JP6016658B2 - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は前述の問題点に鑑み、特定音声の検知結果に基づいて映像記録を開始する機能を備えた撮像装置において、より記録の必要性に則した記録が行えるようにすることを目的とする。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態を説明する監視カメラ100を示す図であり、図1(b)は、監視カメラ100を含むシステム構成図である。
図1(b)において、500は、監視カメラ100を操作するクライアントを示す外部機器である。監視カメラ100と外部機器500は、IPネットワーク網300を介して相互に通信可能な状態に接続されている。
図2において、101は制御部であり、監視カメラ100の全体の記録制御を行う。制御部101は、例えばCPU、ROM、RAMで構成される。
105は音声入力部である。音声入力部105は、監視カメラ100の周辺の音情報を取得するための外部入力装置であり、例えばマイクで構成される。監視カメラ100の周辺の音声は、音声入力部105によって監視カメラ100に取り込まれ、デジタル信号に変換されて後述の音声識別部106に入力される。
図4(a)は、音声解析サービスのGetServiceCapabilitiesのリクエストとレスポンスの内容を示している。図4(a)において、CapabilitiesタグのAnalyticsModuleSupportフラグ、及びRuleSupportフラグによって、監視カメラ100が、音声解析エンジンAnalytics Module、及び音声解析結果判定ルールの設定変更を外部機器500に許可しているか否かが示される。
図4(b)は、アクションエンジンサービスのGetServiceCapabilitiesのリクエストとレスポンスの内容を示している。図4(b)において、CapabilitiesタグのMaximumActionsパラメータ、及びMaximumTriggersパラメータは、それぞれ監視カメラ100に設定可能なアクションの数、及びトリガの数を示している。アクションとトリガの詳細は後述する。
図4(c)は、GetAudioAnalyticsConfigurationsのリクエストとレスポンスの内容を示している。図4(c)において、レスポンスにおけるConfigurationTokenはAudioAnalyticsConfigurationsのIDを示しており、本図においては、AAC−0である。AudioAnalyticsConfigurationsは、音声解析結果判定ルールRuleEngineConfigurationを保持するが、本図においてはまだ設定されていないため含まれていない。
図4(d)は、GetSupportedRulesのリクエストとレスポンスの内容を示している。図4(d)において、リクエストのConfigurationTokenには、S52で取得したAudioAnalyticsConfigurationsのIDが指定される。レスポンスのRuleDescriptionにおいて、監視カメラ100がサポートする音声解析結果判定ルールの名称Nameと、これを設定するために必要なパラメータ群Parametersが提供される。
図5(a)は、CreateRulesのリクエストとレスポンスの内容を示している。音源接近音量閾値(第1の閾値)は、監視カメラ100の監視範囲に音源が接近していると判断できる程度の音量が設定されるべきである。離脱判定音量閾値(第2の閾値)は、音源が監視カメラ100から離れたと判断できる程度の音量であり、音源接近音量閾値より小さい値が設定されるべきである。
図5(b)は、GetSupportedActionsのリクエストとレスポンスの内容を示している。図5(b)のレスポンスにおいて、ActionDescriptionの其々が、監視カメラ100がサポートするアクションを示している。
図5(b)の1つ目は、RecordingActionであり、特定のトリガが発生したときに監視カメラ100が内蔵するストレージに映像の記録を開始する、というアクションである。
2つ目は、RecordingStopActionであり、特定のトリガが発生したときに映像の記録を停止する、というアクションである。RecordingActionを設定するパラメータである、RecordingStopActionの内容は後述する。RecordingStopActionを設定するパラメータは、停止の対象となるRecordingActionのIDである。
図6(a)は、CreateActionsのリクエストとレスポンスの内容を示している。リクエストにおいて、Actionタグのそれぞれが、外部機器500が設定しようとするアクションを示している。図6(a)においては、1つ目のToken=1のActionとしてRecordingActionを、2つ目のToken=2のアクションとしてRecordingStopActionが指定されている。
RecordingActionのパラメータを説明する。PreRecordDurationは、録画を開始させるトリガが発生したタイミングから遡って録画を開始する時間を指定させる。PostRecordDurationは、録画を終了させるトリガが発生したタイミングから録画を継続させておく時間を指定させる。RecordDurationは、録画を開始させるトリガが発生してから録画を継続させる時間を指定させる。RecordFrameRateは、録画する映像のフレームレートを指定させる。DoRecordAudioは、画像の記録に併せて音声の記録を行うかどうかを指定する。
図6(b)は、GetEventPropertiesのリクエストとレスポンスの内容を示している。図6(b)において、レスポンスに含まれるTopicSetは、監視カメラ100がサポートするイベントの種類をトピックツリーで示しており、本図においては次の3種類がサポートされている。音源接近イベントであるRuleEngine/SoundSourceDetector/Accessing、音源離脱イベントであるRuleEngine/SoundSourceDetector/Leaving、及び音源離脱待ちタイムアウトイベントであるRuleEngine/SoundSourceDetector/LeavingWaitTimeoutである。
図7(a)は、CreateActionTriggersのリクエストとレスポンスの内容を示している。図7(a)においては、音源接近イベントをS56で設定したToken=1のRecordingActionのトリガとして設定し、音源離脱イベント、並びに音源離脱待ちタイムアウトをToken=2のRecordingStopActionのトリガとして設定している。
図8は、監視カメラ100の音声解析処理である。監視カメラ100において、前述のS54に示される音声解析結果判定ルールが設定されている場合に、1プロセスとして定期的に実行される処理である。
S804において、制御部101は、音源検知状態を1:音量変化率判定中に遷移させ、処理をS805に移す。
S815において、制御部101は、S803において起動した音源離脱待ちタイマを停止させる。
S817において、制御部101は、音源検知状態を2:音源接近中に遷移させ、処理をS805に移す。
S822において、制御部101は、音源検知状態を0:音源未接近に遷移させ、処理をS805に移す。
S900において、制御部101は、図7(a)に示すCreateActionTriggersリクエストによってRecordingActionに対して設定されるトリガを取得する。本実施形態においては、S58にて設定された音源接近イベントであるRuleEngine/SoundSourceDetector/Accessingが取得される。
S910において、制御部101は、図7(a)に示すCreateActionTriggersリクエストによってRecordingStopActionに対して設定されるトリガを取得する。本実施形態においては、S58にて設定された音源離脱イベントであるRuleEngine/SoundSourceDetector/Leaving、及び音源離脱待ちタイムアウトイベントであるRuleEngine/SoundSourceDetector/LeavingWaitTimeoutが取得される。
図10(a)〜(d)は、特定の音声パターンの音源が、監視カメラ100に徐々に近づき、そのまま遠ざかった場合の監視カメラ100の振る舞いを示している。
3010、3011は、S53において設定される音源接近音量閾値と、離脱判定音量閾値を示している。
3014は、監視カメラ100が録画を行っていることを示している。3020は、音量が音源接近音量閾値を上回ったタイミングを示している。監視カメラ100は、音源接近イベントを発行し、音源離脱待ちタイマを起動する。この時点で、音源接近イベントをトリガとする録画開始アクションが設定されている場合は、録画が開始される。
第1の実施形態においては、特定の音声パターンに関する音量の減少率によって録画時間を変化させることにより、より必要性の高い録画を行うことができる監視カメラに言及し、本発明の好適な実施形態を説明した。
音源接近音量閾値(第2の閾値)は、監視カメラ100の監視範囲に音源が接近しつつあると判断できる程度の音量が設定されるべきである。離脱判定音量閾値(第1の閾値)は、音源が監視カメラ100に十分接近していると判断できる程度の音量であり、音源接近音量閾値より大きい値が設定されるべきである。
図10(c)は、特定の音声パターンの音源が、監視カメラ100に徐々に近づき、そのまま遠ざかった場合の監視カメラ100の振る舞いを示している。
この場合は、監視カメラ100の近辺から音源が発生したことを示しており、監視カメラ100は音源離脱イベントを発行し、音源離脱待ちタイマを停止する。この時点で、音源離脱イベントをトリガとする録画停止アクションが停止されている場合は、録画が停止される(図10(d))。
これによって、例えば監視カメラ100の記録容量を不必要に消費するという課題を解決することができる。
即ち、本実施形態においては、録画の必要性が低いと判断された場合は録画を停止するよう制御しているがこの限りではない。例えば、録画の必要が低い場合は、録画するデータの圧縮方法を変更したり、解像度、ビットレート、サンプリングレート、フレームレート等を下げたりするよう制御してもよい。このようにすることにより、必要性が低い場合の記録は低品質録画に切り替えるようにすることができる。
本実施形態においては、画像データのみが記録されるようになっているがこの限りではなく、音声データ、イベント、或いはメタデータ等も併せて記録されるようになっていてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 制御部
500 外部機器
Claims (14)
- 撮像画像と音情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知手段と、
前記検知手段による前記所定音の検知結果に応じて、前記撮像画像と前記音情報とメタデータのうち少なくとも1つの情報の記録を開始させる記録制御手段とを有し、
前記記録制御手段は、
前記少なくとも1つの情報の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以下になった場合、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上であると、前記少なくとも1つの情報の記録を継続させ、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上でないと、前記少なくとも1つの情報の記録を停止させることを特徴とする撮像装置。 - 前記記録制御手段は、
前記少なくとも1つの情報の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以下になった場合、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上でないと、前記記録を停止させ、記録された情報を削除させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 撮像画像と音情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知手段と、
前記検知手段による前記所定音の検知結果に応じて、前記撮像画像の記録を開始させる記録制御手段とを有し、
前記記録制御手段は、
前記撮像画像の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以下になった場合、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上であると、前記撮像画像の記録を継続させ、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上でないと、前記撮像画像の記録を低品質録画に切り替えさせることを特徴とする撮像装置。 - 前記記録制御手段は、
