JP5970030B2 - ドライブレコーダ、及び、車両逸脱判定装置 - Google Patents

ドライブレコーダ、及び、車両逸脱判定装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両の走行レーン逸脱を判定する技術に関する。
近年、車両における特定の挙動の発生の所定時間前(例えば、10秒)からその挙動発生までの、車外画像を記録することにより、その記録をその挙動の発生原因を特定するための資料にすることができるドライブレコーダが開発されている。
そのような記録技術として、例えば、特許文献1に、車載Gセンサにより、車両において特定の挙動、例えば、車両と他の物体との衝突を検知した場合は、車外画像を記憶し続けているRAMにおける、その衝突検知の所定時間前から衝突検知のときまでの車外画像を、フラッシュメモリなどへ記録する技術が記載されている。
特開2007-141214号公報
しかし、そのドライブレコーダが記録した、特定の挙動を検知した所定時間(例えば10秒)前からの車外画像では、その原因を特定するための資料としては不十分な場合がある。
つまり、車外画像による記録開始を、特定の挙動を検知した所定時間(例えば10秒)前とすると、特定の挙動検知以前の走行状況を示す車外画像を十分に得られない場合があり、この場合事故発生の原因を特定する資料としては不十分である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり車両において、走行レーンから車両が逸脱することを判定し、また、特定の挙動が発生した原因を特定するために十分な資料となる車外画像を記録できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載されるドライブレコーダであって、前記車両に搭載される撮像部が所定周期で取得する画像を入力する入力手段と、前記画像から前記車両が走行する走行レーンの白線を認識し、前記車両と前記走行レーンの前記白線との位置関係としての相対距離を判定する判定手段と、前記車両における特定の挙動を検知する検知手段と、前記判定手段の判定結果と前記検知手段の検知結果とに基づき走行レーンからの車両の逸脱可能性を推定し、前記判定結果に関連する情報の関連情報をメモリに保存する制御手段とを備え、前記特定の挙動を検知する検知手段は、車両における横方向の加速度に基づき挙動を検知するものであり、前記制御手段は、前記判定手段で判定された前記相対距離の大小と、前記検知手段で検知された挙動における前記横方向の加速度の大小との関係から前記逸脱可能性を推定することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項に記載のドライブレコーダにおいて、前記制御手段は、前記制御手段によって前記逸脱可能性を推定したときに、前記関連情報を前記メモリに保存することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1または請求項2に記載のドライブレコーダにおいて、前記制御手段は、所定時間以内に前記逸脱可能性が複数回推定された場合は、そのうち最も過去に前記逸脱可能性が推定された結果に基づく前記関連情報を前記メモリに保存することを特徴とする。
請求項1ないし5の発明によれば、ドライブレコーダは、撮像部から入力した画像から走行する走行レーンを認識して車両と走行レーンとの位置関係を判定する判定結果と、車両における特定の挙動の発生を検知する検知結果の両方が所定条件を満たすとき、画像をメモリに記憶するため、事後的に特定の挙動の発生原因を特定しやすくできる。
また、請求項6ないし8の発明によれば、車両逸脱判定装置は、撮像部から入力された画像から走行する走行レーンを認識し、車両と走行レーンの相対距離を求め、検知された車両の加速度の大きさに基づいて、走行レーン逸脱に関する判定を行なうため、車両の走行するレーン逸脱を適切に判定することができる。
図1は、車両を示す図である。 図2は、ドライブレコーダのシステムブロック図である。 図3は、車両の走行状態を示す図である。 図4は、ドライブレコーダの制御フローを示す図である。 図5は、車外画像を示す図である。 図6は、車外画像を示す図である。 図7は、車外画像を示す図である。 図8は、車両逸脱判定をするためのマップを示す図である。 図9は、ドライブレコーダの制御フローを示す図である。 図10は、ドライブレコーダの制御フローを示す図である。 図11は、車両データの記録時間を示す図である。 図12は、車両データの記録時間を示す図である。 図13は、車両データの記録時間を示す図である。 図14は、車外画像を示す図である。 図15は、車両の走行履歴を示す図である。
<代表の実施の形態>
本代表の実施の形態は、車両に搭載される、車両逸脱判定機能、及び、ドライブレコーダ機能を備えたドライブレコーダを例にして説明する。このドライブレコーダについて、以下、添付図面を参照しながら、「ドライブレコーダシステムの構成」、「車両逸脱制御」及び、「ドライブレコーダ制御」の順に説明を行う。まず、「ドライブレコーダシステムの構成」について説明する。
<ドライブレコーダシステムの構成>
(システム構成)
ドライブレコーダシステムの構成を図1、及び、図2に基づいて説明する。ドライブレコーダシステムは、図1に示すように、車両1に搭載された、ドライブレコーダ2、撮像部8、加速度検知部9、及び、操作部10などにより構成される。
ドライブレコーダ2は、車両1の助手席前のダッシュボード内に搭載される。
撮像部8は、レンズと撮像素子とを備えており、電子的に画像データを取得することが可能である。撮像部8は、車両1のフロントガラス内側であって、フロントガラスとバックミラーとの間において、その撮像方向が車外へ向くように搭載される。これにより撮像部8は、車両1の前方側の様子を示す車外画像を取得する。撮像部8が備えるレンズの搭載角度は、撮像部8が撮像した車外画像において、図3に示すように車両1が通常の走行を行った場合に、車両1のボンネットの端部が映るように設定され、かつ、車両1の進行方向における道路上の走行レーンを仕切るラインが所定の領域に映るように設定される。
加速度検知部9は、車両1に加わる衝撃の大きさを示す加速度を検出し、その検出結果を加速度信号として出力する。加速度検知部9は、車両1のエンジンルーム内に設置される。
操作部10は、ユーザの操作を受け付け、その操作内容を示す操作信号を出力する。操作部10は、車両1の助手席前のダッシュボード内に搭載される。
ドライブレコーダ2と撮像部8とは、通信ケーブルにより電気的に接続されている。ドライブレコーダにおいて、撮像部8が撮像した車両1の進行方向における車外画像を通信ケーブルを介して、ドライブレコーダ2において入力可能に構成される。
ドライブレコーダ2と加速度検知部9とは、通信ケーブルにより電気的に接続されている。ドライブレコーダ2において、加速度検知部9が検知した加速度信号を通信ケーブルを介して、入力可能に構成される。
ドライブレコーダ2と操作部10とは、通信ケーブルにより電気的に接続されている。ドライブレコーダ2において、ドライブレコーダ2が備える機能を開始及び終了させる操作を受け付ける操作部10から、その開始及び終了を示す信号を通信ケーブルを介して、入力可能にしている。
ドライブレコーダ2は、第1制御部4、第1揮発性記憶部3、第2制御部5、第2揮発性記憶部6、不揮発性記憶部7、及び、音出力部11を、バスなどの信号線により接続して備える。また、ドライブレコーダ2は、通信ケーブルを介して撮像部8から受信される車外画像を、信号線を介して第1制御部4及び第2制御部5へ入力させる。更に、ドライブレコーダ2は、通信ケーブルを介して加速度検知部9から受信する加速度信号、並び、操作部10から受信する操作信号を信号線を介して第2制御部5へ入力させる。
第1制御部4は、例えば、ROMやCPUなどから構成されるマイコンである。第1制御部4は、ROMに記憶された制御プログラムをCPUが実行することにより、車両逸脱判定機能などを発揮させる。なお、車両逸脱判定機能の詳細については後述する。
第1揮発性記憶部3は、例えばRAMなどの揮発性メモリで構成され、第1制御部4が制御プログラムを実行するなどの際に、パラメータなどを一時的に記憶するワーキングエリアとして機能する。
第2制御部5は、例えば、ROMやCPUなどから構成されるマイコンである。第2制御部5は、ROMに記憶された制御プログラムをCPUが実行することにより、ドライブレコーダ機能などを発揮させる。なお、ドライブレコーダ機能の詳細については後述する。
