JP6003256B2 - 電源装置およびプログラム - Google Patents

電源装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6003256B2
JP6003256B2 JP2012131517A JP2012131517A JP6003256B2 JP 6003256 B2 JP6003256 B2 JP 6003256B2 JP 2012131517 A JP2012131517 A JP 2012131517A JP 2012131517 A JP2012131517 A JP 2012131517A JP 6003256 B2 JP6003256 B2 JP 6003256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
virtual
virtual machine
host computer
virtual host
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012131517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013257607A (ja
Inventor
哲希 岩田
哲希 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2012131517A priority Critical patent/JP6003256B2/ja
Priority to US13/913,589 priority patent/US9292062B2/en
Publication of JP2013257607A publication Critical patent/JP2013257607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6003256B2 publication Critical patent/JP6003256B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3206Monitoring of events, devices or parameters that trigger a change in power modality
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/50Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU]
    • G06F9/5061Partitioning or combining of resources
    • G06F9/5077Logical partitioning of resources; Management or configuration of virtualized resources
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/46Multiprogramming arrangements
    • G06F9/50Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU]
    • G06F9/5094Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU] where the allocation takes into account power or heat criteria
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Description

本発明は、仮想管理サーバによって制御される仮想マシンをエミュレートする仮想ホストコンピュータに、電力を供給する電源装置およびプログラムに関する。
一般的に、物理コンピュータのリソースを有効に活用するため、仮想管理が用いられている。仮想管理では、物理コンピュータを仮想ホストとして適用し、仮想ホスト上で、複数の仮想マシンをエミュレートする。仮想管理において、仮想マシンの稼働状況に応じて、仮想マシンが、他の仮想ホストに移行する場合もある。仮想マシンを自由自在に任意の仮想ホストに移行する仕組みを用いることにより、物理コンピュータのリソースを有効に活用することができる。
また、物理コンピュータの消費電力を削減するために、電力制御装置を用いる方法もある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の方法では、電力制御装置が、システムの負荷状況を収集して、その負荷状況に基づいてシステムを任意の物理コンピュータに移行させるとともに、選択されなかった物理コンピュータの電源をオフする。このように電力制御装置が、仮想管理とともに電源を管理することにより、物理コンピュータの消費電力を削減することが期待されている。
しかしながら、特許文献1に記載の方法において、電力制御装置に電力を供給する電源装置に電力障害があった場合、この電力制御装置は、電源管理のみならず、仮想管理もできなくなってしまう問題がある。
このような状況に鑑み、仮想マシンの仮想管理と、仮想マシンおよび仮想ホストに対する電源管理を担う電源装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2に記載の方法によれば、電源装置が仮想システムを管理することにより、予め定められたスケジュールデータによって、仮想管理と電力供給とを連動させ、安定してシステムを運営することができる。
また一般的な仮想システムにおいて、電源制御するために、PCNS(PowerChute Network Shutdown)などを用いた仕組みがある(例えば、非特許文献1参照。)。停電によりUPSへの電源供給が停止すると、UPSのバッテリーで電力供給されている間に、このUPSが電源を供給するコンピュータをシャットダウンする必要がある。そこで非特許文献1に記載の方法では、停電によりUPSへの電源供給が停止すると、電源装置は、電源供給が停止されたことを、仮想システムのサービスコンソール上のPCNSに通知する。これにより、仮想ホストコンピュータは、シャットダウンを開始するために、仮想マシンのゲストOSをシャットダウンする。ゲストOSのシャットダウンが完了すると、仮想ホストコンピュータは、シャットダウンする。このようなPCNSは、仮想マシン上にインストールされ実行される場合もある。
特開2008−269249号公報 特開2012−038157号公報
日本アイ・ビー・エム株式会社、"VMware ESX / ESXi 4.x 環境におけるIBM UPS管理について"の第5ページ"PowerChute Network Shutdown (PCNS) とは"、[online]、平成23年、日本アイ・ビー・エム株式会社、[平成24年5月17日検索]、インターネット<http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/1e97b730bd4fa8f249256a840020d047/c73c9977ac705ccb4925787700436807/$FILE/VMware_esx4_UPS_mgmt.pdf>
