JP5985170B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪化粧料に関する。
毛髪は、環境(太陽光による紫外線や熱、乾燥)、日常のヘアーケア処理(洗髪やブラッシング、ドライヤーの熱付与)、又は化学的施術(カラーリング、パーマ等)によりダメージを受けている。そのため、摩擦が増大し、ぱさついた毛髪の表面をなめらかな感触に戻すため様々なヘアーリンス、ヘアーコンディショナー、ヘアーシャンプー等が開発されている。
例えば、特許文献1には、毛髪に塗布した時の良好な伸びとしなやかさを課題として、陽イオン性基含有重合体と、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル及びポリオキシプロピレンアルキルエーテルの混合物とを含有するヘアーリンス剤組成物が開示されている。
また、特許文献2には、整髪力が増大し、毛髪に潤いを与え、しっとり、かつしなやかでべたつきがないことを課題として、一価又は多価アルコールにアルキレンオキシドを付加重合して得られるポリオキシアルキレン系化合物と、架橋型ポリアクリル酸系ポリマーとを含有する毛髪化粧料が開示されている。
さらに、特許文献3には、べたつき感及び油っぽさがなく、損傷毛髪に良好な感触を付与することを課題として、アルキルポリアルキレングリコールエーテル類、カチオン性界面活性剤、炭素数12〜40の脂肪酸を含有する毛髪化粧料が開示されている。
また、特許文献4には、ケラチン繊維の染色またはブリーチ組成物の製造に用いられる組成物として、(a)直鎖または分岐鎖のオキシエチレン化および/またはオキシプロピレン化および/またはポリグリセロール化脂肪アルコールから選択した非イオン界面活性剤の混合物を14〜50%、混合物はグリフィンが使用した意味のHLBが14より低くない少なくとも1種の界面活性剤Aとグリフィンが使用した意味のHLB値が1より低くなく、10より低い非イオン界面活性剤Bを特定の割合で含み、(b)0.05〜10%のカチオンまたは両性実在性ポリマーを含有する化粧組成物が開示されている。
一方、特許文献5には、仕上がり時に手移りによる油性感に優れる(べたつき感が低い)とともに、良好なまとまりと保湿感とを付与することを課題として、特定構造のポリオキシアルキレンアルキルエーテル(A)と、(A)以外の界面活性剤(B)を含有する毛髪用コンディショニング組成物が開示されている。
特開昭62−132812号公報 特開平1−106812号公報 特開平4−230614号公報 特開平7−267836号公報 特開2009−263331号公報
しかし、上記特許文献1〜4に記載の技術では、毛髪のまとまり、すなわち適度な保湿感を付与しようとするとべたつき感が生じてしまう反面、べたつき感を防止しようとすると毛髪の保湿感が不足してしまうため、べたつきのない良好な保湿感を実現するのは困難である。
一方、上記特許文献5に記載の技術であると、仕上がり時における手移りによる油性感に優れる(べたつき感が低い)とともに、良好な保湿感を付与することができる。しかしながら、すすぎを行った後におけるこれらの効果の持続性や仕上がり時のしっとり感の向上、臭いの低減などに関しては、依然として改善の余地がある。さらに、ダメージが蓄積した毛先部分の感触と健常な毛髪の根元部分との感触には差があるため、毛先部分の感触を向上させて毛髪の根元から毛先にわたり感触の均一性を向上させることも望まれている。
したがって、本発明の課題は、仕上がり時のべたつき感が低く、良好な保湿感を付与することができ、さらにすすぎを行った後にもこれらの効果を良好に持続させ、仕上がり時のしっとり感も良好で、毛髪の根元から毛先にわたり感触の均一性に優れた低臭の毛髪化粧料を提供することにある。
そこで本発明者らは、比較的短鎖のアルキル基を有し、かつポリオキシエチレン数及びポリオキシプロピレン数が一定範囲にあるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルと、界面活性剤とを含有し、かつ特定のポリオキシプロピレン付加化合物を特定の含有量とすることで、仕上がり時のべたつき感を抑制しつつ、良好なまとまりと保湿感とを付与して、すすぎを行った後から仕上がり時に至るまでこれらの効果を持続させながら良好なしっとり感をもたらし、しかも臭いが低減された毛髪化粧料が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)下記一般式(1)
1O−(PO)n/(EO)m−R2 (1)
(式中、R1は炭素数6〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、平均付加モル数nは3.0超6.0未満の数を示し、平均付加モル数mは0〜1.0の数を示し、R2は水素原子又はメチル基を示す。)で表される化合物、及び
(B)成分(A)以外の界面活性剤
を含有し、R1O−PO−H(式中、R1は炭素数6〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。)で表される化合物の含有量が、毛髪化粧料中に0.1質量%以下である、毛髪化粧料(但し、パーマネントウェーブ剤及び染毛剤を除く)を提供するものである。
本発明によれば、仕上がり時にべたつき感がなく、毛髪に良好な保湿感を付与することができるとともに、すすぎを行った後にもこれらの効果を持続させ、仕上がり時には良好なしっとり感をもたらして、毛髪の根元から毛先までの感触の均一性を図ることができ、しかも臭いが低減された毛髪化粧料を得ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本明細書において、毛髪化粧料とは、毛髪や地肌を清潔にしながら健やかに保つこと、さらに美容上の魅力を増すことを目的として使用される化粧料のことを意味する。ただし、本発明の毛髪化粧料には、酸化や還元処理など化学的な処理を毛髪に施し、毛髪の形状または色を長期間にわたって変化させるもの(パーマネントウェーブ剤(縮毛矯正剤、リラクサーなども含む)、染毛剤(ヘアーブリーチ剤も含む))は含まれない。