第2揮発性記憶部6は、例えばRAMなどの揮発性メモリで構成され、第2制御部5が制御プログラムを実行するなどの際に、パラメータなどを一時的に記憶するワーキングエリアとして機能する。また、第2揮発性記憶部6には、撮像部8で所定周期ごとに取得される車外画像が記憶される。第2揮発性記憶部6には、現在から遡って所定時間以内に得られた車外画像のみが記憶され、古い車外画像は消去される。すなわち、直近過去の所定時間における車外の様子を示す車外画像が第2揮発性記憶部6に記憶されることになる。
不揮発性記憶部7は、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリで構成され、第2制御部5が第2揮発性記憶部6において、所定のタイミングで所定のデータを揮発性記憶部6から抜き出して記録するメモリである。
音出力部11は、例えば、ブザーである。音出力部11は、第1記憶部が車両逸脱判定をした際に送信した信号を受信して音を出力させる機能を発揮する。
ここで、第1制御部4により実現される車両逸脱判定機能と、第2制御部5により実現されるドライブレコーダ機能とについて説明する。
まず、ドライブレコーダ2における車両逸脱機能を図4の制御フローに基づいて説明する。なお、以降の図4、図9、及び、図10に示す各フラグは、制御におけるイニシャル処理及び終了処理においてオフにされるとともに、ドライブレコーダ2のリセット処理においてオフにされる。
<車両逸脱制御>
第2制御部5は、ユーザ操作により操作部10からその機能を開始する旨の信号を受け付けた場合に、第1制御部4が、図4に示す制御フローを所定の周期で実行する。従って、第1制御部4は、所定の周期ごとに図4に示す制御フローのステップS1へ移行する。
ステップS1において、第1制御部4は、撮像部8から入力された車外画像に含まれる車両1の一部と道路上の走行レーンを区切るラインとの距離を導出する。
車両1の進行方向における道路上の走行レーンを仕切るラインは、撮像部8で得られる車外画像中に示される車両の外部の所定の領域に含まれている。
その車外画像中に示される所定の領域とは、図5に示すように車両1のボンネットBにおける前端部の左右中央の点Cから左右方向に少なくとも2m離間した位置までを含む領域である。これにより、図5に示すように、車両1が走行する道路上の走行レーンと、隣接する走行レーンとの境界を示す左側ラインLL及び右側ラインRLが、車外画像中に示されることになる。
制御部4は、カラー画像である車外画像を白と黒との画像に変換した場合に、車外画像を構成する複数の画素それぞれが示す明るさの濃度を検知して、図5に示すような、車外画像に含まれる道路上の走行レーンを区切る左側ラインLL及び右側ラインRLのうち、右側ラインRLラインを認識する。つまり、制御部4は、複数画素それぞれが示す明るさの濃度値が高い場合に、パルス信号を検知するため、検知した1のパルス信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの幅が、予め設定された路面のラインを特定する幅と一致した場合にラインを認識したと判定する。
第1制御部4は、図5に示すような、車外画像を利用して、車外画像に含まれる、車両1のボンネットBにおける端部の中央点Cと、車外画像において認識した右側ラインRLであって、車両1の右側前輪まで仮想的に延長させた場合のラインRLのポイントPとの相対距離Dを算出する。
第1制御部4は、算出した相対距離Dを、第2制御部5へ送信する。次に、ステップS2へ移行する。
ステップS2において、第1制御部4は、今回算出したその相対距離Dと、過去に算出したその相対距離Dに基づいて、車両1が横方向へ移動する際の加速度Gを算出する。また、第1制御部4は、算出した横方向への横加速度Gを、第2制御部5へ送信する。次に、ステップS3へ移行する。
ステップS3において、第1制御部4は、算出した相対距離Dと横方向への横加速度Gとに基づいて、車両1がそのラインを逸脱するか否かを判定する。なお、このように判定される車両1のラインの逸脱を以降において「車両逸脱」という。この「車両逸脱」は、車両1がそのラインを逸脱する可能性が高い場合と、車両1がそのラインを実際に逸脱した場合との両方を含む概念である。
第1制御部4は、備えるROMに予め記憶されている図8に示すようなマップを参照して、相対距離Dと横方向への横加速度Gとが交差する位置を求める。そして、第1制御部4は、当該位置が、図中に示す車両逸脱警戒領域Wに含まれるか否かに基づいて車両逸脱を判定する。第1制御部4が、車両逸脱を判定する場合は、ステップS4へ移行する(ステップS3においてYES)。車両逸脱を判定しない場合は、リターンへ移行する(ステップS3においてNO)。
