JP6008206B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Description
本発明は、冷凍サイクル装置に関する。
従来、冷凍サイクル装置としては、フロン冷媒や代替フロン冷媒を用いた装置が広く利用されている。しかし、これらの冷媒は、オゾン層破壊や地球温暖化等の問題を有している。そこで、地球環境に対する負荷が極めて小さい冷媒として水を用いた冷凍サイクル装置が提案されている。例えば、特許文献1には、そのような冷凍サイクル装置として、冷房専用の空気調和装置が開示されている。
ところで、水を冷媒として用いた場合には、多量の冷媒蒸気を高い圧縮比で圧縮する必要がある。そこで、特許文献1に開示された空気調和装置では、圧縮機として遠心型圧縮機と容積型圧縮機の2台の圧縮機を用い、これらを直列に配置して遠心型圧縮機で圧縮した冷媒蒸気を容積型圧縮機でさらに圧縮している。
また、水を冷媒として用いた場合には、物性上、圧縮機から吐出される冷媒の温度が高温になるため、空気調和装置の高圧側部分を構成する部材の耐久性が低下する。これに対しては、特許文献1に開示されている空気調和装置のように上流側の圧縮機と下流側の圧縮機の間に中間冷却器を配置して、圧縮行程の途中で冷媒蒸気の温度を一時的に低下させることが有効である。
本開示は、熱交換効率が高い中間冷却器を有し、水のように常温(日本工業規格:20℃±15℃/JIS Z8703)での飽和蒸気圧が負圧である冷媒を用いた冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本開示は、常温での飽和蒸気圧が負圧である冷媒を循環させる主回路であって、冷媒液を貯留するとともに内部で冷媒液を蒸発させる蒸発器、冷媒蒸気を圧縮する第1圧縮機、冷媒蒸気を冷却する中間冷却器、冷媒蒸気を圧縮する第2圧縮機、および内部で冷媒蒸気を凝縮させるとともに冷媒液を貯留する凝縮器がこの順に接続された主回路と、前記蒸発器に貯留された冷媒液を吸熱用熱交換器を経由して循環させる蒸発側循環路と、を備え、前記中間冷却器は、前記第1圧縮機で圧縮された冷媒蒸気を冷媒液によって冷却する熱交換器であり、前記蒸発側循環路を流れる冷媒液の一部を前記中間冷却器に供給する供給路と、前記中間冷却器から前記蒸発器に冷媒液を回収する回収路をさらに備える、冷凍サイクル装置を提供する。
本開示によれば、熱交換効率が高い中間冷却器を有する冷凍サイクル装置を提供することができる。
本開示の第1態様は、
常温での飽和蒸気圧が負圧である冷媒を循環させる主回路であって、冷媒液を貯留するとともに内部で冷媒液を蒸発させる蒸発器、冷媒蒸気を圧縮する第1圧縮機、冷媒蒸気を冷却する中間冷却器、冷媒蒸気を圧縮する第2圧縮機、および内部で冷媒蒸気を凝縮させるとともに冷媒液を貯留する凝縮器がこの順に接続された主回路と、
前記蒸発器に貯留された冷媒液を吸熱用熱交換器を経由して循環させる蒸発側循環路と、を備え、
前記中間冷却器は、前記第1圧縮機で圧縮された冷媒蒸気を冷媒液によって冷却する熱交換器であり、
前記蒸発側循環路を流れる冷媒液の一部を前記中間冷却器に供給する供給路と、前記中間冷却器から前記蒸発器に冷媒液を回収する回収路をさらに備える、冷凍サイクル装置を提供する。
常温での飽和蒸気圧が負圧である冷媒を循環させる主回路であって、冷媒液を貯留するとともに内部で冷媒液を蒸発させる蒸発器、冷媒蒸気を圧縮する第1圧縮機、冷媒蒸気を冷却する中間冷却器、冷媒蒸気を圧縮する第2圧縮機、および内部で冷媒蒸気を凝縮させるとともに冷媒液を貯留する凝縮器がこの順に接続された主回路と、
前記蒸発器に貯留された冷媒液を吸熱用熱交換器を経由して循環させる蒸発側循環路と、を備え、
前記中間冷却器は、前記第1圧縮機で圧縮された冷媒蒸気を冷媒液によって冷却する熱交換器であり、
前記蒸発側循環路を流れる冷媒液の一部を前記中間冷却器に供給する供給路と、前記中間冷却器から前記蒸発器に冷媒液を回収する回収路をさらに備える、冷凍サイクル装置を提供する。