成分(A)の一般式(1)において、R1は炭素数6〜12、好ましくは炭素数8〜10の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であり、低臭化の観点から直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、直鎖のアルキル基がより好ましい。R1の炭素数が12以下であると、毛髪へしなやかさや優れた保湿感をもたらし、さらに毛髪のまとまりに優れるとともにべたつき感も減り、R1の炭素数が6以上であると、毛髪のまとまりや保湿感が良好となる。なかでも、R1の炭素数が8〜10であると、毛髪に柔らかさを付与するのに優れる。さらに、塗布時の油性感、すすぎ時の持続性、仕上がり時のしっとり感、仕上がり時のべとつきのなさ、仕上がり時の毛髪の根元から毛先までの感触の均一性の向上の観点、及び臭い低減の観点から、R1は炭素数8の直鎖のアルキル基のものが好ましく、混合アルキルの場合、成分(A)中に炭素数8の直鎖のアルキル基のものが50モル%以上であることが好ましく、80モル%以上であることがより好ましく、98モル%以上であることがさらに好ましい。本発明の毛髪化粧料が、べたつきがなく、毛髪のまとまり及び保湿感に優れるのは、成分(A)が界面活性剤と油性成分との両方の性質を有しているためであると考えられる。
成分(A)の一般式(1)において、PO(プロピレンオキシ基)及びEO(エチレンオキシ基)は、ブロック状に配列(付加)していてもランダム状に配列していてもよいが、ブロック状に配列しているのが好ましく、低臭化の観点から、(PO)n/(EO)mが、R1O−に対して(PO)nから(EO)mの順にブロック状に配列しているのがより好ましい。
成分(A)の一般式(1)において、平均付加モル数n及びmは、臭い、保湿感及び毛髪のまとまりをバランスよく発揮させる観点から、ともに制限される。すなわち、平均付加モル数n及びmが小さいと、臭いが増大するとともに、保湿感や毛髪のまとまりが低下する。一方、平均付加モル数n及びmが大きいと、塗布時の伸びや毛髪のまとまりはよいが、べたつき感が増すため、好ましくない。
具体的には、平均付加モル数nは、3.0超6.0未満の数を示し、臭いと手移りによる油性感、保湿感及び毛髪のまとまりの観点から、好ましくは3.2〜5.2であり、より好ましくは3.3〜4.8であり、さらに好ましくは3.5〜4.5である。
また、平均付加モル数mは、0〜1.0の数を示し、低臭化の観点、すすぎを行った後の持続性、仕上がり時のしっとり感、及び毛髪のまとまりを向上させる観点から、好ましくは0〜0.5であり、より好ましくは0〜0.3であり、さらに好ましくは0〜0.1であり、またさらに好ましくは0である。
さらに、n+mは、低臭化、すすぎを行った後の持続性、仕上がり時のしっとり感、べたつき、保湿感及び毛髪のまとまりの観点から、3.0超7.0未満であるのが好ましく、より好ましくは3.3超6.0未満であり、さらに好ましくは3.5〜5.0であり、またさらに好ましくは3.6〜4.8であり、さらに好ましくは3.5〜4.5である。
一般式(1)中の平均付加モル数n及びmは、各々平均の値であり、個々の分子の付加モル数には分布がある。これら付加モル数については、手移りによる油性感、保湿感、毛髪のまとまりの観点から、POの付加モル数の分布が特定の傾向を示すのがよい。具体的には、成分(A)中、POの付加モル数3〜5である化合物全量の占める割合は、35〜65モル%であるのが好ましく、40〜60モル%であるのがさらに好ましい。
また、毛髪の保湿感と、べたつきのなさの両立の観点から、成分(A)中、POの付加モル数4〜6である化合物全量の占める割合は、25〜55モル%であるのが好ましく、30〜50モル%であるのがさらに好ましい。
さらに、べたつき、保湿感及び毛髪のまとまりの観点、並びに製造上の観点から、成分(A)中、POの付加モル数1である化合物の占める割合は、0〜15モル%であるのが好ましく、0〜10モル%であるのがより好ましい。また、成分(A)中、POの付加モル数2である化合物の占める割合は、5〜40モル%であるのが好ましく、7〜35モル%であるのがより好ましい。さらに、成分(A)中、POの付加モル数3である化合物の占める割合は、10〜35モル%であるのが好ましく、12〜30モル%であるのがより好ましい。また、成分(A)中、POの付加モル数4である化合物の占める割合は、10〜30モル%であるのが好ましく、14〜25モル%であるのがより好ましい。さらに、成分(A)中、POの付加モル数5である化合物の占める割合は、5〜23モル%であるのが好ましく、6〜20モル%であるのがより好ましい。
平均付加モル数n及びmの値は、1H-NMRにより求めることができる。POの付加モル数の分布は、後述するガスクロマトグラフィーにより求めることができ、仮にEOが付加していてもこの付加モル数は無視し、付加しているPOにのみ着目してその付加モル数及び分布を求める。
一般式(1)中のR2は、水素原子またはメチル基を示し、水素原子が好ましい。
成分(A)の含有量は、べたつき、保湿感及び毛髪のまとまりの観点から、本発明の毛髪化粧料中に、好ましくは0.05〜10質量%であり、より好ましくは0.05〜7質量%であり、さらに好ましくは0.1〜5質量%であり、さらにより好ましくは0.2〜5質量%であり、またさらに好ましくは0.2〜3質量%である。
成分(A)中には、成分(A)を得る際の反応生成物に由来するものとして、一般式(1)中、n=1及びm=0であり、かつR2が水素原子である、R1O−PO−H(式中、R1は炭素数6〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、好ましくは炭素数8〜10の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、より好ましくは炭素数8〜10の直鎖のアルキル基、さらに好ましくは炭素数8の直鎖のアルキル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。)で表される化合物が含まれ得る。R1O−PO−Hの含有量は、低臭化、すすぎを行った後の持続性、仕上がり時のしっとり感、保湿感及び毛髪のまとまりの観点から、本発明の毛髪化粧料中に0.1質量%以下であり、さらに生産性向上の観点から、好ましくは0.01〜0.1質量%以下である。毛髪化粧料中のR1O−PO−Hの含有量が上記範囲内であると、塗布時の油性感、すすぎ時の持続性、仕上がり時のしっとり感、仕上がり時のべとつきのなさ、仕上がり時の毛髪の根元から毛先までの感触の均一性が改善される。また、賦香する香料が毛髪化粧料の基剤臭に邪魔されることなく、設計通りに香りを放つことができ、所望により賦香率を下げて、微香性の毛髪化粧料とすることもできる。
本発明で用いる成分(A)は、塩基性触媒を用い、R1OH(式中、R1は炭素数6〜12、好ましくは炭素数8〜10の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、より好ましくは炭素数8〜10の直鎖のアルキル基、さらに好ましくは炭素数8の直鎖のアルキル基を示す。)で表される原料アルコールにプロピレンオキシド、或いはプロピレンオキシド及びエチレンオキシドを反応させた後、該原料アルコールを蒸留留去することにより得ることができる。上記反応時に付加させるPO(プロピレンオキシ基)やEO(エチレンオキシ基)の平均付加モル数は、前述のn、m、及びn+mの値であるのが好ましい。したがって、原料アルコールであるR1OHや反応生成物に由来する化合物であるR1O−PO−Hは、成分(A)の一般式(1)において、R1が炭素数8〜10である場合は、R1OHやR1O−PO−HのR1の炭素数も8〜10となって、成分(A)中に含まれる。
塩基性触媒としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、ナトリウムアルコキシド等が用いられる。その使用量は、R1OHで表わされる原料アルコール中に、好ましくは0.1〜5mol%であり、より好ましくは0.1〜2mol%である。反応温度は、好ましくは80〜200℃であり、より好ましくは110〜160℃であり、反応圧力は、好ましくは0.1〜0.8MPaであり、より好ましくは0.1〜0.6MPaである。
反応物を精製する方法として、そのまま蒸留に付す方法、または塩基性触媒を中和剤により中和する若しくは吸着剤等で除去してから蒸留留去に付す方法が挙げられる。蒸留留去とは、未反応物等の低沸分を蒸留若しくは水蒸気処理により留去するか、又は蒸留と水蒸気処理を組み合わせて留去することを意味する。水蒸気処理とは、反応組成物に水蒸気を吹き込み、水蒸気とともに未反応物等の低沸分を系外へ留去することを意味する。好ましい留去条件は次の通りである。
温度:80〜200℃、好ましくは80〜150℃。
圧力:27kPa(200torr)以下、好ましくは6kPa(45torr)以下、より好ましくは経済性等の理由から0.01kPa(0.1torr)〜6kPa(45torr)。
水蒸気量:反応組成物100質量部に対して0〜50質量部、好ましくは5質量部以上、より好ましくは経済性等の理由から5〜20質量部。
本発明の毛髪化粧料は、成分(A)を安定に配合するとともに、均一に塗布する観点から、成分(A)以外の(B)界面活性剤を含有する。成分(A)以外の成分(B)の界面活性剤とは、具体的には、アニオン性界面活性剤、成分(A)以外の非イオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤からなる群より選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤である。本発明の毛髪化粧料がヘアーシャンプーである場合、成分(B)としては、アニオン性界面活性剤、成分(A)以外の非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤が好ましく、アニオン性界面活性剤がより好ましい。本発明の毛髪化粧料がヘアーコンディショナーである場合、成分(B)としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤が好ましく、カチオン性界面活性剤がより好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、硫酸系、スルホン酸系、カルボン酸系、リン酸系及びアミノ酸系のものが好ましく、例えば、アルキル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、アシルイセチオネート、アシルメチルタウレート、高級脂肪酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、アラニン誘導体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体等が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル類、成分(A)以外のポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキルエーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、アルキルグリコシド類等が挙げられる。このうち、アルキルグリコシド類、ポリオキシエチレン(C8〜C20)アルキルエーテル(好ましくはEOの平均付加モル数3〜50)、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミドが好ましい。
両性界面活性剤としては、ベタイン系界面活性剤及びアミンオキサイド型界面活性剤等が挙げられる。このうち、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤及びアルキルジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド型界面活性剤がより好ましく、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルスルホベタイン、脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン及び脂肪酸アミドプロピルスルホベタイン等のスルホベタイン並びにアルキルジメチルアミンオキサイドがさらに好ましい。
カチオン性界面活性剤としては、四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤又は三級アミン型カチオン界面活性剤が好ましい。四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤としては、一般式(2)で表されるものが好ましく、三級アミン型カチオン界面活性剤としては、一般式(3)で表されるものが好ましい。
Figure 0005985170
〔式(2)中、R3〜R6のうち、1個又は2個は、総炭素数8〜35の、−O−、−CONH−、−NHCO−、−OCO−若しくはCOO−で表される官能基で分断又は−OHで置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基、或いは総炭素数8〜35の脂肪族アシルオキシ(ポリエトキシ)エチル基を示し、残りは独立して炭素数1〜4のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又は炭素数1〜4のポリオキシエチレン基を示し、X-はハロゲン化物イオン又は有機アニオンを示す。〕
Figure 0005985170
〔式(3)中、R7〜R9のうち、1個は、総炭素数8〜35の、−O−、−CONH−、−NHCO−、−OCO−若しくはCOO−で表される官能基で分断又は−OHで置換されていてもよい、直鎖若しくは分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基を示し、残りは独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す。〕
一般式(2)中、R3〜R6のうち、1個又は2個は、総炭素数8〜35の直鎖若しくは分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基であり、好ましくは総炭素数12〜28であり、さらに好ましくは総炭素数12〜25であり、上記炭化水素基は、−O−(オキシ基)、−CONH−(アミド基)、−NHCO−(カルバモイル基)、−OCO−(オキシカルボニル基)又は−COO−(アシルオキシ基)で表される官能基で分断されていてもよい炭化水素基であり、上記炭化水素基は、−OH(水酸基)を置換基として有していてもよい。
3〜R6のうち、残りの炭素数1〜4のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、及び炭素数1〜4のポリオキシエチレン基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t-ブチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基等が挙げられ、なかでもメチル基、エチル基が好ましく、さらにはメチル基が好ましい。ポリオキシエチレン基としては、合計付加モル数10以下が好ましい。
-の具体例としては、Cl-、Br-等のハロゲンイオン、炭素数1〜5のアルキルサルフェートイオン(CH3SO4 -、C25SO4 -、C37SO4 -等)、炭素数1〜5のアルキル炭酸イオン(CH3CO3-等)が挙げられ、なかでもCl-、Br-、CH3SO4 -、C25SO4 -、CH3CO3 -が好ましい。
総炭素数8〜35の脂肪族アシルオキシ(ポリエトキシ)エチル基としては、炭素数8〜22の脂肪族アシル基を有するものが好ましい。ポリエトキシ基は有していても有していなくともよく、ポリエトキシ基のなかでもエトキシ基の平均付加モル数が0〜5であるポリエトキシ基が好ましい。
一般式(2)で表される四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の具体例としては、モノ長鎖アルキル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩、分岐鎖アルキル(炭素数12〜28)四級アンモニウム塩、アルキルアミド(炭素数12〜28)アルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩、N−炭化水素(炭素数12〜28)カルバモイルアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩、アシル(炭素数12〜28)オキシアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩、アルキル又はアルケニル(炭素数12〜28)オキシアルキル(炭素数1〜5)四級アンモニウム塩が挙げられる。
一般式(3)中、R7〜R9のうち、1個は、総炭素数8〜35の直鎖若しくは分岐鎖の飽和又は不飽和の炭化水素基であり、好ましくは総炭素数12〜28、さらに好ましくは総炭素数12〜25であり、上記炭化水素基は、−O−、−CONH−、−NHCO−、−OCO−若しくはCOO−で表される官能基で分断されていてもよい炭化水素基であり、上記炭化水素基は、−OH(水酸基)を置換基として有していてもよい。
7〜R9のうち、残りは独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す。炭素数1〜4のアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t-ブチル基等が挙げられ、なかでもメチル基、エチル基が好ましく、さらにはメチル基が好ましい。
一般式(3)で表される三級アミン型カチオン界面活性剤の好ましい具体例としては、N,N−ジメチルオクタデシロキシプロピルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミン等が挙げられる。
一般式(3)で表される三級アミン型カチオン界面活性剤は、そのまま用いてもよく、或いはその酸付加塩として用いてもよい。付加する酸としては、無機酸又は有機酸が用いられる。
成分(B)の界面活性剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。成分(B)の含有量は、成分(A)を安定に配合するとともに均一に塗布する観点から、本発明の毛髪化粧料中に、好ましくは0.1〜30質量%であり、より好ましくは0.3〜25質量%であり、さらに好ましくは0.3〜20質量%である。
なお、成分(A)と成分(B)の界面活性剤との質量比[(A)/(B)]は、仕上がり時のべたつきがなく、良好なまとまりとしっとり感の付与、及び毛先までの感触の均一性の観点から、好ましくは1/200〜5/1であり、より好ましくは1/175〜3/1であり、さらに好ましくは1/150〜3/1である。
本発明の毛髪化粧料は、水を含有する。水の含有量は、実施する毛髪化粧料の形態により変動し得るが、本発明の毛髪化粧料中に、好ましくは60〜99質量%であり、より好ましくは80〜98質量%である。
本発明の毛髪化粧料は、さらに本発明の効果を損なわない限り、油性成分を含有していてもよい。油性成分としては、シリコーン、エステル油、炭化水素類、グリセリド類、植物油、動物油、ラノリン誘導体、高級脂肪酸エステル類等が挙げられ、仕上がり時のすべり性の観点から、中でもシリコーンが好ましい。
