JP5972006B2 - 光ポンピング磁力計及び磁力測定方法 - Google Patents

光ポンピング磁力計及び磁力測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、光ポンピング磁力計及び磁力測定方法に関し、具体的には原子の電子スピンあるいは核スピンを利用した光ポンピング磁力計及び磁力測定方法に関する。
光ポンピング磁力計は、アルカリ金属ガスが内包されたセルと、ポンプ光用光源と、プローブ光用光源とを有し、微弱な磁場を検出できる磁力計として知られており、非特許文献1等にそれらの詳細が記載さている。
この光ポンピング磁力計は、ポンプ光によって偏極(光ポンピング)させられた原子集団のスピンが測定対象となる磁場を受けると回転するため、それをプローブ光の偏光面の回転として測定するものである。
また、非特許文献1では低周波領域でのノイズを低減するため、位相変調素子を用いて、プローブ光の偏光面に正弦波にて変調を掛ける方式が開示されている。非特許文献1では、上記方式とは別の方法として、磁場による偏光面の回転を偏光分離素子にてバランス検出することで光強度ノイズを低減する方法についても開示されている。
S.J.Seltzer.¨Developments in Alkali−Metal Atomic Magnetometry、¨Dissertation,Princeton University(2008)
しかしながら、上記非特許文献1のものにおいては、つぎのような課題を有している。
上記非特許文献1では、ノイズパワーが周波数の逆数で特徴付けられるノイズの影響を低減するために正弦波による変調駆動を行い、測定信号を高周波域にずらすことでノイズを分離低減している。
しかし、この測定方式ではプローブ光の光強度ノイズを低減できないという問題を有している。
上記非特許文献1では、別の方法としてプローブ光の光強度ノイズを低減する偏光測定方式として、偏光分離素子を用いた差分検出の例が示されている。
しかし、単純に2つを組み合わせ、正弦波変調により低周波域のノイズを分離低減しつつ、光強度ノイズをバランス検出により低減しようとするこの方法においても、つぎのような問題を有している。
すなわち、変調による振動によって偏光面の位置をバランス検出の角度からずらしてしまうために、光強度ノイズを低減しきれないこととなる。
なお、これらの課題の詳細な解析については、発明を実施する形態の説明の中で対比例として後述する。
本発明は、上記課題に鑑み、プローブ光の光強度ノイズを低減すると共に、低周波領域での周波数の逆数で特徴づけられるノイズを分離低減することが可能となる光ポンピング磁力計及び磁力測定方法の提供を目的とする。
本発明の光ポンピング磁力計は、原子の電子スピンあるいは核スピンを利用した光ポンピング磁力計であって、
アルカリ金属原子群が内包されたセルと、
前記セルに、直線偏光成分を有するプローブ光を入射させるプローブ光光学系と、
前記プローブ光の偏光面の角度に変調を掛ける変調手段と、
前記セルを通過した前記プローブ光の偏光面の角度の変化を検出する検出器と、を備え、
前記変調手段は、前記プローブ光の偏光面の角度に対する矩形波状の変調が可能であり、
前記検出器は、偏光分離素子と、該偏光分離素子で分離した成分同士の光強度の差を得るための差分回路と、を有することを特徴とする。
また、本発明の磁力測定方法は、磁場強度を測定する磁力測定方法であって、
アルカリ金属原子群が内包されたセルを準備する工程と、
前記セルに、直線偏光成分を有するプローブ光を入射させるプローブ光の入射工程と、
前記プローブ光の偏光面の角度に変調を掛ける変調工程と、
前記セルを通過した前記プローブ光の偏光面の角度の変化を検出する工程と、 を有し、
前記変調工程では前記プローブ光の偏光面の角度に対する矩形波状の変調を掛け、
前記検出工程では偏光分離素子を用いて分離した成分同士の光強度の差分を計測することを特徴とする。
本発明によれば、プローブ光の光強度ノイズを低減すると共に、低周波領域での周波数の逆数で特徴づけられるノイズを分離低減することが可能となる光ポンピング磁力計及び磁力測定方法を実現する。
