JP6006358B2 - 同一チャネルネットワークにおけるセル間干渉回避のためのシステム及び方法 - Google Patents

同一チャネルネットワークにおけるセル間干渉回避のためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

[0002]本発明は、一般に、ワイヤレス通信技術に関する。より詳細には、本発明は、マクロセルとフェムトセルの間のセル間干渉回避(inter−cell interference avoidance)に関する。
[関連出願の相互参照]
[0001]本特許出願は、2010年3月29日に出願された、米国特許仮出願第61/318,694号の利益を主張する。この特許仮出願の全内容は、参照により明示的に本明細書に組み込まれる。
[0003]セルラネットワークは、同一チャネルフェムトセルネットワークなど、小さなネットワークを配備して、マクロセルのスペクトルリソースを再利用することができる。例えば、ネットワークは、マクロセル基地局(mBS)及び対応するマクロセル移動局(mMS)ばかりでなく、フェムトセル基地局(fBS)及び対応するフェムトセル移動局(fMS)も含むことができる。マクロセル移動局は、ユーザ機器(UE)とも呼ばれ、一方、マクロセル基地局は、進化型ノードB(eNB)とも呼ばれる。フェムトセル移動局は、同じくフェムトセルユーザ機器(FUE)と呼ばれ、一方、フェムトセル基地局は、ホーム進化型ノードB(HeNB)とも呼ばれる。名前によって示唆されるように、フェムトセルは、一般に、マクロセルよりも著しく小さい。
[0004]同一チャネルフェムトセルネットワークの場合、アクセス制御に関して2つの主要な選択肢が存在する。第1の選択肢は、オープンアクセス(open access)フェムトセルであり、任意のマクロセル移動局が参加することを可能にする。したがって、オープンアクセスフェムトセルでは、フェムトセルの基地局の範囲内の移動局はどれもフェムトセルに参加できるので、同一チャネル干渉(co−channel interference)を軽減することができる。しかし、オープンアクセスフェムトセルの場合、移動局の数が相対的に多いと、負担がかかることがあり、フェムトセルユーザ当たり利用可能な平均帯域幅が悪化する。そこで、別の選択肢となるのが、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)フェムトセルであり、これには、許可された移動局だけが参加することができる。したがって、CSGフェムトセルは、そのユーザのための帯域幅を維持するが、付近のマクロ移動局がCSGから除外されることがあるので、これらの付近の移動局からの深刻な干渉が生じることがある。対照的に、オープンアクセスの場合は、そのような付近の移動局は、フェムトセルに簡単に参加することができる。こうした理由で、オープンアクセスモードは、一般に、より良いシステム全体のスループット及びカバレージをもたらし、一方、CSGフェムトセルは、より大きな容量利得を有する。しかし、オープンアクセス動作は、プライバシ問題を引き起こし、フェムトセル所有者のバックホールに負担をかける。したがって、CSG動作によって引き起こされる同一チャネル干渉(CCI)は、それさえなければオープンアクセス動作の望ましい代替となる動作が抱える問題である。
[0005]CSGフェムトセルの付近にマクロセル移動局が存在する場合、2つの有力なCCIシナリオが発生する。第1のCCIシナリオは、フェムトセル基地局(HeNB)のダウンリンク送信が、マクロセル基地局からHeNBの付近のマクロセル移動局へのダウンリンク送信に干渉する場合に生じる。同様に、第2のCCIシナリオは、マクロセル移動局のアップリンク送信が、付近のフェムトセル内でのアップリンク送信に干渉する場合に生じる。深刻なCCIは、アップリンクの最中のフェムトセル及び/又はダウンリンクの最中のマクロセルにおいて、機能停止をもたらすことがあるので、CCIを検出し、防止すべきである。
[0006]CSGタイプのフェムトセルネットワークにおけるCCIを緩和するために、いくつかのセル間干渉回避(ICIA)技法が提案されているが、それらはすべて、何らかの問題点を有する。例えば、3GPP技法の多くが、マクロセルとフェムトセルの間で情報を交換して、それらの間でスペクトルリソースの割り当てを調整するために、専用X2インタフェースを使用する。しかし、X2インタフェースは、3GPPの現行リリースでは、マクロセル基地局でのみ利用可能であり、フェムトセル基地局では利用可能でない。さらに、そのようなX2インタフェースが利用可能であったとしても、実施には多くのコストがかかる。別の手法は、フェムトセルのごく近くに存在するマクロセル移動局に依存して、マクロセル基地局とフェムトセル基地局の間で調整メッセージを中継する。この手法は、X2インタフェースは必要としないものの、余計なシグナリングオーバヘッドを必要とし、したがって、通信リソースのアベイラビリティを低下させる。また別の手法は、フェムトセルの近くに存在するマクロセル移動局によって使用される、専用コンポーネントキャリアを使用する。この手法の問題点は、干渉UEがフェムトセルの近くに存在するかどうかに関係なく、コンポーネントキャリアが使用されることである。したがって、X2などのいかなるインタフェースの使用も必要とせず、メッセージングオーバヘッドをもたらさず、又は専用コンポーネントキャリアの使用を必要とせずに、通信リソースの効率的な利用を可能にする、コスト効率に優れた分散ICIA手法が必要とされている。
[0007]UE及びHeNBにおけるスペクトルの正確なセンシングに依存することによって、またマクロセルのダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)スケジューリング決定のカップリング(coupling)を考慮することによって、スペクトルリソースを割り当てるフェムトセルネットワークのための、ICIA技法のためのシステム及び方法が提供される。マクロセル側では、eNBに接続されたUEは、DLスペクトルをセンスし、付近に何らかの干渉フェムトセルが存在しないかどうかを検出する。何らかの干渉フェムトセルが存在する場合、eNBは、UEによって利用されるDLスペクトルリソースを適切に再スケジュールする。マクロセルのDL及びULスケジューリング決定の間のカップリングのため、eNBは、再スケジュールされたDLスペクトルに基づいて、UEのためのULスペクトルリソースも再スケジュールする。
[0008]UEのためのDL/ULスペクトルリソースが再スケジュールされた後、HeNBは、HeNBに接続されたFUEからのULスペクトルをセンスし、付近に何らかの干渉UEが存在しないかどうかを検出する。何らかの干渉UEが存在する場合、HeNBは、これらのUEによって利用されるULスペクトルリソースを、FUEによる使用から解放し、スペクトルリソースの使用についての優先権を、マクロセルのUEとeNBに与える。HeNBは、マクロセルのDL及びULスケジューリング決定の間のカップリングについての知識に基づいて、UEによって使用されるDLスペクトルリソースの知識も獲得する。その後、HeNBは、UEによって使用されるこれらのDLスペクトルリソースの使用を回避するように、FUEのためのDLスペクトルリソースを再スケジュールする。
[0009]本開示の1つ又は複数の実施形態によれば、DLリソースとULリソースを共用する第1のセルラネットワークと第2のセルラネットワークの間の干渉回避のための方法が開示される。方法は、第1のセルラネットワークの移動局において、スペクトルDL干渉をセンスするステップを含む。方法は、第1のセルラネットワークの移動局のためのUL及びDLスペクトルリソースを再スケジュールして、干渉に対処するステップも含む。方法は、第1のセルラネットワークの移動局のためのULリソースの再スケジューリングの結果としての、第2のセルラネットワークの基地局における、UL干渉の変化をセンスするステップをさらに含む。方法は、第2のセルラネットワークの移動局のためのUL及びDLスペクトルリソースを再スケジュールして、UL干渉の変化に対処するステップも含む。
