JP5978067B2 - 放射線撮影システムおよびこれに用いられる規制装置 - Google Patents

放射線撮影システムおよびこれに用いられる規制装置 Download PDF

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Description

本発明は、被写体の放射線画像を撮影する放射線撮影システムおよびこれに用いられる規制装置に関する。
医療分野において、放射線、例えばX線を利用したX線撮影システムが知られている。X線撮影システムは、X線を発生するX線発生装置と、被写体(患者)を透過したX線で形成されるX線画像を撮影するX線撮影装置とからなる。X線発生装置は、X線を被写体に向けて照射するX線源、X線源の駆動を制御する線源制御装置、およびX線の照射開始指示を線源制御装置に入力するための照射スイッチを有している。X線撮影装置は、被写体の各部を透過したX線に基づくX線画像を検出するX線画像検出装置、およびX線画像検出装置の駆動制御、X線画像の保存や表示を行うコンソールを有している。
最近、X線フイルムやイメージングプレート(IP)に代わり、X線画像検出装置としてフラットパネルディテクタ(FPD;flat panel detector)を用いたものが普及している。FPDは、X線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する画素が行列状に配置された撮像領域を有する。FPDは、画素毎に信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷をTFT等のスイッチング素子を介して信号処理回路に読み出し、信号処理回路で電圧信号に変換することでX線画像を電気的に検出する。
ところで、医療現場では、FPDを用いたX線画像検出装置を導入した後も、今まで使用していたX線フイルムやイメージングプレートを併用したいという要望がある。こうした要望に応えるため、X線フイルムやイメージングプレートとFPDを用いたX線画像検出装置の両方に対応したX線発生装置が販売されている。また、X線フイルムやイメージングプレート用のX線発生装置がFPDを用いたX線画像検出装置に対応できるよう、X線フイルムやイメージングプレート用のX線発生装置に改造を施したり、特許文献1のように新たな装置を追加したりしている。
FPDはX線フイルムやイメージングプレートと異なり、X線画像に乗る暗電荷ノイズの影響を最小にするために画素から電荷を掃き出すリセット動作を定期的に行っており、したがってリセット動作を終了して蓄積動作を開始するタイミングとX線源のX線の照射開始タイミングとの同期をとる必要がある。そこで特許文献1では、照射スイッチ(オペレータ操作スイッチ)、線源制御装置(オペレータ操作コンソール、X線発生器)、およびFPDを用いたX線画像検出装置(DRレシーバパネル)が接続される信号中継装置(接続兼制御回路)を設け、この信号中継装置を介して照射スイッチからの照射開始指示の信号(露出信号)を線源制御装置とX線画像検出装置の両方に送ることで同期をとり、X線フイルムやイメージングプレート用のX線発生装置でFPDを用いたX線画像検出装置が使用できるようにしている。
また、特許文献1には、X線画像検出装置とは別体のAEC(Automatic Exposure Control;自動露出制御)信号出力装置を用いて、X線の累積線量が目標線量に達したと判定したときにX線源によるX線の照射を停止させることが記載されている。AEC信号出力装置は線源制御装置に繋がれ、X線の線量の検出結果、あるいはX線の累積線量が目標線量に達したか否かの判定結果といったAEC信号を線源制御装置に出力している。線源制御装置はAEC信号に基づいてX線の照射を停止する制御を実行する。
特表2011−502699号公報
FPDを用いたX線画像検出装置には、専用のAEC信号出力装置が内蔵されているものがある。こうしたAEC信号出力装置と特許文献1に記載されているようなX線画像検出装置とは別体のAEC信号出力装置を併用したいという要望も当然ながらある。しかしながら、もし両AEC信号出力装置が同時に用いられた場合は、両AEC信号出力装置からのAEC信号が混信して線源制御装置が誤作動する等してAECが正しく機能しなくなり、被写体が無用な被曝に晒されるおそれがある。
特許文献1には、FPDが蓄積動作を開始するタイミングとX線の照射開始タイミングとの同期をとることは記載されているが、FPDを用いたX線画像検出装置にAEC信号出力装置は内蔵されておらず、したがってFPDを用いたX線画像検出装置に内蔵されたAEC信号出力装置とX線画像検出装置とは別体のAEC信号出力装置を併用する場合の上記課題に対しての解決方法は記載されていない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、FPDを用いた放射線画像検出装置に内蔵されたAEC信号出力装置とX線画像検出装置とは別体のAEC信号出力装置を併用する場合の安全性を高めることができる放射線撮影システムおよびこれに用いられる規制装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、放射線発生装置と放射線画像検出装置と第1、第2AEC信号出力装置と制御部とを備える放射線撮影システムに用いられる規制装置であり、放射線発生装置は、被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、放射線源の駆動を制御する線源制御装置とを有する。放射線発生装置には、第1AEC信号出力装置および放射線画像検出装置が同時に通信可能に接続される。放射線画像検出装置は、被写体を透過した放射線を受けて被写体の放射線画像を電気信号に変換して出力するFPDを有する。第1、第2AEC信号出力装置は、放射線画像検出装置に照射される放射線の線量を検出して放射線画像の露出制御をするための第1、第2AEC信号を出力する。第1AEC信号出力装置は放射線画像検出装置とは別体で設けられ、第2AEC信号出力装置は放射線画像検出装置に内蔵されている。制御部は、線源制御装置に設けられ、第1、第2AEC信号のいずれかに基づいて放射線源による放射線の照射を停止する制御を実行する。規制装置は、第1、第2AEC信号が制御部に同時に入力されることを規制する規制処理を実行する規制処理部を備える。
第1AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第1AEC設定情報と、第2AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第2AEC設定情報を取得する設定情報取得部を有することが好ましい。規制処理部は、設定情報取得部で取得した第1、第2AEC設定情報に基づいて、規制処理を実行する。
規制処理は、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報がいずれもオン指定の場合に、一方を有効にして他方を無効にする排他処理である。
例えば排他処理は、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報をコマンド送信により変更する設定変更処理である。
第1AEC信号を第1AEC信号出力装置から制御部に入力するための第1入力経路と、第2AEC信号を第2AEC信号出力装置から制御部に入力するための第2入力経路を選択的に切り替えるセレクタを有する場合、排他処理は、セレクタによって第1、第2入力経路の一方を選択する経路選択処理である。
第1、第2AEC信号出力装置のいずれを優先させるかを示す優先情報を記憶する優先情報記憶部を有し、規制処理部は、優先情報に基づいて排他処理を実行する。優先情報の内容を設定操作により変更可能としてもよい。
規制処理は、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報がいずれもオン指定の場合に、両方がオン指定であること、あるいは、一方だけをオン指定にすべきことを警告する警告処理である。
放射線撮影システムは、第1AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第1AEC設定情報と、第2AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第2AEC設定情報の両方の設定操作を、ディスプレイに操作画面として表示されるGUIを通じて受け付ける操作入力装置を備えている。この場合、規制処理部は、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報のうちの一方のみのオン指定の受け付けが可能な形態でディスプレイにGUIを表示させる。
第1、第2AEC設定情報に、オンオフ指定情報に加えて、第1、第2AEC信号出力装置の採光野を指定する採光野指定情報が含まれている場合、被写体の撮影部位を表す撮影部位情報を取得する撮影部位情報取得部と、撮影部位情報と採光野指定情報を照合して、第1、第2AEC信号出力装置のうち、採光野指定情報がより適切なAEC信号出力装置を判定する第1判定処理を実行する第1判定処理部とを備えることが好ましい。
第1判定処理部は、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報がいずれもオン指定の場合に第1判定処理を実行し、規制処理部は、第1判定処理の結果に基づいて採光野指定情報がより適切なAEC信号出力装置を有効にして他方を無効にする排他処理を実行する。
第1判定処理の結果に基づいて、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報の内容が適切か否かを判定する第2判定処理を実行する第2判定処理部を備えることが好ましい。
排他処理は、第2判定処理で第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報の内容が適切ではないと判定された場合に、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報をコマンド送信により第2判定処理の判定結果に基づく適切な内容に変更する設定変更処理である。または、排他処理は、第2判定処理で指定内容が適切ではないと判定された場合に、指定内容が適切でないこと、あるいは、指定内容を適切な内容にすべきことを警告する警告処理である。
線源制御装置は、第1AEC信号出力装置が接続されて第1AEC信号が入力される第1AEC用I/Fと、第2AEC信号出力装置が内蔵された放射線画像検出装置が接続されて第2AEC信号が入力される第2AEC用I/Fとを有する。この場合、規制処理は、第1AEC信号出力装置と、放射線画像検出装置の第1、第2AEC用I/Fへの接続状態を検知し、第1AEC信号出力装置と放射線画像検出装置の両方が第1、第2AEC用I/Fに接続されていることを検知したときに、第1、第2AEC用I/Fに入力される第1、第2AEC信号の一方を無効にする排他処理である。
線源制御装置に内蔵されていてもよいし、線源制御装置および放射線画像検出装置とは別体であってもよい。また、放射線画像検出装置は、FPDが可搬型の筐体に収納された電子カセッテであることが好ましい。
また、本発明は、放射線発生装置と放射線画像検出装置と第1、第2AEC信号出力装置と制御部と規制装置とを備える放射線撮影システムであり、放射線発生装置は、被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、放射線源の駆動を制御する線源制御装置とを有する。放射線画像検出装置は、被写体を透過した放射線を受けて被写体の放射線画像を電気信号に変換して出力するFPDを有する。第1、第2AEC信号出力装置は、放射線画像検出装置に照射される放射線の線量を検出して放射線画像の露出制御をするための第1、第2AEC信号を出力する。第1AEC信号出力装置は放射線画像検出装置とは別体で設けられ、第2AEC信号出力装置は放射線画像検出装置に内蔵されている。制御部は、線源制御装置に設けられ、第1、第2AEC信号のいずれかに基づいて放射線源による放射線の照射を停止する制御を実行する。規制装置は、放射線発生装置に第1AEC信号出力装置および放射線画像検出装置が同時に通信可能に接続される場合に、第1、第2AEC信号出力装置がそれぞれ出力する第1、第2AEC信号が制御部に同時に入力されることを規制する規制処理を実行する規制処理部を有する。
本発明によれば、FPDを用いた放射線画像検出装置とは別体の第1AEC信号出力装置、および放射線画像検出装置に内蔵された第2AEC信号出力装置がそれぞれ出力する第1、第2AEC信号が制御部に同時に入力されることを規制処理部で規制するので、第1、第2AEC信号出力装置を併用する場合の安全性を高めることができる。
X線撮影システムの概略図である。 第1実施形態のX線撮影システムの内部構成を示すブロック図である。 第1AEC設定ウィンドウと第1AEC設定情報を示す図である。 第2AEC設定ウィンドウと第2AEC設定情報を示す図である。 セレクタの動作表を示す図である。 規制処理の手順を示すフローチャートである。 X線撮影の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の規制装置の内部構成およびコマンド表を示すブロック図である。 線源制御装置に規制装置を内蔵させた例を示す図である。 第3実施形態の線源制御装置の内部構成を示すブロック図である。 第4実施形態の規制装置の内部構成を示すブロック図である。 イオンチャンバーと電子カセッテのいずれか一方のオンオフ指定をオフにするよう促す警告ウィンドウを示す図である。 第4実施形態の別の例を示すブロック図である。 イオンチャンバーと電子カセッテのうちのいずれか1つを使用選択するためのGUIを配したAEC設定ウィンドウを示す図である。 第1判定処理部を有する規制装置の内部構成を示すブロック図である。 第1、第2判定処理部を有する規制装置の内部構成を示すブロック図である。 電子カセッテのオンオフ指定をオンにするよう促す警告ウィンドウを示す図である。
[第1実施形態;排他処理1(経路選択処理)]
図1および図2において、X線撮影システム2は、X線源10と、X線源10の動作を制御する線源制御装置11と、X線源10へのウォームアップ開始とX線の照射開始を指示するための照射スイッチ12と、被写体H(患者)を透過したX線を検出してX線画像を出力する電子カセッテ13と、電子カセッテ13の動作制御やX線画像の表示処理を担うコンソール14と、規制装置15と、被写体Hを立位姿勢で撮影するための立位撮影台16と、臥位姿勢で撮影するための臥位撮影台17とを有する。X線源10、線源制御装置11、照射スイッチ12はX線発生装置2a、電子カセッテ13、およびコンソール14はX線撮影装置2bをそれぞれ構成する。X線発生装置2aは、フイルムカセッテやIPカセッテと、電子カセッテ13とを併用可能なタイプである。この他にもX線源10を所望の方向および位置にセットするための線源移動装置(図示せず)が設けられており、X線源10は立位撮影台16および臥位撮影台17で共用される。
X線源10は、X線管20と、X線管20が放射するX線の照射野を限定する照射野限定器(コリメータ、図示せず)とを有する。X線管20は、熱電子を放出するフィラメントである陰極と、陰極から放出された熱電子が衝突してX線を放射する陽極(ターゲット)とを有している。照射野限定器は、例えば、X線を遮蔽する4枚の鉛板を四角形の各辺上に配置し、X線を透過させる四角形の照射開口が中央に形成されたものであり、鉛板の位置を移動することで照射開口の大きさを変化させて、照射野を限定する。
線源制御装置11は、トランスによって入力電圧を昇圧して高圧の管電圧を発生し、これをX線管20に供給する高電圧発生器25と、X線源10が照射するX線の線質(エネルギースペクトル)を決める管電圧、単位時間当たりの照射量を決める管電流、およびX線の照射時間を制御する制御部26とを備える。高電圧発生器25は高電圧ケーブルを通じてX線源10と接続される。
メモリ27は、管電圧、管電流、照射時間、および制御部26でX線の照射停止を判定するための照射停止閾値等の撮影条件を撮影部位毎に予め数種類格納している。撮影条件はタッチパネル等からなる操作部28を通じて放射線技師等のオペレータにより手動で設定される。また、フイルムカセッテやIPカセッテと電子カセッテ(AEC機能内蔵、AEC機能なしの両方含む)のいずれを使用するかも操作部28により選択される。制御部26は、設定された照射時間となったらX線の照射を停止させるためのカウントダウンタイマー(図示せず)を内蔵している。
AECを行う場合の照射時間は、目標線量に達してAECによる照射停止の判断がされる前にX線の照射が終了して線量不足に陥ることを防ぐため、余裕を持った値が設定される。X線源10において安全規制上設定されている照射時間の最大値を設定してもよい。制御部26は、設定された撮影条件の管電圧や管電流、照射時間でX線の照射制御を行う。AECはこれに対してX線の累積線量が必要十分な目標線量に到達したと判定すると、線源制御装置11で設定されている照射時間以下であってもX線の照射を停止するように機能する。AECを行わない場合は撮影部位に応じた照射時間が設定される。制御部26は、設定された照射時間が内蔵のカウントダウンタイマーで計時されたらX線の照射を停止させる。
制御部26にはAEC用I/F29を介して規制装置15が接続されている。本来AEC用I/F29にはX線発生装置2aに備え付けで電子カセッテ13とは別体の第1AEC信号出力装置であるイオンチャンバー30が接続される。イオンチャンバー30は、フイルムカセッテやIPカセッテ、またはAEC機能が内蔵されていない電子カセッテで撮影を行う際に使用される。イオンチャンバー30は、各撮影台16、17のホルダ16a、17aのカセッテの前面または背面に配される。図1では立位撮影台16のホルダ16aにイオンチャンバー30が取り付けられた状態を示しているが、イオンチャンバー30は臥位撮影台17のホルダ17aに付け替えることが可能で、各撮影台16、17で共用される。
イオンチャンバー30は、左右の肺野や下腹部中央等の予め決められた領域に第1採光野30aを有する。イオンチャンバー30は、被写体Hを透過して第1採光野30aに到達したX線の線量に応じた電圧信号(以下、第1線量検出信号という。第1AEC信号に相当)を所定のサンプリング間隔で出力する。
イオンチャンバー30を用いてAECを行うか否かの指定(第1オンオフ指定)および複数の第1採光野30aのうちのいずれを用いてAECを行うかの指定(第1採光野指定)は、撮影条件を設定する際にオペレータが操作部28を操作することにより行われる。このとき、例えば図3に示す第1AEC設定ウィンドウ70をタッチパネルに表示し、オペレータの操作を受け付ける。第1AEC設定ウィンドウ70には、イオンチャンバー30を用いてAECを行う「使う(オン)」とイオンチャンバー30を用いてAECを行わない「使わない(オフ)」のいずれかの選択肢を選択させる第1オンオフ指定領域70aと、第1採光野30aとして「胸部」(左右の肺野)と「腹部」(下腹部中央)のいずれかの選択肢を選択させる第1採光野指定領域70bが設けられている。この第1AEC設定ウィンドウ70で指定された第1オンオフ指定情報および第1採光野指定情報を含む第1AEC設定情報は、AEC用I/F29を介して規制装置15に出力される。
第1オンオフ指定がオンの場合、イオンチャンバー30は電源が投入されて、指定された第1採光野30aへの到達線量に応じた第1線量検出信号を出力する。第1オンオフ指定がオフの場合、イオンチャンバー30は動作せず、したがって第1線量検出信号も出力されない。
制御部26にはスイッチI/F32を介して照射スイッチ12が接続されている。照射スイッチ12は、X線照射開始時にオペレータによって操作される。照射スイッチ12の操作ボタンであるSW1とSW2は入れ子構造になっており、照射スイッチ12は、SW1を押してからでないとSW2をオンできない2段階押しスイッチである。制御部26は、照射スイッチ12の半押し(SW1オン)でX線管20のウォームアップを開始させるためのウォームアップ開始信号を発生する。また、制御部26は、照射スイッチ12の全押し(SW2オン)で、フイルムカセッテやIPカセッテが使用選択された場合はX線照射を指示する照射指示信号を発生し、電子カセッテが使用選択された場合はX線の照射を開始してよいかを問い合わせる照射開始要求信号を発生する。照射開始要求信号は同期信号I/F33から電子カセッテに出力される。この場合、制御部26は、照射開始要求信号の応答である電子カセッテからの照射許可信号を同期信号I/F33を介して受けたとき、照射指示信号を発生する。ウォームアップ開始信号および照射指示信号は高電圧発生器25に与えられる。高電圧発生器25は、照射指示信号を制御部26から受けたとき、X線照射を行うためのX線管20への電力供給を開始する。
電子カセッテ13は、FPD35とFPD35の動作を制御する制御部36とを有する。FPD35は、X線源10から照射されて被写体Hを透過したX線の線量に応じた電荷を蓄積する複数の画素がTFTアクティブマトリクス基板上に行列状に配置された構成である。画素は、周知のように、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生する光電変換部、光電変換部が発生した電荷を蓄積するキャパシタ、およびスイッチング素子であるTFTを備える。FPD35は、画素の列毎に設けられた信号線を通じて各画素の光電変換部に蓄積された信号電荷を信号処理回路に読み出し、信号処理回路で電圧信号に変換することでX線画像を出力する。
FPD35は、X線を可視光に変換するシンチレータを有し、シンチレータによって変換された可視光を画素で光電変換する間接変換型である。なお、シンチレータとTFTアクティブマトリクス基板は、X線の入射する側からみてシンチレータ、基板の順に配置されるPSS(Penetration Side Sampling)方式でもよいし、逆に基板、シンチレータの順に配置されるISS(Irradiation Side sampling)方式でもよい。また、シンチレータを用いず、X線を直接電荷に変換する変換層(アモルファスセレン等)を用いた直接変換型のFPDを用いてもよい。
制御部36は、画素の行毎に設けられた走査線を通じてTFTを駆動することにより、X線の線量に応じた信号電荷を画素に蓄積する蓄積動作と、画素から蓄積された信号電荷を読み出す読み出し動作と、画素に発生する暗電荷を掃き出すリセット動作とをFPD35に行わせる。また、制御部36は、読み出し動作でFPD35から出力されたX線画像データに対して、オフセット補正、感度補正、欠陥補正等の各種画像処理を施す。
線量検出センサ37は、画素が配置されたFPD35の撮像領域35aへのX線の到達線量を検出し、その結果(以下、第2線量検出信号という。第2AEC信号に相当)を制御部36内の演算部38に出力する。線量検出センサ37は、撮像領域35a内で局所的に偏ることなく撮像領域35a内に満遍なく散らばるよう複数配置される。
線量検出センサ37には画素の一部が利用される。線量検出センサ37として用いる画素は、X線画像検出用の画素が蓄積動作中であっても発生電荷に応じた第2線量検出信号を取得することが可能な構成である。例えば、TFTのソース電極とドレイン電極が短絡され、またはTFTがなく光電変換部が直接信号線に接続され、TFTのオンオフに関わらず発生電荷が信号処理回路に流れ出す画素、あるいはX線画像検出用の画素のTFTとは別に駆動されるTFTを設けた画素が線量検出センサ37として用いられる。
演算部38は、FPD35がリセット動作を繰り返す待機モードから蓄積動作を開始する撮影モードに切り替わったときに第2線量検出信号のサンプリングを開始する。演算部38は、第2線量検出信号のサンプリングの度に、撮影部位に応じて設定された第2採光野内に存在する線量検出センサ37からの第2線量検出信号の平均値(最大値、最頻値、または合計値でも可)を計算する。
演算部38は、第2線量検出信号がイオンチャンバー30から出力される第1線量検出信号相当となるように較正する。具体的には、演算部38は、被写体Hが存在しない状態でX線を照射したときの第1線量検出信号と第2線量検出信号の出力レベルに応じた係数を第2線量検出信号に乗算する。例えば、被写体Hが存在しない状態でX線を照射したときの第1線量検出信号の出力レベルが1、第2線量検出信号の出力レベルが10であった場合、第2線量検出信号に0.1を乗算する。較正済みの第2線量検出信号は、照射信号I/F39を介して線源制御装置11に向けて出力される。線量検出センサ37を用いてAECを行わない設定とされた場合、演算部38は動作せず、したがって第2線量検出信号も出力されない。なお、イオンチャンバー30と線量検出センサ37のX線に対する感度や、X線源10とイオンチャンバー30、X線源10と線量検出センサ37(FPD35の撮像領域35a)のそれぞれの距離といったパラメータに基づき、第2線量検出信号に乗算する係数を計算で求めてもよい。
照射信号I/F39は、線源制御装置11の同期信号I/F33と信号ケーブルを介して接続されている。照射信号I/F39は、同期信号I/F33から出力される照射開始要求信号を受信し、制御部36に入力する。照射開始要求信号が入力されたとき、制御部36は、FPD35の動作をリセット動作から蓄積動作に移行させ、待機モードから撮影モードに切り替える。また、照射信号I/F39から同期信号I/F33に向けて照射許可信号を出力させる。
通信I/F40は、有線方式や無線方式によりコンソール14と通信可能に接続されている。通信I/F40は、FPD35から出力されたX線画像のデータやコンソール14で設定された撮影条件の情報等の遣り取りを媒介する。
FPD35および制御部36は扁平な箱型をした可搬型の筐体に収容されている。筐体には、電子カセッテ13の各部に所定の電圧の電力を供給するためのバッテリ(二次電池)や、コンソール14とX線画像等のデータの無線通信を行うためのアンテナがFPD35等の他に内蔵されている。
筐体は、フイルムカセッテやIPカセッテと略同様の国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさである。電子カセッテ13は、FPD35の撮像領域35aがX線源10と対向する姿勢で保持されるよう、フイルムカセッテやIPカセッテ用の既存の撮影台16、17のホルダ16a、17aに着脱自在にセットされる。そして、使用する撮影台に応じて、線源移動装置によりX線源10が移動され、使用する撮影台にイオンチャンバー30がセットされる。また、電子カセッテ13は、立位、臥位の各撮影台16、17にセットされる他に、被写体Hが仰臥するベッド上に置いたり被写体H自身にもたせたりして単体で使用されることもある。
コンソール14は、キーボード等の入力デバイス45を介したオペレータからの入力操作に応じて電子カセッテ13の動作を制御する。通信I/F40を介して電子カセッテ13から送られたX線画像はコンソール14のディスプレイ46に表示される他、そのデータがコンソール14内のストレージデバイス47やメモリ、あるいはコンソール14とネットワーク接続された画像蓄積サーバ等のデータストレージに記憶される。
コンソール14は、被写体Hの性別、年齢、撮影部位、撮影目的等の情報が含まれる検査オーダの入力を受け付けて、検査オーダをディスプレイ46に表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)等の患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力されるか、オペレータにより手動入力される。検査オーダには、頭部、胸部、腹部、手、指等の撮影部位の項目がある。撮影部位には、正面、側面、斜位、PA(X線を被写体Hの背面から照射)、AP(X線を被写体Hの正面から照射)等の撮影方向も含まれる。オペレータは、検査オーダの内容をディスプレイ46で確認し、その内容に応じた撮影条件をディスプレイ46に映された操作画面を通じて入力デバイス45で入力する。
コンソール14には撮影部位毎に予め撮影条件が記憶されている。撮影条件には、管電圧、管電流等の情報が記憶されている。撮影条件の情報はストレージデバイス47に格納されており、入力デバイス45で指定された撮影部位に対応する撮影条件がストレージデバイス47から読み出されて通信I/F48経由で電子カセッテ13に提供される。線源制御装置11の撮影条件は、オペレータがこのコンソール14の撮影条件を参照して同様の撮影条件を手動設定する。
線量検出センサ37を用いてAECを行うか否かの指定(第2オンオフ指定)およびAECに用いる線量検出センサ37の領域である第2採光野の指定(第2採光野指定)は、撮影条件を設定する際にオペレータが入力デバイス45を操作することにより行われる。このとき、例えば図4に示す第2AEC設定ウィンドウ75をディスプレイ46に表示し、オペレータの操作を受け付ける。第2AEC設定ウィンドウ75には、第1AEC設定ウィンドウ70と同様に、線量検出センサ37を用いてAECを行う「使う(オン)」と線量検出センサ37を用いてAECを行わない「使わない(オフ)」のいずれかの選択肢を選択させる第1オンオフ指定領域75aと、第2採光野として「胸部」(左右の肺野)と「腹部」(下腹部中央)と「四肢」のいずれかの選択肢を選択させる第2採光野指定領域75bが設けられている。この第2AEC設定ウィンドウ75で指定された第2オンオフ指定情報および第2採光野指定情報を含む第2AEC設定情報は、撮影条件とともに通信I/F40経由で電子カセッテ13に提供される。第2AEC設定情報はさらに、電子カセッテ13の照射信号I/F39から規制装置15に出力される。
規制装置15は、イオンチャンバー30からの第1線量検出信号と線量検出センサ37からの第2線量検出信号が線源制御装置11の制御部26に同時に入力されることを規制する。規制装置15は、線源制御装置11のAEC用I/F29、イオンチャンバー30、および電子カセッテ13の照射信号I/F39とそれぞれ信号ケーブルを介して接続される第1接続I/F50、第2接続I/F51、および第3接続I/F52を有する。第1接続I/F50は、AEC用I/F29から第1AEC設定情報を受信するとともに、AEC用I/F29に第1線量検出信号を送信する。第2接続I/F51は、イオンチャンバー30から第1線量検出信号を受信する。第3接続I/F52は、照射信号I/F39から第2AEC設定情報および第2線量検出信号を受信する。
第1〜第3接続I/F50〜52には第1〜第3信号線53〜55を介してセレクタ56が接続されている。セレクタ56は、第1信号線53と、第2信号線54、第3信号線55のうちのいずれかとを選択的に接続する。
制御部57には、第4信号線58を介して第1接続I/F50が、第5信号線59を介して第2接続I/F51が、第6信号線60を介して第3接続I/F52がそれぞれ接続されている。制御部57は、AEC用I/F29、信号ケーブル、第1接続I/F50、第4信号線58を介して第1AEC設定情報を取得し、第5信号線59、第2接続I/F51を介して第1AEC設定情報をイオンチャンバー30に受け渡す。また、制御部57は、通信I/F48、通信I/F40、照射信号I/F39、信号ケーブル、第3接続I/F52、第6信号線60を介して第2AEC設定情報を取得する。つまり、第1接続I/F50と第3接続I/F52が設定情報取得部を構成する。制御部57は、これら第1接続I/F50と第3接続I/F52を介して取得した第1、第2AEC設定情報とメモリ61に記憶された図5に示す動作表65に基づき、セレクタ56を動作させる。
図5において、動作表65には、第1、第2AEC設定情報の第1、第2オンオフ指定情報の各組み合わせに対するセレクタ56の選択位置が記憶されている。第1、第2オンオフ指定情報がともにオン、すなわちイオンチャンバー30を用いてAECを行うと線源制御装置11で設定され、かつ線量検出センサ37を用いてAECを行うとコンソール14で設定される場合、セレクタ56の選択位置は「電子カセッテ選択位置」となっている。この場合、制御部57は、セレクタ56を第3信号線55側とする。
一方、第1オンオフ指定情報がオン、第2オンオフ指定情報がオフ、すなわちイオンチャンバー30を用いてAECを行うと線源制御装置11で設定され、かつ線量検出センサ37を用いてAECを行わないとコンソール14で設定される場合、セレクタ56の選択位置は「イオンチャンバー選択位置」となっている。この場合、制御部57は、セレクタ56を第2信号線54側とする。第2オンオフ指定情報に関わらず第1オンオフ指定情報がオフ、すなわちイオンチャンバー30を用いてAECを行わない設定が線源制御装置11でなされる場合は、制御部26は線量検出信号を受けてもX線の累積線量が目標線量に達したか否かの判定動作を行わないのでセレクタ56の選択位置はいずれでも構わない。本例では「イオンチャンバー選択位置」となっており、セレクタ56は第2信号線54側とされる。
セレクタ56を第2信号線54側とした場合、第1接続I/F50と第2接続I/F51、ひいてはAEC用I/F29とイオンチャンバー30とが第1、第2信号線53、54や信号ケーブルを介して繋がる。そして、このAEC用I/F29とイオンチャンバー30を繋ぐ信号経路にて線源制御装置11、イオンチャンバー30間での第1線量検出信号の遣り取りが可能となる。一方、セレクタ56を第3信号線55側とした場合は、第1接続I/F50と第3接続I/F52、ひいてはAEC用I/F29と照射信号I/F39とが第1、第3信号線53、55や信号ケーブルを介して繋がり、この信号経路にて線源制御装置11、電子カセッテ13間での第2線量検出信号の遣り取りが可能となる。
制御部26は、AEC用I/F29に入力される第1線量検出信号または第2線量検出信号に基づき、撮像領域35aへのX線の累積線量が目標線量に達したか否かを判定する。制御部26は、第1線量検出信号または第2線量検出信号を積算し、この積算値(累積線量)と予め設定された照射停止閾値(目標線量)とを比較して、この比較結果に基づき上記判定を行う。
制御部26は、積算値が照射停止閾値を上回り、X線の累積線量が目標線量に達したと判定したときに、高電圧発生器25からX線管20への電力供給を停止させ、X線の照射を停止させる。なお、インプラントの影響で明らかに線量検出信号の値が低い場合は、制御部26で異常と判断してX線の照射を中断してもよい。
電子カセッテが使用選択された場合、制御部26は、X線の照射を停止させると同時に、X線の照射が停止されたことを報せる照射停止信号を同期信号I/F33から出力させる。照射信号I/F39は、同期信号I/F33から出力された照射停止信号を受信し、制御部36に入力する。照射信号I/F39から照射停止信号を受けたとき、制御部36は、FPD35の動作を蓄積動作から読み出し動作に移行させる。
次に、図6および図7のフローチャートを参照して、X線撮影システム2において1回のX線撮影を行う場合の手順を説明する。
まず、被写体Hを立位、臥位の各撮影台16、17のいずれかの所定の撮影位置にセットし、電子カセッテ13の高さや水平位置を調節して、被写体Hの撮影部位と位置を合わせる。そして、電子カセッテ13の位置および撮影部位の大きさに応じて、X線源10の高さや水平位置、照射野の大きさを調整する。次いで線源制御装置11とコンソール14に撮影条件を設定する。このとき、フイルムカセッテやIPカセッテと電子カセッテのいずれを使用するかの設定と第1AEC設定情報の入力が線源制御装置11で、第2AEC設定情報の入力がコンソール14でそれぞれなされる(図6のS10、S11)。
線量検出センサ37を用いてAECを行う場合は、第2AEC設定ウィンドウ75の第2オンオフ指定領域75aの「使う(オン)」を選択する。イオンチャンバー30を用いてAECを行う場合は、第1AEC設定ウィンドウ70の第1オンオフ指定領域70aの「使う(オン)」を選択する。第2オンオフ指定がオンであった場合(S12でYES)は、電子カセッテ13は第2線量検出信号を照射信号I/F39から出力する準備を行う(S14)。第1オンオフ指定がオンであった場合(S13でYES)、線源制御装置11はAEC用I/F29から線量検出信号を受け付けて判定動作をする準備を行う(S15)。各オンオフ指定がオフの場合(S12、S13でNO)はこれらの準備は行われない。
第1AEC設定情報は、第1接続I/F50を介して規制装置15の制御部57に入力される。第2AEC設定情報は、第3接続I/F52を介して制御部57に入力される(S16〜S18)。
第1、第2オンオフ指定は、普通いずれかがオンとされるか、AECを行わない場合は第1オンオフ指定がオフ、または両方オフとされる(S19でNO)。しかし、前回の撮影でいずれか一方のオンオフ指定をオンとしていて、そのままオフにせずに次回の撮影で他方をオンにしてしまった場合等、オペレータの不注意で両方がオンとなる場合がある。こうした場合は、制御部57によりセレクタ56が第3信号線55側とされてセレクタ56の選択位置が「電子カセッテ選択位置」とされる(S20)。これにより線源制御装置11と電子カセッテ13とが規制装置15を介して繋がる。それ以外の場合(S19でNO)はセレクタ56が第2信号線54側とされてセレクタ56の選択位置が「イオンチャンバー選択位置」とされ、線源制御装置11とイオンチャンバー30とが規制装置15を介して繋がる(S21)。以降は電子カセッテ13を使用選択し、セレクタ56の選択位置が「電子カセッテ選択位置」とされた場合について説明する。
図7において、撮影準備が完了すると、オペレータによって照射スイッチ12が半押し(SW1オン)され(S30)、これにより線源制御装置11から高電圧発生器25にウォームアップ開始信号が発せられる(S31)。そして、高電圧発生器25からX線管20への電力供給が開始され、X線管20のウォームアップが実施される(S32)。
オペレータは、照射スイッチ12を半押しした後、ウォームアップに要する時間を見計らって照射スイッチ12を全押し(SW2オン)する(S33)。これを契機に線源制御装置11と電子カセッテ13間で照射開始要求信号と照射許可信号の送受信(同期通信)が行われる(S34、S35)。電子カセッテ13では、FPD35の動作がリセット動作から蓄積動作に移行され、また、演算部38による線量検出信号のサンプリングが開始される(S36)。
電子カセッテ13から出力された照射許可信号は線源制御装置11に入力される。これによりX線管20からX線が照射される(S37)。
X線の照射が開始されると、その到達線量に応じた第2線量検出信号が線量検出センサ37から出力される。第2線量検出信号は演算部38に送られる。演算部38では、コンソール14から与えられた第2採光野の情報に基づき、第2採光野内に存在する線量検出センサ37からの線量検出信号の平均値が計算される。そして、この平均値が第1線量検出信号相当となるように演算部38で較正されたうえで、規制装置15に送信される(S38、S39)。
規制装置15で受信された較正済みの第2線量検出信号の平均値は、第3信号線55、セレクタ56、第1信号線53等を介して線源制御装置11に入力される(S40、S41)。線源制御装置11では、規制装置15から逐次入力される第2線量検出信号の平均値の積算値が計算される(S42)。そして、この積算値と照射停止閾値とが比較される(S43)。これが第2線量検出信号のサンプリングの度に繰り返される(S44でNO)。
積算値が照射停止閾値に到達すると(S44でYES)、線源制御装置11はX線の累積線量が目標線量に達したと判定し、高電圧発生器25からX線管20への電力供給を停止させ、X線源10によるX線の照射を停止させる。また、電子カセッテ13に照射停止信号を出力する(S45)。
線源制御装置11から出力された照射停止信号は電子カセッテ13に入力される(S46でYES)。これによりFPD35の動作が蓄積動作から読み出し動作に切り替えられ、X線画像データが出力される(S47)。読み出し動作後、FPD35はリセット動作を行う待機モードに戻る。FPD35から出力されたX線画像データは各種画像処理を施された後コンソール14に送信され、ディスプレイ46に表示されて診断に供される。これにて1回のX線撮影が終了する。
なお、第1オンオフ指定がオン、第2オンオフ指定がオフであった場合は、イオンチャンバー30からの第1線量検出信号に基づいて制御部26でAECが行われる。第1オンオフ指定がオフであった場合はAECは実施されず、操作部28を通じて設定された照射時間がカウントダウンタイマーで計時されたときにX線の照射が停止される。
線源制御装置11への第1線量検出信号の入力経路である第2信号線54と、線源制御装置11への第2線量検出信号の入力経路である第3信号線55を動作表65に基づき選択するセレクタ56を配し、必ずいずれか一方の入力経路が選択されるよう制御部57で制御するので、イオンチャンバー30を用いてAECを行うと設定され、かつ線量検出センサ37を用いてAECを行うと設定された場合も、第1線量検出信号と第2線量検出信号の両方が線源制御装置11に入力されて混信することがなく、AECが正確に行えないという事態を避けることができる。
規制装置15は主にセレクタ56と制御部57だけというシンプルな構成であるため、イオンチャンバー30とAEC機能が内蔵された電子カセッテ13を併用可能とするために線源制御装置11を改造したり、線源制御装置11を電子カセッテ13用の線源制御装置に買い換えたりするよりは、はるかにコストを安く抑えることができる。したがって、電子カセッテ13の導入に迷っていた病院への参入障壁が低くなり、電子カセッテ13の販売促進にも繋がる。
イオンチャンバー30によるAECも行えるので、フイルムカセッテやIPカセッテ、またはAEC機能がない電子カセッテを今まで通り使用することができる。
上記第1実施形態では、第1、第2オンオフ指定がともにオンであった場合にセレクタ56を「電子カセッテ選択位置」として、第2線量検出信号に基づきAECを行うよう動作表65で設定しているが、逆にセレクタ56を「イオンチャンバー選択位置」として、第1線量検出信号に基づきAECを行うよう設定してもよい。ただし、線源制御装置11では第1オンオフ指定をオンのままにしていることが多く、対して第2オンオフ指定は電子カセッテ13を使用選択したときにのみオンとするため、第1、第2オンオフ指定がともにオンであった場合は上記第1実施形態のように「電子カセッテ選択位置」を優先することが好ましい。なお、メモリ61にアクセスして動作表65を書き換え可能に構成する等して、第1、第2オンオフ指定がともにオンであった場合の動作表65の設定、すなわち優先情報の内容をオペレータの操作により変更できるよう構成してもよい。
[第2実施形態;排他処理2(設定変更処理)]
上記第1実施形態では、第1、第2線量検出信号の入力経路をセレクタ56で選択することで、第1、第2オンオフ指定がともにオンの場合に一方を有効にして他方を無効にする排他処理を行っているが、排他処理の方法はこれに限らない。図8に示す規制装置80のように、第1、第2オンオフ指定のいずれかをコマンド送信により変更してもよい。
図8において、規制装置80は、セレクタ56がなく、第1、第2信号線53、54に相当する信号線81で第1、第2接続I/F50、51が直接繋がれ、第3信号線55に相当する信号線82で第1、第3接続I/F50、52が直接繋がれている点で上記第1実施形態の規制装置15と異なる。また、メモリ83には動作表65の代わりにコマンド表84が格納されている。コマンド表84には、第1、第2オンオフ指定情報の各組み合わせに対する設定変更コマンドの内容が記憶されている。制御部85は、第1接続I/F50と第3接続I/F52を介して取得した第1、第2AEC設定情報の第1、第2オンオフ指定情報とこのコマンド表84に基づき、設定変更コマンドを各部に送信する。
第1、第2オンオフ指定がともにオンの場合は「イオンチャンバーオフ」となっており、制御部85はイオンチャンバー30に電源をオフする旨の設定変更コマンドを送信する。こうするとイオンチャンバー30からは第1線量検出信号が出力されず、線源制御装置11には第2線量検出信号のみが入力されることになるので、第2線量検出信号に基づきAECを行うことができる。第1オンオフ指定がオン、第2オンオフ指定がオフの場合、第1、第2オンオフ指定がともにオフの場合はコマンド表84には何も記憶されておらず、したがって設定変更コマンドは送信されない。第1オンオフ指定がオフ、第2オンオフ指定がオンの場合は「第1オンオフ指定オン、イオンチャンバーオフ」となっており、制御部85は線源制御装置11に第1オンオフ指定をオンに変更する旨の設定変更コマンドを送信するとともに、イオンチャンバー30に電源をオフする旨の設定変更コマンドを送信する。第1、第2オンオフ指定がともにオンの場合と同様に、第2線量検出信号に基づきAECを行うことができる。
上記第1実施形態では、第2オンオフ指定に関わらず第1オンオフ指定がオフのときはAEC自体を行わない設定としているが、本実施形態のように第1オンオフ指定がオフでも第2オンオフ指定がオンのときは線源制御装置11に第1オンオフ指定をオンに変更する旨の設定変更コマンドを、イオンチャンバー30に電源をオフする旨の設定変更コマンドをそれぞれ送信することで、第2線量検出信号に基づきAECを行うことができる。第2オンオフ指定をオンとした場合はAECを行う意思はあると考えられるので、その意図に沿った動作をさせることができる。なお、上記とは逆に、第1、第2オンオフ指定がともにオンの場合に、第2線量検出信号を出力しないよう電子カセッテ13に設定変更コマンドを送信してもよい。また、第2オンオフ指定を強制的に常時オフとする設定変更コマンドを電子カセッテ13に送信し、必ずイオンチャンバー30でAECを行うようにしてもよい。このように、オペレータが入力したオンオフ指定と実際にAECに使用する装置が異なる場合は、その旨を示すメッセージを撮影開始前または終了後に線源制御装置11のタッチパネルやコンソール14のディスプレイ46に表示することが好ましい。
上記第1、第2実施形態では、線源制御装置と規制装置が別体である例を挙げたが、図9に示すように、規制装置を線源制御装置に内蔵させてもよい。
図9において、線源制御装置90は、線源制御装置11に第2実施形態の規制装置80を内蔵させたものである。第1AEC用I/F91は、線源制御装置11のAEC用I/F29と規制装置80の第2接続I/F51の機能を併せもったもので、イオンチャンバー30が接続される。また、第2AEC用I/F92は、線源制御装置11の同期信号I/F33と規制装置80の第3接続I/F52の機能を併せもったもので、電子カセッテ13が接続される。この場合は操作部28と第2AEC用I/F92が設定情報取得部を構成する。排他処理の方法については上記第2実施形態と同じであるため説明を省略する。制御部26と制御部85を統合して1つの制御部としてもよい。また、線源制御装置11に第1実施形態の規制装置15を内蔵させてもよい。
[第3実施形態;排他処理3(同時接続状態を検知)]
上記第2実施形態の線源制御装置90のように、イオンチャンバー30が接続される第1AEC用I/F91と電子カセッテ13が接続される第2AEC用I/F92をもっている場合は、図10に示す線源制御装置95のように、各AEC用I/F91、92へのイオンチャンバー30と電子カセッテ13の接続状態を検知する検知部96、97をそれぞれ設け、イオンチャンバー30と電子カセッテ13が両方接続されたことを検知部96、97で検知したときに、セレクタ98でイオンチャンバー30からの第1線量検出信号の入力経路と電子カセッテ13からの第2線量検出信号の入力経路のいずれか一方を選択することで、排他処理を行ってもよい。この場合、セレクタ98の動作表はメモリ27に記憶される。セレクタ98を制御部26に内蔵させてもよい。
なお、各AEC用I/F91、92へのイオンチャンバー30と電子カセッテ13の接続状態を検知する方法としては、有線接続の場合は各AEC用I/F91、92を構成するコネクタに、信号ケーブルのソケットが差し込まれたときにオンするリミットスイッチを設けたり、無線接続の場合は各AEC用I/F91、92とイオンチャンバー30、電子カセッテ13間で無線接続を確立するための信号を送受信したことを検知する等、様々な方法を用いることができる。
[第4実施形態;警告処理]
本実施形態では、第1、第2AEC設定情報がともにオンであった場合に、その旨をオペレータに警告する、あるいは一方をオフにするようオペレータに促す。こうした警告処理によっても上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
図11において、規制装置100は、上記第2実施形態の規制装置80のメモリ83の代わりに液晶モニタ等からなる表示部101を有する。なお、上記実施形態と同じ部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
制御部102は、上記実施形態と同様に、第1、第3接続I/F50、52を介して第1、第2AEC設定情報をそれぞれ取得する。制御部102は、第1、第2オンオフ指定がともにオンであった場合、オペレータの注意を引くためのビープ音等とともに図12に示す警告ウィンドウ105を表示部101に表示させる。警告ウィンドウ105には、第1、第2オンオフ指定の一方をオフにするよう促すメッセージが表示される。こうすることで、イオンチャンバー30を用いてAECを行うと設定され、かつ線量検出センサ37を用いてAECを行うと設定されることを避けることができる。なお、第1、第2オンオフ指定の両方がオンであることを報せてもよい。また、第1、第2オンオフ指定のいずれかを積極的にオフさせるようなメッセージ、例えば「イオンチャンバーのAEC設定をオフにして下さい」というメッセージを表示し、線量検出センサ37を用いてAECを行うよう仕向けてもよい。また、第1、第2オンオフ指定がともにオンであった場合に規制装置100から線源制御装置11およびコンソール14に警告表示コマンドを送信し、線源制御装置11のタッチパネルやコンソール14のディスプレイ46に警告ウィンドウ105を表示させてもよい。警告表示は線源制御装置11、コンソール14、規制装置100のいずれか1つの装置のみで行ってもよいし、全ての装置で行ってもよい。
なお、図13に示すように、規制装置110を介さずに線源制御装置11とイオンチャンバー30を信号ケーブルで直接接続してもよい。この場合、線源制御装置11とイオンチャンバー30を繋ぐ信号ケーブルを構成する信号線のうちの第1AEC設定情報を伝送する信号線を分岐して第1接続I/F50に接続する。信号線を分岐する作業が必要となるが、規制装置100と比べて第2接続I/F51と信号線81が除かれる分よりシンプルな構成とすることができる。
[第5実施形態;GUIによる規制処理]
X線発生装置2aとX線撮影装置2bの製造メーカが別である場合は、線源制御装置11とコンソール14は連携して動作することはない。このため撮影条件は上記第1実施形態のように線源制御装置11とコンソール14で別々に設定するのが普通である。第1、第2オンオフ指定も線源制御装置11とコンソール14で別々に行っている。対して、X線発生装置2aとX線撮影装置2bの製造メーカが同じで、線源制御装置11とコンソール14が通信可能に接続されていたり、線源制御装置11とコンソール14が一体化されていたりして、線源制御装置11とコンソール14の連携がとれている場合は、撮影条件の設定や第1、第2オンオフ指定をどちらか一方で済ませることができる。
このような場合、例えば図14に示すAEC設定ウィンドウ115をコンソール14のディスプレイ46に表示し、イオンチャンバー30、線量検出センサ37のいずれを用いてAECを行うかの設定を行わせる。AEC設定ウィンドウ115には、「イオンチャンバー使用」と「電子カセッテ使用」の2つの選択肢があり、各選択肢にラジオボタン116が配されている。ラジオボタン116は、1つの選択肢を選択したら他の選択肢を選択できないというGUIウィジェットである。こうすれば、「イオンチャンバー使用」と「電子カセッテ使用」の両方の選択肢が同時に選択されることはなくなる。なお、ラジオボタン116に代えて、複数の選択肢から1つの選択肢を選ばせるドロップダウンリストを用いてもよい。あるいは、一方の選択肢を選択したら他方の選択肢の表示を消したりグレーアウトさせたりしてもよい。
ここで、上記第1実施形態で例示したように、線源制御装置11で指定可能な第1採光野は「胸部」と「腹部」の2種類であるのに対し、コンソール14で指定可能な第2採光野は「胸部」、「腹部」に加えて「四肢」の3種類である等、指定可能な第1、第2採光野の種類が一致しないことがしばしばあり、イオンチャンバー30の第1採光野では非対応の第2採光野(この場合は「四肢」)がコンソール14で指定されることがある。こうした場合に第1オンオフ指定がオン、第2オンオフ指定がオフでイオンチャンバー30を用いてAECを行う設定であると、正確にAECを行えない。この問題に対処するための方法を以下に説明する。
図15において、規制装置120は、基本的な構成は上記第2実施形態の規制装置80と同じであるが、コンソール14と接続されてコンソール14から撮影部位の情報を取得する第4接続I/F121が設けられ、かつ制御部122に第1判定処理部123が設けられている点で異なる。
第1判定処理部123は、第1、第2オンオフ指定がともにオンの場合に、第4接続I/F121を介して取得した撮影部位情報と、第1、第2採光野指定情報を照合して、イオンチャンバー30と電子カセッテ13のうち、採光野指定情報がより適切なほうを判定する第1判定処理を実行する。制御部122は、第1判定処理部123で適切であると判定されていないほうのオンオフ指定をオフにする設定変更コマンドを送信する。例えば撮影部位が「四肢」で、第1採光野に「腹部」、第2採光野に「四肢」が設定されていた場合、第1判定処理部123は電子カセッテ13のほうを採光野指定情報が適切であると判定する。制御部122は、イオンチャンバー30に電源をオフする旨の設定変更コマンドを送信する。
また、図16に示す規制装置125のように、制御部122にさらに第2判定処理部124を設けてもよい。この場合第1判定処理部123は、第1、第2オンオフ指定がともにオンであるか否かに関わらず第1判定処理を実行する。第2判定処理部124は、第1判定処理部123の判定結果に基づいて、第1、第2オンオフ指定の内容が適切か否かを判定する第2判定処理を実行する。具体的には、撮影部位が「四肢」で第1判定処理部123で電子カセッテ13が適切であると判定されているにも関わらず、第1オンオフ指定がオン、第2オンオフ指定がオフで、イオンチャンバー30を用いてAECを行う設定であった場合は第1、第2オンオフ指定の内容が適切でないと判定する。この場合、制御部122は、イオンチャンバー30に電源をオフする旨の設定変更コマンドを送信するとともに、第2オンオフ指定をオンにして第2線量検出信号を出力するよう電子カセッテ13に設定変更コマンドを送信する。
設定変更コマンドを送信する代わりに、オンオフ指定の内容が適切でないことをオペレータに報せるか、あるいは第2判定処理部124でオンオフ指定の内容が適切でないと判定されたほうのオンオフ指定を変更するようオペレータに促してもよい。例えば撮影部位が「四肢」で第1判定処理部123で電子カセッテ13が適切であると判定されているにも関わらず、第1オンオフ指定がオン、第2オンオフ指定がオフで、イオンチャンバー30を用いてAECを行う設定であった場合、図17に示す警告ウィンドウ130をコンソール14のディスプレイ46に表示させ、線量検出センサ37を用いてAECを行う設定とするよう促す。
上記各実施形態では、線源制御装置がX線の累積線量が目標線量に達したか否かを判定する機能を果たしているが、線源制御装置に判定機能をもたせない代わりに、イオンチャンバーや電子カセッテに判定機能をもたせてもよい。この場合、イオンチャンバーや電子カセッテは、判定機能でX線の累積線量が目標線量に達したと判定した場合、AEC信号として線源制御装置に照射停止信号を出力する。線源制御装置はイオンチャンバーや電子カセッテからの照射停止信号を受けて、X線源10によるX線の照射を停止させる。あるいは、判定機能でX線の累積線量が目標線量に達したと判定するまで、イオンチャンバーや電子カセッテからAEC信号として照射継続信号を出力し続け、X線の累積線量が目標線量に達したと判定したら照射継続信号の出力を止める。線源制御装置は、イオンチャンバーや電子カセッテから照射継続信号を受けているうちはX線の照射を継続し、照射継続信号が途絶えたらX線源によるX線の照射を停止させる。
また、イオンチャンバーが判定機能をもたず、電子カセッテが判定機能をもっていた場合は、線源制御装置はイオンチャンバーからの第1線量検出信号と電子カセッテからの照射停止信号または継続信号とを切り替え可能に受信することが可能で、第1線量検出信号に基づく判定機能を有する構成とする。そして、第1オンオフ指定の際に第1線量検出信号と照射停止信号または継続信号のいずれを受信するかをオペレータに選択させる。あるいは、上記第2実施形態のように、イオンチャンバーをAECに使用する場合は第1線量検出信号を受信するモードとし、電子カセッテをAECに使用する場合は照射停止信号または継続信号を受信するモードとするような設定変更コマンドを規制装置から線源制御装置に送信してもよい。
なお、同期信号I/F33と照射信号I/F39で照射開始要求信号と照射許可信号を送受信することでFPD35が蓄積動作を開始するタイミングとX線の照射開始タイミングとの同期をとっているが、電子カセッテ13にX線の照射開始を検出する機能を設け、該機能でX線の照射開始を検出したときにFPD35を蓄積動作に移行させてもよい。
上記各実施形態では、線量検出信号の積算値が照射停止閾値に達したら累積線量が目標線量に達したと判定してX線の照射を停止しているが、線量検出信号の積算値に基づきX線の累積線量が目標線量に達すると予測される時間を算出し、算出した予測時間に達したときにX線の照射を停止してもよい。
なお、FPDの各画素にバイアス電圧を供給するバイアス線に画素で発生する電荷に基づく電流が流れることを利用して、ある特定の画素に繋がるバイアス線の電流をモニタリングして線量を検出してもよい。この場合はバイアス線の電流をモニタリングする画素が線量検出センサとなる。同様に画素から流れ出るリーク電流をモニタリングして線量を検出してもよく、この場合もリーク電流をモニタリングする画素が線量検出センサとなる。また、画素とは別に構成が異なり出力が独立した線量検出センサを撮像領域に設けてもよい。
上記各実施形態では、コンソール14と電子カセッテ13が別体である例で説明したが、コンソール14は独立した装置である必要はなく、電子カセッテ13にコンソール14の機能を搭載してもよい。同様に線源制御装置11とコンソール14を一体化した装置としてもよい。逆に専用の撮影制御装置を電子カセッテとコンソールの間に接続してもよい。
線源制御装置からコンソールに第1AEC設定情報を送れるよう線源制御装置とコンソールを接続し、コンソールで上記に例示した各種規制処理を行ってもよい。
本発明の規制装置を構成する各部は、1つの装置に配されていてもよいし、複数の装置に分散して配されていてもよい。また、第1AEC信号出力装置としては、例示したイオンチャンバーに限らず、入射線量に応じた電気信号を出力する半導体センサ等で構成されていてもよい。
さらに、本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を撮影対象とした場合にも適用することができる。
2 X線撮影システム
2a X線発生装置
2b X線撮影装置
10 X線源
11、90、95 線源制御装置
13 電子カセッテ
15、80、100、110、120、125 規制装置
26 制御部
27 メモリ
28 操作部
29、91、92 AEC用I/F
30 イオンチャンバー
35 FPD
36 制御部
37 線量検出センサ
45 入力デバイス
46 ディスプレイ
50〜52 第1〜第3接続I/F
54、55 第2、第3信号線
56、98 セレクタ
57、85、102、122 制御部
61、83 メモリ
65 動作表
84 コマンド表
96、97 検知部
101 表示部
105、130 警告ウィンドウ
115 AEC設定ウィンドウ
121 第4接続I/F
123、124 第1、第2判定処理部

Claims (18)

  1. 被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、
    前記放射線源の駆動を制御する線源制御装置とを有する放射線発生装置と、
    被写体を透過した放射線を受けて被写体の放射線画像を電気信号に変換して出力するFPDを有する放射線画像検出装置と、
    前記放射線画像検出装置に照射される放射線の線量を検出して前記放射線画像の露出制御をするための第1、第2AEC信号を出力する第1、第2AEC信号出力装置と、
    前記線源制御装置に設けられ、前記第1、第2AEC信号のいずれかに基づいて前記放射線源による放射線の照射を停止する制御を実行する制御部とを備え、
    前記第1AEC信号出力装置は前記放射線画像検出装置とは別体で設けられ、
    前記第2AEC信号出力装置は前記放射線画像検出装置に内蔵され、
    前記放射線発生装置には、前記第1AEC信号出力装置および前記放射線画像検出装置が同時に通信可能に接続される放射線撮影システムに用いられ、
    前記第1、第2AEC信号が前記制御部に同時に入力されることを規制する規制処理を実行する規制処理部と、
    前記第1AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第1AEC設定情報と、前記第2AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第2AEC設定情報を取得する設定情報取得部とを備え、
    前記規制処理部は、前記設定情報取得部で取得した第1、第2AEC設定情報に基づいて、前記規制処理を実行する規制装置。
  2. 被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、
    前記放射線源の駆動を制御する線源制御装置とを有する放射線発生装置と、
    被写体を透過した放射線を受けて被写体の放射線画像を電気信号に変換して出力するFPDを有する放射線画像検出装置と、
    前記放射線画像検出装置に照射される放射線の線量を検出して前記放射線画像の露出制御をするための第1、第2AEC信号を出力する第1、第2AEC信号出力装置と、
    前記線源制御装置に設けられ、前記第1、第2AEC信号のいずれかに基づいて前記放射線源による放射線の照射を停止する制御を実行する制御部とを備え、
    前記第1AEC信号出力装置は前記放射線画像検出装置とは別体で設けられ、
    前記第2AEC信号出力装置は前記放射線画像検出装置に内蔵され、
    前記放射線発生装置には、前記第1AEC信号出力装置および前記放射線画像検出装置が同時に通信可能に接続される放射線撮影システムに用いられ、
    前記第1、第2AEC信号が前記制御部に同時に入力されることを規制する規制処理を実行する規制処理部を備え、
    前記放射線撮影システムは、前記第1AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第1AEC設定情報と、前記第2AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第2AEC設定情報の両方の設定操作を、ディスプレイに操作画面として表示されるGUIを通じて受け付ける操作入力装置を備え、
    前記規制処理部は、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報のうちの一方のみのオン指定の受け付けが可能な形態で前記ディスプレイに前記GUIを表示させる規制装置。
  3. 前記規制処理は、前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報がいずれもオン指定の場合に、一方を有効にして他方を無効にする排他処理である請求項に記載の規制装置。
  4. 前記排他処理は、前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報をコマンド送信により変更する設定変更処理である請求項3に記載の規制装置。
  5. 前記第1AEC信号を前記第1AEC信号出力装置から前記制御部に入力するための第1入力経路と、前記第2AEC信号を前記第2AEC信号出力装置から前記制御部に入力するための第2入力経路を選択的に切り替えるセレクタを有し、
    前記排他処理は、前記セレクタによって第1、第2入力経路の一方を選択する経路選択処理である請求項3に記載の規制装置。
  6. 前記第1、第2AEC信号出力装置のいずれを優先させるかを示す優先情報を記憶する優先情報記憶部を有し、
    前記規制処理部は、前記優先情報に基づいて前記排他処理を実行する請求項3ないし5のいずれか一項に記載の規制装置。
  7. 前記優先情報の内容を設定操作により変更可能である請求項6に記載の規制装置。
  8. 前記規制処理は、前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報がいずれもオン指定の場合に、両方がオン指定であること、あるいは、一方だけをオン指定にすべきことを警告する警告処理である請求項に記載の規制装置。
  9. 前記第1、第2AEC設定情報には、前記オンオフ指定情報に加えて、前記第1、第2AEC信号出力装置の採光野を指定する採光野指定情報が含まれており、
    さらに、被写体の撮影部位を表す撮影部位情報を取得する撮影部位情報取得部と、
    前記撮影部位情報と前記採光野指定情報を照合して、前記第1、第2AEC信号出力装置のうち、前記採光野指定情報がより適切なAEC信号出力装置を判定する第1判定処理を実行する第1判定処理部とを備える請求項に記載の規制装置。
  10. 前記第1判定処理部は、前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報がいずれもオン指定の場合に前記第1判定処理を実行し、
    前記規制処理部は、前記第1判定処理の結果に基づいて前記採光野指定情報がより適切なAEC信号出力装置を有効にして他方を無効にする排他処理を実行する請求項に記載の規制装置。
  11. 前記第1判定処理の結果に基づいて、前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報の内容が適切か否かを判定する第2判定処理を実行する第2判定処理部を備える請求項に記載の規制装置。
  12. 前記規制処理は、前記第2判定処理で前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報の内容が適切ではないと判定された場合に、前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報をコマンド送信により前記第2判定処理の判定結果に基づく適切な内容に変更する設定変更処理である請求項11に記載の規制装置。
  13. 前記規制処理は、前記第2判定処理で前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報の内容が適切ではないと判定された場合に、前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報の内容が適切でないこと、あるいは、前記第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報の内容を適切な内容にすべきことを警告する警告処理である請求項11に記載の規制装置。
  14. 前記線源制御装置に内蔵されている請求項1ないし13のいずれか一項に記載の規制装置。
  15. 前記線源制御装置および前記放射線画像検出装置とは別体である請求項1ないし13のいずれか一項に記載の規制装置。
  16. 前記放射線画像検出装置は、前記FPDが可搬型の筐体に収納された電子カセッテである請求項1ないし15のいずれか一項に記載の規制装置。
  17. 被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、
    前記放射線源の駆動を制御する線源制御装置とを有する放射線発生装置と、
    被写体を透過した放射線を受けて被写体の放射線画像を電気信号に変換して出力するFPDを有する放射線画像検出装置と、
    前記放射線画像検出装置に照射される放射線の線量を検出して前記放射線画像の露出制御をするための第1、第2AEC信号を出力する第1、第2AEC信号出力装置であり、前記放射線画像検出装置とは別体で設けられた第1AEC信号出力装置、および前記放射線画像検出装置に内蔵される第2AEC信号出力装置と、
    前記線源制御装置に設けられ、前記第1、第2AEC信号のいずれかに基づいて前記放射線源による放射線の照射を停止する制御を実行する制御部と、
    前記放射線発生装置に前記第1AEC信号出力装置および前記放射線画像検出装置が同時に通信可能に接続される場合に、前記第1、第2AEC信号出力装置がそれぞれ出力する前記第1、第2AEC信号が前記制御部に同時に入力されることを規制する規制処理を実行する規制処理部と、前記第1AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第1AEC設定情報と、前記第2AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第2AEC設定情報を取得する設定情報取得部とを有する規制装置とを備え
    前記規制処理部は、前記設定情報取得部で取得した第1、第2AEC設定情報に基づいて、前記規制処理を実行する放射線撮影システム。
  18. 被写体に向けて放射線を照射する放射線源と、
    前記放射線源の駆動を制御する線源制御装置とを有する放射線発生装置と、
    被写体を透過した放射線を受けて被写体の放射線画像を電気信号に変換して出力するFPDを有する放射線画像検出装置と、
    前記放射線画像検出装置に照射される放射線の線量を検出して前記放射線画像の露出制御をするための第1、第2AEC信号を出力する第1、第2AEC信号出力装置であり、前記放射線画像検出装置とは別体で設けられた第1AEC信号出力装置、および前記放射線画像検出装置に内蔵される第2AEC信号出力装置と、
    前記線源制御装置に設けられ、前記第1、第2AEC信号のいずれかに基づいて前記放射線源による放射線の照射を停止する制御を実行する制御部と、
    前記放射線発生装置に前記第1AEC信号出力装置および前記放射線画像検出装置が同時に通信可能に接続される場合に、前記第1、第2AEC信号出力装置がそれぞれ出力する前記第1、第2AEC信号が前記制御部に同時に入力されることを規制する規制処理を実行する規制処理部を有する規制装置と、
    前記第1AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第1AEC設定情報と、前記第2AEC信号出力装置を使用するか否かを表すオンオフ指定情報を含む第2AEC設定情報の両方の設定操作を、ディスプレイに操作画面として表示されるGUIを通じて受け付ける操作入力装置とを備え、
    前記規制処理部は、第1、第2AEC設定情報のオンオフ指定情報のうちの一方のみのオン指定の受け付けが可能な形態で前記ディスプレイに前記GUIを表示させる放射線撮影システム。
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