第1態様によれば、前記蒸発側循環路を流れる冷媒液は、冷凍サイクル装置を循環する冷媒液のなかで相対的に低温である。この相対的に低温である冷媒液が中間冷却器に供給されるので、冷却に用いられる流体と冷却の対象である冷媒蒸気との温度差が大きい。このため、中間冷却器における一定の伝熱面積当たりの熱交換量が大きい。その結果、中間冷却器の熱交換率が高い。
本開示の第2態様は、第1態様に加えて、前記蒸発側循環路は、前記蒸発器から前記吸熱用熱交換器に冷媒液を導く、ポンプが設けられた送り路と、前記吸熱用熱交換器から前記蒸発器に冷媒液を導く戻し路とを含み、前記供給路は、前記ポンプよりも下流側で前記送り路から分岐している、冷凍サイクル装置を提供する。第2態様によれば、供給路は、冷凍サイクル装置を循環する冷媒の中で最も低温となる送り路から分岐しているので、中間冷却器の熱交換率が高い。
本開示の第3態様は、第1態様に加えて、前記蒸発側循環路は、前記蒸発器から前記吸熱用熱交換器に冷媒液を導く、ポンプが設けられた送り路と、前記吸熱用熱交換器から前記蒸発器に冷媒液を導く戻し路とを含み、前記供給路は、前記戻し路から分岐している、冷凍サイクル装置を提供する。第3態様によれば、送り路を流れる冷媒液の全てが吸熱用熱交換器を通過するので、吸熱用熱交換器の効率が高い。
本開示の第4態様は、第1態様〜第3態様の何れか一つの態様に加えて、前記供給路を流れる冷媒液の流量を調整する供給側流量調整弁が前記供給路に設けられている、又は、前記回収路を流れる冷媒液の流量を調整する回収側流量調整弁が前記回収路に設けられている、冷凍サイクル装置を提供する。第4態様によれば、冷凍サイクル装置の運転状況に応じて、中間冷却器に供給される冷媒液の流量、又は、中間冷却器から回収される冷媒液の流量を調整できる。
本開示の第5態様は、第1態様〜第4態様の何れか一つの態様に加えて、前記中間冷却器は、前記第1圧縮機で圧縮された冷媒蒸気を冷媒液に直接接触させて冷却する熱交換器である、冷凍サイクル装置を提供する。第5態様によれば、直接接触式の熱交換器を用いることによって冷媒液と冷媒蒸気との間の伝熱抵抗が削減されるので、中間冷却器の熱交換効率が向上する。これにより、所定の冷却能力を発揮するために中間冷却器に要求される伝熱面積が小さくなるので、中間冷却器の小型化が可能である。
本開示の第6態様は、第5態様に加えて、前記蒸発側循環路は、(i)前記蒸発器から前記吸熱用熱交換器に冷媒液を導く、ポンプが設けられた送り路と、前記吸熱用熱交換器から前記蒸発器に冷媒液を導く戻し路とを含み、前記供給路は、前記ポンプよりも下流側で前記送り路から分岐している、又は、(ii)前記蒸発器から前記吸熱用熱交換器に冷媒液を導く、ポンプが設けられた送り路と、前記吸熱用熱交換器から前記蒸発器に冷媒液を導く戻し路とを含み、前記供給路は、前記戻し路から分岐している、冷凍サイクル装置を提供する。第6態様によれば、第5態様において、第2態様又は第3態様と同様の効果を得ることができる。
本開示の第7態様は、第6態様に加えて、前記供給路を通じた前記中間冷却器への冷媒液の供給は、前記送り路に設けられた前記ポンプの動力により行われ、前記回収路を通じた前記中間冷却器から蒸発器への冷媒液の回収は、前記中間冷却器内と前記蒸発器内の冷媒蒸気の圧力差および液面の位置ヘッド差により行われる、冷凍サイクル装置を提供する。第5態様によれば、中間冷却器の液溜まりの冷媒液を蒸発器に回収するために要する動力を送り路に設けられたポンプの動力のみに抑えることができる。
本開示の第8態様は、第5態様〜第7態様の何れか一つの態様に加えて、前記供給路には、当該供給路を流れる冷媒液の流量を調整する供給側流量調整弁が設けられている、冷凍サイクル装置を提供する。第8態様によれば、供給路を流れる冷媒の液量を調整することができる。
本開示の第9態様は、第8態様に加えて、前記供給側流量調整弁は、前記中間冷却器内の冷媒蒸気の温度が飽和温度を下回らないように制御される、冷凍サイクル装置を提供する。第8態様によれば、中間冷却器内の冷媒蒸気が凝縮することを防止できる。
本開示の第10態様は、第5態様〜第9態様の何れか一つの態様に加えて、前記回収路には、当該回収路を流れる冷媒液の流量を調整する回収側流量調整弁が設けられている、冷凍サイクル装置を提供する。第10態様によれば、回収路を流れる冷媒の量を調整することができる。
