JP6017677B2 - Rfマイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(mems)静電容量スイッチ - Google Patents

Rfマイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(mems)静電容量スイッチ Download PDF

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Description

本発明は、RFマイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)静電容量スイッチに関し、さらに詳しくは、RF MEMS静電容量スイッチにおける捕獲電荷を低減することに関する。
ラジオ周波数(RF)マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)静電容量スイッチは、トップ電極とボトム電極との間に電位差が加えられることに応じて、ボトム電極へ向かって変位されるトップ電極を含んでいる。これらの電極のうちの1つに加えられるRF信号は、この変位に基づく可変の静電容量を見る。さまざまなタイプのMEMS静電容量スイッチでは、トップ電極は、2またはそれ以上のポストの間に吊るされ、ボトム電極に対して平行して変位されるフレキシブル・メンブレン、単一のポストから一端が飛び出している固ビーム、または、「ジッパ」に類似し、水平位置に漸増的に変位されるフレキシブル垂直ビーム、を含みうる。トップ電極は、変位に抵抗し、電位差が取り除かれた場合に、トップ電極非アクチュエート位置に戻るように促す回復力を示す。異なるタイプのMEMSスイッチは、例えばメンブレン・スイッチまたはカンチレバ・スイッチのような「バイナリ」でありうるか、または、例えばジッパ・スイッチのような「アナログ」でありうる。
アクチュエート状態における静電容量を最大化することと、トップ電極がボトム電極に接触することを阻止することとの両方を行うために、MEMS静電容量スイッチは、ボトム電極に形成された誘電材料を含む。1つの問題は、トップ電極が、変位され、スイッチのアクチュエート状態において誘電材料にコンタクトしている場合に、電荷がトンネルし、誘電材料に捕獲されるようになることである。その結果、かつ、誘電体における長い再結合時間によって、この誘電材料に捕獲された電荷の量が、時間とともに次第に増加し、トップ電極上に、次第に増加する引力を及ぼす。トップ電極が、アクチュエート位置にある場合、この引力は、アクチュエート位置から離れて非アクチュエート位置へと向かうトップ電極の動きに抵抗する傾向にある。捕獲電荷の量は、最終的には、捕獲電荷によってトップ電極上に作用する引力が、トップ電極を非アクチュエート位置へ戻させるトップ電極の固有の抵抗力を上回るポイントへと増加しうる。その結果、トップ電極は、アクチュエート位置において捕獲されるようになり、このスイッチはもはやスイッチ機能を実行することはできない。これは、スイッチの故障とみなされ、スイッチの、所望されない短い動作寿命に関連付けられる。
この誘電体電問題を解決、または、少なくとも低減するために、これまで多くの試みがなされてきた。1つのアプローチは、誘電材料が「漏れやすい」範囲を修正するために、誘電材料の特性を変えることであった。以前になされた別のアプローチは、DCバイアス電圧のために使用される波形を変化させることである。以前になされた別のアプローチは、トップ電極または誘電材料のうちの1つまたは両方を「テクスチャ」することである。以前になされたさらに別のアプローチは、ポストのアレイを形成するように、誘電材料をパターン化することである。このアプローチは、捕獲電荷の量を低減するのみならず、電極間の誘電材料の量をも低減する。これは、スイッチの静電容量比を最大化するという従来の設計目標に反する。
図1a−1dに示すように、「メンブレン」タイプのRF MEMS静電容量スイッチ10の実施形態が図示される。ここでは、吊るされたトップ電極16からボトム電極14を分離する誘電性ポスト12のアレイを形成するように、誘電材料がパターン化されている。この実施形態では、メンブレン自身が、例えば、トップ電極16を形成するアルミニウムのような電導性材料から形成されている。RF信号は、ボトム電極およびメンブレンのうちの1つに加えられる。製造中に用いられる犠牲層の除去を容易にするため、および、メンブレンが変位される場合における圧搾フィルム・ダンピングを低減するために、多くのベント・ホール18がメンブレン内にエッチングされる。メンブレン内のベント・ホール18は、静電容量を最大にするアクチュエート状態における完全な金属/誘電性カバレージ20を保証するために、下にあるポスト12から離れて配置される。図示されるように、トップ電極16が、アクチュエート状態において誘電ポスト12と接触する場合、電荷22はトンネルし、このポストに捕獲されるようになりうる。電荷が捕獲される問題は残るが、捕獲される電荷は、ソリッドな誘電層と比較して、ポストの希薄ファクタまたは充填ファクタに比例して低減する。
この概要は、本発明の重要要素または決定的要素を特定することも、または、本願のスコープを線引きすることも意図されていない。この唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載および請求項の定義に対する前置きとして、本発明のいくつかの概念を、簡略化された形式で示すことである。
本発明は、誘電体電問題を低減するRF MEMS静電容量スイッチのためのトポロジを提供する。
実施形態では、トップ電極とボトム電極との間に電位差が加えられることに応じて、トップ電極が、ボトム電極へ向かって変位される。トップ電極は例えば、トップ電極に対して、非アクチュエート位置へ戻るようにさせる回復力を提供するための「メンブレン」または「カンチレバ」として支持されうる。RF信号は、トップ電極またはボトム電極のうちの1つに接続される。パターン化された誘電材料は、変位された場合にトップ電極がボトム電極に接触することを阻止する1または複数の接触面を支持した複数のポストを提供する。別の実施形態では、接触面は、円筒状ポストの上面、円錐形状のポストの側面、アンダーカットされたポストによって支持されているコンタクト・パッド、または、複数のポストによって支持されている誘電層である。第2の電極における複数のホールがそれぞれ、複数のポストに揃えられる。変位された場合、トップ電極は、複数のホールの周囲1または複数の接触面とコンタクトし、これによって、各ホールは、ホールが揃えられているポストの少なくとも中央部分とオーバラップするようになる。トップ電極がRF信号の周波数においておおよそ連続的な導電シートに見えるようにホールのサイズを選択することによって、ポストに対してホールを揃えることは、静電容量を下げることなく、捕獲される電荷の量を低減する。別の実施形態では、オーバラップが完全になるように、ポスト直径は、ホールの直径よりも小さくなりうる。このケースでは、捕獲された電荷が大部分除去される。別の実施形態では、トップ電極は、コンタクト・エリアを低減するために、各ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ絶縁構造と接触し、これによって環境スティクション問題を低減する。
