JP6020509B2 - 回路基板接続用ターミナル - Google Patents

回路基板接続用ターミナル Download PDF

Info

Publication number
JP6020509B2
JP6020509B2 JP2014087820A JP2014087820A JP6020509B2 JP 6020509 B2 JP6020509 B2 JP 6020509B2 JP 2014087820 A JP2014087820 A JP 2014087820A JP 2014087820 A JP2014087820 A JP 2014087820A JP 6020509 B2 JP6020509 B2 JP 6020509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
base plate
plate portion
leaf spring
spring piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014087820A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015207475A (ja
Inventor
智康 梁瀬
智康 梁瀬
浅井 清
浅井  清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SMK Corp
Original Assignee
SMK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SMK Corp filed Critical SMK Corp
Priority to JP2014087820A priority Critical patent/JP6020509B2/ja
Priority to TW104111565A priority patent/TW201541727A/zh
Priority to CN201510173252.9A priority patent/CN105048137B/zh
Publication of JP2015207475A publication Critical patent/JP2015207475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6020509B2 publication Critical patent/JP6020509B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、回路基板の導電パターンに半田接続部を半田付けして回路基板に実装され、回路基板の導電パターンを周囲のシールド板等の外部導体へ電気接続する回路基板用ターミナルに関し、更に詳しくは、外部導体に弾性接触するU字状に形成された板バネ片を備えた回路基板接続用ターミナルに関する。
プリント配線基板の接地パターンをその周囲のシールド板に接続して短絡させるアースターミナルなど、回路基板に実装され回路基板の導電パターンを外部導体へ電気接続する種々の回路基板接続用ターミナルが知られている。従来、このように回路基板に実装される回路基板接続用ターミナルは、所定長さのバネスパンを有する板バネ片を外部導体に弾性接触させて外部導体と電気接続しているが、特許文献1乃至3に示すように、回路基板の実装密度が低下しないように、板バネ片をU字状に屈曲させて回路基板への投影面積が増加しないようにしている。
以下、特許文献1に記載の回路基板接続用ターミナル100を、図11(a)(b)を用いて説明する。この回路基板接続用ターミナル100は、プリント配線基板の接地パターンをその周囲のシールド板に接続して短絡させるアースターミナルであって、プリント配線基板の接地パターンに半田付けされるベース板部101と、ベース板部101の一辺からベース板部101の上方にU字状に折り返された板バネ片102と、ベース板部101の両側から立設された一対の係合壁103、103を一体に備えている。
一対の係合壁103、103の上端はそれぞれ内向きに直角に折り曲げられ、板バネ片102の先端部102aを係合させて位置決めするストッパー部103a、103aとなっている。先端部102aの基端側は、平坦面となった平面吸着領域104が形成され、その表面は、先端部102aがストッパー部103aに係合して板バネ片102が位置決めされた状態でベース板部101と平行な水平面となっている。
このように構成された回路基板接続用ターミナル100は、複数個がテープ上に配列され、自動機の吸着ノズルで平面吸着領域104を吸引して保持し、クリーム半田などが塗布されたプリント配線基板の接地パターン上にベース板部101を載置する。その後、リフロー炉を通してベース板部101と対向する接地パターンが半田接続されることにより、プリント配線基板上に実装される。
プリント配線基板に実装された状態で、板バネ片102は、先端部102aがストッパー部103aに係合して上下方向に位置決めされているので、板バネ片102の外部導体と接触する接触部のプリント配線基板からの高さも一定の高さに位置決めされ、外部導体と同一位置で同一接触圧で接触する。
実用新案登録第3064756号公報 特許第3851526号公報 特表2012−503855号公報
特許文献1に記載の従来の回路基板接続用ターミナル100では、プリント配線基板の接地パターンに半田付けするベース板部101から板バネ片102に沿って半田付けする際の半田フラックスが上昇し、板バネ片102の接触部を覆うことにより外部導体との接続不良が発生する恐れがある。
また、プリント配線基板から外部導体までの高さが変更されると、板バネ片102との接触位置や接触圧も異なることになるので、板バネ片102自体の長さや形状を変更した全く異なる回路基板用ターミナルを新たに設計して製造する必要があった。
更に、自動機の吸着ノズルで吸着する平面吸着領域104は、回路基板用ターミナル全体の重心付近に形成しているが、板バネ片102の長さや形状を変更すると重心も移動する。そのため、板バネ片102のみの形状を変えた回路基板用ターミナルの平面吸着領域104を吸着ノズルで吸着すると、接地パターンまで移動させる際にバランスがくずれて落下したり、接地パターン上に正しい姿勢で載置できないという問題が生じる。そこで、板バネ片102だけでなく、平坦面とする平面吸着領域の位置まで変更した回路基板用ターミナルを別に製造する必要があった。
また、平面吸着領域104を形成する位置は、平面吸着領域104に接近する吸着ノズルが板バネ片102と干渉しない部位に形成する必要があり、回路基板接続用ターミナル100では、板バネ片102の頂部を平坦面に加工して平面吸着領域104としている。しかしながら、U字状に曲げ加工する板バネ片102の中間の部位を更に平坦面に加工する余分な加工工程が必要となるので、従来はもともと平坦なベース板部101の一部を平面吸着領域としている。しかしながら、前述のようにその平面吸着領域は、その上方が板バネ片で覆われない部位としなければならないので、平面吸着領域を重心の近くに形成できないばかりか、平面吸着領域を板バネ片と鉛直方向で重なる位置に形成できないので回路基板への投影面積が増加し、回路基板の高密度実装の障害となっていた。
また、従来の回路基板接続用ターミナル100では、外部導体と接続する前の状態の板バネ片102の接触部を一定の高さとするために、一対の係合壁103のストッパー部103aを設ける必要があった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、回路基板上の板バネ片の接触部の高さを変えずに、接触部が半田フラックスで覆われることがなく、外部導体との接続の信頼性が得られる回路基板接続用ターミナルを提供することを目的とする。
また、外部導体の回路基板に対する高さが変更されても、板バネ片の形状を変更しない簡単な形状変更で、接触圧が変化せず、重心位置が変化しない回路基板接続用ターミナルを提供することを目的とする。
また、回路基板への投影面積を増加させずに、重心付近に自動機の吸着ノズルで吸引する平面吸着領域を形成することができる回路基板接続用ターミナルを提供することを目的とする。
また、自由状態での板バネ片の接触部の高さを別にストッパー部を設けることなく調整する回路基板接続用ターミナルを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の回路基板接続用ターミナルは、回路基板の導電パターンに半田接続される半田接続部と、回路基板に平行に支持されるベース板部と、ベース板部に片持ち支持され、自由端側の接触部が外部導体に弾性接触するU字状の板バネ片とを備え、回路基板の導電パターンを外部導体へ電気接続する回路基板接続用ターミナルであって、
ベース板部と半田接続部の間に、ベース板部を回路基板の上方に所定の間隔を隔てて平行に支持する脚部が形成され、ベース板部は、前後方向を長手方向とする脚部上の後方寄りに掛け渡され、板バネ片は、ベース板部の後端を基端としてベース板部と回路基板との間隙を挿通し、自由端側がベース板部の前方に突出する状態で片持ち支持されることを特徴とする。
板バネ片は、脚部で回路基板の上方に所定の間隔を隔てて支持されるので、回路基板の導電パターンに半田接続部を半田接続する際のフラックスは、板バネ片部の接触部まで到達しない。脚部で隔てられる回路基板とベース板部の間で板バネ片を撓ませるので、脚部を設けても、接触部が外部導体に弾性接触する接触位置の回路基板上の高さは変化せず、全体の低背化を損なわない。