本開示の第11態様は、第7態様に加えて、前記供給路を流れる冷媒液の流量を調整する前記供給路に設けられた供給側流量調整弁、及び前記回収路を流れる冷媒液の流量を調整する前記回収路に設けられた回収側流量調整弁をさらに備える、冷凍サイクル装置を提供する。第11態様によれば、冷凍サイクル装置の安定性を高めることができる。
本開示の第12態様は、第10態様又は第11態様に加えて、前記回収側流量調整弁は、前記中間冷却器内の液面が一定の範囲内に保たれるように制御される、冷凍サイクル装置を提供する。第12態様によれば、中間冷却器内の液面に加え、蒸発器内の液面の過度な変移を抑制することができる。
本開示の第13態様は、第5態様〜第12態様の何れか一つの態様に加えて、前記回収路の下流端は、前記蒸発器内の液面よりも下方の位置で前記蒸発器につながっている、冷凍サイクル装置を提供する。第12態様によれば、中間冷却器内に液溜まりがなくなったとしても、回収路を通じて冷媒蒸気が中間冷却器から蒸発器へ戻ることを防止できる。
本開示の第14態様は、第5態様〜第13態様の何れか一つの態様に加えて、前記中間冷却器は、充填層式または噴霧式の熱交換器である、冷凍サイクル装置を提供する。
本開示の第15態様は、第1態様〜第4態様の何れか一つの態様に加えて、前記中間冷却器は、間接式の熱交換器である、冷凍サイクル装置を提供する。第15態様によれば、中間冷却器における冷媒蒸気の冷却の程度を精度良く制御できる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は以下の実施形態によって限定されるものではない。
図1に、本発明の一実施形態に係る冷凍サイクル装置1Aを示す。この冷凍サイクル装置1Aは、冷媒を循環させる主回路2、吸熱用の第1循環路(蒸発側循環路)5、放熱用の第2循環路(凝縮側循環路)3および制御装置9を備えている。主回路2、第1循環路5および第2循環路3内には、水またはアルコールを主成分とする冷媒が充填されており、主回路2、第2循環路3および第1循環路5内は大気圧よりも低い負圧状態になっている。冷媒としては、水、アルコール又はエーテルを主成分として含む冷媒のように、常温での飽和蒸気圧が負圧(絶対圧で大気圧よりも低い圧力)である冷媒を用いることができる。
主回路2は、蒸発器25、第1圧縮機21、中間冷却器8、第2圧縮機22、凝縮器23および膨張弁24を含み、これらの機器は流路によってこの順に接続されている。すなわち、主回路2を循環する冷媒は、蒸発器25、第1圧縮機21、中間冷却器8、第2圧縮機22、凝縮器23および膨張弁24をこの順に通過する。
蒸発器25は、冷媒液を貯留するとともに内部で冷媒液を蒸発させる。具体的に、蒸発器25に貯留された冷媒液は、第1循環路5により吸熱用熱交換器6を経由して循環させられる。蒸発器25内では、吸熱用熱交換器6で加熱されて第1循環路5の下流端から当該蒸発器25内に戻る冷媒液が減圧条件下で沸騰する。なお、蒸発器25内に戻る冷媒液は、第1循環路5の下流端から噴霧されてもよい。
第1循環路5は、蒸発器25から吸熱用熱交換器6に冷媒液を導く、冷媒液を圧送する第1ポンプ53が設けられた第1送り路51と、吸熱用熱交換器6から蒸発器25に冷媒液を導く第1戻し路52とを含む。例えば、冷凍サイクル装置1Aが室内の冷房を行う空気調和装置である場合、吸熱用熱交換器6は室内に設置され、送風機61により供給される室内の空気を冷媒液との熱交換により冷却する。なお、第1ポンプ53は、当該ポンプの吸入口から蒸発器25内の液面までの高さが必要有効吸込ヘッド(required NPSH)よりも大きくなるような位置に配置される。
第1圧縮機21および第2圧縮機22は、冷媒蒸気を二段階で圧縮する。第1圧縮機21および第2圧縮機22は、容積型圧縮機であってもよいし遠心型圧縮機であってもよい。第1圧縮機21から吐出される冷媒蒸気の温度は例えば140℃であり、第2圧縮機22から吐出される冷媒蒸気の温度は例えば170℃である。
中間冷却器8は、第1圧縮機21から吐出された冷媒蒸気を第2圧縮機22に吸入される前に冷却する。なお、中間冷却器8の構成については、後述にて詳細に説明する。
