JP6010690B2 - ねじれ速度測定ジャイロスコープ - Google Patents

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Description

本発明は、ねじれ速度測定ジャイロスコープに関する。
微小ジャイロスコープは一般的に向き及び/又は運動を検出するセンサに使用される。例えば、微小電気機械システム(MEMS:microelectromechanical system)のジャイロスコープは、小型ジャイロセンサを生産する費用効果的解決法を提供する。微小ジャイロスコープは慣性測定ユニット(IMUs:inertial measurement units)に使用される。IMUsは、速度、向き、及び重力を検出するのに使用できる電子デバイスである。IMUsは、ジャイロスコープ及び加速度計の双方を含むことができる。IMUは、代表的には3個のジャイロスコープを有し、各ジャイロスコープは1つの入力軸線周りの回転を測定するよう構成する。例えば、IMUにおける1つのジャイロスコープは航空機のピッチを検出し、IMUにおける第2のジャイロスコープはロールを検出し、またIMUにおける第3のジャイロスコープはヨーを検出することができる。IMUsは、自動車、静止フレーム及びビデオカメラシステム、ビデオゲームコントローラ、タブレットコンピュータ又は他の携帯コンピュータシステム、及び携帯電話ハンドセットを含む多数の用途に使用される。
音叉型ジャイロスコープは、しばしばIMUsに使用される1つのジャイロスコープであって、音叉につき1つの入力軸線周りの回転を測定する。2つの軸線周りの回転測定は、同一平面上において2つの音叉型ジャイロスコープセンサを互いに直交するよう取付けることによって行うことができる。しかし、第3軸線周りの測定を実現するには、第3音叉型ジャイロスコープを、他の2つの音叉型ジャイロスコープの平面から外れた平面に取付ける必要がある。この構成は、IMUをより大型化する形状因子となり、このことは幾つかの空間が制約された用途にIMUを使用することを妨げる。例えば、タブレットコンピュータ又は携帯電話ハンドセットの形状因子は、IMUの形状因子を収容するのに利用可能な十分な空間を有していない場合がある。
本発明によるねじれ型ジャイロスコープの実施形態は、ピックアップタインと、複数個のピックアップ電極と、駆動タインと、複数個の駆動電極と、及び駆動質量とを有する。駆動タインは、圧電材料で構成して第1軸線に沿う長さを有する。ピックアップタインは、圧電材料で構成して第2軸線に沿う長さを有する。ピックアップタインは前記駆動タインに交差する方向に延在し、また前記駆動タインは、前記ピックアップタインに取付ける第1端部を有する。複数個のピックアップ電極は前記ピックアップタインに沿って配置し、また複数個の駆動電極は前記駆動タインに沿って配置する。駆動質量は、前記駆動タインの前記第1端部とは反対側の前記駆動タインの第2端部に取付ける。前記駆動電極及び前記駆動タインは、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動タインの回転振動を誘発し、これにより前記駆動タインが前記第1軸線周りに回転し、前記駆動質量の前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成する。前記駆動質量が第3軸線周りに角回転することにより前記ピックアップタインにねじれ歪みを誘発する第2軸線(本明細書中ピックアップ軸線とも称する)周りのトルクを誘発し、これにより前記ピックアップタインに電界を誘導し、この電界が前記複数個のピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する。
このようなねじれ型ジャイロスコープの実施形態は、付加的に又は代替的に以下の特徴のうち1つ又は複数を有する。前記駆動タイン及び前記ピックアップタインのうち少なくとも一方を構成する圧電材料はクオーツとする。前記駆動タインは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個の駆動電極における各駆動電極は、前記直線で囲まれた断面の各コーナーに配置する。前記駆動タイン及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動タインを構成する圧電材料に機械的剪断を誘発するよう構成する。前記駆動タイン及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動タインの断面の重心周りにおける前記駆動タインの回転を誘発するよう構成する。この駆動タインの回転は、駆動質量を第1軸線周りの振動運動として駆動する。前記ピックアップタインは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個のピックアップ電極における各ピックアップ電極は、前記ピックアップタインの前記直線で囲まれた断面の各側辺に配置する。前記ピックアップタイン及び前記駆動タインは、前記第3軸線周りに前記駆動質量が角回転することにより前記ピックアップタインの角回転を誘発し、これにより前記ピックアップタインに電界変位場を誘導するよう構成する。前記ピックアップタインは、前記複数個のピックアップ電極に誘導される電荷が、前記第3軸線周りの角回転速度に比例するよう構成する。
本発明による平面状3次元慣性センサシステムの実施形態は、第1ジャイロセンサ、第2ジャイロセンサ、及びねじれ型ジャイロセンサを有する。第1ジャイロセンサは第1回転軸線周りの回転を測定するよう構成する。第2ジャイロセンサは第2回転軸線周りの回転を測定するよう構成する。ねじれ型ジャイロセンサは第3回転軸線周りの回転を測定するよう構成する。前記第1ジャイロセンサ、前記第2ジャイロセンサ及び前記ねじれ型ジャイロセンサを同一平面上に配置する。ねじれ型ジャイロセンサは、ピックアップタイン、複数個のピックアップ電極、駆動タイン、複数個の駆動電極、及び駆動質量を有する。駆動タインは、圧電材料で構成して第1軸線に沿う長さを有する。ピックアップタインは、圧電材料で構成して第2軸線に沿う長さを有する。該ピックアップタインは前記駆動タインに交差する方向に延在し、また前記駆動タインは前記ピックアップタインに取付ける第1端部を有する。複数個のピックアップ電極は前記ピックアップタインに沿って配置する。複数個の駆動電極は前記駆動タインに沿って配置する。駆動質量は、前記駆動タインの前記第1端部とは反対側の前記駆動タインの第2端部に取付ける。前記駆動電極及び前記駆動タインは、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動タインの回転振動を誘発し、これにより前記駆動タインが前記第1軸線周りに回転し、前記駆動質量の前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成する。前記駆動タインが第3軸線周りに角回転することによりピックアップタインにトルクを誘発し、これによりピックアップタインに電界を誘導し、この電界が前記複数個のピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する。
本発明によるねじれ型ジャイロスコープの実施形態は、ピックアップフレーム、アンカーポイント、複数個のピックアップビーム、複数個のピックアップ電極、駆動フレーム、複数個の駆動ビーム、及び複数個の駆動電極を有する。ピックアップフレームは中心開口を有し、またアンカーポイントは前記ピックアップフレームの前記中心開口内に配置する。複数個のピックアップビームは、前記ピックアップフレームを前記アンカーポイントに連結し、またピックアップビームは圧電材料により構成する。複数個のピックアップ電極は前記ピックアップビームに取付ける。駆動フレームは中心開口を有し、また前記駆動フレームの前記中心開口内に前記ピックアップフレームを配置する。複数個の駆動ビームは前記駆動フレームを前記ピックアップフレームに連結し、また駆動ビームは圧電材料により構成する。複数個の駆動電極は前記駆動ビームに配置する。前記駆動ビーム及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動ビームの回転振動を誘発するよう構成する。前記駆動ビームの回転が前記駆動フレームの前記第1軸線周りの回転を誘発する。前記駆動フレームが第3軸線周りに角回転することによりピックアップフレームにトルクを誘発し、前記トルクがピックアップフレームに加わってピックアップタインにねじれひずみを誘発する。このピックアップタインにおけるねじれひずみがピックアップタインに電界変位場を誘導し、この電界変位場が前記複数個のピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する。測定される電荷は第3軸線周りの入力角回転に比例する。
このようなねじれ型ジャイロスコープの実施形態は、付加的に又は代替的に以下の特徴のうち1つ又は複数を有する。前記駆動タイン及び前記ピックアップタインのうち少なくとも一方を構成する圧電材料はクオーツとする。前記駆動ビームは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個の駆動電極における各駆動電極は、前記直線で囲まれた断面の各コーナーに配置する。前記駆動ビーム及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動ビームを構成する圧電材料に機械的剪断を誘発するよう構成する。前記駆動ビーム及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記各駆動タインの断面の重心周りにおける前記駆動ビームの回転を誘発するよう構成する。前記ピックアップビームは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個のピックアップ電極における各ピックアップ電極は、前記ピックアップビームの前記直線で囲まれた断面の各側辺に配置する。前記ピックアップビーム及び前記駆動フレームは、前記第3軸線周りに前記駆動フレームが角回転することにより前記ピックアップタインの角回転を誘発し、これによりピックアップビームに電界変位場を誘導するよう構成する。前記ピックアップビームは、前記ピックアップビームを構成する圧電材料の結晶構造に従って配向する複数個のビームを有する。前記複数個のビームは、ビームを構成する圧電材料の異方特性の少なくとも一部を相殺するよう指向する。前記複数個のビームはクオーツで構成し、前記ビームは結晶クオーツのX結晶軸に沿って指向する。交差部材を前記クオーツの結晶構造に整列させ、前記交差部材の前記第2回転軸線に沿うねじれを減少する。
本発明による差動ねじれ型ジャイロスコープセンサの実施形態は、第1ピックアップタイン、第2ピックアップタイン、複数個の第1ピックアップ電極、複数個の第2ピックアップ電極、第1駆動タイン、第2駆動タイン、複数個の第2駆動電極、複数個の第2駆動電極、第1駆動質量、及び第2駆動質量を有する。第1駆動タインは第1圧電材料で構成して第1軸線に沿う長さを有する。第1ピックアップタインは第2圧電材料で構成して第2軸線に沿う長さを有する。該第1ピックアップタインは前記第1駆動タインに交差する方向に延在し、また前記第1駆動タインは前記第1ピックアップタインに取付ける第1端部を有する。複数個の第1ピックアップ電極は前記第1ピックアップタインに沿って配置する。複数個の第1駆動電極は前記第1駆動タインに沿って配置する。第1駆動質量は、前記1駆動タインの前記第1端部とは反対側の前記第1駆動タインの第2端部に取付ける。第2駆動タインは第3圧電材料で構成して前記第1軸線に沿う長さを有する。第2ピックアップタインは第4圧電材料で構成して前記第2軸線に沿う長さを有する。第2ピックアップタインは前記第2駆動タインに交差する方向に延在し、また前記第2駆動タインは前記第2ピックアップタインに取付ける第1端部を有する。複数個の第2ピックアップ電極は前記第2ピックアップタインに沿って配置する。複数個の第2駆動電極は前記第2駆動タインに沿って配置する。第2駆動質量は前記2駆動タインの前記第1端部とは反対側の前記第2駆動タインの第2端部に取付ける。前記第1ピックアップタイン及び前記第2ピックアップタインは共通のアンカーポイントを共有する。前記第1駆動電極及び前記第1駆動タインは、前記第1駆動電極に印加する電界が前記第1駆動タインの回転振動を誘発し、これにより前記第1駆動タインが前記第1軸線周りに回転し、前記第1駆動質量の前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成する。前記第1駆動質量が第3軸線周りに角回転することにより前記第1ピックアップタインにトルクを誘発し、これにより前記第1ピックアップタインに電界を誘導し、この電界が前記第1ピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する。前記第2駆動電極及び前記第2駆動タインは、前記第2駆動電極に印加する電界が前記第2駆動タインの回転振動を誘発し、これにより前記第2駆動質量が前記第2軸線周りに回転し、前記第2駆動質量の前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成する。前記第2駆動質量が第3軸線周りに変位することにより前記第2ピックアップタインにトルクを誘発し、これにより前記第2ピックアップタインに電界を誘導し、この電界が前記第2ピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する。
このような差動ねじれ型ジャイロスコープセンサの実施形態は、付加的に又は代替的に以下の特徴のうち1つ又は複数を有する。前記第1、第2、第3及び第4の圧電材料は同一圧電材料とする。前記第1駆動タインは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個の第1駆動電極における各駆動電極は、前記直線で囲まれた断面の各コーナーに配置する。前記第1駆動タイン及び前記第1駆動電極は、前記第1駆動電極に印加する電界が前記第1駆動タインを構成する圧電材料に機械的剪断を誘発するよう構成する。前記第1駆動タイン及び前記第1駆動電極は、前記第1駆動電極に印加する電界が前記第1駆動タインの断面の重心周りにおける前記第1駆動タインの回転を誘発するよう構成する。前記第1ピックアップタインは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個の第1ピックアップ電極における各ピックアップ電極は、前記第1ピックアップタインの前記直線で囲まれた断面の各側辺に配置する。前記第1ピックアップタイン及び前記第1駆動タインは、前記第3軸線周りに前記第1駆動質量が角回転することにより前記第1ピックアップタインの角回転を誘発し、これにより前記第1ピックアップタインに電界変位場を誘導するよう構成する。前記第1駆動タイン及び前記第2駆動タインは、前記第1駆動電極及び前記第2駆動電極に印加する電界が前記第1駆動タインの第1方向への回転振動及び前記第2駆動タインの前記第1方向とは逆の第2方向への回転振動を誘発するよう構成する。
ねじれ型ジャイロセンサを有する平面型3次元測定システムの斜視図である。 ねじれ型ジャイロセンサの実施形態の斜視図である。図2に 図2に示したねじれ型ジャイロセンサの駆動タインの断面図であって、印加電界を示す断面図である。 図2に示したねじれ型ジャイロセンサの駆動タインの断面図であって、印加電界を示す断面図である。 圧電ビーム(梁)の斜視図であって、ビームをひねることによって生ずる潜在的な電界を示す。 圧電ビームの断面図であって、ビームをひねることによって生ずる潜在的な電界を示す。 ねじれ型ジャイロセンサの斜視図である。 図5Aに示したねじれ型ジャイロセンサの一部分を拡大して示す斜視図である。 図5A及び5Bに示したねじれ型ジャイロセンサの頂面図である。 図5A〜5Cに示すねじれ型ジャイロセンサの駆動タインの断面図であり、駆動タインにおける駆動電極の構成を示す断面図である。 図5A〜5Cに示すねじれ型ジャイロセンサのピックアップタインの断面図であり、ピックアップタインにおける駆動電極の構成を示す断面図である。 図5A〜5Cに示すねじれ型ジャイロセンサの斜視図であり、ねじれ型ジャイロセンサの駆動動作を示す斜視図である。 図5A〜5Cに示すねじれ型ジャイロセンサの正面図であり、ねじれ型ジャイロセンサの駆動動作を示す正面図である。 図5A〜5Cに示すねじれ型ジャイロセンサの斜視図であり、ねじれ型ジャイロセンサのピックアップ動作を示す斜視図である。 図5A〜5Cに示すねじれ型ジャイロセンサの側面図であり、ねじれ型ジャイロセンサの駆動動作を示す側面図である。 差動ねじれ型ジャイロセンサの実施形態の斜視図である。 差動ねじれ型ジャイロセンサの実施形態の頂面図である。 ねじれ型ジャイロセンサの実施形態の斜視図である。 図9に示すねじれ型ジャイロセンサの頂面図である。 ピックアップフランジをアンカーに連結するシザーヒンジを有するねじれ型ジャイロセンサの実施形態の斜視図である。 図11に示すねじれ型ジャイロセンサの頂面図である。 ピックアップフレームをアンカーに連結するピックアップビームのための真直ぐなビームを使用するねじれ型ジャイロセンサのモード解析である。 ピックアップフレームをアンカーに連結する、図11に使用したのと同様なシザーヒンジを使用するねじれ型ジャイロセンサのモード解析である。
本明細書にはねじれ速度測定ジャイロセンサを記載する。ねじれ型(トーショナル)ジャイロセンサの実施形態は、駆動軸線の周りに回転振動を生ずる圧電駆動機構と、駆動軸線及びピックアップ軸線に対して互いに直交する軸線の周りの回転によって誘発されるジャイロ動作を検出する圧電ピックアップ機構とを有する。圧電機構は、クオーツ又は他の圧電材料から形成することができる。ねじれ型ジャイロセンサは、完全平面型の3次元慣性速度測定システム(IMUs:inertial rate measurement systems)に統合化することができ、このIMUsは、従来型IMUsよりも小さい形状因子を生ずる。
図1は、3つの回転軸線周りの回転を測定できる平面型3次元慣性センサシステム100を示す図である。この慣性センサシステム100を使用して、慣性測定ユニット(IMU)又は複数回転軸線の周りの運動を測定する他のセンサシステムを実現することができる。慣性センサシステム100は、回転軸線周りの回転を測定するよう構成した3つのジャイロセンサ105,110及び115を有し、これらジャイロセンサによって慣性センサシステム100は3次元の回転運動を測定できる。慣性センサシステム100は、さらに、3次元慣性センサシステム100の加速度を検出するのに使用できる1個又はそれ以上の加速度計を有することができる。
慣性センサシステム100は、多数の用途で向き及び/又は速度を決定するのに使用する信号を発生することができる。例えば、慣性センサシステム100は、多くのデバイス、例えば、携帯電話又はタブレットコンピュータに統合化又は固定して、デバイスのピッチ、ロール及びヨーを測定し、またデバイスに出力を供給してデバイスの向き及び運動を測定するのにデバイスを使用することができるようにする。センサシステム100は、さらに、他のタイプのデバイス、例えば、ビデオゲームコントローラにも使用でき、また自動車、航空機、船舶、及び/又は他のタイプの乗り物のためのナビゲーションシステムに使用することができる。
慣性センサシステム100は、音叉型ジャイロセンサ105、音叉型ジャイロセンサ110、及びねじれ型ジャイロセンサ115を有する。図1に示す実施形態において、音叉型ジャイロセンサ105はX軸周りの回転を測定するよう構成し、音叉型ジャイロセンサ110はY軸周りの回転を測定するよう構成し、ねじれ型ジャイロセンサ115はZ軸周りの回転を測定するよう構成する。音叉型ジャイロセンサ105及び音叉型ジャイロセンサ110は、クオーツ製音叉型ジャイロスコープを使用して実現することができる。音叉型ジャイロセンサ105及び110は、駆動モード及びピックアップモードで動作することができる。駆動モードにおいて、音叉型ジャイロセンサにおける1組の試験質量セットが共振するよう駆動する。ピックアップモードにおいて、試験質量の振動平面からの変位を測定して信号を発生し、この信号を、音叉型ジャイロセンサ105又は音叉型ジャイロセンサ110が測定するよう構成した回転軸線周りの回転速度に変換することができる。
ねじれ型ジャイロセンサ115は、駆動ねじれモードとピックアップねじれモードとの間におけるジャイロ作用モーメントを使用し、Z軸周りの入力回転速度に比例する信号出力を発生する。音叉型ジャイロセンサ105及び110とは対比的に、ねじれ型ジャイロセンサ115は、駆動モード及びピックアップモードで回転振動を使用する。ねじれ型ジャイロセンサ115はクオーツのような圧電材料により構成する。駆動モードにおいて、ねじれ型ジャイロセンサ115に電界を加えることにより、駆動部材の回転軸線周りにおける回転振動を誘発する。これら駆動部材は駆動質量又は駆動フレームを駆動して回転振動させることができる。ピックアップモードにおいて、Z軸線周りの回転は、ねじれ型ジャイロセンサ115の圧電ピックアップ部材におけるねじれを誘発する。これらねじれはピックアップ部材の圧電材料にねじり応力を生じ、このことは圧電材料に電界を発生させる。この電界は、ピックアップ部材に沿って配置したピックアップ電極に電荷を帯電させる。ねじれ型ジャイロセンサ115は信号を出力することができ、この信号はZ軸線周りの回転入力速度を表す。ねじれ型ジャイロセンサ115を実現するのに使用できる種々の実施形態によるねじれ型ジャイロセンサを以下に説明する。
ねじれ型ジャイロセンサ115によれば、慣性センサシステム100における3つのすべてのジャイロスコープを平面形態に配置できる。この結果、慣性センサシステム1100は、3個のリニア振動センサを含む従来型3次元慣性センサシステムでの形状因子よりも小型の形状因子をもたらすことができる。3個のリニア振動センサを含む従来型3次元慣性センサシステムにおいては、センサが3個すべての回転軸線周りの回転を測定できるようにするため、3個のリニア振動センサのうち1個は、他の2個のセンサを取付ける平面に対して直交するよう取付けておかねばならなかった。慣性センサシステム100の小さい形状因子は、とくに、例えば、デバイスの向きを利用するアプリケーションを含む携帯電話、携帯コンピュータ、及びタブレットコンピュータのような携帯電子デバイス、向き及び/又は速度情報を取得するビデオゲームコントローラ、並びに小さい形状因子であることが望ましい他の携帯デバイスに有用である。
図2はねじれ型ジャイロセンサ200の実施形態を示す図である。図2に示すねじれ型ジャイロセンサ200は、図1に示す3次元慣性センサシステム100に設けるねじれ型ジャイロセンサ115を実現するのに使用できる。ねじれ型ジャイロセンサ200は、ジャイロ作用モーメントを使用して回転軸線周りの回転速度を決定することができる。図2に示す実施形態において、ねじれ型ジャイロセンサ200は、Z軸周りの回転速度を測定するよう構成する。
ねじれ型ジャイロセンサ200は、端部ポイント215a,215bで堅固に固定するピックアップタイン205(ピックアップ部材とも称する)と、ピックアップタイン205に対して交差する方向に延在するよう連結した駆動タイン225とを有する。幾つかの実施形態において、駆動タイン225はピックアップタイン205に対して直交させるが、駆動タイン225はピックアップタイン205に対して必ずしも直交させる必要はない。駆動タイン225は駆動質量230を支持する。ピックアップタイン205及び駆動タイン225は、クオーツのような圧電材料により構成する。
図2に示す実施形態において、駆動タイン225はX軸に沿う向きとし、1組の駆動電極235によるセットを駆動タイン225に取付ける。駆動タイン225はほぼ直線で囲まれた断面を有し、駆動電極235は駆動タイン225における直線で囲まれた断面のコーナーに配置する。駆動電極235を使用して、Y軸に沿って駆動タイン225に電界を印加し、駆動タイン225の断面にXY剪断を誘発することができる。駆動電極235は、印加電界が断面の重心周りの剪断偶力を生じ、駆動タイン225を回転させ、この回転が駆動質量230を回転させるよう設計する。これにより、駆動質量230は振動するよう駆動される。
慣性を有する駆動タイン225及び駆動質量230のねじれ振動は、X軸周りの変調角運動量H(t)=(wdrv(t)*J)を発生する。Z軸周りに入力角度回転Ωが存在すると、構体に加わるトルクτは、角運動量における変化から見出される。
ここで、τPUはY方向に沿って指向するピックアップタイン205の周りに加わるトルクである。したがって、ピックアップ応答は、駆動タイン225及び駆動質量230と結合したピックアップタイン205のY軸周りのねじれ振動である。ピックアップタイン205がよじれるとき、機械的に誘発される剪断は、潜在的電界内で圧電的に結合する。
図3A及び3Bは、駆動タイン225の断面を示し、どのように印加した電界が駆動タイン225の断面重心周りにおける剪断偶力を発生し、駆動タイン225の回転を生ずるかを示す。全電界は、(a)平行プレート電極(図3A参照)及び(b)同一平面電極間のフリンジング(図3B参照)の重ね合わせである。Y方向(図3Aの左右方向)に沿う電界ラインは、電界ベクトルに対する逆極性のXY剪断を発生する。この形態の電極では、駆動ビーム(梁)225に対して駆動ビームの回転軸線周りのトルクを付与する剪断偶力を生ずる。
ピックアップタイン205がピックアップタイン及び/又は駆動質量のZ軸線に沿って変位するのに応答してよじれるとき、機械的に誘発される剪断は潜在的電界内で圧電的に結合し、電気変位場を生ずる。電気変位は、駆動振動及び入力角速度に比例してピックアップ電極に帯電した電荷を誘導する。図4Aは、ピックアップタイン205のような圧電ビーム内に発生するY軸に沿う潜在的電界を示し、この場合、圧電ビームの4つの側面すべてを接地する。図4Bは、図4Aに示す圧電ビームの断面に誘導される電気変位(D)電界を示す。図4Bに示すビームの頂部及び底部は類似の電荷を有し、またビーム側面は類似の電荷を有し、これら電荷はビームの頂部と底部とで逆極性の電荷である。
図5A、5B及び5Cはねじれ型ジャイロセンサ500の実施形態を示す。図5A、5B及び5Cに示すねじれ型ジャイロセンサ500を使用して、図1に示す3次元慣性センサシステム100に設けるねじれ型ジャイロセンサ115を実現することができる。ねじれ型ジャイロセンサ500の平面構成によれば、X軸及びY軸周りの回転を測定するセンサとともに平面形態となるようセンサを設置することができる。
図5Aはねじれ型ジャイロセンサ500の斜視図、図5Bはねじれ型ジャイロセンサ500の頂面図、及び図5Cはねじれ型ジャイロセンサ500の一部の拡大斜視図である。ピックアップ電極520をピックアップタイン(本明細書でピックアップ部材とも称する)505上に配置し、また駆動電極535を駆動タイン(本明細書で駆動部材とも称する)525上に配置する。駆動タイン525はピックアップタイン505に対して結合して交差方向に延在させ、また駆動タイン525及びピックアップタイン505は同一平面上に配置する。幾つかの実施形態において、駆動タイン525はピックアップタイン505に対して直交させるが、駆動タイン525は、必ずしもピックアップタイン505に対して直交させる必要はない。駆動タイン525は駆動質量530を支持する。
駆動タイン525は、図2に示すねじれ型ジャイロセンサ200の駆動タイン225と同様の動作原理を有する。駆動タイン525はX軸に沿って指向して、Y軸に沿う電界成分が駆動タイン525の断面でXY剪断を誘発する。駆動電極535は、印加電界が断面の重心周りの剪断偶力を生じ、駆動タイン525を回転させるよう設計する。
慣性を有する駆動タイン525及び駆動質量530のねじれ振動は、X軸周りの変調角運動量H(t)=(wdrv(t)*J)を発生する。Z軸周りに入力角度回転Ωが存在すると、構体に加わるトルクτは、角運動量における変化から見出される。
ここで、τPUはY方向に沿って指向するピックアップタイン505の周りに加わるトルクである。したがって、ピックアップ応答は、駆動タイン525及び駆動質量530と結合したピックアップタイン505のY軸周りのねじれ振動である。
図6Aは駆動タイン525の断面であって、駆動タイン525の駆動電極535の構成を示す。図6Bはピックアップタイン505の断面であって、ピックアップタイン505のピックアップ電極520の構成を示す。
図7A及び7Bはねじれ型ジャイロセンサ500の駆動動作を示す。図7Aはねじれ型ジャイロセンサ500の斜視図であって、駆動タイン525はX軸周りに回転している。図7BはX軸に沿うねじれ型ジャイロセンサ500であって、駆動タイン525がX軸周りに回転するときの駆動質量530の回転状況を示す図である。駆動電極535に電界を印加することによって、駆動タイン525が軸線における断面の重心周りの回転振動を誘発する。駆動タイン525の回転は駆動質量530を回転振動させるよう駆動する。
図7C及び7Dはねじれ型ジャイロセンサ500のピックアップ動作を示す。図7Cはねじれ型ジャイロセンサ500の斜視図であって、駆動質量530及び駆動タイン525のZ軸周りの変位に応答して駆動質量530及び駆動タイン525がZ軸周りに角回転する状況を示す。この角回転によりピックアップタイン505をひねり、ピックアップタイン505を含む圧電材料に電界を誘導する。
図7Dはねじれ型ジャイロセンサ500の側面図であって、駆動質量530及び駆動タイン525のZ軸周りの回転に応答した駆動質量530及び駆動タイン525のZ軸周りの角回転によって生じたピックアップタイン505のねじれ回転を示す。駆動タイン525及び駆動質量530のZ軸周りの角回転はピックアップタイン505のひねりを誘発し、これによりピックアップタイン505の圧電材料に電界を誘導する。ピックアップタイン505がよじれるとき、機械的に誘発される剪断が潜在的電界内で圧電的に結合し、電気変位場を生ずる。電気変位場は、ピックアップタイン505のY軸周りにおけるねじれ振動の駆動振動及び入力角速度に比例してピックアップ電極520に電荷の帯電を誘導する。ピックアップ電極520に帯電される電荷を測定して、Y軸周りのねじれ速度を決定し、またZ軸周りの動きの速度を決定することができる。センサはZ軸周りの入力回転速度の割合に比例する信号を出力することができる。出力信号は、Z軸周りの入力回転速度に比例することができる。
図8A及び8Bは、差動ねじれ型ジャイロセンサ800の実施形態を示す。図8A及び8Bに示す差動ねじれ型ジャイロセンサ800を使用して、図1に示す3次元慣性センサシステム100に設けるねじれ型ジャイロセンサ115を実現することができる。差動ねじれ型ジャイロセンサ800は、2個のピックアップタイン805a及び805b、2個の駆動タイン825a及び825b、並びに2個の駆動質量830a及び830bを有する。この差動ねじれ型ジャイロセンサ800の本体は、さらに、差動ねじれ型ジャイロセンサ800を固定する共通アンカーポイント850を有する。アンカー850を使用して、差動ねじれ型ジャイロセンサ800をデバイスに取付けることができる。例えば、アンカー850は、ねじれ型ジャイロセンサ800を平面状3次元慣性センサシステム100の基板に取付けるのに使用できる。差動ねじれ型ジャイロセンサ800の本体は、ピックアップタイン805aによって片側が画定される開口875a及びピックアップタイン805bによって片側が画定される開口875bを有する。
ねじれ型ジャイロセンサ800は、改善された共通モード拒否を行うことができる差動モードで動作することができる。電流を駆動タイン825a及び825bの駆動電極(図示せず)に加えることにより駆動タイン825a及び825bの圧電材料を変形させて、駆動タイン825a及び825bをX軸周りに回転させることができる。ピックアップタイン805a及び805bは、ピックアップタイン805a及び805bに沿って配置したピックアップ電極(図示せず)を有し、これらピックアップ電極はねじれ型ジャイロセンサ500で示したピックアップ電極520と同様に動作する。
Z軸周りの動きによりピックアップタイン805a及び805bをY軸周りに回転させる。ピックアップタイン805a及び805bの圧電構体に機械的に誘発される剪断は、ピックアップタイン805a及び805bに配置したピックアップ電極に帯電される電荷を誘導する。ピックアップ電極520に帯電する電荷を測定して、Y軸受周りのねじれ速度及びZ軸周りの動きの速度を決定することができる。さらに、ピックアップタイン805a及び805bそれぞれの電極から受取る信号を個別にモニタリングし、また比較してより明瞭な信号を生成することができる。差動構成によれば、例えば、単一終端構成では誤出力を生じるおそれのある線形加速度のような共通モード偏差を排除することができる。さらに、2個の駆動質量が逆位相で動作し、この場合、2個の質量からの運動量がアンカー取付けポイント850で打ち消し合い、振動減衰損失を減少することができる。
図9はねじれ型ジャイロセンサ900の実施形態を示す図である。図9に示すねじれ型ジャイロセンサ900を使用して、図1に示す3次元慣性センサシステム100に設けるねじれ型ジャイロセンサ115を実現することができる。図10は、図9に示すねじれ型ジャイロセンサ900の頂面図である。図9に示すねじれ型ジャイロセンサ900の実施形態
図9に示すねじれ型ジャイロセンサ900において、駆動フレーム925(駆動質量とも称する)は、図9においてX軸である駆動軸線とした回転軸線を有する圧電力を使用してねじれ振動を生ずるよう駆動する。図9に示すねじれ型ジャイロセンサ900は、駆動電極920に電圧を加えることによって生ずる特別に規定した電界により誘発される剪断圧電係数を使用する。
ねじれ型ジャイロセンサ900は、このねじれ型ジャイロセンサ900を基板に取付け、またねじれ型ジャイロセンサ900を所定位置に保持するのに使用できるアンカー905を有する。ねじれ型ジャイロセンサ900は、ピックアップフレーム915及び駆動フレーム925を有する。ピックアップフレーム915は中心開口を有し、またアンカー905は、ピックアップフレーム915の中心開口内に配置する。ピックアップフレーム915は1組のピックアップビーム913のセットによってアンカー905に連結する。ピックアップビーム913は、圧電材料、例えばクオーツとする。ピックアップフレーム915及び/又はアンカー905は、ピックアップビーム913と同一の圧電材料で構成する、又はピックアップビーム913とは異なる材料で構成することができる。ピックアップ電極910をピックアップビーム913に取付ける。ピックアップビーム913のねじれはビームに圧電効果を誘導し、これは圧電電極910に電荷を帯電させる。
ねじれ型ジャイロセンサ900は、さらに、駆動フレーム925を有する。駆動フレーム925は中心開口を有し、またピックアップフレーム915を駆動フレーム925の中心開口内に配置する。駆動フレーム925は駆動ビーム923によってピックアップフレーム915に連結する。駆動ビーム923はピックアップフレーム913に対して交差する。幾つかの実施形態において、駆動ビーム923はピックアップビーム913に対して直交させるが、必ずしもピックアップビーム913に対して直交させる必要はない。
駆動ビーム923は、圧電材料、例えばクオーツとする。駆動電極920を駆動ビーム923に取付ける。駆動電極920に電界を加えることによって、駆動ビーム923に剪断力を誘発し、駆動ビーム923をねじれ型ジャイロセンサ900のX軸周りに回転振動させる。
構体に直交する軸線周りの入力回転は、駆動軸線(この実施形態ではX軸)及び入力軸線(この実施形態ではY軸)に対して互いに直交する軸線周りのジャイロ的トルクを生ずる。このトルクは、駆動モードから二次的ピックアップモードへの動きと結合する。二次的ピックアップモードは、ピックアップフレームのピックアップ軸線(図9におけるY軸)周りの回転である。この動きは、アンカーをピックアップフレーム915に連結するピックアップビーム913にひずみを誘発し、このひずみは、ピックアップ電極910を使用して圧電的に感知される。
ピックアップ電極910を配置するピックアップフレーム915にアンカー905を連結するビーム部材913は、ビーム部材913を構成するクオーツ結晶のY軸に沿って指向することができる。クオーツ結晶のY軸に沿って指向するビームは内部剛性結合を有し、このことはビームがYトルクに応答してY軸周りによじれるとき、ビームはZ軸周りにもよじれることを意味する。同様に、Z軸周りのトルクは、Y軸周りのよじれを生ずることができる。この結果、望ましくない交差結合(cross-coupling)エラーを幾つかの状況で誘発するおそれがある。
図11は、図9に示すねじれ型ジャイロセンサ900のおけるようなビームの代わりに、ピックアップフレーム1115をアンカー1105にレベル結合するシザーヒンジ1122を有するねじれ型ジャイロセンサ1100の実施形態の斜視図である。図12は図11に示すねじれ型ジャイロセンサ1100の頂面図である。シザーヒンジ1122はクオーツ結晶のX軸に沿って延在するビームを有する。クオーツは、120゜毎に指向する3つの異なるX軸を有する三方晶系結晶構造を有する。これら軸に沿うビームは、直線的ビームに存在する結合因子を持たない。シザーヒンジ1122のX結晶指向ビームは、Y結晶指向ビームに内在する構造的結合がない。この構成は、ピックアップビームを構成するクオーツの異方特性のうち幾つかを相殺し、Y軸周りのトルクがもたらすZ軸に沿う偏位を排除又は大幅に減少することができる。
ねじれ型ジャイロセンサ1100はアンカー1105を有し、このアンカー1105を使用してねじれ型ジャイロセンサ1100を基板に取付けて、ねじれ型ジャイロセンサ1100を所定位置に保持することができる。ピックアップフレーム1115は中心開口を有し、またアンカー1105はピックアップフレーム1115の中心開口内に配置する。ピックアップフレーム1115はシザーヒンジ1122によってアンカー1105に連結する。ピックアップ電極1110はシザーヒンジ1122に取付ける。シザーヒンジ1122のねじれは、シザーヒンジ1122のビームにおける圧電効果を誘発し、この圧電効果によりピックアップ電極1110に電荷の帯電を誘導する。ピックアップ電極1110に帯電する電荷を測定して、Y軸周りのねじれ速度(割合)を決定し、またZ軸に沿う動きの速度を決定することができる。センサはZ軸周りの入力回転速度の割合に比例する信号を出力することができる。
図13は、ピックアップフレームをアンカーに連結するピックアップビームのための真直ぐなビームを使用するねじれ型ジャイロセンサのモード解析である。図14は、ピックアップフレームをアンカーに連結する、図11に使用したのと同様なシザーヒンジを使用するねじれ型ジャイロセンサのモード解析である。図13及び14における陰影付けはZ線形偏位を表す。これら実施例から、Y軸ねじれ運動の他に、図13に示す真直ぐなビームはZ軸周りにもよじれる。これに対比して図14のねじれ型ジャイロセンサに使用するシザーヒンジは、Y軸ねじれ運動のみを呈する。
様々な改変及び変更を、本発明の範囲、又は特許請求の範囲から逸脱することなく、上述の実施形態に対して行うことができる。例えば、要素は単数形で記載又は特許請求するが、複数形も含まれる。さらに、態様及び/又は実施形態のすべて若しくはその一部を他の態様及び/又は実施形態に用いることができる。
特許請求の範囲を含めて本明細書中、「少なくとも1つ」が前置される項目リストに使用される「又は」は離接的リストを示し、例えば、「A,B又はCのうち少なくとも1つ」のリストは、A若しくはB若しくはC、又はAB若しくはAC若しくはBC、又はABC(すなわち、A及びB及びC)を意味する。
他の実施例及び実施形態は、本明細書及び特許請求の範囲における範囲及び精神内で存在する。機能を実現する特徴も様々な場所に物理的に配置することができ、機能部分を異なる物理的場所で実現するよう、分布させることができる。特許請求の範囲を含めて本明細書中、「少なくとも1つ」が前置される項目リストに使用される「又は」は離接的リストを示し、例えば、「A,B又はCのうち少なくとも1つ」のリストは、A若しくはB若しくはC、又はAB若しくはAC若しくはBC、又はABC(すなわち、A及びB及びC)、又は1つの特徴より多い組合せ(例えば、AA,AAB,ABBC等)を意味する。
さらに、1つより多い発明を開示することができる。

Claims (28)

  1. ねじれ型ジャイロスコープにおいて、
    圧電材料で構成して第1軸線に沿う長さを有する駆動タインと、
    圧電材料で構成して第2軸線に沿う長さを有するピックアップタインであって、前記駆動タインに交差する方向に延在し、前記駆動タインが前記ピックアップタインに取付ける第1端部を有する、該ピックアップタインと、
    前記ピックアップタインに沿って配置した複数個のピックアップ電極と、
    前記駆動タインに沿って配置した複数個の駆動電極と、及び
    前記駆動タインの前記第1端部とは反対側の前記駆動タインの第2端部に取付けた駆動質量と
    を備え、
    前記駆動電極及び前記駆動タインは、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動タインの回転振動を誘発し、これにより前記駆動タインが前記第1軸線周りに回転し、前記駆動質量の前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成し、また
    前記駆動質量が第3軸線周りに角回転することにより前記ピックアップタインにトルクを誘発し、これにより前記ピックアップタインに電界を誘導し、この電界が前記複数個のピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  2. 請求項1記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記駆動タイン及び前記ピックアップタインのうち少なくとも一方を構成する圧電材料はクオーツとする、ねじれ型ジャイロスコープ。
  3. 請求項1記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記駆動タインは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個の駆動電極における各駆動電極は、前記直線で囲まれた断面の各コーナーに配置する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  4. 請求項3記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記駆動タイン及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動タインを構成する圧電材料に機械的剪断を誘発するよう構成する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  5. 請求項4記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記駆動タイン及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動タインの断面の重心周りにおける前記駆動タインの回転を誘発するよう構成する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  6. 請求項1記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記ピックアップタインは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個のピックアップ電極における各ピックアップ電極は、前記ピックアップタインの前記直線で囲まれた断面の各側辺に配置する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  7. 請求項6記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記ピックアップタイン及び前記駆動タインは、前記第3軸線周りに前記駆動質量が角回転することにより前記ピックアップタインの角回転を誘発し、これにより前記ピックアップタインに電界変位場を誘導するよう構成する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  8. 請求項1記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記ピックアップタインは、前記複数個のピックアップ電極に誘導される電荷が、前記第3軸線周りの前記駆動質量の角回転速度に比例するよう構成する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  9. 平面状3次元慣性センサシステムにおいて、
    第1回転軸線周りの回転を測定するよう構成した第1ジャイロセンサと、
    第2回転軸線周りの回転を測定するよう構成した第2ジャイロセンサと、
    第3回転軸線周りの回転を測定するよう構成したねじれ型ジャイロセンサと
    を備え、
    前記第1ジャイロセンサ、前記第2ジャイロセンサ及び前記ねじれ型ジャイロセンサを同一平面上に配置し、
    前記ねじれ型ジャイロセンサは、
    圧電材料で構成して第1軸線に沿う長さを有する駆動タインと、
    圧電材料で構成して第2軸線に沿う長さを有するピックアップタインであって、前記駆動タインに交差する方向に延在し、前記駆動タインが前記ピックアップタインに取付ける第1端部を有する、該ピックアップタインと、
    前記ピックアップタインに沿って配置した複数個のピックアップ電極と、
    前記駆動タインに沿って配置した複数個の駆動電極と、及び
    前記駆動タインの前記第1端部とは反対側の前記駆動タインの第2端部に取付けた駆動質量と
    を備え、
    前記駆動電極及び前記駆動タインは、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動タインの回転振動を誘発し、これにより前記駆動タインが前記第1軸線周りに回転し、前記駆動質量の前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成し、また
    前記駆動タインが第3軸線周りに角回転することによりピックアップタインにトルクを誘発し、これによりピックアップタインに電界を誘導し、この電界が前記複数個のピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する、平面状3次元慣性センサシステム。
  10. ねじれ型ジャイロスコープにおいて、
    中心開口を有するピックアップフレームと、
    前記ピックアップフレームの前記中心開口内に配置したアンカーポイントと、
    前記ピックアップフレームを前記アンカーポイントに連結する複数個のピックアップビームであって、圧電材料により構成した、該ピックアップビームと、
    前記ピックアップビームに取付けた複数個のピックアップ電極と、
    中心開口を有する駆動フレームであって、前記駆動フレームの前記中心開口内に前記ピックアップフレームを配置する、該駆動フレームと、
    前記駆動フレームを前記ピックアップフレームに連結する複数個の駆動ビームであって、圧電材料により構成する、該駆動ビームと、及び
    前記駆動ビームに配置する複数個の駆動電極と
    を備え、
    前記駆動ビーム及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動ビームの回転振動を誘発し、前記駆動ビームの回転が前記駆動フレームの前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成し、また
    前記駆動フレームが第3軸線周りに角回転することにより第2軸線周りのトルクを誘発し、前記トルクがピックアップフレームに加わってピックアップタインにひずみを誘発し、ピックアップタインに電界変位場を誘導し、この電界変位場が前記複数個のピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  11. 請求項10記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記駆動タイン及び前記ピックアップタインのうち少なくとも一方を構成する圧電材料はクオーツとする、ねじれ型ジャイロスコープ。
  12. 請求項10記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記駆動ビームは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個の駆動電極における各駆動電極は、前記直線で囲まれた断面の各コーナーに配置する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  13. 請求項12記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記駆動ビーム及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記駆動ビームを構成する圧電材料に機械的剪断を誘発するよう構成する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  14. 請求項13記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記駆動ビーム及び前記駆動電極は、前記駆動電極に印加する電界が前記各駆動タインの断面の重心周りにおける前記駆動ビームの回転を誘発するよう構成する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  15. 請求項10記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記ピックアップビームは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個のピックアップ電極における各ピックアップ電極は、前記ピックアップビームの前記直線で囲まれた断面の各側辺に配置する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  16. 請求項15記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記ピックアップビーム及び前記駆動フレームは、前記第3軸線周りに前記駆動フレームが角回転することにより前記ピックアップタインの角回転を誘発し、これによりピックアップビームに電界変位場を誘導するよう構成する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  17. 請求項10記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記ピックアップビームは、前記ピックアップビームを構成する圧電材料の結晶構造に従って配向する複数個のビームを有する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  18. 請求項17記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記複数個のビームは、ビームを構成する圧電材料の異方特性の少なくとも一部を相殺するよう指向する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  19. 請求項17記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、前記複数個のビームはクオーツで構成し、前記ビームは結晶クオーツのX結晶軸に沿って指向する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  20. 請求項17記載のねじれ型ジャイロスコープにおいて、交差部材を前記クオーツの結晶構造に整列させ、前記交差部材の前記第2回転軸線に沿うねじれを減少する、ねじれ型ジャイロスコープ。
  21. 差動ねじれ型ジャイロスコープセンサにおいて、
    第1圧電材料で構成して第1軸線に沿う長さを有する第1駆動タインと、
    第2圧電材料で構成して第2軸線に沿う長さを有する第1ピックアップタインであって、前記第1駆動タインに交差する方向に延在し、前記第1駆動タインが前記第1ピックアップタインに取付ける第1端部を有する、該第1ピックアップタインと、
    前記第1ピックアップタインに沿って配置した複数個の第1ピックアップ電極と、
    前記第1駆動タインに沿って配置した複数個の第1駆動電極と、
    前記1駆動タインの前記第1端部とは反対側の前記第1駆動タインの第2端部に取付けた第1駆動質量と、
    第3圧電材料で構成して前記第1軸線に沿う長さを有する第2駆動タインと、
    第4圧電材料で構成して前記第2軸線に沿う長さを有する第2ピックアップタインであって、前記第2駆動タインに交差する方向に延在し、前記第2駆動タインが前記第2ピックアップタインに取付ける第1端部を有する、該第2ピックアップタインと、
    前記第2ピックアップタインに沿って配置した複数個の第2ピックアップ電極と、
    前記第2駆動タインに沿って配置した複数個の第2駆動電極と、及び
    前記2駆動タインの前記第1端部とは反対側の前記第2駆動タインの第2端部に取付けた第2駆動質量と、
    を備え、
    前記第1ピックアップタイン及び前記第2ピックアップタインは共通のアンカーポイントを共有し、
    前記第1駆動電極及び前記第1駆動タインは、前記第1駆動電極に印加する電界が前記第1駆動タインの回転振動を誘発し、これにより前記第1駆動タインが前記第1軸線周りに回転し、前記第1駆動質量の前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成し、
    前記第1駆動タインが第3軸線周りに角回転することにより前記第1ピックアップタインにトルクを誘発し、これにより前記第1ピックアップタインに電界を誘導し、この電界が前記第1ピックアップ電極に帯電する電荷を誘導し、
    前記第2駆動電極及び前記第2駆動タインは、前記第2駆動電極に印加する電界が前記第2駆動タインの回転振動を誘発し、これにより前記第2駆動タインが前記第1軸線周りに回転し、前記第2駆動質量の前記第1軸線周りの回転を誘発するよう構成し、また
    前記第2駆動タインが第3軸線周りに変位することにより前記第2ピックアップタインにトルクを誘発し、これにより前記第2ピックアップタインに電界を誘導し、この電界が前記第2ピックアップ電極に帯電する電荷を誘導する、差動ねじれ型ジャイロスコープセンサ。
  22. 請求項21記載の差動ねじれ型ジャイロスコープセンサにおいて、前記第1、第2、第3及び第4の圧電材料は同一圧電材料とする、差動ねじれ型ジャイロスコープセンサ。
  23. 請求項21記載の差動ねじれ型ジャイロスコープセンサにおいて、前記第1駆動タインは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個の第1駆動電極における各駆動電極は、前記直線で囲まれた断面の各コーナーに配置する、差動ねじれ型ジャイロスコープセンサ。
  24. 請求項23記載の差動ねじれ型ジャイロスコープセンサにおいて、前記第1駆動タイン及び前記第1駆動電極は、前記第1駆動電極に印加する電界が前記第1駆動タインを構成する圧電材料に機械的剪断を誘発するよう構成する、差動ねじれ型ジャイロスコープセンサ。
  25. 請求項24記載の差動ねじれ型ジャイロスコープセンサにおいて、前記第1駆動タイン及び前記第1駆動電極は、前記第1駆動電極に印加する電界が前記第1駆動タインの断面の重心周りにおける前記第1駆動タインの回転を誘発するよう構成する、差動ねじれ型ジャイロスコープセンサ。
  26. 請求項21記載の差動ねじれ型ジャイロスコープセンサにおいて、前記第1ピックアップタインは直線で囲まれた断面を有し、また前記複数個の第1ピックアップ電極における各ピックアップ電極は、前記第1ピックアップタインの前記直線で囲まれた断面の各側辺に配置する、差動ねじれ型ジャイロスコープセンサ。
  27. 請求項26記載の差動ねじれ型ジャイロスコープセンサにおいて、前記第1ピックアップタイン及び前記第1駆動タインは、前記第3軸線周りに前記第1駆動質量が角回転することにより前記第1ピックアップタインの角回転を誘発し、これにより前記第1ピックアップタインに電界変位場を誘導するよう構成する、差動ねじれ型ジャイロスコープセンサ。
  28. 請求項21記載の差動ねじれ型ジャイロスコープセンサにおいて、前記第1駆動タイン及び前記第2駆動タインは、前記第1駆動電極及び前記第2駆動電極に印加する電界が前記第1駆動タインの第1方向への回転振動及び前記第2駆動タインの前記第1方向とは逆の第2方向への回転振動を誘発するよう構成する、差動ねじれ型ジャイロスコープセンサ。
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