[0010]本開示の1つ又は複数の実施形態によれば、セル間干渉回避のための装置が開示される。装置は、DL干渉を検出するために使用される、第1のセルラネットワークのDLスペクトルセンシングモジュールを含む。装置は、第1のセルラネットワークの再スケジューラモジュールも含む。再スケジューラモジュールは、第1のセルラネットワークのUL及びDLスペクトルリソースを再スケジュールして、干渉に対処するために使用される。装置は、第2のセルラネットワークのULスペクトルセンシングモジュールをさらに含む。ULスペクトルセンシングモジュールは、第1のセルラネットワークのためのULリソースの再スケジューリングの結果としての、UL干渉の変化を検出するために使用される。装置は、第2のセルラネットワークのUL及びDLスペクトルリソースを再スケジュールして、干渉に対処するために使用される、第2のセルラネットワークの再スケジューラモジュールをさらに含む。
[0011]本開示の1つ又は複数の実施形態によれば、セル間干渉回避のための装置が開示される。装置は、第2のセルラネットワークからのUL干渉の変化を検出するために使用される、第1のセルラネットワークのULスペクトルセンシングモジュールを含む。装置は、第1のセルラネットワークの再スケジューラモジュールも含む。再スケジューラモジュールは、第2のセルラネットワークから干渉を受けているとしてセンスされた、第1のセルラネットワークのULリソースの使用を回避するように、第1のセルラネットワークのULスペクトルリソースを再スケジュールするために使用される。再スケジューラモジュールは、第2のセルラネットワークから干渉を受けることが予想される、第1のセルラネットワークのDLリソースを決定するためにも使用される。再スケジューラモジュールは、第2のセルラネットワークから干渉を受けることが予想される、第1のセルラネットワークのDLリソースの使用を回避するように、第1のセルラネットワークのDLリソースを再スケジュールするためにさらに使用される。
[0012]本開示の1つ又は複数の実施形態によればプロセッサによって実行される非一時的な命令を含む機械可読媒体が開示される。命令は、プロセッサによって実行されて、第1のセルラネットワークのULの間のスペクトルをセンスして、第2のセルラネットワークから干渉を受ける、第1のセルラネットワークのULリソースの変化を検出する。命令はまた、プロセッサによって実行されて、第2のセルラネットワークから干渉を受けているとしてセンスされた、第1のセルラネットワークのULリソースの使用を回避するように、第1のセルラネットワークのULリソースを再スケジュールする。命令はさらに、プロセッサによって実行されて、第2のセルラネットワークから干渉を受けることが予想される、第1のセルラネットワークのDLリソースを決定する。命令はさらに、プロセッサによって実行されて、第2のセルラネットワークから干渉を受けることが予想される、第1のセルラネットワークのDLリソースの使用を回避するように、第1のセルラネットワークのDLリソースを再スケジュールする。
本開示の1つ又は複数の実施形態による、マクロセル基地局からフェムトセルの付近のマクロセル移動局へのDL送信に干渉する、同一チャネルフェムトセルを示す図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、フェムトセル移動局からマクロセル移動局の付近のフェムトセル基地局へのUL送信に干渉する、マクロセル移動局を示す図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、フェムトセルからの干渉に遭遇するマクロセル移動局によって使用される、DL/ULスペクトルリソースを再スケジュールするための、マクロセルにおけるICIA方法のフローチャートである。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、フェムトセルがマクロセル移動局からの干渉に遭遇した場合にフェムトセル移動局によって使用される、DL/ULスペクトルリソースを再スケジュールするための、フェムトセルにおけるICIA方法のフローチャートである。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のキャリアアグリゲーション(carrier aggregation)手法を使用する前の、図1及び図2のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するコンポーネントキャリアの割り当てを示す図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のキャリアアグリゲーション手法を使用した後の、図1及び図2のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するコンポーネントキャリアの割り当てを示す図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のリソースパーティショニング(resource partitioning)手法を使用する前の、図1のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するDLリソースブロックの割り当てを示す図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のリソースパーティショニング手法を使用する前の、図1のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するULリソースブロックの割り当てを示す図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のリソースパーティショニング手法を使用した後の、図1のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するDLリソースブロックの割り当てを示す図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のリソースパーティショニング手法を使用した後の、図1のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するULリソースブロックの割り当てを示す図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法を実施するための、マクロセル基地局及びマクロセル移動局のブロック図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法を実施するための、フェムトセル基地局及びフェムトセル移動局のブロック図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法を実施する、マクロセル移動局、マクロセル基地局、フェムトセル基地局、及びフェムトセル移動局で行われる、メッセージ交換及びアクションについてのタイミング図である。
[0026]上で説明したダウンリンク干渉シナリオは、図1を参照することで、より良く理解することができよう。マクロセル2は、マクロセル基地局(eNB)と、3つの対応するマクロセル移動局(UE−1、UE−2、UE−3)とを含む。マクロセル2内では、2つのCSGタイプのフェムトセル1及び9が、同一チャネル干渉(CCI)を導入する。フェムトセル1は、フェムトセル基地局(HeNB−A)と、対応するフェムトセル移動局(FUE−A)とを含む。同様に、フェムトセル9は、フェムトセル基地局(HeNB−B)と、対応するフェムトセル移動局(FUE−B)とを含む。図1では、干渉ダウンリンク送信は、破線矢印によって表され、一方、所望ダウンリンク送信は、実線矢印によって表される。それに関して、マクロセル移動局UE−3は、フェムトセル9に相対的に近く、一方、マクロセル移動局UE−1及びUE−2は、フェムトセル1に相対的に近いことに留意されたい。これらのCSGタイプのフェムトセルは、閉じられているので、これらのUEは、付近のフェムトセル基地局からの同一チャネル干渉をこうむる。特に、フェムトセル9内のHeNB−Bからのダウンリンク送信は、eNBからUE−3へのダウンリンク送信に干渉する。同様に、フェムトセル1内のHeNB−Aからのダウンリンク送信は、eNBからUE−1及びUE−2へのダウンリンク送信に干渉する。対照的に、フェムトセル9がオープンアクセスである場合、UE−3は、このフェムトセルに簡単に参加することができ、この同一チャネル干渉を回避することができる。同様に、フェムトセル1がオープンアクセスである場合、UE−1及びUE−2は、参加することができ、やはりこの同一チャネル干渉を回避することができる。
[0027]図2では、同じマクロセル及びフェムトセルを使用して、アップリンク同一チャネル干渉シナリオを説明する。UE−3は、フェムトセル9に相対的に近いので、UE−3からのアップリンク送信は、フェムトセル9のHeNB−Bへのアップリンク送信に干渉する。同様に、UE−1及びUE−2からのアップリンク送信は、フェムトセル1のHeNB−Aへのアップリンク送信に干渉する。したがって、UL及びDLのどちらの場合も、同一チャネル干渉を引き起こすエンティティは、フェムトセルの付近に存在するマクロセル移動局であることを観察することができる。本明細書でさらに説明するように、マクロセルUEとフェムトセル基地局の間のこれらの干渉は、DL及びULの間にマクロセルUEによって使用されるスペクトルをセンスすることによって、有利に回避することができる。そのようなスペクトルセンシングは、DLの間のマクロセルUEと、ULの間のフェムトセル基地局とによって別々に、分散方式で実行することができる。
[0028]再び図1を参照すると、UE−1及びUE−2は、HeNB−Aからのダウンリンク干渉をセンスすることができ、一方、UE−3は、HeNB−Bからのダウンリンク干渉をセンスすることができる。例えば、これらのマクロセル移動局のどれかが、熱雑音を上回る何らかの閾値電力レベルにあるダウンリンク干渉を検出した場合、検出したマクロセル移動局は、自らが干渉フェムトセル基地局の付近に存在すると決定することができる。しかし、フェムトセル移動局からのUL送信は非常に微弱であるので、マクロセル移動局が、アップリンク干渉を検出することは困難である。FUE−Bからのアップリンク送信の検出範囲の外側に存在するUE−3を見れば、このことを理解することができる。同様に、UE−1も、FUE−Aからのアップリンク送信の検出範囲の外側に存在する。FUE−Aからのアップリンク送信を検出するのに十分な近さにあるのは、UE−2だけである。したがって、UL干渉検出は、フェムトセル基地局によって実行することができる。
[0029]例えば、ULの間に、HeNB−Aは、ULの間にUE−1及びUE−2によって利用されるサブバンドなどのリソースブロックを検出することによって、付近のUE−1及びUE−2からの干渉をセンスすることができる。他方、eNBからのDLリソースブロックは、HeNB−Aに対する干渉を引き起こさない、マクロセル移動局UE−3を含む、すべてのマクロセルUEへのDL送信のために使用されるので、HeNB−Aなどのフェムトセル基地局は、UE−1及びUE−2などの付近のマクロセル移動局のためのDLリソース割り当てを容易に学習することができない。したがって、HeNB−Aなどのフェムトセル基地局が、UE−1及びUE−2などの付近のマクロセル移動局のDLリソース割り当て情報を学習することは非常に困難である。したがって、有利には、DL干渉検出は、以下でさらに説明するように、DLの間にマクロセルUEによって実行される。
[0030]DL及びULのためのスケジューリング決定は、一般に、マクロセルUEごとに独立している。マクロセル内のUEごとに、使用されるDL及びULスペクトルの量も異なることができる。同様に、DL及びULのためのスケジューリング決定は、一般に、フェムトセルUEごとに独立している。したがって、ULの間にHeNBによって、またDLの間にUEによって、完全なスペクトルセンシングがなされたとしても、HeNBは、隣接するマクロセル移動局によって使用されるDLリソースを知らず、マクロセル基地局は、フェムトセル移動局によって使用されるULリソースを知らない。
[0031]フェムトセル及びマクロセルにおける分散方式でのICIAを可能にするため、本開示は、マクロセルユーザによって引き起こされるフェムトセルに対する同一チャネル干渉を緩和することではなく、フェムトセルによって引き起こされるマクロセルユーザに対する同一チャネル干渉を緩和することにより高い優先権を与える。この方式では、フェムトセルユーザは、マクロセルユーザの容量を著しく悪化させるべきではない。このより高い優先権がマクロセルユーザに与えられる1つの理由は、フェムトセルは、一般に、各マクロセル移動局で利用可能なスペクトルリソースよりも大きなスペクトルリソースを、接続された各フェムトセル移動局のために有することである。フェムトセル移動局が、マクロセル移動局の容量を著しく悪化させないことを保証するため、スペクトルリソースにアクセスする優先権は、マクロセル移動局が有することができる。この優先権を提供するため、フェムトセルは、必要な場合はいつでも、フェムトセル移動局によって使用されている一定の同一チャネルスペクトルリソースを解放すべきである。
[0032]さらに、干渉フェムトセルが検出された場合、DL及びULスケジューリング決定が、マクロセルにおいて、マッピング関数によってカップリングされる。このDL/ULカップリングは、干渉状態が持続する限り、維持される。このマッピング関数は、HeNBが付近のマクロセルUEからのULスペクトルをひとたびセンスすれば、HeNBがマッピング関数を使用して、マクロセルUEによって使用されるDLリソースについて学習できるように、フェムトセルにおいても保存することができる。本明細書で開示される、DL/ULカップリングを伴った、分散ICIA方法には、2つの主要な実施形態が存在し、それらは、キャリアアグリゲーションベースの手法と、リソースパーティショニングベースの手法である。第2の手法は、周波数パーティショニングに関連して説明されるが、同じ一般的な概念を、時間的なリソースのパーティショニングにも容易に適用することができる。
[0033]これらの2つの手法は、図3及び図4を参照することで、より良く理解することができる。図3は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、フェムトセルからの干渉に遭遇するマクロセル移動局によって使用される、DL/ULスペクトルリソースを再スケジュールするための、マクロセルにおけるICIA方法のフローチャートを示している。図4は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、フェムトセルがマクロセル移動局からの干渉に遭遇した場合にフェムトセル移動局によって使用される、DL/ULスペクトルリソースを再スケジュールするための、フェムトセルにおけるICIA方法のフローチャートを示している。したがって、図3は、マクロセルICIA動作を示しており、一方、図4は、対応するフェムトセル動作を示している。
[0034]上で説明したように、干渉を緩和するために、スペクトルリソースへの対応するアクセスを有するマクロセルに優先権が与えられる。それに関して、フェムトセル又はマクロセルのどちらかに優先権を与えるべきであり、両方が等しい優先権を有する場合、スペクトルリソースの割り当てに不安定な振動が生じることがあることが容易に理解できよう。例えば、ある「被害者」マクロセル移動局は、フェムトセルからのダウンリンク干渉を経験しているので、被害者移動局のためのDL及びULスペクトルリソースをしかるべく再スケジュールしようと決定することがある。しかし、フェムトセルが等しい優先権を有する場合、被害者移動局によってDL干渉が検出されたのとほぼ同じ時に、フェムトセル基地局が、近隣のマクロセル移動局からのUL干渉を検出していることがある。その場合、フェムトセル基地局は、UL及びDL送信をしかるべく再スケジュールすることができる。この方法では、フェムトセルレベルとマクロセルレベルの両方における再スケジューリングが衝突することがあり、その結果、被害者マクロセル移動局は、フェムトセルレベルにおける進行中の変化に応答して、UL及びDLを継続的に変化させることがあり、またフェムトセルについても同じことが言え、結局、マクロセルレベルとフェムトセルレベルにおけるUL及びDL再スケジューリングは、互いに対して「シーソー」のように変動し、干渉が解決されることは決してない。
[0035]この衝突を解決するため、図3の初期メインステップ50は、隣接するフェムトセルからの干渉を経験している「被害者」マクロセル移動局を識別する。この識別が与えられると、ステップ100において、マクロセル基地局が、被害者マクロセル移動局のためのDL及びUL送信を調整する。図4は、初期メインステップ150が、フェムトセル基地局におけるUL干渉ばかりでなく、むしろUL干渉の変化を識別するという点で、この調整に対する反応を示している。言い換えると、ステップ150の識別のためには、UL干渉が存在し、その後に、この干渉の変化が存在しなければならない。この識別された変化が与えられると、フェムトセル基地局は、最終ステップ200において、フェムトセル移動局のためのUL及びDL送信をしかるべく再スケジュールする。
[0036]マクロセルにおける再スケジューリングは、被害者マクロセル移動局に関してのみ行われ、影響を受けないマクロセル移動局は、スペクトルリソースに自由にアクセスできることに留意されたい。対照的に、フェムトセル再スケジューリングは、フェムトセルコミュニティ全体に関して行われる。フェムトセル再スケジューリングは、マクロセル再スケジューリングに応答したものなので、優先順位は明らかであり、フェムトセル再スケジューリングは、マクロセルがその再スケジューリングを行った後、利用可能なスペクトルリソースが残っていれば、それだけを調整することができる。しかし、優先順位を逆転させるように、図3及び図4が容易に変更されることが理解されよう。言い換えると、フェムトセル再スケジューリングを、図3に関して説明したように行うことができ、フェムトセル再スケジューリングによって生じた干渉変化に応答する形でのみ、マクロセル再スケジューリングが行われる。しかし、一般性を失うことなく、以下の説明では、マクロセルが優先権を与えられると仮定する。最初に、キャリアアグリゲーションが、図3及び図4に関して説明される。
[0037]キャリアアグリゲーション
[0038]キャリアアグリゲーション手法のための例示的なシナリオが、図5に示されており、図5は、同一チャネル干渉が検出される前の、図1及び図2のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するコンポーネントキャリアの既存の割り当てを示している。この例では、マクロセルのUE及びフェムトセルのFUEが利用できる、CC1、CC2、CC3で表される、3つのコンポーネントキャリア(CC)が存在する。図5は、「同じ」コンポーネントキャリアを使用するようにUL及びDLを示しているが、DLが使用するCCとULが使用するCCは、スペクトルの異なる周波数に割り当てることができることに留意されたい。例えば、ULのためのCCは、DLのためのCCとは異なるスペクトルの部分を占有することができる。これに関して、DLのためのCC、及びULのためのCCは、それぞれ、DLのための開始周波数割り当てからの、及びULのための異なる開始周波数割り当てからの、周波数インデックス又は周波数オフセットを表すことができる。マルチユーザダイバシティを利用するため、eNBは、チャネル品質及び速度要件に基づいて、これらのコンポーネントキャリアのいずれかの中に、マクロセル移動局UE−1、UE−2、UE−3をスケジュールすることができる。同様に、フェムトセル基地局HeNB−A及びHeNB−Bは、チャネル品質及び速度要件に基づいて、これらのコンポーネントキャリアのいずれかの中に、フェムトセル移動局FUE−A、FUE−Bをスケジュールすることができる。さらに、ピーク速度が必要とされる場合は、コンポーネントキャリアのすべてを、単一のユーザに割り当てることができる。
[0039]ここで図3及び図4を参照すると、X2を用いないICIAメカニズムは、4つのメインステップを含む。(図3に示される)最初の2つのステップは、マクロセル構成要素によって実行され、一方、(図4に示される)最後の2つのステップは、フェムトセル構成要素によって実行される。第1のステップ50において、マクロセル移動局は、そのマクロセル基地局に対する干渉フェムトセルを検出し、識別する。図3から分かるように、ステップ50は、ステップ10、20、40、30を含む。ステップ10において、マクロセル移動局は、DLスペクトルをセンスして、付近のフェムトセル基地局からの干渉を検出する。ステップ40において、マクロセル移動局は、干渉状態が変化したかどうかを決定し、変化が検出されない場合は、ステップ10が繰り返される。干渉状態が変化した場合、マクロセル移動局は、干渉フェムトセルについての識別情報を記録し、この識別情報をそのマクロセル基地局に送信する。その後、ステップ30において、マクロセル基地局は、識別された各フェムトセルに対応する被害者マクロセル移動局からなるテーブルを作成することができる。例えば、図1及び図2のマクロセル及びフェムトセルの場合、eNBは、以下の干渉テーブルを生成することができる。
Figure 0006006358
[0040]第2のステップ100において、マクロセル基地局は、ステップ50において識別された被害者移動局に基づいて、その移動局のためのUL及びDLスペクトルリソースを再割り当てする。この第2のステップ100は、ステップ70、60を含む。ステップ70において、マクロセル基地局は、DLのために単一のコンポーネントキャリアを、又は代替として、所定の数のコンポーネントキャリアを使用するように、干渉フェムトセルの付近のすべてのUEを再スケジュールすることができる。図6は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のキャリアアグリゲーション手法を使用した後の、図1及び図2のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するコンポーネントキャリアの割り当てを示している。各マクロセル移動局が、図5のキャリアから選択される1つのコンポーネントキャリアに相当する公称DL帯域幅要件を有する場合、eNBは、UE−1及びUE−2を、DL周波数割り当ての同じコンポーネントキャリアCC1に割り当てることができ、UE−3を、DL周波数割り当ての異なるコンポーネントキャリアCC3に割り当てることができる。このように、eNBは、マクロセルユーザの要件を満たすのに十分なDL帯域幅を依然として提供することができる。しかし、各マクロセルユーザのためのスケジューリング決定に利用可能な総帯域幅はより狭くなるので、マルチユーザダイバシティ利得が低下することがある。