U字状の板バネ片は、ベース板部の後端を基端としてベース板部と回路基板との間隙を挿通して片持ち支持されるので、板バネ片の基端から自由端側の接触部までのバネスパンを充分に長くしても、回路基板接続用ターミナルの全長が増加しない。
請求項2に記載の回路基板接続用ターミナルは、ベース板部が、一対の半田接続部からそれぞれ互いに平行に立設される一対の脚部の間に掛け渡され、一対の半田接続部と一対の脚部とベース板部と板バネ片とが、一枚の導電性金属板から一体に形成されることを特徴とする。
板バネ片は、平行に立設される一対の脚部の間に掛け渡されるベース板部に安定して支持される。
回路基板上の異なる高さの外部導体に、板バネ片の形状や板バネ片の接触部の位置が変化することなく、一対の脚部の高さを変えるだけで接触部が弾性接触する。
一対の脚部の高さは、一枚の導電性金属板からプレス成形する一対の脚部の幅を変更するだけで変更される。
また、一対の脚部の高さを変化させても、全体の重心位置は変化しない。
請求項3に記載の回路基板接続用ターミナルは、ベース板部の平面に、実装機の吸着ノズルをベース板部に吸着させる平面吸着領域が形成されていることを特徴とする。
全体の重心はベース板部の平面にあるので、重心近くに形成した平面吸着領域を吸着ノズルで吸着して移動させる際にバランスがくずれて落下したり、傾斜姿勢で回路基板上に配置されることがない。
板バネ片は、ベース板部の後端を基端としてベース板部と回路基板との間隙を挿通して自由端側がベース板部の前方に突出するので、ベース板部に上方から接近する吸着ノズルと干渉することがない。
請求項4に記載の回路基板接続用ターミナルは、板バネ片が、U字状に曲げ加工する際の組み立て応力でベース板部の前端に当接し、外部導体に弾性接触する前の接触部が位置決めされることを特徴とする。
板バネ片を片持ち支持するベース板部が、板バネ片の接触部の高さを位置決めするストッパーとして作用する。
請求項5に記載の回路基板接続用ターミナルは、ベース板部の後端に複数の板バネ片が互いに平行に片持ち支持されることを特徴とする。
複数の板バネ片の接触部が外部導体に弾性接触するので、いずれかの板バネ片の接触部と外部導体との接触不良が生じても、外部導体と回路基板接続用ターミナルは確実に電気接続する。
請求項1の発明によれば、板バネ片の接触部の回路基板上の高さを変えずに、接触部に回路基板へ実装する際の半田フラックスが達しない構造として、接触部と外部導体とを確実に電気接続させることができる。
また、回路基板への投影面積を拡大させずに、板バネ片のバネスパンを充分に長くとることができる。
請求項2の発明によれば、板バネ片は、平行に立設される一対の脚部の間に掛け渡されるベース板部に安定して支持され、接触部を外部導体へ弾性接触させても、ベース板部や脚部に捻り応力が発生しない。
また、接触部が弾性接触する外部導体の回路基板上の高さが異なる高さに変更されても、一対の脚部の高さを対応して変更するだけで、板バネ片などの他の部位の形状を変更せずに、接触部を高さが異なる外部導体へ接触させることができる。板バネ片の形状が変化しないので、接触部の位置が変化したり、外部導体に弾性接触する接触圧が変化せず、接続特性が変化しない。
一対の脚部の高さを変更しても、全体の重心位置は大きく移動しないので、自動機の吸着ノズルで吸着するために平坦面に形成する平面吸着領域を別の位置に形成する必要がない。
また、一枚の導電性金属板からプレス成形する一対の脚部の幅を変えて脚部の高さを変更するだけで、外部導体に弾性接触する接触部の回路基板上の高さが調整できる。
請求項3の発明によれば、吸着ノズルとの干渉を考慮せずに、板バネ片と鉛直方向で重なるベース板部の平面に平面吸着領域を形成できるので、回路基板への実装面積が拡大せず、回路基板の高密度実装が可能となる。
請求項4の発明によれば、ストッパーを形成することなく、板バネ片の接触部の高さを位置決めできる。
請求項5の発明によれば、回路基板の導電パターンと外部導体間の高い接続信頼性が得られる。
本発明の一実施の形態に係る回路基板接続用ターミナル1の前方側の斜め上方からみた斜視図である。 回路基板接続用ターミナル1の後方側の斜め下方からみた斜視図である。 回路基板接続用ターミナル1の側面図である。 板バネ片2に沿って切断した回路基板接続用ターミナル1の縦断面図である。 回路基板接続用ターミナル1の使用状態を示す説明図である。 第2の実施の形態に係る回路基板接続用ターミナル20の前方側の斜め上方からみた斜視図である。 板バネ片2に沿って切断した回路基板接続用ターミナル20の縦断面図である。 導電性金属板をプレス打ち抜いたフープ材を示し、(a)は、回路基板接続用ターミナル1を成形するフープ材3の(b)は、回路基板接続用ターミナル20を成形するフープ材21の要部平面図である。 