本発明のこれらおよびその他の特徴および利点は、添付図面とともに参照される好適な実施形態の以下の詳細な説明から、当業者に対して明らかになるであろう。
図1aは、前述したように、既存のRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面であり、フレキシブルなトップ電極がボトム電極に接触することを阻止しながら、スイッチの静電容量比を維持するために、絶縁ポストが、ベント・ホールに直角に位置している。 図1bは、前述したように、既存のRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面であり、フレキシブルなトップ電極がボトム電極に接触することを阻止しながら、スイッチの静電容量比を維持するために、絶縁ポストが、ベント・ホールに直角に位置している。 図1cは、前述したように、既存のRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面であり、フレキシブルなトップ電極がボトム電極に接触することを阻止しながら、スイッチの静電容量比を維持するために、絶縁ポストが、ベント・ホールに直角に位置している。 図1dは、前述したように、既存のRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面であり、フレキシブルなトップ電極がボトム電極に接触することを阻止しながら、スイッチの静電容量比を維持するために、絶縁ポストが、ベント・ホールに直角に位置している。 図2aは、RF信号が、連続的な導電シートを見るカットオフ周波数と、RF信号が、その下の、低減された静電容量エリアを見る関係のプロットである。 図2bは、カットオフ周波数よりも高いおよび低い周波数におけるホールとの導電シートにおけるRF信号のフィールド・ラインを図示する図解である。 図2cは、カットオフ周波数よりも高いおよび低い周波数におけるホールとの導電シートにおけるRF信号のフィールド・ラインを図示する図解である。 図3aは、捕獲される電荷を低減しながら、スイッチの静電容量比を維持するために、誘電性ポストがトップ電極におけるホールに揃えられたRF MEMS静電容量スイッチの実施形態の異なる視点からの図面である。 図3bは、捕獲される電荷を低減しながら、スイッチの静電容量比を維持するために、誘電性ポストがトップ電極におけるホールに揃えられたRF MEMS静電容量スイッチの実施形態の異なる視点からの図面である。 図3cは、捕獲される電荷を低減しながら、スイッチの静電容量比を維持するために、誘電性ポストがトップ電極におけるホールに揃えられたRF MEMS静電容量スイッチの実施形態の異なる視点からの図面である。 図3dは、捕獲される電荷を低減しながら、スイッチの静電容量比を維持するために、誘電性ポストがトップ電極におけるホールに揃えられたRF MEMS静電容量スイッチの実施形態の異なる視点からの図面である。 図4aは、円錐形状のポストがホールに揃えられたRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面である。 図4bは、円錐形状のポストがホールに揃えられたRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面である。 図4cは、円錐形状のポストがホールに揃えられたRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面である。 図5a−5cは、ポストがコンタクト・パッドを支持し、捕獲される電荷を実質的に除去するために、揃えられたホールよりも小さな直径を有するようにポストがアンダーカットされているRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面である。 図5bcは、ポストがコンタクト・パッドを支持し、捕獲される電荷を実質的に除去するために、揃えられたホールよりも小さな直径を有するようにポストがアンダーカットされているRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面である。 図5cは、ポストがコンタクト・パッドを支持し、捕獲される電荷を実質的に除去するために、揃えられたホールよりも小さな直径を有するようにポストがアンダーカットされているRF MEMS静電容量スイッチの異なる視点からの図面である。 図6aは、複数のポストが誘電層を支持し、各ポストが、捕獲された電荷を実質的に除去するために、揃えられたホールよりも小さな直径を有するようにアンダーカットされているRF MEMS静電容量スイッチの、別の視点からの図面である。 図6bは、複数のポストが誘電層を支持し、各ポストが、捕獲された電荷を実質的に除去するために、揃えられたホールよりも小さな直径を有するようにアンダーカットされているRF MEMS静電容量スイッチの、別の視点からの図面である。 図7aは、図5aおよび図5bに図示されるRF MEMS静電容量スイッチを製造するためのプロセスの実施形態の断面図である。 図7bは、図5aおよび図5bに図示されるRF MEMS静電容量スイッチを製造するためのプロセスの実施形態の断面図である。 図7cは、図5aおよび図5bに図示されるRF MEMS静電容量スイッチを製造するためのプロセスの実施形態の断面図である。 図7dは、図5aおよび図5bに図示されるRF MEMS静電容量スイッチを製造するためのプロセスの実施形態の断面図である。 図7eは、図5aおよび図5bに図示されるRF MEMS静電容量スイッチを製造するためのプロセスの実施形態の断面図である。 図7fは、図5aおよび図5bに図示されるRF MEMS静電容量スイッチを製造するためのプロセスの実施形態の断面図である。 図7gは、図5aおよび図5bに図示されるRF MEMS静電容量スイッチを製造するためのプロセスの実施形態の断面図である。
本発明は、スイッチの静電容量比に影響を与えることなく、誘電体電問題を低減するRF MEMS静電容量スイッチのためのトポロジを記載する。