[0041]再び図3を参照すると、ステップ60において、マクロセル基地局は、DL/ULマッピング関数を使用して、ステップ70においてDLコンポーネントキャリアが再スケジュールされたUEのためのULコンポーネントキャリアを再スケジュールすることができる。図6の実施形態の場合、eNBは、DL/ULマッピング関数を使用して、DLに割り当てられたコンポーネントキャリアに対応するコンポーネントキャリアを、ULに割り当てる。したがって、再スケジュールされたUL CCは、再スケジュールされたDL CCがDL開始周波数からずれているオフセットと同じ量だけ、UL開始周波数からずれている。そのような場合、マッピング関数は、単純に恒等関数である。したがって、UE−1及びUE−2は、UL送信のためにUL周波数割り当てのCC1を使用し、一方、UE−3は、UL周波数割り当てのCC3を使用する。代替として、マッピング関数がフェムトセル基地局によっても知られている限り、DL送信は、ULのために使用されるコンポーネントキャリアのUL開始周波数からのオフセットとは異なるオフセットだけDL開始周波数からずれた、コンポーネントキャリアにマッピングすることができる。この方法では、フェムトセル基地局がULスペクトルをセンスし、干渉UEを検出した場合、フェムトセルには、これらのマクロセル移動局がDLにおいてどのコンポーネントキャリアを使用しているかが分かる。UEのDL/UL送信のこのカップリング、及びコンポーネントキャリアの再スケジューリングは、フェムトセルから深刻な干渉を受けているUEのためだけに実行される。フェムトセルによる干渉を受けていないUEの場合、これらのUEがすべての利用可能なリソースを使用することを可能にするように、コンポーネントキャリアのスケジューリングは、従来の方法で実行することができる。
[0042]フェムトセルセンシング及びスケジューリングに関する、キャリアアグリゲーションICIAの最後の2つのステップが、図4に示されている。第3のステップ150において、フェムトセル基地局は、付近のマクロセル移動局からのUL干渉を検出し、識別する。第3のステップ150は、ステップ110、140、130を含む。ステップ110において、フェムトセル基地局は、ULスペクトルをセンスして、付近のマクロセル移動局からの干渉を検出する。ステップ140において、フェムトセル基地局は、干渉状態が変化したかどうかを決定し、変化が検出されない場合は、ステップ110が繰り返される。干渉状態が変化した場合、ステップ130において、フェムトセル基地局は、干渉を受けている周波数スペクトルを識別する。
[0043]第4のステップ200において、フェムトセル基地局は、ステップ150において識別された干渉、及び図3のマッピング関数に基づいて、フェムトセル移動局のスペクトル割り当てをスケジュールすることができる。第4のステップ200は、ステップ170、160を含む。ステップ170において、フェムトセル基地局は、ステップ130において検出されたいずれかの干渉UL送信に基づいて、そのフェムトセル移動局のためのULスペクトル割り当てを再スケジュールする。例えば、図1及び図2のHeNB−Aは、FUE−AからのULの間の所定の期間にわたって、コンポーネントキャリアCC1において強力な干渉を検出することができる。その場合、HeNB−Aは、そのカバレージ内にUEが存在することを、またマクロセルのスケジューリング決定が、相対的に長い期間にわたってコンポーネントキャリアCC1を使用するように、これらのUEに強いていることを決定することができる。ステップ170において、フェムトセル基地局は、干渉状態が持続する限り、CC1の使用を回避するように、そのすべてのフェムトセル移動局のためのULを再スケジュールすることができる。例えば、図6は、UL周波数割り当てのコンポーネントキャリアCC2及びCC3を使用するように、FUE−AのULを再スケジュールするHeNB−Aを示している。同様に、HeNB−Bは、コンポーネントキャリアCC3において強力な干渉を検出することができ、UL周波数割り当てのコンポーネントキャリアCC1及びCC2を使用するように、FUE−BのULを再スケジュールする。
[0044]再び図4を参照すると、ステップ160において、フェムトセル基地局は、マクロセル基地局によって使用されたDL/ULマッピング関数を利用して、UE DL/ULスペクトルリソースをスケジュールし、そのすべてのフェムトセル移動局のためのDLコンポーネントキャリアを再スケジュールする。ステップ130におけるULセンシング結果に基づいて、フェムトセル基地局は、DL/ULマッピング関数を使用して、干渉マクロセル移動局によって使用される、又は使用されることが予想される、DLコンポーネントキャリアを決定し、フェムトセルダウンリンクの間に、これらの同じDLコンポーネントキャリアを使用することを回避する。例えば、図6のUEのためのDL/ULマッピング関数は、DLのために使用されるコンポーネントキャリアに対応するコンポーネントキャリアを、ULに割り当てる。したがって、干渉UEのためのUL CCは、DL CCがDL開始周波数からずれているオフセットと同じ量だけ、UL開始周波数からずれている。言い換えると、マッピング関数は、恒等関数である。DL/ULマッピング関数から、フェムトセル基地局HeNB−Aは、干渉マクロセル移動局UE−1及びUE−2が、DL周波数割り当てのCC1を使用することが予想されると決定する。同様に、フェムトセル基地局HeNB−Bは、干渉マクロセル移動局UE−3が、DL周波数割り当てのCC3を使用することが予想されると決定する。したがって、HeNB−Aは、DLのためにDL周波数割り当てのコンポーネントキャリアCC2及びCC3をやはり使用して、UE−1及びUE−2によって使用されるコンポーネントキャリアCC1の使用を回避するように、FUE−Aを再スケジュールする。同様に、HeNB−Bは、DLのためにDL周波数割り当てのコンポーネントキャリアCC1及びCC2を使用して、UE−3によって使用されるコンポーネントキャリアCC3の使用を回避するように、FUE−Bを再スケジュールする。
[0045]リソースパーティショニング
[0046]リソースパーティショニングベースの手法が次に説明される。リソースパーティショニングベースの手法では、DL及びULのためのリソースブロックは、周波数、時間、又は両方に基づいて、区分化することができる。キャリアアグリゲーションベースの手法のコンポーネントキャリアと比較して、リソースパーティショニングベースの手法におけるリソースブロックは、粒度がより細かい。特に、リソースパーティショニングベースの手法の場合、ICIAは、単一のコンポーネントキャリアを利用し、それを、周波数又は時間において、より小さなリソースブロックに区分化することができる。
[0047]リソースパーティショニングベースの手法のための例示的なシナリオが、図7及び図8に示されている。図7は、同一チャネル干渉が検出される前の、図1及び図2のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するDLリソースブロックの既存の割り当てを示している。同様に、図8は、同一チャネル干渉が検出される前の、図1及び図2のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するULリソースブロックの既存の割り当てを示している。DL及びULにおけるリソース割り当ては、独立に行われる。この例では、各々が180KHzの20個の周波数スライスに区分化される、3.6MHzの利用可能なスペクトルが存在する。180KHzの各周波数スライスは、サブキャリアを単位とする4個のリソースブロックにさらにスライス化することができる。代替として、180KHzの各スライスは、時間領域など、別のアクセス次元に沿って区分化することもできる。マクロセル及びフェムトセルによる使用に供し得るものとして、合計で80個のリソースブロックが示されている。DLにおいては、マクロセルUE当たり利用可能なリソースブロックが16個存在し、ULにおいては、マクロセルユーザ当たり10個のリソースブロックが利用可能であることも示されている。他方、フェムトセルFUEは、DL及びULの両方のために、80個のリソースブロック全部を使用する。キャリアアグリゲーション手法のCCと同様に、リソースパーティショニング手法のULリソースブロックは、DLリソースブロックとは異なるスペクトルの部分を占有することができる。これに関して、DL及びULのためのリソースブロックは、それぞれ、DLのための開始リソースブロック割り当てからの、及びULのための異なる開始リソースブロック割り当てからの、ブロックインデックス又はブロックオフセットを表すことができる。
[0048]再び図3及び図4を参照すると、ステップ50において、キャリアアグリゲーションベースの手法におけるように、マクロセル移動局は、マクロセル基地局に対する干渉フェムトセルを検出し、識別する。例えば、マクロセルユーザUE−1、UE−2は、DLにおいて干渉フェムトセルHeNB−Aを識別することができ、マクロセルユーザUE−3は、DLにおいて干渉フェムトセルHeNB−Bを識別することができる。やはり、以前と同様に、マクロセル基地局eNBは、被害者マクロセル移動局を対応する識別されたフェムトセルと関連付けるための、表1の干渉テーブルを生成することができる。
[0049]ステップ100において、マクロセル基地局は、ステップ50において識別された被害者移動局に基づいて、その移動局のためのUL及びDLリソースブロックを再割り当てする。例えば、いずれかのUEが、干渉テーブルに基づいたフェムトセルから深刻なDL干渉を受ける場合、eNBは、UEのためのDLリソースブロックを再スケジュールして、干渉を緩和する。図9は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のリソースパーティショニング手法を使用した後の、図1のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するDLリソースブロックの割り当てを示している。示されるように、マクロセル基地局eNBは、DLのために、1.44MHzの周波数範囲を包含するリソースブロックを使用するように、フェムトセル基地局HeNB−Aの付近のマクロセル移動局UE−1、UE−2を再スケジュールする。フェムトセル基地局HeNB−Bの付近のマクロセル移動局UE−3も、DLのために、スペクトルの別の部分の0.72MHzの周波数範囲を包含するリソースブロックを使用するように、再スケジュールされる。示されるように、DL再スケジューリングの後、eNBは、DLのために、再スケジューリングの前と同じ量の16個のリソースブロックを、各マクロセルユーザUE−1、UE−2、及びUE−3に割り当てている。しかし、スケジューリング決定に利用可能な総帯域幅はより狭くなるので、マルチユーザダイバシティ利得が低下することがある。
[0050]再び図3を参照すると、ステップ60において、eNBは、ULリソースブロックが、UEによって使用されるDLリソースブロックの既知のマッピングとなるように、ULリソースブロックを再スケジュールする。例えば、リソースパーティショニング手法におけるマッピング関数は、再スケジュールされたDLリソースブロックの第1のリソースブロックを、UEによるUL使用のために再スケジュールされたULリソースブロックの第1のリソースブロックにマッピングすることができる。図10は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法のリソースパーティショニング手法を使用した後の、図1のマクロセル移動局及びフェムトセルに対するULリソースブロックの割り当てを示している。示されるように、マクロセルeNBは、ULのために、再スケジューリングの前と同じ量の10個のリソースブロックを、マクロセルユーザUE−1、UE−2、及びUE−3の各々に割り当てる。DL/ULマッピング関数のこの実施形態では、UE−1、UE−2のためのリソースパーティショニングの第1のDLリソースブロックは、UE−1、UE−2のための第1のULリソースブロックが、スペクトルにおいて利用可能な第1のULリソースブロックからずれているオフセットと同じ量だけ、スペクトルにおいて利用可能な第1のDLリソースブロックからずれている。DLの場合、UE−1及びUE−2は各々、この第1のDLリソースブロックを先頭に16個のリソースブロックを割り当てられ、一方、ULの場合、UE−1及びUE−2は各々、この第1のULリソースブロックを先頭に10個のリソースブロックを割り当てられる。代替として、他の実施形態では、より複雑なDL/ULマッピング関数を使用することができる。リソースパーティショニング手法では、DL及びULのために割り当てられるリソースブロックの数は、UEの変化するリソース要件の関数として、動的に変化することができることに留意されたい。その場合、フェムトセルによってDL/ULマッピング関数を使用して、干渉UEによって使用される第1のULリソースブロックから、干渉UEによって使用される第1のDLリソースブロックを決定できるとしても、フェムトセルは、UEによるDL使用のために割り当てられるリソースブロックの数が分からないことがある。したがって、フェムトセルがULスペクトルをセンスし、干渉UEを検出した場合、フェムトセルは、DLにおいて、これらのUEのためにどのリソースブロックがスケジュールされているか分からないことがある。
[0051]図4を参照すると、ステップ150において、キャリアアグリゲーションベースの手法におけるように、フェムトセル基地局は、付近のマクロセル移動局からのUL干渉を検出し、識別する。フェムトセル基地局は、干渉状態が変化したかどうかを決定する。干渉状態が変化した場合、フェムトセル基地局は、干渉を受けているUL周波数スペクトルを識別する。例えば、フェムトセル基地局HeNB−A及びHeNB−Bは、それぞれ、FUE−A及びFUE−BからのUL送信の間に、スペクトルをセンスして、UEからの干渉を検出し、識別する。干渉状態は、ステップ60におけるUE−1、UE−2、及びUE−3のためのULリソースブロックの再スケジューリングの結果として変化するので、フェムトセル基地局は、ULスペクトルにおける干渉を識別することができる。したがって、HeNB−Aは、FUE−AのULの間に、図10に示されるように、UE−1、UE−2によるUL使用のためにスケジュールされたリソースブロックにおいて、干渉を識別することができる。同様に、HeNB−Bは、FUE−BのULの間に、UE−3によるアップリンク使用のためにスケジュールされたリソースブロックにおいて、干渉を識別することができる。ステップ200において、フェムトセル基地局は、ステップ150において識別された干渉に基づいて、そのフェムトセル移動局のスペクトル割り当てをスケジュールすることができる。例えば、HeNB−Aは、図10に示されるように、UE−1、UE−2によるUL使用のためにスケジュールされたリソースブロックとは異なるリソースブロックを使用するように、FUE−AのULを再スケジュールする。同様に、HeNB−Bも、UE−3によるUL使用のためにスケジュールされた0.72MHzの周波数範囲に包含されるリソースブロックとは異なるリソースブロックを使用するように、FUE−BのULを再スケジュールする。したがって、リソースブロックの使用についてマクロセルに与えられたより高い優先順位のせいで、HeNB−Aは、FUE−Aのために先にスケジュールされたリソースブロックのうちの20個を解放する。HeNB−Bも、FUE−Bのために先にスケジュールされたブロックのうちの12個を解放する。
[0052]再び図4を参照すると、ステップ160において、フェムトセル基地局は、そのフェムトセル移動局によるDL使用のためのリソースブロックを再スケジュールして、DL干渉を緩和する。言及したように、マクロセル基地局におけるDL/ULのためのリソースブロックの割り当ては、マクロセル移動局の変化するリソース要件の関数として、動的に変化することができる。結果として、フェムトセル基地局は、DL/ULマッピング関数を使用して、干渉UEによって使用されているものとして検出された第1のULリソースブロックから、干渉UEによって使用される第1のDLリソースブロックを決定できるとしても、フェムトセル基地局は、干渉UEによる使用のために割り当てられるDLリソースブロックの数が分からないことがある。付近のマクロセル移動局のDLリソースブロックについての知識がない場合、フェムトセル基地局は、マクロセル移動局によるDL及びUL使用のためにスケジュールされるリソースブロックの数は同じであると仮定することができる。DL/ULマッピング関数のこの実施形態では、干渉UEのために割り当てられる第1のDLリソースブロックは、割り当てられた第1のULリソースブロックが、スペクトルにおいて利用可能な第1のULリソースブロックからずれているオフセットと同じ量だけ、スペクトルにおいて利用可能な第1のDLリソースブロックからずれている。その場合、リソースパーティショニングベースの手法においてフェムトセル基地局によって使用されるDL/ULマッピング関数は、恒等関数とすることができる。したがって、フェムトセル基地局は、干渉UEのDLリソースブロックは、ULリソースブロックに対応すると仮定することができる。さらに、フェムトセル基地局は、ULのために使用されるリソースブロックに対応する、DLのために使用されるリソースブロックを使用するように、フェムトセル移動局を再スケジュールすることができる。図9に示されるように、HeNB−Aは、20個のリソースブロックを解放することによって、そのUL使用のために再スケジュールされた対応するリソースブロックを、FUE−AによるDL使用のために再スケジュールする。FUE−AによるDLのためにこれらの再スケジュールされたリソースブロックを使用することで、太枠の長方形で囲われた12個のリソースブロックを除く、UE−1、UE−2によるDL使用のためにスケジュールされたリソースブロックの使用が回避される。同様に、HeNB−Bも、12個のリソースブロックを解放することによって、そのUL使用のために再スケジュールされた対応するリソースブロックを、FUE−BによるDL使用のために再スケジュールする。FUE−BによるDLのためにこれらの再スケジュールされたリソースブロックを使用することで、太枠の長方形で囲われた4個のリソースブロックを除く、UE−3によるDL使用のためにスケジュールされたリソースブロックの使用が回避される。
[0053]図11は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法を実施するための、マクロセル基地局eNB200とマクロセル移動局MUE250のブロック図を示している。MUE250は、アンテナ255及び受信機フロントエンドRX265を介して、DL信号を受信し、ダウンリンクスペクトルセンシングモジュール270を使用して、何らかの干渉フェムトセルが存在しないかどうかを識別する。何らかの干渉フェムトセルが存在する場合、MUE250は、干渉フェムトセルの識別情報を、メモリブロックの第3メモリ275に記録し、保存する。さらに、干渉強度、干渉を受けるサブバンドなどの情報も、第3メモリ275に保存することができる。処理ブロックの第3プロセッサ280は、干渉フェムトセルについての報告を、第3メモリ275から獲得し、この情報290を、送信機TX260及びアンテナ255を介して、eNB200に送信する。
[0054]マクロセルeNB200は、情報290を、アンテナ205及び受信機フロントエンド225を介して、eNB200に接続された各UEから受信し、情報290を、メモリブロックの第2メモリ240に保存する。処理ブロックの第2プロセッサ245は、情報290を読み取り、処理して、表1の干渉テーブルに類似した、UEと対応する干渉フェムトセルからなる干渉テーブルを獲得する。干渉テーブルに基づいて、eNB200は、ブロック238を使用して、フェムトセル干渉を受けているUEによる使用のために、DLリソースのリソースパーティショニング及び再スケジューリングを実行する。図6及び図9において説明したように、eNB200は、より僅かなリソースしか割り当てなくてもDL帯域幅要件を満たすように、ダイバシティ利得の低下という代償を払いつつ、キャリアアグリゲーション手法の場合はコンポーネントキャリアを、リソースパーティショニング手法の場合はリソースブロックを再スケジュールすることができる。その後、第1プロセッサ235及び第1メモリ230は、再スケジュールされたDLリソースに基づいて、DLからULへのマッピングを実行して、干渉を受ける各UEによって使用されるULリソースを決定する。ブロック210は、DLからULへのマッピングの結果に基づいて、UEのために、ULリソースのリソースパーティショニング及び再スケジューリングを実行する。再スケジュールされたDL及びULリソースについての情報は、信号発生器215、送信機TX220、及びアンテナ205を介して、eNB200から各MUE250に送信することができる。先に言及したように、MUE250が、情報290をeNB200に送信して、ICIAメカニズムをトリガしない限り、eNB200は、すべての利用可能なリソースを利用するようにMUE250をスケジュールするなど、従来の方法で、MUE250をスケジュールし続ける。
[0055]図12は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法を実施するための、フェムトセル基地局HeNB300とフェムトセルユーザFUE350のブロック図を示している。HeNB300は、アンテナ305及び受信機フロントエンドRX325を介して、FUE350からUL信号を受信する。UL受信の間、HeNB300は、ULスペクトルセンシング及び干渉モジュール345を使用して、スペクトルをセンスし、干渉UEがないかどうかを検出する。干渉UEと、干渉UEから干渉を受けているとして検出されたULリソースについての情報は、干渉テーブル340に保存することができる。UEから検出された干渉状態に何らかの変化が存在する場合、HeNB300は、ブロック338を使用して、リソースパーティショニング及びUL再スケジューリングを実行し、FUE350のためのULリソースを再スケジュールする。FUE350のためのULリソースを再スケジューリングは、干渉UEから検出されたULリソースの使用を回避しようと試みる。例えば、HeNB300は、干渉UEによって使用されるULリソースの使用を回避するように、キャリアアグリゲーション手法の場合はコンポーネントキャリアを、またリソースパーティショニング手法の場合はリソースブロックを再スケジュールすることができる。図11のマクロセルeNB200が、干渉UEのための再スケジューリング決定を実行して、より僅かなULリソースを割り当てていない場合、HeNB300は、すべての利用可能なULリソースにわたる干渉を観察することがあることに留意されたい。そのような場合、HeNB300は、eNB200が干渉UEのためのULリソースを再スケジュールするまで、すべての利用可能なスペクトルリソースを使用し続けるなど、スケジューリング決定のための従来の方法を使用し続けることができる。
[0056]HeNB300が、FUE350のためのULリソースを再スケジュールした後、第4プロセッサ335及び第4メモリ330は、干渉UEから検出されたULリソースに基づいて、ULからDLへのマッピングを実行することができる。マクロセルeNB200のDL/ULマッピング関数に記憶されたのと同じDL/ULカップリング情報を使用して、HeNB300は、干渉UEによるDL使用のためにスケジュールされたDLリソースを決定することができる。代替として、リソースパーティショニング手法について説明したように、HeNB300は、干渉UEのDLとULは、同じリソースを使用すると仮定することができ、ULからDLへのマッピングのために恒等関数を使用して、干渉UEのためのDLリソースを決定することができる。ブロック310は、干渉UEによる使用のためにスケジュールされたのと同じDLリソースの使用を回避するように、ULからDLへのマッピングの結果に基づいて、FUE350のために、DLリソースのリソースパーティショニング及び再スケジューリングを実行する。再スケジュールされたDL及びULリソースについての情報は、信号発生器315、送信機TX320、及びアンテナ305を介して、HeNB300から各FUE350に送信することができる。
[0057]フェムトセルセンシング性能を改善するため、FUE350は、ダウンリンクスペクトルセンシングモジュール370を任意選択的に使用して、何らかの干渉マクロセルが存在しないかどうかを識別することができる。何らかの干渉マクロセルが存在する場合、FUE350は、干渉についての情報を、メモリブロックの第5メモリ380に保存する。そのような情報は、干渉強度、又は干渉を受けているとして検出されたDLリソースを含むことができる。処理ブロックの第5プロセッサ375は、干渉マクロセルについての報告を、第5メモリ380から獲得し、報告を、HeNB300に送信する。HeNB300は、この報告を、干渉UE及び干渉を受けているとして検出されたULリソースについての情報とともに、干渉テーブル340に保存する。
[0058]図13は、本開示の1つ又は複数の実施形態による、図3及び図4のICIA方法を実施するための、マクロセル移動局MUE、マクロセル基地局eNB、フェムトセル基地局HeNB、及びフェムトセル移動局FUEで行われる、メッセージ交換及びアクションについてのタイミング図を示している。MUEは、DL送信400を受信し、405において、DLスペクトルセンシング及び干渉検出を実行して、何らかの干渉HeNBを検出し、識別する。MUEは、410において、干渉HeNBについての識別情報及び他の情報を、eNBに送信する。マクロセルeNBは、415において、MUEからの情報を使用して、MUEと対応する干渉HeNBからなる干渉テーブルを更新する。マクロセルeNBは、420において、MUEによる使用のためのDLリソースのリソースパーティショニング及び再スケジューリングを実行し、425において、DLからULへのマッピングを実行して、MUEによって使用されるULリソースを決定し、430において、UL再スケジューリングを実行する。マクロセルeNBは、その後、435において、再スケジュールされたDLリソースを使用して送信し、再スケジュールされたDL/ULリソースについての情報もMUEに送信する。
[0059]干渉MUEにおけるDL/ULリソーススケジューリングの変更が、445において、ULスペクトルセンシング及び干渉検出を実行することによって、FUEからのUL送信の間に、HeNBによってセンスされる。HeNBは、450において、干渉MUEから検出されたULリソースの使用を回避するように、FUEのためのリソースパーティショニング及びUL再スケジューリングを実行する。HeNBも、455において、eNBにおけるのと同じDL/ULマッピング情報を使用して、検出された干渉ULリソースに基づいて、ULからDLへのマッピングを実行して、干渉MUEによる使用のためにスケジュールされたDLリソースを決定することができる。HeNBは、460において、干渉MUEによる使用のためにスケジュールされたDLリソースの使用を回避するように、FUEのためのDL再スケジューリングをさらに実行し、465において、再スケジュールされたDLリソースを使用して送信し、再スケジュールされたDL及びULリソースについての情報もFUEに送信する。
[0060]DLの間のMUEによる、またULの間のHeNBによるスペクトルセンシングは、エネルギー検出に基づくことができる。代替として、スペクトルセンシングは、自己相関又はピーク対平均電力比に基づいた、他の技法を使用することができる。エネルギー検出ベースの手法の場合、検出閾値は、マルチユーザダイバシティからできるだけ多くの利益を得るために、フォールスアラームを回避するのに十分な高さに設定することができる。こうすることで、干渉が非常に高いシナリオでのみ、開示されるICIA技法がトリガされることが保証される。
[0061]本明細書で説明した様々な構成要素は、本明細書で説明した様々な動作を実行するのに適したハードウェア及び/又はソフトウェアを用いて、実施することができる。例えば、様々な実施形態では、そのような構成要素は、1つ若しくは複数のプロセッサ、ロジック、メモリ、機械可読命令(例えば、メモリ若しくは機械可読媒体に記憶されたソフトウェア、ファームウェア、若しくは他の命令)、及び/又は特定の実施において所望されることがあるような他の構成要素を含むことができる。
[0062]適用可能な場合、本開示によって提供される様々な実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせを使用して、実施することができる。やはり適用可能な場合、本明細書で説明される様々なハードウェア構成要素、及び/又はソフトウェア構成要素は、本開示の主旨から逸脱することなく、ソフトウェア、ハードウェア、及び/又は両方を含む、複合構成要素に組み合わせることができる。適用可能な場合、本明細書で説明される様々なハードウェア構成要素、及び/又はソフトウェア構成要素は、本開示の主旨から逸脱することなく、ソフトウェア、ハードウェア、及び/又は両方を含む、サブ構成要素に分割することができる。さらに適用可能な場合、ソフトウェア構成要素はハードウェア構成要素として、またハードウェア構成要素はソフトウェア構成要素として実施できることが企図されている。
[0063]プログラムコード及び/又はデータなどの、本開示によるソフトウェアは、1つ又は複数の機械可読媒体上に記憶することができる。本明細書で識別されるソフトウェアは、ネットワークで及び/又は他の方法で接続された、1つ又は複数の汎用又は専用のコンピュータ及び/又はコンピュータシステムを使用して、実施することができることが企図されている。適用可能な場合、本明細書で説明される様々なステップの順序は、本明細書で説明される特徴を提供するために、変更すること、複合ステップに組み合わせること、及び/又はサブステップに分割することができる。
[0064]上で説明した実施形態は、本開示を説明するが、限定はしない。本開示の原理に従った、多くの変更及び変形が可能であることも理解されたい。したがって、本開示の範囲は、もっぱら以下の特許請求の範囲によって確定される。

Claims (1)

  1. 第2のセルラネットワークからのUL干渉の変化を検出するように構成された、第1のセルラネットワークのアップリンク(UL)スペクトルセンシングモジュールと、
    前記第1のセルラネットワークの再スケジューラモジュールであって、
    前記第2のセルラネットワークから干渉を受けているとしてセンスされた、前記第1のセルラネットワークのULリソースの使用を回避するように、前記第1のセルラネットワークのULリソースを再スケジュールし、
    DL/ULマッピング関数を使用して、前記第2のセルラネットワークから干渉を受けることが予想される、前記第1のセルラネットワークのダウンリンク(DL)リソースを決定し、
    前記第2のセルラネットワークから干渉を受けることが予想される前記第1のセルラネットワークのDLリソース、の使用を回避するよう前記第1のセルラネットワークのDLリソースを再スケジュールする、
    ように構成された、当該再スケジューラモジュールと、
    を備える、セル間干渉回避のための装置。
JP2015050947A 2010-03-29 2015-03-13 同一チャネルネットワークにおけるセル間干渉回避のためのシステム及び方法 Active JP6006358B2 (ja)

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