JP5975140B1 - 多列チェーン - Google Patents

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Abstract

【課題】横ピッチを変化させることなくピンの外周面とブシュの内周面との間を両端部側から封じることができるとともに、曲げやねじれに対する機械的強度も向上させることができる多列チェーンを提供する。【解決手段】多列チェーンの幅方向に配置されたピン1に、複数列の内リンクユニット2a、2bに跨る長さ寸法を有する円筒状のブシュ3が相対的に摺動自在に外装されるとともに、ピン1の上記幅方向の両端部に、複数列の内リンクユニット2a、2b間において内プレート4、5を連結する中間プレート7、8と対向する外プレート9が配置されてピン1に固定されるとともに、内プレート4、5と外プレート9との間に、上記ピン1を囲繞するシールリング10が介装されている。【選択図】図1

Description

本発明は、多列スプロケット装置に歯合して動力を伝達するための多列チェーンに関するものである。
一般に、各種の産業用機械や運輸用機械等においては、動力源となるエンジン等からの大きな回転トルクを後段の機器類に伝達するために、当該エンジン等の出力軸に一体的に連結された多列スプロケット装置と、上記機器類側の入力軸に連結された多列スプロケット装置の各々のスプロケット間に掛け渡される多列チェーンが用いられている。
図4および図5は、従来のこの種の2列チェーンを示すもので、図中符号20が内リンクユニットである。この内リンクユニット20は、平行に配置された一対のブシュ21の外周にローラ22が回動自在に外装されるとともに、ブシュ21の両端部に内プレート23が固定されて一体化されたものである。
そして、この2列チェーンにおいては、内リンクユニット20が、チェーンの延在方向に1列のチェーンを形成するべく複数配置されるとともに、これがチェーンの幅方向に互いの内プレート23を対向させて2列配置されている。また、上記2列間には、上記延在方向に隣接する内リンクユニット20の内プレート23同士を連結する中間プレート24が配置され、各列の外側には、中間プレート24と同様に上記延在方向に隣接する内リンクユニット20の内プレート23同士を連結するための外プレート25が配置されている。
さらに、これら2列に配された内リンクユニット20の内プレート23およびブシュ21並びに列間の中間プレート24内には、上記チェーンの幅方向にピン26がすきまばめにて挿通されている。そして、ピン26の両端部が外プレート25にしまりばめおよびカシメによって固定されることにより、この2列チェーンが一体化されている。
上記構成からなる2列チェーンは、各チェーン列のローラ22間に、上記スプロケットの歯が歯合されることにより、当該スプロケット間に掛け渡されて使用に供される。
なお、下記特許文献1にも、同様の多列チェーンの構成が開示されている。
特開2008−286289号公報
ところで、上記構成からなる多列チェーンにおいては、スプロケット間を走行する際に、スプロケットからローラ22を介して内リンクユニット20に作用する引張荷重が、ピン26を介して内リンクユニット20同士を連結する外プレート25に伝達されるために、ピン26の外周面とブシュ21の内周面との間に、相対的な摺動による磨耗が生じることになる。
このため、通常、組み立て時にピン26の外周面とブシュ21の内周面との間にグリースを注入しているが、このグリースは、使用期間中に、徐々にブシュ21の両端部から内プレート23と外プレート25との間および内プレート23と中間プレート24との間を介して外部へ飛散してしまう。
また、特に洗浄機等の産業用機械においては、ピン26の外周面とブシュ21の内周面との間に微小異物が混入して上記磨耗を促進させるおそれもある。
そこで、これらの欠点を解消するべく、従来から図6示すように、ピン26の外周面とブシュ21の内周面との間を完全に封じるために、ブシュ21の両端部において、内プレート23と外プレート25との間にピン26を囲繞するシールリング27を介装するとともに、内プレート23と中間プレート24との間にも同様にピン26を囲繞するシールリング28を介装する要請がある。
ところが、上記シールリング28を介装すると、必然的に横ピッチPが図4に示した2列チェーンにおける横ピッチPよりも大きくなり、この結果、図4に示した2列チェーンにおいて用いていた標準仕様(JIS規格品)のスプロケットを用いることが出来なくなってしまう。このため、上記スプロケットを上記ピッチPに合致した特注品とする必要があり、コストの高騰化を招いてしまうという問題点が生じていた。また、既存設備における一般チェーンからシールチェーンへの変更は、寸法による物理的制約により不可能なケースも少なからずあった。
また、多数のシールリング27、28を設ける必要があるために、部品点数も増加して、部品管理や組み立て作業にも手間を要するという問題点もあった。さらに、この種の2列チェーンにあっては、各列に作用する引張力の変動によって生じる曲げ力やねじり力に対して、幅方向に貫通するピン26のみによって抗しているために、機械的強度に劣るという問題点もあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、従来の2列チェーンにおける横ピッチを変化させることなくピンの外周面とブシュの内周面との間を両端部側から封じることができるとともに、曲げやねじれに対する機械的強度も向上させることができる多列チェーンを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明に係る多列チェーンは、多列チェーンの幅方向に配置されたピンが上記チェーンの延在方向に等間隔をおいて複数本配置され、各々の上記ピンに、上記多列の内リンクユニットに跨る長さ寸法を有する円筒状のブシュが相対的に摺動自在に外装されるとともに、スプロケットが挿入可能な間隔をおいて対向配置されて内リンクユニットの一部を構成する一対の内プレートが上記幅方向に複数対配置され、各々隣接する2本の上記ブシュが挿通されて当該ブシュに固定されるとともに、上記列間において上記延在方向に隣接する上記内プレートが中間プレートによって連結され、かつ上記ピンの上記幅方向の両端部に上記中間プレートと対向する外プレートが配置されて当該ピンに固定されるとともに、上記内プレートと上記外プレートとの間に、上記ピンを囲繞するシールリングが介装されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記多列が2列であり、かつ上記複数列が2列であるとともに、上記内プレート間に位置するブシュの外周には、円筒状のローラが相対的に摺動自在に外装されていることを特徴とするものである。
請求項1または2に記載の発明によれば、ピンの外周に摺動自在に外装されるブシュを、複数列のチェーンに跨る長さ寸法に形成するとともに、内プレートと外プレートとの間に、上記ピンを囲繞するシールリングを介装しているために、部品点数を増加させることなく複数列にわたってピンの外周面とブシュの内周面との間を封じることができる。
この結果、従来の多列チェーンと同じ横ピッチPに設定することができ、よって従来と同様に標準規格のスプロケットを用いることができる。または、既設のスプロケットを交換することなく、そのまま使用することが可能になる。
加えて、ブシュを複数列のチェーンに跨る長さ寸法に形成しているために、ピンとの協働により、曲げ力やねじり力に対して、より高い機械的強度を得ることができる。
本発明の一実施形態を示す要部を断面視した正面図である。 図1の側面図である。 図1のA部の拡大図である。 従来の2列チェーンを示す要部を断面視した正面図である。 図4の側面図である。 従来の他の2列チェーンを示す要部を断面視した正面図である。
図1〜図3は、本発明に係る多列チェーンを2列チェーンに適用した一実施形態を示すものである。
図1〜図3において、符号1はピンである。このピン1は、長さ寸法が2列チェーンの幅寸法に形成されたもので、当該2列チェーンの延在方向に当間隔をおいてチェーンの長さ寸法に対応する本数が配置されている。
そして、このピン1の外周には、2列の内リンクユニット2a、2bの長さ寸法を有する円筒状のブシュ3がピン1の外周面に相対的に摺動自在に外装されている。さらに、上記延在方向に隣接する2本のブシュ3は、スプロケットが挿入可能な間隔をおいて対向配置された2組の内プレート4、5によって連結されている。ちなみに、これら1対の内プレート4および内プレート5は、各々1列目の内リンクユニット2aおよび2列目の内リンクユニット2bを構成する部材で、上記延在方向に間隔をおいて穿設された2つの貫通孔に、各々ブシュ3がしまりばめによって挿入されることにより当該ブシュ3に固定されている。
また、内プレート4間および内プレート5間に位置するブシュ3の外周には、円筒状のローラ6が相対的に摺動自在に外装されている。また、2列の内リンクユニット2a、2b間には、チェーンの延在方向に隣接する内プレート4同士を連結するための中間プレート7と、隣接する内プレート5同士を連結するための中間プレート8とが配置されている。
そして、中間プレート7、8に間隔をおいて穿設された2つの貫通孔に、隣接する内プレート4、5に挿通されているブシュ3がすきまばめにて挿通されている。さらに、ピン1の両端部には、中間プレート7、8と対向するようにして外プレート9が配置され、各外プレート9に穿設された貫通孔にピン1がしまりばめによって挿通されてカシメにより外プレート9に固定されている。
ここで、ピン1の外周面とブシュ3の内周面との間には、組み立て時にグリースが注入されており、内プレート4、5と外プレート9との間には、ピン1の外周を囲繞するシールリング10が介装されている。
上記構成からなる2列チェーンによれば、ピン1の外周に摺動自在に外装されるブシュ3を、2列の内リンクユニット2a、2bの幅方向の寸法に形成するとともに、内プレート4、5と外プレート9との間に、ピン1の外周を囲繞するシールリング10を介装しているために、部品点数を増加させること無く、幅方向の全長にわたってピン1の外周面とブシュ3の内周面との間を封じることができる。
これにより、図4に示した従来の多列チェーンと同じ横ピッチPに設定することができ、よって従来と同様に標準規格のスプロケットを用いることができる。
しかも、ブシュ3を2列の内リンクユニット2a、2bに跨る長さ寸法に形成しているために、ピン1との協働により、曲げ力やねじり力に対して、より高い機械的強度を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、本発明に係る多列チェーンを、内リンクユニット2a、2bが並列的に一体化された2列チェーンに適用した場合に付いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3段以上の多列チェーンにも同様に適用することができる。
また、本実施形態においては、ブシュ3の外周にローラ6を設けたローラチェーンに適用した場合に付いて示したが、上記ローラを備えていないブシュチェーンにも同様に適用することが可能である。
1 ピン
2a、2b チェーン
3 ブシュ
4、5 内プレート
7、8 中間プレート
9 外プレート
10 シールリング

Claims (2)

  1. 多列チェーンの幅方向に配置されたピンが上記チェーンの延在方向に等間隔をおいて複数本配置され、各々の上記ピンに、上記多列の内リンクユニットに跨る長さ寸法を有する円筒状のブシュが相対的に摺動自在に外装されるとともに、
    スプロケットが挿入可能な間隔をおいて対向配置されて内リンクユニットの一部を構成する一対の内プレートが上記幅方向に複数対配置され、各々隣接する2本の上記ブシュが挿通されて当該ブシュに固定されるとともに、上記列間において上記延在方向に隣接する上記内プレートが中間プレートによって連結され、かつ上記ピンの上記幅方向の両端部に上記中間プレートと対向する外プレートが配置されて当該ピンに固定されるとともに、上記内プレートと上記外プレートとの間に、上記ピンを囲繞するシールリングが介装されていることを特徴とする多列チェーン。
  2. 上記多列は2列であり、かつ上記複数列は2列であるとともに、上記内プレート間に位置するブシュの外周には、円筒状のローラが相対的に摺動自在に外装されていることを特徴とする請求項1に記載の多列チェーン。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005076883A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Borgwarner Inc 改良型サイレントチェーン
JP2011069435A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Tsubakimoto Chain Co チェーン伝動装置
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