前記撮像画像の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以下になった場合、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上でないと、前記撮像画像の圧縮方法、解像度、ビットレート、フレームレート、サンプリングレートのうち、少なくとも1つを含む記録方法を変更させることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 撮像画像と音情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知手段と、
前記所定音の音量が所定の減少率以上で所定の閾値以下になった場合、前記撮像画像と前記音情報とメタデータのうち少なくとも1つの情報の記録を開始させる記録制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 撮像画像と音情報を取得手段により取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知手段と、
前記検知手段による前記所定音の検知結果に応じて、前記撮像画像と前記音情報とメタデータのうち少なくとも1つの情報の記録を開始させる記録制御手段とを有し、
前記記録制御手段は、
前記少なくとも1つの情報の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以上になった場合、前記所定音の音量の増加率が所定の増加率以下であると、前記少なくとも1つの情報の記録を継続させ、前記所定音の音量の増加率が所定の増加率以下でないと、前記少なくとも1つの情報の記録を停止させることを特徴とする撮像装置。 - 前記記録制御手段は、
前記少なくとも1つの情報の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以上になった場合、前記所定音の音量の増加率が所定の増加率以下でないと、前記少なくとも1つの情報の記録を停止させ、記録された情報を削除させることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 撮像画像と音情報を取得手段により取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知手段と、
前記検知手段による前記所定音の検知結果に応じて、前記撮像画像の記録を開始させる記録制御手段とを有し、
前記記録制御手段は、
前記撮像画像の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以上になった場合、前記所定音の音量の増加率が所定の増加率以下であると、前記撮像画像の記録を継続させ、前記所定音の音量の増加率が所定の増加率以下でないと、前記撮像画像の記録を低品質録画に切り替えさせることを特徴とする撮像装置。 - 前記記録制御手段は、
前記撮像画像の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以上になった場合、前記所定音の音量の増加率が所定の増加率以下であると、前記撮像画像の記録を継続させ、前記所定音の音量の増加率が所定の増加率以下でないと、前記撮像画像の圧縮方法、解像度、ビットレート、フレームレート、サンプリングレートのうち少なくとも1つを含む記録方法を変更させることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 撮像画像と音情報を取得手段により取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知手段と、
前記所定音の音量が所定の増加率以下で所定の閾値以上になった場合、前記撮像画像と前記音情報とメタデータのうち少なくとも1つの情報の記録を開始させる記録制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。 - 撮像画像と音情報を取得手段により取得する取得工程と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知工程と、
前記検知工程による前記所定音の検知結果に応じて、前記撮像画像と前記音情報とメタデータのうち少なくとも1つの情報の記録を開始させる記録制御工程とを有し、
前記記録制御工程は、
前記少なくとも1つの情報の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以下になった場合、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上であると、前記少なくとも1つの情報の記録を継続させ、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上でないと、前記少なくとも1つの情報の記録を停止させることを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 撮像画像と音情報を取得手段により取得する取得工程と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知工程と、
前記所定音の音量が所定の増加率以下で所定の閾値以上になった場合、前記撮像画像と前記音情報とメタデータのうち少なくとも1つの情報の記録を開始させる記録制御工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - 撮像画像と音情報を取得手段により取得する取得手順と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知手順と、
前記検知手順による前記所定音の検知結果に応じて、前記撮像画像と前記音情報とメタデータのうち少なくとも1つの情報の記録を開始させる記録制御手順とをコンピュータに実行させ、
前記記録制御手順は、
前記少なくとも1つの情報の記録中に前記所定音の音量が所定の閾値以下になった場合、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上であると、前記少なくとも1つの情報の記録を継続させ、前記所定音の音量の減少率が所定の減少率以上でないと、前記少なくとも1つの情報の記録を停止させるよう前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 撮像画像と音情報を取得手段により取得する取得手順と、
前記取得手段により取得された音情報に所定音が含まれることを検知する検知手順と、
前記所定音の音量が所定の増加率以下で所定の閾値以上になった場合、前記撮像画像と前記音情報とメタデータのうち少なくとも1つの情報の記録を開始させる記録制御手順とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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