JP5985780B2 - 屋内測位データとアプリケーションとをセキュアに配送するための方法 - Google Patents

Description

[0001]本開示の諸態様は、ネットワーク化されたコンピューティング技術とロケーションサービスとに関する。具体的には、本開示の諸態様は、ドアアクセス制御ポイントに関連して近距離無線通信（ＮＦＣ）を使用してセキュア測位データを提供するシステムと、方法と、装置と、コンピュータ可読媒体とに関する。

[0002]多数のロケーションが、ロケーションアクセスシステムによって保護される。そのようなシステムは、しばしば、セキュアロケーションへのセキュアアクセスを提供するために、近距離無線通信モジュールを有するキーカードまたはバッジを使用する。スマートフォンの一部としての近距離無線通信モジュールの一体化は、電話が、セキュアロケーションへのアクセスを可能にするためのバッジとして機能することと、ユーザがセキュアロケーション内にいる間に限ってセキュアロケーションアシスタンスとマップとを提供することとを可能にし得る。

[0003]さらに、モバイルデバイスとモバイルデバイスのユーザとのロケーションに関する情報を出力する能力を有するモバイル電子デバイスは、関連するネットワークベースの測位システムと一緒に、今日の社会においてますます広まりつつある。たとえば、人々は、無数のロケーションからワイヤレスにデータを送り、受信するのに、セルラー電話、スマートフォン、携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ページャ、タブレットコンピュータ、および他のそのようなデバイスを使用する。ワイヤレス通信技術の進歩は、ワイヤレスネットワークとモバイルデバイスとの間の相互作用を介して作成されるロケーション情報を作成し、使用するためのネットワークの使用に役立ってきた。ロケーションアシスタンスサービスは、モバイルデバイスユーザにアシスタンスを提供するのに、そのような情報を使用することができ得る。そのようなサービスからのロケーションアシスタンスデータは、しばしば、公共エリアおよび全般的なマップロケーションについて入手可能であるが、建物内でのアシスタンスは、しばしば、入手可能ではない。ある種の場合に、情報は、屋内ロケーションに関連するセキュリティの懸念に起因して入手可能でない場合がある。

[0004]本明細書では、ドアアクセス制御ポイントに関連してＮＦＣを使用してセキュア測位データを提供するためのシステムと、方法と、装置と、コンピュータ可読媒体とに関する様々な実施形態が説明される。１つの潜在的な実施形態は、モバイルデバイスの近距離無線通信モジュールを使用して、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと通信することと、モバイルデバイスで、ロケーションアクセスシステム情報を使用して、ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可することと、モバイルデバイスで、モバイルデバイスでセキュアロケーションに関するロケーションアシスタンスを提供するためにローカルセキュアナビゲーションモジュールとともに使用される、モバイルデバイスに関連する認証レベルに基づくロケーションアシスタンスデータを受信することと、少なくともロケーションアシスタンスデータとドアアクセス制御ポイントとの通信とを使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡することとを備える方法である。そのような方法のさらなる実施形態は、モバイルデバイスで、ロケーションアクセスシステムに関連する識別とモバイルデバイスに関連する認証レベルとを受信することをも含み得る。

[0005]そのような方法の追加の実施形態は、認証レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信することが、認証レベルと一致する詳細のレベルを有するマップを受信することを備え、ここにおいて、より高い認証レベルが、詳細のより高いレベルに関連する場合に、機能し得る。

[0006]そのような方法の追加の実施形態は、モバイルデバイスの近距離無線通信モジュールを使用して、セキュアロケーションの第１のドアを開くために、第１のドアに関連するドアアクセス制御ポイントに識別を通信することをも含み得る。そのような方法の追加の実施形態は、モバイルデバイスの近距離無線通信モジュールを使用して、セキュアロケーションの第２のドアを開くことを要求するために、第２のドアに関連する第２のドアアクセス制御ポイントに識別を通信することと、第２のドアの背後のエリアへのアクセスが不十分な認可レベルに起因して拒否されることの表示を受信することとをも含み得る。そのような方法の追加の実施形態は、ロケーションアクセスシステムを使用して、セキュアロケーション内のモバイルデバイスの移動経路を追跡することをも含み得る。

[0007]そのような方法の追加の実施形態は、モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定することと、モバイルデバイスがセキュアロケーションの外部にあることの決定に応答して、ローカルセキュアナビゲーションモジュールとロケーションアシスタンスデータとをモバイルデバイスから自動的に削除することとをも含み得る。

[0008]そのような方法の追加の実施形態は、モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定することが、セキュアエリアから出る要求を出口ドアアクセス制御ポイントと通信することを備える場合に、機能し得る。

[0009]そのような方法の追加の実施形態は、モバイルデバイスの近距離無線通信モジュールを使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信することと、第２のドアアクセス制御ポイントとの通信に応答して、ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信することとをも含み得る。

[0010]そのような方法の追加の実施形態は、更新されたロケーションアシスタンス情報を受信することが、第２のエリアに関する第２のマップ情報を受信することと、ロケーションアシスタンスデータの一部として受信された第１のエリアに関する第１のマップ情報を削除することとを備える場合に、機能し得る。そのような方法の追加の実施形態は、ロケーションアクセスシステム情報が、ロケーションシステムサーバのインターネットプロトコルアドレスを備え、モバイルデバイスでロケーションアシスタンスデータを受信することが、ワイヤレスネットワークアクセスポイントを介してロケーションアクセスサーバと通信することを備える場合に、機能し得る。そのような方法の追加の実施形態は、少なくともロケーションアシスタンスデータとドアアクセス制御ポイントとの通信とを使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡することが、モバイルデバイスのロケーションを追跡するために、複数のワイヤレスネットワークアクセスポイントからのネットワーク支援された測位情報とともにドアアクセス制御ポイントの既知のロケーションを使用することを備える場合に、機能し得る。そのような方法の追加の実施形態は、少なくともロケーションアシスタンスデータとドアアクセス制御ポイントとの通信とを使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡することが、モバイルデバイスのロケーションを追跡するために、モバイルデバイス内の加速度計からの加速度計データとともにドアアクセス制御ポイントの既知のロケーションとマップ情報とを使用することを備える場合に、機能し得る。

[0011]代替実施形態は、デバイスとして実施され得る。そのようなデバイスの一実施態様は、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと近距離無線通信するための手段と、ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可するための手段と、モバイルデバイスでセキュアロケーションに関するロケーションアシスタンスを提供するためにローカルセキュアナビゲーションモジュールとともに使用される、認証レベルに基づくロケーションアシスタンスデータを受信するための手段と、少なくともロケーションアシスタンスデータとドアアクセス制御ポイントとの通信とを使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡するための手段とを備え得る。

[0012]そのようなデバイスの追加の実施形態は、モバイルデバイスで、ロケーションアクセスシステムに関連する識別とモバイルデバイスに関連する認証レベルとを受信するための手段を含み得る。そのようなデバイスの追加の実施形態は、モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定するための手段と、モバイルデバイスがセキュアロケーションの外部にあることの決定に応答して、ローカルセキュアナビゲーションモジュールとロケーションアシスタンスデータとをモバイルデバイスから自動的に削除するための手段とを含み得る。

[0013]さらに別の代替実施形態は、プロセッサによって実行された時に、デバイスに、モバイルデバイスの近距離無線通信モジュールを使用して、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと通信させ、ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可させ、モバイルデバイスで、モバイルデバイスでセキュアロケーションに関するロケーションアシスタンスを提供するためにローカルセキュアナビゲーションモジュールとともに使用される、モバイルデバイスの認証レベルに基づくロケーションアシスタンスデータを受信させ、少なくともロケーションアシスタンスデータとドアアクセス制御ポイントとの通信とを使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡させるコンピュータ可読命令を備える非一時的コンピュータ可読命令媒体とされ得る。追加のそのような実施形態では、非一時的コンピュータ可読命令媒体は、方法が、モバイルデバイスの近距離無線通信モジュールを使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信することと、第２のドアアクセス制御ポイントとの通信に応答して、ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信することとをさらに備える場合に機能し得る。

[0014]そのような非一時的コンピュータ可読命令媒体のさらなる実施形態は、更新されたロケーションアシスタンス情報が、ローカルセキュアナビゲーションモジュールのマップディスプレイのためのロケーション曖昧性除去を提供する第２のドアアクセス制御ポイントのロケーションを備える場合に機能し得る。

[0015]別の実施形態は、メモリと、メモリに結合された近距離無線通信（ＮＦＣ）トランシーバと、メモリとＮＦＣトランシーバとに結合され、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにＮＦＣトランシーバを介してドアアクセス制御ポイントと通信し、ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可し、モバイルデバイスでセキュアロケーションに関するロケーションアシスタンスを提供するためにローカルセキュアナビゲーションモジュールとともに使用される、認証レベルに基づくロケーションアシスタンスデータを受信し、少なくともロケーションアシスタンスデータとドアアクセス制御ポイントとの通信とを使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡するように構成されたプロセッサとを備えるモバイルデバイスとされ得る。

[0016]追加のそのような実施形態は、プロセッサに結合されたワイヤレストランシーバをさらに含み得、プロセッサは、ワイヤレストランシーバを介してロケーションアシスタンスを受信し、ワイヤレストランシーバを使用して行われるネットワーク支援されたロケーション測定を介してモバイルデバイスのロケーションを追跡するようにさらに構成される。そのようなモバイルデバイスの追加の実施形態は、ネットワーク支援されたロケーション測定が、ロケーションアクセスシステムの少なくとも１つのワイヤレスネットワークアクセスポイントを用いるラウンドトリップタイム測定（round trip time measurements）を備える場合に機能し得る。

[0017]追加の実施形態は、モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定することが、セキュアエリアから出る要求を出口ドアアクセス制御ポイントと通信することを備える場合に機能し得る。

[0018]さらなる実施形態は、近距離無線通信モジュールを使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信するための手段と、第２のドアアクセス制御ポイントとの通信に応答して、ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信するための手段とをさらに含み得る。

[0019]さらなる実施形態は、ドアアクセス制御ポイントのロケーションを識別し、ドアアクセス制御ポイントのロケーションをモバイルデバイスに関連付けるための手段をさらに含み得る。さらなる実施形態は、モバイルデバイス能力のセットをロケーションアクセスシステムに通信するための手段をさらに含み得る。さらなる実施形態は、モバイルデバイスのロケーションの相対変化を追跡するための手段をさらに含み得る。

[0020]さらなる実施形態は、モバイルデバイス内のプロセッサによって実行された時に、モバイルデバイスに、近距離無線通信モジュールを使用して、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと通信させ、ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可させ、モバイルデバイスの認証レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信させ、ここにおいて、ロケーションアシスタンスデータは、モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、少なくともロケーションアシスタンスデータとドアアクセス制御ポイントとの通信とを使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡させるコンピュータ可読命令をさらに含み得る。さらなる実施形態は、モバイルデバイス機能性のセットをロケーションアクセスシステムに通信する命令と、モバイルデバイス機能性のセットの一部としてロケーションアクセスシステムに通信されたモバイルデバイスの機能性を使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡する命令とをさらに備える、非一時的コンピュータ可読命令媒体をさらに含み得る。

[0021]さらなる実施形態は、モバイルデバイスが認可されないロケーション内にあることを識別し、ロケーションアクセスシステムに警告を通信するようにさらに機能し得る。さらなる実施形態は、ローカルセキュアナビゲーションモジュールのマップ内のドアアクセス制御ポイントのロケーションを識別するようにさらに機能し得る。さらなる実施形態は、加速度計データを使用してモバイルデバイスの相対運動を追跡し、加速度計データを使用してローカルセキュアナビゲーションモジュールのマップ上のモバイルデバイスポジションを更新するようにさらに機能し得る。

[0022]追加の実施形態は、ネットワーク支援されたロケーション測定が、ロケーションアクセスシステムの少なくとも１つのワイヤレスネットワークアクセスポイントを用いるラウンドトリップタイム測定を備える場合に機能し得、モバイルデバイスは、ロケーションアシスタンスを受信する前に、ロケーションアクセスシステムにラウンドトリップタイム能力を通信する。

[0023]追加の実施形態は、少なくともロケーションアシスタンスデータとドアアクセス制御ポイントとの通信とを使用してモバイルデバイスのロケーションを追跡することが、モバイルデバイスの単一の測位測定を行うことを備える場合に機能し得る。追加の実施形態は、モバイルデバイスの単一の測位測定が、ポジション情報のユーザ要求に応答して行われる場合に機能し得る。

[0024]様々な特定の実施形態が説明されるが、当業者は、様々な実施形態の要素、ステップ、およびコンポーネントが、この説明の範囲内に留まりながら代替の構造で配置され得ることを理解する。また、追加の実施形態は、本明細書の説明を考慮すれば明白であり、したがって、この説明は、具体的に説明される実施形態だけに言及するのではなく、本明細書で説明される機能または構造が可能なすべての実施形態に言及している。

[0025]様々な実施形態の性質および利点のさらなる理解が、以下の図面を参照することによって実現され得る。添付図面では、同様のコンポーネントまたは特徴が、同一の符号を有する場合がある。さらに、同一タイプの様々なコンポーネントは、符号に、ダッシュと同様のコンポーネントの間で区別する第２のラベルとを続けることによって区別され得る。第１の符号だけが本明細書で使用される場合には、その説明は、第２の符号にかかわらず、同一の第１の符号を有する同様のコンポーネントのいずれにも適用可能である。

[0026]１つの潜在的な実施形態を示すシステム図。 [0027]１つの潜在的な実施形態による方法を示す図。 [0028]潜在的な実施形態と共に使用するためのモバイルデバイスの１つの潜在的な例を示す図。 [0029]１つの潜在的な実施形態による方法を示す図。 [0030]１つの潜在的な実施形態による方法を示す図。 [0031]１つの潜在的な実施形態による方法を示す図。 [0032]ある種の実施形態によるコンピュータデバイスの１つの潜在的な実施態様を示す図。 [0033]ある種の実施形態によるネットワーク化されたコンピュータシステムの１つの潜在的な実施態様を示す図。

[0034]本明細書で開示される実施形態は、電子デバイスのポジションと移動とを決定するためのデバイス追跡に関連してロケーションアクセスサービスを提供するためのシステムに関する。

[0035]たとえば、１つの潜在的な実施形態では、携帯電話を有するユーザは、受付エリアに入り、そのユーザがセキュアロケーション内にいることが期待されることを示す識別を提供し得る。ユーザは、セキュアロケーションに入るための認可を受け取るために、アクセスシステムの一部に対して、近距離無線通信機能性を有する電話にタグ付けすることができる。次いで、ユーザは、そのユーザに関連するアクセスレベルに基づいてセキュアロケーション内でロケーションアシスタンスを提供するアプリケーションのダウンロードと動作とを承認することができ得る。これは、アプリケーションが取り出され得るサーバコンピュータのロケーションに関する情報ならびに携帯電話の識別子を受信することを含み得る。

[0036]次いで、携帯電話は、ネットワークへのワイヤレス接続を使用してサーバに要求を送る。この通信は、モバイルデバイスの認証レベルを示す識別子とともに送られ得る。次いで、サーバは、ユーザの認証レベルに基づくアシスタンスデータと一緒に、アプリケーションを携帯電話に送る。たとえば、認証レベルに基づいて、アシスタンスデータは、セキュアロケーションのある部分の詳細を提供するが、セキュアロケーションの別の部分の詳細は提供しないものとされ得る。さらに、ユーザが、ある種のラベルおよび詳細を受信することを認可されない場合には、これらの詳細は、ユーザに公表されないものとされ得る。このアシスタンスデータは、ユーザが戸口で電話にタグ付けし、ユーザが入ることを許可されるドアを開くことを可能にすることもでき得る。

[0037]モバイルデバイスの識別された現在のロケーションに基づいてマップを正しい方向に置くことなど、追加のサービスが提供され得る。アプリケーションは、ユーザロケーションを追跡することもでき得、したがって、適当なエリア内のユーザに指示し得、ユーザが認可されないエリアに入る場合に、ユーザまたはロケーションアクセスシステムの態様に警告し得る。本明細書で説明されるように、デバイスのポジションを決定するプロセスは、デバイスに関する追跡とナビゲーションとの一部と考えられる。アプリケーションは、ユーザが飲料ロケーションまたは浴室などのロケーションを検索することを可能にすること、およびユーザがセキュアロケーションを通って選択された目的地に移動する時に道順を提供することなど、追加のナビゲーションおよび測位機能性を提供し得る。これは、たとえば、ゲストのロケーションが追跡されるので、ある種のセキュアロケーションが、ホストがゲストと一緒にいることを要求する必要を置換し得る。

[0038]さらに、ある種の実施形態は、データに関する追加のセキュリティを提供することができ得る。上の例を続けると、システムが、マップとロケーション情報とが公に入手可能にされるのを防ぐように設計される場合には、その情報が低セキュリティユーザに提供される場合であっても、システムは、より高いデータとロケーションとのセキュリティのために、アプリケーションとデータとを自動的に削除し得る。携帯電話は、セキュアロケーション出口のドアでタグとして使用され得る。ロケーションは、グローバル測位または他のロケーション決定測定を介して、さらに追跡され得る。ユーザがセキュアロケーションから離れたとシステムが決定する時に、アプリケーションおよびすべての関連するロケーションデータは、自動的に削除され得る。そのような自動的な削除は、アプリケーションの初期インストールの一部として要求され得る。したがって、ユーザが、セキュアロケーションから離れる時に、セキュアロケーションの内部のマップおよび他のロケーション情報のセキュリティは、データが削除されるので保護される。

[0039]図１は、屋内測位のデータとアプリケーションとのセキュア配送のためのシステムの１つの潜在的な実施形態を示す。図１のシステム１００は、ロケーションアクセスサーバ１３０と、モバイルデバイス１１０と、ネットワークアクセスポイント１２０と、ドアアクセス制御ポイント１３４とを含む。ドアアクセス制御ポイント１３４は、ドア１３６を開閉するためにセキュリティシステムを制御し得る。ロケーションアクセスサーバ１３０は、ドアアクセス制御ポイント１３４がドア１３６へのアクセスを制御することによってセキュリティを提供することを可能にする機構とバックグラウンドシステムとを制御し得る。ロケーションアクセスサーバ１３０は、マップと道順データとをセキュアに表示するためのソフトウェアに関連して、マップデータと、道順データと、セキュリティメッセージングと、セキュリティ識別子とをモバイルデバイスにさらに提供し得る。

[0040]システム１００の一部として、モバイルデバイス１１０は、近距離無線通信（ＮＦＣ）リンク１１２を使用してドアアクセス制御ポイント１３４と通信し得る。そのようなリンクは、任意のＮＦＣ通信フォーマットを使用し得る。ＮＦＣ標準規格は、通信プロトコルとデータ交換フォーマットとを包含し、既存の無線周波数識別（ＲＦＩＤ）標準規格に基づく。ＮＦＣは、エンドポイントの間の２方向通信を可能にすることによってＲＦＩＤシステムの上に築かれ、したがって、ＮＦＣリンク１１２などの２方向の両方向ＲＦＩＤスタイル通信リンクを可能にするために、電話などのモバイル電子デバイスが一体化されたハードウェアシステムとしてＮＦＣを有することを可能にし得る。そのようなリンクは、モバイルデバイス１１０を、ＲＦＩＤタグまたはＲＦＩＤリーダとして働かせ得る。ＮＦＣ対応スマートフォンを有する携帯電話ユーザは、そのようなデバイスを、セキュリティチェックでのタグとしてとショートメッセージを得るためのリーダとしてとの両方で、物理アクセスカードとして使用する。そのようなメッセージは、本願全体で詳細に説明されるように、モバイル電子デバイスで様々な機能性をトリガするのに使用され得る。たとえば、１つのトリガは、モバイル電子デバイス上でソフトウェアとして走行し得るローカルセキュアナビゲーションおよび測位モジュールのダウンロードと実行と自動的削除とを要求するためのトリガとされ得る。別のトリガは、セキュアナビゲーションおよび測位モジュール動作の一部としてロケーションアシスタンス情報を更新するための別々のトリガとされ得る。様々な他のトリガが、異なる実施形態で使用され得ることは、当業者に明白である。

[0041]ＮＦＣリンク１１２は、短距離に制限され得る近距離無線通信用であるが、ワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）リンク１１４は、はるかにより広い面積をカバーし得、モバイルデバイス１１０が本質的にワイヤレスデバイスと別のネットワークとの間の中継点として働くネットワークアクセスポイント１２０を介してより広いネットワークと通信することを可能にし得る。ある種の実施形態では、ネットワークアクセスポイントは、ロケーションアクセスサーバ１３０との通信を可能にすることに制限され得る。他の実施形態では、ネットワークアクセスポイント１２０は、広域ネットワークまたはより幅広くインターネットへの接続とされ得る。したがって、リンク１２２は、ローカルネットワーク接続、広域ネットワーク接続、またはリモートに配置されたサーバへのインターネットを介するリンクのいずれかとされ得る。

[0042]したがって、ロケーションアクセスサーバ１３０は、そのアクセスが制御される物理ロケーションの近くにローカルに位置決めされ得、あるいは、ロケーションアクセスサーバ１３０は、リモートに配置され得る。同様に、リンク１３２は、ロケーションアクセスサーバ１３０がドアアクセス制御ポイント１３４と通信することを可能にするためのネットワーク接続とされ得る。代替実施形態では、ドアアクセス制御ポイント１３４は、ロケーションアクセスサーバ１３０に結合され得るのではなく、単純に、ロケーションアクセスサーバ１３０にどのようにアクセスすべきかに関する情報をモバイルデバイス１１０に提供し得る。

[0043]したがって、ある種の実施形態では、ロケーションアクセスサーバ１３０は、モバイルデバイス１１０に提供されるロケーションアシスタンス指示情報を制御することと、ドアアクセス制御ポイント１３４などのドアアクセス制御ポイントを管理することによってロケーションアクセスを制御することとの両方が可能である。代替実施形態では、この機能性は、異なるサーバコンピュータが異なるタスクを処理するように、分割され得る。さらなる代替実施形態では、ドアアクセス制御ポイントは、ドアアクセスを制御するために独立に動作するための命令を含むコンピューティングデバイスを含み得る。

[0044]図２は、図１の実施形態システム１００に従ってセキュアロケーションデータを提供するための１つの潜在的な実施形態について説明するものである。そのような方法は、図１の文脈で説明されるが、代替のシステムおよび構造が、様々な実施形態に従ってそのような方法を実施し得ることを理解されたい。

[0045]図２によって示されるように、Ｓ２０２では、モバイルデバイス１１０などのモバイルデバイスの近距離無線通信モジュールは、セキュアロケーションに入るための認可に関するロケーションアクセスシステム情報を受信するために、ドアアクセス制御ポイント１３４と通信し得る。そのような通信は、ドア１３６を開くようにドアアクセス制御ポイント１３４に要求するために、識別する情報の一方向通信によって開始され得る。ドアアクセス制御ポイント１３４は、ドアを開くべきか否かを決定するために、ロケーションアクセスサーバ１３０と通信することができる。代替案では、ドアアクセス制御ポイント１３４は、開くべきか否かを独立に決定するための回路網を含み得る。Ｓ２０２の通信のさらなる部分として、ドアアクセス制御ポイント１３４は、ロケーションアクセスシステム情報をモバイルデバイス１１０に通信し得る。そのような情報は、インターネットプロトコル（ＩＰ）アドレス、ウェブアドレス、ｕｎｉｆｏｒｍ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｌｏｃａｔｏｒ（ＵＲＬ）、またはモバイルデバイス１１０をロケーションアクセスサーバ１３０に向ける、ある他の手段を含み得る。代替実施形態では、ロケーションアクセスシステム情報は、小さい実行可能プログラムとされ得る。

[0046]次いで、Ｓ２０４では、モバイルデバイス１１０は、ロケーションナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可し得る。そのような認可は、モバイルデバイス１１０のウェブブラウザからのプロンプトを備え得、あるいは、ＮＦＣを介して受信される小さい実行可能プログラムからの実行制御メッセージとされ得る。そのような認可は、リアルタイムのユーザ入力応答によって承認され得、あるいは、モバイルデバイス１１０でモジュールを自動的に受け入れるためにユーザセッティングによって事前に承認され得る。１つの潜在的な実施形態では、ドアアクセス制御ポイント１３４は、ユーザ登録を可能にするための、ロビー内の点とされ得る。そのような実施形態の一部として、ユーザは、識別、連絡先、または他のセキュリティ情報を提供し得る。そのような情報は、ユーザを識別し、ユーザのモバイルデバイス１１０に関連するものとされ得る識別子と一緒にユーザにセキュリティレベルを割り当てるのに使用され得る。代替実施形態では、セキュリティカメラ写真、ユーザの生物測定特性のリモート分析、または任意の他のそのようなシステムが、アクセスレベルを識別し、ユーザとユーザの関連するモバイルデバイスとに識別または識別番号を関連付けるのに使用され得る。

[0047]次いで、Ｓ２０６では、モバイルデバイスが、認証レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信し得る。そのような情報は、ネットワークアクセスポイント１２０を介してワイヤレスネットワークを使用してモバイルデバイス１１０に通信され得る。代替実施形態では、任意のネットワーク接続が使用され得る。そのようなロケーションアシスタンスデータは、マップデータ、テキストベースの道順、音声道順、または任意の他のそのような情報とされ得る。この情報は、関連するアクセスレベルに基づいて調整されまたは制限され得る。たとえば、ある種の制限されたエリアの特定の詳細は、提供されるマップ情報から除外され得る。その代わりにまたはこれに関連して、ある種のエリアは、提供されるロケーション情報内で制限されたものとしてマークされ得る。

[0048]情報は、さらに、モバイルデバイス１１０によって実行され得るローカルセキュアナビゲーションモジュールのマップおよび出力表示機能を使用して表示され得る様々な関心点の識別を含み得る。次いで、ロケーションアシスタンスデータは、ユーザが関心点を選択することと、現在のデバイスロケーションから関心点への道順を受信することとを可能にし得る。Ｓ２０８では、モバイルデバイスの現在のロケーションが、ドアアクセス制御ポイント１３４との通信によって識別されたロケーションに関連してロケーションアシスタンスデータを使用して追跡され得る。したがって、モバイルデバイス１１０の追跡は、マップ情報上の基準を提供するための、および終了ロケーションまたは関心点への任意の道順の開始点としての、現在のロケーションの決定において使用され得る。ドアアクセス制御ポイント１３４との通信は、そのようなデータを使用するモジュールを提供するためと、ユーザがドアアクセス制御ポイント１３４とのＮＦＣを開始する時またはその直後に較正し、確認し、または他の形でユーザにロケーション情報を提供するための基準点として働くためとの両方のために機能し得る。

[0049]次いで、図３は、図１のモバイルデバイス１１０などのモバイルデバイスの特定の実施形態について説明し得る。モバイルデバイス３００は、プロセッサ３１０と、メモリ３２０と、近距離無線通信（ＮＦＣ）トランシーバ３３０とを含む。そのような要素は、ＮＦＣアンテナ３３２とドアアクセス制御ポイント１３４などのドアアクセス制御ポイントへのリンク３３４とを介し、ＮＦＣトランシーバ３３０を介するローカルセキュアナビゲーションモジュール３２４のダウンロードと実行とを認可するために、図２の方法で説明されたように機能し得る。したがって、モバイルデバイス３００は、ローカルセキュアナビゲーションモジュール３２４にアクセスするためのネットワークロケーションを識別し得る情報をＮＦＣアンテナ３３２とＮＦＣトランシーバ３３０とを介して受信するためのインターフェースを含み得る。ＮＦＣトランシーバ３３０を介して受信されるそのような通信は、たとえば識別されたリモートサーバコンピュータからのローカルセキュアナビゲーションモジュール３２４のダウンロードと実行とを認可し、要求し得る、ユーザ入力モジュール３０４を介するユーザ入力をさらに要求し得る。

[0050]図３に示された実施形態では、モバイルデバイス３００は、複数のコンポーネントにおいて動作を実行するための命令を実行するように構成されたプロセッサ３１０を含み、プロセッサ３１０は、たとえばポータブル電子デバイス内での実施に適切な汎用プロセッサまたはマイクロプロセッサとされ得る。プロセッサ３１０は、モバイルデバイス３００内の複数のコンポーネントに通信的に結合される。この通信結合を実現するために、プロセッサ３１０は、バス３４０を介して他の図示されたコンポーネントと通信し得る。バス３４０は、モバイルデバイス３００内でデータを転送するように適合された任意のサブシステムとされ得る。バス３４０は、複数のコンピュータバスとされ得、データを転送するための追加の回路網を含み得る。

[0051]メモリ３２０は、プロセッサ３１０に結合され得る。いくつかの実施形態では、メモリ３２０は、短期記憶と長期記憶との両方を提供し、実際に、複数のユニットに分割され得る。メモリ３２０は、スタティックランダムアクセスメモリ（ＳＲＡＭ）および／もしくはダイナミックランダムアクセスメモリ（ＤＲＡＭ）などの揮発性、ならびに／または読取専用メモリ（ＲＯＭ）、フラッシュメモリ、および類似物などの不揮発性とされ得る。さらに、メモリ３２０は、ｓｅｃｕｒｅ ｄｉｇｉｔａｌ（ＳＤ）カードなど、リムーバブルストレージデバイスを含み得る。したがって、メモリ３２０は、コンピュータ可読命令と、データ構造と、プログラムモジュールと、他のデータとのストレージをモバイルデバイス３００に提供する。いくつかの実施形態では、メモリ３２０は、異なるハードウェアモジュールに分散され得る。

[0052]いくつかの実施形態では、メモリ３２０は、任意の個数のアプリケーションとされ得る複数のアプリケーションモジュール３２１から３２２を記憶する。アプリケーションモジュールは、プロセッサ３１０によって実行される特定の命令を含む。代替実施形態では、他のハードウェアモジュール３０１が、さらに、ある種のアプリケーションまたはアプリケーション３２１〜３２２の一部を実行し得る。アプリケーションの１つの特定の例は、ローカルセキュアナビゲーションモジュール３２４であり得る。ある種の実施形態では、メモリ３２０は、さらに、セキュアメモリ３２５を含み得、セキュアメモリ３２５は、セキュアナビゲーションモジュール３２４に関連してセキュアとして識別された任意のメイまたはロケーションアシスタンス情報などのセキュア情報のコピーまたはこれへの他の認可されないアクセスを防ぐために追加のセキュリティ制御を含み得る。

[0053]いくつかの実施形態では、メモリ３２０はオペレーティングシステム３２３を含む。オペレーティングシステム３２３は、アプリケーションモジュール３２１〜３２２によって提供される命令の実行を開始し、および／または他のハードウェアモジュール３０１を管理すると同時に、ワイヤレストランシーバ３１２とＮＦＣトランシーバ３３０とを使用し得る通信モジュールとインターフェースするように動作可能とされ得る。オペレーティングシステム３２３は、スレッディングと、リソース管理と、データストレージ制御と、および他の同様の機能性とを含む、モバイルデバイス３００のコンポーネントにまたがる他の動作を実行するように適合され得る。

[0054]いくつかの実施形態では、モバイルデバイス３００は、複数の他のハードウェアモジュール３０１を含む。他のハードウェアモジュール３０１の各々は、モバイルデバイス３００内の物理モジュールである。しかしながら、ハードウェアモジュール３０１の各々は、構造体として永久的に構成されるが、ハードウェアモジュール３０１〜３０２のそれぞれのハードウェアモジュールは、特定の機能を実行するように一時的に構成され、または一時的にアクティブ化され得る。一般的な例は、シャッターを切り、画像を取り込むためのカメラモジュール（すなわち、ハードウェアモジュール）をプログラムし得るアプリケーションモジュールである。ハードウェアモジュール３０１のそれぞれのハードウェアモジュールは、たとえば、加速度計、Ｗｉ−Ｆｉ（登録商標）トランシーバ、衛星ナビゲーションシステム受信器（たとえば、ＧＰＳモジュール）、圧力モジュール、温度モジュール、オーディオ出力モジュールおよび／もしくはオーディオ入力モジュール（たとえば、マイクロホン）、カメラモジュール、近接センサ、代替回線サービス（ＡＬＳ：alternate line service）モジュール、容量性タッチセンサ、近距離無線通信（ＮＦＣ）モジュール、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）トランシーバ、セルラートランシーバ、磁力計、ジャイロスコープ、慣性センサ（たとえば、加速度計とジャイロスコープとを組み合わせるモジュール）、環境光センサ、相対湿度センサ、または感覚出力を提供し、および／もしくは感覚入力を受け取るように動作可能な任意の他の同様のモジュールとされ得る。いくつかの実施形態では、ハードウェアモジュール３０１〜３０２の１つまたは複数の機能が、ソフトウェアで実装され得る。

[0055]モバイルデバイス３００は、アンテナ３１４とワイヤレストランシーバ３１２とをワイヤレス通信に必要な任意の他のハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアと統合し得るワイヤレス通信モジュールなどのコンポーネントを含み得る。そのようなワイヤレス通信モジュールは、ネットワークとネットワークアクセスポイント１２０などのアクセスポイントとを介してデータソースなどの様々なデバイスから信号を受信するように構成され得る。したがって、アンテナ３１４およびワイヤレストランシーバ３１２は、ローカルロケーションアシスタンスをセキュアに提供するために、ワイヤレスネットワークを介してロケーションアクセスサーバ１３０などのロケーションアクセスサーバからローカルセキュアナビゲーションモジュール３２４を受信し得る。セキュアナビゲーションのためのソフトウェアモジュールと、システムがセキュアに保つように構成される任意の関連するマップデータとは、セキュアメモリ３２５に記憶され得、モバイルデバイス３００がセキュアナビゲーションモジュール３２４によってカバーされるアシスタンスエリアの外に移動したことをセキュアナビゲーションモジュール３２４に関連するロケーションデータが識別する時など、トリガするイベントが発生する時に、自動的に削除され得る。代替実施形態では、データは、モバイルデバイスがある種の部屋または部屋のセット内にある間に限って記憶され得、部屋または部屋のセットがドアアクセス制御ポイント１３４などのドアアクセス制御ポイントによって制御されるドアによって出られようとしていることを示す情報を、ＮＦＣトランシーバ３３０がプロセッサ３１０を介してローカルセキュアナビゲーションモジュール３２４に通信するや否や、削除され得る。

[0056]他のハードウェアモジュール３０１とアプリケーションモジュール３２１〜３２２とに加えて、モバイルデバイス３００は、ディスプレイモジュール３０３とユーザ入力モジュール３０４とを有し得る。ディスプレイモジュール３０３は、モバイルデバイス３００からの情報をユーザにグラフィカルに提示する。この情報は、１つもしくは複数のアプリケーションモジュール３２１、１つもしくは複数のハードウェアモジュール３０１、その組合せ、またはユーザのためにグラフィカルコンテンツを解決する（たとえば、オペレーティングシステム３２３によって）ための任意の他の適切な手段から導出され得る。ディスプレイモジュール３０３は、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）技術、発光ポリマディスプレイ（ＬＰＤ）技術、または何らかの他のディスプレイ技術とされ得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイモジュール３０３は、容量性または抵抗性のタッチスクリーンであり、ユーザに関する触覚（ｈａｐｔｉｃおよび／またはｔａｃｔｉｌｅ）接触にセンシティブとされ得る。そのような実施形態において、ディスプレイモジュール３０３は、マルチタッチセンシティブディスプレイを備え得る。

[0057]モバイルデバイスの追加の実施形態は、さらに、図７に関して下で詳細に説明されるコンピューティングデバイスと図８で詳細に説明されるネットワークとの様々な部分を備え得る。

[0058]図４は、セキュアロケーションに入る携帯電話のための１つの潜在的な代替実施形態を説明する。Ｓ４０２では、携帯電話が、ＮＦＣを介してセキュアロケーションの入口において許可を得るためのタグとして使用される。Ｓ４０４では、モバイルデバイスが、セキュアナビゲーションモジュールのインストールに関するユーザの承認または不承認を提供し得る。セキュアナビゲーションモジュールの使用が拒否される場合には、ステップＳ４０６で、ロケーションアクセスシステムが、ユーザが進行を認可されるかどうかを決定し得る。インストールがアクセスの必要条件である場合には、システムは、すべての関連するドアへのアクセスを拒否し得、その状況を強調するために、セキュリティメッセージングサービス、担当者、またはカメラに通信を自動的に送ることができ得る。携帯電話が、システムが認可されたユーザに関連するものとして電話を識別するのに使用し得る識別子をＮＦＣを介して提供する場合には、ユーザは、電話上のモジュールを使用してセキュアローカルナビゲーションを使用可能にすることなく、ドアに入り得る。

[0059]ローカルセキュアナビゲーションアプリケーションに関する承認が受け取られる場合には、Ｓ４０８で、携帯電話が、ローカルセキュアナビゲーションモジュールをダウンロードするためのサーバ情報と入口ＩＤとをＮＦＣを介して受信するためのリーダとして働き得る。入口ＩＤは、ＮＦＣが電話のロケーションを決定する際に基準として使用され得るようにするために、携帯電話が、ＮＦＣを介して通信しているドアアクセス制御ポイントをマップロケーションに関連付けることを可能にする識別子とされ得る。ある種の実施形態では、電話が、アクセスシステムとの初期接触を行っている時に、追加の特殊なユーザＩＤが、電話とユーザＩＤとをローカルセキュアナビゲーションモジュールによって実施されるセキュアナビゲーションと統合するために、モジュールのダウンロードと一緒に識別子として割り当てられ得る。次いで、この番号は、ロケーション測定値を得、アクセス制御サーバまたは道順、マップ、もしくは他のアシスタンスを携帯電話のユーザに提供し得る他のロケーションアシスタンスサーバに、関連するロケーション情報を提供するために、ドアアクセス制御ポイントと、ネットワークを介してまたはグローバル測位測定値に関連して動作する任意の追加のロケーション測定サービスとの両方に供給され得る。電話が固有の識別を提供する、上で言及されたものなどの他の実施形態では、ユーザＩＤが不必要であってもよく、電話は、単純に、ドアの固定された物理ロケーションに対して現在のロケーション基準点を確立する際の使用のために入口ＩＤを受信することができる。

[0060]次いで、Ｓ４１０では、携帯電話が、識別されたロケーションアクセスシステムサーバにローカルセキュアナビゲーションモジュールの要求を送る。このサーバは、本質的に、セキュアナビゲーションモジュール内で使用されるオブジェクトを記憶し、提供すること以外の機能を有しない、ウェブサーバまたはコンテンツリポジトリとされ得る。他の実施形態では、このサーバは、ドアセキュリティ、ナビゲーションアシスタンス、マップデータ更新、または任意の他のそのような情報を統合し得る。Ｓ４１２では、サーバが、セキュアナビゲーションモジュールとアシスタンスデータとを携帯電話に送る。Ｓ４１４では、セキュアナビゲーションモジュールが、携帯電話上での表示ためにマップを正しい方向に置く。これは、ドアの物理ロケーションおよび／または関連するドアアクセス制御ポイントに対して電話ロケーションを修正するために、入口ＩＤを使用して行われ得る。これは、その代わりに、ネットワークアクセスポイントまでのラウンドトリップタイム（ＲＴＴ）測定値、アクセスポイントへの受信信号強度表示（ＲＳＳＩ：received signal strength indication）測定値、アクセスポイントからのフレームベースの時間測定値、アシステッド全地球測位システム（ａｓｓｉｓｔｅｄ ｇｌｏｂａｌ ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ）測定値、電話内の移動検出器を使用する基準点測定値からの変化、またはマップ、アシスタンス、もしくはロケーション情報を用いてユーザロケーションをセットするための任意の他のそのようなシステムなど、他の測定手段を使用して行われ得る。様々な実施形態では、複数のそのようなロケーションシステムまたは測定値が、任意の所与の時に使用され得る。

[0061]次いで、Ｓ４１６では、ユーザが、正しい方向に置かれたセッティングと、ロケーションおよび／または道順を提供するのに使用され得る任意のマップ、サウンド、またはテキストディスプレイとに基づいて、セキュアナビゲーションモジュールを使用してナビゲートし得る。

[0062]図５は、追加の代替実施形態を示す。Ｓ５０２では、携帯電話が、ドアアクセス制御ポイントによって保護されたドアを通過するためのタグとして使用され得る。Ｓ５０４では、システムが、ユーザのポジションを追跡し得る。ある種の実施形態では、追跡または余分の追跡は、電話タグを用いて開始され得るは、「出口」ドアとして識別されたドアで行われる。これは、セキュアデータの配布を防ぐために追加のデータセキュリティの一部として行われ得る。

[0063]Ｓ５０６では、システムが、携帯電話がアシスタンスエリアの外部にあるかどうかを決定するためにチェックする。電話が、アシスタンスエリアの外部にあるのではない場合には、システムは、ユーザのポジションを監視するためにＳ５０４に継続し得る。ユーザが、出口のないエリアの内部に戻る場合には、この監視は、縮小されまたは終了され得る。電話がアシスタンスエリアを去る場合には、Ｓ５０８で、システムが、セキュアデータとローカルセキュアナビゲーションモジュールとを電話から自動的に除去し得る。

[0064]異なる実施形態のためのアシスタンスエリアは、変化し得る。ある種の実施形態では、ドア、建物、または一般的なエリアからのある距離が、監視され得る。ある種の実施形態では、エリアは、電話がどれほど最近にセキュアアクセスシステムと通信したのかによって画定され得る。たとえば、電話が、１０分間セキュアアクセスシステムと通信しなかった場合には、ローカルセキュアナビゲーションモジュールは、自動的に削除され得る。さらなる実施形態では、エリアは、複数のドアアクションによって画定され得る。ユーザが、出入りすることだけを認可される場合、またはあるドアから入り、別のドアを介して出ることだけを許可される場合には、ローカルセキュアナビゲーションモジュールは、電話が出口でタグ付けされるや否や、削除され得る。これは、ユーザが、出る振りをしてドアでタグ付けし、次いで別の内部ドアを使用することを防ぎ得る。さらなる実施形態では、エリアは、使用にかかわりなく、ある長さの時間の後にローカルセキュアナビゲーションシステムがそれ自体を削除するように、具体的に時間制限され得る。様々な実施形態では、アクセス制御サーバまたは関連するセキュリティサーバは、移動と、ドアアクセスとを記録し得、特定のモバイルデバイスに提供されるアシスタンスデータとマップデータとにアクセスする。

[0065]図６は、方法のさらに別の実施形態を提供する。Ｓ６０２では、通信が、ドアアクセス制御ポイントからモバイルデバイスへ、ＮＦＣを使用して行われる。Ｓ６０４では、アクセス制御システムが、デバイス状況をチェックし得る。モバイルデバイスが、ナビゲーションモジュールを有しない場合には、アクセス制御システムは、モバイルデバイスのセキュリティクリアランスをチェックし、アクセス制御ポイントに関連するドアを開くか、ドアを開くのを断るか、ユーザにプロンプトを提供するか、セキュリティに警告するか、通信に対する別のそのような対応を行うかのいずれかを行い得る。Ｓ６０８では、モバイルデバイスがローカルセキュアナビゲーションモジュールを有する場合に、ドアアクセス制御ポイントは、モバイルデバイス情報をロケーションアクセスシステムサーバに通信する。本質的に、ＲＦＩＤリーダは、ポータブルコンピューティングデバイスの許可とデバイス情報とを得、この情報をそれ自体のロケーションインジケータ（ＬＣＩ：location indicator）と共にロケーションアクセスサーバに送る。これは、上で説明された修正されたロケーションに関連するドア制御アクセスポイントまたはＲＦＩＤリーダに関連するＩＤとされ得る。様々な実施形態では、これは、アクセス制御ポイントからロケーションアクセスサーバへの直接接続によって行われ得る。代替実施形態では、この通信は、ユーザのモバイルデバイスとネットワークアクセスポイントとを介してロケーションアクセスサーバへ行われ得る。

[0066]さらに、モバイルデバイスは、Ｗｉｆｉ受信／送信能力、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ能力、センサ正確さ、ストレージサイズ、ディスプレイ解像度、またはモバイルデバイスの他のそのような特性など、そのデバイス明細に関してロケーションアシスタンスサービスに通信することもでき得る。次いで、ロケーションアクセスサーバまたは関連するシステムは、デバイスが入口から離れて移動する時の建物の内部での測位とナビゲーションとのための最も正確で効率的な方法と、したがって、このデバイスに最も適当なアシスタンスデータとを選択するのにこのデバイス情報を使用し得る。様々な実施形態では、システムは、ＲＳＳＩ、ＲＴＴ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、加速度計などのデバイスセンサを用いる追跡、デバイス移動に基づく提供されたマップ内でのマップタイルの使用、または特定のデバイスに合わせて調整された形でのユーザ移動の追跡の任意の他のそのような方法などの潜在的な能力の間で選択し得る。

[0067]Ｓ６１０、Ｓ６１２、Ｓ６１４、およびＳ６１６では、ロケーションアクセスサーバ、ＲＦＩＤリーダを有する制御アクセスポイント、またはこのシステムの任意のそのようなコンポーネントは、ロケーションアシスタンス情報としてどの情報を使用すべきかを決定し得る。Ｓ６１０では、ＬＣＩ情報が、使用され得、Ｓ６１２では、モバイルデバイスロケーションの他の測定値からの追加の推定されたポジション情報が、使用され得、Ｓ６１４では、セキュリティレベルまたはユーザプリファレンスが、ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用されるべきアシスタンス情報を決定するために検討される。Ｓ６１６では、決定されたセキュリティレベルおよびプリファレンスが、モバイルデバイスと通信する際の適当なロケーションアシスタンス情報を提供し、フィルタリングし、この通信ならびにある種の応答の様々な部分を識別するために識別される。

[0068]Ｓ６１８では、Ｓ６１０〜Ｓ６１６からのこの情報が、ロケーションに基づいて送るべき正しいマップ情報を選択するのに使用される。Ｓ６１０〜Ｓ６１６からの情報は、セキュリティに関する詳細の正しいレベルを用いて正しいマップタイリングを選択するのにも、また、ロケーションアクセスサーバを介して何らかの測位とナビゲーションとを提供するのにも使用される。これは、ＲＴＴ測定値、ＲＳＳＩ測定値、ＧＰＳ測定値、またはネットワークもしくはロケーションアクセスシステムによって制御される他の要素によって作られ得る他の測定値を含み得る。次いで、すべての更新情報が、モバイルデバイスに通信され得る。ローカルセキュアナビゲーションモジュールが、すでにモバイルデバイス上で動作しているので、ローカルセキュアナビゲーションモジュールは、ある種のデータをすでに有する可能性がある。更新情報は、既存のデータと更新された新しいデータとの間の差、または新しいデータの完全なダウンロード（以前のデータは削除されまたは上書きされる）のいずれかとして構築され得る。

[0069]次いで、Ｓ６２０では、モバイルデバイスが、更新情報を受信する。次いで、モバイルデバイスは、ユーザがドアアクセス制御ポイントから離れて移動する時に、ローカルセキュアナビゲーションモジュールの動作に関連して更新情報を使用し得る。

[0070]図７は１つまたは複数の実施形態が実装され得る、コンピューティングシステムの一例を示す。図７に示されたコンピュータシステムは、図１と図３とで前に説明されたコンピュータ化されたデバイスの一部として組み込まれ得る。さらに、本明細書で説明されるすべてのコンピュータデバイスは、コンポーネントの任意の組合せを含み得る。たとえば、モバイルデバイス１１０、ロケーションアクセスサーバ１３０、ネットワークアクセスポイント１２０、ドアアクセス制御ポイント１３４、またはモバイルデバイス３００のいずれもが、図７のコンピューティングデバイス７００またはコンピューティングデバイス７００の任意の要素の実施形態に従って構築され得る。さらに、様々な実施形態では、システムの要素またはコンポーネントは、本明細書で説明される任意のデバイスの任意の１つまたは複数の機能が、コンピューティングデバイス７００に類似する複数のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングデバイス７００の要素の任意の組合せによって実装され得るように、本明細書で説明されるコンピューティング要素の任意の機能的混合物として構築され得る。

[0071]図７は、本明細書で説明されるように、図２、図４、図５、および図６によって説明される実施形態などの様々な他の実施形態によって提供される方法を実行し得るコンピューティングデバイス７００の一実施形態の概略図を提供する。図７は、様々な構成要素の一般化された図を与えるものにすぎず、それらの構成要素のいずれかまたはすべては適宜に利用され得る。したがって、図７は、個々のシステム要素が相対的に分離された形または相対的により統合された形でどのように実装され得るのかをおおまかに示すものである。

[0072]コンピューティングデバイス７００は、バス７０５によって電気的に結合され得る（または、適宜に、他の形で通信しているものとされ得る）ハードウェア要素を備えて図示されている。ハードウェア要素は、１つもしくは複数の汎用プロセッサおよび／または１つもしくは複数の特殊目的プロセッサ（ディジタル信号処理チップ、グラフィックスアクセラレーションプロセッサ、および／または類似物など）を限定なしに含む１つまたは複数のプロセッサ７１０と、マウス、キーボード、および／または類似物を限定なしに含み得る１つまたは複数の入力デバイス７１５と、ディスプレイデバイス、プリンタ、および／または類遺物を限定なしに含み得る１つまたは複数の出力デバイス７２０とを含み得る。

[0073]コンピューティングデバイス７００は、ローカルおよび／もしくはネットワークアクセス可能なストレージを限定なしに備えることができ、ならびに／またはディスクドライブ、ドライブアレイ、光学ストレージデバイス、プログラマブル、フラッシュ更新可能、および／もしくは類似物とされ得るランダムアクセスメモリ（「ＲＡＭ」）および／もしくは読取専用メモリ（「ＲＯＭ」）などのソリッドステートストレージデバイスを限定なしに含み得る、１つまたは複数の非一時的ストレージデバイス７２５をさらに含み（および／またはこれと通信しているものとされ）得る。そのようなストレージデバイスは、様々なファイルシステム、データベース構造、および／または類似物を限定なしに含む、任意の適当なデータストアを実装するように構成され得る。

[0074]コンピューティングデバイス７００は、モデム、ネットワークカード（ワイヤレスまたは有線）、赤外線通信デバイス、ワイヤレス通信デバイスおよび／もしくはチップセット（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）デバイス、７０２．１１デバイス、Ｗｉ−Ｆｉデバイス、ＷｉＭａｘ（登録商標）デバイス、セルラー通信ファシリティ、その他など）、ならびに／または同様の通信インターフェースを限定なしに含み得る通信サブシステム７３０をも含み得る。通信サブシステム７３０は、ネットワーク（一例を挙げると、下で説明されるネットワークなど）、他のコンピュータシステム、および／または本明細書で説明される任意の他のデバイスとデータを交換することを可能にし得る。したがって、モバイルデバイス３００などのモバイルデバイスは、ワイヤレストランシーバ３１２とＮＦＣトランシーバ３３０とを含む通信サブシステムに加えて、他の通信サブシステムを含み得る。

[0075]多くの実施形態では、コンピューティングデバイス７００は、上で説明されるように、ＲＡＭデバイスまたはＲＯＭデバイスを含み得る非一次的作業メモリ７３５をさらに備える。コンピューティングデバイス７００は、オペレーティングシステム７４０、デバイスドライバ、実行可能ライブラリ、ならびに／または、様々な実施形態によって提供されるコンピュータプログラムを備え得、および／もしくは本明細書で説明されるように他の実施形態によって提供される方法を実装し、および／もしくはシステムを構成するように設計され得る１つまたは複数のアプリケーションプログラム７４５などの他のコードを含む、現在は作業メモリ７３５内に配置されているものとして図示されているソフトウェア要素をも備え得る。単に例として、上記で説明した（１つまたは複数の）方法に関して説明した１つまたは複数のプロシージャは、コンピュータ（および／またはコンピュータ内のプロセッサ）によって実行可能なコードおよび／または命令として実装され得、一態様では、次いで、そのようなコードおよび／または命令は、説明した方法に従って１つまたは複数の動作を実行するように汎用コンピュータ（または他のデバイス）を構成するためおよび／または適応させるために使用され得る。

[0076]これらの命令および／またはコードのセットは、上記で説明した（１つまたは複数の）ストレージデバイス７２５などのコンピュータ可読記憶媒体上に記憶され得る。いくつかの場合に、記憶媒体は、コンピューティングデバイス７００などのコンピュータシステム内に組み込まれ得る。他の実施形態では、記憶媒体は、記憶媒体がそれに記憶された命令／コードを用いて汎用コンピュータをプログラムし、構成し、および／または適合させるのに使用され得るように、コンピュータシステムとは別々（たとえば、コンパクトディスクなどのリムーバブル媒体）とされ、および／またはインストールパッケージ内で提供され得る。これらの命令は、コンピューティングデバイス７００によって実行可能である実行可能コードの形をとり得、ならびに／またはコンピューティングデバイス７００でのコンパイル時および／もしくはインストール時に（たとえば、様々な一般に入手可能なコンパイラ、インストールプログラム、圧縮／圧縮解除ユーティリティなどのいずれかを使用する）実行可能コードの形をとるソースコードおよび／もしくはインストール可能コードの形をとり得る。したがって、ローカルセキュアナビゲーションモジュール３２４は、本明細書で説明される実行可能コードとされ得る。

[0077]実質的な変形形態が、特定の要件に従って作られ得る。たとえば、カスタマイズされたハードウェアも、使用され得、および／または、特定の要素が、ハードウェア、ソフトウェア（アプレット、その他などのポータブルソフトウェアを含む）、もしくはその両方で実装され得る。その上、ある種の機能性を提供するハードウェアおよび／またはソフトウェアのコンポーネントは、専用システム（特殊化されたコンポーネントを有する）を備え得、あるいは、より包括的なシステムの一部とされ得る。たとえば、コンテキストアシスタンスサーバ１４０によるアクティビティの選択に関して本明細書で説明される特徴の一部またはすべてを提供するように構成されたアクティビティ選択サブシステムは、特殊化された（たとえば、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、ソフトウェア方法など）または包括的な（たとえば、プロセッサ７１０、アプリケーションプログラム７４５など）ハードウェアおよび／またはソフトウェアを備えることができる。さらに、ネットワーク入出力デバイスなどの他のコンピューティングデバイスへの接続が、使用され得る。

[0078]いくつかの実施形態は、本開示による方法を実行するのにコンピュータシステム（コンピューティングデバイス７００など）を使用し得る。たとえば、説明される方法のプロシージャの一部またはすべては、作業メモリ７３５内に含まれる１つまたは複数の命令の１つまたは複数のシーケンス（オペレーティングシステム７４０および／またはアプリケーションプログラム７４５などの他のコードに組み込まれ得る）をプロセッサ７１０が実行することに応答して、コンピューティングデバイス７００によって実行され得る。そのような命令は、ストレージデバイス７２５のうちの１つまたは複数などの別のコンピュータ可読媒体から作業メモリ７３５に読み込まれ得る。単に例として、作業メモリ７３５内に含まれる命令のシーケンスの実行は、プロセッサ７１０に、本明細書で説明される方法の１つまたは複数のプロシージャを実行させ得る。

[0079]「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、本明細書で使用される時に、機械に特定の形で動作させるデータの提供に参加するすべての媒体を指す。コンピューティングデバイス７００を使用して実施される実施形態では、様々なコンピュータ可読媒体が、実行のためにプロセッサ７１０に命令／コードを提供するのに用いられ得、ならびに／またはそのような命令／コードを記憶し、および／もしくは搬送する（たとえば、信号として）のに使用され得る。多くの実施態様では、コンピュータ可読媒体は、物理的なおよび／または有形の記憶媒体である。そのような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含むがこれに限定されない多数の形をとることができる。不揮発性媒体は、たとえば、ストレージデバイス７２５など、光ディスクおよび／または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、作業メモリ７３５などのダイナミックメモリを限定なしに含む。伝送媒体は、バス７０５を備えるワイヤを含む同軸ケーブル、銅線、および光ファイバならびに通信サブシステム７３０の様々なコンポーネント（および／または通信サブシステム７３０がそれによって他のデバイスとの通信を提供する媒体）を限定なしに含む。したがって、伝送媒体は、波（電波通信中および赤外線データ通信中に生成されるものを含む、電波、音響波、および／または光波を限定なしに含む）の形をとることもできる。

[0080]物理および／または有形コンピュータ可読媒体の共通形態は、たとえば、フロッピー（登録商標）ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、または任意の他の磁気媒体、ＣＤ−ＲＯＭ、任意の他の光媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンをもつ任意の他の物理媒体、ＲＡＭ、ＰＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＦＬＡＳＨ−ＥＰＲＯＭ、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、これ以降で記載する搬送波、あるいはコンピュータが命令および／またはコードを読み取ることができる任意の他の媒体を含む。すべてのそのようなメモリは、メモリ３２０として、または記憶される内容のセキュリティを維持するように構築される場合にはセキュアメモリ３２５として機能し得る。

[0081]様々な形のコンピュータ可読媒体が、実行のためにプロセッサ７１０に１つまたは複数の命令の１つまたは複数のシーケンスを搬送する際に用いられ得る。単に例として、命令は、当初にリモートコンピュータの磁気ディスクおよび／または光ディスクに担持され得る。リモートコンピュータは、そのダイナミックメモリに命令をロードし、コンピューティングデバイス７００によって受信されおよび／または実行されるべき命令を伝送媒体上の信号として送り得る。これらの信号は、電磁信号、音響信号、光信号、および／または類似物の形をとり得るが、すべてが、様々な実施形態に従ってその上に命令を符号化され得る搬送波の例である。

[0082]通信サブシステム７３０（および／またはそのコンポーネント）は、一般に、信号を受信し、次いで、バス７０５は、その信号（および／またはその信号によって搬送されるデータ、命令など）を作業メモリ７３５に搬送し得、作業メモリ７３５から、プロセッサ７１０が、命令を取り出し、実行する。作業メモリ７３５によって受信された命令は、場合によっては、（１つまたは複数の）プロセッサ７１０による実行の前または後のいずれかに非一時的ストレージデバイス７２５に記憶され得る。

[0083]本明細書で説明される様々な実施形態では、コンピューティングデバイスは、ドア１３６などのドアを開くためにアクセス情報を通信するためと、セキュリティをチェックしている間とに、ネットワーク化され得る。そのようなデバイスは、さらに、道順情報とロケーションアシスタンスデータとを通信するためにネットワーク化され得る。たとえば、リンク３１６、３３４、１２２、１３２、および１１４のすべてが、そのような目的のためのネットワークリンクとされ得る。図８に、１セットの実施形態に従って使用され得るネットワーク化されたコンピューティングデバイスのシステム８００の概略図を示す。システム８００は、１つまたは複数のユーザコンピューティングデバイス８０５を含むことができる。ユーザコンピューティングデバイス８０５は、汎用パーソナルコンピュータ（例として、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｃｏｒｐ．のＷｉｎｄｏｗｓ（登録商標）および／またはＡｐｐｌｅ Ｃｏｒｐ．のＭａｃｉｎｔｏｓｈ（登録商標）オペレーティングシステムの任意の適当なフレイバを走行させるパーソナルコンピュータおよび／またはラップトップコンピュータを含む）および／または様々な市販のＵＮＩＸ（登録商標）またはＵＮＩＸ様オペレーティングシステムのいずれかを走行させるワークステーションコンピュータとされ得る。これらのユーザコンピューティングデバイス８０５は、本発明の方法を実行するように構成された１つまたは複数のアプリケーション、ならびに、１つまたは複数のオフィスアプリケーションと、データベースクライアントアプリケーションおよび／またはデータベースサーバアプリケーションと、ウェブブラウザアプリケーションとを含む様々なアプリケーションのいずれをも有することができる。代替案では、ユーザコンピューティングデバイス８０５は、ネットワーク（たとえば、下で説明されるネットワーク８１０）を介して通信し、および／またはウェブページもしくは他のタイプの電子文書を表示し、ナビゲートすることができる、シンクライアントコンピュータ、インターネット対応携帯電話、および／または携帯情報端末（ＰＤＡ）など、任意の他の電子デバイスとされ得る。例示的なシステム８００が、３つのユーザコンピューティングデバイス８０５とともに図示されているが、任意の台数のユーザコンピューティングデバイスが、サポートされ得る。

[0084]本発明のある種の実施形態は、ネットワーク８１０を含むことができるネットワーク化された環境内で動作する。ネットワーク８１０は、ＴＣＰ／ＩＰ、ＳＮＡ、ＩＰＸ、ＡｐｐｌｅＴａｌｋ、および類似物を限定なしに含む、様々な市販プロトコルのいずれかを使用してデータ通信をサポートすることができる、当業者によく知られた任意のタイプのネットワークとされ得る。単に例として、ネットワーク８１０は、イーサネット（登録商標）ネットワーク、トークンリングネットワーク、および／もしくは類似物を限定なしに含むローカルエリアネットワーク（「ＬＡＮ」）、広域ネットワーク（「ＷＡＮ」）、仮想プライベートネットワーク（「ＶＰＮ」）を限定なしに含む仮想ネットワーク、インターネット、イントラネット、エクストラネット、公衆交換電話網（「ＰＳＴＮ」）、赤外線ネットワーク、ＩＥＥＥ ８０２．１１プロトコル集、当技術分野で既知のＢｌｕｅｔｏｏｔｈプロトコル、および／もしくは任意の他のワイヤレスプロトコルのいずれかの下で動作するネットワークを限定なしに含むワイヤレスネットワーク、ならびに／または上記および／もしくは他のネットワークの任意の組合せとされ得る。

[0085]本発明の実施形態は、１つまたは複数のサーバコンピュータ８６０を含むことができる。サーバコンピュータ８６０の各々は、上で議論されたもののいずれかならびに任意の市販の（または無料で入手可能な）サーバオペレーティングシステムを限定なしに含むオペレーティングシステムを用いて構成され得る。サーバコンピュータ８６０の各々は、１つまたは複数のユーザコンピューティングデバイス８０５および／または他のサーバコンピュータ８６０にサービスを提供するように構成され得る１つまたは複数のアプリケーションを走行させていることもでき得る。

[0086]単に例として、サーバコンピュータ８６０のうちの１台は、単に例としてユーザコンピューティングデバイス８０５からのウェブページまたは他の電子文書に関する要求を処理するのに使用され得る、ウェブサーバとされ得る。ウェブサーバは、ＨＴＴＰサーバ、ＦＴＰサーバ、ＣＧＩサーバ、データベースサーバ、Ｊａｖａ（登録商標）サーバ、および類似物を含む様々なサーバアプリケーションを走行させることもできる。本発明のいくつかの実施形態では、ウェブサーバは、本発明の方法を実行するためにユーザコンピューティングデバイス８０５のうちの１つまたは複数上のウェブブラウザ内で操作され得るウェブページをサービスするように構成され得る。そのようなサーバは、特定のＩＰアドレスに関連付けられ得、あるいは、特定のＵＲＬを有するモジュールに関連付けられ得、したがって、様々な実施形態でのモバイルデバイスによる取出しのためにローカルセキュアナビゲーションモジュール３２４などのセキュアナビゲーションモジュールを記憶し得る。

[0087]サーバコンピュータ８６０は、いくつかの実施形態で、ユーザコンピューティングデバイス８０５および／または他のサーバコンピュータ８６０のうちの１つまたは複数の上で走行するクライアントによってアクセス可能な１つまたは複数のアプリケーションを含むことができる１つまたは複数のアプリケーションサーバを含み得る。単に例として、サーバ８６０は、ウェブアプリケーション（いくつかの場合に、本発明の方法を実行するように構成され得る）を限定なしに含むプログラムまたはスクリプトをユーザコンピューティングデバイス８０５および／または他のサーバコンピュータ８６０に応答して実行することができる１つまたは複数の汎用コンピュータとされ得る。単に例として、ウェブアプリケーションは、Ｊａｖａ（登録商標）、Ｃ、Ｃ＃、もしくはＣ＋＋などの任意の適切なプログラミング言語および／またはＰｅｒｌ、Ｐｙｔｈｏｎ、もしくはＴＣＬなどの任意のスクリプティング言語ならびに任意のプログラミング言語／スクリプティング言語の組合せで記述された１つまたは複数のスクリプトもしくはプログラムとして実施され得る。アプリケーションサーバは、ユーザコンピューティングデバイス８０５および／または別のサーバコンピュータ８６０上で走行するクライアント（コンフィギュレータに依存して、データベースクライアント、ＡＰＩクライアント、ウェブブラウザなどを含む）からの要求を処理することができる、Ｏｒａｃｌｅ（登録商標）、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ（登録商標）、Ｓｙｂａｓｅ（登録商標）、ＩＢＭ（登録商標）、および類似物から市販されているものを限定なしに含むデータベースサーバをも含むことができる。いくつかの実施形態では、アプリケーションサーバは、図１のウェブブラウザ１０６上に表示される情報など、本発明の実施形態による情報を表示するためにウェブページを動的に作成することができる。アプリケーションサーバによって提供されるデータは、ウェブページ（たとえば、ＨＴＭＬ、Ｊａｖａｓｃｒｉｐｔなどを備える）としてフォーマットされ得、および／またはウェブサーバを介してユーザコンピューティングデバイス８０５に転送され得る（たとえば、上で説明されるように）。同様に、ウェブサーバは、ユーザコンピューティングデバイス８０５からウェブページ要求および／もしくは入力データを受信し、ならびに／またはウェブページ要求および／もしくは入力データをアプリケーションサーバに転送し得る。いくつかの場合に、ウェブサーバは、アプリケーションサーバと一体化され得る。

[0088]さらなる実施形態によれば、１つまたは複数のサーバコンピュータ８６０は、ファイルサーバとして機能することができ、ならびに／またはユーザコンピューティングデバイス８０５および／もしくは別のサーバコンピュータ８６０上で走行するアプリケーションによって組み込まれた本発明の方法を実施するのに必要なファイルのうちの１つまたは複数（たとえば、アプリケーションコード、データファイルなど）を含むことができる。代替案では、当業者が了解するように、ファイルサーバは、そのようなアプリケーションがユーザコンピューティングデバイス８０５および／またはサーバコンピュータ８６０によってリモートに呼び出されることを可能にするために、すべての必要なファイルを含むことができる。本明細書で様々なサーバ（たとえば、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、ウェブサーバ、ファイルサーバなど）に関して説明される機能が、実施態様固有の必要とパラメータとに応じて、単一のサーバおよび／または複数の特殊化されたサーバによって実行され得ることに留意されたい。

[0089]ある種の実施形態では、システムは、１つまたは複数のデータベース８２０を含むことができる。データベース８２０のロケーションは、任意であり、単に例として、データベース８２０ａは、サーバ８６０ａ（および／またはユーザコンピューティングデバイス８０５）にローカルな記憶媒体上に存在し（および／またはその中に存在し）得る。代替案では、データベース８２０ｂは、データベース８２０ｂがユーザコンピューティングデバイス８０５またはサーバコンピュータ８６０のうちの１つまたは複数と通信している（たとえば、ネットワーク８１０を介して）ことができる限り、ユーザコンピューティングデバイス８０５またはサーバコンピュータ８６０のいずれかまたはすべてからリモートとされ得る。実施形態の特定のセットでは、データベース８２０は、当業者によく知られたストレージエリアネットワーク（「ＳＡＮ」）に存在することができる。（同様に、ユーザコンピューティングデバイス８０５またはサーバコンピュータ８６０に帰する機能を実行するためのすべての必要なファイルは、適宜に、それぞれのコンピュータ上にローカルにおよび／またはリモートに記憶され得る）。実施形態の１セットでは、データベース８２０は、ＳＱＬフォーマットされたコマンドに応答してデータを記憶し、更新し、取り出すように適合された、Ｏｒａｃｌｅ（登録商標）データベースなどのリレーショナルデータベースとされ得る。データベースは、たとえば上で説明されるように、データベースサーバによって制御され、および／または維持され得る。そのようなデータベースは、セキュリティのレベル、どのユーザがあるセキュリティのレベルにアクセスし得るのか、どのマップ詳細がセキュリティレベルのある種のマップ内に含まれ得るのか、またはロケーションアシスタンスデータもしくはロケーションアクセスデータの一部として使用され得る任意の他のそのような詳細に関する情報を記憶し得る。

[0090]上で議論された方法、システム、およびデバイスは、例である。様々な実施形態は、適宜、様々なプロシージャまたはコンポーネントを省略し、置換し、または追加し得る。たとえば、代替構成では、記載した方法は、説明した順序とは異なる順序で実行され得、ならびに／あるいは様々な段階が追加、省略、および／または組み合わせられ得る。また、いくつかの実施形態に関して説明される特徴は、様々な他の実施形態において組み合わせられ得る。実施形態の異なる態様および要素が、同様にして組み合わせられ得る。また、技術は発展し、したがって、要素の多くは、本開示の範囲をそれらの特定の例に限定しない例である。

[0091]説明では、実施形態の完全な理解が得られるように具体的な詳細を与えた。ただし、実施形態は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。たとえば、実施形態を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技法を不要な詳細なしに示した。この説明は、例の実施形態を提供するのみであって、様々な実施形態の範囲、適用可能性、または構成を限定することは意図されていない。そうではなく、実施形態の先行する説明は、実施形態を実施するための、可能にする説明を当業者に提供する。様々な変更が、様々な実施形態の趣旨および範囲から逸脱せずに、要素の機能と配置とにおいて行われ得る。

[0092]また、いくつかの実施形態は、プロセス矢印を有するフロー内に示されたプロセスとして説明された。それぞれが、動作を順次プロセスとして説明する場合があるが、動作の多くは、並列にまたは同時に実行され得る。さらに、動作の順序は、再配置され得る。プロセスが、図面に含まれない追加のステップを有してもよい。さらに、本方法の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはこれらの任意の組合せによって実装され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実装した場合、関連タスクを実行するためのプログラムコードまたはコードセグメントを記憶媒体などのコンピュータ可読媒体に記憶することができ得る。プロセッサは、関連タスクを実行し得る。

[0093]いくつかの実施形態を説明したが、本開示の趣旨から逸脱することなく、様々な変更形態、代替構成、および等価物が使用され得る。たとえば、上記の要素は、単に、より大きいシステムのコンポーネントとされ得、他のルールが、様々な実施形態の応用例より優先され、または他の形でこれを変更し得る。また、複数のステップが、上記の要素が検討される前、検討中、または検討の後に着手され得る。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［Ｃ１］
近距離無線通信モジュールを使用して、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと通信することと、
前記ロケーションアクセスシステム情報を使用して、ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可することと、
モバイルデバイスに関連する認証レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信することと、ここにおいて、前記ロケーションアシスタンスデータは、前記モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、
少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡することと
を備える、前記モバイルデバイス上での方法。
［Ｃ２］
前記ロケーションアクセスシステムに関連する識別と前記モバイルデバイスに関連する前記認証レベルとを受信すること
をさらに備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ３］
前記認証レベルに基づいて前記ロケーションアシスタンスデータを受信することは、前記認証レベルと一致する詳細のレベルを有するマップを受信することを備え、ここにおいて、より高い認証レベルは、詳細のより高いレベルに関連する、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ４］
前記近距離無線通信モジュールを使用して、前記セキュアロケーションの第１のドアを開くために、前記第１のドアに関連する前記ドアアクセス制御ポイントに前記識別を通信すること
をさらに備える、Ｃ２に記載の方法。
［Ｃ５］
前記モバイルデバイスの前記近距離無線通信モジュールを使用して、前記セキュアロケーションの第２のドアを開くことを要求するために、前記第２のドアに関連する第２のドアアクセス制御ポイントに前記識別を通信することと、
前記第２のドアの背後のエリアへのアクセスが不十分な認可レベルに起因して拒否されることの表示を受信することと
をさらに備える、Ｃ２に記載の方法。
［Ｃ６］
前記ロケーションアクセスシステムを使用して、前記セキュアロケーション内の前記モバイルデバイスの移動経路を追跡すること
をさらに備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ７］
前記モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定することと、
前記モバイルデバイスが前記セキュアロケーションの外部にあることの決定に応答して、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールと前記ロケーションアシスタンスデータとを前記モバイルデバイスから自動的に削除することと
をさらに備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ８］
前記モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定することは、セキュアエリアから出る要求を出口ドアアクセス制御ポイントと通信することを備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ９］
前記近距離無線通信モジュールを使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信することと、
前記第２のドアアクセス制御ポイントとの前記通信に応答して、前記ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信することと
をさらに備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ１０］
更新されたロケーションアシスタンス情報を受信することは、第２のエリアに関する第２のマップ情報を受信することを備え
前記ロケーションアシスタンスデータの一部として受信された第１のエリアに関する第１のマップ情報を削除すること
Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ１１］
前記ロケーションアクセスシステム情報は、ロケーションシステムサーバのインターネットプロトコルアドレスを備え、
前記モバイルデバイスでロケーションアシスタンスデータを受信することは、ワイヤレスネットワークアクセスポイントを介してロケーションアクセスサーバと通信することを備える
Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ１２］
少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡することは、前記モバイルデバイスの前記ロケーションを追跡するために、複数のワイヤレスネットワークアクセスポイントからのネットワーク支援された測位情報とともに前記ドアアクセス制御ポイントの既知のロケーションを使用することを備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ１３］
少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡することは、前記モバイルデバイスのロケーションを追跡するために、加速度計からの加速度計データとともに前記ドアアクセス制御ポイントの既知のロケーションとマップ情報とを使用することを備える、Ｃ１に記載の方法。
［Ｃ１４］
ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと近距離無線通信するための手段と、
ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可するための手段と、
認証レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信するための手段と、ここにおいて、前記ロケーションアシスタンスデータは、モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、
少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡するための手段と
を備える、モバイルデバイス。
［Ｃ１５］
前記ロケーションアクセスシステムに関連する識別と前記モバイルデバイスに関連する前記認証レベルとを受信するための手段
をさらに備える、Ｃ１４に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ１６］
前記モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定するための手段と、
前記モバイルデバイスが前記セキュアロケーションの外部にあることの決定に応答して、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールと前記ロケーションアシスタンスデータとを前記モバイルデバイスから自動的に削除するための手段と
をさらに備える、Ｃ１４に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ１７］
前記モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定することは、セキュアエリアから出る要求を出口ドアアクセス制御ポイントと通信することを備える、Ｃ１５に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ１８］
前記近距離無線通信モジュールを使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信するための手段と、
前記第２のドアアクセス制御ポイントとの前記通信に応答して、前記ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信するための手段と
をさらに備える、Ｃ１４に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ１９］
前記ドアアクセス制御ポイントのロケーションを識別し、前記ドアアクセス制御ポイントのロケーションを前記モバイルデバイスに関連付けるための手段
をさらに備える、Ｃ１４に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ２０］
モバイルデバイス能力のセットを前記ロケーションアクセスシステムに通信するための手段
をさらに備える、Ｃ１４に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ２１］
前記モバイルデバイスの前記ロケーションの相対変化を追跡するための手段
をさらに備える、Ｃ２０に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ２２］
モバイルデバイス内のプロセッサによって実行された時に、前記モバイルデバイスに、
近距離無線通信モジュールを使用して、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと通信させ、
ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可させ、
前記モバイルデバイスの認証レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信させ、ここにおいて、前記ロケーションアシスタンスデータは、前記モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、
少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡させる
コンピュータ可読命令を備える非一時的コンピュータ可読命令媒体。
［Ｃ２３］
モバイルデバイス機能性のセットを前記ロケーションアクセスシステムに通信するための命令をさらに備え、
モバイルデバイス機能性の前記セットの一部として前記ロケーションアクセスシステムに通信された前記モバイルデバイスの機能性を使用して前記モバイルデバイスの前記ロケーションを追跡する
Ｃ２２に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
［Ｃ２４］
前記モバイルデバイスの前記近距離無線通信モジュールを使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信し、
前記第２のドアアクセス制御ポイントとの前記通信に応答して、前記ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信する
命令をさらに備える、Ｃ２２に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
［Ｃ２５］
前記更新されたロケーションアシスタンス情報は、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールのマップディスプレイのためのロケーション曖昧性除去を提供する前記第２のドアアクセス制御ポイントのロケーションを備える、Ｃ２４に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
［Ｃ２６］
前記モバイルデバイスが認可されないロケーション内にあることを識別し、
前記ロケーションアクセスシステムに警告を通信する
命令をさらに備える、Ｃ２２に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
［Ｃ２７］
前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールのマップ内の前記ドアアクセス制御ポイントのロケーションを識別する
命令をさらに備える、Ｃ２２に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
［Ｃ２８］
加速度計データを使用して前記モバイルデバイスの相対運動を追跡し、前記加速度計データを使用して前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールの前記マップ上のモバイルデバイスポジションを更新する命令をさらに備える、Ｃ２７に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
［Ｃ２９］
メモリと、
前記メモリに結合された近距離無線通信（ＮＦＣ）トランシーバと、
前記メモリと前記ＮＦＣトランシーバとに結合され、
ロケーションアクセスシステム情報を受信するために前記ＮＦＣトランシーバを介してドアアクセス制御ポイントと通信し、
ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可し、
認証レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信し、ここにおいて、前記ロケーションアシスタンスデータは、モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、
少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡する
ように構成されたプロセッサと
を備えるモバイルデバイス。
［Ｃ３０］
前記プロセッサに結合されたワイヤレストランシーバ
をさらに備え、前記プロセッサは、前記ワイヤレストランシーバを介して前記ロケーションアシスタンスを受信し、前記ワイヤレストランシーバを使用して行われるネットワーク支援されたロケーション測定を介して前記モバイルデバイスの前記ロケーションを追跡するようにさらに構成される
Ｃ２９に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ３１］
前記ネットワーク支援されたロケーション測定は、前記ロケーションアクセスシステムの少なくとも１つのワイヤレスネットワークアクセスポイントを用いるラウンドトリップタイム測定を備え、
前記モバイルデバイスは、前記ロケーションアシスタンスを受信する前に、前記ロケーションアクセスシステムにラウンドトリップタイム能力を通信する
Ｃ３０に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ３２］
少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスの前記ロケーションを追跡することは、前記モバイルデバイスの単一の測位測定を行うことを備える、Ｃ２９に記載のモバイルデバイス。
［Ｃ３３］
前記モバイルデバイスの前記単一の測位測定は、ポジション情報のユーザ要求に応答して行われる、Ｃ３２に記載のモバイルデバイス。

Claims (33)

1. 近距離無線通信モジュールを使用して、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと通信することと、
   前記ロケーションアクセスシステム情報を使用して、ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可することと、
   モバイルデバイスに関連する認可レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信することと、ここにおいて、前記ロケーションアシスタンスデータは、前記モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、
   少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡することと
   を備える、前記モバイルデバイス上での方法。
2. 前記ロケーションアクセスシステムに関連する識別と前記モバイルデバイスに関連する前記認可レベルとを受信すること
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
3. 前記近距離無線通信モジュールを使用して、前記セキュアロケーションの第１のドアを開くために、前記第１のドアに関連する前記ドアアクセス制御ポイントに前記識別を通信すること
   をさらに備える、請求項２に記載の方法。
4. 前記モバイルデバイスの前記近距離無線通信モジュールを使用して、前記セキュアロケーションの第２のドアを開くことを要求するために、前記第２のドアに関連する第２のドアアクセス制御ポイントに前記識別を通信することと、
   前記第２のドアの背後のエリアへのアクセスが不十分な認可レベルに起因して拒否されることの表示を受信することと
   をさらに備える、請求項２に記載の方法。
5. 前記認可レベルに基づいて前記ロケーションアシスタンスデータを受信することは、前記認可レベルと一致する詳細のレベルを有するマップを受信することを備え、ここにおいて、より高い認可レベルは、詳細のより高いレベルに関連する、請求項１に記載の方法。
6. 前記ロケーションアクセスシステムを使用して、前記セキュアロケーション内の前記モバイルデバイスの移動経路を追跡すること
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
7. 前記モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定することと、
   前記モバイルデバイスが前記セキュアロケーションの外部にあることの前記決定に応答して、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールと前記ロケーションアシスタンスデータとを前記モバイルデバイスから自動的に削除することと
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
8. 前記モバイルデバイスが前記アシスタンスエリアの外部にあることを決定することは、セキュアエリアから出る要求を出口ドアアクセス制御ポイントと通信することを備える、請求項７に記載の方法。
9. 前記近距離無線通信モジュールを使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信することと、
   前記第２のドアアクセス制御ポイントとの前記通信に応答して、前記ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信することと
   をさらに備える、請求項１に記載の方法。
10. 更新されたロケーションアシスタンス情報を受信することは、第２のエリアに関する第２のマップ情報を受信することを備え
    前記ロケーションアシスタンスデータの一部として受信された第１のエリアに関する第１のマップ情報を削除すること
    請求項９に記載の方法。
11. 前記ロケーションアクセスシステム情報は、ロケーションシステムサーバのインターネットプロトコルアドレスを備え、
    前記モバイルデバイスでロケーションアシスタンスデータを受信することは、ワイヤレスネットワークアクセスポイントを介してロケーションアクセスサーバと通信することを備える
    請求項１に記載の方法。
12. 少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡することは、前記モバイルデバイスの前記ロケーションを追跡するために、複数のワイヤレスネットワークアクセスポイントからのネットワーク支援された測位情報とともに前記ドアアクセス制御ポイントの既知のロケーションを使用することを備える、請求項１に記載の方法。
13. 少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡することは、前記モバイルデバイスのロケーションを追跡するために、加速度計からの加速度計データとともに前記ドアアクセス制御ポイントの既知のロケーションとマップ情報とを使用することを備える、請求項１に記載の方法。
14. ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと近距離無線通信するための手段と、
    ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可するための手段と、
    認可レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信するための手段と、ここにおいて、前記ロケーションアシスタンスデータは、モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、
    少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡するための手段と
    を備える、モバイルデバイス。
15. 前記ロケーションアクセスシステムに関連する識別と前記モバイルデバイスに関連する前記認可レベルとを受信するための手段
    をさらに備える、請求項１４に記載のモバイルデバイス。
16. 前記モバイルデバイスがアシスタンスエリアの外部にあることを決定するための手段と、
    前記モバイルデバイスが前記セキュアロケーションの外部にあることの前記決定に応答して、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールと前記ロケーションアシスタンスデータとを前記モバイルデバイスから自動的に削除するための手段と
    をさらに備える、請求項１４に記載のモバイルデバイス。
17. 前記モバイルデバイスが前記アシスタンスエリアの外部にあることを決定することは、セキュアエリアから出る要求を出口ドアアクセス制御ポイントと通信することを備える、請求項１６に記載のモバイルデバイス。
18. 前記近距離無線通信するための手段を使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信するための手段と、
    前記第２のドアアクセス制御ポイントとの前記通信に応答して、前記ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信するための手段と
    をさらに備える、請求項１４に記載のモバイルデバイス。
19. 前記ドアアクセス制御ポイントのロケーションを識別し、前記ドアアクセス制御ポイントの前記ロケーションを前記モバイルデバイスに関連付けるための手段
    をさらに備える、請求項１４に記載のモバイルデバイス。
20. モバイルデバイス能力のセットを前記ロケーションアクセスシステムに通信するための手段
    をさらに備える、請求項１４に記載のモバイルデバイス。
21. 前記モバイルデバイスの前記ロケーションの相対変化を追跡するための手段
    をさらに備える、請求項２０に記載のモバイルデバイス。
22. モバイルデバイス内のプロセッサによって実行された時に、前記モバイルデバイスに、
    近距離無線通信モジュールを使用して、ロケーションアクセスシステム情報を受信するためにドアアクセス制御ポイントと通信させ、
    ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可させ、
    前記モバイルデバイスの認可レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信させ、ここにおいて、前記ロケーションアシスタンスデータは、前記モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、
    少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡させる
    コンピュータ可読命令を備える非一時的コンピュータ可読命令媒体。
23. モバイルデバイス機能性のセットを前記ロケーションアクセスシステムに通信し、
    モバイルデバイス機能性の前記セットの一部として前記ロケーションアクセスシステムに通信された前記モバイルデバイスの機能性を使用して前記モバイルデバイスの前記ロケーションを追跡する、
    命令をさらに備える、請求項２２に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
24. 前記モバイルデバイスの前記近距離無線通信モジュールを使用して、第２のロケーションアクセスシステム情報を受信するために第２のドアアクセス制御ポイントと通信し、
    前記第２のドアアクセス制御ポイントとの前記通信に応答して、前記ロケーションアクセスシステムから更新されたロケーションアシスタンス情報を受信する
    命令をさらに備える、請求項２２に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
25. 前記更新されたロケーションアシスタンス情報は、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールのマップディスプレイのためのロケーション曖昧性除去を提供する前記第２のドアアクセス制御ポイントのロケーションを備える、請求項２４に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
26. 前記モバイルデバイスが認可されないロケーション内にあることを識別し、
    前記ロケーションアクセスシステムに警告を通信する
    命令をさらに備える、請求項２２に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
27. 前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールのマップ内の前記ドアアクセス制御ポイントのロケーションを識別する
    命令をさらに備える、請求項２２に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
28. 加速度計データを使用して前記モバイルデバイスの相対運動を追跡し、前記加速度計データを使用して前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールの前記マップ上のモバイルデバイスポジションを更新する命令をさらに備える、請求項２７に記載の非一時的コンピュータ可読命令媒体。
29. メモリと、
    前記メモリに結合された近距離無線通信（ＮＦＣ）トランシーバと、
    前記メモリと前記ＮＦＣトランシーバとに結合され、
    ロケーションアクセスシステム情報を受信するために前記ＮＦＣトランシーバを介してドアアクセス制御ポイントと通信し、
    ロケーションアクセスシステムからのローカルセキュアナビゲーションモジュールのダウンロードと実行とを認可し、
    認可レベルに基づいてロケーションアシスタンスデータを受信し、ここにおいて、前記ロケーションアシスタンスデータは、モバイルデバイスがセキュアロケーション内にある時にロケーションアシスタンスを提供するのに、前記ローカルセキュアナビゲーションモジュールによって使用される、
    少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスのロケーションを追跡する
    ように構成されたプロセッサと
    を備えるモバイルデバイス。
30. 前記プロセッサに結合されたワイヤレストランシーバ
    をさらに備え、前記プロセッサは、前記ワイヤレストランシーバを介して前記ロケーションアシスタンスを受信し、前記ワイヤレストランシーバを使用して行われるネットワーク支援されたロケーション測定を介して前記モバイルデバイスの前記ロケーションを追跡するようにさらに構成される
    請求項２９に記載のモバイルデバイス。
31. 前記ネットワーク支援されたロケーション測定は、前記ロケーションアクセスシステムの少なくとも１つのワイヤレスネットワークアクセスポイントを用いるラウンドトリップタイム測定を備え、
    前記モバイルデバイスは、前記ロケーションアシスタンスを受信する前に、前記ロケーションアクセスシステムにラウンドトリップタイム能力を通信する
    請求項３０に記載のモバイルデバイス。
32. 少なくとも前記ロケーションアシスタンスデータと前記ドアアクセス制御ポイントとの前記通信とを使用して前記モバイルデバイスの前記ロケーションを追跡することは、前記モバイルデバイスの単一の測位測定を行うことを備える、請求項２９に記載のモバイルデバイス。
33. 前記モバイルデバイスの前記単一の測位測定は、ポジション情報のユーザ要求に応答して行われる、請求項３２に記載のモバイルデバイス。

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