第3の実施の形態に係る回路基板接続用ターミナル30の(a)は、前方側の斜め上方からみた斜視図、(b)は、板バネ片2に沿って切断した縦断面図である。 第4の実施の形態に係る回路基板接続用ターミナル40の前方側の斜め上方からみた斜視図である。 回路基板接続用ターミナル100を示す(a)は、板バネ片102に沿って切断した縦断面図、(b)は、平面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る回路基板接続用ターミナル1を、図1乃至図5と図8(a)を用いて説明する。この回路基板接続用ターミナル1は、図5に示すように、電子機器のシールドケース10をプリント配線基板11の図示しない接地パターンへ電気接続して接地させる目的でプリント配線基板11上に実装されるターミナルであるので、以下、単にアースターミナル1という。また、以下の説明では、図3の左方を前方と、右方を後方と、上下方向をそのまま上下方向として各部の位置を説明する。
アースターミナル1は、図1乃至図4に示すように、鉛直方向に起立する長方形板状の一対の脚部4、4と、各脚部4の底面から外方に向けて水平方向に連設された一対の半田接続部5、5と、一対の脚部4、4上の後方寄りに掛け渡されたベース板部6と、ベース板部6の後端に片持ち支持されるU字状の板バネ片2とが、燐青銅、チタン銅等の弾性を有する一枚の導電性金属板から一体に形成される。
半田接続部5は、プリント配線基板11の表面と平行で、プリント配線基板11の対応部位に形成されるクリーム半田が付着する接地パターン上に配置され、リフロー炉を通して接地パターンと半田付けされることにより接地パターンに電気接続する。一対の半田接続部5、5は、ベース板部6の横幅を隔てて互いに平行でそれぞれ前後方向に沿った細長帯状に形成されるので、その底面全体が接地パターンに半田接続することにより、アースターミナル1の全体がプリント配線基板11に強固に固定された状態で表面実装される。
長方形状の脚部4の前後方向幅は、アースターミナル1が前後方向に回転しない充分な長さであれば任意の幅とすることができるが、ここでは、アースターミナル1全体の重心がベース板部6の中央となるようにその幅を調整している。また、上下方向幅、すなわち脚部4の高さは、プリント配線基板11と外部導体であるシールドケース10との間隔により決定され、後述するように、脚部4上のベース板部6に片持ち支持された板バネ片2の接触部7がシールドケース6に弾性接触する高さとなっている。
ベース板部6は、一対の脚部4、4上の後方寄りに水平に支持され、全体を平坦面とすることにより、その表面に実装機の汎用ノズルで吸着する図中波線で示す平面吸着領域8が形成される。平面吸着領域8の大きさは、汎用の自動機の吸着ノズルで吸引してアースターミナル1を搬送可能とするように、少なくとも0.6φ以上大きさの平坦面で形成する。ベース板部6が一対の脚部4、4上の後方寄りに掛け渡されることにより、一対の脚部4、4の間の前方寄りの隙間は、上方が開口している。
板バネ片2は、ベース板部6の後端に一体に連設された細長帯状板で形成され、後端に連結する基端から下方の前方に向かってU字状に折り返され、折り返された先の中間連結部2aは、脚部4により隔てられるベース板部6とプリント配線基板11との間隙を前方に向かって挿通し、前方に突出する更にその自由端側は、上述の一対の脚部4、4間の前方寄りの開口を通してベース板部6前方の斜め上方に突出して、ベース板部6の後端に片持ち支持される。ベース板部6前方の斜め上方に突出する自由端側の先端部は、更に下方にU字状に折り返され、先端部の最上端がシールドケース10に弾性接触する接触部7となっている。
板バネ片2は、プレス成形によって上記形状に折り曲げ加工され、その曲げ加工の工程で中間連結部2aが下方からベース板部6の前端に弾性接触し、接触部7がプリント配線基板11から一定の高さで位置決めされる。
上述したように、ベース板部6は、一対の脚部4、4の後方寄りに掛け渡されているが、ベース板部6の前方に板バネ片2が突出するので、全体の重心は、ベース板部6の中央の平面吸着領域8内にある。従って、平面吸着領域8を自動機の吸着ノズルで吸引して、プリント配線基板11上へ搬送する際には、アースターミナル1がバランス良く吸着され、半田接続部5を水平に保持したまま、確実にプリント配線基板11の対応する接地パターン上へ配置できる。
上述した構成からなるアースターミナル1は、図8(a)に示すように、キャリア12に連結された1個のアースターミナル1となる打ち抜き成形品1Aを折り曲げ加工して形成される。キャリア12には、多数の打ち抜き成形品1Aが一定ピッチPで連続して繋がれ、フープ成形に好適なフープ材3を形成している。
