JP5980601B2 - 加熱調理機器、加熱調理システム - Google Patents

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本発明は、加熱調理機器に関し、特に、調理データを管理するための技術に関する。
従来より、加熱調理機器において、調理対象の料理(調理メニュー)に応じて加熱時間等を定めた調理データを、外部の通信機器と通信する技術が開示されている。これにより、加熱調理機器は、調理対象に応じて、多様な調理パターンを通信により取得することができる。
例えば、特開平11−304159号公報(特許文献1)は、機種の異なる複数の電子レンジを、効果的に管理コンピュータにより通信管理するために、電子レンジと管理コンピュータとを直接接続せず、その中間にネットワークアダプタを設ける技術を開示する。特許文献1記載の技術によると、管理コンピュータから発信された調理シーケンス情報がネットワークアダプタに記憶され、必要に応じて電子レンジに送信されるため、管理コンピュータが、直接、電子レンジに通信する必要がなくなる。また、特許4188524号公報(特許文献2)は、電子レンジがインターネットに接続され、加熱制御データをインターネット経由で電子レンジに与える電子レンジシステムを開示する。
特開平11−304159号公報 特許4188524号公報
ところで、1つの調理メニューに対し、調理パターンは1つとは限らず、複数ある場合がある。例えば、加熱時間が比較的長い調理パターンをユーザが好む場合がある。また、例えばユーザの体調の状態など、調理時のユーザの状態によっても、調理パターンが異なることが想定される。そのため、調理データは1つの調理メニューに対して複数存在しうる。この結果、ある調理メニューに対して複数の調理データが加熱調理機器に蓄積されうる。さらに、加熱調理機器に対し、複数の通信機器が調理データを通信する場合や、加熱調理機器においても調理データがユーザにより更新される場合もある。そのため、ユーザは、加熱調理機器から調理データを通信機器により読みだそうとした場合に、所望の調理データを選択することが困難になるおそれがある。
また、加熱調理機器は、予めタイマー等を設定して起動する場面が想定されておらず、時計機能を有していないことがある。この場合、加熱調理機器において調理データを更新したとしても、時計機能を有していないため、タイムスタンプを調理データに付加すること等により調理データをそれぞれ識別することもできず、ユーザが調理データの更新時期を参照して調理データを特定することも困難である。
そこで、本発明は、加熱調理機器において、調理データの管理に関するユーザの利便性を向上させる技術を提供することを目的とする。
一実施の形態に従う加熱調理機器は、被加熱物を加熱調理するための加熱部と、調理メニューそれぞれに対し、加熱調理の手順を示す少なくとも1つの調理データを記憶するための記憶部と、外部の通信装置と通信するための通信機能を有する通信部と、通信部により、外部の通信装置から受信した通信データを処理する通信制御部とを含む。通信制御部は、調理データを外部の通信装置から通信部により受信した場合に、調理データを加熱調理機器へ送信するユーザに関する情報を取得し、取得したユーザに関する情報を、調理データと対応づけて記憶部に記憶させる。
これにより、加熱調理機器が、ある調理メニューに対し、複数の外部の通信装置から調理データの登録を受けている場合に、それぞれの調理データがいずれのユーザのものであるかを識別することが容易になり、加熱調理機器の使いやすさが向上する。
好ましくは、記憶部は、調理データそれぞれについて、調理データの更新状況を示す更新フラグ情報を記憶するためのものであり、通信制御部は、通信部により受信した調理データの調理メニューが、記憶部に記憶されている調理メニューと同一である場合に、受信した調理データを、ユーザに関する情報と対応づけて記憶するとともに、調理データの更新フラグ情報を更新することとしてもよい。
これにより、同一の調理メニューに対し、異なる調理データを受信した場合に、各々の調理データを識別することができる。
好ましくは、記憶部が記憶する更新フラグ情報は、カウンタ値であり、通信制御部は、カウンタ値をカウントアップまたはカウントダウンすることにより、更新フラグ情報を更新することとしてもよい。
これにより、加熱調理機器が、時計機能など調理データを更新した時点を特定する手段を有していない場合にも、カウンタ値により調理データの更新状況を管理することができる。
好ましくは、外部の通信装置は、調理メニューに対応する調理データを、調理データの更新状況を示す通信装置側更新フラグ情報と対応づけて記憶しており、通信装置側更新フラグ情報は、タイムスタンプ値であり、外部の通信装置は、調理データの更新時点を示すタイムスタンプ値を、通信装置側更新フラグ情報として記憶しており、加熱調理機器の記憶部が記憶する更新フラグ情報は、タイムスタンプ値であり、通信制御部は、受信する調理データのタイムスタンプ値を、外部の通信装置から受信することにより、更新フラグ情報を更新することとしてもよい。
これにより、加熱調理機器が、時計機能など調理データを更新した時点を特定する手段を有していない場合にも、外部の通信装置の時計機能を用いて、調理データの更新状況を管理することができる。
好ましくは、記憶部は、調理データと、更新フラグ情報と、調理データのユーザによる評価値とを対応づけて記憶することとしてもよい。
これにより、ユーザは、調理の仕上がりを比べて記録することができる。
好ましくは、記憶部は、調理データそれぞれについて、調理データの加熱調理機器における更新状況を示す機器側更新フラグ情報と、外部の通信装置における調理データの更新状況を示す通信装置側更新フラグ情報とを記憶するためのものであり、通信制御部は、通信部により受信した調理データの調理メニューが、記憶部に記憶されている調理メニューと同一である場合に、受信した調理データを、ユーザに関する情報と対応づけて記憶することとしてもよい。
これにより、加熱調理機器と通信装置のそれぞれで調理データを更新する場合においても、ユーザは、加熱調理機器と通信装置のいずれで更新されたのかを確認することができる。
好ましくは、機器側更新フラグ情報および通信装置側更新フラグ情報は、カウンタ値であり、外部の通信装置は、調理メニューに対応する調理データを、通信装置側更新フラグ情報と対応づけて記憶しており、カウントアップまたはカウントダウンすることにより通信装置側更新フラグ情報を更新し、通信制御部は、調理データを外部の通信装置から受信した場合に、調理データの通信装置側更新フラグ情報を、通信部により受信し、受信した通信装置側更新フラグ情報を、調理データと対応づけて記憶部に記憶させることとしてもよい。
これにより、加熱調理機器と通信装置のそれぞれで調理データを更新する場合においても、加熱調理機器において調理データの更新状況を管理することができる。
好ましくは、通信制御部は、調理データを外部の通信装置から受信した場合に、機器側更新フラグ情報を、外部の通信装置へ送信することとしてもよい。
これにより、調理データの更新状況を、加熱調理機器と通信装置とで同期させることができ、ユーザの利便性が高まる。
好ましくは、外部の通信装置は、調理データ、および、調理データと対応づけられる更新フラグ情報を記憶しており、調理データを更新する都度、更新フラグ情報を更新するものであり、加熱調理機器の通信制御部は、外部の通信装置から受信する調理データが、記憶部において記憶されているものと一致する場合に、記憶されている調理データの更新フラグ情報と、受信する調理データに対応づけられる更新フラグ情報とを比較し、比較結果に基づいて、受信にかかる調理データを記憶部に記憶させる、または、記憶されている調理データを外部の通信装置へ送信することとしてもよい。
これにより、調理データを、加熱調理機器と外部の通信装置とで容易に同期させることができる。
好ましくは、通信制御部は、受信にかかる調理データの更新フラグ情報と、記憶されている調理データの更新フラグ情報とを比較し、更新状況が一致しない場合に、最新の更新状況の調理データを優先して加熱調理機器において記憶することとしてもよい。
これにより、最新の調理データを、加熱調理機器と外部の通信装置とで同期させることができる。
好ましくは、通信制御部は、受信にかかる調理データの更新フラグ情報と、記憶されている調理データの更新フラグ情報とを比較し、更新状況が一致しない場合に、ユーザから、いずれの調理データを優先するか操作を受け付け、受け付けた操作に応じて、加熱調理機器において調理データを記憶することとしてもよい。
これにより、ユーザの嗜好にあわせて、調理データを、加熱調理機器に記憶させることができる。
好ましくは、更新フラグ情報とは、カウンタ値であり、外部の通信装置は、外部の通信装置において保持される調理データを更新する都度、カウンタ値を更新し、通信制御部は、受信にかかる調理データのカウンタ値と、記憶部に記憶されている調理データのカウンタ値とを比較し、比較結果に基づいて、調理データの記憶または外部の通信装置への送信を制御することとしてもよい。
これにより、加熱調理機器に時計などの機能がない場合においても、調理データの更新状況を管理することができる。
一実施の形態に従う加熱調理システムは、通信装置と、加熱調理機器とからなる。通信装置は、調理メニューそれぞれに対し、加熱調理の手順を示す少なくとも1つの調理データを、調理データの更新状況を示す更新フラグ情報と対応づけて記憶するための第1の記憶部と、加熱調理機器と通信するための通信機能を有する第1の通信部と、調理データを更新する都度、更新された調理データの更新フラグ情報を更新する調理データ管理部と、調理データおよび更新フラグ情報を第1の通信部により加熱調理機器に送信する第1の通信制御部とを含む。加熱調理機器は、被加熱物を加熱調理するための加熱部と、調理メニューそれぞれに対し、調理データを記憶するための第2の記憶部と、通信装置と通信するための通信機能を有する第2の通信部と、第2の記憶部に記憶される調理データに従って、調理部による加熱調理を実行する調理制御部と、第2の通信部により、通信装置から受信した通信データを処理する通信制御部とを含み、通信制御部は、調理データを通信装置から通信部により受信した場合に、当該調理データを加熱調理機器へ送信するユーザに関する情報を取得し、取得した当該ユーザに関する情報を、当該調理データと対応づけて第2の記憶部に記憶させる。
これにより、加熱調理機器が、ある調理メニューに対し、複数の外部の通信装置から調理データの登録を受けている場合に、それぞれの調理データがいずれのユーザのものであるかを識別することが容易になり、加熱調理機器の使いやすさが向上する。
上記一実施の形態によれば、調理データの管理に関するユーザの利便性を向上させることができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
本実施形態における加熱調理機器10、通信機器60を含む通信システムを示す図である。 加熱調理機器10の構成を示す機能ブロック図である。 通信機器60の構成を示す機能ブロック図である。 加熱調理機器10において記憶される調理手順情報21を示す図である。 通信機器60から加熱調理機器10へ調理手順情報21を送信する処理を示すフローチャートである。 加熱調理機器10が通信機器60から調理手順情報21を受信し、調理データを同期させる処理を示すフローチャートである。 通信機器60から加熱調理機器10へと調理手順情報21が送信され、ユーザに関する情報と対応づけて加熱調理機器10において記憶される過程を示す図である。 加熱調理機器10と通信機器60とで調理手順情報21が更新される過程を示す図である。 調理データが加熱調理機器10で更新された場合に、ユーザの選択を受け付けて調理データを同期させる際の表示部6の表示例を示す図である。 調理データが通信機器60で更新された場合に、ユーザの選択を受け付けて調理データを同期させる際の表示部6の表示例を示す図である。 調理データの更新内容の履歴を保持する場合の、調理手順情報21を示す図である。 調理データの更新履歴を表示部6に表示する場合の表示例を示す図である。 調理データについて、ユーザの評価内容を記憶する場合の調理手順情報21を示す図である。 調理データについて、ユーザの評価内容を含めて表示部6に表示する場合の表示例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<1 構成>
図1は、本実施形態における加熱調理機器10、通信機器60を含む通信システムを示す図である。通信システムは、加熱調理機器10および通信機器60からなる加熱調理システムを含む。
<1.1 全体の構成>
通信システムでは、サーバ群70(調理データ提供サーバ70A、調理データ共有サーバ70B、サーバ70)や、無線基地局40や、無線LANルーター30が、ネットワーク50により相互に通信可能に接続されている。サーバ群70の各サーバは、必要なデータを管理してサービスを提供する。調理データ提供サーバ70Aは、加熱調理機器10に用いられる調理データを配布しているサーバである。調理データ共有サーバ70Bは、ユーザが生成した調理データなどを、他のユーザ同士で共有するためのサービスを提供するサーバである。例えば、ユーザは、通信機器60を用いて調理データ共有サーバ70Bへアクセスし、調理データを調理データ共有サーバ70Bへ投稿する。サーバ70は、その他、所定のデータを管理するサーバである。
図1では、通信機器60の例として、通信機器60Aと、通信機器60Bとを示している。通信機器60(通信機器60A、通信機器60B)は、無線LAN(Local Area Network)規格等に対応し、無線通信により無線LANルーター30等と接続してネットワーク50を経由してサーバ群70の各サーバと通信可能である。例えば、通信機器60は、調理データ提供サーバ70Aへネットワーク50を経由してアクセスし、調理データをダウンロードする。
通信機器60Aは、ハンドヘルドサイズの情報通信端末である。通信機器60Aは、無線基地局40と無線通信しており、パケット通信が可能である。通信機器60Bは、タブレット型の情報通信端末であり、無線LANルーター30と無線LAN規格により通信する。
加熱調理機器10は、調理データに従って被加熱物を加熱し、調理する機器である。加熱調理機器10は、図1に示すように、表示部6と、操作部7とを含む。表示部6は、ディスプレイにおいて情報を表示する。操作部7は、加熱調理機器10の制御により、ユーザからの操作を受け付ける。詳しくは後述する。
<1.2 加熱調理機器10の構成>
次に、本実施形態における加熱調理機器10、通信機器60の構成について、図面を用いて説明する。
図2は、加熱調理機器10の構成を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、加熱調理機器10は、無線通信部2と、制御部3と、記憶部4と、加熱調理部5と、表示部6と、操作部7とを含む。
無線通信部2は、無線通信を行うために、信号の変調、信号の復調などを行う。無線通信部2は、無線LAN通信処理部11と、赤外線通信処理部12とを含む。無線LAN通信処理部11は、IEEE802.11規格など無線LAN規格に対応し、加熱調理機器10から送信するデータの変調、加熱調理機器10が受信するデータの復調、アンテナ(図示しない)における信号の送受信などを行う。また、無線LAN通信処理部11は、無線LANアクセスポイントとして機能する。外部の通信機器60は、無線LANのアクセスポイントとして加熱調理機器10を検出する。
赤外線通信処理部12は、IrDA規格などの赤外線通信規格に対応して、赤外線による加熱調理機器10のデータの送受信を行う。
記憶部4は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、加熱調理機器10で用いるデータを記憶する。記憶部4は、後述するように、調理手順を示す調理手順情報21を、ユーザに関する情報と対応づけて記憶する。図2では、ユーザに関する情報ごとに、調理手順情報21A、調理手順情報21Bとして記憶部4に記憶されている例を示している。
加熱調理部5は、加熱調理機器10の加熱室(図示しない)内に高周波を照射するための高周波照射部15を含み、調理対象に対して高周波照射部15により高周波を照射することにより、加熱調理する。
表示部6は、加熱調理機器10の筺体に設けられるディスプレイであり、ユーザに対し情報を表示する。
操作部7は、加熱調理機器10の筺体に設けられる操作ボタンであり、ユーザからの操作を受け付ける。
制御部3は、MCU(Micro Control Unit)等を含み、無線通信部2、加熱調理部5等の動作を制御して、外部の通信機器60との調理手順情報21の送受信や、加熱調理機器10による加熱調理を制御する。制御部3は、調理制御部13と、通信制御部14とを含む。調理制御部13は、調理手順情報21に従って、加熱調理部5の高周波照射部15の出力を制御して調理対象を加熱調理する。通信制御部14は、通信シーケンスに従って、無線LAN通信処理部11や赤外線通信処理部12により、外部の通信機器60とデータを送受信する。これらの動作は後述する。
<1.3 通信機器60の構成>
図3は、通信機器60の構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、通信機器60は、無線通信部61と、記憶部62と、制御部63と、表示部64と、操作部65とを含む。
無線通信部61は、無線通信を行うために、信号の変調、信号の復調などを行う。無線通信部61は、無線LAN通信処理部71と、赤外線通信処理部72とを含む。無線LAN通信処理部71は、IEEE802.11規格など無線LAN規格に対応し、通信機器60から送信するデータの変調、通信機器60が受信するデータの復調、アンテナ(図示しない)における信号の送受信などを行う。赤外線通信処理部72は、IrDA規格などの赤外線通信規格に対応して、赤外線による通信機器60のデータの送受信を行う。なお、図3では図示していないが、通信機器60は、無線LAN通信処理部71、赤外線通信処理部72以外にも、所定の通信方式に対応して、無線基地局40と無線通信を行う。
記憶部62は、ROM、RAM等により構成され、通信機器60で用いるデータを記憶する。記憶部62は、通信アプリケーション81と、調理手順情報82と、ユーザ情報83とを記憶している。通信アプリケーション81は、通信機器60が加熱調理機器10と通信して調理手順情報21を送受信するためのアプリケーションである。通信アプリケーション81は、例えば、調理データ提供サーバ70Aを管理している管理者が、アプリケーションを配布するためのアプリケーションプラットフォームを運営し、このプラットフォームを通じて通信機器60に調理手順情報21がダウンロードされる。調理手順情報82は、加熱調理機器10における加熱調理の手順を示す情報である。詳しくは後述する。調理手順情報82の各レコードは、加熱調理機器10で記憶される調理手順情報21と同様のフィールドを有する。
ユーザ情報83は、通信機器60を使用するユーザに関する情報である。ユーザ情報83は、例えば、通信機器60において割り当てられている電話番号や、通信機器60で使用されているメールアドレス、通信機器60のユーザ名である。また、ユーザ情報83は、例えば、通信機器60の通信手段に関する情報で、機器を特定できるもの(例えば、通信機器60のMACアドレス、通信機器60のIPアドレス、通信機器60の機種コード)である。
表示部64は、通信機器60の筺体に設けられるディスプレイであり、ユーザに対し情報を表示する。
操作部65は、通信機器60の筺体に設けられる、タッチパネル等の操作部材であり、ユーザからの操作を受け付ける。
制御部63は、MCU等を含み、無線通信部61等の動作を制御して、加熱調理機器10との調理手順情報82の送受信を制御する。制御部3は、調理データ管理部73と、通信制御部74とを含む。調理データ管理部73は、調理手順情報82の更新状況を管理する。通信制御部74は、通信シーケンスに従って、無線LAN通信処理部71や赤外線通信処理部72により、加熱調理機器10とデータを送受信する。これらの動作は後述する。
<2 データ>
次に、本実施形態の加熱調理機器10で用いるデータについて、図面を用いて説明する。
図4は、加熱調理機器10において記憶される調理手順情報21を示す図である。図4に示すように、調理手順情報21のレコードは、調理メニュー21Tと、調理データ21Pと、更新カウンタ21Qとを含む。
調理メニュー21Tは、加熱調理機器10による調理対象のメニューを示しており、メニューの名称と、メニューを識別する識別コードと、ユーザが設定できるメニューについてのフリータイトルとを含む。
調理データ21Pは、調理手順(高周波照射部15の出力、および、高周波照射部15による照射時間)を含む。更新カウンタ21Q(更新フラグ)は、調理データ21Pの更新状況を示しており、図4において「(装置)」は、通信機器60側で調理データ21Pが更新された回数のカウンタ値を示し、「(本体)」は、加熱調理機器10側で調理データ21Pが更新された回数のカウンタ値を示す。例えば、加熱調理機器10において調理手順情報21が更新された場合、更新カウンタ21Qの「(本体)」のカウンタ値が増分される。
図4に示すように、加熱調理機器10では、調理手順情報21(調理データ21Pおよび更新カウンタ21Q)を、加熱調理機器10や通信機器60を識別する機器ID21Mと対応づけて記憶部4において記憶する。図4では、加熱調理機器10と対応づけた調理手順情報21を、調理手順情報21Zとして示している。同様に、加熱調理機器10は、通信装置60を識別する情報と対応づけて、調理手順情報21A、調理手順情報21B、調理手順情報21C、・・として調理手順情報21を記憶する。
このように、調理メニュー21Tに示す調理メニュー(「カレー」、「冷凍ピラフ」など)それぞれは、複数の調理データ21Pを含んでおり、調理データ21Pは、それぞれ、ユーザに関する情報(図4の例では、機器ID)と対応づけられている。また、調理データ21Pおよび更新カウンタ21Qとが対応づけられて記憶される。これらにより、ユーザは、ユーザに対応する調理データを、調理データの更新状況を参照しつつ、加熱調理機器10から容易に読みだすことができる。
<3 実施の形態1における動作>
次に、本実施形態の加熱調理機器10および通信機器60の動作について、図面を用いて説明する。
<3.1 通信機器60から加熱調理機器10への調理データの送信処理>
図5は、通信機器60から加熱調理機器10へ調理手順情報21を送信する処理を示すフローチャートである。
ステップS50において、通信機器60の通信制御部74は、記憶部62から通信アプリケーション81を読み出して起動する。
ステップS52において、通信制御部74は、通信アプリケーション81の処理により、無線LANアクセスポイントとして加熱調理機器10を検出する。
ステップS54において、通信制御部74は、通信アプリケーション81の処理により、無線LANアクセスポイントとして検出された加熱調理機器10と、無線LAN規格に従って通信接続を確立する。
ステップS56において、通信制御部74は、通信アプリケーション81の処理により、通信プロトコルに従って、ユーザ情報83(例えば、ユーザが所有する通信機器60のIPアドレスなど)をパケットのヘッダや送信データに含めて、調理手順情報21を加熱調理機器10へ送信するなどの通信を行う。
ステップS58において、通信制御部74は、通信アプリケーション81の処理により、調理手順情報21の送信を完了すると、加熱調理機器10との通信接続を終了する。
<3.2 加熱調理機器10における調理データの受信処理>
次に、加熱調理機器10の動作について、説明する。加熱調理機器10は、通信機器60から調理データを受信し、ユーザと対応づけて記憶する。このとき、既に加熱調理機器10において記憶済みの調理データを受信した場合は、加熱調理機器10は、加熱調理機器10と通信機器60それぞれにおける調理データの更新状況を比較し、いずれかを選択する操作をユーザから受け付ける。加熱調理機器10は、ユーザの選択操作に応じて、調理データを加熱調理機器10と通信機器60とで同期させる。
図6は、加熱調理機器10が通信機器60から調理手順情報21を受信し、調理データを同期させる処理を示すフローチャートである。
ステップS60において、加熱調理機器10の通信制御部14は、通信機器60の無線LANアクセスポイントとして通信機器60と通信接続を確立する。
ステップS62において、通信制御部14は、通信プロトコルに従って通信機器60から送信されるデータを受信し、パケットのヘッダなどを参照して、通信機器60のユーザに関する情報(例えば、ユーザが所有する通信機器60のIPアドレスなど)を抽出する。
ステップS64において、通信制御部14は、通信プロトコルに従って、通信機器60から調理手順情報21を受信する。
ステップS66において、通信制御部14は、ステップS62で抽出した、ユーザに関する情報に基づいて、そのユーザについて記憶部4で記憶済みの調理手順情報21を受信したか判断する。
通信制御部14は、ユーザについて、既に記憶部4において記憶済みの調理手順情報21を通信機器60から受信した場合は(ステップS66:YES)、ステップS68に進み、受信した調理手順情報21に含まれる更新カウンタ21Qと、既に記憶済みの調理手順情報21の更新カウンタ21Qとを比較する。通信制御部14は、更新カウンタ21Qの(装置)のカウンタ値と、(本体)のカウンタ値の少なくともいずれかが一致しない場合は、表示部6に、既に記憶済みの調理手順情報21の調理データ21Pと、受信した調理手順情報21に含まれる調理データ21Pとを表示して、ユーザがいずれを選択するか、操作を受け付ける。
ステップS72において、通信制御部14は、ステップS68でのユーザの選択操作を操作部7により受け付けて、ユーザの選択結果に応じて、選択された調理手順情報21を加熱調理機器10と通信機器60とで同期させる。例えば、ステップS68において、加熱調理機器10の記憶部4で既に記憶されている調理手順情報21をユーザが選択した場合は、通信制御部14は、通信機器60のユーザに対応して、記憶部4に記憶されている調理手順情報21を通信機器60へ送信する。また、例えば、ステップS68において、通信機器60から受信した調理手順情報21をユーザが選択した場合は、通信制御部14は、受信した調理手順情報21を、ユーザに関する情報と対応づけて記憶部4に記憶させる。
ステップS66では、通信制御部14は、加熱調理機器10の記憶内容と通信機器60の送信内容との比較において、更新カウンタ21Qの(装置)のカウンタ値と、(本体)のカウンタ値との組が一致するか判断し、一致する場合は、調理手順情報21が加熱調理機器10と通信機器60とのいずれにおいても更新されていないことを示すため、ステップS68におけるユーザの選択操作の受付や、ステップS72におけるユーザの選択結果に応じた同期処理を行わず、処理を終える。
通信制御部14は、ユーザについて、未だ記憶部4において記憶されていない調理手順情報21を通信機器60から受信した場合は(ステップS66:NO)、ステップS70に進み、受信した調理手順情報21を、ユーザに関する情報と対応づけて記憶部4に記憶させる。
図7は、通信機器60から加熱調理機器10へと調理手順情報21が送信され、ユーザに関する情報と対応づけて加熱調理機器10において記憶される過程を示す図である。
図7に示すように、通信装置それぞれ(通信機器60A、通信機器60B、・・)が、調理手順情報82を保持しており、通信機器60から加熱調理機器10へと調理手順情報82が送信される。加熱調理機器10では、記憶部4において、ユーザに関する情報(図7では、装置A、装置B、・・として示す)と対応づけて、調理手順情報21として記憶する(調理手順情報21A、調理手順情報21B、・・)。
図8は、加熱調理機器10と通信機器60とで調理手順情報21が更新される過程を示す図である。
図8に示すように、加熱調理機器10または通信機器60で調理手順情報21または調理手順情報82が更新されると、更新カウンタ21Qのカウンタ値がカウントアップされて保持される。そして、加熱調理機器10は、図6のステップS66において、既に加熱調理機器10の記憶部4で記憶されている調理手順情報21の調理メニューと同一の調理メニューを含む調理手順情報82を通信機器60から受信した場合は、更新カウンタ21Qのカウンタ値を比較して、調理手順情報21の更新状況に応じて調理手順情報21を加熱調理機器10と通信機器60とで同期させる。
<3.3 ユーザによる調理データの選択を受け付けるための表示部6での表示例>
ステップS68において、調理手順情報21の選択をユーザから受け付ける場合の表示部6の表示例を説明する。
図9は、調理データが加熱調理機器10で更新された場合に、ユーザの選択を受け付けて調理データを同期させる際の表示部6の表示例を示す図である。この場合、加熱調理機器10は、(i)通信機器60からの調理データの受信を中止するか、(ii)通信機器60からの調理データの受信を中止するとともに、加熱調理機器10で更新された調理データを通信機器60へ送信することでデータを同期させるか、(iii)加熱調理機器10での調理データの更新状況にかかわらず、通信機器60から受信する調理データを優先するか、ユーザの選択を操作部7により受け付ける。
図9に示すように、通信制御部14は、表示部6において、説明文表示領域91に、ユーザへの説明文を表示する。
図9の例では、加熱調理機器10で調理データが更新されていることを説明文表示領域91で表示している。
選択肢表示領域92は、ユーザの選択操作を受け付けるため、選択肢を表示する領域である。図9に示すように、(i)通信機器60からの調理データの受信を中止するか、(ii)通信機器60からの調理データの受信を中止するとともに、加熱調理機器10で更新された調理データを通信機器60へ送信することでデータを同期させるか、(iii)加熱調理機器10での調理データの更新状況にかかわらず、通信機器60から受信する調理データを優先するか、選択肢表示領域92に表示する。加熱調理機器10は、選択肢表示領域92に表示された選択肢をユーザが選択する操作を、操作部7により受け付ける。
受信内容表示領域93は、ステップS64において通信機器60から受信した調理データの内容を表示するための領域である。記憶内容表示領域94は、加熱調理機器10の記憶部4で記憶されている調理データの内容を表示するための領域である。
図10は、調理データが通信機器60で更新された場合に、ユーザの選択を受け付けて調理データを同期させる際の表示部6の表示例を示す図である。この場合、加熱調理機器10は、(i)記憶部4に記憶されている調理データを、通信機器60から受信したものに置き換えるか、(ii)記憶部4の記憶内容を優先するか、ユーザからの選択操作を受け付ける。
図10の例では、通信機器60で調理データが更新されており、加熱調理機器10の記憶部4に記憶させるか確認することを説明文表示領域91で表示している。
選択肢表示領域92は、上述の通り、(i)記憶部4に記憶されている調理データを、通信機器60から受信したものに置き換えるか、(ii)記憶部4の記憶内容を優先するか、ユーザに選択肢を表示するための領域である。
<4 変形例>
以上のように、一実施の形態について説明してきたが、以下のように変形することもできる。
<4.1 調理データの更新内容の履歴を保持>
調理手順情報21において、調理データ21Pが加熱調理機器10または通信機器60で更新される都度、過去の更新内容の履歴を調理手順情報21で保持することとしてもよい。
図11は、調理データの更新内容の履歴を保持する場合の、調理手順情報21を示す図である。図11に示すように、加熱調理機器10は、ユーザが調理データ21Pを更新する都度、更新カウンタ21Qをカウントアップし、調理手順情報21にレコードが追加される。なお、カウンタ値の更新は、カウントダウンによりなされることとしてもよい。
この場合、加熱調理機器10は、調理開始の際に、調理データの過去の更新内容の履歴を表示部6に表示して、ユーザから調理データを選択する操作を受け付けることとしてもよい。図12は、調理データの更新履歴を表示部6に表示する場合の表示例を示す図である。図12の例では、図11の調理手順情報21において、通信機器60の履歴を3件、加熱調理機器10の履歴を1件、表示している。
図12に示すように、加熱調理機器10は、表示部6において、通信装置側履歴表示領域95に、通信機器60での調理データの更新履歴(調理データ95A、95B、95C)を表示する。調理データ95Aは、図11の調理手順情報21Aの、更新カウンタ21Qが「0002」のレコードに対応している。調理データ95Bは、同様に、調理手順情報21Aの更新カウンタ21Qが「0001」のレコードに対応し、調理データ95Cは、更新カウンタ21Qが「0000」のレコードに対応している。加熱調理機器10は、更新カウンタ21Qを参照することで、調理データ21Pのレコードが更新された回数を取得する。
加熱調理機器10は、表示部6において、本体側履歴表示領域96に、加熱調理機器10での調理データの、直近の更新内容を表示する。調理データ96Aは、図11の調理手順情報21Zの、更新カウンタ21Qが「0002」のレコードに対応している。
これにより、ユーザは、過去の調理データを参照して加熱調理機器10により調理することができる。
<4.2 調理データのユーザ評価を保持>
調理手順情報21において、調理データの過去の更新内容の履歴を保持することに加え、それぞれの調理データのユーザの評価を記憶することとしてもよい。
図13は、調理データについて、ユーザの評価内容を記憶する場合の調理手順情報21を示す図である。図13に示すように、調理データの各レコードは、ユーザの評価内容を示す評価情報21Rをさらに含む。評価情報21Rは、ユーザの評価内容を、例えば3段階(図13の例では、高評価を示す「○」、中程度の評価を示す「△」、低評価を示す「×」の3段階)で保持する。
図14は、調理データについて、ユーザの評価内容を含めて表示部6に表示する場合の表示例を示す図である。図14の例では、加熱調理機器10は、高評価の調理データを優先して、表示部6に表示している。加熱調理機器10は、通信装置側履歴表示領域97に、通信機器60での調理データの更新履歴(調理データ97A、97B)を、ユーザの評価とともに表示する。加熱調理機器10は、本体側履歴表示領域98に、加熱調理機器10での調理データの更新履歴(調理データ98A)を表示する。未表示の調理データは、スクロール操作等のユーザ操作を操作部7により受け付けることで表示する。
これにより、ユーザは、好みの調理データを容易に認識することができる。
なお、加熱調理機器10は、調理手順情報21を表示部6へ表示する際に、高評価のものを抽出して順に表示することとしてもよいし、調理手順情報21の各レコードを、評価情報21Rの評価コードに基づいて、並び替えをして、各レコードを順に読みだすこととしてもよい。
<4.3 調理データの送受信方法>
上記の実施形態の説明では、通信機器60から加熱調理機器10へ調理データを送信するために、通信機器60が加熱調理機器10を無線LANアクセスポイントとして検出する場合を説明したが、この他の通信方式に従ってデータを送信することとしてもよい。例えば、IrDA(赤外線通信)、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線通信により、通信機器60と加熱調理機器10とでデータを送受信することとしてもよい。また、例えば、通信機器60と加熱調理機器10とが、共通の無線LANアクセスポイントに接続することで、通信機器60と加熱調理機器10とでデータ通信することとしてもよい。
<4.4 通信機器60のタイムスタンプ値を保持>
通信機器60から加熱調理機器10へ調理データを送信する際、通信機器60は、調理データにタイムスタンプ値を付加して送信することとしてもよい。通信機器60は、時計機能を有しており、通信機器60における調理データの取得時や調理データの更新時に、タイムスタンプを取得して調理データと対応づけて記憶する。これにより、加熱調理機器10が、時計機能など調理データを更新した時点を特定する手段を有していない場合にも、通信装置60の時計機能を用いて、調理データの更新状況を管理することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 無線通信部、3 制御部、4 記憶部、5 加熱調理部、6 表示部、7 操作部、10 加熱調理機器、11 無線LAN通信処理部、12 赤外線通信処理部、13 調理制御部、14 通信制御部、15 高周波照射部、21 調理手順情報、30 無線LANルーター、40 無線基地局、50 ネットワーク、60 通信機器、61 無線通信部、62 記憶部、63 制御部、64 表示部、65 操作部、70 サーバ群、71 無線LAN通信処理部、72 赤外線通信処理部、73 調理データ管理部、74 通信制御部、81 通信アプリケーション、82 調理手順情報、83 ユーザ情報、91 説明文表示領域、92 選択肢表示領域、93 受信内容表示領域、94 記憶内容表示領域、95 通信装置側履歴表示領域、96 本体側履歴表示領域、97 通信装置側履歴表示領域、98 本体側履歴表示領域。

Claims (13)

  1. 加熱調理機器であって、
    被加熱物を加熱調理するための加熱部と、
    調理メニューそれぞれに対し、前記加熱調理の手順を示す少なくとも1つの調理データを記憶するための記憶部と、
    外部の通信装置と通信するための通信機能を有する通信部と、
    前記通信部による前記外部の通信装置との通信データの送受信を制御する通信制御部とを含み、
    前記通信制御部は、前記調理データを前記外部の通信装置から前記通信部により受信した場合に、当該調理データを前記加熱調理機器へ送信するユーザに関する情報を取得し、取得した当該ユーザに関する情報を、当該調理データと対応づけて前記記憶部に記憶させる、
    加熱調理機器。
  2. 前記記憶部は、
    前記調理データそれぞれについて、前記調理データの更新状況を示す更新フラグ情報を記憶するためのものであり、
    前記通信制御部は、
    前記通信部により受信した調理データの調理メニューが、前記記憶部に記憶されている調理メニューと同一である場合に、前記受信した調理データを、前記ユーザに関する情報と対応づけて記憶するとともに、前記調理データの更新フラグ情報を更新する、
    請求項1記載の加熱調理機器。
  3. 前記記憶部が記憶する前記更新フラグ情報は、カウンタ値であり、
    前記通信制御部は、前記カウンタ値をカウントアップまたはカウントダウンすることにより、前記更新フラグ情報を更新する、
    請求項2記載の加熱調理機器。
  4. 前記外部の通信装置は、調理メニューに対応する調理データを、前記調理データの更新状況を示す通信装置側更新フラグ情報と対応づけて記憶しており、
    前記通信装置側更新フラグ情報は、タイムスタンプ値であり、
    前記外部の通信装置は、前記調理データの更新時点を示すタイムスタンプ値を、前記通信装置側更新フラグ情報として記憶しており、
    前記加熱調理機器の前記記憶部が記憶する前記更新フラグ情報は、タイムスタンプ値であり、
    前記通信制御部は、前記受信する調理データのタイムスタンプ値を、前記外部の通信装置から受信することにより、前記更新フラグ情報を更新する、
    請求項2記載の加熱調理機器。
  5. 前記記憶部は、前記調理データと、前記更新フラグ情報と、前記調理データのユーザによる評価値とを対応づけて記憶する、
    請求項2記載の加熱調理機器。
  6. 前記記憶部は、
    前記調理データそれぞれについて、前記調理データの前記加熱調理機器における更新状況を示す機器側更新フラグ情報と、前記外部の通信装置における前記調理データの更新状況を示す通信装置側更新フラグ情報とを記憶するためのものであり、
    前記通信制御部は、
    前記通信部により受信した調理データの調理メニューが、前記記憶部に記憶されている
    調理メニューと同一である場合に、前記受信した調理データを、前記ユーザに関する情報と対応づけて記憶する、
    請求項1記載の加熱調理機器。
  7. 前記機器側更新フラグ情報および前記通信装置側更新フラグ情報は、カウンタ値であり、
    前記外部の通信装置は、調理メニューに対応する調理データを、前記通信装置側更新フラグ情報と対応づけて記憶しており、カウントアップまたはカウントダウンすることにより前記通信装置側更新フラグ情報を更新し、
    前記通信制御部は、前記調理データを前記外部の通信装置から受信した場合に、前記調理データの前記通信装置側更新フラグ情報を、前記通信部により受信し、受信した通信装置側更新フラグ情報を、前記調理データと対応づけて前記記憶部に記憶させる、
    請求項記載の加熱調理機器。
  8. 前記通信制御部は、前記調理データを前記外部の通信装置から受信した場合に、前記機器側更新フラグ情報を、前記外部の通信装置へ送信する、
    請求項7記載の加熱調理機器。
  9. 前記外部の通信装置は、調理データ、および、当該調理データと対応づけられる更新フラグ情報を記憶しており、前記調理データを更新する都度、前記更新フラグ情報を更新するものであり、
    前記加熱調理機器の前記通信制御部は、
    前記外部の通信装置から受信する調理データが、前記記憶部において記憶されているものと一致する場合に、前記記憶されている調理データの更新フラグ情報と、前記受信する調理データに対応づけられる更新フラグ情報とを比較し、比較結果に基づいて、前記受信にかかる調理データを前記記憶部に記憶させる、または、前記記憶されている調理データを前記外部の通信装置へ送信する、
    請求項2記載の加熱調理機器。
  10. 前記通信制御部は、
    前記受信にかかる調理データの更新フラグ情報と、前記記憶されている調理データの更新フラグ情報とを比較し、更新状況が一致しない場合に、最新の更新状況の調理データを優先して前記加熱調理機器において記憶する、
    請求項9記載の加熱調理機器。
  11. 前記通信制御部は、
    前記受信にかかる調理データの更新フラグ情報と、前記記憶されている調理データの更新フラグ情報とを比較し、更新状況が一致しない場合に、ユーザから、いずれの調理データを優先するか操作を受け付け、受け付けた操作に応じて、前記加熱調理機器において前記調理データを記憶する、
    請求項9記載の加熱調理機器。
  12. 前記更新フラグ情報とは、カウンタ値であり、
    前記外部の通信装置は、前記外部の通信装置において保持される調理データを更新する都度、前記カウンタ値を更新し、
    前記通信制御部は、前記受信にかかる調理データのカウンタ値と、前記記憶部に記憶されている調理データのカウンタ値とを比較し、比較結果に基づいて、前記調理データの記憶または前記外部の通信装置への送信を制御する、
    請求項2記載の加熱調理機器。
  13. 通信装置と、加熱調理機器とからなる加熱調理システムであって、
    前記通信装置は、
    調理メニューそれぞれに対し、加熱調理の手順を示す少なくとも1つの調理データを、前記調理データの更新状況を示す更新フラグ情報と対応づけて記憶するための第1の記憶部と、
    前記加熱調理機器と通信するための通信機能を有する第1の通信部と、
    前記調理データを更新する都度、更新された調理データの前記更新フラグ情報を更新する調理データ管理部と、
    前記調理データおよび前記更新フラグ情報を前記第1の通信部により前記加熱調理機器に送信する第1の通信制御部とを含み、
    前記加熱調理機器は、
    被加熱物を加熱調理するための加熱部と、
    前記調理メニューそれぞれに対し、前記調理データを記憶するための第2の記憶部と、
    前記通信装置と通信するための通信機能を有する第2の通信部と、
    前記第2の記憶部に記憶される前記調理データに従って、前記加熱部による加熱調理を実行する調理制御部と、
    前記第2の通信部により、前記通信装置から受信した通信データを処理する通信制御部とを含み、
    前記通信制御部は、前記調理データを前記通信装置から前記第2の通信部により受信した場合に、当該調理データを前記加熱調理機器へ送信するユーザに関する情報を取得し、取得した当該ユーザに関する情報を、当該調理データと対応づけて前記第2の記憶部に記憶させる、
    加熱調理システム。
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