シリコーンの具体例としては、特開平6−48916号公報に記載されている(a)ジメチルポリシロキサン、(b)メチルフェニルポリシロキサン、(c)アミノ変性シリコーン〔水性乳濁液としては、SM8904 Cosmetic Emulsion(東レ・ダウコーニング株式会社製)等が挙げられる〕、(d)脂肪酸変性ポリシロキサン、(e)アルコール変性シリコーン、(f)脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、(g)ポリエーテル変性シリコーン、(h)エポキシ変性シリコーン、(i)フッ素変性シリコーン、(j)環状シリコーン、(k)アルキル変性シリコーン、(l)アミノ変性シロキサン−ポリオキシアルキレンブロック共重合体等が挙げられる。
エステル油としては、モノエステル油、または分子内に2以上のエステル結合を有するエステル油の1種又は2種以上の混合物が好ましい。
モノエステル油としては、総炭素数8〜40のモノエステル油、好ましくは炭素数2〜22、より好ましくは炭素数8〜20の1価脂肪酸と炭素数1〜20の1価又は多価アルコールとのモノエステル等が挙げられ、これら脂肪酸及びアルコールは直鎖であっても分岐鎖であってもよく、また飽和であっても不飽和であってもよい。モノエステル油の好ましい具体例としては、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリイソデシル、ステアリン酸ステアリル、モノイソステアリン酸ジグリセリルが挙げられる。
分子内に2以上のエステル結合を有する多価エステル油としては、総炭素数8〜120の多価エステル油、好ましくは炭素数2〜22の1価又は多価の脂肪酸の1種又は2種以上の混合物と炭素数2〜20の1価又は多価アルコールの1種又は2種以上の混合物との多価エステルが挙げられ、これら脂肪酸及びアルコールは直鎖であっても分岐鎖であってもよく、また飽和であっても不飽和であってもよく、さらに芳香環を含んでいてもよい。多価エステル油の好ましい具体例としては、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジイソステアリン酸ジグリセリル、ジペンタエリスリトールとヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸、ロジン等の混合脂肪酸とのエステルが挙げられる。
油性成分は、1種単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。油性成分の含有量は、湿潤した毛髪に対する指通りや滑らかさの付与、乾燥後の毛髪のしっとり感及び乳化安定性の点から、本発明の毛髪化粧料中に、好ましくは4質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下である。
油性成分を用いる場合、成分(A)と油性成分との質量比[(A)/油性成分]は、べたつき、保湿感、及び毛髪のまとまりの向上の観点から、好ましくは1/50〜5/1であり、より好ましくは1/30〜3/1である。
また、本発明の毛髪化粧料には、保存安定性の観点から、増粘高分子を配合することができる。増粘高分子として、ヒドロキシエチルセルロース、グアガム、キサンタンガム、ポリアクリル酸系高分子が挙げられる。増粘高分子の含有量は、本発明の毛髪化粧料中に、好ましくは0.01〜20質量%であり、より好ましくは0.05〜15質量%である。
また、本発明の毛髪化粧料には、上記成分のほか、さらに毛髪化粧料に配合される公知の成分として、水溶性コラーゲン、コラーゲン誘導体に代表されるタンパク加水分解物、毛髪脂質類似成分を配合することもできる。また、キレート剤、着色剤、防腐剤、pH調整剤、粘度調整剤、香料、パール光沢剤、湿潤剤、スタイリング用ポリマー等を配合してもよい。
本発明の毛髪化粧料は、例えば、ヘアーシャンプー、ヘアーコンディショナー、ヘアートリートメント、毛髪美容液、ブロー剤、スタイリング剤、着色剤(一時的に毛髪を着色するものであって、洗髪によって元の色に戻すことができるもの)、地肌用美容液、ヘアーパックとして用いることができ、水で洗い流して用いるものであっても洗い流さないで用いるものであってもよい。水で洗い流して用いるものとしては、ヘアーシャンプー、ヘアーコンディショナー、ヘアートリートメント、ヘアーパックが挙げられる。水で洗い流さないで用いるものとしては、洗い流さないタイプのヘアーコンディショナー/ヘアートリートメント(リーブオンコンディショナー/トリートメント)、ヘアーミスト、ヘアークリーム、ヘアーフォーム、ヘアーワックス、ブローローション、ヘアーパック、コンディショニングジェル、毛髪美容液、地肌美容液、カラーコスメ等の着色剤(頭髪全体または一部を一時的に着色する化粧料であって、洗髪によって元の色に戻すことができるもの)等が挙げられる。
なかでも、本発明の効果をより顕著に発現させる観点から、ヘアーシャンプー、ヘアーコンディショナーとして用いるのが好ましく、ヘアーコンディショナーとして用いるのがより好ましい。
本発明の毛髪化粧料を洗い流さないタイプの化粧料として用いる場合は、予め毛髪洗浄剤により毛髪を洗浄した後に、本発明の毛髪化粧料を適量で毛髪に塗布し、これを毛髪に馴染ませて用いることが好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ムース状、ワックス状等、種々の形態にて実施することができ、透明であっても半透明であってもよく、微粒子(光沢があってもなくてもよい)を均一に分散させ、懸濁させてもよい。
本発明の毛髪化粧料は、常法により製造することができる。例えば、成分(B)と成分(A)とを混合して、必要に応じて加温下にて、攪拌し、分散状態にする又は可溶化することができる。
上述した実施形態に関し、本発明は以下の毛髪化粧料を開示する。本発明の毛髪化粧料は、[1]次の成分(A)及び(B):
(A)下記一般式(1)
1O−(PO)n/(EO)m−R2 (1)
(式中、R1は炭素数6〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、平均付加モル数nは3.0超6.0未満の数を示し、平均付加モル数mは0〜1.0の数を示し、R2は水素原子又はメチル基を示す。)で表される化合物、及び
(B)成分(A)以外の界面活性剤
を含有し、R1O−PO−H(式中、R1は炭素数6〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。)で表される化合物の含有量が、毛髪化粧料中に0.1質量%以下である、毛髪化粧料(但し、パーマネントウェーブ剤及び染毛剤を除く)である。
本発明は、さらに以下の毛髪化粧料であるのが好ましい。
[2]成分(A)が、R1OH(式中、R1は炭素数6〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。)で表される原料アルコールに、プロピレンオキシド、又はプロピレンオキシド及びエチレンオキシドを反応させた後、該原料アルコールを蒸留留去することにより得られる化合物である、上記[1]の毛髪化粧料。
[3]一般式(1)中のR1が、炭素数8〜10の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基、より好ましくは炭素数8の直鎖のアルキル基である上記[1]又は[2]の毛髪化粧料。
[4]一般式(1)中の平均付加モル数nが、3.2〜5.2、好ましくは3.3〜4.8、更に好ましくは3.5〜4.5である上記[1]から[3]の毛髪化粧料。
[5]R1O−PO−Hで表される化合物の含有量が、毛髪化粧料中に0.4質量%以下、好ましくは0.3質量%以下、更に好ましくは0.2質量%以下である上記[1]から[4]の毛髪化粧料。
[6]成分(A)の含有量が、毛髪化粧料中に0.05〜10質量%、好ましくは0.05〜7質量%、より好ましくは0.1〜5質量%、更に好ましくは0.2〜5質量%、更に好ましくは0.2〜3質量%である、上記[1]から[5]の毛髪化粧料。
[7]成分(A)中、POの付加モル数3〜5である化合物全量の占める割合が、35〜65モル%、より好ましくは40〜60モル%である、上記[1]から[6]の毛髪化粧料。
[8]成分(A)中、POの付加モル数4〜6である化合物全量の占める割合が、25〜55モル%、より好ましくは30〜50モル%である、上記[1]から[7]の毛髪化粧料。
[9]ヘアーシャンプー又はヘアーコンディショナーである、上記[1]から[8]の毛髪化粧料。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
[製造例1]
1−オクタノール(カルコール 0898、花王株式会社製)2495.5g(19.01mol)と水酸化カリウム31.93g(1−オクタノールの活性水素1個あたり0.03モル(3mol%))をオートクレーブに仕込み、110℃、13.3kPaで脱水後、125℃でプロピレンオキシド4415.5g(1−オクタノールの活性水素1個あたり4mol)を0.1〜0.4MPaで圧入しながら付加反応を行った。プロピレンオキシド導入後125℃で3時間反応させ、反応終了後80℃まで冷却し、未反応のプロピレンオキシドを減圧下で除去した。反応終了物に対して、90質量%乳酸水溶液57.0g(水酸化カリウムに対して1.0mol)を添加し、80℃にて30分間、撹拌混合を行って水酸化カリウムを中和した。得られた反応組成物1599.9gを、容量3Lの四ツ口フラスコに仕込み、203.8g(反応組成物に対して12.7%)の水を130℃、4kPaの条件で連続添加することにより水蒸気蒸留を行った。
得られた成分(A)(表1に示すアルキレングリコールエーテル2)中のR1O−PO−H(R1は炭素数8の直鎖アルキル基)の含有量と、成分(A)のPO(プロピレンオキシ基)の付加モル数の分布をガスクロマトグラフィーにより求めた。なお、下記モル%はクロマトグラムの面積比から算出した。
ガスクロマトグラフィーの条件

ガスクロマトグラフ : Agilent Technologies 6850 Network GC System
カラム : Frontier LAB Ultara UA-1HT
温度条件 : 初期温度 60℃(2min)
昇温速度 10℃/min(350℃まで)
最終温度 350℃(10min)
サンプル量 : 1μL
注入口条件 : 注入モード スプリット法
注入口温度 300℃
キャリアガス : ヘリウム 流量 21.2mL/min
検出器 : FID
成分(A)のアルキレングリコールエーテル2中におけるPOの付加モル数の分布(モル%)
POの付加モル数1: 5.2
POの付加モル数2: 15.4
POの付加モル数3: 21.0
POの付加モル数4: 19.3
POの付加モル数5: 14.9
POの付加モル数6: 10.4
POの付加モル数7: 6.6
POの付加モル数8: 3.8
POの付加モル数9: 2.0
POの付加モル数10: 1.0
製造例1と同様にして、表1に示すアルキレングリコールエーテル1、3〜9を得た。POの付加モル数や式(1)中のR1の炭素数が異なる成分(A)を得るために、プロピレンオキシドの使用量や原料アルコールの種類の変更を行った。また、目的の成分(A)に適した条件となるよう、蒸留条件(減圧度(圧力)又は時間)と水蒸気処理の条件も調整した。
得られた成分(A)中のR1O−PO−Hの含有量とPOの付加モル数の分布をガスクロマトグラフィーで求めた。
表1で得られたアルキレングリコールエーテルのPOの平均付加モル数nの値は、1H-NMRにより求めた。
1 O−PO−Hの定量条件
試料に内部標準物質(ドデカン)を添加し、TMS化剤で前処理を行いガスクロマトグラフィーで得られた結果に対し、ドデカンに対するR1O−PO−Hの面積質量比の検量線から、試料中に対する質量百分率により求めた。
Figure 0005985170
[実施例1〜4、比較例1〜6]
表2に示す組成の毛髪化粧料を下記製法により調製し、毛髪に塗布した後、温水ですすいでヘアーコンディショナーとして用いた場合における、乾燥させた後の仕上がりの感触(塗布時の油性感、すすぎ時の持続感、仕上がり時のしっとり感、べたつきのなさ、毛先までの均一性)、及び化粧料のにおいを評価した。
成分(B)とメチルパラベンと適量の水との混合物を75℃で透明になるまで攪拌した。75℃で液体となった成分(C)を投入して乳化し、20分間75℃での撹拌を維持した。その後撹拌を続けながら冷却し、50℃で成分(A)及び成分(D)を添加した。
評価結果も合わせて 表2に示す。
[毛髪化粧料のヘアーコンディショナーとしてのトレス評価]
実施例及び比較例で得られた毛髪化粧料を用いたトレス評価方法、及び評価基準を以下に示す。
毛髪へ毛髪化粧料を適用し、各過程での感触(塗布時の油性感、すすぎ時の持続感、仕上がり時のしっとり感とべたつきのなさ、及び毛先までの均一性)について、評価用トレスを用いたパネラーによる官能評価を行った。すなわち、化学処理歴のない女子成人毛髪で長さ約30cmの黒色の直毛を検体とし、これを40〜50℃のラウリル硫酸ナトリウム水溶液(2.5質量%)中に10分間浸漬して洗浄し、流水ですすいだ後風乾した。次いで、この毛髪検体約10gを均一な厚みになるように3cm幅に引き揃え、毛髪の長さが25cmになるようにしてその片端を3cm幅のプラスチック板に接着剤で固定したものを試験用トレスとした。さらに市販のブリーチ剤(プリティアふんわり泡ブリーチ ハイブリーチ(花王株式会社製))を用い、20分間の処理を2回繰り返したトレスを評価用トレスとして用いた。
《評価者とトレス》
5人のパネラーが各々、上記トレスを用いて上記項目の感触を下記に示した基準で官能評価を実施した。
《操作》
トレスを十分に35〜40℃の温水で湿らせた後、下記組成のプレーンシャンプーで洗浄した。十分に温水ですすいだ後、トレスを軽く絞って余分な水分を落とした。次いで、1gの毛髪化粧料をトレスに塗布する際、30秒間で全体になじませる間に塗布時の各項目の評価を行った。続いて、35〜40℃の温水の流量を約1L/8秒に設定し、30秒間トレスを流水に通しながらすすぎ、この間にすすぎ時の項目の評価を行った。その後、トレスを軽く絞り、タオルでトレスを挟み押さえながらトレスの水分を取って櫛をトレスに通し、ドライヤーの温風で乾燥させ、仕上げに櫛でトレスを整えて仕上がり時の各項目の評価を行った。
比較例6の毛髪化粧料のトレス評価結果を基準とし、この基準と比較して各項目の評価基準に照らし合わせて評点をつけ、評価結果とした。
《プレーンシャンプーの組成》 (質量%)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na(純分27%) 42
(エマールE−27C:花王株式会社製)
ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド 3
(アミノーンC−11S)
クエン酸 0.2
メチルパラベン 0.3
精製水 残余
計 100
《塗布時の油性感》
評価基準:
2;基準より、油性感があって化粧料の存在を強めに感じる。
1;基準より、やや油性感があって化粧料の存在を感じる。
0;基準と同等。
−1;基準より、やや油性感が弱く化粧料の存在が軽めに感じる。
−2;基準より、油性感が弱く化粧料の存在が感じられ難い。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
《すすぎ時の持続感》
評価基準:
2;基準より、良好なすべりを感じる時間が長い。
1;基準より、良好なすべりを感じる時間がやや長い。
0;基準と同等。
−1;基準より、良好なすべりを感じる時間がやや短い。
−2;基準より、良好なすべりを感じる時間が短い。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
《仕上がり時のしっとり感》
評価基準:
2;基準より、しっとり感が強い。
1;基準より、ややしっとり感がある。
0;基準と同等。
−1;基準より、ややしっとり感が弱い。
−2;基準より、しっとり感が弱い。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
《仕上がり時のべたつきのなさ》
評価基準:
2;基準より、さらさらとしてべたつかない。
1;基準より、ややさらさらとしてべたつかない。
0;基準と同等。
−1;基準より、ややべたつく。
−2;基準より、べたつく。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
《仕上がり時の毛先までの均一性》
評価基準:
2;基準より、根元と毛先の感触の差が小さい。
1;基準より、根元と毛先の感触の差がやや小さい。
0;基準と同等。
−1;基準より、根元と毛先の感触の差がやや大きい。
−2;基準より、根元と毛先の感触の差が大きい。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
《総合評価》
各項目の評点を合計した点数を示した。得点が高いもの程、性能のバランスが良いことを示す。この合計点を次に示す基準で分類し、A〜Dの4段階の判定を行った。
評価基準:
A;評点合計が4.0以上
B;評点合計が3.0〜3.9
C;評点合計が2.0〜2.9
D;評点合計が1.9以下
[毛髪化粧料適用後の毛髪の表面観察]
毛髪化粧料適用後の毛髪の表面観察方法、及び評価基準を以下に示す。
トレス評価を行うパネラーの1人がトレス評価を行うとき、ドライヤー乾燥した直後にトレスから毛髪を3本採取した。毛髪1本を3分割し、根元側3本、毛先側3本の短い毛髪をスライドガラスに固定し、原子間力顕微鏡(AFM) ナノスケールハイブリッド顕微鏡 VN−8000(株式会社キーエンス製)で各毛髪につき1点観察した。先ず、AFM観察部位を決めるため倍率250倍の光学顕微鏡で表面を観察し、明らかに傷や変形のない部分からAFM観察視野(12.5×20μm2)を決定した。1サンプルに付き根元の毛髪表面を3点、毛先の毛髪表面3点をAFM観察した。その観察画像から、周囲と明らかに高さが違っている吸着物(不均一吸着物)についてその面積を計測し、AFM観察画像全体に対する面積比の値を求めた。表3に結果を示す。
[毛髪化粧料適用後の毛髪の水との接触角測定]
評価方法を以下に示す。
トレス評価を行うパネラーの1人がトレス評価を行うとき、ドライヤー乾燥した直後にトレスから毛髪を3本採取した。毛髪1本を2分割し、毛先側の3本の短い毛髪について、水との動的後退接触角を動的接触角測定装置 K100(クリュス(KRUSS:ドイツ語のため、正しい表記ではUはウムラウトで表す)社製)にて測定した。3本の動的後退接触角の平均値(°)、及び3本の動的後退接触角の振幅の平均値(°)を求め、その毛髪化粧料の値とした。表3に結果を示す。
Figure 0005985170
Figure 0005985170
[毛髪化粧料のにおい評価]
毛髪化粧料のにおいの評価方法、及び評価基準を以下に示す。
毛髪化粧料を所定の蓋つきガラス瓶に入れ、蓋を開けた時の化粧料のにおいの官能評価を実施した。すなわち、No.7の蓋つきスクリュー管の容量の約半分を毛髪化粧料で満たし、室温で30分静置する。パネラーが蓋を開けてガラス瓶の口に鼻を近づけ、化粧料のにおいをかぐことによる官能評価を実施した。
比較例6の毛髪化粧料のにおい評価結果を基準とし、この評価基準に照らし合わせて得点をつけ、評価結果とした。
評価基準:
2;基準より、原料臭はほとんど感じられない。
1;基準より、原料臭はあまり感じられない。
0;基準と同等。
−1;基準より、やや原料臭を感じる。
−2;基準より、原料臭を感じる。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求め、表4に結果を示す。
Figure 0005985170
表2の結果より、評価の基準とした比較例6は、シリコーンを配合した一般的な毛髪化粧料の骨格処方例である。これと比較して本発明の毛髪化粧料は、塗布時の油性感とすすぎ時の持続感に優れ、仕上がり時にべたつきがなく、根元から毛先までの均一性に優れることがわかる。
表3の結果より、本発明の毛髪化粧料は、評価の基準となる比較例6に比べ、その適用後において、毛髪の根元表面及び毛先表面の双方においてほぼ同等に不均一吸着物が占める面積が小さく、また動的後退接触角の値も大きく、その振幅も小さいことから、毛髪表面の疎水化を図りながら均一な表面形成も可能であることがわかり、これらが毛髪の感触性能を向上させる要因であると考えられた。すなわち、本発明の毛髪化粧料は、一般的なシリコーン配合毛髪化粧料とは異なる毛髪表面の物性や吸着状態を示し、それが優れた感触発現をもたらしていることが確認された。
表2〜3の結果に加え、表4の結果により、成分(A)のPOの平均付加モル数nの値を元に比較してみると、nが小さいアルキレングリコールエーテルを用いた比較例1は、塗布時の油性感、すすぎ時の持続性、化粧料のにおいの点で劣った。nが大きいアルキレングリコールエーテルを用いた比較例2は、表3の毛髪化粧料適用後の毛髪表面観察結果より、均一な表面形成は成さなかった。一方、nが小さいアルキレングリコールエーテルを用いると、化粧料のにおいに及ぼす影響は大きく、特に比較例1は原料臭が強いことがわかった。
これら表1〜4の結果より、成分(A)のPOの平均付加モル数nが4のアルキレングリコールエーテルを用いた毛髪化粧料が、ヘアーコンディショナーとして、各項目の感触性能とにおい評価のバランスが非常によいことが明らかとなった。
[実施例5〜6、比較例7〜8]
表5〜6に示す組成の毛髪化粧料を調製し、5人のパネラーが各々トレスを用いて、ヘアーシャンプーとしての使用感の官能評価を行った。次いで、毛髪に塗布し、洗浄時の泡量と指通り、温水すすぎ時の指通り、乾燥させた後の仕上がりの感触(すべり感、しっとり感、べたつきのなさ、毛先までの均一性)を評価した。評価結果も合わせて表5〜6に示す。
[毛髪化粧料のヘアーシャンプーとしてのトレス評価]
《評価者とトレス》
5人のパネラーが、各々上述の毛髪化粧料の官能評価に用いたものと同じトレスを用いて、上記項目の感触を下記に示した基準で官能評価を実施した。
《操作》
トレスを十分に35〜40℃の温水で湿らせた後、毛髪化粧料を0.5gトレスに塗布し、泡立てた。この時、洗浄時の評価項目を評価した。続いて、35〜40℃の温水の流量を約1L/8秒に設定し、30秒間トレスを流水に通しながらすすぎ、この間にすすぎ時の項目の評価を行った。その後、トレスを軽く絞り、タオルでトレスを挟み押さえながらトレスの水分を取って櫛をトレスに通し、ドライヤーの温風で乾燥させ、仕上げに櫛でトレスを整えて仕上がり時の各項目の評価を行った。
比較例7の毛髪化粧料のトレス評価結果を基準とし、この基準と比較して各項目の評価基準に照らし合わせて実施例5の評点をつけ、評価結果とした。同様に、比較例8を基準として実施例6を比較評価し、評点をつけた。なお、仕上がり時のしっとり、べたつきのなさ及び毛先までの均一性についての評価基準は、実施例1と同様とした。
《洗浄時の泡量》
評価基準:
2;基準より、泡立つスピードが速く、泡量が多い。
1;基準より、泡立つスピードが速く、泡量がやや多い。
0;基準と同等。
−1;基準より、泡立つスピードに変化がなく、泡量がやや少ない。
−2;基準より、泡立つスピードに変化がなく、泡量が少ない。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
《洗浄時の指通り》
評価基準:
2;基準より、良好な指通りで、トレスにボリュームを感じる。
1;基準より、良好な指通りである。
0;基準と同等。
−1;基準より、やや指が引っかかる。
−2;基準より、指が引っかかる。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
《すすぎ時の指通り》
評価基準:
2;基準より、良好な指通りを感じる時間が長い。
1;基準より、良好な指通りを感じる時間がやや長い。
0;基準と同等。
−1;基準より、良好な指通りを感じる時間がやや短い。
−2;基準より、良好な指通りを感じる時間が短い。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
《仕上がり時のすべり》
評価基準:
2;基準より、非常に良好なすべりを感じる。
1;基準より、良好なすべりを感じる。
0;基準と同等。
−1;基準より、ややすべりを悪く感じる。
−2;基準より、すべりを悪く感じる。
なお、5人のパネラーの評価結果を平均して評点を求めた。
Figure 0005985170
Figure 0005985170
これら表5〜6の結果より、成分(A)のPOの平均付加モル数nが4のアルキレングリコールエーテルを用いた毛髪化粧料は、ヘアーシャンプーとして、洗浄時と仕上がり時の感触性能を向上させるのに優れることが分かった。

Claims (3)

  1. 次の成分(A)及び(B):
    (A)下記一般式(1)
    1O−(PO)n/(EO)m−R2 (1)
    (式中、R1は炭素数6〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示し、EOはエチレンオキシ基を示し、平均付加モル数nは3.0超6.0未満の数を示し、平均付加モル数mは0を示し、R2は水素原子又はメチル基を示す。)で表される化合物、及び
    (B)成分(A)以外の界面活性剤
    を含有し、R1O−PO−H(式中、R1は炭素数6〜12の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、POはプロピレンオキシ基を示す。)で表される化合物の含有量が、毛髪化粧料中に0.1質量%以下である、毛髪化粧料(但し、パーマネントウェーブ剤及び染毛剤を除く)。
  2. 成分(A)の含有量が、毛髪化粧料中に0.05〜10質量%である、請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 成分(A)中、POの付加モル数3〜5である化合物全量の占める割合が、35〜65モル%である、請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
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