ここで、図8に示すマップについて説明する。車両1と右側ラインRLとの相対距離D、及び、横加速度Gが、マップにおける車両逸脱警戒領域Wに位置する場合は、車両1が右側ラインRLを逸脱する可能性が高い場合、又は、車両1が右側ラインRLを逸脱している場合である。ドライブレコーダは、そのような判定したときからの車外画像を第2揮発性記憶部6から不揮発性記憶部7へ記録する。
車両1が右側ラインRLを逸脱する可能性が高い場合とは、横加速度Gが比較的小さくて相対距離Dが比較的小さい場合や、横加速度Gが比較的大きくて相対距離Dが比較的大きい場合などであり、そのような場合を車両逸脱警戒領域Wに設定している。
一方、相対距離Dが比較的大きくて、横加速度Gが比較的小さい場合や、相対距離Dが比較的小さくて、横加速度Gが比較的大きい場合などは、ラインを超える虞はないため、マップにおけるそのような領域は車両逸脱警戒領域Wには設定されていない。
つまり、このような逸脱警戒領域Wの設定は、車両1がそのラインを超えそうだと感じる人間の感覚に基づいて設定されている。例えば、図5に示すようなその相対距離Dから、図6に示すような相対距離Dへと短時間に変化した場合は、横加速度Gは大きいため、図7に示すように車両1はラインを逸脱する可能性は高い。次に、ステップS4へ移行する。
ステップS4において、第1制御部4は、第2制御部へ車両逸脱を判定したことを示す信号を送信し、第2制御部に車両逸脱フラグを図示しない不揮発性記憶部へオンさせる。次に、ステップS5へ移行する。
ステップS5において、第1制御部4は、音出力部11を制御して音を出力する。これにより、第1制御部4は、車両1がそのラインを逸脱する可能性があること、又は、ラインを逸脱したことをドライバなどへ知らせる。
次に、ドライブレコーダ2におけるドライブレコーダ機能を図9の制御フローに基づいて説明する。
<ドライブレコーダ制御>
第2制御部5は、ユーザ操作により操作部10からその機能を開始する旨の信号を受け付けた場合に、第2制御部5が、図9に示す制御フローを所定の周期で実行する。従って、第2制御部5は、所定の周期ごとに図9に示す制御フローのステップS6へ移行する。
ステップS6において、第2制御部5は、第2揮発性記憶部6の記憶量が所定量になっているか否かを判断する。所定量になっていると判断する場合は、ステップS7へ移行する(ステップS6において、YES)。所定量になっていると判断しない場合は、ステップS10へ移行する(ステップS10において、NO)。
ステップS7において、第2制御部5は、今回入力された車外画像、及び、第1制御部4から送信された相対距離D、並びに、加速度Gを含む車両データによって、第2揮発性記憶部6に記憶されている最古の車両データを上書きする。なお、車両データとは、車外画像、相対距離D及び加速度Gを含むデータである。
ステップS8において、第2制御部5は、図示しない不揮発性記憶部において記憶されている車両逸脱フラグがオンか否かを判断する。車両逸脱フラグがオンであると判断する場合は、ステップS9へ移行する(ステップS8においてYES)。車両逸脱フラグがオンであると判断しない場合は、リターンへ移行する(ステップS8においてNO)。
ステップS9において、第2制御部5は、第2揮発性記憶部6へ、今回入力された車両データと関連付けたフラグである関連付フラグを記憶する。次に、リターンへ移行する。
ステップS10において、第2制御部5は、第2揮発性記憶部6へ今回入力された車両データを記憶する。次に、ステップS8へ移行する。
つまり、この処理は、第2制御部5が、第2揮発性記憶部6をリングバッファにして、リングバッファ制御を実行する処理である。リングバッファ制御とは、第2制御部5が、第2揮発性記憶部6における最後の領域までデータを記憶すると最初の領域に戻って新たなデータを記憶する。これにより、リングバッファである第2揮発性記憶部6は、最も古いデータに対して新たなデータが順次に上書きされていく。このため、第2揮発性記憶部6においては、常に過去一定時間分の車両データが記憶された状態にできる。本実施の形態では、例えば30秒分以上の車両データが第2揮発性記憶部6に記録される。
