JP6006302B2 - 外歯用スカイビング加工方法およびスカイビングツールを有する装置 - Google Patents

外歯用スカイビング加工方法およびスカイビングツールを有する装置 Download PDF

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Description

本発明は、外歯構造または他の外側周期的構造をスカイビング加工するスカイビング加工方法およびスカイビングツールを有する装置に関する。
ギヤホイールの製造方法がいくつか存在する。チップ(切りくず)除去加工におけるソフトプレ機械加工は、ホブ加工、ギヤ形削り加工(gear sharping)、平削り加工(planing)、スカイビング加工(skiving)(英語では重スカイビング加工(power skiving)と呼ばれる)に分けられる。ホブ加工およびスカイビング加工は、以下に説明されるように、いわゆる連続的な方法である。
チップ発生加工におけるギヤホイールの作製は、断続的なインデックス(indexing)プロセスまたは単一のインデックスプロセスと、連続的なインデックスプロセスまたは表面ホブ加工(face hobbing)とときどき呼ばれる連続的な方法とに分けられる。
連続的な方法において、例えば、ツールは、ワークピースの側面を切削するためのカッターを有する。ワークピースは、連続的にクランプされた状態で、すなわち連続するプロセスにおいて切削される。連続的な方法は、ツールと加工対象のワークピースとが連続的に相対的にインデックス動作を実行する複雑な連動シーケンスに基づいている。インデックス動作は、対応する装置の複数の駆動軸を連動させてツールとワークピースを連動させることによって行われる。
単一のインデックスプロセスにおいて、1つの歯間ギャップが加工された後、次の歯間ギャップを加工する前に、例えば、ツールを相対移動させるとともに、ツールに対してワークピースを回転させるいわゆるインデックス動作(インデックス回転)が実行される。このようにして、ギヤホイールが段階的に作製される。
上述したギヤ形削り加工は、図1に概略的に示すように、形削りツール1の回転軸R1とワークピース2の回転軸R2との間の交角(すなわち軸の交角)がゼロ度であるため、円筒状ギヤトランスミッションによって説明するまたは表すことができる。軸の交角がゼロ度になる場合、2つの回転軸R1、R2は平行に延在する。ワークピース2と形削りツール1は、それぞれ回転軸R1、R2を中心として連続的に回転する。回転動作に加えて、形削りツール1は、図1に示す矢印Shx方向のストローク動作を実行し、このストローク動作によってワークピース2からチップを取り除く。
上述した方法、すなわちスカイビング加工について再び取り上げる。この基礎は約100年前にさかのぼる。これに関する最初の出願DE243514は1912年にさかのぼる。この初期の創造的な考えや研究の後、スカイビング加工には更なる進展がなかった。これまでは、スカイビング加工に適したツール形状を見出すためには、いくぶんかの経験に基づく複雑なプロセスが必要とされていた。
1980年代の中期において、スカイビング加工は再び取り上げられる。今日のシミュレーション方法や現代的な装置のCNC制御が登場するまでは、さらに加えて、高い耐久性を備える今日のツール材料や、非常に高い静剛性および動剛性と高パフォーマンスな同期性を備える装置が登場するまでは、スカイビング加工の原理は、生産的で再現可能なロバストな方法として実行される可能性がなかった。
図2Aは、スカイビング加工中において、スカイビングツール(いわゆるスカイビングホイール)10の回転軸R1とワークピース20の回転軸R2との交角Σがゼロと異なる場合を示している。そのため、スカイビングツール10とワークピース20との間の相対動作は、回転に関する成分(回転成分)と前進に関する成分(並進成分)とに分解することができるらせん動作である。ヘリカルギヤトランスミッションの作製は、回転成分がローリングに対応し、前進成分がフランクの滑りに対応する技術的な且つ特別な推法(analogon)を駆使することとみなすことができる。軸の交角Σの絶対値が大きいほど、ワークピース20の加工に必要な並進成分は増加する。これにより、ワークピース20の歯フランクの方向に向かうスカイビングツール10の刃先の移動成分が生じる。したがって、スカイビング加工中、同等のヘリカルギヤの相互に噛み合うギヤホイールのくしで梳くような相対動作の滑り成分が切削動作を実行するために利用される。ただし、スカイビング加工においては、低速な軸方向の送りSax(軸方向送り)が必要であり、ギヤ形削りに代表的な削り動作(すなわち押す動作)が実施される。したがって、スカイビング加工においては、戻りストローク動作が生じない。
スカイビング加工における切削速度は、スカイビングツール10およびワークピース20の回転速度と回転軸R1、R2の間の軸の交角Σとの影響を直接的に受ける。軸の交角Σと滑り成分は、材料が最適な切削速度で加工されるような所定の回転速度のために選択される。
動作シーケンスと確立されたスカイビング加工方法のさらなる詳細は、上述した図2Aの概略図から分かる。図2Aは、円筒状ワークピース20上の外歯をスカイビング加工する様子を示している。ワークピース20とツール10(ここでは円筒状スカイビングツール10)は、図2Aに示すように、例えば角速度をω、ωに基づいて、反対方向に回転する。
さらなる相対動作が加えられる。ツール10を用いてワークピース20の歯幅全体を加工するためには、上述した軸方向送りSaxが必要とされる。軸方向送りにより、ツール10は、ワークピース20の回転軸R2と平行な方向に、ワークピース20に対してシフトされる。ツール10のこの移動方向は、図2AにおいてSaxで示されている。ワークピース20にらせん状の歯を形成することが望まれる場合(すなわちβ≠0)、差動送りSが、軸方向送りSaxに重ね合わせられる。差動送りは、図2Aに示すように、回転軸R2を中心とするワークピース20の追加的な回転に対応する。計算点APでの差動送りSと軸方向送りSaxは、ワークピース20に対するツール10の結果として生じる送りが発生した歯のギャップの方向になるように、互いに調整されている。径方向送りSradが、ワークピース20の歯の頂部に影響するために使用されてもよい。
スカイビング加工において、切削速度ベクトルvは、実質的に、ツール10の回転軸R1の速度ベクトルvとワークピース20の回転軸R2の速度ベクトルvとの差である。それらの速度ベクトルは、軸の交角Σによって互いに対して傾いている。ベクトルvはツールの外周での速度ベクトルであり、ベクトルvはワークピース20の外周での速度ベクトルである。スカイビング加工プロセスにおける切削速度vは、同等のヘリカルギヤにおける軸の交角Σと回転速度とによって変更されてもよい。スカイビング加工において、軸方向送りSaxは、上述したように相対的に低速であり、切削速度vにほんのわずかの影響を与えるにすぎず、無視することができ、それゆえ、ベクトルv、v、vを示す図2Aに図示されなくてもよい。
図2Bは、円錐状のスカイビングツール10を用いてワークピース20の外歯をスカイビング加工する様子を示している。図2Bにおいて、軸の交角Σ、切削速度ベクトルv、ツール10の外周での速度ベクトルv、ワークピース20の外周での速度ベクトルv、ツール10のねじれβ、ワークピース20のねじれβが示されている。ここで、図2とは異なり、ねじれβはゼロではない。図2Bにおいて、ツール10の歯ヘッド(tooth head)が符号4で示されている。また、図2Bにおいて、歯ブレスト(tooth breast)が符号5で示されている。2つの回転軸R1、R2は交差していないが、互いに対してねじれの位置に配置されている。円錐状のスカイビングツール10の場合、逃げ角を与えるスカイビングツール10の傾きが必要がないため、計算点APは、通常、2つの回転軸R1、R2の接続垂線上に選択される。計算点APは、いわゆる接触点と一致する。同等のヘリカル形成ギヤの回転円周は、この計算点AP上で互いに接触し合う。
スカイビング加工の場合、幾何学的に決定された少なくとも1つの刃先を有するツールが使用される。図2Aおよび図2Bには、刃先/複数の刃先は示されていない。刃先、その隣接するチッピング面(chipping surface)および逃げ面の形状や配置については、実際には具体的な実施を考慮する必要がある。
図2Aに示す例において、スカイビングツール10は、直線歯を備えるスプールホイールの形状を備える。図2Aに示すベース本体の外形は円筒形状である。しかしながら、図2Bに示すように、円錐状(いわゆる錐体状)であってもよい。スカイビングツール10の1つまたは複数の歯が刃先の全長に沿って係合するため、ツール10の歯それぞれは刃先で十分な逃げ角を必要とする。
図3Aおよび図3Bに示すように、直線歯またはヘリカル歯を備える円錐状スカイビングツール10の場合、スカイビングツール10の基本形状が円錐であるために、スカイビングツール10は、構造的な逃げ角を備える。すなわち、円錐状スカイビングツール10のヘッド(head)での且つフランク上の逃げ角が、スカイビングツール10の形状によって決定されている。しかしながら、円錐状のスカイビングツール10の刃先の形状は、とにかく再研磨できるように、ある条件を満たす必要がある。図3Aおよび図3Bにおいては、ワークピース20の外歯を形成するときの円錐状スカイビングツール10が示されている。円錐状のスカイビングツール10のカッターヘッドでのいわゆる構造上の逃げ角αKoが図3Bにおいて確認できる。軸の交点AKと、スカイビングツール10の回転円周とワークピース20の回転円周との接触点BPは、図3Aにおいては一致し、回転軸R1、R2の接続垂線GL(図3A、3Bでは視認可能に示されていない)上に存在する。
以前のスカイビング加工方法の独自の調査により、スカイビングツール10のデザインによってはスカイビングツール10に大きな摩耗が生じることがわかっている。それゆえ、スカイビングツール10の摩耗を減らすことが可能な、スカイビングツール10の耐久性を向上させるための解決方法が求められている。スカイビングツール10の摩耗を減らす場合、例えば、可能な限り多くの切歯をツール10に設けることが考えられる。それにより、スカイビング加工はより経済的になり、それは、ワークピース20の歯の形成の製造コストがツールのツール寿命に実質的に影響されるからである。可能な限り多くの切歯をツール10に設けた場合、スカイビングツール10は可能な限り大きく構成する必要がある。特に使用する加工装置によってスカイビングツール10の使用可能なサイズには限界がある。正確に言えば、装置の作業スペース、軸の可動距離、および軸の配置によって限界がある。
作業スペースの限界によって生じる問題について、既に説明した図3Aおよび図3Bを参照しながら以下に詳細に説明する。これらの2つの図において、歯直角モジュールが8mm、歯数が25、ねじれ角βがゼロであるDIN887に準拠する外歯を備えるワークピース20が示されている。ねじれ角βは図示されていない。このワークピース20は、共通の円錐状(アウター)スカイビングツール10(傾いていない)を用いて且つ軸の交角Σが25度の状態でスカイビング加工されたものである。ここでは、ワークピース20の回転円周の直径は200mmである。使用する加工装置の軸間距離方向の作業スペースARは600mmである。これらのスペースの限界状況を原因として、回転円周が可能な限りの大きさで388mmの場合には、円錐状(アウター)スカイビングツール10は最大で44個の切歯を有することができる。ここでは、軸間距離AAは約294mmである。
装置における軸間距離および軸の移動距離の限界によって生じる問題について、図4Aおよび図4Bを参照しながら、以下に詳細に説明する。図3Aおよび図3Bと同一の外歯が、共通の円錐状(アウター)スカイビングツール10(傾いていない)を用いて且つ軸の交角Σが25度の状態で機械加工される。ここでは、ワークピース20の回転円周の直径は200mmである。作業スペースの限界に加えて、使用する加工装置の移動距離により、許される最大軸間距離AAは200mmである。そして、使用する(アウター)スカイビングツール10において、ツールの回転円周の可能な最大直径は約194mmであり、最大切歯数は22である。したがって、この例において、(アウター)スカイビングツール10の最大寸法は、図3Aおよび図3Bに示す例に比べて半分である。ここでは、軸間距離AAは約197mmである。
スカイビングツール10のツール寿命を向上させる場合、上述したように切歯数を増加させてもよい。理想的には、切歯数を増加させるだけでなく、スカイビングツール10に粉砕再生可能な(regrindable)カッターバーを搭載する。カッターバーはその切歯を再研磨することができる、またはカッターバーは必要な場合に交換することができる。このことは、費用対効果の改善に貢献する。ここで、例えば、名称が「Walzschalwerkzeug mit Messerstaben(英語名称:skiving tool comprising cutter bars)」の2011年5月6日に出願されたドイツ実案出願DE202011050054.3に記載するように、カッターバーのカッターシャフトの非常に複雑な配置によってカッターバーを高密度にまとめることができる。
代わりとして、カッターシャフトを貫通させてカッターバーを高密度にまとめることを回避するために、スカイビングツール10の一部分を用いて作業を行うことが可能である。すなわち、スカイビングホイール全体に全ての切歯を形成するのではなく、例えば第2または第3それぞれのみに形成してもよい。それにより、ツールのツール寿命にとってデメリットである、切歯の実数が減少される。
本発明は、歯車またはワークピース1つあたりの生産コストを減らすことができる歯車または他の外側周期的構造の歯面のチップ発生加工のための方法および装置を提供することを目的とする。
特に、使用する加工装置の作業スペースや移動距離について制限があっても、可能な限り多くの歯数を確保して高寿命を実現することに関する。
特に、ツールのツール寿命を改善することによってツールコストを可能限り低く抑えることに関する。
好ましくは、スカイビングツールの切歯が、粉砕再生可能なカッター(例えばカッターバー形状)が挿入されることによって形成される。
この目的は、本明細書でいうインサイドスカイビング加工を用いる本発明によって解決される。
インサイドスカイビング加工は、外歯などのような、回転対称であって周期的である外側構造の製造に使用できる。
インサイドスカイビング加工において、その特徴的な構成形状を原因としてインサイドスカイビングリング(inside skiving ring)と呼ばれるスカイビングツールが使用される。
本発明は、スカイビングツールを用いて、回転対称の外側周期的構造を備えるワークピースをスカイビング加工するための方法および装置に関する。第1の回転軸を中心としてスカイビングツールを回転させる工程と、連動して第2の回転軸を中心としてワークピースを回転させる工程と、第2の回転軸に平行な方向に、ワークピースに対してスカイビングツールを軸方向に送る動作を実行する工程と、を実行する。スカイビング加工中、2つの回転軸が、軸の交角を用いて互いに対してねじれの位置にあるように設定される。スカイビングツールは、インサイドスカイビングリングであって、内部スペースを画定し、複数の切歯を有する。切歯それぞれに、少なくとも1つの刃先と、切削ヘッドの1つの先端と、1つのすくい面とが設けられている。全ての切歯のすくい面が、第1の回転軸に対して回転対称に、インサイドスカイビングリングの前面または前側錐面に配置されている。そして、全ての切歯の切削ヘッドの先端が内部スペースに、すなわち第1の回転軸の方向に向いている。
本発明にかかるインサイドスカイビング加工は、歯または他の外側周期的構造が完成するまでワークピースの外側で材料が連続的に切削されるようにワークピースとインサイドスカイビングリングとの間の相対動作シーケンス(いわゆる相対動作)が実行されることを特徴とする。
好ましくは、すくい面は、インサイドスカイビングリングの回転軸に対して回転対称に、前側錐面に配置される。代わって前面であってもよい。
本発明によれば、ドイツ特許出願DE3915976A1の技術的な教示にしたがった例えば歯の頂部に影響を与えるために、径方向の動作が、インサイドスカイビングリングの相対送り動作に重ねられてもよい。
インサイドスカイビング加工は、歯が形成されていないワークピース、好ましくは軽機械加工に使用されてもよい。
インサイドスカイビング加工は、歯が形成される前のワークピース、好ましくは軽機械加工の後に使用されてもよい。
インサイドスカイビング加工中、回転中のインサイドスカイビングリングは、第2の回転軸の方向に、回転中のワークピースに対して軸方向の送り動作を実行する。軸方向の送り動作は、切削方向に対して同一方向にまたは反対方向の動作である。
本発明によれば、歯のギャップは直接的に全深さにすることが可能であるが、多重切削戦略(multiple cutting strategy)を用いる場合はその必要はない。
インサイドスカイビング加工は、多重切削式スカイビング加工の枠組みに適用可能である。本発明によれば、径方向の動作が軸方向の動作に重ねられてもよく、それにより、多重切削戦略が実行される、または国際特許出願WO2010/060733A1の技術的教示に従って内向き歯溝または外向き歯溝が形成される。
本発明によれば、インサイドスカイビングリングの特別な構造的形状によって多くの切歯が設けることができるために、スカイビングツールとして機能するインサイドスカイビングリングのツール寿命は大きく向上する。特に、スカイビングツール用の実際の加工装置に上記の限界があっても以前よりは、多くの切削プレートまたはカッターバーをインサイドスカイビングリングに設けることができる。
インサイドスカイビング加工において、インサイドスカイビングリングの回転軸は、ワークピースの回転軸に対して、すなわち軸の交角Σが常にゼロと異なるように、ねじれの位置に設定される。
なお、例えば、ヨーロッパ特許庁に2011年5月26日に出願された本出願人の並行出願である出願番号EP11167703.5に記載するように、インサイドスカイビングリングは、スカイビング加工中、ワークピースに向かって傾むくことができる、またはワークピースから離れるように傾くことができる。
インサイドスカイビング加工は、連続的にチップを除去する方法に関連する。
好ましくは、全ての実施の形態において、他のスカイビングツールと大きく異なる、ディスク状のインサイドスカイビングリングが使用される。
本発明によれば、インサイドスカイビングリングは、ディスク状のツール部を備える。ディスク状のツール部は切歯形状に形成された切削ヘッドを備える。切歯は、インサイドスカイビングリングの回転軸の方向に、内部スペースに向かって真っすぐにまたは斜めに突出する。
本発明に係るディスク状インサイドスカイビングリングは、いわゆるバルクツール(bulk tool)として実現されてもよく、すなわち、本質的にワンピースで実現されたツールに関連する。バルクツールの場合、切歯はツールの一体的な構成要素である。本発明の全ての実施の形態において、切歯がインサイドスカイビングリングの回転軸の方向に内部スペースに向かって真っすぐにまたは斜めに突出するように、カッター、好ましくはカッターバー形状のカッターが挿入状態で搭載された環状(ほぼディスク状)の切削ヘッドベース本体を備える切削ヘッド式インサイドスカイビング(ここではカッターバー式インサイドスカイビングリング)が特に好ましい。本発明の実施の形態は、切歯がインサイドスカイビングリングの回転軸の方向に内部スペースに向かって真っすぐにまたは斜めに突出し、切削プレートが搭載された環状(ほぼディスク状)の切削ヘッドベース本体を備える切削プレートツールとして構成されることも可能である。
従来のスカイビング加工と比較した場合、本発明は、以下に要約した状態で列記した複数の利点を提供する。
−ツールのツール寿命が長くなる。
−ツールの費用が下がる。
−ツールの破損が減少する。
−装置の機械加工部のために必要なスペース(軸間距離および/または作業スペースの寸法)が減少する。
−費用対効果が向上する。
−高い接触比によって各切歯が長く係合し、チップ形成条件が向上する。
本発明に係る方法は、ドライ加工およびウェット加工の両方で実行してもよい。
本発明に係る方法は、軽機械加工および/または重機械加工に使用されてもよい。
本発明のさらなる詳細および効果が、実施例に基づいて、また図面を参照しながら、以下に説明される。全ての概略的な図面において、表現をシンプルにするために、ワークピースおよびスカイビングツールは、回転円周上の状態が(ワークピースが回転円筒状に)省略されている。しかし、歯の高さを備える歯全体に関して、表現された状態は有効である。
ギヤ形成中において、外歯を備えるワークピースと係合する円筒状の外側輪郭を備える成形ホイール(shaping weel)を概略的に示す図 スカイビング加工中において、外歯を備えるワークピースと係合する円筒状の外側輪郭を備える、直線歯型のスカイビングホイールを概略的に示す図 スカイビング加工中において、外歯を備えるワークピースと係合する円錐状の外側輪郭を備える、ヘリカル歯型のスカイビングホイールを概略的に示す図 外歯を備えるワークピースをスカイビング加工中の円錐状スカイビングツールにおける軸の交差の射影(接触面の射影)を概略的に示し、その軸の交角が従来の方法で決定されている図 図3Aの円錐状スカイビングツールおよびワークピースの軸の交差の側方射影(接触面の側方射影)を概略的に示す図 外歯を備えるワークピースをスカイビング加工中の円錐状の(アウター)スカイビングツールにおける軸の交差の射影(接触面の射影)を概略的に示し、その軸の交角が25度に設定されている図 図4Aの円錐状(アウター)スカイビングツールおよびワークピースの軸の交差の側方射影(接触面の側方射影)を概略的に示す図 外歯を備えるワークピースをスカイビング加工中の本発明に係る円錐状のインサイドスカイビングリングの軸の背部側側方射影を概略的に示し、その軸の交角が25度に設定されている図 図5Aの円錐状インサイドスカイビングリングおよびワークピースの接触面の側方射影を概略的に示す図 大きいネガティブな傾斜角δ=−25度でいわゆる接触面に対するインサイドスカイビングリングを概略的に示す図 大きいポジティブな傾斜角δ=25度でいわゆる接触面に対するインサイドスカイビングリングを概略的に示す図 ワークピースをスカイビング加工中の円筒状のインサイドスカイビングリングを概略的に示し、軸の有効交角が30度に設定されているとともにインサイドスカイビングリングが15度の傾斜角でワークピースから離れるように傾いている図 ワークピースをスカイビング加工中の円錐状のインサイドスカイビングリングを概略的に示し、軸の有効交角が30度に設定されているとともにインサイドスカイビングリングがー20度の傾斜角でワークピースに向かって傾いている図 インサイドスカイビングリングとワークピースの回転円周とを特に概略的に示し、インサイドスカイビングリングの3本のカッターバーのみが示されている図 本発明に関連して使用することができる円錐状のインサイドスカイビングリングを特に概略的に示し、インサイドスカイビングリングがカッターバーを搭載し、そのすくい面が前側錐面上に位置する(実際には、インサイドスカイビングリングが図よりは大きい直径を備える)図 図11Aに示すインサイドスカイビングリングとともに外歯を備える円筒状のワークピースを特に概略的に示し、傾斜角δが−20度に設定されている図 本発明に関連して使用することができる円錐状の側面剥離リング(side peeling ring)を特に概略的に示し、インサイドスカイビングリングがカッターバーを搭載し、そのすくい面が前側錐面上に位置する(実際には、インサイドスカイビングリングが図よりは大きい直径を備える)図 図12Aに示すインサイドスカイビングリングとともに外歯を備える円筒状のワークピースを特に概略的に示し、傾斜角δが20度に設定されている図 直線歯を備えるワークピースをスカイビング加工中のインサイドスカイビングリングの一部を斜め下から見た概略的な斜視図であって、インサイドスカイビングリングのいくつかのカッターバーのみが示されているとともに、インサイドスカイビングリングの環状のベース本体が省略されている図 直線歯を備えるワークピースをスカイビング加工中のインサイドスカイビングリング(バルクツール)の一部を斜め下から見た概略的な斜視図であって、インサイドスカイビングリングとワークピースそれぞれが断面で示されている図 外歯を備えるワークピースの歯を形成中のインサイドスカイビングリングを有する、本発明に係る装置の斜視図 図15Aに示す本発明に係る装置において、ツールスピンドルに対するインサイドスカイビングリングの好ましいクランプ形態を詳細に示す図
本明細書においては、関連する公表物や特許内の用語が使用されている。しかしながら、これらの用語は単により良い理解のために使用されているに過ぎないことに留意すべきである。創意や特許請求項の範囲は、これらの特別に選択された用語によって解釈されるものに限定されない。本発明は、他のシステムの専門用語および/または技術分野に関係なく変更することができる。他の技術分野においては、これらの用語は類似して使用される。
回転対称の外側周期的構造は、例えば、外歯を備えるギヤホイールである。しかしながら、例えば、ブレーキディスク、クラッチ、またはギヤトランスミッションの構成要素などであってもよい。インサイドスカイビングツールは、特に、ピニオンシャフト、ワーム、リングギヤ、歯車ポンプ、リング状ジョイントハブ(リング状ジョイントは、例えば、ディファレンシャルギヤから車輪に動力を伝達するための自動車の部分に使用されている)、スプラインシャフトジョイント、ベルトプーリーなどの作製に適している。本明細書において、周期的構造は、すなわち周期的に繰り返される構造である。
以下、主としてギヤホイール、歯、および歯間ギャップについて説明する。しかしながら、上述したように、本発明は、他の周期的構造を備える他の構成部品でも可能である。この場合、これらの他の構成部品は歯間ギャップではなく、例えばねじ溝やうねに関する。
単純化のために、全ての図面において、回転円周や回転表面での構成が省略されている。それゆえ、図面には、対応する回転体が示されている。
本明細書内でインサイドスカイビング加工と呼ばれる本発明に係るスカイビング加工は、インサイドスカイビングリング100を用いて回転対称の外側周期的構造を備えるワークピース50をスカイビング加工するように構成されている。本明細書内で使用されているインサイドスカイビングリング100は、例えば図5Bに明確に示すように、環状のベース本体112を備える。
インサイドスカイビングリング100は、(ほぼ円形状の)内部スペース113を画定するインサイドツールに関する。インサイドスカイビングリング100は、ワークピース50を切削加工するための刃先が設けられた複数の切削ヘッド111(図5Aおよび図5Bには示されていない)を有する。切削ヘッド111それぞれは、すくい面(図11A、11B、12A、12B、13、14において符号121が付されている)を備える。すくい面は、回転軸R1に対して回転対称に、前側面(いわゆる前面SE)または前側錐面KE上に配置されている(それぞれが、必要に応じてステップ角ずつ前面SEまたは錐面KEに対して傾いている)。図10において、前面SEは、2つの同心円K1およびK2によって定義されている(円K2は、ツール100の回転円周W1に対応してもよい)。2つの同心円K1およびK2は、例えば、インサイドスカイビングリング100の環状ベース本体112の外径DAと内径DIに相当してもよい。
すくい面121は、ツール100の回転軸R1に対して回転対称に、前側錐面上に配置されている。これに代わって、前面であってもよい。
すくい面121は、平面としてまたはわずかに湾曲した面として切削ヘッド111に形成されてもよい。すくい面121は、わずかに凸状であってもよい。
ほとんどの場合(すなわち、全ての実施の形態の場合)、スカイビング加工において、切削方向、言い換えると切削速度ベクトルvは、ツール100の回転軸R1と90度異なる角度を包含する。2つの包含される角度の鋭角の方は、好ましくは60度以下、特に好ましくは45度以下である。
複雑な運動学を原因として、チップ切削中に刃先に生じるベクトルである刃先先端の切削速度ベクトルは、スカイビング加工中における計算点APでの切削速度ベクトルvから逸脱する可能性がある。しかしながら、この逸脱は、有効切削速度ベクトルに関して以下に列記することが言えるので大きくはない(この列記については、本発明の全ての実施の形態にあてはまる)。
−有効切削速度ベクトルが、ツール100の回転軸R1に対して90度異なる角度を包含する。
−2つの包含される角度の鋭角な方は、好ましくは約60度以下、特に好ましくは約45度以下である。
図5Aおよび図5Bにおいて、一例のインサイドスカイビングリング100は、概略的な形態で示されており、円錐状の内側マントル表面を備える。内側マントル表面(いわゆる錐面114)が円錐状であることは、図5Aから認識することができる。内側マントル表面の円錐形状は、図3Bからわかるように、構造的な逃げ角を提供する役割をする。したがって、円錐状のインサイドスカイビングリング100は、円錐状の内側マントル表面を備える。
図5Aおよび図5Bの例は、図3A、3B、4A、および4Bに示す外歯と同一の外歯に対するスカイビング加工を考慮するために、意図的に選択されている。さらに、軸の交角Σが25度の状態で加工されている。ワークピース50の回転円周の直径は200mmである。使用する加工装置の軸距離方向の作業スペースARは600mmである。使用する加工装置の移動距離は、最大200mmの軸間距離AAを可能にする。
このような一例の配置において、回転円周が可能な限り大きくて約494mmであってリング強度RSが50mmである場合、円錐状のインサイドスカイビングリング100は、内側を向いて且つ切歯形状に形成されたトータル56個の切削ヘッド111を有する。軸間距離AAは、約147mmである。
例えば図3Aおよび図3Bと比較すると、内側に向いた56個の切歯111を備えるインサイドスカイビングリング100が使用される場合、ツール寿命が27%以上増加することが予測される。例えば図4Aおよび図4Bと比較すると、ツール寿命は、約155%以上増加することが予測される。
本発明に係るインサイドスカイビングリング100のさらなる利点は、切歯111の係合中におけるオーバーラップ量が大きいことである。その結果として、係合距離が長くなり、それにより良好なチップ形成条件を得ることができる。
本発明の全ての実施の形態において、2つの回転軸R1、R2は互いに対してねじれの位置にある。軸の交角Σは、常にゼロと異なる。
好ましくは、インサイドスカイビング加工中、本発明に係るインサイドスカイビングリング100は、ワークピース50に向かって傾いてもよい、またはワークピース50から離れるように傾いてもよい。ツール100の傾きは任意である。ほとんどの場合は、衝突を避けるために行われる。なお、これにより、以下の利点が提供される。
−離れるように傾くことにより、円筒状の(アウター)スカイビングホイールからわかるように、再研磨中に同一の刃先輪郭を可能にする円筒状のインサイドスカイビングホイール100を可能にする。
−向かうように傾くことにより、全体的に配置された再研磨可能なカッターバーが可能になる。
傾斜角δは、図6および図7に基づいて定義される。
図6は、いわゆる接触面BEに対するインサイドスカイビングリング100を概略的に示している。図6によれば、接触面BEに対する向かう方向の傾き(δ<0)が特に示されている。ツールの回転軸R1は、刃先半空間(刃先半空間については後述にて定義される)内で接触面BEと交差する。
図7は、いわゆる接触面BEに対するインサイドスカイビングリング100を概略的に示している。図7によれば、接触面BEに対する離れる方向の傾き(δ>0)が特に示されている。ツールの回転軸R1は、チップ半空間(チップ半空間については後述にて定義される)内で接触面BEと交差する。
傾斜角δがゼロの場合、インサイドスカイビングリング100の回転軸R1は接触面BEに対して距離をあけて平行である、すなわち、回転軸R1は交差点SPで接触面BEに交差しない。
好ましくは、傾斜角δは、−30度から+30度の範囲内である。
以下において、スカイビング加工中におけるインサイドスカイビングリング100の傾きのいくつかの例が説明されている。
図8において、円筒状のインサイドスカイビングリング100(いわゆるシリンダーリング)が示されており、離れるように傾いている。軸の有効交角Σeffは30度であって、傾斜角δが15度である。運動学的に発生する逃げ角は、切削ヘッドでは約15度であって、フランクでは約7.5度である。円筒状インサイドスカイビングリング100は、実質的に円筒状の内側マントル表面114を備える。接続垂線GLは、図示するように、ワークピース50の上方に配置されている。厳密に言えば、接続垂線GLは、インサイドスカイビングリング100の刃先半空間内に配置されている。
離れるように傾く円筒状および円錐状のインサイドスカイビングリング100はスカイビングツール100として適しており、離れるように傾くことにより、インサイドスカイビングリング100とワークピース50との衝突が生じない。
図9において、円錐状のインサイドスカイビングリング100が示されており、向かうように傾いている。軸の有効交角Σeffは30度であって、傾斜角δが−20度である。円錐状インサイドスカイビングリング100は、実質的に円錐状の内側マントル表面114を備える。円錐状インサイドスカイビングリング100は向かうように傾くスカイビングツール100として適しており、その理由は、そうでなければ衝突が生じるからである。接続垂線GLは、図示するようにワークピース50の下方に配置されており、それゆえ見えていない。厳密に言えば、接続垂線GLは、インサイドスカイビングリング100のチップ半空間内に配置されている。
本発明によれば、切削ヘッド111それぞれ、言い換えると切歯それぞれは、内部スペース113内に突出し、第1の回転軸R1の方向に向いている切削ヘッド先端122を備える。本発明に係るインサイドスカイビングリング100のこの態様は、例えば図10から見て取ることができる。図10では、簡素化するために、複数のカッターバー120の内の3つのみが図示されている。図示する例において、全てのカッターバー120の長手軸LA1、LA2、LA3は、共通の点で回転軸R1と交差する。しかしながら、全てのカッターバー120の長手軸LA1、LA2、LA3が第1の回転軸R1の方向に斜めに向き、回転軸R1と接触しないことが考えられる。同様に、長手軸LA1、LA2、LA3が1つの平面状に存在する必要はない。
このことは、一体化された切削ヘッド111を備えるバルクツール(例えば図14参照)にもあてはまる。また、ここでは、長手軸(図14において、1つの長手軸LAのみが示されている)は回転軸R1の方向に延在する。これらは回転軸R1に交差する、または回転軸を越える。これらは1つの平面上に存在する必要はない。
全ての実施の形態において、切削ヘッド111は、ベース本体112の材料の少なくとも一部分から外へ内部スぺース113に向かって突出する。
図11Aにおいて、円錐状のインサイドスカイビングリング100は、概略的に示され、スカイビング加工のための本発明に関連して使用することができる。図11Aに概略的に示すように、スカイビングツール100は、カッター、好ましくはカッターバー120形状のカッターを挿入状態で備える環状のベース本体112を有するツールである。インサイドスカイビングリング100は、ツールスピンドル(ここでは図示せず)によって装置200に動作可能に接続されている。インサイドスカイビングリング100のツールスピンドル170への好ましい形態のクランプの詳細は、図15Bから見て取れる。ここで、カッターバー120のすくい面121は前側錐面KE上に配置され、その回転軸はインサイドスカイビングリング100の回転軸R1と一致する。ワークピース50は、スカイビング加工中、少なくとも部分的にインサイドスカイビングリング100の内部スペース113内に配置される。実際には、インサイドスカイビングリング100の内径DIおよび外径DAは、図11Aに示すものよりはかなり大きい。切歯111や他の突起物を含むトータルのインサイドスカイビングリング100の内径が、最小の内径としてみなされる。
好ましくは、本発明の全ての実施の形態において、インサイドスカイビングリング100の最小内径は、加工されるワークピース50の外径に対して少なくとも1.5倍大きい。特に好ましくは、インサイドスカイビングリング100の最小径は、加工されるワークピース50の外径DWAに対して少なくとも2倍大きい。ワークピース50を衝突することなく受け入れるための好適な内径DIの要件に加えて、軸の交角Σと傾斜角δ(ゼロと異なる場合)の定義中も、ワークピース50とツール100との衝突が生じないように注意すべきである。内径DI、最小内径、軸の交角Σ、および傾斜角δ(ゼロと異なる場合)の規定に加えて、内側マントル表面114が、衝突を回避するために、円錐状(図11Aに示すように)であってもよい。図11Aに係るインサイドスカイビングリング100は、ワークピース50に向かって傾く場合(すなわちδがゼロ度より小さい)に特に適する。
図11Bでは、図11Aのインサイドスカイビングリング100とともに円筒状のワークピース50が示されており、−20度の傾斜角δが規定されている。インサイドスカイビングリング100は、内側衝突輪郭として内側マントル表面を備える。−20度のδで円筒状のワークピース50に向かって大きく傾いているにもかかわらず、インサイドスカイビングリング100とワークピース50とが衝突しないような内側衝突輪郭が選択されている。図11Bにおいて、スカイビングリング100とワークピース50の大きさは、図11Aに比べてより実物に相当する。
図12Aにおいて、円錐状のインサイドスカイビングリング100は、概略的に示され、スカイビング加工のための本発明に関連して使用されてもよい。図12Aに概略的に示すように、スカイビングツール100は、カッター、好ましくはカッターバー120形状のカッターを挿入状態で備える環状のベース本体112を有するツールである。インサイドスカイビングリング100は、図示しないツールスピンドルによって動作可能に装置200に固定されている。カッターバー120のすくい面121は、前側錐面KE上に配置され、その回転軸はインサイドスカイビングリング100の回転軸R1と一致する。ワークピース50(図示せず)は、スカイビング加工中、少なくとも部分的にインサイドスカイビングリング100の内部スペース113内に配置される。実際には、インサイドスカイビングリング100の内径DIおよび外径DAは、図12Aに示すものよりはかなり大きい。
図12Aのツール100は、円錐状の内側マントル表面114を備える。図12Aに係るインサイドスカイビングリング100は、ワークピース50から離れるように傾く場合(すなわちδがゼロより大きい)に特に適する。
図12Bでは、図12Aのインサイドスカイビングリング100とともに円筒状のワークピース50が示されており、20度の傾斜角δが規定されている。インサイドスカイビングリング100は、内側衝突輪郭として内側マントル表面を備える。インサイドスカイビングリング100とワークピース50との衝突が生じないような内側衝突輪郭が選択され、そのために、カッターバーは、最適に保持される、すなわちベース本体112から可能な限り小さく突出する。図11Aおよび図11Bのツール100の内側マントル表面114は、図12Aおよび図12Bのツール100のものとは逆の円錐状である。
向かって傾く場合、インサイドスカイビングリング100は、好ましくは、衝突を避けるために円錐状に形成される。離れるように傾く場合、インサイドスカイビングリングは、円錐状に形成される必要はない。この場合、例えば円筒状に形成されてもよい。図12Aおよび図12Bにおいて、インサイドスカイビングリング100は、衝突を回避するために円錐状ではないが、それは、離れるように傾くことによって十分なスペースが利用でき、カッターバー120がより良く保持/受容されるからである。
図13は、直線歯を備えるワークピース50をインサイドスカイビング加工中のインサイドスカイビングリングの100の一部を概略的に示す斜視図であって、インサイドスカイビングリング100のいくつかのカッターバー120を示している。歯51と歯51の間の歯間ギャップ52とが、直線歯を備えるワークピース40上にて略完成している。インサイドスカイビングリング100の環状のベース本体112は省略されている。図13に基づけば、カッターバー120のシャフト(長方形の断面を備えた状態で示されている)は、問題なく且つ衝突することなく環状のベース本体112に配置することが可能であることがわかる。図13において、2つの円K1、K2は円弧によって示されている。円K1、K2は、図10に関連して上述したように、前面SEを定義する。図13において、1つのカッターバー120には、切歯111、すくい面121、および長手軸LAが示されている。切歯111のすくい面121は、図に示す例においては、前面SEに対してわずかに傾いている。
図14は、バルクツールとして形成され、スプール歯を備えたワークピース50をインサイドスカイビング加工中のインサイドスカイビングリング100の一部を斜め上から見た概略的な斜視図である。ここでは、スカイビングリング100とワークピース50は断面で示されいる。歯51と歯51の間の歯間ギャップ52とが、直線歯を備えるワークピース50状にて略完成している。ここでは、切歯111は、インサイドスカイビングリング100の環状のベース本体112に一体化された部分である。図14において、1つの切歯111には、すくい面121と長手軸LAが示されている。切歯111のすくい面121は、図に示す例においては、前面SEに対してわずかに傾いている。
図13および図14に基づけば、全ての切歯111がインサイドスカイビングリング100の内側マントル表面上に形成されている場合、本発明に係るインサイドスカイビング加工において、1つ以上の切歯111が常にワークピース50の対応する歯間ギャップ52に係合して切削することがわかる。
インサイドスカイビング加工は、
−第1の回転軸R1を中心としてインサイドスカイビングリング100を回転させるステップと、
−連動して第2の回転軸R2を中心としてワークピース50を回転させるステップと、
−第2の回転軸R2に平行な方向に、ワークピース50に対してインサイドスカイビングリング100を軸方向に送る動作VBを実行するステップと、を含む。
スカイビング加工中、2つの回転軸R1、R2は、軸の交角Σを用いて互いに対してねじれの位置にされる。
インサイドスカイビング加工は、インサイドスカイビングリング100が内部スペース113を画定し且つ複数の切歯111を有することを特徴とする。少なくとも1つの刃先、1つの切削ヘッド先端122、および1つのすくい面121が切歯111それぞれに設けられている。全ての切歯111のすくい面121が、第1の回転軸R1に対して回転対称に、インサイドスカイビングリング100の前面SEまたは前側錐面KE上に配置されている。切歯111は、内部スペース113内に突出し、第1の回転軸R1の方向に向いている。
本発明によれば、ワークピース50に対するインサイドスカイビングリング100の軸方向の送りVBにより、切削方向とは反対方向の送りモーションまたは位置合わせされた送りモーションが発生する。図13および図14において、送りモーションVBの方向が示されている。図15Aの例によって示されるように、装置200は、CNC−制御部201によって適切な動作を発生させる。
全ての実施の形態において、軸の有効交角Σeffは、好ましくは、−60°≦Σeff≦60°、Σeff≠0°である。軸の有効交角Σeffの絶対値は4〜45度の間が特に好ましい。
第1の回転軸R1を中心とするインサイドスカイビングリング100の回転と、第2の回転軸R2を中心とするワークピース50に回転と、ワークピース540に対するスカイビングツール100の送り動作VBとがCNC制御によって重ね合わせられると、インサイドスカイビングリング100の切歯111の切削スカイビング動作が生じる。
インサイドスカイビング加工を開始するとき、インサイドスカイビングリング100は、径方向外側から内側にワークピース50の材料に向かって移動することができる、または、インサイドスカイビングリング100は、軸方向に、すなわちワークピース50の前側53から移動することができる。図5Aおよび図5Bにおいて、例えば。上方の前面には符号53が、下方の前面には符号54が付されている。
以下の段落において、本発明に係るインサイドスカイビング加工に関してさらなる説明を行う。
基本的には、インサイドスカイビング加工において、インサイドスカイビングリング100とワークピース50との間の相対動作は、ヘリカルギヤ、すなわちジェネレーションヘリカル型ギヤトランスミッションに対応する。ヘリカルギヤは、空間的なトランスミッションギヤに関連する。
インサイドスカイビング加工プロセスの基本的なデザインは、トランスミッションギヤのデザインのように、いわゆる計算点APで生じる(例えば図2B参照)。本明細書においては、基本的なデザインという用語は、ワークピース50に対するインサイドスカイビングリング100の空間的な配置や動作の定義(運動学的な定義)を言及するものであり、また、回転円周の直径、錐角、ねじれ角などのインサイドスカイビングリング100の幾何学的な基礎量の定義(基礎的なツール形状の定義)を言及するものであると理解される。
計算点APにおける幾何学的および運動学的な噛み合い条件は可能な限り最適化される。噛み合い条件は、計算点APからの距離が増加すると変化する。この場合、スカイビング加工は、刃先の移動中に噛み合い条件が変化する、非常に複雑なプロセスで表現される。しかしながら、噛み合い条件の変化は、計算点APでの噛み合い条件を介して選択的に影響を受ける。
したがって、計算点APでの噛み合い条件の正確なデザインは、スカイビング加工プロセスのデザインにおいて、かなり重要である。
(軸の配置に関連する用語)
軸の配置の定義に必要ないくつかの用語が存在する。これらの用語を以下の表に示す。
Figure 0006006302
(スカイビングツールとワークピースとの間の接触に関する用語)
スカイビングツールとワークピースとの間の接触について説明するために必要ないくつの用語が存在する。これらの用語を以下の表に表す。
Figure 0006006302
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(さらなる射影)
本発明を説明するために、さらに異なる射影が使用される。その射影を以下の表3にて説明する。
Figure 0006006302
非平面状の歯の場合、以下の数式3が、回転軸R1、R2の空間的配置を表す角度の関係を示しており、個々の量を変更する際に重要な役割する。
Figure 0006006302
軸の交角Σは軸の有効交角Σeffと傾斜角δとに分解される。その軸の有効交角Σeffは、回転中のスカイビングツール100と回転中のワークピース50との間の切削速度ベクトルvでの相対的な切削動作を生み出すための決定パラメータである。平面状の歯の場合、軸の有効交角Σeffと傾斜角δは定義されるが、数式3を満たしていない。
本発明によれば、傾斜角δを規定することができ、その絶対値はゼロ度と異なる、言い換えると、接触面BE(2つの速度ベクトルvおよびvを含む)に対するツール基準面、すなわちスカイビングツール100の傾きがネガティブまたはポジティブである。
本発明によれば、全ての実施の形態において、インサイドスカイビングリング100は、切歯111上に形成された刃先とすくい面とを備える。例えば図10、11A、11B、12A、12B、13、および14からわかるように、切歯111は、内側にまっすぐまたは斜めに突出する。切歯111のすくい面121は、インサイドスカイビングリング100の前面SEまたは前側錐面KE上に実質的に形成される。しかしながら、すくい面121を前面SEまたは錐面KEに対して傾ける(傾斜させる)ことにより、好ましくは切削方向に対して直交するようにすくい面を配置してもよい。
インサイドスカイビング加工は、歯が形成されていないワークピース50に対して、好ましくは軽機械加工の枠組みの中で行うことが可能である。
インサイドスカイビング加工は、前もって歯が形成されたワークピース50に対して、好ましくは軽機械加工の後に行ってもよい。すなわち、インサイドスカイビング加工は、重機械加工や仕上げ加工のために行われてもよい。このようなスカイビング加工は、ここでは、インサイド重スカイビング加工(inside hard skiving)と呼ばれる。
一方、インサイドスカイビング加工は、多重切削のスカイビング加工の枠組みの中で行われてもよい。
このような多重切削のスカイビング加工の枠組みにおいて、いくつかのアプローチが可能である。ワークピース50上の周期的構造は、2つの切削フェーズまたは2つ以上の切削フェーズによって生み出されてもよい。第1の切削フェーズ中、ギャップまたは溝が50%の深さに切削される。次に、インサイドスカイビングリング100が、完全な深さのために、ワークピース50の回転軸R2の方向にさらに内側に径方向にセットされる。そして、第2の切削フェーズにおいて、完全な深さに切削される。
本発明の全ての実施の形態において、インサイドスカイビングリング100の回転円周の直径dw1は、ワークピース50の回転円周の直径dw2に比べてかなり大きい。好ましくは、ワークピース50の回転円周直径dw2は、インサイドスカイビングツール100の回転円周直径dw1の60%に比べて小さい。
好ましくは、切削ヘッドツールとして形成された本発明に係る全てのインサイドスカイビングリング100における全てのカッターバー120の長手軸LA1、LA23、LA3は、3つのカッターバー120に基づく図10に示すように、回転軸R1の方向に内側に向いている。このことは、図14に示すバルクツールにも当てはまる。
本発明に係るインサイドスカイビング加工用にデザインされた装置200は、一対の軸R1、R2それぞれの動作を同調させることができるCNC制御部201を有する。CNC制御部201は、装置200の一部であってもよく、または、装置200に通信接続可能202に外部に設けられてもよい。対応する装置200は、外歯を備えて重スカイビング加工されるワークピース50(図15Aにおいて、ワークピース50は内部スペース71内に配置されているために見えていない)に対するインサイドスカイビングリング100の送り動作VBを実行するために、”軸を電子的または制御的に連動させる” いわゆる”電子歯車列(electronic gear train)”を有する。機械加工中におけるインサイドスカイビングリング100とワークピース50の連動は、ヘリカルギヤの相対動作と同様にインサイドスカイビングリング100とワークピース50とが相対動作するように実行される。電子歯車列、すなわち電子的または制御的な軸の連動は、装置200の少なくとも2つの軸の回転周波数に関して同期することができる。本明細書においては、少なくともツールスピンドル170の回転軸R1がワークピーススピンドル180の回転軸R2に対して連動される。また、好ましくは、全ての実施の形態において、ツールスピンドル170の回転軸R1は、方向R2への軸方向の送り動作VBに連動される。この軸方向の送り動作VBは、動作204(鉛直)と動作208(水平)を重ねることによって生じる。さらに、ワークピーススピンドル180は、ピボット軸SAと平行な(回転)カートリッジ205により、矢印206に示すように、直線的にシフトすることができる。さらにまた、ワークピーススピンドル180と一体のカートリッジ205とワークピース50は、ピボット軸SAを中心として、矢印207に示すように回転することができる。軸の交角Σは、ピボット軸SAを中心として回転することによって設定することができる。軸間距離AAは、直線的なシフト動作207によって設定される。
好ましくは、装置200は、図15Aおよび図15Bに示すように、鉛直な配置に基づいて使用される。このような鉛直配置において、ワークピース50とワークピーススピンドル180に対して上方にインサイドスカイビングリング100とツールスピンドル170が配置される、またはその逆に配置される。スカイビング加工中に生じるチップは、重力の影響によって下方向に落下し、例えば図示しないチップベッドを介して除去することができる。それゆえ、図15Aおよび図15Bに示す配置が特に好ましく、その理由は、ツール100とツールスピンドル170によって形成されたチップが内部スペース171内に落下しないからである。
また、装置200は、本発明に係るインサイドスカイビング加工用にデザインされ、正しく幾何学的および運動学的に複雑な加工設定と上述の軸の軸動作とを行う。好ましくは、全ての実施の形態において、装置は6軸を有する。以下の軸動作が好ましい。
−第1の回転軸R1を中心とするスカイビングツールの回転
−第2の回転軸R2を中心とするワークピース50の連動回転
−スイベル軸を中心とする回転動作
−204に平行な直線鉛直方向動作
−206に平行な直線水平方向動作
−208に平行な直線水平方向動作
図15を見れば、ツールスピンドル170および/または対応するアダプタは、好ましくは回転体形状の中空体(例えば、中空シリンダ)としてデザインされていることがわかる。ツールスピンドル170および/または対応するアダプタは、好ましくはカップ形状を備える。インサイドスカイビングリング100は、ツールスピンドル170および/または対応するアダプタに固定される。図15Bには、インサイドスカイビングリング100がツールスピンドル170の構成部品および/または対応するアダプタに固定されている実施の形態が示されている。カッターバー120のための対応する受け入れ開口が、ツールスピンドル170および/または対応するアダプタに直接設けられてもよい。図15を見れば、カッターバー120のシャフトがツールスピンドル170の材料および/または対応するアダプタから径方向外側に突出していることがわかる。
カップ形状のツールスピンドル170および/またはカップ形状のアダプタは、バルクツールとして実装されてもよく、また切削プレートを搭載してもよい。
カップ形状のツールスピンドル170および/またはカップ形状のアダプタは、別体の環状のインサイドスカイビングリング100に固定するようにデザインされてもよい。
インサイドスカイビング加工の特殊な配置により、インサイドスカイビングリング100の最大外径と同じ(すなわち、切削ピース111、言い換えるとカッターバー120とともにベース本体112の直径DAに関する)大きさである、第1の回転軸R1から第2の回転軸R2向かう軸間距離の方向に最大寸法を備える作業スペースARを有する装置であれば十分である。
全ての実施の形態において、インサイドスカイビング加工はドライ加工またはウェット加工が可能であり、ドライ加工としてインサイドスカイビング加工を使用するのが好ましい。
インサイドスカイビング加工の適応範囲は、広く、また異なる回転対称の複数の周期的構造の製造の用途にまで及ぶ。
1 成形ホイール
2 ワークピース
4 歯ヘッド
5 歯ブレスト
6 切削歯/ヘッド
10 スカイビングツール
20 (スカイビング加工される)ワークピース
50 (スカイビング加工される)ワークピース
51 歯
52 歯間ギャップ
53 上方の前側
54 下方の前側
100 スカイビングツール/インサイドスカイビングリング
111 切歯/切削ヘッド
112 環状のベース本体
113 円形状の内部スペース
114 内側マントル表面
120 カッターバー
121 すくい面
122 切削ヘッドの先端
170 ツールスピンドル
171 内部スペース
180 ワークピーススピンドル
200 装置
201 CNC制御
202 通信接続
203 直線送り
204 垂直方向動作成分
205 (回転)キャリッジ
206 直線シフト(水平方向動作)
207 回転動作
208 直線水平方向移動
αKo 構造逃げ角
AA 軸間の中心間距離
AK 軸の交点
AP 計算点
AR 作業スペース
BP 接触点
β ツールのねじれ角
β ワークピースのねじれ角
δ 傾斜角
w1 ツールの回転円周径
w2 ワークピースの回転円周径
DA 外径
DI 内径
DWA 外径
GL 接続垂線
GLF1 接続垂線の射影点
GLF2 接続垂線の射影点
GLV 接続垂線ベクトル
K1 同心円
K2 同心円
KE 前側錐面
LA 長手軸
LA1 長手軸
LA2 長手軸
LA3 長手軸
LF1 正射影
LF2 正射影
n 接触面法線ベクトル
ツールの回転速度
ワークピースの回転速度
R1 ツールの回転軸(ツール軸)
ツール100の接触半径ベクトル
R2 ワークピースの回転軸(ワークピース軸)
ワークピース50の接触半径ベクトル
RS リング強度
SA ピボット軸
SE 前面
hx ストローク動作
ax 軸送り
ax 軸送りベクトル
差動送り
rad 径送り
SP 交点
Σeff 軸の有効交角
Σ 軸の交角
VB 送り動作
切削速度の絶対値
切削速度ベクトル
スカイビングツールの速度ベクトルの絶対値
スカイビングツールの速度ベクトル
ワークピースの速度ベクトルの絶対値
ワークピースの速度ベクトル
W1 ツールの回転円周
W2 ワークピースの回転円周
ω 軸R1を中心とする回転
ω 軸R1を中心とする回転

Claims (18)

  1. 回転対称の外側周期的構造(51、52)を備えるワークピース(50)を複数の刃先を有するスカイビングツールを用いてスカイビング加工する方法において、
    第1の回転軸(R1)を中心としてスカイビングツールを回転させ、
    連動して第2の回転軸(R2)を中心としてワークピース(50)を回転させ、
    第2の回転軸(R2)に平行な方向に、ワークピース(50)に対してスカイビングツールを軸方向に送る動作(VB)を実行し、
    2つの回転軸(R1、R2)が、軸の交角(Σ)を用いて互いに対してねじれの位置にあるように設定され、
    スカイビングツールが、インサイドスカイビングリング(100)であって、内部スペース(113)を画定し、複数の切歯(111)を有し、
    切歯(111)それぞれに、少なくとも1つの刃先、1つの切削ヘッド先端(112)、および1つのすくい面(121)が設けられ、
    全ての切歯(111)のすくい面(121)が、第1の回転軸(R1)に対して回転対称に、インサイドスカイビングリング(100)の前面(SE)または前側錐面(KE)上に配置され、
    切歯(111)が内部スペース(113)内に突出し、且つ第1の回転軸(R1)方向に向いている、方法。
  2. すくい面(121)それぞれが、前面(SE)または前側錐面(KE)に対して傾いた状態で配置されている、請求項1の方法。
  3. インサイドスカイビングリング(100)が、円筒状または円錐状である内側輪郭または内側マントル表面(114)備える環状のベース本体(112)を有する、請求項1または2の方法。
  4. すくい面(121)が、複数の平面としてまたは複数の曲面として形成されている、請求項1〜3のいずれか一項の方法。
  5. ワークピース(50)が外径(DWA)を備え、
    インサイドスカイビングリング(100)が、ワークピース(50)の最大の外径(DWA)に対して少なくとも1.5倍大きい最小の内径を備える、請求項1〜3のいずれか一項の方法。
  6. ワークピース(50)が回転円周の直径(dw2)を備え、
    インサイドスカイビングリング(100)が、ワークピース(50)の回転円周の直径(dw2)に対して少なくとも1.5倍大きい回転円周の直径(dw1)を備える、請求項1〜3のいずれか一項の方法。
  7. 最小内径が、ワークピース(50)の最大の外径(DWA)に対して少なくとも2倍の
    大きさである、請求項5の方法。
  8. インサイドスカイビングリング(100)の回転円周の直径(dw1)が、ワークピース(50)の回転円周の直径(dw2)に対して少なくとも2倍の大きさである、請求項6の方法。
  9. インサイドスカイビングリング(100)が、スカイビング加工中、ワークピース(50)に向かうようにまたはワークピース(50)から離れるように傾いている、請求項1〜8のいずれか一項の方法。
  10. 回転対称の外側周期的構造(51、52)を備えるワークピース(50)をスカイビングツールを用いてスカイビング加工する装置(200)において、
    スカイビングツールを固定するためのツールスピンドル(170)と、
    ワークピース(50)を固定するためのワークピーススピンドル(180)と、
    送り動作(VB)を連動して実行するための、且つ、ツールスピンドル(170)とスカイビングツール(100)とを第1の回転軸(R1)を中心として回転させつつ、ワークピーススピンドル(180)とワークピース(50)とを第2の回転軸(R2)を中心として回転させるための数値制御駆動部と、を有し、
    スカイビングツールが、インサイドスカイビングリング(100)形状であって、内部スペース(113)を画定し、複数の切歯(111)を有し、
    切歯(111)それぞれに、少なくとも1つの刃先、1つの切削ヘッド先端(122)、および1つのすくい面(121)が設けられ、
    全ての切歯(111)のすくい面(121)が、第1の回転軸(R1)に対して回転対称に、インサイドスカイビングリング(100)の前面(SE)または前側錐面(KE)上に配置され、
    切歯(111)が内部スペース(113)内に突出し、且つ第1の回転軸(R1)の方向に向いており、
    装置(200)は数値制御部(201)を有するまたは数値制御部(201)に接続可能であって、
    数値制御部(201)がスカイビング加工中に軸の交角(Σ)を規定することにより、スカイビング加工中において、2つの回転軸(R1、R2)を互いに対してねじれの位置にあるように(一方に傾くように)設定されている、装置。
  11. インサイドスカイビングリング(100)は、円形状の内部スペース(113)を画定する、請求項10の装置(200)。
  12. すくい面(121)それぞれが、前面(SE)または前側錐面(KE)に対して傾いた状態で配置されている、請求項10または11の装置(200)。
  13. ワークピース(50)が最大の外径(DWA)を備え、
    インサイドスカイビングリング(100)が、ワークピース(50)の外径(DWA)に対して少なくとも1.5倍大きい最小内径を備える、請求項10〜12のいずれか一項の装置(200)。
  14. ワークピース(50)が回転円周の直径(dw2)を備え、
    インサイドスカイビングリング(100)が、ワークピース(50)の回転円周の直径(dw2)に対して少なくとも1.5倍大きい回転円周の直径(dw1)を備える、請求項10〜12のいずれか一項の装置(200)。
  15. 最小内径が、ワークピース(50)の最大の外径(DWA)に対して少なくとも2倍の大きさである、請求項13の装置(200)。
  16. インサイドスカイビングリング(100)の回転円周の直径(dw1)が、ワークピース(50)の回転円周直径(dw2)に対して少なくとも2倍の大きさである、請求項14の装置(200)。
  17. 数値制御部(201)は、スカイビング加工中、インサイドスカイビングリング(100)をワークピース(50)に向かってまたはワークピース(50)から離れるように傾けるように構成され、
    斜角(δ)が−30度から30度の範囲内で規定可能である、請求項10〜16のいずれか一項の装置(200)。
  18. インサイドスカイビングリング(100)が最大外径(DA)を備え、
    装置(200)が、第1の回転軸(R1)から第2の回転軸(R2)に向かう軸間距離の方向についてインサイドスカイビングリング(100)の最大外径に比べて最大50%大きい最大寸法を備える作業スペース(AR)を有する、請求項10〜17のいずれか一項の装置(200)。
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