凝縮器23は、内部で冷媒蒸気を凝縮させるとともに冷媒液を貯留する。具体的に、凝縮器23に貯留された冷媒液は、第2循環路3により吸熱用熱交換器4を経由して循環させられる。凝縮器23内では、第2圧縮機22から吐出された冷媒蒸気が、吸熱用熱交換器4で冷却されて第2循環路3の下流端から当該凝縮器23内に戻る冷媒液と直接接触することにより凝縮する。なお、凝縮器23内に戻る冷媒液は、第2循環路3の下流端から噴霧されてもよい。
第2循環路3は、凝縮器23から放熱用熱交換器4に冷媒液を導く、冷媒液を圧送する第2ポンプ33が設けられた第2送り路31と、放熱用熱交換器4から凝縮器23に冷媒液を導く第2戻し路32とを含む。例えば、冷凍サイクル装置1Aが室内の冷房を行う空気調和装置である場合、吸熱用熱交換器4は室外に設置され、送風機41により供給される室外の空気を冷媒液との熱交換により加熱する。なお、第2ポンプ33は、当該ポンプの吸入口から凝縮器23内の液面までの高さが必要有効吸込ヘッド(required NPSH)よりも大きくなるような位置に配置される。
ただし、冷凍サイクル装置1Aは、必ずしも冷房専用の空気調和装置である必要はない。例えば、室内に設置された第1熱交換器および室外に設置された第2熱交換器のそれぞれを四方弁を介して蒸発器25および凝縮器23に接続すれば、冷房運転と暖房運転とを切り替え可能な空気調和装置を得ることができる。この場合、第1熱交換器および第2熱交換器の双方が吸熱用熱交換器6および放熱用熱交換器4として機能する。また、冷凍サイクル装置1Aは、必ずしも空気調和装置である必要はなく、例えばチラーであってもよい。さらに、吸熱用熱交換器6の冷却対象および放熱用熱交換器4の加熱対象は、空気以外の気体または液体であってもよい。換言すると、放熱用熱交換器4および吸熱用熱交換器6の仕様は間接式である限り特に限定されない。
膨張弁24は、凝縮した冷媒液を減圧する減圧機構の一例である。膨張弁24は、制御装置9により制御される。減圧後の冷媒液の温度は例えば10℃である。ただし、減圧機構としては、例えば、主回路2に膨張弁24が設けられておらず、蒸発器25内の冷媒液の液面が凝縮器23内の冷媒液の液面よりも高くなるような構成を採用することも可能である。
次に、中間冷却器8の構成について詳細に説明する。
中間冷却器8は、第1圧縮機21で圧縮された冷媒蒸気を第1循環路5から引き抜かれた冷媒液によって冷却する熱交換器である。中間冷却器8は、例えば、第1圧縮機21で圧縮された冷媒蒸気を第1循環路5から引き抜かれた冷媒液に直接接触させて冷却する直接接触式の熱交換器である。また、中間冷却器8は、シェルアンドチューブ式熱交換器等の間接式の熱交換器であってもよい。中間冷却器8での冷却方式として直接接触式を採用する場合、間接式を採用した時と比べて大幅な小型化が可能となる。
本実施形態では、中間冷却器8は、直接接触式の熱交換器である。詳細には、中間冷却器8は、図2に示すような充填層式の熱交換器である。具体的に、中間冷却器8は、鉛直方向に延びる円筒状の容器80と、容器80内に配置された充填層87を有する。充填層87の上方には冷媒液を分散して放出する分散器84が配置され、容器80の天井壁を貫通して液流入管83が分散器84に接続されている。一方、容器80の下部には冷媒蒸気を冷却した後の冷媒液によって液溜まり85が形成され、容器80の底壁には液溜まり85の冷媒液を排出する液出口86が設けられている。また、容器80の側壁には、流路を介して第1圧縮機21に接続される蒸気入口81が下部に設けられ、流路を介して第2圧縮機22に接続される蒸気出口82が上部に設けられている。ただし、中間冷却器8は、図2に示す構成から充填層87を省略し、分散器84の代わりに噴霧器が配置された噴霧式の熱交換器であってもよい。
図1に戻って、冷凍サイクル装置1Aには、第1循環路5を流れる冷媒液の一部を中間冷却器8に供給する供給路71と、中間冷却器8から蒸発器25に冷媒液を回収する回収路73とが設けられている。本実施形態では、供給路71が第1ポンプ53よりも下流側で第1送り路51から分岐している。