しかしながら、特許文献2に記載の発明や、非特許文献1に記載の技術によっても、仮想マシンを適切に稼働できない場合がある。
一般的な電源装置は、停電が発生すると、その旨を各情報機器に通知する。情報機器は停電が発生した旨を受けると、データを保護するためにシャットダウンする。
この方法は、仮想システムにおいても適用されており、電源装置が仮想ホストコンピュータに停電が発生した旨を通知し、仮想ホストコンピュータをシャットダウンする場合がある。このとき、仮想管理サーバが仮想管理するシステムのコンピュータに電源を供給する場合や、非特許文献1に記載するようにPCNSを用いる場合、仮想管理サーバやPCNSが、仮想マシンをシャットダウンする。従って、電源装置の稼働と、仮想管理またはPCNSのシャットダウンとのコマンドを実行するタイミングの連携をとることができない問題がある。
特に、PCNSは、仮想マシン上で実行されるので、PCNSを実行する仮想マシンの停止、再起動、移行などにより、正常に稼働していない場合が考えられる。この場合、PCNSが、仮想マシンを正常にシャットダウンできない場合があり、仮想マシンをシャットダウンするまでの過程も複雑である。また、PCSNのための仮想マシンを稼働させる必要があるので、このようなシステムは、リソースを有効に活用できていない場合がある。
そこで、電源装置が仮想マシンのシャットダウンを制御する技術の開発が期待されている。しかしながら、仮想マシンの移行や稼働は、仮想管理サーバが制御しているので、電源装置がその情報を取得できず、仮想マシンの安定した稼働を実現できていない問題がある。
このような状況を鑑み、仮想管理の信頼性を高める技術の開発が期待されている。
従って本発明の目的は、仮想管理の信頼性を高めることのできる電源装置およびプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、仮想管理サーバによって制御される仮想マシンをエミュレートする仮想ホストコンピュータに、電力を供給する電源装置に関する。即ち本発明の第1の特徴に係る電源装置は、当該電源装置が電力を供給する仮想ホストコンピュータの識別子を含む仮想ホスト一覧データを記憶する記憶装置と、仮想ホスト一覧データの各仮想ホストコンピュータに、当該仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報の取得リクエストを送信し、各仮想ホストコンピュータから、当該仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得し、仮想ホストコンピュータの識別子、仮想マシンの識別子および取得した仮想マシンの情報を対応づけた仮想マシン管理データを生成する仮想マシン状態取得手段と、仮想マシン管理データを読み出して、仮想マシンの仮想電源に関するコマンドを入力する仮想マシン管理手段と、を備える。
ここで、仮想マシン状態取得手段は、所定のサイクルで仮想マシン管理データを生成することが好ましい。
また仮想ホスト一覧データが、第1の仮想ホストコンピュータの識別子と第2の仮想ホストコンピュータの識別子を含んでも良い。この場合、仮想マシン状態取得手段は、第1の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第1の仮想ホストコンピュータから取得する第1のスレッドと、第2の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第2の仮想ホストコンピュータから取得する第2のスレッドを生成する。仮想マシン状態取得手段は、第1のスレッドにおいて、第1の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得するとともに、第2のスレッドにおいて、第2の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得した後に、仮想マシン管理データを生成する。
本発明の第2の特徴は、仮想管理サーバによって制御される仮想マシンをエミュレートする仮想ホストコンピュータに、電力を供給する電源装置に用いられるプログラムに関する。即ち本発明の第2の特徴に係るプログラムは、電力を供給する仮想ホストコンピュータの識別子を含む仮想ホスト一覧データの仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報の取得リクエストを送信するステップと、各仮想ホストコンピュータから、当該仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得し、仮想ホストコンピュータの識別子、仮想マシンの識別子および取得した仮想マシンの情報を対応づけた仮想マシン管理データを生成するステップと、仮想マシン管理データを読み出して、仮想マシンの仮想電源に関するコマンドを入力するステップとを、電源装置が内蔵するコンピュータに実行させる。
ここで、記仮想マシン管理データを生成するステップは、所定のサイクルで実行されることが好ましい。
また仮想ホスト一覧データが、第1の仮想ホストコンピュータの識別子と第2の仮想ホストコンピュータの識別子を含んでも良い。この場合、取得リクエストを送信するステップは、第1の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第1の仮想ホストコンピュータから取得する第1のスレッドと、第2の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第2の仮想ホストコンピュータから取得する第2のスレッドを生成する。仮想マシン管理データを生成するステップは、
第1のスレッドにおいて、第1の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得するとともに、第2のスレッドにおいて、第2の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得した後に、仮想マシン管理データを生成する。
