JP5997853B1 - 留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹脂製の反転部材を有する場合であっても、反転し易く、かつ反転した状態を確実に保持可能な留め具を提供する。【解決手段】 長辺部4aを有する樹脂製の反転部材4と、長辺部4aと一端で繋がった複数の櫛歯6と、長辺部4aの長手方向中央部が凸となるように反転部材4が湾曲した状態を保持する連結部材8と、を備え、連結部材8で保持された反転部材4の反転により、櫛歯6が反転部材4または連結部材8と近接した状態及び離間した状態に変更され、長辺部4aの長手方向中央部Pの厚み寸法T1が長手方向両端部Qの厚み寸法T2より大きく形成されている留め具2を提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、対象物を挟み込んで固定する留め具であって、特に、擬毛が植設されたかつらベースを使用者の頭部に固定するために適用可能な留め具に関する。
擬毛が植設されたかつらベースを使用者の頭部に固定するため、かつら用の留め具が用いられる場合がある。このかつら用留め具は、縫い糸等によりかつらベースの裏面側(使用者の頭部に接する側)に取り付けられ、かつら用留め具で使用者の毛髪を挟み込むことにより、かつらベースを使用者の頭部に固定することができる。そのようなかつら用留め具の中には、ポリアミドイミド等の樹脂材料からなる反転部材を用いたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−122459号
特許文献1に記載のかつら用留め具では、ベース部と称する反転部材の離間した部分を引き寄せた状態でリベットを用いて連結することにより、凹状及び凸状に反転可能な反転部材が形成される。このようにして形成された樹脂製のかつら用留め具は、金属探知機の反応や金属アレルギを回避できるといった利点を有する。
しかし、樹脂製の反転部材は、金属製の反転部材に比べて弾性力が小さいため、反転させた凹状または凸状の状態を保持することが困難であり、結果として、実用性のあるかつら用留め具を実現するは困難である。
本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、樹脂製の反転部材を有する場合であっても、反転し易く、かつ反転した状態を確実に保持可能な留め具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る留め具は、
長辺部を有する樹脂製の反転部材と、
前記長辺部と一端で繋がった複数の櫛歯と、
前記長辺部の長手方向中央部が凸となるように前記反転部材が湾曲した状態を保持する連結部材と、
を備え、
前記連結部材で保持された前記反転部材の反転により、前記櫛歯が前記反転部材または前記連結部材と近接した状態及び離間した状態に変更され、
前記長辺部の前記長手方向中央部の厚み寸法が長手方向両端部の厚み寸法より大きく形成されている。
以上のように、本発明においては、反転部材が樹脂製であっても、反転し易くかつ反転した状態を確実に保持可能な留め具を提供することを目的とする。
本発明の1つの実施形態に係る反転部材及びその取り付け部材を示す、(a)は模式的な平面図であり、(b)は模式的な側面図である。 本発明の1つの実施形態に係る留め具を示す模式的な平面図である。 本発明の1つの実施形態に係る留め具における櫛歯が閉じた状態及び櫛歯が開いた状態を模式的に示す側面図である。 本発明のその他の実施形態に係る反転部材及びその取り付け部材を模式的な平面図である。 本発明に係る留め具の実施例を示す平面図(写真)である。 本発明に係る留め具の実施例を示す側面図(写真)である。 本発明に係る留め具の実施例を示す斜視図(写真)である。 本発明に係る留め具が取り付けられたかつらを模式的に示す平面図である。 留め具の応力解析に基づく荷重分布図である。
発明の詳細な説明
はじめに、本発明の全般的な説明として、本発明の実施態様に係る留め具について記載する。
本発明の実施態様1に係る留め具では、
長辺部を有する樹脂製の反転部材と、前記長辺部と一端で繋がった複数の櫛歯と、
前記長辺部の長手方向中央部が凸となるように前記反転部材が湾曲した状態を保持する連結部材と、を備え、前記連結部材で保持された前記反転部材の反転により、前記櫛歯が前記反転部材または前記連結部材と近接した状態及び離間した状態に変更され、
前記長辺部の前記長手方向中央部の厚み寸法が長手方向両端部の厚み寸法より大きく形成されている。
本実施態様では、反転部材が1つの長辺部のみを有する場合も、長辺部の両側に短辺部を有する場合(図1参照)も、更に1つの長辺部に対向する他の長辺部を有する場合(図4参照)もあり得る。
長辺部の長手方向中央部は、長辺部の中央を意味する場合及びその近傍の領域も含む場合があり得る。同様に、長手方向両端部は、長辺部の最端部を意味する場合及びその近傍の領域も含む場合があり得る。仮に近傍の領域を含んだ場合であっても、その領域内での厚み寸法の変化はわずかである。例えば、長辺部の略中央を長手方向中央部とし、後述するような長辺部の両側の短辺部と繋がった領域を長手方向両端部とすることが考えられる。
本実施態様では、連結部材により、長辺部の長手方向中央部が凸となるように反転部材が湾曲した状態が保持されており、連結部材で保持された反転部材を、凹凸が逆になるように反転させることにより、櫛歯が反転部材または連結部材と近接した状態(つまり櫛歯が閉じた状態)、及び櫛歯が反転部材または連結部材から離間した状態(つまり櫛歯が開いた状態)に変更することができる。
よって、櫛歯が開いた状態にした後、開いた空間に毛髪等を挿入し、その後、反転部材を反転させて櫛歯が閉じた状態に変更することにより、毛髪等を櫛歯及び反転部材または連結部材の間に挟み込むことができる。例えば、この留め具を擬毛が植設されたかつらベースに取り付けた場合には、使用者の毛髪を留め具で挟み込むことによって、このかつらベースを使用者の頭に固定することができる。
本実施態様では、反転部材の長辺部の長手方向中央部が厚く形成されているので、反転部材が反転した各々の状態(櫛歯が閉じた状態及び開いた状態)を保持するのに十分な弾性力(バネ力)を有することができ、最も高い応力のかかる長手方向中央部の応力を緩和させることもできる。同時に、長手方向両端部が薄く形成されているので、比較的小さな力で反転部材を反転させることができる。
よって、反転部材が樹脂製であっても、反転し易くかつ反転した状態を確実に保持可能な留め具を提供することができる。
本発明の実施態様2に係る留め具は、上記の実施態様1において、
前記長手方向中央部の厚み寸法が前記長手方向両端部の厚み寸法より15〜35%の範囲で大きく形成されている。
本実施態様では、長手方向中央部の厚み寸法が長手方向両端部の厚み寸法より15〜35%の範囲で大きく形成されているので、反転した状態の保持力及び高い操作性を確実に得ることができる。
本発明の実施態様3に係る留め具は、上記の実施態様1または2において、
前記長辺部の厚み寸法が、前記長手方向両端部から前記長手方向中央部に向けて連続的に増加している。
本実施態様では、長辺部の厚み寸法が、長手方向両端部から長手方向中央部に向けて連続的に増加しているので、反転部材を反転させるときの応力集中を軽減でき、反転時における滑らかな操作性が期待できる。よって、耐久性及び操作性に優れた留め具を提供することができる。
本発明の実施態様4に係る留め具は、上記の実施態様1から3の何れかにおいて、
前記櫛歯が、前記長辺部と繋がった根元部分及び先端部分の間に屈曲部を有する。
本実施態様では、櫛歯が屈曲部を有するので、例えば、櫛歯の根元部分における開口角度を大きくしてより多くの毛髪等を挿入可能にするとともに、屈曲部から先端部分の開口角度を小さくして、櫛歯の先端部分が持ち上がり過ぎるのを防ぐことができる。よって、より多くの毛髪等を挿入可能なコンパクトな留め具を提供できる。
本発明の実施態様5に係る留め具は、上記の実施態様4において、
前記櫛歯の前記反転部材または前記連結部材と対向する側に凹凸部を有し、前記反転部材または前記連結部材の前記凹凸部と対応する位置に摩擦部材を有する。
本実施態様では、櫛歯が反転部材または連結部材に近接した櫛歯が閉じた状態において、凹凸部によって確実に毛髪等を保持することができる。更に、凹凸部及び摩擦部材で毛髪等を挟み込むことによって、より高い摩擦力でより確実に毛髪等を保持することができる。