本発明の実施形態における光ポンピング磁力計の構成例について説明する概念図。 本発明の実施例における光ポンピング磁力計の構成例について説明する模式的断面図。 本発明の実施形態の光ポンピング磁力計における直線偏光のプローブ光の偏光状態を示した模式図。 本発明の実施形態の偏光分離素子の透過ポートに配置されたフォトディテクタからの出力と、反射ポートに配置されたフォトディテクタからの出力の差分を黒線部により表した図。 図3に対応する対比例における直線偏光のプローブ光の偏光状態を示した模式図。 図4に対応する対比例における偏光分離素子の透過ポートに配置されたフォトディテクタからの出力と、反射ポートに配置されたフォトディテクタからの出力の差分を黒線部により表した図。 本発明の実施形態の光ポンピング磁力計において偏光分離素子として偏光ビームスプリッタを用いた場合について説明する図。
本発明の実施形態における原子の電子スピンあるいは核スピンを利用した光ポンピング磁力計の構成例について説明する。
本発明の実施形態における光ポンピング磁力計は、アルカリ金属原子群が内包されたセルと、該セルに直線偏光成分を有するプローブ光を入射させるプローブ光光学系を備える。
また、プローブ光の偏光面の角度に変調を掛ける変調手段と、該セルを通過した前記プローブ光の偏光面の角度の変化を検出する検出器と、を備える。
そして、前記変調手段により前記プローブ光の偏光面に矩形波状の変調を掛け、その偏光面の回転角を変更分離素子と差分回路を用いて前記検出器により検出することが可能に構成されている。
具体的には、図1に示すように、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)等のアルカリ金属原子群(原子集団)が内包されたセル101を有する。
以下の説明では、アルカリ金属原子として、カリウム原子を用いた場合について説明する。
光ポンピング磁力計は更に、ポンプ光用光源102と、プローブ光用光源103と、偏光面変調系(変調手段)104と、偏光分離素子105と、フォトディテクタ106、107と差分回路108を有する。
ポンプ光用光源102から出射されるポンプ光109の偏光は円偏光である。
ポンプ光109は、光ポンピングによりセル101内のカリウム原子のスピンの方向を揃えスピン偏極する。
この際、ポンプ光109の波長は、カリウム原子のD1遷移波長にあわせておく。
スピン偏極した原子のスピンは、被測定磁場に応じたトルクを受けて歳差運動を行う。
プローブ光用光源103から出射され、セル101に入射されるプローブ光110の偏光は直線偏光である。
プローブ光用光源103より出射された光は偏光面変調系104を通過し、その偏光面に変調を受ける。
プローブ光の偏光面に対して変調を掛ける他の手段として、複数の互いに偏光の異なる直線偏光の光を交互に切り替えながらセル101にプローブ光110として入射させる方法もあり、偏光面変調系104が不要となるため偏光面の安定化の点で好適である。
これに対して、偏光面変調系104を用いる場合は、光源が一つで済むという点で好適である。
以下の説明では、偏光面変調系104を用いた場合について説明する。
セル101を通過したプローブ光110の偏光面は、スピンの歳差運動に応じて常磁性ファラデー回転する。偏光分離素子105に入射し、その偏光面に応じた強度にて反射と透過に分割される。
偏光分離素子105を透過した光はフォトディテクタ106にて、反射された光はフォトディテクタ107にて検出され、差分回路108にてその差分を測定する。
偏光分離素子105が理想的な偏光分離素子の場合、ある偏光面の回転角度で入射光は全て透過する。その角度をθ=0°とする。
このとき、その角度と90°の角度を持つ偏光は全て偏光分離素子105の反射側から出力する。このとき、45°あるいは−45°の偏光面の角度を持って入射すると、透過と反射の強度が等しく分割される。
このとき、フォトディテクタ106、107の出力は等しいため、差分回路の出力は0になる。
このため、測定磁場が存在しない場合にθ=45°あるいはθ=−45°の角度を持つように、初期偏光面を調整しておく。これにより光強度ノイズ等のノイズは透過光側のフォトディテクタ106と反射側のフォトディテクタ107の出力と同じように影響し、差分回路の出力において打ち消しあうのでこれらを低減することができる。