本発明によれば、仮想管理の信頼性を高めることのできる電源装置およびプログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る仮想システムのシステム構成を説明する図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る仮想ホストコンピュータの機能ブロックを説明する図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る電源装置のハードウェア構成と機能ブロックを説明する図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る電源装置における仮想マシン管理データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る電源装置における仮想ホスト一覧データのデータ構造とデータの一例を説明する図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る電源装置において、仮想ホストを登録する画面の一例である。 図7は、本発明の実施の形態に係る電源装置のポーリングの1サイクルを説明する図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る電源装置において、仮想マシン状態取得手段の処理を説明するフローチャートである。 図9は、本発明の実施の形態に係る電源装置において、仮想マシン状態取得手段が生成するスレッドの処理を説明するフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
まず、本発明の実施の形態において、「物理コンピュータ」は、中央処理制御装置(CPU:Central Processing Unit)および記憶装置などを備えた一般的なコンピュータである。「物理コンピュータ」は、具体的には、パーソナルコンピュータ、サーバ、ブレード型サーバなどのコンピュータである。また「仮想ホストコンピュータ(仮想ホスト)」は、物理コンピュータ上でホストOSを実行することにより物理コンピュータに実装される。1台の仮想ホストは、1台以上の仮想マシンを動かすことができる。「仮想マシン」は、1台の仮想ホスト上で、別のコンピュータをソフトウェア的にエミュレートされた仮想的なコンピュータである。
「仮想システム」は、物理コンピュータ、物理ストレージ、物理スイッチ、物理ネットワークなどで構成され、仮想システム全体で1台以上の仮想マシン、仮想ストレージの役割を担う。「仮想管理」とは、仮想システムを構成する仮想インフラを管理するとともに、1台以上の仮想マシンの稼働を制御する。
仮想ホストに対するコマンドとして、「シャットダウン」、「再起動」、「パワーオン」、「パワーオフ」などがある。「シャットダウン」とは、物理コンピュータで稼働している仮想ホストOSを所定の手順で、電源供給を停止可能な状態に遷移することである。「再起動」とは、物理コンピュータで稼働している仮想ホストOSを再度所定の手順で、シャットダウンし、再び起動することである。「パワーオン」とは、仮想ホストを稼働している物理コンピュータに電源を投入し、仮想ホストOSを稼働することである。
仮想マシンに対するコマンドとして、「シャットダウン」、「再起動」、「パワーオン」、「パワーオフ」などがある。「シャットダウン」とは、仮想マシンにインストールされたゲストOSを、所定の手順で、仮想マシンに割り当てられたCPU、メモリなどのリソースを、解放可能な状態に遷移することである。「再起動」とは、仮想マシンをシャットダウンし、再び起動することである。「パワーオン」とは、仮想マシンに割り当てられたCPU、メモリなどのリソースを、この仮想マシンの稼動のために利用することである。「パワーオフ」とは、仮想マシンに割り当てられたCPU、メモリなどのリソースを開放することである。また、仮想マシンのシャットダウンが正常に終了しない場合、「パワーオフ」して、強制終了する場合もある。
「電源装置」とは、仮想インフラに電力を供給したり、測定したり、切断する装置である。具体的には「電源装置」とは、交流(AC:Alternating Current)電源、直流(DC:Direct Current)電源、無停電電源装置(UPS:Uninterruptible Power Supply)、電力分配器(PDU:Power Distribution Unit)などである。
「仮想電源」とは、仮想ホストコンピュータにおいて、仮想マシンを稼動するために必要なCPUやメモリなどに要する電力の電源である。仮想電源は、物理電源が仮想ホストに供給する電力のうち、所定の仮想マシンが使用する電力を供給する供給源である。
「電源管理」とは、インフラに、安定して電源を供給するための制御のことである。本発明の実施の形態において電源管理とは、例えば、電源設備の点検時や電源障害時に、電源が、コンピュータなどのインフラを自動的にシャットダウンして、コンピュータのサービスおよびデータを保護する機能である。
(仮想システム)
図1(a)を参照して、本発明の実施の形態に係る仮想システム9を説明する。仮想システム9は、第1の電源装置1a、第2の電源装置1b、第1の仮想ホストコンピュータ2a、第2の仮想ホストコンピュータ2b、第3の仮想ホストコンピュータ2c、第1の仮想マシン3a、第2の仮想マシン3b、第3の仮想マシン3c、第4の仮想マシン3d、第5の仮想マシン3e、第6の仮想マシン3f、仮想管理サーバ4および電源管理装置5を備える。第1の電源装置1a、第2の電源装置1b、第1の仮想ホストコンピュータ2a、第2の仮想ホストコンピュータ2b、第3の仮想ホストコンピュータ2c、第1の仮想マシン3a、第2の仮想マシン3b、第3の仮想マシン3c、第4の仮想マシン3d、第5の仮想マシン3e、第6の仮想マシン3fおよび仮想管理サーバ4は、通信ネットワーク6を介して、相互に通信可能に接続されている。図1(a)に示す例において電源管理装置5は、第1の電源装置1aおよび第2の電源装置1bと相互に通信可能に接続する場合を説明するが、通信ネットワーク6を介して、他の機器とも通信可能に接続しても良い。
本実施の形態において、第1の仮想ホストコンピュータ2a、第2の仮想ホストコンピュータ2bおよび第3の仮想ホストコンピュータ2cを区別しない場合、単に仮想ホストコンピュータ2と記載する場合がある。また、仮想ホストコンピュータ2を、単に仮想ホスト2と記載する場合がある。第1の仮想マシン3a、第2の仮想マシン3b、第3の仮想マシン3c、第4の仮想マシン3d、第5の仮想マシン3eおよび第6の仮想マシン3fを区別しない場合、単に仮想マシン3と記載する場合がある。図1に示す電源装置1、仮想ホストコンピュータ2および仮想マシン3などの数は一例であり、これに限ることはない。
図1(a)に示す仮想システム9は、複数の仮想ホストコンピュータ2を備えており、これらの仮想ホストコンピュータ2おいて、1または複数の仮想マシン3がエミュレートされている。ここで、仮想ホストコンピュータ2は、物理インフラを構成する物理コンピュータである。仮想マシン3は、仮想ホストコンピュータ2がエミュレートする、仮想インフラを構成する仮想コンピュータである。
仮想ホスト2は、一般的な物理コンピュータに所定のプログラムがインストールされることにより実現される。仮想ホスト2は、仮想マシン3をエミュレートする。図1(a)において、第1の仮想ホスト2aは、第1の仮想マシン3a、第2の仮想マシン3bおよび第3の仮想マシン3cをエミュレートする。第2の仮想ホスト2bは、第4の仮想マシン3dをエミュレートする。第3の仮想ホスト2cは、第5の仮想マシン3eおよび第6の仮想マシン3fをエミュレートする。
