JP5993719B2 - 遊びコネクタの判定方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、車両パネルにワイヤハーネスを配索する際に嵌合先の存在しない遊びコネクタの有無を判定する判定方法、及びプログラムに関する。
特許文献1及び2には、車両空間を機能別に分割した、ワイヤハーネスを配索可能な領域(エンジンルーム、車室内壁、またはトランクルームなど。以後、これらの領域のことを分割領域と称する。)毎に、該分割領域に配索されるワイヤハーネスのなかから任意の品番のワイヤハーネスを割り当てた状況を再現し、各分割領域に配索されたワイヤハーネスを構成する電線によって、電気部品(例えば、バッテリー、ECU(Electronic Control Unit)、駆動機)間が接続されているか否かを解析するワイヤハーネス導通検査装置について記載されている。
特許文献1及び2に記載されているワイヤハーネス導通検査装置では、補器毎配線情報における回路線の始点を見つけ出し、その始点に対応する電線の端部を部位毎コネクタ・配線情報から見つけ出し、その電線およびその電線に連結された電線の接続を部位毎コネクタ・配線情報の記述を参照して辿りながら、補器毎配線情報における回路線の終点に到達するかを、各回路線毎に判定する。
特許文献1及び2に記載されているワイヤハーネス導通検査装置では、対象となる車両の分割領域毎に配索可能なワイヤハーネスを割り当てて部位毎コネクタ・配線情報を作成する際、分割領域に配索可能なワイヤハーネスの候補が複数存在する、すなわち、分割領域に配索可能なワイヤハーネスには複数の品番が存在する。仮に、車両空間が3つの分割領域によって区分けされる場合であって該分割領域に配索可能なワイヤハーネスの候補(すなわち、品番)がそれぞれ2つあるとき、部位毎コネクタ・配線情報は8(2×2×2)パターン作成され、そのそれぞれに対して補器毎配線情報及び部位毎コネクタ・配線情報における電気部品を繋ぐ電線の始点及び終点が一致するか否かが判定される。
特開2011−137800号公報 特開2011−180115号公報
ところで、ある分割領域に配索可能なワイヤハーネスとして複数の品番が用意されている場合、その複数の品番のワイヤハーネスのなかには、付捨て電線を有するものが生じる可能性がある。ここで付捨て電線が生じる原因、及び付捨て電線の定義について図9(a)から図9(c)を参照して説明する。図9(a)から図9(c)は、同一の車両に品番の異なるワイヤハーネスを配索した状況を説明する図である。
図9(a)では、車両空間が分割領域A、B、Cの3つに区分けされ、分割領域Aには品番A1のワイヤハーネスW1が配索され、分割領域Bに品番B1のワイヤハーネスW2が配索され、分割領域Cに品番C1のワイヤハーネスW3が配索される状況を図示している。また、分割領域Aには電気部品E11が、分割領域Bには電気部品E21が、分割領域Cには電気部品E31、E32が、それぞれ設置される。
ワイヤハーネスW1を構成する電線は、端部にコネクタC11及びコネクタCabが設けられて、コネクタC11が電気部品E11に接続され、コネクタCabがワイヤハーネスW2の端部に設けられたコネクタCabに接続される。
また、ワイヤハーネスW2を構成する電線は、端部にコネクタCab、C21及びCbc1が設けられて、コネクタCabがワイヤハーネスW1の端部に設けられたコネクタCabに接続され、コネクタC21が電気部品E21に接続され、コネクタCbc1がワイヤハーネスW3の端部に設けられたコネクタCbc1に接続される。
また、ワイヤハーネスW3を構成する2本の電線は、うち一本の端部にコネクタCbc1及びC31が設けられて、コネクタCbc1がワイヤハーネスW2の端部に設けられたコネクタCbc1に接続され、コネクタC31が電気部品E31に接続される。また、ワイヤハーネスW3を構成する2本の電線は、残りの一本の端部にコネクタCbc1及びC32が設けられて、コネクタCbc1がワイヤハーネスW2の端部に設けられたコネクタCbc1に接続され、コネクタC32が電気部品E32に接続される。
続いて、図9(b)及び図9(c)を参照して説明する。図9(b)及び図9(c)に示される車両空間は、図9(a)に示される車両と同一であり、図9(a)と同様、分割領域A、B、Cの3つに区分けされる。図9(a)と、図9(b)及び図9(c)とでは、図9(b)及び図9(c)に示される分割領域Cに電気部品E32が設置されていない点でまず異なる。同一の車種であっても、その車種に複数のグレードが用意されていたり、その車種がオプション機能の有無を設定できるものであったりすると、グレードの違い及びオプション機能の有無によっては、搭載される電気部品が異なってくる。図9(a)と、図9(b)及び図9(c)とで搭載される電気部品が異なるのは、同一の車両であるものの、その車両のグレード及び選択されたオプション機能が異なるものであるためである。
図9(b)に示されるように、分割領域Cに電気部品E32が設置されていない場合、ワイヤハーネスW3の2本の電線のうちの電気部品E32に接続される1本は不要となる。この場合、電気部品E32に接続される1本の電線が構成に含まれない品番C2のワイヤハーネスW3を用意し、分割領域Cに配索することにより、車両の電気部品を接続する回路構成を実現することができる。
しかしながら、同一の車両において、その車両のグレードとオプション機能の有無の組合せは膨大な数にのぼり、各組合せ毎に電線の構成が異なるワイヤハーネス全てをそれぞれ別の品番として分割領域単位で用意するとなると、そのワイヤハーネスの品番もまた膨大なものとなり、品番の管理コストが嵩む。このため、一定数の組合せの全てに対応できる電線を備えた汎用性の高いワイヤハーネスを分割領域単位で用意しておき、その汎用性の高いワイヤハーネスを、指定されたグレード及び有りとされたオプション機能に応じて使い分けて配索することが一般的である。
そこで、図9(c)では、分割領域Cには電気部品E32が設置されていないものの、電気部品E32に接続される1本の電線が構成に含まれる品番C1のワイヤハーネスW3を用意し分割領域Cに配索する。このとき、品番C1のワイヤハーネスW3は、図9(a)において分割領域Cに配索されたワイヤハーネスW3と同一の品番のものであり、上述した汎用性の高いワイヤハーネスに相当する。このように汎用性の高いワイヤハーネスを用いる場合であっても車両の電気部品を接続する回路構成を実現することができる。
しかしながら、このように汎用性の高い品番のワイヤハーネスをある分割領域に配索する場合、図9(c)に示されるように、ワイヤハーネスに電線は備わっているものの、その電線の一端または両端に設けられた端子が接続される対象(図9(c)ではワイヤハーネスW2のコネクタCbc1及び電気部品E32が想到する。)が存在しないことが起こり得る。このように、ワイヤハーネスを構成する電線群のうちの、ある仕様の車両に配索された場合には接続先が存在するものの、別の仕様の同車両に配索された場合には接続先の存在しない電線を、本明細書では「付捨て電線」と定義する。尚、付捨て電線は、広義には、付捨て電線の端部に設けられた端子及びコネクタ、並びに付捨て電線に設けられた回路を含む回路体として定義される。
さて、上述のように付捨て電線が生じる結果、次のことが起こり得る。すなわち、車両パネルの隣り合う分割領域にそれぞれワイヤハーネスを配索し、それらのワイヤハーネスの電線の端部に設けられたコネクタ同士を連結するとき、各分割領域に割り当てられたワイヤハーネスの組合せ(パターン)によっては、一方のワイヤハーネスの電線にはコネクタがあるものの、そのコネクタに嵌合する相手側コネクタが、他方のワイヤハーネスに存在しないことが起こり得る。このように、各分割領域に割り当てられたワイヤハーネスの組合せ(パターン)によって発生し得る、嵌合する相手側コネクタが存在しないコネクタを、本明細書では「遊びコネクタ」と定義する。
車両パネルに遊びコネクタを有するワイヤハーネスを配索する場合、車両走行中にその遊びコネクタが動かないように、車両パネルや、当該遊びコネクタを有するワイヤハーネスの幹線となる電線などに遊びコネクタを固定する処置が必要となる。固定されていない遊びコネクタが存在する車両では、車両走行中の振動によって遊びコネクタが異音を発する等して、遊びコネクタが車両の不具合の原因となってしまう。このため、遊びコネクタを固定する処置をワイヤハーネスの配索時に適切にして遊びコネクタに起因する不具合を未然に防止するためにも、ワイヤハーネスを解析装置によって評価する際に、解析対象となるワイヤハーネスに遊びコネクタが存在するか否かを判定することが重要である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイヤハーネスを構成するコネクタに遊びコネクタが存在するか否かを解析によって特定することができる遊びコネクタの判定方法、及びプログラムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る遊びコネクタの判定方法、及びプログラムは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 解析上の車両空間を区分けする分割領域毎に、該分割領域に配索される解析上のワイヤハーネスのなかから任意の品番のワイヤハーネスを割り当てて1つのパターンを形成する形成ステップと、
前記パターン毎に、前記分割領域のうちの第1の分割領域に割り当てられる第1のワイヤハーネスを構成する解析上の電線群を、前記分割領域のうちの前記第1の分割領域に隣り合う第2の分割領域に接続先が存在する必要電線と、前記第2の分割領域に接続先が存在しない余り電線と、に識別する識別ステップと、
前記第1のワイヤハーネスを構成する前記電線群に接続される解析上のコネクタのうち、接続される電線が全て前記余り電線であるコネクタを遊びコネクタと判定する判定ステップと、
コンピュータが実行すること。
(2) 上記(1)の構成の遊びコネクタの判定方法であって、
前記パターン毎に、前記第1のワイヤハーネスを構成する前記電線群に接続される任意の解析上のコネクタが遊びコネクタであるか否かを記憶する記憶ステップと、
遊びコネクタが存在するパターンを識別可能に出力する出力ステップと、
コンピュータが実行すること。
(3) 上記(2)の構成の遊びコネクタの判定方法であって、
前記出力ステップにて、遊びコネクタを識別する識別子を出力する
こと。
(4) コンピュータに、上記(1)から(3)のいずれか1つの構成の遊びコネクタの判定方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
上記(1)の構成の遊びコネクタの判定方法によれば、ワイヤハーネスを構成するコネクタに遊びコネクタが存在するか否かを解析によって特定することができる。
上記(2)の構成の遊びコネクタの判定方法によれば、解析者がより把握し易い状態で遊びコネクタの存在を表示出力することができる。
上記(3)の構成の遊びコネクタの判定方法によれば、解析者がより把握し易い状態で遊びコネクタの存在を表示出力することができる。
上記(4)の構成のプログラムによれば、ワイヤハーネスを構成するコネクタに遊びコネクタが存在するか否かを解析によって特定することができる。
本発明の遊びコネクタの判定方法、及びプログラムによれば、ワイヤハーネスを構成するコネクタに遊びコネクタが存在するか否かを解析によって特定することができる。これにより、遊びコネクタの存在を把握することができるので、車両パネルや、ワイヤハーネスの幹線となる電線などに固定される対策が取られないまま、遊びコネクタが見過ごされてしまうことを防止できる。この結果、遊びコネクタが固定されていないことに起因して生じる不具合を抑制することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1(a)は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における、1つのパターンの導通検査フェーズ完了後に記録されるデータの概念図であり、図1(b)は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における、別のパターンの導通検査フェーズ完了後に記録されるデータの概念図である。 図2は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における、導通検査フェーズ完了の検査履歴を説明する概念図である。 図3は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における遊びコネクタ検出フェーズを説明するフローチャートである。 図4は、1つのパターンの導通検査フェーズ完了後に記録された検査履歴の一例を示す図である。 図5は、図4に示される検査履歴を一部編集したものを示す図である。 図6は、図5に示される編集された検査履歴の一部を並び変えたものを示す図である。 図7(a)から図7(c)は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における遊びコネクタ出力フェーズによる表示例を説明する図である。 図8は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法を実行する装置のブロック図である。 図9(a)から図9(c)は、同一の車両に品番の異なるワイヤハーネスを配索した状況を説明する図である。 図10(a)及び図10(b)は、遊びコネクタを説明する図であって、図10(a)は、嵌合する相手側コネクタが存在する場合、図10(b)は、嵌合する相手側コネクタが存在しない場合、をそれぞれ示す。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本発明の実施形態について説明する前に、遊びコネクタについて図10(a)及び図10(b)を参照して説明する。図10(a)及び図10(b)は、遊びコネクタを説明する図であって、図10(a)は、嵌合する相手側コネクタが存在する場合、図10(b)は、嵌合する相手側コネクタが存在しない場合、をそれぞれ示す。
図10(a)に示されるように、分割領域Aに配索される一方のワイヤハーネスの電線W11〜W14の端部にはコネクタC1が設けられ、各電線W11〜W14の端部に位置する端子(図示せず。)がキャビティH1に収容される。また、分割領域Bに配索される他方のワイヤハーネスの電線W21〜W23の端部にはコネクタC2が設けられ、各電線W21〜W23の端部に位置する端子(図示せず。)がキャビティH2に収容される。コネクタC1とコネクタC2が嵌合することにより、一方のコネクタC1に収容された一部または全ての電線W11〜W14が、他方のコネクタC2に収容された電線W21〜W23に双方の端子を介して導通が図られる。図10(a)に示される場合では、一方のワイヤハーネスのコネクタC1に収容される電線W11〜13は、他方のワイヤハーネスのコネクタC2に収容される電線W21〜23に導通が図られる。
他方、図10(b)では、分割領域Aに配索される一方のワイヤハーネスは、図10(a)において分割領域Aに配索されるワイヤハーネスと同一の品番であり、分割領域Bに配索される他方のワイヤハーネスは、図10(a)において分割領域Bに配索されるワイヤハーネスと異なる品番であると想定している。図10(b)に示されるように、分割領域Bに配索される他方のワイヤハーネスは、コネクタC1に嵌合するコネクタC2を備えていないものである。このため、分割領域Aに上記一方のワイヤハーネスが配索され、分割領域Bに上記他方のワイヤハーネスが配索された際、コネクタC1は遊びコネクタとなる。
ここで、発明者は、ワイヤハーネスを構成するコネクタに遊びコネクタが存在するか否かを解析によって特定するにあたって、次の2点に着目した。すなわち、
・図10(a)に示されるように、遊びコネクタではないコネクタC1には、導通が図られた電線(一方のワイヤハーネスの電線W11〜W13と他方のワイヤハーネスの電線W21〜W23)が存在する点
・図10(b)に示されるように、遊びコネクタであるコネクタC1には、導通が図られた電線が存在しない点
である。
以下では、これらの2点の知見に基づいてワイヤハーネスに遊びコネクタが含まれるか否かを判定するアルゴリズムについて以下説明する。
本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法について詳細に説明する。本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法は、3つのフェーズに分けることができる。1つ目のフェーズが導通検査フェーズであり、2つ目のフェーズが遊びコネクタ検出フェーズである。3つ目のフェーズが遊びコネクタ出力フェーズである。それぞれのフェーズについて、以下詳細に説明する。
[導通検査フェーズ]
本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における導通検査フェーズは、車両空間を区分けする分割領域毎に、該分割領域に配索されるワイヤハーネスのなかから任意の品番のワイヤハーネスを割り当てて1つのパターンを形成する形成工程と、パターン毎に、分割領域のうちの第1の分割領域に割り当てられる第1のワイヤハーネスを構成する電線群を、分割領域のうちの第1の分割領域に隣り合う第2の分割領域に接続先が存在する必要電線と、第2の分割領域に接続先が存在しない余り電線と、に識別する識別工程とを有する。導通検査フェーズは、例えば、本出願人が平成22年7月28日に出願した特願2010−165248(優先権主張番号 特願2009−276418、優先日 平成21年12月4日、特許出願公開番号 特開2011−137800号公報。)に記載されたワイヤハーネス導通検査方法に相当する。
導通検査フェーズにおける形成工程は、特に、特願2010−165248の明細書の段落[0043]〜[0180]を参照されたい。また、導通検査フェーズにおける識別工程は、特願2010−165248の明細書の段落[0143]〜[0170]を参照されたい。
ところで、1つのパターンの部位毎コネクタ・配線情報に対する識別工程の実行が完了したとき、検査が実施された電線には、ワイヤハーネスを構成する電線毎に検査履歴が記録される。図1(a)に、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における、1つのパターンの導通検査フェーズ完了後に記録されるデータの概念図を示す。尚、図1(a)では、車両空間が3つの分割領域によって区分けされる車両を想定している。
図1(a)に示されるように、検査履歴は、分割領域A、B、C毎に記録される。検査履歴に含まれる情報は、導通検査対象と、その導通検査対象における導通検査の結果である。図1(a)においては、便宜上、導通検査対象を「□□□□−△△−***」として記載し、「□□□□」は分割領域を識別する識別子を、「△△」は「□□□□」によって識別される分割領域に配索可能なワイヤハーネスの品番を識別する識別子を、「***」は「□□□□」によって識別される分割領域に敷設される電線を識別する識別子を、それぞれ示している。例えば、分割領域Aにおいては、分割領域Aがエンジンルームであるため「□□□□」には「エンジン」との文字列が、分割領域Aに品番「A1」のワイヤハーネスが割り当てられるため「△△」には「A1」が、「***」には電線を識別する識別子「a01」〜「a16」が、それぞれ電線を識別する識別情報として記述されている。導通検査対象は、分割領域を識別する識別子、ワイヤハーネスの品番を識別する識別子及び電線を識別する識別子を指定することによって一意に選択される。尚、分割領域Aに敷設可能な電線は、「a01」〜「a25」の25種類あるものとする。このため、分割領域「エンジン」に割り当てられる品番「A1」のワイヤハーネスには、「a01」〜「a25」のうち、「a01」〜「a16」の電線が備わっていることになる。
さらに、導通検査対象毎に、導通検査の結果が対応づけて記録されている。図1(a)においては、便宜上、導通検査の結果を、「○」、「(空白)」の2つの表記によって示している。「○」は、対応付けられた導通検査対象の導通検査が成功したことを示し、「(空白)」は、導通検査の結果が対応付けて記録されていない、すなわち、導通検査対象の導通検査が実施されていないことを示している。図1(a)では、導通検査対象を、導通検査が成功したもの、導通検査が実施されていないもの、の順に上から下に向けて配列している。この分割領域Aの検査履歴から、分割領域「エンジン」に割り当てられる品番「A1」のワイヤハーネスは、導通検査が成功した12本の電線には接続先があり、導通検査の結果が対応付けて記録されていない4本の電線には接続先がないことが分かる。
また、分割領域Bにおいては、分割領域Bがインストルメントパネルであるため「□□□□」には「インパネ」との文字列が、分割領域Bに品番「B1」のワイヤハーネスが割り当てられるため「△△」には「B1」が、「***」には電線を識別する識別子「b01」〜「b13」が、それぞれ電線を識別する識別情報として記述されている。尚、分割領域Bに敷設可能な電線は、「b01」〜「b25」の25種類あるものとする。このため、分割領域「インパネ」に割り当てられる品番「B1」のワイヤハーネスには、「b01」〜「b25」のうち、「b01」〜「b13」の電線が備わっていることになる。図1(a)では、分割領域Bにおいても、導通検査対象を、導通検査が成功したもの、導通検査が実施されていないもの、の順に上から下に向けて配列している。この分割領域Bの検査履歴から、分割領域「インパネ」に割り当てられる品番「B1」のワイヤハーネスは、導通検査が成功した9本の電線には接続先があり、導通検査の結果が対応付けて記録されていない4本の電線には接続先がないことが分かる。
分割領域Cにおいては、分割領域Cが車室内であるため「□□□□」には「車室内」との文字列が、分割領域Cに品番「C1」のワイヤハーネスが割り当てられるため「△△」には「C1」が、「***」には電線を識別する識別子「c01」〜「c15」が、それぞれ電線を識別する識別情報として記述されている。尚、分割領域Cに敷設可能な電線は、「c01」〜「c25」の25種類あるものとする。このため、分割領域「車室内」に割り当てられる品番「C1」のワイヤハーネスには、「c01」〜「c25」のうち、「c01」〜「b15」の電線が備わっていることになる。図1(a)では、分割領域Cにおいても、導通検査対象を、導通検査が成功したもの、導通検査が実施されていないもの、の順に上から下に向けて配列している。この分割領域Cの検査履歴から、分割領域「車室内」に割り当てられる品番「C1」のワイヤハーネスは、導通検査が成功した10本の電線には接続先があり、導通検査の結果が対応付けて記録されていない4本の電線には接続先がないことが分かる。
さらに、図1(b)を参照して、別のパターンの部位毎コネクタ・配線情報に対する識別工程の実行が完了したときに記録される検査履歴を説明する。図1(b)は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における、別のパターンの導通検査フェーズ完了後に記録されるデータの概念図である。図1(a)を参照して説明した検査履歴は、分割領域Aに品番「A1」のワイヤハーネスが割り当てられ、分割領域Bに品番「B1」のワイヤハーネスが割り当てられ、分割領域Bに品番「C1」のワイヤハーネスが割り当てられたパターンの部位毎コネクタ・配線情報に対するものであった。図1(b)は、分割領域Cに割り当てられるワイヤハーネスの品番が異なる場合の検査履歴を示しており、分割領域Aに品番「A1」のワイヤハーネスが割り当てられ、分割領域Bに品番「B1」のワイヤハーネスが割り当てられ、分割領域Cに品番「C2」のワイヤハーネスが割り当てられたパターンの部位毎コネクタ・配線情報に対する検査履歴を示す。
分割領域Aには、図1(a)を参照して説明したものと同一の品番「A1」のワイヤハーネスが割り当てられる。このため、分割領域「エンジン」に割り当てられる品番「A1」のワイヤハーネスには、「a01」〜「a16」の電線が備わっていることになる。この分割領域Aの検査履歴から、分割領域「エンジン」に割り当てられる品番「A1」のワイヤハーネスは、導通検査が成功した14本の電線には接続先があり、導通検査の結果が対応付けて記録されていない2本の電線には接続先がないことが分かる。
また、分割領域Bには、図1(a)を参照して説明したものと同一の品番「B1」のワイヤハーネスが割り当てられる。このため、分割領域「インパネ」に割り当てられる品番「B1」のワイヤハーネスには、「b01」〜「b13」の電線が備わっていることになる。この分割領域Bの検査履歴から、分割領域「インパネ」に割り当てられる品番「B1」のワイヤハーネスは、導通検査が成功した11本の電線には接続先があり、導通検査の結果が対応付けて記録されていない2本の電線には接続先がないことが分かる。
また、分割領域Cには、図1(a)を参照して説明したワイヤハーネスとは異なる品番「C2」のワイヤハーネスが割り当てられる。分割領域「車室内」に割り当てられる品番「C2」のワイヤハーネスには、「c01」〜「c25」のうち、「c10」〜「b25」の電線が備わっていることになる。この分割領域Cの検査履歴から、分割領域「車室内」に割り当てられる品番「C2」のワイヤハーネスは、導通検査が成功した13本の電線には接続先があり、導通検査の結果が対応付けて記録されていない3本の電線には接続先がないことが分かる。
図1(a)及び図1(b)に示される検査履歴を対比して分かるように、検査が実施される部位毎コネクタ・配線情報のパターンが異なると、それぞれの部位毎コネクタ・配線情報に対する検査履歴は、それらのパターンにおけるある分割領域において同一の品番のワイヤハーネスが割り当てられていたとしても、異なるものとなる。例えば、図1(a)に示される、あるパターンの導通検査フェーズ完了後の検査履歴には、分割領域Aにおいて導通検査が成功した電線が12本あったものが、図1(b)に示される、別のパターンの導通検査フェーズ完了後の検査履歴には、分割領域Aにおいて導通検査が成功した電線が14本となっている。同様に、図1(a)に示されるように、分割領域Bにおいて導通検査が成功した電線が9本あったものが、図1(b)に示されるように、分割領域Bにおいて導通検査が成功した電線が11本となっている。このように導通検査に成功した電線が増加する(または減少する)のは、あるパターンにおいて求められる仕様よりも別のパターンにおいて求められる仕様が多く(または少なく)、その仕様を実現する電気回路に接続される電線が増加する(または減少する)ことが一因として挙げられる。
以上、導通検査フェーズでは、図1(a)及び図1(b)を参照して説明したように、車両空間を区分けする分割領域毎に、該分割領域に配索されるワイヤハーネスのなかから任意の品番のワイヤハーネスを割り当てて1つのパターンを形成する形成工程と、パターン毎に、分割領域のうちの第1の分割領域に割り当てられる第1のワイヤハーネスを構成する電線群を、分割領域のうちの第1の分割領域に隣り合う第2の分割領域に接続先が存在する必要電線と、第2の分割領域に接続先が存在しない余り電線と、に識別する識別工程とを有する。以後、検査履歴において、導通検査が成功した電線を必要電線と称し、導通検査の結果が対応付けて記録されていない電線を余り電線、と称することがある。ワイヤハーネスを構成する電線群を必要電線及び余り電線に識別すると、導通検査フェーズ完了後の検査履歴は、図2に示されるように一般化することができる。図2は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における、導通検査フェーズ完了の検査履歴を説明する概念図である。
図2に示されるように、導通検査フェーズ完了後、パターン総数Pの部位毎コネクタ・配線情報に対する導通検査の検査履歴が記録される。ここで、導通検査フェーズが検査の対象とする車両にはN個の分割領域あるものとし、各分割領域をD(1)、D(2)、・・・D(n)、・・・D(N)(ただし、Nは自然数)と表記する。また、ある分割領域D(n)に割り当てられるワイヤハーネスの品番の総数W(n)と表記すると、導通検査フェーズにおいて導通検査が実行される部位毎コネクタ・配線情報のパターン総数Pは、P=W(1)×W(2)×・・・×W(N)として算出される。また、パターン総数Pのうちの第x番目のパターンを示す表記としてp(x)を用いる(ただし、xは、1、2、・・・x、・・・P)。また、第x番目のパターンp(x)の部位毎コネクタ・配線情報に対する導通検査の検査履歴において分割領域D(n)に割り当てられたワイヤハーネスの必要電線をM、余り電線をRとする。図2に示されるように、導通検査フェーズ完了後の検査履歴には、各パターンp(1)、p(2)・・・、p(P)毎に、任意の分割領域D(n)における必要電線M及び余り電線Rが記録されている。図1(a)及び図1(b)に示されるデータそれぞれは、図2に示される、あるパターンp(x)に対する導通検査の検査履歴に相当する。
尚、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における導通検査フェーズとして、特願2010−165248に記載されたワイヤハーネス導通検査方法を適用した一形態について説明したが、本発明はこの形態に限られない。パターン毎に、分割領域のうちの第1の分割領域に割り当てられる第1のワイヤハーネスを構成する電線群を、分割領域のうちの第1の分割領域に隣り合う第2の分割領域に接続先が存在する必要電線と、第2の分割領域に接続先が存在しない余り電線と、に識別することができる手法を本発明に適用することができる。
[遊びコネクタ検出フェーズ]
ここまでは、図1(a)及び図1(b)を参照して、あるパターンの部位毎コネクタ・配線情報に対する識別工程の実行が完了したときに記録される検査履歴について説明した。上述したように、識別工程の実行が完了したとき、分割領域A、B、Cそれぞれに割り当てられた所定の品番のワイヤハーネスにおいて、余り電線が生じることがある。この余り電線のなかに、遊びコネクタに連結される電線が含まれている可能性がある。以降、余り電線のなかから遊びコネクタに連結される電線を特定する遊びコネクタ検出フェーズについて図3から図6を参照して説明する。図3は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における遊びコネクタ検出フェーズを説明するフローチャートである。図4は、1つのパターンの導通検査フェーズ完了後に記録された検査履歴の一例を示す図である。図5は、図4に示される検査履歴を一部編集したものを示す図である。図6は、図5に示される検査履歴の一部を並び変えたものを示す図である。
項目[導通検査フェーズ]では、図1(a)及び図1(b)を参照して、1つのパターンの導通検査フェーズ完了後に記録される検査履歴における導通検査対象を「□□□□−△△−***」として記述した。特に、「***」は電線を識別する識別子として記述したが、この識別子は、特願2010−165248に記載されているように、識別子を特定する項目がさらに設けられることがある。以下では、遊びコネクタ検出フェーズについて説明する前に、まず、1つのパターンの導通検査フェーズ完了後に記録された検査履歴を図4を参照して詳細に説明する。
図4に示されるように、検査履歴における導通検査対象は、(1)図面品番、(2)Fコネクタ名称とコネクタ品番と端子とキャビティナンバー(Cavity Number。以下、単にC/Nと略す)、および、(3)Tコネクタ名称とコネクタ品番と端子とC/N、の3つの要素を含んで構成される。Fコネクタ名称からC/Nにかけての四列は一組であり、同様に、Tコネクタ名称からC/Nにかけての四列は一組である。検査履歴における導通検査対象は、その一行が、部位毎コネクタ・配線情報に記述されている一つの電線を表している。図1(a)及び図1(b)に示される、導通検査対象を記述する「□□□□−△△−***」と、図4に示される、導通検査対象を記述する上述の(1)から(3)の各要素と、を対応付けると、「□□□□−△△」が上記(1)図面品番に対応し、「***」が上記(2)及び(3)に含まれる事項に対応する。図4においては、一本の電線は、当該電線の一端に接続されるコネクタを識別する情報(Fコネクタ名称とコネクタ品番)及び端子を識別する情報(端子及びC/N)、並びに、当該電線の他端に接続されるコネクタを識別する情報(Tコネクタ名称とコネクタ品番)及び端子を識別する情報(端子及びC/N)によって特定される。そして、図4においては、上述の(1)から(3)の各要素によって記述される導通検査対象に対応付けられて、導通検査の結果が記録されている。
以下、図4に示される、1つのパターンの導通検査フェーズ完了後に記録された検査履歴を参照して、遊びコネクタ検出フェーズの処理について説明する。導通検査フェーズでは、分割領域「エンジン」に品番「A1」のワイヤハーネスが割り当てられ、分割領域「インパネ」に品番「B1」のワイヤハーネスが割り当てられた部位毎コネクタ・配線情報に対する検査履歴が記録されているものとし、分割領域「エンジン」に配索されたワイヤハーネスに対して、遊びコネクタ検出フェーズを適用する形態について説明する。尚、分割領域「エンジン」以外の分割領域に配索されたワイヤハーネスに対して遊びコネクタ検出フェーズを適用する場合も同様である。
まず、分割領域「エンジン」の検査履歴における導通検査対象から、分割領域「エンジン」に隣り合う分割領域に敷設される電線とコネクタを介して接続されたものを抽出する(ステップS301)。分割領域Aに敷設される電線の一端に位置するコネクタが、その分割領域Aに隣り合う分割領域Bに位置する対象物と接続される場合、分割領域Bに位置する対象物としては、電線、JB(Junction Box)、JC(Joint Connector)等が想定される。分割領域Bに位置する対象物のうち、ある分割領域Aに配索されるワイヤハーネスに遊びコネクタを発生させ得る対象物は、電線に限られる。このため、ステップS301では、分割領域「エンジン」の検査履歴における導通検査対象から、分割領域「エンジン」に隣り合う分割領域「インパネ」に敷設される電線とコネクタを介して電線−電線接続されたものを絞る。
ステップS301にて分割領域「エンジン」の検査履歴における導通検査対象から電線−電線接続されたものを絞り込むにあたっては、電線−電線接続に利用されるコネクタに関する情報の一覧を嵌合ライブラリとして用意しておき、分割領域「エンジン」の検査履歴における導通検査対象から、Tコネクタ名称またはコネクタ品番の記述が該嵌合ライブラリに存在するものを電線−電線接続される電線として抽出する。こうして一部の検査対象項目が抽出された検査履歴が図5に示される。図5に示される、一部の検査対象項目が抽出された検査履歴では、Tコネクタ名称が「W to W 2」と記述された検査対象項目が抽出されている。
尚、Tコネクタ名称またはTコネクタ名称に対応するコネクタ品番の記述を嵌合ライブラリと対比する場合について説明した。これは、分割領域「エンジン」に敷設される電線と、該電線のT側に隣接する分割領域「インパネ」と、において電線−電線接続されたものに絞るためである。ある分割領域に敷設される電線と、該電線のF側に隣接する分割領域と、において電線−電線接続されたものに絞る場合には、Fコネクタ名称またはFコネクタ名称に対応するコネクタ品番の記述を嵌合ライブラリと対比するようにすることができる。
続いて、ステップS301にて一部の検査対象項目が抽出された検査履歴の各検査対象項目を、Tコネクタ名称及びコネクタ品番毎にグルーピングする(ステップS302)。こうしてグルーピングされた検査履歴が図6に示される。図6に示されるように、Tコネクタ名称が「W to W 2」且つコネクタ品番が「XXX」であるコネクタ(Connector1)と、Tコネクタ名称が「W to W 2」且つコネクタ品番が「YYY」であるコネクタ(Connector2)と、の2つのコネクタにグルーピングされる。
続いて、ステップS302にてグルーピングされた検査履歴に対して、グルーピングされたコネクタ毎に導通が図られた電線の有無を判別する(ステップS303)。導通が図られた電線がコネクタに有る場合(ステップS303、YES)、当該コネクタを遊びコネクタではないと判定する(ステップS304)。他方、導通が図られた電線がコネクタに無い場合(ステップS303、NO)、当該コネクタを遊びコネクタであると判定する(ステップS305)。図6に示される2つのコネクタのうち、Connector1は、導通が図られた電線が有るため遊びコネクタではないと判定される。他方、Connector2は、導通が図られた電線が無いため遊びコネクタであると判定される。
遊びコネクタ検出フェーズのステップS304またはステップS305にて遊びコネクタの有無が判定された後、続いて、遊びコネクタの有無が判定されたコネクタ毎に、電線−電線接続された2つの分割領域間において電線−電線接続されたワイヤハーネスのうちの一方の分割領域に割り当てられたワイヤハーネスの図面品番FN1及び他方の分割領域に割り当てられたワイヤハーネスの図面品番FN2、遊びコネクタの有無の判定の対象となったコネクタのTコネクタ名称NAME及びコネクタ品番CN、並びに遊びコネクタの判定結果R、が記録される(ステップS306またはステップS307)。例えば図6に示される2つのコネクタに関しては、そのうちの1つのConnector1は、(FN1、FN2、NAME、CN、R)=(A1、B1、W to W 2、XXX、OK)と記録される。また、残りの1つのConnector2は、(FN1、FN2、NAME、CN、R)=(A1、B1、W to W 2、YYY、NG)と記録される。ステップS306またはステップS307にて、遊びコネクタの有無が判定されたコネクタ毎に(FN1、FN2、NAME、CN、R)の情報を書き込む理由については、次項[遊びコネクタ出力フェーズ]にて説明する。
本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における遊びコネクタ検出フェーズでは、以上のようにして、あるパターンの部位毎コネクタ・配線情報に対する検査履歴を参照して、当該パターンにおいて任意の分割領域に割り当てられたワイヤハーネスに対する遊びコネクタの有無が判定される。そして、導通検査フェーズにて出力された全てのパターンの部位毎コネクタ・配線情報に対する検査履歴に対して、遊びコネクタ検出フェーズが実施される。この結果、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法によれば、ワイヤハーネスを構成するコネクタに遊びコネクタが存在するか否かを解析によって特定することができる。これにより、遊びコネクタの存在を把握することができるので、車両パネルや、ワイヤハーネスの幹線となる電線などに固定される対策が取られないまま、遊びコネクタが見過ごされてしまうことを防止できる。この結果、遊びコネクタが固定されていないことに起因して生じる不具合を抑制することができる。
[遊びコネクタ出力フェーズ]
ここまでは、遊びコネクタを判定する方法について説明した。以降では、このように遊びコネクタの有無が判定されたコネクタを、解析者が把握し易い状態で表示出力する方法について説明する。
分割領域Aに配索可能な品番の異なる2つのワイヤハーネスが存在し、分割領域Aに隣り合う分割領域Bに配索可能なワイヤハーネスが1つ存在する場合、且つ、分割領域Aに配索可能な2つのワイヤハーネスに共通のコネクタが備わっている場合、分割領域Aに配索されるある品番のワイヤハーネスではそのコネクタが遊びコネクタであると判定され、分割領域Aに配索される別の品番のワイヤハーネスではそのコネクタが遊びコネクタではないと判定されることがある。このため、隣り合う2つの分割領域に配索されるワイヤハーネスの品番を特定しない限り、ある品番のワイヤハーネスに備わる所定のコネクタが遊びコネクタであるか否かを一義的に特定することができない。
そこで、分割領域Aに配索可能なワイヤハーネスの品番と、分割領域Aに隣り合う分割領域Bに配索可能なワイヤハーネスの品番と、をマトリックス状に表示し、互いの品番が交わるセルに遊びコネクタの有無を表示させる手法が有効であることに発明者は思い至った。以下、図7(a)から図7(c)を参照して、遊びコネクタの有無をマトリックス状に表示させる方法について説明する。図7(a)から図7(c)は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法における遊びコネクタ出力フェーズによる表示例を説明する図である。
図7(a)に示される表示例では、縦方向に分割領域「エンジン」に配索されるワイヤハーネスの品番「A1」〜「A10」を、横方向に分割領域「インパネ」に配索されるワイヤハーネスの品番「B1」〜「B10」を、それぞれ並べている。そして、任意の品番「A1」〜「A10」及び任意の品番「B1」〜「B10」によって特定される各セルに、それらの品番が各分割領域に割り当てられたパターンにおける、分割領域「エンジン」または分割領域「インパネ」に配索されるワイヤハーネスの遊びコネクタの有無が「−」または「●」によって表示されている。「−」は遊びコネクタが無いことを、「●」は遊びコネクタが有ることを、それぞれ意味している。図7(a)では、分割領域「エンジン」及び分割領域「インパネ」に割り当てられるワイヤハーネスの品番の組合せが(A3、B3)、(A8、B3)、(A5、B7)及び(A7、B8)であるときに、遊びコネクタが有ることを例示している。
このような「−」または「●」による遊びコネクタの有無をマトリックス状に表示するために、項目[遊びコネクタ検出フェーズ]にて、遊びコネクタの有無が判定されたコネクタ毎に(FN1、FN2、NAME、CN、R)の情報を書き込む点を説明した(図3、ステップS306またはステップS307)。遊びコネクタ検出フェーズでは、導通検査フェーズにて出力された全てのパターンの部位毎コネクタ・配線情報に対して、且つ、各パターン毎に、当該パターンにおいて任意の分割領域に割り当てられたワイヤハーネスに対する遊びコネクタの有無が判定されている。このため、電線−電線接続された2つの分割領域にそれぞれ割り当てられたワイヤハーネスの品番のパターンを特定すれば、すなわち、ワイヤハーネスの図面品番FN1及びワイヤハーネスの図面品番FN2をそれぞれ1つ特定すれば、その図面品番FN1、FN2の条件に該当する(NAME、CN、R)をコネクタの一覧として取り出すことができる。ここで、取り出したコネクタの一覧のなかに、遊びコネクタの判定結果Rが「NG」と記録されているものが1つあれば、ワイヤハーネスの図面品番FN1及びワイヤハーネスの図面品番FN2によって特定されるセルに「●」と表示することとする。他方、遊びコネクタの判定結果Rが全て「OK」と記録されていれば、ワイヤハーネスの図面品番FN1及びワイヤハーネスの図面品番FN2によって特定されるセルに「−」と表示することとする。この処理を、ワイヤハーネスの図面品番FN1及びワイヤハーネスの図面品番FN2の全ての組合せに対して実行することにより、図7(a)に示されるマトリックス状の表示を実現することができる。
遊びコネクタ出力フェーズでは、以上のように遊びコネクタが存在するパターンを識別可能に出力することによって、解析者が把握し易い状態で遊びコネクタの存在を表示出力することができる。
ところで、図7(a)を参照して説明した表示例は、遊びコネクタが存在する品番のパターンを識別可能に出力するものであった。このように遊びコネクタが存在するパターンを認識した後、遊びコネクタと判定されたコネクタを特定する情報を出力することができれば、より好ましい表示形態であると考えられる。図7(b)を参照して、遊びコネクタと判定されたコネクタを特定する情報を表示させる方法について説明する。
遊びコネクタと判定されたコネクタを特定するにあたっては、まず、遊びコネクタが存在すると判定されたパターンを選択する。図7(b)では、分割領域「エンジン」及び分割領域「インパネ」に割り当てられるワイヤハーネスの品番の組合せが(A8、B3)であるセルが選択されたものとする。このとき、図面品番FN1(A8)、FN2(B3)及び判定結果R(NG)の条件に該当するコネクタの(NAME、CN)を取り出す。そして、取り出した(NAME、CN)を該当セルに対応付けて出力する。図7(b)では、ワイヤハーネスの品番の組合せが(A8、B3)であるセルから延びる吹き出しに、判定結果R(NG)の条件に該当する2つのコネクタのTコネクタ名称NAME1、NAME2及びコネクタ品番CN1、CN2を表示した例を示している。このようにして、遊びコネクタが存在するパターンを出力するとともに、遊びコネクタと判定されたコネクタを特定する情報を出力することができる。この結果、解析者がより把握し易い状態で遊びコネクタの存在を表示出力することができる。
尚、図7(b)では、遊びコネクタが存在すると判定されたセルが選択される形態について説明した。しかし、この選択する操作を解析者から受け付けることは必須ではない。遊びコネクタが存在すると判定されたセルに対応付けて(NAME、CN)を出力することができる。例えば、遊びコネクタが存在すると判定されたセル毎に当該セルから延びる吹き出しを表示し、各吹き出しに該当するコネクタのTコネクタ名称NAME及びコネクタ品番CNを表示するようにすれば、セルの選択操作無しで遊びコネクタを把握することができ、さらに作業性の向上が見込める。
ところで、図3のステップS306またはステップS307の処理に関し、コネクタ毎に、(FN1、FN2、NAME、CN、R)を記録する点を説明した。上記では、コネクタ毎に、電線−電線接続された2つの分割領域間において電線−電線接続された2種類のワイヤハーネスの品番FN1、FN2を記録するように説明したが、電線−電線接続された2つの分割領域以外の分割領域に割り当てられたワイヤハーネスの品番を記録することができる。すなわち、図3のステップS306またはステップS307の処理に関し、コネクタ毎に、(FN1、FN2、・・・、FNn、NAME、CN、R)(ただし、nは2以上)を記録する。
例えば、図7(a)が車両空間が「エンジン」、「インパネ」、「車室内」の3つの分割領域に割り当てられるワイヤハーネスの品番に関してマトリックス表示されたものである場合を考える。図7(a)では、分割領域「エンジン」及び分割領域「インパネ」に割り当てられるワイヤハーネスの品番の組合せが(A8、B3)であるセルに遊びコネクタがあると出力される。しかしながら、分割領域「車室内」に配索されるワイヤハーネスの品番が「C1」〜「C10」存在するとき、分割領域「エンジン」、分割領域「インパネ」及び分割領域「車室内」に割り当てられるワイヤハーネスの品番の組合せ(A8、B3、C1)、(A8、B3、C2)、・・・(A8、B3、C10)の全てに、遊びコネクタが存在するとは限らない。
このため、図3のステップS306またはステップS307の処理に関し、コネクタ毎に、(FN1、FN2、・・・、FNn、NAME、CN、R)(ただし、nは2以上)を記録するようにしておくことにより、次の表示出力が可能となる。すなわち、図7(b)に示されるように、分割領域「エンジン」及び分割領域「インパネ」に割り当てられるワイヤハーネスの品番の組合せが(A8、B3)であるセルが選択されたものとする。このとき、図面品番FN1(A8)、FN2(B3)、FN3(C1〜C10)及び判定結果R(NG)の条件に該当するコネクタの(NAME、CN)を取り出す。そして、取り出した(NAME、CN)を該当セルに対応付けて出力する。そしてさらに、FN3のうちの判定結果R(NG)の条件に該当するFN3を該当セルに対応付けて出力する。図7(b)では、ワイヤハーネスの品番の組合せが(A8、B3)であるセルから延びる吹き出しに、判定結果R(NG)の条件に該当する分割領域「車室内」に配索されるワイヤハーネスの品番「C3」、「C6」、「C8」、「C10」、を表示した例を示している。このようにして、遊びコネクタが存在するパターンをより厳格に出力することにより、解析者がより把握し易い状態で遊びコネクタの存在を表示出力することができる。
さらに、図7(b)を参照して説明した表示例に関し、分割領域が4つ以上存在する車両を対象とする場合には、4つ目以降の分割領域D、E・・・に割り当てられるワイヤハーネスの品番を表示できない。このため、図3のステップS306またはステップS307の処理に関し、コネクタ毎に、(FN1、FN2、p(x)、NAME、CN、R)を記録するようにしておく。p(x)は各分割領域に割り当てられたワイヤハーネスの品番の組合せを識別する情報であり(図2参照。)、遊びコネクタの判定の対象となる検査履歴に割り当てられたp(x)が参照されて、図3のステップS306またはステップS307の処理にて記録される。このように各種情報が記録されることにより、次の表示出力が可能となる。図7(c)に示されるように、分割領域「エンジン」及び分割領域「インパネ」に割り当てられるワイヤハーネスの品番の組合せが(A8、B3)であるセルが選択されたものとする。このとき、図面品番FN1(A8)、FN2(B3)、及び判定結果R(NG)の条件に該当するコネクタの(NAME、CN)を取り出す。そして、取り出した(NAME、CN)を該当セルに対応付けて出力する。そしてさらに、p(x)のうちの判定結果R(NG)の条件に該当するp(x)を該当セルに対応付けて出力する。図7(c)では、ワイヤハーネスの品番の組合せが(A8、B3)であるセルから延びる吹き出しに、判定結果R(NG)の条件に該当するパターン「p(1)」、「p(5)」、「p(7)」、「p(8)」、を表示した例を示している。このようにして、遊びコネクタが存在するパターンの識別情報を出力することにより、解析者が確実にパターンを把握できる状態で遊びコネクタの存在を表示出力することができる。
[ワイヤハーネス導通検査装置の構成]
以降、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法を実行するワイヤハーネス導通検査装置について図8を参照して説明する。図8は、本発明の実施形態の遊びコネクタの判定方法を実行する装置の機能ブロック図である。
本発明に係る実施の形態のワイヤハーネス導通検査装置は、入力部811、データベース部812、プログラム記憶部813、データ記憶部814、表示部815、処理部816を含んで構成される。本発明のワイヤハーネス導通検査装置は、例えば汎用PCによって構成される場合、入力部811はキーボード、マウス、テンキーなどの各種入力インタフェースによって実現され、データベース部812及びプログラム記憶部813は、ハードディスクドライブ(HDD)によって実現され、データ記憶部814はRAM(Random Access Memory)によって実現され、表示部815はCRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどの各種出力デバイスによって実現され、処理部816は、CPU(Central Processing Unit)によって実現される。データベース部812には、補器毎配線情報のデータ、および部位毎コネクタ・配線情報のデータ(必要に応じて、該補器毎配線情報に基づいて作成された実体配線図のデータ)が記憶されているとともに、補器仕様表のデータが記憶されている。また、プログラム記憶部813には、上述の[導通検査フェーズ]、[遊びコネクタ検出フェーズ]及び[遊びコネクタ出力フェーズ]を処理部816に実行するためのプログラムが記録されている。また、データ記憶部814には、上述の[導通検査フェーズ]、[遊びコネクタ検出フェーズ]及び[遊びコネクタ出力フェーズ]を実行している処理部816から入出力されるデータが記録される。
811 入力部
812 データベース部
813 プログラム記憶部
814 データ記憶部
815 表示部
816 処理部

Claims (4)

  1. 解析上の車両空間を区分けする分割領域毎に、該分割領域に配索される解析上のワイヤハーネスのなかから任意の品番のワイヤハーネスを割り当てて1つのパターンを形成する形成ステップと、
    前記パターン毎に、前記分割領域のうちの第1の分割領域に割り当てられる第1のワイヤハーネスを構成する解析上の電線群を、前記分割領域のうちの前記第1の分割領域に隣り合う第2の分割領域に接続先が存在する必要電線と、前記第2の分割領域に接続先が存在しない余り電線と、に識別する識別ステップと、
    前記第1のワイヤハーネスを構成する前記電線群に接続される解析上のコネクタのうち、接続される電線が全て前記余り電線であるコネクタを遊びコネクタと判定する判定ステップと、
    コンピュータが実行することを特徴とする遊びコネクタの判定方法。
  2. 前記パターン毎に、前記第1のワイヤハーネスを構成する前記電線群に接続される任意の解析上のコネクタが遊びコネクタであるか否かを記憶する記憶ステップと、
    遊びコネクタが存在するパターンを識別可能に出力する出力ステップと、
    コンピュータが実行することを特徴とする請求項1に記載の遊びコネクタの判定方法。
  3. 前記出力ステップにて、遊びコネクタを識別する識別子を出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊びコネクタの判定方法。
  4. コンピュータに、請求項1から3のいずれか1項に記載の遊びコネクタの判定方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
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