JP5972981B2 - マルチコアプラットフォームにおける制約ブート法 - Google Patents

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Description

本開示は、概してエレクトロニクスの分野に関する。より具体的には、本発明の一実施形態は、マルチコアプラットフォームにおける制約ブート法(constrained boot techniques)に関する。
いくつかのシステムは性能を上げるため複数の処理コアを有するプロセッサ(多コアシステムとも呼ぶ)を含んでいる。現在、これらのシステムのほとんどは、高い性能を提供することにフォーカスし、ある程度のレベルで構成されたパワーマネジメントは限定されている。例えば、これらの多コアシステムのいくつかは、コアごとのCx状態(per core Cx states)を実行する機能を有している。各C状態はあるレベルの機能性を示す。例えば、C0は、プロセッサが動作中であることを示す。C1は、プロセッサが命令は実行していないが、ほぼ瞬時に実行状態に戻れることを示す。C2は、プロセッサがすべてのソフトウェアビジブル(software-visible)情報を維持しているが、完全な実行状態に戻るにはより長い時間がかかることを示す。C3は、プロセッサがスリープしており、そのキャッシュをコヒーレント(coherent)にしておく必要はないことを示す。
しかし、強いオペレーティングシステム(OS)またはソフトウェア(SW)ドリブンパワーマネジメントをサポートしているものは概して非常に少なく、特にOSの観点ではそうである。さらに、現在ほとんどのOSパワーマネジメントストラテジは、プロセッサパワーマネジメントの視点でさえ、またはプラットフォーム全体の視点でさえ、多コアシステムとよくスケールしない傾向にある。
したがって、様々な電力消費状態をどう利用するかによって、プロセッサの性能及び/または電力消費に直接的な影響がある。
詳細な説明は、添付した図面を参照して行う。図中、参照数字の最も左の桁は、その参照数字が最初に現れる図面を指す。異なる図面で同じ参照番号を用いて、同様の又は同一のアイテムを示す。
ここに説明する様々な実施形態を実装するのに利用可能なコンピューティングシステムの実施形態を示すブロック図である。 一実施形態による、コンピューティングシステムのプロセッサコアその他のコンポーネントの一部を示すブロック図である。 いくつかの実施形態によるフローダイヤグラムを示す図である。 いくつかの実施形態によるフローダイヤグラムを示す図である。 ここに説明する様々な実施形態を実装するのに利用可能なコンピューティングシステムの実施形態を示すブロック図である。 ここに説明する様々な実施形態を実装するのに利用可能なコンピューティングシステムの実施形態を示すブロック図である。
以下の説明では、様々な実施形態をよく理解してもらうために、具体的な詳細事項を多数記載する。しかし、本発明の様々な実施形態はこれらの具体的な詳細事項がなくても実施することができる。他の場合には、本発明の具体的な実施形態を分かりにくくしないように、周知の方法、手順、コンポーネント、回路は詳細には説明していない。さらに、本発明の実施形態の様々な態様は、集積半導体回路(「ハードウェア」)、一又は複数のプログラムに組織化されたコンピュータ読み取り可能命令(「ソフトウェア」)、又はハードウェアとソフトウェアの組合せなどの様々な手段を用いて実行できる。本開示の目的において、「ロジック」とはハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせのどれかを意味するものとする。また、「命令」と「マイクロオペレーション(μop)」は、ここでの説明では交換可能である。
ここに説明する実施形態のいくつかは、マルチコアプロセッサにおける制約ブート法(constrained boot techniques)を提供するのに用いられる。ここに説明するように、「制約(constrained)」ブートまたは状態は、概して、一または複数のプロセッサコアが、完全に動作中の電力消費状態より消費電力が小さい電力消費状態に入るまたはブートする状態またはブート法を指す。いくつかの実施形態では、ここに説明する少なくともいくつかの電力消費状態は、電力制御インタフェース(ACPI)仕様第4.0a版(2010年4月5日)で規定された状態による。
一実施形態では、プロセッサは、どのコアをパワーアップ/ダウンするか、及び/またはこれらのコアがどのパワー状態に入る必要があるか、OSソフトウェア及び/またはソフトウェアアプリケーションからの入力に少なくとも部分的に基づき制御するロジックを含む。さらに、コアのパワーアップ/ダウンとそのレベルを制御する機能を用いて、負荷、シナリオ、使用等に基づいて、プラットフォーム電力消費を最適化できる。さらにまた、ここに説明する少なくともいくつかのOSの動作は、ソフトウェアアプリケーション、ファームウェア等により交換可能に実行できる。
一実施形態では、低パワー状態から出る時、特定のプロセッサコアのみがフルパワー状態にされ、残りのプロセッサコアは「制約」状態にある。次いでこれが、プラットフォーム消費電力を大幅に低減する。
さらに、多コアシステムにより性能は大幅に改善されるが、OSまたはSWレベルのパワーマネジメントは一般的にレガシーOSサポートに依存する。例えば、現在のいくつかのOS(リナックス(登録商標)など)は、ブートされていないすべてのプロセッサ(例えば、最終的なパワーダウン/パワーアップには重要でないもの)を完全にパワーダウンまたはディスエーブルすることをサポートしているが、このアプローチはレイテンシが高く、パワーインパクトが高く、(時として、シナリオに応じて)システム中のすべてのコアを完全にパワーアップする必要はない可能性がある(例えば、CPUコアをウェイクアップする必要がある単一のインターラプトがあるシナリオや、すべてのCPUをパワーアップして同時に走らせることが実際には必要でないシナリオ)。
ここで説明する手法は、図1、5及び6を参照して説明する、性能状態設定をできるプロセッサで用いることができる。より具体的に、図1は、本発明の一実施形態によるコンピューティングシステム100を示すブロック図である。システム100は、一または複数のプロセッサ102−1ないし102−N(ここでは「複数のプロセッサ102」または「プロセッサ102」と総称する)を含む。複数のプロセッサ102は、相互接続ネットワークまたはバス104を介して通信できる。各プロセッサは様々なコンポーネントを含み、そのうちのいくつかのコンポーネントについては、明確性のためプロセッサ102−1のみを参照して説明する。したがって、残りの各プロセッサ102−2ないし102−Nは、プロセッサ102−1を参照して説明するのと同じまたは同様のコンポーネントを含み得る。
一実施形態では、プロセッサ102−1は、一または複数のプロセッサコア106−1ないし106−M(ここで、「複数のコア106」またはより一般的には「コア106」と総称する)、共有キャッシュ108、ルータ110及び/またはプロセッサ制御ロジックまたはユニット120を含み得る。プロセッサコア106は、1つの集積回路(IC)チップ上に実装できる。さらに、チップは、一または複数の共有キャッシュ及び/またはプライベートキャッシュ(例えば、キャッシュ108)、バスまたは相互接続(例えば、バスまたは相互接続ネットワーク112)、メモリコントローラ(例えば、図5、6を参照して説明するもの)、またはその他のコンポーネントを含み得る。
一実施形態では、ルータ110は、プロセッサ102−1及び/またはシステム100の様々なコンポーネント間の通信に用いられ得る。さらに、プロセッサ102−1は2以上のルータ110を含み得る。さらに、複数のルータ110は、プロセッサ102−1の内部または外部の様々なコンポーネント間のデータルーティングを可能にするように通信する。
共有キャッシュ108は、コア106などのプロセッサ102−1の一または複数のコンポーネントにより利用されるデータ(例えば、命令を含む)を格納する。例えば、共有キャッシュ108は、プロセッサ102のコンポーネントによるより速いアクセスのために、メモリ114に格納されたデータをローカルでキャッシュできる。一実施形態では、キャッシュ108は、ミッドレベルキャッシュ(例えば、レベル2(L2)、レベル3(L3)、レベル4(L4)またはその他のキャッシュレベル)、ラストレベルキャッシュ(LLC)、及び/またはこれらの組み合わせを含む。さらに、プロセッサ102−1の様々なコンポーネントは、直接的に、バス(例えば、バス112)を通して、及び/またはメモリコントローラまたはハブを通して、共有キャッシュ108と通信できる。図1に示したように、いくつかの実施形態では、複数のコア106のうちの一または複数のコアは、レベル1(L1)キャッシュ116−1(ここでは「L1キャッシュ116」と総称する)を含み得る。
一実施形態では、制御部120は、どのコア106がパワーアップ/ダウンされるべきか、及び/またはこれらのコアをどれだけパワーアップ/ダウンする必要があるかを、(例えば、メモリ114に格納されている)OS及び/またはソフトウェアアプリケーションからの入力に基づいて制御する。さらに、制御部120は、例えば、OS及び/またはソフトウェアアプリケーションにより決定される、プラットフォームにおける負荷、シナリオ、使用などの状態に基づき、コアのパワーアップ/ダウンと、そのレベルとを制御して、プラットフォーム消費電力を最適化する。
図2は、本発明の一実施形態による、コンピューティングシステムのプロセッサコア106その他のコンポーネントの一部を示すブロック図である。一実施形態では、図2に示した矢印は、コア106における命令が流れる方向を示す。(プロセッサコア106などの)一または複数のプロセッサコアを、図1を参照して説明したように、1つの集積回路チップ(すなわちダイ)に実装できる。さらに、チップは、一または複数の共有キャッシュ及び/またはプライベートキャッシュ(例えば、図1のキャッシュ108)、相互接続(例えば、図1の相互接続104及び/または112)、制御ユニット、メモリコントローラ、その他のコンポーネントを含み得る。