図1(a)に示す仮想システム9において、電源装置1は、仮想管理サーバ4によって制御される仮想マシン3をエミュレートする仮想ホストコンピュータ2に電力を供給する。さらに電源装置1は、これらの仮想ホスト2がエミュレートする仮想マシン3の仮想電源を管理する。第1の電源装置1aが電力を供給する対象は、第1の仮想ホスト2aおよび第2の仮想ホスト2bであるので、第1の電源装置1aは、第1の仮想マシン3a、第2の仮想マシン3b、第3の仮想マシン3cおよび第4の仮想マシン3dの仮想電源を管理する。第2の電源装置1bが電力を供給する対象は、第3の仮想ホスト2cであるので、第2の電源装置1bは、第5の仮想マシン3eおよび第6の仮想マシン3fの仮想電源を管理する。
電源管理装置5は、電源装置1を操作するためのコンピュータである。電源管理装置5は、一般的なコンピュータが、所定のプログラムを実行することにより実現される。電源管理装置5は、電源装置1にコマンドを入力したり、電源装置1の情報を表示したりするとともに、コマンドおよび情報の入出力に伴うデータの処理を担う。
仮想管理サーバ4は、図1(a)に示す仮想マシン3について、移行やリソースの割り当てなどの仮想管理を実行する。ここで、本発明の実施の形態において仮想マシンの起動およびシャットダウンに関する仮想電源を、仮想管理サーバ4でなく、電源装置1が制御する。
仮想管理サーバ4によって、仮想マシン3が移行された後の仮想システム9を説明する。図1(b)に示す仮想システム9において、第3の仮想マシン3cおよび第5の仮想マシン3eが移行している。第3の仮想マシン3cは、図1(a)において第1の仮想ホスト2aによってエミュレートされていたところ、図1(b)において第2の仮想ホスト2bによってエミュレートされる。第5の仮想マシン3eは、図1(a)において第3の仮想ホスト2cによってエミュレートされていたところ、図1(b)において第1の仮想ホスト2aによってエミュレートされる。本発明の実施の形態は、仮想管理サーバ4が、これらの仮想マシン3の移行を指示する場合を想定する。
本発明の実施の形態に係る電源装置1は、このような電源装置1以外の制御による仮想マシン3の移行を検知する。電源装置1は、仮想マシン3と仮想ホスト2との対応づけに基づいて、仮想マシン3の仮想電源と、仮想ホスト2の物理電源を、連携して制御することにより、仮想管理の信頼性の向上に寄与する。
(仮想ホストコンピュータ)
図2を参照して、本発明の実施の形態に係る仮想ホストコンピュータ2を説明する。仮想ホストコンピュータ2は、中央処理制御装置210、記憶装置220および通信制御装置230を備える一般的なコンピュータである。仮想マシンを制御するためのホストOSが、仮想ホストコンピュータ2にインストールされている。記憶装置220は、複数の記憶装置によって構成されても良く、同様に中央処理制御装置210も、複数の中央処理制御装置によって構成されても良い。また、記憶装置220は、複数の仮想ホストコンピュータが接続可能な、共有ディスクであっても良い。
記憶装置220は、中央処理制御装置210における処理に関するデータを記憶する記憶媒体であって、例えばハードディスクである。通信制御装置230は、他のコンピュータ、電源装置、共有ディスクなどと通信するための装置であって、例えばLANアダプタ、FC−SAN(fibre-channel SAN)である。
ホストOSのインストールなどにより、中央処理制御装置210は、仮想マシン制御手段211および移行手段212を実装する。
仮想マシン制御手段211は、仮想ホストコンピュータ2がエミュレートする仮想マシン3を制御する手段である。仮想マシン制御手段211は、例えば、各仮想マシン3へのリソースの割り当てなど、各仮想マシン3を制御する。本発明の実施の形態においては特に、仮想管理サーバ4の指示により、仮想マシン3の移行を制御する。
移行手段212は、仮想マシン3を他の仮想ホストコンピュータ2に移行する手段である。本発明の実施の形態においては、仮想管理サーバ4から入力された移行リクエストに基づいて仮想マシン3を移行する。本発明の実施の形態において、仮想マシン3の制御や移行の具体的手段については、特に問わない。
(電源装置)
図3を参照して、本発明の実施の形態に係る電源装置1を説明する。電源装置1は、メモリ10、コントローラ20、電力供給部30および通信制御装置40を備える。
電力供給部30は、電源装置1に接続された仮想ホストコンピュータ2に、電力を供給する。電力供給部30は、複数のアウトレットを備え、複数の仮想ホストコンピュータ2に電力を供給することができる。図1(a)に示す例では、第1の電源装置1aは少なくとも2つのアウトレットを備え、第2の電源装置1bは少なくとも1つのアウトレットを備える。
通信制御装置40は、他の電源装置や情報機器と通信するための装置であって、例えばLANアダプタである。図1(a)に示す例において通信制御装置40は、通信ネットワーク6を介して、仮想ホスト2と、相互に通信するとともに、電源管理装置5と相互に通信することができる。
メモリ10は、電源装置1で実行するファームウェアプログラムなどのプログラムデータ、およびコントローラ20で処理されるデータなどを蓄積する記憶装置である。メモリ10は、プログラムデータの記憶領域を備えるとともに、電源管理データ11、仮想マシン管理データ12および仮想ホスト一覧データ13を記憶する。本発明の実施の形態において、電源装置1のメモリ10が、各データを記憶する場合について説明するが、これらのデータは、電源装置1に内蔵されたメモリ10に記憶されている必要はない。例えば、電源装置1が読み出し可能なコンピュータのハードディスクや、半導体メモリなど、外部の記憶手段において記憶されていても良い。
電源管理データ11は、仮想ホスト2に供給する電力の設定情報を記憶したデータである。電源管理データ11は、アウトレット識別子と、そのアウトレットによる電力供給先である仮想ホスト2の識別子と、その電力供給のための設定情報と、を対応づける。ここで電力供給のための設定情報とは、電力供給のタイプ、入力電圧、入力周波数、出力電圧および出力周波などであるが、これは一例で、そのほかの情報が含まれても良い。
仮想マシン管理データ12は、電源装置1が電力供給する仮想ホスト2がエミュレートする仮想マシンに関するデータである。仮想マシン管理データ12は、後述する仮想マシン状態取得手段23によって、各仮想ホスト2または各仮想マシン3から取得するデータである。
仮想マシン管理データ12は、例えば、図4に示すデータである。図4に示す仮想マシン管理データ12は、仮想ホスト識別子と、この仮想ホストがエミュレートする仮想マシン識別子と、この仮想マシンに関する仮想マシン情報を対応づけたデータである。
仮想ホスト識別子は、仮想ホスト2のマシン名、IPアドレスなどである。仮想マシン識別子は、仮想マシン3のマシン名、IPアドレス、UUIDなどである。
仮想マシン情報は、仮想マシン3のマシン名、IPアドレス、稼働中またはシャットダウンなどの稼働状態、この仮想マシン3に割り当てられたCPU数、メモリ容量、この仮想マシンのOS名などの情報を対応づけたデータである。仮想マシン管理データ12は、後述する仮想マシン管理手段22で参照される情報である。
