JP6006877B2 - 静電型変換器付きイヤホン - Google Patents

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Description

〔関連出願の説明〕
本願は、2012年9月6日に出願された米国特許出願(非仮特許出願)第13/605,656号の優先権主張出願であり、この米国特許出願を参照により引用し、その記載内容全体を本明細書の一部とする。
本願は、一般に、静電型イヤホンに関する。特に、本願は、後部密閉型ハウジング、外耳道を音響的に密封するスリーブ、及び静電型変換器を備えたイヤホンに関する。
スピーカ及びヘッドホンは、1対の導電性固定子板相互間に配置されている張力が加えられた状態の導電性小質量振動板を有する音響再生用静電型変換器を利用する場合がある。振動板と固定子板との間には僅かな空隙が存在するのが良く、振動板は、固定子板に対して静止電荷を有するのが良い。信号が固定子板に印加されない場合、振動板は、静止していることができ、かかる振動板はその中心が固定子板相互間に位置したままである。大きさが等しく且つ位相が逆の音声信号が固定子板に印加されると、振動板全体にわたって正味の力のアンバランスを生じさせることができ、それにより振動板が変位する。振動板に隣接して位置する空気は、押しやられて音声信号に対応した音を生じさせることができる。
その結果、静電型変換器を用いたスピーカ及びヘッドホンは、可動コイル型変換器を備えたスピーカ及びヘッドホンと比較して、極めて低い高周波ひずみ、全帯域幅周波数応答及び高忠実度(ハイファイ)音響再生を呈することができる。静電型変換器は、プッシュプル定電荷静電型駆動装置及び振動板の比較的低い質量に起因してこれらの特性を有することができる。特に、低い高周波ひずみは、プッシュプル静電型駆動装置及び振動板に加えられるほぼ一定のバイアス電荷に起因していると言える。しかしながら、静電型変換器により十分且つ許容可能な音声出力を生じさせるためには、振動板にバイアスをかけるため及び音声信号のために高い電圧が必要な場合がある。静電型変換器を備えたスピーカ及びヘッドホンのリスナーは、利用される電圧が高いことに起因する電気ショック及び火災の可能性から適切に保護される必要がある場合がある。
ヘッドホンは、ヘッドホン内に設けられる変換器の形式とは関係なく、後部開放型又は後部密閉型のものである場合がある。特定のリスナーが後部開放型ヘッドホンを使用するかどうか又は後部密閉型ヘッドホンを使用するかどうかは、用途及びリスナーの個人的な好みで決まると言える。後部開放型ヘッドホンは、周囲に対して開いた後部を備えるハウジングを有する場合があり、それにより、周囲の音がヘッドホンに入る場合があり、又、ヘッドホンからの音が周囲に漏れ得る場合がある。後部開放型ヘッドホン内で生じる音は、一般に、後部密閉型ヘッドホンと比較して、奥行きが広く、よりナチュラルであると考えられている。しかしながら、後部開放型ヘッドホンは、典型的には、録音用途では用いられない。と言うのは、ヘッドホンからの音が録音用マイクロホンによってピックアップされる場合があるからである。これとは対照的に、後部密閉型ヘッドホンは、周囲に対して閉じられた後部を備えたハウジングを有する場合があり、それにより、ヘッドホン中に入る周囲ノイズを遮断することができ、しかも周囲に漏れる場合のあるヘッドホンからの音の量を減少させることができる。後部密閉型ヘッドホンは、典型的には、スタジオでのモニタリング及び録音用途のために用いられると言える。
イヤホンは、リスナーの外耳道中に挿入可能なヘッドホンの一形式である。イヤホンは、耳を覆って配置されるヘッドホン又は外側の耳上に配置されるイヤホンと比較して、外耳道中へのこれらの配置及び音響的に密封するスリーブの使用に起因して良好なノイズ遮断をもたらすことができる。静電型変換器を備えた典型的なイヤホンは、後部開放型のものである場合がある。しかしながら、例えばプロの音楽家やプロの演奏家のようなリスナーは、録音用途での音の漏れを阻止するため、そして、特にイヤホンを耳内モニタとして用いる場合に周囲ノイズを遮断するために後部密閉型イヤホンを好む場合がある。
したがって、これらの安全性及び音響再生に関する懸念に取り組むイヤホンを提供する時機が到来している。具体的に言えば、用いられる高電圧に起因した電気ショックからリスナーを適切に保護し、高忠実度音響再生をもたらし、しかも周囲ノイズを遮断する静電型変換器付きの後部密閉型イヤホンを提供する時機が到来している。
一実施形態では、イヤホン組立体は、外耳道への音の音響的伝達のためのノズルを有する後部密閉型ハウジングと、ノズルの外部に取り外し可能に取り付けられていて外耳道を音響的に密封するスリーブと、後部密閉型ハウジング内に設けられた静電型変換器とを含むのが良い。静電型変換器は、導電層を備えた振動板と、各々が振動板のそれぞれの面と接触状態にある1対の振動板リングと、1対の固定子板とを有するのが良い。1対の振動板リングのうちの少なくとも一方は、振動板の導電層と電気的接触状態にあるのが良い。1対の固定子板の各々は、DCバイアス電圧及び1対の振動板リングのうちの一方と電気的接触状態にある外側環状導電性部分と、AC音声信号と電気的接触状態にある中央導電性部分と、複数個の穴とを有するのが良い。中央導電性部分は、誘電体層を有するのが良い。1対の固定子板の各々と振動板は、1対の振動板リングによって離隔されるのが良い。DCバイアス電圧及びAC音声信号が供給されたとき、振動板は、音を発生させることができ、この音は、固定子板の各々の複数個の穴を通り、そしてノズルを通ってリスナーの外耳道に出力される。
別の実施形態では、イヤホンシステムは、外耳道への音の音響的伝達のためのノズルを有する後部密閉型ハウジングと、ノズルの外部に取り外し可能に取り付けられていて外耳道を音響的に密封するスリーブと、ハウジング内に設けられた静電型変換器と、増幅器とを含むのが良い。静電型変換器は、導電層を備えた振動板と、各々が振動板のそれぞれの面と接触状態にある1対の振動板リングと、1対の固定子板とを有するのが良い。1対の振動板リングのうちの少なくとも一方は、振動板の導電層と電気的接触状態にあるのが良い。1対の固定子板の各々は、DCバイアス電圧及び振動板リングと電気的接触状態にある外側環状導電性部分と、AC音声信号と電気的接触状態にある中央導電性部分と、複数個の穴とを有するのが良い。中央導電性部分は、誘電体層を有するのが良い。増幅器は、電源からDCバイアス電圧を発生させるバイアス電圧供給回路と、増幅器によって受け取った音声入力信号からAC音声信号を発生させる音声信号増幅器回路とを有するのが良い。1対の固定子板の各々と振動板は、1対の振動板リングによって離隔されるのが良い。DCバイアス電圧及びAC音声信号が供給されたとき、振動板は、音を発生させることができ、この音は、固定子板の各々の複数個の穴を通り、そしてノズルを通ってリスナーの外耳道に出力される。
別の実施形態では、イヤホン組立体は、外耳道への音の音響的伝達のためのノズルを有する後部密閉型ハウジングと、ノズルの外部に取り外し可能に取り付けられていて外耳道を音響的に密封するスリーブと、後部密閉型ハウジング内に設けられた静電型変換器とを含むのが良い。静電型変換器は、導電層を備えた振動板と、各々が振動板のそれぞれの面と接触状態にある1対の振動板リングと、振動板リングと接触状態にある1対の固定子板とを有するのが良い。1対の振動板リングのうちの少なくとも一方は、振動板の導電層と電気的接触状態にあるのが良い。1対の固定子板の各々は、AC音声信号と電気的接触状態にある導電性部分と、複数個の穴とを有するのが良い。中央の導電性部分は、永続的電荷を有するエレクトレット層を有するのが良い。1対の固定子板の各々と振動板は、1対の振動板リングによって離隔されるのが良い。AC音声信号が供給されたとき、振動板は、音を発生させることができ、この音は、固定子板の各々の複数個の穴を通り、そしてノズルを通ってリスナーの外耳道に出力される。
これら実施形態及び他の実施形態並びに種々の組み合わせ及び観点は、以下の詳細な説明及び添付の図面から明らかであり且つ以下の詳細な説明及び添付の図面から十分に理解されよう。添付の図面は、本発明の原理を採用することができる種々の仕方を示す例示の実施形態を記載している。
幾つかの実施形態による静電型イヤホンを示す図である。 幾つかの実施形態による静電型イヤホンの分解組立て図である。 幾つかの実施形態による静電型イヤホン内に設けられた静電型変換器の平面図である。 幾つかの実施形態による静電型イヤホン内の静電型変換器の立面図である。 幾つかの実施形態による図3の5‐5線に沿って取った静電型イヤホン内の静電型変換器の断面図である。 幾つかの実施形態による静電型イヤホン内の静電型変換器の固定子板の図である。 幾つかの実施形態による図1の7‐7線に沿って取った静電型イヤホンの断面図である。 幾つかの実施形態による静電型イヤホンシステムのブロック図である。
以下の説明は、本発明の1つ又は2つ以上の特定の実施形態をその原理に従って記載し、説明し、そして例示している。この説明は、本発明を本明細書において記載する実施形態に限定するものではなく、当業者がこれらの原理を理解し、その理解に基づいてこれら原理を利用して本明細書において説明する実施形態だけでなく、これら原理に従って想到できる他の実施形態を実施することができるように本発明の原理を説明すると共に教示する。本発明の範囲は、文言上であるにせよ均等論によるにせよいずれにせよ、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に属すると言えるかかる全ての実施形態に及ぶものである。
注目されるべきこととして、説明及び図面中、同一又は実質的に同一の要素は、同一の参照符号で表示される場合がある。しかしながら、これら要素は、例えばかかる表示がよりわかりやすい説明の提供を容易にする場合、様々な符号で表示される場合がある。加うるに、本明細書において記載する図面は、必ずしも縮尺通りには描かれておらず、幾つかの場合、或る特定の特徴を明確に示すために比率が誇張されている場合がある。かかる表示及び図面に関するやり方は、必ずしも、基礎をなす実体的な目的を示唆していない。上述したように、この明細書は、全体として理解され、本明細書において教示する本発明の原理に従って解されると共に当業者に理解されることが意図されている。
図1は、静電型イヤホン100を示し、この静電型イヤホンは、静電型変換器を包囲した後部密閉型ハウジング102及びイヤホン100を増幅器に電気的に接続するケーブル組立体104を有するのが良い。後部密閉型ハウジング102は、イヤホン100によって生じた音をリスナーの外耳道に伝達することができるノズル106を有するのが良い。図1に示されているようなイヤホン100は、リスナーの右耳内に用いられるよう構成されていると言える。他の実施形態では、イヤホン100は、ノズル106及び他の該当するコンポーネントの向きを変えることによりリスナーの左耳内に使用されるよう構成できる。ハウジング102及びノズル106は、非導電性材料、例えばプラスチック(例えば、ポリカーボネート/アクリロニトリルブタジエンスチレン(PC/ABS))又は他の適当な材料で構成されるのが良い。イヤホン100は、以下に更に詳細に説明するように音声信号に従って音を発生させる静電型変換器214を有するのが良い。イヤホン100は、例えば記録された音楽の個人的リスニング、ミキシング及びマスタリング、演奏者によるステージモニタリング及び他の使用のような用途に使用されるのが良い。
ケーブル組立体104は、これがリスナーの耳に載ることができるよう構成されているのが良い。一実施形態では、ケーブル組立体104は、一端が増幅器への接続のための5ピンコネクタ(図示せず)で終端した円筒形5芯ケーブルであるのが良い。ケーブル組立体104の直径は、例えば0.15インチ(3.81mm)未満であるのが良い。ケーブル組立体104は、低いキャパシタンス(例えば、20pF/フィート)(1フィート=0.3048m))であるのが良く、このケーブル組立体は、高電圧使用に適した絶縁耐力及び機械的堅牢さを有するのが良い。ケーブル組立体104は、2本の3芯ケーブルを左及び右のイヤホン100のところで終端させることができるようY接合部(図示せず)の状態に分割されるのが良い。3芯ケーブルのうちの1本が図1及び図2にイヤホン100に接続された状態で示されている。ケーブル組立体104中の5本の芯線(導線)は、それぞれ、DCバイアス電圧及びAC音声信号の成分、例えば右チャネルの正の極性、右チャネルの負の極性、左チャネルの正の極性及び左チャネルの負の極性を伝えることができる。例えば、DCバイアス電圧は、600Vであるのが良く、AC音声信号は、200Vピークであるのが良い。幾つかの実施形態では、AC音声信号は、300Vピーク又は別の電圧であっても良い。ケーブル組立体104は、イヤホン100とのそのインターフェースのところに軟質オーバーモールドを有するのが良く、その結果、ケーブル組立体104が曲げられると共に/或いは撚られたときにひずみ逃がし(ひずみ取り)が生じるようになる。別の実施形態では、ケーブル組立体104は、平リボンケーブル又は他の適当に構造化されたケーブルであって良い。
スリーブ108がノズル106に取り付けられるのが良く、このスリーブ108は、リスナーの外耳道を周囲環境から音響的に密封する。スリーブ108は、イヤホン100中の静電型変換器214からの音のための音響経路だけがノズル106を通ってリスナーの外耳道に至るようにする。スリーブ108は、フォーム、ゲル、ゴム、シリコーン、又は他の適当な材料で構成されるのが良い。図1に示されたスリーブ108は、滑らかな表面を有しているが、スリーブ108の一実施形態は、1つ又は2つ以上のフランジを有しても良い。スリーブ108は、イヤホン100の音質を劣化させ得る、堆積した汚染物及びリスナーの外耳道からの耳垢からノズル106を保護するためのワックスガード(wax guard )を更に有するのが良い。幾つかの実施形態では、ノズル106は、例えば15ポンド(6.8kg)を超える圧潰力がノズル106の端部のところでノズル106の軸線に垂直に加えられた場合、ハウジング102からちぎれるよう設計されているのが良い。
図2は、図1の静電型イヤホン100の分解組立て図である。ケーブル組立体104は、DCバイアス電圧、正の極性の音声信号及び負の極性の音声信号を伝える3本の芯線202を備えた状態で示している。イヤホン100のハウジング102とインターフェースするためのケーブル組立体104の嵌合部分204も又、示されている。ハウジング102は、後側イヤピースハウジング206及び前側イヤピースハウジング208を有する外側ハウジングを含むのが良い。後側イヤピースハウジング206及び前側イヤピースハウジング208は、適当な嵌合面を用いて互いに嵌合するよう構成されるのが良い。前側イヤピースハウジング208は、上述したようにノズル106を有するのが良い。後側イヤピースハウジング206と前側イヤピースハウジング208は、ねじ山、エポキシ、接着剤、及び/又は超音波溶接部によって機械的に結合されても良い。
ハウジング102は、後側容積部210及び前側容積部212を有する内側ハウジングを更に含むのが良い。後側容積部210と前側容積部212は、適当な嵌合面を用いて互いに嵌合するよう構成されているのが良い。音を発生させる静電型変換器214は、内側ハウジング内に設けられるのが良い。内側ハウジングは、外側ハウジング内に設けられるのが良い。後側イヤピースハウジング206及び前側イヤピースハウジング208内の特徴部は、製造の際に内側ハウジングを外側ハウジング内に設けるのを助けることができる。外側ハウジング及び内側ハウジングのコンポーネントは、非導電性材料、例えばPC/ABS、軟質ポリマー製オーバーモールド、硬質ポリマーケース、ポリマーファイバーバッグ、又は織り繊維バッグで構成されるのが良い。ハウジング102について外側ハウジング内に設けられた内側ハウジングを利用することによって、リスナーは、2つの層によって静電型変換器214から絶縁されるのが良い。したがって、外側ハウジングが例えば圧潰力に起因して破損した場合、内側ハウジングは、リスナーを依然として静電型変換器214から絶縁することができる。静電型変換器214について以下に更に詳細に説明する。
後側容積部210は、音響ポート216及び後側容積部210の内側で音響ポート216を覆って取り付けられた抵抗スクリーン(図示せず)を有するのが良い。抵抗スクリーンは、多孔質であるのが良く、この抵抗スクリーンは、接着剤を用いて後側容積部210の内側周りに取り付けられるのが良い。音響ポート216及び抵抗スクリーンは、音のインピーダンスを後側容積部210から後側イヤピースハウジング206中に設定してイヤホン100の低周波数応答(例えば、1kHz未満)を調整するのを助けることができる。水分の侵入に抵抗すると共にノズル106の外部からのアイテムの挿入を物理的に遮断する目的で、疎水性の音響ダンパ220がノズル106の内部に取り付けられるのが良い。ダンパ220は、例えばノズル106に取り付け可能であり又はこの中に挿入可能である「缶」ダンパ、電鋳スクリーン、ポリエステル又は穴を備えたエッチング金属部品であるのが良い。幾つかの実施形態では、ダンパ220は、前側イヤピースハウジング208の内側に取り付けられるのが良い。
静電型変換器214は、図2に分解組立て図で示されている。静電型変換器214は、内側ハウジングの後側容積部210及び前側容積部212内に設けられるのが良い。静電型変換器214は、大きさが互いに等しく且つ位相が逆の音声信号が1対の固定子板304A,304Bに印加され、これら固定子板が変位して固定子板相互間に位置決めされている振動板308を撓ませると、音を発生させることができる。すると、振動板308が空気を動かし、音声信号に従って音を発生させる。固定子板304A,304Bの各々は、振動板308によって生じた音の音響伝達を可能にするための穴を有するのが良い。生じた音を、固定子板304A,304Bの穴及びノズル106を通ってリスナーの外耳道に出力することができる。
イヤホン100の後部密閉性状に起因して、静電型変換器214内における振動板308の動きは、内側ハウジングの後側容積部210及び前側容積部212により作られる内部キャビティの剛性により左右され得る。内部キャビティは、後部開放型の静電型イヤホンと比較して比較的小さいので、振動板308の変位は、比較的小さい。後部開放型の静電型イヤホン内における振動板の変位は、振動板の小さな質量及び高い基本共鳴振動数に鑑みて、主として、低周波数における振動板の剛性によって制御される。しかしながら、イヤホン100を用いたリスナーに関して、音響空間は、外耳道に制限される。と言うのは、スリーブ108がリスナーの外耳道を周囲環境から音響的に隔離しているからである。したがって、内部キャビティの剛性が振動板308の動きを左右するとはいえ、この剛性は、許容できる。と言うのは、後部開放型の静電型イヤホンと比較して、振動板308の変位が僅かであっても、これにより適度な音圧レベルが達成されることになるからである。
イヤホン100の内側ハウジング内に静電型変換器214を設けるのを助けるために密封ガスケット302A,302Bがそれぞれ固定子板304A,304Bの外向きの面にくっつけられるのが良い。固定子板304A,304Bの外向きの面は、ケーブル組立体104の芯線202への電気的接続のための1つ又は2つ以上の接点310を更に有するのが良い。振動板リング402A,402Bは、それぞれ、固定子板304A,304Bの振動板に向いた面と振動板308との間に位置決めされるのが良い。以下に更に詳細に説明するように、芯線202のうちの1本上で運ばれるDCバイアス電圧は、接点310、固定子板304A,304Bの外側環状導電性部分、及び振動板リング402A,402Bのうちの1つ又は2つ以上を経て振動板308に提供されるのが良い。
図3は、図1の静電型イヤホン100内に設けられるのが良い静電型変換器214の平面図である。密封ガスケット302が固定子板304にくっつけられるのが良く、かかる密封ガスケットは、例えば、独立気泡フォーム、シリコーンゴム、又はポリマーで構成されるのが良く、かかる密封ガスケットは、密封ガスケット302を固定子板304に接着するために一方の面に施された接着剤を有するのが良い。固定子板のうちの1つ304は、図3の静電型変換器214の平面図で示されており、この固定子板は、特に、固定子板304の外向きの面を示している。固定子板304の外向きの面は、内側ハウジングの後側容積部210又は前側容積部212に向いているのが良い。
固定子板304は、タブ部分312及び円形部分314を有するのが良い。タブ部分312は、固定子板304をケーブル組立体104を介して増幅器に電気的に接続するための接点310A,310Bを有するのが良い。ケーブル組立体104の芯線202は、DCバイアス信号及びAC音声信号を伝えるために接点310にはんだ付けされ又は違ったやり方で電気的に接続されるのが良い。固定子板304の円形部分314は、振動板308により生じた音の音響伝達を可能にする1つ又は2つ以上の非めっき貫通穴(スルーホール)306を有するのが良い。固定子板304は、以下に更に説明するように選択的に導電性の表面を作るようエッチングされた銅層を備えたエポキシラミネート、例えばFR4で構成されたプリント回路板であるのが良い。特に、図3に示されている固定子板304の外向きの面は、接点310を除き、非導電性であるのが良い。
固定子板304の振動板に向いた面が図6に詳細に示されており、この振動板に向いた面は、振動板リング402及び振動板308に向いているのが良い。固定子板304の振動板に向いた面は、外側環状導電性部分602及び中央導電性部分604を有するのが良い。固定子板304の振動板に向いた面の残部は、非導電性であるのが良い。接点310Aが例えばケーブル組立体104の芯線202を経て増幅器からのDCバイアス電圧に電気的に接続されるのが良い。接点310Aは又、トレース606Aを介して外側環状導電性部分602に電気的に接続されるのが良い。このようにして、振動板リング402を通り接点310A、トレース606A、及び外側環状導電性部分602を経てDCバイアス電圧を振動板308に供給することができる。
接点310Bが例えばケーブル組立体104の別の芯線202を経て増幅器からのAC音声信号に電気的に接続されるのが良い。接点310Bは又、トレース606Bを介して中央導電性部分604に電気的に接続されるのが良い。中央導電性部分604は、DCバイアス電圧及びAC音声信号の高い電圧に耐えるのに十分な絶縁耐力を有する絶縁誘電体層、例えばドライフィルムはんだマスクで被覆された銅層であるのが良い。幾つかの実施形態では、外側環状導電性部分602を除く固定子板304の振動板に向いた面は、絶縁誘電体層で被覆されるのが良い。絶縁誘電体層は、振動板308が静電型変換器214の動作中に撓んだ場合に振動板308が固定子板304と物理的に接触した場合であっても、振動板308と固定子板304との短絡を阻止することができる。絶縁誘電体層は又、振動板308と固定子板304が物理的に接触した場合でも振動板308に穴が生じるのを阻止することができる。さらに、静電型変換器214の感度は、固定子板304を絶縁誘電体層で被覆することによって加減することができる。特に、誘電体層の誘電率及び/又は厚さは、静電型変換器214の感度を決定することができる。固定子板304に被着された絶縁誘電体層の厚さは、振動板308と固定子板304との間の間隔よりも小さいのが良い。
別の実施形態では、固定子板304の振動板に向いた面は、エレクトレット層、例えばFEP(弗素化エチレンプロピレン)及び/又はPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)で被覆されるのが良い。エレクトレット層は、DCバイアス電圧を振動板308に供給する代わりに、静電型変換器214にバイアスをかけるための表面電荷分布状態を有するのが良い。振動板308は、この実施形態ではDCバイアス電圧に接続されていないが、振動板308は、例えば、抵抗値が大きな抵抗器を介してグラウンドに電気的に接続され、又は差分AC音声信号相互間の抵抗分割器を介して振動板308が差分AC音声信号の中間にバイアスされるのが良い。振動板308は、上述したものと同様に接点310A、トレース606A、外側環状導電性部分602、及び振動板リング402を経て電気的に接続されるのが良い。
理解されるように、固定子板304は、プリント回路板(PCB)であるのが良いので、接点310A,310Bは、PCBの一方の層(例えば、外向きの面)上に存在するのが良く、外側環状導電性部分602及び中央導電性部分604は、PCBの1つ又は2つ以上の層(例えば、振動板に向いた面)上に存在するのが良い。PCBは、他の層、例えばFR4エポキシラミネートで構成されても良い。幾つかの実施形態では、FR4エポキシラミネート層の後側は、ドライフィルムはんだマスクで覆われるのが良い。PCBの層は、当該技術分野において知られているように互いに取り付けられるのが良く且つ/或いは互いに接着されるのが良い。接点310A,310Bと部分602,604との間のそれぞれの電気的接続は、PCB上に施されたトレース606A,606B及びPCBの層相互間の適当なビアを介して達成されるのが良い。したがって、図6は、プリント回路板の層及びビアを明示的に示すことなく、固定子板304の電気的接続部及び形態の単純化された図である固定子板304の描写図である。
図4は、静電型変換器214の立面図であり、図5は、図3の5‐5線に沿って取った静電型変換器214の断面図である。静電型変換器214は、密封ガスケット302A,302B、固定子板304A,304B、振動板リング402A,402B、及び振動板308を有するのが良い。静電型変換器214のコンポーネントの相対厚さが図4及び図5で理解できる。上述したように、振動板308は、音声信号が固定子板304A,304Bに印加されたときに音を発生させるために、固定子板304A,304B相互間に位置決めされるのが良い。振動板308は、接着剤又はエポキシを用いて振動板リング402A,402Bに取り付けられるのが良い。振動板リング402A,402Bは、厚さが0.005インチ(0.127mm)であるのが良く、例えばステンレス鋼で作られるのが良い。振動板リング402A,402Bの各々は、振動板308に張力を加える目的、DCバイアス信号を増幅器から接点310A、トレース606A、及び外側環状導電性部分602を介して振動板308に伝送するための電気接点を作る目的、及び固定子板304A,304Bと振動板308との間に間隔を設ける目的にかなうと言える。
振動板308は、ポリマーフィルム、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)又はPPS(ポリフェニレンスルフィド)で構成されるのが良く、この振動板は、一方又は両方の面上に施された薄い導電性膜を有するのが良い。例えば、振動板308は、厚さが0.00008インチ(0.002032mm)であるのが良く、この振動板の直径は、0.33インチ(8.382mm)であるのが良く、振動板308上の導電性膜は、525Å(オングストローム)であるのが良い。振動板308及び振動板リング402A,402Bの構造体を作るため、エポキシが振動板リング402A,402B上にスクリーン印刷されるのが良い。振動板308の構成材料、例えば、あらかじめ被着された導電性膜を備える張力が加えられた状態のポリマーシートを振動板リング402A,402Bに接触させるのが良い。エポキシを硬化させた後、振動板/振動板リング構造体をポリマーシートから取り外すのが良い。
一実施形態では、静電型イヤホン100は、ハウジング102内で静電型変換器214と同軸状に設けられた高周波静電型変換器(図示せず)を有するのが良い。高周波静電型変換器は、例えば5mm以下の直径を有するのが良く、この高周波静電型変換器は、高い周波数の音を発生させるよう構成されているのが良い。高周波静電型変換器は、上述の静電型変換器214と同様に構成されるのが良い。AC音声信号は、静電型変換器214と高周波静電型変換器に並列に接続されるのが良く、その結果、周波数相互間のクロスオーバーが変換器の各々に関する帯域幅の端の値のところに自然に生じるようになる。変形例として、AC音声信号を供給するクロスオーバー回路を増幅器中に組み込んでも良い。適当な周波数範囲のための別々のAC音声信号をケーブル組立体104を介して変換器の各々に伝送しても良い。
図7は、図1の7‐7線に沿って取った静電型イヤホン100の断面図である。後側イヤピースハウジング206及び前側イヤピースハウジング208を含む外側ハウジングが前側イヤピースハウジング208のノズル106と共に図7に示されている。後側イヤピースハウジング206と前側イヤピースハウジング208は、嵌合肩702,704により互いに嵌合可能である。後側容積部210及び前側容積部212を含む内側ハウジングも又、図7に示されている。前側容積部212は、静電型変換器214により生じた音をノズル106に音響的に伝達することができるノズルインターフェース706を有するのが良い。
静電型イヤホン100の二重絶縁特徴部が図7に見られる。具体的には、静電型変換器214は、内側ハウジング(後側容積部210と前側容積部212とから成る)内に設けられるのが良く、内側ハウジングは、外側ハウジング(後側イヤピースハウジング206と前側イヤピースハウジング208とから成る)内に設けられるのが良い。加うるに、図7で理解できるように、ノズル106は、静電型変換器214に対して第1の角度をなして差し向けられるのが良く、ノズルインターフェース706は、静電型変換器214に対してこれとは異なる第2の角度をなして差し向けられるのが良い。ノズル106及びノズルインターフェース706を互いに異なる角度で差し向けることにより、ノズル106を通って挿入されたプローブ又はその他の異物が静電型変換器214に物理的に接触するのを阻止することができ、しかも電気ショックの可能性を減少させることができる。
図8は、静電型イヤホンシステム800のブロック図である。このシステム800は、静電型イヤホン100及び特に静電型変換器214を含むのが良い。上述したように、静電型変換器214は、図8の単純化された図に示されているように1対の固定子板304及び振動板308を有するのが良い。音声信号増幅器802がAC音声信号を固定子板304に供給することができ、バイアス電圧電源804がDCバイアス電圧を振動板308に供給することができる。増幅器装置850が音声信号増幅器802及びバイアス電圧電源804を有するのが良い。増幅器装置850は、例えばケーブル組立体104を経て静電型イヤホン100と連絡状態にあるのが良い。注目されるべきこととして、図8に示されている静電型イヤホンシステム800は、1つのイヤピースチャネル、即ち、左側又は右側のイヤピースチャネルを示し、他方のイヤピースチャネルは、実質的に同一の構成を有すると共に音声信号増幅器802及びバイアス電圧電源804への接続部を有するのが良い。
大きさが等しく位相が逆のAC音声信号を音声信号増幅器802から固定子板804に印加して固定子板304相互間に位置決めされた振動板308の変位を生じさせるのが良い。振動板308の変位は、音声信号増幅器802からのAC音声信号に従って音を発生させることができる。AC音声信号は、固定子板304にそれぞれ電気的に接続されるのが良い正の極性及び負の極性を有するのが良い。音声信号増幅器802内の高周波切り換え電源がDCバイアス電圧及び増幅器電源レールを作ることができ、その結果、AC音声信号の電圧は、十分であるようになっている。AC音声信号は、最大200Vピークであるのが良く、音声信号増幅器802からのAC音声信号の電流は、500μA RMSに制限されるのが良く、高周波切り換え電源の周波数は、例えば、200kHzであるのが良い。他の適当な電圧、電流、及び周波数を利用することができる。AC音声信号を作ることができると共に/或いは外部オーディオソース、例えばメディアプレーヤ、モバイルホン、スマートホン、ステレオシステム、コンピュータ、タブレット、コンパクトディスクプレーヤ、又は他の装置から得ることができる。外部オーディオソースは、ステレオプラグ、USB接続方式、又は他の適当な接続方式により音声信号増幅器802に接続されるのが良い。AC音声信号増幅器802は、1つ又は2つ以上の音声利得段、高電圧差分利得段、及び/又は高電圧出力段を有するのが良い。
振動板308は、バイアス電圧電源804から供給されるDCバイアス電圧に電気的に接続されるのが良い。DCバイアス電圧は、600Vであるのが良く、バイアス電圧電源804からのDCバイアス電圧の電流は、例えば30μAに制限されているのが良い。他の適当な電圧電流を利用することができる。電圧増倍回路が適当な電源からDCバイアス電圧を生じさせるために用いられるのが良い。幾つかの実施形態では、電源としては、3V DC電源(例えば、2つのアルカリ電池)、4.2Vリチウムイオン電池、USBポート(5V)、壁コンセントに接続された5V DC電源、及び/又は他の電源が挙げられる。電圧増倍回路は、DCバイアス電圧を十分に発生させるために1つ又は2つ以上の高電圧切り換え電源及び/又は他の回路系を含むのが良い。
幾つかの実施形態では、増幅器装置850は、ボディーパック又はベルトパックとして構成されるのが良い。電源は、AC音声信号及びDCバイアス電圧を発生させるために増幅器装置850内に設けられるのが良い。加うるに、外部オーディオソースが増幅器装置850に接続されるのが良い。一実施形態では、増幅器装置850のハウジングは、金属で構成されるのが良く、このハウジングの寸法は、3.5インチ×2.5インチ×1インチ(8.89cm×6.85cm×2.54cm)であるのが良い。増幅器装置850は、アナログオーディオ入力のための3.5mmステレオ入力ジャック、USBレセプタクル、及びDCバイアス電圧及びAC音声信号を伝える6ピン出力ジャックを有するのが良い。ケーブル組立体104は、DCバイアス電圧及びAC音声信号を例えばイヤホン100に伝送するよう6ピン出力ジャックに接続されるのが良い。他の適当な入力及び出力、例えば同軸ディジタルジャック、ミニ光ジャック、光ディジタルジャック、XLR入力、及び他のインターフェースを増幅器装置850に設けることができる。
リスナーを音声信号増幅器802及びバイアス電圧電源804により生じた高電圧から保護するための安全特徴部が増幅器装置850中に設けられるのが良い。具体的に言えば、バイアス電圧電源804は、DCバイアス電圧の短絡電流を制限するために抵抗値の大きな抵抗器回路を有するのが良い。DCバイアス電圧の短絡電流は、例えば20MΩの抵抗値を有する抵抗器回路系を用いて30μA未満に制限されるのが良い。増幅器装置850のハウジングは、増幅器装置850内の回路系に例えばプローブ又は他の異物により直接接近することができないよう構成されているのが良い。さらに、幾つかの実施形態では、音声信号増幅器802及びバイアス電圧電源804の回路系は、適正な接続が静電型イヤホン100に施された場合、例えば、ケーブル組立体104が増幅器装置850中に、例えば6ピン出力ジャック中に適正に挿入された場合にのみアクティブになるのが良い。
音声信号増幅器802から駆動されるAC音声信号は、各々が短絡電流制限特徴部を備えた別々の増幅器回路に内部接続されるのが良い。幾つかの実施形態では、増幅器回路中の出力トランジスタのベース電流は、過剰電流が流れた場合、例えば短絡条件の際、出力検出抵抗器シャットダウン回路(停止回路)を通ってブリードされるのが良い。AC音声信号は、冗長電流制限回路系、例えば、増幅器回路の増幅器レールパストランジスタ中に設けられていて、過剰電流が流れた場合にシャットダウンをトリガする検出抵抗器を更に含むのが良い。AC音声信号の電流は、例えば短絡時に500μA RMS未満に制限されるのが良い。過剰の電流が流れた場合、増幅器回路装置850の電源が切られて再投入されるまで、ラッチが音声信号増幅器802の高周波切り換え電源をシャットダウンするのが良い。
本開示内容は、本技術の真の、意図した、そして公平な範囲及び精神を限定するものではなく、本技術による種々の実施形態をどのように構成して使用するかを説明することを意図している。上述の説明は、網羅的ではなく、或いは、開示した形態そのものに制限されるわけではない。上述の教示に照らして改造又は変形が可能である。実施形態は、説明した技術の原理及びその実用的な用途の最善の説明を提供すると共に当業者が想定した特定の用途に合うように技術を種々の実施形態及び種々の改造例で利用することができるように選択されると共に説明されている。かかる全ての改造例及び変形例は、特許を得るための本願の係属中に補正される場合がある添付の特許請求の範囲の記載に基づいて定められた実施形態及び本発明が公平に、法上、そして均等論上受ける資格のある保護範囲の広さに従って解釈された場合におけるその全ての均等例の範囲内にある。

Claims (20)

  1. イヤホン組立体であって、
    外耳道への音の音響的伝達のためのノズルを有する後部密閉型ハウジングを含み、
    前記ノズルの外部に取り外し可能に取り付けられたスリーブであって、前記外耳道を音響的に密封するためのスリーブを含み
    前記後部密閉型ハウジング内に設けられた静電型変換器を含み、前記静電型変換器は、 導電層を備えた振動板を有し、
    各々が前記振動板のそれぞれの面と接触状態にある1対の振動板リングを有し、前記1対の振動板リングのうちの少なくとも一方は、前記振動板の前記導電層と電気的接触状態にあり、
    1対の固定子板を有し、前記1対の固定子板の各々は、
    DCバイアス電圧及び前記1対の振動板リングのうちの一方と電気的接触状態にある外側環状導電性部分を有し、
    誘電体層を備えた中央導電性部分を有し、前記中央導電性部分は、AC音声信号と電気的接触状態にあり、
    複数個の穴を有し、
    前記1対の固定子板の各々と前記振動板は、前記1対の振動板リングの各々によって離隔され、
    前記振動板は、前記DCバイアス電圧及びAC音声信号が供給されたときに前記音を発生させ、
    前記音は、前記1対の固定子板の各々の前記複数個の穴を通り、そして前記ノズルを通って出力される、イヤホン組立体。
  2. 前記後部密閉型ハウジングは、
    外側ハウジングと、
    前記外側ハウジング内に設けられた内側ハウジングとを有し、
    前記静電型変換器は、前記内側ハウジング内に設けられている、請求項1記載のイヤホン組立体。
  3. 前記内側ハウジングは、音響ポート及び前記音響ポートを覆って設けられた抵抗スクリーンを有する、請求項2記載のイヤホン組立体。
  4. 前記内側ハウジングは、前記ノズルの内部と嵌合するようになったノズルインターフェースを有し、前記ノズルインターフェースは、前記振動板から前記ノズルへの前記音の音響的伝達のためのものであって前記振動板に対して第1の角度をなして位置決めされ、
    前記ノズルは、前記振動板に対して第2の角度をなして位置決めされている、請求項2記載のイヤホン組立体。
  5. 前記静電型変換器は、各々が前記1対の固定子板の各々及び前記後部密閉型ハウジングと接触状態にある1対の密封ガスケットを更に有する、請求項1記載のイヤホン組立体。
  6. 前記ノズルの内部に取り付けられた疎水性の音響ダンパを更に含む、請求項1記載のイヤホン組立体。
  7. 前記1対の固定子板と電気的接触状態にある複数本のリード線を含むケーブル組立体を更に含み、前記複数本のリード線は、前記DCバイアス電圧及び前記AC音声信号を伝送する、請求項1記載のイヤホン組立体。
  8. 前記1対の固定子板は各々、プリント回路板を含む、請求項1記載のイヤホン組立体。
  9. 前記1対の固定子板の各々は、
    前記外側環状導電性部分、前記中央導電性部分、及び前記複数個の穴を有する円形部分と、
    前記DCバイアス電圧及び前記AC音声信号に電気的に接続可能な複数個の接点を有するタブ部分と、
    前記複数個の接点を前記外側環状導電性部分及び前記中央導電性部分に電気的に接続する複数個の導電性トレースとを更に有する、請求項1記載のイヤホン組立体。
  10. 前記後部密閉型ハウジング内の前記静電型変換器と同軸状に設けられた高周波静電型変換器を更に含む、請求項1記載のイヤホン組立体。
  11. イヤホンシステムであって、
    外耳道への音の音響的伝達のためのノズルを有する後部密閉型ハウジングを含み、
    前記ノズルの外部に取り外し可能に取り付けられたスリーブであって、前記外耳道を音響的に密封するためのスリーブを含み
    前記後部密閉型ハウジング内に設けられた静電型変換器を含み、前記静電型変換器は、 導電層を備えた振動板を有し、
    各々が前記振動板のそれぞれの面と接触状態にある1対の振動板リングを有し、前記1対の振動板リングのうちの少なくとも一方は、前記振動板の前記導電層と電気的接触状態にあり、
    1対の固定子板を有し、前記1対の固定子板の各々は、
    DCバイアス電圧及び前記1対の振動板リングのうちの一方と電気的接触状態にある外側環状導電性部分を有し、
    誘電体層を備えた中央導電性部分を有し、前記中央導電性部分は、AC音声信号と電気的接触状態にあり、
    複数個の穴を有し、
    増幅器を含み、前記増幅器は、
    電源から前記DCバイアス電圧を発生させるバイアス電圧供給回路と、
    前記増幅器によって受け取った音声入力信号から前記AC音声信号を発生させる音声信号増幅器回路とを有し、
    前記1対の固定子板の各々と前記振動板は、前記1対の振動板リングの各々によって離隔され、
    前記振動板は、前記DCバイアス電圧及びAC音声信号が供給されたときに前記音を発生させ、
    前記音は、前記1対の固定子板の各々の前記複数個の穴を通り、そして前記ノズルを通って出力される、イヤホンシステム。
  12. 前記後部密閉型ハウジングは、
    外側ハウジングと、
    前記外側ハウジング内に設けられた内側ハウジングとを有し、
    前記静電型変換器は、前記内側ハウジング内に設けられている、請求項11記載のイヤホンシステム。
  13. 前記内側ハウジングは、前記ノズルの内部と嵌合するようになったノズルインターフェースを有し、前記ノズルインターフェースは、前記振動板から前記ノズルへの前記音の音響的伝達のためのものであって前記振動板に対して第1の角度をなして位置決めされ、
    前記ノズルは、前記振動板に対して第2の角度をなして位置決めされている、請求項12記載のイヤホンシステム。
  14. 前記静電型変換器は、各々が前記1対の固定子板の各々及び前記後部密閉型ハウジングと接触状態にある1対の密封ガスケットを更に有する、請求項11記載のイヤホンシステム。
  15. 前記ノズルの内部に取り付けられた疎水性の音響ダンパを更に含む、請求項11記載のイヤホンシステム。
  16. 前記1対の固定子板と電気的接触状態にある複数本のリード線を含むケーブル組立体を更に含み、前記複数本のリード線は、前記バイアス電圧供給回路からの前記DCバイアス電圧及び前記音声信号増幅器回路からの前記AC音声信号を伝送する、請求項11記載のイヤホンシステム。
  17. 前記ケーブル組立体は、前記後部密閉型ハウジングとインターフェースするようになった軟質オーバーモールドを含み、前記軟質オーバーモールドは、ひずみ逃がしのためのものである、請求項16記載のイヤホンシステム。
  18. 前記1対の固定子板の各々は、
    前記外側環状導電性部分、前記中央導電性部分、及び前記複数個の穴を有する円形部分と、
    前記バイアス電圧供給回路からの前記DCバイアス電圧及び前記音声信号増幅器回路からの前記AC音声信号に電気的に接続可能な複数個の接点を有するタブ部分と、
    前記複数個の接点を前記外側環状導電性部分及び前記中央導電性部分に電気的に接続する複数個の導電性トレースとを更に有する、請求項11記載のイヤホンシステム。
  19. 前記電源は、バッテリ、USBポート、又は壁コンセントに接続された電源のうちの1つ又は2つ以上を有する、請求項11記載のイヤホンシステム。
  20. イヤホン組立体であって、
    外耳道への音の音響的伝達のためのノズルを有する後部密閉型ハウジングを含み、
    前記ノズルの外部に取り外し可能に取り付けられたスリーブであって、前記外耳道を音響的に密封するためのスリーブを含み
    前記後部密閉型ハウジング内に設けられた静電型変換器を含み、前記静電型変換器は、 導電層を備えた振動板を有し、
    各々が前記振動板のそれぞれの面と接触状態にある1対の振動板リングを有し、前記1対の振動板リングのうちの少なくとも一方は、前記振動板の前記導電層と電気的接触状態にあり、
    永続的電荷を有するエレクトレット層を備えた1対の固定子板を有し、前記1対の固定子板の各々は、
    前記1対の振動板リングのうちの一方と電気的接触状態にある外側環状導電性部分と、
    AC音声信号と電気的接触状態にある中央導電性部分と、
    複数個の穴とを有し、
    前記1対の固定子板の各々と前記振動板は、前記1対の振動板リングの各々によって離隔され、
    前記振動板は、前記AC音声信号が供給されたときに前記音を発生させ、
    前記音は、前記1対の固定子板の各々の前記複数個の穴を通り、そして前記ノズルを通って出力される、イヤホン組立体。
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