次に、第2制御部5が、前述したリングバッファ制御により、第2揮発性記憶部6へ記憶していた車両データを不揮発性記憶部7へ記録させる制御を、図10に基づいて説明する。第2制御部5は、図10に示す制御を所定の周期で実行する。従って、第2制御部5は、所定の周期ごとに図10に示す制御フローのステップS11へ移行する。
なお、第2制御部5は、図9に示す制御と図10に示す制御とをマルチタスク制御機能により並列に処理する。
ステップS11において、第2制御部5は、加速度検知部9から受信する加速度GGが所定値以上か否かを判断する。加速度GGが所定値以上であると判断する場合は、ステップS12へ移行する(ステップS11においてYES)。加速度GGが所定値以上であると判断しない場合は、リターンへ移行する(ステップS11においてNO)。
つまり、第2制御部5は、車両1において特定の挙動が発生したか否か、即ち、車両1と他の物体との衝突が発生したか否かを、車両1に搭載の加速度検知部9から受信する加速度GG信号に基づいて判断している。従って、その所定値とは、車両1が他の物体と衝突した場合に検知する加速度GG信号を基準にして予め設定されている。
ステップS12において、第2制御部5は、第2揮発性記憶部6において、関連付フラグがオンにされているか否かを判断する。関連付フラグがオンにされていると判断する場合は、ステップS13へ移行する(ステップS12においてYES)。関連付フラグがオンにされていると判断しない場合は、ステップS17へ移行する(ステップS12においてNO)。
つまり、第2揮発性記憶部6に関連付フラグがオンされているということは、第1制御部4が、車両1が他の物体と衝突する前に、車両1が道路上の走行レーンを区切るラインを超えるという判断、即ち、車両逸脱判断をしたことを示している。
ステップS13において、第2制御部5は、第2揮発性記憶部6において、リングバッファ制御により記憶されている複数の車両データのうちの何れかの車両データへ関連付フラグを関連付けたときから、所定値を超えた加速度GG信号を受信したときまでが、所定時間(例えば、30秒)以内か否かを判断する。所定時間以内であると判断する場合は、ステップS14へ移行する(ステップS13においてYES)。所定時間以内であると判断しない場合は、ステップS17へ移行する(ステップS13においてNO)。
ステップS14において、第2制御部5は、第2揮発性記憶部6において、複数の関連付フラグが記憶されているか否かを判断する。複数の関連付フラグが記憶されていると判断する場合は、ステップS15へ移行する(ステップS14においてYES)。複数の関連付フラグが記憶されていると判断しない場合は、ステップS17へ移行する(ステップS14においてNO)。
ステップS15において、第2制御部5は、第2揮発性記憶部6において、記憶されている複数の関連付フラグが関連付けられた車両データのうち、最も過去の車両データ、即ち、最古の車両データを記憶したときから、加速度検知部9から加速度GG信号を受信したときまでの車両データを不揮発性記憶部7へ記録する。
ステップS16において、第2制御部5は、加速度検知部9から加速度GG信号を受信したときから例えば12秒後までの、第2揮発性記憶部6において記憶されている車両データを不揮発性記憶部7へ記憶する。
つまり、ドライブレコーダ2は、図11に示すように、車両1と他の物体との衝突前30秒からその衝突までにおいて、車両逸脱が発生した場合は、最も過去に車両逸脱を発生したときからその衝突が発生したときまでの車両データを第2揮発性記憶部6から不揮発性記憶部7へ記録する。更に、ドライブレコーダ2は、図11に示すように、その衝突が発生したときから12秒後までの車両データを不揮発性記憶部7へ記録する。次に、リターンへ移行する。
ステップS17において、第2制御部5は、車両1と他の物体との衝突前の例えば8秒からその衝突までの、第2揮発性記憶部6において記憶されている車両データを不揮発性記憶部7へ記録する。
つまり、ドライブレコーダ2は、ステップS12において、関連フラグをオンにしていない場合、即ち、車両逸脱判定をしていない場合は、図12に示すように、車両1と他の物体との衝突が発生する前8秒からその衝突までの車両データを第2揮発性記憶部6から不揮発性記憶部7へ記録する。更に、ドライブレコーダ2は、図12に示すように、その衝突が発生したときから12秒後までの車両データを不揮発性記憶部7へ記録する。