本発明の実施態様6に係る留め具は、上記の実施態様1から5の何れかにおいて、
前記反転部材が、前記長辺部の前記長手方向両端部から同じ方向に伸びた2つの短辺部を有する略コの字形の平面形状を有し、前記連結部材が、前記2つの短辺部の自由端の距離が縮まるように該自由端を連結する。
本実施態様では、連結部材が長辺部と繋がった2つの短辺部の自由端を連結するので、連結部材で反転部材の反転を干渉することなく、反転部材の湾曲状態を確実に保持することができる。
本発明の実施態様7に係る留め具は、上記の実施態様6において、
前記長辺部の長手方向と前記短辺部の長手方向とが75〜80度の範囲の角度をなす。
本実施態様では、長辺部の長手方向と短辺部の長手方向とが75〜80度の範囲の角度をなすので、十分な弾性力(バネ力)及び反転のしやすさを両立させた留め具を提供することができる。なお、短辺部の外形を滑らかな曲線形状とすることによって、十分な弾性力(バネ力)及び反転のしやすさを更に促進させることができる。
次に、本発明の実施形態に係る留め具について、以下に図面を用いながら詳細に説明する。
(1つの実施形態に係る留め具の説明)
図1から図3を参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る留め具の説明を行う。まず、留め具の主要部材である反転部材について詳細に説明し、その後、留め具全体について詳細に説明する。
図1は、本発明の1つの実施形態に係る反転部材及びその取り付け部材を示す、(a)は模式的な平面図であり、(b)は模式的な側面図である。図2は、本発明の1つの実施形態に係る留め具を示す模式的な平面図である。図3は、本発明の1つの実施形態に係る留め具における櫛歯が閉じた状態及び櫛歯が開いた状態を模式的に示す側面図である。
<1つの実施形態に係る反転部材の説明>
図1は、湾曲させる前の初期状態における反転部材4、連結部材8及びワッシャ16を模式的に示す。反転部材4は、弾性材料である樹脂材料から形成される。反転部材4に用いる樹脂材料として、ポリエチレン、ポリプロピレン、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、 FRP等を例示することができるが、これに限られるものではない。
図1に示すように、反転部材4は長辺部4aを有し、長辺部4aには複数の櫛歯6が繋がっている。櫛歯6は、その一端で長辺部4aに繋がった軸部6aと、長辺部4aに繋がった側と反対側の軸部6aの自由端側に備えられた頭部6bとを有する。頭部6bの外径は、軸部6aの外径よりも大きく形成されている。本実施形態では、櫛歯6は一体成型で長辺部4aに設けられているが、これに限られるものではなく、別部材として形成された櫛歯6を、接着や固定部材を用いて長辺部4aに取り付けることもできる。
反転部材4は、長辺部4aの長手方向両端部Qから同じ方向に伸びた短辺部4b及び短辺部4cを有する略コの字形の平面形状を有する。図1(a)の下側の矢視A−A図に示すように、短辺部4bの自由端側に突起部12を備える。同様に、短辺部4cの自由端側にも突起部12を備える。短辺部4bの突起部12と短辺部4cの突起部12との間の距離がW1となるように形成されている。一方、連結部材8の両側には、W2の間隔で2つの連結穴14が設けられている。W2の寸法はW1より小さくなっている。連結穴14の穴径は、突起部12がスムーズに挿入できるように、突起部12の外径よりもわずかに大きく形成されている。
また、反転部材4の全体に4個の取付用穴24が設けられている。取付用穴24に縫い糸等を通して、留め具2をかつらベース等に縫い付けることができる。
ここで、2つの短辺部4b、4cの自由端の距離が縮まるように、更に詳細に述べれば、2つの短辺部4b、4cの突起部12の間の距離W1がW2まで縮まるように(図1の点線矢印参照)、反転部材4を湾曲させる。このとき、反転部材4は、平面形状において、長辺部4aとの接続部分を中心に短辺部4bが時計回りに、短辺部4cが反時計回りに傾くとともに、長辺部4aがその平面形状と直交する方向(紙面と直交する方向)に湾曲する。
次に、反転部材4の湾曲により距離がW1からW2に縮まった2つの突起部12を、それぞれ連結部材8の両端の2つの連結穴14に挿入する。その後、突起部12が挿入された連結部材8の上から、ワッシャ16を突起部12にはめ込むことにより、突起部12及び連結穴14の連結部分が外れないようにすることができる。更に、接着剤等により、ワッシャ16を突起部12に固定することもできる。
ここで、反転部材4やワッシャ16は、反転部材4と同様に樹脂材料で形成することができる。ただし、これに限られるものはなく、金属材料等で形成することもできる。
2つの短辺部4b、4cの突起部12の間の距離W1がW2まで縮まるようにすることにより、両端部Qで2つの短辺部4b、4cに繋がった長辺部4aは、長手方向中央部Pが凸となるように湾曲する。つまり、長辺部4aの長手方向中央部Pが紙面に対して上方または下方向に凸となるように湾曲する。
そして、連結部材8により、長辺部4aの長手方向中央部Pが凸となるように湾曲した状態を保持することができるので、図2に示すような反転部材4を有する留め具2を実現できる。
連結部材8で保持された反転部材4を反転させることにより、長手方向中央部Pが紙面に対して上側に凸となるような状態及び長手方向中央部Pが紙面に対して下側に凸となるような状態に切り替えることができる。
反転部材4を湾曲させる度合いを、2つの短辺部4b、4cの自由端の距離が縮まる度合い、つまりW2のW1に対する比率であるW2/W1で示すことができる。試験の結果、W2/W1の値として、70〜90%が好ましく、80〜90%がより好ましく、80〜85%が更に好ましいことを知見した。
本実施形態では、連結部材8が長辺部4aと繋がった2つの短辺部4b、4cの自由端を連結するので、連結部材8で反転部材4の反転を干渉することなく、反転部材4の湾曲状態を確実に保持することができる。
<反転部材の変形の説明>
反転部材が金属材料からなる場合には、反転部材4を、長辺部4aの長手方向中央部Pの凹凸が逆向きになるように反転させたとき、反転させた各々の状態を容易に保持することができる。しかし、反転部材が樹脂材料からなる場合には、弾性力が金属に比べて小さいので、各々の状態を保持することが困難である。
ここで、留め具の応力解析に基づく荷重分布図を図9に示す。図9において、長辺部の中央のE1で示された領域が最も高い応力を示し、その周囲のE2で示された領域が次に高い応力を示し、更にその周囲のE3で示された領域がその次に高い応力を示し、一番外周側のE4で示された領域の応力が最も低い。各領域E1〜E4は、所定の応力値を境界(一点鎖線)として区切られた領域であり、各領域E1〜E4の中で、中心側から周囲側に向けて連続的に応力が低下している。
実際の試験結果及び図9に示す解析の結果、長辺部の櫛歯6が繋がった面の中央部に大きな応力がかかり、耐久性でも問題が生じることが判明した。
反転部材の厚み寸法を大きくすれば弾性力が増すので、各々の状態を保持する可能性が高まる。しかし、むやみに反転部材の厚み寸法を大きくすると、反転部材を反転させるのに要する力が大きくなって、操作性が低下する可能性がある。また、反転部材を反転させるときに、反転部材及び連結部材の連結部分に大きな応力がかかって破損する可能性も高まる。
そこで、本実施形態では、図1(a)の矢印Bから見た側面図である図1(b)に示すように、長辺部4aの長手方向中央部Pの厚み寸法T1が長手方向両端部Qの厚み寸法T2より大きく形成されている。なお、図1(b)では、長辺部の長手方向の厚み寸法の差を強調して示してある。
これにより、長辺部4aの長手方向中央部Pが厚く形成されているので、反転部材4が反転した各々の状態を保持するのに十分な弾性力(バネ力)を有し、最も高い応力のかかる長手方向中央部Pの応力を緩和させることもできる。同時に、長手方向両端部Qが薄く形成されているので、比較的小さな力で反転部材4を反転させることができる。よって、反転部材4が樹脂製であっても、反転し易くかつ反転した状態を確実に保持可能な反転部材4(つまり留め具2)を提供することができる。
本実施形態では、長手方向中央部Pの厚み寸法T1が1.27mm、長手方向両端部Qの厚み寸法T2が1mmとなっている。様々なT1、T2の値における応力解析及び試験の結果、長手方向中央部Pの厚み寸法T1が長手方向両端部の厚み寸法T2より15〜35%の範囲で大きい場合が好ましく、20〜30%の範囲で大きい場合がより好まく、25〜30%の範囲で大きい場合が更に好ましいことを知見した。このような範囲に収めることにより、反転した状態の保持力及び高い操作性を確実に得ることができる。
更に、本実施形態では、図1(b)に示すように、長辺部4aの厚み寸法が、長手方向両端部Qから長手方向中央部Pに向けて連続的に増加している。これにより、反転部材4を反転させるときの応力集中を軽減でき、反転時における滑らかな操作性が期待できる。よって、耐久性及び操作性に優れた留め具2を提供することができる。
更に、本実施形態では、図1(a)に示すように、矢印Xで示す長辺部4aの長手方向と矢印Yで示す短辺部4b、4cの長手方向とが角度θをなしている。角度θは、90度よりもやや小さい角度とし、短辺部4b、4cの外形を滑らかな曲線形状とすることによって、十分な弾性力(バネ力)及び反転のしやすさを両立させることができる。いろいろな応力解析及び試験の結果、長辺部4aの長手方向(矢印X参照)と短辺部4b、4cの長手方向(矢印Y参照)と間の角度θが75〜80度の範囲である場合に、十分な弾性力(バネ力)及び反転のしやすさの点で好ましい結果が得られることを知見した。
角度θが75度未満の場合には、反転した各々の状態を保持するための弾性力(バネ力)が増すが、耐久性が低下する傾向にある。一方、角度θが80度を越える場合には、十分な耐久性は有するが、反転した各々の状態を保持するための弾性力(バネ力)が低下する傾向にある。以上を考慮すると、角度θが75〜80度の範囲である場合が、弾性力(バネ力)及び耐久性の両方においてバランスのとれた好ましい状態であるといえる。
<1つの実施形態に係る留め具の説明>
本実施形態では、櫛歯6が長辺部4aに対して適切な角度で繋がるように形成することにより、連結部材8で保持された反転部材4を反転させることにより、櫛歯6が連結部材8と近接した状態、つまり櫛歯6が閉じた状態、及び櫛歯6が連結部材8から離間した状態、つまり櫛歯6が開いた状態に変更することができる。
このことを、図3を用いて説明する。図3(a)及び(b)は、留め具2を図2の矢印Bから見た側面図であり、(a)は櫛歯6が閉じた状態を示し、(b)は櫛歯6が開いた状態を示す。ただし、図3では、図2に対して上下を逆さまに示してある。図2では櫛歯6が連結部材8の下側に位置しているが、図3では櫛歯6が連結部材8の上側に位置するように示してある。
図3(c)は、留め具2を図3(a)の矢印Cから見た櫛歯6が閉じた状態を示す断面図である。図3(d)は、留め具2を図3(b)の矢印Dから見た櫛歯6が開いた状態を示す断面図である。
図3(a)に示すように、長辺部4aの長手方向中央部Pが図面で下側が凸となるように反転部材4を湾曲させた状態では、図3(c)に示すように、櫛歯6の軸部6aが連結部材8に近接した(ほぼ接した)閉じた状態になる。一方、図3(b)に示すように、長辺部4aの長手方向中央部Pが図面で上側が凸となるように反転部材4を湾曲させた状態では、図3(d)に示すように、櫛歯6の軸部6aが連結部材8から離間した開いた状態になる。
これにより、櫛歯6の軸部6aが連結部材8から離間した開いた状態にした後(図3(d)参照)、開いた空間に毛髪等を挿入し、その後、反転部材4を反転させて、櫛歯6の軸部6aが連結部材8と近接した状態に変更することにより(図3(c)参照)、毛髪等を櫛歯6の軸部6a及び連結部材8の間に挟み込むことができる。例えば、取付用穴24を用いて留め具2を擬毛が植設されたかつらベースに取り付けた場合には、使用者の毛髪を留め具2で挟み込むことによって、かつらベースを使用者の頭に固定することができる。
更に、本実施形態では、図3(d)に示すように、櫛歯6の軸部6aが、長辺部4aと繋がった根元部分及び先端部分の間に屈曲部6a1を有する。屈曲部6a1は図面で上に凸となるように屈曲しており、これにより、櫛歯6の根元部分における開口角度θ1を大きくしてより多くの毛髪等を挿入可能にするとともに、屈曲部6a1から先端部分の開口角度を小さくして、櫛歯6の先端部分が持ち上がり過ぎるのを防ぐことができる。よって、より多くの毛髪等を挿入可能なコンパクトな留め具2を提供できる。
更に、本実施形態では、図3(d)に示すように、櫛歯6の軸部6aの連結部材8と対向する側に凹凸部6a2を有する。また、図2及び図3(c)、(d)に示すように、連結部材8の凹凸部6a2と対応する位置に摩擦部材20を備える。摩擦部材20には、シリコンをはじめとするゴム、エラストマやウレタンといった摩擦係数の高い弾性材料を用いることができる。
例えば、チューブ状に形成された摩擦部材20を、連結部材8を覆うように装着して、その後、摩擦部材20を2つの短辺部4b、4cの自由端に取り付けることにより、連結部材8に摩擦部材20を備えることができる。ただし、これに限られるものではなく、連結部材8を取り付けた後、接着等により摩擦部材20を連結部材8に取り付けることもできる。
本実施形態では、櫛歯6の軸部6aが連結部材8に近接した閉じた状態において、凹凸部6a2によって確実に毛髪等を保持することができる。更に、凹凸部6a2及び摩擦部材20で毛髪等を挟み込むことによって、より高い摩擦力でより確実に毛髪等を保持することができる。
更に、櫛歯6の頭部6bの外径が軸部6aの外径よりも大きく形成されているので、頭部6bによって、毛髪等を保持する効果もある。
反転部材4の寸法について述べれば、厚みとして、0.5〜2mmを例示することができ、長辺部4aの長手方向の長さとして、20〜50mmを例示することができ、短辺部4b、4cの長手方向の長さとして、15〜30mmを例示することができる。また、櫛歯6の長さとして、10〜30mmを例示することができ、櫛歯6の軸部6aの外径として、0.3〜2mmを例示できる。櫛歯6の根元部分における開口角度θ1としては、40〜80度を例示できる。ただし、これらの寸法はかつらに適用する場合の例示であって、用途に応じて、その他の任意の寸法を採用することができる。
(その他の実施形態に係る留め具の説明)
次に、図4を参照しながら、本発明のその他の実施形態に係る留め具2の説明を行う。図4は、本発明のその他の実施形態に係る反転部材4及びその取り付け部材を模式的な平面図である。更に詳細に述べれば、図4は、湾曲させる前の初期状態における反転部材4、連結部材8及びワッシャ16を模式的に示す。
図4に示すその他の実施形態に係る反転部材4を用いた留め具2においても、長辺部4aを有する樹脂製の反転部材4と、長辺部4aと一端で繋がった複数の櫛歯6と、長辺部4aの長手方向中央部が凸となるように反転部材4が湾曲した状態を保持する連結部材8とを備え、図1(b)に示す場合と同様に、長辺部4aの長手方向中央部の厚み寸法が長手方向両端部の厚み寸法より大きく形成されている。更に、長辺部4aの長手方向中央部の厚み寸法が長手方向両端部の厚み寸法より15〜35%の範囲で大きい場合が好ましく、20〜30%の範囲で大きい場合がより好まく、25〜30%の範囲で大きい場合が更に好ましい。また、長辺部4aの厚み寸法が、長手方向両端部から長手方向中央部に向けて連続的に増加しているのが好ましい。更に、櫛歯6の構造も、図3(d)に示す場合と同様とすることができる。
図1に示す1つの実施形態に係る反転部材4は、長辺部4aの長手方向両端部Qから同じ方向に伸びた短辺部4b及び短辺部4cを有する略コの字形の平面形状を有しているが、図4に示すその他の実施形態に係る反転部材4は、長辺部4aの両端部から同じ方向に伸びた短辺部4b及び短辺部4cを有するだけでなく、更に短辺部4b及び短辺部4cの他の端部から伸びた長辺部4d、4d’を有する略Cの字形の平面形状を有する点で異なる。長辺部4d及び長辺部4d’の間には離間領域を有するが、図1に示す距離W1に比べれば小さい距離である。
本実施形態では、反転部材4を湾曲させて、離間領域の両側の長辺部4d及び長辺部4d’の端部が重なり合うようにして(図4の点線矢印参照)、連結部材8を用いて重ね合わされた部分を連結する。つまり、反転部材4を湾曲させて、長辺部4dに設けられた連結孔14及び長辺部4d’に設けられた連結穴14の位置を一致させた状態で、連結部材8に設けられた突起部12を両方の連結穴14に挿入する。その後、重ね合わされた長辺部4d及び長辺部4d’の上から、ワッシャ16を突起部12にはめ込んで固定することができる。
これにより、図1に示す1つの実施形態と同様に、連結部材8により、長辺部4aの長手方向中央部が凸となるように反転部材4が湾曲した状態が保持されており、連結部材8で保持された反転部材4を反転させることにより、櫛歯6が反転部材4の長辺部4d、4d’と近接した状態(つまり櫛歯が閉じた状態)、及び櫛歯が反転部材4の長辺部4d、4d’から離間した状態(つまり櫛歯が開いた状態)に変更することができる。図1に示す1つの実施形態では、櫛歯6が連結部材8と近接及び離間するが、図4に示すその他の実施形態では、櫛歯6が主に反転部材4(長辺部4d、4d’)と近接及び離間する。
本実施形態においても、櫛歯6が反転部材4(長辺部4d、4d’)から離間した開いた状態にした後、開いた空間に毛髪等を挿入し、その後、反転部材4を反転させて、櫛歯6が反転部材4(長辺部4d、4d’)と近接した状態に変更することにより、毛髪等を櫛歯6及び反転部材4(長辺部4d、4d’)の間に挟み込むことができる。更に、図1に示す1つの実施形態と同様に、反転部材4(長辺部4d、4d’)の櫛歯6の凹凸部6a2に対応する位置に摩擦部材20を備えることが好ましい。
連結部材8による連結方法は、図4に示す場合に限られず、その他の任意の方法を用いることができる。例えば、反転部材4の長辺部4d、4d’の端部のどちらか一方に突起部12が設けられ、他方に連結穴14が設けられている場合には、長辺部4d、4d’の端部を重ね合わせて、突起部12を連結穴14に挿入することにより互いに連結することもできる。この場合には、反転部材4の長辺部4d、4d’に設けられた突起部12及び連結穴14により連結部材が構成されていることになる。つまり、連結部材は独立した1つの部材である必要はなく、複数の要素から構成される場合もあり得る。
<反転部材が1つの長辺部のみを有する実施形態の説明>
本発明に係るその他の実施形態に係る留め具として、反転部材が1つの長辺部のみを有する場合もあり得る。このとき、連結部材で反転部材を湾曲させた状態を保持した場合、反転部材の長辺部の長手方向中央部の凹凸が逆になるように反転させるとき、反転部材及び連結部材が互いに干渉しないようする必要がある。そのため、例えば、連結部材が、長辺部と長辺部の両端部から同じ方向に伸びた2つの短辺部を有する略コの字形の平面形状を有するようにすることが考えられる。更に、連結部材の長辺部に摩擦部材を備えて、櫛歯が閉じた状態で、櫛歯の軸部の凹凸部と摩擦部材とが接するようにすることが好ましい。
反転部材が1つの長辺部のみを有する場合も、長辺部の長手方向中央部の厚み寸法が長手方向両端部の厚み寸法より大きく形成することにより、反転部材が樹脂製であっても、反転し易くかつ反転した状態を確実に保持可能な反転部材(つまり留め具)を提供することができる。
(実施例の説明)
次に、図5から図7を用いて、本発明に係る留め具の実施例を説明する。図5から図7は、図2、3に示す本発明に係る1つの実施形態と同様な構造を有する留め具を示す。図5は、留め具を示す平面図(写真)であり、図6は、留め具を示す側面図(写真)であり、図7は、留め具を示す斜視図(写真)である。
図5(a)は、図2と同じ方向から見た平面図であり、図5(b)は、その裏面側から見た平面図である。図6(a)〜(d)は、それぞれ図3(a)〜(d)と同様な方向から見た側面図である。なお、図3(c)、(d)は模式的な断面図であるが、図6(c)、(d)は外形を示す側面図である。図7(a)は、櫛歯が閉じた状態を示す斜視図であり、図7(b)は、櫛歯が閉じた状態を示す斜視図である。
以上のような実施例により、反転部材が樹脂製であっても、反転し易くかつ反転した状態を確実に保持可能な留め具が実現できることが実証された。
(留め具が取り付けられたかつらの説明)
次に、図8を参照しながら、上記のような様々な実施形態に係る留め具が取り付けられたかつらについて説明する。図8は、本発明に係る留め具2が取り付けられたかつら40を模式的に示す平面図である。
図8では、2つの留め具2が、かつらベース30の裏面側(使用者の頭部に接する側)に取り付けられているところを示す。特に、かつらベース30の周縁部の近傍であって、使用者の耳の前(こめかみ)の領域に取り付けられている。なお、かつらベース30に取り付ける留め具2の数は、2つに限らず、用途に応じて任意の数を取り付けることができる。
留め具2をかつらベース30に取り付ける方法として、留め具2に設けられた複数の取付用穴24に縫い糸を通して、かつらベース30に縫い付けることが考えられる。ただし、これに限られるものではなく、他の連結部材を用いることをはじめ、既知の任意の方法で留め具2をかつらベース30に取り付けることができる。
このようなかつらベース30に擬毛32が植設されてかつら40が形成される。使用者が、このかつら40を装着するときは、かつらベース30を頭部に装着した後、耳の前(こめかみ)の領域にある留め具2の櫛歯を開く状態にして、使用者の毛髪を櫛歯と反転部材との間に挿入した後、反転部材を反転させて、毛髪を櫛歯と反転部材との間で挟み込んで保持させる。これにより、かつら40を安定して頭部に固定することができる。
本発明に係る留め具は、上述のかつらベースを固定する用途だけでなく、固定する対象物を櫛歯と反転部材(または連結部材)の間に挿入させ、反転部材を反転させて、反転部材の弾性力で対象物を挟み込んで固定するものであれば、その他の任意の分野で適用することができる。
本発明の実施の形態を説明したが、開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態における要素の組合せや順序の変化等は請求された本発明の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 留め具
4 反転部材
4a 長辺部
4b、4c 短辺部
4d、4d’ 長辺部
6 櫛歯
6a 軸部
6a1 屈曲部
6a2 凹凸部
6b 頭部
8 連結部材
12 突起部
14 連結穴
16 ワッシャ
20 摩擦部材
24 取付用穴
30 かつらベース
32 擬毛
40 かつら
P 長手方向中央部
Q 長手方向両端部
T1 長辺部の長手方向中央部の厚み寸法
T2 長辺部の長手方向両端部の厚み寸法
X 長辺部の長手方向
Y 短辺部の長手方向

Claims (6)

  1. 長辺部を有する樹脂製の反転部材と、
    前記長辺部と一端で繋がった複数の櫛歯と、
    前記長辺部の長手方向中央部が凸となるように前記反転部材が湾曲した状態を保持する連結部材と、
    を備え、
    前記連結部材で保持された前記反転部材の反転により、前記櫛歯が前記反転部材または前記連結部材と近接した状態及び離間した状態に変更され、
    前記長辺部の前記長手方向中央部の厚み寸法が長手方向両端部の厚み寸法より大きく形成され
    前記長辺部の厚み寸法が、前記長手方向両端部から前記長手方向中央部に向けて連続的に増加していることを特徴とする留め具。
  2. 前記長手方向中央部の厚み寸法が前記長手方向両端部の厚み寸法より15〜35%の範囲で大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の留め具。
  3. 前記櫛歯が、前記長辺部と繋がった根元部分及び先端部分の間に屈曲部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の留め具。
  4. 前記櫛歯の前記反転部材または前記連結部材と対向する側に凹凸部を有し、前記反転部材または前記連結部材の前記凹凸部と対応する位置に摩擦部材を有することを特徴とする請求項に記載の留め具。
  5. 前記反転部材が、前記長辺部の前記長手方向両端部から同じ方向に伸びた2つの短辺部を有する略コの字形の平面形状を有し、
    前記連結部材が、前記2つの短辺部の自由端の距離が縮まるように該自由端を連結することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の留め具。
  6. 前記長辺部の長手方向と前記短辺部の長手方向とが75〜80度の範囲の角度をなすことを特徴とする請求項に記載の留め具。
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