JP6015755B2 - 仮想ディスクのマイグレーションに関する情報処理方法及び装置 - Google Patents

仮想ディスクのマイグレーションに関する情報処理方法及び装置 Download PDF

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Description

本技術は、物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクのマイグレーションに関する。
計算機システムの仮想化が行われて、計算機システムに多数の仮想マシンが実行されるようになってきている。仮想マシンは、仮想的なハードウエアの上でゲストOS(Operating System)が実行され、さらにその上で様々なアプリケーションプログラムが実行される。
仮想マシンにおける仮想的なハードウエアには仮想ディスク(仮想マシンストレージ、仮想マシンディスク、仮想HDD(Hard Disk Drive)とも呼ぶ)が含まれており、この仮想ディスクは計算機システムに含まれる物理ディスク(物理HDDとも呼ぶ)に例えばファイルとして格納される。
様々な理由で仮想ディスクを現在の物理ディスクから他の物理ディスクへ移動させるマイグレーションが実施される場合があるが、従来、どのような仮想ディスクをどのような物理ディスクへ移動させるのかについては、あまり検討がなされていない。大規模なシステムにおいては、障害や負荷の変動といったことが頻繁に発生するため、仮想マシン及び仮想ディスクのマイグレーションを実施すべき事象も頻繁に発生する。これに対してシステムの運用管理者がその都度対処するのでは、メンテナンスコストが膨大となってしまう。また、上記のような事象に適切に対応できない場合には、仮想マシンの可用性が低下する場合もある。
US2009/0037680A1 特開2005−326935号公報 特開2010−128963号公報
従って、本技術の目的は、一側面として、システムに含まれる物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクのマイグレーションを自動的に行うための技術を提供することである。
本技術の第1の態様に係る情報処理方法は、(A)物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおいて、第1の物理ディスクの障害の予兆を検出する処理と、(B)仮想ディスクと当該仮想ディスクを格納している物理ディスクとを関連付ける関連付けデータから、第1の物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する処理と、(C)特定された1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部を、当該1又は複数の仮想ディスクの動的特性又は静的特性若しくは第1の物理ディスク以外の物理ディスクの動的特性又は静的特性に基づき、第1の物理ディスク以外の物理ディスクであって移動させる仮想ディスクを格納可能な第2の物理ディスクに移動させる移動処理とを含む。
本技術の第2の態様に係る情報処理方法は、(A)物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおける各物理ディスク及び各仮想ディスクについて、負荷指標値を収集する処理と、(B)収集された負荷指標値に基づき各物理ディスクについて行われた負荷予測において閾値を超える負荷指標値となる時間が存在すると推定される物理ディスクを特定する処理と、(C)特定された物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する処理と、(D)収集された負荷指標値から、特定された1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部について、特定された物理ディスクの移動後の負荷指標値と移動先の物理ディスクの移動後の負荷指標値とが上記時間において閾値を下回るように移動先の物理ディスクを特定する処理と、(E)特定された1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部を上記時間より前に、特定された移動先の物理ディスクへ移動させるためのスケジューリングを行う処理とを含む。
システムに含まれる物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクのマイグレーションを自動的に行うことができるようになる。
図1は、本技術の実施の形態に係るシステムの構成例及びハードウエア構成例を示す図である。 図2は、システムのソフトウエア構成例を示す図である。 図3は、第1の実施の形態における仮想HDD管理プログラムにより実現される機能ブロック図である。 図4は、物理HDD優先度テーブルの一例を示す図である。 図5は、第1の実施の形態に係る処理フローを示す図である。 図6は、対応表の一例を示す図である。 図7は、第1の実施の形態に係る障害対処処理の処理フローを示す図である。 図8は、第1の実施の形態に係る仮想HDD移動処理の処理フローを示す図である。 図9は、第1の実施の形態に係る障害対処処理の処理フローを示す図である。 図10は、運用継続優先度テーブルの一例を示す図である。 図11は、第2の実施の形態に係る仮想HDD移動処理の処理フローを示す図である。 図12は、物理HDDの使用可能時間の一例を示す図である。 図13は、第3の実施の形態に係る運用継続優先度テーブルの一例を示す図である。 図14は、第3の実施の形態に係る仮想HDD移動処理の処理フローを示す図である。 図15は、第4の実施の形態に係るメインの処理フローを示す図である。 図16は、第4の実施の形態においてデータ格納部に格納されるデータの一例を示す図である。 図17は、第4の実施の形態に係る仮想HDD移動処理の処理フローを示す図である。 図18は、第4の実施の形態で用いられる仮想HDDについてのデータの一例を示す図である。 図19は、第4の実施の形態に係るポリシーデータの一例を示す図である。 図20は、仮想HDDについてのポイント値の一例を示す図である。 図21は、第4の実施の形態に係る仮想HDD移動処理の処理フローを示す図である。 図22は、第4の実施の形態で用いられるデータの一例を示す図である。 図23は、第4の実施の形態における物理HDDについてのポイント値の一例を示す図である。 図24は、仮想HDDを移動させた場合を示す模式図である。 図25は、物理HDDの負荷値の変化を表す図である。 図26は、仮想HDDの移動後の物理HDDのポイント値の一例を示す図である。 図27は、さらに仮想HDDを移動させた場合を示す模式図である。 図28は、第5の実施の形態における優先度テーブルの一例を示す図である。 図29は、第5の実施の形態における重要度テーブルの一例を示す図である。 図30は、データ収集例を模式的に示す図である。 図31は、第5の実施の形態における仮想HDD移動処理の処理フローを示す図である。 図32は、第5の実施の形態における仮想HDDのポイント値計算を表す図である。 図33は、アクセス頻度についての換算テーブルの一例を示す図である。 図34は、性能についての換算テーブルの一例を示す図である。 図35は、第5の実施の形態におけるアクセス頻度についてのポイント計算を表す図である。 図36は、第5の実施の形態における性能についてのポイント計算を表す図である。 図37は、第5の実施の形態における重み付けテーブルの一例を示す図である。 図38は、第5の実施の形態における物理HDDについてのポイント値計算を表す図である。 図39は、第5の実施の形態における仮想HDD移動処理の処理フローを示す図である。 図40は、第6の実施の形態における仮想HDD管理プログラムを実行した際の機能ブロック図である。 図41は、第6の実施の形態における処理フローを示す図である。 図42は、第6の実施の形態における処理フローを示す図である。 図43は、仮想HDDの移動に伴う負荷変化を説明するための図である。 図44は、仮想HDDの移動に伴う負荷変化を説明するための図である。 図45は、スケジュールデータの一例を示す図である。 図46は、仮想HDDの移動を模式的に示す図である。 図47は、コンピュータの機能ブロック図である。
[実施の形態1]
図1に、本技術の第1の実施の形態に係るシステムの構成例及びハードウエア構成例を示す。ネットワーク1には、複数の業務サーバ3が接続されている。なお、ネットワーク1には、管理サーバ5も接続されている場合もある。
業務サーバ3は、CPU(Central Processing Unit)31と、IOH(I/O Hub)32と、HDD33と、メモリ34と、ICH(I/O Controller Hub)35と、NIC(Network Interface Card)36とを有しており、入力装置38及び出力装置37が接続されている。CPU31は、メモリ34とIOH32に接続され、IOH32はHDD33及びICH35に接続されている。HDD33は、1又は複数の物理HDD(物理ディスク)である。ICH35は、表示装置等の出力装置37と、キーボードやマウスなどの入力装置38とに接続されている。また、ICH35は、NIC36にも接続されており、NIC36はネットワーク1に接続されている。本実施の形態では、業務サーバ3においては、仮想化が行われる。
管理サーバ5は、CPU51と、IOH52と、HDD53と、メモリ54と、ICH55と、NIC56とを有しており、入力装置58及び出力装置57が接続されている。CPU51は、メモリ54とIOH52に接続され、IOH52はHDD53及びICH55に接続されている。ICH55は、表示装置等の出力装置57と、キーボードやマウスなどの入力装置58とに接続されている。また、ICH55は、NIC56にも接続されており、NIC56はネットワーク1に接続されている。
図2に、図1に示したシステムのソフトウエア構成例を示す。業務サーバ3は、仮想化OS301(Kernel/Hypervisor)によってハードウェアが仮想化されており、仮想マシンが複数実行される。業務処理を行うための仮想マシン305は、ゲストOS3051と、仮想マシン運用管理ソフトウェア3053と、仮想HDD3055等を有する。なお、ここでは本実施の形態に関係する要素のみが示されており、仮想マシン305は、仮想CPU、仮想メモリ、仮想NIC、業務アプリケーションプログラムその他の要素も含む。仮想マシン運用管理ソフトウエア3053は、仮想HDD3055の状況をモニタするためのプログラムである。また、業務サーバ3では、管理用仮想マシン303も実行される場合もある。管理用仮想マシン303は、ゲストOS3031と、仮想HDD管理プログラム3033と、仮想HDD3035等を有する。業務処理を行うための仮想マシン305と同様に、本実施の形態に関連する要素のみが示されており、様々な要素が省略されている。仮想HDD管理プログラム3033は、仮想マシン運用管理ソフトウェア3053と連携して仮想マシンにおける仮想HDDの状況等のデータを取得したり、仮想HDDのマイグレーションのための処理を実施する。さらに、仮想HDD管理プログラム3033は、OS301から物理HDD33a及び33b等の状況等のデータを取得する。
なお、管理サーバ5は、仮想化されていないが、OS501と、物理HDD53と、仮想HDD管理プログラム503とを有する。仮想HDD管理プログラム503は、仮想HDD管理プログラム3033と同様であり、システムにおいていずれか一方があればよい。
仮想HDDのその実態は、物理HDD内に存在するファイルである。従って、仮想HDDは、通常のファイルのように移動(例えばコピー)を行うことができるが、仮想HDDは仮想マシンと密接に結びついているため、通常は仮想マシンと協調しながら移動させる。本実施の形態では、仮想マシン及び仮想HDDの移動(例えばホットマイグレーション)自体については従来と同様であるから、詳細については説明を省略する。
本実施の形態に係る仮想HDD管理プログラム503が実行されると、図3に示すような機能が実現される。すなわち、仮想HDD管理プログラム503を実行すると、制御部5031と、故障予兆検出部5032と、対応関係管理部5033と、物理HDDデータ収集部5034と、仮想HDDデータ収集部5035と、データ格納部5036と、設定データ格納部5037と、ユーザ通知部5038と、移動処理部5039とが実現される。
本実施の形態では、故障予兆検出部5032は、物理HDDの故障予兆をS.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)やその他の検出技術によって検出し、制御部5031に通知する。対応関係管理部5033は、どの物理HDDがどの仮想HDDを格納しているかを特定して、データ格納部5036に物理HDDと仮想HDDとの関連付けデータを格納する。
本実施の形態では、物理HDDデータ収集部5034は、各物理HDDの空き容量のデータやパーティション構成などのデータを収集して、データ格納部5036に格納する。また、本実施の形態では、仮想HDDデータ収集部5035は、仮想HDDの容量のデータを収集して、データ格納部5036に格納する。設定データ格納部5037は、図4に示すような物理HDD優先度テーブルを格納している。図4の例では、各優先度について、該当する物理HDDの識別子が登録されている。この例では、優先度は値が小さいほど高い優先度であるものとする。このようなデータについては、運用管理者などが予め設定しておく。
ユーザ通知部5038は、制御部5031からの指示に応じて、物理HDDの交換を要求する通知等を行う。また、移動処理部5039は、制御部5031からの指示に応じて、特定の仮想HDDを特定の移動先物理HDDに移動させるための処理を実施する。
次に、本実施の形態に係る処理フローを図5乃至図9を用いて説明する。
対応関係管理部5033は、システム内の物理HDD及び仮想HDDを監視しており、例えば定期的に物理HDDと仮想HDDの関連付けデータ(ここでは対応表)を最新の状態に更新する(図5:ステップS1)。対応表はデータ格納部5036に格納されており、例えば図6に示すようなデータである。すなわち、物理HDDの識別子に対応付けて当該物理HDDに格納されている仮想HDDの識別子が登録されている。
そして、故障予兆検出部5032は、障害予兆のチェックタイミングか否かを判断する(ステップS3)。故障予兆検出部5032は、例えば定期的に故障予兆のチェックを行う。但し、必ずしも定期的でなくても良い。
故障予兆のチェックタイミングであれば、故障予兆検出部5032は、物理HDDから得られる各種データに基づき障害予兆が検出されたか判断する(ステップS5)。上でも述べたようにS.M.A.R.T.だけではなく他の手法を用いても良い。そして、障害予兆がいずれの物理HDDについても検出されなければ処理はステップS9に移行する。
一方、故障予兆検出部5032が、システム内のいずれかの物理HDD33の故障予兆を検出すると、当該物理HDD33の識別子を制御部5031に通知する。そうすると、制御部5031は、障害対処処理を実施する(ステップS7)。障害対処処理については図7乃至図9を用いて説明する。そして処理はステップS9に移行する。
このような処理を、仮想HDD管理プログラム503が終了されるなど処理終了となるまで繰り返される(ステップS9)。
次に、障害対処処理について説明する。まず、制御部5031は、データ格納部5036に格納されている関連付けデータから、故障予兆を検出した物理HDDに割り当てられている仮想HDDを特定する(図7:ステップS11)。そして、制御部5031は、仮想HDD移動処理を実施する(ステップS13)。本実施の形態に係る仮想HDD移動処理については、図8を用いて説明する。
ここで本実施の形態に係る仮想HDD移動処理について説明する。まず、制御部5031は、ステップS11で特定された仮想HDDのうち未処理の仮想HDDを1つ特定する(ステップS21)。また、制御部5031は、カウンタiを1に初期化する(ステップS23)。そして、制御部5031は、設定データ格納部5037に格納されている物理HDD優先度テーブルにおいて、優先度i番目の物理HDDを特定する(ステップS25)。
さらに、制御部5031は、ステップS21で特定された仮想HDDがi番目の物理HDDに存在するものであるかを、対応表から判断する(ステップS27)。仮想HDDがi番目物理HDDに存在する場合には、その物理HDDには移動させられないので、処理はステップS33に移行する。
一方、特定された仮想HDDがi番目の物理HDDに存在しない場合には、制御部5031は、データ格納部5036に格納されているi番目の物理HDDの空き容量と、同じくデータ格納部503に格納されている仮想HDDのサイズとから、i番目の物理HDDが、特定された仮想HDDを格納できるだけの空き容量があるか判断する(ステップS29)。なお、制御部5031自体が、この時点においてi番目の物理HDDの空き容量と仮想HDDのサイズのデータを取得するようにしても良い。また、本ステップの判断は、i番目の物理HDDに仮想HDDを移動させたとしても十分な空き容量が残るかということを判断する。
特定された仮想HDDを格納できる空き容量がi番目の物理HDDに存在しない場合には、処理はステップS33に移行する。一方、特定された仮想HDDを格納できる空き容量がi番目の物理HDDに存在する場合には、制御部5031は、移動処理部5039に対して、ステップS21で特定された仮想HDDを、i番目の物理HDDに移動させるように指示し、移動処理部5039は、制御部5031からの指示に応じて仮想HDDの移動を実施する(ステップS31)。そして処理はステップS37に移行する。
また、ステップS33では、制御部5031は、物理HDD優先度テーブルにおいて次の物理HDDの候補が存在するか判断する(ステップS33)。物理HDD優先度テーブルにおいて次の物理HDDの候補が存在しない場合には処理はステップS37に移行する。一方、物理HDD優先度テーブルにおいて次の物理HDDの候補が存在する場合には、制御部5031は、iを1インクリメントして(ステップS35)、処理はステップS25に戻る。
また、ステップS37では、制御部5031は、ステップS11で特定された仮想HDDのうち未処理の仮想HDDが残っているか判断する(ステップS37)。未処理の仮想HDDが存在する場合には、処理はステップS21に戻る。一方、未処理の仮想HDDが存在しない場合には、処理は呼出元の処理に戻る。
このような処理を実施すれば、物理HDD優先度テーブルに従って、障害予兆が検出された物理HDDに割り当てられている仮想HDDを移動させることができるようになる。なお、図4に示されている物理HDD優先度テーブルにおいて例えば物理HDD「P2」に障害予兆が検出されると、優先度「2」以下の物理HDDが移動先物理HDDとして選択されることになる。なお、容量の制限により、移動できない仮想HDDが出現する場合もある。
図7の処理に戻って、移動可能な仮想HDDの移動が完了すると、制御部5031は、ステップS11で特定された各仮想HDDについて図8の処理で特定された移動先物理HDDの識別子を、仮想HDDの移動履歴として、データ格納部5036に格納する(ステップS15)。また、制御部5031は、ユーザ通知部5038に対して、故障予兆が検出された物理HDDが交換可能状態になったことを運用管理者等のユーザに対して通知するように指示し、ユーザ通知部5038は指示に従って運用管理者等のユーザに対して通知を行う(ステップS17)。例えば、表示装置に表示を行ったり、場合によってはメールなどを送信するようにしても良い。