図1(a)に示す例において、第1の電源装置1aは、第1の仮想ホスト2aおよび第2の仮想ホスト2bに電力を供給する。第1の仮想ホスト2aは、第1の仮想マシン3a、第2の仮想マシン3bおよび第3の仮想マシン3cをエミュレートする。従って、仮想マシン管理データ12は、第1の仮想ホスト2aの識別子に、第1の仮想マシン3a、第2の仮想マシン3bおよび第3の仮想マシン3cの識別子を対応づけるとともに、各仮想マシン3の仮想マシン情報が対応づけられる。さらに、仮想マシン管理データ12は、第2の仮想ホスト2bの識別子に、第4の仮想マシン3dの識別子を対応づけるとともに、第4の仮想マシン3dの仮想マシン情報を対応づける。
仮想ホスト一覧データ13は、電源装置1が電力を供給する仮想ホストコンピュータ2の識別子を含むデータである。仮想ホスト一覧データ13は、図5に示すように、仮想ホスト識別子に、この仮想ホスト2のIPアドレス、バージョン情報およびホストOS情報などを対応づけたデータである。仮想ホスト一覧データ13は、さらに、各仮想ホスト2にアクセスするためのユーザ名およびパスワードを対応づけても良い。
仮想ホスト一覧データ13のうち、仮想ホスト識別子およびIPアドレスは、例えば、図6に示す画面などにより、ユーザによって予め入力されても良い。図6は、電源装置1が電力供給する各仮想ホスト2の情報を、ユーザが入力する画面である。図6に示す画面は、電源装置1の表示装置に表示されても良いし、電源装置1に接続される電源管理装置5の表示装置に表示されても良い。
ユーザは、図6に示す画面に、仮想ホスト2のIPアドレス、ユーザ名およびパスワードを入力する。電源装置1は、図6に示す画面に入力された情報を取得して、仮想ホスト一覧データ13を生成する。ここで、仮想ホスト2のユーザ名およびパスワードは、仮想ホスト2にログインして、仮想マシンを制御したり、仮想マシンの情報を取得するために、必要に応じて設定される。
コントローラ20は、電源管理手段21、仮想マシン管理手段22、仮想マシン状態取得手段23および仮想マシン状態送信手段24を備える。コントローラ20は、これらの各手段の処理を制御する。コントローラ20は、いわゆる組み込みコンピュータであって、一般的なコンピュータで用いられるCPUとは異なる。
電源管理手段21は、電源管理データ11に基づいて電力供給部30に指示し、各仮想ホスト2への電力供給を制御する。電源管理手段21は、各アウトレットに予め定められた条件で、電力を供給する。また、電源管理手段21は、通常時には外部電源から電力供給を受けて蓄電池に蓄電するとともに、各アウトレットに電力を供給する。停電が発生すると電源管理手段21は、蓄電池から各アウトレットに電力を供給する。
仮想マシン管理手段22は、仮想マシン管理データ12に基づいて、電源装置1が電力を供給する仮想ホスト2がエミュレートする仮想マシン3を管理する。図1(a)において、第1の電源装置1aの場合、仮想マシン管理手段22の管理対象は、第1の仮想ホスト2aがエミュレートする第1の仮想マシン3a、第2の仮想マシン3bおよび第3の仮想マシン3cと、第2の仮想ホスト2bがエミュレートする第4の仮想マシン3dである。
本発明の実施の形態に係る仮想マシン管理手段22は特に、仮想マシン3の仮想電源に関するコマンドを入力する。「仮想マシン3の仮想電源に関するコマンド」は、仮想マシン3の稼働の開始または終了のコマンドであって、具体的には、起動、再起動、シャットダウン、パワーオン、またはパワーオフなど、仮想マシンの稼動に必要な電力に関するコマンドである。
例えば、仮想マシン管理手段22は、停電が発生したことを検知すると、管理対象の仮想マシン3にシャットダウンする命令を出力する。これにより、仮想マシン3におけるCPUやメモリなどのリソースは開放され、仮想マシンの稼動に必要な仮想的な電力はゼロとなり、仮想ホスト2をシャットダウンする準備が整う。
仮想マシン状態取得手段23は、電源装置1が電力を供給する仮想ホスト2について、仮想ホスト2に接続して、当該仮想ホスト2がエミュレートする仮想マシン3の情報を取得して、図4に示す仮想マシン管理データ12を生成する。図1(a)に示す例において、第1の電源装置1aが電力を供給する仮想ホスト2は、第1の仮想ホスト2aおよび第2の仮想ホスト2bである。
仮想マシン状態取得手段23は、仮想ホスト一覧データ13の各仮想ホストコンピュータ2に、仮想ホストコンピュータ2がエミュレートする仮想マシン3の情報の取得リクエストを送信する。仮想マシン状態取得手段23は、各仮想ホストコンピュータ2から、当該仮想ホストコンピュータ2がエミュレートする仮想マシン3の情報を取得する。仮想マシン状態取得手段23は、仮想ホストコンピュータ2の識別子、仮想マシン3の識別子および取得した仮想マシン3の情報を対応づけた仮想マシン管理データ12を生成し、メモリ10に記憶する。
ここで、仮想マシン状態取得手段23は、所定のサイクルで仮想マシン管理データ12を生成することが好ましい。例えば、仮想マシン状態取得手段23は、仮想マシン管理データ12を生成し、所定時間が経過した後に、仮想ホスト2に、仮想マシン3の情報の取得リクエストを送信しても良い。
ここで、仮想マシン状態取得手段23は、仮想ホスト2のそれぞれに、仮想マシン3の情報の取得リクエストを送信して、仮想マシン3の情報を取得するスレッドを設けても良い。
例えば、仮想ホスト一覧データ13が、第1の仮想ホストコンピュータ2aの識別子と第2の仮想ホストコンピュータ2bの識別子を含む場合を考える。
この場合仮想マシン状態取得手段23は、第1のスレッドと、第2のスレッドを生成する。第1のスレッドは、第1の仮想ホストコンピュータ2aがエミュレートする仮想マシンの情報を、第1の仮想ホストコンピュータ2aから取得するスレッドである。第2のスレッドは、第2の仮想ホストコンピュータ2bがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第2の仮想ホストコンピュータ2bから取得するスレッドである。
仮想マシン状態取得手段23は、第1のスレッドにおいて、第1の仮想ホストコンピュータ2aがエミュレートする仮想マシンの情報を取得する。さらに仮想マシン状態取得手段23は、第2のスレッドにおいて、第2の仮想ホストコンピュータ2bがエミュレートする仮想マシンの情報を取得する。その後、この仮想マシン状態取得手段23は、仮想マシン管理データ12を生成する。
図7を参照して、仮想マシン状態取得手段23が仮想マシン3の情報を取得するサイクルを説明する。図7に示す例では、周期的にポーリングして仮想マシンの情報を取得する場合を説明するが、この例に限られない。例えば、停電が発生したなど、所定の条件と満たした際、仮想マシン状態取得手段23は、図7に示す1サイクルの処理を実行しても良い。
