JP6005992B2 - トロッカ - Google Patents

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Description

本発明は、トロッカに関する。
従来、手術を行う際に、開腹することに代えて、細長の挿入部を有する処置具や腹腔鏡装置などの細長の術具を挿入するための小切開を患者の腹壁に形成することにより、患者に対する侵襲を低く抑える手技が知られている。
たとえば腹腔内で処置をする低侵襲手術の場合、腹壁に複数のトロッカを取り付け、トロッカを通じて術具を腹腔内へ導入するのが一般的である。また、患者に対する侵襲をさらに低くする手技として、複数のポートが設けられたトロッカを患者の臍等に取り付けて、このトロッカの各ポートに術具を挿入する手技が知られている。このようなトロッカを用いることによって、1つのトロッカを通じて複数の術具を体内へ導入することができる。
一つのトロッカを通じて複数の術具を体内に導入する場合に使用されるトロッカの例として、特許文献1には、複数のポートが形成されたプレート部材と、プレート部材が回転可能に取り付けられた筒状の部材とを備えた挿入器具(トロッカ)が開示されている。
特開2011−98138号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、複数のポートが形成されたプレート部材が筒状部材に対して相対回転するだけなので、複数のポートの相対位置関係は変化しない。したがって、複数のポートの各々に術具を挿入して使用する場合に、処置対象部位の処置に最適な位置に各術具を配置できない場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、処置対象部位の処置に最適な位置に複数の術具を容易に配置できるトロッカを提供することである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のトロッカは、術具を挿通するための貫通孔が少なくとも一つ形成されたプレート部材と、前記プレート部材とは別体に設けられ前記プレート部材に対して相対移動可能であり且つ術具を挿通するための貫通孔が設けられた少なくとも一つの可動ポート部と、各貫通孔の内部と連通するように前記プレート部材に設けられ切開創に取り付けられる筒部とを備え、前記可動ポート部は、前記プレート部材の表面から外側へ向かって突出し術具を挿通するための貫通孔が形成された筒状の本体部を有することを特徴とするトロッカである。
また、前記プレート部材は、前記可動ポート部が挿通される案内孔部を有し、前記案内孔部は、前記可動ポート部を所定方向へ進退移動させる長孔部を有していてもよい。
また、前記案内孔部は、前記可動ポート部を前記案内孔部の一部に係止する係止部を有していてもよい。
また、前記案内孔部は、前記長孔部を気密に封止する弁を有し、前記弁には、前記可動ポート部が挿通され前記長孔部の長手方向に延びるスリットが形成されていてもよい。
また、前記プレート部材及び前記可動ポート部に設けられた貫通孔には、ロボットに取り付けられた術具が挿通され、前記可動ポート部は、前記ロボットによって前記プレート部材に対して相対移動されてもよい。
本発明のトロッカによれば、処置対象部位の処置に最適な位置に複数の術具を容易に配置できる。
本発明の第1実施形態のトロッカを示す斜視図である。 同トロッカを示す正面図である。 図2のA−A線における断面図である。 同トロッカの使用時の一過程を示す模式図である。 同トロッカの使用時の一過程を示す模式図である。 同トロッカの使用時の一過程を示す模式図である。 同実施形態の変形例の構成を示す図で、トロッカの正面図ある。 図7のB−B線における断面図である。 同トロッカの作用を説明するための図である。 図9のC−C線における断面図である。 本発明の第2実施形態のトロッカを示す正面図である。 同トロッカの使用時の一過程を示す模式図である。 同トロッカの使用時の一過程を示す模式図である。 同実施形態の変形例の構成を示す図で、トロッカの正面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のトロッカについて説明する。図1は本実施形態のトロッカを示す斜視図である。図2はトロッカを示す正面図である。図3は図2のA−A線における断面図である。
図1に示すように、本実施形態のトロッカ1は、プレート部材2と、可動ポート部11と、筒部17とを備える。
図1及び図2に示すように、プレート部材2は、術具を挿通するための貫通孔(第一術具ポート3)が形成された略円板状の部材である。第一術具ポート3は、断面円形の開口が形成された孔であり、プレート部材2に1つ形成されている。第一術具ポート3に挿通される術具の構成は特に限定されない。たとえば、第一術具ポート3には、細長の挿入部を有する処置具や、腹腔鏡等を挿通することができる。また、第一術具ポート3には、スリット5が形成された気密弁4が設けられている。
また、プレート部材2は、第一術具ポート3から離間した位置に、可動ポート部11が挿通される案内孔部6を有している。
案内孔部6は、可動ポート部11を所定方向へ進退移動させる長孔部7と、可動ポート部11を案内孔部6の一部に係止する係止部8と、長孔部7を気密に封止する気密弁9とを有している。
長孔部7は、図2に示すように、プレート部材2の厚さ方向から見て所定の一方向(以下、この方向を「長孔部7の長手方向」と称する。)に長い孔である。長孔部7の長手方向は、たとえばプレート部材2の貫通孔の中心軸線に対してねじれの位置となる方向や、プレート部材2の中心軸線に直交する方向などとすることができる。その他、長孔部7の長手方向は、第一術具ポート3に対する可動ポート部11の移動方向を考慮して適宜選択して設定されてよい。また、長孔部7の長手方向は、曲線であってもよい。たとえば、長孔部7は、貫通孔の中心軸線を中心とする円弧状の長孔や、S字、J字、U字等の曲線形状とされてよい。
係止部8は、長孔部7の長手方向の中間部に形成された隆起形状を有し、プレート部材2に対して可動ポート部11が移動するときに可動ポート部11の外面に対して摺動するように形成されている。長孔部7の長手方向の両端においては、長孔部7と可動ポート部11とは係止部8と比較して摺動抵抗が少なくなっている。これにより、長孔部7の長手方向の一端7aから他端7bへ、あるいは逆方向へとプレート部材2に対して可動ポート部11を移動させる場合には、係止部8に対する摺動抵抗を超える力量で可動ポート部11を移動させる必要がある。係止部8が設けられていることにより、可動ポート部11が可動ポート部11自身の自重によって長孔部7の長手方向の中間部へ移動してしまう可能性が低く抑えられている。その結果、可動ポート部11は、長孔部7の一端7aあるいは他端7bに係止される。
長孔部7に設けられた気密弁9は、可撓性を有する膜状部材であり、長孔部7の長手方向に延びるスリット10が形成されている。気密弁9は、スリット10を押し広げるように可動ポート部11が挿通されている。これにより、長孔部7において、可動ポート部11が挿入された部分の外側領域は、気密弁9によって気密状態とされている。
図2及び図3に示すように、可動ポート部11は、プレート部材2とは別体に設けられており、プレート部材2に対して相対移動する。可動ポート部11は、術具を挿通するための貫通孔(第二術具ポート12)が設けられた本体部13と、本体部13の径方向外側に張り出して形成されたフラップ部16とを備える。
本体部13は、筒状に形成されており、断面円形の開口が形成された孔が第二術具ポート12となっている。第二術具ポート12に挿通可能な術具は、第一術具ポート3同様、特に限定されない。また、第二術具ポート12には、スリット15が形成された可撓性の膜状部材からなる気密弁14が設けられている。
フラップ部16は、プレート部材2に形成された長孔部7に係合する大きさの環状部材であり、本実施形態では本体部13と一体成形されている。フラップ部16は、長孔部7から本体部13が抜けないようにする抜け止めとして機能する。
図1に示す筒部17は、プレート部材2に形成された第一術具ポート3の内部と連通し、且つ、可動ポート部11に形成された第二術具ポート12の内部と連通するようにプレート部材2に設けられた筒状部材である。筒部17は、トロッカ1の使用時にトロッカ1の取り付け対象となる切開創内に挿入されることにより、切開創に取り付けられる。
次に、トロッカ1の使用方法及び作用について説明する。図4ないし図6は、トロッカ1の使用時の一過程を示す模式図である。
本実施形態では、細長の挿入部を有する処置具や腹腔鏡装置等の細長な術具を術者が操作して行う所謂鏡視下手術において本実施形態のトロッカ1を使用する例を示す。
まず、患者の体壁のうち、処置対処部位へと術具を案内するために好適な部位を切開し、図1に示すトロッカ1の筒部17を通すための切開創を形成する。本実施形態では、トロッカ1を使用することにより一つの切開創を通じて複数の術具を体内へ導入するので、切開創は体壁の一箇所、たとえば患者の臍、に形成すればよい。
図4に示すように、プレート部材2に形成された第一術具ポート3と、可動ポート部11に形成された第二術具ポート12とには、互いに異なる術具100が同時に取り付けられてもよい。たとえば、プレート部材2に形成された第一術具ポート3に鉗子等の処置具101が取り付けられ、可動ポート部11に形成された第二術具ポート12に腹腔鏡装置102が取り付けられる。プレート部材2に対する可動ポート部11の初期位置はどこであってもかまわないが、以下では、長孔部7の一端7aに可動ポート部11が位置している状態で作業をしている場合を例に説明する。
第一術具ポート3を通じて体内へ導入された処置具101を使用して処置対象部位に対する処置をする場合、図5に示すように、第二術具ポート12を通じて体内へ導入された腹腔鏡装置102を使用して処置対象部位Xを観察しながら処置を進める。たとえば、長孔部7の一端7aに可動ポート部11が位置している場合、腹腔鏡装置102の挿入部の可動範囲は、長孔部7の一端7aを揺動中心とする円錐状の領域内となる。
たとえば、第一術具ポート3を通じて体内へ導入された処置具101を使用して処置対象部位に対する処置をしている状態で、腹腔鏡装置102の視点を変更して異なる視点から処置対象部位を観察しようとする場合がある。この場合、たとえば長孔部7の一端7aに可動ポート部11が位置している状態では腹腔鏡装置102の視野に処置対象部位を適切に捕らえることができない場合がある。また、長孔部7の一端7aに可動ポート部11が位置している状態で腹腔鏡装置102を所望の位置へ移動させようとすると腹腔鏡装置102と処置具101とが干渉するような場合も考えられる。
このような場合、図6に示すように、長孔部7の一端7aから長孔部7の他端7bへと可動ポート部11を移動させる。すると、腹腔鏡装置102の挿入部の可動範囲は、長孔部7の他端7bを揺動中心とする円錐状の領域内となる。これにより、腹腔鏡装置102を用いて新たな視点方向から処置対象部位を観察することができる。
以上説明したように、本実施形態のトロッカ1によれば、処置対象部位の処置に最適な位置に腹腔鏡装置102を容易に配置できる。これにより、処置具101と腹腔鏡装置102とが適切な位置関係となるように処置具101と腹腔鏡装置102を相対移動させることができる。
また、長孔部7に可動ポート部11が挿通されており、長孔部7に沿って可動ポート部11が移動するので、可動ポート部11が長孔部7に支えられた状態となる。このため、可動ポート部11に取り付けられる術具100のブレが少ない。たとえば、可動ポート部11に腹腔鏡装置102が取り付けられる場合、腹腔鏡装置102を用いて得られる画像がブレにくい。
さらに、長孔部7に係止部8が設けられているので、可動ポート部11が長孔部7に対して係止される。たとえば本実施形態では可動ポート部11は長孔部7の一端7aあるいは他端7bに係止されるので、長孔部7の一端7aあるいは他端7bを揺動中心として腹腔鏡装置102等の術具100を移動させたときに、可動ポート部11の位置がずれにくい。
たとえば、従来、処置中に腹腔鏡装置102が意図せずに移動してしまうと、処置対象部位が視野内に入るように腹腔鏡装置102の位置を戻すまで処置を中断しなければならなくなる。これに対して、本実施形態のトロッカ1では、腹腔鏡装置102の意図しない移動が起こりにくいので、安心して処置をすることができる。
(変形例1)
次に、上述の第1実施形態の変形例について説明する。図7は本変形例の構成を示す図で、トロッカの正面図ある。図8は、図7のB−B線における断面図である。図9は、トロッカの作用を説明するための図である。図10は、図9のC−C線における断面図である。
図7及び図8に示すように、本変形例では、長孔部7を封止する気密弁9に代えて、長孔部7の一部を覆うゴムシート18,19が設けられている。ゴムシート18,19は、可動ポート部11の本体部13によって押圧されると弾性変形する薄板状、シート状、あるいはフィルム状の部材である。本変形例では、半円状に形成された2つのゴムシート18,19が、長孔部7の長手方向の中心部に隙間を開けた状態でプレート部材2に対向配置されている。また、可動ポート部11の本体部13は、2つのゴムシート18,19の隙間に配されている。
さらに、本変形例では、係止部8は、中央部分が窪んで形成されており、長孔部7の中央に可動ポート部11を係止することができるようになっている。
図9及び図10に示すように、本変形例では、可動ポート部11がゴムシート19側へと移動すると、ゴムシート19は弾性変形する。また、ゴムシート18とフラップ部16とによって気密状態は維持される。
このような構成であっても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態のトロッカについて説明する。図11は本実施形態のトロッカを示す正面図である。図12及び図13は、トロッカの使用時の一過程を示す模式図である。
本実施形態のトロッカは、ロボットを用いた手術に好適に適用されるトロッカである。
図11に示すように、本実施形態のトロッカ20は、係止部8を有しておらず、また第一術具ポート3とは別の貫通孔(第三術具ポート21)がプレート部材2にさらに形成されている点でプレート部材2の構成が上述の第1実施形態と異なっている。
可動ポート部11は、プレート部材2に設けられた長孔部7の長手方向に進退自在である。
第三術具ポート21は、可動ポート部11を間に挟むように第一術具ポート3の反対側に配置されている。第三術具ポート21には、第一術具ポート3と同様にスリット23を有する気密弁22が設けられている。
次に、トロッカ20の使用方法及び作用について説明する。
まず、トロッカ20を用いた手術を行うロボットの概要について説明する。なお、ロボットの構成は特に限定されるものではなく、複数の術具を動作させるロボットであれば本実施形態のトロッカ20を好適に取り扱うことができる。
ロボットの例としては、図12に示すように、処置具101が取り付けられた2つアーム201,202と、腹腔鏡装置102が取り付けられた1つのアーム203とを、各アーム201,202,203を動作させる制御装置204とを備える。
処置具101が取り付けられた2つのアーム201,202は、ロボットを操作する使用者の右手、左手に対応して設けられている。また、合計3つのアーム201,202,203は、各々が多関節アームとなっており、第一術具ポート3や第二術具ポート12を揺動中心として処置具101及び腹腔鏡装置102を移動させるように制御装置204により制御される。具体的には、特開2000−300579号公報等に記載の構成を備えたロボットを採用してよい。なお、本実施形態のトロッカ20を用いて手術を行うロボットは、アームが3つ以上設けられたロボットであってもよい。
ロボットによる手術においても、上記第1実施形態と同様に腹腔鏡装置102の視点を変更する場合がある。図12及び図13に示すように、本実施形態では、たとえば可動ポート部11の第二術具ポート12に腹腔鏡装置102が取り付けられている場合、ロボットは、腹腔鏡装置102を移動させ、可動ポート部11は腹腔鏡装置102によって長孔部7の長手方向に移動する。また、現在知られている手術用のロボットは、腹腔鏡装置102を位置決めして長時間保持することが可能であり、長孔部7における任意の位置で可動ポート部11を位置決めして保持することができる。さらに、可動ポート部11が位置決めされた位置を揺動中心として腹腔鏡装置102を揺動させることもできる。
また、本実施形態では、第一術具ポート3に取り付けられた処置具101を右手、第二術具ポート12に取り付けられた処置具101を左手に対応させた状態でロボットを操作している場合、可動ポート部11に取り付けられた腹腔鏡装置102を案内孔部6に沿って移動させることにより、右手と左手との位置関係を維持したまま腹腔鏡装置102の視点方向を変えることができる。これにより、術具100の操作感を維持したまま視点変更をすることができる。
(変形例2)
次に、本実施形態の変形例について説明する。図14は、本変形例のトロッカを示す正面図である。
図14に示すように、本変形例のトロッカ1Aは、可動ポート部11を複数有している点が上述の各実施形態と異なっている。トロッカ1Aは、2つの可動ポート部11(第一可動ポート部11A、第二可動ポート部11B)と、上述の第一術具ポート3と同様の構成を有しトロッカ1Aの中央部に配された第一術具ポート3Aとを有している。
図14に示すトロッカ1Aは、ロボットの左右の腕に取り付けられた2本の処置具を第一可動ポート部11A及び第二可動ポート部11Bにそれぞれ挿入して使用することができる。これにより、第一可動ポート部11A及び第二可動ポート部11Bを通して各処置具を体内等へ挿入した場合、ロボットに取り付けられた処置具やロボット同士が体外で干渉する場合にも、第一可動ポート部11Aあるいは第二可動ポート部11B、若しくは第一可動ポート部11Aと第二可動ポート部11Bとの両方をロボットの駆動力を利用して移動させ、処置具やロボット同士の干渉を回避することも可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、可動ポート部11に複数の術具挿入用貫通孔が形成されていてもよい。また、可動ポート部11に設けられた第二術具ポート12は、プレート部材2に設けられた第一術具ポート3と平行であってもよいし、互いの中心軸線が交差若しくはねじれの位置となるように配置されていてもよい。
また、第一術具ポート3も可動ポート部11と同様の構成を有していてもよい。この場合、第一術具ポート3および第二術具ポート12はプレート部材2に対していずれも相対移動する。
また、第一術具ポート3に処置具101に代えて腹腔鏡装置102を挿入することもできる。また、第二術具ポート12に腹腔鏡装置102に代えて処置具101を挿入することもできる。また、第一術具ポート3および第二術具ポート12には、軟性の内視鏡を挿入してもよい。すなわち、第一術具ポート3および第二術具ポート12に挿入可能な寸法を有する術具等であれば、第一術具ポート3および第二術具ポート12に挿入される対象は特に限定されない。
また、上述の実施形態では、説明を単純化する目的で、腹腔鏡装置102の長尺な挿入部を直線状として説明したが、挿入部の先端部が屈曲したり、腹腔鏡装置が所謂斜視鏡や側視鏡であったりした場合でも、本発明のトロッカは同様の効果を奏する。
また、上述の各実施形態において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
1,20 トロッカ
2 プレート部材
3 第一術具ポート
4 気密弁
5 スリット
6 案内孔部
7 長孔部
8 係止部
9 気密弁
10 スリット
11 可動ポート部
12 第二術具ポート
13 本体部
14 気密弁
15 スリット
16 フラップ部
17 筒部
18,19 ゴムシート
21 第三術具ポート
22 気密弁
23 スリット
100 術具
101 処置具
102 腹腔鏡装置

Claims (5)

  1. 術具を挿通するための貫通孔が少なくとも一つ形成されたプレート部材と、
    前記プレート部材とは別体に設けられ前記プレート部材に対して相対移動可能であり、且つ術具を挿通するための貫通孔が設けられた少なくとも一つの可動ポート部と、
    各貫通孔の内部と連通するように前記プレート部材に設けられ切開創に取り付けられる筒部と、
    を備え
    前記可動ポート部は、前記プレート部材の表面から外側へ向かって突出し術具を挿通するための貫通孔が形成された筒状の本体部を有することを特徴とするトロッカ。
  2. 請求項1に記載のトロッカであって、
    前記プレート部材は、前記可動ポート部が挿通される案内孔部を有し、
    前記案内孔部は、前記可動ポート部を所定方向へ進退移動させる長孔部を有する
    ことを特徴とするトロッカ。
  3. 請求項2に記載のトロッカであって、
    前記案内孔部は、前記可動ポート部を前記案内孔部の一部に係止する係止部を有する
    ことを特徴とするトロッカ。
  4. 請求項2または3に記載のトロッカであって、
    前記案内孔部は、前記長孔部を気密に封止する弁を有し、
    前記弁には、前記可動ポート部が挿通され前記長孔部の長手方向に延びるスリットが形成されている
    ことを特徴とするトロッカ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のトロッカであって、
    前記プレート部材および前記可動ポート部に設けられた貫通孔には、ロボットに取り付けられた術具が挿通され、
    前記可動ポート部は、前記ロボットによって前記プレート部材に対して相対移動される
    ことを特徴とするトロッカ。
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