JP5992348B2 - 負荷分散システム、負荷分散方法 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷分散システムにおいて、セッションの維持と公平な負荷分散を実現するための技術に関する。
近年、IP(Internet Protocol)網上でサービスを実現するサーバやNW(Network)サービス装置の負荷分散を行う処理が一般的に行われている。負荷分散装置の一例は、非特許文献1に開示されている。
また、セッション(例:TCP(Transmission Control Protocol))を使用するサービスのうち、セッションの終端を前提とするサービスやセッション状態の管理を前提とするサービスの場合、負荷分散を行う際に、セッションを維持することも必要になる。
以下、TCPを使用するURL(Uniform Resource Locator)フィルタリングを例に挙げて、セッション維持が必要な理由について、図10および図11を参照して説明する。
図10は、TCPセッションを終端するTCP終端処理を説明するシーケンス図であり、図11は、TCPセッションの状態を管理するTCP状態管理処理を説明するシーケンス図である。
なお、図10および図11において、右側は、単方向負荷分散に適用される負荷分散システムのシーケンスを示し、左側は、双方向負荷分散に適用される負荷分散システムのシーケンスを示している。これらシステムの詳細は後述する。
図10のTCP終端処理は、NWサービス装置が、TCP3wayハンドシェイク処理を代行し、セッション確立後のパケットについてURLチェックを行うというシーケンスになる。このシーケンスにおいてTCPセッションの維持が必要な理由は、各パケットが別のNWサービス装置に振分けられると、コネクションが確立できないためである。
図11のTCP状態管理処理は、NWサービス装置が、TCPフラグを一時的に保存し、不正なSYNとACKを受信すれば破棄するというシーケンスになる。このシーケンスにおいてTCPセッションの維持が必要な理由は、一時的にTCP状態を保存して、シーケンスレベルで不正の是非を判断するため、同一TCPセッションのパケットは、同一NWサービス装置に振分けられる必要があるためである。
なお、セッション維持が必要な他のサービスとしては、NAT(Network Address Translation)、NAPT(Network Address Port Translation)、BAS(Broadband Access Server)、QoS(Quality of Service)等が挙げられる。
以下、セッション維持が必要なサービスを実現するサーバやNWサービス装置の負荷分散を行う既存技術の負荷分散システムについて、具体的に説明する。
・既存技術1
図12は、既存技術1の負荷分散システムのNW構成を示す図である。
図12に示すように、既存技術1の負荷分散システムは、クライアント(クライアント端末)10−1〜10−3(以下、どのクライアントであるか特定しない時はクライアント10と称す)と、NWサービス装置20−0〜20−2(以下、どのNWサービス装置であるか特定しない時はNWサービス装置20と称す)と、クライアント10からの上りパケットをNWサービス装置20−0〜20−2のいずれかに振分ける負荷分散装置30と、を有している。なお、図12においては、クライアント10およびNWサービス装置20の数をそれぞれ3個としているが、これに限定されない。
既存技術1では、負荷分散装置30は、NWサービス装置20−0〜20−2に対しセッションを維持しつつ、各NWサービス装置20−0〜20−2の負荷状態を考慮して最低負荷のNWサービス装置20へパケットを振分ける。
・既存技術2
図13は、既存技術2の負荷分散システムのNW構成を示す図である。
図13に示すように、既存技術2の負荷分散システムは、クライアント10−1〜10−3と、NWサービス装置20−0〜20−2と、サーバ40と、クライアント10−1〜10−3からの上りパケットをNWサービス装置20−0〜20−2のいずれかに振分ける負荷分散装置30−1と、サーバ40からの下りパケットをNWサービス装置20−0〜20−2のいずれかに振分ける負荷分散装置30−2と、を有している。以下、負荷分散装置30−1,30−2は、どの負荷分散装置であるか特定しない時は負荷分散装置30と称す。なお、図13においては、クライアント10およびNWサービス装置20の数をそれぞれ3個とし、サーバ40の数を1個としているが、これに限定されない。
既存技術2では、クライアント10単位で予め定められたパケットの振分け先を、負荷分散装置30−1,30−2に予め登録することで、負荷分散装置30−1,30−2は、静的にパケットを振分ける。
上谷 一、今野 徹、"連載:ロードバランサの本質(1) パケットフローから負荷分散の基本を理解する 〜NAT/コネクションテーブル/MAT〜"、 2003年2月5日、F5ネットワークス、[2013年1月7日検索]、インターネット<URL: http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/rensai/lb01/lb01.html>
しかしながら、上述した既存技術1,2には以下のような課題がある。
・課題1
既存技術1,2では、負荷分散装置30は、同一セッションのパケットを同一のNWサービス装置20に振分ける必要があるため、全パケットのセッション情報(例:TCPフラグ)を見て、セッション状態(例:SYN/ACK/FIN)を管理する必要があるため、負荷分散の高速化を図ることができない。
・課題2
既存技術1は、もともと単方向負荷分散(図12)用に考案された技術であるため、双方向負荷分散(図13)に適用した場合、負荷分散装置30は、セッション維持のために、上りパケットと下りパケットの振分け先のNWサービス装置20を一致させることができない。
既存技術2では、負荷分散装置30−1,30−2にパケットの振分け先を予め登録しているため、上りパケットと下りパケットの振分け先のNWサービス装置20を一致させることができるが、柔軟な負荷分散を行うことができない。
ここで、上述した課題1について、既存技術1の負荷分散装置30の機能ブロックを参照して、具体的に説明する。
図14は、既存技術1の負荷分散装置30の機能ブロック図である。
図14に示すように、既存技術1の負荷分散装置30は、転送処理部31と、情報管理部32と、を有している。転送処理部31は、パケット受信部311と、パケット検索部312と、パケット送信部313と、記憶部314と、を有している。記憶部314には、コネクションテーブルが格納されている。情報管理部32は、装置ID検索部321と、NEXT−ID検索部322と、記憶部323と、を有している。記憶部323には、NWサービス装置情報テーブルが格納されている。
パケット受信部311は、クライアント10−1〜10−3からパケットを受信する。
パケット検索部312は、まず、パケット受信部311が受信した受信パケットからSA(Source Address、発アドレス)、DA(Destination Address、着アドレス)、SP(Source Port、発ポート番号)、DP(Destination Port、着ポート番号)、TCPフラグを抽出し、SA、DA、SP、DPでコネクションテーブルから該当するエントリを検索する。
コネクションテーブルに該当するエントリが存在した場合、パケット検索部312は、コネクションテーブルからMACアドレスと出先ポートの情報を取得し、受信パケットのTCPフラグとコネクションテーブルの現在のTCP状態を参照し、コネクションテーブルのTCP状態の更新またはエントリの削除を行う。
一方、コネクションテーブルに該当するエントリが存在しない場合、パケット検索部312は、受信パケットのTCPフラグがSYNであればコネクションテーブルにエントリを追加し、MACアドレスと出先ポートの情報を情報管理部32に要求し、情報管理部32からMACアドレスと出先ポートの情報を取得する。
パケット送信部313は、パケット検索部312が取得したMACアドレスと出先ポートの情報を基に、MACアドレスへの書き換えと出先ポートからのパケットの送信を行う。
装置ID検索部321は、転送処理部31からMACアドレスと出先ポートの情報の要求を受けると、Next装置IDでNWサービス装置情報テーブルから該当するMACアドレスと出先ポートの情報を検索し、検索した情報を転送処理部31へ送信する。
NEXT−ID検索部322は、各NWサービス装置20の接続セッション数を基に、最低負荷のNWサービス装置20を選択し、選択したNWサービス装置20のIDをNext装置IDとして装置ID検索部321に登録する。
このように、既存技術1では、負荷分散装置30は、TCP状態管理のために、全パケットについてTCPフラグを抽出し、コネクションテーブルを検索し、TCPフラグとTCP状態を参照および更新する処理が必要になるため、負荷分散の高速化を図ることができないという課題(課題1)がある。
そこで、本発明の目的は、上述した課題1,2のいずれかを解決することができる負荷分散システム、負荷分散方法を提供することにある。
本発明の第1の負荷分散システムは、
複数のサービス装置と、上りパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける負荷分散装置と、を有してなる負荷分散システムであって、
前記負荷分散装置は、
負荷分散部と、
コントローラ部と、を備え、
前記負荷分散部は、
タイマが満了している状態で上りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラ部に送信し、
前記コントローラ部は、
前記負荷分散部からパケットを受信すると、該パケットの振分け先として前記複数のサービス装置のいずれかを選択し、
前記負荷分散部から受信したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号を含むフロー情報と、前記選択したサービス装置に該パケットを送信するためのアクションを規定したアクション情報と、を対応付けたフロールールを、前記負荷分散部のフロールールテーブルに設定し、
前記負荷分散部は、
前記コントローラ部からフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に上りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除する。
本発明の第2の負荷分散システムは、
複数のサービス装置と、上りのパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける第1の負荷分散装置と、下りパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける第2の負荷分散装置と、を有してなる負荷分散システムであって、
コントローラをさらに有し、
前記第1の負荷分散装置は、
タイマが満了している状態で上りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
前記第2の負荷分散装置は、
タイマが満了している状態で下りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
前記コントローラは、
前記第1または前記第2の負荷分散装置のいずれかからパケットを受信すると、該パケットの振分け先として前記複数のサービス装置のいずれかを選択し、
前記第1または前記第2の負荷分散装置のいずれかから受信したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号を含むフロー情報と、前記選択したサービス装置に該パケットを送信するためのアクションを規定したアクション情報と、を対応付けたフロールールを、該パケットの送信元の負荷分散装置のフロールールテーブルに設定し、
前記第1の負荷分散装置は、
前記コントローラからフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に上りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除し、
前記第2の負荷分散装置は、
前記コントローラからフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に下りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除する。
本発明の第1の負荷分散方法は、
複数のサービス装置と、上りパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける負荷分散装置と、を有してなる負荷分散システムによる負荷分散方法であって、
前記負荷分散装置は、負荷分散部と、コントローラ部と、を備えるものであり、
前記負荷分散部が、タイマが満了している状態で上りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
前記コントローラ部が、前記負荷分散部からパケットを受信すると、該パケットの振分け先として前記複数のサービス装置のいずれかを選択し、
前記コントローラ部が、前記負荷分散部から受信したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号を含むフロー情報と、前記選択したサービス装置に該パケットを送信するためのアクションを規定したアクション情報と、を対応付けたフロールールを、前記負荷分散部のフロールールテーブルに設定し、
前記負荷分散部が、前記コントローラ部からフロールールが設定されると、タイマを起動しタイマの起動中に上りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除する。
本発明の第2の負荷分散方法は、
複数のサービス装置と、上りのパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける第1の負荷分散装置と、下りパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける第2の負荷分散装置と、を有してなる負荷分散システムによる負荷分散方法であって、
前記負荷分散システムは、コントローラをさらに有するものであり、
前記第1の負荷分散装置が、タイマが満了している状態で上りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
前記第2の負荷分散装置が、タイマが満了している状態で下りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
前記コントローラが、前記第1または前記第2の負荷分散装置のいずれかからパケットを受信すると、該パケットの振分け先として前記複数のサービス装置のいずれかを選択し、
前記コントローラが、前記第1または前記第2の負荷分散装置のいずれかから受信したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号を含むフロー情報と、前記選択したサービス装置に該パケットを送信するためのアクションを規定したアクション情報と、を対応付けたフロールールを、該パケットの送信元の負荷分散装置のフロールールテーブルに設定し、
前記第1の負荷分散装置が、前記コントローラからフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に上りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除し、
前記第2の負荷分散装置が、前記コントローラからフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に下りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除する。
本発明によれば、負荷分散部は、タイマ起動中でフロールールが存在する間は、フロールールのアクション情報に基づき、振分け先のサービス装置にパケットを送信し、タイマ満了によりフロールールが存在しなくなったパケットのみ、コントローラ部がセッション情報等を基に、振分け先のサービス装置を選択することになる。負荷分散部によるフロールールテーブルの検索は、TCAM等の検索エンジンで実行できる。
そのため、負荷分散の高速化を図ることができるという効果が得られる。
本実施形態の負荷分散システムのNW構成を示す図である。 本実施形態の負荷分散システムのNW構成を示す図である。 本実施形態の負荷分散システムにおける課題1の解決方法を説明する図である。 本実施形態の負荷分散システムにおける課題1の解決方法を説明する図である。 本実施形態の負荷分散システムにおける課題2の解決方法を説明する図である。 本実施形態のコントローラと負荷分散装置の機能ブロック図である。 本実施形態のコントローラの動作を説明するフローチャートである。 本実施例の負荷分散システムのNW構成を示す図である。 本実施例の負荷分散システムの動作を説明するタイムチャートである。 本実施例の負荷分散システムの動作を説明するタイムチャートである。 TCP終端処理を説明するシーケンス図である。 TCP状態管理処理を説明するシーケンス図である。 既存技術1の負荷分散システムのNW構成を示す図である。 既存技術2の負荷分散システムのNW構成を示す図である。 既存技術1の負荷分散装置の機能ブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(1)本実施形態の概要
図1Aおよび図1Bは、本実施形態の負荷分散システムのNW構成を示す図である。
なお、図1Aは、既存技術1に本発明を適用し、課題1を解決するもので、図1Bは、既存技術2に本発明を適用し、課題1,2を解決するものである。
図1Aに示した負荷分散システムは、図12に示した既存技術1とNW構成自体は同様であるが、負荷分散装置30の構成が異なる。すなわち、負荷分散装置30は、負荷分散を行う負荷分散部320に加えて、コントローラ部330を追加している。
図1Bに示した負荷分散システムは、図13に示した既存技術2に対して、コントローラ50を追加している。
本実施形態では、課題1に対しては、フロールールタイマー機能を利用して高速にセッション維持処理を行い、課題2に対しては、上りパケットと下りパケットとでコントローラ50を共通化することにより、柔軟なパケットの振分けを行っても上りパケットと下りパケットについて振分け先のNWサービス装置20を一致させるようにする。
以下では、図1BのNW構成を例に挙げて、本実施形態の負荷分散システムについて説明する。
(1−1)課題1の解決方法の概要
まず、課題1の解決方法の概要を説明する。
本実施形態では、図2に示すように、負荷分散装置30−1,30−2は、セッション情報(例:TCPフラグ)を抽出し、抽出したセッション情報(例:TCPフラグ)とセッション状態(例:TCP状態)を参照するセッション状態管理は行わない。
その代わりに、負荷分散装置30−1,30−2は、後述するタイマが満了している状態でパケットを受信すると、受信パケットをコントローラ50に転送し、コントローラ50は、負荷分散装置30−1,30−2にフロールールを設定する。
ここで、フロールールとは、パケットのフロー情報(例:DA、SA、DP、SP)と、そのパケットを振分け先のNWサービス装置20に送信するためのアクションを規定したアクション情報(MACアドレスと出先ポートの情報)と、を対応付けたものである。
負荷分散装置30−1,30−2は、フロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマが満了するまでは、受信パケットに対して、フロールールのアクション情報に基づくアクション(MACアドレスへの書き換えと出先ポートからのパケット送信)を実行する。
ここで、負荷分散装置30−1とコントローラ50の動作について、図3のタイムチャートを参照して説明する。
図3に示すように、まず、ステップA1において、負荷分散装置30−1がクライアント10からSYNパケットを受信したとする。この時点では、タイマが満了しており、フロールールが存在しない状態である。そのため、負荷分散装置30−1は、SYNパケットをコントローラ50に送信する。
次に、ステップA2において、コントローラ50は、負荷分散装置30−1のフロールールテーブルにフロールールを設定すると共に、タイマ値を設定する。負荷分散装置30−1は、コントローラ50により設定されたタイマ値でタイマを起動する。
次に、ステップA3において、負荷分散装置30−1がFINパケットを受信したとする。この時点では、タイマが起動中であり、フロールールが存在する状態である。そのため、負荷分散装置30−1は、FINパケットをコントローラ50に送信せず、フロールールのアクション情報に基づくアクションを実行する。
次に、ステップA4において、タイマが満了したとする。すると、負荷分散装置30−1は、フロールールテーブルからフロールールを削除する。
次に、ステップA5において、負荷分散装置30−1がSYNパケットを受信したとする。この時点では、タイマが満了しており、フロールールが存在しない状態である。そのため、負荷分散装置30−1は、SYNパケットをコントローラ50に送信する。
次に、ステップA6において、コントローラ50は、負荷分散装置30−1のフロールールテーブルにフロールールを設定すると共に、タイマ値を設定する。このとき、コントローラ50は、ラウンドロビン方式により、別のNWサービス装置20にパケットが転送されるようにフロールールを設定する。
既存技術1,2では、負荷分散装置30は、全パケットについてTCPフラグを抽出し、セッション状態を管理するため、負荷分散の高速化を図るのが困難であった。
これに対して、本実施形態では、負荷分散装置30は、全てのパケットのセッション情報(例:TCPフラグ)を抽出することも、セッション状態(例:TCP状態)の管理も行わず、タイマ満了によりフロールールが存在しなくなったパケットのみ、コントローラ50がセッション情報(例:TCPフラグ)を見て処理することになる。また、負荷分散装置30は、フロールールが存在する間は、フロールールのアクション情報に基づき、アクションを実行する。フロールールテーブルの検索は、TCAM(Ternary Content Addressable Memory)等の検索エンジンで実行できる。
そのため、本実施形態では、負荷分散の高速化を図ることができる。
(1−2)課題2の解決方法の概要
次に、課題2の解決方法の概要を説明する。
パケットを動的にNWサービス装置20に振分ける場合、同一セッションの上りパケットと下りパケットについては振分け先のNWサービス装置20を一致させる必要がある。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、上りパケットと下りパケットとでコントローラ50を共通化する。
また、コントローラ50は、後述の設定ログテーブルでパケットの発アドレス、発ポート番号、着アドレス、および着ポート番号と、そのパケットの振分け先として設定したNWサービス装置20の装置ID(識別番号)と、を対応付けたログを管理する。
そして、コントローラ50は、パケットを受信すると、パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号で設定ログテーブルからログを検索するだけでなく、発アドレスおよび発ポート番号と、着アドレスおよび着ポート番号と、を逆にして設定ログテーブルからログを検索することも行い、検索したログのNWサービス装置20を振分け先とする。
それにより、コントローラ50は、上りセッションと下りセッションを認識し、同一セッションの上りパケットと下りパケットを、同一のNWサービス装置20に振分けることができる。
このように、本実施形態では、柔軟なパケットの振分けを行っても、上りパケットと下りパケットを、同一のNWサービス装置20に振分けることが可能となる。
また、レイヤを跨る振分けが可能となるため、柔軟な負荷分散が可能となる。
(2)本実施形態の詳細
以下、本実施形態の詳細な構成および動作について説明する。
(2−1)本実施形態の詳細構成
まず、本実施形態の詳細構成を説明する。
図5は、本実施形態の負荷分散装置30−1,30−2およびコントローラ50の機能ブロック図である。
図5に示すように、本実施形態の負荷分散装置30−1,30−2は、転送処理部31を有している。転送処理部31は、パケット受信部311と、パケット検索部312と、パケット送信部313と、記憶部314と、タイマ315と、を有している。記憶部314には、フロールールテーブルが格納されている。フロールールテーブルは、図14のコネクションテーブルからTCP状態の項目を削除したものに相当する。
本実施形態のコントローラ50は、ルール設定部51と、情報処理部52と、を有している。ルール設定部51は、設定処理部511と、TCPフラグ判定部512と、記憶部513と、を有している。記憶部513には、設定ログテーブルが格納されている。情報管理部52は、装置ID検索部521と、NEXT−ID検索部522と、記憶部523と、を有している。記憶部523には、NWサービス装置情報テーブルが格納されている。
パケット受信部311は、パケットを受信する。
パケット検索部312は、パケット受信部311がパケットを受信すると、まず、タイマ315が起動中であるか判断する。
タイマ315が起動中である場合、パケット検索部312は、受信パケットからSA、DA、SP、DPを抽出し、SA、DA、SP、DPでフロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールからMACアドレスと出先ポートの情報を取得する。
一方、タイマ315が満了している場合、パケット検索部312は、受信パケットをコントローラ50に送信する。
この場合、後述のように、コントローラ50によりフロールールテーブルにフロールールが設定されるため、パケット検索部312は、そのフロールールからMACアドレスと出先ポートの情報を取得する。
また、パケット検索部312は、コントローラ50によりフロールールと共にタイマ値が設定されると、そのタイマ値でタイマ315を起動する。
なお、タイマ315のタイマ値(すなわち、フロールールの寿命)は予め定めておく(例:20秒)。タイマ満了時でもフロールールテーブルにアクセスしていることが明らかな場合は、パケット検索部312がタイマ315を延長するという実装をしても良い。
パケット送信部313は、パケット検索部312が取得した情報を基に、MACアドレスへの書き換えと出先ポートからのパケット送信を行う。
設定処理部511は、転送処理部31からパケットを受信すると、受信パケットからSA、DA、SP、DP、TCPフラグを抽出するとともに、負荷分散装置30の識別番号を抽出する。
TCPフラグ判定部512は、TCPフラグを判定する。
受信パケットがSYNパケットである場合、設定処理部511は、MACアドレスと出先ポートの情報を情報管理部52に要求し、情報管理部52からMACアドレスと出先ポートの情報を取得する。
一方、受信パケットがSYNパケットでない場合、設定処理部511は、SA、DA、SP、DPで設定ログテーブルからログを検索し、MACアドレスと出先ポートの情報を取得する。このとき、設定処理部511は、SAおよびSPとDAおよびDPとを逆にして設定ログテーブルからログを検索することも行う。詳細には、設定ログテーブルから検索したログの装置IDを指定してNWサービス装置情報テーブルを検索し、MACアドレスと出先ポートの情報を取得することになる。
そして、設定処理部511は、受信パケットのSA、DA、SP、DPと取得したMACアドレスと出先ポートの情報とを対応付けたフロールールを、負荷分散装置30のフロールールテーブルに設定する。また、設定処理部511は、フロールールと共にタイマ値を負荷分散装置30に設定し、受信パケットを負荷分散装置30に返す。
また、設定処理部511は、負荷分散装置30に設定したフロールールに基づくログ(すなわち、フロールールを設定したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号とそのパケットの振分け先として選択したNWサービス装置20の装置IDとを対応付けたもの)を、設定ログテーブルに追加する。なお、設定処理部511は、追加したログにつき、予め定めた時間(例えば:60秒)が経過したら、削除する。
装置ID検索部521は、ルール設定部51からMACアドレスと出先ポートの情報の要求を受けると、Next装置IDでNWサービス装置情報テーブルから該当するMACアドレスと出先ポートの情報を検索し、検索した情報をルール設定部51へ送信する。
また、装置ID検索部521は、ルール設定部51から、装置IDを指定した上で(例:設定ログテーブルから検索したログの装置ID)MACアドレスと出先ポートの情報の要求を受けると、指定された装置IDでNWサービス装置情報テーブルから該当するMACアドレスと出先ポートの情報を検索し、検索した情報をルール設定部51へ送信する。
NEXT−ID検索部322は、装置ID検索部521がMACアドレスと出先ポートの情報をルール設定部51へ送信すると、Next装置IDを+1(3で割った余りを設定)し、これを装置ID検索部521に登録する。
(2−2)本実施形態の詳細動作
次に、本実施形態の詳細動作を説明する。
図6は、本実施形態のコントローラ50の動作を説明するフローチャートである。
図6に示すように、ステップB1において、負荷分散装置30からパケットを受信すると、ステップB2において、設定処理部511は、受信パケットからSA、DA、SP、DP、TCPフラグを抽出するとともに、負荷分散装置30の識別番号を抽出する。
次に、ステップB3において、TCPフラグ判定部512は、TCPフラグを基に、受信パケットがSYNパケットであるか否かを判定する。
受信パケットがSYNパケットである場合(ステップB3のYes)、ステップB4において、設定処理部511は、MACアドレスと出先ポートの情報を情報管理部52に要求し、装置ID検索部521は、Next装置IDでNWサービス装置情報テーブルを検索し、MACアドレスと出先ポートの情報をルール設定部51へ送信する(この場合、Next装置IDのNWサービス装置20が振分け先として選択されたことになる)。また、NEXT−ID検索部322は、Next装置IDを+1(3で割った余りを設定)する。
一方、受信パケットがSYNパケットでない場合(ステップB3のNo)、ステップB5において、設定処理部511は、SA、DA、SP、DPで設定ログテーブルからログを検索し、検索したログを基にMACアドレスと出先ポートの情報を取得する(この場合、検索されたログの装置IDのNWサービス装置20が振分け先として選択されたことになる)。このとき、設定処理部511は、SAおよびSPとDAおよびDPとを逆にして検索することも行う。
次に、ステップB6において、設定処理部511は、受信パケットのSA、DA、SP、DPと取得したMACアドレスと出先ポートの情報とを対応付けたフロールールを、負荷分散装置30のフロールールテーブルに設定する。また、設定処理部511は、受信パケットを負荷分散装置30に返す。
その後、ステップB7において、設定処理部511は、負荷分散装置30に設定したフロールールに基づくログを、設定ログテーブルに追加する。このとき、負荷分散装置30に設定したフロールールと同一のSA、DA、SP、DPの情報を持つログが設定ログテーブルに存在する場合がある(例:SAおよびSPとDAおよびDPとを逆にしたログが設定ログテーブルに存在する場合)。この場合、設定処理部511は、そのログを削除した上で、新たなログを設定ログテーブルに追加する。
上述したように、本実施形態では、負荷分散装置30は、全てのパケットのセッション情報(例:TCPフラグ)を抽出することも、セッション状態(例:TCP状態)の管理も行わず、タイマ満了によりフロールールが存在しなくなったパケットのみ、コントローラ50がセッション情報(例:TCPフラグ)を見て処理する。また、負荷分散装置30は、フロールールが存在する間は、フロールールのアクション情報に基づき、アクションを実行する。フロールールテーブルの検索は、TCAM等の検索エンジンで実行できる。
そのため、本実施形態では、負荷分散の高速化を図ることができる。
また、本実施形態では、上りパケットと下りパケットとでコントローラ50を共通化し、コントローラ50は、パケットを受信すると、パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号で設定ログテーブルからログを検索するだけでなく、発アドレスおよび発ポート番号と着アドレスおよび着ポート番号とを逆にして検索することも行う。それにより、コントローラ50は、上りセッションと下りセッションを認識し、同一セッションの上りパケットと下りパケットを、同一のNWサービス装置20に振分けることができる。
そのため、柔軟なパケットの振分けを行っても、上りパケットと下りパケットを、同一のNWサービス装置20に振分けることが可能となる。また、レイヤを跨る振分けが可能となるため、柔軟な負荷分散が可能となる。
以下、本実施形態の具体的な実施例について説明する。
図7は、本実施例の負荷分散システムのNW構成を示す図である。
図7に示すように、本実施例の負荷分散システムは、オープンフロー(Openflow)装置(OFS:OpenflowSwitch、OFC:OpenflowController)を用いた構成になっている。
すなわち、負荷分散装置30−1,30−2としてOFSを配置し、コントローラ50としてOFCを配置している。
図8および図9は、本実施例のOFSおよびOFCの動作を説明するタイムチャートである。なお、図8は、TCP処理が20秒以内である場合のタイムチャートを示し、図9は、TCP処理が20秒よりも長い場合のタイムチャートを示している。
図8および図9に示すように、まず、ステップC1において、OFS1がSYNパケットを受信したとする。この時点では、タイマが満了しており、フロールールが存在しない状態である。そのため、OFS1は、SYNパケットをOFCに送信する。
次に、ステップC2において、OFCは、OFS1からのパケットがSYNパケットであることを確認し、ラウンドロビン方式で振分け先のNWサービス装置20を選択し、選択したNWサービス装置20にSYNパケットが転送されるようなフロールールを、タイマ値(例:20秒)と共にOFC1に設定する(具体的には、宛先NWサービス装置20のMACアドレスと出先ポートの情報を含むフロールールをOFC1に設定する)。OFS1は、OFCにより設定されたタイマ値でタイマを起動する。
ここで、図8に示すように、TCP処理が20秒以内である場合は、ステップC3のTCP処理は、20秒以内に行われ、フロールールが存在する状態であるため、OFS1は、ステップC3のパケット(FINパケットやBYEパケット)をOFCに送信しない。また、ステップC4のTCP処理は、20秒以降に行われ、フロールールが削除された状態であるため、OFS1は、ステップC4のパケットをOFCに送信する。このパケットは、SYNパケットであるため、再度ステップC1と同様の手順で処理され、OFCは、ラウンドロビン方式で別のNWサービス装置20を選択する。
一方、図9に示すように、TCP処理が20秒よりも長い場合は、ステップC6のTCP処理が行われる前に、フローテーブルが削除されるため、OFS1は、ステップC6のパケットをOFCに送信する。OFCは、パケットがSYNパケットでない(ACKパケットなど)こと、そのパケットのログが設定ログテーブルに存在することを確認し、ステップC7において、削除されたフロールールと同一のフロールールをOFS1に再度設定する(すなわち、OFCは、同一のNWサービス装置20を選択する)。このとき、タイマ値は再び20秒に設定する。以降の処理は図8と略同様になる。
なお、上記実施形態および上記実施例では、図1BのNW構成を例に挙げて説明した。図1AのNW構成にする場合は、負荷分散装置30の負荷分散部320として、図5の転送処理部31を設け、コントローラ部330として、図5のルール設定部51および情報管理部52を設ければ良い。ただし、NWサービス装置情報テーブルは図14に示したものに置き換える。
この場合も、負荷分散装置30は、全てのパケットのセッション情報(例:TCPフラグ)を抽出することも、セッション状態(例:TCP状態)の管理も行わず、タイマ満了によりフロールールが存在しなくなったパケットのみ、セッション情報(例:TCPフラグ)を見て処理することになる。また、負荷分散装置30は、フロールールが存在する間は、フロールールに従って、パケットに対するアクションを実行するが、フロールールの検索は、TCAM等の検索エンジンで実行できる。そのため、図1AのNW構成でも、負荷分散の高速化を図ることができ、課題1は解決できる。
また、上記実施形態および上記実施例では、フロー情報がSA、DA、SP、DPである場合を例に挙げて説明したが、フロー情報は、これに限定されず、オープンフロー(Openflow)で規定されている下記39個のどのような組み合わせでも成立可能である。

/* OXM Flow match field types for OpenFlow basic class. */
enum oxm_ofb_match_fields [
OFPXMT_OFB_IN_PORT = 0, /* Switch input port. */
OFPXMT_OFB_IN_PHY_PORT = 1, /* Switch physical input port. */
OFPXMT_OFB_METADATA = 2, /* Metadata passed between tables. */
OFPXMT_OFB_ETH_DST = 3, /* Ethernet destination address. */
OFPXMT_OFB_ETH_SRC = 4, /* Ethernet source address. */
OFPXMT_OFB_ETH_TYPE = 5, /* Ethernet frame type. */
OFPXMT_OFB_VLAN_VID = 6, /* VLAN id. */
OFPXMT_OFB_VLAN_PCP = 7, /* VLAN priority. */
OFPXMT_OFB_IP_DSCP = 8, /* IP DSCP (6 bits in ToS field). */
OFPXMT_OFB_IP_ECN = 9, /* IP ECN (2 bits in ToS field). */
OFPXMT_OFB_IP_PROTO = 10, /* IP protocol. */
OFPXMT_OFB_IPV4_SRC = 11, /* IPv4 source address. */
OFPXMT_OFB_IPV4_DST = 12, /* IPv4 destination address. */
OFPXMT_OFB_TCP_SRC = 13, /* TCP source port. */
OFPXMT_OFB_TCP_DST = 14, /* TCP destination port. */
OFPXMT_OFB_UDP_SRC = 15, /* UDP source port. */
OFPXMT_OFB_UDP_DST = 16, /* UDP destination port. */
OFPXMT_OFB_SCTP_SRC = 17, /* SCTP source port. */
OFPXMT_OFB_SCTP_DST = 18, /* SCTP destination port. */
OFPXMT_OFB_ICMPV4_TYPE = 19, /* ICMP type. */
OFPXMT_OFB_ICMPV4_CODE = 20, /* ICMP code. */
OFPXMT_OFB_ARP_OP = 21, /* ARP opcode. */
OFPXMT_OFB_ARP_SPA = 22, /* ARP source IPv4 address. */
OFPXMT_OFB_ARP_TPA = 23, /* ARP target IPv4 address. */
OFPXMT_OFB_ARP_SHA = 24, /* ARP source hardware address. */
OFPXMT_OFB_ARP_THA = 25, /* ARP target hardware address. */
OFPXMT_OFB_IPV6_SRC = 26, /* IPv6 source address. */
OFPXMT_OFB_IPV6_DST = 27, /* IPv6 destination address. */
OFPXMT_OFB_IPV6_FLABEL = 28, /* IPv6 Flow Label */
OFPXMT_OFB_ICMPV6_TYPE = 29, /* ICMPv6 type. */
OFPXMT_OFB_ICMPV6_CODE = 30, /* ICMPv6 code. */
OFPXMT_OFB_IPV6_ND_TARGET = 31, /* Target address for ND. */
OFPXMT_OFB_IPV6_ND_SLL = 32, /* Source link-layer for ND. */
OFPXMT_OFB_IPV6_ND_TLL = 33, /* Target link-layer for ND. */
OFPXMT_OFB_MPLS_LABEL = 34, /* MPLS label. */
OFPXMT_OFB_MPLS_TC = 35, /* MPLS TC. */
OFPXMT_OFP_MPLS_BOS = 36, /* MPLS BoS bit. */
OFPXMT_OFB_PBB_ISID = 37, /* PBB I-SID. */
OFPXMT_OFB_TUNNEL_ID = 38, /* Logical Port Metadata. */
OFPXMT_OFB_IPV6_EXTHDR = 39, /* IPv6 Extension Header pseudo-field */
];
10−1〜10−3 クライアント
20−0〜20−2 NWサービス装置
30,30−1,30−2 負荷分散装置
31 転送処理部
311 パケット受信部
312 パケット検索部
313 パケット送信部
314 記憶部
315 タイマ
320 負荷分散部
330 コントローラ部
40 サーバ
50 コントローラ
51 ルール設定部
511 設定処理部
512 TCPフラグ判定部
513 記憶部
52 情報処理部
521 装置ID検索部
522 NEXT−ID検索部
523 記憶部

Claims (7)

  1. 複数のサービス装置と、上りパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける負荷分散装置と、を有してなる負荷分散システムであって、
    前記負荷分散装置は、
    負荷分散部と、
    コントローラ部と、を備え、
    前記負荷分散部は、
    タイマが満了している状態で上りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラ部に送信し、
    前記コントローラ部は、
    前記負荷分散部から受信したパケットの振分け先を選択した場合には、該パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号と振分け先のサービス装置の識別番号とを対応付けたログを設定ログテーブルに追加し、
    前記負荷分散部からTCPのSYNパケットを受信すると、ラウンドロビン方式により、SYNパケットの振分け先として前記複数のサービス装置のうち、前回選択されたサービス装置とは別のサービス装置を選択し、
    前記負荷分散部からTCPのSYNパケット以外のパケットを受信すると、該パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号で前記設定ログテーブルからログを検索すると共に、該パケットの発アドレスおよび発ポート番号と着アドレスおよび着ポート番号とを逆にして前記設定ログテーブルからログを検索し、検索したログを基に同一セッションのパケットについて同一のサービス装置が振分け先として選択されるように、検索したログのサービス装置を該パケットの振分け先として選択し、
    前記負荷分散部から受信したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号を含むフロー情報と、前記選択したサービス装置に該パケットを送信するためのアクションを規定したアクション情報と、を対応付けたフロールールを、前記負荷分散部のフロールールテーブルに設定し、
    前記負荷分散部は、
    前記コントローラ部からフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に上りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除する、負荷分散システム。
  2. 前記負荷分散部は、
    前記フロールールテーブルへのアクセス中にタイマが満了した場合、タイマを延長する、請求項1に記載の負荷分散システム。
  3. 複数のサービス装置と、上りのパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける第1の負荷分散装置と、下りパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける第2の負荷分散装置と、を有してなる負荷分散システムであって、
    コントローラをさらに有し、
    前記第1の負荷分散装置は、
    タイマが満了している状態で上りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
    前記第2の負荷分散装置は、
    タイマが満了している状態で下りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
    前記コントローラは、
    前記第1または前記第2の負荷分散装置から受信したパケットの振分け先を選択した場合には、該パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号と振分け先のサービス装置の識別番号とを対応付けたログを設定ログテーブルに追加し、
    前記第1または前記第2の負荷分散装置のいずれかからTCPのSYNパケットを受信すると、ラウンドロビン方式により、SYNパケットの振分け先として前記複数のサービス装置のうち、前回選択されたサービス装置とは別のサービス装置を選択し、
    前記第1または前記第2の負荷分散装置からTCPのSYNパケット以外のパケットを受信すると、該パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号で前記設定ログテーブルからログを検索すると共に、該パケットの発アドレスおよび発ポート番号と着アドレスおよび着ポート番号とを逆にして前記設定ログテーブルからログを検索し、検索したログを基に同一セッションのパケットについて同一のサービス装置が振分け先として選択されるように、検索したログのサービス装置を該パケットの振分け先として選択し、
    前記第1または前記第2の負荷分散装置のいずれかから受信したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号を含むフロー情報と、前記選択したサービス装置に該パケットを送信するためのアクションを規定したアクション情報と、を対応付けたフロールールを、該パケットの送信元の負荷分散装置のフロールールテーブルに設定し、
    前記第1の負荷分散装置は、
    前記コントローラからフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に上りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除し、
    前記第2の負荷分散装置は、
    前記コントローラからフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に下りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除する、負荷分散システム。
  4. 前記第1および前記第2の負荷分散装置は、
    前記フロールールテーブルへのアクセス中にタイマが満了した場合、タイマを延長する、請求項3に記載の負荷分散システム。
  5. 前記コントローラは、
    前記設定ログテーブルにログを追加する際、同一の発着アドレスおよび発着ポート番号を持つログが存在する場合はこれを削除した上で、ログを追加し、
    前記設定ログテーブルに追加したログは、予め定められた時間が経過すると削除する、請求項に記載の負荷分散システム。
  6. 複数のサービス装置と、上りパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける負荷分散装置と、を有してなる負荷分散システムによる負荷分散方法であって、
    前記負荷分散装置は、負荷分散部と、コントローラ部と、を備えるものであり、
    前記負荷分散部が、タイマが満了している状態で上りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
    前記コントローラ部が、前記負荷分散部から受信したパケットの振分け先を選択した場合には、該パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号と振分け先のサービス装置の識別番号とを対応付けたログを設定ログテーブルに追加し、
    前記コントローラ部が、前記負荷分散部からTCPのSYNパケットを受信すると、ラウンドロビン方式により、SYNパケットの振分け先として前記複数のサービス装置のうち、前回選択されたサービス装置とは別のサービス装置を選択し、
    前記コントローラ部が、前記負荷分散部からTCPのSYNパケット以外のパケットを受信すると、該パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号で前記設定ログテーブルからログを検索すると共に、該パケットの発アドレスおよび発ポート番号と着アドレスおよび着ポート番号とを逆にして前記設定ログテーブルからログを検索し、検索したログを基に同一セッションのパケットについて同一のサービス装置が振分け先として選択されるように、検索したログのサービス装置を該パケットの振分け先として選択し、
    前記コントローラ部が、前記負荷分散部から受信したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号を含むフロー情報と、前記選択したサービス装置に該パケットを送信するためのアクションを規定したアクション情報と、を対応付けたフロールールを、前記負荷分散部のフロールールテーブルに設定し、
    前記負荷分散部が、前記コントローラ部からフロールールが設定されると、タイマを起動しタイマの起動中に上りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除する、負荷分散方法。
  7. 複数のサービス装置と、上りのパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける第1の負荷分散装置と、下りパケットを前記複数のサービス装置のいずれかに振分ける第2の負荷分散装置と、を有してなる負荷分散システムによる負荷分散方法であって、
    前記負荷分散システムは、コントローラをさらに有するものであり、
    前記第1の負荷分散装置が、タイマが満了している状態で上りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
    前記第2の負荷分散装置が、タイマが満了している状態で下りのパケットを受信すると、該パケットを前記コントローラに送信し、
    前記コントローラが、前記第1または前記第2の負荷分散装置から受信したパケットの振分け先を選択した場合には、該パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号と振分け先のサービス装置の識別番号とを対応付けたログを設定ログテーブルに追加し、
    前記コントローラが、前記第1または前記第2の負荷分散装置のいずれかからTCPのSYNパケットを受信すると、ラウンドロビン方式により、SYNパケットの振分け先として前記複数のサービス装置のうち、前回選択されたサービス装置とは別のサービス装置を選択し、
    前記コントローラが、前記第1または前記第2の負荷分散装置からTCPのSYNパケット以外のパケットを受信すると、該パケットの発着アドレスおよび発着ポート番号で前記設定ログテーブルからログを検索すると共に、該パケットの発アドレスおよび発ポート番号と着アドレスおよび着ポート番号とを逆にして前記設定ログテーブルからログを検索し、検索したログを基に同一セッションのパケットについて同一のサービス装置が振分け先として選択されるように、検索したログのサービス装置を該パケットの振分け先として選択し、
    前記コントローラが、前記第1または前記第2の負荷分散装置のいずれかから受信したパケットの発着アドレスおよび発着ポート番号を含むフロー情報と、前記選択したサービス装置に該パケットを送信するためのアクションを規定したアクション情報と、を対応付けたフロールールを、該パケットの送信元の負荷分散装置のフロールールテーブルに設定し、
    前記第1の負荷分散装置が、前記コントローラからフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に上りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除し、
    前記第2の負荷分散装置が、前記コントローラからフロールールが設定されると、タイマを起動し、タイマの起動中に下りのパケットを受信すると、該パケットのフロー情報で前記フロールールテーブルからフロールールを検索し、検索したフロールールのアクション情報を基に該パケットを送信し、タイマが満了すると、フロールールを削除する、負荷分散方法。
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