JP5740240B2 - 励磁突入電流抑制装置 - Google Patents
励磁突入電流抑制装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5740240B2 JP5740240B2 JP2011170227A JP2011170227A JP5740240B2 JP 5740240 B2 JP5740240 B2 JP 5740240B2 JP 2011170227 A JP2011170227 A JP 2011170227A JP 2011170227 A JP2011170227 A JP 2011170227A JP 5740240 B2 JP5740240 B2 JP 5740240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- voltage
- transformer
- magnetic flux
- residual magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る励磁突入電流抑制装置6の適用された電力系統システムの構成を示す構成図である。なお、以降の図における同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、異なる部分について主に述べる。以降の実施形態も同様にして重複する説明を省略する。
VDv=(1/2)(−Vt/√3+Vm) …式(2)
VDw=−(1/2)(Vt/√3+Vm) …式(3)
なお、p.u.(定格に対する割合)表示で、1次側相電圧VDu,VDv,VDwに変換する演算をする場合、上記の式(1)〜(3)の中の√3で割る演算は不要である。
図14は、本発明の第2の実施形態に係る励磁突入電流抑制装置6Aの適用された電力系統システムの構成を示す構成図である。
図20は、本発明の第3の実施形態に係る励磁突入電流抑制装置6Bの適用された電力系統システムの構成を示す構成図である。
図21は、本発明の第4の実施形態に係る励磁突入電流抑制装置6Cの適用された電力系統システムの構成を示す構成図である。
Claims (10)
- 電源を備えた三相交流の電力系統と三相交流電圧を単相交流電圧に変換する接地された変圧器との接続を相毎に開閉する遮断器の励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制装置であって、
前記変圧器の単相交流電圧を計測する変圧器側単相交流電圧計測手段と、
前記変圧器側単相交流電圧計測手段により計測された前記変圧器の単相交流電圧を、前記変圧器の三相交流電圧に変換する変圧器側電圧変換手段と、
前記変圧器側電圧変換手段により変換された三相交流電圧に基づいて、前記遮断器による前記変圧器の遮断後の前記変圧器の三相の残留磁束を演算する残留磁束演算手段と、
前記遮断器よりも前記電源側の三相交流電圧を計測する電源側三相交流電圧計測手段と、
前記電源側三相交流電圧計測手段により計測された三相交流電圧に基づいて、前記変圧器の三相の定常磁束を演算する定常磁束演算手段と、
前記残留磁束演算手段により演算された前記三相の残留磁束のうち絶対値が最大の相を判断する相判断手段と、
前記相判断手段により判断された前記相において、前記残留磁束演算手段により演算された前記残留磁束と前記定常磁束演算手段により演算された前記定常磁束とが一致するような第1の位相を判断する第1の位相判断手段と、
前記第1の位相判断手段により判断された前記第1の位相で、前記相判断手段により判断された前記相の前記遮断器を投入する第1の投入手段と、
前記第1の位相判断手段により判断された前記第1の位相よりも後に、前記相判断手段により判断された前記相の前記電源側の交流電圧が、前記相判断手段により判断された前記相の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する零点となるような第2の位相を判断する第2の位相判断手段と、
前記第2の位相判断手段により判断された前記第2の位相で、投入されていない他の2相の前記遮断器を投入する第2の投入手段と
を備えたことを特徴とする励磁突入電流抑制装置。 - 電源を備えた三相交流の電力系統と三相交流電圧を単相交流電圧に変換する接地された変圧器との接続を相毎に開閉する遮断器の励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制装置であって、
前記変圧器の単相交流電圧を計測する変圧器側単相交流電圧計測手段と、
前記変圧器側単相交流電圧計測手段により計測された前記変圧器の単相交流電圧を、前記変圧器の三相交流電圧に変換する変圧器側電圧変換手段と、
前記変圧器側電圧変換手段により変換された三相交流電圧に基づいて、前記遮断器による前記変圧器の遮断後の前記変圧器の三相の残留磁束を演算する残留磁束演算手段と、
前記遮断器よりも前記電源側の三相交流電圧を計測する電源側三相交流電圧計測手段と、
前記電源側三相交流電圧計測手段により計測された三相交流電圧に基づいて、前記変圧器の三相の定常磁束を演算する定常磁束演算手段と、
前記残留磁束演算手段により演算された前記三相の残留磁束のうち絶対値が最大の相を判断する相判断手段と、
前記相判断手段により判断された前記相において、前記定常磁束演算手段により演算された前記定常磁束が残留磁束演算手段により演算された前記残留磁束と極性が一致する波高値となるような第1の位相を判断する第1の位相判断手段と、
前記第1の位相判断手段により判断された前記第1の位相で、前記相判断手段により判断された前記相の前記遮断器を投入する第1の投入手段と、
前記第1の位相判断手段により判断された前記第1の位相よりも後に、前記相判断手段により判断された前記相の前記電源側の交流電圧が、前記相判断手段により判断された前記相の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する零点となるような第2の位相を判断する第2の位相判断手段と、
前記第2の位相判断手段により判断された前記第2の位相で、投入されていない他の2相の前記遮断器を投入する第2の投入手段と
を備えたことを特徴とする励磁突入電流抑制装置。 - 前記遮断器を少なくとも1回開放操作したときの前記変圧器の残留磁束及び前記遮断器の遮断位相を計測した情報を保持する計測情報保持手段と、
前記計測情報保持手段に保持された情報に基づいて、同一の遮断位相で前記遮断器を開放するための開放手段とを備え、
前記投入手段は、前記開放手段による前記遮断位相に基づいて、前記遮断器を投入すること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の励磁突入電流抑制装置。 - 電源を備えた三相交流の電力系統と三相交流電圧を第1の相と第2の相からなる2組の単相交流電圧に変換する接地された変圧器との接続を相毎に開閉する遮断器の励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制装置であって、
前記変圧器の単相交流電圧を計測する変圧器側単相交流電圧計測手段と、
前記変圧器側単相交流電圧計測手段により計測された前記変圧器の単相交流電圧に基づいて、前記遮断器による前記変圧器の遮断後の前記変圧器の単相交流側巻線の前記第1の相の残留磁束を演算する残留磁束演算手段と、
前記遮断器を少なくとも1回開放操作したときの前記変圧器の残留磁束及び前記遮断器の遮断位相を計測した情報を保持する計測情報保持手段と、
前記計測情報保持手段に保持された情報に基づいて、前記残留磁束演算手段により演算された前記第1の相の残留磁束が最大となるような遮断位相で前記遮断器を開放するための開放手段と、
前記遮断器よりも前記電源側の三相交流電圧を計測する電源側三相交流電圧計測手段と、
前記電源側三相交流電圧計測手段により計測された三相交流電圧のうち前記第1の相と同位相の相電圧が、前記残留磁束演算手段により演算された前記第1の相の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する零点となるような第1の位相を判断する第1の位相判断手段と、
前記第1の位相判断手段により判断された前記第1の位相で、前記第1の相と同位相の前記相の前記遮断器を投入する第1の投入手段と、
前記第1の位相判断手段により判断された前記第1の位相よりも後に、前記第1の相と同位相の前記相の相電圧が、前記残留磁束演算手段により演算された前記第1の相の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する零点となるような第2の位相を判断する第2の位相判断手段と、
前記第2の位相判断手段により判断された前記第2の位相で、投入されていない他の2相の前記遮断器を投入する第2の投入手段と
を備えたことを特徴とする励磁突入電流抑制装置。 - 前記第2の位相判断手段は、前記第1の位相判断手段により判断された前記第1の位相後、予め設定された時間後の零点を、前記第2の位相として判断すること
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の励磁突入電流抑制装置。 - 電源を備えた三相交流の電力系統と三相交流電圧を単相交流電圧に変換する接地された変圧器との接続を相毎に開閉する遮断器の励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制方法であって、
前記変圧器の単相交流電圧を計測し、
計測した前記変圧器の単相交流電圧を、前記変圧器の三相交流電圧に変換し、
変換した前記変圧器の三相交流電圧に基づいて、前記遮断器による前記変圧器の遮断後の前記変圧器の三相の残留磁束を演算し、
前記遮断器よりも前記電源側の三相交流電圧を計測し、
計測した前記電源側の三相交流電圧に基づいて、前記変圧器の三相の定常磁束を演算し、
演算した前記三相の残留磁束のうち絶対値が最大の相を判断し、
判断した前記相において、演算した前記残留磁束と演算した前記定常磁束とが一致するような第1の位相を判断し、
判断した前記第1の位相で、判断した前記相の前記遮断器を投入し、
判断した前記第1の位相よりも後に、判断した前記相の前記電源側の交流電圧が、判断した前記相の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する零点となるような第2の位相を判断し、
判断した前記第2の位相で、投入されていない他の2相の前記遮断器を投入すること
を含むことを特徴とする励磁突入電流抑制方法。 - 電源を備えた三相交流の電力系統と三相交流電圧を単相交流電圧に変換する接地された変圧器との接続を相毎に開閉する遮断器の励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制方法であって、
前記変圧器の単相交流電圧を計測し、
計測した前記変圧器の単相交流電圧を、前記変圧器の三相交流電圧に変換し、
変換した前記変圧器の三相交流電圧に基づいて、前記遮断器による前記変圧器の遮断後の前記変圧器の三相の残留磁束を演算し、
前記遮断器よりも前記電源側の三相交流電圧を計測し、
計測した前記電源側の三相交流電圧に基づいて、前記変圧器の三相の定常磁束を演算し、
演算した前記三相の残留磁束のうち絶対値が最大の相を判断し、
判断した前記相において、演算した前記定常磁束が演算した前記残留磁束と極性が一致する波高値となるような第1の位相を判断し、
判断した前記第1の位相で、判断した前記相の前記遮断器を投入し、
判断した前記第1の位相よりも後に、判断した前記相の前記電源側の交流電圧が、判断した前記相の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する零点となるような第2の位相を判断し、
判断した前記第2の位相で、投入されていない他の2相の前記遮断器を投入すること
を含むことを特徴とする励磁突入電流抑制方法。 - 前記遮断器を少なくとも1回開放操作したときの前記変圧器の残留磁束及び前記遮断器の遮断位相を計測した情報を保持し、
保持した情報に基づいて、同一の遮断位相で前記遮断器を開放し、
前記遮断器の投入は、開放した前記遮断位相に基づいて行うこと
を含むことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の励磁突入電流抑制方法。 - 電源を備えた三相交流の電力系統と三相交流電圧を第1の相と第2の相からなる2組の単相交流電圧に変換する接地された変圧器との接続を相毎に開閉する遮断器の励磁突入電流を抑制する励磁突入電流抑制方法であって、
前記変圧器の単相交流電圧を計測し、
計測した前記変圧器の単相交流電圧に基づいて、前記遮断器による前記変圧器の遮断後の前記変圧器の単相交流側巻線の前記第1の相の残留磁束を演算し、
前記遮断器を少なくとも1回開放操作したときの前記変圧器の残留磁束及び前記遮断器の遮断位相を計測した情報を保持し、
保持した情報に基づいて、演算した前記第1の相の残留磁束が最大となるような遮断位相で前記遮断器を開放し、
前記遮断器よりも前記電源側の三相交流電圧を計測し、
計測した前記電源側の三相交流電圧のうち前記第1の相と同位相の相電圧が、演算した前記第1の相の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する零点となるような第1の位相を判断し、
判断した前記第1の位相で、前記第1の相と同位相の前記相の前記遮断器を投入し、
判断した前記第1の位相よりも後に、前記第1の相と同位相の前記相の相電圧が、演算した前記第1の相の残留磁束と同極性から逆極性に遷移する零点となるような第2の位相を判断し、
判断した前記第2の位相で、投入されていない他の2相の前記遮断器を投入すること
を含むことを特徴とする励磁突入電流抑制方法。 - 前記第2の位相の判断は、判断した前記第1の位相後、予め設定された時間後の零点を、前記第2の位相として判断すること
を特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の励磁突入電流抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011170227A JP5740240B2 (ja) | 2011-08-03 | 2011-08-03 | 励磁突入電流抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011170227A JP5740240B2 (ja) | 2011-08-03 | 2011-08-03 | 励磁突入電流抑制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013037767A JP2013037767A (ja) | 2013-02-21 |
JP5740240B2 true JP5740240B2 (ja) | 2015-06-24 |
Family
ID=47887238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011170227A Active JP5740240B2 (ja) | 2011-08-03 | 2011-08-03 | 励磁突入電流抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5740240B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5858871B2 (ja) | 2012-06-11 | 2016-02-10 | 株式会社東芝 | 励磁突入電流抑制装置 |
JP6099896B2 (ja) | 2012-07-19 | 2017-03-22 | 株式会社東芝 | 励磁突入電流抑制装置及びその抑制方法 |
WO2015189886A1 (ja) | 2014-06-09 | 2015-12-17 | 三菱電機株式会社 | 位相制御装置 |
EP3903332B1 (en) * | 2018-12-27 | 2023-09-27 | Hitachi Energy Switzerland AG | Method and device for monitoring operation of a switching device for controlled switching applications |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346713A (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-27 | Railway Technical Res Inst | 三相二相変換用変圧器 |
US6704214B1 (en) * | 2003-02-19 | 2004-03-09 | Eaton Corporation | Excitation control system and method employing de-excitation trip logic |
JP4108614B2 (ja) * | 2004-01-13 | 2008-06-25 | 三菱電機株式会社 | 位相制御開閉装置 |
CN101563744B (zh) * | 2006-11-29 | 2011-11-30 | 株式会社东芝 | 变压器的励磁涌流抑制装置和方法 |
JP5414254B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2014-02-12 | 株式会社東芝 | 変圧器の励磁突入電流抑制装置および方法 |
-
2011
- 2011-08-03 JP JP2011170227A patent/JP5740240B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013037767A (ja) | 2013-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5487051B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置 | |
JP5459666B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置 | |
WO2008065757A1 (fr) | Appareil et procédé permettant de compresser un courant d'appel d'excitation d'un transformateur | |
JP5472920B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置 | |
US9385525B2 (en) | Magnetizing inrush current suppression device | |
JP5740240B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置 | |
JP5444162B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置 | |
JP6099896B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置及びその抑制方法 | |
JP6054163B2 (ja) | 励磁突入電流抑制システム | |
JP5762870B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置 | |
JP5908336B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置及び励磁突入電流抑制方法 | |
JP5976444B2 (ja) | 励磁突入電流抑制方法 | |
JP6202897B2 (ja) | 励磁突入電流抑制装置および方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20131205 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20131212 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20131219 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20131226 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20140109 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140710 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150320 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150331 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150427 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5740240 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |