に通知する。このように、個体識別サーバ6は、正規商品のロット番号と、認証情報を発行する媒体のロット番号とを比較するので、正規商品の媒体に対してのみ認証情報を発行させることができる。なお、個体識別サーバ6は、例えば配信対象となるコンテンツの権利を有するコンテンツホルダが管理するサーバであり、コンテンツホルダが配信を望むコンテンツが記録された媒体のロット番号のみを記憶することで、配信形態やコンテンツの権利を容易にコントロールすることができる。
ユーザ端末7は、配信サーバ5に対してユーザIDと認証情報とを送信することで、認証情報と対応するコンテンツの配信を受け付ける。例えば、ユーザ端末7には、図1中(J)に示すように、POS端末3がレシート等に印刷して出力した認証情報と、利用者のユーザIDとが利用者によって入力される。このような場合には、ユーザ端末7は、図1中(K)に示すように、認証情報とユーザIDとを配信サーバ5に送信する。なお、ユーザ端末7は、例えば、スマートフォンやPDA、タブレット端末、ノートパソコン、PC等任意の端末装置を採用することができる。
ここで、配信サーバ5は、正規商品を所有する利用者のユーザIDとともに、正規商品の媒体に対して付与した認証情報を対応付けて記憶している。このため、配信サーバ5は、ユーザ端末7から受信した認証情報とユーザIDとを対応付けて記憶している場合には、ユーザ端末7の利用者が、配信されるコンテンツが記録された媒体を有する正当な利用者であると判別する。
そして、配信サーバ5は、図1中(L)に示すように、ユーザ端末7に対してコンテンツの配信を行う。この結果、ユーザ端末7は、利用者がコンテンツを記憶した媒体の正当な利用者である場合には、対価を支払うことにより、配信サーバ5からコンテンツの配信を受けることができる。
広告配信サーバ8は、配信サーバ5がユーザ端末7に対して配信したコンテンツの履歴に基づいて、広告情報をユーザ端末7に配信する。例えば、広告配信サーバ8は、図1中(M)に示すように、所定の時間ごとに、ユーザIDごとに配信したコンテンツの履歴を配信サーバ5に要求し、ユーザIDごとに、配信したコンテンツの履歴を配信サーバ5から取得する。
また、ユーザ端末7は、図示しないウェブサーバに対してアクセスし、HTML(Hyper Text Markup Language)やクッキー等によってユーザIDを広告配信サーバ8へ送信する旨の命令が含まれるウェブページを取得する。そして、ユーザ端末7は、取得したウェブページに含まれる命令に従い、広告配信サーバ8にユーザIDを送信する。
このような場合には、広告配信サーバ8は、ユーザ端末7から受信したユーザIDに対応するコンテンツの履歴を識別し、識別した履歴に応じた広告情報をユーザ端末7に配信する。この結果、ユーザ端末7は、図1中(N)に示すように、広告配信サーバ8から広告情報を受信し、受信した広告情報を表示する。このように、広告配信サーバ8は、利用者が視聴したコンテンツの履歴に応じて広告情報を配信するので、ユーザ端末7に効果的な広告情報を表示させることができる。なお、コンテンツの履歴に基づく広告情報とは、当該コンテンツと直接的に関連のある広告情報だけではなく、例えば、利用者が視聴したコンテンツを視聴した他の利用者がよく選択した広告情報等、間接的に関連のある広告情報も含まれる。
なお、ユーザ端末7は、配信サーバ5に対してユーザIDと認証情報とを送信する前に、配信サーバ5に対するログイン処理を実行してもよい。例えば、ユーザ端末7は、ユーザIDとパスワードとを配信サーバ5に対して送信し、ログイン処理を実行する。その後、ユーザ端末7は、ログインが正常に行われた後に、ユーザIDと認証情報とを送信してもよい。
〔2.個体識別サーバの機能構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る個体識別サーバ6の機能構成について説明する。図2は、実施形態に係る個体識別サーバが有する機能構成の一例を説明する図である。図2に示すように、固体識別サーバ6は、ロット番号記憶部11、受信部12、識別部13、送信部14を有する。
ロット番号記憶部11は、コンテンツが記録された媒体のうち、正規商品に付与されたロット番号を記憶する。例えば、図3は、ロット番号記憶部が記憶する情報の一例を説明する図である。図3に示すように、ロット番号記憶部11は、JANコードとロット番号とを対応付けて記憶する。すなわち、ロット番号記憶部11は、コンテンツごとに、コンンツが記録された媒体のうち、正規商品に付与されたロット番号を記憶する。
例えば、図3に示す例では、ロット番号記憶部11は、JANコード「JAN#1」とロット番号「000001〜999999」とを対応付けて記憶する、すなわち、ロット番号記憶部11は、JANコード「JAN#1」が示すコンテンツが記録された媒体のうち、ロット番号が「000001〜999999」である媒体が正規商品である旨を記憶している。
また、ロット番号記憶部11は、JANコード「JAN#2」とロット番号「000001〜499999」とを対応付けて記憶する、すなわち、ロット番号記憶部11は、JANコード「JAN#2」が示すコンテンツが記録された媒体のうち、ロット番号が「000001〜499999」である媒体が正規商品である旨を記憶している。
また、ロット番号記憶部11は、JANコード「JAN#3」とロット番号「500000〜999999」とを対応付けて記憶する、すなわち、ロット番号記憶部11は、JANコード「JAN#3」が示すコンテンツが記録された媒体のうち、ロット番号が「500000〜999999」である媒体が正規商品である旨を記憶している。
図2に戻って、受信部12は、配信サーバ5からJANコードとロット番号とを受信する。すると、受信部12は、受信したJANコードとロット番号とを識別部13に出力する。
識別部13は、受信部12からJANコードとロット番号とを受信すると、受信したJANコードとロット番号との組がロット番号記憶部11に記憶されているか否かを判別する。そして、識別部13は、受信したJANコードとロット番号との組がロット番号記憶部11に記憶されている場合には、ロット番号が正規商品のロット番号である旨の通知を送信部14に出力する。一方判別部13は、受信したJANコードとロット番号との組がロット番号記憶部11に記憶されてない場合には、ロット番号が正規商品のロット番号ではない旨の通知を送信部14に出力する。なお、送信部14は、ロット番号が正規商品のロット番号である旨の通知、または、ロット番号が正規商品のロット番号ではない旨の通知を配信サーバ5に対して送信する。
〔3.配信サーバの機能構成〕
次に、図4を用いて、配信サーバ5が有する機能構成について説明する。図4は、実施形態に係る配信サーバが有する機能構成の一例を説明する図である。図4に示す例では、配信サーバ5は、認証履歴記憶部15、ユーザID記憶部16、認証情報記憶部17、コンテンツデータベース(DB)18、識別情報受信部19、判別部20、認証情報生成部21、発行部22、登録部23を有する。また、配信サーバ5は、認証部24、認証情報判定部25、配信部26、履歴通知部27を有する。
認証履歴記憶部15は、認証情報が付与された媒体のロット番号、すなわち、配信サーバ5から過去に受信したロット番号の履歴を記憶する。例えば、図5は、認証履歴記憶部が記憶する情報の一例を説明する図である。図5に示すように、認証履歴記憶部15は、認証済みロット番号、すなわち、配信サーバ5が過去に受信し、認証が行われた媒体のロット番号とJANコードとを対応付けて記憶する。
例えば、図5に示す例では、認証履歴記憶部15は、JANコード「JAN#1」と認証済みロット番号「500000」とを対応付けて記憶する。すなわち、認証履歴記憶部15は、JANコード「JAN#1」が示すコンテンツが記録された媒体のうち、ロット番号が「500000」の媒体について、既に認証情報を付与した履歴を記憶する。
また、認証履歴記憶部15は、JANコード「JAN#2」と認証済みロット番号「500001」とを対応付けて記憶する。すなわち、認証履歴記憶部15は、JANコード「JAN#2」が示すコンテンツが記録された媒体のうち、ロット番号が「500001」の媒体について、既に認証情報を付与した履歴を記憶する。
また、認証履歴記憶部15は、JANコード「JAN#3」と認証済みロット番号「596103」とを対応付けて記憶する。すなわち、認証履歴記憶部15は、JANコード「JAN#3」が示すコンテンツが記録された媒体のうち、ロット番号が「596103」の媒体について、既に認証情報を付与した履歴を記憶する。
ユーザID記憶部16は、ユーザIDごとに、配信が許可されているコンテンツを示すJANコードと、コンテンツが記憶された媒体ごとに付与されるコンテンツIDとを記憶する。ここで、同一のコンテンツが記憶された媒体であっても、物理的に異なる媒体に対しては、異なる値のコンテンツIDが付与される。すなわち、コンテンツIDとは、コンテンツの配信を認証した媒体とコンテンツの組ごとに付与される識別子である。
例えば、図6は、ユーザID記憶部が記憶する情報の一例を説明する図である。図6に示す例では、ユーザID記憶部16は、ユーザID「U0001」と、コンテンツID「CID#1」とJANコード「JAN#1」とを対応付けて記憶する。すなわち、ユーザID記憶部16は、ユーザID「U0001」が示す利用者が有する媒体についてコンテンツID「CID#1」が付与されている旨を示す。また、ユーザID記憶部16は、コンテンツID「CID#1」が付与された媒体には、JANコード「JAN#1」が示すコンテンツが記録されている旨を示す。
また、ユーザID記憶部16は、ユーザID「U0002」が示す利用者の媒体にコンテンツID「CID#3」が付与されており、この媒体にJANコード「JAN#3」が示すコンテンツが記憶されている旨を示す。また、ユーザID記憶部16は、ユーザID「U0003」が示す利用者の媒体にコンテンツID「CID#4」が付与されており、この媒体にJANコード「JAN#4」が示すコンテンツが記憶されている旨を示す。
図4に戻って、認証情報記憶部17は、コンテンツIDごと、すなわち、コンテンツが記録された媒体ごとに付与された認証情報を記憶する。例えば、図7は、認証情報記憶部が記憶する情報の一例を説明するための図である。図7に示すように、認証情報記憶部17は、コンテンツIDと認証情報とを対応付けて記憶する。例えば、認証情報記憶部17は、コンテンツID「CID#1」と認証情報「CI#1」とを対応付けて記憶する。すなわち、認証情報記憶部17は、コンテンツID「CID#1」が示す媒体に認証情報「CI#1」が付与されている旨を示す。
同様に、認証情報記憶部17は、コンテンツID「CID#2」が示す媒体に認証情報「CI#2」が付与されている旨を示し、コンテンツID「CID#3」が示す媒体に認証情報「CI#3」が付与されている旨を示す。また、認証情報記憶部17は、コンテンツID「CID#4」が示す媒体に認証情報「CI#4」が付与されている旨を示す。
図4に戻って、コンテンツDB18は、ユーザ端末7に対して配信するコンテンツのデータを記憶するデータベースである。例えば、コンテンツDB18は、各コンテンツと、各コンテンツを示すJANコードとを対応付けて記憶している。
識別情報受信部19は、POS端末3が送信したユーザIDとJANコードとロット番号とを受信する。このような場合には、識別情報受信部19は、受信したユーザIDとJANコードとロット番号とを判別部20に出力する。
判別部20は、POS端末3から受信したロット番号を過去に受信した履歴が存在するか否かを判別する。具体的には、判別部20は、識別情報受信部19からユーザIDとJANコードとロット番号とを受信すると、受信したJANコードとロット番号との組を個体識別サーバ6に対して送信し、認証を依頼する。
そして、判別部20は、ロット番号が正規商品のロット番号である旨の通知を個体識別サーバ6から受信すると、認証履歴記憶部15にアクセスし、認証情報受信部19から受信したJANコードとロット番号との組が記憶されているか否かを判別する。その後、判別部20は、認証情報受信部19から受信したJANコードとロット番号との組が記憶されていない場合は、識別情報受信部19から受信したユーザIDとJANコードとロット番号とを認証情報生成部21に出力し、認証情報の生成を認証情報生成部21に依頼する。一方、判別部20は、ロット番号が正規商品のロット番号ではない旨の通知を個体識別サーバ6から受信した場合、または、認証情報受信部19から受信したJANコードとロット番号との組が認証履歴記憶部15に記憶されていない場合は、認証が正常に行なえなかった旨を発行部22に通知する。
例えば、判別部20は、ユーザID「U0001」、JANコード「JAN#1」、ロット番号「000001」を受信する。このような場合には、判別部20は、JANコード「JAN#1」とロット番号「000001」を個体識別サーバ6に送信する。ここで、個体識別サーバ6は、JANコード「JAN#1」とロット番号「000001」との組がロット番号記憶部11に記憶されているので、ロット番号が正規商品のロット番号である旨を判別部20に通知する。
すると、判別部20は、JANコード「JAN#1」とロット番号「000001」との組が認証履歴記憶部15に記憶されているかいなかを判別し、JANコード「JAN#1」とロット番号「000001」の組が記憶されていない場合には、認証情報の生成を認証情報生成部21に依頼する。すなわち、判別部20は、コンテンツが記録された正規な媒体であって、また認証情報が発行されていない媒体に対し、新たな認証情報の付与を依頼する。なお、判別部20は、認証情報の生成を依頼するとともに、JANコード「JAN#1」とロット番号「000001」との組を認証履歴情報記憶部15に格納する。
一方、例えば、判別部20は、ユーザID「U0001」、JANコード「JAN#1」、ロット番号「500000」を受信した場合には、JANコード「JAN#1」とロット番号「500000」との組み合わせが正規商品の媒体を示すものの、既に認証履歴記憶部15に格納されていると判別する。この結果、判別部20は、認証が正常に行えなかった旨の通知を発行部22に出力する。
認証情報生成部21は、判別部20からユーザIDとJANコードとロット番号とを受信する。そして、認証情報生成部21は、認証情報の生成を依頼された場合には、受信したJANコードとロット番号との組ごとに一意な認証情報を生成する。そして、認証情報生成部21は、生成した認証情報を発行部22に出力するとともに、判別部20から受信したユーザIDとJANコードと生成した認証情報とを登録部23に出力する。
発行部22は、認証情報生成部21から認証情報を受信すると、受信した認証情報をPOS端末3に送信する。すなわち、発行部22は、コンテンツが記録された正規な媒体であって、まだ認証情報が発行されていない媒体に対し、新たな認証情報を発行する。一方、発行部22は、判別部20から、認証が正常に行えなかった旨の通知を受信すると、認証が正常に行えなかった旨の通知をPOS端末3に送信する。
登録部23は、認証情報生成部21が生成した認証情報とユーザIDとJANコードとを受信すると、認証情報ごとに新たなコンテンツIDを生成し、ユーザIDとコンテンツIDとJANコードとをユーザID記憶部16に格納する。また、登録部23は、生成したコンテンツIDと認証情報とを認証情報記憶部17に格納する。つまり、登録部23は、認証情報とユーザIDとコンテンツとの紐付けを行う。
認証部24は、ユーザ端末7のログイン処理を実行する。例えば、認証部24は、配信サーバ5からコンテンツの配信を受けることができる利用者のユーザIDとパスワードとを対応付けて記憶する。また、認証部24は、ユーザ端末7からユーザIDとパスワードとを受信すると、受信したユーザIDとパスワードを確認してログイン認証を行う。そして、認証部24は、ユーザ端末7のログイン認証が正常に行われた場合には、ユーザ端末7に認証情報の送信を要求する。その後、認証部24は、ユーザ端末7から認証情報を受信すると、受信した認証情報とユーザIDとを認証情報判定部25に出力する。
認証情報判定部25は、ユーザ端末7から受信した認証情報とユーザIDとの組をユーザID記憶部16、および認証情報記憶部17が対応付けて記憶しているか否かを判別する。具体的には、認証情報判定部25は、認証部24から認証情報とユーザIDとを受信すると、受信した認証情報と対応付けられたコンテンツIDを認証情報記憶部17から抽出する。そして、認証情報判定部25は、抽出したコンテンツIDと受信したユーザIDとの組がユーザID記憶部16に記憶されているか否かを判別する。
その後、認証情報判定部25は、抽出したコンテンツIDと受信したユーザIDとの組がユーザID記憶部16に記憶されている場合は、抽出したコンテンツIDと受信したユーザIDとの組に対応付けられたJANコードを配信部26に出力する。一方、認証情報判定部25は、受信した認証情報が認証情報記憶部17に記憶されていない場合や、認証情報と対応付けられたコンテンツIDが、受信したユーザIDとユーザID記憶部16に記憶されていない場合は、認証が正常に行えなかった旨の通知を配信部26に出力する。
以下、認証情報判定部25の処理の一例を説明する。なお、以下の説明では、ユーザID記憶部16が図6に示す情報を記憶し、認証情報記憶部17が図7に示す情報を記憶しているものとする。例えば、認証情報判定部25は、認証情報「CI#1」とユーザID「U0001」とを受信した場合には、認証情報「CI#1」と対応付けられたコンテンツID「CID#1」を認証情報記憶部17から抽出する。
また、認証情報判定部25は、抽出したコンテンツID「CID#1」とユーザID「U0001」との組がユーザID記憶部16に記憶されていると判別する。そして、認証情報判定部25は、コンテンツID「CID#1」とユーザID「U0001」との組に対応付けられたJANコード「JAN#1」を抽出し、JANコード「JAN#1」を配信部26に出力する。
一方、認証情報判定部25は、認証情報「CI#3」とユーザID「U0001」とを受信した場合には、認証情報「CI#3」と対応付けられたコンテンツID「CID#3」を認証情報記憶部17から抽出する。しかし、コンテンツID「CID#3」とユーザID「U0001」との組がユーザID記憶部16に記憶されていないので、認証情報判定部25は、認証が正常に行えなかった旨の通知を配信部26に出力する。
配信部26は、認証情報判定部25からJANコードを受信すると、受信したJANコードが示すコンテンツのデータをコンテンツDB18から読み出し、読み出したデータをユーザ端末7に送信する。また、配信部26は、認証情報判定部25から認証が正常に行えなかった旨の通知を受信した場合には、認証が正常に行えなかった旨をユーザ端末7に通知する。なお、配信部26がデータを配信する様態としては、ユーザ端末7にデータをダウンロードさせる様態や、ストリーミング送信等の手法が考えられる。
履歴通知部27は、配信部26が配信したデータのJANコードと、配信部26がデータを配信した利用者のユーザIDとを対応付けて取得し、取得したJANコードとユーザIDとを対応付けて保持する。例えば、履歴通知部27は、認証情報判定部25から配信部26を介し、JANコードとユーザIDとを取得して保持する。そして、履歴通知部27は、広告配信サーバ8から配信履歴の要求を受信すると、保持したJANコードとユーザIDとを広告配信サーバ8へ送信する。すなわち、履歴通知部27は、各利用者が視聴したコンテンツの履歴を広告配信サーバ8へ送信する。
〔4.広告配信サーバの機能構成〕
次に、図8を用いて、広告配信サーバ8の機能構成について説明する。図8は、実施形態に係る広告配信サーバが有する機能構成の一例を説明する図である。図8に示す例では、広告配信サーバ8は、広告記憶部28、履歴取得部29、ウェブリクエスト受信部30、ユーザ情報取得部31、広告取得部32、広告配信部33を有する。
広告記憶部28は、JANコードと、JANコードが示すコンテンツに関係がある広告情報とを対応付けて記憶する。例えば、広告記憶部28は、図9に示すように、広告情報とJANコードとを対応付けて記憶する。図9は、広告記憶部が記憶する情報の一例を説明する図である。例えば、図9に示すように、広告記憶部28は、広告情報「AD#1」とJANコード「JAN#1」、広告情報「AD#2」とJANコード「JAN#2」、広告情報「AD#3」とJANコード「JAN#3」、広告情報「AD#4」とJANコード「JAN#4」、とを対応付けて記憶する。
図8に戻って、履歴取得部29は、所定のタイミングで、配信サーバ5に対し、配信履歴の要求を送信する。例えば、履歴取得部29は、所定の時間間隔で配信サーバ5に対し、配信履歴の要求を送信する。そして、履歴取得部29は、配信サーバ5からJANコードとユーザIDとの組、すなわち各利用者が視聴したコンテンツの履歴を受信すると、受信した履歴を保持する。
そして、履歴取得部29は、ユーザ情報取得部31からユーザIDを受信すると、受信したユーザIDと対応付けられたJANコード、すなわち受信したユーザIDが示す利用者が視聴したコンテンツの履歴をユーザ情報取得部31に出力する。
ウェブリクエスト受信部30は、ユーザ端末7からウェブリクエストを受信すると、受信したリクエストを解析し、ユーザ端末7を使用している利用者のユーザIDを抽出する。そして、ウェブリクエスト受信部30は、抽出したユーザIDをユーザ情報取得部31に出力する。
例えば、ユーザ端末7は、図示しないウェブサーバから、広告配信サーバ8にユーザIDを含むウェブリクエストの送信指示が含まれるウェブページのデータを取得する。すると、ユーザ端末7は、ウェブページをレンダリングする際に、ユーザIDを含むウェブリクエストを広告配信サーバ8に送信する。このような場合には、ウェブリクエスト受信部30は、受信したウェブリクエストからユーザIDを抽出し、抽出したユーザIDをユーザ情報取得部31に出力する。
ユーザ情報取得部31は、ウェブリクエスト受信部30が受信したユーザIDが示す利用者がコンテンツを視聴した履歴を取得する。具体的には、ユーザ情報取得部31は、ウェブリクエスト受信部30からユーザIDを受信すると、取得したユーザIDを履歴取得部29に出力し、受信したユーザIDが示す利用者の視聴履歴を示すJANコードを受信する。そして、ユーザ情報取得部31は、受信したJANコードを広告取得部32に出力する。
広告取得部32は、ユーザ情報取得部31からJANコードを受信すると、JANコードと対応付けられた広告情報を広告記憶部28から取得し、取得した広告情報を広告配信部33に出力する。例えば、広告取得部32は、ユーザ情報取得部31からJANコード「JAN#1」を受信すると、JANコード「JAN#1」と対応付けられた広告情報「AD#1」を広告記憶部28から抽出する。そして、広告取得部32は、広告情報「AD#1」を広告配信部33に出力する。
広告配信部33は、広告取得部32から受信した広告情報をユーザ端末7に送信する。すなわち、広告配信部33は、広告取得部32は、ユーザ端末7の利用者が視聴したコンテンツの履歴に応じた広告情報を、ユーザ端末7に送信する。
〔5.配信処理手順〕
次に、図10を用いて、実施形態に係る情報配信システム1の情報配信処理の手順について説明する。図10は、実施形態に係る情報配信システムが実行する情報配信処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図10に示すように、入力端末2は、ユーザIDとJANコードとの入力を受け付ける(ステップS101)、そして、入力端末2は、対価情報と、取引情報とを出力する(ステップS102)。
ここで、図11は、実施形態に係る入力端末が表示する画面の一例を説明する図である。例えば、入力端末2は、図11中(O)に示すように、情報配信システムの画面を表示する。また、入力端末2は、ユーザIDの入力を求めるとともに、図11中(P)に示すようなバーコード読み取り装置にJANコードをかざすよう促すメッセージを表示することで、JANコードの入力を要求する。
そして、入力端末2は、ユーザIDとJANコードとが入力された場合には、図12中(Q)に示すように、対価情報と取引情報とが印刷されたレシートを出力する。例えば、図12中(Q)に示すように、入力端末2は、POS端末3において決済を行うための対価を示すバーコードを対価情報として印刷し、ユーザIDとJANコードとの情報を含んだQRコード(登録商標)を取引情報として印刷したレシートを出力する。
なお、利用者が情報配信システム1のシステム利用者として登録されていない場合には、入力端末2は、図11に示す画面に先駆けて、利用者の登録画面を表示してもよい。このような登録画面においては、例えば、ユーザIDとパスワードとの入力を要求し、入力されたユーザIDとパスワードとは、認証部24が実行するログイン処理に用いられることとなる。
図10に戻り、POS端末3は、ステップS102にて出力された対価情報と取引情報とが入力されると、店員等の操作を行うものに対してロット番号の入力を要求する(ステップS103)。そして、POS端末3は、ロット番号が入力されると、決済処理を実行するため、対価情報を決済サーバ4に送信する(ステップS104)。すると、決済サーバ4は、POS端末3を介した入金やクレジットカードの決済情報等による決済確認後に決済情報をPOS端末3に送信する(ステップS105)。
次に、POS端末3は、ユーザID、JANコード、ロット番号を配信サーバ5に送信する(ステップS106)。このような場合には、配信サーバ5は、ロット番号とJANコードとを用いて購入済み商品の認証、すなわち、利用者が有する媒体の認証を個体識別サーバ6に依頼する(ステップS107)。また、個体識別サーバ6は、ロット番号とJANコードとを用いて正規商品か否かの認証を行う(ステップS108)。
続いて、配信サーバ5は、正規商品か否かの認証が正常に行われると、受信したJANコードとロット番号との組に対して一意に定まる認証情報が未発行であるか否かを判別する(ステップS109)。そして、配信サーバ5は、受信したJANコードとロット番号との組に対して一意に定まる認証情報が未発行である場合には、認証情報を生成し(ステップS110)、認証情報をPOS端末3に送信する(ステップS111)。また、配信サーバ5は、認証情報とユーザIDとを対応付けて記憶する(ステップS112)。なお、配信サーバ5は、ステップS110とステップS111の処理を逆の順に実行してもよい。
一方、POS端末3は、認証情報を受信すると、受信した認証情報を出力する(ステップS113)。例えば、POS端末3は、図12に示すように、認証情報を含むQRコード(登録商標)が印刷されたレシートを出力する。なお、図12は、認証情報の出力処理の一例を示す図である。図10に戻り、ユーザ端末7は、ステップS112にて出力された認証情報が入力されると、配信サーバ5に対するログインを行い、認証情報とユーザIDとを配信サーバ5に送信する(ステップS114)。
なお、ユーザ端末7に認証情報を入力する処理としては、例えば、図12に例示したQRコード(登録商標)をユーザ端末7が撮像し、撮像したQRコード(登録商標)から認証情報を抽出する処理などが考えられる。
また、図13は、ログイン時にユーザ端末が表示する画面の一例を示す図である。例えば、ユーザ端末7は、図13中(R)に示すように、ユーザIDとパスワードとの入力を求める。そして、ユーザ端末7は、「ログイン」ボタンの押し下げ(タッチ)が行われると、ユーザIDとパスワードとを配信サーバ5に送信し、ログインを行う。
また、図14は、認証情報送信時にユーザ端末が表示する画面の一例を示す図である。例えば、ユーザ端末7は、図14中(S)に示すように、ログインしたユーザが視聴可能なコンテンツの表示を行う。詳細には、ユーザ端末7は、ログイン後に配信サーバ5からユーザIDと対応付けられたコンテンツIDを取得し、取得したコンテンツIDが示すコンテンツを表示することで実現される。そして、ユーザ端末7は、図14中(T)に示すように、選択されたユーザIDと対応する認証情報の入力を求め、認証情報が入力された後に「視聴する!」ボタンが押し下げ(タッチ)されることにより、認証情報を配信サーバ5へ送信する。
図10に戻り、配信サーバ5は、ユーザ端末7から認証情報とユーザIDとを受信すると、受信した認証情報とユーザIDとを対応付けて記憶しているか否かを判別する(ステップS115)。そして、配信サーバ5は、受信した認証情報とユーザIDとを対応付けて記憶している場合は、認証情報に対応するコンテンツをユーザ端末7に配信する(ステップS116)。
〔6.変形例〕
上述した実施形態に係る情報配信システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の情報配信システム1の他の実施形態について説明する。
〔6−1.入力端末2について〕
上記実施形態において、POS端末3は、入力端末2が出力した対価情報と取引情報とを読み取っていた。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、ユーザ端末7に入力端末2の機能を担保させてもよい。
例えば、図15は、ユーザ端末の機能の変形例を説明するための図である。例えば、ユーザ端末7は、配布されたアプリケーションの機能等により、ユーザIDの入力と、利用者が有する媒体のJANコードとの読み取りを行う。そして、ユーザ端末7は、入力されたユーザIDと入力されたJANコードとを用いて、対価情報と取引情報とを表示する。その後、ユーザ端末7が表示した対価情報と取引情報とをPOS端末3が読み取ることによって、入力端末2の機能を担保させてもよい。
〔6−2.広告情報について〕
例えば、図16は、ユーザ端末が表示する広告情報の一例を説明する図である。例えば、ユーザ端末7は、表示フレーム内に広告情報の表示フレームを有するウェブページを取得する。ここで、広告情報の表示フレームには、ユーザIDを広告配信サーバ8に送信し、取得した広告情報を表示するよう指示するスクリプト等が格納されている。このような場合には、ユーザ端末7は、広告配信サーバ8にユーザIDを送信し、広告配信サーバ8から受信した広告情報、すなわち、ユーザ端末7の利用者が閲覧したコンテンツの履歴に応じた広告情報を指定された広告情報の表示フレーム内に表示する。この結果、例えば、ユーザ端末7は、利用者が現在興味を有するコンテンツに応じた広告情報を表示することができる。
〔6−3.個体識別サーバ6が利用する情報について〕
上記実施形態において、個体識別サーバ6は、JANコードとロット番号とを用いて、利用者が有する媒体の認証を行った。しかし、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、個体識別サーバ6は、コンテンツごとにロット番号が重複する恐れがない場合には、ロット番号のみを用いて、利用者が有する媒体が正当に購入されたものであり、かつ、認証情報が発行されていないものであるか否かを判別してもよい。
また、個体識別サーバ6は、コンテンツの保護をさらに強化するため、コンテンツが記録された媒体ごとに取得される情報を利用してもよい。例えば、個体識別サーバ6は、媒体に記録されたコンテンツから得られるアナログ情報を証明情報として利用してもよい。
以下、個体識別サーバ6が証明情報を用いて媒体の認証を行う処理について説明する。図17は、証明情報を取得する際に入力端末が表示する画面を説明する図である。なお、以下の説明では、認証対象となる媒体がCD、DVD、BD等の光学媒体であるものとする。
例えば、図17中(U)に示すように、入力端末2は、JANコードの入力時に、光学媒体の挿入を要求する。そして、入力装置2は、光学媒体が挿入されると、挿入された光学媒体のうち、所定の位置に記録された情報の読み出しを行う。ここで、通常の読み出し処理においては、CD、DVD、BD等、デジタル情報を示す物理的なビットが記録された光学媒体の読み出しを行う際には、閾値処理等により、読み出したアナログ情報がデジタル情報に変換される。
しかしながら、本実施形態に係る入力装置2は、読み出したアナログ信号を用いた証明情報を生成する。例えば、入力装置2は、読み出したアナログ信号と、閾値処理によって読み出されるデジタル信号等理想的な信号波形との差分を示す情報を証明情報とする。ここで、このようなアナログ信号を用いた証明情報は、光学媒体の利用状態によって変化するため、媒体ごとに異なる値となる。
その後、入力装置2は、JANコードとロット番号とともに証明情報を配信サーバ5に送信する。一方、配信サーバ5は、認証履歴記憶部15に、過去に受信したJANコードとロット番号と証明情報との組を格納する。そして、受信したJANコードとロット番号との組から媒体が正規商品である旨を個体識別サーバ6から通知されると、受信したJANコードとロット番号と証明情報との組が認証履歴記憶部15に格納されているか否かに基づいて、利用者の媒体に認証情報がすでに発行されたか否かを判別する。そして、配信サーバ5は、受信したJANコードとロット番号と証明情報との組を記憶していない場合は、認証情報を生成するとともに、受信したJANコードとロット番号と証明情報との組を認証履歴記憶部15に格納する。なお、書籍におけるインクのにじみ等を読み取り、読み取った情報に基づいて証明情報を生成してもよい。
〔6−4.その他〕
また、上記実施形態において、個体識別サーバ6の機能は、配信サーバ5が有してもよい。すなわち、個体識別サーバ6のように、正規商品のロット番号を管理するサーバは、通常コンテンツの権利者が有するサーバであり、コンテンツの配信を行うサーバとは個別のサーバである。しかしながら、上記実施形態は、個体識別サーバ6の機能と配信サーバ5の機能とを分離させる必要はなく、1つのサーバにまとめてもよい。
また、上記実施形態において、配信サーバ5は、ユーザID記憶部16と認証情報記憶部17とを有していた。しかし、実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば、配信サーバ5は、ユーザIDとコンテンツIDとJANコードと認証情報とを対応付けて、1つの記憶装置に格納してもよい。
また、上述した決済サーバ4、配信サーバ5、個体識別サーバ6広告配信サーバ8の機能は、いわゆるクラウドの機能を用いて、複数のサーバ装置によって実現されることとしてもよい。例えば、配信サーバ5が有する識別情報受信部19、判別部20、認証情報生成部21、発行部22、登録部23、認証部24、認証情報判定部25、配信部26、履歴通知部27が発揮する機能は、それぞれ異なるサーバ装置によって実現されてもよい。また、各部19〜27が発揮する機能は、任意の態様で結合、分離が可能である。
また、上記実施形態では、ユーザ端末7がスマートフォン等の端末である場合を例に挙げて説明した。しかし、上記のユーザ端末7は、各種情報を表示できる表示処理装置であれば、スマートフォン等の携帯端末以外にも適用することができる。例えば、ユーザ端末7は、タブレット型PC、ノート型PC、デスクトップ型PC、PDA(Personal Digital Assistant)等であってもよい。また、ユーザ端末7は、デジタルサイネージや、デジタル放送対応のテレビであってもよい。また、POS端末3は、例示した決済処理だけではなく、単独で、あるいは決済サーバ4と連携して、任意の方式の決済処理を実行することができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。また、例えば、各図に示したQRコード(登録商標)やバーコードは、これに限定されるものではなく、例えば、通常の文字列であってもよい。また、利用者識別情報としてユーザIDを利用し、商品識別情報としてJANコード利用し、個体識別情報としてロット番号を利用するのは、あくまで一例であり、情報配信システム1は、利用者識別情報、商品識別情報、または個体識別情報として利用可能な任意の情報を用いることができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。また、各構成要素が発揮する機能は、CPU(Central Processing Unit)が所定の情報配信プログラムを実行することで発揮することとしてもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る配信サーバ5は、ロット番号と、JANコードとユーザIDとを取得し、取得したロット番号を過去に取得したか否かを判別する。そして、配信サーバ5は、取得したロット番号を過去に取得していない場合には、ロット番号とJANコードとの組ごとに一意な認証情報を生成し、生成した認証情報をユーザIDと対応付けて記憶する。そして、配信サーバ5は、ユーザ端末7から受信したユーザIDと認証情報とを対応付けて記憶している場合には、認証情報に対応するJANコードが示すコンテンツをユーザ端末7に送信する。
このため、配信サーバ5は、コンテンツが記録された媒体を購入した利用者に対し、コンテンツの権利保護を確保しつつ購入済みの商品に記録されたコンテンツと同じ内容の電子コンテンツを配信することができる。すなわち、配信サーバ5は、すでに認証情報を発行した媒体に対しては、複製品等不正な媒体であるとみなし、認証情報を発行しない。一方、配信サーバ5は、まだ認証情報が発行されていない媒体に対しては、認証情報を発行するので、正規な媒体を有する利用者に対して、コンテンツの配信を行うことができる。
すなわち、配信サーバ5は、正規商品である媒体と一対一に対応する認証情報を発行すし、利用者が同一のコンテンツを含む正規商品の媒体を複数有する場合にも、各媒体それぞれに認証情報を付与することとなる。この結果、配信サーバ5は、正規商品である媒体と一対一に対応する認証情報を発行することで、コンテンツの権利を強固に保護することができる。また、配信サーバ5は、正規商品である媒体と一対一に対応する認証情報を発行し、ユーザ端末7から認証情報を受信した場合は、コンテンツの配信を行うので、コンテンツの権利保護を担保しつつ利用者が容易にコンテンツの配信を受けることができる。
また、個体識別サーバ6は、媒体固有のアナログ情報を用いて生成された証明情報と、ロット番号との組み合わせが過去に取得した履歴がない組み合わせであるか否かを判別する。このため、個体識別サーバ6は、例えばロット番号を変更する等の不正な認証に対する認証情報の発行を防止することができる。
また、配信サーバ5は、ユーザ端末7に対するコンテンツの配信履歴に係る情報を広告配信サーバ8に対して提供する。このため、情報配信システム1は、ユーザ端末7に対して、利用者が閲覧したコンテンツに関係する広告情報を表示させることができる。
また、個体識別サーバ6は、ロット番号を用いて、利用者が有する媒体が正規商品であるか否かをさらに判別する。このため、個体識別サーバ6は、正規商品ではない媒体やPOS端末3に入力されたロット番号が不正に変更されていた際に、認証情報の発行を防ぐことができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、特許請求の範囲に記載した「手段」は、「部(section、module、unit)」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得手段は、取得部や取得回路に読み替えることができる。
1 情報配信システム
2 入力端末
3 POS端末
4 決済サーバ
5 配信サーバ
6 個体識別サーバ
7 ユーザ端末
8 広告配信サーバ
11 ロット番号記憶部
12 受信部
13 識別部
14 送信部
15 認証履歴記憶部
16 ユーザID記憶部
17 認証情報記憶部
18 コンテンツDB
19 識別情報受信部
20 判別部
21 認証情報生成部
22 発行部
23 登録部
24 認証部
25 認証情報判定部
26 配信部
27 履歴通知部
28 広告記憶部
29 履歴取得部
30 ウェブリクエスト受信部
31 ユーザ情報取得部
32 広告取得部
33 広告配信部

Claims (8)

  1. 正規にコンテンツが記録された媒体の個体識別に用いられる個体識別情報と、前記媒体の商品識別に用いられる商品識別情報と、利用者を識別する利用者識別情報とを、所定の施設に設置された第1の端末装置から取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した個体識別情報を過去に取得したか否かを判別する判別手段と、
    前記取得手段が取得した個体識別情報を過去に取得していないと判別した場合に、前記個体識別情報と前記商品識別情報との組ごとに一意な認証情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した認証情報を前記第1の端末装置に送信する送信手段と、
    前記生成手段が生成した認証情報を前記利用者識別情報と対応付けて所定の記憶部に格納する格納手段と、
    第2の端末装置から前記認証情報と前記利用者識別情報とを受信した場合には、前記所定の記憶部に当該受信した認証情報と当該受信した利用者識別情報とが対応付けて記憶されているか否かを判定し、対応付けて記憶されていると判定した場合には、当該認証情報に対応する商品識別情報により識別されるコンテンツを前記第2の端末装置に配信する配信手段と
    を有することを特徴とする情報配信装置。
  2. 前記取得手段は、前記コンテンツが記憶された媒体固有のアナログ情報を用いて生成された証明情報をさらに取得し、
    前記判別手段は、前記取得手段が取得した個体識別情報と証明情報との組み合わせを過去に取得したか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の情報配信装置。
  3. 前記配信手段による配信履歴に係る情報を、前記第2の端末装置に広告情報を配信する広告装置に対して提供する提供手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報配信装置。
  4. 前記判別手段は、前記取得手段が取得した個体識別情報に基づいて、正規に販売されたコンテンツであるか否かをさらに判別することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の情報配信装置。
  5. 所定の施設に設置された第1の端末装置と、利用者が使用する第2の端末装置と、情報配信装置とを有する情報配信システムであって、
    前記第2の端末装置は、
    正規にコンテンツが記録された媒体の商品識別に用いられる商品識別情報と、利用者を識別する利用者識別情報とを受け付けて、前記商品識別情報および利用者識別情報を含む画像を出力する出力手段を有し、
    前記第1の端末装置は、