図7(a)は、ポーリングの1サイクルを説明する。仮想マシン状態取得手段23は、直近で仮想マシン管理データ12を生成してから、W1において、所定時間tのスリープタイムを設ける。所定時間tの経過後、仮想マシン状態取得手段23は、第1の仮想ホスト2aに関する第1のスレッドT1と、第2の仮想ホスト2bに第2のスレッドT2を生成する。仮想マシン状態取得手段23は、第1のスレッドT1および第2のスレッドT2の処理が終了するまでの間、W2において、スレッド終了を待機する。
第1のスレッドT1は、まず、W21において、第1の仮想ホスト2aから、仮想マシン一覧を取得し、その後、W22において、W21で取得した仮想マシン一覧の各仮想マシンにアクセスして、仮想マシン情報を取得する。第2のスレッドT2も同様に、まず、W23において、第2の仮想ホスト2bから、仮想マシン一覧を取得し、その後、W24において、W23で取得した仮想マシン一覧の各仮想マシン3にアクセスして、仮想マシン情報を取得する。
図7(b)を参照して、W21において、第1の仮想ホスト2aから仮想マシン一覧を取得する処理を説明する。第1のスレッドT1は、まず、W211において、仮想ホスト一覧データ13から第1の仮想ホスト2aのIPアドレスを取得し、https://<IPアドレス>/mobにアクセスし、第1の仮想ホスト2aのバージョン情報、ホストOS情報などを取得する。取得した情報は、仮想ホスト一覧データ13に更新されても良い。次にW212において、所定時間のスリープの後、W213において、仮想マシン状態取得手段23は、https://<IPアドレス>/mob?moid/ha-folder-vmにアクセスし、第1の仮想ホスト2aがエミュレートする仮想マシンの識別子を取得する。
図7(c)を参照して、第1の仮想ホスト2aがエミュレートする仮想マシンの情報を取得する処理を説明する。第1のスレッドT1は、W213で取得した各仮想マシン3に接続して、各仮想マシンの情報を取得する。ここで、W213で取得した仮想マシンは、N個であるとする。第1のスレッドT1は、W221において、仮想マシン一覧の第1の仮想マシンの識別子に基づいて、https://<IPアドレス>/mob?moid=<仮想マシンの識別子>&doPath=summaryにアクセスする。第1のスレッドT1は、第1の仮想マシンの仮想マシン名、IPアドレス、稼働状態、CPU数、メモリ容量、OS名などの第1の仮想マシンの情報を取得する。次にW222において、所定時間のスリープの後第1のスレッドT1は、W223において、仮想マシン一覧の第2の仮想マシンの識別子に基づいて、https://<IPアドレス>/mob?moid=<仮想マシンの識別子>&doPath=summaryにアクセスする。第1のスレッドT1は、第2の仮想マシンの仮想マシン名、IPアドレス、稼働状態、CPU数、メモリ容量、OS名などの第2の仮想マシンの情報を取得する。このようにW213において取得した仮想マシン一覧の各仮想マシンについて、仮想マシンの情報を取得すると、このスレッドの処理を終了する。
第2のスレッドT2においても、図7(b)および図7(c)と同様に、第2の仮想ホスト2bがエミュレートする仮想マシンの情報を取得する。
なお、ここでは、HTTPSを用いて仮想マシン情報を取得する場合を説明したが、これに限られない。例えばHTTP、SOAP、SSHなど、どのようなプロトコルを用いても良い。
第1のスレッドT1および第2のスレッドT2の処理が終了すると、仮想マシン状態取得手段23は、W3において終了処理をする。具体的には、第1のスレッドT1および第2のスレッドT2によって取得された仮想マシンの情報に基づいて、仮想マシン管理データ12を生成し、メモリ10に記憶する。またこの後、所定時間tのスリープタイムの経過後、仮想マシン状態取得手段23は、各仮想ホスト2の仮想マシンの情報を取得する。
図8および図9を参照して、本発明の実施の形態に係る仮想マシン状態取得手段23による仮想マシン状態取得処理を説明する。
まずステップS1において仮想マシン状態取得手段23は、ポーリングのタイミングであるか否かを判定する。具体的には、前回仮想マシン管理データ12を生成してから、所定時間tが経過したか否かを判定する。経過していない場合、仮想マシン状態取得手段23は、所定時間tの経過を待機する。また仮想マシン状態取得手段23は、停電が発生した際にポーリングしても良い。
経過した場合、仮想ホスト一覧データ13の各仮想ホストについて、ステップS2およびステップS3の処理を繰り返す。仮想マシン状態取得手段23は、ステップS2において、仮想ホスト2の仮想マシン情報を取得するスレッドを生成し、ステップS3において、ステップS2で生成したスレッドで、処理を開始する。
仮想ホスト一覧データ13の各仮想ホストについて、ステップS2およびステップS3の処理が終了すると、ステップS4において仮想マシン状態取得手段23は、全てのスレッドの処理が終了したか判定する。全てのスレッドの処理が終了していない場合、待機する。全てのスレッドの処理が終了すると、ステップS5において仮想マシン状態取得手段23は、仮想マシン管理データ12を生成し、メモリ10に記憶する。
図9を参照して、ステップS2で生成したスレッドの処理を説明する。
まずステップS11において仮想マシン状態取得手段23は、仮想ホスト2に、この仮想ホスト2がエミュレートする仮想マシン識別子の取得リクエストを送信し、ステップS12において、仮想マシン識別子を受信する。
仮想マシン状態取得手段23は、ステップS12で受信した各仮想マシン識別子について、ステップS13およびステップS14の処理を繰り返す。ステップS13において仮想マシン状態取得手段23は、この仮想マシン3に、仮想マシン情報の取得リクエストを送信し、ステップS14において、仮想マシン情報を受信する。
ステップS12で取得した各仮想マシン識別子について、ステップS13およびステップS14の処理が終了すると、仮想マシン状態取得手段23は、このスレッドの処理を終了する。
仮想マシン状態送信手段24は、仮想マシン管理データ12を、電源管理装置5等の外部の端末に送信する。電源管理装置5は、仮想マシン管理データ12を受信することにより、仮想システム9における仮想マシンの最新の情報を把握し、ユーザに表示したり、ユーザによる仮想マシン3に対するコマンドの入力を受けることができる。
このように本発明の実施の形態に係る電源装置1は、仮想ホスト2に周期的に、あるいは所定の条件を満たしたタイミングで、ポーリングし、仮想ホスト2がエミュレートする仮想マシンの情報を把握することができる。これにより、仮想管理サーバ4が仮想システム9を制御している場合でも、電源装置1は、仮想マシン3の情報を取得することができる。
具体的には、電源装置1は、緊急な停電が発生しても、仮想マシン3の仮想電源をシャットダウンするコマンドを送信した後、この仮想マシンをエミュレートする仮想ホスト2の物理電源をシャットダウンするコマンドを送信することができる。これにより、緊急な停電が発生した場合でも、電源装置1から仮想マシン3および仮想ホスト2にシャットダウンのコマンドを送信することにより、仮想マシン3および仮想ホスト2のデータを保護し、簡易かつ安全に、シャットダウンすることができる。
