JP5994643B2 - Blower - Google Patents
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Description
本発明は、吹出口から吹き出された空気によって、周囲の空気を巻き込んで送風する送風装置に関するものである。 The present invention relates to a blower device that entrains and blows ambient air by air blown from a blower outlet.
従来、吹出口から吹き出された空気によって、周囲の空気を巻き込んで送風する送風装置が特許文献1に記載されている。 Conventionally, Patent Document 1 discloses a blower that blows air by surrounding air by air blown from an air outlet.
この従来技術では、ノズル状の吹出口がダクトに形成され、ダクトを流れる空気を吹出口から高速で吹き出す。ダクトには、コアンダ面が吹出口に隣接して形成されており、吹出口は、空気流をコアンダ面上に差し向けるように構成されている。 In this prior art, a nozzle-shaped air outlet is formed in the duct, and air flowing through the duct is blown out from the air outlet at a high speed. The duct has a Coanda surface formed adjacent to the air outlet, and the air outlet is configured to direct an air flow onto the Coanda surface.
これにより、吹出口から吹き出された空気がコアンダ効果によってコアンダ面に沿って流れるので、周りの空気(ダクト外部の空気)をより多く巻き込んで大風量を得ることができる。 Thereby, since the air blown out from the blower outlet flows along the Coanda surface by the Coanda effect, the surrounding air (air outside the duct) can be entrained more and a large air volume can be obtained.
しかしながら、この従来技術によると、送風方向がノズルの形状に依存するので、送風方向を調整しようとするとダクト自体の角度を調整可能にしなければならない。 However, according to this prior art, since the blowing direction depends on the shape of the nozzle, it is necessary to make the angle of the duct itself adjustable in order to adjust the blowing direction.
しかしながら、例えば本出願人が先に出願した特願2012−142802号のように、ノズル状の吹出口が形成されたダクトを車室内の天井に取り付けた場合、ダクト自体の角度を調整するためのスペースを確保するのが難しいという問題がある。 However, for example, as in Japanese Patent Application No. 2012-142802 filed earlier by the present applicant, when a duct in which a nozzle-like air outlet is formed is attached to the ceiling in the vehicle interior, the angle of the duct itself is adjusted. There is a problem that it is difficult to secure space.
そこで、吹出方向の異なる吹出口を別個に設け、複数個の吹出口を切替開閉することが考えられるが、この場合、構造が複雑になり、ひいては体格の大型化を招くという問題がある。 Therefore, it is conceivable to separately provide a plurality of outlets having different outlet directions and to switch between a plurality of outlets. However, in this case, there is a problem that the structure becomes complicated and the size of the body is increased.
本発明は上記点に鑑みて、簡素な構成によって送風方向を切り替え可能にすることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to enable switching of the blowing direction with a simple configuration.
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
空気を送風する送風機(112)と、
送風機(112)から送風された空気を送風対象空間へ吹き出す吹出口(121)、および吹出口(121)から吹き出された空気をコアンダ効果によって引き寄せるコアンダ面(122a、128c)が形成された送風ダクト(12)とを備え、
送風ダクト(12)には、吹出口(121)から吹き出された空気流れのコアンダ面(122a、128c)側での剥離位置を変化させる変化手段(124、126、128、129a、13、14)が設けられており、
吹出口(121)は、空気を噴出するノズルとして構成されており、
変化手段(124、126、128)は、剥離位置が変化するように吹出口(121)の形状を変化させるものであり、
変化手段は、回転中心軸(124a)周りに回転する回転部材(124)を有し、
回転部材(124)の外周面の一部は、吹出口(121)の内壁を構成しており、
回転部材(124)の回転位置が変化すると吹出口(121)の形状が変化するようになっていることを特徴とする。
In order to achieve the above object, in the invention described in claim 1,
A blower (112) for blowing air;
A blower duct formed with a blower outlet (121) that blows air blown from the blower (112) to a blow target space, and a Coanda surface (122a, 128c) that draws the air blown from the blower outlet (121) by the Coanda effect. (12)
In the air duct (12), changing means (124, 126, 128, 129a, 13, 14) for changing the separation position on the Coanda surface (122a, 128c) side of the air flow blown out from the air outlet (121). Is provided ,
The air outlet (121) is configured as a nozzle that ejects air,
The changing means (124, 126, 128) is for changing the shape of the air outlet (121) so that the peeling position changes,
The changing means has a rotating member (124) that rotates about a rotation center axis (124a),
A part of the outer peripheral surface of the rotating member (124) constitutes the inner wall of the air outlet (121),
When the rotational position of the rotating member (124) changes, the shape of the outlet (121) changes .
これによると、吹出口(121)から吹き出された空気流れのコアンダ面(122a、128c)側での剥離位置を変化させることによって空気流れ方向を変化させることができる。そのため、簡素な構成によって、送風方向を切り替えることができる。
上記目的を達成するため、請求項2に記載の発明では、
空気を送風する送風機(112)と、
送風機(112)から送風された空気を送風対象空間へ吹き出す吹出口(121)、および吹出口(121)から吹き出された空気をコアンダ効果によって引き寄せるコアンダ面(122a、128c)が形成された送風ダクト(12)とを備え、
送風ダクト(12)には、吹出口(121)から吹き出された空気流れのコアンダ面(122a、128c)側での剥離位置を変化させる変化手段(124、126、128、129a、13、14)が設けられており、
変化手段は、送風機(112)から送風された空気をコアンダ面(122a)から送風対象空間へ吹き出すコアンダ面吹出口(129a)と、コアンダ面吹出口(129a)から吹き出される空気の風量を調整する風量調整手段(13)とを有し、
風量調整手段(13)が、コアンダ面吹出口(129a)から吹き出される空気の風量を変化させると剥離位置が変化するようになっていることを特徴とする。
これによると、上記した請求項1に記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。
According to this, the air flow direction can be changed by changing the separation position on the Coanda surface (122a, 128c) side of the air flow blown out from the air outlet (121). Therefore, the air blowing direction can be switched with a simple configuration.
In order to achieve the above object, in the invention according to
A blower (112) for blowing air;
A blower duct formed with a blower outlet (121) that blows air blown from the blower (112) into the blow target space, and a Coanda surface (122a, 128c) that draws the air blown from the blower outlet (121) by the Coanda effect. (12)
In the air duct (12), changing means (124, 126, 128, 129a, 13, 14) for changing the separation position on the Coanda surface (122a, 128c) side of the air flow blown out from the air outlet (121). Is provided,
The changing means adjusts the air volume of the air blown from the Coanda surface outlet (129a) and the Coanda surface outlet (129a) for blowing the air blown from the blower (112) from the Coanda surface (122a) to the air blowing target space. Air volume adjusting means (13) to perform,
When the air volume adjusting means (13) changes the air volume of the air blown from the Coanda surface outlet (129a), the separation position is changed.
According to this, there can exist an effect similar to invention of Claim 1 mentioned above.
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each means described in this column and the claim shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
(第1実施形態)
以下、第1実施形態における車両用送風装置を図1〜図7に基づいて説明する。図1中、前後上下左右の矢印は、車両(車室内)の各方向を示している。本実施形態における車両用送風装置10が適用される車両1は、座席を車室内前後方向に3列備えている。
(First embodiment)
Hereinafter, the air blower for vehicles in 1st Embodiment is demonstrated based on FIGS. In FIG. 1, front, rear, up, down, left and right arrows indicate the respective directions of the vehicle (vehicle interior). The vehicle 1 to which the vehicle blower 10 in the present embodiment is applied includes three rows of seats in the longitudinal direction of the vehicle interior.
車両用送風装置10は、送風ユニット11および送風ダクト12を備えている。送風ユニット11および送風ダクト12は、車室内の天井2に配置されている。送風ユニット11は、車室内の空気を車室内前方から吸い込んで送風ダクト12へ送風する。送風ユニット11から送風された空気は、送風ダクト12を介して車室内空間(送風対象空間)に向けて吹き出される。
The
送風ユニット11は、図1に示すように車室内前後方向において1列目の座席3あたりの位置に配置され、図2に示すように車室内幅方向において車室内空間の中央部に配置されている。送風ダクト12は、図1に示すように車室内前後方向において1列目の座席3と2列目の座席4との間あたりの位置に配置され、図2に示すように車室内幅方向において送風ユニット11の側方に配置されている。
The
これにより、送風ユニット11および送風ダクト12は、車室内上下方向から見たときに、座席に着座した乗員の頭部HDがあると想定される位置を避けて配置されている。
As a result, the
図3および図4に示すように、送風ユニット11は、ケース111および送風機112を有している。ケース111は送風機112を収容している。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
ケース111は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。ケース111は、略直方体形状を有し、その長辺が車室内前後方向と一致し、その短辺が車室内幅方向(車両左右方向)と一致するように配置されている。
The
ケース111のうち車室内前方側の端面には、その内部に車室内空気を導入するための吸込口111aが開口している。ケース111のうち吸込口111aの開口部位にはルーバー111bが形成されている。ルーバー111bは、吸込口111aから吸い込まれる空気の流れを案内するものであり、ケース111の内方側(車室内後方側)から吸込口111a側(車室内前方側)に向かうにつれて車室内上方側に傾斜する平板状に形成されている。
A
これにより、吸込口111aに吸い込まれる車室内空気は、車室内上方側から車室内下方側に向かって流れる。換言すれば、吸込口111aは、水平よりも車両上方側を向いて開口している。
Thereby, the vehicle interior air sucked into the
送風機112は、空気を送風する電動送風機であり、ファン112a、電動モータ112bおよびスクロールケーシング112cを有している。ファン112aは、軸方向一端側(図4では車室内下方側)から空気を吸い込み、径方向外側に空気を吐出する遠心式多翼ファンである。ファン112aは、軸方向他端側(図4では車室内上方側)に取り付けられた電動モータ112bによって回転駆動される。ファン112aは、その軸方向が車両上下方向と一致するように配置されている。
The
スクロールケーシング112cは、ファン112aを収容するとともに、ファン112aから流出した空気が通過する流出通路を形成している。スクロールケーシング112cは、流出通路の通路断面積が、ファン112aの回転方向に向かって徐々に拡大する渦巻き形状に形成されている。
The
スクロールケーシング112cのうちファン112aの空気吸込部に対応する部位(図4では車室内下方側の面)には、ケース111内の空気を吸い込む空気吸込口が形成されている。したがって、この空気吸込口を介して、ファン112aに空気が吸い込まれる。
An air suction port for sucking air in the
ケース111の内部には、送風機112のスクロールケーシング112cから吐出された空気が流れる空気通路111cが形成されている。空気通路111cは、車室内前方側から車両後方側へ延び、車両左右方向に2つに分岐している。
Inside the
ケース111のうち車室内幅方向における側面部には、空気通路111cを流れた空気が流出する2つの空気出口111dが形成されている。
Two
この2つの空気出口111dにはそれぞれ送風ダクト12が接続されている。送風ダクト12は、ケース111の空気出口111dから流出した空気が流れる空気通路を形成している。送風ダクト12は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
The
送風ダクト12は、ケース111の空気出口111dから車室内幅方向外側に向かって延びる直線状に形成されている。本例では、送風ダクト12のうち空気出口111dと反対側(車室内幅方向外側)の端部は閉塞されている。
The
送風ダクト12には、空気を車室内後方に向けて吹き出す吹出口121が開口している。吹出口121は、車室内幅方向に細長く延びて開口している。
The
図5に示すように、送風ダクト12は、断面形状が略矩形状になっており、当該断面における長辺が車室内前後方向と一致し、当該断面における短辺が車室内上下方向と一致するように配置されている。吹出口121は、送風ダクト12のうち車室内下方側の壁部122(以下、下方側壁面と言う。)に開口している。
As shown in FIG. 5, the
吹出口121は、送風ダクト12のうち車室内前方側の壁部123(以下、前方側壁部と言う。)と、送風ダクト12に回転可能(揺動可能)に支持された回転部材124(揺動部材)の外周面との間に形成されている。
The
回転部材124は、吹出口121から吹き出された空気流れの剥離位置を変化させる変化手段を構成している。回転部材124は、前方側壁部123よりも車室内後方側に配置されている。
The rotating
前方側壁部123は、車室内上方側から車室内下方側に向かうにつれて車室内後方側に向かって湾曲する形状を有している。回転部材124は、略円柱状の部材であり、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。回転部材124の外周面は、前方側壁部123と車室内前後方向に互いに対向している。
The
図6に示すように、回転部材124は、車室内幅方向に延びるように配置され、その両端部が送風ダクト12に回転可能に支持されている。これにより、回転部材124は、車室内幅方向に延びる回転中心軸124a(揺動中心軸)を中心に回転可能になっている。
As shown in FIG. 6, the rotating
回転部材124には、乗員によって操作される調整ダイヤル124bが形成されている。調整ダイヤル124bは、送風ダクト12に形成されたダイヤル用孔125を通じて送風ダクト12の外部に露出している。乗員が調整ダイヤル124bを回転中心軸124a周りに回転操作(揺動操作)することによって、回転部材124が回転中心軸124a周りに回転(揺動)される。
The rotating
図5に示すように、回転部材124の断面形状は、円の一部を切り欠いた形状になっている。具体的には、回転中心軸124aと同軸状の円弧形状を有する同軸状円弧面124cと、回転中心軸124aと非同軸状の円弧形状を有する非同軸状円弧面124dとを有している。同軸状円弧面124cと非同軸状円弧面124dとの境目は、尖った角部124eを形成している。
As shown in FIG. 5, the cross-sectional shape of the rotating
同軸状円弧面124cは略半円弧面になっている。非同軸状円弧面124dの半径は同軸状円弧面124cの半径よりも大きくなっている。
The coaxial
回転部材124が図5に示す第1回転位置(第1揺動位置)に操作された状態では、同軸状円弧面124cが前方側壁部123と対向するので、前方側壁部123と同軸状円弧面124cとによって吹出口121が形成される。
In the state where the rotating
第1回転位置では、前方側壁部123および同軸状円弧面124cは、送風ダクト12の内方側から外方側に向かうにつれて互いに近づいている。これにより、吹出口121は、空気を噴出するノズルとして構成される。換言すれば、回転部材124の外周面の一部である同軸状円弧面124cは、ノズル状の吹出口121の内壁を構成している。
At the first rotational position, the
前方側壁部123および同軸状円弧面124cによって構成されるノズルは、車室内上方側から車室内下方側に向かうにつれて車室内後方側に向かって湾曲している。これにより、矢印F11に示すように、吹出口121から車室内後方に向かって空気が吹き出される。
The nozzle constituted by the front
送風ダクト12の下方側壁部122のうち回転部材124と隣接する部位にはコアンダ面122aが形成されている。コアンダ面122aは、吹出口121から吹き出された空気を引き寄せる効果(コアンダ効果)を発揮するように形成されている。
A
第1回転位置では、同軸状円弧面124cは、送風ダクト12のコアンダ面122aと連続的に滑らかに繋がっている。これにより、吹出口121から吹き出された空気は、コアンダ効果によってコアンダ面122aに引き寄せられ、下方側壁部122に沿って流れる。換言すれば、吹出口121から吹き出された空気がコアンダ面122a側で剥離することが抑制される。
In the first rotation position, the coaxial
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、下方側壁部122に沿う一次空気流れF11が形成される。一次空気流れF11は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF21が形成される。
Accordingly, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内後方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow toward the rear of the vehicle interior, so that the amount of air blown to the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
ちなみに、エントレインメント効果とは、噴流が粘性の効果により周りの流体を巻き込む現象のことである。エントレインメント効果をエジェクタ効果と表現することもできる。エジェクタ効果とは、噴流の負圧によって周りの流体を引き込む現象のことである。 Incidentally, the entrainment effect is a phenomenon in which a jet stream entrains surrounding fluid due to the effect of viscosity. The entrainment effect can also be expressed as an ejector effect. The ejector effect is a phenomenon in which surrounding fluid is drawn by the negative pressure of the jet.
回転部材124が図7に示す第2回転位置(第2揺動位置)に操作された状態では、非同軸状円弧面124dが前方側壁部123と対向するので、前方側壁部123と非同軸状円弧面124dとによって吹出口121が形成される。
When the rotating
第2回転位置では、前方側壁部123および非同軸状円弧面124dは、送風ダクト12の内方側から外方側に向かうにつれて互いに近づいている。これにより、吹出口121は、空気を噴出するノズルとして構成される。換言すれば、回転部材124の外周面の一部である非同軸状円弧面124dは、ノズル状の吹出口121の内壁を構成している。
At the second rotational position, the
前方側壁部123および非同軸状円弧面124dによって構成されるノズルは、車室内上方側から車室内下方側に向かって延びている。これにより、矢印F12に示すように、吹出口121から車室内下方に向かって空気が吹き出される。
The nozzle constituted by the
第2回転位置では、前方側壁部123および同軸状円弧面124cによって構成されるノズルの最先端部に、回転部材124の尖った角部124eが位置している。これにより、ノズルの最先端部は、送風ダクト12の下方側壁部122と非連続的に繋がる。
In the second rotational position, the
そのため、吹出口121から吹き出された空気の流れはノズルの最先端部(すなわち角部124e)で剥離する。その結果、吹出口121から吹き出された空気は、送風ダクト12のコアンダ面122aに引き寄せられず、車室内下方に向かって流れる。
Therefore, the flow of air blown out from the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、車室内下方に向かう一次空気流れF12が形成される。一次空気流れF12は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF22が形成される。
Therefore, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内下方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow downward in the vehicle interior, so that the amount of air blown toward the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
図1に示すように、車室内最前部の計器盤6(インストルメントパネル)の内側には、車両用空調装置の室内空調ユニット7が配置されている。室内空調ユニット7は空調ケース71を有している。空調ケース71は、室内空調ユニット7の外殻を形成するとともに、車室内に向かって送風される室内送風空気の空気通路を形成する。
As shown in FIG. 1, an indoor air conditioning unit 7 of a vehicle air conditioner is arranged inside an instrument panel 6 (instrument panel) at the foremost part of the vehicle interior. The indoor air conditioning unit 7 has an
空調ケース71内の空気通路の最上流部には、送風機ユニット(図示せず)からの送風空気が流入するようになっている。送風機ユニットは、室内空調ユニット7とともに、計器盤6の内側に配置されている。送風機ユニットは、内気(車室内空気)と外気(車室外空気)とを切替導入する内外気切替箱と、内外気切替箱に導入された空気を送風する遠心式送風機とを備えている。
Air blown from a blower unit (not shown) flows into the most upstream part of the air passage in the
空調ケース71内の空気通路には蒸発器、ヒータコアおよびエアミックスドア等(いずれも図示せず)が配置されている。蒸発器は、蒸気圧縮式冷凍サイクル(図示せず)を構成する機器の1つであり、冷凍サイクル内の低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることで、送風機ユニットからの送風空気を冷却する冷却用熱交換器である。
In the air passage in the
ヒータコアは、車両1のエンジン(図示せず)を冷却するエンジン冷却水(温水)と、蒸発器で冷却された冷風とを熱交換することによって冷風を加熱する加熱用熱交換器である。 The heater core is a heat exchanger for heating that heats cold air by exchanging heat between engine cooling water (hot water) that cools the engine (not shown) of the vehicle 1 and cold air cooled by the evaporator.
エアミックスドアは、蒸発器で冷却された冷風とヒータコアで加熱された温風との風量割合を調整することによって、車室内に吹き出される空気の温度を所望温度に調整する温度調整手段である。 The air mix door is a temperature adjusting means that adjusts the air volume ratio between the cold air cooled by the evaporator and the hot air heated by the heater core to adjust the temperature of the air blown into the vehicle interior to a desired temperature. .
空調ケース71にはフェイス開口部711が開口している。フェイス開口部711には、空気通路を形成するフェイスダクト8の一端部が接続されている。フェイスダクト8の他端部は、計器盤6に設けられたフェイス吹出口9に接続されている。
A
フェイス吹出口9は、空調ケース71で温度調整された空調風を車室内乗員の顔部側(車室内上方側)へ向けて吹き出す。フェイス吹出口9から空調風が吹き出されることによって、車室上方側へ向かう空気流れF3が形成される。
The
図示を省略しているが、空調ケース71で温度調整された空調風は、計器盤6の上部に設けられたアッパーベント吹出口から車室内後方側の座席(2列目の座席4および3列目の座席5へ向けて吹き出されるようになっており、アッパーベント吹出口から空調風が吹き出されることによっても、車室上方側へ向かう空気流れF3が形成される。
Although not shown in the drawing, the conditioned air whose temperature is adjusted by the
次に、上記構成における作動を説明する。車両用送風装置10の送風機112が作動すると、送風ユニット11のケース111の前面部に形成された吸込口111aから車室内空気がケース111内に吸い込まれる。
Next, the operation in the above configuration will be described. When the
ケース111内に吸い込まれた空気は、さらにスクロールケーシング112cに吸い込まれてスクロールケーシング112cから吐出される。スクロールケーシング112cから吐出された空気は、ケース111内の空気通路111cおよび送風ダクト12内の空気通路を流れた後、吹出口121から車室内空間に向かって吹き出される。
The air sucked into the
このとき、回転部材124が、図5に示す第1回転位置に操作されている場合、上述のように一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内後方に向かって流れる。そのため、3列目の座席5に着座した乗員へ送風することができる。
At this time, when the rotating
一方、回転部材124が、図7に示す第2回転位置に操作されている場合、上述のように一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内下方に向かって流れる。そのため、2列目の座席4に着座した乗員へ送風することができる。
On the other hand, when the rotating
ちなみに、2列目の座席4は、3列目の座席5に比べて吹出口121からの距離が短い。そのため、第2回転位置に操作されている場合の送風量が、第1回転位置に操作されている場合の送風量に比べて若干少なくなったとしても特に支障はない。
Incidentally, the
本実施形態によると、回転部材124の回転位置を第1回転位置から第2回転位置に変化させることによって、ノズル状の吹出口121の形状が変化し、その結果、吹出口121から吹き出された空気のコアンダ面122a側での剥離位置が変化して空気の流れ方向を変えることができる。したがって、簡素な構成によって、送風方向を切り替えることができる。
According to the present embodiment, the shape of the nozzle-shaped
(第2実施形態)
本第2実施形態では、図8、図9に示すように、上記第1実施形態に対して、回転部材124のうち同軸状円弧面124cと非同軸状円弧面124dとの境目の部位に突起部124fが追加されている。
(Second Embodiment)
In the second embodiment, as shown in FIGS. 8 and 9, as compared with the first embodiment, a protrusion is formed at the boundary between the
本例では、突起部124fは、回転部材124と一体的に成形されているが、回転部材124とは別体で成形されて回転部材124に取り付けられていてもよい。
In this example, the
図8に示す回転部材124の第1回転位置では、突起部124fは吹出口121から離れた位置にあるので、上記第1実施形態と同様の空気流れF11、F12が形成される。
In the first rotation position of the rotating
図9に示す回転部材124の第2回転位置では、突起部124fがノズル状の吹出口121の最先端部に位置しているので、吹出口121から吹き出された空気流れF12の剥離が突起部124fによって促進される。そのため、第1回転位置と第2回転位置との切り替えによって送風方向を確実に変化させることができる。
In the second rotation position of the rotating
(第3実施形態)
上記実施形態では、ノズル状の吹出口121が前方側壁部123と回転部材124とによって形成されているが、本第3実施形態では、図10、図11に示すように、吹出口121が、車室内前方側の揺動部材126と車室内後方側の壁部127(以下、後方側壁部と言う。)とによって形成されている。
(Third embodiment)
In the said embodiment, although the nozzle-shaped
揺動部材126および後方側壁部127は、車室内前後方向に互いに対向している。揺動部材126は、吹出口121から吹き出された空気流れの剥離位置を変化させる変化手段を構成している。揺動部材126は、板状の部材であり、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。後方側壁部127は、送風ダクト12と一体成形されている。
The
揺動部材126は、車室内幅方向に延びるように配置され、その両端部が送風ダクト12に揺動可能に支持されている。これにより、揺動部材126は、車室内幅方向に延びる揺動中心軸126aを中心に揺動可能になっている。
The
揺動部材126には、乗員によって操作される調整ダイヤル126bが形成されている。乗員が調整ダイヤル126bを回転中心軸126a周りに回転操作することによって、揺動部材126が回転中心軸126a周りに揺動される。
The
揺動部材126は、図10に示す第1揺動位置に操作された状態では揺動中心軸126aから車室内後方へ向かって延びている。このため、吹出口121から車室内後方に向かって空気が吹き出される。
The swinging
第1揺動位置では、揺動部材126および後方側壁部127は、送風ダクト12の内方側から外方側に向かうにつれて互いに近づいている。これにより、吹出口121は、空気を噴出するノズルとして構成される。換言すれば、揺動部材126の板面は、ノズル状の吹出口121の内壁を構成している。
In the first swing position, the
送風ダクト12の下方側壁部122のうち後方側壁部127と隣接する部位にはコアンダ面122aが形成されている。コアンダ面122aは、吹出口121から吹き出された空気を引き寄せる効果(コアンダ効果)を発揮するように形成されている。
A
すなわち、第1揺動位置では、吹出口121から車室内後方に向かって吹き出された空気は、コアンダ効果によってコアンダ面122aに引き寄せられ、下方側壁部122に沿って流れる。
That is, at the first swing position, the air blown out from the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、下方側壁部122に沿う一次空気流れF11が形成される。一次空気流れF11は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF21が形成される。
Accordingly, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内後方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow toward the rear of the vehicle interior, so that the amount of air blown to the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
揺動部材126は、図11に示す第2揺動位置に操作された状態では揺動中心軸126aから車室内下方へ向かって延びている。このため、吹出口121から車室内下方に向かって空気が吹き出される。
The
第2揺動位置では、揺動部材126および後方側壁部127は、送風ダクト12の内方側から外方側に向かうにつれて互いに近づいている。これにより、吹出口121は、空気を噴出するノズルとして構成される。換言すれば、揺動部材126の板面は、ノズル状の吹出口121の内壁を構成している。
In the second swing position, the
吹出口121から車室内下方に向かって吹き出された空気の流れはコアンダ面122aに沿って流れることができず剥離する。すなわち、吹出口121から吹き出された空気は、送風ダクト12のコアンダ面122aに引き寄せられず、車室内下方に向かって流れる。
The flow of air blown out from the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、車室内下方に向かう一次空気流れF12が形成される。一次空気流れF12は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF22が形成される。
Therefore, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内下方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow downward in the vehicle interior, so that the amount of air blown toward the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
本実施形態によると、揺動部材126の揺動位置を第1揺動位置から第2揺動位置に変化させることによって、ノズル状の吹出口121の形状が変化し、その結果、吹出口121から吹き出された空気のコアンダ面122a側での剥離位置が変化して空気の流れ方向を変えることができる。したがって、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
According to the present embodiment, the shape of the nozzle-shaped
(第4実施形態)
上記第3実施形態では、吹出口121が、車室内前方側の揺動部材126と車室内後方側の壁部127とによって形成されているが、本第4実施形態では、図12、図13に示すように、吹出口121が、車室内前方側の壁部123(以下、前方側壁部と言う。)と車室内後方側の揺動部材128とによって形成されている。
(Fourth embodiment)
In the third embodiment, the
前方側壁部123の構成は上記第1実施形態と同様であり、送風ダクト12と一体成形されており、車室内上方側から車室内下方側に向かうにつれて車室内後方側に向かって湾曲する形状を有している。
The configuration of the
前方側壁部123および揺動部材128は、車室内前後方向に互いに対向している。揺動部材128は、吹出口121から吹き出された空気流れの剥離位置を変化させる変化手段を構成している。揺動部材128は、板状の部材であり、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
The front
揺動部材128は、車室内幅方向に延びるように配置され、その両端部が送風ダクト12に揺動可能に支持されている。これにより、揺動部材128は、車室内幅方向に延びる揺動中心軸128aを中心に揺動可能になっている。
The
揺動部材128には、乗員によって操作される調整ダイヤル128bが形成されている。乗員が調整ダイヤル128bを回転中心軸128a周りに回転操作することによって、揺動部材128が回転中心軸128a周りに揺動される。
The
揺動部材128は、図12に示す第1揺動位置に操作された状態では揺動中心軸128aから車室内前方へ向かって延びている。このため、吹出口121から車室内後方に向かって空気が吹き出される。
The
第1揺動位置では、前方側壁部123および揺動部材128は、送風ダクト12の内方側から外方側に向かうにつれて互いに近づいている。これにより、吹出口121は、空気を噴出するノズルとして構成される。換言すれば、揺動部材128の板面は、ノズル状の吹出口121の内壁を構成している。
At the first swing position, the front
揺動部材128のうち送風ダクト12の下方側壁部122と隣接する部位にはコアンダ面128cが形成されている。コアンダ面128cは、吹出口121から吹き出された空気を引き寄せる効果(コアンダ効果)を発揮するように形成されている。
A
第1揺動位置では、コアンダ面128cは、送風ダクト12の下方側壁部122と連続的に滑らかに繋がっている。これにより、吹出口121から吹き出された空気は、コアンダ効果によってコアンダ面128cに引き寄せられ、下方側壁部122に沿って流れる。
In the first swing position, the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、下方側壁部122に沿う一次空気流れF11が形成される。一次空気流れF11は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF21が形成される。
Accordingly, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内後方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow toward the rear of the vehicle interior, so that the amount of air blown to the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
揺動部材128は、図13に示す第2揺動位置に操作された状態では揺動中心軸128aから車室内上方へ向かって延びている。このため、吹出口121から車室内下方に向かって空気が吹き出される。
The
第2揺動位置では、前方側壁部123および揺動部材128は、送風ダクト12の内方側から外方側に向かうにつれて互いに近づいている。これにより、吹出口121は、空気を噴出するノズルとして構成される。換言すれば、揺動部材128の板面は、ノズル状の吹出口121の内壁を構成している。
At the second swing position, the front
このとき、コアンダ面128cは、送風ダクト12の下方側壁部122と非連続的に繋がり、コアンダ面128cと下方側壁部122との境目に尖った角部が形成される。そのため、吹出口121から車室内下方に向かって吹き出された空気の流れは、コアンダ面128cと下方側壁部122との境目に形成された尖った角部で剥離する。
At this time, the
そのため、吹出口121から吹き出された空気は、送風ダクト12の下方側壁部122に沿って流れることができず、車室内下方に向かって流れる。
Therefore, the air blown out from the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、車室内下方に向かう一次空気流れF12が形成される。一次空気流れF12は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF22が形成される。
Therefore, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内下方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow downward in the vehicle interior, so that the amount of air blown toward the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
本実施形態によると、揺動部材128の揺動位置を第1揺動位置から第2揺動位置に変化させることによって、ノズル状の吹出口121の形状が変化し、その結果、吹出口121から吹き出された空気のコアンダ面122a側での剥離位置が変化して空気の流れ方向を変えることができる。したがって、上記第3実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
According to this embodiment, the shape of the nozzle-shaped
(第5実施形態)
上記実施形態では、吹出口121(ノズル)の形状を変化させることによって、吹出口121から吹き出された空気の剥離点の位置を変化させるが、本第5実施形態では、送風ダクト12の下方側壁部122から空気を吹き出すことによって、吹出口121から吹き出された空気の剥離点の位置を変化させる。
(Fifth embodiment)
In the said embodiment, although the position of the peeling point of the air blown out from the
図14に示すように、吹出口121は、車室内前方側の壁部123(以下、前方側壁部と言う。)と車室内後方側の壁部129(以下、後方側壁部と言う。)とによって形成されている。
As shown in FIG. 14, the
前方側壁部123の構成は上記第1実施形態と同様であり、送風ダクト12と一体成形されており、車室内上方側から車室内下方側に向かうにつれて車室内後方側に向かって湾曲する形状を有している。後方側壁部129は、送風ダクト12と一体成形されている。
The configuration of the
前方側壁部123および後方側壁部129は、送風ダクト12の内方側から外方側に向かうにつれて互いに近づいている。これにより、吹出口121は、空気を噴出するノズルとして構成される。
The
送風ダクト12の下方側壁部122のうち後方側壁部129と隣接する部位にはコアンダ面122aが形成されている。コアンダ面122aは、吹出口121から吹き出された空気を引き寄せる効果(コアンダ効果)を発揮するように形成されている。
A
送風ダクト12には、送風ダクト12内の空気を車室内空間へ吹き出す吹出孔129a(コアンダ面吹出口)が形成されている。吹出孔129aは、コアンダ面122aに開口し、スライドドア13によって開閉されるようになっている。
The
スライドドア13は、吹出孔129aから吹き出される空気の風量を調整する風量調整手段を構成している。吹出孔129aおよびスライドドア13は、吹出口121から吹き出された空気流れの剥離位置を変化させる変化手段を構成している。
The
図15に示すように、送風ダクト12の下方側壁部122には、スライドドア13の移動をガイドするガイドレール122bが形成されている。ガイドレール122bは車室内前後方向に延びている。これにより、スライドドア13は車室内前後方向に移動して吹出孔129aを開閉する。本例では、スライドドア13は、乗員の操作によって車室内前後方向に移動される。
As shown in FIG. 15, a
スライドドア13が図14、図15に示すように吹出孔129aを閉じる閉位置に操作された状態では、吹出口121から車室内後方に向かって空気が吹き出される。吹出口121から車室内後方に向かって吹き出された空気は、コアンダ効果によってコアンダ面122aに引き寄せられ、下方側壁部122に沿って流れる。
In the state in which the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、下方側壁部122に沿う一次空気流れF11が形成される。一次空気流れF11は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF21が形成される。
Accordingly, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内後方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow toward the rear of the vehicle interior, so that the amount of air blown to the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
スライドドア13が図16、図17に示すように吹出孔129aを開ける開位置に操作された状態では、吹出口121から車室内後方に向かって空気が吹き出されるとともに、吹出孔129aから車室内下方に向かって空気が吹き出される。
In the state where the
吹出口121から車室内後方に向かって吹き出された空気の流れは、吹出孔129aから吹き出された空気と衝突することによって剥離する。そのため、吹出口121から吹き出された空気にコアンダ効果が働かない。すなわち、吹出口121から吹き出された空気は、コアンダ面122aに引き寄せられず、車室内下方に向かって流れる。
The flow of the air blown out from the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、車室内下方に向かう一次空気流れF12が形成される。一次空気流れF12は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF22が形成される。
Therefore, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内下方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow downward in the vehicle interior, so that the amount of air blown toward the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
本実施形態によると、スライドドア13が、吹出孔129aから吹き出される空気の風量を変化させると、吹出口121から吹き出された空気のコアンダ面122a側での剥離位置が変化して空気の流れ方向を変えることができる。したがって、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
According to the present embodiment, when the
(第6実施形態)
上記第5実施形態では、送風ダクト12の下方側壁部122から空気を吹き出すことによって、吹出口121から吹き出された空気の剥離点の位置を変化させるが、本第6実施形態では、図18、図19に示すように、送風ダクト12の下方側壁部122の形状を変化させることによって、吹出口121から吹き出された空気の剥離点の位置を変化させる。
(Sixth embodiment)
In the said 5th Embodiment, although the position of the peeling point of the air which blown off from the
送風ダクト12の下方側壁部122には、送風ダクト12の内方側に窪んだダンパ収容部122dが形成されている。ダンパ収容部122dにはダンパ部材14が収容されている。
The lower
ダンパ部材14は、下方側壁部122(送風ダクト12の外面)から車室内下方側(送風ダクト12の外方側)へ突出可能な突出部材を構成している。ダンパ部材14は、吹出口121から吹き出された空気流れの剥離位置を変化させる変化手段を構成している。
The
ダンパ部材14は、板状の部材であり、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
The
ダンパ部材14は、車室内幅方向に延びるように配置され、その両端部が送風ダクト12に揺動可能に支持されている。これにより、ダンパ部材14は、車室内幅方向に延びる揺動中心軸14aを中心に揺動可能になっている。
The
ダンパ部材14は、バネ15を介してダンパ収容部122dに固定されている。バネ15は、ダンパ部材14を車室内下方側へ付勢する付勢力を発生する。ダンパ収容部122dには、ダンパ部材14を図18に示す収容位置に停止させる爪部16が形成されている。爪部16は、ダンパ部材14のうち揺動中心軸126aと反対側の端部に引っ掛かるようになっている。
The
爪部16がダンパ部材14に引っ掛かることによって、ダンパ部材14がバネ15の付勢力に抗して第1揺動位置で停止する。
When the
ダンパ部材14が収容位置で停止している状態において、爪部16が乗員によって車室内上方側へ持ち上げられると、ダンパ部材14が爪部16から外れるようになっている。ダンパ部材14が爪部16から外れると、バネ15が伸びきるまでダンパ部材14が車室内下方側へ下がって、図19に示す突出位置で停止する。
In a state where the
図18に示す収容位置では、ダンパ部材14のうち車室内下方側を向いた面は、送風ダクト12の下方側壁部122と連続的に滑らかに繋がっている。これにより、吹出口121から吹き出された空気は、コアンダ効果によってコアンダ面122aに引き寄せられ、下方側壁部122に沿って流れる。
In the accommodation position shown in FIG. 18, the surface of the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、下方側壁部122に沿う一次空気流れF11が形成される。一次空気流れF11は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF21が形成される。
Accordingly, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内後方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow toward the rear of the vehicle interior, so that the amount of air blown to the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
図19に示す突出位置では、ダンパ部材14は、送風ダクト12の下方側壁部122よりも車室内下方側(送風ダクト12の外方側)へ突出する。これにより、吹出口121から車室内後方に向かって吹き出された空気の流れは、コアンダ効果によってコアンダ面122aに引き寄せられた後、ダンパ部材14によって車室内下方側へ曲げられて剥離する。そのため、吹出口121から吹き出された空気は、送風ダクト12の下方側壁部122に沿って流れることができず、車室内下方に向かって流れる。
In the protruding position shown in FIG. 19, the
したがって、吹出口121から空気が吹き出されると、車室内下方に向かう一次空気流れF12が形成される。一次空気流れF12は、エントレインメント効果によって、その周囲(送風ダクト12の外部)の空気を巻き込む。これにより、二次空気流れF22が形成される。
Therefore, when air is blown out from the
その結果、一次空気流れF11および二次空気流れF21が車室内下方に向かって流れるので、車室内後方への送風量を、吹出口121からの吹出風量に比べて増加させることができる。
As a result, the primary air flow F <b> 11 and the secondary air flow F <b> 21 flow downward in the vehicle interior, so that the amount of air blown toward the rear of the vehicle interior can be increased compared to the amount of air blown from the
本実施形態によると、ダンパ部材14の突出量が変化すると、送風ダクト12の下方側壁部122の形状が変化し、その結果、吹出口121から吹き出された空気のコアンダ面122a側での剥離位置が変化して空気の流れ方向を変えることができる。したがって、上記第5実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
According to this embodiment, when the protrusion amount of the
(他の実施形態)
上記実施形態は、例えば以下のように種々変形可能である。
(Other embodiments)
The above embodiment can be variously modified as follows, for example.
(1)上記第4実施形態では、揺動部材128が板状に形成されているが、これに限定されるものではなく、揺動部材が円柱状に形成されていて、揺動中心軸が揺動部材に対して非同軸状に配置されていてもよい。
(1) In the fourth embodiment, the oscillating
(2)上記実施形態では、ファン112aは遠心式多翼ファンであるが、これに限定されるものではなく、例えばファン112aは斜流ファンであってもよい。
(2) In the above embodiment, the
(3)上記実施形態では、送風ユニット11は、吸込口111aから吸い込んだ空気を温度調整することなく吹き出すように構成されているが、吸込口111aから吸い込んだ空気を温度調整した後に吹き出すように構成されていてもよい。
(3) In the above embodiment, the
例えば、送風ユニット11のケース111内部の空気通路に、送風空気を冷却する冷却用熱交換器や、送風空気を加熱する加熱用熱交換器等が配置されていてもよい。
For example, a cooling heat exchanger for cooling the blown air, a heating heat exchanger for heating the blown air, or the like may be disposed in the air passage inside the
(4)上記実施形態では、本発明を車両用送風装置に適用した例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば据置型送風装置に本発明を適用してもよい。 (4) Although the example which applied this invention to the air blower for vehicles was shown in the said embodiment, it is not limited to this, For example, you may apply this invention to a stationary air blower.
112 送風機
121 吹出口
122a コアンダ面
124 回転部材(変化手段)
124a 回転中心軸
112
124a Rotation center axis
Claims (2)
前記送風機(112)から送風された空気を送風対象空間へ吹き出す吹出口(121)、および前記吹出口(121)から吹き出された空気をコアンダ効果によって引き寄せるコアンダ面(122a、128c)が形成された送風ダクト(12)とを備え、
前記送風ダクト(12)には、前記吹出口(121)から吹き出された空気流れの前記コアンダ面(122a、128c)側での剥離位置を変化させる変化手段(124、126、128、129a、13、14)が設けられており、
前記吹出口(121)は、空気を噴出するノズルとして構成されており、
前記変化手段(124、126、128)は、前記剥離位置が変化するように前記吹出口(121)の形状を変化させるものであり、
前記変化手段は、回転中心軸(124a)周りに回転する回転部材(124)を有し、
前記回転部材(124)の外周面の一部は、前記吹出口(121)の内壁を構成しており、
前記回転部材(124)の回転位置が変化すると前記吹出口(121)の形状が変化するようになっていることを特徴とする送風装置。 A blower (112) for blowing air;
The blower outlet (121) that blows out the air blown from the blower (112) to the blowing target space, and the Coanda surfaces (122a, 128c) that draw the air blown from the blower outlet (121) by the Coanda effect are formed. An air duct (12),
In the air duct (12), changing means (124, 126, 128, 129a, 13 for changing the separation position on the Coanda surface (122a, 128c) side of the air flow blown out from the air outlet (121). 14) are provided ,
The air outlet (121) is configured as a nozzle for ejecting air,
The changing means (124, 126, 128) is for changing the shape of the outlet (121) so that the peeling position changes.
The changing means includes a rotating member (124) that rotates about a rotation center axis (124a),
A part of the outer peripheral surface of the rotating member (124) constitutes an inner wall of the air outlet (121),
The blower characterized in that the shape of the air outlet (121) changes when the rotational position of the rotating member (124) changes .
前記送風機(112)から送風された空気を送風対象空間へ吹き出す吹出口(121)、および前記吹出口(121)から吹き出された空気をコアンダ効果によって引き寄せるコアンダ面(122a、128c)が形成された送風ダクト(12)とを備え、
前記送風ダクト(12)には、前記吹出口(121)から吹き出された空気流れの前記コアンダ面(122a、128c)側での剥離位置を変化させる変化手段(124、126、128、129a、13、14)が設けられており、
前記変化手段は、前記送風機(112)から送風された空気を前記コアンダ面(122a)から前記送風対象空間へ吹き出すコアンダ面吹出口(129a)と、前記コアンダ面吹出口(129a)から吹き出される空気の風量を調整する風量調整手段(13)とを有し、
前記風量調整手段(13)が、前記コアンダ面吹出口(129a)から吹き出される空気の風量を変化させると前記剥離位置が変化するようになっていることを特徴とする送風装置。 A blower (112) for blowing air;
The blower outlet (121) that blows out the air blown from the blower (112) to the blowing target space, and the Coanda surfaces (122a, 128c) that draw the air blown from the blower outlet (121) by the Coanda effect are formed. An air duct (12),
In the air duct (12), changing means (124, 126, 128, 129a, 13 for changing the separation position on the Coanda surface (122a, 128c) side of the air flow blown out from the air outlet (121). 14) are provided ,
The changing means is blown out from the Coanda surface outlet (129a) for blowing the air blown from the blower (112) from the Coanda surface (122a) to the blowing target space, and from the Coanda surface outlet (129a). Air volume adjusting means (13) for adjusting the air volume of air,
The blower characterized in that the separation position changes when the air volume adjusting means (13) changes the air volume of air blown from the Coanda surface outlet (129a) .
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