次に、偏光面変調系104により偏光面に周波数ωmodで変調を掛け、被測定磁場として角周波数ωで振動する振動磁場を測定する場合を考える。
このとき差分回路の出力V(t)は下記(式1)によって表される。
Figure 0005972006
ここで、Vは偏光角からの差動アンプの出力への変換係数、βは被測定磁場によって回転した原子のスピンによる偏光面の回転の振幅、θは偏光面変調系104入射前の初期偏光角、φは信号の位相を表している。
また、次の式はプローブ光110の偏光面に加える変調の関数を表している。
Figure 0005972006
αmodは変調の振幅を、ωmodは変調周波数を、φmodはその位相を表している。
変調信号として偏光面が45°と−45°を交互に取るような矩形波を入れた場合を考える。
すなわち、いずれの偏光状態においても磁場による偏光面の回転がゼロのときには偏光分離素子で、透過光と反射光の強度が等しく分割される偏光面の角度である。
この場合、次の式のように表すことができる。
Figure 0005972006
ここで、次の式は角周波数ωmodで振動する符号関数を表している。
Figure 0005972006
微小な測定磁場を計測するとき、β<<1として、(式1)は(式2)のように変形される。
Figure 0005972006
ここで、Vsin,0、Vcos,1は、次の(式3)のように表される。
Figure 0005972006
、Jは0次、1次のベッセル関数を表している。
sin,0は変調による偏光面の振動を表し、Vcos,1は被測定磁場に対する応答を表している。
θ=0°または90°にとると、Vsin,0は0になり、Vcos,1は最大になる。
これは偏光分離素子104で光が分割され、フォトディテクタ106および107の出力の差分によって信号成分以外が差分されて消えていることを示している。
ここで偏光分離素子105が理想的な結晶でない場合、また光学配置の歪みなどでθ=45°あるいはθ=―45°でDC成分が打ち消されずに残留する場合は、初期位相及び矩形波の振幅を微調整して、両者をバランスさせても構わない。
次に、測定時プローブ光が光強度ノイズを持って揺らぐことを考える。
このとき、(式2)でV→V(t)と時間依存性を与えて、記述すればよい。周波数の逆数で特徴付けられるノイズのパワースペクトル成分を次のようにあらわすと、
Figure 0005972006
若干の計算によってβの下限βminは次のようにあらわされる。
Figure 0005972006
以上の式における次の式はプローブ光の平均強度を表している。
Figure 0005972006
この実施形態では常にDC成分が打ち消しあうバランス位置で動作するため光強度ノイズが低減されている。
ここで次に対比例として、変調関数が正弦波の場合を考察する。従来技術の組み合わせとして理解することのできる構成である、正弦波の場合、次の式のように表すことができる。
Figure 0005972006
出力V(t)はn次のベッセル関数Jを用いると、下記(式4)のようになる。
Figure 0005972006
(式4)において、初期偏光角がθ=45°またはθ=−45°のとき、ここでもβ<<1の微小磁場を計測することを考慮して、βに関するベッセル関数の高次の項を無視している。
また、磁場が0で変調振幅のαmod=0ときに、差分回路の出力が打ち消しあってゼロになる配置である。下記(式5)のようになる。
Figure 0005972006
このとき、第二項、第三項で表される被測定対象磁場に対する応答が最大になっている。
このとき、第一項は正弦波変調に由来する偏光面の振動を表している。変調によって、光の偏光面がバランス位置からずれると光の強度ノイズが差分されずにノイズとして乗ってきてしまう。
このため、単純に光分離素子によるバランス検出と正弦波の変調を組み合わせても光強度ノイズの低減と、1/fノイズの低減の両方を同時に実現することはできない。この結果のβの下限βminを計算すると次の式のように表されることが分かっている。
Figure 0005972006
また、ここで、本実施形態の構成に関し、図に従って定性的な説明を行っておく。
図3は、直線偏光のプローブ光の偏光状態を示した模式図である。
