JP6011357B2 - シミュレーションプログラム及びシミュレーション装置 - Google Patents

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本発明は、配線基板における信号伝搬をシミュレートするシミュレーションプログラム及びシミュレーション装置に関し、特に、ガラスクロスを用いた高速伝送用配線基板の差動配線間に生じる伝搬遅延時間差(クロックスキュー:clock skew)を解析するシミュレーションプログラム及びシミュレーション装置に関する。
電子機器における信号伝送速度の高速化に伴い、伝送損失の増加によるS/N比の低下を補う技術として、差動伝送を用いることが一般的である。差動伝送ではP配線とN配線の2本の配線を一組として用い、それぞれ逆位相の信号を伝送する。この結果、受信側において、2本の配線にはほぼ同じ同位相のコモンノイズが乗るため、信号の差を取ることでコモンノイズがキャンセルされ、これによってS/N比を向上させることができる。
図1は、高速伝送用配線基板を構成するガラスクロスの概念図である。
図1において、ガラスクロス11は、X軸と平行な方向に並設されたガラス繊維束12と、Y軸と平行な方向に並設されたガラス繊維束13とが格子状に平織りされている。ガラス繊維束12及びガラス繊維束13は、例えば数μm程度のガラス繊維を複数本束ねて数100μm程度の幅にしたものである。
図2は、ガラスクロスを用いた高速伝送用配線基板における配線方向に垂直な断面図である。
図2に示すように、ガラスクロスを用いた高速伝送用配線基板(以下、ガラスクロス配線基板という)21は、導体層と絶縁層から構成される。導体層は、P配線又はN配線で構成される差動配線22と、N配線又はP配線で構成される差動配線23と、グランドプレーン24、25とで構成される。また、絶縁層は、ガラスクロス11と、ガラスクロス11を硬化させる樹脂26により構成される。
絶縁層に含まれるガラスクロス11は、図1を用いて説明したように、ガラス製のガラス繊維束12とガラス繊維束13とが編まれた構造となっており、ガラス繊維束12及びガラス繊維束13の両方が存在する交差領域、ガラス繊維束12及びガラス繊維束13のいずれも存在しない領域、ガラス繊維束12のみが存在する領域、及びガラス繊維束13のみが存在する領域から成る。
一般に、ガラスクロス配線基板21では、ガラスクロス11の誘電率は樹脂26の誘電率よりも高いため、ガラスクロス配線基板21の内部は誘電率の高いガラスクロス11の密度が高い領域と、誘電率の低い樹脂26の密度が高い領域とが混在している。
その結果、図2に示すように、ガラスクロス11が少ない領域では伝播遅延が小さく、ガラスクロス11が多い領域では伝播遅延が大きくなり、誘電率が不均質な構造となっている。これにより、差動配線22及び23の周囲における誘電率に差異が生じ、配線間での伝播遅延時間差(クロックスキュー)が発生してコモンノイズの除去率が低下する。近年の信号伝送の高速化に伴い、このクロックスキューによる伝送特性への影響が無視できなくなっている。従って、精度の高い伝送路設計を行うためには、クロックスキューを考慮した伝送シミュレーションが必要となる。
図3は、3次元電磁界解析モデルにおける配線方向に垂直なガラスクロス配線基板21の断面図であり、図4は、差動配線22及び差動配線23に対するガラスクロス11の傾きについて説明するための図である。
ガラスクロス配線基板21におけるクロックスキューを予測するには、ガラスクロス配線基板21の内部構造を図3に示すように、3次元数値解析ツールを用いてモデル化し、電磁界解析を実行する必要がある(例えば、特許文献1参照。)。ここで、クロックスキューは、ガラスクロス11の織目と差動配線23の位置関係に依存するため一定の分布を有しており、更に、ガラスクロス配線基板21内における差動配線23とガラスクロス11の位置関係は、図4に示すように、ガラスクロス11の傾きによって幾通りにもなり得る。よって、クロックスキューの値を導出するためには、統計的なデータの取得が必須であり、その精度は解析検体数に依存している。
特開2009−15678号公報
しかしながら、3次元数値解析ツールは、対象構造を3次元的に直接メッシュ化するため、解析検体数を増やすと、計算時間及び計算容量が膨大になるという問題点があった。
本発明は、3次元数値解析ツールによる電磁界解析の計算コストを抑え、高精度なクロックスキュー統計データを高速に導出することが可能なシミュレーションプログラム及びシミュレーション装置の提供を目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
1つの案では、格子状構造体のガラスクロスを用いた配線基板の差動配線間に生じる伝搬遅延時間差を解析するシミュレーションプログラムにおいて、コンピュータに、2本一組の差動配線対が前記格子状構造体の格子の縦横いずれかと並行する場合の内部構造を所定の基本単位で3次元電磁界解析モデル化させ、前記配線基板の3次元電磁界解析モデルにおける前記格子状構造体の格子の中心線に対して、並行する前記2本一組の差動配線対の中心線との位置関係を少なくとも二通り決定させ、それぞれの位置での差動配線間におけるクロックスキューを算出させ、その算出結果のクロックスキューを複数通り組み合わせることで、任意の配線基板におけるクロックスキュー分布を算出させることを特徴とする。
本発明によれば、ガラスクロスと差動配線の位置関係が異なるモデルから得られた、各解析結果を複数通り足し合わせることにより、3次元電磁界解析モデルのメッシュ数を必要最小限に抑えることができ、一回あたりのクロックスキュー計算時間を高速化することが可能となる。また、任意のガラスクロスの傾きを有した基板構造におけるクロックスキューを、短時間で求めることができる。すなわち、高精度なクロックスキュー統計データを高速に導出することが可能となる、という効果を奏する。
高速伝送用配線基板を構成するガラスクロスの概念図である。 ガラスクロスを用いた高速伝送用配線基板における配線方向に垂直な断面図である。 3次元電磁界解析モデルにおける配線方向に垂直なガラスクロス配線基板21の断面図である。 差動配線22及び差動配線23に対するガラスクロス11の傾きについて説明するための図である。 本実施の形態におけるシミュレーション装置の機能ブロック図である。 本実施の形態におけるシミュレーション処理の流れを示すフローチャートである。 基本単位の3次元電磁界解析モデルの例を示す図である。 ガラス繊維束12及びガラス繊維束13と差動配線22及び差動配線23の対との位置関係を定義したデータを示す図である。 クロックスキューの算出の際に変化させる配線位置の例を示す図である。 3次元電磁界解析モデルにおいて配線位置を変化させた様子を示す図である。 電磁界解析の結果を示す図である。 クロックスキューの算出結果を示す図である。 算出したクロックスキューを複数通り組み合わせた例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図5は、本実施の形態におけるシミュレーション装置の機能ブロック図である。
図5において、本実施の形態におけるシミュレーション装置50は、配線基板内部構造作成部51と、クロックスキュー算出部52と、クロックスキュー分布算出部53と、クロックスキュー分布表示部54とを備え、格子状構造体のガラスクロス11を用いたガラスクロス配線基板21の差動配線22と差動配線23との間に生じる伝搬遅延時間差を解析する。
配線基板内部構造作成部51は、差動配線22及び差動配線23の2本の配線を一組の対として、前記格子状構造体であるガラスクロス11の格子の縦横いずれか、すなわちガラス繊維束12又はガラス繊維束13と並行する場合の内部構造を、所定の基本単位で3次元電磁界解析モデル化する。ここで、所定の基本単位とは、例えば、隣接する基本単位に含まれるガラス繊維束12及びガラス繊維束13から構成される格子状構造体が同一の構造であり、かつ、差動配線22及び差動配線23の何れをも含む最小面積の矩形領域をいう。基本単位の例示は、図7を用いて後述する。
クロックスキュー算出部52は、ガラスクロス配線基板21の3次元電磁界解析モデルにおける前記格子状構造体の格子の中心線に対して、並行する前記2本一組の差動配線対(差動配線22と差動配線23の対)の中心線との位置関係を少なくとも二通り決定し、それぞれの位置での差動配線22と差動配線23との間におけるクロックスキューを算出する。前記位置関係の決定方法の例については、図8及び図9を用いて後述する。
クロックスキュー分布算出部53は、前記クロックスキュー算出部52による算出結果のクロックスキューを複数通り組み合わせることで、任意のガラスクロス配線基板21におけるクロックスキュー分布を算出する。
そして、クロックスキュー分布表示部54は、クロックスキュー分布算出部53が算出したクロックスキュー分布を表示する。
図6は本実施の形態におけるシミュレーション処理の流れを示すフローチャートであり、図7は、基本単位の3次元電磁界解析モデルの例を示す図である。