運用管理者などは、この通知に応じて、故障予兆が検出された物理HDDの交換を実施する(ステップS19)。なおこの作業は自動では行われないので、点線ブロックで表されている。なお、交換するだけであるから作業が簡単化されている。処理は端子Aを介して図9の処理に移行する。
図9の処理に移行して、制御部5031は、データ格納部5036に格納されているパーティション構成等の設定データに従って、新規物理HDDの設定を実施する(ステップS41)。
また、制御部5031は、物理HDDを復旧させたことに応じて移動すべき仮想HDDを特定する(ステップS43)。新規物理HDDの性能などに応じて移動させた仮想HDD以外の仮想HDDを移動させる場合もあるが、本実施の形態ではステップS13で移動させた仮想HDDを特定する。
そして、制御部5031は、仮想HDD移動処理を実施する(ステップS45)。本ステップは、ステップS13と同じ処理フローであってもよいが、異なる処理フローであっても良い。本実施の形態では、単純に、移動させた仮想HDDを、復旧させた物理HDDに移動させる処理を実施するものとする。
この仮想HDD移動処理が完了すると、制御部5031は、ステップS43で特定された各仮想HDDについてステップS45で特定された移動先物理HDDの識別子を、仮想HDDの移動履歴として、データ格納部5036に格納する(ステップS47)。また、制御部5031は、ユーザ通知部5038に対して、復旧完了を運用管理者等のユーザに通知するように指示し、ユーザ通知部5038は指示に従ってユーザに対する通知を実施する(ステップS49)。そして処理は呼出元の処理に戻る。
このような処理を実施することで、物理HDD優先度テーブルに従って、障害予兆が検出された物理HDDに格納されている仮想HDDを移動させ、物理HDDの復旧完了に応じて元の状態に自動的に戻すことができるようになる。
[実施の形態2]
本実施の形態では仮想HDD移動処理を、以下に示すような処理フローに変更する。但し、設定データ格納部5037には、図10に示すような運用継続優先度テーブルが格納されている。図10の例では、優先度毎に、当該優先度に該当する仮想HDDの識別子が登録されるようになっている。優先度は値が小さいほど高いものとする。このように、運用継続を優先すべき仮想HDDが列挙されているので、この順番に仮想HDDを移動させて行く。このような運用継続優先度テーブルは、予め運用管理者などが登録しておく。
次に、このような運用継続優先度テーブルを用いる仮想HDD移動処理を図11を用いて説明する。制御部5031は、移動先となる物理HDD(すなわち移動先候補物理HDD)を特定する(ステップS51)。この処理自体は、図4に示した物理HDD優先度テーブルに示されている物理HDDのうち故障予兆が検出された物理HDD以外の物理HDD(例えば上位所定個数に限定する場合もある)を特定しても良い。また、設定データ格納部5037に、移動先物理HDDとして選定することを禁止する物理HDDを列挙したリストを格納しておき、このリストに列挙されている物理HDD及び故障予兆が検出された物理HDDを除外した物理HDDを移動先候補物理HDDとして特定するようにしても良い。
そして、制御部5031は、カウンタiを1に初期化する(ステップS5)。また、制御部5031は、運用継続優先度テーブルにおいて優先度がi番目の仮想HDDを特定する(ステップS55)。そして、制御部5031は、i番目の仮想HDDが、ステップS11で特定された仮想HDDのいずれかに該当するか判断する(ステップS57)。すなわち、運用継続優先度テーブルに登録されている仮想HDDについてはその順番で早期に移動させることによって運用継続を確保するものである。
i番目の仮想HDDが、故障予兆が検出された物理HDDに割り当てられている仮想HDDではない場合には、処理はステップS63に移行する。一方、i番目の仮想HDDが、ステップS11で特定された仮想HDDのいずれかに該当する場合には、制御部5031は、ステップS51で特定された移動先候補物理HDDのいずれかに、当該i番目の仮想HDDを格納できる空き容量が存在するか判断する(ステップS59)。本ステップは、基本的にはステップS29と同じであるが、ここでは、特定された移動先候補物理HDDのいずれかに格納できればよい。いずれの移動先候補物理HDDに格納できない場合には処理はステップS63に移行する。一方、特定された移動先候補物理HDDのいずれかに格納できる場合には、制御部5031は、移動処理部5039に対して、例えば最初に特定された移動先候補物理HDDを移動先物理HDDとして、i番目の仮想HDDを移動させるように指示し、移動処理部5039は、制御部5031の指示に従って仮想HDDを移動させる(ステップS61)。そして処理はステップS63に移行する。
制御部5031は、運用継続優先度テーブルにおいて次の優先度の仮想HDDが存在するか判断する(ステップS63)。次の優先度の仮想HDDが存在する場合には、制御部5031は、iを1インクリメントして(ステップS65)、処理はステップS55に戻る。一方、次の優先度の仮想HDDが存在しない場合には、処理は呼出元の処理に戻る。
なお、呼出元の処理に戻る前に、運用継続優先度テーブルに列挙されていないが、ステップS11で特定された仮想HDDが存在する場合には、そのような仮想HDDについても移動先候補物理HDDのうちいずれかに移動可能か判断して、移動可能であれば移動させるようにしても良い。
このようにすれば、運用継続が優先される仮想HDDから順番に移動させることができ、可能な限り運用を継続させることができるようになる。
また、自動的に仮想HDDを移動させることでメンテナンスコストを下げることができる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、物理HDDを交換した後に実行されるステップS45における仮想HDD移動処理の変形例について説明する。
本実施の形態では、物理HDDデータ収集部5034が、システム内の各物理HDDの使用時間についてのデータを収集して、データ格納部5036に格納する。例えば、図12に示すようなデータを、データ格納部5036で管理する。図12の例では、物理HDD毎に、運用管理者などから設定される耐用時間と、物理HDDデータ収集部5034により収集された経過時間と、耐用時間と経過時間との差である使用可能時間とを登録するようになっている。なお、耐用時間については、例えばMTBF(Mean Time Between Failures)から算出するようにしても良い。
また、本実施の形態でも、例えば図13に示すような運用継続優先度テーブルも設定データ格納部5037に格納されている。図13の例では、各優先度につき仮想HDDの識別子が登録されている。
そして、本実施の形態では、ステップS45において図14に示すような仮想HDD移動処理を実施するものとする。なお、前提となる図9のステップS43において、移動すべき仮想HDDについては、故障予兆を検出した物理HDDに格納されていた仮想HDDが特定されたものとする。
制御部5031は、データ格納部5036に格納されている使用可能時間に応じて移動先候補物理HDDを特定する(ステップS71)。例えば、使用可能時間で降順に物理HDDをソートして、この順番で移動先候補物理HDDに移動可能かどうかを判断する。なお、経過時間が短くても耐用時間が短い場合には、使用可能時間は短くなる。例えば、物理HDD「P1」が交換されたばかりの物理HDDであるが、耐用時間が短いため、相対的に使用可能時間は物理HDD「P2」よりも短くなっている。従って、図12の例では、P2、P1、P3の順番で確認を行うものとする。
また、制御部5031は、カウンタiを1に初期化する(ステップS73)。そして、制御部5031は、運用継続優先度テーブルにおいて優先度がi番目の仮想HDDを特定する(ステップS75)。そして、制御部5031は、i番目の仮想HDDが、ステップS43で特定された仮想HDDのいずれかに該当するか判断する(ステップS77)。すなわち、運用継続優先度テーブルに登録されている仮想HDDについてはその順番で早期に移動させることによって運用継続を確保するものである。
i番目の仮想HDDが、ステップS43で特定された仮想HDDではない場合には、処理はステップS83に移行する。一方、i番目の仮想HDDが、ステップS43で特定された仮想HDDのいずれかに該当する場合には、制御部5031は、ステップS71で特定された順番で移動先候補物理HDDのいずれかに、当該i番目の仮想HDDを格納できる空き容量が存在するか判断する(ステップS79)。
上で述べた順番であれば、物理HDD「P2」に、運用継続優先度テーブル(図13)における最優先の仮想HDD「V1」が格納できるか否かを判断し、できなければ物理HDD「P1」に仮想HDD「V1」が格納できるか否かを判断し、さらにできなければ物理HDD「P3」に仮想HDD「V1」が格納できるか否かを判断する。
いずれの移動先候補物理HDDにも格納できない場合には処理はステップS83に移行する。一方、特定された移動先候補物理HDDのいずれかに格納できる場合には、制御部5031は、移動処理部5039に対して、例えば最初に特定された移動先候補物理HDDを移動先物理HDDとして、i番目の仮想HDDを移動させるように指示し、移動処理部5039は、制御部5031の指示に従って仮想HDDを移動させる(ステップS81)。そして処理はステップS83に移行する。