打ち抜き成形品1Aは、ベース板部6の周囲に、図8(a)において上下方向に一対の脚部4、4とその外側に半田接続部5、5が、左方に板バネ片2がそれぞれ同一平面上に連設される。すなわち、打ち抜き成形品1Aの図8(a)における上下方向幅は、ベース板部6の左右方向幅w1に、一対の脚部4、4の幅2w2と一対の半田接続部5、5の幅2w3を加えた幅(w1+2w2+2w3)であり、隣り合う打ち抜き成形品1A間のピッチPは、この幅より少なくとも長い間隔としている。プレス成形機は、このピッチPでキャリア12をその長手方向に沿って移動し、打ち抜き成形品1Aの図中波線部分を直角に折り曲げ加工するとともに、板バネ片2を湾曲加工し、図1に示す形状のアースターミナル1とした後、キャリア12から切断する。
キャリア12から切断したアースターミナル1をプリント配線基板11へ実装する行程は、自動機の吸着ノズルでアースターミナル1の平面吸着領域8を吸引して、水平姿勢を保った姿勢で半田接続部5、5をプリント配線基板11の接地パターン上に載置し、リフロー炉を通して両者を半田接続する。その後、図5に示すように、アースターミナル1を実装したプリント配線基板11と機器のシールドケース10とが間隔Hで接近する位置で両者を固定すると、アースターミナル1の接触部7がシールドケース10に弾性接触し、シールドケース10が接地される。
プリント配線基板11と機器のシールドケース10とが間隔Hより短い距離を隔てて相互に固定される場合には、図6、図7に示すように、アースターミナル1に比べて脚部22の高さが低い回路基板接続用ターミナル(アースターミナル)20を用いてシールドケース10をプリント配線基板11の接地パターンへ接続する。
この本発明の第2実施の形態に係るアースターミナル20は、脚部22の鉛直方向幅が異なるのみであるので、他の構成についてはアースターミナル1と同一の番号を付してその説明を省略する。図1と図6を比較して明らかなように、プリント配線基板11から外部導体であるシールドケース10との接触位置までの高さHが変化しても、ベース板部6や板バネ片2の形状は変化しないので、弾性接触する接触圧や接触部7の水平位置は変化せず、新たに板バネ片2の形状を設計する必要がない。また、脚部22の高さが変化するだけなので、全体の重心位置はほぼ移動せず、平坦面とするベース板部6の平面吸着領域8の位置を変更せずにバランス良くアースターミナル20を吸着できる。
このアースターミナル20は、図8(b)に示す打ち抜き成形品20Aを折り曲げ加工して形成され、多数の打ち抜き成形品20Aが抜き成形品1Aと同一ピッチPで連続してキャリア12に繋がれ、フープ材21を形成している。
図8(a)に示す打ち抜き成形品1Aと比較すると、打ち抜き成形品20Aは、図中の脚部22の上下方向の幅がw2’とw2より短いだけであるので、抜き成形品1Aを打ち抜く領域内で打ち抜き成形品20Aを形成でき、フープ材21の送りピッチPをフープ材3と同一ピッチとすることができる。従って、実装するプリント配線基板11から外部導体10との接触位置までの高さが変更されても、同一のプレス加工機でアースターミナル20を製造でき、また、脚部22の幅を変更するだけで、他の打ち抜き形状を変えずにアースターミナル20とする打ち抜き成形品20Aが得られる。
上述の各実施の形態では、一対の脚部4、22でベース板部6を回路基板11から一定の間隔を隔てて水平に支持しているが、脚部の位置や数は上述の実施の形態に限らない。図9は、一枚の脚部31を前面に配置した第3実施の形態に係るアースターミナル30を示し、図10は、一枚の脚部41を側面に配置した第4実施の形態に係るアースターミナル40を示し、それぞれ第1の実施の形態に係るアースターミナル1と同一若しくは同様に作用する構成については同一番号を付してその説明を省略する。
図9(a)(b)に示すアースターミナル30は、板バネ片2を片持ち支持するベース板部32と半田接続部33とを前面に配置する脚部31で断面コの字状に連結し、ベース板部32の前方に穿設する開口32Aに板バネ片2の自由端側を挿通させる。
また、図10に示すアースターミナル40は、アースターミナル1の一対の脚部4の一方を省略して脚部41でベース板部6を支持するもので、半田接続部42をベース板部6とほぼ同一幅とすることにより、ベース板部6を回路基板11の表面に対して水平に支持する。
上述の実施の形態では、ベース板部6に一枚の板バネ片2が片持ち支持されているが、板バネ片をその長手方向に沿って穿設されるスリットで分割し、複数の板バネ片がベース板部に片持ち支持されるものであってもよい。
更に、上述の実施の形態では、回路基板接続用ターミナルを回路基板の接地パターンに半田接続するアースターミナルで説明したが、電源や信号パターンに接続する電源用ターミナルや信号ターミナルについても適用できる。
更に、回路基板接続用ターミナルは、回路基板の表面に表面実装される例で説明したが、半田接続部を回路基板の背面側へ挿通し、背面側のパターンに半田付けして回路基板に実装されるものであってもよい。
