JP6010647B2 - 簡易OpS装置、その制御方法および制御プログラム - Google Patents

簡易OpS装置、その制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、簡易OpS装置、その制御方法および制御プログラムに関する。
OpS(Operation System)装置には、マルチベンダのネットワーク装置(NE:Network Element)を統合的に制御するEMS(Element Management System)機能を有するものがある。近年ではEMS(Element Management System)の装置収容の効率化のために、複数種別の装置や複数ベンダが製造した装置を同一のEMSアプリケーションで管理している。大規模トランスポートネットワークを運営していく上で重要な観点は、コスト削減、サービスの早期開始によるユーザの囲い込みであり、EMS開発のコスト削減/期間短縮といった取り組みの重要性が増している。
個々の装置に対応するためには、EMSを構成する業務アプリケーション部、装置インタフェース部、定義ファイルなど、すべての機能部の開発、検証が必要となり、EMS開発のコスト増、長期間化の原因となっている。業務アプリケーション部は、装置構成管理情報を基に装置の監視/制御を行うための業務機能を提供する。装置インタフェース部は、装置を監視/制御するためのコマンドシーケンス制御、プロトコル変換などを行う。定義ファイルは、ベンダ・機種毎に装置依存情報(コマンドやシーケンス情報)を定義したファイルである。
ベンダが製造しているネットワーク装置は、通信プロトコル、コマンドの仕様、投入条件などがそれぞれ異なっている。このため、ベンダ個別のEMSを利用する施策が考えられる。また、管理要件を単一または限定して、その条件に適合したネットワーク装置と、このネットワーク装置に対応するEMSを利用する施策が考えられる。
しかし、前者の施策では、同一のオペレーションを行う場合であっても、ベンダ個別EMSの操作方法がそれぞれ異なるため、その習得が必要になり業務の効率低下を招いてしまう。また後者の施策では、特定装置のベンダのみのネットワーク装置を利用することになるので、新規ベンダの導入ハードルが高くなることが考えられる。
そこで、複数のベンダ、装置種別を管理できるような構造を持つEMSが検討されている。特許文献1の段落0019には、「複数のベンダおよび複数の機種のNEで構成されるネットワークにおいてOpSのオペレータの負担を軽減しつつ、OpSのサーバのEOL時や、NEの仕様変更や機種変更時における対応の負荷を軽減することができる」OpS装置が記載されている。
特開2014−132378号公報
このようなOpS装置は、マルチベンダ向けに開発されている。この方式では各ベンダ装置に対してEMS内での機能を同一化するため、統一的な業務インタフェースを保守者へ提供している。
図24は、比較例にかかる簡易OpS装置3Bの概略構成を示す図である。
図24に図示するように、OpSシステム1Bは、複数のネットワーク装置8Bと、これらを制御するOpS装置3Bと、HMI(Human Machine Interface)2Bとを含んで構成される。このHMI2Bは、OpS装置3Bを介してネットワーク装置8Bのオペレーションを実行する。各ネットワーク装置8Bは、それぞれ複数のベンダによって製造されている。
オペレータ(ユーザ)は、HMI2Bによりネットワーク装置8Bのオペレーション処理を指示する。OpS装置3Bは、各ネットワーク装置8Bに応じて合わせたコマンドシナリオ#1〜#100に変換し、これらネットワーク装置8Bに対して設定を行う。
比較例のOpS装置3Bは、ネットワーク構成を意識した複数装置にまたがる長い操作手順をワンクリック化している。また、各種データベースなどの記憶部(図示せず)を備え、サブネットワークの管理を行っている。そして、オペレーションシナリオの途中で装置応答NGなどの理由で操作が失敗したときに、シナリオ実行以前の状態に正しい順序で戻すロールバックの自動化などの機能を備えている。このように複雑な業務シナリオを業務アプリケーション部4Bで実現している。
しかし、比較例のOpSシステム1Bは、ネットワーク装置8Bのベンダや機種を追加変更するたびに、この変更に追従するため、このOpS装置3Bの開発、検証、稼働に時間と工数を要するおそれがある。OpS装置3Bが管理対象とするネットワーク装置8Bは、機種毎/ベンダ毎に異なるパラメータを保持している。OpS装置3Bの業務アプリケーション部4Bは、それらパラメータの殆ど全てをデータベース上で管理している。よってEMS開発の都度、データベース定義や画面への影響が生じ、改造が必要となる。
そこで本発明は、機能追加などのオペレーション処理の編集が容易であり、開発にかかるコストを削減し、開発期間の短縮が可能となる簡易OpS装置、その制御方法および制御プログラムを提供することを目的とする。
発明では、ネットワーク装置の監視および制御を行うためのオペレーションシステム(OpS)を備える装置である簡易OpS装置であって、前記ネットワーク装置へのオペレーション処理の属性が記された各SG(System Generation)ファイルに基づいて前記オペレーション処理の選択画面を表示部に表示すると共に、ユーザから前記オペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けて、当該オペレーション処理に係わるオブジェクトを生成する業務アプリケーション部と、ベンダ種別および装置種別に依存して前記ネットワーク装置へ投入されるコマンドを定義した定義ファイルを用いて、前記業務アプリケーション部が生成した前記オブジェクトをベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換し、変換した前記コマンドにより前記ネットワーク装置を制御する装置インタフェース部と、を備え、各前記SGファイルには、前記オペレーション処理と機能名とを対応づけた機能名設定ファイルと、前記オペレーション処理とユーザ権限とを対応づけた権限設定ファイルとが含まれることを特徴とする簡易OpS装置とした。
このようにすることで、機能追加などのオペレーション処理の編集が容易となり、開発にかかるコストを削減し、開発期間の短縮が可能となる。さらに、OpS装置のオペレータに対して機能名を表示し、この機能名で実行指示されたときに、対応するオペレーション処理を実行することができる。
そして、OpS装置のオペレータの所属グループごとに適切な権限を付与して、重要なオペレーション処理が不用意に実行されないようにすることができる。
