JP5980491B2 - スライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体 - Google Patents

スライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体 Download PDF

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Description

本発明は、スライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体に関し、特に、収納体に対して扉体が急激に閉じることのないようにした、例えば流し台の包丁差しを内蔵したキャビネット等に好適なスライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体に関する。
一般に、流し台のキャビネットや食器棚など、収納体の前面に開閉可能な扉体(前板,幕板)を取り付ける場合、収納体の本体と扉体との間に蝶番が備えられ、扉体は蝶番を介して収納体の前面等に取り付けられるようになっている。
この種の収納体に扉体を取り付けるための蝶番として、扉体が収納体に対して急激に開いたり閉じたりしないように、蝶番にダンパーが備えられた一般にスライド蝶番と呼ばれる蝶番が使用されることがある。
スライド蝶番は、蝶番内部に蝶番の開閉を緩やかに規制するダンパーが備えられ、ダンパーの緩衝・減衰力によって蝶番が急激に開閉されないように規制され、その結果、スライド蝶番を介して収納体に取り付けられる扉体の開閉も、ダンパーのクッション性によって緩やかな開閉動作が行われるようになる。
この種のダンパーを備えたスライド蝶番に関する技術としては、例えば特許文献1乃至3に開示されている。
特表2010−501755号公報 特開2001−25414号公報 特開2003−190346号公報
ところで、開閉可能な扉体を備えた収納体のうち、例えば流し台のキャビネットなどでは、扉体の内側面に包丁,ナイフを複数収納可能なホルダーとなる包丁差しが備えられることがあり、このような包丁差しを備えたキャビネットの場合、扉体が収納体に対して所定の角度(例えば約40度)以上展開しないように取り付けられるようになっている。
このような扉体を収納体に対して所定角度以上展開しないようにするために、これまでは、スライド蝶番を介して取り付けられる収納体と扉体の間に、扉体の展開角度を規制するためのステー等の補助部材が備えられるのが一般的となっている(図7(a)参照)。
ここで、この種の扉体の展開角度規制用のステーは、収納体と扉体の間に回動可能に架設される二つ折りのアーム等によって構成され、アームが二つ折りにされた状態で扉体が収納体に対して閉じられた状態となり、二つ折りのアームが展開された状態で、扉体が収納体に対してアームの長さ分だけ所定角度に展開され、それ以上は展開されないように規制されるようになる。
ところが、この種のステーを用いて扉体の展開角度を規制する場合、ステーを構成する二つ折りのアームが収納体と扉体の間に位置するため、扉体を閉じる際に折り曲げられるアームに手指を挟むおそれがあった。
これは、スライド蝶番によって扉体が緩やかに閉じられる場合でも、二つ折りにされるアームは扉体と収納体の間に大きく露出しており、折り曲げられていくアームの間隔が徐々に狭くなっていくため、不注意により、また、子どもなどが手指をアームに挟み込む可能性が高く、大きな怪我につながる危険性もあった。
また、収納体と扉体との間に位置する二つ折りアームのステーは、扉体を開閉するたびに収納体と扉体の間に大きく露出することになり、収納体の美観の点からも好ましいものとは言えなかった。
さらに、このようなステー等の補助部材を備える分だけ部品点数や組立工程も増加するという欠点もあった。
本発明は上記の問題点にかんがみてなされたもので、収納体に対して扉体が急激に閉じることを防止しつつ、蝶番のみによって扉体の展開角度を規制するとともに、蝶番が収納体と扉体の間に露出せず手指を蝶番に挟むことがなく、安全かつ円滑な扉体の開閉を実現し、収納体の美観も向上させることができる、例えば包丁差しを内蔵したキャビネット等に好適なスライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るスライド蝶番は、収納体に扉体を開閉可能に取り付けるためのスライド蝶番であって、収納体側に取り付けられる蝶番本体と、扉体側に取り付けられる取付ブラケットと、蝶番本体及び取付ブラケットに回動可能に取り付けられ、取付ブラケットを蝶番本体に対して折り畳み及び所定角度に展開可能に連結するリンクと、取付ブラケットとリンク間に架設され、取付ブラケット蝶番本体に折り畳まれる方向に付勢して当該取付ブラケットを蝶番本体に対して折り畳まれた状態で保持するとともに、当該取付ブラケット蝶番本体に対して所定角度で展開されると、当該取付ブラケットをその展開された状態で保持する引張りバネと、取付ブラケットが折り畳まれる方向に移動されると、当該取付ブラケットの移動が緩やかになるようリンクの回動を緩衝・減衰するダンパーと、を備え、リンクが、蝶番本体と取付ブラケットとを回動可能に連結する第一のリンクと、取付ブラケットを蝶番本体に対して所定角度を超えて展開しないように規制する第二のリンクとからなり、第一及び第二のリンクが、取付ブラケットが蝶番本体に対して折り畳まれる過程において、蝶番本体内に格納されて、開閉される扉体と収納体との間に露出しない構成としてある。
また、本発明に係る収納体は、収納体を構成する本体と、本体に開閉可能に取り付けられる扉体と、扉体を本体に開閉可能に取り付けるためのスライド蝶番と、を備えた収納体であって、スライド蝶番が、上記本発明に係るスライド蝶番からなる構成としてある。
本発明のスライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体によれば、収納体に対して扉体が急激に閉じることを防止しつつ、蝶番のみによって扉体の展開角度を規制することができ、かつ、蝶番が収納体と扉体の間に露出せず、手指を蝶番に挟む危険性もなくすことができるようになる。
これによって、安全かつ円滑な扉体の開閉を実現することができ、扉体の開閉時の収納体の美観も向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るスライド蝶番を備えた収納体を示す、収納体内部方向から見た要部斜視図であり、(a)は収納体に対して扉体を閉じた状態、(b)は同じく扉体を開いた状態を示している。 本発明の一実施形態に係るスライド蝶番の外観を示す、扉体を取り付ける前の収納体前方から見た要部斜視図であり、蝶番を収納体に取り付ける前の状態を示している。 本発明の一実施形態に係るスライド蝶番を収納体及び扉体に取り付けた状態の収納体側面から見た要部断面図であり、収納体に対して扉体を閉じた状態を示している。 本発明の一実施形態に係るスライド蝶番の外観を示す斜視図であり、(a)は収納体前面に向かって右側に取り付けられる蝶番の組立状態及び分解状態、(b)は同じく左側に取り付けられる蝶番の分解状態及び組立状態を示している。 本発明の一実施形態に係るスライド蝶番を介して収納体に取り付けられた扉体の開閉状態の軌跡を示す、収納体側面から見た要部断面図であり、(a)は収納体に対して扉体が閉じられた状態、(b)は同じく扉体が約20度展開された状態、(c)は同じく扉体が最大展開角度(約40度)まで展開された状態を示している。 本発明の一実施形態に係るスライド蝶番のリンクと取付ブラケット及び引張りバネの関係を蝶番の拡大側面図及びその要部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るスライド蝶番を備えた収納体と従来の収納体を対比するための収納体側面から見た要部断面図であり、(a)は従来のスライド蝶番及びステーを備えた収納体、(b)は本発明の一実施形態に係るスライド蝶番を備えた収納体である。 本発明の一実施形態に係るスライド蝶番の取付ブラケットと取付金具の取付動作を示した蝶番の側面図であり、(a)は取付金具を取付ブラケットの突起部に引っ掛けた状態、(b)は(a)の状態から取付金具の一片を取付ブラケットの端面に面接触させた状態、(c)は(b)の状態から取付金具を取付ブラケットの端面にネジ止めした状態を示している。 図8に対応して、本発明の一実施形態に係るスライド蝶番の取付ブラケットと取付金具の取付動作を示した蝶番の斜視図であり、(a)は取付金具を取付ブラケットの突起部に引っ掛けた状態、(b)は(a)の状態から取付金具の一片を取付ブラケットの端面に面接触させた状態、(c)は(b)の状態から取付金具を取付ブラケットの端面にネジ止めした状態を示している。 本発明の一実施形態に係るスライド蝶番の取付ブラケットと取付金具がネジ止めされていない状態を説明するための蝶番の側面図であり、図8(b),図9(b)に示す状態に対応している。
以下、本発明に係るスライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスライド蝶番を備えた収納体を示す、収納体内部方向から見た要部斜視図であり、(a)は収納体に対して扉体を閉じた状態、(b)は同じく扉体を開いた状態を示している。
同図に示すように、本実施形態に係るスライド蝶番10は、例えばキッチンの流し台のキャビネット等の収納体の本体に開閉自在な扉体を取り付けるためのスライド蝶番であり、収納体の開口部を覆う扉体の両端を支持する一対対称形のスライド蝶番が備えられるようになっている。
[キャビネット・扉]
図1に示す例では、収納体となる流し台のキャビネット1の前面開口部に、扉体として横長式の扉2を取り付けるために、扉2の左右両端にそれぞれスライド蝶番10が備えられるようになっている。
また、扉2の収納体内側面には、包丁,ナイフを複数収納可能なホルダーとなる包丁差し3が備えられている。
また、キャビネット1の開口部の扉2の内面と対向・当接する開口周縁部には、緩衝用のクッション材1aが配設されている(図2,3参照)。
なお、図1では、キャビネット1の前面開口部周辺の要部のみを示しており、キャビネット1の全体像の図示は省略してある。
このような本実施形態に係るキャビネット1は、スライド蝶番10が備えられることで、扉2の開閉が円滑となり、かつ急激な開閉動作が抑制されることになり、また、包丁差し3を備えた扉2は、収納体に対して所定の角度(例えば約40度)以上展開しないように取り付けられる。
以下、本実施形態のスライド蝶番10の詳細について図面を参照しつつ説明する。
[スライド蝶番]
図2は、本実施形態に係るスライド蝶番10の外観を示す、扉体を取り付ける前のキャビネット1の前方から見た要部斜視図であり、スライド蝶番10をキャビネット1に取り付ける前の状態を示している。
図3は、本実施形態に係るスライド蝶番10をキャビネット1及び扉2に取り付けた状態のキャビネット側面から見た要部断面図であり、キャビネット1に対して扉2を閉じた状態を示している。
また、図4は、本実施形態に係るスライド蝶番10の外観を示す斜視図であり、(a)はキャビネット前面に向かって右側に取り付けられる蝶番の組立状態及び分解状態、(b)は同じく左側に取り付けられる蝶番の分解状態及び組立状態を示している。
これらの図に示すように、スライド蝶番10は、蝶番本体11と、取付ブラケット12,取付金具13,リンク14(15,16),引張りバネ17,ダンパー18及びカバー19の各部を備えた構成となっている。
蝶番本体11は、収納体となるキャビネット1側に取り付けられる部材であり、本実施形態では、金属製等の板状部材からなる蝶番本体11が、キャビネット1の前面開口部の左右両端の内側面に取り付けられて固定されるようになっている。この蝶番本体11が基盤となってスライド蝶番10を構成する各部が一体的に組み立てられるようになっている。
なお、本実施形態では、図4に示すように、蝶番本体11の所定箇所にネジ止め用の貫通孔が穿設してあり、図示しないネジや釘等によってキャビネット1の開口部内側面(図2参照)に固定されるようになっている。
取付ブラケット12は、キャビネット1の扉2側に取り付けられる部材であり、本実施形態では、金属製等の板状部材からなる取付ブラケット12が、取付金具13を介して扉2に固定されるようになっている。
取付金具13は、取付ブラケット12に着脱可能に取り付けられる部材であり、この取付金具13を介して取付ブラケット12が扉体2側に取り付けられるようになっている。
そして、この取付ブラケット12は、リンク14(15,16)を介して蝶番本体11に回動可能に連結されるようになっている。
取付金具13は、本実施形態では、L字形状に形成された金属製等の板状部材からなり、図2〜4に示すように、L字形状の一片側(短片側)が、取付ブラケット12側の端面に形成された突起部12a(図8〜10参照)に係止・位置決めされつつ、ネジ止め固定されるとともに、L字形状の他片側(長辺側)が、扉2の内面にネジ止め固定されるようになっている。
具体的には、取付金具13の取付ブラケット12の端面に固定される短片には、取付ブラケット12側に螺合するネジ止め用の貫通孔が穿設してあり、取付ブラケット12の長片にも、図2,4に示すように、所定箇所にネジ止め用の貫通孔が形成してあり、図示しないネジや釘等によって扉2の内面に固定されるようになっている。
また、取付金具13の短片側端部が折り曲げ形成されており、この折り曲げ部に取付ブラケット12の突起部12aが挿入・係合する切り欠き13a(図8(a)参照)が形成されている。
これにより、取付ブラケット12側の突起部12aに切り欠き13aが係合することにより、取付金具13は取付ブラケット12に対して所定位置に位置決めされるようになり、取付作業が容易かつ正確に行えるようになる。
また、取付金具13は、キャビネット1側の端縁が折り曲げ形成され、その折り曲げ部に切り欠き13aが形成されるようになっており、取付ブラケット12の突起部12aに切り欠き13aを係合させると、取付金具13の折り曲げ部がキャビネット1側において取付ブラケット12の端縁に係止して引っ掛けられた状態となって位置決めされ、かつ、連結が保持されるようになっている。
このように、取付ブラケット12は、扉2の内面に固定された取付金具13を介して、取付ブラケット12が扉体2に取り付けることになる。
取付ブラケット12を取付金具13を介して扉2に固定する構成とすることで、スライド蝶番10をキャビネット1及び扉2に取り付ける際に、取付ブラケット12を含む蝶番本体11と取付金具13とをそれぞれキャビネット1側と扉2側に別々に取り付けた後、取付金具13を取付ブラケット12に取り付けることでキャビネット1と扉2を組み立てることができ、組立作業が容易に行えるようになる。
また、取付金具13と取付ブラケット12とが、切り欠き13aと突起部12aが係合することにより位置決め・保持されることにより、取付金具13と取付ブラケット12とのネジ止め固定がされていない状態においても、取付金具13と取付ブラケット12との取付が容易には脱落しないようにすることができる。
これによって、取付金具13と取付ブラケット12とのネジ止めが外れてしまったような場合でも、取付金具13と取付ブラケット12との取付は容易には脱落せず、扉2がキャビネットから脱落・落下等する危険性を回避することができるようになる。
リンク14は、蝶番本体11及び取付ブラケット12に回動可能に取り付けられる部材であり、取付ブラケット12を蝶番本体11に対して折り畳み可能、及び所定角度に展開可能に連結するリンク手段として機能する。
具体的には、リンク14は、蝶番本体11と取付ブラケット12とを回動可能に連結する第一のリンク15と、取付ブラケット12を蝶番本体11に対して所定角度を超えて展開しないように規制する第二のリンク16とからなる。
この第一及び第二のリンク15,16は、蝶番本体11と取付ブラケット12とを回動可能に連結する例えば金属製の板状部材や棒状部材によって形成される。
第一のリンク15は、一端において蝶番本体11の下端側に回動可能に連結され、他端において取付ブラケット12の下端側に回動可能に連結されている。
これによって、取付ブラケット12は、第一のリンク15の連結部分を支点として、蝶番本体11に折り畳み及び展開ができるようになる(図5参照)。
第二のリンク16は、一端において蝶番本体11の上端側に回動可能に連結され、他端において取付ブラケット12の第一のリンク15の連結部分の上部近傍に回動可能に連結されている。この第二のリンク16を備えることで、取付ブラケット12が展開されていくと、取付ブラケット12側の連結位置において、第二のリンク16と第一のリンク15とが当接・干渉し、第一及び第二のリンク15,16がそれ以上回動しないように規制されるようになっている
これによって、第一のリンク15によって回動可能な取付ブラケット12は、その回動範囲が第二のリンク16によって規制されて、蝶番本体11に対して所定角度を超えて展開しないようになる(図5参照)。
ここで、本実施形態では、取付ブラケット12の展開角度が、蝶番本体11に対して最大約40度となるように(図5参照)、第一及び第二のリンク15,16の長さが設定されている。
従って、この第一及び第二のリンク15,16の長さを変更することにより、蝶番本体11に対する取付ブラケット12の展開角度を変更・調整することが可能となる。
そして、以上のような第一及び第二のリンク15,16を備えたリンク14のうち、第一のリンク15と取付ブラケット12との間に、引張りバネ17が架設・張架されるようになっている。
引張りバネ17は、図3に示すように、取付ブラケット12とリンク14間に架設され、リンク14を介して取付ブラケット12を常に蝶番本体11に折り畳まれる方向に付勢する(引っ張る)とともに、当該取付ブラケット12を蝶番本体11に対して折り畳まれた状態及び所定角度で展開された状態で保持する付勢手段となっている。
具体的には、引張りバネ17は、第一のリンク15の蝶番本体11側の連結部分下側近傍と、取付ブラケット12の第一のリンク15の連結部分近傍に取り付け(引掛け)られており、両取付位置間を常に引っ張る方向に付勢力が作用している。
この第一のリンク15と第二のリンク16,取付ブラケット12、及び引張りバネ17の引掛け位置の位置関係により、取付ブラケット12は最大角度に展開された状態で保持されるようになっている(図6参照)。
このような引張りバネ17の付勢力の作用により、取付ブラケット12が蝶番本体11に対して折り畳まれた状態及び所定角度で展開された状態で保持され、キャビネット1に対して扉2が所定角度で展開でき、また、滑らかに閉じられるように動作するようになる(図5参照)。
そして、このように引張りバネ17によって付勢される第一及び第二のリンク15,16は、取付ブラケット12が蝶番本体11に対して折り畳まれる過程において、蝶番本体11内に格納されて、開閉される扉体2とキャビネット1との間に露出しないようになっている。
具体的には、第一及び第二のリンク15,16は、取付ブラケット12が蝶番本体11側に回動・移動していくと、蝶番本体11の幅及び取付ブラケット12の幅の範囲内に隠れるように移動するようになっており(図5参照)、扉2が閉じられる過程において、キャビネット1と扉2の間に露出しないようになっている。
これによって、扉2がキャビネット1側に閉じられる際に、第一及び第二のリンク15,16が回動しても、そこに使用者の手指が挟まれることがなく、安全に扉2の開閉動作が行われるようになる。
ダンパー18は、扉2に取り付けられる取付ブラケット12が折り畳まれる方向に移動されると、当該取付ブラケット12の移動が緩やかになるようリンク14の回動を緩衝・減衰する緩衝・減衰手段である。
具体的には、ダンパー18は、例えばハウジング部とハウジング部に対して移動可能なピストンロッドを備えたリニアダンパー等からなり、流体やガス圧によってハウジング部に対するピストンロッドの移動が緩衝・減衰されるようになっている。
そして、このダンパー18が、カバー19を介して蝶番本体11側に位置決め・固定されるとともに、ダンパー18の一端がリンク14の第一のリンク15の端部に当接・干渉するようになっている。
これによって、第一のリンク15の回動がダンパー18の緩衝力(減衰力)によって規制され、第一のリンク15の回動が緩やかに行われるようになり、取付ブラケット12及び扉2の開閉動作が、ダンパー18によって規制・減衰されるようになる。
より具体的には、蝶番本体11には、図4に示すように、蝶番本体11の全体を覆うように取り付けられるカバー部材としてのカバー19が備えられるようになっており、カバー19の内壁面には、ダンパー18を収納して位置決め,固定する凹部やリブが形成されている。
カバー19によって位置決めされるダンパー18は、一端側(本実施形態ではハウジング部側の端部)が第一のリンク15の蝶番本体11との連結部分における端部と当接しており、当該第一のリンク15の端部によって押圧される力を緩やかに緩衝・減衰するように作用する。
これにより、ダンパー18は、カバー19の内壁とリンク14の端部間に挟持されることになり、取付ブラケット12が折り畳まれる方向に移動されるときに、取付ブラケット12の移動が緩やかになるようリンク14の回動を緩衝・減衰するようになる。
このようにダンパー18を設けることにより、リンク14の回動動作がダンパー18によって緩衝・減衰され、特に取付ブラケット12が折り畳まれる方向に移動されるときに、ダンパー18の緩衝力が働くことにより、取付ブラケット12が閉じられる方向、すなわち扉2がキャビネット1側に閉じられる方向に対して、ダンパー18の減衰力が作用し、扉2が急激に閉じられることがないように動作が規制されることになる。
これによって、扉2は、キャビネット1側に閉じられる際に、ダンパー18の減衰力によって緩やかに閉じられることになり、かつ、その状態において上述したように第一及び第二のリンク15,16が蝶番本体11内に隠れるように収納されることから、扉2が閉じられる際に使用者がリンク15,16や扉2に手指を挟まれることがなくなり、安心して扉2の開閉動作を行えるようになる。
また、本実施形態では、ダンパー18は、カバー19の内面に形成された位置決め用の凹部やリブに収納・配置するのみで蝶番本体11及びリンク14との間に挟持される形で固定されるようになっている。
これによって、ダンパー18自体は、いずれの部分にも固定,連結等する必要がなく、スライド蝶番10全体の構成が複雑化することがなくなり、また、ダンパー18の取付,組立,交換等もきわめて容易に行えるようになる。
カバー19は、図2,4に示すように、蝶番本体11のリンク14及び取付ブラケット12が連結される片面側を覆うように設けられるカバー部材であり、ネジ止め等によって蝶番本体11に固定されるようになっている。
このカバー19は、カバー内面側に上述したダンパー18を所定位置で位置決め・保持する収納空間が形成されるとともに、蝶番本体11を貫通したネジ等が螺合するボスが形成される。
そして、このカバー19が取り付けられた蝶番本体11は、カバー19の外側から挿入されたネジが蝶番本体11の貫通孔を貫通して、キャビネット1側に螺合・固着されるようになる(図2参照)。
[開閉動作]
次に、以上のような構成からなる本実施形態に係るスライド蝶番10を備えたキャビネット1の扉2の開閉動作について説明する。
図5は、本実施形態に係るスライド蝶番10を介してキャビネット1に取り付けられた扉2の開閉状態の軌跡を示す、キャビネット側面から見た要部断面図であり、(a)はキャビネット1に対して扉2が閉じられた状態、(b)は同じく扉2が約20度展開された状態、(c)は同じく扉2が最大展開角度(約40度)まで展開された状態を示している。
図6は、本実施形態に係るスライド蝶番10のリンク15,16と取付ブラケット12及び引張りバネ17の関係を蝶番の拡大側面図及びその要部拡大図である。
まず、図5(a)に示すように、キャビネット1に対して扉2が閉じられた状態では、リンク15,16が蝶番本体11側に折り畳まれ、取付ブラケット12とともに蝶番本体11内に格納されている。
この状態では、引張りバネ17が取付ブラケット12及びリンク15,16を蝶番本体11側に引っ張るように付勢しており、扉2はキャビネット1に対して閉じられた状態が保持される。
なお、このとき扉2とキャビネット1は、キャビネット開口周縁部に配設されたクッション材1aを介して当接している。
この状態から扉2が開かれると、図5(b)に示すように、リンク15,16を介して扉2に固定された取付ブラケット12が回動する。
このとき、引張りバネ17が取付ブラケット12及びリンク15,16を蝶番本体11側に引っ張るように付勢しているため、扉2は急激に開くことなく緩やかに展開されるようになる。
なお、この展開過程においては、図5(b)に示すように、リンク15,16は蝶番本体11内に位置しており、扉2とキャビネット1の間に露出しないようになっている。
さらに扉2が展開されていくと、図5(c)に示すように、リンク15,16が更に回動し、最大の展開角度位置において取付ブラケット12側の連結位置において、第二のリンク16と第一のリンク15とが当接・干渉する。これによって、第一及び第二のリンク15,16はそれ以上回動しないように規制・保持される。
また、この状態においては、第一のリンク15と第二のリンク16,取付ブラケット12、及び引張りバネ17の引掛け位置の位置関係により、取付ブラケット12が展開された状態で保持されるようになっている。このときの引張りバネ17の状態を示したのが図6である。
従って、扉2は所定の展開角度(本実施形態では約40度)を超えて展開しないように保持され、扉2が所定角度で展開・保持されることで、キャビネット1の内部へのアクセスが行え、例えば扉2の内面に配設された包丁差し3への包丁やナイフの出し入れも、扉2が所定角度で開かれた状態で保持されるので容易に行えるようになる(図1参照)。
展開された扉2を閉じる場合は、上記と逆に図5(c)の状態から図5(b)の状態を経て図5(a)の状態となる。
このとき、扉2が閉じられていく過程においては、上述した図5(b)で示したように、リンク15,16を介して扉2に固定された取付ブラケット12が蝶番本体11側に回動していくと、引張りバネ17が取付ブラケット12及びリンク15,16を蝶番本体11側に引っ張るように付勢しているが、ダンパー18の緩衝力(減衰力)が第一のリンク15の端部を扉2が閉じる方向に作用するため、扉2は急激に開くことなく緩やかに展開されるようになる。
また、この扉2を閉める過程においては、図5(b)に示すように、リンク15,16は蝶番本体11内に位置しており、扉2とキャビネット1の間に露出しないようになっている。
従って、扉2がキャビネット1側に閉じられる場合には、ダンパー18の減衰力によって扉2が緩やかに閉じられることになり、かつ、その状態において第一及び第二のリンク15,16が蝶番本体11内に隠れるように収納されることから、扉2が閉じられる際に使用者がリンク15,16や扉2に手指を挟まれることがなくなり、安心して扉2の開閉動作を行えるようになる。
この状態を従来のキャビネットと対比したものが図7である。
図7(a)は従来のスライド蝶番及びステーを備えたキャビネット1’と扉2’、同じく(b)は本実施形態に係るスライド蝶番10を備えたキャビネット1と扉2の関係を示している。
同図(a)に示す従来のキャビネット1’では、蝶番のみでは扉2’の最大展開角度を規制できないため、扉2’の展開角度規制用ステーが備えられており、キャビネット1’と扉2’の間には、ステーを構成する二つ折りのアームが大きく露出しており、かつ、扉2’の開閉動作に応じて二つ折りのアームがキャビネット1’と扉体2’の間で折り畳み動作を繰り返すことになり、扉2’を閉じる際に折り曲げられるアームに手指を挟む危険性が高い。
これに対して、同図(b)に示す本実施形態に係るキャビネット1では、上述のようにスライド蝶番10の作用により、扉2が急激に閉じることなく緩やかに移動し、かつ、この状態において扉2とキャビネット1の間(同図のドットで示す領域)にスライド蝶番10のリンク15,16が露出することがない。従って、扉2が閉じられる過程において、リンク15,16や扉2に使用者の手指を挟まれることは発生しなくなる。
[取付金具の取付方法及び脱落防止機能]
次に、以上のような構成からなる本実施形態に係るスライド蝶番10における取付金具13の取付方法と脱落防止機能について説明する。
図8は、本実施形態に係るスライド蝶番の取付ブラケットと取付金具の取付動作を示した蝶番の側面図であり、(a)は取付金具を取付ブラケットの突起部に引っ掛けた状態、(b)は(a)の状態から取付金具の一片を取付ブラケットの端面に面接触させた状態、(c)は(b)の状態から取付金具を取付ブラケットの端面にネジ止めした状態を示している。
図9は、図8に対応したスライド蝶番の取付ブラケットと取付金具の取付動作を示した蝶番の斜視図である。
なお、図8,9では、図示の便宜上、取付金具13に扉2が取り付けられていない状態を示しているが、実際には、取付金具13は、取付ブラケット12に取り付けられる前に、予め扉2に取付・固定されるようになる。
取付ブラケット12と取付金具13とを取付・連結する場合には、まず、図8(a)に示すように、取付金具13のL字形状の短片側の折り曲げ部分を取付ブラケット12の端面に位置合わせしつつ、取付ブラケット12に形成された突起部12aに取付金具13の短片側に形成された切り欠き13aを係合させる。
次いで、この状態から、図8(b)に示すように、取付金具13を突起部12a及び切り欠き13aを支点として取付ブラケット12の端面側に倒すように移動させ、取付金具13の短片と取付金具13を取付ブラケット12の端面を面接触状態に接触・当接させる。
さらに、この状態から、図8(c)に示すように、取付金具13の短片に形成した貫通孔を貫通させて取付ブラケット12の端面に形成されたネジ穴に固定用のネジを螺合させて固定する。
これによって、取付金具13と取付ブラケット12の取付作業は完了し、取付金具13は取付ブラケット12に堅固に固定される。
このように、本実施形態では、スライド蝶番10の取付ブラケット12を取付金具13を介して扉2に固定するようになっており、スライド蝶番10をキャビネット1及び扉2に取り付ける際に、取付ブラケット12を含む蝶番本体11と取付金具13とをそれぞれキャビネット1側と扉2側に別々に取り付けた後、取付金具13を取付ブラケット12に取り付けることでキャビネット1と扉2を組み立てることができるので、組立作業が容易に行えるようになる。
また、以上のように取付金具13と取付ブラケット12とが、切り欠き13aと突起部12aが係合することにより位置決め・保持されることにより、取付金具13と取付ブラケット12とのネジ止め固定がされていない状態においても、取付金具13と取付ブラケット12との取付が容易には脱落しないようにすることができる。
図10に本実施形態に係るスライド蝶番の取付ブラケットと取付金具がネジ止めされていない状態を説明するための蝶番の側面図を示す。同図は、上述した図8(b),図9(b)に示す状態に対応している。
この図に示すように、取付金具13と取付ブラケット12は、取付金具13側の切り欠き13aと取付ブラケット12側の突起部12aが互いに挿入・係合していることから、この切り欠き13aと突起部12aの係合部分において両者の連結が保持されることになる。
特に、取付金具13の切り欠き13aは、取付金具13のキャビネット1側の端縁が折り曲げ形成され、その折り曲げ部に切り欠き形成されており、取付ブラケット12の突起部12aに切り欠き13aを係合させると、取付金具13の折り曲げ部がキャビネット1側において取付ブラケット12の端縁に係止して引っ掛けられた状態となる。
このため、図10に示すように、取付金具13と取付ブラケット12とのネジ止め固定がされていない状態において扉2の開閉が行われても、取付金具13と取付ブラケット12とは直ちに連結が外れることはなく、取付金具13側の切り欠き13aと取付ブラケット12側の突起部12aが係合した状態は維持される。
従って、取付金具13と取付ブラケット12とのネジ止めが外れてしまったような場合でも、取付金具13と取付ブラケット12との取付は容易には脱落せず、扉2がキャビネットから脱落・落下等する危険性を回避することができ、使用者が安心にキャビネット1を使用することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態に係るスライド蝶番10とこのスライド蝶番10を備えた収納体1によれば、収納体1に対してスライド蝶番10を介して扉体2が開閉可能に取り付けられることで、扉体2が急激に閉じることが防止されるとともに、スライド蝶番10のみによって扉体の展開角度を規制することが可能となる。
スライド蝶番10は、蝶番を構成するリンク14(15,16)が開閉される扉体2と収納体1の間に露出せず、また、従来のような扉体の展開角度を規制・保持するためのステー等の手段が不要となるため、手指を蝶番に挟む危険性がなく、円滑かつ安全に扉体2の開閉動作を行うことができるようになる。
また、従来のようなステー等を必要としない本実施形態のスライド蝶番10によれば、扉体2の開閉の際に蝶番やステーが露出することがなく、開閉動作時の収納体1の美観を向上させることができる。
さらに、扉体2の展開角度規制のためのステー等を必要としない本実施形態のスライド蝶番10は、部品点数の増加が抑制されるとともに、収納体1及び扉体2への取付・組立工程も少なくなり、簡易かつ低コストでスライド蝶番付きの収納体を製造することができる。
以上、本発明のスライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るスライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、本発明に係るスライド蝶番を使用する収納体として、扉内側面に包丁差しを備えた流し代用のキャビネットを例にとって説明したが、本発明に係るスライド蝶番は、包丁差しを備えたキャビネットに限定されず、扉体が収納体の本体に対して所定角度の範囲内で開閉させる構造の収納体であれば、どのような収納体に対しても適用することができる。
また、本発明に係るスライド蝶番によって規制される扉体の展開角度は、上記実施形態で示したものに限定されず、収納体や扉体の形状や大きさ,用途等に応じて、扉体の展開角度を任意に設定することができる。その場合、リンクの長さや連結位置等を変更することで、扉体の展開角度を所望の値に設定・変更することができる。
本発明は、収納体に対して扉体が急激に閉じることのないようにした、例えば流し台の包丁差しを内蔵したキャビネット等に備えられるスライド蝶番及びスライド蝶番を備えた収納体に好適に利用することができる。
1 キャビネット(収納体)
2 扉(扉体)
3 包丁差し
10 スライド蝶番
11 蝶番本体
12 取付ブラケット
13 取付金具
14 リンク
15 第一リンク
16 第二リンク
17 引張りバネ
18 ダンパー
19 カバー

Claims (4)

  1. 収納体に扉体を開閉可能に取り付けるためのスライド蝶番であって、
    前記収納体側に取り付けられる蝶番本体と、
    前記扉体側に取り付けられる取付ブラケットと、
    前記蝶番本体及び前記取付ブラケットに回動可能に取り付けられ、前記取付ブラケットを前記蝶番本体に対して折り畳み及び所定角度に展開可能に連結するリンクと、
    前記取付ブラケットと前記リンク間に架設され、前記取付ブラケットを前記蝶番本体に折り畳まれる方向に付勢して当該取付ブラケットを前記蝶番本体に対して折り畳まれた状態で保持するとともに、当該取付ブラケットが前記蝶番本体に対して所定角度で展開されると、当該取付ブラケットをその展開された状態で保持する引張りバネと、
    前記取付ブラケットが折り畳まれる方向に移動されると、当該取付ブラケットの移動が緩やかになるよう前記リンクの回動を緩衝・減衰するダンパーと、
    を備え、
    前記リンクが、前記蝶番本体と前記取付ブラケットとを回動可能に連結する第一のリンクと、前記取付ブラケットを前記蝶番本体に対して所定角度を超えて展開しないように規制する第二のリンクとからなり、
    前記第一のリンクの端部が前記ダンパーと当接しており、前記取付ブラケットが折り畳まれる方向に移動されると、前記ダンパーが前記第一のリンクの端部によって押圧される力を緩衝・減衰するとともに、
    前記第一及び第二のリンクが、前記取付ブラケットが前記蝶番本体に対して折り畳まれる過程において、前記蝶番本体内に格納されて、開閉される前記扉体と前記収納体との間に露出しないことを特徴とするスライド蝶番。
  2. 前記蝶番本体に取り付けられるカバー部材を備え、
    前記ダンパーが、前記カバー部材の内壁と前記リンクの端部間に挟持されて、当該リンクの回動を緩衝・減衰する請求項1記載のスライド蝶番。
  3. 前記取付ブラケットに着脱可能に取り付けられる取付金具を備え、
    前記取付ブラケットが、前記取付金具を介して前記扉体側に取り付けられる請求項1又は2記載のスライド蝶番。
  4. 収納体を構成する本体と、
    前記本体に開閉可能に取り付けられる扉体と、
    前記扉体を前記本体に開閉可能に取り付けるためのスライド蝶番と、を備えた収納体であって、
    前記スライド蝶番が、請求項1乃至のいずれか一項記載のスライド蝶番からなることを特徴とするスライド蝶番を備えた収納体。
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