また、制御部5031は、運用継続優先度テーブルにおいて次の優先度の仮想HDDが存在するか判断する(ステップS83)。次の優先度の仮想HDDが存在する場合には、制御部5031は、iを1インクリメントして(ステップS85)、処理はステップS75に戻る。一方、次の優先度の仮想HDDが存在しない場合には、処理は呼出元の処理に戻る。
このようにすれば、復旧させた物理HDDではなく、運用継続を優先させて使用可能時間が長い物理HDDに仮想HDDを移動させることができるようになる。
なお、ステップS43で全ての仮想HDDを特定するようにして図14の処理を実施するようにしても良い。そうすると、運用継続優先度テーブルの順番で、ステップS45での移動の有無に拘わらず、仮想HDDの再配置が行われるようになる。
[実施の形態4]
本実施の形態では、動的に変化する負荷データに基づき、仮想HDDの優先順位及び移動先物理HDDを決定する例を説明する。
このため、本実施の形態では、仮想HDDデータ収集部5035は、各仮想HDDに対するI/O要求量(単位時間当たりのアクセス頻度)のデータを、仮想マシン運用管理ソフトウエア3053から取得し、データ格納部5036に格納する。また、物理HDDデータ収集部5034は、例えばシステム内に含まれる各物理マシン上のOSから、各物理HDDに対するI/O要求量(単位時間当たりのアクセス頻度)のデータを取得し、データ格納部5036に格納する。
また、本実施の形態では、図15乃至図27の処理を実施する。
まず、対応関係管理部5033は、システム内の物理HDD及び仮想HDDを監視しており、例えば定期的に物理HDDと仮想HDDの関連付けデータ(ここでは対応表)を最新の状態に更新する(図15:ステップS91)。対応表はデータ格納部5036に格納されており、例えば図6に示すようなデータである。
さらに、物理HDDデータ収集部5034は、例えばシステム内の各物理マシンにおけるOS等から負荷データ(I/O要求量のデータ)を収集し、データ格納部5036に格納する(ステップS93)。また、仮想HDDデータ収集部5035は、仮想マシン運用管理ソフトウエア3053から負荷データ(I/O要求量のデータ)を取得し、データ格納部5036に格納する(ステップS95)。
例えば図16に示すようなデータが、データ格納部5036に格納される。図16の例では、日時と、HDDの識別子と、I/O要求量とを対応付けて格納している。
そして、故障予兆検出部5032は、障害予兆のチェックタイミングか否かを判断する(ステップS97)。故障予兆検出部5032は、例えば定期的に故障予兆のチェックを行う。但し、必ずしも定期的でなくても良い。
故障予兆のチェックタイミングであれば、故障予兆検出部5032は、物理HDDから得られる各種データに基づき障害予兆が検出されたか判断する(ステップS99)。上でも述べたようにS.M.A.R.T.だけではなく他の手法を用いても良い。そして、障害予兆がいずれの物理HDDについても検出されなければ処理はステップS103に移行する。
一方、故障予兆検出部5032が、システム内のいずれかの物理HDD33の故障予兆を検出すると、当該物理HDD33の識別子を制御部5031に通知する。そうすると、制御部5031は、障害対処処理を実施する(ステップS101)。障害対処処理については図7及び図9の処理と同様である。そして処理はステップS103に移行する。
このような処理を、仮想HDD管理プログラム503が終了されるなど処理終了となるまで繰り返される(ステップS103)。
障害対処処理については第1の実施の形態と同様であるが、障害対処処理における仮想HDD移動処理については、図17及び図21の処理に変更する。
まず、制御部5031は、ステップS11で特定された仮想HDDについてのデータを、データ格納部5036及び設定データ格納部5037から読み出す(ステップS111)。本実施の形態では、設定データ格納部5037には各仮想HDDについて、予め設定されている可用性優先値及び性能優先値が格納されており、これらのデータを読み出す。また、本実施の形態では、データ格納部5036には図16で示したように各仮想HDDについてI/O要求量のデータが蓄積されているので、例えば所定期間内の平均値等の統計量を負荷値として算出するか又は直近の値を負荷値として読み出す。例えば、図18に示すようなデータが、読み出されたものとする。図18の例では、特定された仮想HDDの各々について、負荷値と、可用性優先値と、性能優先値とが対応付けられている。負荷値、可用性優先値及び性能優先値は、共に高い値ほど移動を優先することを表している
また、制御部5031は、設定データ格納部5037に格納されている適用ポリシーのデータを読み出す(ステップS113)。例えば図19に示すようなデータが設定データ格納部5037に格納されているものとする。図19の例では、2つのポリシーが用意されており、例えば運用管理者等により設定されているいずれかのポリシーが今回適用ポリシーとして読み出される。ポリシーは、移動対象の仮想HDDの優先パラメータと、移動先物理HDDの優先パラメータとを含む。移動対象の仮想HDDの優先パラメータは、仮想HDDの負荷係数と、可用性優先度と、仮想マシンの性能優先度とを含み、仮想HDDの負荷、可用性及び性能の各々についての重み付けを表している。また、移動先物理HDDの優先パラメータは、物理HDDの負荷係数と、排他係数と、ディスク信頼係数とを含み、物理HDDの負荷、排他度合い及び信頼性についての重み付けを表している。例えば、このうちポリシー1が指定されており、このポリシー1のデータを読み出すものとする。
そして、制御部5031は、ステップS11で特定された仮想HDDについてのポイントを、ステップS111で読み出したデータ及び適用ポリシーのデータから算出する(ステップS115)。本実施の形態では、仮想HDDの負荷値×仮想HDDの負荷係数+可用性優先値×可用性優先度+性能優先値×仮想マシンの性能優先度によって合計のポイント値を算出する。例えば、図18及び図19の例の場合、図20に示すように各仮想HDDについてポイント値が算出される。図20の例では、内訳(負荷度、可用性優先度及び性能優先度)についても示されているが、各仮想HDDについて、合計のポイント値が得られる。
また、制御部5031は、ポイントに応じて仮想HDDを降順にソートする(ステップS117)。ポイントが高いほど優先して仮想HDDを移動させる。そして、制御部5031は、カウンタiを1に初期化する(ステップS119)。処理は端子Bを介して図21の処理に移行する。
図21の処理の説明に移行して、制御部5031は、移動先候補物理HDDのデータを、設定データ格納部5037及びデータ格納部5036から読み出す(ステップS121)。本実施の形態では、例えば各物理HDDについて排他度及びディスク信頼値が設定データ格納部5037に格納されており、このデータを、例えば故障予兆が検出された物理HDD以外の物理HDD(移動先候補物理HDD)について読み出す。また、移動先候補物理HDDについて、負荷値をデータ格納部5036から読み出す。例えば、図22に示すようなデータが読み出されたものとする。図22の例では、各物理HDDについて、負荷値、排他度、ディスク信頼度が対応付けられている。ここで負荷値は大きな値ほど、移動先物理HDDとしては好ましくなく、排他度についても大きな値ほど、移動先物理HDDとしては好ましくない。一方、ディスク信頼度については大きな値ほど、移動先物理HDDとして好ましい。
そして、制御部5031は、適用ポリシーと読み出した物理HDDのデータとから、移動先候補物理HDDについてのポイントを算出する(ステップS123)。ポリシー1が適用ポリシーであり図22に示すようなデータが読み出された場合には、図23に示すようなポイント値が算出される。ここで負荷値及び排他度については大きな値ほど移動先物理HDDとしては好ましくないので、負の値を割り当て、ディスク信頼度については正の値を割り当てる。すなわち、−(負荷値×負荷係数)−(排他度×排他係数)+ディスク信頼値×ディスク信頼係数によってポイントを算出する。
その後、制御部5031は、i番目の仮想HDDに対して、ポイントの降順に当該i番目の仮想HDDを格納可能な移動先候補物理HDDを移動先物理HDDとして特定する(ステップS125)。図23の例では、「P1」「P2」「P3」の順番で格納可能か否かを判断して、最初に格納可能と判断した移動先候補物理HDDを特定する。
そして、制御部5031は、移動処理部5039に対して、i番目の仮想HDDを、特定された移動先物理HDDに移動させるように指示し、移動処理部5039は、制御部5031からの指示に応じて仮想HDDの移動を実施する(ステップS127)。上で述べた例では、仮想HDD「V1」を物理HDD「P1」に移動させたものとする。
また、制御部5031は、特定された仮想HDDのうち未処理の仮想HDDが存在するか判断する(ステップS129)。未処理の仮想HDDが存在する場合には、制御部5031は、カウンタiを1インクリメントし(ステップS131)、ステップS125で特定された移動先物理HDDの状態を更新する(ステップS133)。仮想HDD「V1」を物理HDD「P1」に移動させた場合には、仮想HDD「V1」の負荷値「50」を、物理HDDの負荷値「5」に加算することで、新たな負荷値「55」であるものとする。そして処理はステップS123に戻る。
上で述べたように、図24に模式的に示すように、仮想HDD「V1」を物理HDD「P1」に移動させると、物理HDD「P1」の負荷が、図25に示すように高くなる。このような状態変化に応じて、ステップS123で、少なくとも移動先物理HDDについてポイントを算出し直す。そうすると、図23のデータは図26に示すような値になる。図26の例に従うと、合計ポイント値が最も大きい物理HDDは「P2」に変化する。よって、図27に示すように、仮想HDD「V2」は、物理HDD「P2」に移動されるようになる。
以上のような処理を実施することで、現在の物理HDD及び仮想HDDの負荷状態を勘案した形で、仮想HDDの移動順番及び移動先物理HDDが決定できるようになる。
なお、本実施の形態でも、障害対処処理におけるステップS45を実行することになるが、上で述べたように仮想HDDの負荷データ(アクセス頻度のデータ)を収集する場合には、当該仮想HDDの負荷データと、新規に装備した物理HDDの性能データとから、仮想HDDの移動の是非について判断するようにしても良い。すなわち、新規に装備した物理HDDの性能が所定のレベルに達していない場合には、仮想HDDの負荷が高い場合にはスループットの低下が引き起こされる可能性があるので、当該仮想HDDを新規に装備した物理HDDに復帰させないというように判断する場合もある。
また、運用管理者などが定義されたポリシーにも応じてマイグレーションが行われるようになる。
[実施の形態5]
本実施の形態では、動的に変化する物理HDDの性能指標値をさらに勘案して移動先物理HDDを決定する。
本実施の形態では、設定データ格納部5037に、各仮想HDDについて優先度及び重要度(例えば重要なデータが含まれている度合い)のデータを予め格納しておく。例えば、優先度については図28に示すようなデータが格納されているものとする。図28の例では、優先度グループ毎に、当該グループに属する仮想HDDの識別子と、当該グループに割り当てられたポイント値とが対応付けられている。なお、優先度グループには、移動禁止グループが含まれており、優先度のポイント値が小さいほどより優先度が高いものとする。
また、重要度については図29に示すようなデータが格納されているものとする。図29の例では、重要度グループ毎に、当該グループに属する仮想HDDの識別子と、当該グループに割り当てられたポイント値とが対応付けられている。なお、重要度のポイント値が大きいほど重要度が高いものとする。
また、本実施の形態では、物理HDDについてアクセス頻度(例えば単位時間当たりのI/O要求量)及び性能指標値(例えば1ブロック(例えば64KB)のWriteを行った場合の完了通知時間)とを例えば定期的に取得する。例えば、運用管理者等は、データの保持期間(移動平均を算出する範囲)を指定する。例えば、瞬時データのみ用いる場合、1週間程度のデータ保持期間で移動平均を算出する場合、1ヶ月程度のデータ保持期間で移動平均を算出する場合などを指定する。さらに、データの取得間隔、すなわちポーリング間隔についても運用管理者などが指定して、このようなデータが物理HDDデータ収集部5034に設定され、物理HDDデータ収集部5034は、この指定に従ってデータ収集を実施する。
例えば、データの保持期間が1週間で、ポーリング間隔が15秒であるとすると、図30に示すように、15秒間隔で、アクセス頻度(回数)及び性能(時間[秒])を収集して、収集したデータについては1週間保持するので、1週間についての平均値を算出する。平均値についても、物理HDDデータ収集部5034によって算出するようにする。但し、ポイント算出時に算出するようにしても良い。
次に、本実施の形態に係る仮想HDD移動処理の処理フローを図31乃至図39を用いて説明する。制御部5031は、ステップS11で特定された各仮想HDDについて、優先度テーブル(図28)及び重要度テーブル(図29)のデータを読み出す(図31:ステップS141)。そして、制御部5031は、特定された各仮想HDDについてポイント値を算出する(ステップS143)。本実施の形態では、優先度×重要度によりポイント値を算出する。例えば、仮想HDD「V1」乃至「V4」の例では、図32のようにポイント値が算出される。なお、ポイント値「0」の場合には移動させないものとする。
そして、制御部5031は、ポイントで仮想HDDを降順にソートする(ステップS145)。図32の例では、「V2」「V4」という順番が付与されている。
また、制御部5031は、アクセス頻度及び性能についてのデータを、移動先候補物理HDDの各々について、データ格納部5036から読み出す(ステップS147)。そして、制御部5031は、換算テーブルに従って、読み出したデータから、各移動先候補物理HDDのアクセス頻度ポイント及び性能ポイントを算出するポイント換算処理を実施する(ステップS149)。アクセス頻度についての換算テーブルは、例えば図33に示すように、アクセス頻度の範囲とポイント値とを対応付けたものである。また、性能についての換算テーブルは、例えば図34に示すように、性能の範囲とポイント値とを対応付けたものである。このような換算テーブルにおいて、該当するアクセス頻度又は性能に対応するポイント値を読み出す。例えば、図35に示すような各移動先候補物理HDDのアクセス頻度についてのポイント値が得られるものとする。また、図36に示すような各移動先候補物理HDDの性能についてのポイント値が得られるものとする。いずれについても値が大きいほどポイント値が小さくなる。
さらに、制御部5031は、設定データ格納部5037に格納されている重み付けテーブルに従って、各移動先候補物理HDDの合計ポイント値を算出する(ステップS151)。重み付けテーブルは予め運用管理者等によって設定されるテーブルであり、例えば図37に示すようなデータである。すなわち、アクセス頻度と性能とをどのような比率で重み付けるかを表すものである。そして、本実施の形態では、アクセス頻度のポイント値×アクセス頻度の重み+性能のポイント値×性能の重みにより合計ポイント値が算出される。図35乃至図37の例では、合計ポイント値は、図38に示すように計算される。図38の例では、アクセス頻度と性能とについても重み付けされたポイント値が示されており、アクセス頻度については物理HDD「P3」が大きなポイント値を得ており、性能については物理HDD「P1」が大きなポイント値を得ていることが分かる。但し、重み付けはアクセス頻度の方が大きくなっているので、結果として物理HDD「P3」の方が合計ポイント値が大きな値となる。
そして、制御部5031は、移動先候補物理HDDをポイントで降順にソートする(ステップS153)。図38の例では、「P3」「P1」「P2」の順番が得られる。処理は端子Cを介して図39の処理に移行する。
図39の処理の説明に移行して、制御部5031は、カウンタiを1に初期化する(ステップS155)。また、制御部5031は、カウンタjを1に初期化する(ステップS157)。そして、制御部5031は、j番目の移動先候補物理HDDの空き容量を、データ格納部5036から取得する(ステップS159)。なお、制御部5031の指示に応じて物理HDDデータ収集部5034がこの時点で空き容量を取得するようにしても良い。また、制御部5031は、i番目の仮想HDDのサイズを取得して、i番目の仮想HDDが、j番目の移動先候補物理HDDに格納可能であるか判断する(ステップS161)。格納不能であるならば、制御部5031は、jがjの最大値であるか判断する(ステップS163)。jがjの最大値ではない場合には、制御部5031は、jを1インクリメントして(ステップS165)、処理はステップS159に戻る。一方、jがjの最大値である場合には、ステップS169に移行する。
一方、i番目の仮想HDDをj番目の移動先候補物理HDDに格納可能であると判断された場合には、制御部5031は、移動処理部5039に対して、i番目の仮想HDDをj番目の移動先物理HDDに移動させるように指示し、移動処理部5039は、この指示に応じて仮想HDDの移動処理を実施する(ステップS167)。そして処理はステップS169に移行する。
そして、制御部5031は、iがiの最大値であるか判断する(ステップS169)。iが最大値ではない場合には、制御部5031は、iを1インクリメントして(ステップS171)、処理はステップS157に移行する。一方、iがiの最大値になった場合には、処理は呼出元の処理に戻る。
以上のような処理を実施すれば、物理HDDの性能及び負荷といった動的に変化する指標値に基づき、その時に適切と判定される物理HDDに対して仮想HDDを移動させることができるようになる。
また、運用管理者等の意図に応じた重み付けによって仮想HDDのマイグレーションが自動的に行われるようになっている。
[実施の形態6]
本実施の形態では、物理HDDの障害予兆ではなく、負荷の将来予測に基づき、仮想HDDの移動を行う場合の処理について説明する。
本実施の形態における仮想HDD管理プログラム503bを実行すると図40に示すような機能が実現される。図3に示した仮想HDD管理プログラム503の機能に加えて、移動スケジューリング部5040が追加されている。移動スケジューリング部5040は、負荷予測部5041を含む。
本実施の形態では、物理HDDデータ収集部5034により収集された各物理HDDの負荷のデータ(すなわちI/O要求量)と、仮想HDDデータ収集部5035により収集された各仮想HDDの負荷のデータ(すなわちI/O要求量)のデータから、移動スケジューリング部5040の負荷予測部5041は、将来の負荷予測を実施する。負荷予測のスパンは任意であるが、例えば1日分の負荷予測を実施する。そして、この負荷予測カーブから、例えば予め設定されている閾値を予測負荷が超えるような時間が発生しているか否かにより各仮想HDDの移動の是非を判断する。そして、仮想HDDの移動を実施すべき場合には仮想HDDの移動にかかる時間を算出して移動すべき時刻を特定して、当該時刻に制御部5031が、移動処理部5039に移動を実施させる。