図2に示すように、プロセッサコア106は、実行する命令(条件分岐を含む命令を含む)をフェッチするフェッチユニット202を含み得る。命令は、メモリ114、及び/または図5ー6を参照して説明するメモリデバイスなどの任意のストレージデバイスからフェッチできる。コア106は、フェッチされた命令をデコードするデコード部204も含み得る。例えば、デコード部204は、フェッチされた命令を複数のuops(マイクロオペレーション)にデコードする。また、コア106はスケジュール部206を含み得る。スケジュール部206は、(例えば、デコード部204から受け取った)デコードされた命令がディスパッチできるようになるまで、例えば、デコードされた命令のすべてのソース値が利用可能になるまで、その命令の格納に関連する様々なオペレーションを実行し得る。一実施形態では、スケジュール部206は、スケジュールして、デコードされた命令を、実行部208に実行のため発行(すなわちディスパッチ)し得る。実行部208は、命令が(例えば、デコード部204により)デコードされ、(例えば、スケジュール部206により)ディスパッチされた後、ディスパッチされた命令を実行し得る。一実施形態では、実行部208は2以上の実行部を含み得る。また実行部208は、加法、減法、乗法及び/または除法などの様々な算術演算を実行し、一または複数の算術論理演算部(ALU)を含み得る。一実施形態では、コプロセッサ(図示せず)が実行部208と共に様々な算術演算を実行できる。
さらに、実行部208は、命令をばらばらの順序で実行できる。よって、プロセッサコア106は一実施形態ではout-of-orderプロセッサであり得る。コア106は、リタイアメント部210も含む。リタイアメント部210は、実行された命令がコミットされた後に、その命令をリタイア(retire)し得る。一実施形態では、実行された命令のリタイアメントの結果、例えば、プロセッサ状態が命令実行からコミットされ、命令により使用された物理的レジスタがデ・アロケート(de-allocate)される。
コア106は、プロセッサコア106のコンポーネントと他のコンポーネント(図1を参照して説明したコンポーネントなど)との間の、一または複数のバス(例えば、バス104及び/または112)を介した通信を可能にするバス部214も含む。またコア106は、コア106の様々なコンポーネントによりアクセスされるデータ(例えば、消費電力状態設定に関する値など)を格納する一または複数のレジスタ216を含み得る。
さらにまた、図1には制御部120が相互接続112を介してコア106に結合されているものとして図示したが、様々な実施形態では、制御部120は他のところにあってもよく、例えばコア106内にあっても、バス104を介してコアに結合されていても、その他の形態であってもよい。
図3は、一実施形態による、制約初期化オペレーションを示すフローダイヤグラムである。いくつかの実施形態では、図1、2、4−6を参照して説明する様々なコンポーネントは、図3を参照して説明する一または複数のオペレーションを実行するために利用できる。例えば、制御部120を用いて一または複数のプロセッサコア106の消費電力状態を制御してもよい。いくつかの実施形態では、一または複数の動作304−308はファームウェアにより実行される。また、様々な実施形態では、一または複数の動作310−312,318、336、338、及び344は、OSにより実行される。
ここに説明するように、「スレッド(thread)」は一般的に論理的プロセッサまたは(OS及び/またはソフトウェアアプリケーションによりスケジューリングされる)処理の最小単位を指す。「スレッド」は、同じ物理的半導体集積回路(IC)パッケージ中の他の論理的プロセッサとリソースを共有してもしなくてもよい。「コア」は、概して、同じ物理的半導体ICパッケージ中に、一または複数のプロセッサコアと共存するプロセッサコアを指す。プロセッサコアは、他のプロセッサまたはプロセッサコアとリソースを共有してもしなくてもよい。「パッケージ」は、概して、任意数のコア及びスレッドを含む物理的ICチップを指す。
いくつかの実施形態では、アーキテクチャ的に、及び一般性を損なわずに、どの多コアシステムにおいても、次のもののうち一または複数があると考えることができる:(1)1つのブートストラッププロセッサ(BSP)コア、または主プロセッサコア(またはスレッド);
(2)一または複数の非BSPコア、すなわち副プロセッサコアまたはプロセッサスレッド(例えば、プラットフォーム中の一または複数のプロセッサコア間で共有されるパワーマネジメント機能その他の機能を開始/処理するにはBSPコアに依存するもの)。
いくつかの実施形態では、非BSPプロセッサを変更するOSルーチンは非BSPコアプロセッサをディスエーブル及びイネーブルするそれぞれ「disable_nonboot_cpus()」及び「enable_nonboot_cpus()」を含む。一般的レジュームシーケンスでは、ステップ302でプロセッサがリセットされる(任意的に、ステップ304においてマイクロコードパッチがロードされる)と、ブートフローは「enable_nonboot_cpus()」フローに進み、非BSPコアをイネーブルする。これには次のものが含まれる:
(1)Startup Inter−Processor Interrupt(SIPI):
副スレッドまたはコアをウェイクアップするため、BSPは各スレッド及びコアにSIPIを送る。このSIPIは、例えばアプリケーションプロセッサ(AP)が実行を開始しなければならない物理アドレスを示す、BSPのLAPIC(Local Advanced Programmable Interrupt Controller)を用いて送られる。
(2)AP Woken Up state:
SIPIを受け取ると、APはSIPIメッセージにより指し示されたコードの実行を開始する。
ファームウェアがOSのブートを試みられるようになると、(後でさらに説明するように)ステップ332において、全てのプロセッサは、パワーオン状態(「Wait-for-SIPI」)に戻される。これは、システム中のすべての(送信もとコアを除く全ての)APに、BSPコアがINIT ASSERT IPI及びそれに続くINIT DEASSERT IPIを送ることにより実現される。このプロセスは、通常、レイテンシが高く、このプロセスプラットフォーム/プロセッサ中のすべての非BSPコアについて繰り返されないとならない場合、プラットフォームレジュームプロセス全体のレイテンシが大幅に増大するおそれがある。
いくつかの実施形態によると、非BSPコアの制約状態へのブートは、図3に示したように低いレイテンシの短いブートフローとすることにより最適化され得る。パッケージレベルC6へのエントリーは図3を参照して説明するが、様々な実施形態では、他の(例えば、C0以外の)パッケージレベルにエンターしてもよい。一般的に、(X86プロセッサ状態で最も深い)パッケージレベルC6に入るには、コアのスレッドがC6を要求していなければならず、そうでなければマイクロコードは2つのプロセッサスレッド状態のうち低い方をピックアップする。
いくつかの実施形態では、スレッド0またはBSPコアは、図3に示したオペレーション302−320を実行する。例えば、(図4を参照して説明するスタンバイ状態またはアイドル状態から)リセット状態302の後、ステップ304において、任意的にマイクロコードパッチが適用される。ステップ306において、(図5のメモリコントローラ510などの)メモリコントローラが初期化される。ステップ308において、プラットフォーム及びそのコンテキストが(図1のメモリ114または図5のメモリ512から)リストアされる。ステップ310において、OSカーネルがレジュームされる。ステップ312において、プラットフォームの残りの部分が初期化される。ステップ314において、プラットフォームがスレッド0/BSPコアによる実行状態にあると判断されると、ステップ316において、ショートブート(例えば、C6)が実行される。そうでなければ、ステップ318において、非ブートコアがイネーブルされる。ステップ320において、スタンバイからのレジュームが完了する。
図3を参照して、スレッド1または非BSPコアがオペレーション330−344を実行する。すなわち、第1の非BSPコアは、フロー334により、かつリセット状態330の後に、制約されたブート状態にブートされ得る。より具体的に、ステップ332において、第1の非BSPコアは上記の通り、(例えば、ステップ316からの)SIPIを待つ。いくつかの実施形態では、ステップ336において、スレッド1は、(例えば、ステップ316におけるスレッド0から)IPIを受け取り、IPIハンドラーの一部として、ステップ338において、C6に対する要求を繰り返す。ステップ340において、制約されたブートにエンターすべきと判断されると、例えば、スレッド1において対応するすべてのタスクが行われた時、ステップ342において、深いスリープ状態(例えば、C&)に入る。そうでなければ、ステップ344において、例えば、(図5のメモリコントローラ510などの)メモリマネジメントユニット(MMU)の初期化のために、低メモリ(low memory)をイネーブルすることにより、高レイテンシブートフローが実行される。また、ステップ344において、コアごとに、GDT(Global Descriptor Table)及び/またはTSS(Task-State Segment)がセットアップされる。また、いくつかの実施形態では、ステップ344において、浮動小数点初期化及び/またはBP(Boot Processor)イネーブルローカルインターラプトとの同期が実行される。さらに、非タイマーインターラプトに応じてプラットフォームがウェイクアップされると、OSは非BSPスレッドをイネーブルし、既知の良好な状態に初期化し、プラットフォームがアクティブ状態になった時の性能を犠牲にしない。
この短いブートフロー334は複数の場合で使われ得る。例えば、タイマーウェイク実行状態の場合、タイマー割り込みのためにOS同期を実行するためだけにプラットフォームがウェイクアップされるアイドルシナリオでは、タイマー割り込みの処理後比較的すぐに、深いスリープ状態に再び入る可能性がある。このシナリオでは、非BSPプロセッサスレッドはその最大限の動作をし、再び深いスリープ状態に入ることを試みるので、消費電力の潜在的なペナルティが大きい。その代わりに、非BSPスレッドは、制約された状態にブートし、消費電力のペナルティが少なく、深いスリープ状態に入れられる。
図4は、一実施形態による、アイドル状態におけるタイマーベース割り込み処理のための制約初期化オペレーションを示すフローダイヤグラムである。いくつかの実施形態では、図1−3、5−6を参照して説明する様々なコンポーネントは、図3を参照して説明する一または複数のオペレーションを実行するために利用できる。例えば、制御部120を用いて一または複数のプロセッサコア106の消費電力状態を制御してもよい。
ステップ402においてプラットフォームがS0ixからウェイクアップした後、ステップ404においてOS(例えば、OSパワーマネジメント(OSPM)ドライバ)はウェイクソース(wake source)を決定する。「S0ix」は、一般的に、ユーザにより駆動され、またはプラットフォームがアイドルである時間が長すぎる時、従来のアイドル消費電力状態ではなく、(例えば、OSまたはソフトウェアアプリケーション入力に基づく)イベントドリブンであるプラットフォームレベル消費電力管理により実現される改善されたアイドル消費電力状態をいう。ステップ402におけるウェイクの理由が非タイマーまたはインターラクティブである場合、イベントは、高速リトライ無しに、OSPMフレームワークに送られ処理される。
一実施形態では、プラットフォームパワー状態がS0ixである場合、これはS0ix状態にリトライするヒントとして扱われ得る。CPUアイドルドライバロジック406は、OSPMドライバ404からメッセージまたは信号を受け取り、ステップ412において、CPU状態を保存させる。また、一実施形態により、パワーマネジメントコマンドは、(S0i2/3の場合、)(例えば、サウス)コンプレックスシステムコントローラユニット(SCU)に送られ、ステップ412において、CPU状態は(例えば、SRAMである)SCUメモリに格納され得る。ステップ410において、BSPと非BSPコア/スレッドが両方とも深いスリープ状態(例えば、C6)にある場合、ステップ411において、プラットフォームはS0ixに入る。図4に示したように、(一実施形態では、制御部120に実装されていてもよい)CPUアイドルガバナーロジック408は、ロジック406と通信し、例えば、伝送遅延値と関連するレイテンシヒントに基づき、さらに深い状態(例えば、C7)にはいってもよい。
いくつかの実施形態のよると次の手法が提供される:
(1)プラットフォームアイドル状態に基づき、及び/またはプラットフォームに対するウェイク原に基づき、最大可能性状態または「制約状態」のどちらかに非BSPコアを選択的にブートし、
(2)非BSPコアのブートのレイテンシを低減することによりプラットフォームを速くブートし、及び/または(3)フルパワー状態(例えば、C0)で使う時間を短縮し、それによりパワーセーブする役に立つ。
図5は、本発明の一実施形態によるコンピューティングシステム500を示すブロック図である。コンピューティングシステム500は、相互接続ネットワーク(すなわちバス)504を介して通信する一又は複数の中央処理ユニット(CPU)502又はプロセッサを含む。プロセッサ502は、汎用プロセッサ、(コンピュータネットワーク503により通信されるデータを処理する)ネットワークプロセッサ、(RISC(reduced instruction set computer)又はCISC(complex instruction set computer)を含む)その他のタイプのプロセッサを含む。さらに、プロセッサ502はシングルコアデザインでもマルチコアデザインでもよい。マルチコアデザインのプロセッサ502は、同じ集積回路(IC)ダイ上に異なるタイプのプロセッサコアを集積したものであってもよい。また、マルチコアデザインのプロセッサ502は、対称又は非対称のマルチプロセッサとして実装されてもよい。一実施形態では、一または複数のプロセッサ502は図1のプロセッサと同じまたは同様であってもよい。例えば、一または複数のプロセッサ502は図1−4を参照して説明した制御部120を含み得る。また、図1−4を参照して説明した動作は、システム500の一又は複数のコンポーネントにより実行できる。
チップセット506も相互接続504で通信できる。チップセット506は、メモリコントロールハブ(MCH)508を含む。MCH508は、(図1のメモリ114と同じまたは同様な)メモリ512と通信するメモリコントローラ510を含み得る。メモリ512は、CPU502またはコンピューティングシステム502に含まれるその他の任意のデバイスにより実行される命令シーケンスを含むデータを記憶する。本発明の一実施形態では、メモリ512は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、又はその他のタイプの記憶デバイスなどの一又は複数の揮発性ストレージ(すなわちメモリ)を含む。ハードディスクなどの不揮発性メモリも利用できる。複数のCPU及び/又は複数のシステムメモリなど別のデバイスも、相互接続ネットワーク504を介して通信できる。
MCH508は、ディスプレイ装置516と通信するグラフィックスインタフェース514も含み得る。本発明の一実施形態では、グラフィックスインタフェース514は、AGP(accelerated graphics port)を介してディスプレイ装置516と通信できる。本発明の一実施形態では、(フラットパネルディスプレイなどである)ディスプレイ516は、例えば信号変換器によりグラフィックスインタフェース514と通信する。信号変換器は、ビデオメモリやシステムメモリなどのストレージデバイスに記憶された画像のデジタル表現をディスプレイ信号に変換する。ディスプレイ信号はディスプレイ516により解釈され表示される。ディスプレイデバイスにより生成されたディスプレイ信号は、ディスプレイ516により解釈されそれに表示される前に、様々な制御デバイスを通して送られる。
ハブインタフェース518により、MCH508と入出力コントロールハブ(ICH)520が通信できる。ICH520は、コンピューティングシステム500と通信するI/Oデバイスにインタフェースを提供する。ICH520は、ペリフェラルコンポーネント相互接続(PCI)ブリッジ、ユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラ、又はその他のタイプのペリフェラルブリッジやコントローラなどのペリフェラルブリッジ(又はコントローラ)524を通してバス522と通信できる。ブリッジ524は、CPU502とペリフェラルデバイスとの間にデータパスを提供する。他のタイプのトポロジーも利用できる。また、複数のバスが、例えば複数のブリッジ又はコントローラにより、ICH520と通信できる。さらに、ICH520と通信する他のペリフェラルには、本発明の様々な実施形態において、IDE(integrated drive electronics)又はSCSI(small computer system interface)ハードディスクドライブ、USBポート、キーボード、マウス、パラレルポート、シリアルポート、フロッピィ(登録商標)ディスクドライブ、デジタル出力サポート(DVI(digital video interface)など)、その他のデバイスが含まれる。
バス522は、オーディオデバイス526、一又は複数のディスクドライブ528、及びネットワークインタフェースデバイス530と通信できる(これらはコンピュータネットワーク503と通信できる)。他のデバイスはバス522を介して通信できる。また、本発明のいくつかの実施形態では、様々なコンポーネント(ネットワークインタフェースデバイス530など)がMCH508と通信できる。また、プロセッサ502とMCH508は結合されて一チップを形成することもできる。さらに、本発明の他の実施形態では、グラフィックアクセラレータ516はMCH508内に含まれてもよい。
さらに、コンピューティングシステム500は揮発性及び/又は不揮発性のメモリ(又はストレージ)を含む。例えば、不揮発性メモリは、次のうち一又は複数を含む:リードオンリメモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的EPROM(EEPROM)、ディスクドライブ(例えば、528)、フロッピィ(登録商標)ディスク、コンパクトディスクROM(CD−ROM)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フラッシュメモリ、光磁気ディスク、又は(命令などを含む)電子的データを記憶することができる他のタイプの不揮発性機械読み取り可能媒体を含む。
図6は、本発明の一実施形態による、ポイントツーポイント(PtP)構成で構成されたコンピューティングシステム600を示す図である。具体的に、図6は、プロセッサ、メモリ、及び/または入出力装置が複数のポイントツーポイントインタフェースにより相互接続されているシステムを示す。図1−5を参照して説明した動作は、システム600の一又は複数のコンポーネントにより実行できる。
図6に示したように、システム600は複数のプロセッサを含んでいてもよく、明確性のため、そのうち2つのプロセッサ602、604のみを示した。プロセッサ602と604は、それぞれ、ローカルメモリコントローラハブ(MCH)606、608を含み、メモリ610と612と通信できる。メモリ610及び/または612は、図5のメモリ512を参照して説明したような様々なデータを格納し得る。
一実施形態では、プロセッサ602と604は、図5を参照して説明した複数のプロセッサ502のうちのものであってもよい。プロセッサ602と604は、それぞれPtPインタフェース回路616と618を用いて、ポイントツーポイント(PtP)インタフェース614を介してデータを交換できる。また、プロセッサ602と604は、それぞれ、ポイントツーポイントインタフェース回路626、628、630及び632を用いて、個々のPtPインタフェース622と624を介してチップセット620とデータを交換できる。さらにチップセット620は、例えば、PtPインタフェース回路637を用いて、グラフィックスインタフェース636を介してグラフィックス回路634とデータを交換できる。
本発明の少なくとも一実施形態は、プロセッサ602と604に設けることができる。例えば、図1−4の制御部120は、プロセッサ602と604内に配置してもよい。しかし、本発明の他の実施形態は、図6のシステム600内の他の回路、ロジックユニット、またはデバイスにあってもよい。さらにまた、本発明の他の実施形態は、図6に示した複数の回路、ロジックユニット、またはデバイスに分散していてもよい。
チップセット620は、PtPインタフェース回路641を用いてバス640を介して通信できる。バス640は、バスブリッジ642とI/Oデバイス643などの一または複数のデバイスと通信できる。バスブリッジ642は、バス644を介して、キーボード/マウス645、通信デバイス646(例えば、モデム、ネットワークインタフェースデバイス、またはコンピュータネットワーク503と通信できるその他の通信デバイス)、オーディオI/Oデバイス647、及び/またはデータストレージデバイス648などのその他のデバイスと通信できる。データストレージデバイス648は、プロセッサ602及び/または604により実行できるコード649を格納できる。
本発明の様々な実施形態において、例えば図1−6を参照してここに説明した動作は、ハードウェア(例えば、ロジック回路)、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせとして実装でき、コンピュータプログラム製品として提供することもでき、これには、ここで説明した方法を実行するようにコンピュータをプログラムするのに使われる命令(またはソフトウェア手順)を格納した、(例えば、一時的でない)機械読み取り可能またはコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。機械読み取り可能媒体は、図1−6を参照して説明したような記憶デバイスを含み得る。
また、かかるコンピュータ読み取り可能媒体は、コンピュータプログラム製品としてダウンロード可能であってもよい。この場合、プログラムは、通信リンク(例えば、バス、モデム、又はネットワーク接続)を介して、リモートコンピュータ(例えば、サーバ)から要求コンピュータ(例えば、クライアント)に、搬送はその他の伝搬媒体に化体されたデータ信号により転送できる。
本明細書において「一実施形態」または「いくつかの実施形態」とは、その実施形態に関して説明する機能、構造、特徴が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味している。本明細書ではいろいろな箇所で「一実施形態とは」と記載するが、同じ実施形態を指すものであってもなくてもよい。
また、以下の説明及び請求項において、「coupled」と「connected」との用語及びその変化形を用いることがある。本発明のある実施形態では、「接続された(connected)」という用語を用いて、2以上の要素が互いに物理的または電気的に直接的に接触していることを示している。「結合された」という用語は、2つ以上の要素が物理的または電気的に直接的に接触していることを示している。しかし、「結合された」という用語は、複数の要素が互いに直接的には接触してないが、互いに協働または相互作用することを示している。
よって、本発明の実施形態を構造的特徴及び/又は方法動作の具体的な言葉で説明したが、言うまでもなく、本発明は説明した具体的な特徴や動作に限定されない。むしろ、具体的な特徴や動作は、請求した主題を実施する形式例として開示したものである。

Claims (31)

  1. 複数のプロセッサコアと、
    低消費電力状態からのウェイクイベントを検出して、前記複数のプロセッサコアのうちの第2のプロセッサコアに、完全に機能する消費電力状態より低い電力を消費する消費電力状態に入らせる、前記複数のプロセッサコアのうちの少なくとも第1のプロセッサコアに結合した制御ロジックとを有し、
    前記制御ロジックは、前記第2のプロセッサコアに、前記ウェイクイベントのソースに基づき前記低い電力を消費する消費電力状態に入らせる、プロセッサ。
  2. 前記ウェイクイベントに応じて、前記複数のプロセッサコアのうちの第3のプロセッサコアが前記完全に機能する消費電力状態に入る、
    請求項1に記載のプロセッサ。
  3. オペレーティングシステムソフトウェアを記憶するメモリを更に有し、前記オペレーティングシステムソフトウェアが前記ウェイクイベントをトリガーする、請求項1に記載のプロセッサ。
  4. 前記オペレーティングシステムソフトウェアは、タイマーに基づき前記ウェイクイベントをトリガーする、請求項3に記載のプロセッサ。
  5. 前記制御ロジックは、前記プロセッサを有するプラットフォームにおける負荷、シナリオ、使用条件のうちの一または複数に基づき、前記第2のプロセッサコアが前記低い電力を消費する消費電力状態に入るか判断する、請求項1に記載のプロセッサ。
  6. 前記低消費電力状態はアイドル状態またはスタンバイ状態を含む、
    請求項1に記載のプロセッサ。
  7. アプリケーションソフトウェアを記憶するメモリを更に有し、前記アプリケーションソフトウェアが前記ウェイクイベントをトリガーする、
    請求項1に記載のプロセッサ。
  8. 前記アプリケーションソフトウェアは、タイマーに基づき前記ウェイクイベントをトリガーする、請求項7に記載のプロセッサ。
  9. 前記第1のプロセッサコアは前記ウェイクイベントに応じて前記第2のプロセッサコアに少なくとも一プロセッサ間割り込みを送る、
    請求項1に記載のプロセッサ。
  10. 前記第1のプロセッサコアはブートストラッププロセッサコアであり、前記第2のプロセッサコアは非ブートストラッププロセッサコアである、
    請求項1に記載のプロセッサ。
  11. 前記ウェイクイベントはプラットフォームアイドル状態からのレジュームを示す、請求項1に記載のプロセッサ。
  12. プロセッサの第1のプロセッサコアにおいて低消費電力状態からのウェイクイベントを検出するステップと、
    前記プロセッサの第2のプロセッサコアに、完全に機能する消費電力状態より低い電力を消費する消費電力状態に入らせるステップとを有し、
    前記第2のプロセッサコアは前記ウェイクイベントのソースに基づき前記低い電力を消費する消費電力状態に入る、方法。
  13. 前記ウェイクイベントに応じて、前記プロセッサの第3のプロセッサコアに前記完全に機能する消費電力状態に入らせるステップをさらに有する、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記ウェイクイベントをトリガーするコードを実行するステップをさらに有する、請求項12に記載の方法。
  15. 前記プロセッサを有するプラットフォームにおける負荷、シナリオ、使用条件のうちの一または複数に基づき、前記第2のプロセッサコアが前記低い電力を消費する消費電力状態に入るか判断するステップをさらに有する、
    請求項12に記載の方法。
  16. 前記第1のプロセッサコアが、前記ウェイクイベントに応じて前記第2のプロセッサコアに少なくとも一プロセッサ間割り込みを送るステップをさらに有する、請求項12に記載の方法。
  17. オペレーティングシステムソフトウェアパワーマネジメントドライバを記憶するメモリと、
    前記オペレーティングシステムソフトウェアパワーマネジメントドライバを実行する、前記メモリに結合したプロセッサであって、前記プロセッサは、
    複数のプロセッサコアと、
    低消費電力状態からのウェイクイベントを検出して、前記複数のプロセッサコアのうちの第2のプロセッサコアに、完全に機能する消費電力状態より低い電力を消費する消費電力状態に入らせる、前記複数のプロセッサコアのうちの少なくとも第1のプロセッサコアに結合した制御ロジックとを有し、
    前記制御ロジックは、前記第2のプロセッサコアに、前記ウェイクイベントのソースに基づき前記低い電力を消費する消費電力状態に入らせる、
    コンピューティングシステム。
  18. 前記ウェイクイベントに応じて、前記複数のプロセッサコアのうちの第3のプロセッサコアが前記完全に機能する消費電力状態に入る、
    請求項17に記載のシステム。
  19. 前記オペレーティングシステムソフトウェアパワーマネジメントドライバは前記ウェイクイベントをトリガーする、請求項17に記載のシステム。
  20. 前記オペレーティングシステムソフトウェアパワーマネジメントドライバは、タイマーに基づき前記ウェイクイベントをトリガーする、
    請求項19に記載のシステム。
  21. 前記制御ロジックは、前記コンピューティングシステムにおける負荷、シナリオ、使用条件のうちの一または複数に基づき、前記第2のプロセッサコアが前記低い電力を消費する消費電力状態に入るか判断する、請求項17に記載のシステム。
  22. 前記低消費電力状態はアイドル状態またはスタンバイ状態を含む、
    請求項17に記載のシステム。
  23. 前記メモリはアプリケーションソフトウェアを記憶し、前記アプリケーションソフトウェアが前記ウェイクイベントをトリガーする、
    請求項17に記載のシステム。
  24. 前記アプリケーションソフトウェアは、タイマーに基づき前記ウェイクイベントをトリガーする、請求項23に記載のシステム。
  25. 前記第1のプロセッサコアは前記ウェイクイベントに応じて前記第2のプロセッサコアに少なくとも一プロセッサ間割り込みを送る、
    請求項17に記載のシステム。
  26. プロセッサにより実行された時に、前記プロセッサに、
    前記プロセッサの第1のプロセッサコアにおいて低消費電力状態からのウェイクイベントを検出し、
    前記プロセッサの第2のプロセッサコアに、完全に機能する消費電力状態より低い電力を消費する消費電力状態に入らせ、
    前記第2のプロセッサコアは前記ウェイクイベントのソースに基づき前記低い電力を消費する消費電力状態に入らせるコンピュータプログラム
  27. 記ウェイクイベントに応じて、前記プロセッサの第3のプロセッサコアに前記完全に機能する消費電力状態に入らせる、
    請求項26に記載のコンピュータプログラム
  28. 記プロセッサに、前記ウェイクイベントをトリガーするコードを実行させる、請求項26に記載のコンピュータプログラム
  29. 記第1のプロセッサコアに、前記プロセッサを有するプラットフォームにおける負荷、シナリオ、使用条件のうちの一または複数に基づき、前記第2のプロセッサコアが前記低い電力を消費する消費電力状態に入るか判断させる、
    請求項26に記載のコンピュータプログラム
  30. 記第1のプロセッサコアに、前記ウェイクイベントに応じて前記第2のプロセッサコアに少なくとも一プロセッサ間割り込みを送らせる、
    請求項26に記載のコンピュータプログラム
  31. 請求項26ないし30いずれか一項に記載のコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能媒体。
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