JP6012497B2 - 画像処理装置及び方法、画像表示装置、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び方法、画像表示装置、画像処理方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、発光ダイオード(LED:Light−Emitting Diode)などの複数の発光素子を面状に配置して構成された表示画面を有する画像表示装置に適した画像処理技術に関する。
屋外、球技場などで使用される大型の画像表示装置は、LEDなどの多数の発光素子を面状に配列して構成された表示画面を有している。近年、大型の画像表示装置でも、民生用のテレビ受像機などの画像表示装置と同様に高解像度化が進んでいる。しかしながら、その高解像度化とともに使用すべき発光素子の数が増えるため、消費電力、発熱量及びコストが問題となっており、特に、高解像度化に伴う製造コストの増大が大きな問題となっている。そこで、例えば、特許文献1には、画質劣化を最小限に抑制しつつ発光素子の使用個数を減らす方法が提案されている。
この特許文献1に開示されている画像表示装置は、平面状に配列された複数の表示ユニットを有しており、各表示ユニットは、正方格子の3つの格子点に対応する箇所にそれぞれ配置された3つの発光素子を有するとともに、当該正方格子の残る1つの格子点に対応する箇所に発光素子が配置されないスペース領域を有する。ここで、各表示ユニットを構成する3つの発光素子としては、R(赤色)、G(緑色)及びB(青色)の発光素子がそれぞれ使用されるが、スペース領域には発光素子が配置されないため、発光素子の使用個数を減らすことができる。
特開2009−230096号公報(図15、段落0018〜0024など)
吹抜敬彦著「画像のデジタル信号処理」日刊工業新聞社、1981年5月25日、p.53−73
非特許文献1については後述する。
特許文献1の画像表示装置は、入力画像におけるスペース領域に対応する画素を表示することができないため、その画素が表示画像から欠落し、ノイズが発生する場合がある。具体的には、例えば、入力画像が特定の空間的な周期を有する場合(例えば、特定の空間周波数を有する縞模様を含む場合)に、その空間的な周期が格子点の配列周期と一致したときは、スペース領域に対応する特定の表示が欠落し本来再現されるべきではないノイズが表示画像に現れることがある。
上記に鑑みて本発明の目的は、表示画像における画質劣化を抑制しながら、発光素子の使用個数の削減を可能にすることにある。
本発明の画像処理装置は、
右斜め方向及び左斜め方向に整列した複数の格子点から成る、平面斜方格子の格子点のうちの、前記右斜め方向又は前記左斜め方向に整列した格子点から成る列のうちの一つ置きの列中の一つの置きの格子点をスペース領域として、前記スペース領域が前記格子点の配列周期の2倍の周期で平面斜方格子状に配列され、前記スペース領域とされる格子点以外の格子点を発光素子が配置される発光素子位置とした画像表示部に表示すべき画像を生成する画像処理装置であって、
前記画像表示部の各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、当該発光素子位置を中心として前記右斜め方向に配列された発光素子位置の配列周期、及び前記左斜め方向に配列された発光素子位置の配列周期に応じて異なる空間周波数帯域で、入力画像を帯域制限することで生成された画像データを前記画像表示部での表示に用い
前記入力画像に対して異なる空間周波数で帯域制限してそれぞれ画像データを出力する第一、第二及び第三の低域通過フィルタ部と、
各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、当該発光素子を中心として前記右斜め方向における発光素子位置の配列周期及び前記左斜め方向における発光素子位置の配列周期に応じて前記第一の低域通過フィルタ部が出力する画像データ、前記第二の低域通過フィルタ部が出力する画像データ、及び前記第三の低域通過フィルタ部が出力する画像データのいずれかを選択する画像データ選択部とを有し、
前記第一の低域通過フィルタ部は、前記入力画像を、前記右斜め方向及び左斜め方向の双方に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
前記第二の低域通過フィルタ部は、前記入力画像を、前記右斜め方向に対して前記格子点の配列周期よりも長い周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、前記左斜め方向に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
前記第三の低域通過フィルタ部は、前記入力画像を、前記右斜め方向に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、前記左斜め方向に対して前記格子点の配列周期よりも長い周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
前記画像データ選択部は、
各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、
当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期及び前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じである場合には、前記第一の低域通過フィルタ部で生成された画像データを選択し、
当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期よりも長く、前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じである場合には、前記第二の低域通過フィルタ部で生成された画像データを選択し、
当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じであり、前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期よりも長い場合には、前記第三の低域通過フィルタ部で生成された画像データを選択す
ことを特徴とする。
本発明によれば、斜め方向に並んだ発光素子から成る列のうちの1つ置きの列において、発光素子を1つ置きに削減しているので、発光素子の数を入力画像の標本点に比べて3/8に減らすことができる。また、発光素子毎に、斜め方向の発光素子の配列周期に応じて低域通過フィルタの帯域を変えているので、発光素子を減らした影響を低減することができる。