発明は、ネットワーク装置の監視および制御を行うためのオペレーションシステム(OpS)を備える装置である簡易OpS装置であって、前記ネットワーク装置へのオペレーション処理の属性が記された各SG(System Generation)ファイルに基づいて前記オペレーション処理の選択画面を表示部に表示すると共に、ユーザから前記オペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けて、当該オペレーション処理に係わるオブジェクトを生成する業務アプリケーション部と、ベンダ種別および装置種別に依存して前記ネットワーク装置へ投入されるコマンドを定義した定義ファイルを用いて、前記業務アプリケーション部が生成した前記オブジェクトをベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換し、変換した前記コマンドにより前記ネットワーク装置を制御する装置インタフェース部と、を備え、各前記SGファイルには、前記オペレーション処理と機能名とを対応づけた機能名設定ファイルと、前記オペレーション処理と使用方法とを対応づけた使用方法設定ファイルとが含まれる、ことを特徴とする簡易OpS装置とした。
このようにすることで、機能追加などのオペレーション処理の編集が容易となり、開発にかかるコストを削減し、開発期間の短縮が可能となる。さらに、OpS装置のオペレータに対して機能名を表示し、この機能名で実行指示されたときに、対応するオペレーション処理を実行することができる。
そして、OpS装置のオペレータに対して機能名と、その使用方法とを表示し、対応するオペレーション処理の使用方法をガイダンスすることができる。
また、発明は、前記SGファイルは、前記ユーザがアクセスして更新可能な位置に格納されていることを特徴とする簡易OpS装置とした。
このようにすることで、容易にSGファイルを追加/修正することが可能となる。
本発明によれば、機能追加などのオペレーション処理の編集が容易であり、開発にかかるコストを削減し、開発期間の短縮が可能となる簡易OpS装置、その制御方法および制御プログラムを提供することができる。
本実施形態にかかる簡易OpS装置の概略構成を示す図である。 本実施形態にかかる簡易OpS装置の内部処理の詳細を示す図である。 本実施形態にかかる簡易OpS装置の内部構成の詳細を示す図である。 本実施形態にかかる簡易OpS装置の処理シーケンス#1およびデータモデルを示す図である。 本実施形態にかかる簡易OpS装置の処理シーケンス#2およびデータモデルを示す図である。 (a)はUIアシスト画面を示す図、(b)は実行結果画面を示す図である。 SGファイルの設定にかかるUIアシスト画面を示す図である。 機能名設定ファイルを示す図である。 機能分類設定ファイルを示す図である。 使用方法設定ファイルを示す図である。 説明テキストを示す図である。 UIアシスト画面の警告表示を示す図である。 警告設定ファイルを示す図である。 警告メッセージファイルについて示す図である。 オペレーション処理と使用可能グループとの対応を示す図である。 権限設定ファイルを示す図である。 編集された機能名設定ファイルを示す図である。 編集された機能分類設定ファイルを示す図である。 編集された使用方法設定ファイルを示す図である。 編集された説明テキストの追加を示す図である。 警告設定ファイルを示す図である。 編集された権限設定ファイルを示す図である。 追加したオペレーション処理を選択した場合のUIアシスト画面を示す図である。 比較例にかかる簡易OpS装置の概略構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる簡易OpS装置について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。また、説明の便宜上、各図面で共通する部材には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態にかかる簡易OpS装置3の概略構成を示す図である。
OpSシステム1には、簡易OpS装置3と、ネットワークの構成要素であるネットワーク装置8とを含んで構成される。ここで、ネットワーク装置8は様々なベンダおよび機種(装置種別)を含んでいる。
簡易OpS装置3は、業務アプリケーション部4と、装置インタフェース部5と、定義ファイル6とを含んでいる。業務アプリケーション部4は、装置構成管理情報に基づいてネットワーク装置8の監視/制御を行うための業務機能を提供し、SG(System Generation)ファイル7を格納する。装置インタフェース部5は、ネットワーク装置8を監視/制御するためのコマンドシーケンス制御、プロトコル変換などを行う。定義ファイル6は、ネットワーク装置8のベンダ・機種毎に装置依存情報(コマンドやシーケンス情報)を定義したファイルである。SGファイル7は、ネットワーク装置8へのオペレーション処理の画面表示と動作とを定義可能なファイルである。なお、SGファイル7は、ユーザがアクセスして更新可能である。
ここで、定義ファイル6は、簡易OpS装置3が、各ネットワーク装置8のベンダおよび機種の組み合わせごとに、ネットワーク装置8へのコマンドやネットワーク装置8からのイベント通知の変換を行うためのファイルである。ネットワーク装置8の仕様変更や新機種への変更があった場合は、このSGファイル7または定義ファイル6の改変を行えばいいので、業務アプリケーション部4および装置インタフェース部5のプログラムは改変しなくてもよい。
簡易OpS装置3には、表示部21やキーボード、マウスなどを備えたオペレータ端末であるHMI2が接続されている。
簡易OpS装置3は、SGファイル7を読み込み、HMI2の表示部21にUI(User Interface)アシスト画面41(詳細は図6以降参照)を表示することによって、ユーザの情報入力のアシストを行い、ネットワーク装置8への各種設定などを行うためのユーザの制御オーダの入力を受け付ける。簡易OpS装置3は、この制御オーダをベンダのネットワーク装置8に適合した装置コマンドに変換して、ネットワーク装置8へ投入する。
また、簡易OpS装置3は、ネットワーク装置8からのイベント通知(例えば警報など)を受信する。すると、このイベント通知の内容をHMI2の表示部21で表示などが可能な形式へ変換して出力することもできる。
オペレータ端末などのHMI2に入力されたネットワーク装置8への制御オーダは、業務アプリケーション部4で受け付けられ、アクセス要求として装置インタフェース部5に出力される。装置インタフェース部5は、ネットワーク装置8へのアクセス要求を受け付けると、このアクセス要求に含まれるネットワーク装置8のベンダ名および機種名から、このベンダ名および機種名に関する定義ファイル6を読み込む。例えば、コマンド投入先がA社製のネットワーク装置8Aであった場合、装置インタフェース部5は、A社向け定義ファイルを読み込む。そして、このA社向け定義ファイルに基づき、A社製のネットワーク装置8Aへコマンドを投入する。
ところで一般に、通信キャリアの大規模ネットワーク向けのEMSの機能や構成を満足するために、複雑な業務シナリオを業務アプリケーション部で実現する方法がとられている。但し、パスやセクションなどの管理が不要なシンプルな構成の場合や、EMSでは単発のコマンド要求を受け付けるだけで複雑な業務シナリオは、EMSより上位のOpSで行うことができる構成の場合には、EMSでの複雑な業務シナリオは不要である。つまり、このような場合に、装置インタフェース部の機能を簡易画面にて呼び出すインタフェースを実装すると、開発規模の削減、開発期間の短縮が可能となる。
本実施形態にかかる簡易OpS装置3は、業務をSGファイル7で定義可能な仕様とする。更に、要求詳細機能の利用頻度に合わせて、要求機能ごとに異なるグレードを適用できるようにしてもよい。
図2は、本実施形態の簡易OpS装置3の内部処理の詳細を示す図である。
本実施形態の簡易OpS装置3は、SGファイル7を含む業務アプリケーション部4と、装置インタフェース部5と、定義ファイル6とを備えている。
SGファイル7は、例えば5種類のSGファイル71〜75に分類されるが、種類数は特に限定されない。SGファイル7の情報は、業務アプリケーション部4によって適宜取得される。
また、業務アプリケーション部4は、ファイル操作の観点による分類で、登録、参照、変更、削除のいずれかに該当するプラットフォームと、管理対象要素ME(Managed Element)とを備えている。ここで、管理対象要素MEとは、例えばネットワーク装置8の名称、IPアドレス、またはその他の付加情報である。
業務アプリケーション部4は、ユーザが指示したオペレーション処理により、これら4分類のうちいずれかのプラットフォームを介して、管理対象要素MEを変更する。このようにして、業務アプリケーション部4は、オペレーション処理に基づくオブジェクトを生成し、装置インタフェース部5を呼び出して、このオブジェクトを引き渡す。
換言すると、業務アプリケーション部4は、ネットワーク装置8へのオペレーション処理の属性が記された各SGファイル7に基づいてオペレーション処理の選択画面であるUIアシスト画面41を表示部21に表示する。これと共に、ユーザからオペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けて、このオペレーション処理に係わるオブジェクトを生成する。
装置インタフェース部5は、業務アプリケーション部4が生成したオブジェクトを受け付けると、定義ファイル6を参照してベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換し、変換したコマンドによりネットワーク装置8を制御する。
図3は、本実施形態にかかる簡易OpS装置3の内部構成の詳細を示す図である。
業務アプリケーション部4は、共通処理部40と、UIアシスト機能部42と、要求依頼部43と、SGファイル7とを含んで構成される。共通処理部40は更に、ユーザ認証部401、装置排他制御部402、パラメータ形式チェック部403、オブジェクト生成部404を含んで構成される。
ユーザ認証部401は、ユーザの識別認証およびユーザ権限のチェックを行う。装置排他制御部402は、装置ロックの指定・解除の制御を行う。パラメータ形式チェック部403は、不正な形式のパラメータが入力されていないか確認を行う。オブジェクト生成部404は、装置インタフェース部5に引き渡すオブジェクトを生成する。
共通処理部40において処理された情報は、UIアシスト機能部42に入力される。ここで、UIアシスト機能部42は、例えば簡易OpS装置3に接続されたHMI2の表示部21に、UIアシスト画面41を表示させる。この際、UIアシスト機能部42は、SGファイル7から、ユーザがオペレーション処理の選択に必要な情報を適宜取得する。例えば、機能名設定ファイル71を取得することによって、オペレーション処理の属性にかかわるプルダウン見出しを取得する。また、使用方法設定ファイル73を取得することによって、オペレーション処理に必要なコマンド引数などのオプション欄94(後記する図6参照)の使用方法を取得してもよい。この際、使用オブジェクト名を取得し、パラメータ数や種別を併せて取得することができる。
UIアシスト機能部42は、オペレーション処理の実行結果画面を生成して表示部21に表示させる。また、HMI2のマウス22、キーボード23などを介して、ユーザのプルダウン選択情報、パラメータ入力情報、実行ボタン95(後記する図6参照)の押圧情報などを受信することができる。また、UIアシスト機能部42は、要求依頼部43に対して、装置インタフェース部5に対して行う要求の生成を依頼する。また、UIアシスト機能部42は、装置インタフェース部5から要求依頼部43が受けた要求応答に関する実行結果を受信する。なお、要求依頼部43は、例えばRMI−IF(Remote Method Invocation Interface)を備えるようにしてもよい。
次に、要求依頼部43は、UIアシスト機能部42からの要求生成依頼を受けて、オブジェクト生成部404が生成したオブジェクトにリクエストIDを付与して要求を生成する。そして、装置インタフェース部5をコールして、生成したリクエストID付きのオブジェクトを要求受付部51に引き渡す。要求依頼部43は、装置インタフェース部5の要求受付部51から、要求応答を受信する。
装置インタフェース部5は、業務アプリケーション部4からの要求を受け付ける要求受付部51を含んで構成される。装置インタフェース部5は、例えば特許文献1の図8および図11、段落0043ないし段落0048に示される公知の構成を採用することができる。要求受付部51は、業務アプリケーション部4の要求依頼部43から要求依頼のあったオブジェクトを受け付ける。そして、要求依頼部43に対して、要求応答を送信する。なお要求受付部51は、例えばRMI−IFを備えるようにしてもよい。
図4は、本実施形態にかかる簡易OpS装置3の処理シーケンス#1およびデータモデルを示す図である。
本フローを実行する前段階として、UIアシスト機能部42が、適宜のSGファイル7(図1〜図3を参照)を読み込んで、表示部21にUIアシスト画面41(詳細は図6などを参照)を表示させるものとする。
まず初めに、ユーザは、UIアシスト画面41のカテゴリ欄91、および、オペレーション欄92のプルダウンメニューを選択する(ステップS1)。次に、ユーザは、UIアシスト画面41のオプション欄94に、「スロットNo.」、「パッケージ種別」などのパラメータを入力する(ステップS2)。
