JP5973672B2 - パケット交換ネットワーク上での時刻及び周波数の配信のための保護スキームとして一方向シグナリングモードから双方向シグナリングモードへ切り替えるための方法 - Google Patents

パケット交換ネットワーク上での時刻及び周波数の配信のための保護スキームとして一方向シグナリングモードから双方向シグナリングモードへ切り替えるための方法 Download PDF

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Description

本発明は、一般に、PSNと呼ばれるパケット交換ネットワークを含む通信システムとそのようなネットワークにおける時刻配信とに関する。より正確には、本発明は、特に、機器内で、又は時刻の配信に関連する情報転送に影響を与えるネットワークの経路上で、障害が発生した場合に、時刻の正確な配信を管理するための方法に関する。主な態様において、本発明は、IEEE標準1588−2008のピア遅延メカニズムで障害が発生した場合の時刻配信及び遅延測定の補正動作に関連する。
パケット通信ネットワーク内で、所与のネットワークノード/要素(例えば、ルータ又はスイッチ)上に、このネットワーク要素の滞留時間、即ち、そのようなネットワーク要素を渡って着信する種々の同期パケットによって被る遅延を考慮することを目指す特定の機器又は装置(以下、透過クロックと呼ばれる)を実装することが知られており、この遅延は、「伝送遅延(transit delays)」とも呼ばれる。
透過クロックは、以下、それぞれ「マスタ(Master)」及び「スレーブ(Slave)」と呼ばれる、所与のマスタクロックとスレーブクロック又はマスタポートとスレーブポートのペアの間の通信経路に沿って、それぞれのネットワーク要素、例えば、ルータ又はスイッチ上に実装される。透過クロックは、前記通信経路に沿ってマスタからスレーブへ時刻基準を配信することを目的として、同期タイムスタンプパケットを交換する。
時刻制御パケットを伝達することに基づいて、透過クロックは、デフォルトにより、関連付けられるネットワーク要素の滞留時間を測定し、スレーブに通知することができ、前記透過クロックは、エンドツーエンド透過クロックと呼ばれる。透過クロックが近隣の経路遅延も測定することができる場合(前記測定方法は、ピア遅延メカニズムと呼ばれる)、この透過クロックは、ピアツーピア透過クロックと呼ばれる。
ピアツーピア透過クロックの所与のペアは、これらがピア遅延メカニズムに関して互いにピアである場合、「隣接する(adjacent)」と言われる。2つのそのような隣接するピアツーピア透過クロックは、ネットワーク物理「リンク(link)」を介して直接接続されることができ、又は、ネットワークリンク及びネットワーク要素の連続する組み合わせから構成されるネットワーク「経路(path)」によって分離されることができる。本文書の残りの部分において、「経路」という用語は、リンク、即ち、単一のリンクから構成される経路を指すためにも使用される。
透過クロック及び時刻制御パケットを実装する方法の一例として、Institute of Electrical and Electronics Engineers (IEEE)の、高精度時刻プロトコルリリース2バージョン又はPTPV2とも呼ばれる、標準IEEE1588V2が考慮され得る。
本説明において、透過クロックTCは、IEEE1588V2標準に定義されるように、ピアツーピア透過クロック(P2P TC)であり得る。
マスタとスレーブとの間の全ての考え得る中間ネットワーク要素がP2P TCに関連付けられる完全なP2P TC配備の特定の場合において、P2P TC動作がマスタとスレーブとの間の正確に同期された周波数及び/又は時刻を保証できないとき、時刻(又は周波数)の配信は、影響を受ける。従って、補正アクション及び積極的なアクションが、P2P TC障害、特に、ピア遅延メカニズムに関連する障害に対処するために必要とされる。
本文書において、P2P TCの完全な又は部分的な配備を有するネットワークアーキテクチャは、P2Pネットワークアーキテクチャと呼ばれる。同様に、ネットワーク要素がP2P TCによってサポートされる場合、「ネットワーク要素(network element)」という用語と、「ピアツーピア透過クロック(peer−to−peer transparent clock)」という用語とは、互換的に使用される。
図1は、マスタ106とスレーブ108との間のエンドツーエンド同期経路上の経路遅延測定を確保するP2P TCを備えるP2Pネットワークアーキテクチャを表す。
考慮されるセグメントにつき1つのピア遅延インスタンスが描かれるが、所与の経路遅延は、2つのピア遅延インスタンスによって2回測定されてもよく、各測定インスタンスは、考慮される経路を線描する隣接するP2P TCのうちの一方又は双方によってトリガされる。しかし、この的を絞った冗長動作モードは、特に、以下を考慮する際に強固な問題に見舞われる:
− これらの2つの測定インスタンスの目的:同じ経路について、これらの2つの測定インスタンスは、PTPV2標準によって課される規則に同期パケット伝送方向が相対的に変化する場合を含めることを目的とする。
− 関係する双方のポートが、メッセージを生成することができなければならないこと。これは、一方の側で障害が発生する場合、例えば、一方のポートがメッセージを生成することができない場合、双方のインスタンスが障害を起こすことを意味する。
P2Pネットワークアーキテクチャ内で交換されるメッセージは、ネットワーク要素間で同期データ及び/又は時刻配信情報を共有することを目的とする種々のフィールドを含む。そのようなメッセージは、例えば、IEEE1588V2標準で定義されるようなSYNCメッセージとすることができる。メッセージ内の1つのフィールドは、P2Pネットワークアーキテクチャにおいて特に使用され、IEEE1588V2標準で定義されるように「訂正フィールド(correction field)」と呼ばれる。
P2Pネットワークアーキテクチャにおいて交換されるメッセージの訂正フィールドのセマンティックは、最大で3つの値を累積し得る:
− ネットワーク要素(NE)伝送遅延(滞留時間)、
− 平均経路遅延、及び、
− 経路遅延非対称。
そのようなアーキテクチャの所与のピア遅延メカニズム内で障害が発生する場合、(時刻配信方向に関して)下流のP2P TCは、完全な(FULL)障害状態にあるものとして宣言されなければならないのに対して、その残りの興味深い能力のうちの幾つかは、時刻配信(例えば、NE残留時間測定)をサポートするためになお維持され得る。
図1は、各NE104、104、104における関連付けられるピアツーピア透過クロック(P2P TC)102、102、102を表す。隣接経路遅延情報の測定値を提供するピア遅延メカニズムは、SYNCメッセージの訂正フィールドCFに、前記経路遅延情報及び各NEにわたる伝送遅延を累積することを可能にする。
ネットワークリンク112は、ネットワークパケットを搬送する物理リンクに対応する。エンドツーエンド経路111は、同期メッセージをSYNCメッセージ、Pdelay_response、Pdelay_Req等として搬送するエンドツーエンド同期経路に対応する。
ピア遅延メカニズムは、双方向のメッセージ交換120及び130を伴う。
ピア遅延メカニズムにおいて障害が発生している、障害が発生したP2P TCを考慮すると、これは、再構成及び保護スキームを駆動させ、結果として、非最適かつ費用対効果の低い解決策に陥る。
より具体的には、P2P TCのチェーン内で障害が発生したピア遅延メカニズムを効率的に管理するための確定されたメカニズムが存在しない。
現在のところ、障害が透過クロック自体によって内部的に検出される場合、反応的/積極的な動作が実行され得る。
1つの解決策は、障害を検出し、マスタとスレーブとの間のエンドツーエンド同期経路を、バックアップエンドツーエンド同期経路のような別の有効な経路に置換することにある。
図2は、各個々の経路遅延が測定され得るバックアップエンドツーエンド同期経路110が識別及び起動される、そのような解決策を表す。
障害を、この障害イベントの特異性を正確にアドバタイズすることなく、エンドツーエンド同期経路上の関連するスレーブ108に通知することを可能にするメカニズムも存在する。
このアドバタイズメントは、障害が発生した透過クロックを回避し、バックアップ経路110の選択をトリガするためのスレーブ中心のアプローチ(エンドツーエンド同期経路の再構成がスレーブによって駆動されることを意味する)を可能にする。図2において、バックアップ経路は、NE104、104、104、104のセットを含み、これらはそれぞれTC102、102、102、102に関連付けられる。
この解決策は、2つの主な欠点を有する:
・ この解決策は、同期信号をバックアップ経路上で切り替えることを考慮するが、これは常に可能とは限らない。例えば、利用可能なバックアップ経路が存在しない場合、PTPV2トラフィックをパックアップ経路に切り替えることは、前者が帯域内にあり、ユーザのデータトラフィックと混合されていることを意味するため、許容されない。
・ この解決策は、特定の部分的な障害イベントのアナウンスを考慮しない。これは、この解決策が完全な障害状態のアナウンスのみを考慮することを意味する。
第2の解決策は、各NE及び関連付けられるTCにおいて内部冗長性を配備することにある。内部冗長性が使用され得ることは、追加的な保護スキームがローカルで使用され得ることを意味する。PTPV2ベースの経路遅延測定が失敗する場合、この測定動作は、別の内部モジュールによって実行され得る。
本質的には、この解決策は、幾つかの実装制約を課し、費用対効果が高くない。
実際に、これらのアプローチは、内部的な透過クロックの冗長性及び切り替え手続きのプロビジョニングを必要とし、これは、透過クロック自体の費用、及び/又は有意な再構成時間を増加させる。なぜなら、同期マネージャは、一般に、ネットワークコアレベルの中央局に通常位置するリモート要素であるためである。
そのような有意な再構成時間は、さらなるスレーブ要件(例えば、周波数安定性、位相トランジェントフィルタリング)を伴い、従って、その追加的な費用を伴う。
障害が発生した/障害が発生中の透過クロック自体によって障害が内部的に検出されない場合、透過クロックの周波数偏差を制御するために、基準クロックが使用され得る。この基準クロックは、ローカルに、即ち、透過クロック内若しくは関連付けられるネットワーク要素内に組み込まれてもよいし、リタイミングされたビットストリームなどの外部の同期信号を通じて利用可能となってもよい。この場合において、ロックシステムは、リタイミングされた信号によって搬送される周波数と透過クロックの局部発振器によって生成される周波数との間の如何なる偏差も検出することが可能であり得る。
残念ながら、これらの方法も、例えば、位相ロックループなどのハードウェア要素において、追加的な費用を必要とする。
障害検出の場合ホールドオーバモードが実装される場合、ホールドオーバモードは、スレーブレベルにおいてトリガされ、これは、時間の進行がスレーブの発振器周波数の安定性によって駆動されることを意味する。この振る舞いは、長期のホールドオーバに関連しない。例示として、2つの高品質/高価なクロック(即ち、プライマリ基準クロック − ITU−T G.811特性)の間の時差は、既に、一日につき2μsある。典型的なスレーブクロックは、これらの一級のクロックからかけ離れている。
欧州特許出願公開第2367309号明細書
IEEE1588V2標準 ITU−T G.811
本発明の1つの目的は、現在技術状況の不都合のうちの少なくとも幾つかを克服することである。本発明の一実施形態は、ピア遅延メカニズムを無効化する障害が発生した、2つのピア隣接ネットワーク要素間の経路遅延を測定することを可能にする。本発明は、ネットワークの2つのネットワーク要素(NE)間のピア遅延メカニズムを無効化する障害イベントが発生する場合に、P2P透過クロックアーキテクチャのための動作保護スキームを補正動作によって改善する。
本発明の目的は、パケット伝送を可能にする複数のネットワーク要素を含むパケットネットワークにおいて時刻の正確な配信を管理するための方法であって、パケットネットワークが、NEと呼ばれる少なくとも1つのネットワーク要素において実装される、P2PTCと呼ばれるピアツーピア透過クロックを含む、方法を提供することである。ピアツーピア透過クロックは、少なくとも、ネットワーク要素に隣接する経路の遅延及び前記パケットネットワークの各トラバースされるネットワーク要素(NE)内のタイムスタンプパケットのNE滞留時間を測定及び訂正するために使用される。透過クロックハードウェアサポートは、ネットワークにおいてピア遅延メカニズムを実装する2つの連続する要素間のローカル遅延測定メカニズムを可能にし、エンドツーエンド同期経路は、ネットワーク要素の第1のセット及びこれらに関連付けられた透過クロックを含み、マスタ要素及びスレーブ要素は、ネットワーク要素の第1のセットを通じて一方向シグナリングを実装する。
本方法は:
・ 第1の要素によって、ローカル遅延測定メカニズムにおける、前記第1の要素の上り経路の遅延測定を無効化する障害イベントを検出するステップと、
・ 障害イベントを検出する場合、第1の要素によって、第1の標識を生成するステップと、
・ 第1のネットワークエンティティによって第1の標識を受信するステップと、
を含む。
好適な実施形態において、本方法は:
・ マスタからスレーブへの、SYNCメッセージと呼ばれる第1のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第1のエンドツーエンド伝送遅延をスレーブによって測定するステップと、
・ 第1のネットワークエンティティによって双方向シグナリングモードを要求することを開始するステップであって、要求は、スレーブからマスタへの第2のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第2のエンドツーエンド伝送遅延を測定するために、同じエンドツーエンド同期経路上のスレーブからマスタへの一方向性の上り方向において、DELAY_REQメッセージと呼ばれる少なくとも第2のタイムスタンプパケットの生成を可能にする、開始するステップと、
・ 第1のエンドツーエンド伝送遅延と第2のエンドツーエンド伝送遅延とを比較することによって、第1の要素の上り経路の経路遅延を算出するステップと、
を含む。
本発明の方法は、経路遅延の以前に算出された値を、障害が発生したPTP TCへ通信することも可能にする。本方法は、経路遅延の以前に算出された値の送出後に、一方向シグナリングモードへ切り替えて戻すことも可能にする。算出された経路遅延の送出は、第1のネットワークエンティティによって送信され得る。
有利には、ローカル遅延測定メカニズムが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるPTPプロトコルのピア遅延メカニズムである。
有利には、第1のエンティティが、エンドツーエンド同期経路のスレーブである。
有利には、双方向シグナリングモードを要求するステップが、双方向シグナリングモードを起動するために、スレーブからマスタへの同期メッセージ又は管理メッセージの送出を含む。
有利には、第1のエンティティが、同期マネージャSM及びネットワークマネージャNMを含むネットワーク事業者設備NOFである。
有利には、双方向シグナリングモードを要求するステップが、スレーブとマスタとの間で双方向シグナリングモードを起動するために、同期マネージャからスレーブ及びマスタへの管理メッセージの送出を含む。
有利には、標識を生成するステップが、第1のスタンプパケットの特定のフィールドの値を第1の要素によって更新することを少なくとも含む。
有利には、第1のタイムスタンプパケットのデータの特定のフィールドが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなSYNCメッセージの特定のタイプ長値TLV(型(Type)、 長さ(Length)、 値(Value))拡張フィールドによってサポートされる。
有利には、第1のタイムスタンプパケットのデータの特定のフィールドが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなSYNCメッセージのヘッダの特定のフィールドによってサポートされる。
有利には、タイムスタンプパケットが、エンドツーエンド同期経路に沿った、前記パケットの累積された伝送遅延を示す、CFと呼ばれる訂正フィールドを少なくとも含み、訂正フィールドは、第1のセットの各ネットワーク要素によってインクリメント値だけ更新され、各インクリメント値は、2つの隣接するネットワーク要素間の経路遅延di及びトラバースされるネットワーク要素の滞留時間の関数であり、インクリメント値の経路遅延の値は、ピア遅延メカニズム障害が発生する場合に、第1の要素によってゼロに設定される。
有利には、第1のタイムスタンプパケットが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなSYNCメッセージであり、第2のパケットが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなDELAY_REQメッセージであり、各々の以前のメッセージが、それぞれマスタからスレーブへの及びスレーブからマスタへのエンドツーエンド同期経路について、それぞれCF(SYNC)及びCF(DELAY_REQ)と定義される訂正フィールドを有する。
有利には、欠損経路遅延(d2)が、以下の方程式:
d2=[TD1+TD2−CF(SYNC)−CF(DELAY_REQ)]/2
によって算出される。
ただし、TD1は、マスタ106からスレーブ108への、SYNCメッセージと呼ばれる第1のタイムスタンプパケットのエンドツーエンド伝送遅延である;
ただし、TD2は、スレーブ108からマスタ106への、DELAY_REQメッセージと呼ばれる第2のタイムスタンプパケットのエンドツーエンド伝送遅延である。
第2のタイムスタンプパケットは、双方向シグナリングモードのおかげで、第1のタイムスタンプパケットと同じエンドツーエンド同期経路上で伝送される。
TD1及びTD2は、以下の説明においてより詳細に説明される。
本発明の別の目的は、パケットネットワークにおいて同期障害を検出及び管理するためのスレーブであって、障害は、2つの隣接するネットワーク要素間のローカル遅延測定メカニズムを無効化し、2つの隣接するネットワーク要素は、マスタと前記スレーブとの間のエンドツーエンド同期経路を定義するネットワーク要素のセットのうちの一部である、スレーブを提供することである。
前記スレーブは、
・ 同期障害によって影響を受ける第1のネットワーク要素を識別することであって、第1のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の上流の隣接するネットワーク要素の経路遅延を測定することができない、識別することと、
・ マスタ(106)からスレーブ(108)への第1のタイムスタンプパケット(SYNC)の伝送遅延に対応する第1のエンドツーエンド伝送遅延(TD1)を測定することと、
・ 双方向シグナリングモードを要求することを開始することであって、要求は、スレーブ(108)からマスタ(106)への第2のタイムスタンプパケット(DELAY_REQ)の伝送遅延に対応する第2のエンドツーエンド伝送遅延(TD2)を測定するために、同じエンドツーエンド同期経路上のマスタ(108)へ向かう一方向性の上り方向において少なくとも第2のタイムスタンプパケット(DELAY_REQ)の生成を可能にする、開始することと、
・ 第1のエンドツーエンド伝送遅延(TD1)と第2のエンドツーエンド伝送遅延(TD2)とを比較することによって、第1の要素(104、102)の上り経路(120)の経路遅延(d2)を算出することと、
を可能にする。
有利には、スレーブは、本方法のステップの達成を可能にする。
本発明の別の目的は、パケットネットワークにおいて同期障害を検出/キャプチャ及び管理するための同期マネージャSMであって、同期障害は、ピア遅延メカニズム障害に対応し、障害は、2つの隣接するネットワーク要素間のローカル遅延測定メカニズムを無効化し、2つの隣接するネットワーク要素は、マスタとスレーブとの間のエンドツーエンド同期経路を定義するネットワーク要素のセットのうちの一部であり、スレーブは、マスタからスレーブへの第1のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第1のエンドツーエンド伝送遅延を測定することができる、同期マネージャSMを提供することである。
前記同期マネージャは、
・ 同期障害によって影響を受ける第1のネットワーク要素を識別することであって、第1のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の上流の隣接するネットワーク要素の経路遅延を測定することができない、識別することと、
・ 双方向シグナリングモードを要求することを開始することであって、要求は、スレーブからマスタへの第2のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第2のエンドツーエンド伝送遅延を測定するために、同じエンドツーエンド同期経路上のマスタへ向かう一方向性の上り方向において少なくとも第2のタイムスタンプパケットのスレーブによる生成を可能にする、開始することと、
・ 第1のエンドツーエンド伝送遅延と第2のエンドツーエンド伝送遅延とを比較することによって、第1の要素の上り経路の経路遅延を算出することと、
を可能にする。
本発明のこれら及び他の態様は、図面への参照を行いつつ、以下に説明される実施形態を参照することで、明白となり、解明されるであろう。
現行の解決策において使用される種々のNE及びP2P TCを通じたスレーブとマスタとの間のエンドツーエンド同期経路を例示する図である。 障害が発生する場合に、バックアップエンドツーエンド同期経路を再構成することによる、現在技術状況の解決策を例示する図である。 P2P透過クロックアーキテクチャのピア遅延メカニズムを例示する図である。 ある経路が障害をひきおこしている、図1のパケットネットワークを例示する図である。 欠損ローカル経路遅延の測定を可能にする、エンドツーエンド同期経路に沿った双方向シグナリングモードがスレーブによって開始される(スレーブ中心のアプローチ)、本発明の方法の第1の実施形態を例示する図である。 欠損ローカル経路遅延の測定を可能にする、エンドツーエンド同期経路に沿った双方向シグナリングモードが同期マネージャによって開始される(同期マネージャ中心のアプローチ)、本発明の方法の第2の実施形態を例示する図である。
以下の説明において、PSNは、「パケット交換ネットワーク(Packet Switched Network)」を定義する。高精度時刻プロトコル(Precise Time Protocol)は、「PTP」と呼ばれ、IEEE1588v2標準を参照する。
そのような関連する同期アーキテクチャにおいて、マスタクロックとスレーブクロックとのペア間の通信経路に沿った、NEと呼ばれる幾つかのネットワーク要素は、各々TCを実装する。
完全なP2P配備では、各NEがTCに関連付けられる。NEは、例えば、ルータ又はスイッチであり得る。部分的な配備では、ネットワーク要素のうちの幾つかのみが、P2P TCに関連付けられる。
本発明は、完全なTC配備と部分的なTC配備との双方のアーキテクチャに関係する。
以下の説明において、下り方向は、マスタからスレーブへの方向を意味し、上り方向は、スレーブからマスタへの方向を意味する。
以下の説明において、「スレーブ」という用語は、スレーブ要素、スレーブポート又はスレーブクロックのいずれかに言及するために適用される。同じように、「マスタ」という用語は、マスタ要素、マスタポート又はマスタクロックに言及するために適用され得る。
図3は、P2P透過クロックアーキテクチャのピア遅延メカニズムを表す。このメカニズムは、ピア遅延メカニズムを実装する2つのポート間の経路遅延を測定することを可能にする。P2PTC、マスタポート及びスレーブポートなどである。この測定は、ピア遅延メカニズムを実装する双方のポートによって実施される。1つの経路を共有する双方のポートは、遅延測定を独立してトリガし、従って、双方のポートは、平均経路遅延とも呼ばれる経路遅延を知得する。2つのポート間の平均経路遅延は、2つのポート間の上流経路遅延と下流経路遅延との間の平均遅延である。遅延測定メカニズムは同期メカニズムから独立したプロセスであることを強調することが重要である。
経路遅延測定は、「Pdelay_Reqメッセージ」としても知られるP_REQメッセージを発行し、P_REQメッセージについてのタイムスタンプt1を生成するポート1から開始する。tP1は、第1の透過クロックTC1のポート1における時間スケールを表す。P_REQメッセージは、図1、図4、図5及び図6において矢印130によって表される。
ポート2は、P_REQメッセージを受信し、このメッセージについてタイムスタンプt2を生成する。ポート2は、「Pdelay_Respメッセージ」としても知られるP_RESPを返し、このメッセージについてタイムスタンプt3を生成する。tP2は、第2の透過クロックTC2のポート2における時間スケールを表す。P_REQメッセージは、図1、図4、図5及び図6において矢印120によって表される。
2つのポート間の任意の周波数オフセットに起因するエラーを最小限にするために、ポート2は、P_REQメッセージの受信後、できる限り迅速にP_RESPメッセージを返す。
IEEE PTPV2標準に従って、ポート2は:
・ タイムスタンプt2とt3との間の差をP_RESPメッセージ内で返すか、
・ タイムスタンプt2とt3との間の差を、「Pdelay_Resp_Follow_Upメッセージ」としても知られるP_RESP_Fup内で返すか、
・ タイムスタンプt2及びt3をP_RESPメッセージ内及びP_RESP_Fupメッセージ内で返す。ポート1は、P_RESPメッセージを受信すると、タイムスタンプt4を生成する。次いで、ポート1は、これらの4つのタイムスタンプを使用して、平均経路遅延を算出する。
IEEE1588V2において定義されるように、反対の通信方向を考慮しつつ、平均経路遅延を測定するために、ピア遅延メカニズムは、主に、P_REQメッセージ/P_RESPメッセージの交換から成る。
本発明の方法は、ワンステップモード、即ち、P_RESP_Fupメッセージを実装しないこと、又はツーステップモード、即ち、P_RESP_Fupメッセージを実装することに関連する。
ピア遅延メカニズムは、2つの隣接するNE間のローカル経路において双方向モードで実装される。図3の例では、2つの隣接するNEポート間のローカル経路において、P_REQメッセージは、1つの方向において伝送され、P_RESPメッセージは、別の方向において伝送される。
2つの隣接するP2P TC間の経路上で障害が発生する場合、ピア遅延メカニズムが無効化されるため、下流のP2P TCは、経路遅延を測定することができない。
図4は、障害200がP2Pメカニズムレベルにおいて発生している、図1のエンドツーエンド同期経路112を表す。P2Pメッセージ120及び/又は130は、正確に受信又は送出されない。障害がこのレベルにおいて発生する場合、メッセージ120及び/又は130は、ノード104及びノード104を結合する経路におけるローカル遅延測定メカニズムの適切な動作を保障しない。
その場合、ノード104及びその関連付けられるP2P TC102は、障害イベント200によって影響を受ける。
本発明の方法は、ノード104及びノード104から伝送されるメッセージ120の欠損経路遅延を取り出し、それに応じて同期メッセージを訂正することを可能にする。
2つのP2P TC間のピア遅延メカニズムにおいて障害が発生する場合、劣化したコンテキストがネットワークに出現する。これは、障害によって影響を受けた全てのスレーブが、これら自身のモードをホールドオーバモードに変更することを意味し、これは、ローカルクロックによる時刻のローカルな管理及び同期を含意する。
図5は、図1と同じ参照符号を有する、本発明の第1の実施形態を表す。第1の実施形態は、本発明のスレーブ中心のアプローチを表す。
図6は、本発明の同期マネージャ中心のアプローチを提供する、本発明の第2の実施形態を表す。
第1及び第2の実施形態は、異なるアプローチにおいて組み合わされてもよい。
図5を参照すると、パケットネットワークは、前記ネットワークの要素104、104、104を通じてデータパケットの伝送遅延を決定及び訂正するために、PTP透過クロック102、102、102を含む。
より正確には、各ネットワーク要素104iは、透過クロック102に関連付けられ、透過クロック102の機能は、主に、少なくとも1つのエンドツーエンド経路112を通じてマスタ106とスレーブ108との間で伝送されるタイムスタンプパケットのネットワーク要素における累積滞留時間を測定することにある。
第1及び第2の実施形態において、前記制御パケット及びマスタ106/スレーブ108のペアは、既述されたIEEE1588V2プロトコルに従って動作する。
透過クロック102、102、102の動作は、前記プロトコルIEEE1588V2に従って、ネットワーク内のパケットジッタ、即ち、パケット遅延変動(PDVs:Packet Delay Variations)、及び、「ネットワークノイズ」としてしばしば言及される、PDVによって誘発される通信経路遅延非対称を解決することについて専用であり、それによって、1つの方向(例えば、マスタ106からスレーブ108へ)における1つのPTPV2メッセージの通信遅延は、反対方向(例えば、スレーブ108からマスタ106へ)における関連するPTPV2メッセージ(即ち、同じシーケンス番号を有する)の遅延とは有意に異なり、これは、PSNに固有である(「双方向(two−ways)」アプローチ)。
さらに、1μsの精度よりも小さい時刻の正確な配信を目指して、経路遅延非対称は、知られているものと仮定される。
そのような経路遅延非対称の変動は、一般に、時間と共にゆっくり進行するため、この変動は、時刻精度に有意な影響を与えないことも留意される。これは、典型的には、光リンクについて当てはまり、遅延は、主に、光波長及び伝達長に依存する。ところで、双方の通信方向の同期信号は、一般に、同じ環境条件、例えば、温度変化を経験する。
従って、ピア遅延メカニズムの通常の動作条件において、個々の一方向性の経路遅延は、双方の通信方向において知られていると仮定される。
第1のステップを扱う、本発明の第1の態様によれば、本方法は、ネットワーク要素による障害検出を可能にする。障害の位置特定に応じて、少なくとも1つのネットワーク要素は、障害イベントを検出することができる。
種々の方法が、障害検出を可能にする。図3によれば、上述されたような期待されるメッセージ、即ち、P_REQ、P_RESP又はP_RESP_Fupがネットワーク要素によって受信されない場合、障害イベントを確認するために、警告が発せられ得る。
図5において、障害イベント200は、NE104とNE104との間の経路上で発生する。障害イベントは、NE104とNE104との間のピア遅延メカニズムを無効化する。P2P TC102は、障害イベントを検出することができる。
P2P TC102と102との間で障害200が発生する場合、本発明の方法は、102P2P TCが、第1のタイムスタンプパケットの少なくとも特定のフィールド内に第1の標識を生成することを可能にする。
標識は、SYNCメッセージのヘッダ内、又はSYNCメッセージのTLV内に生成され得る。
障害モードにあるP2P TCは、スレーブ又はネットワークマネージャ及び/又は同期マネージャにピア遅延メカニズムの障害を通知するために、SYNCメッセージ内に特定のエラー標識を生成する。
標識がスレーブへ送信される場合、これは、図5に表される第1の実施形態に対応する。
標識が、NMと呼ばれるネットワークマネージャ、又はSMと呼ばれる同期マネージャを含む、図6においてNOFと呼ばれるネットワーク事業者設備へ送信される場合、これは、図6に表される第2の実施形態に対応する。
この標識は、以下によってサポートされ得る:
・ SYNCメッセージ内の新たなTLV(型(Type)、 長さ(Length)、 値(Value))拡張子、又は、
・ SYNCメッセージのヘッダ内、例えば、制御フィールドなどの、ヘッダの非占有/未開発のフィールド、
・ 標識を搬送するために、専用メッセージも生成され得る。例えば、本発明の第2の実施形態が使用される場合、標識は、特定の管理メッセージによってサポートされ得る。
他の実施形態において、障害標識は、専用のアナウンスメッセージ又はフォローアップメッセージによってサポートされ得る。ただし、P2P TCは、P2P制御メッセージに対して透過的であり、これらは、各NEにおいて実装され得る。
作動中のピア遅延メカニズムを示すためにID=1、又は障害が発生したピア遅延メカニズムを示すためにID=0として、1ビットのIDフィールドが使用され得る。別のフィールドは、障害が発生したピア遅延ポートをアナウンスするために割り当てられ得る。
障害イベントを示す場合の標識は、エンドツーエンド同期経路の他のNE又は他のP2P TCによって変更されることができない。これは、スレーブ又は同期マネージャに障害イベントの位置特定を良好に伝送することを保障する。
この標識は、少なくとも2つの役割を有する。
第1の役割は、ピア遅延メカニズムについての障害イベントを示すことを含む。これは、影響を受けるスレーブ又は同期マネージャのいずれかに以下の目標を通知するための警告である「障害標識(failure indicator)」である:
・ 欠損経路遅延を算出するために、一方向モードから双方向モードへのシグナリングの変更を開始すること。
・ 障害の原因であるピア遅延ポートの位置を特定すること。
この警告信号に続いて、障害が発生したP2P TC102は、ネットワークノード102/104を通じて、経路遅延非対称As2及びSYNCメッセージの滞留時間などの知られている値を累積することを継続する。しかし、知られていない値d2は、以下で説明されるため、訂正フィールドにおいて考慮されない。
そのような障害イベントがペアP2P TCによって検出される場合、本発明の方法は、障害が発生した経路の経路遅延の値をゼロに設定して、SYNCメッセージの訂正フィールドをローカルに更新することを可能にする。
障害が発生したP2P TCによって発せられる障害警告標識に従って、スレーブは、d2が欠損していることを検出する。この後者は、ホールドオーバモードに移行し得る。いずれの場合でも、これは、d2に到達するための測定ステップとして、マスタと共同で双方向シグナリングモードをトリガする。
このシーケンスは、マスタが一方向モードと双方向モードとの間で「オンデマンドで(on demand)」切り替えることが可能であることを伴う。本発明の方法は、双方向モード要求を受け入れるために、マスタの特定の振る舞いを定義することを可能にする。
この振る舞いは、例えば、以下の種々の手法を使用することによってトリガされ得る:
・ ネットワークマネージャは、予め定義される管理計画によりマスタのモードを制御し得る。
・ DELAY_REQメッセージは、特定のコマンドをマスタに向けて伝送するために使用され得る。マスタは、モード切り替え手続きを適用するためにそのようなコマンドを考慮することが可能であり得る。
○ その場合、マスタは、DELAY_REQメッセージを受信しつつ、一方向/双方向への切り替えが必要とされることを検出し得る。
○ この手続きについて、影響を受けるP2P TCに欠損経路遅延が通知される場合、双方向モードから一方向モードへ切り替えて戻すために、特定のTLV拡張子が使用され得る。
この後者のTLVは、例えば、1ビットのフィールドの、タイムアウト又は必要とされるモードをセットアップするダイレクトコマンドであり得る。
・ IEEE1588V2標準のセクション16.1において描かれるユニキャストネゴシエーションメカニズムを使用することによる。例示として、REQUEST_UNICAST_TRANSMISSION TLVは、一方向モードと双方向モードとの間の切り替えのためのネゴシエーションをサポートするために拡張され得る。
この第1の実施形態において、スレーブ108は、受信メッセージの第1の標識を分析することによって、エンドツーエンド同期経路上の障害イベントを受信及び検出することが可能である。
欧州特許出願公開第2367309号において説明される方法も、障害イベントを検出するために使用され得る。
スレーブは、マスタからスレーブへの第1のタイムスタンプパケットの、TD1と呼ばれる、エンドツーエンド伝送遅延に対応する第1の遅延を測定する。
第1の実施形態において、スレーブは、双方向シグナリングモードを要求することを開始する。本発明の方法は、自動的な一方向/双方向モード切り替えメカニズムを可能にする。
この切り替え手続きは、訂正フィールド内に累積される値の適合化と組み合わされて、以下に説明されるように、欠損経路遅延を取り出すことを可能にする。
本方法は、スレーブ108からマスタ106への第2のタイムスタンプパケットのエンドツーエンド伝送遅延に対応する第2の遅延TD2を測定するために、同じエンドツーエンド同期経路上でスレーブ108からマスタ106への、Delay_Requestとも呼ばれる、DELAY_REQと呼ばれる、少なくとも第2のタイムスタンプパケットをスレーブが生成することを可能にする。このエンドツーエンド経路は、図5においてエンドツーエンド経路600によって表される。
第2の実施形態において、NMと呼ばれるネットワークマネージャに関連付けられる、SMと呼ばれる同期マネージャは、一方向モードから双方向モードへの切り替え手続きをトリガするために使用され得る。
この実施形態において、SMは:
・ スレーブによって、又は、
・ 障害が発生したP2P TCによって、P2Pメカニズムレベルにおける障害をアドバタイズされ得る。
次いで、SMは、障害イベントによって影響を受けた種々のスレーブ及びマスタに適当な管理メッセージを送信することによって、双方向モードをトリガすることができる。
図6において、ネットワーク管理メッセージは、ネットワークマネージャによって種々のネットワーク経路112’を通じて送信及び受信される。他方、同期管理メッセージは、異なる同期管理経路111’を通じて交換される。
経路600も図6において表される。なぜなら、ネットワークマネージャNM及びその関連付けられる同期マネージャSMが障害イベントを検出する場合、双方向モードの初期化が要求されるためである。双方向モードは、SM/NMからスレーブ108及びマスタ106へ指示される、エンドツーエンド経路600の確立を含む。
以下の段落では、欠損経路遅延を測定するための手法をより良く理解するために、種々のパラメータが定義される。
・ Diは、経路iの一方向性の下り遅延である。
・ Uiは、経路iの一方向性の上り遅延である。
・ diは、双方の通信方向を考慮した、個々の経路iの平均遅延を表す。
所与の時刻において:di=[Di+Ui]/2である。
・ Asiは、経路iの遅延非対称である。Asiは、PTPV2標準(セクション7.4.2)と同様に以下のように定義される:
○ Di=di+Asi
○ Ui=di−Asi
従って、Asi=[Di−Ui]/2である。
・ Ti_Sは、所与の時刻tにおけるノードiを通じたSYNCメッセージの伝送遅延を表し、SYNCメッセージのノードiを通じた滞留時間を意味する。
・ Ti_Rは、所与の時刻tにおけるノードiを通じたDELAY_REQメッセージの伝送遅延を表し、DELAY_REQメッセージのノードiを通じた滞留時間を意味する。
図4には、各個々の経路d1、d2、d3及びd4の平均遅延、及びこれらに関連付けられる遅延非対称As1、As2、As3及びAs4が表される。SYNCメッセージは、SYNCメッセージがルーティングされる各ノードにおいてSYNC(CF)と言及される。各滞留時間T1_S、T2_S、T3_Sも、図4に表される。
障害イベントのために、各ノードにおいて、関連付けられるP2P TCは、SYNCメッセージの訂正フィールドを、各々関連付けられる滞留時間Ti_S及び経路遅延diの現在の値で更新する。
さもなければ、CF(SYNC(t))は、スレーブによって受信されるSYNCメッセージに関連付けられる、知られている訂正フィールドである。CF(SYNC)は、遅延(SYNC(t))と記述され得る。マスタ106からスレーブ108へのタイムスタンプパケットのエンドツーエンド伝送遅延を考慮すると:
・ T1は、観測されるSYNCメッセージについてのマスタにおける送出タイムスタンプである。
・ T2は、観測されるSYNCメッセージについてのスレーブにおける受信タイムスタンプである。
TD1=T2−T1とすると、
・「オフセット(Offset)」は、時刻に依存する、マスタクロックとスレーブクロックとの間の時刻オフセットである。
図4を参照すると、ネットワークノード104及びP2P TC102に関連するピア遅延メカニズムにおいて障害が発生する場合、本方法は、障害後に時間と共に有意に変動し得るd2の値をPTPV2が測定することを防止する。しかしながら、d2の実際の値は、時刻同期のために一方向モード及びマルチキャストモードを維持すべく必要である。
障害イベントの直前、時刻は、t=t0−と称される。
CF(SYNC(t0−))は、障害イベントに先立って、スレーブによって受信されたSYNCメッセージの訂正フィールドである。これは、エンドツーエンド同期経路の全てのdi及びTi_Sを考慮する。
従って、値「オフセット」が知得される。
TD1は、マスタ106からスレーブ108への、SYNCメッセージと呼ばれる第1のタイムスタンプパケットのエンドツーエンド伝送遅延である。
以下の関係式が適用され得る:
TD1(t0−)=T2(t0−)−T1(t0−)=オフセット(t0−)+遅延(SYNC(t0−))
CF(SYNC(t0−))=(d1−As1)+(d2−As2)+(d3−As3)+(d4−As4)+T1_S+T2_S+T3_S+T4_S
ただし、[di;Asi]は、t=t0−とみなされる。
障害イベント前には、以下が成り立つ:
CF(SYNC(t0−))=遅延(SYNC(t0−))
従って:
(1)T2(t0−)−T1(t0−)=オフセット(t0−)+CF(SYNC(t0−))
障害イベントの直後(t=t0+)、時刻は、t=t0+と称される。
以下の関係式が適用され得る:
T2(t0+)−T1(t0+)=オフセット(t0+)+遅延(SYNC(t0+))
CF(SYNC(t0+))=遅延(SYNC(t0+))−d2(t0+)
従って:
(2)T2(t0+)−T1(t0+)=オフセット(t0+)+CF(SYNC(t0+))+d2(t0+)
CF(SYNC(t0+))は、障害イベント後にスレーブによって受信されるSYNCメッセージの訂正フィールドである。これは、d2経路遅延を除き、マスタからスレーブへのエンドツーエンド同期経路の全ての「di」及び「Ti_S」を考慮する。
障害の直後に、(t=t0+)d2は、SYNCメッセージCF(SYNC)のCorrection_Field内に累積されない。
障害がP2P TC102によって検出される場合、訂正フィールドは、P2P TCレベルにおいて更新されない。d2は、欠損しており、訂正フィールドのインクリメント値は、ノード102/104によってゼロに設定される。なぜなら、障害イベント200は、ピア遅延メカニズムを無効化し、この影響によって、d2は、この時点では前記ノードによって未知であるためである。
オフセットがt0−とt0+との間で一定、即ち、オフセット(t0+)=オフセット(t0−)であると仮定すると、本発明の方法は、d2が再び測定されないため、また、目標とされる時刻精度に対してd2の変動が有意となり得るためにd2が未知となる、ある時刻のd2値を推定することを可能にする。
(1)と(2)とを組み合わせて、オフセット(t0−)=オフセット(t0+)と仮定すると、
(1)T2(t0−)−T1(t0−)=オフセット(t0−)+CF(SYNC(t0−))
(2)T2(t0+)−T1(t0+)=オフセット(t0+)+CF(SYNC(t0+))+d2(t0+)
本発明の方法は、d2(T0+)を算出することを可能にする:
d2(t0+)=[T2(t0+)−T1(t0+)−CF(SYNC(t0+))]−[T2(t0−)−T1(t0−)−CF(SYNC(t0−))]
タイムオフセットがt0−とt0+との間で一定であることを考慮すれば、d2は、障害の直後のt=t0+において算出可能である。
オフセットの安定性の仮定が妥当ではないt=t1において、双方向モードが確立される。これは、マスタが双方向モード要求を受け入れ、以下のメッセージの双方がアクティブであることを意味する:
・ エンドツーエンド同期経路のマスタからスレーブへ下り方向において伝送されるSYNCメッセージ
・ エンドツーエンド同期経路のスレーブからマスタへ上り方向において伝送されるDELAY_REQメッセージ
1つの特定のDELAY_REQメッセージは、特定のSYNCメッセージに関連付けられる。SYNCメッセージがt1−に関連付けられる場合、DELAY_REQメッセージは、スレーブによるSYNCメッセージの受信の数ミリ秒直後のt1+に関連付けられる。
前述されたように、t1において、d2は欠損しており、SYNCメッセージ及びDELAY_REQメッセージの訂正フィールド内に累積されない。
従って:
(1)CF(SYNC(t1−))=遅延(SYNC(t1−))−d2
(2)CF(DELAY_REQ(t1+))=遅延(DELAY_REQ(t1+))−d2
TD2は、スレーブ108からマスタ106への、DELAY_REQメッセージと呼ばれる第2のタイムスタンプパケットのエンドツーエンド伝送遅延である。
・ T3は、観測されるDELAY_REQメッセージについてのスレーブにおける送出タイムスタンプである;
・ T4は、観測されるDELAY_REQメッセージについてのマスタにおける受信タイムスタンプである。
T4は、マスタからスレーブへ送信されるPdelay_Respメッセージと共にスレーブによって受信される。
そして、t=t1においてT1及びT2の同じ表記法を維持すると、PTPV2の方程式は、以下のように記述され得る:
(3)T2−T1=オフセット+遅延(SYNC(t1−))
(4)T4−T3=−オフセット+遅延(DELAY_REQ(t1+))
従って、(1);(3)及び(2);(4)を用いると、以下が成り立つ:
(5)T2−T1=オフセット+CF(SYNC)+d2
(6)T4−T3=−オフセット+CF(DELAY_REQ)+d2
最終的に、d2の算出を可能にする以下の関係式を得る:
d2(t=t1)=[(T2−T1)+(T4−T3)−CF(SYNC)−CF(DELAY_REQ)]/2
双方向シグナリングモードがトリガされる場合、エンドツーエンドSYNCメッセージ及びDELAY_REQメッセージの交換に関して、スレーブは、d2値を測定することができる。
しかしながら、回復プロセスの期間中、同期経路は双方向モードを可能にし、d2は欠損するものとして宣言され、これは、P2P TCが訂正フィールドのインクリメント値をゼロに設定することを意味する。回復フェーズの期間中、スレーブは、ホールドオーバモードのままである。
本方法は、障害が発生する場合にd2の欠損値の値を測定するステップを含み、d2の算出された値をノード104に関連付けられるP2P TC102に通信するステップを含む。
第1の実施形態において、スレーブは、d2の算出された値を、DELAY_REQシグナリングメッセージを通じて、障害が発生したP2P TCへ伝送する。
図5に示される第2の実施形態において、同期マネージャは、d2の算出された値を、障害が発生したP2P TCへ直接伝送する。
本発明の解決策を実装する種々の手法において、d2の算出された値は、種々の手法で伝送され得る。
・ 特定のTLVがこの目的のために割り当てられてもよい;
・ あるいは、DELAY_REQメッセージのCorrection_Fieldが、トラバースされたTCによって、書き込み不可能なフィールドの使用に関して使用されてもよい;
・ 最後に、第2の実施形態において図5に示されるように、スレーブは、障害が発生したTCへd2値を転送することができる管理プレーンへd2値を通信してもよい。
本発明の方法は、障害が発生したP2P TCによるd2の伝送及びd2の受信の後に一方向モードを回復することを可能にする。本発明の方法は、特に、ネットワークアーキテクチャ内の帯域幅を節約することを可能にする。
回復手続きを達成した後、スレーブは、ホールドオーバモードを抜け出て、ロックモードに戻る。
有利には、一方向から双方向への切り替え及び双方向から一方向への切り替えに関連するこの測定手続きを可能にする本発明の方法は、関連する経路の時間的な遅延の安定性に対して、即座に、又はある時刻の後に、トリガされ得る。
本発明の方法は、ピア遅延障害が解決されるまで、定期的に繰り返され得る。
ある動作条件において、一方向シグナリングモードは、SYNCメッセージのマルチキャスト伝送の使用を提案する。障害がP2Pメカニズムレベルにおいて発生する場合、障害が発生したP2P TCによって影響を受ける多数のスレーブが潜在的に存在する。
本発明の方法は、d2の測定手続きを適用するための唯一のスレーブの定義の管理を可能にする。ただし、影響を受ける全てのスレーブは、この回復ステップの期間中、ホールドオーバ状態のままである。「測定(measuring)」スレーブは、例えば、ネットワーク事業者によって指定され得る。
本発明の方法は、ピア遅延メカニズムレベルにおける障害を回復しつつ、P2P TCのための最適な保護スキームを提供することを目指す。
有利には、P2P TCによるd2の測定及び訂正動作は、協調的な一方向/双方向モードの切り替えにより、同期リソース節約を可能にして、管理及びメンテナンス動作を提供する。
有利には、本発明の方法は、リソースのプロビジョニング、リソースの割り当て、及び同期トポロジーの安定性の観点から幾つかの欠点を各々提示する、バックアップ経路の確立、内部冗長性の構築、長期のホールドオーバモードの実装などの幾つかの技法を回避することを可能にする。
本発明の方法は、現在技術状況の解決策よりも良好なリソースのプロビジョニング、リソースの割り当て、及び良好な同期トポロジーの安定性を可能にする。
本発明の種々の態様は、特に、スレーブレベルにおいて厳しい周波数要件及び時刻要件(マイクロ秒の精度)を示すモバイルネットワークアプリケーションに及ぶ。完全な透過クロックの配備は、そのような問題に取り組むための1つの実行可能なアプローチである。
上述されたように、この提案は、PSN内のあらゆるNE上に実装されるTCを仮定するが、実施形態に応じて、この「完全な配備(full deployment)」の実装は必要とされないことがある。

Claims (15)

  1. パケット伝送を可能にする複数のネットワーク要素を含むパケットネットワークにおいて時刻の正確な配信を管理するための方法であって、パケットネットワークは、少なくともつのネットワーク要素において実装されるピアツーピア透過クロックを含み、ピアツーピア透過クロックは、ネットワーク要素に隣接する経路の遅延及び前記パケットネットワークの各トラバースされるネットワーク要素内のタイムスタンプパケットのNE滞留時間を測定及び訂正するために、ローカル遅延測定メカニズムを可能にし、マスタ/スレーブエンドツーエンド同期経路は、ネットワーク要素の第1のセット及びこれらに関連付けられた透過クロックを含み、マスタ及びスレーブは、ネットワーク要素の第1のセットを通じて一方向シグナリングモードを実装し、方法は、
    ・ 第1の要素によって、ローカル遅延測定メカニズムにおける、前記第1の要素の上り経路の遅延測定を無効化する障害イベントを検出するステップと、
    ・ 障害イベントを検出する場合、第1の要素によって、第1の標識を生成するステップと、
    ・ 第1のネットワークエンティティによって、第1の標識を受信するステップと、
    ・ 第1のエンティティによって双方向シグナリングモードを要求することを開始するステップであって、要求は、スレーブからマスタへの第2のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第2のエンドツーエンド伝送遅延を測定するために、同じエンドツーエンド同期経路上のスレーブからマスタへの一方向性の上り方向において少なくとも第2のタイムスタンプパケットの生成を可能にする、開始するステップと、
    を含む、方法。
  2. 方法が、
    ・ マスタからスレーブへの第1のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第1のエンドツーエンド伝送遅延をスレーブによって測定するステップと、
    ・ 第1のエンドツーエンド伝送遅延と第2のエンドツーエンド伝送遅延とを比較することによって、第1の要素の上り経路のローカル経路遅延を算出するステップと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 方法が、
    ・ ローカル経路遅延の以前に算出された値を、障害が発生したP2P TCへ通信するステップと、
    ・ ローカル経路遅延の以前に算出された値の送出後に、一方向シグナリングモードへ切り替えて戻すステップと、
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. ローカル遅延測定メカニズムが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなPTPプロトコルのピア遅延メカニズムである、請求項1に記載の方法。
  5. 第1のエンティティが、エンドツーエンド同期経路のスレーブ(108)であり、双方向シグナリングモードを要求するステップが、双方向シグナリングモードを起動するために、スレーブからマスタへの同期メッセージの送出を含む、請求項2に記載の方法。
  6. 第1のエンティティが、エンドツーエンド同期経路のスレーブであり、双方向シグナリングモードを要求するステップが、双方向シグナリングモードを起動するために、スレーブからマスタへの管理メッセージの送出を含む、請求項2に記載の方法。
  7. 第1のエンティティが、同期マネージャ及びネットワークマネージャを含むネットワーク事業者設備であり、双方向シグナリングモードを要求するステップが、スレーブとマスタとの間で双方向シグナリングモードを起動するために、同期マネージャからスレーブ及びマスタへの管理メッセージの送出を含む、請求項2に記載の方法。
  8. 標識を生成するステップが、第1のスタンプパケットの特定のフィールドの値を第1の要素によって更新することを少なくとも含む、請求項1に記載の方法。
  9. 第1のタイムスタンプパケットのデータの特定のフィールドが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなSYNCメッセージの特定のTLV拡張フィールドによってサポートされる、請求項8に記載の方法。
  10. 第1のタイムスタンプパケットのデータの特定のフィールドが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなSYNCメッセージのヘッダの特定のフィールドによってサポートされる、請求項8に記載の方法。
  11. タイムスタンプパケットが、エンドツーエンド同期経路に沿った、前記パケットの累積された伝送遅延を示す訂正フィールドを少なくとも含み、訂正フィールドは、第1のセットの各ネットワーク要素によってインクリメント値だけ更新され、各インクリメント値は、2つの隣接するネットワーク要素間の経路遅延(di)及びトラバースされるネットワーク要素の滞留時間の関数であり、インクリメント値の経路遅延の値は、障害が発生する場合に、第1の要素によってゼロに設定される、請求項1に記載の方法。
  12. 第1のタイムスタンプパケットが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなSYNCメッセージであり、第2のパケットが、IEEE1588V2プロトコルにおいて定義されるようなDELAY_REQメッセージであり、各々の以前のメッセージが、それぞれマスタからスレーブへの及びスレーブからマスタへのエンドツーエンド同期経路について、それぞれCF(SYNC)及びCF(DELAY_REQ)と定義される訂正フィールドを有する、請求項1に記載の方法。
  13. 欠損経路遅延(d2)が、以下の方程式:
    d2=[TD1+TD2−CF(SYNC)−CF(DELAY_REQ)]/2
    によって算出される、請求項12に記載の方法。
  14. パケットネットワークにおいて同期障害を検出及び管理するためのスレーブであって、障害は、2つの隣接するネットワーク要素間のローカル遅延測定メカニズムを無効化し、2つの隣接するネットワーク要素は、マスタと前記スレーブとの間のエンドツーエンド同期経路を定義するネットワーク要素のセットのうちの一部であり、スレーブは、
    ・ 同期障害によって影響を受ける第1のネットワーク要素を識別することであって、第1のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の上流の隣接するネットワーク要素の経路遅延を測定することができない、識別することと、
    ・ 双方向シグナリングモードを要求することを開始することであって、要求は、スレーブからマスタへの第2のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第2のエンドツーエンド伝送遅延を測定するために、同じエンドツーエンド同期経路上のマスタへ向かう一方向性の上り方向において少なくとも第2のタイムスタンプパケットの生成を可能にする、開始することと、
    ・ マスタからスレーブへの第1のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第1のエンドツーエンド伝送遅延を測定することと、
    ・ 第1のエンドツーエンド伝送遅延と第2のエンドツーエンド伝送遅延とを比較することによって、第1の要素の上り経路の経路遅延を算出することと、
    ができる、スレーブ。
  15. パケットネットワークにおいて同期障害を検出及び管理するための同期マネージャであって、障害は、2つの隣接するネットワーク要素間のローカル遅延測定メカニズムを無効化し、2つの隣接するネットワーク要素は、マスタとスレーブとの間のエンドツーエンド同期経路を定義するネットワーク要素のセットのうちの一部であり、スレーブは、マスタからスレーブへの第1のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第1のエンドツーエンド伝送遅延を測定することができ、同期マネージャは、
    ・ 同期障害によって影響を受ける第1のネットワーク要素を識別することであって、第1のネットワーク要素は、第1のネットワーク要素の上流の隣接するネットワーク要素の経路遅延を測定することができない、識別することと、
    ・ 双方向シグナリングモードを要求することを開始することであって、要求は、スレーブからマスタへの第2のタイムスタンプパケットの伝送遅延に対応する第2のエンドツーエンド伝送遅延を測定するために、同じエンドツーエンド同期経路上のマスタへ向かう一方向性の上り方向において少なくとも第2のタイムスタンプパケットのスレーブによる生成を可能にする、開始することと、
    ・ 第1のエンドツーエンド伝送遅延と第2のエンドツーエンド伝送遅延とを比較することによって、第1の要素の上り経路の経路遅延を算出することと、
    ができる、同期マネージャ。
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