JP5976444B2 - 励磁突入電流抑制方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る励磁突入電流抑制装置8が適用された電力系統システムの構成を示す構成図である。なお、以降の図における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。
図15は、本発明の第2の実施形態に係る励磁突入電流抑制装置8Aの適用された電力系統システムの構成を示す構成図である。
図16は、本発明の第3の実施形態に係る励磁突入電流抑制装置8Bの適用された電力系統システムの構成を示す構成図である。
VDvw=(√3/2)Vt+(1/2)Vm …式(2)
VDwu=−Vm …式(3)
なお、√3/2は、0.866と置き換えてもよい。
図20は、本発明の第4の実施形態に係る励磁突入電流抑制装置8Cの適用された電力系統システムの構成を示す構成図である。
Claims (12)
- 電源を備えた三相交流の電力系統とスコット結線変圧器との接続を開閉する開閉器を投入する際に生じる励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制方法であって、
前記スコット結線変圧器に残留磁束を残留させるために前記開閉器を投入する第1の投入をし、
前記第1の投入による前記開閉器の投入後、前記開閉器を開放し、
前記開閉器の前記スコット結線変圧器側の三相交流電圧を計測し、
計測した前記開閉器の前記スコット結線変圧器側の三相交流電圧に基づいて、前記スコット結線変圧器に残留する三線間の残留磁束を演算し、
前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧を計測し、
計測した前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧及び演算した前記三線間の残留磁束に基づいて、前記スコット結線変圧器の三線間の定常磁束と前記三線間の残留磁束とが三線間のそれぞれで極性が一致する位相を判断し、
判断した位相で、前記開閉器を三相一括で投入する第2の投入をすること
を含むことを特徴とする励磁突入電流抑制方法。 - 電源を備えた三相交流の電力系統とスコット結線変圧器との接続を開閉する開閉器を投入する際に生じる励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制方法であって、
前記スコット結線変圧器に残留磁束を残留させるために前記開閉器を投入する第1の投入をし、
前記第1の投入による前記開閉器の投入後、前記開閉器を開放し、
前記開閉器の前記スコット結線変圧器側の単相交流電圧を計測し、
計測した前記開閉器の前記スコット結線変圧器側の単相交流電圧に基づいて、前記スコット結線変圧器に残留する三線間の残留磁束を演算し、
前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧を計測し、
計測した前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧及び演算した前記三線間の残留磁束に基づいて、前記スコット結線変圧器の三線間の定常磁束と前記三線間の残留磁束とが三線間のそれぞれで極性が一致する位相を判断し、
判断した位相で、前記開閉器を三相一括で投入する第2の投入をすること
を含むことを特徴とする励磁突入電流抑制方法。 - 前記スコット結線変圧器に前記残留磁束が残留しているか否かを判断することを含み、
前記三線間の残留磁束が残留していないと判断した場合、前記第1の投入をすること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の励磁突入電流抑制方法。 - 前記スコット結線変圧器に前記残留磁束が残留しているか否かを判断することを含み、
前記三線間の残留磁束が残留していると判断した場合、前記第1の投入をせずに、前記第2の投入をすること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の励磁突入電流抑制方法。 - 計測した前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧に基づいて、前記三線間の定常磁束を演算することを含み、
前記位相は、演算した前記三線間の定常磁束及び演算した前記三線間の残留磁束に基づいて、判断されること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の励磁突入電流抑制方法。 - 演算した前記三線間の残留磁束のうち絶対値が最大の残留磁束の線間を検出することを含み、
前記位相は、計測した前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧の検出した前記線間の電圧が、前記線間の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する電圧零点の位相と判断されること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の励磁突入電流抑制方法。 - 電源を備えた三相交流の電力系統とスコット結線変圧器との接続を開閉する開閉器を投入する際に生じる励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制装置であって、
前記スコット結線変圧器に残留磁束を残留させるために前記開閉器を投入する第1の投入手段と、
前記開閉器の前記スコット結線変圧器側の三相交流電圧を計測する変圧器側電圧計測手段と、
前記変圧器側電圧計測手段により計測された前記開閉器の前記スコット結線変圧器側の三相交流電圧に基づいて、前記スコット結線変圧器に残留する三線間の残留磁束を演算する残留磁束演算手段と、
前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧を計測する電源側電圧計測手段と、
前記電源側電圧計測手段により計測された前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧及び前記残留磁束演算手段により演算された前記三線間の残留磁束に基づいて、前記スコット結線変圧器の三線間の定常磁束と前記三線間の残留磁束とが三線間のそれぞれで極性が一致する位相を判断する位相判断手段と、
前記位相判断手段により判断された前記位相で、前記開閉器を三相一括で投入する第2の投入手段と
を備えることを特徴とする励磁突入電流抑制装置。 - 電源を備えた三相交流の電力系統とスコット結線変圧器との接続を開閉する開閉器を投入する際に生じる励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制装置であって、
前記スコット結線変圧器に残留磁束を残留させるために前記開閉器を投入する第1の投入手段と、
前記開閉器の前記スコット結線変圧器側の単相交流電圧を計測する変圧器側電圧計測手段と、
前記変圧器側電圧計測手段により計測された前記開閉器の前記スコット結線変圧器側の単相交流電圧に基づいて、前記スコット結線変圧器に残留する三線間の残留磁束を演算する残留磁束演算手段と、
前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧を計測する電源側電圧計測手段と、
前記電源側電圧計測手段により計測された前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧及び前記残留磁束演算手段により演算された前記三線間の残留磁束に基づいて、前記スコット結線変圧器の三線間の定常磁束と前記三線間の残留磁束とが三線間のそれぞれで極性が一致する位相を判断する位相判断手段と、
前記位相判断手段により判断された前記位相で、前記開閉器を三相一括で投入する第2の投入手段と
を備えることを特徴とする励磁突入電流抑制装置。 - 前記スコット結線変圧器に前記残留磁束が残留しているか否かを判断する残留磁束判断手段を備え、
前記残留磁束判断手段により前記三線間の残留磁束が残留していないと判断した場合、前記第1の投入手段により前記開閉器を投入すること
を特徴とする請求項7又は請求項8に記載の励磁突入電流抑制装置。 - 前記スコット結線変圧器に前記残留磁束が残留しているか否かを判断する残留磁束判断手段を備え、
前記残留磁束判断手段により前記三線間の残留磁束が残留していないと判断した場合、前記第1の投入手段による前記開閉器の投入をせずに、前記第2の投入手段により前記開閉器を投入すること
を特徴とする請求項7又は請求項8に記載の励磁突入電流抑制装置。 - 前記電源側電圧計測手段により計測された前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧に基づいて、前記三線間の定常磁束を演算する定常磁束演算手段を備え、
前記位相判断手段は、前記定常磁束演算手段により演算された前記三線間の定常磁束及び前記残留磁束演算手段により演算された前記三線間の残留磁束に基づいて、前記位相を判断すること
を特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の励磁突入電流抑制装置。 - 前記残留磁束演算手段により演算された前記三線間の残留磁束のうち絶対値が最大の残留磁束の線間を検出する線間検出手段を備え、
前記位相判断手段は、前記電源側電圧計測手段により計測された前記開閉器の前記電源側の三相交流電圧の前記線間検出手段により検出された前記線間の電圧が、前記線間の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する電圧零点を前記位相と判断すること
を特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の励磁突入電流抑制装置。
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