JP6006684B2 - フロー経路変更計算装置 - Google Patents
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Description
フロー選択条件(b):経路変更することによりネットワーク全体の最大リンク使用率が低下する。
なお、ネットワーク制御装置は、抽出したフローとその変更先経路の組み合わせが1つの場合は、その抽出したフローと変更先経路の組み合わせを、その時点のフロー経路変更回数n(n回目の経路変更時)における変更対象となるフローとその変更先経路として決定する。また、ネットワーク制御装置は、抽出したフローとその変更先経路の組み合わせが複数ある場合には、その時点のフロー経路変更回数n(n回目の経路変更時)における変更対象となるフローとその変更先経路との組み合わせをその複数の中からランダムに1つ決定する。
そして、ネットワーク制御装置は、前記したステップS4の処理を再度行い、フロー選択条件(a)、(b)の両方を満たすフローを計算し、経路変更の対象となるフローとその経路が存在するか否かの判定(ステップS5)を行う。
ステップS8において、ネットワーク制御装置は、フロー経路変更回数が各n(n=1,2,…)回での経路変更の対象となるフローとその変更先経路、フロー経路変更回数n(n=1,2,…)に相当する変更順番、最終的に経路変更を終えた経路での最大リンク使用率を出力する。
(選択基準1)(経路変更後の経路長−経路変更前の経路長)が最小となる経路とその経路を通るフローを選択する、
(選択基準2)フロートラヒックが最大のフローとそのフローの変更経路とを選択する、
(選択基準3)経路変更後の各リンクのリンク使用率の最大値が最小となる経路とその経路を通るフローを選択する、
(選択基準4)ランダムにフローとその変更経路を選択する、
を特徴とする請求項2に記載のフロー経路変更計算装置とした。
まず、本発明に係るフロー経路変更計算装置1が実行する処理の概要について、従来技術を適用した場合と比較して説明する。
従来のフロー経路変更の制御手法を用いた、最大リンク使用率を低下させるためのネットワーク制御装置では、前記したように、入力情報として、全てのフローの経路とそのトラヒック量を含むフロー情報を取得した上で(図12のステップS2)、最大リンク使用率を低下させるために経路変更の対象となるフローとその変更先経路を抽出する処理を実行している。一方、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1は、「リンク使用率が所定の閾値(割合)以上となるリンクを通るフロー」のみのフロー情報(一部のフローのフロー情報)を入力情報として取得し、最大リンク使用率を低下させるために経路変更の対象となるフローとその変更経路を抽出する処理を実行する。
そこで、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1は、フローの経路変更処理において、最大リンク使用率を従来の手法に比べより低下させるために、以下に示す技術思想を導入する。
(1)最大リンク使用率となるリンクをできる限り変更しないようにする。
(2)最大リンク使用率を下げるためには、最大リンク使用率となるリンクを変更せざるを得なくなった場合のみ、最大リンク使用率となるリンクの変更を許す。
技術思想(1)についての具体例を、図1を参照し、従来技術(従来のフロー経路変更の制御手法)を適用した場合と比較して説明する。なお、技術思想(2)については、後記する図4,図5において詳細に説明する。
なお、本実施形態においては、説明を簡単にするため、全てのリンクの最大帯域は同じである(例えば、10G)であるとし、最大リンク使用率の大きさを比較するための指標として、リンクトラヒック量を用いる。つまり、「最大リンク使用率は「6.5G」となる。」というように、以下においてリンクトラヒック量の記載のみにより、最大リンク使用率の大きさを表記する。
よって、従来技術による経路変更により低下させた最大リンク使用率(図1(b)の「6.5G」)よりも、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1による経路変更による最大リンク使用率(図1(d)の「6G」)の方がより低くなる。つまり、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1により、従来技術に比べ、最大リンク使用率を低下させることが可能となる。
次に、図2を参照して、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1を含むネットワークシステム1000の構成について説明する。
図2に示すように、ネットワークシステム1000は、複数のノード2、および、各ノード2間を接続することにより通信経路を提供するリンク3により構成される通信ネットワーク4(以下、単に「ネットワーク」という場合がある。)と、各ノード2との間で通信可能に接続されるフロー経路変更計算装置1とを含んで構成される。このフロー経路変更計算装置1は、各ノード2やネットワーク管理装置(不図示)等から、トポロジ情報や、リンク情報、フロー情報等を取得する。そして、フロー経路変更計算装置1は、現時点のネットワーク(通信ネットワーク4)における最大リンク使用率を低下させるため、経路変更の対象となるフローとその変更先経路、フローを経路変更する変更順番、および、最大リンク使用率を計算する。
続いて、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1について説明する。フロー経路変更計算装置1は、入力情報として全てのフローのフロー情報(フロー経路とトラヒック量)を取得するのではなく、一部のフローのフロー情報を取得した上で、ネットワークの最大リンク使用率をより低下させるように、変更対象となるフローとその変更先経路を計算する。このとき、フロー経路変更計算装置1は、最大リンク使用率となるリンクをできる限り変更しないようにし、最大リンク使用率を下げるためには、最大リンク使用率となるリンクを変更せざるを得なくなった場合のみ、最大リンク使用率となるリンクを変更する処理を実行する(前記した技術思想(1),(2))。これにより、フロー経路変更計算装置1は、従来の手法を単に適用する場合に比べ、最大リンク使用率をより低下させることができる。
フロー経路変更計算装置1は、図3に示すように、入力部10と、制御部20と、メモリ部30と、記憶部40と、出力部50とを備えて構成される。
ここで、トポロジ情報100は、各ノード2間の接続関係を示す情報である。
リンク情報200は、各リンクのリンクメトリック、各リンクの最大帯域および各リンクのリンクトラヒック量を含む情報である。リンクメトリックは、各リンクのコスト(距離)を示す情報であり、最短経路を探索する際に参照される。リンクの最大帯域は、各リンクが収容可能な最大の帯域を示す情報である。リンクトラヒック量は、測定時点においてそのリンクを通るトラヒック量である。
フロー情報300には、一部または全部のフローのフロー経路とそのフローのトラヒック量を含む情報が格納される。フロー経路変更計算装置1は、このフロー情報300を、「リンク使用率が所定の閾値(割合)以上となるリンクを通るフロー」、つまり、一部のフローのフロー情報300である入力情報として、ネットワーク管理装置(不図示)等から取得してもよい。また、フロー経路変更計算装置1は、ネットワーク内の全てのフローのフロー情報300をネットワーク管理装置(不図示)等から取得した上で、後記する制御部20(最大リンク使用率計算部22)が、「リンク使用率が所定の閾値(割合)以上となるリンクを通るフロー」のフロー情報300を抽出して処理するようにしてもよい。
なお、この入力部10は、通信回線を介して情報の送受信を行う通信インタフェースと、図示を省略したキーボード等の入力手段から情報の入力を行う入力インタフェースとから構成される。
なお、最大リンク使用率計算部22が計算処理に利用するフロー情報300は、予めネットワーク管理装置(不図示)等から、「リンク使用率が所定の閾値(割合)以上となるリンクを通るフロー」、つまり、一部のフローのフロー情報300を入力情報として取得し記憶部40に記憶していた場合には、その一部のフローのフロー情報300をそのまま利用する。また、全てのフローのフロー情報300が記憶部40に記憶されている場合には、最大リンク使用率計算部22が、各リンクのリンク使用率を、リンク情報200のリンクの最大帯域とリンクトラヒック量に基づき計算し、「リンク使用率が所定の閾値(割合)以上となるリンクを通るフロー」のみのフロー情報を、記憶部40に記憶された全てのフローのフロー情報300の中から抽出して利用する。
フロー選択条件(B):経路変更により最大リンク使用率となるリンクを変更しない。
なお、この出力部50は、通信回線を介して情報の送受信を行う通信インタフェースと、図示を省略したモニタ等の出力手段への情報の出力を行う出力インタフェースとから構成される。
次に、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1の処理の流れについて図4および図5を参照して説明する(適宜図3参照)。
図4および図5は、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1の処理の流れを示すフローチャートである。なお、フロー経路変更計算装置1の記憶部40(図3参照)には、入力部10を介して、通信ネットワーク4(図2参照)内のノード2や、ネットワーク管理装置(不図示)等から、トポロジ情報100、リンク情報200およびフロー情報300が入力情報として入力され、入力情報処理部21の処理により、記憶部40内に記憶されているものとする。また、ここでフロー情報300には、全てのフローのフロー情報300ではなく、「リンク使用率が所定の閾値(割合)以上となるリンクを通るフロー」、つまり、一部のフローのフロー情報300が記憶されているものとして説明する。
なお、このフロー経路変更回数nは、フロー経路変更計算装置1が処理結果として出力する変更順番を示すものであり、n=1のときが1回目の経路変更、n=2のときが2回目の経路変更等となる。そして、最大リンク使用率計算部22が、後記するステップS16において決定した変更対象となるフローとその変更先経路についての情報に対応付けて、このフロー経路変更回数nの情報が記憶される。
なお、最大リンク使用率計算部22は、計算した最大リンク使用率(および最大リンク使用率となるリンク)の情報を、その時点のフロー経路変更回数nの情報に対応付けて、メモリ部30(図3参照)に記憶しておく。また、最大リンク使用率計算部22は、最大リンク使用率を計算する過程で算出した、各リンクのリンク使用率についても、メモリ部30に記憶しておくようにしてもよい。
なお、最大リンク使用率計算部22は、抽出したフローとその変更先経路の組み合わせが1つの場合は、その抽出したフローと変更先経路の組み合わせを、その時点のフロー経路変更回数n(n回目の経路変更時)における変更対象となるフローとその変更先経路として決定する。また、最大リンク使用率計算部22は、抽出したフローとその変更先経路の組み合わせが複数ある場合には、その時点のフロー経路変更回数n(n回目の経路変更時)における変更対象となるフローとその変更先経路との組み合わせをその複数の中からランダムに1つ決定する。
また、最大リンク使用率計算部22は、ステップS16において決定したフローとその変更先経路の情報を、その時点のフロー経路変更回数nの情報に対応付けて、メモリ部30(図3参照)に記憶しておく。
なお、最大リンク使用率計算部22は、(再)計算した最大リンク使用率(および最大リンク使用率となるリンク)の情報を、その時点のフロー経路変更回数nの情報に対応付けて、メモリ部30(図3参照)に記憶しておく。これにより、メモリ部30では、最大リンク使用率(および最大リンク使用率となるリンク)の情報が上書きされて更新される。また、最大リンク使用率計算部22は、最大リンク使用率を(再)計算する過程で算出した、各リンクのリンク使用率についても、メモリ部30に記憶された情報を更新して記憶しておくようにしてもよい。
そして、最大リンク使用率計算部22は、前記したステップS13の処理を再度行い、フロー選択条件(A)、(B)の両方を満たすフローを計算し、経路変更の対象となるフローとその経路が存在するか否かの判定(ステップS14)を行う。
ステップS19において、出力情報処理部23(図3参照)は、フロー経路変更回数が各n(n=1,2,…)回での経路変更の対象となるフローとその変更先経路、フロー経路変更回数n(n=1,2,…)に相当する変更順番、最終的に経路変更を終えた経路での最大リンク使用率を、メモリ部30(図3)を参照して出力する。また、出力情報処理部23は、ステップS12において最大リンク使用率計算部22が最大リンク使用率を計算する過程で算出した各リンクのリンク使用率がメモリ部30に記憶されている場合には、その情報を同時に出力するようにしてもよい。
また、フロー経路変更計算装置1は、変更対象となるフローとその変更先経路に対応付けて、変更順番をフロー経路変更回数として出力することができる。よって、フロー経路変更計算装置が出力した変更順番に基づき、実際にフローの経路を変更する際に、MakeBeforeBreakによりフロートラヒックを無瞬断とすることができる。
次に、本実施形態の変形例に係るフロー経路変更計算装置1aについて、図6〜図11を参照して説明する。
本実施形態の変形例に係るフロー経路変更計算装置1aは、図3に示したフロー経路変更計算装置1の構成および作用効果を備えた上で、さらに、処理負荷を低減させ計算時間を短縮するために、ネットワークの設定条件に関するパラメータを導入する。また、図4のステップS16において、経路変更により最大リンク使用率が最小値となるフローとその変更先経路の組み合わせが複数存在する場合における、変更対象となるフローおよびその変更先経路の選択基準を導入する。これにより、最大リンク使用率が最小値となる複数のフローおよび変更先経路の組み合わせの中からランダムに選択するのではなく、この選択基準に基づいて変更対象となるフローおよび変更先経路の組み合わせを選択することができるため、最大リンク使用率をより適切な値に低下させることができる。
図6は、本実施形態の変形例に係るフロー経路変更計算装置1aの構成例を示す機能ブロック図である。図3に示したフロー経路変更計算装置1との違いは、最大リンク使用率計算部22の中に、パラメータ設定部221およびフロー/経路選択部222を備えていること、さらに、記憶部40の中に、パラメータ情報600およびフロー/経路選択基準情報700が記憶されていることである。なお、図3に示した各部と同一の機能を備える構成については、同一の名称と符号を付し、詳細な説明を省略する。
パラメータ情報600は、不図示のネットワーク管理装置等を介して予めフロー経路変更計算装置1aに記憶される情報である。フロー経路変更計算装置1aは、ネットワークの設定条件に関するパラメータを導入することにより、処理負荷を低減させて計算時間を短縮させる。
・L:フロー経路変更回数nの上限値
・M:最大リンク使用率の下限値
・S:経路変更可能なフローの帯域(トラヒック量)下限値
・α:変更先経路の制約パラメータ(経路メトリック長の制限)
フロー/経路選択部222は、最大リンク使用率計算部22が、最大リンク使用率となるリンクを通るフローの中で、経路変更により最大リンク使用率が最小値となるフローとその変更先経路の組み合わせが複数存在した場合に、その複数のフローの中から、経路変更の対象となるフローとその変更先経路を、記憶部40に記憶されたフロー/経路選択基準情報700に基づき選択する。なお、本実施形態に係るフロー経路変更計算装置1においては、図4のステップS16において、経路変更により最大リンク使用率が最小値となるフローとその変更先経路の組み合わせが複数存在した場合には、ランダムに経路変更の対象となるフローとその変更先経路を決定するものとしているが、変形例に係るフロー経路変更計算装置1aにおいては、フロー/経路選択基準情報700に基づき、経路変更の対象となるフローとその変更先経路を決定することより、最大リンク使用率をより低下することが可能となる。
〔選択基準2〕フロートラヒックが最大のフローとそのフローの変更経路とを選択する。
〔選択基準3〕経路変更後の各リンクのリンク使用率の最大値が最小となる経路とその経路と通るフローを選択する。
〔選択基準4〕ランダムにフローとその変更経路を選択する。
図7に示すように、フロー「1」(フロートラヒック:300M)、フロー「2」(フロートラヒック:200M)、フロー「3」(フロートラヒック:250M)の3本のフローが、経路変更により最大リンク使用率が最小値となるフローとして存在する。
まず、フロー/経路選択部222は、〔選択基準1〕を適用し、(経路変更後の経路長−経路変更前の経路長)が最小となる経路として、フロー「2」,「3」が選択される。次に、フロー/経路選択部222は、〔選択基準2〕を適用し、フロートラヒックがより大きいフロー「3」の経路候補「3−1」が変更先経路として選ばれる。
図8に示すように、フロー「1」(フロートラヒック:300M)、フロー「2」(フロートラヒック:200M)の2本のフローが、経路変更により最大リンク使用率が最小値となるフローとして存在する。
まず、フロー/経路選択部222は、〔選択基準1〕を適用し、(経路変更後の経路長−経路変更前の経路長)が最小となる経路として、フロー「1」,「2」が選択される。次に、フロー/経路選択部222は、〔選択基準2〕を適用し、フロートラヒックがより大きいフロー「1」が選択される。ここで、フロー「1」には、経路候補「1−1」と経路候補「1−2」の2つの経路候補が存在するため、フロー/経路選択部222は、〔選択基準3〕を適用し、経路変更後の各リンクのリンク使用率の最大値(経路候補「1−1」=350M,経路候補「1−2」=400M)が最小となる経路として、フロー「1」の経路候補「1−1」が変更先経路として選ばれる。
図9に示すように、フロー「1」(フロートラヒック:200M)、フロー「2」(フロートラヒック:200M)の2本のフローが、経路変更により最大リンク使用率が最小値となるフローとして存在する。
まず、フロー/経路選択部222は、〔選択基準1〕を適用し、(経路変更後の経路長−経路変更前の経路長)が最小となる経路として、フロー「1」,「2」が選択される。次に、フロー/経路選択部222は、〔選択基準2〕を適用し、フロートラヒックが等しいためフロー「1」,「2」の両方が選択される。続いて、フロー/経路選択部222は、〔選択基準3〕を適用し、経路変更後の各リンクのリンク使用率の最大値(経路候補「1−1」=350M,経路候補「1−2」=400M、経路候補「2−1」=300M,経路候補「2−2」=250M)が最小となる経路として、フロー「2」の経路候補「2−2」が変更先経路として選ばれる。
次に、本実施形態の変形例に係るフロー経路変更計算装置1aの処理の流れについて図10および図11を参照して説明する(適宜図6参照)。
図10および図11は、本実施形態の変形例に係るフロー経路変更計算装置1aの処理の流れを示すフローチャートである。なお、フロー経路変更計算装置1aの記憶部40(図6参照)には、入力部10を介して、通信ネットワーク4(図2参照)内のノード2や、ネットワーク管理装置(不図示)等から、トポロジ情報100、リンク情報200およびフロー情報300が入力情報として入力され、入力情報処理部21の処理により、記憶部40内に記憶されているものとする。また、ここでフロー情報300には、全てのフローのフロー情報300ではなく、「リンク使用率が所定の閾値(割合)以上となるリンクを通るフロー」、つまり、一部のフローのフロー情報300が記憶されているものとして説明する。
また、ここでは、図6に示す記憶部40内のパラメータ情報600として、「L:フロー経路変更回数nの上限値」、「M:最大リンク使用率の下限値」、「S:経路変更可能なフローの帯域下限値」、および、「α:変更先経路の制約パラメータ(経路メトリック長の制限)」の4つのパラメータが記憶されており、最大リンク使用率計算部22は、パラメータ設定部221の処理により、この4つのパラメータすべてを用いて、最大リンク使用率を低減するための処理を実行するものとする。さらに、記憶部40内のフロー/経路選択基準情報700として、前記した〔選択基準1〕〜〔選択基準4〕が記憶されているものとする。
なお、最大リンク使用率計算部22は、計算した最大リンク使用率(および最大リンク使用率となるリンク)の情報を、その時点のフロー経路変更回数nの情報に対応付けて、メモリ部30(図6参照)に記憶しておく。また、最大リンク使用率計算部22は、最大リンク使用率を計算する過程で算出した、各リンクのリンク使用率についても、メモリ部30に記憶しておくようにしてもよい。
ここで、抽出したフローと変更先経路の組み合わせが複数ある場合には、最大リンク使用率計算部22は、フロー/経路選択部222の処理により、フロー/経路選択基準情報700(図6)を参照し、〔選択基準1〕〜〔選択基準4〕を順に適用することにより、変更するフローとその変更先経路とを決定する。
なお、最大リンク使用率計算部22は、ステップS28において決定したフローとその変更先経路の情報を、その時点のフロー経路変更回数nの情報に対応付けて、メモリ部30(図3参照)に記憶しておく。
なお、最大リンク使用率計算部22は、(再)計算した最大リンク使用率(および最大リンク使用率となるリンク)の情報を、その時点のフロー経路変更回数nの情報に対応付けて、メモリ部30(図6参照)に記憶しておく。これにより、メモリ部30では、最大リンク使用率(および最大リンク使用率となるリンク)の情報が上書きされて更新される。また、最大リンク使用率計算部22は、最大リンク使用率を(再)計算する過程で算出した、各リンクのリンク使用率についても、メモリ部30に記憶された情報を更新して記憶しておくようにしてもよい。
続いて、最大リンク使用率計算部22は、前記したステップS23〜S26までの処理を再び行う。
ステップS31において、出力情報処理部23(図6参照)は、フロー経路変更回数が各n(n=1,2,…)回での経路変更の対象となるフローとその変更先経路、フロー経路変更回数n(n=1,2,…)に相当する変更順番、最終的に経路変更を終えた経路での最大リンク使用率をメモリ部30(図6)を参照して出力する。また、出力情報処理部23は、ステップS22において最大リンク使用率計算部22が最大リンク使用率を計算する過程で算出した各リンクのリンク使用率がメモリ部30に記憶されている場合には、その情報を同時に出力するようにしてもよい。
2 ノード
3 リンク
4 通信ネットワーク
10 入力部
20 制御部
21 入力情報処理部
22 最大リンク使用率計算部
23 出力情報処理部
30 メモリ部
40 記憶部
50 出力部
100 トポロジ情報
200 リンク情報
221 パラメータ設定部
222 フロー/経路選択部
300 フロー情報
400 フローの経路変更後のリンク情報
500 経路変更後のフロー情報
600 パラメータ情報
700 フロー/経路選択基準情報
1000 ネットワークシステム
Claims (5)
- 複数のノードと前記複数のノード間を接続する複数のリンクとを備えるネットワーク内を流れるフローのうち、変更対象のフローに対する変更先経路を演算するフロー経路変更計算装置であって、
前記フロー経路変更計算装置は、記憶部と、最大リンク使用率計算部と、出力情報処理部と、を備え、
前記記憶部には、(1)前記ノード間の接続関係を示すトポロジ情報、(2)前記リンクを経由する際のコストを示すリンクメトリック、各リンクの最大帯域および各リンクのリンクトラヒック量を含むリンク情報、および、(3)リンク使用率が所定の閾値以上となるリンクを通る前記フローのフロー経路とそのトラヒック量を含むフロー情報、が記憶され、
前記最大リンク使用率計算部は、
前記各リンクの最大帯域および前記各リンクのリンクトラヒック量に基づき、前記ネットワーク内の各リンクの前記リンク使用率を計算して、最大リンク使用率および当該最大リンク使用率となるリンクを取得し、
当該取得した最大リンク使用率となるリンクを通るフローの中で、次の(条件A)および(条件B)
(条件A)当該最大リンク使用率となるリンクを通らない、
(条件B)経路変更により最大リンク使用率となるリンクを変更しない、
を満たすフローの最短経路と、当該最短経路に変更した場合の最大リンク使用率を計算し、当該最大リンク使用率が最小値となるフローを変更対象のフローとし、当該変更対象のフローとその変更先経路との組み合わせを決定し、
当該計算した最大リンク使用率となるリンクを通るフローの中で、前記変更対象のフローとして決定したフロー以外のフローに対し、前記(条件A)および(条件B)を満たし、前記計算した最大リンク使用率が最小値となる変更対象のフローとその変更先経路との組み合わせの決定処理を、前記(条件A)および(条件B)を満たす前記フローとその変更先経路の組み合わせが存在しなくなるまで繰り返し、
前記出力情報処理部は、前記決定された変更対象のフローとその変更先経路、および、前記計算した最大リンク使用率を出力すること
を特徴とするフロー経路変更計算装置。 - 前記最大リンク使用率計算部は、
前記(条件A)および(条件B)を満たす前記フローとその変更先経路の組み合わせが存在しない場合に、次の(条件a)および(条件b)
(条件a)当該最大リンク使用率となるリンクを通らない、
(条件b)経路変更により前記ネットワーク全体の最大リンク使用率が低下する、
を満たすフローの最短経路と、当該最短経路に変更した場合の最大リンク使用率を計算し、当該最大リンク使用率が最小値となる変更対象のフローとその変更先経路との組み合わせを決定し、
当該計算した最大リンク使用率となるリンクを通るフローの中で、前記変更対象のフローとして決定したフロー以外のフローに対し、前記(条件a)および(条件b)を満たし、前記計算した最大リンク使用率が最小値となる変更対象のフローとその変更先経路の組み合わせの決定処理を、前記(条件a)および(条件b)を満たす前記フローとその変更先経路との組み合わせが存在しなくなるまで繰り返すこと
を特徴とする請求項1に記載のフロー経路変更計算装置。 - 前記最大リンク使用率計算部は、
前記変更対象のフローとその変更先経路の組み合わせを決定する度に、当該組み合わせに対応付けてその決定順で示される前記フローの変更順番をフロー経路変更回数として前記記憶部に記憶し、
前記出力情報処理部は、前記決定された変更対象のフローとその変更先経路の組み合わせを、前記フロー経路変更回数に対応付けて出力すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のフロー経路変更計算装置。 - 前記記憶部には、さらに、前記変更対象のフローおよびその変更先経路を決定する計算を実行する際に計算負荷を低減するためのパラメータ情報として、前記フロー経路変更回数の上限値、前記最大リンク使用率の下限値、経路変更の対象となるフローの帯域下限値、変更先経路の経路メトリック長に関する制約パラメータの少なくとも1つが記憶されており、
前記最大リンク使用率計算部は、
前記パラメータ情報の少なくとも1つを設定して、前記変更対象のフローおよびその変更先経路を計算すること
を特徴とする請求項3に記載のフロー経路変更計算装置。 - 前記最大リンク使用率計算部は、
前記最大リンク使用率となるリンクを通るフローの中で、前記(条件A)および(条件B)、または、前記(条件a)および(条件b)を満たし、経路変更により前記最大リンク使用率が最小値となる変更対象のフローとその変更先経路の組み合わせが複数存在した場合に、以下の選択基準1〜4を順に適応して、前記変更対象のフローとその変更先経路とを決定すること
(選択基準1)(経路変更後の経路長−経路変更前の経路長)が最小となる経路とその経路を通るフローを選択する、
(選択基準2)フロートラヒックが最大のフローとそのフローの変更経路とを選択する、
(選択基準3)経路変更後の各リンクのリンク使用率の最大値が最小となる経路とその経路を通るフローを選択する、
(選択基準4)ランダムにフローとその変更経路を選択する、
を特徴とする請求項2に記載のフロー経路変更計算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013138297A JP6006684B2 (ja) | 2013-07-01 | 2013-07-01 | フロー経路変更計算装置 |
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