また、ドライブレコーダ2は、ステップS13において、第2揮発性記憶部6において、リングバッファ制御により記憶されている複数の車外画像のうちの何れかの車外画像へ関連付フラグを関連付けたときから、所定値を超えた加速度GG信号を受信したときまでが、30秒以内ではない場合、即ち、車両1と他の物体との衝突前30秒よりも前に車両逸脱を判定する場合は、図13に示すように、車両逸脱を判定したときからではなく、車両1と他の物体との衝突前8秒からその衝突までの車両データを第2揮発性記憶部6から不揮発性記憶部7へ記録する。更に、ドライブレコーダ2は、図13に示すように、その衝突が発生する前8秒からその衝突までの車両データを第2揮発性記憶部6から不揮発性記憶部7へ記録する。更に、ドライブレコーダ2は、図13に示すように、その衝突が発生したときから12秒後までの車両データを不揮発性記憶部7へ記録する。
このため、ドライブレコーダ2は、車両衝突の原因に関係がある可能性が高い車両データ、即ち、車両逸脱したときからその衝突数秒後までの車両データを確実に記録させることができる。また、車両逸脱を判定していない場合には、車両逸脱を判定した場合と同じ時間(第1の時間)の車両データを記録させないで、その時間よりは短い時間(第2の時間)の車両データを記録させるようになっている。車両逸脱を判定していない場合は、衝突の前の時間を大きく遡っても、車両衝突の原因に関係がある事象が発生していない可能性が高い。このため、車両逸脱を判定していない場合には、比較的短い時間の車両データを記録することで、車両衝突の原因に関係がある可能性が低い車両データを無駄に記録せず、車両衝突の原因に関係がある可能性の高いデータのみを記録させることができる。
ステップS18において、第2制御部5は、第2揮発性記憶部6において、記憶されている関連付フラグが関連付けられた車両データを記憶したときから、加速度検知部9から加速度GG信号を受信したときまでの車両データを不揮発性記憶部7へ記録する。
つまり、ドライブレコーダ2は、図11に示すように、車両1と他の物体との衝突生前30秒からその衝突までにおいて、車両逸脱が発生した場合は、車両逸脱を発生したときからその衝突が発生したときまでの車両データを第2揮発性記憶部6から不揮発性記憶部7へ記録する。更に、ドライブレコーダ2は、図11に示すように、その衝突が発生したときから12秒後までの車両データを不揮発性記憶部7へ記録する。次に、リターンへ移行する。
このように、ドライブレコーダ2は、車両逸脱を判定したときから車両1と他の物体との衝突を検知したときまでの、車外画像を不揮発性記憶部7へ記録するため、例えば、ドライブレコーダ2は、図14に示す、車両逸脱を判定した車外画像G1からその衝突後12秒までの車外画像G6のような走行履歴を記録することができ、衝突の原因を特定しやすくできる。
更に、ドライブレコーダ2は、車両逸脱を判定したときから、車両1と他の物体との衝突を検知したときまでの、相対距離Dを不揮発性記憶部7へ記録するため、図15に示すような、車外画像に映る道路上の右側ラインRLを基準にした車両1の走行履歴Kを確認することができる。
更に、ドライブレコーダ2は、車両逸脱を判定したときから、車両1と他の物体との衝突を検知したときまでの、加速度GGを不揮発性記憶部7へ記録するため、車両1が道路上の右側ラインRLをどのような速度で逸脱したかを確認することができる。
つまり、少なくとも、車両逸脱からその衝突までを記録した車外画像によって、車両1と他の物体との衝突の原因が、ドライバの危険運転によるものなのか、人の飛び出しによる回避運転によるものなのか、路上に駐車されている車両を避けようとしたものなのか、車両1が反対車線を逆走したものなのか、又は、車両1が路面をスリップしたものなのかなどを特定しやすくできる。
<変形例>
以上、本発明の代表の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記代表の実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では他の実施形態である変形例について説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜組み合わせても良い。
<変形例1>
上記代表の実施の形態における「ステップS5において、第1制御部4は、音出力部11を制御して音を出力する。これにより、第1制御部4は、車両1がそのラインを逸脱する可能性があること、又は、ラインを逸脱したことをドライバなどへ知らせる」すると説明したが、ドライブレコーダ2が車両1に搭載されるナビゲーション装置と通信ケーブルによって接続され、ドライブレコーダ2の第1制御部4が通信ケーブルを介してナビゲーション装置へ車両逸脱判断による警報を示す信号を送信し、その信号を受信したドライブレコーダ2が警報を示す音や映像を出力するものであっても良い。
<変形例2>
上記代表の実施の形態における、撮像部8の搭載方法を、「撮像部8の車両1への搭載は、車両1のフロントガラス内側であって、フロントガラスとバックミラーとの間において、その撮像方向が車外へ向くよう搭載される」と説明したが、車両1のリアガラス内部の上端中央に搭載されても良い。
この場合、撮像部8の撮像方向が車外へ向くように搭載され、撮像部8が備えるレンズの搭載角度は、撮像部8が撮像した車外画像において、車両1が通常の走行を行った場合に、車両1のトランクの端部が映るように設定され、かつ、車両1の進行方向の逆方向における道路上の走行レーンを仕切るラインが所定の領域に映るように設定される。
その車外画像中に示される所定の領域とは、車両1のトランクにおける前端部の左右中央の点Cから左右方向に少なくとも2m離間した位置までを含む領域である。これにより、車両1が走行する道路上の走行レーンと、隣接する走行レーンとの境界を示す左側ラインLL及び右側ラインRLが、車外画像中に示されることになる。
このように撮像部8を搭載するため、第1制御部4は、車外画像を利用して、車外画像に含まれる、車両1のトランクにおける端部の中央点と、車外画像において認識した右側ラインRLであって、車両1の右側後輪まで仮想的に延長させた場合のラインRLのポイントとの相対距離Dを算出することができる。
<変形例3>
上記代表の実施の形態においては、「車両における特定の挙動を検知した場合に、揮発性メモリに記憶されている画像のうち車両逸脱を判定したときからの画像を、不揮発性メモリへ記録する」と説明したが、車両逸脱を判定したときとは、厳密にその判定をした時点、その判定をした時点より一定時間(例えば、2秒)前のとき、及び、その判定をした時点より一定時間(例えば、2秒)後のときの何れかを含んでも良い。
<変形例4>
各実施例の制御を説明するフローチャート図における各処理は、便宜上、一の系列で示しているが、細分化されたそれぞれの処理を制御部がマルチタスク制御機能により並列に処理するものであっても良い。
2 ドライブレコーダ
3 第1揮発性記憶部
4 第1制御部
5 第2制御部
6 第2揮発性記憶部
7 不揮発性記憶部
8 撮像部
9 加速度検知部
W 車両逸脱警戒領域

Claims (3)

  1. 車両に搭載されるドライブレコーダであって、
    前記車両に搭載される撮像部が所定周期で取得する画像を入力する入力手段と、
    前記画像から前記車両が走行する走行レーンの白線を認識し、前記車両と前記走行レーンの前記白線との位置関係としての相対距離を判定する判定手段と、
    前記車両における特定の挙動を検知する検知手段と、
    前記判定手段の判定結果と前記検知手段の検知結果とに基づき走行レーンからの車両の逸脱可能性を推定し、前記判定結果に関連する情報の関連情報をメモリに保存する制御手段とを備え、
    前記特定の挙動を検知する検知手段は、車両における横方向の加速度に基づき挙動を検知するものであり、
    前記制御手段は、前記判定手段で判定された前記相対距離の大小と、前記検知手段で検知された挙動における前記横方向の加速度の大小との関係から前記逸脱可能性を推定することを特徴とするドライブレコーダ。
  2. 請求項に記載のドライブレコーダにおいて、
    前記制御手段は、前記制御手段によって前記逸脱可能性を推定したときに、前記関連情報を前記メモリに保存することを特徴とするドライブレコーダ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のドライブレコーダにおいて、
    前記制御手段は、所定時間以内に前記逸脱可能性が複数回推定された場合は、そのうち最も過去に前記逸脱可能性が推定された結果に基づく前記関連情報を前記メモリに保存することを特徴とするドライブレコーダ。
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