    前記第2の端末装置の出力手段が出力した画像と、前記媒体の個体識別に用いられる個体識別情報とを受け付け、前記画像に含まれる商品識別情報および利用者識別情報と、前記個体識別情報とを前記情報配信装置に送信する送信手段と、
    所定の決済処理を実行する決済処理手段とを有し、
    前記情報配信装置は、
    前記個体識別情報と、前記商品識別情報と、前記利用者識別情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した個体識別情報を過去に取得したか否かを判別する判別手段と、
    前記取得手段が取得した個体識別情報を過去に取得していないと判別した場合に、前記個体識別情報と前記商品識別情報との組ごとに一意な認証情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した認証情報を前記第1の端末装置に送信する送信手段と、
    前記生成手段が生成した認証情報を前記利用者識別情報と対応付けて所定の記憶部に格納する格納手段と、
    前記第2の端末装置から前記認証情報と前記利用者識別情報とを受信した場合には、前記所定の記憶部に当該受信した認証情報と当該受信した利用者識別情報とが対応付けて記憶されているか否かを判定し、対応付けて記憶されていると判定した場合には、当該認証情報に対応する商品識別情報により識別されるコンテンツを当該第2の端末装置に配信する配信手段と
    を有することを特徴とする情報配信システム。
  6. 店頭端末装置と、所定の施設に設置された第1の端末装置と、情報配信装置とを有する情報配信システムであって、
    前記店頭端末装置は、
    正規にコンテンツが記録された媒体の商品識別に用いられる商品識別情報と、利用者を識別する利用者識別情報とを受け付けて、前記商品識別情報および利用者識別情報を含む画像を出力する出力手段を有し、
    前記第1の端末装置は、
    前記店頭端末装置の出力手段が出力した画像と、前記媒体の個体識別に用いられる個体識別情報とを受け付け、前記画像に含まれる商品識別情報および利用者識別情報と前記個体識別情報とを前記情報配信装置に送信する送信手段と、
    所定の決済処理を実行する決済処理手段とを有し、
    前記情報配信装置は、
    前記第1の端末装置が出力した前記個体識別情報と、前記商品識別情報と、前記利用者識別情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した個体識別情報を過去に取得したか否かを判別する判別手段と、
    前記取得手段が取得した個体識別情報を過去に取得していないと判別した場合に、前記個体識別情報と前記商品識別情報との組ごとに一意な認証情報を生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した認証情報を前記第1の端末装置に送信する送信手段と、
    前記生成手段が生成した認証情報を前記利用者識別情報と対応付けて所定の記憶部に格納する格納手段と、
    利用者端末装置から前記認証情報と前記利用者識別情報とを受信した場合には、前記所定の記憶部に当該受信した認証情報と当該受信した利用者識別情報とが対応付けて記憶されているか否かを判定し、対応付けて記憶されていると判定した場合には、当該認証情報に対応する商品識別情報により識別されるコンテンツを前記利用者端末装置に配信する配信手段と
    を有することを特徴とする情報配信システム。
  7. 情報配信装置が実行する情報配信方法であって、
    正規にコンテンツが記録された媒体の個体識別に用いられる個体識別情報と、前記媒体の商品識別に用いられる商品識別情報と、利用者を識別する利用者識別情報とを、所定の施設に設置された第1の端末装置から取得する取得工程と、
    前記取得工程が取得した個体識別情報を過去に取得したか否かを判別する判別工程と、
    前記取得工程が取得した個体識別情報を過去に取得していないと判別した場合に、前記個体識別情報と前記商品識別情報との組ごとに一意な認証情報を生成する生成工程と、
    前記生成工程が生成した認証情報を前記第1の端末装置に送信する送信工程と、
    前記生成工程が生成した認証情報を前記利用者識別情報と対応付けて所定の記憶部に格納する格納工程と、
    第2の端末装置から前記認証情報と前記利用者識別情報とを受信した場合には、前記所定の記憶部に当該受信した認証情報と当該受信した利用者識別情報とが対応付けて記憶されているか否かを判定し、対応付けて記憶されていると判定した場合には、当該認証情報に対応する商品識別情報により識別されるコンテンツを前記第2の端末装置に配信する配信工程と
    を含んだことを特徴とする情報配信方法。
  8. 正規にコンテンツが記録された媒体の個体識別に用いられる個体識別情報と、前記媒体の商品識別に用いられる商品識別情報と、利用者を識別する利用者識別情報とを、所定の施設に設置された第1の端末装置から取得する取得手順と、
    前記取得手順が取得した個体識別情報を過去に取得したか否かを判別する判別手順と、
    前記取得手順が取得した個体識別情報を過去に取得していないと判別した場合に、前記個体識別情報と前記商品識別情報との組ごとに一意な認証情報を生成する生成手順と、
    前記生成手順が生成した認証情報を前記第1の端末装置に送信する送信手順と、
    前記生成手順が生成した認証情報を前記利用者識別情報と対応付けて所定の記憶部に格納する格納手順と、
    第2の端末装置から前記認証情報と前記利用者識別情報とを受信した場合には、前記所定の記憶部に当該受信した認証情報と当該受信した利用者識別情報とが対応付けて記憶されているか否かを判定し、対応付けて記憶されていると判定した場合には、当該認証情報に対応する商品識別情報により識別されるコンテンツを前記第2の端末装置に配信する配信手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする情報配信プログラム。
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