JP6003694B2 - 帯電ロール - Google Patents
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Description
最外面に、十点平均表面粗さRzが3〜12μmの表面層を持たせた帯電ロールも知られている(特許文献2)。
導電性芯体と、
前記導電性芯体上に形成された抵抗弾性層と表面層と、を有し、
前記抵抗弾性層のインピーダンスと前記表面層のインピーダンスを、環境温度10℃湿度15%RHにおいて、用いられる画像形成装置の交流電圧周波数の範囲において測定したとき、
|ZE/(ZE+ZS)|≦0.81であって、
前記抵抗弾性層と前記表面層の帯電ロール軸方向単位長さ当たりの抵抗と静電容量が、
RE≦6.0×10 4 Ω・m、CE≧3.5×10 −10 F/m、RS≧3.6×10 6 Ω・m、CS≦2.2×10 −9 F/m、である、
ことを特徴とする。
ここで前記抵抗弾性層のインピーダンスをZE、前記抵抗弾性層の抵抗をRE、前記抵抗弾性層の静電容量をCE、前記表面層のインピーダンスをZS、前記表面層の抵抗をRS、前記表面層の静電容量をCSとする。
導電性芯体と、
前記導電性芯体上に形成された抵抗弾性層と表面層と、を有し、
前記抵抗弾性層のインピーダンスと前記表面層のインピーダンスを、環境温度10℃湿度15%RHにおいて800〜3000Hzまでの範囲の交流電圧で測定したとき、
|ZE/(ZE+ZS)|≦0.81であって、
前記抵抗弾性層と前記表面層の帯電ロール軸方向単位長さ当たりの抵抗と静電容量が、
RE≦6.0×10 4 Ω・m、CE≧3.5×10 −10 F/m、RS≧3.6×10 6 Ω・m、CS≦2.2×10 −9 F/m、である、
ことを特徴とする。
ここで前記抵抗弾性層のインピーダンスをZE、前記抵抗弾性層の抵抗をRE、前記抵抗弾性層の静電容量をCE、前記表面層のインピーダンスをZS、前記表面層の抵抗をRS、前記表面層の静電容量をCSとする。
請求項2に係る発明によれば、本構成の抵抗弾性層及び表面層を有しない帯電ロールに比して、用いられる画像形成装置の低電力を達成しつつ白点の発生を抑制しつつ、帯電ロールの抵抗と表面構造をインピーダンスによる同一の特性値で管理し、一種類の帯電ロールで低速機から高速機まで装置ラインナップを網羅することができ経済的である。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1.1)帯電ロールの全体構成
本実施形態に係る帯電ロール1は、導電性芯体2と、導電性芯体2の外周に形成された抵抗弾性層3と、抵抗弾性層3の外周に形成された表面層4とを備える。
そして、抵抗弾性層3のインピーダンスと表面層4のインピーダンスを、環境温度10℃湿度15%RHにおいて、用いられる画像形成装置の交流電圧周波数の範囲において測定したとき、
|ZE/(ZE+ZS)|≦0.81であり、接触帯電方式の帯電装置を有する画像形成装置に用いられる。
ここで抵抗弾性層3のインピーダンスをZE、表面層4のインピーダンスをZSとする。
導電性の帯電部材である帯電ロール等を像保持体としての感光体ドラムに直接接触させて感光体ドラムの帯電を行う接触帯電方式は、オゾンや窒素酸化物等の発生が大幅に少なく、環境面、スペース、コスト面、電源効率等で優位であるために、電子写真方式を利用した画像形成装置に多く用いられている。
帯電ロール1を用いた接触帯電方式においては、帯電ロール1に帯電のための直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とが重畳された重畳電圧が印加される。
直流電圧(Vdc)の印加だけでは、感光体ドラム21上の抵抗の低いところにだけ電流が流れるため均一に帯電することができない。また、感光体ドラム21表面が局所的に汚れると、その部分だけ帯電しなくなるという問題が生じる。そのため、直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とが重畳された重畳電圧を印加して、感光体ドラム21表面を帯電させている。
十点平均表面粗さRzが3μm未満であると、トナーや外添剤などの異物が付着する虞があり、十点平均表面粗さRzが12μmよりも大きい場合には、凹凸部分にトナー及び紙粉等が溜まり易くなり、また、凹凸の高低差が大きいことによって局所的に異常放電が発生し、均一帯電が妨げられ、白点等の画像欠損が生じてしまう。
具体的には、抵抗弾性層3のインピーダンスをZE、表面層4のインピーダンスをZSとするときに、環境温度10℃湿度15%RHにおいて、用いられる画像形成装置の交流電圧周波数800〜3000Hzまでの範囲で測定し、|ZE/(ZE+ZS)|≦0.81の範囲内にあるときに、感光体ドラム31の摩耗を抑制しながら白点の発生を抑制することができる。
(2.1)インピーダンスの測定方法
図3はインピーダンスを測定する計測構成の一例を示す図である。以下、図面を参照しながら帯電ロール1の抵抗弾性層3のインピーダンスZE、表面層4のインピーダンスZSの測定方法について説明する。
インピーダンスの測定には、計測装置として0.1Hz〜1MHzを計測できるもので、インピーダンスアナライザ、周波数解析装置等、例えばSolartron社製1260を用いる。
具体的には、温度10℃、湿度15RH%の環境下で、1Vp−pの交流電圧を周波数1MHzから10mHzまでの範囲で高周波側から印加して、インピーダンスを測定する。
フィッティングはSolartron社製解析ソフトウェアZView2のInstant
Fit機能を使用して実施できる。
その結果、抵抗弾性層3の抵抗RE、静電容量CE、表面層4の抵抗RS、静電容量CSが得られる。各々のRCを乗じた値が時定数τ0であり,τ0の逆数を2πで除した値が固有周波数f0となる。
従って、表層構造に加え,帯電ロール1の軸方向クラウン形状,ニップ面積(ニップ力)等の要因が影響するためにインピーダンスの計測は用いられる画像形成装置での実使用に近い状態での測定が望ましい。
一般にエピクロルヒドリンゴムの半導電性を利用した帯電ロール1は環境依存性があり、特に低温環境でその抵抗が大きくなることにより放電特性が変化するという課題があった。帯電ロール1の放電特性は、このエピクロルヒドリンゴムを主体とした抵抗弾性層3の抵抗特性に強い関連性がある。
ここで、位相が進むということは上述の等価回路モデルにおいて、交流を印加することで、電流が抵抗成分Rよりも静電容量成分Cを通りやすい状況であることを意味しており、位相が遅れということは、電流が抵抗成分Rを通り易いことを意味している。
すなわち、位相遅れが大きいときには、抵抗による電力損失が発生しており、白点悪化の原因となっている。
インピーダンスは印加電圧(1Vp−p)に対する応答電流の振幅比と、印加電圧(1Vp−p)と応答電流の位相の2つのパラメータで表現され、印加電圧(1Vp−p)の周波数に対する印加電圧−応答電流間の位相から、位相θが極大になる周波数を求められる。
一方、図6に示すように,高周波帯域と低周波帯域で2つの固有周波数を有する帯電ロール1の位相においては、低周波帯域と高周波帯域に2つの位相ピークが存在する(低周波側は位相0degに漸近し、これをピークと称している)。そのために、同じ位相値が複数の周波数に現れることになり、位相θを特性値とした場合には白点消失マージンが一意に決定されないことになる。
すなわち、インピーダンス比は、印加電圧の周波数内で発生する損失インピーダンスを、帯電ロール1全体を表わすインピーダンスで除した値として構成される。
図7(a)の印加電圧の周波数1306Hzにおける位相θと白点消失マージンの関係によれば、同じ位相値に対して、複数の白点消失マージンが存在する範囲が広く帯電ロール1の管理に用いる特性値としては適切ではない。
図7(b)は印加電圧の周波数1306Hzにおけるインピーダンス比と白点消失マージンの関係によれば、同じインピーダンス比に対して、複数の白点消失マージンが存在する場合が少なく帯電ロール1の管理に用いる特性値として一意性が高い。
以下、本実施形態に係る帯電ロール1の導電性芯体2、抵抗弾性層3、表面層4等についてより詳細に説明する。
帯電ロール1の導電性芯体2の材質としては、快削鋼、ステンレス鋼等が使用され、摺動性等の用途に応じて、材質および表面処理方法は適時選択され、導電性を有さない材質についてはメッキ処理等一般的な処理により加工されて導電化処理が行われてもよく、そのまま使用してもよい。
また、抵抗弾性層3を介して感光体ドラム21と適度なニップ圧力(押圧力としてそれぞれ片側5N)で接触するため、ニップ時に撓みのない強度を持った材質またはシャフト長に対して十分剛性をもったシャフト径が選択されることが好ましい。
導電性芯体2の外周には、接着層を介して、抵抗弾性層3を形成してもよい。接着層を形成する接着剤としては、ポリオレフィン系、塩素ゴム系、アクリル系、エポキシ系、ポリウレタン系、ニトリルゴム系、塩化ビニル系、酢酸ビニル系、ポリエステル系、フェノール系、シリコン系のゴムや樹脂やシランカップリング剤等の接着剤を用いればよく、特に制限はない。
帯電ロール1の抵抗弾性層(弾性層という場合もある)3を構成する材料としては、例えば、弾性を有するゴム等の弾性材、抵抗弾性層3の抵抗を調整するカーボンブラックやイオン導電剤等の導電剤の他に、必要に応じて軟化剤、可塑剤、硬化剤、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、シリカおよび炭酸カルシウム等の充填剤等、通常ゴムに添加され得る材料を加えてもよい。
抵抗弾性層3は、通常ゴムに添加される材料を添加した混合物を、導電性芯体2の周面に被覆することにより形成される。抵抗値の調整を目的とした導電剤として、マトリックス材に配合されるカーボンブラックやイオン導電剤のような、電子およびイオンのうち少なくとも1つを電荷キャリアとして電気伝導する材料を分散したもの等を用いてもよい。また、上記弾性材は発泡体であってもかまわない。
これらのゴム材は発泡したものであっても無発泡のものであってもよい。
電子導電剤の例としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック、アルミニウム、銅、ニッケル、クロム、チタニウム等の各種導電性金属または合金、酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ−酸化アンチモン固溶体、酸化スズ−酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化物、絶縁物質の表面を導電化処理したもの等の粉末を挙げることができる。
また、イオン導電剤の例としては、テトラエチルアンモニウム、ラウリルトリメチルアンモニウム等の過塩素酸塩、塩素酸塩等、リチウム、マグネシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩等が挙げられる。
表面層4の材質としては結着樹脂に導電性粒子あるいは半導電性粒子を分散し、その抵抗を制御したもので、抵抗率としては103〜1014Ωcm、好ましくは105〜1012Ωcm、さらに好ましくは107〜1010Ωcmがよい。また膜厚としては0.01〜1000μm、好ましくは0.1〜500μm、さらに好ましくは0.5〜100μmがよい。
結着樹脂としてはアクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリアミド樹脂、メトキシメチル化ナイロン、エトキシメチル化ナイロン、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリビニル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリチオフェン樹脂、PFA、FEP、PET等のポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、尿素樹脂等が用いられる。
また、必要に応じてヒンダードフェノール、ヒンダードアミン等の酸化防止剤、クレー、カオリン、タルク、シリカ、アルミナ等の無機充填剤や、フッ素樹脂やシリコン樹脂の微粉等の有機充填材や、シリコンオイル等の潤滑剤等を、1種または2種以上を添加することができる。更に、必要に応じてレベリング剤、界面活性剤、帯電制御剤等が添加される。
図8(a)に実施例1、実施例2、比較例1、比較例2のそれぞれについての基本配合を示す。
図8(a)に示すポリマ(エピクロルヒドリンゴム)を12インチオープンロールで3分間素練りを行った後、オープンロール回転中にカーボンブラック、炭酸カルシウム、イオン導電剤を徐々に添加し、最後に加硫剤と加硫促進剤を混入させた後、5分間混錬を行い抵抗弾性層3の生ゴムを作成した。
その後、上記生ゴムを射出成形機にて金型内に注入し、3分間保持した後、金型から脱型した。
尚、金型は、φ14.5mmの内径を持つ射出成形用の円筒金型を用い、ヒータによって170℃±5℃に保たれている状態であり、その中に導電性芯体2をセットした。
ロール成形後は、トラバース研削盤を用いて外径をφ12mmに仕上げて、弾性ロールを得た。そのときの表面粗さは、JIS
B0601(1982)に規定された十点平均粗さRzで6μmであり、端部に比べて中央部の外径は、55μm程度大きな状態に仕上げた(クラウン形状)。
そして、表面層形成用液を乾燥・焼成して表面層の凹凸部の凸部に平滑部を形成するために、研磨機で表面層形成弾性ロールの表面を研磨して、それぞれの帯電ロール1を得た。
作成した実施例1、実施例2、比較例1、比較例2のそれぞれの帯電ロール1を、図3に示す計測構成で、抵抗弾性層3のインピーダンスZE、表面層4のインピーダンスZSの測定を行った。
インピーダンスの測定には、インピーダンスアナライザとしてSolartron社製1260を用い、φ30mmの表面粗さRmax1.6μm以下のアルミ製素管(金属導電体)に帯電ロール1を、押圧力としてそれぞれ片側5Nで接触・押圧させ、静止状態で計測した。
具体的には、温度10℃、湿度15RH%の環境下で、1Vp−pの交流電圧を周波数1MHzから10mHzまでの範囲で高周波側から印加して、インピーダンスを測定した。
作成した実施例1、実施例2、比較例1、比較例2のそれぞれの帯電ロール1を、画像形成装置100の帯電装置に用いて白点消失マージンの確認を行った。
白点消失マージンは、上述のように肩電流値(Iac0)から白点が消滅する交流電流値(Iac1)までの範囲、すなわち白点が消滅する交流電流値(Iac1)の肩電流値(Iac0)に対する大きさであり、この交流電流値(Iac1)が小さい程、低い交流電流値で使用することができ、感光体ドラム21の摩耗を抑制し、画像形成装置100の低電力化を図ることができる。
実施例1、実施例2においては、800〜3000Hzの広範囲な周波数帯域においてインピーダンス比が0.81以下であった。
一方、比較例1、比較例2は、800〜3000Hzの全ての周波数帯域においてインピーダンス比が0.81以下にはならなかった。
また、周波数2794Hzの交流電圧(Vac)が印加された画像形成装置100(プロセススピード500mm/sec)において、確認された白点消失マージンは実施例1が19%、比較例1が25%、比較例2が23%であった。(実施例2は非測定)
すなわち、環境温度10℃湿度15%RHにおいて、用いられる画像形成装置の交流電圧周波数800〜3000Hzまでの範囲で測定したとき、|ZE/(ZE+ZS)|≦0.81の範囲内にあるときに、白点消失マージンを軽減できる帯電ロール1を得ることができた。
尚、インピーダンス比と白点消失マージンともに実施例2は実施例1より優れているが、表面層4の十点平均表面粗さRzが実施例2(Rz9.4μm)は実施例1(Rz4.8μm)よりも大きく、例えば粒状性等の画質よりも感光体摩耗削減を優先する画像形成装置においては好適である。
そのために、一義的に管理できる特性値としてインピーダンス比を定義して、抵抗弾性層3のインピーダンスをZE、表面層4のインピーダンスをZSとするときに、環境温度10℃湿度15%RHにおいて、用いられる画像形成装置の交流電圧周波数800〜3000Hzまでの範囲で測定したとき、|ZE/(ZE+ZS)|≦0.81の範囲内にあるときに、感光体ドラム21の摩耗を抑制しながら白点の発生を抑制することができる帯電ロール1を提供することができる。
感光体ドラム21のインピーダンスが加わることで位相ピーク位置もより高周波帯域側に移動し、特性値管理上組合せで悪化することはない。従って、帯電ロール1は帯電ロール単体でのインピーダンス測定値で管理すればよい。
また、用いられる画像形成装置100の使用環境である温度10℃湿度15%RHにおいて得られたインピーダンス比を特性値としているために、例えば通常環境(温度20℃湿度50%RH)や高温・高湿環境(温度28℃湿度85%RH)では抵抗弾性層3の抵抗REがより低下する傾向にあり、インピーダンス比もより低下する。従って、画像形成装置100の使用環境の変動においても問題ない。
2・・・導電性芯体
3・・・抵抗弾性層
4・・・表面層
10・・・制御装置
11・・・コントローラ
12・・・画像処理部
13・・・電源装置
20・・・感光体ユニット
21・・・感光体ドラム
23・・・クリーニングロール
24・・・クリーニングブレード
30・・・現像装置
32・・・現像ロール
40・・・転写装置
41・・・中間転写ベルト
42・・・一次転写ロール
100・・・画像形成装置
Claims (2)
- 導電性芯体と、
前記導電性芯体上に形成された抵抗弾性層と表面層と、を有し、
前記抵抗弾性層のインピーダンスと前記表面層のインピーダンスを、環境温度10℃湿度15%RHにおいて、用いられる画像形成装置の交流電圧周波数の範囲において測定したとき、
|ZE/(ZE+ZS)|≦0.81であって、
前記抵抗弾性層と前記表面層の帯電ロール軸方向単位長さ当たりの抵抗と静電容量が、
RE≦6.0×10 4 Ω・m、CE≧3.5×10 −10 F/m、RS≧3.6×10 6 Ω・m、CS≦2.2×10 −9 F/m、である、
ことを特徴とする帯電ロール。
ここで前記抵抗弾性層のインピーダンスをZE、前記抵抗弾性層の抵抗をRE、前記抵抗弾性層の静電容量をCE、前記表面層のインピーダンスをZS、前記表面層の抵抗をRS、前記表面層の静電容量をCSとする。 - 導電性芯体と、
前記導電性芯体上に形成された抵抗弾性層と表面層と、を有し、
前記抵抗弾性層のインピーダンスと前記表面層のインピーダンスを、環境温度10℃湿度15%RHにおいて800〜3000Hzまでの範囲の交流電圧で測定したとき、
|ZE/(ZE+ZS)|≦0.81であって、
前記抵抗弾性層と前記表面層の帯電ロール軸方向単位長さ当たりの抵抗と静電容量が、
RE≦6.0×10 4 Ω・m、CE≧3.5×10 −10 F/m、RS≧3.6×10 6 Ω・m、CS≦2.2×10 −9 F/m、である、
ことを特徴とする帯電ロール。
ここで前記抵抗弾性層のインピーダンスをZE、前記抵抗弾性層の抵抗をRE、前記抵抗弾性層の静電容量をCE、前記表面層のインピーダンスをZS、前記表面層の抵抗をRS、前記表面層の静電容量をCSとする。
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