MEMS静電容量スイッチの設計において、従来の設計目標は、アクチュエート状態におけるトップ電極とボトム電極との間の容量の、非アクチュエート状態における対応する容量に対する比である、スイッチの静電容量比の最大化を試みることである。アクチュエート状態における静電容量を最大化するための努力では、事前に存在しているMEMSスイッチ設計は、スイッチのアクチュエート状態において、トップ電極を、導体部分に可能な限り近く配置することを試みている。これは、これらを分離する誘電材料が、例えば、数100オングストロームの厚みのように、比較的薄くなる必要があることを意味している。さらに、事前に存在しているMEMSスイッチ設計は、電極を分離する誘電材料の量を最大化することを試みる。これは、“ポスト”の場合、ポストを、ベント・ホールから隔離することを意味している。
図2a−2cに示すように、実験によって確認された最近のシミュレーションは、我々に、電極ホール50を、誘電性ポスト52と揃え、オーバラップさせる(重なり合わせる)ことにより認識される静電容量の損失は、適切なホール・サイズを持つRF/マイクロウェーブ周波数において非常に小さいことを示した。例示されるように、RF/マイクロウェーブ・フィールド54は、カットオフ周波数56上の周波数では、トップ電極内のホールのような金属内の小さなギャップを超えてジャンプする傾向にある(図2b)。カットオフ周波数56未満の周波数では、このフィールド54は、ホールを超えてジャンプしない(図2c)。したがって、電極におけるホールは、適切にサイジングされており、スイッチのオン静電容量の減少をもたらすことなく、誘電性ポストに揃えられうる。メンブレン・ホール・サイズを、意図された動作周波数にスケールすることによって、ホールをポストに揃える静電容量インパクトが最小化されうる。有用な動作周波数と、揃えられたホール・サイズとの関係は、メンブレン・ホールが小さくなるほど、メンブレン・ホールによるスイッチ静電容量における減少無しでデバイスが動作しうるデバイス・カットオフ周波数56を低くするようになっている。DCにおいて、ホールの十分な効果が達成されるまで、動作周波数がカットオフ周波数56を超えて低下すると、静電容量が大きく減少するだろう。カットオフよりも高い周波数は、ホールによる効果を示さない。
下にあるポストにホールを揃えることは、各ホールが揃えられるポストの少なくとも中央部分と各ホールとのオーバラップをもたらす。マイナーなDCフリンジ・フィールドを無視することで、オーバラップ内のトップ電極およびボトム電極間のDC電場ラインが無くなる。これは、誘電体へのDCまたは低周波数電荷移動を低減し、もって、捕獲電荷を低減する。RF周波数は、充電のために必要な時定数により、誘電体を帯電させないことに留意されたい。いくつかの実施形態では、ホールが、ポスト全体とオーバラップするように、ポストがアンダーカットされうる。再びマイナーなDCフリンジ・フィールドを無視すれば、この構成は、誘電体へのDC電荷移動を完全にカットオフするはずである。これによって、捕獲され電荷がすべて排除される。別の実施形態では、ホール/ポスト・アラインメントは、接触領域を減少し、もって、環境スティクション問題を低減する。
RF MEMS静電容量スイッチの静電容量比に影響を与えることなく、捕獲される電荷を低減するために、このスイッチは、これら電極のうちの1つにおけるホール(例えば、既存のベント・ホール)を、その絶縁ポストに揃え、サイジングする。電極は、変位された場合、複数のホールの周囲、ポストの1または複数の接触面と接触し、これによって、各ホールが、そのホールが揃えられるポストの少なくとも中央部分とオーバラップするようになる。トップ電極がRF信号の周波数においてほとんど連続的な導電シートに見えるようにホール・サイズを選択することによって、ポストへホールを揃えることで、静電容量を下げることなく、捕獲電荷量が低減される。別の実施形態では、オーバラップが完全になるように、ポスト直径は、ホール直径よりも小さくなりうる。この場合、捕獲され電荷は、大部分排除される。
一般性を失うことなく、「メンブレン」タイプのRF MEMS静電容量スイッチにおける誘電性ポストに電極ホールを揃えることを例示している本発明のさまざまな実施形態が記述されるだろう。当業者のうちの1人は、電極ホールを誘電性ポストに揃えることが、本発明のスコープから逸脱することなく、別のタイプのMEMS静電容量スイッチへ組み込まれうることを理解するだろう。
次に図3a−3dに示すように、「メンブレン」タイプのRF MEMS静電容量スイッチ100の実施形態は、本発明の態様を具体化している。特に、誘電材料は、吊り下げられたトップ電極からボトム電極を分離する誘電性ポストのアレイ及びつ以上の誘電性の接触面を有するようにパターン化され、捕獲される電荷を低減するために、誘電性ポストがトップ電極内のホールへ揃えられる。これら図面は、本発明の明確な理解を容易にするように、スイッチ100を示すために、図解的であって、スケールしていない。
スイッチ100は、酸化層104を上部に有するシリコン半導体基板102を含む。開示された実施形態では、この基板102は、シリコンから形成されているが、代わりに、例えばガリウム砒素(GaAs)または適切なアルミナのようなその他のある適切な材料から形成されうる。同様に、開示された実施形態では、酸化層104は、二酸化珪素であるが、代わりに、その他のある適切な材料でありうる。2つのポスト106,108が、酸化層104上において隔離された位置に提供され、おのおの、導電材料で形成されている。この実施形態では、これらポストは、金で形成されるが、代わりに、その他のある適切な導電材料で形成されうる。電導性のボトム電極110は、伝送路として役立ち、図3aの平面に垂直な方向に延長されている。電極110は金で形成されているが、代わりに、その他のある適切な材料から形成されることもでき、おおよそ200乃至400nmの厚みである。電極110上に誘電性ポスト112のアレイを形成するために、誘電層がパターン化されている。各ポスト112のトップは、誘電性の接触面113を提供する。開示された実施形態では、誘電層は、窒化ケイ素から形成され、おおよそ100乃至300nmの厚みを有する。基板102、酸化層104、電導性のポスト106,108、電極110、および誘電性ポスト112は、集合的に、スイッチ100のベース部と称されうる。
電導性メンブレン114は、ポスト106,108の上部端間に伸びている。開示された実施形態では、メンブレン114は、周知のアルミニウム合金から形成され、実際、MEMSスイッチにおいてメンブレンを製造するために一般的に使用される任意の適切な材料から形成されうる。メンブレン114は、端部116,118を有する。これらはおのおの、ポスト106,108のそれぞれ1つの先端部において固定支持されている。メンブレン114は、端部116,118間に、電極110および誘電性ポスト112のすぐ上に配置された中央部分120を有する。中央部分120は、トップ電極を構成する。別の実施形態では、メンブレンは、非導電材料から形成され、中央部分およびトップ電極を形成するために、電導材料を用いてパターン化されている。メンブレン114は、図3aの視点では、ほとんど平面であるが、図3bに示すように、その中央部分120は、誘電性ポスト112に接触するまで、下方に移動できるように、フレキシブルになることができる。
電導性のメンブレン114は、中央部分120に、メンブレンを貫いて延在し、かつ、下にあるポスト112に揃えられている、ホール122のアレイを備えて製造される。これによって、各ホールは、図3cおよび3dの上面図に示されるように、そのホールが揃えられているポストのうちの少なくとも中央部分124においてオーバラップするようになる。ホール122は、製造中に犠牲材料を除去するため、かつ、メンブレンが変位される場合に、圧搾フィルム・ダンピングを低減するために使用される、適切なベント・ホールでありうる。受け入れられている産業上の現実に反して、ホール122は、下にあるポスト112に揃えられている。この実施形態では、ホール直径は、ポスト直径よりも小さい。これによって、アクチュエート位置において、中心部分120が、ポストの周囲の円環状のリング126において各誘電性ポスト112と接触する。円環状として図示されているが、ホール122およびポスト112は、別の形状および異なる形状を取りうる。したがって、円環状のリング126は、必ずしも環状である必要はない。300MHzと90GHzとの間のRF周波数では、ホールはそれぞれ、1μm(ミクロン)と8μmとの間の直径を有しうる。わずかに大きなポスト直径は、2μmから10μmまで変動しうる。
スイッチ100の動作使用中、約300MHzから90GHzの範囲の周波数を有するラジオ周波数(RF)信号は、メンブレン114および電極110のうちの1つを通される。さらに詳しくは、RF信号は、メンブレン114を経由してポスト106からポスト108へと移動しうる。あるいは、RF信号は、図3aの平面に垂直な方向で、電極110内を移動しうる。RF信号が、ポスト112において、下にある誘電材料を「見る」ことができるように、中央部分120が、RF信号周波数においておおよそ連続的な導電シートであるように見えるように、ホール122がサイジングされる。したがって、静電容量比は、ポスト112をホール122へ揃えることによって影響されない。
スイッチ100のアクチュエーションは、直流(DC)バイアス電圧128の制御の下で実行される。このバイアス電圧は、当該技術によって周知のタイプの制御回路によって、メンブレン114と電極110との間に印加される。バイアス電圧はまた、プル・イン電圧(Vp)とも称されうる。バイアス電圧が、スイッチ100に印加されない場合、メンブレン114は、図3aに図示される位置にある。前述したように、RF信号は、メンブレン114および電極110のうちの1つを通過するだろう。便宜上、以下の説明では、RF信号が電極110を通過すると仮定されるだろう。メンブレン114が、図3aの、非アクチュエート位置にある場合、電極110内を移動するRF信号は、電極110からメンブレン114へのRF信号の有意なカップリング無しで、スイッチ10を通過し、電極110内を移動し続けるだろう。
スイッチ100をアクチュエートさせるために、DCバイアス電圧(プル・イン電圧Vp)が、電極110とメンブレン114との間に印加される。このバイアス電圧は、メンブレン114上、および、電極110上に、電荷を生成する。これは、メンブレン114の中央部分120を電極110へ向ける静電引力を生成する。この引力は、メンブレン114を下方へ屈曲させる。これによって、その中央部分120が、電極110へ向かって移動するようになる。図3bに図示されるように、メンブレン114は、その中央部分120が円環状のリング126において誘電性ポスト112の上接触面113と接触するまで曲がる。これは、メンブレンのアクチュエート位置である。この位置では、メンブレン114の中央部分120と電極110との間の容量カップリングは、メンブレン114が、図3aに図示される非アクチュエート位置にある場合よりも約100倍大きい。したがって、電極110内を移動するRF信号は、電極110からメンブレン114への実質的全体において結合され、ここでは、メンブレンの中央位置120から、反対方向に、ポスト106,108のおのおのに向かって離れるように移動する2つの成分を有する傾向にあるだろう。あるいは、RF信号が、ポスト106からポスト108へメンブレン114内を移動したのであれば、RF信号は、メンブレンの中央部分120から電極110への実質的全体において結合される。ここでは、電極110を通ってそれぞれ逆方向に、スイッチ100から離れて移動する2つの成分を有する傾向にあるだろう。
メンブレン114が、図3bに図示されるアクチュエート位置に達すると、制御回路は、オプションとして、DCバイアス電圧(プル・イン電圧Vp)を、スタンバイ値またはホールド値へと低減させうる。スタンバイ値またはホールド値は、図3aに図示された位置から、メンブレン114の下方への動きを開始させるために必要な電圧未満であるが、メンブレンが、このアクチュエート位置に達すると、この値は、メンブレン110を、図3bのアクチュエート位置に維持するために十分である。
メンブレン114が、図3bのアクチュエート位置にある間、メンブレン114と誘電性ポスト112との間の実際の物理的接触、ひいては、電場は、円環状領域126に制限される。ホール122の適切なサイジングとともに既に説明したように、メンブレン114と電極110との間の動作カップリングは、直接的な物理的接触ではなく、容量カップリングを含むので、誘電性ポスト112とホール122とを揃えることは、スイッチ100の動作、さらに詳しくは、スイッチの静電容量比においてさほど大きな影響を持たない。
DCバイアス電圧によって形成される電場は、ホール122の誘電性ポスト112とのオーバラップによって形成される誘電性ポスト112の中央部分124には存在しない。したがって、メンブレン114からの電荷が通過する物理接触の合計エリアは小さくなり、これは、誘電性ポスト112へトンネルし捕獲される電荷の量を低減する。これは、捕獲された電荷が誘電性ポスト112に蓄積するレートが、既存のスイッチの場合よりも、図3a−3dのスイッチの場合の方が、実質的に低いことを意味する。誘電性ポストの数およびサイズが同じであり、ベント・ホールの数およびサイズが同じであると仮定すると、本発明にしたがってホールとポストを揃えることは、受け入れられている産業上の現実に反して、静電容量比を犠牲にすることなく、図1a−1dの事前に存在するスイッチ設計と比較して、捕獲される電荷の効果を劇的に低減させる。
その結果、スイッチ100が、誘電性ポストにおける捕獲電荷量が、DCバイアス電圧(プル・イン電圧Vp)が終了されるときにスイッチ100が非アクチュエートになることを阻止できるほど十分に大きな力でメンブレン114を引き付ける状態に達するのに、より長い時間を要する。したがって、スイッチ100の実効的な動作寿命は、事前に存在するスイッチのものよりも実質的に長い。
揃えられたホール/ポストスイッチトポロジの第2の利点は、メンブレン114と誘電性ポスト112との間の物理的接触の合計エリアを低減することによって、ファン・デル・ワールス力が低減することである。ファン・デル・ワールス力は、メンブレン114と誘電性ポスト112との間に引力を引き起こし、メンブレン114が、誘電性ポスト112から離れる動きに抵抗する。この「環境的な」スティクションは、捕獲電荷スティクションを単純に合成する。
スイッチ100を非アクティブにするために、制御回路は、メンブレン114と電極110との間に印加されているDCバイアス電圧(プル・イン電圧Vp)を終させる。フレキシブルなメンブレン114の固有の回復力は、比較的強い回復力を生成する。これは、メンブレンが、図3aに図示される位置に達するまで、メンブレンの中央部分120を、誘電性ポスト112および電極110から上方に移動させる。
次に図4a−4cに示すように、「メンブレン」タイプのRF MEMS静電容量スイッチ200の別の実施形態が、本発明の態様を具体化する。この実施形態では、おのおののポスト202は、円錐形状であり、ボトム電極204上のベース直径から、より小さい先端直径へと先細りになる。接触面206は、円錐形状のポストの表面である。メンブレン212の中央部分210において揃えられた各ホール208の直径は、先端直径よりも大きく、ベース直径よりも小さい。アクティブ化された場合、誘電性ポスト202の先端がメンブレン212の中央部分210においてそれぞれ揃えられたホール208を通り抜けるようにメンブレン212がボトム電極204の方へ変位される。メンブレンは、ホール208の内径が、円錐形状のポスト202の外径に等しくなるまで変位され、このポイントでは、メンブレン212の中央部分210は、ポスト202の周囲における円環状のリング214においてのみ円錐形状のポスト202と接触する。このトポロジでは、円環状のリング214は非常に薄いので、捕獲される電荷216の量は非常に少ない。
別の実施形態では、ポストは、メンブレンに接触するための表面エリアと、メンブレンがボトム電極に接触することを阻止するホールと、を提供する接触面を支持する。ポスト自体は、揃えられたホール直径よりも小さい直径で製造されうる。ポストのこの「アンダーカット」によって、ホールは、ポスト全体オーバラップするようになる。その結果、(フリンジ・フィールドを無視して)DCバイアス電圧によって生成される電場ラインは、ポストとオーバラップしない。この場合、捕獲される電荷が、大いに排除される。以下に記載されるように、これは、ホールと、直径がホールよりも小さなポストとインタフェースするコンタクト・パッドを生成するように、図3a−3dに図示されるポストをアンダーカットすることによって達成されうる。あるいは、(ホールに揃えられた)複数のアンダーカットされたポストが、上方に上げられた誘電層を支持しうる。
次に図5a−5cに示すように、「メンブレン」タイプのRF MEMS静電容量スイッチ300の別の実施形態が、本発明の態様を具体化する。この実施形態では、(図3a−3dに図示される実施形態における誘電性ポスト112に類似した)ポスト302は、コンタクト・パッド304を規定するためにアンダーカットされている。コンタクト・パッド304の直径は、メンブレン310の中央部分308が基板314上のボトム電極312に接触することを阻止する接触面を提供するために、揃えられたホール306の直径よりも大きい。ポスト302の直径316は、そのコンタクト・パッドの304の直径318よりも小さく、好適には、揃えられたホール306の直径320よりも小さい。これによって、前記各ホールは、図5cに図示されるように、ポスト全体とオーバラップする。コンタクト・パッド304は、コンタクト・パッド304とボトム電極312との間のポスト302の周囲にエア・ギャップ322を形成する。図5bに図示されるように、アクティブ化されると、変位された中央部分308、エア・ギャップ322上でのみコンタクト・パッド304と接触し、ポスト302とオーバラップしない。その結果、(フリンジ・フィールドを無視して)DCバイアス電圧Vpによって生成される電場ライン324は、ポスト302とオーバラップしない。この場合、捕獲される電荷が大いに排除される。
図6a−6bに示すように、「メンブレン」タイプのRF MEMS静電容量スイッチ400の別の実施形態は、本発明の態様を具体化する。この実施形態では、電導性のボトム電極402は、基板404および酸化層406の上にパターン化される。複数の誘電性ポスト408が、ボトム電極402上の誘電層410を支持する。電導性のメンブレン414が、誘電層410の上に、導電性ポスト416,418上支持される。複数のホール420が、メンブレン414の中央部分422に形成される。各ホールは、ポストの少なくとも中央部分とオーバラップするように、誘電性ポスト408のうちの1つと揃えられる。ホール420の直径424は、(誘電層410を備える図6bに透過的に示すように、)ホールが、ポスト全体とオーバラップするように、好適には、ポスト408の直径426よりも大きい。誘電層410は、各ポスト408の周囲にエア・ギャップ428を形成する。アクティブ化されると、メンブレン414の変位された中央部分422は、エア・ギャップ428上の誘電層410と接触し、ポスト408とオーバラップしない。その結果、(フリンジ・フィールドを無視して)DCバイアス電圧Vpによって生成される電場ラインは、ポスト408とオーバラップしない。この場合、捕獲される電荷は、図5bに関して説明されたのと同様に、大いに排除される。
図7a−7gに図示するように、図5a−5cに図示されるRF MEMS静電容量スイッチ300を製造する方法の実施形態は、本発明の態様を具体化する。図7aに図示されるように、導電性のボトム電極500が、シリコン基板504上の二酸化ケイ素層502上に配置され、パターン化される。その後、二酸化ケイ素のような犠牲層506が、ボトム電極500上に配置される(図7b)。犠牲層506は、マスキングされ、エッチングされ、ポストのアンダーカット領域を規定するスペーサ508が提供される(図7c)。例えば窒化ケイ素(SiN)のような誘電層510が、基板上に配置される(図7d)。誘電層510がマスキングされ、エッチングされ、より大きな直径を有する誘電性のコンタクト・パッド514を支持する誘電性ポスト512が生成される(図7e)。犠牲層が除去される(図7f)。最後に、基板が処理され、電導性メンブレン520を支持する電導性ポスト516,518が追加される。メンブレン520がマスキングされ、エッチングされ、ポスト512およびコンタクト・パッド514に揃えられたホール522が規定される(図7g)。現在の製造処理では、約1ミクロンのアライメント公差が達成されうる。これは、本発明の揃えられたホール/ポスト態様およびアンダーカット態様を具体化するRF MEMS静電容量スイッチの製造のための1つの実施形態である。本発明の範囲を逸脱することなく、このようなMEMS静電容量スイッチを製造するために、その他の製造プロセスおよび材料が使用されうる。
本発明のいくつかの例示的な実施形態が、図示および記載されたが、多くのバリエーションおよび代替実施形態が、当業者によって想起されるだろう。添付された特許請求の範囲に定義されたような本発明のスコープから逸脱することなく、このようなバリエーションおよび代替実施形態が考慮され、実施される。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)スイッチであって、
第1の電極と、
第2の電極であり、前記第1の電極と当該第2の電極との間に電位差を印加されることに応じて、前記第1の電極に向かって変位されるように構成される第2の電極と
前記第2の電極が前記第1の電極に接触することを阻止する1つ以上の誘電性の接触面を支持した複数のポストを有する、パターン化された誘電材料と、
前記複数のポストにそれぞれ位置を揃えられた、前記第2の電極内の複数のホールとを備え、
前記ホール各々、該ホールが位置を揃えられているポストの少なくとも中央部分とオーバラップするように、前記変位された第2の電極が、前記複数のホールの周囲で前記つ以上の誘電性の接触面と接触する、MEMSスイッチ。
[C2]
前記ホール各々が、前記ポストの全体とオーバラップするように、前記ポスト各々の直径は、ポストが位置を揃えられているホールの直径よりも小さく、
前記パターン化された誘電材料は、前記接触面と前記第1の電極との間の前記ポスト各々の周囲にエア・ギャップを形成し、
前記変位された第2の電極は、前記エア・ギャップ上の前記接触面とのみ接触し、前記ポストとオーバラップしない、
C1に記載のMEMSスイッチ。
[C3]
前記接触面各々が、1つの前記ポストによって支持されている誘電性のコンタクト・パッドを有し
前記コンタクト・パッド各々の直径は、前記ホールおよび前記ポストの直径よりも大きく、
前記第2の電極は、前記ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記コンタクト・パッド各々と接触する、C2に記載のMEMSスイッチ。
[C4]
前記1つ以上の接触面は、前記複数のポストによって前記第1の電極の上に支持された誘電層を有する、C2に記載のMEMSスイッチ。
[C5]
前記接触面各々が1つの前記ポストの上面であり、
前記第2の電極が、前記ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記ポスト各々の上面と接触するように、前記ポスト各々の直径は、前記ホールの直径よりも大きい、C1に記載のMEMSスイッチ。
[C6]
前記ポスト各々が、前記第1の電極上のベース直径から、より小さい先端直径へと先細りになるような円錐形状をしており、
前記接触面は、前記円錐形状をしているポストの表面であり、
前記変位された第2の電極の前記ホールが、前記ポストの直径が前記ホールの直径に等しいところの前記ポストの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記円錐形状のポストと接触するように、前記第2の電極内の前記ホール各々の直径が、前記先端直径よりも大きく、前記ベース直径よりも小さい、C1に記載のMEMSスイッチ。
[C7]
前記変位された第2の電極は、前記ポストの周囲の複数の円環状のリングにおいてのみ前記接触面と接触する、C1に記載のMEMSスイッチ。
[C8]
前記ホールの直径は、300MHz乃至90GHzのRF周波数において、前記第2の電極が、ほとんど連続的な導電シートとして見えるようになっている、C1に記載のMEMSスイッチ。
[C9]
前記ホール各々が、1μm乃至8μmの直径を有し、前記ポスト各々が、2μm乃至10μmの直径を有する、C8に記載のMEMSスイッチ。
[C10]
前記ホール各々の、該ホールが位置を揃えられているポストの少なくとも中央部分との前記オーバラップは、前記第1の電極と前記第2の電極との間の当該MEMSスイッチの静電容量を低減することなく、前記ポストに捕獲され電荷を減少させる、C8に記載のMEMSスイッチ。
[C11]
マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)スイッチであって、
第1の電極と、
第2の電極であ、前記第1の電極と当該第2の電極との間に電位差を印加されることに応じて、前記第1の電極に向かって変位されるように構成される第2の電極と
前記第2の電極が前記第1の電極に接触することを阻止する複数のポストを有する、パターン化された誘電材料と、
前記第2の電極内の複数のホールであり、当該ホール各々が、1つの前記ポストに位置を揃えられており、当該ホール各々が、前記変位された第2の電極円環状のリングにおいてのみ前記ポスト各々と接触し且つ該ホールが位置を揃えられているポストの少なくとも中央部分と該ホールがオーバラップするように、ホールが位置を揃えられているポストの直径よりも小さな直径を有する、複数のホールと、
を有するMEMSスイッチ。
[C12]
前記ポスト各々が、前記第1の電極上のベース直径から、より小さい先端直径へと先細りになるような円錐形状をしており、
前記変位された第2の電極の前記ホールが、前記ポストの直径が前記ホールの直径に等しいところの前記ポストの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記円錐形状のポストと接触するように、前記第2の電極内の前記ホール各々の直径が、前記先端直径よりも大きく、前記ベース直径よりも小さい、C11に記載のMEMSスイッチ。
[C13]
前記ポスト各々がポストによって支持されている誘電性のコンタクト・パッドを備え、
前記コンタクト・パッド各々の直径は、前記ポストの直径よりも大きな、前記ホールの直径よりも大きく、
前記コンタクト・パッドは、前記コンタクト・パッドと前記第1の電極との間の前記ポスト各々の周囲にエア・ギャップを形成し、
前記変位された第2の電極は、前記エア・ギャップ上の前記ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記コンタクト・パッド各々と接触し、前記ポストとオーバラップしない、C11に記載のMEMSスイッチ。
[C14]
前記ホールの直径は、300MHz乃至90GHzのRF周波数において、前記第2の電極が、ほとんど連続的な導電シートとして見えるように、1μm乃至8μmである、C10に記載のMEMSスイッチ。
[C15]
マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)スイッチであって、
第1の電極と、
第2の電極であり、前記第1の電極と当該第2の電極との間に電位差を印加されることに応じて、前記第1の電極に向けて変位されるように構成される第2の電極と
前記2の電極が前記第1の電極に接触することを阻止する1つ以上の誘電性の接触面を支持した複数のポストを有する、パターン化された誘電材料と、
前記複数のポストにそれぞれ位置を揃えられた、前記第2の電極内の複数のホールであり、当該ホールの直径は、前記パターン化された誘電材料が、前記1つ以上の接触面と前記第1の電極との間の前記ポストの周囲にエア・ギャップを形成するように、前記ポストの直径よりも大きい、複数のホールと
を有し、
前記変位された第2の電極は、前記エア・ギャップ上の前記複数のホールの周囲でのみ前記1つ以上の接触面と接触し、前記ポストとオーバラップしない、MEMSスイッチ。
[C16]
前記接触面各々が、1つの前記ポストによって支持されている誘電性のコンタクト・パッドを有し
前記コンタクト・パッド各々の直径は、前記ホールおよび前記ポストの直径よりも大きく、
前記第2の電極は、前記エア・ギャップ上の前記ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記コンタクト・パッド各々と接触し、前記ポストとオーバラップしない、C15に記載のMEMSスイッチ。
[C17]
前記1つ以上の接触面は、前記複数のポストによって前記第1の電極の上に支持された誘電層を有する、C15に記載のMEMSスイッチ。
[C18]
前記ホールの直径は、300MHz乃至90GHzのRF周波数において、前記第2の電極が、ほとんど連続的な導電シートとして見えるように、1μm乃至8μmである、C15に記載のMEMSスイッチ。
[C19]
マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)スイッチであって、
第1の電極と、
第2の電極であり、前記第1の電極と当該第2の電極との間に電位差を印加されることに応じて、前記第1の電極に向けて変位されるように構成される第2の電極と
複数のコンタクト・パッドをそれぞれ支持した複数のポストを有する、パターン化された誘電材料であり、前記コンタクト・パッド各々が、該コンタクト・パッドと前記第1の電極との間の前記ポストの周囲にエア・ギャップを形成するように、前記ポストの第2の直径よりも大きな第1の直径を有し、前記コンタクト・パッドは、前記第2の電極が前記第1の電極に接触することを阻止する、パターン化された誘電材料と、
前記第2の電極内の複数のホールであり、当該ホール各々が、1つの前記コンタクト・パッドに位置を揃えられており、前記変位された第2の電極が、前記ポストとオーバラップしない前記エア・ギャップ上の前記コンタクト・パッドにおける円環状のリングにおいてのみ、前記パターン化された誘電材料と接触するように、当該ホール各々が、前記コンタクト・パッドの第1の直径よりも小さく、前記ポストの第2の直径よりも大きな第3の直径を有する、複数のホールと、
を有するMEMSスイッチ。
[C20]
前記ホールの直径は、300MHz乃至90GHzのRF周波数において、前記第2の電極が、ほとんど連続的な導電シートとして見えるように、1μm乃至8μmである、C19に記載のMEMSスイッチ。

Claims (19)

  1. マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)スイッチであって、
    上面を有する第1の電極と、
    第2の電極であり、前記第1の電極と当該第2の電極との間に電位差を印加されることに応じて、前記第1の電極に向かって変位されるように構成される第2の電極と
    前記第1の電極の前記上面上のパターン化された誘電材料であり当該パターン化された誘電材料は、前記第2の電極が前記第1の電極に接触することを阻止する1つ以上の誘電性の接触面を支持した、前記第1の電極と前記第2の電極との間の前記第1の電極の前記上面上の複数のポストを有する、パターン化された誘電材料と、
    前記第2の電極内の複数のホールであり、前記ポスト各々が当該複数のホールのうちの異なる1つ位置を揃えられている、複数のホールと
    を有し、
    前記ホール各々、該ホールが位置を揃えられているポストの少なくとも中央部分とオーバラップするように、前記変位された第2の電極が、前記複数のホールの周囲で前記1つ以上の誘電性の接触面と接触する、
    MEMSスイッチ。
  2. 前記ホール各々が、前記ポストの全体とオーバラップするように、前記ポスト各々の直径は、ポストが位置を揃えられているホールの直径よりも小さく、
    前記パターン化された誘電材料は、前記接触面と前記第1の電極との間の前記ポスト各々の周囲にエア・ギャップを形成し、
    前記変位された第2の電極は、前記エア・ギャップ上の前記接触面とのみ接触し、前記ポストとオーバラップしない、
    請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  3. 前記接触面各々が、1つの前記ポストによって支持されている誘電性のコンタクト・パッドを有し
    前記コンタクト・パッド各々の直径は、前記ホールおよび前記ポストの直径よりも大きく、
    前記第2の電極は、前記ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記コンタクト・パッド各々と接触する、
    請求項2に記載のMEMSスイッチ。
  4. 前記1つ以上の接触面は、前記複数のポストによって前記第1の電極の上に支持された誘電層を有する、請求項2に記載のMEMSスイッチ。
  5. 前記接触面各々が1つの前記ポストの上面であり、
    前記第2の電極が、前記ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記ポスト各々の上面と接触するように、前記ポスト各々の直径は、前記ホールの直径よりも大きい、
    請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  6. 前記ポスト各々が、前記第1の電極上のベース直径から、より小さい先端直径へと先細りになるような円錐形状をしており、
    前記接触面は、前記円錐形状をしているポストの表面であり、
    前記変位された第2の電極の前記ホールが、前記ポストの直径が前記ホールの直径に等しいところの前記ポストの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記円錐形状のポストと接触するように、前記第2の電極内の前記ホール各々の直径が、前記先端直径よりも大きく、前記ベース直径よりも小さい、
    請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  7. 前記変位された第2の電極は、前記ポストの周囲の複数の円環状のリングにおいてのみ前記接触面と接触する、請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  8. 前記ホールの直径は、1μmと8μmとの間である、請求項1に記載のMEMSスイッチ。
  9. 前記ホール各々が、1μm8μmとの間の直径を有し、前記ポスト各々が、2μm10μmとの間の直径を有する、請求項8に記載のMEMSスイッチ。
  10. マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)スイッチであって、
    第1の電極と、
    第2の電極であ、前記第1の電極と当該第2の電極との間に電位差を印加されることに応じて、前記第1の電極に向かって変位されるように構成される第2の電極と
    前記第1の電極と前記第2の電極との間のパターン化された誘電材料であり、前記第2の電極が前記第1の電極に接触することを阻止する複数のポストを有するパターン化された誘電材料と
    前記第2の電極内の複数のホールであり、当該ホール各々が、1つの前記ポストに位置を揃えられており、当該ホール各々が、前記変位された第2の電極円環状のリングにおいてのみ前記ポスト各々と接触し且つ該ホールが位置を揃えられているポストの少なくとも中央部分と該ホールがオーバラップするように、ホールが位置を揃えられているポストの直径よりも小さな直径を有する、複数のホールと、
    を有するMEMSスイッチ。
  11. 前記ポスト各々が、前記第1の電極上のベース直径から、より小さい先端直径へと先細りになるような円錐形状をしており、
    前記変位された第2の電極の前記ホールが、前記ポストの直径が前記ホールの直径に等しいところの前記ポストの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記円錐形状のポストと接触するように、前記第2の電極内の前記ホール各々の直径が、前記先端直径よりも大きく、前記ベース直径よりも小さい、
    請求項10に記載のMEMSスイッチ。
  12. 前記ポスト各々がポスト本体と該ポスト本体によって支持されている誘電性のコンタクト・パッドとを有し
    前記コンタクト・パッド各々の直径は、前記ポスト本体の直径よりも大きな、前記ホールの直径よりも大きく、
    前記コンタクト・パッドは、前記コンタクト・パッドと前記第1の電極との間の前記ポスト本体各々の周囲にエア・ギャップを形成し、
    前記変位された第2の電極は、前記エア・ギャップ上の前記ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記コンタクト・パッド各々と接触し、前記ポスト本体とオーバラップしない、
    請求項10に記載のMEMSスイッチ。
  13. 前記ホールの直径は1μm8μmとの間である、請求項10に記載のMEMSスイッチ。
  14. マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)スイッチであって、
    第1の電極と、
    第2の電極であり、前記第1の電極と当該第2の電極との間に電位差を印加されることに応じて、前記第1の電極に向けて変位されるように構成される第2の電極と
    前記第1の電極と前記第2の電極との間のパターン化された誘電材料であり、前記2の電極が前記第1の電極に接触することを阻止する1つ以上の誘電性の接触面を支持した複数のポストを有するパターン化された誘電材料と
    前記複数のポストにそれぞれ位置を揃えられた、前記第2の電極内の複数のホールであり、当該ホールの直径は、前記パターン化された誘電材料が、前記1つ以上の接触面と前記第1の電極との間の前記ポストの周囲にエア・ギャップを形成するように、前記ポストの直径よりも大きい、複数のホールと
    を有し、
    前記変位された第2の電極は、前記エア・ギャップ上の前記複数のホールの周囲でのみ前記1つ以上の接触面と接触し、前記ポストとオーバラップしない、
    MEMSスイッチ。
  15. 前記接触面各々が、1つの前記ポストによって支持されている誘電性のコンタクト・パッドを有し
    前記コンタクト・パッド各々の直径は、前記ホールおよび前記ポストの直径よりも大きく、
    前記第2の電極は、前記エア・ギャップ上の前記ホールの周囲の円環状のリングにおいてのみ前記コンタクト・パッド各々と接触し、前記ポストとオーバラップしない、
    請求項14に記載のMEMSスイッチ。
  16. 前記1つ以上の接触面は、前記複数のポストによって前記第1の電極の上に支持された誘電層を有する、請求項14に記載のMEMSスイッチ。
  17. 前記ホールの直径は1μm8μmとの間である、請求項14に記載のMEMSスイッチ。
  18. マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)スイッチであって、
    第1の電極と、
    第2の電極であり、前記第1の電極と当該第2の電極との間に電位差を印加されることに応じて、前記第1の電極に向けて変位されるように構成される第2の電極と
    前記第1の電極と前記第2の電極との間のパターン化された誘電材料であり当該パターン化された誘電材料は、複数のコンタクト・パッドをそれぞれ支持する複数のポストを有、前記コンタクト・パッド各々がコンタクト・パッドと前記第1の電極との間の前記ポストの周囲にエア・ギャップを形成するように、前記ポストの第2の直径よりも大きな第1の直径を有し、前記コンタクト・パッドは、前記第2の電極が前記第1の電極に接触することを阻止する、パターン化された誘電材料と、
    前記第2の電極内の複数のホールであり、当該ホール各々が、1つの前記コンタクト・パッドに位置を揃えられており、前記変位された第2の電極が、前記ポストとオーバラップしない前記エア・ギャップ上の前記コンタクト・パッドにおける円環状のリングにおいてのみ、前記パターン化された誘電材料と接触するように、当該ホール各々が、前記コンタクト・パッドの第1の直径よりも小さく、前記ポストの第2の直径よりも大きな第3の直径を有する、複数のホールと、
    を有するMEMSスイッチ。
  19. 前記ホールの直径は1μm8μmとの間である、請求項18に記載のMEMSスイッチ。
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