回路基板のパターンと回路基板の近くに配設される外部導体とを電気接続する回路基板接続用ターミナルに適している。
1、20、30、40 回路基板接続用ターミナル
2 板バネ片
4、22、31、41 脚部
5、33、42 半田接続部
6、32 ベース板部
7 接触部
8 平面吸着領域
10 シールドケース(外部導体)
11 プリント配線基板(回路基板)
12 キャリア

Claims (5)

  1. 回路基板の導電パターンに半田接続される半田接続部と、前記回路基板に平行に支持されるベース板部と、ベース板部に片持ち支持され、自由端側の接触部が外部導体に弾性接触するU字状の板バネ片とを備え、
    回路基板の導電パターンを外部導体へ電気接続する回路基板接続用ターミナルであって、
    ベース板部と半田接続部の間に、ベース板部を前記回路基板の上方に所定の間隔を隔てて平行に支持する脚部が形成され、
    ベース板部は、前後方向を長手方向とする脚部上の後方寄りに掛け渡され、
    板バネ片は、ベース板部の後端を基端としてベース板部と前記回路基板との間隙を挿通し、自由端側がベース板部の前方に突出する状態で片持ち支持されることを特徴とする回路基板接続用ターミナル。
  2. ベース板部は、一対の半田接続部からそれぞれ互いに平行に立設される一対の脚部の間に掛け渡され、
    前記一対の半田接続部と一対の脚部とベース板部と板バネ片とが、一枚の導電性金属板から一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載の回路基板接続用ターミナル。
  3. ベース板部の平面に、実装機の吸着ノズルをベース板部に吸着させる平面吸着領域が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の回路基板接続用ターミナル。
  4. 板バネ片は、U字状に曲げ加工する際の組み立て応力で前記ベース板部の前端に当接し、外部導体に弾性接触する前の接触部が位置決めされることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の回路基板接続用ターミナル。
  5. ベース板部の後端に複数の板バネ片が互いに平行に片持ち支持されることを特徴とする請求項1又は請求項4のいずれか1項に記載の回路基板接続用ターミナル。
JP2014087820A 2014-04-22 2014-04-22 回路基板接続用ターミナル Expired - Fee Related JP6020509B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087820A JP6020509B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 回路基板接続用ターミナル
TW104111565A TW201541727A (zh) 2014-04-22 2015-04-10 電路基板連接用端子
CN201510173252.9A CN105048137B (zh) 2014-04-22 2015-04-13 电路基板连接用端子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014087820A JP6020509B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 回路基板接続用ターミナル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015207475A JP2015207475A (ja) 2015-11-19
JP6020509B2 true JP6020509B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=54454481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014087820A Expired - Fee Related JP6020509B2 (ja) 2014-04-22 2014-04-22 回路基板接続用ターミナル

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6020509B2 (ja)
CN (1) CN105048137B (ja)
TW (1) TW201541727A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107453065A (zh) * 2016-05-31 2017-12-08 泰科电子(上海)有限公司 沉板型弹片连接器及其制造方法
