JP6020296B2 - ストレージ装置、コピー制御プログラムおよびコピー制御方法 - Google Patents

ストレージ装置、コピー制御プログラムおよびコピー制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージ装置などに関する。
近年、ストレージ装置において、アクセス応答性能、容量が異なる種類のストレージを組み合わせ、ストレージ間で実際のアクセス範囲やアクセス頻度に応じて適切なデータの配置を行うストレージの自動階層制御が利用されている。ストレージの自動階層制御によって、アクセス範囲に応じた適切な容量のストレージへデータの配置がなされる。また、ストレージの自動階層制御によって、適切なストレージへアクセス頻度の高いデータの配置がなされる。
図19および図20は、ストレージの自動階層制御を説明する図である。図19および図20では、ボリュームがSSD(Solid State Drive)および/またはHDD(Hard Disk Drive)を含む複数のストレージを跨ぐように形成される。図19に示すように、自動階層制御では、アクセス頻度が高い(アクセス大の)データブロック(以下、ブロックと称す)を、レスポンス性能が高い(レスポンス時間小の)例えばSSD領域に配置する。また、自動階層制御では、アクセス頻度が低い(アクセス小の)ブロックをレスポンス性能が低い(レスポンス時間大の)例えばNealineのHDD領域に配置する。これにより、自動階層制御は、アクセス頻度を基準とした最適な配置状態を作り出すことができる。
図20に示すように、自動階層制御では、アクセス頻度に応じてブロックの配置場所を変更する。ここでは、自動階層制御は、ブロックAを、アクセス頻度の増加に応じて、NealineのHDD領域からOnlineのHDD領域に配置場所を変更する。また、自動階層制御は、ブロックBを、アクセス頻度の減少に応じて、OnlineのHDD領域からNealineのHDD領域に配置場所を変更する。また、自動階層制御は、ブロックCを、アクセス頻度の増加に応じて、OnlineのHDD領域からSSD領域に配置場所を変更する。そして、各ブロックは、いかなる配置場所に配置されているのかを管理テーブルによって管理されている。
また、ストレージシステム全体の可用性の維持を図るために、通常稼動する主サイト(主系)におけるデータを保全する手段として、遠隔サイト(副系)内に同一のデータを保存するストレージの構築がなされる。バックアップ対象のデータを、SAN(Storage Area Network)の記憶手段の間でSANの機能を利用して転送する技術が開示されている。かかる技術では、バックアップなどのファイル転送処理は、一連の複数のコマンドを順に行うようにシナリオを用意し、シナリオを実行することで、バックアップなどを行う。
特開2003−316633号公報
ところで、自動階層制御を利用したストレージ装置では、アクセス頻度が高いデータをアクセスが高速なストレージに配置し、アクセス頻度の低いデータをアクセスが低速なストレージに配置するという、運用状態における性能改善を行う。一方、遠隔サイトの目的として、主サイトが使用不可能な状況に至った際に、早期に遠隔サイトを立ち上げ、業務を再開または継続することを試みる。しかしながら、自動階層制御を利用したストレージ装置では、立ち上げに重要なデータを早期にコピーできず、例えば主サイトがダウンした場合に、遠隔サイトは早期に立ち上がることができないという問題がある。
かかる問題を、図21を参照して説明する。図21は、自動階層制御における従来の遠隔サイトへのデータコピーを説明する図である。図21に示すように、自動階層制御は、ブロックAを、アクセス頻度の増加に応じて、Online HDD領域からSSD領域に配置場所を変更している。自動階層制御は、ブロックBを、アクセス頻度の減少に応じて、Online HDD領域からNearline領域に配置場所を変更している。自動階層制御は、ブロックCを、アクセス頻度の増加に応じて、Nealine HDD領域からOnline HDD領域に配置場所を変更している。そして、主サイトは、最新状態に基づき、性能の高いSSDの領域からOnline HDDの領域、Nealine HDDの領域の順序で遠隔サイトの同一階層へブロックをコピーする。
すると、主サイトのストレージ装置における階層制御上の上位階層に存在するブロックと、遠隔サイト側の立ち上げに必要なブロックとの重要度は必ずしも一致しないこととなる。遠隔サイトの立ち上げに必要なブロックは、通常、立ち上げ時にのみアクセスされ、その後運用状態ではほとんどアクセスされず、性能要求の低い階層に移動されてしまうからである。このため、主サイトがダウンした場合に、遠隔サイトの立ち上げは、全ての階層のブロックがコピーされた後に行われることになる。すなわち、主サイトがダウンした場合、遠隔サイトでは、全ての階層のブロックがコピーされるまで立ち上げを待たされるので、早期に立ち上がることができない。
なお、上記課題は、アクセス頻度を基準とした配置状態を作り出す自動階層制御だけではなく、例えばLRU(Least Recently Used)のような経過時間等の所定の条件を基準とした配置状態を作り出す自動階層制御に同様に生じる課題である。
1つの側面では、本発明は、遠隔サイトを早期に立ち上げることを目的とする。
本願の開示するストレージ装置は、1つの態様において、応答速度に違いがある複数のドライブと、前記複数のドライブに記憶されたデータの位置情報を記憶する記憶部と、前記複数のドライブ間で、所定の条件に応じて前記データの再配置を行なうとともに、前記位置情報を再配置後の位置情報に更新する再配置制御部と、自装置と冗長化された他のストレージ装置にコピーするデータのうち、前記他のストレージ装置と接続するホストの立ち上げに用いるデータから、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、コピーを開始するコピー部と、を備える。
本願の開示するストレージ装置の1つの態様によれば、遠隔サイトを早期に立ち上げることができる。
図1は、実施例1に係るストレージシステムのハードウェア構成を示す図である。 図2は、重要度を説明する図である。 図3は、サーバの起動について説明する図である。 図4Aは、ボリュームのアクセス順序に基づく重要度の設定を説明する図である。 図4Bは、ボリュームのアクセス順序とアクセス頻度に基づく重要度の設定を説明する図である。 図5は、重要度管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図6は、コピー制御の具体例を説明する図である。 図7は、コピー制御での重要度管理テーブルの内容を示す図である。 図8は、戻しコピー制御の具体例を説明する図(1)である。 図9は、戻しコピー制御の具体例を説明する図(2)である。 図10Aは、実施例1に係る重要度設定処理のフローチャートを示す図である。 図10Bは、名称に従い重要度を判定する処理のフローチャートを示す図である。 図11は、実施例1に係るコピー制御処理のフローチャートを示す図である。 図12は、実施例1に係る戻しコピー制御処理のフローチャートを示す図である。 図13は、実施例2に係るストレージシステムのハードウェア構成を示す図である。 図14は、コピー済テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図15は、コピー制御の具体例を説明する図である。 図16は、実施例2に係るコピー制御の詳細な具体例を説明する図である。 図17は、実施例2に係るコピー制御処理のフローチャートを示す図である。 図18は、ストレージシステムの別の構成例を示す図である。 図19は、ストレージの自動階層制御を説明する図(1)である。 図20は、ストレージの自動階層制御を説明する図(2)である。 図21は、自動階層制御における従来の遠隔サイトへのデータコピーを説明する図である。
以下に、本願の開示するストレージ装置、コピー制御プログラムおよびコピー制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本実施例では、アクセス範囲やアクセス頻度等の所定の条件に応じて適切なデータの配置を行うストレージの自動階層制御を行うストレージ装置に適用するものとする。なお、本実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[実施例1に係るストレージシステムの構成]
図1は、実施例1に係るストレージシステムのハードウェア構成を示す図である。図1に示すように、ストレージシステム9は、複数のストレージ装置1,2を有する。ストレージシステム9は、複数のストレージ装置1,2のうち、例えば、一方がプライマリサイト(主系)として稼動し、他方がセカンダリサイト(副系)として待機する。副系として待機するセカンダリサイトの一例として、DRサイト(Disaster Recovery Site)がある。以降では、ストレージ装置1を主系とし、ストレージ装置2を副系として説明する。
ストレージ装置1は、ホストインタフェース部11と、リモート接続部12と、メンテナンスインタフェース部13と、ディスクエンクロージャ部14と、コントローラ部15とを有する。
ホストインタフェース部11は、サーバ3との接続インタフェースである。サーバ3は、起動する(立ち上がる)ために用いられるプログラムやデータをストレージ装置1に記憶する。サーバ3は、起動する際、起動に用いるプログラムやデータをストレージ装置1から読み出し、読み出したプログラムやデータを用いて起動する。
リモート接続部12は、ストレージ装置2との接続インタフェースである。メンテナンスインタフェース部13は、管理コンソール4との接続インタフェースである。管理コンソール4は、ストレージ装置1を管理するために用いられる入出力装置であり、例えば、ディスプレイやキーボードに対応する。
ディスクエンクロージャ部14は、応答速度に違いがあるストレージを搭載する筐体である。応答速度に違いがあるストレージには、例えば、SSD(Solid State Drive)、NealineのHDD(Hard Disk Drive)やOnlineのHDDがある。SSDは、これらのストレージの中で最もレスポンスが速い。NealineのHDDは、これらのストレージの中で最もレスポンスが遅い。OnlineのHDDは、これらのストレージの中でSSDよりレスポンスが遅いがNealineのHDDよりレスポンスが速い。ボリュームがこれらのストレージを仮想的に跨ぐように形成される。そして、自動階層制御は、アクセス範囲やアクセス頻度等の所定の条件に応じて仮想的に形成されたボリューム内でデータを適切な階層に再配置する。例えば、自動階層制御は、アクセス頻度の高いデータを、レスポンスが速いSSDの階層に配置する。また、自動階層制御は、アクセス頻度の低いデータを、レスポンスが遅いNealineのHDDの階層に配置する。これにより、自動階層制御は、例えばアクセス頻度に応じて最適な配置状態を作り出す。なお、自動階層制御は、例えば、後述するCPU19によって実行される。また、自動階層制御は、再配置制御部の一例である。
コントローラ部15は、RAM16と、ディスクインタフェース部17と、キャッシュメモリ18と、CPU(Central Processing Unit)19とを有する。
RAM16には、プログラム動作領域とボリューム管理領域とが含まれる。プログラム動作領域は、所定のプログラムが動作する際に用いられる領域であり、例えば、実施例1におけるコピー制御プログラムが動作する際に用いられる。ボリューム管理領域は、ボリュームを管理する領域であり、例えば、重要度管理テーブル161と起動時アクセス管理テーブル162を有する。
重要度管理テーブル161は、ボリューム毎に、サーバの起動(立ち上げ)に関する重要度を管理する。すなわち、重要度管理テーブル161は、ボリューム内のデータブロック毎に、サーバの起動に関する重要度を示す重要度情報を管理する。ブロックは、サーバの起動に用いるデータ、アプリケーションの動作に用いるデータ等を含む。なお、重要度管理テーブル161は、主系から見ると副系のサーバ5の起動(立ち上げ)に関する重要度を管理するが、副系から見ると主系のサーバ3の起動(立ち上げ)に関する重要度を管理する。重要度管理テーブル161のデータ構造は、後述する。
起動時アクセス管理テーブル162は、サーバ3の起動時における各ボリュームに対するアクセス状態を管理する。アクセス状態には、例えば、各ボリュームへのアクセスの順番やアクセスの頻度が含まれる。起動時アクセス管理テーブル162は、重要度管理テーブル161に重要度を設定する際に用いられる。
ディスクインタフェース部17は、ディスクエンクロージャ部14との接続インタフェースである。キャッシュメモリ18には、コピーバッファ181が含まれる。コピーバッファ181は、後述するコピー制御部192によってブロックがストレージ装置2に対してコピーされる際に用いられるバッファである。
CPU19は、重要度設定部191およびコピー制御部192を有する。なお、CPU19は、実施例1におけるコピー制御プログラムをRAM16のプログラム動作領域に展開し、プロセスとして実行する。かかるプロセスは、重要度設定部191およびコピー制御部192に対応する。
重要度設定部191は、ボリューム毎に、サーバの起動に関する重要度を設定する。ここでいう重要度は、サーバの起動に対する必要度の観点から、ボリュームに対応付けられる。ここで、重要度について、図2を参照して説明する。また、サーバの起動について、図3を参照して説明する。ここでは、サーバ3,5のうちサーバ3を代表して説明する。
図2は、重要度を説明する図である。図2に示すように、サーバ3において、重要度が高いことを意味する「重要度高」のデータは、例えば、サーバの起動に用いる基盤プログラムおよびデータ(OS起動データ)に相当する。重要度が中程度を意味する「重要度中」のデータは、例えば、サーバ3上で動作するアプリケーションおよびアプリケーションを起動するデータ(アプリケーション起動データ)に相当する。重要度が低いことを意味する「重要度低」のデータは、例えば、アプリケーション動作用の一時領域のデータに相当する。そして、ストレージ装置1において、「重要度高」のデータは、ボリューム名を例えば「SYSVOL」とするボリュームに記憶される。「重要度中」のデータは、ストレージ装置1において、ボリューム名を例えば「DATA」とするボリュームに記憶される。「重要度低」のデータは、ストレージ装置1において、ボリューム名を「TEMP」とするボリュームに記憶される。
図3は、サーバの起動について説明する図である。図3に示すように、サーバ3は、ストレージ装置1における「SYSVOL」のボリュームから「重要度高」のデータを読み出し、サーバを起動する。そして、サーバ3は、ストレージ装置1における「DATA」のボリュームから「重要度中」のデータを読み出したり、当該ボリュームへデータを書き込んだりして、アプリケーションを起動する。その後、サーバ3は、アプリケーションの動作の一時領域として、ストレージ装置1における「TEMP」のボリュームを使用する。
図1に戻って、一例として、重要度設定部191は、複数のストレージに跨ったボリュームを生成する際に、ボリュームの名称に応じてボリューム内に記憶されたブロックの重要度を重要度管理テーブル161に設定する。なお、複数のストレージは、応答速度に違いがあるストレージを含み、例えば、SSD、OnlineのHDD、NealineのHDDを含む。具体的には、重要度設定部191は、ボリューム名を取得し、取得したボリューム名のボリュームを、仮想的に複数のストレージに跨るように生成する。そして、重要度設定部191は、例えばボリューム名に「SYS」が含まれていれば、重要度を「高」と判定する。重要度設定部191は、例えばボリューム名に「DATA」が含まれていれば、重要度を「中」と判定する。重要度設定部191は、例えばボリューム名に「TEMP」が含まれていれば、重要度を「低」と判定する。そして、重要度設定部191は、判定した重要度をボリューム名に対応付けて、重要度管理テーブル161に記録する。
別の例として、重要度設定部191は、複数のストレージに跨ったボリュームを生成する際に、ボリュームの名称および重要度を組とした情報に基づいて、ボリューム内に記憶されたブロックの重要度を重要度管理テーブル161に設定する。具体的には、重要度設定部191は、ボリュームの名称および重要度を取得し、取得したボリューム名のボリュームを、仮想的に複数のストレージに跨るように生成する。そして、重要度設定部191は、取得したボリュームの名称および重要度を対応付けて、重要度管理テーブル161に記録する。
さらに、別の例として、重要度設定部191は、サーバ3が起動される際に、複数のストレージに跨って生成されたボリュームのアクセス順序およびアクセス頻度に基づいて、ボリューム内に記憶されたブロックの重要度を重要度管理テーブル161に設定する。ここで、ボリュームのアクセス順序に基づく重要度の設定について、図4Aを参照して説明する。また、ボリュームのアクセス順序とアクセス頻度に基づく重要度の設定について、図4Bを参照して説明する。
図4Aは、ボリュームのアクセス順序に基づく重要度の設定を説明する図である。図4Aに示すように、横軸は、時間を示し、縦軸は、アクセス状況を示す。サーバ3は、アクセスの最も早い段階で、ボリューム名を「SYSVOL」とするボリュームにアクセスし、サーバを起動する。そして、サーバ3は、時間の経過に伴って、ボリューム名を「DATA」とするボリュームにアクセスし、アプリケーションを起動する。その後、サーバ3は、アプリケーションを動作するために、ボリューム名を「TEMP」とするボリュームにアクセスする。このように、サーバ3は、ボリューム名「SYSVOL」、「DATA」、「TEMP」の順序で各ボリュームにアクセスすることがわかる。
図4Bは、ボリュームのアクセス順序とアクセス頻度に基づく重要度の設定を説明する図である。図4Bに示すように、横軸は、時間を示し、縦軸は、アクセス頻度を示す。サーバ3は、アクセスの最も早い段階で、ボリューム名を「SYSVOL」とするボリュームに対して他のボリュームより高いアクセス頻度でアクセスする。そして、サーバ3は、時間の経過に伴って、ボリューム名を「DATA」とするボリュームに対して他のボリュームより高いアクセス頻度でアクセスする。その後、サーバ3は、ボリューム名を「TEMP」とするボリュームに対して他のボリュームより高いアクセス頻度でアクセスする。このように、サーバ3は、時間の経過とともに、ボリューム名「SYSVOL」、「DATA」、「TEMP」の順序で各ボリュームに、高い頻度でアクセスすることがわかる。
図1に戻って、具体的には、重要度設定部191は、サーバ3の起動時に、時間の経過に応じた、ボリューム毎のアクセス頻度を、起動時アクセス管理テーブル162に記録する。そして、重要度設定部191は、起動時アクセス管理テーブル162に記録された情報に基づいて、重要度をボリューム名に対応付けて、重要度管理テーブル161に記録する。すなわち、重要度設定部191は、他のボリュームより高いアクセス頻度でアクセスされるボリュームに対し、時間の早い順から、それぞれ「重要度高」、「重要度中」、「重要度低」と、設定する。
ここで、重要度管理テーブル161のデータ構造について、図5を参照して説明する。図5は、重要度管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、重要度管理テーブル161は、ボリューム名161a、ブロック情報161b、重要度161c、現在物理位置161d、予定移動先物理位置161eおよび他系物理位置161fを対応付けて記憶する。なお、「他系物理位置161f」における「他系」とは、ストレージ装置1およびサーバ3から見た場合にはストレージ装置2およびサーバ5を指し、ストレージ装置2およびサーバ5から見た場合にはストレージ装置1およびサーバ3を指す。
ボリューム名161aは、ボリュームの名称を示す。ブロック情報161bは、ボリュームに記憶されるブロックの識別情報を示す。なお、ブロック情報161bは、ブロックが配置される物理的な範囲を示し、ボリュームの生成時に指定される容量により決定される。重要度161cは、サーバの起動に関する重要度を示す。重要度161cには、例えば、重要度が高いことを示す「高」、重要度が中程度であることを示す「中」、重要度が低いことを示す「低」が記憶される。現在物理位置161dは、ブロックが現在物理的にどの位置に配置されているかを示す位置情報である。現在物理位置161dには、例えば、SSDを示す「SSD」、Online HDDを示す「Online」、Nealine HDDを示す「NL」が記憶される。なお、現在物理位置161dは、例えば自動階層制御によってブロックが再配置されたときに更新される。予定移動先物理位置161eは、ブロックが一定観測期間のアクセス評価後、次回の自動階層制御処理で物理的にどの位置に配置されるかの予定移動先を示す。他系物理位置161fは、ブロックが他系のストレージ装置へコピーされる際、データが他系のストレージ装置のストレージ内で物理的に配置される位置を示す。他系物理位置161fは、他系のストレージ装置のストレージの構成に応じて、重要度設定部191によって予め設定されるようにしても良い。例えば、重要度設定部191は、重要度の高いブロックを応答速度の速いストレージとなるように、他系物理位置161fに物理位置を設定するようにすれば良い。
一例として、ボリューム名161aが「DATA」である場合、ブロック情報161bとして「A,D,G」、重要度161cとして「中」、他系物理位置161fとして「Online」と記憶している。
図1に戻って、コピー制御部192は、所定期間毎に他系のストレージ装置2に対してデータをコピーする。これは、各ストレージ装置1,2のデータの整合性を確保するためである。そして、コピー制御部192は、他系のストレージ装置2にデータをコピーする際、重要度管理テーブル161に記憶された重要度に基づいて、データのコピー処理の処理順序を制御する。なお、所定期間は、例えば日単位であったり、週単位であったり、月単位であったりしても良い。
例えば、コピー制御部192は、重要度管理テーブル161に記憶された重要度が高いボリュームから、ボリューム内のブロックの送信順を決定する。そして、コピー制御部192は、決定した送信順で、ブロックを、他系のストレージ装置2へコピーする。すなわち、コピー制御部192は、ボリューム名「SYSVOL」が重要度「高」である場合、「SYSVOL」内のブロックからコピーする。これにより、コピー制御部192は、サーバの起動に用いるデータを優先的に他系のストレージ装置2にコピーできるので、自系のサーバ3がダウン等の使用不可の状況に至った場合であっても、他系のサーバ5を早期に起動することができる。
ここで、コピー制御部192は、他系のストレージ装置2へブロックをコピーする際、ブロックとともに、当該ブロックの識別情報と、当該ブロックが他系のストレージ装置2で配置される物理的な位置である他系物理位置とを合わせて送信する。これにより、ストレージ装置1は、他系のストレージ装置2の他系物理位置で示されるストレージへコピー対象のブロックをコピーすることができる。なお、コピー制御部192は、ブロックをコピーする際に限定されず、ブロックをコピーする前に、各ブロックに対する他系物理位置を一括して送信しても良い。
ストレージ装置2は、ストレージ装置1と同一の構成については同一符号を示すことで、その重複する構成および動作の説明については省略する。ストレージ装置2がストレージ装置1と異なる点は、CPU19に戻しコピー制御部193が追加されている点である。また、ホストインタフェース部11がサーバ5と接続している点である。さらに、メンテナンスインタフェース部13が管理コンソール6と接続されている点である。
戻しコピー制御部193は、主系のサーバ3がダウン等の使用不可の状況に至った際、副系のストレージ装置2が有するディスクエンクロージャ部14に収容されるストレージに記憶されたサーバの起動に用いるデータを用いて、副系のサーバ5を起動させる。ここで、戻しコピー制御部193は、ストレージ装置1から送信されたブロックがコピー中である場合、サーバの起動に用いるデータを含むブロックのコピーが終了した後、サーバ5を起動させる。例えば、戻しコピー制御部193は、重要度が「高」であるボリュームに対するブロックのコピーが終了した後、サーバ5を起動させる。
また、戻しコピー制御部193は、主系のサーバ3が復旧した際、重要度管理テーブル161に記憶された重要度に基づいて、データをストレージ装置1に戻すコピー処理の処理順序を制御する。例えば、戻しコピー制御部193は、重要度管理テーブル161に記憶された重要度が高いボリュームから、ボリューム内のブロックの送信順を決定する。そして、戻しコピー制御部193は、決定した送信順で、ブロックを主系のストレージ装置1へコピーする。
[コピー制御の具体例]
次に、コピー制御の具体例について、図6および図7を参照して説明する。図6は、コピー制御の具体例を説明する図である。図7は、コピー制御での重要度管理テーブルの内容を示す図である。なお、ボリューム毎に、サーバの起動に関する重要度が重要度管理テーブル161の重要度161cに記憶されている。ボリューム名が「SYSVOL」である重要度は「高」、ボリューム名が「DATA」である重要度は「中」、ボリューム名が「TEMP」である重要度は「低」であるとする。
図6に示すように、主系のストレージ装置1から副系のストレージ装置2へのブロックのコピー制御が表されている。主系のストレージ装置1では、ブロックAが、自動階層制御によって、Nealine HDDからOnline HDDへ配置場所を移動している。また、ブロックBが、自動階層制御によって、Online HDDからNealine HDDへ配置場所を移動している。また、ブロックCが、自動階層制御によって、Nealine HDDからSSDへ配置場所を移動している。
図7に示すように、ブロックAに対応する現在物理位置161dが「Online」に設定されている。また、ブロックBに対応する現在物理位置161dが「NL」に設定されている。また、ブロックCに対応する現在物理位置161dが「SSD」に設定されている。
そして、コピー制御部192は、副系のストレージ装置2に対して、重要度管理テーブル161に記憶された重要度が高いボリュームから順番に、ブロックをコピーする。ここでは、コピー制御部192は、重要度が「高」である「SYSVOL」のブロック、重要度が「中」である「DATA」のブロック、重要度が「低」である「TEMP」のブロックの順にコピーする。
なお、コピー制御部192は、ストレージ装置2の配置場所として、重要度管理テーブル161に記憶された他系物理位置161fを指定する。ここでは、重要度が「高」である「SYSVOL」のブロックは、SSDに配置される。また、重要度が「中」である「DATA」のブロック、重要度が「低」である「TEMP」のブロックは、Online HDDに配置される。
このようにして、コピー制御部192は、サーバの起動に関する重要度の高いデータを含むブロックを優先的に副系にコピーすることができる。この結果、副系のストレージ装置2は、主系のサーバ3がダウンした場合であっても、重要度の高いデータが早期に揃うので、サーバ5の起動までの時間を短縮できる。
[戻しコピー制御の具体例]
次に、戻しコピー制御の具体例について、図8および図9を参照して説明する。図8および図9は、戻しコピー制御の具体例を説明する図である。なお、主系および副系の各重要度管理テーブル161の重要度161cには、ボリューム毎に、サーバの起動に関する重要度が記憶されている。ボリューム名が「SYSVOL」である重要度は「高」、ボリューム名が「DATA」である重要度は「中」、ボリューム名が「TEMP」である重要度は「低」であるとする。
図8上段に示すように、主系のストレージ装置1は、重要度が「高」である「SYSVOL」、重要度が「中」である「DATA」、重要度が「低」である「TEMP」の順に、それぞれブロックB,A,Cを副系のストレージ装置2へコピーする。コピーがされた結果、ブロックB,A,Cは、それぞれSSD,SSD,Online HDDに配置されている。
図8下段に示すように、副系の重要度管理テーブル161には、ブロックAに対応する現在物理位置161dが「SSD」に設定される。ブロックBに対応する現在物理位置161dが「SSD」に設定される。ブロックCに対応する現在物理位置161dが「Online HDD」に設定される。なお、他系物理位置161fには、重要度設定部191によって重要度の高いブロックが応答速度の速いストレージにコピーされるように、他系(ここでは、主系)の物理位置が設定されている。ブロックAに対応する他系物理位置161fが「Online」に設定されている。ブロックBに対応する他系物理位置161fが「SSD」に設定されている。ブロックCに対応する他系物理位置161fが「NL」に設定されている。
このような状況下で、図9上段に示すように、副系のストレージ装置2から主系のストレージ装置1へのブロックの戻しコピー制御が表されている。副系のストレージ装置2では、ブロックAが、自動階層制御によって、Online HDDに配置されている。ブロックBが、自動階層制御によって、Online HDDに配置されている。ブロックCが、自動階層制御によって、SSDに配置されている。
図9下段に示すように、副系の重要度管理テーブル161には、ブロックAに対応する現在物理位置161dが「SSD」に設定されている。ブロックBに対応する現在物理位置161dが「Online」に設定されている。ブロックCに対応する現在物理位置161dが「SSD」に設定されている。
そして、戻しコピー制御部193は、主系が復旧した際、当該ストレージ装置1に対して、重要度管理テーブル161に記憶された重要度が高いボリュームから順番に、ブロックをコピーする。ここでは、戻しコピー制御部193は、重要度が「高」である「SYSVOL」のブロック、重要度が「中」である「DATA」のブロック、重要度が「低」である「TEMP」のブロックの順にコピーする。
なお、戻しコピー制御部193は、ストレージ装置1の配置場所として、重要度管理テーブル161に記憶された他系物理位置161fを指定する。ここでは、重要度が「高」である「SYSVOL」のブロックに対し、SSDが指定される。重要度が「中」である「DATA」のブロックに対し、Online HDDが指定される。重要度が「低」である「TEMP」のブロックに対し、Nealine HDDが指定される。
このようにして、戻しコピー制御部193は、主系のサーバ3がダウンした後復旧した際、サーバの起動に関する重要度が高いデータを含むブロックを優先的に主系のストレージ装置1へ戻すことができる。この結果、戻しコピー制御部193は、早期に主系のサーバ3を起動させることができる。
[重要度設定処理の手順]
次に、図10Aおよび図10Bを参照して、主系および副系のストレージ装置1,2で実行される重要度設定処理の手順を説明する。図10Aは、実施例1に係る重要度設定処理のフローチャートを示す図である。図10Bは、名称に従い重要度を判定する処理のフローチャートを示す図である。
図10Aに示すように、まず、重要度設定部191は、サーバの起動に関する重要度の設定要求があったか否かを判定する(ステップS11)。重要度の設定要求がなかったと判定した場合(ステップS11;No)、重要度設定部191は、重要度の設定要求があるまで、判定処理を繰り返す。
一方、重要度の設定要求があったと判定した場合(ステップS11;Yes)、重要度設定部191は、ボリュームの生成時に重要度を設定するか否かを判定する(ステップS12)。例えば、重要度設定部191は、予めRAM16に設定された、重要度の設定方法を示す設定方法フラグを参照して、ボリュームの生成時に重要度を設定するか否かを判定すれば良い。そして、ボリュームの生成時に設定しないと判定した場合(ステップS12;No)、重要度設定部191は、ステップS21に処理を移行する。
一方、ボリュームの生成時に設定すると判定した場合(ステップS12;Yes)、重要度設定部191は、重要度を自動設定するか否かを判定する(ステップS13)。例えば、重要度設定部191は、予めRAM16に設定された、重要度の設定方法を示す設定方法フラグを参照して、重要度を自動設定するか否かを判定すれば良い。
重要度を自動設定すると判定した場合(ステップS13;Yes)、重要度設定部191は、生成されるボリュームのボリューム名称を、例えば管理コンソール4から取得する(ステップS14)。重要度設定部191は、取得したボリューム名称のボリュームを生成する(ステップS15)。例えば、重要度設定部191は、ボリューム名称のボリュームを仮想的に複数のストレージに跨るように生成する。複数のストレージには、応答速度に違いがあるストレージが含まれる。
そして、重要度設定部191は、ボリューム名称に従い重要度を判定し(ステップS16)、ステップS19に処理を移行する。なお、ボリューム名称に従い重要度を判定する処理は、図10Bで説明する。
一方、重要度を自動設定しないと判定した場合(ステップS13;No)、重要度設定部191は、生成されるボリュームのボリューム名称および重要度を組とした情報を、例えば管理コンソール4から取得する(ステップS17)。重要度設定部191は、取得したボリューム名称のボリュームを生成し(ステップS18)、ステップS19に処理を移行する。
ステップS19では、重要度設定部191は、重要度をボリューム名称に対応付けて、重要度管理テーブル161を更新する(ステップS19)。そして、重要度設定部191は、ボリュームを全て生成したか否かを判定する(ステップS20)。ボリュームを全て生成していないと判定した場合(ステップS20;No)、次のボリュームを生成すべく、ステップS13に処理を移行する。一方、ボリュームを全て生成したと判定した場合(ステップS20;Yes)、重要度設定部191は、処理を終了する。
ステップS21では、重要度設定部191は、サーバ3の起動時における起動アクセスに基づいて重要度を設定するか否かを判定する(ステップS21)。例えば、重要度設定部191は、予めRAM16に設定された、重要度の設定方法を示す設定方法フラグを参照して、重要度を起動アクセスに基づいて設定するか否かを判定すれば良い。起動アクセスに基づいて重要度を設定しないと判定した場合(ステップS21;No)、重要度設定部191は、ステップS11に処理を移行する。
一方、起動アクセスに基づいて重要度を設定すると判定した場合(ステップS21;Yes)、重要度設定部191は、サーバ3を起動する時のボリュームに対するアクセス状況を起動時アクセス管理テーブル162に記録する(ステップS22)。ボリュームに対するアクセス状況には、ボリュームに対するアクセス順序およびアクセス頻度がある。そして、重要度設定部191は、記録されたアクセス状況に基づいて、ボリュームの重要度を決定する。そして、重要度設定部191は、決定した重要度をボリュームに対応付けて重要度管理テーブル161を更新し(ステップS23)、処理を終了する。
図10Bに示すように、重要度設定部191は、ボリューム名称に“SYS”が含まれるか否かを判定する(ステップS31)。ボリューム名称に“SYS”が含まれると判定した場合(ステップS31;Yes)、重要度設定部191は、重要度を「高」と判定する(ステップS32)。
一方、ボリューム名称に“SYS”が含まれないと判定した場合(ステップS31;No)、重要度設定部191は、ボリューム名称に“DATA”、“VOL”が含まれるか否かを判定する(ステップS33)。ボリューム名称に“DATA”、“VOL”が含まれると判定した場合(ステップS33;Yes)、重要度設定部191は、重要度を「中」と判定する(ステップS34)。
一方、ボリューム名称に“DATA”、“VOL”が含まれないと判定した場合(ステップS33;No)、重要度設定部191は、重要度を「低」と判定する(ステップS35)。すなわち、重要度設定部191は、ボリューム名称に“TEMP”,“TMP”が含まれる場合、重要度を「低」と判定する。
[コピー制御処理の手順]
次に、図11を参照して、主系のストレージ装置1によって実行されるコピー制御処理の手順を説明する。図11は、実施例1に係るコピー制御処理のフローチャートを示す図である。なお、コピー制御部192は、所定期間毎にコピー制御処理を実行するものとする。また、重要度管理テーブル161に、ボリュームおよび重要度の対応付けが設定されているとする。
図11に示すように、コピー制御部192は、コピー制御の要求があったか否かを判定する(ステップS41)。コピー制御の要求がなかったと判定した場合(ステップS41;No)、コピー制御部192は、コピー制御の要求があるまで、判定処理を繰り返す。
一方、コピー制御の要求があったと判定した場合(ステップS41;Yes)、コピー制御部192は、重要度管理テーブル161に従って重要度の高いボリュームから順番にコピーするように、コピー処理を制御する(ステップS42)。例えば、コピー制御部192は、重要度管理テーブル161に記憶された重要度の高いボリュームから、ボリューム内のブロックの送信順を決定する。そして、コピー制御部192は、決定した送信順で、ブロックを、他系のストレージ装置2にコピーする。このとき、コピー制御部192は、ブロックとともに、当該ブロックの識別情報と、当該ブロックが物理的に配置される位置である他系物理位置とを合わせて送信する。コピー制御部192は、ブロックの識別情報および他系物理位置を、重要度管理テーブル161から取得すれば良い。
そして、コピー制御部192は、コピーが完了したか否かを判定する(ステップS43)。コピーが完了していないと判定した場合(ステップS43;No)、コピー制御部192は、未完了のブロックをコピーすべく、ステップS42に処理を移行する。一方、コピーが完了したと判定した場合(ステップS43;Yes)、コピー制御部192は、処理を終了する。
[戻しコピー制御処理の手順]
次に、図12を参照して、副系のストレージ装置2によって実行される戻しコピー制御処理の手順を説明する。図12は、実施例1に係る戻しコピー制御処理のフローチャートを示す図である。なお、ボリューム名称が「SYSVOL」のボリュームは、サーバの起動に関する重要度を「高」とする。
戻しコピー制御部193は、主系のサーバ3がダウンしたことを検知したか否かを判定する(ステップS51)。主系のサーバ3がダウンしたことを検知していない場合(ステップS51;No)、戻しコピー制御部193は、主系のサーバ3のダウンを検知するまで、判定処理を繰り返す。一方、主系のサーバ3のダウンを検知した場合(ステップS51;Yes)、戻しコピー制御部193は、主系のストレージ装置1からのブロックをコピー中であるか否かを判定する(ステップS52)。
コピー中でないと判定した場合(ステップS52;No)、戻しコピー制御部193は、サーバ5に起動させるべく、ステップS54に処理を移行する。一方、コピー中であると判定した場合(ステップS52;Yes)、戻しコピー制御部193は、重要度が「高」である「SYSVOL」のブロックのコピーが完了したか否かを判定する(ステップS53)。
「SYSVOL」のブロックのコピーが完了していないと判定した場合(ステップS53;No)、戻しコピー制御部193は、「SYSVOL」のブロックのコピーが完了するまで、判定処理を繰り返す。一方、「SYSVOL」のブロックのコピーが完了したと判定した場合(ステップS53;Yes)、戻しコピー制御部193は、サーバ5に起動させるべく、ステップS54に処理を移行する。ステップS54では、戻しコピー制御部193は、サーバ5を起動させる(ステップS54)。
その後、戻しコピー制御部193は、主系の復旧を検知したか否かを判定する(ステップS55)。主系の復旧を検知していない場合(ステップS55;No)、戻しコピー制御部193は、主系の復旧を検知するまで、判定処理を繰り返す。
一方、主系の復旧を検知した場合(ステップS55;Yes)、戻しコピー制御部193は、重要度管理テーブル161に従って重要度の高いボリュームから順番にコピーするように、コピー処理を制御する(ステップS56)。例えば、戻しコピー制御部193は、重要度管理テーブル161に記憶された重要度の高いボリュームから、ボリューム内のブロックの送信順を決定する。そして、戻しコピー制御部193は、決定した送信順で、ブロックを、主系のストレージ装置1にコピーする。このとき、戻しコピー制御部193は、ブロックとともに、当該ブロックの識別情報と、当該ブロックが物理的に配置される位置である他系物理位置とを合わせて送信する。戻しコピー制御部193は、ブロックの識別情報および他系物理位置を、重要度管理テーブル161から取得すれば良い。
そして、戻しコピー制御部193は、コピーが完了したか否かを判定する(ステップS57)。コピーが完了していないと判定した場合(ステップS57;No)、戻しコピー制御部193は、コピー未完了のブロックをコピーすべく、ステップS56に処理を移行する。一方、コピーが完了したと判定した場合(ステップS57;Yes)、戻しコピー制御部193は、処理を終了する。
なお、コピー制御部192は、ブロックをストレージ装置2に対してコピーする際、ブロックとともに、当該ブロックの識別情報と、当該ブロックが物理的に配置される位置である他系物理位置とを合わせて送信するようにした。しかしながら、コピー制御部192は、これに限定されず、ブロックをストレージ装置2に対してコピーする際、これらの情報とともに、当該ブロックの現在物理位置とを合わせて送信するようにしても良い。これにより、ストレージ装置2の戻しコピー制御部193は、ブロックを主系のストレージ装置1に対して戻す場合、元にあった位置に戻すように指示することができる。かかる場合、ストレージ装置2では、ブロックと合わせて送信された現在物理位置を、重要度管理テーブル161の該当する他系物理位置161fに設定するようにすれば良い。
また、戻しコピー制御部193は、主系のサーバ3がダウン等に至った際、副系のストレージ装置2が有するストレージに記憶されたサーバの起動に用いるデータを用いて、副系のサーバ5を起動させると説明した。しかしながら、戻しコピー制御部193は、これに限定されず、主系のサーバ3のダウン等に至った場合でなくても、単に副系のサーバ5を起動させる場合であっても良い。すなわち、戻しコピー制御部193は、なんらかの事情で副系のサーバ5を起動させる場合に、副系のストレージ装置2が有するストレージに記憶されたサーバの起動に用いるデータを用いて、副系のサーバ5を起動させても良い。かかる場合にも、ストレージ装置1は、サーバ5の起動に関し、重要なデータを優先的にコピーするので、戻しコピー制御部193は、サーバ5を早期に起動することが可能となる。
[実施例1の効果]
上記実施例1によれば、ストレージ装置1は、応答速度に違いがある複数のストレージ間で、ブロックの配置をアクセス頻度に応じて変更する。ストレージ装置1は、他系のストレージ装置2にブロックをコピーする際、サーバ5の起動に重要なデータを含むブロックから順に、当該ブロックを、現に配置されているストレージからコピーする。かかる構成によれば、ストレージ装置1は、サーバ5の起動に関し、重要なデータを優先的にコピーすることが可能となり、他系のサーバ5を早期に起動することが可能となる。すなわち、ストレージ装置1は、ストレージ単位でなく副系のサーバ5の起動に重要なデータから先にコピーするので、副系のサーバ5を早期に起動できる。
また、上記実施例1によれば、ストレージ装置1は、複数のストレージに跨るボリューム毎に、サーバの起動に関する重要度を重要度管理テーブル161に記憶する。そして、ストレージ装置1は、重要度管理テーブル161に記憶された重要度の高い順にブロックをコピーする。かかる構成によれば、ストレージ装置1は、サーバの起動に関し、重要度の高い順にブロックをコピーすることで、他系のサーバ5を早期に起動することができる。すなわち、ストレージ装置1は、サーバの起動に関する重要度が最も高いブロックが応答速度の遅いストレージに配置されていても、ストレージに関係なく、早い段階で当該ブロックをコピーすることができる。この結果、ストレージ装置1は、起動に重要なデータを含むブロックが早期に揃うので、他系のサーバ5を早期に起動することができる。
また、上記実施例1によれば、ストレージ装置1は、サーバ5の起動に重要なデータを含むブロックを、応答速度の最も速いストレージに配置されるようにコピーする。かかる構成によれば、ストレージ装置1は、サーバ5の起動に重要なデータを含むブロックが応答速度の最も速いストレージに配置されるので、他系のサーバ5をさらに早期に起動することができる。
また、上記実施例1によれば、ストレージ装置1は、複数のストレージに跨るボリュームを生成する際に、ボリュームの名称に応じて重要度を重要度管理テーブル161に設定する。かかる構成によれば、ストレージ装置1は、複数のストレージに跨る同じ名称のボリューム内でブロックの配置が変更されるので、どのストレージに配置が変更されても、ボリュームの重要度に応じてボリュームに対応するブロックの送信順を決定できる。
また、上記実施例1によれば、ストレージ装置1は、複数のストレージに跨るボリュームを生成する際に、ボリュームの名称および重要度を組とした情報に基づいて、ボリュームに対応する重要度を設定する。かかる構成によれば、ストレージ装置1は、複数のストレージに跨る同じ名称のボリューム内でブロックの配置が変更されるので、どのストレージに配置が変更されても、ボリュームの重要度に応じてボリュームに対応するブロックの送信順を決定できる。
また、上記実施例1によれば、ストレージ装置1は、自系のサーバ3を起動する際に、複数のストレージに跨って生成されたボリュームのアクセス順序およびアクセス頻度に基づいて、ボリュームに対応する重要度を設定する。かかる構成によれば、ストレージ装置1は、複数のストレージに跨る同じ名称のボリューム内でブロックの配置が変更されるので、どのストレージに配置が変更されても、ボリュームの重要度に応じてボリュームに対応するブロックの送信順を決定できる。
ところで、実施例1では、ストレージ装置1が、他系のストレージ装置2に対してブロックをコピーする際、重要度管理テーブル161に記憶された重要度の高いボリュームから順番にブロックをコピーするように制御する場合を説明した。しかしながら、ストレージ装置1は、これに限定されず、ブロックをコピー中に、コピー対象のブロックに書き込み命令が発生した場合、キューを用いてコピー制御を行うようにしても良い。
そこで、実施例2では、ストレージ装置1Aは、データをコピー中に、コピー対象のブロックに書き込み命令が発生した場合、キューを用いてコピー制御を行う場合について説明する。
[実施例2に係るストレージシステムの構成]
図13は、実施例2に係るストレージシステムのハードウェア構成を示す図である。なお、図1に示すストレージシステム9と同一の構成については同一符号を示すことで、その重複する構成および動作の説明については省略する。実施例1と実施例2とが異なるところは、コピー制御部192をコピー制御部192Aに変更した点にある。また、実施例1と実施例2とが異なるところは、コピー済テーブル163を追加した点にある。
コピー制御部192Aは、所定期間毎に、他系のストレージ装置2Aに対してコピーされていないブロックを優先度順にコピーする。なお、所定期間は、例えば日単位であったり、週単位であったり、月単位であったりしても良い。そして、コピー制御部192Aは、ブロックをコピー中に、コピー対象のいずれかのブロック識別情報に対して書き込み命令が発生したとする。すると、コピー制御部192Aは、書き込み命令が発生したブロック識別情報のブロックがまだコピーされていなければ、書き込み命令のあったブロックをキューに入れる。なお、ここでいうキューを「コピーキュー」というものとする。ブロック識別情報のブロックがコピーされているか否かの判定は、後述するコピー済テーブル163を参照して行われる。コピー制御部192Aは、一旦書き込み命令が発生すると、所定のコピー処理間隔時間を越えるまで、書き込み命令が発生したブロックをコピーキューに入れる操作を繰り返す。ここでいう「コピー処理間隔時間」は、例えば書き込み命令におけるコピー処理を行う単位である。そして、コピー制御部192Aは、所定のコピー処理間隔時間を越えると、コピーキュー内のブロックを優先度順に並べ替え、並べ替えられた順でブロックをコピーする。そして、コピー制御部192Aは、コピーされたブロックをコピー済みとしてコピー済テーブル163を更新する。なお、コピーキューは、例えばコピーバッファ181に対応する。
ここで、コピー済テーブル163のデータ構造について、図14を参照して説明する。図14は、コピー済テーブルのデータ構造の一例を示す図である。図14に示すように、コピー済テーブル163は、ブロック識別情報163aとコピー状態163bとを対応付けて記憶する。ブロック識別情報163aは、例えばブロックが配置される物理的な場所を示す。例えば、ブロック識別情報163aには、コピー済テーブル163の初期化の際、重要度管理テーブル161のブロック情報161bに記憶されたブロックの識別情報が設定される。コピー状態163bは、ブロックの識別情報に対応するコピー状態を記憶する。一例として、コピー状態163bには、コピーされたことを示す「済」、コピーされていないことを示す「未済」が設定される。一例として、ブロック識別情報163aが「B」である場合、コピー状態163bとして「済」と記憶している。
[コピー制御の具体例]
次に、コピー制御の具体例について、図15を参照して説明する。図15は、コピー制御の具体例を説明する図である。なお、ボリューム毎に、サーバの起動に関する重要度および現在の物理位置が、それぞれ重要度管理テーブル161の重要度161cおよび現在物理位置161dに記憶されている。ボリューム名が「SYSVOL」の重要度および現在物理位置161dは、それぞれ「高」および「SSD」である。ボリューム名が「DATA」の重要度および現在物理位置161dは、それぞれ「中」および「Online」である。ボリューム名が「TEMP」の重要度および現在物理位置161dは、それぞれ「低」および「NL」である。図15では、ブロックA,Bは、ボリューム名「TEMP」に存在するので、重要度「低」に対応する。ブロックCは、ボリューム名「DATA」に存在するので、重要度「中」に対応する。ブロックDは、ボリューム名「SYSVOL」に存在するので、重要度「高」に対応する。
このような状況下で、図15に示すように、ブロックをコピー中に、コピー対象のブロック識別情報A,B,C,Dの順で、それぞれのブロック識別情報に対して書き込み命令があったとする。すると、コピー制御部192Aは、書き込み命令が発生したブロック識別情報のブロックがまだコピーされていなければ、書き込まれるブロックをキューに入れる。ここでは、ブロック識別情報A,B,C,Dのブロックがまだコピーされていないとする。すると、コピー制御部192Aは、コピーキューに、ブロック識別情報Aへ書き込まれるブロック(1)、ブロック識別情報Bへ書き込まれるブロック(2)を入れる。さらに、コピー制御部192Aは、コピーキューに、ブロック識別情報Cへ書き込まれるブロック(3)、ブロック識別情報Dへ書き込まれるブロック(4)を入れる。
そして、コピー制御部192Aは、最初のブロック識別情報Aに対する書き込み命令があってから所定のコピー処理間隔時間を越えると、コピーキュー内のブロックを優先度順に並べ替え、並べ替えられた順でブロックをコピーする。ここでは、コピー制御部192Aは、優先度が高い順に、ブロック識別情報Dのブロック(4)、ブロック識別情報Cのブロック(3)、ブロック識別情報Aのブロック(1)、ブロック識別情報Bのブロック(2)と並べ替える。そして、コピー制御部192Aは、並べ替えられた順でブロックをコピーする。
これらのブロックがコピーされた後、コピーがされたブロック識別情報に対して新たに書き込み命令が発生したとする。かかる場合には、コピー制御部192Aは、書き込み命令が発生したブロック識別情報のブロックが既にコピーされているので、コピー対象としない。すなわち、新たに書き込み命令がブロック識別情報Dに対して発生しても、書き込み命令のあったブロック識別情報Dに書き込まれるブロック(5)はコピー対象としない。次回のコピー制御の要求があったときに、コピー制御部192Aは、コピー対象として、コピー制御を行うことになる。
[コピー制御処理の詳細な具体例]
次に、コピー制御の詳細な具体例について、図16を参照して説明する。図16は、コピー制御の詳細な具体例を説明する図である。なお、説明の便宜上、重要度が「高」であるボリュームのブロック識別情報(ブロック番号)を1〜6、重要度が「中」であるボリュームのブロック識別情報を11〜16、重要度が「低」であるボリュームのブロック識別情報を21〜26として説明する。
図16上段に示すように、コピーの開始時点Aから、コピー制御部192Aは、コピーされていないブロック識別情報のブロックを優先度順にコピーする。ここでは、コピー制御部192Aは、重要度の高い順に、ブロック識別情報1,2,3,4のブロックをコピーする。その後、A1時点で、ブロック識別情報21に対して書き込み命令が発生したとする。さらに、A1からA2までのコピー処理間隔時間でブロック識別情報21,22,12,13,6に対して書き込み命令が発生したとする。すると、コピー制御部192Aは、ブロック識別情報のブロックがまだコピーされていなければ、書き込まれるブロックを、書き込み命令の発生順に、コピーキューに入れる。コピーキューには、書き込み命令の、ブロック識別情報21,22,12,13,6に書き込まれるブロックが入れられる。
図16中段に示すように、コピー制御部192Aは、コピー処理間隔時間を越えたので、コピーキュー内のブロックを優先度順に並べ替え、並べえられた順でブロックをコピーする。ここでは、ブロック識別情報6,12,13,21,22の順でブロックがコピーされる。その後、コピー制御部192Aは、まだコピーされていない、ブロック識別情報のブロックを優先度順にコピーする。ここでは、ブロック識別情報5,11,14,15の順でブロックがコピーされる。
図16下段に示すように、A3時点で、ブロック識別情報1に書き込み命令が発生したとする。さらに、A3からA4までのコピー処理間隔時間でブロック識別情報12,23に書き込み命令が発生したとする。すると、コピー制御部192Aは、ブロック識別情報のブロックがまだコピーされていなければ、書き込まれるブロックを、書き込み命令の発生順に、コピーキューに入れる。ここでは、コピーキューには、ブロック識別情報23のブロックが入れられる。ブロック識別情報1,12のブロックは、既にコピーされているので、コピー対象とならず、コピーキューには入れられない。
そして、A4時点で、コピー制御部192Aは、コピー処理間隔時間を越えたので、コピーキュー内のブロックを優先度順に並べ替え、並べえられた順でブロックをコピーする。ここでは、ブロック識別情報23のブロックがコピーされる。その後、コピー制御部192Aは、まだコピーされていない、ブロック識別情報のブロックを優先度順にコピーする。ここでは、ブロック識別情報16,24,25,26の順でブロックがコピーされる。
[コピー制御処理の手順]
次に、図17を参照して、主系のストレージ装置1によって実行されるコピー制御処理の手順を説明する。図17は、実施例2に係るコピー制御処理のフローチャートを示す図である。なお、コピー制御部192Aは、所定期間毎にコピー制御処理を実行するものとする。また、重要度管理テーブル161に、ボリュームおよび重要度の対応付けが設定されているとする。
図17に示すように、コピー制御部192Aは、コピー制御の要求があったか否かを判定する(ステップS61)。コピー制御の要求がなかったと判定した場合(ステップS61;No)、コピー制御部192Aは、コピー制御の要求があるまで、判定処理を繰り返す。
一方、コピー制御の要求があったと判定した場合(ステップS61;Yes)、コピー制御部192Aは、コピー済テーブル163を初期化する(ステップS62)。例えば、コピー制御部192Aは、コピー済テーブル163のブロック識別情報163aに、重要度管理テーブル161のブロック情報161bに記憶されたそれぞれのブロックの識別情報を設定する。そして、コピー制御部192Aは、コピー済テーブル163のコピー状態163bに、コピーされていないことを示す「未済」を設定する。
そして、コピー制御部192Aは、未コピーのブロックについて、重要度管理テーブル161に従って重要度の高いボリュームから順番にコピーするように、コピー処理を制御する(ステップS63)。例えば、コピー制御部192Aは、重要度管理テーブル161に記憶された重要度の高いボリュームから、ボリューム内の未コピーのブロックについて、ブロックを、他系のストレージ装置2Aへコピーする。
そして、コピー制御部192Aは、コピーされたブロックのブロック識別情報をコピー済みとしてコピー済テーブル163を更新する(ステップS64)。
そして、コピー制御部192Aは、書き込み命令があるか否かを判定する(ステップS65)。書き込み命令がないと判定した場合(ステップS65;No)、コピー制御部192Aは、未コピーのブロックをコピーすべく、ステップS63に処理を移行する。一方、書き込み命令があると判定した場合(ステップS65;Yes)、コピー制御部192Aは、書き込み命令のあったブロック識別情報のブロックが未コピーのブロックであるか否かを判定する(ステップS66)。
書き込み命令のあったブロック識別情報のブロックが未コピーでないと判定した場合(ステップS66;No)、コピー制御部192Aは、当該ブロック識別情報のブロックが既にコピーされているので、書き込まれるブロックをコピー対象としない。コピー制御部192Aは、書き込み命令のあったブロックを、現在の物理位置が示すストレージのブロック識別情報に対して書き込む(ステップS67)。これにより、コピー制御部192Aは、コピー対象とされない、書き込まれるブロックをストレージへ書き込むので、ブロックに含まれるデータの保全性を担保できる。そして、コピー制御部192Aは、既にコピーキューにブロックが存在するか否かを判定する(ステップS68)。
既にコピーキューにブロックが存在していると判定した場合(ステップS68;Yes)、コピー制御部192Aは、コピー処理間隔時間を判定すべく、ステップS70に処理を移行する。一方、まだコピーキューにブロックが存在していないと判定した場合(ステップS68;No)、コピー制御部192Aは、未コピーのブロックをコピーすべく、ステップS63に処理を移行する。
一方、書き込み命令のあったブロック識別情報のブロックが未コピーであると判定した場合(ステップS66;Yes)、コピー制御部192Aは、書き込まれるブロックをコピーキューに入れる(ステップS69)。そして、コピー制御部192Aは、コピー処理間隔時間を越えたか否かを判定する(ステップS70)。
コピー処理間隔時間を越えていないと判定した場合(ステップS70;No)、コピー制御部192Aは、さらに、書き込み命令があるか否かを判定する(ステップS71)。さらに、書き込み命令があると判定した場合(ステップS71;Yes)、コピー制御部192Aは、書き込み命令の処理を行うべく、ステップS66に処理を移行する。一方、さらに、書き込み命令がないと判定した場合(ステップS71;No)、コピー制御部192Aは、コピー処理間隔時間を判定すべく、ステップS70に処理を移行する。
一方、コピー処理間隔時間を越えていると判定した場合(ステップS70;Yes)、コピー制御部192Aは、コピーキュー内のブロックを優先度順に並べ替える(ステップS72)。例えば、コピー制御部192Aは、重要度管理テーブル161に記憶された重要度の高いボリュームのブロックから、コピーキュー内のブロックを並べ替える。
そして、コピー制御部192Aは、並び替えられた順でコピーキュー内のブロックを、他系のストレージ装置2Aにコピーする(ステップS73)。そして、コピー制御部192Aは、コピーしたブロックのブロック識別情報をコピー済みとしてコピー済テーブル163を更新する(ステップS74)。さらに、コピー制御部192Aは、コピーしたブロックを、現在の物理位置が示すストレージのブロック識別情報に対して書き込む(ステップS75)。これにより、コピー制御部192Aは、コピーキューに入力されたブロックをコピー処理間隔時間単位でストレージへ書き込むことができるので、ブロックに含まれるデータの保全性を担保できる。
そして、コピー制御部192Aは、コピーが完了したか否かを判定する(ステップS76)。コピーが完了していないと判定した場合(ステップS76;No)、コピー制御部192Aは、未完了のブロックをコピーすべく、ステップS63に処理を移行する。一方、コピーが完了したと判定した場合(ステップS76;Yes)、コピー制御部192Aは、処理を終了する。
[実施例2の効果]
上記実施例2によれば、コピー制御部192Aは、ブロックをコピー中に、書き込み命令が発生すると、書き込み命令の発生時点からコピー処理間隔時間の書き込み命令について処理を行う。すなわち、コピー制御部192Aは、書き込み先のブロックがまだコピーされていなければ、書き込まれるブロックをキューに入れる。そして、コピー制御部192Aは、コピー処理間隔時間経過後に、キューに入力されたブロックを重要度の高い順に並べ替え、並べ替えられた順でブロックをコピーする。かかる構成によれば、コピー制御部192Aは、ブロックのコピー中に、書き込み命令が発生しても、書き込み命令が発生した書き込み先に対応する重要度に応じてキュー内のブロックを並べ替えてコピーするので、他系のサーバ5を早期に起動することができる。
[その他]
なお、図示したストレージシステム9,9Aは、一方のストレージ装置1,1Aを主系とし、他方のストレージ装置2,2Aを副系(待機系)として説明した。しかしながら、ストレージシステム9,9Aは、これに限定されず、別の構成例であっても良い。ここで、図18を参照して、ストレージシステムの別の構成例について説明する。
図18は、ストレージシステムの別の構成例を示す図である。図18に示すように、ストレージシステム9Bは、サイトAのストレージ装置、サイトBのストレージ装置の両方共稼動中(アクティブ)の構成となっている。すなわち、アプリAは、サイトA側がプライマリサイト(主系)として稼動し、サイトB側がセカンダリサイト(副系)として待機する。一方、アプリBは、サイトB側がプライマリサイト(主系)として稼動し、サイトA側がセカンダリサイト(副系)として待機する。そして、アプリAのデータは、サイトAからサイトBへコピーされ、サイトB側で待機する。一方、アプリBのデータは、サイトBからサイトAへコピーされ、サイトA側で待機する。ここで、例えばサイトAのサーバがダウンすると、サイトAで運用されていたアプリAのデータは、サイトBで運用される。そして、サイトAのサーバが復旧すると、データはサイトBからサイトAにコピーされる。
また、図示したストレージ装置1のCPU19には、戻しコピー制御部193をさらに有しても良いし、ストレージ装置2のCPU19には、コピー制御部192をさらに有しても良い。また、図示したストレージ装置1AのCPU19には、戻しコピー制御部193をさらに有しても良いし、ストレージ装置2AのCPU19には、コピー制御部192Aをさらに有しても良い。すなわち、どちらのストレージ装置であっても、コピー制御処理および戻しコピー制御処理をすることができる。
また、図示したストレージ装置1,1Aの各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、ストレージ装置1,1Aの分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、重要度設定部191とコピー制御部192とを1個の部に統合しても良い。重要度設定部191を、ボリュームの名称に応じて重要度を設定する第1の設定部とボリュームの名称および重要度を組とした情報に応じて重要度を設定する第2の設定部とアクセス起動時に重要度を設定する第3の設定部とに分散しても良い。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)応答速度に違いがある複数のドライブと、
前記複数のドライブに記憶されたデータの位置情報を記憶する記憶部と、
前記複数のドライブ間で、所定の条件に応じて前記データの再配置を行なうとともに、前記位置情報を再配置後の位置情報に更新する再配置制御部と、
自装置と冗長化された他のストレージ装置にコピーするデータのうち、前記他のストレージ装置と接続するホストの立ち上げに用いるデータから、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、コピーを開始するコピー部と、
を備えることを特徴とするストレージ装置。
(付記2)前記記憶部は、データ毎に、重要度を示す重要度情報を記憶し、
前記コピー部は、前記他のストレージ装置にデータをコピーする際、前記重要度情報に基づいてデータをコピーする
ことを特徴とする付記1に記載のストレージ装置。
(付記3)前記コピー部は、前記ホストの立ち上げに用いるデータを、応答速度の最も速いドライブに配置されるようにコピーする
ことを特徴とする付記1に記載のストレージ装置。
(付記4)前記複数のドライブに跨って生成されるボリューム毎にボリューム内に記憶されるデータの重要度を設定し、該重要度を示す前記重要度情報を前記記憶部に記憶させる設定部
を備えることを特徴とする付記2に記載のストレージ装置。
(付記5)複数のドライブに跨るボリュームを生成する際に、ボリュームの名称および重要度を組とした情報に基づいて、ボリューム内で記憶されるデータの重要度を示す前記重要度情報を前記記憶部に設定する設定部
を備えることを特徴とする付記2に記載のストレージ装置。
(付記6)前記複数のドライブに跨って生成されたボリュームのアクセス順序およびアクセス頻度に基づいて、ボリューム内に記憶されるデータの重要度を設定し、該重要度を示す前記重要度情報を前記記憶部に記憶させる設定部
を備えることを特徴とする付記2に記載のストレージ装置。
(付記7)前記コピー部は、前記他のストレージ装置へのデータのコピー中に自装置に接続するホストから受信した書き込み命令について、前記書き込み命令における書き込み先のデータがまだコピーされていなければ書き込まれるデータをキューに入力し、
前記キューに入力されたデータの重要度を示す前記重要度情報に基づいて、該データをコピーする
ことを特徴とする付記2に記載のストレージ装置。
(付記8)コンピュータに、
応答速度に違いがある複数のドライブ間で、所定の条件に応じてデータの再配置を行うとともに、前記複数のドライブに記憶されたデータの位置情報を記憶する記憶部に対して、再配置が行われたデータの位置情報を再配置後の位置情報に更新し、
自装置と冗長化された他のストレージ装置にコピーするデータのうち、前記他のストレージ装置と接続するホストの立ち上げに用いるデータから、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、コピーを開始する
処理を実行させることを特徴とするコピー制御プログラム。
(付記9)ストレージ装置が、
応答速度に違いがある複数のドライブ間で、所定の条件に応じてデータの再配置を行うとともに、前記複数のドライブに記憶されたデータの位置情報を記憶する記憶部に対して、再配置が行われたデータの位置情報を再配置後の位置情報に更新し、
自装置と冗長化された他のストレージ装置にコピーするデータのうち、前記他のストレージ装置と接続するホストの立ち上げに用いるデータから、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、コピーを開始する
処理を実行することを特徴とするコピー制御方法。
1,1A,2,2A ストレージ装置
3,5 サーバ
4,6 管理コンソール
9,9A ストレージシステム
11 ホストインタフェース部
12 リモート接続部
13 メンテナンスインタフェース部
14 ディスクエンクロージャ部
15 コントローラ部
16 RAM
17 ディスクインタフェース部
18 キャッシュメモリ
19 CPU
161 重要度管理テーブル
162 起動時アクセス管理テーブル
163 コピー済テーブル
181 コピーバッファ
191 重要度設定部
192,192A コピー制御部
193 戻しコピー制御部

Claims (8)

  1. 応答速度に違いがある複数のドライブと、
    前記複数のドライブに記憶されたデータの位置情報を記憶する記憶部と、
    前記複数のドライブ間で、所定の条件に応じて前記データの再配置を行なうとともに、前記位置情報を再配置後の位置情報に更新する再配置制御部と、
    自装置と冗長化された他のストレージ装置にコピーするデータのうち、前記他のストレージ装置と接続するホストの立ち上げに用いるデータから、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、コピーを開始するコピー部と、
    を備えることを特徴とするストレージ装置。
  2. 前記記憶部は、データ毎に、重要度を示す重要度情報を記憶し、
    前記コピー部は、前記他のストレージ装置にデータをコピーする際、前記重要度情報に基づいてデータをコピーする
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  3. 前記コピー部は、前記ホストの立ち上げに用いるデータを、応答速度の最も速いドライブに配置されるようにコピーする
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  4. 前記複数のドライブに跨って生成されるボリューム毎にボリューム内に記憶されるデータの重要度を設定し、該重要度を示す前記重要度情報を前記記憶部に記憶させる設定部
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のストレージ装置。
  5. 前記複数のドライブに跨って生成されたボリュームのアクセス順序およびアクセス頻度に基づいて、ボリューム内に記憶されるデータの重要度を設定し、該重要度を示す前記重要度情報を前記記憶部に記憶させる設定部
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のストレージ装置。
  6. 前記コピー部は、前記他のストレージ装置へのデータのコピー中に自装置に接続するホストから受信した書き込み命令について、前記書き込み命令における書き込み先のデータがまだコピーされていなければ書き込まれるデータをキューに入力し、
    前記キューに入力されたデータの重要度を示す前記重要度情報に基づいて、該データをコピーする
    ことを特徴とする請求項2に記載のストレージ装置。
  7. コンピュータに、
    応答速度に違いがある複数のドライブ間で、所定の条件に応じてデータの再配置を行うとともに、前記複数のドライブに記憶されたデータの位置情報を記憶する記憶部に対して、再配置が行われたデータの位置情報を再配置後の位置情報に更新し、
    自装置と冗長化された他のストレージ装置にコピーするデータのうち、前記他のストレージ装置と接続するホストの立ち上げに用いるデータから、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、コピーを開始する
    処理を実行させることを特徴とするコピー制御プログラム。
  8. ストレージ装置が、
    応答速度に違いがある複数のドライブ間で、所定の条件に応じてデータの再配置を行うとともに、前記複数のドライブに記憶されたデータの位置情報を記憶する記憶部に対して、再配置が行われたデータの位置情報を再配置後の位置情報に更新し、
    自装置と冗長化された他のストレージ装置にコピーするデータのうち、前記他のストレージ装置と接続するホストの立ち上げに用いるデータから、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づいて、コピーを開始する
    処理を実行することを特徴とするコピー制御方法。
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