JP6004660B2 - 撮像素子、撮像装置、及び撮像素子の駆動方法 - Google Patents

撮像素子、撮像装置、及び撮像素子の駆動方法 Download PDF

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本発明は、光電変換部を有する撮像素子、それを有する撮像装置、及び撮像素子の駆動方法に関する。
電子カメラ等の撮像装置には、CMOSイメージセンサー等の撮像素子が用いられている。近年、電子カメラ等の撮像装置においては高感度撮影の要求等から、撮影により得られる画像信号のランダムノイズ成分の低減が求められている。このような問題を解決する1つの方法として、特許文献1には、同一の画素からの画素信号の読み出しを複数回行い、読み出された画素信号を加算平均することによりランダムノイズを低減する技術が開示されている。
特開2005−210701号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、同一の画素から画素信号を複数回読み出すために、画素から列出力線に信号を出力し蓄積部に蓄積するまでの水平ブランキング期間が複数必要となり、フレームレートが大幅に低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、フレームレートを大幅に落とすことなく、画像信号のランダムノイズを低減できるようにすることを目的とする。
本発明の撮像素子は、光電変換部を含む複数の画素と、前記複数の画素からの信号を列毎に出力する列出力線と、前記列出力線を介して出力された前記信号を蓄積する第1の蓄積部と、前記第1の蓄積部に蓄積された信号を受けて蓄積する第2の蓄積部と、前記第1の蓄積部から前記第2の蓄積部へ信号を非破壊で転送する転送部とを備え、前記列出力線を介して出力された前記信号の前記第1の蓄積部への蓄積動作が完了した後に、前記第1の蓄積部から前記第2の蓄積部への前記転送部による信号の転送動作を繰り返し行うとともに、前記複数の画素の内の特定の画素についてのみ前記第2の蓄積部に蓄積された信号の読み出し動作を繰り返し行うことを特徴とする。
本発明よれば、フレームレートの低下を抑制し、効果的に画像信号のランダムノイズを低減することができ、良好な画質の画像を得ることができる。
本発明の第1の実施形態による撮像素子の構成例を示す図である。 第1の実施形態における撮像素子の駆動タイミングの例を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態における動作の概要を示す図である。 第2の実施形態における制御信号生成回路の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る読み出し信号生成回路の構成を示す図である。 第1の実施形態における撮像素子の駆動タイミングの例を示すタイミングチャートである。 第2の実施形態における動作の概要を示す図である。 本発明の実施形態における撮像素子を有する撮像装置の構成例を示す図である。 撮影モード選択画面の例を示す図である。 第3の実施形態における画像処理部の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態による撮像素子の構成例を示す図である。撮像素子は、光電変換素子を含む複数の画素1を有しており、それらが2次元に(行方向及び列方向に)配列されている。なお、図1においては、説明の便宜上、行方向及び列方向に複数の画素が配置された撮像素子のうち、1つの画素と、画素から信号を読み出すための信号線及び読み出し回路を示している。
単位画素1の各々は、フォトダイオード2、転送スイッチ3、リセットスイッチ4、行選択スイッチ5、画素アンプ6、及び浮遊拡散層(FD)7を有する。フォトダイオード2は、光を信号電荷に変換して蓄積する光電変換部である。転送スイッチ3は、転送パルスPTXにより導通/非導通(オン/オフ)が制御され、フォトダイオード2の光電変換により生成された信号電荷を転送パルスPTXに応じて転送する。浮遊拡散層7は、転送スイッチ3によって転送された信号電荷を蓄積する。
リセットスイッチ4は、リセットパルスPRESにより導通/非導通(オン/オフ)が制御され、画素アンプ6のゲートに接続された浮遊拡散層7をリセットパルスPRESに応じてSVDDの電圧レベルにリセットする。画素アンプ6は、ソースフォロアとして機能し、浮遊拡散層7に蓄積された信号電荷を増幅し、信号電圧に変換する。行選択スイッチ5は、選択パルスPSELにより導通/非導通(オン/オフ)が制御され、画素アンプ6の出力と列出力線(垂直出力線)9との接続を制御する。行選択スイッチ5は、不図示の垂直走査回路により選択された行の画素を選択パルスPSELに応じて選択する。行選択スイッチ5によって選択された行の画素信号は、画素アンプ6を介して負荷電流源8に接続された列出力線9に出力される。
第1の蓄積部としての蓄積容量(CTS1)12は、一方の電極が転送ゲート10を介して列出力線9に接続されるとともに、転送部としてのアンプ14の入力端子に接続される。第2の蓄積部としての蓄積容量(CTS2)18は、一方の電極が転送ゲート16を介してアンプ14の出力端子に接続される。蓄積容量(CHS)22は、一方の電極が転送ゲート20を介して蓄積容量(CTS2)18の一方の電極に接続されるとともに、差動増幅器26の非反転入力端子に接続される。また、蓄積容量(CHS)22は、一方の電極がリセットゲート24を介して基準電位に接続される。
転送ゲート10は、制御信号PTS1により導通/非導通(オン/オフ)が制御され、転送ゲート16は、制御信号PTS2により導通/非導通(オン/オフ)が制御される。また、転送ゲート20は、制御信号PHSにより導通/非導通(オン/オフ)が制御され、リセットゲート24は、リセット信号CHRSTにより導通/非導通(オン/オフ)が制御される。容量(CHS)22は、不図示の回路より生成されるリセット信号CHRSTによってリセットされる。
同様に、第1の蓄積部としての蓄積容量(CTN1)13は、一方の電極が転送ゲート11を介して列出力線9に接続されるとともに、転送部としてのアンプ15の入力端子に接続される。第2の蓄積部としての蓄積容量(CTN2)19は、一方の電極が転送ゲート17を介してアンプ15の出力端子に接続される。蓄積容量(CHN)23は、一方の電極が転送ゲート21を介して蓄積容量(CTN2)19の一方の電極に接続されるとともに、差動増幅器26の反転入力端子に接続される。また、蓄積容量(CHN)23は、一方の電極がリセットゲート25を介して基準電位に接続される。
転送ゲート11は、制御信号PTN1により導通/非導通(オン/オフ)が制御され、転送ゲート17は、制御信号PTN2により導通/非導通(オン/オフ)が制御される。また、転送ゲート21は、制御信号PHNにより導通/非導通(オン/オフ)が制御され、リセットゲート25は、リセット信号CHRSTにより導通/非導通(オン/オフ)が制御される。容量(CHN)23は、不図示の回路より生成されるリセット信号CHRSTによってリセットされる。なお、蓄積容量12、13、18、19、22、23の他方の電極は基準電位に対して接続される。
不図示の回路より生成される制御信号PTS1によって転送ゲート10はオンとなり、列出力線9に出力される撮像信号が蓄積容量(CTS1)12に蓄積される。ここで、撮像信号は、光信号(S信号)及びリセットノイズを含むノイズ信号(N信号)の混合信号である。また、同様に、不図示の回路より生成される制御信号PTN1によって転送ゲート11はオンとなり、列出力線9に出力されるノイズ信号が蓄積容量(CTN1)13に蓄積される。その後、制御信号PTS1、PTN1によって転送ゲート10、11はオフとなる。
次に、不図示の回路より生成される制御信号PTS2によって転送ゲート16がオンされると、蓄積容量(CTS1)12に蓄積された撮像信号がアンプ14を介して蓄積容量(CTS2)18に転送される。同様に、不図示の回路より生成される制御信号PTN2によって転送ゲート17がオンされると、蓄積容量(CTN1)13に蓄積されたノイズ信号がアンプ15を介して蓄積容量(CTN2)19に転送される。その後、制御信号PTS2、PTN2によって転送ゲート16、17はオフとなる。
次に、不図示の水平走査回路からの制御信号PHSによって転送ゲート20がオンされると、蓄積容量(CTS2)18に蓄積された撮像信号が容量(CHS)22に転送され蓄積される。また、不図示の水平走査回路からの制御信号PHNによって転送ゲート21がオンされると、蓄積容量(CTN2)19に蓄積されたノイズ信号が容量(CHN)23に転送され蓄積される。次いで、差動増幅器26によって、両者の差分に基づいて撮影画像の画像信号が出力される。
前述の動作において、蓄積容量(CTS2)18から蓄積容量(CHS)22への信号転送では、蓄積容量(CTS2)18の信号は破壊される。一方、蓄積容量(CTS1)12から蓄積容量(CTS2)18への信号転送はアンプ14を介して行われるため、転送が完了した後も蓄積容量(CTS1)12には同一画素の撮像信号がそのまま残っている。すなわち、蓄積容量(CTS1)12から蓄積容量(CTS2)18へは、非破壊で信号が転送される。同様に、蓄積容量(CTN2)19から蓄積容量(CHN)23への信号転送では、蓄積容量(CTN2)19の信号は破壊される。一方、蓄積容量(CTN1)13から蓄積容量(CTN2)19への信号転送はアンプ15を介して行われるため、転送が完了した後も蓄積容量(CTN1)13には同一画素のノイズ信号がそのまま残っている。すなわち、蓄積容量(CTN1)13から蓄積容量(CTN2)19へは、非破壊で信号が転送される。
本実施形態では、一行分の画像信号が出力された後、再び制御信号PTS2によって転送ゲート16がオンとされ、蓄積容量(CTS1)12に蓄積された撮像信号がアンプ14を介して蓄積容量(CTS2)18に転送される。同様に、制御信号PTN2によって転送ゲート17がオンとされ、蓄積容量(CTN1)13に蓄積されたノイズ信号がアンプ15を介して蓄積容量(CTN2)19に転送される。それ以降の差動増幅器26によって画像信号が出力されるまでの動作は前述した動作と同様である。その後、蓄積容量(CTS1)12に蓄積された撮像信号及び蓄積容量(CTN1)13に蓄積されたノイズ信号の出力を転送ゲート16、17を介した転送動作を繰り返すことで行い、所定の回数だけ画像信号の出力を繰り返す。
図2は、第1の実施形態における撮像素子の駆動タイミングの一例を示すタイミングチャートである。なお、図2においては、撮像素子の1行の画像信号を読み出す場合の駆動タイミングを示しており、さらに説明をわかりやすくするために1つの画素に着目して示している。そのため、図2においては、制御信号PHS及びPHNについて各列に対応するものを図示していないが、列毎に走査されることはいうまでもない。
まず、時刻t1にて、リセットパルスPRESがローレベルとされる。これにより、リセットスイッチ4がオフにされ浮遊拡散層7がフローティング状態となり、浮遊拡散層7はノイズ信号を保持するようになる。次に、時刻t2にて、行選択パルスPSELがハイレベルとされる。これにより、行選択スイッチ5がオンし、行選択スイッチ5及び負荷電流源8で構成されたソースフォロア回路が動作状態となり、列出力線9上に画素アンプ6のゲートに供給されるリセット電位に応じたノイズ出力がなされる。
時刻t3にて、制御信号PTN1がハイレベルにされて転送ゲート11がオンとなり、画素1からのノイズ信号が蓄積容量(CTN1)13に蓄積される。時刻t4にて、制御信号PTN1がローレベルにされて転送ゲート11がオフし、蓄積容量(CTN1)13へのノイズ信号の蓄積動作が終了する。
次に、フォトダイオード2での光電変換によって発生した撮像信号の蓄積が行われる。まず、不図示の回路により列出力線9が定電位にリセットされる。時刻t5にて、制御信号PTS1がハイレベルとされ転送ゲート10がオンする。
時刻t6にて、転送パルスPTXがハイレベルとされて転送スイッチ3がオンし、フォトダイオード2に蓄積された光信号が画素アンプ6のゲートに転送される。このとき、行選択パルスPSELはハイレベルであるため、行選択スイッチ5及び負荷電流源8で構成されたソースフォロア回路は動作状態であり、列出力線9上に画素アンプ6のゲートの電位に応じた撮像信号の出力がなされる。したがって、列出力線9に出力された撮像信号が、転送ゲート10を介して蓄積容量(CTS1)12に蓄積される。
時刻t7にて、転送パルスPTXがローレベルとされて転送スイッチ3がオフし、フォトダイオード2から画素アンプ6のゲートへの信号転送が終了する。続いて、時刻t8にて、制御信号PTS1がローレベルとされて転送ゲート10がオフし、蓄積容量(CTS1)12への撮像信号の蓄積動作が終了する。
次に、時刻t9にて、制御信号PTS2がハイレベルとされて転送ゲート16がオンにされ、蓄積容量(CTS1)12に蓄積された撮像信号が蓄積容量(CTS2)18へ転送される。同様に、制御信号PTN2がハイレベルとされて転送ゲート17がオンにされ、蓄積容量(CTN1)13に蓄積されたノイズ信号が蓄積容量(CTN2)19へ転送される。
時刻t10にて、制御信号PTS2がローレベルとされて転送ゲート16がオフし、蓄積容量(CTS2)18への撮像信号の転送が終了する。同様に、制御信号PTN2がローレベルとされて転送ゲート17がオフし、蓄積容量(CTN2)19へのノイズ信号の転送が終了する。
次に、時刻t11にて、不図示の水平シフトレジスタ(水平走査回路)で制御される制御信号PHS及びPHNがハイレベルとされ、転送ゲート20及び21がオンにされる。これにより、蓄積容量(CTS2)18及び蓄積容量(CTN2)19にそれぞれ蓄積される撮像信号及びノイズ信号が容量(CHS)22及び容量(CHN)23に転送される。時刻t12にて、制御信号PTS及びPHNがローレベルとされて転送ゲート20及び21がオフし、容量(CHS)22及び容量(CHN)23への信号転送が終了する。次いで、差動増幅器26によって、両者の差分に基づき撮影画像の画像信号が出力される。
撮像素子から一行分の画像信号が出力された後の時刻t13から時刻t22の間では、図2に示すように前述した時刻t9から時刻t12までの間の動作を繰り返す。
このようにして撮像素子から複数回出力された同一の画素の信号を後段の回路等で加算平均することにより、撮像素子の転送ゲートや差動増幅器で発生したランダムノイズを低減することができ、画像出力として高画質なものを得ることができる。
図3に本実施形態における動作の概要を示す。図3において、水平ブランキング期間(HBLKA)31は、画素1から列出力線9に撮像信号及びノイズ信号を出力し蓄積容量(CTS1)12及び蓄積容量(CTN1)13に蓄積する期間である。転送期間(HBLKB)32、34、36のそれぞれは、蓄積容量(CTS1)12及び蓄積容量(CTN1)13にそれぞれ蓄積された撮像信号及びノイズ信号を蓄積容量(CTS2)18及び蓄積容量(CTN2)19に転送する期間である。読み出し期間(HSR)33、35、37のそれぞれは、蓄積容量(CTS2)18及び蓄積容量(CTN2)19に蓄積された撮像信号及びノイズ信号に基づく各画素の画像信号の読み出しが行われる期間である。
図3に示すように、本実施形態では、1回の水平ブランキング期間(HBLKA)31の後、蓄積容量(CTS1/CTN1)から蓄積容量(CTS2/CTN2)への信号転送及び各画素についての画像信号の読み出しを繰り返し行う。転送期間(HBLKB)32、34、36は、水平ブランキング期間(HBLKA)31よりも非常に短い期間である。本実施形態では、各画素についての画像信号の読み出し動作以外に繰り返す動作は、蓄積容量(CTS1/CTN1)及び蓄積容量(CTS2/CTN2)間での信号転送である。したがって、水平ブランキング期間を繰り返すよりも大幅に短い時間で画素信号を複数回出力することができる。
第1の実施形態によれば、1つの水平ブランキング期間(HBLKA)31で、同一の画素の画素信号を複数回出力することができる。したがって、フレームレートが大幅に低下することなく、効果的に画像信号のランダムノイズを低減することが可能になり、良好な画質の画像を得ることができる。なお、転送ゲート16、17を介した信号転送及び水平読み出しを繰り返し行う回数は任意の複数であり、2回以上であれば本実施形態での効果が得られる。また、前述した説明では、差動増幅器26によって撮像信号からノイズ信号を減算する構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、撮像信号のみの読み出し等、前述したような動作をしない構成でも適用することができ、同一の画素の信号を同様にして複数回出力することで、フレームレートを大幅に低下させることなく、効果的に信号のランダムノイズを低減することが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
前述した第1の実施形態のように撮像素子が有する全画素について読み出しを繰り返し行うと、全画素分の読み出し時間が繰り返した回数だけ生じてしまう。以下に説明する第2の実施形態は、撮像素子が有する画素の内の特定の画素に対してのみ第1の実施形態で説明したような信号の読み出しを繰り返し行うようにするものである。なお、第2の実施形態による撮像素子の構成は、第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
撮像素子には、基準となる画素として遮光された画素(オプティカルブラック画素、OB画素)等が存在する。このOB画素は撮影した画像の補正処理等に使用される。そのため、OB画素の信号にランダムノイズが混入すると補正演算の精度が低下し補正に関して期待した効果が得られなかったり、又は画質が劣化したりすることが考えられる。そこで、以下では、OB画素の信号におけるランダムノイズの影響を低減するために、OB画素のみ信号の読み出しを繰り返し行うようにする場合を一例に説明する。
図4は、撮像素子の画素領域の一例を示す図である。図4において、有効画素領域41は、被写体からの光を受光し入射光量に応じて光電変換を行う複数の有効画素が配置されている領域である。また、OB画素領域42は、被写体からの光が遮光されるOB画素が配置されている領域である。OB画素及び有効画素を含む対象行43からの画像信号の読み出しについて説明する。対象行43の画素の撮像信号及びノイズ信号を、蓄積容量(CTS2)18及び蓄積容量(CTN2)19にそれぞれ転送するまでの動作は、第1の実施形態で説明した動作と同様であるので、その説明は省略する。
蓄積容量(CTS2)18及び蓄積容量(CTN2)19に蓄積された各列の撮像信号及びノイズ信号は、制御信号PHS_OBi、PHS_j、PHN_OBi、PHN_jに基づいて出力される。i,jは添え字であり、iは1〜mの自然数であり、jは1〜nの自然数である(m、nは任意の正数である。)。制御信号PHS_OBi、PHS_jは、図5に示す制御部としての制御信号生成回路101によって生成される。制御信号PHS_OB1〜PHS_OBmはOB画素領域42に該当する列毎の制御信号PHSであり、制御信号PHS_1〜PHS_nは有効画素領域41に該当する列毎の制御信号PHSである。なお、制御信号PHN_OBi、PHN_jを生成する制御信号生成回路も、図5に示した制御信号生成回路101と同様に構成される。また、制御信号PHS_OBi、PHS_jを生成する制御信号生成回路及び制御信号PHN_OBi、PHN_jを生成する制御信号生成回路は同期して動作する。なお、各列に対応する制御信号PHS_OB1〜PHS_OBm、PHS_1〜PHS_nと制御信号PHN_OB1〜PHN_OBm、PHN_1〜PHN_nは共通である構成でもよい。
第2の実施形態において撮像素子の1行の画像信号を読み出す場合の駆動タイミングについて、図6を参照し説明する。
まず、時刻t30にて、対象行についての1回目の読み出しとして、制御信号PTS2がハイレベルとされて転送ゲート16がオンになる。これにより、蓄積容量(CTS1)12に蓄積されている撮像信号が蓄積容量(CTS2)18に転送される。その後、不図示の回路によって生成された制御信号PHSが制御信号生成回路101に入力されると、制御信号PHSはセレクタ105を介してシフトレジスタ114に入力される。シフトレジスタ114は、複数のフリップフロップ107、108、109が縦属接続されて構成され、制御信号PHSが入力されると制御信号PHS_OB1〜PHS_OBmが順次ハイレベルになり所定時間後にローレベルとなる(t31〜t33)。制御信号PHN_OB1〜PHN_OBmについても同様にして生成され、各列において制御信号PHS_OB1〜PHS_OBm又はPHN_OB1〜PHN_OBmがハイレベルの期間中にOB画素の信号が出力される。
その後、対象行における2回目のOB画素の画像信号の読み出しとして、時刻t34にて制御信号PTS2が再びハイレベルとされ転送ゲート16がオンとなり、蓄積容量(CTS1)12に蓄積されている撮像信号が蓄積容量(CTS2)18に転送される。制御信号生成回路101では、1回目の読み出し時に生成された制御信号PHS_OBmが遅延回路104及びセレクタ105を介してシフトレジスタ114に入力される。これにより、時刻t33において制御信号PHS_OBmがハイレベルになった後に時刻t35にて再び制御信号PHS_OB1がハイレベルとなる。その後、シフトレジスタ114によって制御信号PHS_OB2〜PHS_OBmが順次ハイレベルとなる。このようにして、時刻t30〜t33の動作が複数回繰り返される(t34〜t40)。
カウンタ102は、制御信号PHS_OBmがハイレベルになった回数を数えており、制御信号PHS_OBmがハイレベルになった回数を比較器103にて所定の回数と比較する。制御信号PHS_OBmがハイレベルになった回数が所定の回数に達した場合には、セレクタ110は、シフトレジスタ114から出力された制御信号PHS_OBmをシフトレジスタ115に入力するように切り替わる。シフトレジスタ115は、複数のフリップフロップ111、112、113が縦属接続されて構成される。セレクタ110の切り替え動作によって、制御信号PHS_OBmがシフトレジスタ115に入力されると、シフトレジスタ115により制御信号PHS_1〜PHS_nが順次ハイレベルになる(t41〜t44)。各列の制御信号PHN_1〜PHS_nについても同様にして生成され、制御信号PHS_1〜PHS_n又はPHN_1〜PHN_nがハイレベルの期間中に有効画素の信号が出力される。なお、比較に用いられる所定の回数は外部から設定されるような構成でもよい。
前述した動作を実行することにより、撮像素子が有する画素のうち、OB画素の信号だけを複数回出力することができる。図7に本実施形態における動作の概要を示す。図7において、水平ブランキング期間(HBLKA)71は、画素1から列出力線9に撮像信号及びノイズ信号を出力し蓄積容量(CTS1)12及び蓄積容量(CTN1)13に蓄積する期間である。転送期間(HBLKB)72、74、76のそれぞれは、蓄積容量(CTS1)12及び蓄積容量(CTN1)13にそれぞれ蓄積された撮像信号及びノイズ信号を蓄積容量(CTS2)18及び蓄積容量(CTN2)19に転送する期間である。OB画素の読み出し期間(HSR−OB)73、75、77のそれぞれは、蓄積容量(CTS2)18及び蓄積容量(CTN2)19に蓄積された撮像信号及びノイズ信号に基づくOB画素の画像信号の読み出しが行われる期間である。有効画素の読み出し期間(HSR−PE)78は、蓄積容量(CTS2)18及び蓄積容量(CTN2)19に蓄積された撮像信号及びノイズ信号に基づく有効画素の画像信号の読み出しが行われる期間である。図7は、OB画素の画像信号の読み出しを3回繰り返す場合の読み出しかかる時間を示したものであるが、撮像素子の全画素を複数回読み出す場合よりも非常に短い時間で1行の読み出しが終了する。
第2の実施形態によれば、撮像素子から複数回出力されたOB画素の信号を後段の回路等で加算平均することにより、OB画素の信号におけるランダムノイズの影響を低減することができる。その結果、補正演算等でOB画素の信号を使用した場合に、従来と比較して演算精度が向上し、より良好な画質の画像を得ることができる。なお、OB画素等の特定の画素の信号を複数回読み出すための各列の制御信号PHS、PHNの生成方法は、前述した例に限定されるものではなく、特定の画素のみを連続して複数回読み出すような制御信号を生成するものであれば適用できる。また、各列の制御信号PHS、PHNの各々を外部から入力するような構成であってもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
以下に説明する第3の実施形態は、前述した実施形態における撮像素子を有する撮像装置である。以下の説明では、第2の実施形態における撮像素子を有する撮像装置を一例として説明する。
図8は、第2の実施形態における撮像素子を有する撮像装置300の構成例を示す図である。図8において、撮像素子301は、第2の実施形態に説明した撮像素子である。アナログフロントエンド部(AFE:Analog Front End)303は、撮像素子301から出力されたアナログの画像信号に対して、ゲイン調整を行ったり、所定の量子化ビットに対応してデジタル変換を行ったりする。タイミングジェネレータ(TG:Timing Generator)302は、撮像素子301及びAFE303の駆動タイミングを制御する。
RAM308は、AFE303でデジタル変換された画像データや画像処理部309で処理された画像データを記憶する。また、RAM308は、CPU(Central Processing Unit)304が動作する際のワークメモリとして機能する。本実施形態では、これらの機能をRAM308を用いて行うようにしているが、アクセス速度が十分に問題ないレベルのメモリであれば、他のメモリを適用することも可能である。ROM306は、CPU304を動作させるためのプログラム等が格納されている。ROM306は、例えばFlash−ROMである。なお、RAM308は、アクセス速度が十分に問題ないレベルのメモリであれば、任意のメモリを適用することも可能である。
CPU304は、撮像装置300を統括的に制御する。画像処理部309は、撮影により得られた画像信号の補正・圧縮等の処理を行う。インターフェース部310は、静止画像データ及び動画像データを外部記録媒体に記録するための、外部記録媒体とのインターフェースである。コネクタ312は、外部記録媒体313に接続するためのコネクタである。外部記録媒体313は、不揮発メモリやハードディスク等で構成された記録部315を有する外部記録媒体である。コネクタ316は、撮像装置300と接続するためのコネクタであり、インターフェース部314は撮像装置300とのインターフェース部である。なお、本実施形態では、記録媒体として着脱可能な外部記録媒体を適用しているが、その他データ書き込み可能な不揮発性メモリ、ハードディスク等を内蔵した形態でもよい。
操作部305は、撮影命令や撮影条件等の設定をCPU304に対して行うためのものである。表示部307は、撮影した静止画像や動画像や、メニュー等の表示を行う。
本実施形態における撮像装置300は、撮影モードを複数有する。各撮影モードでの動作を以下に説明する。
まず、高画質撮影モードについて説明する。
表示部307に図9に示すようなモード選択画面が表示され、操作部305からユーザー操作によって「高画質撮影モード」が選択されると、CPU304は、撮像素子301及びTG302に高画質撮影モードに対応した設定を行う。例えば、CPU304は、撮像素子301に対しては、図5に示した比較器103に設定するOB画素読み出しの巡回回数を設定する。
その後、操作部305によって撮影命令が入力されると、CPU304から開始信号がTG302に出力され、それを受けたTG302からの駆動信号に基づいて撮像素子301は以下の撮影動作を開始する。
撮像素子の各行におけるOB画素の巡回読み出し及び有効画素の読み出しは、第2の実施形態と同様にして行われる。ここでは、その説明は省略する。撮像素子301から出力された画像信号は、AFE303で画像データにデジタル変換され、画像処理部309に入力される。図10は、画像処理部309の構成例を示す図である。画像処理部309は、水平カウンタ401、平均回路402、及び補正回路403を有する。水平カウンタ401は、そのカウント値が1行の中の画素列と一対一に対応している。画像処理部309に入力されたデータは、平均回路402及び補正回路403に入力される。平均回路402は、水平カウンタ401の出力に基づき複数回出力されるOB画素の信号を特定し、同一の画素の信号を加算平均して出力する。補正回路403は、入力データ及び平均回路402から出力される平均データが入力され、水平カウンタ401のカウント値に基づいて、平均回路402から出力されたOB画素の平均データと有効画素のデータを特定して補正演算を行い、演算結果を出力する。
次に、通常撮影モードについて説明する。
表示部307に図9に示すようなモード選択画面が表示され、操作部305からユーザー操作によって「通常撮影モード」が選択されると、CPU304は、撮像装置301及びTG302に通常撮影モードに対応した設定を行う。例えば、CPU304は、撮像素子301に対しては、図5に示した比較器103に設定するOB画素読み出しの巡回回数を0に設定する。
図5に示した制御信号生成回路101の比較器103に巡回回数を0と設定することにより、制御信号生成回路101では、セレクタ110が制御信号PHS_OBmをシフトレジスタ115に1回目の読み出しから入力する。これによりOB画素読み出しの巡回動作は行われず、OB画素及び有効画素の各画素が毎行1回ずつ読み出されることになる。
そして、操作部305によって撮影命令が入力されると、CPU304から開始信号がTG302に出力され、それを受けたTG302からの駆動信号に基づいて撮像素子301は撮影動作を開始する。撮像素子301から出力された画像信号は、AFE303で画像データにデジタル変換され、画像処理部309に入力される。画像処理部309に入力されたデータは、OB画素及び有効画素ともに補正回路403に入力される。補正回路403は、水平カウンタ401のカウント値に基づいて、OB画素のデータと有効画素のデータを特定して補正演算を行い、演算結果を出力する。
このように高画質撮影モードで撮影した場合には、同一のOB画素のデータを加算平均することで信号に対するランダムノイズの影響を低減することができる。これにより、精度の高い補正演算を実行することが可能になり、高い画質の画像を得ることができる。また、通常撮影モードで撮影した場合には、OB画素の信号を平均しないで使用するので、高画質撮影モードよりは補正精度が落ちるが、同一の画素の信号を複数回読み出さないので読み出し速度は速くなり、フレームレートは向上する。
なお、撮像装置における撮影モードの切り替えは前述した例に限定されるものではなく、例えば画質によって数段階のモードを持ち、モードによって巡回回数を切り替えるような構成であってもよい。また、前述した説明では撮像素子のOB画素のみを巡回して読み出したが、モードによっては第1の実施形態のように撮像装置が有する全画素を巡回して読み出して平均するような構成であってもよい。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画素、2 フォトダイオード、9 列出力線、12 第1の蓄積容量、14 アンプ、18 第2の蓄積容量、22 蓄積容量、13 第1の蓄積容量、15 アンプ、19 第2の蓄積容量、23 蓄積容量、26 差動増幅器

Claims (10)

  1. 光電変換部を含む複数の画素と、
    前記複数の画素からの信号を列毎に出力する列出力線と、
    前記列出力線を介して出力された前記信号を蓄積する第1の蓄積部と、
    前記第1の蓄積部に蓄積された信号を受けて蓄積する第2の蓄積部と、
    前記第1の蓄積部から前記第2の蓄積部へ信号を非破壊で転送する転送部とを備え、
    前記列出力線を介して出力された前記信号の前記第1の蓄積部への蓄積動作が完了した後に、前記第1の蓄積部から前記第2の蓄積部への前記転送部による信号の転送動作を繰り返し行うとともに、前記複数の画素の内の特定の画素についてのみ前記第2の蓄積部に蓄積された信号の読み出し動作を繰り返し行うことを特徴とする撮像素子。
  2. 前記第2の蓄積部に蓄積された信号の読み出し動作を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1記載の撮像素子。
  3. 前記特定の画素は、オプティカルブラック画素であることを特徴とする請求項1又は2記載の撮像素子。
  4. 光電変換部を含む複数の画素と、
    前記複数の画素からの信号を列毎に出力する列出力線と、
    前記列出力線を介して出力された前記信号を蓄積する第1の蓄積部と、
    前記第1の蓄積部に蓄積された信号を受けて蓄積する第2の蓄積部と、
    前記第1の蓄積部から前記第2の蓄積部へ信号を非破壊で転送する転送部とを備え、
    前記列出力線を介して出力された前記信号の前記第1の蓄積部への蓄積動作が完了した後に、前記第1の蓄積部から前記第2の蓄積部への前記転送部による信号の転送動作及び前記第2の蓄積部に蓄積された信号の読み出し動作を繰り返し行う撮像素子と、
    前記撮像素子から複数回出力された同一の画素の信号を加算平均し、加算平均して得られた信号を用いて前記複数の画素からの信号に画像処理を行う画像処理部とを有し、
    選択された撮影モードに応じて、前記第1の蓄積部から前記第2の蓄積部への前記転送部による信号の転送動作及び前記第2の蓄積部に蓄積された信号の読み出し動作を繰り返し行うか否かを切り替えることを特徴とする撮像装置。
  5. 光電変換部を含む複数の画素と、前記複数の画素からの信号を列毎に出力する列出力線と、前記列出力線を介して出力された前記信号を蓄積する第1の蓄積部と、前記第1の蓄積部に蓄積された信号を受けて蓄積する第2の蓄積部と、前記第1の蓄積部から前記第2の蓄積部へ信号を非破壊で転送する転送部とを備える撮像素子の駆動方法であって、
    前記列出力線を介して出力された前記信号を前記第1の蓄積部に蓄積する蓄積工程と、
    前記転送部により前記第1の蓄積部に蓄積された信号を前記第2の蓄積部に転送する転送工程と、
    前記第2の蓄積部に蓄積された信号を読み出す読み出し工程とを有し、
    前記蓄積工程の後に、前記転送工程を繰り返し行うとともに、前記複数の画素の内の特定の画素についてのみ前記読み出し工程繰り返し行うことを特徴とする駆動方法。
  6. 光電変換部を含む複数の画素と、
    前記複数の画素からの撮像信号及びノイズ信号を列毎に出力する列出力線と、
    前記列出力線を介して出力された前記撮像信号を蓄積する第1の撮像信号蓄積部と、
    前記第1の撮像信号蓄積部に蓄積された前記撮像信号を受けて蓄積する第2の撮像信号蓄積部と、
    前記第1の撮像信号蓄積部から前記第2の撮像信号蓄積部へ前記撮像信号を非破壊で転送する撮像信号転送部と、
    前記列出力線を介して出力された前記ノイズ信号を蓄積する第1のノイズ信号蓄積部と、
    前記第1のノイズ信号蓄積部に蓄積された前記ノイズ信号を受けて蓄積する第2のノイズ信号蓄積部と、
    前記第1のノイズ信号蓄積部から前記第2のノイズ信号蓄積部へ前記ノイズ信号を非破壊で転送するノイズ信号転送部とを備え、
    前記列出力線を介して出力された前記撮像信号の前記第1の撮像信号蓄積部への蓄積動作が完了した後に、前記第1の撮像信号蓄積部から前記第2の撮像信号蓄積部への前記撮像信号転送部による撮像信号の転送動作及び前記第2の撮像信号蓄積部に蓄積された撮像信号の読み出し動作を繰り返し行うとともに、
    前記列出力線を介して出力された前記ノイズ信号の前記第1のノイズ信号蓄積部への蓄積動作が完了した後に、前記第1のノイズ信号蓄積部から前記第2のノイズ信号蓄積部への前記ノイズ信号転送部によるノイズ信号の転送動作及び前記第2のノイズ信号蓄積部に蓄積されたノイズ信号の読み出し動作を繰り返し行うことを特徴とする撮像素子。
  7. 前記撮像信号と前記ノイズ信号の差分を出力する差分出力部を備えることを特徴とする請求項6記載の撮像素子。
  8. 前記第2の撮像信号蓄積部に蓄積された撮像信号の読み出し動作及び前記第2のノイズ信号蓄積部に蓄積されたノイズ信号の読み出し動作を制御する制御部を有することを特徴とする請求項6又は7記載の撮像素子。
  9. 光電変換部を含む複数の画素と、前記複数の画素からの撮像信号及びノイズ信号を列毎に出力する列出力線と、前記列出力線を介して出力された前記撮像信号を蓄積する第1の撮像信号蓄積部と、前記第1の撮像信号蓄積部に蓄積された前記撮像信号を受けて蓄積する第2の撮像信号蓄積部と、前記第1の撮像信号蓄積部から前記第2の撮像信号蓄積部へ前記撮像信号を非破壊で転送する撮像信号転送部と、前記列出力線を介して出力された前記ノイズ信号を蓄積する第1のノイズ信号蓄積部と、前記第1のノイズ信号蓄積部に蓄積された前記ノイズ信号を受けて蓄積する第2のノイズ信号蓄積部と、前記第1のノイズ信号蓄積部から前記第2のノイズ信号蓄積部へ前記ノイズ信号を非破壊で転送するノイズ信号転送部とを備える撮像素子の駆動方法であって、
    前記列出力線を介して出力された前記撮像信号を前記第1の撮像信号蓄積部に蓄積する撮像信号蓄積工程と、
    前記撮像信号転送部により前記第1の撮像信号蓄積部に蓄積された撮像信号を前記第2の撮像信号蓄積部に転送する撮像信号転送工程と、
    前記第2の撮像信号蓄積部に蓄積された撮像信号を読み出す撮像信号読み出し工程と、
    前記列出力線を介して出力された前記ノイズ信号を前記第1のノイズ信号蓄積部に蓄積するノイズ信号蓄積工程と、
    前記ノイズ信号転送部により前記第1のノイズ信号蓄積部に蓄積されたノイズ信号を前記第2のノイズ信号蓄積部に転送するノイズ信号転送工程と、
    前記第2のノイズ信号蓄積部に蓄積されたノイズ信号を読み出すノイズ信号読み出し工程とを有し、
    前記撮像信号蓄積工程の後に、前記撮像信号転送工程と前記撮像信号読み出し工程とを繰り返し行うとともに、前記ノイズ信号蓄積工程の後に、前記ノイズ信号転送工程と前記ノイズ信号読み出し工程とを繰り返し行うことを特徴とする駆動方法。
  10. 前記撮像信号と前記ノイズ信号の差分を出力する差分出力工程を有することを特徴とする請求項9記載の駆動方法。
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