JP6430037B2 (ja) * 2016-10-17 2018-11-28 三菱電機株式会社 デバッグ支援装置およびデバッグ支援方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3064756U (ja) * 1999-06-10 2000-01-21 トーマス アンド ベッツ インターナショナル,インク. ア―ス用端子
JP3321133B2 (ja) * 2000-01-31 2002-09-03 北川工業株式会社 導電部材
JP3568507B2 (ja) * 2001-11-30 2004-09-22 北川工業株式会社 導電部材
JP4658508B2 (ja) * 2004-03-31 2011-03-23 イリソ電子工業株式会社 電気接続用端子
CN101425631B (zh) * 2007-10-31 2011-07-27 深圳富泰宏精密工业有限公司 弹片结构及应用该弹片结构的阵列式弹片装置
JP5246806B2 (ja) * 2009-11-16 2013-07-24 北川工業株式会社 コンタクト
JP5627221B2 (ja) * 2009-11-30 2014-11-19 竹内工業株式会社 表面実装コンタクト

Also Published As

Publication number Publication date
CN105048137A (zh) 2015-11-11
TW201541727A (zh) 2015-11-01
CN105048137B (zh) 2017-11-24
JP2015207475A (ja) 2015-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7223125B2 (en) Electrical connector with retaining shell
US7559811B1 (en) Terminal with reduced contact tip
KR101292360B1 (ko) 커넥터
CN109361094B (zh) 电连接器
US7485004B2 (en) Electrical connector having improved electrical element
JPH08124637A (ja) 表面実装型電気コネクタ
US8821192B2 (en) Electrical connector have a grounding terminal with a tongue for improving mechanical stability
JP6177043B2 (ja) コンタクト部材
US20140030925A1 (en) Low profile electrical connector
US9437945B2 (en) Electrical connector with improved terminal
EP1473802B1 (en) Tab terminal
JP2001217025A (ja) Pcbの終端アダプタ
JP6020509B2 (ja) 回路基板接続用ターミナル
KR20160041742A (ko) 표면실장형 탄성 전기접촉단자
US7074055B2 (en) Electrical contact
US6533591B1 (en) Method for forming fine pitch contacts and fine pitch contacts obtained thereby
US9793632B2 (en) Spring finger and electrical connector
US20140080345A1 (en) Card edge connector
CN210723468U (zh) 电连接器
US8449307B2 (en) Socket connector having contact with multiple beams jointly grasping ball of IC package
JP2016081670A (ja) 線状導体接続用端子
US20050277332A1 (en) Surface mountable electrical connector
CN210723446U (zh) 电连接器
JP5695692B2 (ja) 表面実装用基板接続端子
US11432442B2 (en) EMC shield and method of producing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6020509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees