JP5990985B2 - 冷凍システムおよび冷凍システムにおける散水方法 - Google Patents

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本発明は、凝縮器に散水することにより、冷凍機の冷凍能力を高める冷凍システムおよび冷凍システムにおける散水方法に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、店内に冷蔵ショーケースが設置してあり、店外に冷凍機が設置してある。これら、冷蔵ショーケースと冷凍機とは冷凍サイクルを構成する。そして、冷凍機から冷蔵ショーケースに冷媒(液冷媒)を供給し、冷蔵ショーケースから冷凍機に冷媒(ガス冷媒)を回収する。冷凍機から冷蔵ショーケースに供給した冷媒は、冷蔵ショーケースに内蔵した蒸発器で蒸発し、冷蔵ショーケースの内部(庫内)を冷却する。このように、蒸発器で冷媒が蒸発すると、蒸発器のまわりを流れる空気に含まれる水蒸気が氷結し、霜となって蒸発器に付着する。蒸発器に付着した霜は、適宜のタイミングで行われる除霜運転により融解し、ドレン水(除霜水)となる。
ドレン水は、売り場床面に設けた排水設備により店外に排出されるが、売り場床面に排水設備を持たない小規模の店舗では、冷蔵ショーケースに付設した容器(ドレンタンク)に溜められ、時期をみてドレンタンクを排水設備まで運んで捨てている(たとえば、特許文献1参照)。
また、外気温度の上昇等により、冷凍機の冷凍負荷が大きくなった場合に、容器に溜められたドレン水を冷凍機を構成する凝縮器に散水し、冷凍機の冷凍能力を高める冷凍システムが知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2005−114217号公報 特開2001−50600号公報
ところで、除霜直後のドレン水の水温は夏期でも5°C前後であり、夏期の水道水の水温(21°C程度)に比べても十分に低く、ドレン水を凝縮器に散水すれば水道水を散水する場合よりも凝縮器を効率的に冷却することができ、冷凍機の冷凍能力を効率的に高めることができる。
しかしながら、上述した冷凍システムは、圧縮機の高圧側の圧力(吐出側の圧力)が設定値以上となった場合にドレン水を凝縮器に散水するので、除霜後のプルダウン運転(冷却運転)が予定される場合でも圧縮機の高圧側の圧力が設定値以上にならない限り、ドレン水を凝縮器に散水することはない。また、除霜により生じたドレン水が満水になった場合には、直後にプルダウン運転が予定されるにもかかわらず、排水することが求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、凝縮器を効率的に冷却することができ、冷凍機の冷凍能力を効率的に高めることができる冷凍システムおよび冷凍システムにおける散水方法を提供することを目的にする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、凝縮器を備えた冷凍機と、前記冷凍機から冷媒が供給される冷蔵ショーケースと、前記凝縮器に散水する散水機とにより構成された冷凍システムにおいて、前記冷蔵ショーケースを除霜運転した場合に生じるドレン水を溜める容器、前記除霜運転終了を検知した場合に、前記容器に溜めたドレン水を前記散水機に供給し、該散水機から前記凝縮器へと散水させる制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記冷蔵ショーケースが複数台設置され、前記冷凍機から複数台の冷蔵ショーケースに冷媒を供給する場合に、複数台の冷蔵ショーケースのうち、除霜運転を終了した一台の冷蔵ショーケースから前記散水機にドレン水を供給することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、一台の冷凍機に対して一台の散水機と複数台の冷蔵ショーケースを設置した系列を複数有し、一の系列から異なる系列にバイパス配管をつなぎ、一の系列に属する一台の冷蔵ショーケースから異なる一の系列の散水機にドレン水を供給することを特徴とする。
また、本発明は、冷蔵ショーケースを除霜運転した場合に生じるドレン水を容器に溜める工程と、前記除霜運転終了を検知した場合に、前記容器に溜めたドレン水を散水機に供給し、前記散水機から凝縮器に散水する工程とを備えたことを特徴とする。
本発明にかかる冷凍システムは、冷蔵ショーケースを除霜運転した場合に生じるドレン水を容器に溜めるとともに、除霜運転を終了した場合に容器に溜めたドレン水を散水機に供給するので、凝縮器を効率的に冷却することができ、冷凍機の冷凍能力を効率的に高めることができる。
また、本発明にかかる冷凍システムにおける散水方法は、冷蔵ショーケースを除霜運転した場合に生じるドレン水を容器に溜める工程と、除霜運転を終了した場合に容器に溜めたドレン水を散水機に供給し、散水機から凝縮器に散水する工程とを備えたので、凝縮器を効率的に冷却することができ、冷凍機の冷凍能力を効率的に高めることができる。
図1は、本発明の実施の形態1である冷凍システムを示す概念図である。 図2は、本発明の実施の形態2である冷凍システムにおいて、一台の冷蔵ショーケースが除霜を終了した場合の散水を説明する図である。 図3は、本発明の実施の形態2である冷凍システムにおいて、同時に二台の冷蔵ショーケースが除霜を終了した場合の散水を説明する図である。 図4は、本発明の実施の形態3である冷凍システムを示す概念図である。
以下に、本発明にかかる冷凍システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1である冷凍システムを示す概念図である。本発明の実施の形態1である冷凍システム10は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置される。本発明の実施の形態1である冷凍システムは、図1に示すように、冷蔵ショーケース20と冷凍機30とが1対1の関係にあり、店内に冷蔵ショーケース20が設置してあり、店外に冷凍機30が設置してある。これら冷蔵ショーケース20と冷凍機30とは冷凍サイクルを構成し、これらは統合コントローラ40によって統括的に制御される。
冷蔵ショーケース20は、前面が開口したオープン型の冷蔵ショーケースであって、商品を収納する庫内には、上下方向に複数段の棚21が設けてある。また、棚21の奥方には、通風ダクト22が設けてある。通風ダクト22は、庫内の空気を循環させるためのもので、庫内の空気は通風ダクト22を通り、庫内を循環する。また、通風ダクト22の内部には、蒸発器23が設けてある。蒸発器23は、冷凍機30から冷媒配管50を通り供給された冷媒を蒸発させるためのもので、これにより、蒸発器23のまわりを通過する空気が冷却される。
冷媒配管50の蒸発器側には、電磁開閉弁(図示せず)が設けてある。電磁開閉弁は、冷媒の供給を調整するためのもので、電磁開閉弁に接続されたコントローラ(図示せず)によって開閉制御される。コントローラには、電磁開閉弁のほか、庫内に設置した庫内温度センサ(図示せず)が接続してある。コントローラは、冷蔵ショーケース20の制御を司るもので、設定された庫内温度と庫内温度センサが計測した温度(庫内温度)とを比較し、電磁開閉弁を開閉制御するとともに、除霜時刻になると、電磁開閉弁を閉塞することにより、除霜運転を開始する。
また、棚21の下方には、ドレンパン24が設けてある。ドレンパン24は、除霜運転を開始することにより生じたドレン水(除霜水)を集めるためのもので、蒸発器23のまわりから融解したドレン水は、ドレンパン24に集められる。ドレンパン24の下方には、受け皿や水槽などの容器25が備えてあり、ドレンパン24に集められたドレン水は、ドレンパン24に接続されたホース241を通り、容器25に溜められる。容器25には、液面計26が設けてある。液面計26は、容器25に溜められたドレン水の液面を計測するためのもので、これにより、容器25に溜められたドレン水の容量が計測される。
冷凍機30は、冷蔵ショーケース20に高圧の液冷媒を供給するとともに、冷蔵ショーケース20から低圧のガス冷媒を回収するもので、本実施の形態では、圧縮機31、凝縮器32のほかにインバータ33および圧力センサ34を備えたインバータ冷凍機を用いる。インバータ冷凍機は、冷媒圧力が圧力設定値になるように制御するもので、圧力設定値を上げると、冷凍機30の冷凍能力と消費電力が減少する特性を有している。
統合コントローラ40は、冷蔵ショーケース20の運転情報(電磁開閉弁オン・オフ情報、庫内温度など)と冷凍機30の運転情報(圧縮機吸入圧力、圧縮機回転数など)とを収集して、制御アルゴリズムにしたがって冷凍機30を運転制御するもので、あらかじめ入力された設定値、現在時刻、制御パラメータ、運転スケジュールなどが記憶してある。
また、統合コントローラ40は、電磁弁監視・演算部、圧力設定値演算部、回転数指令演算部、散水判定部、散水機制御部を有しており、記憶してある設定値に基づいて制御する。
電磁弁監視・演算部は、冷蔵ショーケース20から出力された電磁開閉弁の運転信号を監視する部分であり、一定時間ごとの運転率を算出したり、オン状態継続時間を求めたりする。圧力設定値演算部は、電磁弁監視・演算部で求めた運転率やオン状態継続時間に基づいて冷凍機30が吸入すべき冷媒の圧力(設定圧力)を算出する部分であり、算出した冷媒の圧力が一定時間、設定圧力となる。回転数指令演算部は、圧縮機31の回転数を算出する部分であり、設定圧力と冷凍機30の圧力センサ34から得られた圧力との差分(偏差)に基づいて圧縮機31の回転数を求めインバータ33を制御する。
具体的には、冷蔵ショーケース20の冷却負荷と冷凍機30の冷凍能力とが一致するように制御する。たとえば、冷蔵ショーケース20の冷却負荷に対して冷凍機30の冷凍能力が不足する場合(ショーケース負荷>冷凍機能力)には、圧力設定値を下げて冷凍機30の冷凍能力を上げ、冷蔵ショーケース20の冷却負荷に対して冷凍機30の冷凍能力が過剰の場合(ショーケース負荷<冷凍機能力)には、圧力設定値を上げて冷凍機30の冷凍能力を下げる。
また、統合コントローラ40は、除霜機能、照明調光機能、警報出力機能、各種データ表示機能などを有し、冷凍システム10の統合的な制御を行う。
また、本発明の実施の形態1である冷凍システム10は、散水機60を備えている。散水機60は、冷凍機30を構成する凝縮器32に散水するためのもので、給水ポンプ61が容器25から汲み上げたドレン水がドレン配管62を通り散水機60に供給される。また、ドレン配管62には、バルブ63を介して水道管が接続してあり、散水する水がドレン水では不十分である場合などには水道水が散水機60に供給される。
散水機60および給水ポンプ61は、統合コントローラ40から送信された制御信号に基づいて制御され、散水機60および給水ポンプ61の運転情報は統合コントローラ40に送信される。散水機60は、コントローラ(図示せず)を備えており、統合コントローラ40(散水機制御部)からの制御信号を受けて散水を開始または停止する一方、その運転情報を統合コントローラ40(散水機制御部)に送信する。
上述した本発明の実施の形態1である冷凍システム10は、除霜時刻がくると、統合コントローラ40からの制御信号により、冷蔵ショーケース20が電磁開閉弁を閉塞し、冷蔵ショーケース20が除霜運転を開始する。これにより、冷蔵ショーケース20に冷媒を供給する必要がなくなり、冷凍機30も運転を停止する。
冷蔵ショーケース20が除霜運転を開始すると、冷蔵ショーケース20の蒸発器23に付着した霜が徐々に融解しドレン水となる。ドレン水は、ドレンパン24に集められ、容器25に溜められる。たとえば、冷媒の蒸発温度が−10°C程度に設定した冷蔵ショーケース20では、1時間に約5°Cのドレン水が2〜3リットル発生し、容器25に溜められる。
容器25に溜められたドレン水が満水になると、冷蔵ショーケース20からの制御信号により、統合コントローラ40は、給水ポンプ61と散水機60を稼働し、散水機60から凝縮器32にドレン水を散水させる。
また、冷蔵ショーケース20が除霜運転を終了すると、冷蔵ショーケース20からの制御信号により、統合コントローラ40が給水ポンプ61と散水機60を稼働し、散水機60から凝縮器32にドレン水を散水させる。
その後、統合コントローラ40は、冷蔵ショーケース20のプルダウン運転を開始する。これにより、冷凍機30が運転を再開するとともに、冷蔵ショーケース20が電磁開閉弁を開閉制御する。
そして、プルダウン運転の途中で容器25に溜められたドレン水がなくなったら、統合コントローラ40は給水ポンプ61を停止するとともにバルブ63を開き、水道水を散水機60に供給する。これにより、散水機60が凝縮器32に継続して散水する。
冷蔵ショーケース20のプルダウン運転が終了すると、統合コントローラ40は、給水ポンプ61と散水機60を停止し、冷蔵ショーケース20は、通常運転に移行する。
また、通常運転中に冷凍機30の冷凍負荷が増大した場合には、統合コントローラ40が給水ポンプ61と散水機60を稼働し、散水機60から凝縮器32にドレン水を散水させる。散水の途中でドレン水がなくなったら、給水ポンプ61を停止するとともにバルブ63を開き、水道水を散水機60に供給する。これにより、散水機60が凝縮器32に継続して散水する。
そして、冷凍機30の冷凍負荷が減少した場合には、統合コントローラ40が給水ポンプ61と散水機60を停止する。
上述した本発明の実施の形態1である冷凍システム10は、冷蔵ショーケース20がプルダウン運転を開始すると、統合コントローラ40が給水ポンプ61と散水機60を稼働し、散水機60から凝縮器32にドレン水を散水するので、凝縮器32を効率的に冷却できる。これにより、プルダウン運転により、冷凍機30の冷凍負荷が増大する場合であっても、冷凍機30の冷凍能力を効率的に高めることができる。
実施の形態2
図2および図3は、本発明の実施の形態2である冷凍システムを示す概念図である。本発明の実施の形態2である冷凍システムは、図2および図3に示すように、冷蔵ショーケース20と冷凍機30とが多(n)対1の関係にあり、店内に複数台の冷蔵ショーケース20が設置してあり、店外に冷凍機30が設置してある。これら複数台の冷蔵ショーケース20と冷凍機30とは冷凍サイクルを構成し、これらは統合コントローラ(図示せず)によって統括的に制御される。
なお、本発明の実施の形態2である冷凍システムは、冷蔵ショーケース20と冷凍機30とが多対1の関係にあり、統合コントローラが複数台の冷蔵ショーケース20を統括的に制御する点を除いて、上述した実施の形態1と共通するので、特徴的な点について説明し、共通する点については説明を省略する。
上述したように、本発明の実施の形態である冷凍システムは、冷蔵ショーケース20と冷凍機30とが多(n)対1の関係にあり、冷凍機30から同一系統に属する複数台の冷蔵ショーケース20(ケース11〜ケース13,ケース21〜ケース23)に冷媒(液冷媒)を供給するとともに、複数台の冷蔵ショーケース20から冷凍機30に冷媒(ガス冷媒)を回収する。
また、本発明の実施の形態2である冷凍システムは、一台の冷凍機30に対して一台の散水機60を備えており、同一系統に属する複数台の冷蔵ショーケース20のうち除霜が終了した一台の冷蔵ショーケース20から散水機60にドレン水を供給する。
同一系統に属する複数台の冷蔵ショーケース20(ケース11〜ケース13,ケース21〜ケース23)の除霜開始時刻、除霜時間、実施回数は、統合コントローラに記憶した運転スケジュールによって決まる。したがって、図2に示す例では、系統1に属する冷蔵ショーケース20(ケース11〜ケース13)のうち、除霜が終了した冷蔵ショーケース20(ケース12)から散水機60にドレン水を供給する。一方、図3に示すように、除霜が終了した冷蔵ショーケース20(ケース21,ケース23)が複数台存在する場合もある。この場合には、予め定めた規則にしたがって順番にドレン水を供給する。規則にはいろいろのものが想定されるが、散水する順番、散水時間など、任意に決めることができる。たとえば、散水する順番は冷蔵ショーケースのケース番号順、散水時間は設定した時間、あるいはドレン水がなくなるまで、に決めることができる。なお、規則にしたがって順番を待っているときに、容器が満水になった場合には、排水バルブを開き排水設備に排水する。
そして、一台の冷蔵ショーケース20(ケース21)から散水機60にドレン水を供給し、その冷蔵ショーケース20(ケース21)のドレン水がなくなった場合でも、引き続き散水が必要なときには、次の順番の冷蔵ショーケース20(ケース23)にドレン水があるか否かを確認し、ある場合にはその冷蔵ショーケース20(ケース23)から散水機60にドレン水を供給する。そして、同一系統に属する複数台の冷蔵ショーケース20(ケース21〜ケース23)のすべてにドレン水がない場合には、バルブ63を開放し、水道水を散水機60に供給する。
また、プルダウン運転中の冷蔵ショーケース20がない場合でも、冷凍機30の冷凍負荷が増大した場合には、冷蔵ショーケース20から散水機60にドレン水を供給し、散水機60から凝縮器に散水する。
実施の形態3
図4は、本発明の実施の形態3である冷凍システムを示す概念図である。本発明の実施の形態3である冷凍システムは、図4に示すように、複数の系統で構成され、一つの系統において、冷蔵ショーケース20と冷凍機30とは多(n)対1の関係にある。
本発明の実施の形態3である冷凍システムは、同一系統(系統1)に属する冷蔵ショーケース20(ケース11〜ケース13)のいずれにもドレン水が溜まっていない場合に、異なる系統(系統2)に属する冷蔵ショーケース20(ケース23)からドレン水を融通するものである。したがって、系統(系統1)と系統(系統2)とをつなぐバイパス配管67が設けてあり、これらをつなぐバルブ68,69を開閉制御することにより、異なる系統に属する冷蔵ショーケース20(ケース23)からドレン水を融通する。
散水する順番、散水時間は、予め定めた規則に従うことになるが、たとえば、散水する順番は、系統番号順、系統内ケース番号順、散水時間は設定した時間、あるいはドレン水がなくなるまで、に決めることができる。
そして、一台の冷蔵ショーケース20から散水機60にドレン水を供給し、その冷蔵ショーケース20のドレン水がなくなった場合でも、引き続き散水が必要なときには、次の順番の冷蔵ショーケース20にドレン水があるか否かを確認し、ある場合にはその冷蔵ショーケース20から散水機60にドレン水を供給する。そして、冷蔵ショーケースのすべてにドレン水がない場合には、バルブ63を開放し、水道水を散水機60に供給する。
また、異なる系統(系統1)に属する冷凍機30の凝縮器に給水している途中でその冷蔵ショーケース20(ケース23)が属する系統(系統2)の冷凍機30(冷凍機2)の冷凍負荷が増大した場合や、同一系統(系統2)に属する冷凍機30(冷凍機2)の冷凍負荷と異なる系統(系統1)に属する冷凍機30(系統1)の冷凍負荷が増大した場合は、予め設定した優先順位にしたがう。
優先順位は、いろいろと考えられるが、冷凍機30の冷凍負荷が大きい系統を優先する、底温度帯の冷蔵ショーケース20が多い系統を優先する、属する系統を優先する、など任意に設定可能である。そして、ドレン水を散水機60に供給できない場合には、バルブ63を開き水道水を供給する。
また、異なる系統にドレン水を供給するか否かを設定可能にし、異なる系統にドレン水を供給すると設定した場合だけドレン水を融通してもよい。異なる系統にドレン水を供給しないと設定した場合には、上述した実施の形態2である冷凍システムと同じ制御となる。
10 冷凍システム
20 冷蔵ショーケース
21 棚
22 通風ダクト
23 蒸発器
24 ドレンパン
241 ホース
25 容器
26 液面計
30 冷凍機
31 圧縮機
32 凝縮器
33 インバータ
34 圧力センサ
40 統合コントローラ
50 冷媒配管
60 散水機
61 給水ポンプ
62 ドレン配管
63 バルブ
67 バイパス配管
68,69 バルブ

Claims (5)

  1. 凝縮器を備えた冷凍機と、前記冷凍機から冷媒が供給される冷蔵ショーケースと、前記凝縮器に散水する散水機とにより構成された冷凍システムにおいて、
    前記冷蔵ショーケースを除霜運転した場合に生じるドレン水を溜める容器
    前記除霜運転終了を検知した場合に、前記容器に溜めたドレン水を前記散水機に供給し、該散水機から前記凝縮器へと散水させる制御手段とを備えることを特徴とする冷凍システム。
  2. 前記ドレン水を前記容器から前記散水機へと供給するドレン配管には、前記ドレン水とは異なる水を該ドレン配管に導入して前記散水機に供給するためのバルブが備えられ、
    前記制御手段は、前記容器に溜めたドレン水が不足した場合に前記バルブを切り替えて前記水を前記散水機へと供給し、該散水機から前記凝縮器へと散水させることを特徴とする請求項1に記載の冷凍システム。
  3. 前記冷蔵ショーケースが複数台設置され、前記冷凍機から複数台の冷蔵ショーケースに冷媒を供給する場合に、複数台の冷蔵ショーケースのうち、除霜運転を終了した一台の冷蔵ショーケースから前記散水機にドレン水を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍システム。
  4. 一台の冷凍機に対して一台の散水機と複数台の冷蔵ショーケースを設置した系列を複数有し、一の系列から異なる系列にバイパス配管をつなぎ、一の系列に属する一台の冷蔵ショーケースから異なる一の系列の散水機にドレン水を供給することを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍システム。
  5. 冷蔵ショーケースを除霜運転した場合に生じるドレン水を容器に溜める工程と、
    前記除霜運転終了を検知した場合に、前記容器に溜めたドレン水を散水機に供給し、前記散水機から凝縮器に散水する工程と
    を備えたことを特徴とする冷凍システムにおける散水方法。
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