次に、本実施の形態に係る処理を図41乃至図46を用いて説明する。
まず、対応関係管理部5033は、システム内の物理HDD及び仮想HDDを監視しており、例えば定期的に物理HDDと仮想HDDの関連付けデータ(ここでは対応表)を最新の状態に更新する(図41:ステップS181)。対応表はデータ格納部5036に格納されており、例えば図6に示すようなデータである。
さらに、物理HDDデータ収集部5034は、例えばシステム内の各物理マシンにおけるOS等から負荷データ(I/O要求量のデータ)を収集し、データ格納部5036に格納する(ステップS183)。また、仮想HDDデータ収集部5035は、仮想マシン運用管理ソフトウエア3053から負荷データ(I/O要求量のデータ)を取得し、データ格納部5036に格納する(ステップS185)。例えば図16に示すようなデータが、データ格納部5036に格納される。
そして、移動スケジューリング部5040の負荷予測部5041は、データ格納部5036に格納されている負荷データから、各物理HDD及び各仮想HDDの将来負荷を予測する処理を実施する(ステップS187)。将来負荷の予測のアルゴリズムについては、本実施の形態の主旨ではなく、様々な既存技術が存在するのでその技術を用いればよい。なお、単純には過去数日間の平均カーブを生成するようにしても良い。
そして、移動スケジューリング部5040は、将来負荷が閾値を超える物理HDDが存在するか判断する(ステップS189)。いずれの物理HDDについても将来負荷が閾値を超えない場合には、端子Eを介して図42のステップS203に移行する。一方、いずれかの物理HDDについて将来負荷が閾値を超える時間が存在する場合には、処理は端子Dを介して図42のステップS191の処理に移行する。
端子D以降の処理の説明に移行して、移動スケジューリング部5040は、将来負荷が閾値を超える物理HDDのうち未処理の物理HDDを1つ特定する(ステップS191)。移動スケジューリング部5040は、特定された物理HDDに含まれる仮想HDDを、対応表から特定する(ステップS193)。
そして、移動スケジューリング部5040は、ステップS193で特定された仮想HDDを移動させた場合に、移動元及び移動先物理HDDの負荷が閾値以下となる仮想HDD及び移動先物理HDDの組み合わせを特定する(ステップS195)。
例えば、図43の左側に示すように、物理HDD「P1」について10時から12時において閾値を超える将来負荷が予測されたものとする。また、図43の中央に示すように、物理HDD「P1」に格納されている仮想HDD「V1」についての予測負荷が、10時から12時において高まっているとすると、仮想HDD「V1」を移動させれば、図43の右側に示すように、物理HDD「P1」の予測負荷は全時間帯において閾値未満となる。一方、図44の左側に示すように、物理HDD「P2」の将来負荷が予測され、仮想HDD「V1」を物理HDD「P2」に移動させると、図44の右側に示すように、物理HDD「P2」の予測負荷において一部の時間帯(22時から4時とする)で閾値を超える状態になる。
このように負荷が閾値を超える時間がある移動元物理HDDから、その移動元物理HDDに格納されている仮想HDDをいずれかの移動先物理HDDに移動させることで、移動元物理HDDも移動先物理HDDも負荷が閾値未満となるような、仮想HDD及び移動先物理HDDの組み合わせを例えば総当たりで探索する。
なお、図44に示すように、当初解消しようとした10時から12時までの物理HDD「P1」の過負荷状態の代わりに、物理HDD「P2」に22時から4時までの過負荷状態がどうしても解消できない場合もある。このような場合には、22時より前に、仮想HDD「V1」を移動元の物理HDD「P1」に復帰させれば、物理HDD「P2」についても過負荷状態を解消できる。このように、過負荷状態の時間帯が異なっており、再移動させることで過負荷状態を回避できるのであれば、移動及び復帰を採用するようにしても良い。
また、予測負荷が閾値を超える物理HDDが複数存在する場合には、他の物理HDDについての仮想HDDの移動の影響を受けるので、他の物理HDDについて仮想HDDの移動がなされている状態を基に、処理に係る物理HDDについての仮想HDDの移動を決定する。例えば、可能な限り移動元物理HDDと移動先物理HDDの他の組み合わせにて過負荷状態を回避するようにする。
その後、移動スケジューリング部5040は、仮想HDDのサイズ及び転送速度から移動にかかる時間を算出して、[(過負荷状態が開始する時刻)−(算出された時間)−マージン]により移動開始時刻を算出して、仮想HDDの識別子と移動開始時刻と移動先物理HDDの識別子との対応付けデータを、データ格納部5036に格納する(ステップS197)。例えば、上で述べた例では、図45に示すようなデータが格納される。すなわち、仮想HDDの識別子と移動開始時刻と移動先物理HDDの識別子とが対応付けて格納されている。
そして、移動スケジューリング部5040は、予測負荷が閾値を超える未処理の物理HDDが残っているか判断する(ステップS199)。予測負荷が閾値を超える未処理の物理HDDが残っている場合には、処理はステップS191に戻る。一方、予測負荷が閾値を超える未処理の物理HDDが残っていない場合には、制御部5031は、データ格納部5036に格納されているスケジュールデータを監視しておき、スケジュールデータに含まれる移動開始時刻になると、移動処理部5039に対して当該スケジュールデータに含まれる仮想HDDを移動先物理HDDに移動するように指示し、移動処理部5039は指示に従って仮想HDDの移動を行う(ステップS201)。
例えば図45に示すようなスケジュールデータの場合、図46のような移動処理が行われる。すなわち、6:00になると、物理HDD「P1」から物理HDD「P2」へ仮想HDD「V1」を移動させ、過負荷状態が開始するとされる8:00までに移動を完了させる。また、20:00になると、物理HDD「P2」から物理HDD「P1」へ仮想HDD「V1」を移動させ、過負荷状態が開始するとされる22:00までに移動を完了させる。
このような処理を処理終了となるまで繰り返す(ステップS203)。すなわち、処理終了でなければ、端子Fを介して図41のステップS181に戻る。
以上のような処理を実施することで、システムのスループットを向上させることができるようになる。また、物理HDDを増加させることがないので、コスト面でも有利である。
以上本技術の実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。
例えば、矛盾が生じない限りにおいて、実施の形態を組み合わせて実施することも可能である。また、複数のパラメータに基づき処理を行う実施の形態においては、複数のパラメータのうち一部のパラメータのみを用いて処理を行うようにしても良い。
さらに、上で述べた機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラムモジュール構成とは一致しない場合もある。処理フローについても、処理結果が変わらない限り、複数のステップを並列実施したり、それらの実行順序を入れ替えたりすることができる。
また、複数台のコンピュータにより上で述べた機能を実施する場合もある。
さらに、上で述べた各種サーバは、図47に示すような構成である場合もある。この場合、各種サーバは、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態の第1の態様に係る情報処理方法は、(A)物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおいて、第1の物理ディスクの障害の予兆を検出する処理と、(B)仮想ディスクと当該仮想ディスクを格納している物理ディスクとを関連付ける関連付けデータから、第1の物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する処理と、(C)特定された1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部を、当該1又は複数の仮想ディスクの動的特性又は静的特性若しくは第1の物理ディスク以外の物理ディスクの動的特性又は静的特性に基づき、第1の物理ディスク以外の物理ディスクであって移動させる仮想ディスクを格納可能な第2の物理ディスクに移動させる移動処理と、(D)移動処理に応じて、関連付けデータを更新する処理とを含む。
このようにすれば、システムに含まれる物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクのマイグレーションを自動的に行うことができるようになる。すなわち、メンテナンスコストを抑えることができるようになる。
本技術の実施の形態の第1の態様に係る情報処理方法は、(E)第1の物理ディスクに代わる第3の物理ディスクの装備がシステムになされた後、少なくとも移動処理において移動された仮想ディスクについて移動の是非を判断する処理と、(F)移動すべきと判断された仮想ディスクを、システムのいずれかの物理ディスクに移動させる第2の移動処理とをさらに含むようにしても良い。第3の物理ディスクの装備に応じて仮想ディスクの再配置を適切に実施できるようになる。
また、上で述べた移動処理において、予め定められた仮想ディスクの優先順位に従って、特定された1又は複数の仮想ディスクの移動を行うようにしても良い。例えば、運用継続の優先度が設定されている場合には、運用継続が優先される仮想ディスクが早期に移動されるようになる。
また、上で述べた移動処理において、予め定められた物理ディスクの優先順位に従って、第2の物理ディスクを決定するようにしても良い。運用管理者等による設定に従うものである。
さらに、移動処理又は第2の移動処理において、推定残存使用可能時間に基づき移動先の物理ディスクを選択するようにしても良い。推定残存使用可能時間が長ければ、より安定的に仮想ディスクを格納し続けられるようになるためである。
本実施の形態の第1の態様に係る情報処理方法は、システムに含まれる複数の物理ディスクの各々について時間変化する負荷指標値と性能指標値とのうち少なくともいずれかを収集する処理を含むようにしても良い。この場合、上で述べた移動処理において、収集された負荷指標値と性能指標値との少なくともいずれかに基づき、移動先の物理ディスクを選択するようにしても良い。このようにすれば、現在の負荷や性能に応じて適切な物理ディスクが選択されるようになる。
さらに、上で述べた移動処理において、収集された負荷指標値と性能指標値とを重み付けすることで得られる指標値に基づき、移動先の物理ディスクを選択するようにしても良い。例えば、ユーザや運用管理者等の指示に基づき重要視する指標が異なる場合にも対処できるようになる。
また、上で述べた移動処理において、仮想ディスクに対して予め設定されている重要度及び優先度に基づき、特定された1又は複数の仮想ディスクの順番を決定するようにしても良い。例えば、重要な業務データを含む仮想ディスクについては重要度を高くして、早期に移動させるようにしても良い。
さらに、本実施の形態の第1の態様に係る情報処理方法は、システムに含まれる複数の仮想ディスクの各々について時間変化する負荷指標値を収集する処理をさらに含むようにしても良い。この場合、上で述べた移動処理において、収集された負荷指標値に基づき、特定された1又は複数の仮想ディスクの順番を決定するようにしても良い。仮想ディスクについても負荷が高い場合もあれば負荷が低い場合もあるので、現在の負荷状況に応じて移動の順番を決定するものである。
さらに、上で述べた移動処理において、さらに仮想ディスクに予め設定されている可用性優先度と性能優先度とのうち少なくともいずれかに基づき、特定された1又は複数の仮想ディスクの順番を決定するようにしても良い。様々な観点から移動の順番を決定するものである。
さらに、負荷指標値と可用性優先度と性能優先度とを重み付けすることで得られる指標値に基づき、特定された1又は複数の仮想ディスクの順番を決定するようにしても良い。ユーザや運用管理者等による重要性の判断に基づき評価を行うものである。
さらに、上で述べた移動処理において、さらに物理ディスクに予め設定されている可用性指標値と信頼性指標値とのうち少なくともいずれかに基づき、移動先の物理ディスクを決定するようにしても良い。移動先物理ディスクについても、様々な観点で評価を行うことで決定される。
また、本実施の形態の第1の態様に係る情報処理方法は、システムに含まれる複数の仮想ディスクの各々について時間変化する負荷指標値を収集する処理を含む場合がある。この場合、上で述べた移動処理において、1つの仮想ディスクを移動させた場合には、当該1つの仮想ディスクの移動先の物理ディスクの負荷指標値に当該1つの仮想ディスクの負荷指標値を加算した結果に基づき、次の仮想ディスクの移動先の物理ディスクを決定するようにしても良い。このように複数の仮想ディスクを移動させる場合には、先行して移動させる仮想ディスクの影響を考慮した上で、次に移動させる仮想ディスクの移動先を決定するものである。
また、本実施の形態の第1の態様に係る情報処理方法は、第1の物理ディスクに代わる第3の物理ディスクの装備がシステムになされた後、移動処理において移動された仮想ディスクを、第3の物理ディスクに戻す処理をさらに含むようにしても良い。元の状態に戻すためである。
さらに、本実施の形態の第1の態様に係る情報処理方法は、システムに含まれる複数の仮想ディスクの各々について時間変化するアクセス頻度を収集する処理をさらに含むようにしても良い。この場合、上記移動の是非を、アクセス頻度とシステムに含まれる複数の物理ディスクの性能指標値とに基づき判断するようにしても良い。移動させない方が、システムにおけるスループットなどの観点から好ましい場合もあるからである。
本実施の形態の第2の態様に係る情報処理方法は、(A)物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおける各物理ディスク及び各仮想ディスクについて、負荷指標値を収集する処理と、(B)収集された負荷指標値に基づき各物理ディスクについて行われた負荷予測において閾値を超える負荷指標値となる時間が存在すると推定される物理ディスクを特定する処理と、(C)特定された物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する処理と、(D)収集された負荷指標値から、特定された1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部について、特定された物理ディスクの移動後の負荷指標値と移動先の物理ディスクの移動後の負荷指標値とが上記時間において閾値を下回るように移動先の物理ディスクを特定する処理と、(E)特定された1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部を上記時間より前に、特定された移動先の物理ディスクへ移動させるためのスケジューリングを行う処理とを含む。
このようにすれば、新たな物理ディスクを装備しなくても、システムのスループットを向上させることができるようになる。
また、本実施の形態の第2の形態に係る情報処理方法は、(F)特定された移動先の物理ディスクの移動後の負荷指標値が上記時間以外の第2の時間において前記閾値を超える場合には、動先の物理ディスクに格納されている仮想ディスクのうち少なくとも一部について、当該移動先の物理ディスクの第2の移動後の負荷指標値と第2の移動先の物理ディスクの第2の移動後の負荷指標値とが第2の時間において閾値を下回るように第2の移動先の物理ディスクを特定する処理と、(G)第2の時間において移動先の物理ディスクに格納されている仮想ディスクのうち少なくとも一部を、第2の時間より前に、特定された第2の移動先の物理ディスクへ移動させるためのスケジューリングを行う処理とをさらに含むようにしても良い。
なお、上で述べたような処理をコンピュータに実施させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROMなどの光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ(例えばROM)、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。なお、処理途中のデータについては、RAM等の記憶装置に一時保管される。

Claims (19)

  1. 物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおいて、第1の物理ディスクの障害の予兆を検出する処理と、
    仮想ディスクと当該仮想ディスクを格納している物理ディスクとを関連付ける関連付けデータから、前記第1の物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する第1の特定処理と、
    記第1の物理ディスク以外の物理ディスクの動的特性又は静的特性に基づき、前記第1の物理ディスク以外の物理ディスクであって移動させる仮想ディスクを格納可能な第2の物理ディスクを特定する第2の特定処理と、
    特定された前記1又は複数の仮想ディスクの各々に対して設定された、運用継続の優先順位に従って、特定された前記1又は複数の仮想ディスクの少なくとも一部を前記第2の物理ディスクに移動させる第1の移動処理と、
    を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 前記システムに含まれる複数の物理ディスクの各々について時間変化する性能指標値を収集する処理と、
    前記システムに含まれる複数の仮想ディスクの各々について時間変化するアクセス頻度を収集する処理と、
    前記第1の物理ディスクに代わる第3の物理ディスクの装備が前記システムになされた後、前記アクセス頻度と前記性能指標値との少なくともいずれかに基づき、少なくとも前記第1の移動処理において移動された仮想ディスクについて移動の是非を判断する処理と、
    移動すべきと判断された仮想ディスクを、前記システムのいずれかの物理ディスクに移動させる第2の移動処理と、
    をさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1記載のプログラム。
  3. 前記第2の特定処理において、
    予め定められた前記物理ディスクの優先順位に従って、前記第2の物理ディスクを特定する
    請求項1又は2記載のプログラム。
  4. 前記第2の特定処理又は前記第2の移動処理において、推定残存使用可能時間に基づき移動先の物理ディスクを特定する
    請求項記載のプログラム。
  5. 前記システムに含まれる複数の物理ディスクの各々について時間変化する負荷指標値と性能指標値とのうち少なくともいずれかを収集する処理
    を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記第2の特定処理において、収集された前記負荷指標値と前記性能指標値との少なくともいずれかに基づき、前記第2の物理ディスクを特定する
    請求項1記載のプログラム。
  6. 前記第2の特定処理において、
    収集された前記負荷指標値と前記性能指標値とを重み付けすることで得られる指標値に基づき、前記第2の物理ディスクを特定する
    請求項記載のプログラム。
  7. 前記第1の移動処理において、
    特定された前記1又は複数の仮想ディスクの各々に対して設定され重要度及び優先度にさらに基づき、特定された前記1又は複数の仮想ディスクを移動させる順番を決定する
    請求項1又は2記載のプログラム。
  8. 前記システムに含まれる複数の仮想ディスクの各々について時間変化する負荷指標値を収集する処理
    を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記第1の移動処理において、収集された前記負荷指標値にさらに基づき、特定された前記1又は複数の仮想ディスクを移動させる順番を決定する
    請求項1又は2記載のプログラム。
  9. 前記第1の移動処理において、特定された前記1又は複数の仮想ディスクの各々対して設定され性能優先度にさらに基づき、特定された前記1又は複数の仮想ディスクを移動させる順番を決定する
    請求項記載のプログラム。
  10. 前記第1の移動処理において、前記負荷指標値と前記性能優先度とを重み付けすることで得られる指標値にさらに基づき、特定された前記1又は複数の仮想ディスクを移動させる順番を決定する
    請求項記載のプログラム。
  11. 前記第2の特定処理において、物理ディスクに予め設定されている、当該物理ディスクが継続して稼働できる能力である可用性指標値と信頼性指標値とのうち少なくともいずれかに基づき、前記第2の物理ディスクを特定する
    請求項記載のプログラム。
  12. 前記システムに含まれる複数の仮想ディスクの各々について時間変化する負荷指標値を収集する処理
    を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記第1の移動処理において、特定された前記1又は複数の仮想ディスクのうち1つの仮想ディスクを移動させた場合には、当該1つの仮想ディスクの移動先の物理ディスクの負荷指標値に当該1つの仮想ディスクの負荷指標値を加算した結果に基づき、次の仮想ディスクの移動先の物理ディスクを特定する
    請求項記載のプログラム。
  13. 前記第1の物理ディスクに代わる第3の物理ディスクの装備が前記システムになされた後、前記第1の移動処理において移動された仮想ディスクを、前記第3の物理ディスクに戻す処理
    をさらに前記コンピュータに実行させるための請求項1記載のプログラム。
  14. 物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおける各物理ディスク及び各仮想ディスクについて、負荷指標値を収集する処理と、
    収集された前記負荷指標値に基づき各前記物理ディスクについて行われた負荷予測において閾値を超える負荷指標値となる第1の時刻が存在すると推定される物理ディスクを特定する処理と、
    特定された前記物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する処理と、
    収集された前記負荷指標値から、特定された前記1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部の仮想ディスクである第1の仮想ディスクについて、特定された前記物理ディスクの移動後の負荷指標値と移動先の物理ディスクの移動後の負荷指標値とが前記第1の時刻において閾値を下回るように前記移動先の物理ディスクを特定する処理と、
    前記第1の仮想ディスクの容量及び前記第1の仮想ディスクのデータが転送される速度に基づき、移動にかかる時間を算出する処理と、
    前記第1の時刻及び算出された前記移動にかかる時間に基づき、移動を開始する第2の時刻を特定する処理と、
    前記第1の仮想ディスクを前記第2の時刻に前記移動先の物理ディスクへ移動させるためのスケジューリングを行う処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 記移動先の物理ディスクの移動後の負荷指標値が前記第1の時刻以外の第時刻において前記閾値を超える場合には、前記移動先の物理ディスクに格納されている第1の仮想ディスクについて、前記移動先の物理ディスクの第2の移動後の負荷指標値と第2の移動先の物理ディスクの第2の移動後の負荷指標値とが前記第時刻において閾値を下回るように前記第2の移動先の物理ディスクを特定する処理と、
    前記第時刻において前記移動先の物理ディスクに格納されている第1の仮想ディスクを、前記第時刻より前前記第2の移動先の物理ディスクへ移動させるためのスケジューリングを行う処理と、
    をさらに前記コンピュータに実行させるための請求項14記載のプログラム。
  16. 物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおいて、第1の物理ディスクの障害の予兆を検出する処理と、
    仮想ディスクと当該仮想ディスクを格納している物理ディスクとを関連付ける関連付けデータから、前記第1の物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する処理と、
    記第1の物理ディスク以外の物理ディスクの動的特性又は静的特性に基づき、前記第1の物理ディスク以外の物理ディスクであって移動させる仮想ディスクを格納可能な第2の物理ディスクを特定する処理と、
    特定された前記1又は複数の仮想ディスクの各々に対して設定された、運用継続の優先順位に従って、特定された前記1又は複数の仮想ディスクの少なくとも一部を前記第2の物理ディスクに移動させる処理と、
    を含み、コンピュータにより実行される情報処理方法。
  17. 物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおける各物理ディスク及び各仮想ディスクについて、負荷指標値を収集する処理と、
    収集された前記負荷指標値に基づき各前記物理ディスクについて行われた負荷予測において閾値を超える負荷指標値となる第1の時刻が存在すると推定される物理ディスクを特定する処理と、
    特定された前記物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する処理と、
    収集された前記負荷指標値から、特定された前記1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部の仮想ディスクである第1の仮想ディスクについて、特定された前記物理ディスクの移動後の負荷指標値と移動先の物理ディスクの移動後の負荷指標値とが前記第1の時刻において閾値を下回るように前記移動先の物理ディスクを特定する処理と、
    前記第1の仮想ディスクの容量及び前記第1の仮想ディスクのデータが転送される速度に基づき、移動にかかる時間を算出する処理と、
    前記第1の時刻及び算出された前記移動にかかる時間に基づき、移動を開始する第2の時刻を特定する処理と、
    前記第1の仮想ディスクを前記第2の時刻に前記移動先の物理ディスクへ移動させるためのスケジューリングを行う処理と、
    を含み、コンピュータに実行される情報処理方法。
  18. 物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおいて、第1の物理ディスクの障害の予兆を検出する検出部と、
    仮想ディスクと当該仮想ディスクを格納している物理ディスクとを関連付ける関連付けデータから、前記第1の物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する第1の特定部と
    記第1の物理ディスク以外の物理ディスクの動的特性又は静的特性に基づき、前記第1の物理ディスク以外の物理ディスクであって移動させる仮想ディスクを格納可能な第2の物理ディスクを特定する第2の特定部と、
    特定された前記1又は複数の仮想ディスクの各々に対して設定された、運用継続の優先順位に従って、特定された前記1又は複数の仮想ディスクの少なくとも一部を前記第2の物理ディスクに移動させる制御部と、
    を有する情報処理装置。
  19. 物理マシン上で実行される仮想マシンに含まれる仮想ディスクを1又は複数格納している物理ディスクを複数有するシステムにおける各物理ディスク及び各仮想ディスクについて、負荷指標値を収集する収集部と、
    収集された前記負荷指標値に基づき各前記物理ディスクについて行われた負荷予測において閾値を超える負荷指標値となる第1の時刻が存在すると推定される物理ディスクを特定する第1の特定部と
    特定された前記物理ディスクに格納されている1又は複数の仮想ディスクを特定する第2の特定部と、
    収集された前記負荷指標値から、特定された前記1又は複数の仮想ディスクのうち少なくとも一部の仮想ディスクである第1の仮想ディスクについて、特定された前記物理ディスクの移動後の負荷指標値と移動先の物理ディスクの移動後の負荷指標値とが前記第1の時刻において閾値を下回るように前記移動先の物理ディスクを特定する第3の特定部と
    前記第1の仮想ディスクの容量及び前記第1の仮想ディスクのデータが転送される速度に基づき、移動にかかる時間を算出する算出部と、
    前記第1の時刻及び算出された前記移動にかかる時間に基づき、移動を開始する第2の時刻を特定する第4の特定部と、
    前記第1の仮想ディスクを前記第2の時刻に前記移動先の物理ディスクへ移動させるためのスケジューリングを行う処理部と、
    を有する情報処理装置。
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