供給路71の下流端は上述した液流入管83につながっており、回収路73の上流端は上述した液出口86につながっている。回収路73の下流端は、蒸発器25内の液面よりも下方の位置で蒸発器25につながっていることが好ましい。この構成であれば、たとえ中間冷却器8内に液溜まり85がなくなったとしても、回収路73を通じて冷媒蒸気が中間冷却器8から蒸発器25へ戻ることを防ぐことができる。
供給路71を通じた中間冷却器8への冷媒液の供給は、第1送り路51に設けられた第1ポンプ53の動力により行われる。すなわち、第1ポンプ53は、中間冷却器8内と蒸発器25内の圧力差に逆らって供給路71の下流端から冷媒液を押し出す。
回収路73を通じた中間冷却器8から蒸発器25への冷媒液の回収は、中間冷却器8内と蒸発器25内の冷媒蒸気の圧力差および液面の位置ヘッド差により行われる。この際、中間冷却器8の蒸気入口81が蒸発器25内の液面よりも上方に位置するように配置されることが好ましい。これは、冷凍サイクル装置1Aの停止時に中間冷却器8内の液面が蒸発器25内の液面と同じ位置まで上昇した際でも、中間冷却器8の蒸気入口81が液溜まり85中に沈まないようにするためでもある。
本実施形態では、供給路71に当該供給路71を流れる冷媒液の流量を調整する第1流量調整弁(供給側流量調整弁)72が設けられ、回収路73に当該回収路73を流れる冷媒液の流量を調整する第2流量調整弁(回収側流量調整弁)74が設けられている。ただし、第1流量調整弁72を省略して第1ポンプ53で供給路71を流れる冷媒液の流量を調整することも可能である。しかし、この場合は供給路71と第1循環路5を流れる冷媒液の流量の比率は固定されるため、第1流量調整弁72がある構成に比べて、システムの作動ポイントが限定される。また、中間冷却器8の液溜まり85の変動幅などによっては第2流量調整弁74を省略することも可能である。
第1ポンプ53の回転数は、冷凍サイクル装置1Aの運転状況によって変動する。この第1ポンプ53の回転数の変動は、供給路71を流れる冷媒液の流量に影響を与える。従って、第1ポンプの53の回転数の変動に応じて供給路71の冷媒液の流量を調整するためには、供給路71に第1流量調整弁72を設けることが望ましい。また、中間冷却器8の内部の冷媒蒸気の圧力と蒸発器25の内部の冷媒蒸気の圧力との差は、冷凍サイクル装置1Aの運転状況などによって変動する。この圧力差の変動に応じて回収路73を流れる冷媒液の流量を調整するためには回収路73に第2流量調整弁74を設けることが望ましい。このように、冷凍サイクル装置1Aの運転状況の変化に対応してシステムの安定性を高めるためには、冷凍サイクル装置1Aは、第1流量調整弁72及び第2流量調整弁74をともに備えていることが望ましい。
本実施形態では、回収路73により中間冷却器8内で冷媒蒸気との熱交換を完了した冷媒液を回収するルートが確保されているため、第1流量調整弁72による流量調整が低い精度でも、中間冷却器8に供給される冷媒液の不足またはオーバーフローを回避できる。従って、第1流量調整弁72として安価な弁を用いることができる。
第1流量調整弁72は、制御装置9により、中間冷却器8内の冷媒蒸気を十分に冷却しつつ、冷媒蒸気の温度が飽和温度を下回らないように制御される。例えば、中間冷却器8と第2圧縮機22の間の流路または中間冷却器8に温度センサを設け、この温度センサの検出値に基づいて第1流量調整弁72を制御してもよい。
中間冷却器8においては、顕熱のみによる冷媒蒸気の冷却が行われることが好ましい。この場合、第1圧縮機21から吐出される冷媒蒸気の流量が第2圧縮機22に吸入される冷媒蒸気の流量と等しくなるため、制御が簡易化される。これを実現するには、冷媒蒸気と熱交換後の冷媒液が飽和温度まで加熱されることを防ぐのに十分な冷媒液の流量が確保されるように、第1流量調整弁72を制御すればよい。あるいは、中間冷却器8において、供給路71から供給される冷媒液の全量を蒸発させることも可能である。
第2流量調整弁74は、制御装置9により、中間冷却器8内の液面が一定の範囲内に保たれるように制御される。これにより、中間冷却器8内の液面だけでなく、蒸発器25内の液面の過度な変移を抑制することができる。中間冷却器8内の液面は、蒸気入口81が閉塞されることおよび冷媒蒸気の流路中にガスポケットが発生することを回避するために、蒸気入口81よりも下方であって容器80の底壁よりも上方に保たれることが好ましい。この構成であれば、液溜まり85のために必要な容積(容器80の底壁から蒸気入口81までの高さ)が削減されるため、容器80を小型化することができる。例えば、顕熱のみで冷媒蒸気の冷却を行う場合、第1流量調整弁72の開度を変更した分だけ第2流量調整弁74の開度を同じ方向に変更すればよい。
次に、冷凍サイクル装置1Aの運転動作について説明する。
第1圧縮機21で圧縮された冷媒蒸気は、中間冷却器8において、蒸発器25から第1送り路51の上流部分および供給路71を通じて供給された低温の冷媒液によって冷却された後、第2圧縮機22に吸入される。第2圧縮機22でさらに圧縮された冷媒蒸気は、凝縮器23において、第1熱交換器4で過冷却された冷媒液と熱交換することで凝縮する。凝縮器23にて凝縮した冷媒液の一部は、第2ポンプ33により放熱用熱交換器4へ圧送され、ここで空気もしくは他の流体に放熱する。凝縮器23にて凝縮した冷媒液の残りは、膨張弁24を経由して、蒸発器25へ導入される。膨張弁24の開度は、例えば、第2圧縮機22から吐出される冷媒蒸気の圧力に基づいて制御される。つまり、第2圧縮機22から吐出される冷媒蒸気の圧力が所定値よりも高い場合は、膨張弁24の開度を大きくする制御がなされる。蒸発器25内の冷媒液の一部は、第1ポンプ53により吸熱用熱交換器6に圧送され、ここで空気もしくは他の流体から吸熱した後に、蒸発器25に戻る。蒸発器25内の冷媒液は、減圧下での沸騰により蒸発し、蒸発した冷媒蒸気が第1圧縮機21に吸入される。
第1循環路5を流れる冷媒液の一部は、第1ポンプ53により、供給路71を通じて中間冷却器8へ圧送される。供給路71を流れる冷媒液の量は、第1流量調整弁72により設定される。中間冷却器8にて第2圧縮機22に吸入される前に冷媒蒸気を冷却することにより、冷媒に不純物が含まれる場合には第2圧縮機22へのスケールの付着を低減させることができるとともに、第2圧縮機22に吸入される冷媒蒸気の温度を低下させることができる。これにより、第2圧縮機22の信頼性を向上させることができる。
冷凍サイクル装置1Aを循環する冷媒のうち、相対的に低温である第1循環路(蒸発側循環路)を流れる冷媒液が中間冷却器8に供給される。冷媒蒸気と冷却用熱媒体の温度差が大きいので、中間冷却器8の熱交換効率が高い。
また、冷凍サイクル装置1Aでは、冷媒蒸気を冷却する中間冷却器8に直接接触式の熱交換器が用いられているため、間接式の熱交換器を用いた場合と比較して、単位伝熱面当たりの熱交換量が増大され、中間冷却器8の大幅な小型化が実現される。これは、間接式熱交換器では冷却用熱媒体を冷媒蒸気から隔てる伝熱部材と冷媒蒸気の界面にて発生する莫大な伝熱抵抗が、直接接触式の熱交換器では発生しないためである。さらに、本実施形態の冷凍サイクル装置1Aでは、冷凍サイクル装置1Aを循環する冷媒液を用いて中間冷却器8における冷媒蒸気の冷却を実現できる。このため、冷却用の水を冷凍サイクル装置の外部から導入した場合に生じる冷凍サイクル装置の冷媒量の変動を防止できる。
また、中間冷却器8における冷媒蒸気の冷却を、システム内を循環する冷媒が最も低温となる第1送り路51から引き抜いた冷媒液を用いて行うことで、冷媒蒸気と冷却用熱媒体の温度差が最大化される。例えば、第1圧縮機21から吐出された140℃の冷媒蒸気を中間冷却器8により50℃まで冷却する際に、中間冷却器8において室外の35℃の空気を用いた場合(中間冷却器8が間接式の熱交換器の場合)、温度差の指標であるLMTD(熱交換器の入口と出口における冷媒蒸気と冷媒液の温度差の対数平均値)が32.4℃である。これに対し、本実施形態の冷凍サイクル装置1Aでは10℃の冷媒液を冷却に利用することができるため、LMTDは74.4℃にまで拡大する。このように、冷媒蒸気と冷却用熱媒体の温度差を最大化することで、熱交換効率の更なる向上が実現される。(なお、上記の2つのLMTDは、冷媒を水とし、冷媒蒸気と冷却用熱媒体の質量比を3:50として計算した結果である。)
また、回収路73においては、中間冷却器8内と蒸発器25内の冷媒蒸気の圧力差および液面の位置ヘッド差により冷媒液が圧送されるため、圧縮行程の途中での冷媒蒸気の冷却に要する駆動力は、冷媒液を供給路71を通じて圧送するための第1ポンプ53の動力のみに抑えることができる。また、中間冷却器8の液溜まり85の冷媒液を蒸発器25に回収するために要する動力を送り路51に設けられた第1ポンプ53の動力のみに抑えることができる。
<変形例>
前記実施形態の冷凍サイクル装置1Aは、種々の変形が可能である。
前記実施形態の冷凍サイクル装置1Aは、種々の変形が可能である。
例えば、供給路71の上流端は、第1ポンプ53よりも下流側であれば第1循環路5のどの位置につながっていてもよい。すなわち、図3に示す変形例の冷凍サイクル装置1Bのように、供給路71は第1戻り路52から分岐していてもよい。
図3に示すように、供給路71が第1戻り路52から分岐する場合、供給路71が第1送り路51から分岐する場合(前記実施形態の冷凍サイクル装置1A)よりも中間冷却器8に供給される冷媒液の温度が高くなる。その結果、変形例の冷凍サイクル装置1Bでは、中間冷却器8における冷媒蒸気と冷媒液の温度差が前記実施形態の冷凍サイクル装置1Aのそれよりも小さくなり、中間冷却器8が大型化される。しかし、第1送り路51を流れる冷媒液の全てが吸熱用熱交換器6を通過するため、吸熱用熱交換器6の効率は冷凍サイクル装置1Aよりも冷凍サイクル装置1Bの方が多少向上する。
前記実施形態の冷凍サイクル装置1Aと変形例の冷凍サイクル装置1Bを比較した際、システム全体としての熱の流れは変わらないため、供給路71の上流端の位置がシステム効率自体に大きな影響を与えることはない。しかし、システムの構成を考慮した際、中間冷却器8を高効率化し小型化することと、吸熱用熱交換器6を高効率化し小型化することのどちらの方が高い付加価値を生むかにより、最適の実施形態が決定される。
冷凍サイクル装置1Aは、図4に示す冷凍サイクル装置1Cのように変形されてもよい。本変形例において、冷凍サイクル装置1Aの構成と同一又は対応する構成には同一の符号を付している。冷凍サイクル装置1Cは、直接接触式の熱交換器である中間冷却器8に代えて、間接式の熱交換器である中間冷却器8Aが設けられている点で、冷凍サイクル装置1Aと相違する。中間冷却器8Aは、例えばシェルアンドチューブ式熱交換器である。第1圧縮機21で圧縮された冷媒蒸気は中間冷却器8Aのシェルとチューブとの間の空間を流れ、供給路71から供給された冷媒液は中間冷却器8Aのチューブの内部を流れる。これにより、冷媒蒸気と冷媒液との熱交換が行われる。この構成によれば、中間冷却器8Aにおける冷媒蒸気の冷却の程度を精度良く制御できる。このため、中間冷却器8Aにおいて、冷媒蒸気が過度に冷却されて凝縮することを抑制できる。なお、本変形例によれば、供給路71の冷媒液の流量及び回収路73の冷媒液の流量を調整するために、冷凍サイクル装置1Cは、第1流量調整弁72及び第2流量調整弁74のいずれか一方を備えていればよい。さらに、図3に示すように、冷凍サイクル装置1Cは、供給路71が第1戻り路52から分岐するように変形されてもよい。
また、凝縮器23は、必ずしも直接接触式の熱交換器である必要はなく、間接式の熱交換器であってもよい。この場合、凝縮器23内で冷媒蒸気により加熱された熱媒体が第2循環路3を循環する。
本発明の冷凍サイクル装置は、家庭用エアコン、業務用エアコン等に特に有用である。
Claims (15)
- 常温での飽和蒸気圧が負圧である冷媒を循環させる主回路であって、冷媒液を貯留するとともに内部で冷媒液を蒸発させる蒸発器、冷媒蒸気を圧縮する第1圧縮機、冷媒蒸気を冷却する中間冷却器、冷媒蒸気を圧縮する第2圧縮機、および内部で冷媒蒸気を凝縮させるとともに冷媒液を貯留する凝縮器がこの順に接続された主回路と、
前記蒸発器に貯留された冷媒液を吸熱用熱交換器を経由して循環させる蒸発側循環路と、を備え、
前記中間冷却器は、前記第1圧縮機で圧縮された冷媒蒸気を冷媒液によって冷却する熱交換器であり、
前記蒸発側循環路を流れる冷媒液の一部を前記中間冷却器に供給する供給路と、前記中間冷却器から前記蒸発器に冷媒液を回収する回収路をさらに備える、冷凍サイクル装置。 - 前記蒸発側循環路は、前記蒸発器から前記吸熱用熱交換器に冷媒液を導く、ポンプが設けられた送り路と、前記吸熱用熱交換器から前記蒸発器に冷媒液を導く戻し路とを含み、
前記供給路は、前記ポンプよりも下流側で前記送り路から分岐している、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記蒸発側循環路は、前記蒸発器から前記吸熱用熱交換器に冷媒液を導く、ポンプが設けられた送り路と、前記吸熱用熱交換器から前記蒸発器に冷媒液を導く戻し路とを含み、
前記供給路は、前記戻し路から分岐している、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記供給路を流れる冷媒液の流量を調整する供給側流量調整弁が前記供給路に設けられている、又は、前記回収路を流れる冷媒液の流量を調整する回収側流量調整弁が前記回収路に設けられている、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記中間冷却器は、前記第1圧縮機で圧縮された冷媒蒸気を冷媒液に直接接触させて冷却する熱交換器である、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記蒸発側循環路は、(i)前記蒸発器から前記吸熱用熱交換器に冷媒液を導く、ポンプが設けられた送り路と、前記吸熱用熱交換器から前記蒸発器に冷媒液を導く戻し路とを含み、前記供給路は、前記ポンプよりも下流側で前記送り路から分岐している、又は、(ii)前記蒸発器から前記吸熱用熱交換器に冷媒液を導く、ポンプが設けられた送り路と、前記吸熱用熱交換器から前記蒸発器に冷媒液を導く戻し路とを含み、前記供給路は、前記戻し路から分岐している、請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記供給路を通じた前記中間冷却器への冷媒液の供給は、前記送り路に設けられた前記ポンプの動力により行われ、
前記回収路を通じた前記中間冷却器から蒸発器への冷媒液の回収は、前記中間冷却器内と前記蒸発器内の冷媒蒸気の圧力差および液面の位置ヘッド差により行われる、請求項6に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記供給路には、当該供給路を流れる冷媒液の流量を調整する供給側流量調整弁が設けられている、請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記供給側流量調整弁は、前記中間冷却器内の冷媒蒸気の温度が飽和温度を下回らないように制御される、請求項8に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記回収路には、当該回収路を流れる冷媒液の流量を調整する回収側流量調整弁が設けられている、請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記供給路を流れる冷媒液の流量を調整する前記供給路に設けられた供給側流量調整弁、及び前記回収路を流れる冷媒液の流量を調整する前記回収路に設けられた回収側流量調整をさらに備える、請求項7に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記回収側流量調整弁は、前記中間冷却器内の液面が一定の範囲内に保たれるように制御される、請求項10に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記回収路の下流端は、前記蒸発器内の液面よりも下方の位置で前記蒸発器につながっている、請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記中間冷却器は、充填層式または噴霧式の熱交換器である、請求項5に記載の冷凍サイクル装置。
- 前記中間冷却器は、間接式の熱交換器である、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
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