横軸と縦軸はそれぞれ、電界ベクトルのうちで、偏光分離素子105の透過方向の振幅と反射方向の振幅を表している。
●は、測定磁場がゼロのときに、θ=π/4とθ=−π/4との間で矩形波の偏光角の変調を印加したときに周期的に切り替わる2つの偏光状態を表す。
偏光分離素子105の透過ポートに配置されたフォトディテクタ106からの出力は、偏光角θに対して、Vcosθとなり、反射ポートに配置されたフォトディテクタ107からの出力は、偏光角θに対して、Vsinθとなる。前者と後者の差分を表したものが 図4の実線である。
一方、点線は光強度の変化に伴って、フォトディテクタ106およびフォトディテクタ107からの出力の差が変動している様子を表している。
偏光角θに対する出力が(V+δV)cos2θおよび(V−δV)cos2θとなっている状況を図4の点線によって示している。
●で示した2つの点は光強度ノイズの変動にかかわらず一定である。矩形波変調を用いて微小磁場を計測する際、この点を交互に行き来しながら測定する。このため、光強度ノイズの影響は低減されている。
図5、図6を参照しながら、θ=π/4として、振幅αで変調を加えている状況を考える。これは本願に対する対比例1の状況である。
図5、図6の示す内容は、それぞれ 図3、図4に対応している。変調によって図4の2点の●の間を往復する。
この変調に必要とされる振幅は、微小磁場による偏光面の回転角に比べてずっと大きな角度である。
そのため、差分測定を行ったとしてもほとんどの時間、○の点以外の強度ノイズの影響を受ける領域で測定することになる。このため、光強度ノイズの影響は避けられない。
また、この矩形波を用いた変調では差分検出により光強度ノイズは低減されているため、変調周波数を光強度ノイズのスペクトルに関わらず選ぶことができる。このため、システムノイズの小さい周波数領域を選ぶことでセンサノイズのさらなる低減を図ることができる。
つぎに、矩形波変調の振幅が45°から、若干ずれた場合を考える。振幅が微小量δαだけずれたとすると、(式2)は次の(式6)のようになる。
Figure 0005972006
ここで、Vnomodは次の(式7)のようになる。
Figure 0005972006
また、Vsin,0、Vcos,1は先の(式3)のように表される。
被測定磁場に対する応答は、Vcos,1で表されている。(式6)は振幅が90°からδαだけずれた場合、被測定磁場に対する応答が、cos(2δα)だけ小さくなることを示している。これは、磁場に対する応答の一部が変調されずに元の帯域に残ってしまうことによる。それは、Vnomodで表される。
振幅45°からのずれδαの大きさが、cos2δα=0.9となる13度以下であれば、被測定磁場に対する応答の低下は10%までで抑えられるので好ましい。
片側で13度のずれであるとすれば、すなわち、変調の角度としては、相対的に64°乃至116°の範囲内であることが好ましい。
また、本実施の形態においては、つぎのような方法による磁場強度を測定する磁力測定方法を実現することができる。
すなわち、アルカリ金属原子群が内包されたセルを準備し、セルに、直線偏光成分を有するプローブ光を入射させる。
そして、プローブ光の偏光面の角度に変調を掛け、該セルを通過した前記プローブ光の偏光面の角度の変化を検出する。
その際、プローブ光の偏光面の角度に対する矩形波状の変調を掛け、偏光分離素子を用いて分離した成分同士の光強度の差分を計測するようにした磁力測定方法を実現することができる。
以下に、本発明を適用した実施例について説明する。
本実施例として、本発明を適用した光ポンピング磁力計の構成例について、図2を用いて説明する。
本実施例の光ポンピング磁力計は、カリウム(K)が内包されたセル201と、ポンプ光用光源202と、プローブ光用光源203と、直線偏光子204,205と、電気光学位相変調素子206を備える。
また、4分の1波長板207,208と、2分の1波長板209と、偏光分離素子210と、フォトディテクタ211,212と、差分回路213と、ロックインアンプ214と、任意波形発生器215を備える。
更に、恒温断熱槽221と、3軸ヘルムホルツコイル222と光学窓223,224,225と光ターミネータ226を備える。
本実施例のセルの具体的構成について説明する。
本実施例のセル201は、ガラスなどプローブ光やポンプ光に対して透明な材料から構成されている。
セル201内にはアルカリ金属原子としてカリウム(K)を封じており、気密となっている。
また、その他にバッファガス及びクエンチャガスとして、ヘリウム(He)と窒素(N)とを封入しておく。
バッファガスは偏極アルカリ金属原子の拡散を抑えるので、セル壁との衝突によるスピン緩和を抑制し偏極率を高めるために有効である。
また、Nガスは励起状態にあるKからエネルギーを奪い、蛍光を抑えるクエンチャガスであり、光ポンピングの効率を上げるために有効である。
K原子は自原子同士、及びHe原子との衝突によるスピン偏極破壊における散乱断面積がアルカリ金属原子の中で最も小さい。
そのため、緩和時間が長く信号強度の強い磁気センサを作るためのアルカリ金属としては、カリウムが好ましい。
本実施例の恒温断熱槽の具体的構成について説明する。
セル201の周囲には恒温断熱槽221が設置されている。
測定時には、セル201内のアルカリ金属ガスの密度を高めるために、セル201を最高摂氏200度程度まで加熱する。
加熱方式としては、恒温断熱槽221に加熱された不活性な気体を外部から流し込み、セル201を加熱する。この熱が外に逃げないようにする役割を恒温断熱槽221は担っている。
恒温断熱槽221には、プローブ光216の光路上に光学窓223、224が設置され、ポンプ光217の光路上に光学窓225が設置され、ポンプ光217、プローブ光216の光路を確保している。
また、セル201通過後のポンプ光217の光路には光ターミネータ226が配置され終端処理を行っている。
本実施例の3軸ヘルムホルツコイルの具体的構成について説明する。
恒温断熱槽221の周囲には、3軸ヘルムホルツコイル222が不図示の磁気シールド内に設置されている。
この磁気シールドは外部環境から侵入する磁場を低減している。3軸ヘルムホルツコイル222はセル201周囲の磁場環境を操作するために用いられる。
セル201周囲の磁場環境を、測定周波数とラーモア周波数が一致し共鳴するようにポンプ光と同じ方向(図中z方向)のバイアス磁場が印加される。
また、その他の方向(図中x方向及びy方向)には残留磁場が打ち消され磁場が掛かっていないという環境にするために使用する。
また、磁場の不均一を補正するために更にシムコイルを追加しても良い。
本実施例のポンプ光源の具体的構成について説明する。
ポンプ光用光源202から出射されるポンプ光217の波長はK原子のD1遷移共鳴に合わせる。
このポンプ光の偏光は、直線偏光子204により直線偏光に成形された後、4分の1波長板207によって円偏光に変換される。この際、右回り円偏光と左回り円偏光のどちらに変換しても良い。
本実施例のプローブ光源の具体的構成について説明する。
プローブ光用光源203から出射されるプローブ光216の波長は信号応答が最大になるようカリウム原子のD1遷移共鳴から数GHz程度離調をとる。
信号応答を最大にする離調の値はセル201のバッファガス圧及び温度に依存する。
プローブ光216の偏光は、直線偏光子205により直線偏光になる。
本実施例の偏光変調系の具体的構成について説明する。
任意波形発生器215により電気光学位相変調素子206に電圧を印加すると、その電圧に比例して、結晶の複屈折率が変化する。
この複屈折率の変化はこの結晶を透過する光に対して、位相差の変化をもたらし、その偏光状態が変化する。
直線偏光の偏光状態で入射したプローブ光216は電気光学位相変調素子206に印加された電圧に応じて位相差が変化し、楕円偏光状態になる。
この位相差の変化は、電気光学位相変調素子206及び、その後透過する4分の1波長板208をその結晶軸方向を軸として、それぞれ適切な角度回転させることにより、直線偏光面の回転に変換される。
この結果、電気位相変調素子206に矩形波状の電圧を印加すると、プローブ光216の偏光面が矩形波状に振動する。
この振動の振幅は電気位相変調素子206に対する印加電圧に比例するため、全振幅が90°になるような適切な電圧をかける。
この矩形波の繰り返し周波数は1kHz以上が好ましい。この他にもファラデー効果を用いて磁場により偏波面を変調する方式が考えられる。この際には、偏波面の変調に用いる変動磁場が磁気計測に及ぼす影響を低減するため、変調器を遠ざける、シールドするなどの処置が望ましい。
本実施例の偏光測定系の具体的構成について説明する。
偏光測定系は、2分の1波長板209と偏光分離素子210と、フォトディテクタ211、212と差分回路213とロックインアンプ214により構成される。
偏光分離素子210は入射する光の偏光角θに応じてcosθ:sinθの強度比を持つ2本の光に分割する。
ここでは、入射光がすべて透過する偏光状態をθ=0°と基準にしている。
2本に分割されたそれぞれの光の強度をフォトディテクタ211と212にて測定し、その出力の差を差分回路213で読み出す。
θ=45°またはθ=−45°の偏光角を持って偏光分離素子210に入射すると、等しい強度に分離され、差分回路213での出力は0になる。
被測定磁場が存在しないとき、プローブ光216の偏光面は全振幅90°にて矩形波状に振動している。
2分の1波長板209をその結晶軸方向を回転軸として回転させ、θ=45°とθ=−45°を交互に取るようにプローブ光216の偏光面を回転させる。これにより、プローブ光216は偏光分離素子210により常に等しい光強度に分割されるため、差動回路213での出力は0になる。
次に、被測定磁場が存在する場合を考える。
セル210を通過し被測定磁場を偏光面の回転として読み取ったプローブ光216は、偏光分離素子210により分割され、その強度をそれぞれフォトディテクタ211、212にて測定される。
その出力の差を差動回路213で読み出しロックインアンプ214にてロックイン検出を行う。復調には任意波形発生器215にて電気光学位相変調素子206に印加している変調信号を利用する。
101:セル
102:ポンプ光用光源
103:プローブ光用光源
104:偏光面変調系
105:偏光分離素子
106:フォトディテクタ
107:フォトディテクタ
108:差分回路
109:ポンプ光
110:プローブ光

Claims (4)

  1. 原子の電子スピンあるいは核スピンを利用した光ポンピング磁力計であって、
    アルカリ金属原子群が内包されたセルと、
    前記セルに、直線偏光成分を有するプローブ光を入射させるプローブ光光学系と、
    前記プローブ光の偏光面の角度に変調を掛ける変調手段と、
    前記セルを通過した前記プローブ光の偏光面の角度の変化を検出する検出器と、を備え
    記検出器は、偏光分離素子と、該偏光分離素子で分離した成分同士の光強度の差を得るための差分回路と、を有し、
    前記変調手段は、前記プローブ光の偏光面の角度に対して、前記偏光分離素子を全て通過する、あるいは前記偏光分離素子から全て反射される角度を中心として、相対的に64°乃至116°の角度を有する2つの偏光面の角度に交互に切り替える矩形波状の変調が可能であることを特徴とする光ポンピング磁力計。
  2. 前記矩形波状の変調は、相対的に90°の角度を有する2つの偏光面の角度に交互に切り替える変調であることを特徴とする請求項1に記載の光ポンピング磁力計。
  3. 磁場強度を測定する磁力測定方法であって、
    アルカリ金属原子群が内包されたセルを準備する工程と、
    前記セルに、直線偏光成分を有するプローブ光を入射させるプローブ光の入射工程と、
    前記プローブ光の偏光面の角度に変調を掛ける変調工程と、
    前記セルを通過した前記プローブ光の偏光面の角度の変化を検出する工程と、
    を有し
    記検出工程では偏光分離素子を用いて分離した成分同士の光強度の差分を計測し、
    前記変調工程は、前記プローブ光の偏光面の角度に対して、前記偏光分離素子を全て通過する、あるいは前記偏光分離素子から全て反射される角度を中心として、相対的に64°乃至116°の角度を有する2つの偏光面の角度に交互に切り替える矩形波状の変調を掛ける工程であることを特徴とする磁力測定方法。
  4. 前記矩形波状の変調は、相対的に90°の角度を有する2つの偏光面の角度に交互に切り替える変調であることを特徴とする請求項に記載の磁力測定方法。
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