本発明の実施の形態1の画像表示装置1の概略構成を示す機能ブロック図である。 (a)は、図1の画像表示部の表示画面4d上の発光素子の配列(X型配列)を示す図、(b)は、(a)の表示画面4dで表示される入力画像DIの画素の配列を示す図である。 (a)は、入力画像の一例を示す図、(b)は、(a)の画像を、平面斜方格子型配列の表示画面4dで表示したときの様子を示す図である。 (a)は、入力画像の他の例を示す図、(b)は、(a)の画像を、平面斜方格子型配列の表示画面4dで表示したときの様子を示す図である。 (a)は、入力画像のさらに他の例を示す図、(b)は、(a)の画像を、平面斜方格子型配列の表示画面4dで表示したときの様子を示す図である。 平面斜方格子型配列の表示画面4dの表示特性を空間周波数の軸を使って示した図である。 (a)は平面斜方格子型配列を示す図であり、(b)はX型配列の対応関係を示す図である。 (a)は、図5(a)と同じ入力画像DIを示し、(b)は、(a)の入力画像DIをX型配列の表示画面4dに表示した場合の図である。 (a)は、入力画像DIのさらに他の例を示し、(b)は、(a)の入力画像DIをX型配列の表示画面4dに表示した場合の図である。 X型配列の表示画面4dの表示特性を空間周波数の軸を使って示した図である。 画像処理装置2の動作を説明するための図である。 (a)は、正方形の通過帯域を持つ低域通過フィルタでフィルタリングに用いられる画素の配置を示す図、(b)は、(a)でフィルタリングに用いられる画素の45度回転後の位置、及び菱形の通過帯域を持つ低域通過フィルタでフィルタリングに用いられる画素の配置を示す図である。 (a)は、画像処理装置2の入力画像データDIに含まれる空間周波数範囲を示す図、(b)は画像処理装置2が出力する画像D2に含まれる空間周波数範囲を示す図、(c)は画像D2を表示画面4dに表示した際に含まれる空間周波数範囲を示す図である。 本発明の実施の形態2により、画像表示装置1の機能の一部をコンピュータプログラムで実現する場合の構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2の演算装置5による処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の表示画面4dの構成を示す図である。 (a)及び(b)は、実施の形態3の発光素子配列の場合の偽色の発生を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る実施の形態1の画像表示装置(画像表示システム)1の概略構成を示す機能ブロック図である。
図1で示されるように、この画像表示装置1は、画像処理装置2、表示制御部3及び画像表示部4を備えている。
画像表示部4は、多数の発光素子(画素)を平面状に且つ格子状に配列して構成された表示画面4dを有する。この表示画面4dは、各々複数の発光素子を含む単位表示セルが規則的に且つ平面状に配列された構成を有している。発光素子としては、例えば、各々R、G、Bの3原色のいずれかで発光する発光ダイオードを使用することができる。
画像処理装置2は、以下に詳しく述べるように、画像表示部4の発光素子での表示に用いられる画像データ、即ち該発光素子の駆動に用いられる画像データとして、当該発光素子を中心とする他の発光素子の配置、特に各方向における配列間隔に基づいて定められた空間周波数帯域で、入力画像DIを帯域制限することで生成された画像データD2を出力する。
表示制御部3は、画像処理装置2から出力される画像データD2に基づいて画像表示部4の発光素子配列に合わせた表示画像信号D3を生成し、この表示画像信号D3を画像表示部4に供給する。
画像表示部4は、表示制御部3から供給された表示画像信号D3に応じて、表示画面4dを構成する複数の発光素子を駆動してこれら発光素子を選択的に点灯又は消灯させることにより表示画像を形成する。
図2(a)は、この表示画面4dの一部を拡大して発光素子の配列を示す概略図である。横軸は水平方向の位置x、縦軸は垂直方向の位置yを示す。
図2(a)の白丸は、発光素子の位置を表す。本実施の形態1ではR、G、Bの3原色の発光素子が一つの(共通の)パッケージに収納されて図2(a)の白丸の各々の位置(発光素子位置)に配置されている。(x,y)=(0,0)や(x,y)=(2,0)など白丸が存在しない領域は発光素子が存在せず、スペース領域乃至ブランク領域を形成している。
図2(b)は、図2(a)で示した表示画面4dに対応する入力画像DIを示す。図2(a)と同様に、横軸は水平方向の位置x、縦軸は垂直方向の位置を示す。x、yがともに整数の位置に入力画像DIの画素が存在し、従って、入力画像の水平方向に隣接する画素間では、位置を表すxの値の差が1であり、入力画像の垂直方向に隣接する画素間では、位置を表すyの値の差が1である。但し、以下の説明では一般化のため、垂直方向の画素間隔及び垂直方向の画素間隔をいずれも符号Pで表す。
図2(a)と図2(b)の座標軸は一致しており、図2(b)の入力画像DIを図2(a)の表示画面4dに表示すると、入力画像DIのうちのx、yがともに奇数となる位置、及びx、yがともに偶数となる位置に加えて、(x,y)=(3,0)、(x,y)=(1,2)の位置のデータは表示画面4dには表示されない。図2(a)に示した表示画面4dの発光素子の並べ方をX型配列と呼ぶことにする。
一般化して言えば、入力画像DIの画素の位置が座標(x,y)(x、yは任意の整数)で表されるとき、x=4i〜4i+3、y=4j〜4j+3(i、jは整数)で表される範囲を単位領域とし、該単位領域内の(x,y)が、
(4i+1,4j)、
(4i,4j+1)、(4i+2,4j+1)、
(4i+3,4j+2)、
(4i,4j+3)、(4i+2,4j+3)
の位置に発光素子が存在し、
該単位領域内の上記の位置以外の位置、即ち、(x,y)が、
(4i,4j)、(4i+2,4j)、(4i+3,4j)、
(4i+1,4j+1)、(4i+3,4j+1)、
(4i,4j+3)、(4i+1,4j+3)、(4i+2,4j+3)、
(4i+1,4j+4)、(4i+3,4j+3)
の位置には発光素子が存在せず、スペース領域が形成されている。
X型配列の表示特性を説明する前に、平面斜方格子状に発光素子を並べた場合の表示画面の表示特性について説明する。平面斜方格子状の発光素子の配列(平面斜方格子型配列)においては、発光素子が、右斜め方向及び左斜め方向に整列した複数の格子点に配置されるとともに、スペース領域が、発光素子と同じ周期で、かつ発光素子に対して水平方向又は垂直方向に1画素ずれた位置に、右斜め方向及び左斜め方向に整列して配置されており、従って、スペース領域も平面斜方格子状に配列されていると言える。
図3(a)及び(b)は、平面斜方格子型配列の表示画面の表示特性を説明するための図である。
図3(a)は入力画像DIの一例を示し、
図3(b)は図3(a)の入力画像DIを平面斜方格子型配列の表示画面4dに表示したときの様子を示す。
図3(a)に示した入力画像DIにおいて、yが偶数の位置では、xが偶数の位置が黒(クロスハッチングで示す)、奇数の位置が白となっており、yが奇数の位置では逆にxが偶数の位置が白、奇数の位置が黒となっている。これは、見方を変えれば45度の方向(右斜め方向)若しくは135度の方向(左斜め方向)の線が√2Pの周期で並んだ縞模様となっている。
ここで、「45度」、「135度」は、水平方向右向きを0度とし、反時計方向に測った角度を意味する。
図3(a)に示したような入力画像DIを平面斜方格子型配列の表示画面4dに表示すると、図3(a)の黒のデータの位置と、図3(b)の発光素子のない位置が一致するため、平面斜方格子型配列の表示画面4dでは、図3(a)に示した入力画像DIに含まれる画素データのうち白しか表示されない。これは、平面斜方格子状に発光素子を並べた場合の表示画面4dが45度若しくは135度の方向の線が√2Pの周期で並んだ縞模様を表現できないことを意味する。
図4(a)及び(b)も図3(a)及び(b)と同様に、平面斜方格子型配列の表示画面4dの表示特性を説明するための図である。図4(a)は入力画像DI、図4(b)は図4(a)の入力画像DIを平面斜方格子型配列の表示画面4dに表示した場合の図である。
図4(a)に示した入力画像DIにおいて、xが偶数の位置では白、xが奇数の位置では黒(クロスハッチングで示す)となっており、これは縦線が2Pの周期で並んだ縞模様である。
図4(a)に示したような入力画像DIを平面斜方格子型配列の表示画面4dに表示すると、入力画像DIと同様に縦線が2Pの周期で表示される。これは、平面斜方格子状に発光素子を並べた場合の表示画面4dが、縦線が周期2Pで並んだ縞模様を表現できることを意味する。
図4(a)と図4(b)を90度回転させれば、横線が周期2Pで並んだ縞模様となるので、平面斜方格子型配列の表示画面4dは、横線が周期2Pで並んだ縞模様も表現することができることが分かる。
図5(a)及び(b)も図3(a)及び(b)、並びに図4(a)及び(b)と同様に、平面斜方格子型配列の表示画面4dの表示特性を説明するための図である。図5(a)は入力画像DI、図5(b)は図5(a)の入力画像DIを平面斜方格子型配列の表示画面4dに表示した場合の図である。
図5(a)に示した入力画像DIにおいて、x方向に2画素ずつ黒(クロスハッチングで示す)と白が並んでおり、それがy方向に1画素ずれると黒と白の位置がxの負方向に1画素ずれる。これは見方を変えれば45度の方向の線が2×√2Pの周期で並んだ縞模様となっている。
図5(a)に示したような入力画像DIを平面斜方格子型配列の表示画面4dに表示すると、入力画像と同様に45度の方向の線が2×√2Pの周期で表示される。これは、平面斜方格子型配列の表示画面4dが、45度方向の線が周期2×√2Pで並んだ縞模様を表現できることを意味する。
図5(a)と図5(b)を90度回転させれば、135度方向の線が周期2×√2Pで並んだ縞模様となるので、平面斜方格子状に発光素子を並べた場合の表示画面4dは、135度方向の線が周期2×√2Pで並んだ縞模様も表現できることが分かる。
図6は、図3(a)乃至図5(b)で説明した平面斜方格子型配列の表示画面4dの表示特性を空間周波数の軸を使って示した図である。横軸は、水平方向の空間周波数μ、縦軸は、垂直方向の空間周波数νを示す。実線Cnは入力画像DIのナイキスト周波数、点線Dnは平面斜方格子型配列の表示画面4dのナイキスト周波数を示す。黒丸Hmは平面斜方格子型配列の表示画面4dの高調波を示している。
非特許文献1によれば、標本化周波数の1/2の周波数であれば元の信号が復元できる(標本化定理)。この標本化周波数の1/2の周波数はナイキスト周波数と呼ばれる。
入力画像DIは、図2(b)で示したように画素がPの周期で水平方向及び垂直方向に並んでいる。すなわち1/Pの周波数で標本化されている。従って、入力画像DIが正しく表示できるのは標本化周波数の半分すなわち1/(2P)以下の周波数ということになる。これは図6において実線Cnで囲んだ範囲の内側が正しく表現できる周波数範囲ということに対応する。
平面斜方格子型配列の表示画面4dは、図3(b)で示したように発光素子が水平方向及び垂直方向にはPの周期で並んでいる。そのため、水平方向及び垂直方向には1/(2P)の周波数以下の入力画像DIを正しく表示できる。これは、図4(a)で縦線が周期2Pで並んだ縞模様が、図4(b)の平面斜方格子型配列の表示画面4dで正しく表現できたことに対応する。
平面斜方格子型配列の表示画面4dは、図3(b)で示したように45度若しくは135度の方向には√2Pの周期で並んでおり、そのため、45度若しくは135度の方向には1/(2×√2P)の周波数以下の入力画像DIを正しく表示できる。これは、図5(a)において45度方向の線が周期2×√2Pで並んだ縞模様が、図5(b)に示した平面斜方格子型配列の表示画面4dで正しく表現できたことに対応する。
従って、図6の点線Dnで示した範囲、すなわち水平及び垂直方向には1/(2P)、45度及び135度の方向には1/(2×√2P)の周波数を結んだ範囲が平面斜方格子型配列の表示画面4dが正しく表現できる範囲となる。
次に、図2(a)に示したX型配列の表示画面4dの表示特性について説明する。図2(a)に示した表示画面4dは、図3(b)に示した平面斜方格子型配列の表示画面からさらに発光素子を減らしたものである。
図7(a)及び(b)は、平面斜方格子型配列とX型配列の対応関係を示す図である。図7(a)は、平面斜方格子型配列の基本パターンであり、図7(b)は、X型配列の基本パターンである。どちらも、例えば、x=0〜3、y=0〜3の範囲の発光素子が基本パターンに相当し、この基本パターンの繰り返しで画面が構成されている。
図7(a)に示した平面斜方格子型配列の基本パターンから発光素子L1及びL2を除去し、スペース領域に置き換えると図7(b)に示したX型配列の基本パターンとなる。図2(b)に示した入力画像DIから平面斜方格子型にすることで発光素子の数を半分にし、さらにX型配列にすることで発光素子の数を減らしている。基本パターンで考えると、図7(a)と図7(b)に対応する入力画像DIは水平4画素×垂直4画素で16画素あるが、平面斜方格子型配列は半分の8画素に対応する発光素子で基本パターンを構成し、X型配列はさらに平面斜方格子型配列から2画素減らして6画素に対応する発光素子で基本パターンを構成している。つまり、X型配列は、入力画像DIの16画素に対してX型配列では6画素、つまり入力画像の画素の数の3/8の画素に対応する発光素子で表示画面4dを実現している。