まず、ステップS601において、配線基板内部構造作成部51が、例えば、図7(A)及び(B)に示すように、差動配線22及び差動配線23の2本の配線を一組の対として、前記格子状構造体であるガラスクロス11のガラス繊維束12と並行する場合の内部構造を、所定の基本単位で3次元電磁界解析モデル化する。このとき、ガラスクロス11のうち、一方向のガラス繊維束12(縦糸)は、差動配線22及び差動配線23と完全に平行である。また、もう一方向のガラス繊維束13(横糸)は差動配線22及び差動配線23と完全に垂直である。そして、これらのガラス繊維束12及びガラス繊維束13の各糸は周期的に並んでいるものとする。さらに、3次元電磁界解析モデル内に含まれるガラス繊維束12及びガラス繊維束13の数は、それぞれ最低一周期分とし、差動配線22及び差動配線23の長さは、ガラス繊維束13の存在する領域と同程度とする。
図8は、ガラス繊維束12及びガラス繊維束13と差動配線22及び差動配線23の対との位置関係を定義したデータを示す図である。
ステップS601で作成された3次元電磁界解析モデルは、図8に示すようなデータとして定義される。例えば、図8(A)に示すような3次元電磁界解析モデルは、図8(B)に示すように、差動配線22は、第1の配線として「形状」が「直方体」、「サイズ」が「幅130マイクロメートル×高さ30マイクロメートル」、「中心座標」が「(235,163)」と定義される。同様に、第2の配線としての差動配線23、第1のガラスクロス11(ガラス繊維束12c、12d及び13)中の第1の縦ガラス繊維束としてのガラス繊維束12c等が定義される。また、図8(C)に示すような3次元電磁界解析モデルは、図8(D)に示すように、ガラス繊維束13cは、第1のガラスクロス中の第1の横ガラス繊維束として、「形状」が「六角柱」、「サイズ」が「幅500マイクロメートル×高さ20マイクロメートル」、「中心座標」が「(250,95)」と定義される。
図6の説明に戻る。
次に、ステップS602において、クロックスキュー算出部52が、ステップS601で作成した3次元電磁界解析モデルを用いて、ガラスクロス配線基板21の3次元電磁界解析モデルにおける前記格子状構造体の格子の中心線に対して、並行する前記2本一組の差動配線対(差動配線22と差動配線23の対)の中心線との位置関係を少なくとも二通り決定する。
図9は、クロックスキューの算出の際に変化させる配線位置の例を示す図であり、図10は、3次元電磁界解析モデルにおいて配線位置を変化させた様子を示す図である。
図9(A)、(B)、(C)及び(D)に例示するように、差動配線22及び差動配線23の位置を複数通り変化させる。より具体的には、図10(B)が、図10(A)に示した3次元電磁界解析モデルの差動配線22及び差動配線23を、Y方向にマイナス100マイクロメートル(−100μm)ずらした3次元電磁界解析モデルである。同様に、図10(C)が、図10(A)に示した3次元電磁界解析モデルの差動配線22及び差動配線23を、Y方向に100マイクロメートル(+100μm)ずらした3次元電磁界解析モデルであり、図10(D)が、Y方向に200マイクロメートル(+200μm)ずらした3次元電磁界解析モデルである。
そして、上述のように変化させながら電磁界解析を実行し、それぞれの位置での差動配線22と差動配線23との間におけるクロックスキューを導出する。これを、縦糸一周期分だけ行う。
図11は、電磁界解析の結果を示す図であり、図12は、クロックスキューの算出結果を示す図である。
図11に示した例は、図10(A)に示した3次元電磁界解析モデルにおける電磁界解析の結果を示しており、また、図12に示した例は、図10(A)の3次元電磁界解析モデルにおけるクロックスキューの算出結果を示している。
上述のように3次元電磁界解析モデルを用いて電磁界解析を実行し、差動配線22及び差動配線23を伝搬させる信号については、周波数を30GHzまで0.1GHz刻みでスイープさせ、その結果として、図11に示すように、差動配線22(第1の配線)と差動配線23(第2の配線)のそれぞれにおいて、周波数ごとの群遅延(Group Delay)が表示される。
そして、差動配線23(第2の配線)の群遅延から、差動配線22(第1の配線)の群遅延を減算し、図12に示すように、クロックスキュー(30GHzではマイナス0.03psec)を算出する。
図6の説明に戻る。
そして、ステップS603において、クロックスキュー分布算出部53が、任意の配線長分だけ、前述のクロックスキュー計算部にて求めたクロックスキューの値を、抽出して足し合わせ、これを複数通り実行することで、クロックスキューの統計データを得る。
図13は、算出したクロックスキューを複数通り組み合わせた例を示す図である。
図13(A)は、図10を用いて説明したような4つの異なる3次元電磁界解析モデル(モデル1、モデル2、モデル3、モデル4)を順に並べた場合であり、図13(B)は、同一の3次元電磁界解析モデル(モデル3)を4つ並べた場合である。また、図13(C)は、モデル2を2つ続けて並べ、次にモデル3を2つ並べた場合であり、図13(D)は、モデル2とモデル3を交互に並べた場合である。
なお、3次元電磁界解析モデルは所定の基本単位を用いているので、得られたクロックスキューの統計データは、その配線伝送方向の長さが、格子状構造体における配線伝送方向の格子間距離の整数倍であることになる。
そして、以上によって算出したクロックスキューの分布を表示する。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、上述してきた本発明の実施の形態は、シミュレーション装置の一機能としてハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)ボードやCPUボードでのファームウェアもしくはソフトウェアにより実現することができる。
また、本発明が適用されるシミュレーション装置は、その機能が実行されるのであれば、上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMやRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムを記録したROMやRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、シミュレーション装置に供給し、そのシミュレーション装置のコンピュータがプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータ(情報処理装置)がメモリ上に読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムやプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
11 ガラスクロス
12、12a、12b、12c、12d、13、13a、13b、13c、13d ガラス繊維束
21 高速伝送用配線基板(ガラスクロス配線基板)
22、23 差動配線
24、25 グランドプレーン
26 樹脂
50 シミュレーション装置
51 配線基板内部構造作成部
52 クロックスキュー算出部
53 クロックスキュー分布算出部
54 クロックスキュー分布表示部

Claims (4)

  1. 格子状構造体のガラスクロスを用いた配線基板の差動配線間に生じる伝搬遅延時間差を解析するシミュレーションプログラムであって、
    コンピュータに、
    2本一組の差動配線対が前記格子状構造体の格子の縦横いずれかと並行する場合の内部構造を所定の基本単位で3次元電磁界解析モデル化させ、
    前記配線基板の3次元電磁界解析モデルにおける前記格子状構造体の格子の中心線に対して、並行する前記2本一組の差動配線対の中心線との位置関係を少なくとも二通り決定させ、前記各位置での差動配線間におけるクロックスキューを算出させ、
    前記算出結果のクロックスキューを複数通り組み合わせることで、任意の配線基板におけるクロックスキュー分布を算出させる、
    ことを特徴とするシミュレーションプログラム。
  2. 前記3次元電磁界解析モデルの配線伝送方向の長さが、前記格子状構造体における配線伝送方向の格子間距離の整数倍であることを特徴とする請求項1に記載のシミュレーションプログラム。
  3. 前記3次元電磁界解析モデルの配線伝送に垂直な方向の長さが、前記格子状構造体における配線伝送に垂直な方向の格子間距離の整数倍であることを特徴とする請求項1に記載のシミュレーションプログラム。
  4. 格子状構造体のガラスクロスを用いた配線基板の差動配線間に生じる伝搬遅延時間差を解析するシミュレーション装置であって、
    2本一組の差動配線対が前記格子状構造体の格子の縦横いずれかと並行する場合の内部構造を所定の基本単位で3次元電磁界解析モデル化する配線基板内部構造モデル作成手段と、
    前記配線基板の3次元電磁界解析モデルにおける前記格子状構造体の格子の中心線に対して、並行する前記2本一組の差動配線対の中心線との位置関係を少なくとも二通り決定し、各位置での差動配線間におけるクロックスキューを算出するクロックスキュー算出手段と、
    前記クロックスキュー算出手段による算出結果のクロックスキューを複数通り組み合わせることで、任意の配線基板におけるクロックスキュー分布を算出するクロックスキュー分布算出手段と、
    を備えることを特徴とするシミュレーション装置。
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