JP5984468B2 - 中継器及び中継システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、人工衛星(通信衛星)に搭載される衛星搭載用中継器に関する。本発明は、デジタル信号処理を用いてスペクトルの分割・結合、及び周波数変換を行う中継器の多元接続に関するものである。
通信衛星は、地上の地球局からの通信信号を受信し、フィルタにより通信信号のスペクトルを分割し、分割したスペクトルの周波数変換を行い地上に向けて送出する。この周波数変換をより柔軟に行うため、デジタル信号処理にて、スペクトルの分割・結合、及び周波数変換を行う衛星搭載用中継器が望まれている。
従来技術として、デジタル方式でトランスポンドされた機能とデジタル方式での再生式の機能との両方が、オ−ルデジタルの衛星ペイロ−ド内で与えられ、トランスポンドされた機能と再生式の機能とを共通のデジタルプラットフォ−ムに組合せることにより、衛星の全体的な効率性、及び機能性を向上させようとするものがある(特許文献1参照)。
特表2006−516867号 特開2007−166424号 特表2008−072219号 特表2008−124665号
衛星にて受信される通信信号をAD(Analog−to−Digital)変換を行うことで、アナログ信号からデジタル信号へ変換し、デジタル信号処理にてスペクトルを分割し、切り出したスペクトル単位でスペクトルの順番の交換を行い、再度スペクトルを1つの連続した帯域に連結する機能を有し、連続したスペクトルをDA変換(Digital−to−Analog)することで、通信信号を地上に送出するデジタル信号処理機能を有する衛星中継局において、従来の衛星中継局は、衛星中継局にて多元接続機能を持たず、異なる周波数でマッピングされた周波数を多重するための機能を有していないため、周波数の利用効率が劣化するという課題がある。
また従来の衛星における多元接続機能は、特許文献1に示されるように再生型の中継システムを前提としており、衛星中継局にて受信される通信信号を、再生することなく多重化できないという課題がある。
本発明は、例えば、通信衛星に搭載された中継器において、入力信号に含まれる複数のユーザチャネルを再生することなく多重化・多元化することで、周波数の利用効率を向上させるとともに通信信号の品質を向上させることを目的とする。
本発明に係る中継器は、
入力スペクトルを入力する入力部と、
前記入力部により入力された前記入力スペクトルを複数のサブスペクトルに分割するスペクトル分割部と、
複数の出力ポートと前記複数の出力ポートに対応する複数のサブスペクトル多重部とを備える交換部であって、各サブスペクトル多重部が前記スペクトル分割部により分割された前記複数のサブスペクトルを入力し、入力した前記複数のサブスペクトルの少なくとも一部のサブスペクトルを多重してひとつの多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記複数の出力ポートのうちの対応する出力ポートに出力する交換部と、
前記複数の出力ポートから出力された複数の前記多重サブスペクトルを結合し、出力スペクトルを生成するスペクトル結合部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る中継器は、例えば、入力信号の入力スペクトルに含まれる複数のユーザチャネルを再生することなく多重化することができるため、周波数の利用効率を向上させるとともに、多重チャネルの利得と帯域を制御することで,無線通信信号の品質を向上させることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る中継器500の機能ブロック図(ペイロードブロック図)である。 実施の形態1に係る中継器500のスペクトル分割部106のスペクトル分割機能を示す図である。 実施の形態1に係る中継器500のスペクトル結合部109のスペクトル結合機能を示す図である。 実施の形態1に係る中継器500の交換部107の交換機能を示す図である。 実施の形態1に係るサブスペクトル多重部231のサブスペクトル多重機能を示す図である。 実施の形態1に係る中継器500の実施の効果を示すための機能ブロック図である。 実施の形態1に係るサブスペクトル多重部231の実施の効果を示す図である。 実施の形態2に係る中継器500及び中継器500の多元接続方式の効果を説明するための機能ブロック図である。 実施の形態3に係る中継器501の機能ブロック図である。 実施の形態3に係る中継器501及び中継器501の多元接続方式の効果を説明するための機能ブロック図である。 実施の形態4に係る中継器502の機能ブロック図である。 実施の形態4に係る中継器502及び中継器502の多元接続方式の効果を説明するための機能ブロック図である。 実施の形態5に係る中継器502及び中継器502の多元接続方式の効果を説明するための機能ブロック図である。 実施の形態6に係る中継システム800の機能ブロック図である。
実施の形態1.
本実施の形態に係る中継器500は、例えば、通信衛星に搭載される中継器(トラスポンダ)である。中継器(トラスポンダ)は、通信衛星の備えるアンテナ(受信器)により受信した地球局からの入力信号を入力し、入力信号を周波数変換して出力信号として地上へ送出する。
図1は、本実施の形態に係る中継器500の機能ブロック図である。図1を用いて、本実施の形態に係る中継器500の機能構成について説明する。
中継器500は、AD変換部105(ADC:Analog−to−Digital・Controller)、スペクトル分割部106、交換部107(スイッチ部、サブスペクトル多重部)、スペクトル結合部109、DA変換部110(DAC:Digital−to−Analog・Controller)、多元接続制御部400を備える。
中継器500は、入力スペクトル103を入力する。入力スペクトル103は、衛星アンテナからの入力信号(図示無し)スペクトルである。本実施の形態では、入力スペクトル103は、103a〜103nの複数の入力スペクトル103が入力される。例えば、通信衛星にアンテナが複数(アンテナa〜nまでの14)あれば、複数の入力ポートから複数の入力スペクトル103a〜103nが入力される。同様に複数の出力ポートから複数の出力スペクトル104a〜104nが衛星アンテナに向けて出力される。
以下、「入力スペクトル103」との記載は、入力スペクトル103a〜103n全体を意味する場合と、入力スペクトル103a〜103nのそれぞれ、又は入力スペクトル103a〜103nの一部の入力スペクトルを意味する場合がある。また、符号に添え字を有する他の機能ブロック(AD変換部105、スペクトル分割部106、スペクトル結合部109、DA変換部110、サブスペクトル多重部231(図4参照))についても同様とする。
中継器500は、AD変換部105a〜105n、スペクトル分割部106a〜106nを入力スペクトル103a〜103n単位で備える。また、中継器500は、スペクトル結合部109a〜109n、DA変換部110a〜110nを出力スペクトル104a〜104n単位で備える。
AD変換部105a〜105nは、入力スペクトル103a〜103nをデジタル変換し入力する入力部の一例である。AD変換部105a〜105nは、入力スペクトル103a〜103nを入力して、アナログデジタル変換を行い、入力スペクトル103a〜103nをデジタル化する。以下、添え字(a〜n)は省略する場合もある。
スペクトル分割部106(図1)(106a〜106n)は,入力スペクトル103(103a〜103n)を、分割の単位となる周波数帯域幅で複数のサブスペクトルに分割し、サブスペクトルを交換部107へ出力する。
図2は、本実施の形態に係る中継器500のスペクトル分割部106のスペクトル分割機能を示す図である。
スペクトル分割部106は、AD変換部105(入力部)より入力された入力スペクトル103を、デジタルフィルタを用いて分割の単位となる周波数帯域幅で複数のサブスペクトル214(214−1〜214−m,mは自然数)に分割する。
例えば、スペクトル分割部106aは、入力信号201,202,203が含まれる入力スペクトル103aを、サブスペクトル214a−1〜サブスペクトル214a−mに分割する。また、スペクトル分割部106bは、入力スペクトル103bをサブスペクトル214b−1〜サブスペクトル214b−mに分割する。
交換部107(図1)は、入力スペクトル103に含まれる入力信号を任意の出力スペクトル104の任意の周波数にマッピングするため、スペクトル分割部106で分割されたサブスペクトル単位で交換を行い、交換されたサブスペクトルをスペクトル結合部109へ出力する。
スペクトル結合部109(図1)(109a〜109n)は、交換部107から出力されるサブスペクトルを結合し出力スペクトルをDA変換部110(110a〜110n)へ出力する。
図3は、本実施の形態に係る中継器500のスペクトル結合部109のスペクトル結合機能を示す図である。
スペクトル結合部109(109a〜109n)は、交換部107から出力されるサブスペクトル215−1〜サブスペクトル215−mを結合し、連続スペクトルである出力スペクトル104に変換し、DA変換部110へ出力する。
例えば、スペクトル結合部109aは、サブスペクトル215a―1〜215a−mを結合し、出力スペクトル104aを生成する。スペクトル結合部109bは、サブスペクトル215b−1〜サブスペクトル215b−mを結合し、出力スペクトル104bを生成する。
DA変換部110a〜110nは、スペクトル結合部で連続スペクトルに変換された出力スペクトルをデジタルアナログ変換し、出力スペクトル104a〜104nを生成する。スペクトル結合部109(109a〜109n)とDA変換部110(110a〜110n)は、出力スペクトル104(104a〜104n)を生成して出力する出力部の一例である。
本実施の形態の中継器500は、以上のようにAD変換部105、スペクトル分割部106、交換部107、スペクトル結合部109、AD変換部110が備えられたデジタル処理を可能とする中継器を前提とする。
図4は、本実施の形態の特徴であるサブスペクトル単位での多重を可能とする交換部107の機能構成を示す実施例である。
交換部107は、スペクトル分割部106で分割したサブスペクトル214をサブスペクトルの単位で交換し多重する機能を備える。
交換部107は、スペクトル分割部106a〜106nからのサブスペクトル214a−1〜214n−mを入力とし、サブスペクトル215a−1〜215n−mをスペクトル結合部109a〜109nへ出力する交換機である。
例えば、スペクトル分割部106aからのサブスペクトル214a−1〜214a−mは、入力ポート220a−1〜220a−mに入力され、スペクトル分割部106bからのサブスペクトル214b−1〜214b−mは、入力ポート220b−1〜220b−mに入力される。
出力ポート221a−1〜221a−mから出力されるサブスペクトル215a−1〜215a−mは、スペクトル結合部109aに入力され、出力ポート221b−1〜221b−mから出力されるサブスペクトル215b−1〜215b−mは、スペクトル結合部109bに入力される。
交換部107は、スイッチ部230とサブスペクトル多重部231から構成され、スイッチ部230は、例えば,クロスバースイッチからなるスイッチマトリックスを形成し、 サブスペクトル多重部231(231a−1〜231n−m)は、出力ポート221単位(出力ポート221a−1〜221n−m)に備えられる。
サブスペクトル多重部231a−1は、スペクトル分割部106a〜106nから出力される全サブスペクトル214a−1〜214n−mを、スイッチ部230経由で受信する。サブスペクトル多重部231a−1は、サブスペクトルの選択と多重を行うため,214a−1〜214n−mまでの入力サブスペクトルからサブスペクトルを選択し、多重サブスペクトル215a−1を生成する。また、サブスペクトル多重部231a−2は、214a−1〜214n−mまでの入力サブスペクトルから多重信号を生成し、サブスペクトル215a−2を生成する。
図5は、本実施の形態に係る中継器500のサブスペクトル多重部231のサブスペクトル多重機能を示す図である。
図5に示すように、サブスペクトル多重部231a−1は、利得制御部240a−1とサブスペクトル加算部241a−1とを備える。サブスペクトル多重部231a−1は、多元接続制御部400からの指示に従い、入力ポート243a−1〜243n−mから入力するサブスペクトル214a−1〜214n−mに対し、重み値242−1〜242−xを用いて重み付け乗算を行う。サブスペクトル加算部241a−1は、利得制御部240a−1から出力された乗算結果を加算する。
サブスペクトル多重部231のサブスペクトル多重機能により、任意のサブスペクトルを抽出し多重することが可能となるため、サブスペクトルの周波数位置の変更と同時に1つ以上のサブスペクトルの多重を可能とする。つまり、衛星中継器でのサブスペクトル多重を可能とすることで、多元接続を備えた周波数変換機能付き交換部107を構築することができる。
サブスペクトル多重部231a−1は、利得制御とサブスペクトル加算を行うことで、サブスペクトルの選択と多重を可能とするサブスペクトル多重部の一例である。
以上のように、本実施の形態に係る中継器500は、サブスペクトル単位で多重を行う機能を有することで、異なる周波数にマッピングされる複数の入力信号(例えば入力信号201,202,203)を、同じ周波数、或いは同じサブスペクトルに多重することを特徴とする衛星中継局の多元接続機能を備える。
図6は、本実施の形態に係る中継器500の実施の効果を示すための機能ブロック図であり、入力信号である信号1(250)と信号2(251)が、同じサブスペクトルに多重されている例を示している。
図7は、図6の実施例におけるサブスペクトル多重部231の実施の効果を示す機能ブロック図である。図6及び図7を用いて、本実施の形態に係る中継器500において、異なる入力スペクトルの異なる周波数帯域にマッピングされる信号(信号1(250)、信号2(251))が、同一のサブスペクトルに多重される多重機能について説明する。
図7は、サブスペクトル多重部231a−1を示している。入力ポート243a−1〜243a−mには、サブスペクトル214a−1〜214a−mが入力され、入力ポート243b−1〜243b−mには、サブスペクトル214b−1〜214b−mが入力される。多元接続制御部400は、サブスペクトル214a−2と214b−mを多重し、出力ポート221a−1から出力するため、重み242−2(W2)と重み242−x(Wx)を1とし、他の重みを0とする。利得制御部240a−1は、多元接続制御部400にて指定された重み付け値を用いて、入力サブスペクトル214a−1〜214b−mに重みを乗算し、サブスペクトル加算部241a−1は、乗算された結果を加算する。これにより、信号1(250)と信号2(251)とは、同じサブスペクトル215a−1に多重される。
以上のように、本実施の形態に係る中継器500は、デジタル信号処理機能を有する衛星中継局であって、衛星にて受信される通信信号を再生することなく多重することを可能にする多元接続機能を有する。
本実施の形態に係る中継器500によれば、上述した多元接続機能を有しているので、複数の入力スペクトル113の任意の周波数にマッピングされるサブチャネルを多重することができ,周波数利用効率を改善する周波数分割多元接続を実現する。
実施の形態2.
本実施の形態では、実施の形態1において説明した中継器500について、異なる入力スペクトル103a,103bに含まれる拡散信号のスペクトルを同一周波数帯域に多重化する符号分割多重(CDMA:Code・Division・Multiple・Access)を行う方式について説明する。
図8に示すように、入力スペクトル帯域(入力スペクトル103a)は、符号分割多元方式により所定の周波数帯域(チャネル#1)で通信される拡散信号1(S1)スペクトル303を含み、入力スペクトル帯域(入力スペクトル103b)は、符号分割多元方式により所定の周波数帯域(チャネル#2)で通信される拡散信号2(S2)スペクトル304を含む。
中継器500が、信号を多重する機能(多元接続機能)を有さない場合には、拡散信号1(S1)スペクトル303と拡散信号2(S2)スペクトル304とを、異なる周波数帯域にマッピングしなければならない。しかし、本実施の形態に係る中継器500は、信号を多重する機能(多元接続機能)を有しているため、拡散信号1(S1)スペクトル303と拡散信号2(S2)スペクトル304とを多重することができ、周波数利用効率を向上させることができる。
図8は、本実施の形態に係る中継器500の実施の効果を示す図である。
図8に示すように、スペクトル分割部106aは、入力スペクトル103aを分割の単位となる周波数帯域幅で複数のサブスペクトル305a〜305dに分割する。また、スペクトル分割部106bは、入力スペクトル103bを分割の単位となる周波数帯域幅で複数のサブスペクトル306a〜306dに分割する。図8では、説明を容易にするため、スペクトル分割部106a,106bが4つのサブスペクトルにスペクトル分割している例を示している。
交換部107は、スイッチ部230、サブスペクトル多重部231a−1〜231a−4で構成される。サブスペクトル多重部231は、利得制御部240(240a−1〜240a−4)、サブスペクトル加算部241(241a−1〜241a−4)で構成される。
交換部107に入力されたサブスペクトル305a〜305d,306a〜306dは、スイッチ部230を経由し、全入力サブスペクトル305a〜305d,306a〜306dは、サブスペクトル多重部231a−1〜231a−4の各々に入力される。
多元接続制御部400は、サブスペクトル多重部231a−1〜232a−4の重み付け値を指示することで、多重するサブスペクトルの選択を行う。図8では、サブスペクトル305aとサブスペクトル306a、サブスペクトル305bとサブスペクトル306b、サブスペクトル305cとサブスペクトル306c、サブスペクトル305dとサブスペクトル306dの重み値を1とし多重している。
つまり、サブスペクトル305aとサブスペクトル306aが多重されサブスペクトル307aが生成され、サブスペクトル305bと306bが多重されサブスペクトル307bが生成され、サブスペクトル305cと306cが多重されサブスペクトル307cが生成され、サブスペクトル305dと306dが多重されサブスペクトル307dが生成される。
そして、サブスペクトル307aとサブスペクトル307bとサブスペクトル307cとサブスペクトル307dとは、スペクトル結合部109aにおいて連続する出力スペクトル104aに結合され出力される。
以上のように、本実施の形態に係る中継器500は、デジタル信号処理機能を有する衛星中継局であって、衛星にて受信される通信信号を再生することなく多重することを可能にする多元接続機能を有する。
本実施の形態に係る中継器500によれば、上述した多元接続機能を有しているので、異なる入力スペクトル103a,103bに含まれる通信信号に対して、符号分割多元接続(CDMA:Code・Division・Multiple・Access)を実現することができ周波数利用効率を改善する。
実施の形態3.
本実施の形態では、中継器501において、サブスペクトル(サブチャネル)ごとに利得制御を行うことにより、符号分離多重、周波数分離多重後に相加される雑音量を低減する方式について説明する。
図9は、本実施の形態に係る中継器501の機能ブロック図である。図9は、実施の形態1において説明した図1に対応する図であり、図1と同様の機能については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、本実施の形態に係る中継器501は、利得制御量401に従い多元接続制御部400が重みを決定することで、多重する信号の利得(信号電力)を制御する機能を備える。
図10は、符号分離多重、周波数分離多重後に相加される雑音量を低減するため、利得制御を行うことを特徴とする多重方式の一例を示したものである。図10の機能ブロックは実施の形態2の図8に対応するものであり、同様の機能については同一の符号を付し、その説明を省略する。図10では、中継器501は、利得制御量401を備える。
図10の多元接続制御部400は、利得制御量401に従い、利得制御量を決定する。図10は、S/N(SNR)(Signale・to・Noise・Ratio)の低い入力拡散信号1(拡散信号1(S1)スペクトル303)とS/N(SNR)の高い入力拡散信号2(拡散信号2(S2)スペクトル304)を符号分離多重(CDMA多重)する場合の例を示している。衛星中継局で符号分離多重を実施する場合、衛星の受信系で生じる雑音が互いに相加される。拡散信号1(S1)スペクトル303と拡散信号2(S2)スペクトル304を多重する場合、N1雑音301とN2雑音302も同時に重畳される。
図10に示すように、サブスペクトル305a〜305dは、入力信号である拡散信号1(S1)スペクトル303のスペクトル分割信号成分に加えて、その帯域内の雑音(N1雑音301)を含んでいる。同様にサブスペクトル306a〜306dは、入力信号である拡散信号2(S2)スペクトル304のスペクトル分割信号成分に加えて、その帯域内の雑音(N2雑音302)を含んでいる。図10では、サブスペクトル数を4としているが、サブスペクトル数はデジタルフィルタの規模により決まるため、4に限定されるわけではない。
この雑音電力によるSNRの劣化を緩和するため、入力スペクトルのSNRに余裕のあるチャネルの利得を下げることで、相加される雑音電力量を削減することができる。入力スペクトルのSNRに余裕のあるとは、雑音に対して信号電力が十分に高いことを意味し、入力スペクトルのSNRに余裕が無いとは、雑音に対し信号電力のマージンが少ないことを意味する。図10では、拡散信号2(S2)スペクトル304のSNRが、同じ所望SNRである拡散信号1(S1)スペクトル303に対し、3dB大きい場合の例を示している。
多元接続制御部400は、利得制御量401に従い、拡散信号2(S2)スペクトル304のサブスペクトル306a〜306dに対し、重みW=1/2とすることで、信号電力を1/2にして多重を行う。
図10では、サブスペクトル305a(重みW=1)とサブスペクトル306a(重みW=1/2)が多重されサブスペクトル307aが生成され、サブスペクトル305b(重みW=1)とサブスペクトル306b(重みW=1/2)が多重されサブスペクトル307bが生成され、サブスペクトル305c(重みW=1)とサブスペクトル306c(重みW=1/2)が多重されサブスペクトル307cが生成され、サブスペクトル305d(重みW=1)とサブスペクトル306d(重みW=1/2)が多重されサブスペクトル307dが生成される。
スペクトル加算部241a−1〜241a−4で加算されたサブスペクトルは、スペクトル結合部109aで連続スペクトルに結合され出力スペクトル104aを生成する。出力スペクトル104aの雑音311の雑音電力は、N1+N2/2となり、出力信号のSNRは、S1/(N1+N2/2)、(S2/2)/(N1+N2/2)と改善される。例えば雑音電力(N1)と(N2)が等しい場合、SNR劣化量が3dBから1.72dBに改善される。
以上のように、本実施の形態に係る中継器501及び中継器501による多元接続方式によれば、利得制御量401に従い多元接続制御部400にて利得(重み)を制御し、サブスペクトル多重部231の利得制御部240で利得を制御することにより、同一周波数帯域に相加される雑音量を低減することができ、同一周波数帯域にマッピングされるスペクトル拡散信号(拡散信号1(S1)スペクトル303及び拡散信号2(S2)スペクトル304)のSNRを改善することができる。
また、上述した実施の形態1と組み合わせて実施することにより、周波数分割多元接続においても、ユーザチャネルの多重時に相加される雑音量を低減することができる。
実施の形態4.
本実施の形態では、本実施の形態に係る中継器502及び中継器502の多元接続方式(多元接続機能)において、スペクトル拡散信号の帯域を削減し(例えば1/N、N=1、2、3、…)、異なる連続周波数にマッピングする周波数多重を行う方式について説明する。
スペクトル拡散信号の周波数帯域S(Hz)を、例えば、1/Nに削減した場合、地上端末でS(Hz)の複合を行うと、SNRは劣化する。しかし、スペクトル拡散信号の信号電力が、雑音に比べて十分高ければ、周波数帯域1/Nに削減する方式を多元接続方式(多元接続機能)として利用することができる。
図11は、本実施の形態に係る中継器502の機能ブロック図である。図11は、実施の形態1において説明した図1に対応する図であり、図1と同様の機能については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11に示すように、本実施の形態に係る中継器502は、利得制御量401に加えて、帯域制御量402に従い多元接続制御部400が重みを決定することで、多重する信号の帯域を制御する機能を備える。
図12は、本実施の形態に係る中継器502及び中継器502の多元接続方式の効果を説明するための機能ブロックである。実施の形態3と同様に、拡散信号1(S1)スペクトル303と、拡散信号2(S2)スペクトル304を入力する。スペクトル分割部106a,106bは、入力スペクトルをサブスペクトル305a〜305d、サブスペクトル306a〜306dに分割する。
図12に示すように、サブスペクトル305a〜305dは、入力信号である拡散信号1(S1)スペクトル303のスペクトル分割信号成分に加えて、その帯域内の雑音(N1雑音301)を含んでいる。同様にサブスペクトル306a〜306dは、入力信号である拡散信号2(S2)スペクトル304のスペクトル分割信号成分に加えて、その帯域内の雑音(N2雑音302)を含んでいる。この雑音電力によるSNRの劣化を削減するため、多重する拡散信号スペクトルの帯域幅を制御する。図12では、サブスペクトル数を4としているが、サブスペクトル数はデジタルフィルタの規模により決まるため、4に限定されるわけではない。
図12では、多元接続制御部400は、予め決められた帯域制御量402に従い拡散信号1(S1)スペクトル303と拡散信号2(S2)スペクトル304の帯域を1/2にするため、利得制御部240a−1〜240a−4の重みを決定する。
図12では、サブスペクトル305a(重みW=1)が選択され多重されサブスペクトル308aが生成され、サブスペクトル305b(重みW=1)が選択され多重されサブスペクトル308bが生成され、サブスペクトル306c(重みW=1)が選択され多重されサブスペクトル308cが生成され、サブスペクトル306d(重みW=1)が選択され多重されサブスペクトル308dが生成される。
本実施の形態に係る中継器502の多元接続制御では、異なる信号を同じ周波数で加算しないことから、サブスペクトル308a〜308bには、サブスペクトル308c〜308dの雑音が相加されることがなく、また、サブスペクトル308c〜308dにサブスペクトル308a〜308bの雑音が相加されることも無い。したがって、図12の例では、帯域を1/2としたことから、S1出力拡散信号スペクトル291と、S2出力拡散信号スペクトル292とのSNRは3dB劣化での多元接続を可能とする。
以上のように、本実施の形態に係る中継器502及び中継器502の多元接続方式によれば、入力されたスペクトル拡散信号帯域に、複数のスペクトル拡散信号を、周波数軸上に帯域を削減しマッピングすることで、入力されたスペクトル拡散信号帯域内に複数のスペクトル拡散信号をマッピングすることを可能とし、周波数利用効率を改善する。
実施の形態5.
本実施の形態では、本実施の形態に係る中継器502及び中継器502の多元接続方式(多元接続機能)において、スペクトル拡散信号の通信品質(例えばSNR)に従い,スペクトル拡散信号の帯域を削減し(例えば1/N、N=1、2、3、…)、異なる連続周波数にマッピングする周波数多重を行う方式について説明する。
図13は、本実施の形態に係る中継器502及び中継器502の多元接続方式の効果を説明するための機能ブロックである。実施の形態3と同様に、拡散信号1(S1)スペクトル303と、拡散信号2(S2)スペクトル304を入力する。
スペクトル分割部106a,106bは、入力スペクトル103aをサブスペクトル305a〜305dに分割し、入力スペクトル103bをサブスペクトル306a〜306dに分割する。多元接続制御部400は、予め決められた帯域制御量402に従い、SNRのマージンの大きい拡散信号1(S1)スペクトル303の帯域削減量を多くし、SNRマージンの少ない拡散信号2(S2)スペクトル304の帯域分割量を少なくするように重みを決定し、利得制御機能部231a−1〜231a−4に指示する。
利得制御機能部231a−1〜231a−4は、拡散信号1(S1)スペクトル303の3/4帯域の重みを1にし、残りの1/4帯域の重みを0にする。また、S2拡散信号の3/4帯域の重みを0にし、残りの1/4帯域の重みを1にする。これにより、サブスペクトル309a〜309dを生成する。
図13では、サブスペクトル305a(重みW=1)が選択され多重されサブスペクトル309aが生成され、サブスペクトル305b(重みW=1)が選択され多重されサブスペクトル309bが生成され、サブスペクトル305c(重みW=1)が選択され多重されサブスペクトル309cが生成され、サブスペクトル306d(重みW=1)が選択され多重されサブスペクトル309dが生成される。
スペクトル結合部109aで連続スペクトルに結合された出力スペクトル104aには、拡散信号1(S1)スペクトル303と拡散信号2(S2)スペクトル304が含まれ、拡散信号1(S1)スペクトル303は、信号帯域が3/4となるため、−1.25dBの劣化となり、拡散信号2(S2)スペクトル304は、信号帯域が1/4となるため、−6dBの劣化で多重される。
以上のように、本実施の形態に係る中継器502及び中継器502の多元接続方式によれば、入力されたスペクトル拡散信号帯域に、複数のスペクトル拡散信号を、信号通信品質(例えばSNRに従い)帯域を分割し、周波数軸上にマッピングすることで、無線通信品質を改善し、且つ周波数利用効率を向上させる。
実施の形態6.
本実施の形態では、実施の形態5で説明した中継器502と、地上端末700と、管制局710とを備える中継システム800について説明する。本実施の形態に係る中継システム800は、利得制御量401と帯域制御量402を地上端末700で観測する通信品質評価(例えば、BER:Bit・Error・Rate)に応じて変更する。
図14は、本実施の形態に係る中継システム800の機能ブロック図である。図14の中継器502(衛星中継局)は、図11で説明したものと同様である。地上端末700は、復調部701、BER評価部702を備える。また、管制局710は、多元接続部711を備える。
地上端末700は、中継器502から出力された下り信号(出力信号)を入力する。復調部701は、入力した下り信号を処理装置により復調する。BER評価部702は、復調された信号(復調信号)に対して処理装置によりBER評価方式によるBER評価を実行する。BER評価部702は、評価結果であるBER値が、所定の値を達成できていない場合、管制局710に対してBERを満足していないことを示す評価結果情報を送信する。地上端末700には、予め評価結果であるBER値の閾値(システムとして所望するBER値)を記憶装置に記憶するものとする。ここで、評価方式は、BER評価方式に限られず、他の評価方式でもよい。
管制局710の多元接続部711は、多元接続のための利得制御量401と帯域制御量402とを変更をする。多元接続部711は、地上端末700が出力した評価結果情報を入力して、入力した評価結果情報に基づいて、利得制御量401と帯域制御量402とを処理装置により算出し、算出した利得制御量401と帯域制御量402とを中継器502に送信する。管制局710の多元接続部711は、制御量算出部の一例である。
例えば、多元接続部711は、拡散信号2(S2)スペクトル304の帯域を1/4に分割しているが、所望BER(BER値の閾値)を満足しないという評価結果情報を受信した場合、「拡散信号2(S2)スペクトル304の帯域を1/3にし、拡散信号1(S1)スペクトル303の帯域を2/3とする」ための利得制御量401と帯域制御量402とを中継器502(衛星中継局)の多元接続制御部400へ送信する。
中継器502の多元接続制御部400は、管制局710の多元接続部711から利得制御量401と帯域制御量402とを入力すると、入力した利得制御量401と帯域制御量402とに基づいて、記憶装置に記憶された利得制御量401と帯域制御量402とを更新する。そして、多元接続制御部400は、更新した利得制御量401と帯域制御量402とに基づいて利得制御、周波数帯域を分割してマッピングする多元化処理を行う。多元接続制御部400及び交換部107による多元化処理については、実施の形態1〜5において説明した通りである。
以上のように、本実施の形態に係る中継システム800によれば、事前に検証し決定した利得制御量401と帯域制御量402とにおいて、所望BER値が達成されない場合、地上端末700の通信性能評価(例えばBER評価)に応じて、利得制御量401と帯域制御量402とを可変とすることで伝搬環境変化(例えば天候変化)に適応可能な多元接続機能を実現することができる。
以上、実施の形態1〜6について説明したが、これらの6つの実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらの6つの実施の形態のうちのいくつかを部分的に組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらの6つの実施の形態をどうのように組み合わせて実施しても構わない。
また、上述した中継器500,501,502は、例えば、通信衛星に搭載される場合について説明したが、中継器500,501,502は地上の通信局等に搭載されていても構わない。
以上のように、実施の形態1〜6に係る中継器500,501,502は、入力スペクトルをADCでアナログデジタル変換し、スペクトル分割機能でサブスペクトルに分割し、サブスペクトル単位で交換を行うことでサブスペクトルを任意の周波数にマッピングし、スペクトル結合機能でサブスペクトルを連続スペクトルに変換し、DACでデジタルアナログ変換を行う中継器(例えば、衛星中継器)であって、スペクトル加算機能を有することで、異なる周波数にマッピングされた複数の信号の周波数分離多重(FDMA:Frequency・Division・Multiple・Access)と符号分離多重(CDMA:Code・Division・Multiple・Access)を可能とする多元接続方式機能を有する。
また、実施の形態1〜6に係る中継器500,501,502は、サブチャネル(サブスペクトル)ごとに利得制御を行うことで符号分離多重、周波数分離多重後に相加される雑音量を低減することかできる多元接続方式機能を有する。
また、実施の形態1〜6に係る中継器500,501,502は、入力スペクトルをADCでアナログデジタル変換し、スペクトル分割機能でサブスペクトルに分割し、サブスペクトル単位で交換を行うことでサブスペクトルを任意の周波数にマッピングし、スペクトル結合機能でサブスペクトルを連続スペクトルに変換し(戻し)、DAC(でデジタルアナログ変換を行う、衛星中継器において、スペクトル拡散信号の帯域を分割し、信号帯域幅を増やすことなく拡散信号を周波数多重することで周波数共有を実現する衛星中継局における多元接続方式機能を有する。
また、実施の形態1〜6に係る中継器500,501,502は、地上端末での通信評価に応じて、スペクトル拡散信号の分割量を可変とする多元接続方式機能を備える。
103 入力スペクトル、104 出力スペクトル、105 AD変換部、106 スペクトル分割部、107 交換部、109 スペクトル結合部、110 DA変換部、214,215 サブスペクトル、220 入力ポート、221 出力ポート、230 スイッチ部、231 サブスペクトル多重部、240 利得制御部、241 サブスペクトル加算部、242 重み値、243 入力ポート、301 N1雑音、302 N2雑音、303 拡散信号1(S1)スペクトル、304 拡散信号2(S2)スペクトル、305,306,307,308,309 サブスペクトル、311 雑音、400 多元接続制御部、401 利得制御量、402 帯域制御量、500,501,502 中継器、700 地上端末、701 復調部、702 BER評価部、710 管制局、711 多元接続部、800 中継システム。

Claims (10)

  1. 入力スペクトルを入力する入力部と、
    前記入力部により入力された前記入力スペクトルを、複数のサブスペクトルであって各サブスペクトルがサブスペクトル周波数帯域を有する複数のサブスペクトルに分割するスペクトル分割部と、
    複数の出力ポートと前記複数の出力ポートに対応する複数のサブスペクトル多重部と、前記複数のサブスペクトルを入力し、前記複数のサブスペクトル多重部の各サブスペクトル多重部に出力するスイッチ部とを備える交換部であって、各サブスペクトル多重部が前記スイッチ部から前記複数のサブスペクトルを入力し、入力した前記複数のサブスペクトルから少なくとも一部のサブスペクトルを選択し、選択した前記少なくとも一部のサブスペクトルをひとつのサブスペクトル周波数帯域内で加算することにより多重してひとつの多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記複数の出力ポートのうちの対応する出力ポートに出力する交換部と、
    前記複数の出力ポートから出力された複数の前記多重サブスペクトルを結合し、出力スペクトルを生成するスペクトル結合部と
    を備える中継器。
  2. 前記交換部は、さらに、
    前記複数のサブスペクトルの各サブスペクトルに対して重み付けをするための重み値を指定する多元接続制御部を備え、
    前記複数のサブスペクトル多重部の各サブスペクトル多重部は、
    前記複数のサブスペクトルの各サブスペクトルに対して前記多元接続制御部により指定された前記重み値を乗算することにより、前記少なくとも一部のサブスペクトルを選択する利得制御部と、
    前記利得制御部により選択された前記少なくとも一部のサブスペクトルを加算することにより前記多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記対応する出力ポートに出力するサブスペクトル加算部と
    を備える請求項に記載の中継器。
  3. 前記交換部は、さらに、
    複数の通信信号を含む前記複数のサブスペクトルの一部を選択し指定する多元接続制御部を備え、
    前記複数のサブスペクトル多重部の各サブスペクトル多重部は、
    前記複数の通信信号のうちの1の通信信号を含むサブスペクトルと前記1の通信信号とは異なる通信信号を含むサブスペクトルとを、前記1の通信信号と前記異なる通信信号との帯域が重複しないよう多重することにより、前記多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記対応する出力ポートに出力するサブスペクトル加算部とを備える請求項に記載の中継器。
  4. 前記入力スペクトルは、通信信号と雑音信号とを含み、
    前記多元接続制御部は、
    前記入力スペクトルに含まれる前記通信信号と前記雑音信号との比を示す信号品質値を算出し、算出した前記信号品質値に基づいて、前記入力スペクトルに対応する前記複数のサブスペクトルの利得を制御する利得制御量を決定し、決定した前記利得制御量に基づいて前記重み値を指定する請求項2に記載の中継器。
  5. 前記入力スペクトルは、通信信号と雑音信号とを含み、
    前記多元接続制御部は、
    前記入力スペクトルに含まれる前記通信信号と前記雑音信号との比を示す信号品質値を算出し、算出した前記信号品質値に基づいて、前記入力スペクトルに対応する前記複数のサブスペクトルが前記出力スペクトルの周波数帯域に占める量である帯域制御量を決定し、決定した前記帯域制御量に基づいて前記サブスペクトルを選択し指示する請求項2に記載の中継器。
  6. 入力スペクトルを中継する中継器と、前記中継器から出力された出力スペクトルを受信する端末と、制御局とを備える中継システムにおいて、
    前記中継器は、
    前記入力スペクトルを複数のサブスペクトルに分割するスペクトル分割部と、
    複数の出力ポートと前記複数の出力ポートに対応する複数のサブスペクトル多重部とを備える交換部であって、各サブスペクトル多重部が前記複数のサブスペクトルを入力し、入力した前記複数のサブスペクトルのうちの少なくとも一部のサブスペクトルを多重してひとつの多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを対応する出力ポートに出力する交換部と、
    前記複数の出力ポートから出力された複数の前記多重サブスペクトルを結合し、前記出力スペクトルを生成するスペクトル結合部とを備え、
    前記交換部は、
    記憶機器に記憶された制御量に基づいて、前記複数のサブスペクトルの少なくとも一部を選択し指示する多元接続制御部を備え、
    前記複数のサブスペクトル多重部の各サブスペクトル多重部は、
    前記複数のサブスペクトルを入力し、入力した前記複数のサブスペクトルの各サブスペクトルから、前記多元接続制御部により指示された前記少なくとも一部のサブスペクトルを選択し、選択した前記少なくとも一部のサブスペクトルを加算することにより前記多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記対応する出力ポートに出力し、
    前記端末は、
    前記中継器から出力された前記出力スペクトルを入力し、入力した前記出力スペクトルを復調して復調信号を生成する復調部と、
    前記復調部により生成された復調信号の品質を所定の評価方法により評価し、品質評価結果を出力する品質評価部とを備え、
    前記制御局は、
    前記端末が出力した前記品質評価結果を入力し、入力した前記品質評価結果に基づいて、制御量を算出し、算出した制御量を前記中継器の前記多元接続制御部に送信する制御量算出部を備え、
    前記多元接続制御部は、
    前記制御量算出部により算出された制御量を受信し、記憶機器に記憶された前記制御量を、前記制御量算出部により算出された制御量に更新する中継システム。
  7. 入力スペクトルを入力する入力部と、
    前記入力部により入力された前記入力スペクトルを複数のサブスペクトルに分割するスペクトル分割部と、
    複数の出力ポートと、前記複数の出力ポートに対応する複数のサブスペクトル多重部と、前記複数のサブスペクトルを入力し、前記複数のサブスペクトル多重部の各サブスペクトル多重部に出力するスイッチ部とを備える交換部であって、各サブスペクトル多重部が前記スイッチ部から前記複数のサブスペクトルを入力し、入力した前記複数のサブスペクトルから少なくとも一部のサブスペクトルを選択し、選択した前記少なくとも一部のサブスペクトルを加算することにより多重してひとつの多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記複数の出力ポートのうちの対応する出力ポートに出力する交換部と、
    前記複数の出力ポートから出力された複数の前記多重サブスペクトルを結合し、出力スペクトルを生成するスペクトル結合部と
    を備え、
    前記交換部は、さらに、
    前記複数のサブスペクトルの各サブスペクトルに対して重み付けをするための重み値を指定する多元接続制御部を備え、
    前記複数のサブスペクトル多重部の各サブスペクトル多重部は、
    前記複数のサブスペクトルの各サブスペクトルに対して前記多元接続制御部により指定された前記重み値を乗算することにより、前記少なくとも一部のサブスペクトルを選択する利得制御部と、
    前記利得制御部により選択された前記少なくとも一部のサブスペクトルを加算することにより前記多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記対応する出力ポートに出力するサブスペクトル加算部と
    を備える中継器。
  8. 前記入力スペクトルは、通信信号と雑音信号とを含み、
    前記多元接続制御部は、
    前記入力スペクトルに含まれる前記通信信号と前記雑音信号との比を示す信号品質値を算出し、算出した前記信号品質値に基づいて、前記入力スペクトルに対応する前記複数のサブスペクトルの利得を制御する利得制御量を決定し、決定した前記利得制御量に基づいて前記重み値を指定する請求項7に記載の中継器。
  9. 前記入力スペクトルは、通信信号と雑音信号とを含み、
    前記多元接続制御部は、
    前記入力スペクトルに含まれる前記通信信号と前記雑音信号との比を示す信号品質値を算出し、算出した前記信号品質値に基づいて、前記入力スペクトルに対応する前記複数のサブスペクトルが前記出力スペクトルの周波数帯域に占める量である帯域制御量を決定し、決定した前記帯域制御量に基づいて前記サブスペクトルを選択し指示する請求項7に記載の中継器。
  10. 入力スペクトルを入力する入力部と、
    前記入力部により入力された前記入力スペクトルを複数のサブスペクトルに分割するスペクトル分割部と、
    複数の出力ポートと、前記複数の出力ポートに対応する複数のサブスペクトル多重部と、前記複数のサブスペクトルを入力し、前記複数のサブスペクトル多重部の各サブスペクトル多重部に出力するスイッチ部とを備える交換部であって、各サブスペクトル多重部が前記スイッチ部から前記複数のサブスペクトルを入力し、入力した前記複数のサブスペクトルから少なくとも一部のサブスペクトルを選択し、選択した前記少なくとも一部のサブスペクトルを加算することにより多重してひとつの多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記複数の出力ポートのうちの対応する出力ポートに出力する交換部と、
    前記複数の出力ポートから出力された複数の前記多重サブスペクトルを結合し、出力スペクトルを生成するスペクトル結合部と
    を備え、
    前記交換部は、さらに、
    複数の通信信号を含む前記複数のサブスペクトルの一部を選択し指定する多元接続制御部を備え、
    前記複数のサブスペクトル多重部の各サブスペクトル多重部は、
    前記複数の通信信号のうちの1の通信信号を含むサブスペクトルと前記1の通信信号とは異なる通信信号を含むサブスペクトルとを、前記1の通信信号と前記異なる通信信号との帯域が重複しないよう多重することにより、前記多重サブスペクトルを生成し、生成した前記多重サブスペクトルを前記対応する出力ポートに出力するサブスペクトル加算部とを備える中継器。
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