JP5990139B2 - 実行制御装置及び実行制御方法 - Google Patents

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本発明は、マルチコア環境でプロセスをコアに割り当てる技術に関する。
複数のプロセスが共有するメモリ(以下「共有メモリ」という)を用いて、プロセス間の情報伝達をすることが一般的に行われている。共有メモリ上の情報の一貫性を保つために、共有メモリに書き込みを行う際は、共有メモリの占有権(セマフォ)を取得して他のプロセスからの書き込みをロックする。書き込みをロックされたプロセスは待ち行列に入れられて、先行プロセスがロックを解除した後に共有メモリの占有権を取得して書き込みを行う。
共有メモリを利用する装置の例として通信制御を行うSIPサーバがある。SIPサーバにおいては、SIPプロトコルの処理を行うプロトコル部と、プロトコル部から必要な情報を取得して呼処理を行うシナリオ部からなる構成が一般的である。プロトコル部は信号を受信すると、信号から呼情報を取得して共有メモリに書き込む。シナリオ部は、共有メモリから呼情報を取得し、宛先のルーチング処理やサービスの実施判定を行なって呼情報を処理した後で共有メモリに書き込むことによって、プロトコル部へ情報を伝達する。プロトコル部に比べてシナリオ部の処理負荷は重く、大量の呼処理を行うと、シナリオ部がボトルネックとなって遅延が生じる可能性がある。そのため、シナリオ部をマルチプロセス化して処理を多重化することが考えられる。
"セマフォ"、[online]、ウィキペディア、[平成25年7月10日検索]、インターネット〈 URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%A9〉 "Man page of SEMOP"、[online]、[平成25年7月10日検索]、インターネット〈 URL:http://linuxjm.sourceforge.jp/html/LDP_man-pages/man2/semop.2.html〉 "JSR-000116 SIP Servlet API - Final Release"、[online]、オラクル、[平成25年7月10日検索]、インターネット〈 URL:http://jcp.org/aboutJava/communityprocess/final/jsr116/index.html〉
しかしながら、SIPサーバのような遅延規定が厳格なリアルタイムシステムにおいて、共有メモリを利用し、マルチプロセス化したときに、以下の条件に合致する場合、処理遅延が生じる可能性がある。
・マルチコア環境上で動作している。
・3つ以上のプロセスが共有するメモリを用いて情報を伝達している。
・ある契機で優先度の高いプロセスが活性化する処理がある。
図8を用いて、上記の条件で処理遅延が発生するメカニズムについて説明する。図8の例では、1つのメモリを共有する3つのプロセス1,2,3がそれぞれコア1,2,3に割り当てられて実行されている状態である。
優先度の高いプロセスが活性化してコア1を占有すると(ステップS501)、コア1で実行されていたプロセス1は、OSの既存機能によって比較的空いているコア2に割り当てられる(ステップS502)。
コア3で実行されているプロセス3が共有メモリのセマフォを取得する(ステップS503)。
その後、コア2で実行されているプロセス2がセマフォを取得しようとするが(ステップS504)、共有メモリはプロセス3が占有しているため、プロセス2はセマフォ取得待ちのための待ち行列に入れられて(ステップS505)、コア2でプロセス1が実行される(ステップS506)。
プロセス3がセマフォを解放する(ステップS507)。
プロセス1がセマフォを取得しようとするが(ステップS508)、待ち行列にプロセス2が存在するので、プロセス1は待ち行列に入れられ(ステップS509)、待ち行列の先頭のプロセス2が取り出されてコア2で実行される(ステップS510)。
プロセス2がセマフォを取得し(ステップS511)、セマフォを解放した後もコア2で実行されるので(ステップS512)、プロセス1は実行されずに待ち行列に入れられたままとなる。
このとき、別のコア3で実行されるプロセス3がセマフォを取得しようとしても(ステップS513)、先に待ち行列に入っているプロセス1を優先するため、プロセス3も待ち行列に入れられる(ステップS514)。
結果として、プロセス2がコア2を解放してコア2でプロセス1が実行され(ステップS515)、プロセス1がセマフォを取得し(ステップS516)、セマフォを解放するまで(ステップS517)、他のプロセス3がセマフォを取得しようとしても待ち行列に入ってしまい、処理遅延が発生する。図8の区間Aでは、コア2以外で実行されるプロセスがセマフォを取得できれば処理を行えるものの、待ち行列にプロセス1が存在するため、共有メモリの占有者がないにもかかわらずセマフォを取得できない状態である。区間Aは、プロセス2が明示的にコア2を解放するか、プロセス2に割り当てられた最大割り当て時間が経過するまで続き、区間Aが長くなるという問題があった。
そのため、例えばSIPサーバにおいて、プロトコル部、シナリオ部よりも優先度の高いプロセス(OSやミドルウェアによるバックアップ処理など)が発生することで、共有メモリの排他ロックによる処理待ち時間が長大し、呼処理遅延が生じる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、複数のプロセスが共有するメモリを効率的に利用することを目的とする。
の本発明に係る実行制御装置は、複数のプロセスを並列に実行可能な複数の実行手段と、3つ以上のプロセスにより共有されるリソースと、前記リソースが利用可能となるのを待つ前記プロセスの待ち行列であるキューと、前記リソースの利用を終えたプロセスの実行を停止する制御手段と、を有することを特徴とする。
の本発明に係る実行制御方法は、複数のプロセスを並列に実行可能な複数の実行手段と、3つ以上のプロセスにより共有されるリソースと、前記リソースが利用可能となるのを待つ前記プロセスの待ち行列であるキューと、を備えた実行制御装置による実行制御方法であって、前記リソースの利用を終えたプロセスの実行を停止することを特徴とする。
本発明によれば、複数のプロセスが共有するメモリを効率的に利用することができる。
第1の実施の形態における実行制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態における実行制御装置の処理の流れを説明する図である。 第2の実施の形態における実行制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 第2の実施の形態における実行制御装置の処理の流れを説明する図である。 第3の実施の形態における実行制御装置の処理の流れを説明する図である。 第4の実施の形態における実行制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 第4の実施の形態における実行制御装置の処理の流れを説明する図である。 複数のプロセスを並列処理するマルチコア環境で共有メモリを用いた際に処理遅延が発生するメカニズムを説明する図である。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態における実行制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
図1に示す実行制御装置1は、複数の実行部11A,11B、排他対象メモリ12、キュー13、およびキュー変更部14を備える。
実行部11A,11Bは、例えばマルチコアプロセッサのコアそれぞれであり、割り当てられたプロセスを並列に実行する。
排他対象メモリ12は、複数のプロセスからアクセスされる記憶領域である。排他対象メモリ12に書き込むプロセスは、排他対象メモリ12の占有権(セマフォ)を取得する。セマフォを取得できなかったプロセスは排他対象メモリ12への書き込みが禁止される。
キュー13は、排他対象メモリ12のセマフォが取得できなかったプロセスの待ち行列である。セマフォが取得できなかったプロセスはキュー13に入れられて排他対象メモリ12が利用可能となるのを待つ。セマフォが取得できる状態になった場合に、キュー13の先頭のプロセスが割り当てられた実行部11A,11Bで実行できるときは、キュー13の先頭のプロセスが取り出されて割り当てられた実行部11A,11Bで実行される。
キュー変更部14は、キュー13に複数のプロセスが存在するときに、キュー13に入れられたプロセスの順序を実行部11A,11Bで実行されるまでの時間が短い順に変更する。具体的には、実行部11A,11Bにおいてプロセスに割り当てられる最大の時間を示す最大割り当て時間からその実行部11A,11Bで現在実行中のプロセスの実行時間を引いた時間を比較してプロセスの順序を並べ替える。実行部11A,11Bですぐに実行できるプロセスが存在する場合はそのプロセスがキュー13の先頭となる。
次に、第1の実施の形態における実行制御装置の動作について説明する。
図2は、第1の実施の形態における実行制御装置の処理の流れを説明する図であり、実行部11A,11Bで実行されているプロセス、排他対象メモリ12のセマフォを取得したプロセス、およびキュー13に入れられたプロセスを図示している。実行制御装置1では、排他対象メモリ12を利用する3つのプロセス1,2,3が実行されるものとする。
実行部11Bで実行されているプロセス3が排他対象メモリ12のセマフォを取得し、排他対象メモリ12の占有者はプロセス3となる(ステップS101)。
実行部11Aで実行されているプロセス2がセマフォを取得しようとするが(ステップS102)、排他対象メモリ12はプロセス3により使用されているので、プロセス2はキュー13へ入れられて(ステップS103)、実行部11Aでプロセス1が実行される(ステップS104)。
プロセス3がセマフォを解放し、排他対象メモリ12の占有者がいなくなる(ステップS105)。
プロセス1がセマフォを取得しようとするが(ステップS106)、キュー13にプロセス2が入れられているので、プロセス1はキュー13へ入れられ(ステップS107)、プロセス2がキュー13から取り出されて実行部11Aで実行されて(ステップS108)、プロセス2がセマフォを取得する(ステップS109)。
プロセス2がセマフォを解放し、排他対象メモリ12の占有者がいなくなる(ステップS110)。
プロセス3がセマフォを取得しようとするが(ステップS111)、キュー13にプロセス3が存在するので、プロセス3はキュー13へ入れられる(ステップS112)。このとき、キュー13の先頭のプロセス1は、まだ実行部11Aで実行できない。キュー13に複数のプロセスが存在するので、キュー変更部14はキュー13に入れられたプロセスを並べ替える(ステップS113)。プロセス3は実行部11Bですぐに実行できるので、キュー13の待ち行列はプロセス3、プロセス1の順序となる。
プロセス3がキュー13から取り出されて実行部11Bで実行されて(ステップS114)、プロセス3がセマフォを取得する(ステップS115)。
プロセス3がセマフォを解放すると(ステップS116)、実行部11Aで実行可能となったプロセス1がキュー13の先頭から取り出されて実行され(ステップS117)、プロセス1がセマフォを取得する(ステップS118)。
そして、プロセス1がセマフォを解放し、排他対象メモリ12の占有者がいなくなる(ステップS119)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、複数のプロセスがキュー13に存在するときに、キュー変更部14が、キュー13に入れられたプロセスの順序を次の実行部11A,11Bで実行されるまでの時間が短い順に並べ替えることにより、排他対象メモリ12のセマフォを早く取得できるプロセスから順にキュー13から取り出されるので、排他対象メモリ12を効率的に利用し、処理遅延を防止することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図3は、第2の実施の形態における実行制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
図3に示す実行制御装置1は、複数の実行部11A〜11D、排他対象メモリ12、キュー13、割当部15、およびプロセス情報蓄積部16を備える。第2の実施の形態の実行制御装置1は、第1の実施の形態の実行制御装置とは、キュー変更部14の代わりに割当部15、プロセス情報蓄積部16を備えた点で異なる。
割当部15は、システムの起動時及びプロセスを実行部11A〜11Dに割り当てる必要が生じた時に、割当先の実行部11A〜11Dに競合するプロセスが既に割り当てられているか否かを判定し、競合するプロセスが割り当てられていない実行部11A〜11Dにプロセスを割り当てる。
プロセス情報蓄積部16は、排他対象メモリ12を共有し、競合するプロセスの情報(例えばプロセスを識別する情報)を予め保持する。割当部15は、プロセス情報蓄積部16を参照してプロセスが競合するものであるか否を判定する。
次に、第2の実施の形態における実行制御装置の動作について説明する。
図4は、第2の実施の形態における実行制御装置の処理の流れを説明する図である。同図に示すプロセス1,2,3は、いずれも排他対象メモリ12を共有し、競合するプロセスである。実行部11Aにプロセス1、実行部11Bにプロセス2、実行部11Dにプロセス3が割り当てられているとする。
優先プロセスが実行部11Aで実行されると(ステップS201)、割当部15は、プロセス情報蓄積部16を参照し、実行部11Aで実行されていたプロセス1を他の競合するプロセス2,3が割り当てられていない実行部11Cに割り当てる(ステップS202)。
実行部11Dで実行されているプロセス3が排他対象メモリ12のセマフォを取得し、排他対象メモリ12の占有者はプロセス3となる(ステップS203)。
実行部11Bで実行されているプロセス2がセマフォを取得しようとするが(ステップS204)、排他対象メモリ12はプロセス3により使用されているので、プロセス2はキュー13へ入れられる(ステップS205)。
プロセス1がセマフォを取得しようとするが(ステップS206)、排他対象メモリ12はプロセス3により使用されているので、プロセス1はキュー13へ入れられる(ステップS207)。
プロセス3がセマフォを解放すると(ステップS208)、キュー13の先頭のプロセス2が取り出されて実行部11Bで実行され(ステップS209)、プロセス2がセマフォを取得する(ステップS210)。
プロセス2がセマフォを解放すると(ステップS211)、キュー13の先頭のプロセス1が取り出されて実行部11Cで実行され(ステップS212)、プロセス1がセマフォを取得する(ステップS213)。
そして、プロセス1がセマフォを解放し、排他対象メモリ12の占有者がいなくなる(ステップS214)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、割当部15が他の競合するプロセスが割り当てられていない実行部11A〜11Dにプロセスを割り当てることで、キュー13の先頭のプロセスは、セマフォが取得できる状態になったときにすぐ実行できるので、排他対象メモリ12を効率的に利用し、処理遅延を防止するもことが可能となる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態における実行制御装置の構成は、第2の実施の形態における実行制御装置と同じであるので図は省略する。
第3の実施の形態では、割当部15は、システムの起動時及びプロセスを実行部11A〜11Dに割り当てる必要が生じた時に、割当先の実行部11A〜11Dに競合するプロセスが既に割り当てられているか否かを判定し、競合するプロセスが割り当てられている実行部11A〜11Dにプロセスを割り当てる。つまり、競合するプロセスはすべて同じ実行部11A〜11Dに割り当てられる。
次に、第3の実施の形態における実行制御装置の動作について説明する。
図5は、第3の実施の形態における実行制御装置の処理の流れを説明する図である。同図に示すプロセス1,2,3は、いずれも排他対象メモリ12を共有し、競合するプロセスである。プロセス1,2,3のいずれも実行部11Aに割り当てられる。
プロセス2が排他対象メモリ12のセマフォを取得し、排他対象メモリ12の占有者はプロセス2となる(ステップS301)。プロセス2がセマフォを解放し、排他対象メモリ12の占有者がいなくなる(ステップS302)。
プロセス1がセマフォを取得し、排他対象メモリ12の占有者はプロセス1となる(ステップS303)。プロセス1がセマフォを解放し、排他対象メモリ12の占有者がいなくなる(ステップS304)。
プロセス3がセマフォを取得し、排他対象メモリ12の占有者はプロセス3となる(ステップS305)。プロセス3がセマフォを解放し、排他対象メモリ12の占有者がいなくなる(ステップS306)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、排他対象メモリ12を共有する全てのプロセスが同じ実行部11A〜11Dに割り当てられるので、キュー13の先頭のプロセスが実行されずに、セマフォを取得しようとするプロセスがキュー13に入ってしまう競合の発生を防ぐことができる。そのため、他の実行部11A〜11Dの利用効率が向上し、特に利用できる実行部11A〜11Dの数が少ない場合に効力を発揮する。
[第4の実施の形態]
図6は、第4の実施の形態における実行制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
図6に示す実行制御装置1は、複数の実行部11A,11B、排他対象メモリ12、キュー13、および制御部17を備える。第4の実施の形態の実行制御装置1は、第1の実施の形態の実行制御装置とは、キュー変更部14の代わりに制御部17を備えた点で異なる。
制御部17は、プロセスがセマフォを解放した後に、そのプロセスのCPU時間を解放してプロセスの実行を停止し、別のプロセスを実行させる。
次に、第4の実施の形態における実行制御装置の動作について説明する。
図7は、第4の実施の形態における実行制御装置の処理の流れを説明する図である。
実行部11Bで実行されているプロセス3が排他対象メモリ12のセマフォを取得し、排他対象メモリ12の占有者はプロセス3となる(ステップS401)。
実行部11Aで実行されているプロセス2がセマフォを取得しようとするが(ステップS402)、排他対象メモリ12はプロセス3により使用されているので、プロセス2はキュー13へ入れられて(ステップS403)、実行部11Aではプロセス1が実行される(ステップS404)。
プロセス3がセマフォを解放すると(ステップS405)、制御部17がプロセス3のCPU時間を解放する(ステップS406)。実行部11Bにはプロセス3のみ割り当てられているので、実行部11Bではプロセス3が再び実行される。
プロセス1がセマフォを取得しようとするが(ステップS407)、キュー13にプロセス2が入れられているので、プロセス1はキュー13へ入れられ(ステップS408)、プロセス2がキュー13から取り出されて実行部11Aで実行されて(ステップS409)、プロセス2がセマフォを取得する(ステップS410)。
プロセス2がセマフォを解放すると(ステップS411)、制御部17がプロセス2のCPU時間を解放し、プロセス2は待機中となる(ステップS412)。プロセス1がキュー13から取り出されて実行部11Aで実行されて(ステップS413)、プロセス1がセマフォを取得する(ステップS414)。
プロセス1がセマフォを解放すると(ステップS415)、制御部17がプロセス1のCPU時間を解放し、プロセス1は待機中となる(ステップS416)。待機中のプロセス2が実行部11Aで実行される(ステップS417)。
その後、プロセス3がセマフォを取得する(ステップS418)。
プロセス3がセマフォを解放すると(ステップS419)、制御部17がプロセス3のCPU時間を解放する(ステップS420)。実行部11Bにはプロセス3のみ割り当てられているので、実行部11Bではプロセス3が再び実行される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、制御部17が、プロセスがセマフォを解放した後すぐにそのプロセスの実行を停止させることで、キュー13で待つプロセスがすぐに実行されてセマフォを取得できるので、排他対象メモリ12を効率的に利用し、処理遅延を防止するもことが可能となる。
1…実行制御装置
11A〜11D…実行部
12…排他対象メモリ
13…キュー
14…キュー変更部
15…割当部
16…プロセス情報蓄積部
17…制御部

Claims (2)

  1. 複数のプロセスを並列に実行可能な複数の実行手段と、
    3つ以上のプロセスにより共有されるリソースと、
    前記リソースが利用可能となるのを待つ前記プロセスの待ち行列であるキューと、
    前記リソースの利用を終えたプロセスの実行を停止する制御手段と、
    を有することを特徴とする実行制御装置。
  2. 複数のプロセスを並列に実行可能な複数の実行手段と、3つ以上のプロセスにより共有されるリソースと、前記リソースが利用可能となるのを待つ前記プロセスの待ち行列であるキューと、を備えた実行制御装置による実行制御方法であって、
    前記リソースの利用を終えたプロセスの実行を停止することを特徴とする実行制御方法。
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