図7(a)及び図3(b)に示される平面斜方型配列においては、発光素子が右斜め方向及び左斜め方向に整列した格子点に配置され、発光素子が存在しないスペース領域(第一種のスペース領域)が発光素子と同じ周期で(発光素子に対し水平方向或いは垂直方向に1画素ずれた位置に)平面斜方格子状に配列されたものであるのに対して、図7(b)及び図2(a)に示されるX型配列は、図7(a)及び図3(b)に示される平面斜方型配列において、右斜め方向又は左斜め方向に並んだ発光素子の列のうち一つ置きの列の発光素子を1個置きに除去してスペース領域(第二種のスペース領域)を形成し、このように形成された第二種のスペース領域が、第一種のスペース領域に対して2倍の周期で平面斜方格子状に配列されたものであると言うことができる。
言いかえると、図7(b)及び図2(a)に示されるX型配列においては、右斜め方向及び左斜め方向に整列した複数の格子点から成る、平面斜方格子の格子点のうちの、右斜め方向又は左斜め方向に整列した格子点から成る列のうちの一つ置きの列中の一つの置きの格子点をスペース領域として、上記スペース領域が格子点の配列周期(平面斜方格子の周期)の2倍の周期で平面斜方格子状に配列され、上記スペース領域とされる格子点以外の格子点を発光素子が配置される発光素子位置としている。
図8(a)及び(b)は、X型配列の表示画面4dの表示特性を説明するための図である。図8(a)は、図5(a)と同じ入力画像DIを示し、図8(b)は、図8(a)の入力画像DIをX型配列の表示画面4dに表示した場合の図である。
図8(a)に示した入力画像DIにおいて、x方向に2画素ずつ黒(クロスハッチングで示す)と白が並んでおり、それがyの正方向に1画素ずれると黒と白の位置がxの負方向に1画素ずれる。これは見方を変えれば45度の方向の線が2×√2Pの周期で並んだ縞模様となっている。
図8(a)で示したような入力画像DIをX型配列の表示画面4dに表示すると、入力画像と同様に45度の方向の線が2×√2Pの周期で表示される。しかしながら、ある限定された領域に着目すると必ずしも45度の方向の線が2×√2Pの周期で表示されているとは言えない。例えば、図8(b)の領域A1に着目すると135度の方向に発光素子が√2Pの周期で並んでいるため、図8(a)で示した45度の方向の線が2×√2Pの周期である縞模様を表現できているが、図8(b)の領域A2では発光素子が135度方向に2×√2Pの周期で並んでいるため図8(a)で示した45度の方向の線が2×√2Pの周期である縞模様を表現できていない。
図9(a)及び(b)は、図8(a)及び(b)と同様にX型配列の表示画面4dの表示特性を説明するための図である。図9(a)は入力画像DIのさらに他の例を示し、図9(b)は、図9(a)の入力画像DIをX型配列の表示画面4dに表示した場合の図である。
図9(a)に示した入力画像DIにおいて、x方向に4画素ずつ黒(クロスハッチングで示す)と白が並んでおり、それがyの正方向に1画素ずれると黒と白の位置がxの負方向に1画素ずれている。これは見方を変えれば45度の方向の線が4×√2Pの周期で並んだ縞模様となっている。
図9(a)に示したような入力画像DIをX型配列の表示画面4dに表示すると、入力画像と同様に45度の方向の線が4×√2Pの周期で表示される。図8(b)で45度方向の線が2×√2Pの周期で並んだ縞模様を表示できなかった領域A2についても表示できている。これは、X型配列の表示画面4dが、45度方向の線が周期4×√2Pで並んだ縞模様を表現できることを意味する。
図10は、図8(a)〜図9(b)で説明したX型配列の表示画面4dの表示特性を空間周波数の軸を使って示した図である。横軸は、水平方向の空間周波数μ、縦軸は、垂直方向の空間周波数νを示す。実線Cnは入力画像DIのナイキスト周波数、点線DnはX型配列の表示画面4dのナイキスト周波数を示す。図8(b)で示したようにX型配列の表示画面4dは、45度の方向の線が2×√2Pの周期で並んだ縞模様を表現できるため、平面斜方格子型配列の表示画面4dのナイキスト周波数と等しくなる。しかし、図7(a)及び(b)で説明したように平面斜方格子型配列に対して発光素子L1及びL2を除去しているため、その影響が図10の白丸の位置に現れる。これは、図8(b)で示した領域A2が45度の方向の線が2×√2Pの周期で並んだ縞模様を表現できなかったことに対応する。
上記の表示特性を考慮して、本発明の画像処理装置では、画像表示部4の各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データ、即ち該発光素子の駆動に用いられる画像データとして、当該発光素子位置を中心として右斜め方向に配列された発光素子位置の配列周期、及び左斜め方向に配列された発光素子位置の配列周期に応じて異なる空間周波数帯域で入力画像DIを帯域制限することで生成された画像データを画像表示部4での表示に用いることとしている。
例えば、図8(b)で説明したようにX型配列の表示画面4dは、45度方向の線が2×√2Pの周期の縞模様を表現できるが、画素位置によって表現できているところと、表現できていないところが混在している。そこで、図8(b)の領域A1のように発光素子が135度方向に√2Pの周期で並んでいる領域内の画素の画素データに対しては低域通過フィルタの135度方向の通過帯域を広く設定し(135度方向の通過帯域が広い低域通過フィルタの出力を用い)、領域A2のように発光素子が135度方向に2×√2Pの周期で並んでいる領域内の画素の画素データに対しては低域通過フィルタの135度方向の通過帯域を狭く設定する(135度方向の通過帯域が狭い低域通過フィルタの出力を用いる)。これによりX型配列では画素に応じて3種類の通過帯域を設定することができる。上記の説明で、「広く」とは、空間周波数を例えば1/(2√2P)に制限することを意味し、「狭く」とは、空間周波数を例えば1/(4√2P)に制限することを意味する。
45度方向の通過帯域も、上記と同様の考慮に基づいて決定される。
図11(a)〜(d)は、画像処理装置2の動作を説明するための図である。
画像処理装置2は、図1に示すように、第一乃至第三の低域通過フィルタ部21〜23と、データ選択部24を有する。
第一、第二及び第三の低域通過フィルタ部21、22、23は、入力画像に対して異なる空間周波数で帯域制限してそれぞれ画像データを出力する。
具体的には、第一の低域通過フィルタ部21は、入力画像DIを、右斜め方向及び左斜め方向の双方に対して平面斜方格子の周期(√2P)に対応した空間周波数(1/(2√2P))で帯域制限し、第二の低域通過フィルタ部22は、入力画像DIを、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期(2√2P)に対応した空間周波数(1/(4√2P))で帯域制限し、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数で帯域制限し、第三の低域通過フィルタ部23は、入力画像DIを、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数で帯域制限し、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数で帯域制限する。
図11(a)は、第一の低域通過フィルタ部21の通過帯域、図11(b)は、第二の低域通過フィルタ部22の通過帯域、図11(c)は第三の低域通過フィルタ部23の通過帯域を示している。
横軸は、水平方向の空間周波数μ、縦軸は、垂直方向の空間周波数νである。クロスハッチングを施した領域は信号遮断領域、菱形又は平行四辺形でかこまれた内側の白色の領域は信号通過領域である。
画像処理装置2の動作について詳しく説明する。入力画像DIが画像処理装置2に入力され、さらに第一の低域通過フィルタ部21、第二の低域通過フィルタ部22、及び第三の低域通過フィルタ部23に入力される。第一の低域通過フィルタ部21は、図11(a)で示したようなフィルタ特性で入力画像DIを処理し、画像データD21を出力する。画像データD21はデータ選択部24に入力される。
ここで、図11(a)で示したようなフィルタ特性を実現するための方法について説明する。図11(a)で示したような菱形の通過帯域を持つ低域通過フィルタは、正方形の通過帯域を持つ低域通過フィルタのフィルタ係数を45度回転させることで得ることができる。正方形の通過帯域を持つ低域通過フィルタは通常式(1)〜式(4)で表すことができる。
Figure 0006012497
Figure 0006012497
Figure 0006012497
Figure 0006012497
式(1)において、
mは着目画素の水平方向位置、
nは着目画素の垂直方向位置、
kは着目画素に対する水平方向の相対位置、
lは着目画素に対する垂直方向の相対位置を示し、
m、n、k及びlはいずれも隣接画素間の間隔(ピッチ)を1単位とする。
p、qは、それぞれk、lの変動範囲、即ちフィルタリングの対象範囲を示す。
f[m,n]は、入力画像の位置[m,n]の画素の画素値を示し、
g[m,n]は、正方形の通過帯域を持つ2次元のフィルタHで処理した後の画像の位置[m,n]の画素の画素値を示し、
h[k,l]は、着目画素に対する相対位置が[k,l]である画素に掛けられるフィルタ係数を示す。
式(2)において2次元のフィルタHは水平方向の1次元のフィルタhと垂直方向の1次元のフィルタhの積で表される。
式(3)のうち、w(k)が窓関数であり、
Figure 0006012497
は標本化関数であり、
ωcxは水平方向の1次元のフィルタhのカットオフ周波数である。
同様に、式(4)のうち、w(l)が窓関数であり、
Figure 0006012497
は標本化関数であり、
ωcyは垂直方向の1次元のフィルタhのカットオフ周波数である。
カットオフ周波数ωcx及びωcyを変えることで低域通過フィルタの通過特性が変わる。
フィルタ係数を45度回転させる処理を、図12(a)及び(b)を参照して説明する。
45度回転させる前の状態でフィルタリングに用いる画素、即ちフィルタ係数を掛ける画素の位置h(k,l)を図12(a)に○印で示す。図示の例では、式(1)、(3)、(4)のp、qがともに1であり、k=−1から1まで、l=−1から1までの範囲をフィルタリングの対象として、この範囲内の画素に対して係数を掛ける場合を想定している。図12(a)の係数を掛ける画素を45度回転させると、図12(a)の○印の画素が図12(b)に○印で示す位置に移動する。図12(a)の○印の画素の係数をこの移動後の位置の係数として用い、この位置(○印)と近隣の画素位置(△印で示す)との位置関係を考慮して、その近隣の画素位置(△印)の係数を、内挿又は外挿によって求める。
第二の低域通過フィルタ部22は、図11(b)で示したようなフィルタ特性で入力画像DIを処理し、画像データD22を出力する。画像データD22はデータ選択部24に入力される。
第三の低域通過フィルタ部23は、図11(c)で示したようなフィルタ特性で入力画像DIを処理し、画像データD23を出力する。画像データD23はデータ選択部24に入力される。
図11(b)及び図11(c)のフィルタ特性も、図11(a)のフィルタ特性について図12を参照して説明したのと同様の方法で実現することができる。
第一乃至第三の低域通過フィルタ部21〜23は、入力画像DIを構成する、図2(b)に示されるように、周期Pで並んだ画素の全てを用いて(即ち、発光素子が存在する位置の画素のみならず、発光素子が存在しない位置の画素をも用いて)、それぞれ図11(a)〜(c)の特性で、フィルタリングを行う。
データ選択部24は、各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、当該発光素子を中心として右斜め方向及び左斜め方向における発光素子位置の配列周期に応じて、第一の低域通過フィルタ部21が出力する画像データD21、第二の低域通過フィルタ部22が出力する画像データD22、及び第三の低域通過フィルタ部23が出力する画像データD23のいずれかを選択する。
各発光素子の表示に用いられる画像データの生成に当たっては、各発光素子(着目発光素子)を中心とする45度の方向における発光素子の配列周期及び135度の方向における発光素子の配列周期に対応した空間周波数で帯域制限を行う。
具体的には、着目発光素子を中心とする右斜め方向の発光素子の配列周期及び左斜め方向の発光素子の配列周期がいずれも、平方斜方格子の周期と同じである場合、即ち、着目発光素子を中心として、45度及び135度の両方向に発光素子が√2Pの周期で並んでいる場合には(例えば図8(b)で(x,y)=(3,2)の画素がこれに該当する)、45度及び135度の両方向について通過帯域が広い第一の低域通過フィルタ部21の出力D21を選択して、当該着目発光素子のための画像データとして用いる。これは、図11(a)のようなフィルタ特性(45度及び135度の両方向に通過帯域を広く設定されている)で帯域制限した画像データを用いることを意味する。
次に、着目発光素子を中心とする右斜め方向の発光素子の配列周期が、平方斜方格子の周期の2倍で、左斜め方向の発光素子の配列周期が、平方斜方格子の周期と同じである場合、即ち、着目発光素子を中心として、45度方向に2×√2Pの周期、135度方向に√2Pの周期で発光素子が並んでいる場合には(例えば(x,y)=(4,3)の画素がこれに該当する)、45度の方向について通過帯域が狭く、135度の方向について通過帯域が広い第二の低域通過フィルタ部22の出力D22を選択して、当該着目発光素子のための画像データとして用いる。これは図11(b)のようなフィルタ特性(45度方向の通過帯域が狭く設定され、135度方向の通過帯域が広く設定されている)で帯域制限した画像データを用いることを意味する。
最後に、着目発光素子を中心とする右斜め方向の発光素子の配列周期が、平方斜方格子の周期と同じで、左斜め方向の発光素子の配列周期が、平方斜方格子の周期の2倍である場合、即ち、着目発光素子を中心として、45度方向に√2Pの周期、135度方向に2×√2Pの周期で発光素子が並んでいる場合には(例えば(x,y)=(2,3)の画素がこれに該当する)、45度の方向について通過帯域が広く、135度の方向について通過帯域が狭い第三の低域通過フィルタ部23の出力D23を選択して、当該着目発光素子のための画像データとして用いる。これは図11(c)のようなフィルタ特性(45度方向の通過帯域が広く設定され、135度方向の通過帯域が狭く設定されている)で帯域制限した画像データを用いることを意味する。
画像処理装置2の効果について説明する。
図13(a)〜(c)は、画像処理装置2の効果を説明するための図である。
図13(a)は、入力画像データDIに含まれる空間周波数範囲を示し、図13(b)は画像処理装置2が出力する画像D2に含まれる空間周波数範囲を示し、図13(c)は画像D2を表示画面4dに表示した際に含まれる空間周波数範囲を示す。
入力画像DIは、図6で説明したように画素がPの周期で水平方向及び垂直方向に並んでいるためそのナイキスト周波数は1/(2P)である。従って、入力画像DIにはそのナイキスト周波数より低い空間周波数の画像データが含まれている。図13(a)の実線Cnで囲んだ範囲が入力画像データDIに含まれる空間周波数範囲である。
画像処理装置2は、画素位置に応じて通過帯域が異なる。図13(b)では入力画像DIが完全に通過する範囲を白、完全に遮断される範囲をクロスハッチング、画素に応じて通過、遮断が変わる範囲を斑点模様で示している。
画像処理装置2は画素に応じて通過帯域を変えているため、図11(a)〜(c)の通過帯域がすべて重なる範囲が図13(b)では完全な通過領域(白で表される)となる。図11(a)では通過するが、図11(b)及び(c)で遮断される範囲(クロスハッチングで表される)は図13(b)では、画素に応じて変わる部分的な通過領域(斑点模様で表される)となる。
図10で示したようにX型配列では平面斜方格子型配列から発光素子を減らした影響が白丸の位置に現れる。これは、発光素子の並んでいる周期が発光素子によって異なるために発生することであり、画像処理装置2で発光素子に応じてフィルタ特性を変えることによりその影響を低減することができる。図13(c)では、斑点模様の範囲で画素に応じて通過帯域が変えられているため図10の白丸の部分が、ハッチングで示すように、画素によっては表現可能となり、その影響が低減していることを示している。
なお、上記の例では、第二の低域通過フィルタ部22は、入力画像を、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数で帯域制限しているが、平面斜方格子の周期の2倍に限らず、平面斜方格子の周期よりも長い周期に対応した空間周波数で帯域制限すれば良い。2倍に限らなくても、平面斜方格子の周期よりも長い周期に対応した空間周波数で帯域制限すれば、制限する範囲に応じた効果が得られるからである。
同様に、第三の低域通過フィルタ部23は、入力画像を、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数で帯域制限しているが、平面斜方格子の周期よりも長い周期に対応した空間周波数で帯域制限すれば良い。
また、第一の低域通過フィルタ部21が、入力画像の画像データに対して、右斜め方向及び左斜め方向の双方に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数で帯域制限しているが、第一の低域通過フィルタ部21が、入力画像の画像データに対して、右斜め方向及び左斜め方向の双方に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数よりも低い空間周波数で帯域制限することとしても良い。これによってフィルタリング効果を一層強めることができる。
以上を要するに、第一の低域通過フィルタ部21は、入力画像の画像データに対して、右斜め方向及び左斜め方向の双方に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限するものであれば良い。
同様に、第二の低域通過フィルタ部22は、入力画像を、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数で帯域制限し、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数で帯域制限しているが、入力画像を、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数よりも低い空間周波数で帯域制限し、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数よりも低い空間周波数で帯域制限するものでも良い。
以上を要するに、第二の低域通過フィルタ部22は、入力画像を、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限するものであれば良い。
同様に、第三の低域通過フィルタ部23は、入力画像を、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数で帯域制限し、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数で帯域制限しているが、入力画像を、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数以下の空間周波数よりも低い空間周波数で帯域制限し、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数よりも低い空間周波数で帯域制限するものでも良い。
以上を要するに、第三の低域通過フィルタ部23は、入力画像を、右斜め方向に対して平面斜方格子の周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、左斜め方向に対して平面斜方格子の周期の2倍の周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限するものであれば良い。
以上本発明を、画像表示装置及び該画像表示部の一部を成す画像表示装置として説明したが、上記の画像処理装置によって実施される画像処理方法もまた、本発明の一部を成す。
実施の形態2.
次に、本発明に係る実施の形態2ついて説明する。実施の形態1で説明した画像表示装置1の機能は、ハードウェア構成で実現されても良いし、上記画像表示装置1の機能の一部がCPU(central processing unit)を含むマイクロプロセッサにより実行されるコンピュータプログラムで実現されてもよい。当該機能の一部がコンピュータプログラムで実現される場合には、マイクロプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から当該コンピュータプログラムをロードし実行することによって当該機能の一部を実現することができる。
図14は、上記画像表示装置1の機能の一部をコンピュータプログラムで実現する場合の構成を示す機能ブロック図である。図14に示されるように、この画像表示装置1は、演算装置30と画像表示部4を有する。
演算装置30は、CPUを含むプロセッサ51、表示制御部3、RAM(random access memory)52、不揮発性メモリ53、大容量記憶媒体を備えた記憶装置54及びバス55を備えている。
不揮発性メモリ53としては、例えば、フラッシュメモリを使用することができる。
また、記憶装置54の記憶媒体としては、例えば、ハードディスク(磁気ディスク)や光ディスクを使用することが可能である。
表示制御部3は、図1の表示制御部3と同じ機能を有し、プロセッサ51からバス55を介して転送された画像データD2に基づいて表示画像信号D3を生成し、この表示画像信号D3を画像表示部4に供給する。
プロセッサ51は、不揮発性メモリ53又は記憶装置54からコンピュータプログラムをロードし実行することによって上記画像処理装置2の機能を実現することができる。
図15は、実施の形態2の演算装置5による処理手順の一例を概略的に示すフローチャートである。
図15に示されるように、プロセッサ51は、まず、第一の低域通過フィルタ処理を実行する(ステップS21)。
その後、プロセッサ51は第二の低域通過フィルタ処理を実行する(ステップS22)。
その後、プロセッサ51は第三の低域通過フィルタ処理を実行する(ステップS23)。
ステップS21、S22、S33の処理は、それぞれ図1の第一、第二、第三の低域通過フィルタ部21、22、23で行われる処理と同内容のものである。
その後、プロセッサ51はデータ選択処理を実行する(ステップS24)。ステップS24の処理は、図1のデータ選択部24で行われる処理と同内容のものである。
最後に、表示制御部3は、プロセッサ51から転送された画像データD2に基づいて、画像表示部4の発光素子配列に合わせた表示画像信号D3を生成する(ステップS3)。ステップS3の処理は、図1の表示制御部3で行われる処理と同内容のものである。
上記の説明から明らかなように、上記の画像処理装置の各機能、或いは画像処理方法の各処理をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び該プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体もまた本発明の一部を成す。
実施の形態3.
次に、本発明に係る実施の形態3について説明する。実施の形態1では、発光素子位置の各々に、R、G、Bの3原色の発光素子が一つのパッケージに収納されて配置されているが、本実施の形態3では発光素子位置の各々に、R、G、Bの3原色の発光素子のいずれか一つが配置されている。
実施の形態3でも入力画像DIとしては、図2(a)で示すように、水平方向及び垂直方向に周期Pで並んだ画素から成るものが供給される。
図16は、本実施の形態3の表示画面4dの構成を示す図である。発光素子の位置は図2(a)と同じであるが、それぞれの発光素子がR、G、Bいずれか一つの色で発光する。図16の標本化周波数については図2(a)と同等であるため、図10と同じナイキスト周波数になる。しかし、図10の白丸で示した平面斜方格子型配列から発光素子を削減した影響が偽色となって(本来の色とは異なる色となって)現れる。本実施の形態1で説明した画像処理装置2を用いて処理すれば、図10の白丸が図13(c)のハッチングを施した丸の部分のように抑圧されるので、偽色となって現れた成分を低減することができる。
例えば、図17(a)に示すように、輝度の低い領域(クロスハッチングで示す)と、輝度の高い領域(白で示す)との境界が斜め方向に延びている場合、図17(b)に示すように、境界部分の発光素子の色が目立つために境界線が色付いて見えることがあるが、フィルタリングを掛けることで色付きを弱めることができるが、同時に境界がぼやけると言う問題がある。本発明では、発光素子毎に、各方向の発光素子間の間隔が異なることを考慮に入れ、各方向における発光素子間の間隔に応じて、方向毎に異なる特性のフィルタリングを用いることで、ぼやけを最小限にとどめながら、色付きを弱めることができる。
1 画像表示装置、 2 画像処理装置、 3 表示制御部、 4 画像表示部、 5 演算装置、 21 第一の低域通過フィルタ部、 22 第二の低域通過フィルタ部、 23 第三の低域通過フィルタ部、 24 データ選択部、 51 プロセッサ、 52 RAM、 53 不揮発性メモリ、 54 記憶装置、 55 バス。

Claims (8)

  1. 右斜め方向及び左斜め方向に整列した複数の格子点から成る、平面斜方格子の格子点のうちの、前記右斜め方向又は前記左斜め方向に整列した格子点から成る列のうちの一つ置きの列中の一つの置きの格子点をスペース領域として、前記スペース領域が前記格子点の配列周期の2倍の周期で平面斜方格子状に配列され、前記スペース領域とされる格子点以外の格子点を発光素子が配置される発光素子位置とした画像表示部に表示すべき画像を生成する画像処理装置であって、
    前記画像表示部の各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、当該発光素子位置を中心として前記右斜め方向に配列された発光素子位置の配列周期、及び前記左斜め方向に配列された発光素子位置の配列周期に応じて異なる空間周波数帯域で、入力画像を帯域制限することで生成された画像データを前記画像表示部での表示に用い
    前記入力画像に対して異なる空間周波数で帯域制限してそれぞれ画像データを出力する第一、第二及び第三の低域通過フィルタ部と、
    各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、当該発光素子を中心として前記右斜め方向における発光素子位置の配列周期及び前記左斜め方向における発光素子位置の配列周期に応じて前記第一の低域通過フィルタ部が出力する画像データ、前記第二の低域通過フィルタ部が出力する画像データ、及び前記第三の低域通過フィルタ部が出力する画像データのいずれかを選択する画像データ選択部とを有し、
    前記第一の低域通過フィルタ部は、前記入力画像を、前記右斜め方向及び左斜め方向の双方に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
    前記第二の低域通過フィルタ部は、前記入力画像を、前記右斜め方向に対して前記格子点の配列周期よりも長い周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、前記左斜め方向に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
    前記第三の低域通過フィルタ部は、前記入力画像を、前記右斜め方向に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、前記左斜め方向に対して前記格子点の配列周期よりも長い周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
    前記画像データ選択部は、
    各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、
    当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期及び前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じである場合には、前記第一の低域通過フィルタ部で生成された画像データを選択し、
    当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期よりも長く、前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じである場合には、前記第二の低域通過フィルタ部で生成された画像データを選択し、
    当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じであり、前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期よりも長い場合には、前記第三の低域通過フィルタ部で生成された画像データを選択す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記格子点の配列周期に対応した空間周波数が、前記格子点の配列周期の逆数の1/2であることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記格子点の配列周期よりも長い周期が、前記格子点の配列周期の2倍であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像表示部と、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記発光素子を駆動制御して前記画像表示部に前記画像データ選択部が生成する画像を表示させる表示制御部とを備え、
    前記発光素子位置の各々に、R、G、Bの3原色の発光素子が一つのパッケージに収納されて配置されている
    ことを特徴とする画像表示装置。
  5. 前記画像表示部と、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記発光素子を駆動制御して前記画像表示部に前記画像データ選択部が生成する画像を表示させる表示制御部とを備え、
    前記発光素子位置の各々に、R、G、Bの3原色の発光素子のいずれか一つが配置されている
    ことを特徴とする画像表示装置。
  6. 右斜め方向及び左斜め方向に整列した複数の格子点から成る、平面斜方格子の格子点のうちの、前記右斜め方向又は前記左斜め方向に整列した格子点から成る列のうちの一つ置きの列中の一つの置きの格子点をスペース領域として、前記スペース領域が前記格子点の配列周期の2倍の周期で平面斜方格子状に配列され、前記スペース領域とされる格子点以外の格子点を発光素子が配置される発光素子位置とした画像表示部に表示すべき画像を生成する画像処理方法であって、
    前記画像表示部の各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、当該発光素子位置を中心として前記右斜め方向に配列された発光素子位置の配列周期、及び前記左斜め方向に配列された発光素子位置の配列周期に応じて異なる空間周波数帯域で、入力画像を帯域制限することで生成された画像データを前記画像表示部での表示に用い
    前記入力画像に対して異なる空間周波数で帯域制限してそれぞれ画像データを出力する第一、第二及び第三の低域通過フィルタステップと、
    各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、当該発光素子を中心として前記右斜め方向における発光素子位置の配列周期及び前記左斜め方向における発光素子位置の配列周期に応じて前記第一の低域通過フィルタステップが出力する画像データ、前記第二の低域通過フィルタステップが出力する画像データ、及び前記第三の低域通過フィルタステップが出力する画像データのいずれかを選択する画像データ選択ステップとを有し、
    前記第一の低域通過フィルタステップは、前記入力画像を、前記右斜め方向及び左斜め方向の双方に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
    前記第二の低域通過フィルタステップは、前記入力画像を、前記右斜め方向に対して前記格子点の配列周期よりも長い周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、前記左斜め方向に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
    前記第三の低域通過フィルタステップは、前記入力画像を、前記右斜め方向に対して前記格子点の配列周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、前記左斜め方向に対して前記格子点の配列周期よりも長い周期に対応した空間周波数以下の空間周波数で帯域制限し、
    前記画像データ選択ステップは、
    各発光素子位置の発光素子での表示に用いられる画像データとして、
    当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期及び前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じである場合には、前記第一の低域通過フィルタステップで生成された画像データを選択し、
    当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期よりも長く、前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じである場合には、前記第二の低域通過フィルタステップで生成された画像データを選択し、
    当該発光素子を中心とする前記右斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期と同じであり、前記左斜め方向の発光素子の配列周期が、前記格子点の配列周期よりも長い場合には、前記第三の低域通過フィルタステップで生成された画像データを選択す
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項に記載の画像処理方法の各処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項のプログラムを記録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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