また、電源装置1が、仮想ホスト2および仮想マシン3のデータを保有することにより、電源装置1の管理者が、電源供給に関して管理するべき機器を、一元管理することができる。このような電源装置1は、システム構築、システム運用および保守を容易に実現することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、実施の形態で示す処理の順序は、一例であって、矛盾が生じない限り変更されても良い。
また、本発明の実施の形態において、電源管理装置5は、一般的なコンピュータに所定のプログラムをインストールしたものであると説明したがこれに限られない。電源管理装置5は、いわゆる電源管理ボックスなどの、1または複数の電源装置1の管理の専用のコンピュータであっても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 電源装置
2 仮想ホストコンピュータ(仮想ホスト)
3 仮想マシン
4 仮想管理サーバ
5 電源管理装置
6 通信ネットワーク
9 仮想システム
10 メモリ
11 電源管理データ
12 仮想マシン管理データ
13 仮想ホスト一覧データ
20 コントローラ
21 電源管理手段
22 仮想マシン管理手段
23 仮想マシン状態取得手段
24 仮想マシン状態送信手段
30 電力供給部
40 通信制御装置
210 中央処理制御装置
211 仮想マシン制御手段
212 移行手段
220 記憶装置
230 通信制御装置

Claims (4)

  1. 仮想管理サーバによって制御される仮想マシンをエミュレートする仮想ホストコンピュータに、電力を供給する電源装置であって、
    当該電源装置が電力を供給する仮想ホストコンピュータの識別子を含む仮想ホスト一覧データを記憶する記憶装置と、
    前記仮想ホスト一覧データの各仮想ホストコンピュータに、当該仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報の取得リクエストを送信し、各仮想ホストコンピュータから、当該仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得し、前記仮想ホストコンピュータの識別子、前記仮想マシンの識別子および取得した仮想マシンの情報を対応づけた仮想マシン管理データを生成する仮想マシン状態取得手段と、
    前記仮想マシン管理データを読み出して、前記仮想マシンの仮想電源に関するコマンドを入力する仮想マシン管理手段と、
    を備え
    前記仮想ホスト一覧データが、第1の仮想ホストコンピュータの識別子と第2の仮想ホストコンピュータの識別子を含む場合、
    前記仮想マシン状態取得手段は、前記第1の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第1の仮想ホストコンピュータから取得する第1のスレッドと、前記第2の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第2の仮想ホストコンピュータから取得する第2のスレッドを生成し、
    前記第1のスレッドにおいて、前記第1の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得するとともに、前記第2のスレッドにおいて、前記第2の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得した後に、前記仮想マシン管理データを生成することを特徴とする電源装置。
  2. 前記仮想マシン状態取得手段は、所定のサイクルで仮想マシン管理データを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 仮想管理サーバによって制御される仮想マシンをエミュレートする仮想ホストコンピュータに、電力を供給する電源装置に用いられるプログラムであって、
    電力を供給する仮想ホストコンピュータの識別子を含む仮想ホスト一覧データの各仮想ホストコンピュータに、当該仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報の取得リクエストを送信するステップと、
    各仮想ホストコンピュータから、当該仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得し、前記仮想ホストコンピュータの識別子、前記仮想マシンの識別子および取得した仮想マシンの情報を対応づけた仮想マシン管理データを生成するステップと、
    前記仮想マシン管理データを読み出して、前記仮想マシンの仮想電源に関するコマンドを入力するステップとを、
    前記電源装置が内蔵するコンピュータに実行させ
    前記仮想ホスト一覧データが、第1の仮想ホストコンピュータの識別子と第2の仮想ホストコンピュータの識別子を含む場合、
    前記取得リクエストを送信するステップは、
    前記第1の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第1の仮想ホストコンピュータから取得する第1のスレッドと、前記第2の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を、当該第2の仮想ホストコンピュータから取得する第2のスレッドを生成し、
    前記仮想マシン管理データを生成するステップは、
    前記第1のスレッドにおいて、前記第1の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得するとともに、前記第2のスレッドにおいて、前記第2の仮想ホストコンピュータがエミュレートする仮想マシンの情報を取得した後に、前記仮想マシン管理データを生成することを特徴とするプログラム。
  4. 前記仮想マシン管理データを生成するステップは、所定のサイクルで実行される
    ことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
JP2012131517A 2012-06-11 2012-06-11 電源装置およびプログラム Expired - Fee Related JP6003256B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131517A JP6003256B2 (ja) 2012-06-11 2012-06-11 電源装置およびプログラム
US13/913,589 US9292062B2 (en) 2012-06-11 2013-06-10 Power supply and program to acquire virtual machine data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012131517A JP6003256B2 (ja) 2012-06-11 2012-06-11 電源装置およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013257607A JP2013257607A (ja) 2013-12-26
JP6003256B2 true JP6003256B2 (ja) 2016-10-05

Family

ID=49716264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012131517A Expired - Fee Related JP6003256B2 (ja) 2012-06-11 2012-06-11 電源装置およびプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9292062B2 (ja)
JP (1) JP6003256B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10915352B2 (en) 2019-02-14 2021-02-09 Red Hat, Inc. Asserting initialization status of virtualized system
US20220107829A1 (en) * 2020-10-02 2022-04-07 Dell Products L.P. Environment agnostic remote management of heterogeneous servers and virtual machines

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7225441B2 (en) * 2000-12-27 2007-05-29 Intel Corporation Mechanism for providing power management through virtualization
JP4739271B2 (ja) 2007-04-19 2011-08-03 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング 電源制御装置、仮想サーバ管理システム、電源制御方法および電源制御プログラム
JP4924514B2 (ja) * 2008-03-31 2012-04-25 富士通株式会社 仮想マシン管理プログラム、管理サーバ装置及び仮想マシン管理方法
US8639953B2 (en) * 2009-03-27 2014-01-28 Schneider Electric It Corporation System and method for gathering information using a power device wherein information is associated with at least one external load
JP5206750B2 (ja) 2010-08-09 2013-06-12 サンケン電気株式会社 電源装置およびプログラム
JP5691390B2 (ja) * 2010-10-25 2015-04-01 サンケン電気株式会社 電源装置およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20130332752A1 (en) 2013-12-12
US9292062B2 (en) 2016-03-22
JP2013257607A (ja) 2013-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5842976B2 (ja) 電源装置、プログラムおよび制御方法
JP5664362B2 (ja) 電源装置およびプログラム
JP5251002B2 (ja) 分散処理プログラム、分散処理方法、分散処理装置、および分散処理システム
JP6028403B2 (ja) 電源装置、プログラム、制御方法、電源管理装置および電源管理プログラム
JP5708937B2 (ja) 構成情報管理システム、構成情報管理方法、及び構成情報管理用プログラム
JP5893029B2 (ja) クラウド・コンピューティング環境においてハイパーバイザの制御を可能にする方法
JP5691390B2 (ja) 電源装置およびプログラム
US8909912B2 (en) Apparatus and method for configuring a target machine with captured operational state comprising a static machine profile and a dynamic machine state to continue operations of a source machine
EP3188008B1 (en) Virtual machine migration method and device
JP6111181B2 (ja) 計算機の制御方法及び計算機
JP6123626B2 (ja) 処理再開方法、処理再開プログラムおよび情報処理システム
TW201445449A (zh) 透過基板管理控制器管理虛擬機器的電腦主機與方法
WO2012168995A1 (ja) I/oスイッチの制御方法、仮想計算機の制御方法及び計算機システム
JP5493976B2 (ja) 情報処理装置、計算機システム及びプログラム
US20190243672A1 (en) System and method for reducing downtime during hypervisor conversion
JP2015158773A (ja) 仮想装置の動作検証装置,仮想装置の動作検証システム及びプログラム
JP6003256B2 (ja) 電源装置およびプログラム
EP2833266A1 (en) Information acquisition method, computer system, and management computer
JP7176633B2 (ja) 仮想化基盤制御装置、仮想化基盤制御方法および仮想化基盤制御プログラム
JP5884365B2 (ja) 電源装置およびプログラム
JP6051798B2 (ja) ファームウェア検証システム、ファームウェア検証方法およびファームウェア検証プログラム
JP2011186775A (ja) アプリケーションサーバの仮想化環境上における運用容易化技術
JP2013149201A (ja) 情報処理システム、及び、情報処理システムの制御方法
US20140040663A1 (en) Information processing apparatus, computer readable storage medium, and collecting method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6003256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees