JP5994327B2 - 携帯型決済端末 - Google Patents

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Description

本明細書は、携帯型決済端末に関する技術を開示する。
電子マネー決済を実行する携帯型決済端末の開発が進められている。携帯型決済端末の場合、紛失,破損等によって取引情報(決済情報)を失うことを防止するために、取引情報を他の機器にバックアップしておくことが必要である。特許文献1には、バックアップ用の専用サーバを用意して、携帯型決済端末の取引情報をバックアップしておく技術が開示されている。
特開2008−197894号公報
特許文献1の携帯型決済端末では、携帯型決済端末をバックアップ用サーバとの通信圏外で使用した場合、取引情報のバックアップを行うことができない。バックアップを行なうことなく携帯型決済端末を紛失,破損等すると、これまでの取引情報を失ってしまう。そのため、特許文献1の携帯型決済端末の場合、取引情報のバックアップを確実に行うために、バックアップ用サーバとの通信圏内で携帯型決済端末を使用しなくてはいけない。このように、特許文献1の携帯型決済端末は、電子マネー決済を行うことができる範囲が制限される。本明細書では、バックアップ用サーバを用いることなく、取引情報のバックアップを行うことができる携帯型決済端末を提供する。
本明細書は、電子マネー決済を実行する携帯型決済端末に関する技術を開示する。この携帯型決済端末は、決済した取引情報を記憶する第1記憶手段と、決済した取引情報を他の携帯型決済端末に送信する第1送信手段と、他の携帯型決済端末の取引情報を受信する第1受信手段と、他の携帯型決済端末の取引情報を記憶する第2記憶手段を備えている。
上記の携帯型決済端末は、第1記憶手段で自己の取引情報を記憶するとともに、他の携帯型決済端末に自己の取引情報のバックアップを行う。また、上記の携帯型決済端末は、第2記憶手段で他の携帯型決済端末の取引情報を記憶する。すなわち、上記の携帯型決済端末は、他の携帯型決済端末の取引情報のバックアップを行う。したがって、上記の携帯型決済端末を複数台用いれば、各携帯型決済端末に自己の取引情報及び他の携帯型決済端末の取引情報を記憶させることができる。このように、複数の携帯型決済端末同士で取引情報をバックアップし合うことによって、バックアップ用サーバを用いることなく、取引情報のバックアップ行うことができる。これにより、一方の携帯型決済端末を紛失,破損等しても、取引情報を失うことを防止することができる。
携帯型決済端末のブロック図を示す。 実施例1の携帯型決済端末が実行する処理のフローチャートを示す。 実施例1の取引情報の送受信の詳細に関するフローチャートを示す。 実施例1の送受信可能時間の継続時間を決定する処理のフローチャートを示す。 実施例1の基準時間を算出する処理のフローチャートを示す。 実施例1の基準時間テーブルを作成する処理のフローチャートを示す。 実施例2の取引情報の送受信の詳細に関するフローチャートを示す。 実施例3の取引情報の送受信の詳細に関するフローチャートを示す。
以下、本明細書で開示する実施例の技術的特徴の幾つかを記す。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している。
(特徴1)携帯型決済端末は、第2送信手段と第2受信手段をさらに備えていてもよい。第2送信手段は、第1受信手段で取引情報を受信したときに、その受信した取引情報の識別情報を他の携帯型決済端末に送信する。第2受信手段は、他の携帯型決済端末が受信した取引情報の識別情報を受信する。これらの手段を備えることにより、送信した取引情報が受信されたのか否かを確認することができる。識別情報を受信しなかった取引情報については、再度取引情報を送信することができる。これにより、取引情報のバックアップを確実に行うことができる。
(特徴2)他の携帯型決済端末の取引情報の受信履歴に基づいて第1受信手段を受信可能状態とスタンバイ状態の間で切り換える第1切換手段を備えていてもよい。第1受信手段をスタンバイ状態にすることで、電力の消費を抑制することができる。そのため、他の携帯型決済端末が取引情報を送信してこないときは、第1受信手段をスタンバイ状態にしておくことが好ましい。上記のような第1切換手段を備えることにより、他の携帯型決済端末が取引情報を送信してくるときは第1受信手段を受信可能状態し、他の携帯型決済端末が取引情報を送信してこないときは第1受信手段をスタンバイ状態にすることができる。
(特徴3)第1記憶手段に記憶されている取引情報のうち、他の携帯型決済端末に送信すべき取引情報の数に基づいて第1受信手段を受信可能状態とスタンバイ状態の間で切り換える第2切換手段を備えていてもよい。この特徴によれば、他の携帯型決済端末に送信すべき取引情報が多い場合(すなわち、通信を確保する必要性が高い場合)には、第1受信手段を受信可能状態とすることができる。また、他の携帯型決済端末に送信すべき取引情報が少ない場合には、第1受信手段をスタンバイ状態にして電力消費を抑制することができる。
(特徴4)第1送信手段は、決済したときにその決済した取引情報を送信してもよい。これにより、取引情報を他の携帯型決済端末に早急にバックアックを行うことができる。
(特徴5)第1送信手段は、予め定められた送信予定時刻に取引情報を送信してもよい。
(特徴6)送信予定時刻が、他の携帯型決済端末の取引情報の受信履歴に基づいて決定されてもよい。他の携帯型決済端末が取引情報を受信しやすいときに取引情報を送信することで、より確実にバックアックを行うことができる。
(特徴7)第1送信手段は、第1記憶手段に記憶されている取引情報のうち、他の携帯型決済端末に送信すべき取引情報の数が所定数に達したときに取引情報を送信してもよい。自己の携帯型決済端末にバックアックが完了していない取引情報が多く残存することを抑制することができる。
(特徴8)第1送信手段は、第1受信手段での取引情報を受信したときに取引情報を送信してもよい。この特徴によれば、自己の携帯型決済端末と他の携帯型決済端末の通信が確保されているときに、取引情報を送信することができる。そのため、自己の取引情報を、他の携帯型決済端末に確実にバックアックを行うことができる。
(特徴9)上記した携帯型決済端末の複数個が、携帯型決済端末セットを構成していることが好ましい。他の携帯型決済端末に対して確実にバックアックを行うことができる。
図1を参照し、携帯型決済端末10の構成について簡単に説明する。携帯型決済端末10は、電子マネー機能を有する媒体(プリペイドカード、携帯電話機等)に記憶されている金額データを読み取る読取部2と、顧客が購入した商品の情報を入力する入力部4と、読取部2で読み取った金額データと入力部4から入力された情報に基づいて決済を実行するCPU6と、決済した取引情報を記憶する記憶部8と、他の携帯型決済端末10aとの間で取引情報の送受信を行うアンテナ12と、他の携帯型決済端末10aからの取引情報を受信可能な状態と受信不能な状態との間で切り換えるスイッチ14を備えている。携帯型決済端末10aは、携帯型決済端末10と同じ構成を備えている。携帯型決済端末10と携帯型決済端末10aとの間で通信が行われる。
CPU6は、読取部2で読み取った金額データから、入力部4から入力された金額を減算する処理を行う。商品を購入する前の金額データ、商品の価格、商品を購入した後の金額データ等の取引情報(決済情報)は、記憶部8に記憶される。記憶部8は、第1記憶手段の一例である。
上記の取引情報は、アンテナ12から携帯型決済端末10aに送信される。アンテナ12は、第1送信手段の一例である。携帯型決済端末10から送信された取引情報は、携帯型決済端末10aのアンテナ12aで受信され、携帯型決済端末10aの記憶部8に記憶される。このようにして、携帯型決済端末10が決済した取引情報は、自身の記憶部8と、携帯型決済端末10aの記憶部8aに記憶される。
なお、携帯型決済端末10aは、受信した取引情報に対応する識別情報を、アンテナ12aから携帯型決済端末10に送信する。携帯型決済端末10は、識別情報をアンテナ12受信で受信し、記憶部8に記憶する。アンテナ12は、第2受信手段の一例でもある。これにより、携帯型決済端末10は、送信済みの取引情報と、未送信の取引情報を区別することができる。
次に、携帯型決済端末10が携帯型決済端末10aの取引情報を記憶する動作について説明する。携帯型決済端末10aの取引情報は、アンテナ12で受信する。アンテナ12は、第1受信手段の一例でもある。アンテナ12で受信した携帯型決済端末10aの取引情報は、記憶部8に記憶される。記憶部8は、第2記憶手段の一例でもある。このようにして、携帯型決済端末10は、携帯型決済端末10aが決済した取引情報を、自身の記憶部8に記憶する。
携帯型決済端末10は、受信した取引情報に対応する識別情報を、アンテナ12から携帯型決済端末10aに送信する。アンテナ12は、第2送信手段の一例でもある。携帯型決済端末10も、送信済みの取引情報と、未送信の取引情報を区別することができる。
なお、取引情報を携帯型決済端末10aに送信するタイミングは、様々の形態を取り得る。例えば、携帯型決済端末10は、(1)電子マネーを決済したとき、(2)記憶部8に記憶されている取引情報のうち、携帯型決済端末10aから識別情報を得ていない取引情報の数が所定数に達したとき、(3)送信予定時刻、(4)アンテナ12が携帯型決済端末10aからの取引情報を受信したとき、等に取引情報を携帯型決済端末10aに送信する。
上記したように、携帯型決済端末10aからの取引情報を受信可能な状態と受信不能な状態との間で切り換えるスイッチ14を備えている。スイッチ14は、アンテナ12を、受信可能状態とスタンバイ状態の間で切り換える。切り換えのタイミングは、様々の形態を取り得る。例えば、(a)これまでの、携帯型決済端末10aから送信されてきた取引情報の受信履歴、(b)記憶部8に記憶されている取引情報のうち、携帯型決済端末10aから識別情報を得ていない取引情報の数、等に基づいて切り換えることができる。
図2〜図6を参照し、携帯型決済端末10が実行する処理を詳細に説明する。本実施例では、上記(1)に記したように、電子マネーを決済したときに取引情報を送信する。また、上記(a),(b)に記したように、携帯型決済端末10aから送信されてきた取引情報の受信履歴、及び携帯型決済端末10aから識別情報を得ていない取引情報の数に基づいて、アンテナ12の状態を受信可能状態からスタンバイ状態に切り換える。
ステップS2では、読取部2が、顧客の電子マネー機能を有する媒体から金額データを読み取る。ステップS3では、顧客が購入した商品の価格を、入力部4から入力する。入力部4は、テンキーであってもよいし、2次元コード読取機であってもよい。その後、ステップS4において、ステップS2で読み取った金額データと、ステップS3で入力された金額に基づいて決済を行う。具体的には、CPU6がステップS2で読み取った金額から、ステップS3で入力された金額を減算した残額を算出し、顧客の電子マネー媒体に残額を書き込む。
ステップS6では、決済した取引情報(ステップS2で読み取った金額,ステップS3で入力された金額,電子マネー媒体に書き込んだ金額)を記憶部8に記憶する。すなわち、携帯型決済端末10が実行した決済の取引情報が、携帯型決済端末10の記憶部8に記憶される。
ステップS8では、携帯型決済端末10は、携帯型決済端末10aと決済した取引情報の送受信を実行する。ここで、図3を参照し、ステップS8の処理について説明する。取引情報を記憶部8に記憶した後(ステップS6)、ステップS20において、携帯型決済端末10aとの通信継続時間を記憶部8から読み込む。通信継続時間とは、携帯型決済端末10aとの間で通信を継続する時間のことである。通信継続時間については後述する。
ステップS22では、携帯型決済端末10は、所定の信号を送信することで、通信可能な携帯型決済端末(取引情報を送受信可能な携帯型決済端末)を探す。携帯型決済端末10aは、上記した所定の信号を受信すると、携帯型決済端末10対してレスポンス信号を送信する。従って、携帯型決済端末10は、レスポンス信号を受信したか否かによって、通信可能な他の携帯型決済端末があるか否かを特定することができる。通信可能な携帯型決済端末10aが見つからなかった場合(ステップS22:NO)、携帯型決済端末10は通信を終了する(図2:S10)。通信可能な携帯型決済端末10aが見つかった場合(ステップS22:YES)、携帯型決済端末10は取引情報の送受信を開始する。
ステップS24では、携帯型決済端末10は、取引情報を携帯型決済端末10aに送信する。携帯型決済端末10aは、受信した取引情報を記憶部8aに記憶する。また、携帯型決済端末10aは、取引情報を受信した後に、その取引情報に対応する識別情報を携帯型決済端末10に送信する。これにより、携帯型決済端末10は、送信した取引情報が携帯型決済端末10aで受信され、バックアックされたという判断ができる。
ステップS26では、携帯型決済端末10は、携帯型決済端末10aからの取引情報を受信し、その取引情報に対応する識別情報を携帯型決済端末10aに送信する。すなわち、携帯型決済端末10aは、携帯型決済端末10から必要な取引情報の受信を完了すると、自身の記憶部8aに記憶されている自身の取引情報を携帯型決済端末10に送信する。
携帯型決済端末10は、携帯型決済端末10aから取引情報を受信すると、ステップS28において、受信した取引情報を記憶部12に記憶する。すなわち、携帯型決済端末10は、携帯型決済端末10aの取引情報をバックアップする。携帯型決済端末10は、携帯型決済端末10aの取引情報をバックアップすると、その取引情報に対応する識別情報を携帯型決済端末10aに送信する。これにより、携帯型決済端末10aは、送信した取引情報が携帯型決済端末10で受信され、バックアックされたという判断ができる。なお、携帯型決済端末10aから取引情報が送信されてこない場合は、ステップS26とS28をスキップし、ステップS30に進む。
上記ステップS24〜S28は、必ずしもこの順序で行われないこともある。例えば、まず携帯型決済端末10aからの取引情報を受信(ステップS26)し、その後取引情報を携帯型決済端末10aに送信(ステップS24)することもある。この形態は、上記した取引情報を携帯型決済端末10aに送信するタイミング(1)と(4)の双方に該当する形態である。あるいは、取引情報を携帯型決済端末10aに送信した後、識別情報を受信する前に、携帯型決済端末10aからの取引情報を受信する場合もある。
上記ステップS24〜S28は、ステップS20で記憶部8から読み込んだ通信継続時間が経過するまで繰り返す。すなわち、ステップS24〜S28は、アンテナ12の状態が受信可能状態からスタンバイ状態に切り換わるまで継続する。携帯型決済端末10の記憶部8に未送信の取引情報が残っている状態で通信継続時間が経過した場合、あるいは、送信の途中で携帯型決済端末10aとの通信が不能になった場合、携帯型決済端末10は、未送信の取引情報を次回の通信の際に携帯型決済端末10aに送信する。未送信の取引情報とは、記憶部8に記憶されている取引情報のうち、識別情報を受信していない取引情報のことをいう。すなわち、未送信の取引情報には、未だ送信を試みていない取引情報と、送信を試みたが携帯型決済端末10aに送信できなかった(携帯型決済端末10aからの識別情報が受信されなかった)取引情報が含まれる。
なお、通信継続時間が経過する前に記憶部8内に未送信の取引情報がなくなった場合、スイッチ14が、アンテナ12の状態を受信可能状態からスタンバイ状態に切り換えるようにしてもよい。
ここで、図4〜図6を参照し、通信継続時間の決定方法について説明する。通信継続時間は、送受信を実行する時間帯、曜日、月毎に異なる値を設定することができる。図4は、通信継続時間の決定方法の概略を示している。まず、ステップS40において、その時刻における通信継続時間の基準時間を算出する。基準時間は、携帯型決済端末10aから送信されてきた取引情報の過去の実績に基づいて算出される。基準時間の算出方法は後述する。
ステップS42では、基準時間に付加時間を加える。付加時間は、記憶部8に記憶されている未送信の取引情報の数に応じて決定される。未送信の取引情報が多い程、長い付加時間が算出される。例えば、付加時間は、未送信の取引情報の数と、所定の時間係数とを乗算することにより算出される。これにより、携帯型決済端末10は、未送信の取引情報の数が多いときは、長時間にわたって携帯型決済端末10aとの通信を確保する。すなわち、携帯型決済端末10aから送信されてきた取引情報の過去の実績に基づいて、アンテナ12の状態が、受信可能状態からスタンバイ状態に切り換えられる。
図5、図6を参照し、基準時間の算出方法を説明する。基準時間は、取引情報の送受信を行う時間帯毎に予め作成されていた基準時間テーブルと、前回の送受信を行ってから今回の送受信を行うまでの時間に基づいて算出される。
ステップS50では、通信継続時間を読み込むとき(図3:ステップS20)の時刻を取得する。その後、ステップS52において、予め作成しておいた基準時間テーブルから、現在の時刻における基準時間を取得する。基準時間テーブルの作成方法は後述する。
ステップS54では、前回送受信が終了した時刻から現在の時刻までの経過時間を算出する。その後、ステップS56において、経過時間と基準時間テーブルの値に基づいて、今回の図4のステップS40で適用する基準時間を算出する。
基準時間テーブルの作成方法について説明する。図6に示すように、ステップS60において、過去に携帯型決済端末10aから送信されてきた取引情報の受信履歴に関し、受信の日時、受信件数等の情報を読み込む。その後、ステップS62において、時間帯毎に、携帯型決済端末10aから受信した取引情報の数を算出する。この場合、取引情報の数は、過去の取引情報の全てについて時間帯毎に算出してもよいし、曜日毎に分類してもよいし、月毎に分類してもよい。このような基準時間テーブルを作成することにより、携帯型決済端末10aから送信されてきた取引情報の過去の実績に基づいて、アンテナ12の状態を受信可能状態からスタンバイ状態に切り換えることができる。
ステップS64では、ステップS62の結果に基づいて、時間帯毎に、通信時間(受信可能状態の開始からスタンバイ状態に切り換わるまでの時間)を算出する。例えば、受信した取引情報の数が多い時間帯には長い通信時間を割り当て、少ない時間帯には短い通信時間を割り当てる。なお、曜日又は月毎に、各時間帯における通信時間を異なる長さにしてもよい。その後、ステップS66において、各時間帯における通信時間の基準テーブルを作成し、CPU6に記憶しておく。このように、これまでの受信履歴に応じた基準テーブルを作成することにより、携帯型決済端末10aからの取引情報を確実に受信することができる。
図7を参照し、携帯型決済端末10が実行する処理の他の形態を説明する。本実施例では、上記(2)に記したように、記憶部8に記憶されている取引情報のうち、携帯型決済端末10aから識別情報を得ていない取引情報の数が所定数に達したときに、取引情報を送信する。なお、以下では、実施例1と重複する説明は省略することがある。
ステップS70では、決済した取引情報を記憶部8に記憶する。その後、ステップS71において、記憶部8に記憶されている取引情報のうち、未送信の取引情報(携帯型決済端末10aから識別情報を受信していない取引情報)の数が所定数を超えているか否かを判定する。所定値に達していない場合(ステップS71:NO)、携帯型決済端末10aとの通信を行うことなく処理を終了する。未送信の取引情報は、そのまま記憶部8に記憶される。
未送信の取引情報の数が所定数を超えている場合(ステップS71:NO)、ステップS72〜S78が、実施例1のステップS22〜S28と同様に実施される。ステップS72〜S78は、記憶部8に記憶されている未送信の取引情報が所定数以下(例えばゼロ)にまるまで繰り返される。
本実施例の場合、未送信の取引情報の数が所定数に達したときに、それらの取引情報をまとめて送る。すなわち、携帯型決済端末10の記憶部8に記憶されている未送信の取引情報の数に基づいて、アンテナ12の状態を受信可能状態とスタンバイ状態の間で切り換える。決済処理毎に取引情報を送信する形態に比べ、携帯型決済端末10との通信を確保する回数を少なくすることができ、携帯型決済端末10の電力の消費を抑制することができる。また、実施例1のように通信継続時間を設定しないので、携帯型決済端末10と携帯型決済端末10aとの通信が途中で途切れ、未送信の取引情報が記憶部8に残存することを抑制することができる。
図8を参照し、携帯型決済端末10が実行する処理の他の形態を説明する。本実施例では、上記(3)に記したように、予め定められた送信予定時刻に取引情報の送受信を実行する処理について説明する。以下では、実施例1及び2と重複する説明は省略することがある。
ステップS90では、送信予定時刻が到来したか否かを判断する。送信予定時刻が到来していない場合(ステップS90:NO)、携帯型決済端末10aとの通信を行うことなく処理を終了する。送信予定時刻が到来している場合(ステップS90:YES)、ステップS91において記憶部8に未送信の取引情報が存在するか否かを判定し、未送信の取引情報が存在する場合(ステップS91:YES)、取引情報を送受信可能な携帯型決済端末を探す(ステップS92)。その後のステップS92〜S98は、実施例1のステップS22〜S28と同様に実施される。の処理については説明を省略する。
ステップS102では、記憶部8内の未送信の取引情報を全て送信した後、次回の通信予定事項をセットする。
なお、通信予定時刻は、例えば、他の携帯型決済端末との通信が行いやすいタイミングに設定する。あるいは、実施例1で説明した基準時間テーブル(すなわち、携帯型決済端末10aからの取引情報の受信履歴)に基づいて、未送信の取引情報の数が増大しないようなタイミングに設定してもよい。さらに、通信予定時刻は、ユーザが設定してもよい。
以上に説明したように、実施例の携帯型決済端末セット10,10aによれば、携帯型決済端末10に携帯型決済端末10と携帯型決済端末10aの取引情報が記憶され、携帯型決済端末10aにも携帯型決済端末10と携帯型決済端末10aの取引情報が記憶される。従って、いずれか一方の携帯型決済端末を紛失しても、他方の携帯型決済端末に携帯型決済端末10と携帯型決済端末10aの全ての取引情報が残る。従って、携帯型決済端末セット10,10aによれば、決済した取引情報を失われにくい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
6:CPU(第1送信手段,第2送信手段)
8:記憶部(第1記憶手段,第2記憶手段)
10:携帯型決済端末
12:アンテナ(第1受信手段,第2受信手段)
14:スイッチ(第1切換手段,第2切換手段)

Claims (9)

  1. 電子マネー決済を実行する携帯型決済端末であって、
    決済した取引情報を記憶する第1記憶手段と、
    決済した取引情報を他の携帯型決済端末に送信する第1送信手段と、
    他の携帯型決済端末の取引情報を受信する第1受信手段と、
    第1受信手段で取引情報を受信したときに、その受信した取引情報の識別情報を他の携帯型決済端末に送信する第2送信手段と、
    他の携帯型決済端末から、上記携帯型決済端末から他の携帯型決済端末に送信して他の携帯型決済端末で受信された上記携帯型決済端末の取引情報の識別情報を受信する第2受信手段と、
    第1受信手段で受信した他の携帯型決済端末の取引情報を記憶するとともに、第2受信手段で受信した他の携帯型決済端末からの取引情報の識別情報に基づき、上記携帯型決済端末から他の携帯型決済端末に送信済みの取引情報と未送信の取引情報を区別して記憶する第2記憶手段と、
    を備えており、
    第1送信手段は、他の携帯型決済端末に未送信の取引情報を送信する、携帯型決済端末。
  2. 他の携帯型決済端末の取引情報の受信履歴に基づいて第1受信手段を受信可能状態とスタンバイ状態の間で切り換える第1切換手段をさらに備える、請求項1に記載の携帯型決済端末。
  3. 第1記憶手段に記憶されている取引情報のうち、他の携帯型決済端末に送信すべき取引情報の数に基づいて第1受信手段を受信可能状態とスタンバイ状態の間で切り換える第2切換手段をさらに備える、請求項1又は2に記載の携帯型決済端末。
  4. 第1送信手段は、決済したときにその決済した取引情報を送信する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯型決済端末。
  5. 第1送信手段は、予め定められた送信予定時刻に取引情報を送信する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯型決済端末。
  6. 送信予定時刻が、他の携帯型決済端末の取引情報の受信履歴に基づいて決定される、請求項5に記載の携帯型決済端末。
  7. 第1送信手段は、第1記憶手段に記憶されている取引情報のうち、他の携帯型決済端末に送信すべき取引情報の数が所定数に達したときに取引情報を送信する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の携帯型決済端末。
  8. 第1送信手段は、第1受信手段で他の携帯型決済端末の取引情報を受信したときに取引情報を送信する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の携帯型決済端末。
  9. 請求項1〜8のいずれかの携帯型決済端末を複数備える携帯型決済端末セット。
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