そして、ステップS3として、ユーザは実行ボタン95(図6参照)をクリックする。このとき、業務アプリケーション部4は、UIアシスト画面41から入力された機能名、およびパラメータに基づいてオブジェクトD3を生成する。なお、機能名とオブジェクト、各種パラメータとオブジェクト内の属性名の関連付けはSGファイル7にて定義されている。このオブジェクトD3には、画面入力情報、およびバックグラウンド情報が含まれる。画面入力情報には、例えば機能名、第1パラメータ、第2パラメータなどの情報が含まれるようにしてもよい。また、バックグラウンド情報には、例えば装置名、ユーザ名、適宜のセッション情報などが含まれるようにしてもよい。
次に、業務アプリケーション部4のUIアシスト機能部42は、共通処理部40に指令を送り、ユーザ権限のチェック、装置ロックの取得、パラメータの形式チェック、オブジェクトの生成を指示する(ステップS4)。
そして、UIアシスト機能部42は、要求依頼部43に対し、装置インタフェース部5に実行させるオペレーション処理に関する要求オブジェクトを生成するように、オブジェクトD5により依頼する(ステップS5)。このオブジェクトD5には、セッション情報、共通ヘッダ、およびEquipment情報が含まれる。セッション情報には、例えばセッションIDなどの情報が含まれている。また、共通ヘッダには、リクエストID、管理対象要素ID、機能名などの情報が含まれるようにしてもよい。また、Equipment情報には、例えばスロット、サブスロットに関する情報が含まれるようにしてもよい。
そして、要求依頼部43は、装置インタフェース部5の要求受付部51に対して、要求オブジェクトD6の投入を行う(ステップS6)。具体的には、ステップS6ではステップS5において生成されたオブジェクトD5に、リクエストID(装置固有のID番号)を付与して要求オブジェクトD6を生成し、装置インタフェース部5をコールする。このオブジェクトD6には、共通ヘッダ、およびEquipment情報が含まれる。共通ヘッダには、追加されたリクエストID、管理対象要素ID、機能名などの情報が含まれている。また、Equipment情報には、例えばスロット、サブスロットに関する情報が含まれている。
図5は、本実施形態にかかる簡易OpS装置3の処理シーケンス#2およびデータモデルを示す図である。
装置インタフェース部5は、ステップS6において要求投入が行われると、オブジェクトD6をコマンド変換してオペレーション処理を実行し、ネットワーク装置8を制御する。そして、応答オブジェクトD7とともに、実行結果ファイルを生成する。なお、生成した実行結果ファイルのファイルパスを、応答オブジェクトD7内で通知するようにしてもよい。
そして、要求受付部51は、業務アプリケーション部4の要求依頼部43に対して、オブジェクトD7により要求応答を行う(ステップS7)。さらに、要求依頼部43は、要求受付部51からの要求応答を受けて、UIアシスト機能部42に対してオブジェクトD8により要求応答を行う(ステップS8)。これらオブジェクトD7,D8は同一であり、共通ヘッダ、およびEquipmentの応答オブジェクトとともに、実行結果ファイルの情報を含んでいる。共通ヘッダには、リクエストID、結果コード、機能名などの情報が含まれている。また、Equipment情報には、例えばスロット、サブスロットに関する情報が含まれている。また、実行結果ファイルには、コマンド#1に対する実行結果と、コマンド#2に対する実行結果が記載されている。
次に、UIアシスト機能部42は、オブジェクトD9により実行結果ファイルを読み出す(ステップS9)。UIアシスト機能部42は更に、オブジェクトD10により実行結果画面を生成する(ステップS10)。これらオブジェクトD9,D10には、セッションIDなどが記されたセッション情報、および実行結果ファイルを含んでいる。
ここでは、基本的にはファイルの内容をそのまま表示することを前提としているが、特にこれには限定されない。このとき、実行結果画面での表示内容は実行結果ファイルを生成する定義ファイル6上で規定するようにしてもよい。
最後に、UIアシスト機能部42は、HMI2の表示部21に対して、オブジェクトD11により実行結果画面を表示させる(ステップS11)。このオブジェクトD11には、実行結果画面の情報を含んでいる。
図6(a),(b)は、UIアシスト画面41および実行結果画面96を示す図である。
図6(a)に示すように、UIアシスト画面41は、カテゴリ欄91、オペレーション欄92、説明欄93、オプション欄94と、実行ボタン95とを含んで構成される。
カテゴリ欄91には、オペレーション欄92で選択するオペレーション処理のカテゴリ名称がプルダウンリストにて指定可能に表示される。オペレーション欄92には、ネットワーク装置8に対する各オペレーション処理の名称がプルダウンリストにて指定可能に表示される。また、説明欄93には、オペレーション欄92のプルダウンで選択されたオペレーション処理の動作説明および使用方法が表示される。オプション欄94は、オペレーション欄92のプルダウンで選択されたオペレーション処理のオプション(コマンド引数など)を入力する欄である。実行結果画面96は、装置インタフェース部5から受け取る実行結果を表示するものである。
図6(a)のUIアシスト画面41には、カテゴリ欄91はパッケージ制御が選択され、オペレーション欄92はパッケージ登録が選択されている。また、説明欄93にはオペレーション処理としてパッケージ登録を行う場合の説明が表示されている。このとき、オプション欄94には未だ何も入力されていない。
ユーザは、カテゴリ欄91、オペレーション欄92のプルダウンリストから該当する項目を選択する。これは図4のステップS1の工程に相当する。また、必要に応じてオプション欄94にコマンド引数などのパラメータを入力する。これは、図4のステップS2の工程に相当する。そして、ユーザ(オペレータ)が実行ボタン95をクリックする。これは図4のステップS3の工程に相当する。
このようにすると、図4から図5のステップS4〜ステップS10までの工程が自動で処理され、図5のステップS11の実行結果画面表示の一例として、例えば後記する図6(b)に示される実行結果画面96が表示される。
図6(b)の実行結果画面96には、図6(a)のUIアシスト画面41の状態でオペレーション処理を実行した結果が表示されている。
この実行結果画面96には、パッケージ登録が完了し、実行結果は完了ステータスとなったことが表示され、更にパッケージ登録の開始日時と終了日時が表示されている。なお実行結果画面96は、UIアシスト画面41の下部または下方に表示されるが、いずれの位置に表示されてもよい。
図7は、SGファイル7の設定にかかるUIアシスト画面41を示す図である。
UIアシスト画面41は、前記したように、カテゴリ欄91、オペレーション欄92、説明欄93、オプション欄94と、実行ボタン95とを含んで構成される。
図7においてカテゴリ欄91には、カテゴリ名称である「パッケージ制御」が表示される。オペレーション欄92には、オペレーション処理の名称である「モジュール登録」が表示される。説明欄93には、モジュール登録に係る説明が表示される。このとき、オプション欄94には未だ何も入力されていない。
実行ボタン95は、クリックによってオペレーション処理を実行するボタンである。
図8は、機能名設定ファイル711を示す図である。
機能名設定ファイル711は、機能名KEY欄と、オペレーション名欄と、警告メッセージID欄とがCSV(Comma-Separated Values)形式で列挙される。ここでCSV形式とは、各欄がカンマで区切られたテキストファイルをいう。SGファイル7において「#」が行頭に記載されている行は、コメント行である。なお、各SGファイル7の形式は、CSV形式のテキストファイルに限定されない。
図8に示した機能名KEY欄には、オペレーション処理の機能名に対応するキー情報が格納される。この機能名KEY欄に基づき、装置インタフェース部5は、ネットワーク装置8を監視/制御するシナリオを呼び出す。オペレーション名欄には、オペレーション処理の機能名が格納される。警告メッセージID欄には、警告メッセージの識別情報が格納される。
機能名設定ファイル711の各行には、機能名KEYに対応したオペレーション名と、警告メッセージIDが記されている。
具体的には、図8の例では、モジュール登録、モジュール削除、ファームウェア更新の、3種類のオペレーション処理に対応する行が記録されているが、特にこれには限定されない。つまり、必要とするオペレーション処理の種類数分だけ行を追加すればよい。
図8の1行目には、機能名KEY「cmd0001」に対応したオペレーション名「モジュール登録」が記されている。
2行目には、機能名KEY「cmd0002」と、これに対応したオペレーション名「モジュール削除」と、警告メッセージID「warn9001」とが、それぞれ記されている。
3行目には、機能名KEY「cmd0003」と、これに対応したオペレーション名「ファームウェア更新」と、警告メッセージID「warn9001」とが、それぞれ記されている。
次に図7と図8を相互に参照しながら、機能名設定ファイル711の機能を説明する。
UIアシスト画面41では、機能名設定ファイル711に基づいてオペレーション欄92のプルダウンの表示が行われる。図8に示した機能名設定ファイル711に基づく場合、オペレーション欄92のプルダウンメニューには、「モジュール登録」、「モジュール削除」、「ファームウェア更新」の3種類のメニューが表示される。図7は、このうちの「モジュール登録」を選択した場合に該当する。
図9は、機能分類設定ファイル721を示す図である。
機能分類設定ファイル721には、CATKEY欄と、カテゴリ名欄と、機能名KEY欄とが、CSV形式で列挙される。機能分類設定ファイル721は、オペレーション処理と機能名のカテゴリとを対応づけている。
CATKEY欄には、このカテゴリに対応するキー情報が格納される。
カテゴリ名欄と、このカテゴリの名称が格納される。機能名KEY欄には、このカテゴリに属する1または複数のオペレーション処理のキー情報が格納される。なお、機能名KEY欄には、複数のキー情報が格納されていてもよい。
具体的には、図9の例では、「パッケージ制御」、「装置設定」の2種類のカテゴリ名に対応するレコードが記録されているが、これに限定されない。つまり、カテゴリキーは、必要とするカテゴリ数分だけレコードを追加すればよい。
図9の1行目には、カテゴリキー「category01」と、これに対応したカテゴリ名「パッケージ制御」と、機能名KEY「cmd0001」および「cmd0002」とが、それぞれ記されている。
2行目には、カテゴリキー「category02」と、これに対応したカテゴリ名「装置設定」と、機能名KEY「cmd0003」とが記されている。
次に、図7と図9を相互に参照しながら、機能分類設定ファイル721の機能を説明する。
UIアシスト画面41では、機能分類設定ファイル721に基づいて、カテゴリ欄91のプルダウンの表示を行われる。図9に示した機能分類設定ファイル721に基づく場合、カテゴリ欄91のプルダウンメニューには、「パッケージ制御」、「装置設定」の2種類のカテゴリメニューが表示される。図7は、このうちの「パッケージ制御」を選択した場合に該当する。機能分類設定ファイル721において、カテゴリ名「パッケージ制御」に対応している機能名KEYは「cmd0001」、および「cmd0002」である。
この場合、図7に示すオペレーション欄92のプルダウンメニューには、機能名KEY「cmd0001」に対応した、「モジュール登録」と、機能名KEY「cmd0002」に対応した「モジュール削除」のみが選択可能に表示される。
つまり、機能分類設定ファイル721により、カテゴリ欄91の選択内容と、オペレーション欄92の選択肢との対応づけが可能となる。
図10は、使用方法設定ファイル731を示す図である。
使用方法設定ファイル731には、機能名KEY欄と、説明ファイル欄とが各行にカンマで区切られて列挙される。使用方法設定ファイル731は、機能名KEYと説明ファイルとの対応を示すファイルである。
具体的には、図10の例では、3種類の機能名KEYに対応するレコードが記録されているが、特にこれには限定されない。
図10の1行目には、機能名KEY「cmd0001」と、これに対応した説明ファイル名「cmd0001_usage.txt」とが記されている。
2行目には、機能名KEY「cmd0002」と、これに対応した説明ファイル名「cmd0002_usage.txt」が記されている。
3行目には、機能名KEY「cmd0003」と、これに対応した説明ファイル名「cmd0003_usage.txt」が記されている。
図11は、使用方法にかかる説明ファイル732について示す図である。
説明ファイル732には、該当するオペレーション処理の動作説明および使用方法が記載されている。
次に、図7と図10と図11を相互に参照しながら、使用方法設定ファイル731と説明ファイル732の機能を説明する。
UIアシスト画面41では、使用方法設定ファイル731に基づいて、いずれかの説明ファイル732を選択し、オペレーション処理に対応する説明文の表示を行う。図10に示した使用方法設定ファイル731に基づく場合、説明ファイル732のうち cmd0001_usage.txtが選択される。説明欄93には、図11に示す説明ファイル732がコメント行を除いて表示される。
図12は、UIアシスト画面41の警告表示を示す図である。
ポップアップメッセージ743は警告表示であり、UIアシスト画面41を覆うように表示される。ポップアップメッセージ743には、モジュール削除のオペレーション処理に係る警告と、OKボタン744とキャンセルボタン745とが表示されている。オペレータがOKボタン744をクリックすると選択したオペレーション処理を継続し、キャンセルボタン745をクリックすると処理を中断する。
図13は、オペレーション処理と警告メッセージとを対応づけるSGファイル7である、警告設定ファイル741を示している。
警告設定ファイル741には、警告メッセージIDに対応した警告メッセージファイル名に関する情報が記されている。
具体的には、図13の例では、2種類の警告メッセージIDに対応する行が記録されているが、特にこれには限定されない。
図13の1行目には、警告メッセージID「warn9001」と、これに対応した警告メッセージファイル名「warn9001.txt」が記されている。
2行目には、警告メッセージID「warn9002」と、これに対応した警告メッセージファイル名「warn9002.txt」が記されている。
図14は、警告メッセージファイル742を示している。
警告メッセージファイル742には、警告メッセージの本文が記されている。
次に、図12から図14を相互に参照しながら、警告設定ファイル741の機能を説明する。
UIアシスト機能部42は、機能名設定ファイル711に基づいてオペレーション名と警告メッセージIDとを取得し、UIアシスト画面41のオペレーション欄92にオペレーション名を表示させる。
このとき、オペレータがオペレーション欄92のプルダウンメニューでモジュール削除を選択して実行ボタン95をクリックした場合を考える。UIアシスト機能部42は、モジュール削除に紐付けられた警告メッセージIDを取得し、警告メッセージIDと警告設定ファイル741に基づいて警告メッセージファイル名を取得する。更に取得した警告メッセージファイル名に基づいて警告メッセージファイル742を特定して表示する。
UIアシスト画面41のポップアップメッセージ743には、警告メッセージファイル742が格納する警告メッセージの本文が表示される。これによりオペレーション処理に対応する警告文の表示を行う。
図15は、オペレーション処理と使用可能グループとの対応を示す図である。
図15に示すように、オペレーション処理の「モジュール登録」が使用可能なグループは、システム管理グループ、構成管理グループ、故障対応グループである。ここでグループとは、ユーザ(オペレータ)が属する組織である。
またオペレーション処理の「モジュール削除」が使用可能なグループは、システム管理グループ、構成管理グループである。
また、オペレーション処理の「ファームウェア更新」が使用可能なグループは、システム管理グループ、構成管理グループである。
このようなユーザ権限のグループを反映させたSGファイル7として、図16に示すような、オペレーション処理とユーザ権限とを対応づけるSGファイル7である、権限設定ファイル751が設定される。
図16は、権限設定ファイル751を示す図である。
権限設定ファイル751には、機能名KEYに対応した使用可能なグループ名に関する情報が記されている。具体的には、図16の例では、3種類の機能名KEYに対応するレコードが記録されているが、特にこれには限定されない。
図16の1行目には、機能名KEY「cmd0001」と、これに対応した実行可能なグループ名「system_grp」、「config_grp」、「accident_grp」とが記されている。なお、「system_grp」はシステム管理グループを意味し、「config_grp」は構成管理グループを意味し、「accident_grp」は故障対応グループを意味する。
2行目には、機能名KEY「cmd0002」と、これに対応した実行可能なグループ名「system_grp」、「config_grp」とが記されている。
3行目には、機能名KEY「cmd0003」と、これに対応した実行可能なグループ名「system_grp」、「config_grp」とが記されている。
このような権限設定ファイル751により、UIアシスト画面41(図6(a)参照)では、オペレータ(ユーザ)が属するグルーブに権限が設定されたオペレーション処理のみがプルダウンメニューに表示される。
次に、図17から図23により、各SGファイル7を編集してマッピング情報を追加する動作を説明する。なおここでは「ファームウェア版数表示」のオペレーション処理の追加を例として説明するが、これには特に限定されない。また、内容が従前と重複する部分の説明を省略し、相違する点を中心にして説明する。
図17は、編集された機能名設定ファイル712を示す図である。
図17の機能名設定ファイル712は、図8に示す機能名設定ファイル711とは異なり、4行目に「ファームウェア更新」に関するオペレーション処理が追加(編集)されている。追加された4行目には、機能名KEY「cmd0004」と、これに対応したオペレーション名「ファームウェア版数表示」とが記されている。なお、警告メッセージIDはなにもない。
図18は、編集された機能分類設定ファイル722を示す図である。
図18の機能分類設定ファイル722は、図9に示す機能分類設定ファイル721とは異なり、2行目に「装置設定」に関するカテゴリ名と、これに対応した機能名KEY「cmd0004」とが記されている。これは、機能名KEY「cmd0004」の「ファームウェア更新」の処理は、「装置設定」カテゴリに分類されること意味している。
図19は、編集された使用方法設定ファイル733を示す図である。
図19の使用方法設定ファイル733は、図10に示す使用方法設定ファイル731とは異なり、4行目に機能名KEY「cmd0004」と、これに対応する説明ファイル名「cmd0004_usage.txt」が記されている。これは、機能名KEY「cmd0004」である「ファームウェア更新」処理の説明は、説明ファイル「cmd0004_usage.txt」に記載されていることを意味している。
図20には、追加された説明ファイル734を示している。この説明ファイル734には、「ファームウェア更新」のオペレーション処理に対応する説明文が記されている。
図21は、警告設定ファイル743を示す図である。
なお、図21に示す警告設定ファイル743は、図13に示す警告設定ファイル741と同一のファイルである。これは、図17に示す機能名設定ファイル712において、追加するオペレーション処理「ファームウェア更新」については、警告メッセージIDが紐付けされていないためである。
なお、図17に示す機能名設定ファイル712において、オペレーション処理「ファームウェア更新」を、新たな警告メッセージIDと紐付けて設定した場合には、この新たな警告メッセージIDを、警告設定ファイル743の3行目に追加するとよい。
図22は、権限設定ファイル752を示す図である。
図22に示す権限設定ファイル752は、図16に示す権限設定ファイル751とは異なり、4行目に、機能名KEY「cmd0004」と、これに対応する使用可能グループ名「system_grp」,「config_grp」,「accident_grp」とが記されている。これは、機能名KEYが「cmd0004」のオペレーション処理は、「システム管理グループ」、「構成管理グループ」、「故障対応グループ」に属するユーザに権限が付与されていることを意味している。
図23は、オペレーション欄92において、追加した「ファームウェア版数表示」を選択したUIアシスト画面41を示している。
図23に示すように、カテゴリ欄91には、「装置設定」か選択されている。
オペレーション欄92には、「ファームウェア版数表示」が選択されている。なお、オペレーション欄92をプルダウンメニュー表示させると、「ファームウェア更新」、「ファームウェア版数表示」メニューが選択可能に表示される。
説明欄93には、図20に示した説明ファイル734の説明文の内容が表示される。つまり、「ファームウェア更新」のオペレーション処理に対応する説明文が表示される。
ユーザ(オペレータ)が実行ボタン95をクリックすると、「ファームウェア版数表示」のオペレーション処理が実行される。
(作用・効果)
本実施形態にかかる簡易OpS装置3の作用・効果をまとめると、以下のようになる。
簡易OpS装置3には、定義ファイル6を直接呼び出すためのプラットフォームが備えられる。つまり、定義ファイル6を呼び出すことに特化した汎用的な画面を据えることによって、EMSなどのシステム開発時における、ロジックへの影響を低減することができる。
具体的には、本実施形態によれば、パスやセクションなどの管理が不要なシンプルな機能要件の装置において、装置インタフェース部5の機能を簡易画面にて呼び出すインタフェースが備えられる。簡易OpS装置3は、機種毎/ベンダ毎の差異を定義ファイル6にて吸収する。つまり、簡易OpS装置3のインタフェースを設計するにあたって、業務アプリケーション部4で管理すべき情報は、装置とのコネクションを確立するための情報(IPアドレスなど)のみとなる。また、装置が保持する情報は全て装置からオンデマンドで取得する方式を取り、EMS内のデータベース上では管理しない。これにより、二重管理を排除してシステムを簡素化できる。
さらに詳しく説明すると、簡易OpS装置3は、ベンダ/装置依存の部分を定義ファイル6としている。ネットワーク装置8Aの追加変更に要するOpS装置3の変更は、全てSGファイル7内に隠蔽されてる。また、ネットワーク装置8Aへのオペレーション処理(モジュールの登録/削除、ファームウェア更新/版数表示など)自体も、SGファイル7に隠蔽されている。これによって、HMI2のGUI(Graphical User Interface)からのオペレーション投入から、ネットワーク装置8への設定までを、SGファイル7のみの操作で実現することができる。このような構成とすることで、マルチベンダ対応の簡易OpS装置3を提供することができる。
さらには、要求詳細機能の利用頻度に合わせて、要求機能ごとに各グレードを適用することが可能となるようにされている。
簡易OpS装置3は、個別機能の作りこみを必要としない。つまり、SGファイル7の中身の検討、およびSGファイル7の作成のみを行えばよく、システム改修が簡易な作業で済むようになる。つまり、追加機能に対する製造工程、単体試験工程、機能内結合試験工程にかかる工数を完全に削減することができる。また、EMS開発のコスト削減/期間短縮が可能となる。
このようにして、通信ネットワークを構成する装置管理システム(EMS)について、画面中の表示・動作をSGファイル7のみで定義可能な簡易OpS装置3が提供される。つまり、既存のEMSに対し、業務をSGファイル7で定義可能な機能とし、簡易画面中の表示・動作の定義はSG設定ファイルにて行うシステム、制御方法、制御プログラムを提供することができる。
上記した一実施形態は本発明を分かりやすくするために詳細に説明したものであり、必ずしも、説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある一実施形態の構成の一部を他の一実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある一実施形態の構成に、他の一実施形態の構成の一部もしくは全てを加えることも可能である。また、一実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
3 簡易OpS装置
4 業務アプリケーション部 (業務アプリケーション手段)
41 UIアシスト画面 (選択画面)
5 装置インタフェース部 (装置インタフェース手段)
6 定義ファイル
7 SGファイル
71 機能名設定ファイル
73 使用方法設定ファイル
75 権限設定ファイル
8A ネットワーク装置

Claims (7)

  1. ネットワーク装置の監視および制御を行うためのオペレーションシステム(OpS)を備える装置である簡易OpS装置であって、
    前記ネットワーク装置へのオペレーション処理の属性が記された各SG(System Generation)ファイルに基づいて前記オペレーション処理の選択画面を表示部に表示すると共に、ユーザから前記オペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けて、当該オペレーション処理に係わるオブジェクトを生成する業務アプリケーション部と、
    ベンダ種別および装置種別に依存して前記ネットワーク装置へ投入されるコマンドを定義した定義ファイルを用いて、前記業務アプリケーション部が生成した前記オブジェクトをベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換し、変換した前記コマンドにより前記ネットワーク装置を制御する装置インタフェース部と、を備え、
    各前記SGファイルには、前記オペレーション処理と機能名とを対応づけた機能名設定ファイルと、前記オペレーション処理とユーザ権限とを対応づけた権限設定ファイルとが含まれること
    を特徴とする簡易OpS装置。
  2. ネットワーク装置の監視および制御を行うためのオペレーションシステム(OpS)を備える装置である簡易OpS装置であって、
    前記ネットワーク装置へのオペレーション処理の属性が記された各SG(System Generation)ファイルに基づいて前記オペレーション処理の選択画面を表示部に表示すると共に、ユーザから前記オペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けて、当該オペレーション処理に係わるオブジェクトを生成する業務アプリケーション部と、
    ベンダ種別および装置種別に依存して前記ネットワーク装置へ投入されるコマンドを定義した定義ファイルを用いて、前記業務アプリケーション部が生成した前記オブジェクトをベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換し、変換した前記コマンドにより前記ネットワーク装置を制御する装置インタフェース部と、を備え、
    各前記SGファイルには、前記オペレーション処理と機能名とを対応づけた機能名設定ファイルと、前記オペレーション処理と使用方法とを対応づけた使用方法設定ファイルとが含まれること
    を特徴とする簡易OpS装置。
  3. 前記SGファイルは、前記ユーザがアクセスして更新可能な位置に格納されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の簡易OpS装置。
  4. 業務アプリケーション部と装置インタフェース部とを含み、ネットワーク装置の監視および制御を行うためのオペレーションシステム(OpS)を備える装置である簡易OpS装置が実行するネットワーク装置の制御方法であって、
    前記業務アプリケーション部が、前記ネットワーク装置へのオペレーション処理の属性が記された各SG(System Generation)ファイルに基づいて前記オペレーション処理の選択画面を表示部に表示するステップと、
    ユーザから前記オペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けるステップと、
    ユーザから実行指示を受けた前記オペレーション処理に係わるオブジェクトを生成するステップと、
    前記装置インタフェース部が、ベンダ種別および装置種別に依存して前記ネットワーク装置へ投入されるコマンドを定義した定義ファイルを用いて、前記業務アプリケーション部が生成した前記オブジェクトをベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換するステップと、
    変換した前記コマンドにより前記ネットワーク装置を制御するステップと、を含み、
    各前記SGファイルには、前記オペレーション処理と機能名とを対応づけた機能名設定ファイルと、前記オペレーション処理とユーザ権限とを対応づけた権限設定ファイルとが含まれること
    を特徴とするネットワーク装置の制御方法。
  5. 業務アプリケーション部と装置インタフェース部とを含み、ネットワーク装置の監視および制御を行うためのオペレーションシステム(OpS)を備える装置である簡易OpS装置が実行するネットワーク装置の制御方法であって、
    前記業務アプリケーション部が、前記ネットワーク装置へのオペレーション処理の属性が記された各SG(System Generation)ファイルに基づいて前記オペレーション処理の選択画面を表示部に表示するステップと、
    ユーザから前記オペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けるステップと、
    ユーザから実行指示を受けた前記オペレーション処理に係わるオブジェクトを生成するステップと、
    前記装置インタフェース部が、ベンダ種別および装置種別に依存して前記ネットワーク装置へ投入されるコマンドを定義した定義ファイルを用いて、前記業務アプリケーション部が生成した前記オブジェクトをベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換するステップと、
    変換した前記コマンドにより前記ネットワーク装置を制御するステップと、を含み、
    各前記SGファイルには、前記オペレーション処理と機能名とを対応づけた機能名設定ファイルと、前記オペレーション処理と使用方法とを対応づけた使用方法設定ファイルとが含まれること
    を特徴とするネットワーク装置の制御方法。
  6. ネットワーク装置の監視および制御を行うためのオペレーションシステム(OpS)を備える簡易OpS装置であるコンピュータが実行するネットワーク装置の制御プログラムであって、
    前記ネットワーク装置へのオペレーション処理の属性が記された各SG(System Generation)ファイルに基づいて前記オペレーション処理の選択画面を表示部に表示すると共に、ユーザから前記オペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けて、当該オペレーション処理に係わるオブジェクトを生成する業務アプリケーション手段と、
    ベンダ種別および装置種別に依存して前記ネットワーク装置へ投入されるコマンドを定義した定義ファイルを用いて、前記業務アプリケーション手段が生成した前記オブジェクトをベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換し、変換した前記コマンドにより前記ネットワーク装置を制御する装置インタフェース手段と、を簡易OpS装置であるコンピュータが実現し、
    各前記SGファイルには、前記オペレーション処理と機能名とを対応づけた機能名設定ファイルと、前記オペレーション処理とユーザ権限とを対応づけた権限設定ファイルとが含まれること
    を特徴とするネットワーク装置の制御プログラム。
  7. ネットワーク装置の監視および制御を行うためのオペレーションシステム(OpS)を備える簡易OpS装置であるコンピュータが実行するネットワーク装置の制御プログラムであって、
    前記ネットワーク装置へのオペレーション処理の属性が記された各SG(System Generation)ファイルに基づいて前記オペレーション処理の選択画面を表示部に表示すると共に、ユーザから前記オペレーション処理のうちいずれかの実行指示を受け付けて、当該オペレーション処理に係わるオブジェクトを生成する業務アプリケーション手段と、
    ベンダ種別および装置種別に依存して前記ネットワーク装置へ投入されるコマンドを定義した定義ファイルを用いて、前記業務アプリケーション手段が生成した前記オブジェクトをベンダ種別および装置種別に応じたコマンドに変換し、変換した前記コマンドにより前記ネットワーク装置を制御する装置インタフェース手段と、を簡易OpS装置であるコンピュータが実現し、
    各前記SGファイルには、前記オペレーション処理と機能名とを対応づけた機能名設定ファイルと、前記オペレーション処理と使用方法とを対応づけた使用方法設定ファイルとが含まれること
    を特徴とするネットワーク装置の制御プログラム。
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