JP5969051B2 - 吸入デバイス用の用量カウント機構(Dose Counting Mechanism)および吸入デバイス - Google Patents

吸入デバイス用の用量カウント機構(Dose Counting Mechanism)および吸入デバイス Download PDF

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Description

本開示は、吸入デバイス用の用量カウント機構およびそのような用量カウント機構を備える吸入デバイスに関する。
吸入デバイスは一般に、使用者の吸引空気流(suction airstream)によって起動されるものであり、物質、具体的には粉末状の物質の吸入を目的とする。吸入デバイスは、たとえば特許文献1に記載されている。
用量カウント機構を備える吸入デバイスは、従来技術で知られている。具体的には、特許文献2は、吸入トリガ式の解放機構および用量カウンタを備える吸引器を示す。さらに、特許文献3は、容器内に残っている残り用量を自動的にカウントする用量カウンタを備える呼吸起動式の用量測定吸引器を示す。さらに、特許文献4は、投与サブアセンブリおよび用量カウント・サブアセンブリを備える粉末吸引器を開示する。
WO2009/065707A1 WO2009/029028A1 WO2007/141520A1 EP1386630A1
本開示の目的は、改善された吸入デバイス用の用量カウント機構、たとえば使用者が使いやすい用量カウント機構を提供することである。さらに、本開示の目的は、改善された吸入デバイスを提供することである。
この目的は、特に、独立請求項の主題によって実現することができる。有利な実施形態および改良形態は、従属請求項の主題である。しかし本明細書では、請求される概念に加えて、さらに有利な概念を開示することができる。
一態様は、第1の状態および第2の状態を含む吸入デバイス用の用量カウント機構に関し、この機構は、使用者の吸引空気流によって第1の状態から第2の状態へ変化するように構成される。
用量カウント機構を動作させるために、相互作用部材を使用することができ、相互作用部材は、この機構に含まれる。相互作用部材は、用量カウント機構のカウント機能を動作させるように有効にされる。これは特に、相互作用部材と機構の他の部分との相互作用によって行うことができる。具体的には、相互作用部材は、機構の他の部分と相互作用して、カウント数を増分または減分させることができる。
用量カウント機構の状態は、用量カウント機構の部分の、互いに対する相対的な場所に対応することができる。具体的には、用量カウント機構の2つの部分は、用量カウント機構の第1の状態および第2の状態の一方で、互いに係合することができる。さらに、前記2つの部分は、用量カウント機構の第1の状態および第2の状態の他方で、互いに係合解除することができる。2つの部分は、相互作用部材およびカウント部材とすることができる。
具体的には、第2の状態は、カウント機構の起動状態とすることができる。さらに、第1の状態は、カウント機構の停止状態とすることができる。
用量カウント機構の第2の状態は、用量カウント機構がカウント数を増分または減分させるように有効にされる状態とすることができる。さらに、第1の状態は、用量カウント機構が事前の起動なくカウント数を増分させることが防止される状態とすることができる。
本開示はさらに、用量カウント機構および作動要素からなる吸入デバイスに関し、作動要素は、吸入デバイスの用量送達動作中に動かされるように構成され、カウント機構は、第1の状態および第2の状態を有し、カウント機構は、使用者の吸引空気流によって第1の状態から第2の状態へ変化するように構成され、用量カウント機構は、相互作用部材およびカウント部材を備え、カウント部材は、カウント数をカウントし、相互作用部材は、カウント部材と相互作用してカウント数を増分または減分させるように有効にされ、相互作用部材は、吸入デバイスの作動要素の一体部分であり、または作動要素に固定することができる。
吸入デバイスの用量送達動作中に動かされる作動要素は、用量送達機構の一部とすることができる。作動要素は、カウント機構以外の目的で、吸入デバイス内で必要とされることがある。作動要素は、用量送達動作の際に使用者の吸引空気流によって動かされるように構成することができる。作動要素の動きは、用量送達動作の際に必要とされることがある。
カウント機構は作動要素と協働するように構成することができるため、カウント機構に必要とされる構成要素の数を削減することができる。具体的には、相互作用部材が作動要素に固定され、またはさらに作動要素によって一体形成されるため、カウント機構に必要とされる構成要素の数を削減することができる。具体的には、作動要素の動きを、カウント機構の状態を変更することができる。作動要素の動きを、相互作用部材によってカウント機構のさらなる要素へ転移することができる。たとえば、相互作用部材は、作動要素の動きをカウント部材の動きに転移するように構成することができる。
用量カウント機構は、数を増分または減分させるように構成することができる。具体的には、カウント数は、デバイス内に残っている用量の数に対応することができる。この場合、各用量送達後、カウント数を1ずつ減分させることができる。
用量カウント機構は、アセンブリ、具体的にはいくつかの部分からなるアセンブリとすることができる。
好ましくは、用量カウント機構は、用量送達が吸入デバイスによって実際に実施された場合にのみカウント数の増分または減分が有効にされるように構成される。具体的には、吸入デバイスは、使用者の吸引空気流が用量の送達を引き起こすように構成することができ、したがって空気流は、送達に対応すると見なすことができる。
しかし、用量の送達に対応する第1の吸引を実行した後、使用者は、たとえば係合部材をデバイスのハウジングに係合し、その後係合解除することによって、吸入デバイスに負荷をかけることなく、吸入デバイスのマウスピースから再び吸引することができる。この第2の吸引は、吸入に負荷がかかっていないため、第2の用量送達をトリガすることができない。好ましくは、用量カウント機構は、この場合に用量カウント機構がカウント数を変化させないように構成される。好ましくは、使用者の吸引は、用量カウント機構の状態を第2の状態へ変更するが、実際にはカウント数の変化を招かない。
それによって、第2の吸引が誤ったカウントをトリガしないことが確実になる。具体的には、負荷のかかっていない吸入デバイスで実行される第2の吸引は、用量カウント機構の状態を変更しない。
一実施形態では、カウント機構は、カウント機構が第2の状態であるときのみ、カウント数をカウント、すなわち増分または減分させるように有効にされる。言い換えれば、カウント機構は、事前に、増分のために起動された第2の状態になっているはずである。したがって、カウント機構が第1の状態であるとき、カウント機構は、カウント数を増分または減分させることが防止される。それによって、偶発的なカウントが生じないことが確実になる。
カウント数の増分または減分は、係合部材、たとえばキャップをデバイスのハウジングに係合させることによって引き起こすことができる。
一実施形態では、カウント機構は、第2の状態から第1の状態への変化がカウント数を増分または減分させるように構成される。具体的には、カウント機構は、係合部材、たとえばキャップ部材を吸入デバイスのハウジングに係合させることによって、第1の状態へ変化させることができる。
カウント数は、カウント機構が事前に第2の状態へ変更された場合のみ、係合部材をハウジングに係合させることによって増分または減分される。それによって、以下のシナリオで誤ったカウントが防止される:すなわち、使用者は、キャップ部材をハウジングから係合解除する。使用者は、吸入を実行しない。したがって、用量が送達されない。次いで使用者は、キャップ部材をハウジングに係合させる。キャップ部材の単なる係合解除および係合では、用量カウント機構の状態は変更されない。具体的には、用量カウント機構は、第1の状態、具体的には停止状態のままである。したがって、キャップ部材をハウジングに係合させることで、用量カウント機構の状態は変更されず、したがって、カウント数の変化を招かない。用量が事前に送達されている場合、キャップ部材の係合は、カウント数の変化を招くはずである。具体的には、用量カウント機構は、第2の状態から第1の状態へ変更され、それによってカウント数を変化させるはずである。
言い換えれば、用量カウント機構は、第1の工程で係合部材がハウジングから係合解除され、第2の工程で使用者がマウスピースから吸引を実行し、第3の工程で係合部材がハウジングに係合された場合のみ、カウント数が増分されるように構築される。それによって、用量カウント機構は、以下の2つのシナリオで誤ったカウントを防止する:すなわち、
使用者は、第2の工程を省くことがあり、すなわち係合部材が係合解除され、その後用量が投薬されることなくハウジングに再び係合される。用量カウント・メカニム(mechanim)は、このシナリオで、カウント数の増分または減分が引き起こされないように構成される。第2のシナリオでは、使用者は、第2の工程で2回の吸引を実行する。しかし、この場合、1つの用量だけが送達される。用量カウント機構は、このシナリオで、カウント数が1回だけ増分または減分されるように構成される。
吸入デバイスは、用量送達動作中に動かされる要素、すなわち用量送達動作中に軸方向に遠位方向で動かされる作動要素を備える。具体的には、作動要素は、使用者の吸引空気流によって動かされる。さらに、用量カウント機構は、作動要素に固定された相互作用部材を備える。したがって、相互作用部材は、作動要素の軸方向運動に追従する。さらに、用量カウント機構のカウント数は、作動要素の動きによって相互作用部材が事前に変位されている場合にのみ変更することができる。
カウント機構の第2の状態は、用量送達のための作動要素の動きによって相互作用部材が動かされることに対応する。したがって、カウント機構の第1の状態は、用量送達が実行される前に相互作用部材および作動要素が第1の位置にあることに対応する。
さらに、係合部材がハウジングに係合され、用量が事前に送達されているとき、この係合処理中に作動要素が動かされ、それによって相互作用部材が動かされる。この動きは、カウント数の増分または減分に対応する。
一実施形態では、カウント機構は、カウント部材と、カウント部材と相互作用してカウント数を変化させるように有効にされた相互作用部材とを備える。カウント部材は、歯車を備えることができる。相互作用部材は、直接、またはカップリング部材を介して、カウント部材と相互作用することができる。
この場合、相互作用部材がホイールの回転を引き起こすように有効にすることができる。好ましくは、歯車は、デバイス内に残っている用量の数に対応できる数字を備える。用量カウント機構は、相互作用部材と歯車とが相互作用するように構成することができ、その結果、歯車がデバイス内に残っている用量の数を表示するように構成される。
カウント機構は、複数のホイールを備えることができる。具体的には、カウント機構は、第1の歯車、第2のホイール、および第3のホイールを備えることができる。第1の歯車は、残っている用量の数の1の位に対応することができ、第2のホイールは、10の位に対応することができ、第3のホイールは、100の位に対応することができる。相互作用部材は、第1の歯車と直接相互作用するように構成することができる。第1の歯車は、第2のホイールと直接相互作用するようにさらに構成することができる。さらに、第2のホイールは、第3のホイールと直接相互作用するように構成することができる。
第2のホイールおよび第3のホイールも、同様に歯車とすることができる。しかし、これらのホイール間の他のカップリングも可能である。
さらに、これらのホイールの他の実施形態も同様に可能である。具体的には、用量カウント機構は、数字を備える1つまたは2つのホイールのみを備えることができる。別法として、第1の歯車は、歯車の回転を表示ユニットの更新に変換する別の表示ユニット、たとえば電子または機械式ディスプレイにカップリングすることができる。
一実施形態では、用量カウント機構は、カップリング部材をさらに備えることができる相互作用部材は、カップリング部材に作用するように構成され、カップリング部材は、相互作用部材の動きをカウント部材へ伝えるように有効にされる。具体的には、カップリング部材は、ゼネバ車(Geneva wheel)または歯車とすることができる。
さらに、カップリング部材は、歯車を備えることができ、相互作用部材は、カウント機構が第1の状態から第2の状態へ変更されたときに歯車の歯に沿って摺動するように構成することができる。
一実施形態では、カップリング部材とカウント部材は、単一の要素によって形成される。言い換えれば、カップリング部材は、カウント部材の一体部分として提供することができる。
一実施形態では、相互作用部材は、カウント機構が第1の状態から第2の状態へ変化させられたときに、歯車の歯に沿って、具体的には歯車の歯の上面に沿って摺動するように構成される。好ましくは、歯の側面に沿って摺動することによって、歯車は動かされない。しかし、相互作用部材を、歯車を動かす準備のできた位置へ転移させることができる。
一実施形態では、機構は、カウント機構が第2の状態から第1の状態へ変更されたときに相互作用部材が歯に作用し、それによってカウント数を増分または減分させるように構成される。具体的には、相互作用部材は、歯を押すことができる。それによって、相互作用部材は、第1の歯車を所定の角度だけ回転させることができる。
歯車の歯は、各々2つの相互作用面を備えることができる。第1の相互作用面は、歯の上面とすることができる。第2の相互作用面は、歯の側面とすることができる。用量カウント機構は、相互作用部材が歯車を動かすことなく上面に沿って摺動することができるように構成することができる。具体的には、カウント機構が第1の状態であるとき、相互作用部材に当接する歯の上面は、吸入デバイスの長手方向軸および相互作用部材の長手方向軸に対して傾斜させることができる。
さらに、側面は、相互作用部材が側面に作用することができ、すなわち側面に力を転移することができるように構成することができる。この力は、第1の歯車に対して接線方向に、具体的には第1の歯車の回転軸に対して直角に誘導することができる。それによって、この力は、歯車の回転を引き起こすことができる。具体的には、カウント機構が第2の状態になったとき、相互作用部材に当接する歯の側面は、相互作用部材の長手方向軸および吸入デバイスの長手方向軸に対して実質上直角とすることができる。
さらに、第1の歯車の完全な回転後、第2のホイールが所定の角度だけ回転させられるように、第1の歯車が第2のホイールおよび第3のホイールと相互作用するように有効にすることができる。さらに、第2のホイールの完全な回転後、第3のホイールを所定の角度だけ回転させることができる。
一実施形態では、相互作用部材は偏向可能である。具体的には、相互作用部材は、偏向可能なスティックを構成することができる。相互作用部材は、プラスチック材料によって形成することができる。具体的には、相互作用部材は、射出成形によって形成することができ、吸入デバイスの作動要素と係合するように構成することができ、または作動要素の一体部分とすることができる。好ましくは、相互作用部材は、作動要素を動かすのに必要とされる力をあまり増大しないように軽い重量を含む。作動要素は、ピストンを構成することができる。
一実施形態では、用量カウント機構は、相互作用部材がカウント機構の第1の状態で偏向されるように構成することができる。さらに、一実施形態では、相互作用部材はカウント機構の第2の状態では偏向されない。したがって、カウント機構を第1の状態から第2の状態へ変更することは、相互作用部材を第1の状態から第2の状態へ、具体的には偏向した状態から偏向していない状態へシフトさせることに対応することができる。
一実施形態では、用量カウント機構は、吸入デバイスを起動させるのに必要とされる減圧(underpressure)の量を調整するばねをさらに備える。ばねは、相互作用部材に、または吸入デバイスの作動要素にカップリングすることができる。
好ましくは、吸入デバイスは、使用者の吸引空気流によって起動される。使用者の吸引空気流はカウント機構をも第1の状態から第2の状態へ変更するため、吸入デバイスを起動させるために使用者の吸引空気流によって加えられる必要のある力は、用量カウント機構によって増大されることがある。この作用は、ばねによって正常に戻すことができる。具体的には、ばねは、相互作用部材によって作動要素に加えられる力とは反対に誘導される力を作動要素に加えることができ、たとえばばねは、吸入デバイスのマウスピースに向かって力をピストンに加えることができる。
一態様によれば、本開示は、上記で開示した用量カウント機構を備える吸入デバイスに関する。具体的には、前記用量カウント機構は、吸入デバイスの作動要素にカップリングすることができる。作動要素は、ピストンを構成することができる。具体的には、作動要素は、使用者の吸引空気流によって作動可能な呼吸アクチュエータとして構成することができる。
一実施形態では、吸入デバイスは、ハウジングと、ハウジングに係合可能な係合部材とをさらに備えることができる。カウント機構は、係合部材がハウジングに係合されているときに第1の状態とすることができる。係合部材をハウジングに係合させる前にカウント機構が第2の状態である場合、係合部材をハウジングに係合することによって、カウント機構を第2の状態から第1の状態へ変更することができる。係合部材をハウジングに係合する前にカウント機構が第1の状態である場合、係合部材がハウジングに係合されたとき、カウント機構は第1の状態のままである。一例として、係合部材はキャップとすることができる。
好ましくは、キャップがハウジングに係合されているとき、用量の送達は可能でない。したがって、カウント用量の増分は用量が投薬される場合にのみ必要とされるため、キャップが係合されている状態でカウント機構を起動させる必要はなく、すなわち第2の状態へ変更する必要はない。具体的には、用量カウント機構および吸入デバイスは、キャップがハウジングから係合解除されたときにデバイス内に残っている用量の正確な数がカウント機構によって示されるように構成することができる。
一実施形態では、吸入デバイスは、使用者の吸引空気流によって第1の位置から第2の位置へ変位可能な作動要素を備える。第1の位置は、第2の位置より遠位の位置とすることができる。具体的には、第1の位置は、第2の位置より吸入デバイスのマウスピースに近くすることができる。
好ましくは、カウント機構は、作動要素にカップリングされており、作動要素の変位によって第1の状態から第2の状態へ変更可能である。逆も同様であり、カウント機構は、作動要素の変位によって第2の状態から第1の状態へ変更可能とすることができる。作動要素が第1の位置にある場合、用量の送達を防止することができる。作動要素が第2の位置にある場合、用量の送達を有効にすることができる。
好ましくは、カウント機構の相互作用部材は、作動要素にカップリングされており、作動要素の変位によって第1の状態から第2の状態へ変更可能である。具体的には、相互作用部材は、相互作用部材が用量送達動作中に作動要素の軸方向運動に追従するように、作動要素にカップリングすることができる。
さらに、キャップをハウジングに係合させることで、作動要素を第2の位置から第1の位置へ動かすことができる。好ましくは、吸入デバイスは、第1の吸引と連続する第2の吸引との間でキャップがハウジングに係合されている場合にのみ用量送達が実行されるように構成される。
一実施形態では、カウント機構は、作動要素を第1の位置から第2の位置へ変位させることによって、第1の状態から第2の状態へ変化するように構成することができる。作動要素は、使用者の吸引空気流によって変位させることができる。
好ましくは、カウント用量は、用量カウント機構が第2の状態へ変更されたときにのみ増分または減分され、その後、キャップはハウジング上へ戻される。それによって、間にキャップをハウジングに係合させなかった2つの吸引を誤って2重にカウントすることが防止される。この場合、第1の吸引のみが用量送達に対応する。第2の吸引は、用量送達をトリガしない。
一実施形態では、吸入デバイスは、平衡化部材を備えることができる。具体的には、相互作用部材と平衡化部材とはどちらも、作動要素に配置することができる。平衡化部材は、相互作用部材とは反対側に配置することができる。平衡化部材は、作動要素が相互作用部材の重量によって片側へ傾斜するのを防止することができる。したがって、平衡化部材は、作動要素を平衡にする。
一実施形態では、ハウジングは、カウント機構のカウント数を示す窓を備えることができる。したがって、この窓を通じて、歯車の一部を見えるようにすることができる。具体的には、第1の歯車の1つの数字、第2のホイールの1つの数字、および第3のホイールの1つの数字を、窓を通じて見えるようにすることができる。
さらなる特徴および改良形態は、添付の図に関連する例示的な実施形態の以下の説明から明らかになる。
代替実施形態によれば、少なくとも1用量の薬剤を送達する吸入デバイスが提供され、この吸引デバイスは、代替用量カウント機構と、所与の数の用量、具体的には所定の数の用量が送達されたときに吸入デバイスの動作を防止するロックアウト機構とを備える。ロックアウト機構によって防止されるように構成されるこの動作は、吸入デバイスの用量送達動作とすることができる。代替用量カウント機構はまた、第1の状態および第2の状態を有し、用量カウント機構は、使用者の吸引空気流によって第1の状態から第2の状態へ変化するように構成される。
具体的には、代替用量カウント機構は、吸入デバイスの作動要素にカップリングされた相互作用部材を備えることができる。さらに、代替用量カウント機構は、カップリング部材およびカウント部材を備えることができる。カップリング部材は、第1の方向、たとえば近位方向での相互作用部材の動きが、カウント部材の動きに転移され、カウント数の増分または減分に転移されるように構成することができる。この文脈で、「近位端」という用語は、デバイスの投薬端から最も遠く離れた吸入デバイスの端部またはデバイスの一部の端部を指すことができる。したがって、近位方向の動きとは、近位端に向かう動きである。さらに、カップリング部材は、第2の方向、たとえば遠位方向での相互作用部材の動きが、カウント部材の動きに転移されず、それによってカウント数が変更されないように構成することができる。「遠位端」という用語は、投薬端に最も近い吸入デバイスの端部または吸入デバイスの一部を指すことができる。したがって、遠位方向の動きとは、遠位端に向かう動きである。
好ましくは、この動作は、所与の数の用量が送達された後、ロックアウト機構によって恒久的に防止される。たとえば、所与の数の用量が送達された後、ロックアウト機構の阻止要素が、相互作用部材に係合することができ、それによって相互作用部材のさらなる動き、具体的には相互作用部材の軸方向運動を防止する。具体的には、ロックアウト機構がこの動作を防止した後は、デバイスのハウジングが開かれてロックアウト機構が解放された場合のみ、この動作を再び可能にすることができる。好ましくは、ロックアウト機構をロック解除するために、薬剤容器を交換または再充填する必要がある。この場合、デバイスは、容器の交換を可能にする再利用可能なデバイスになるように構成することができる。ロックアウト機構は、容器が空のとき、すなわち容器が医療用物質を含まないとき、吸入デバイスの動作を防止するように構成することができる。
別法として、デバイスは、ロックアウト機構がデバイスをロックした後、すなわち動作を防止した後、その動作を再び有効にすることが一切できなくなるように構成することができる。この場合、デバイスは、デバイスがロックされた後に処分されるように構成することができる。
使用者が動作を実行するとき、動作に成功したことを使用者に伝える可聴または可視フィードバックを使用者に提供することができる。しかし、動作がロックアウト機構によって防止された場合、フィードバックが提供されないことによって、動作がうまく実施されなかったことを使用者に警告することができる。したがって、フィードバックがないことで、以前の投与動作によって所与の数の用量がすでに送達されており、したがってデバイスが使い尽くされていることを使用者に示すことができる。
用量の所与の数は、具体的には、吸入デバイスによって提供することができる用量の総数、具体的には薬剤容器によって提供される用量の数に対応することができる。したがって、ロックアウト機構は、デバイスが空のためにさらなる用量を送達することができないとき、動作を防止する。
一実施形態では、ロックアウト機構によって防止されるように構成されるこの動作は、吸入デバイスの用量送達動作である。しかし、用量設定動作もやはり可能とすることができる。具体的には、デバイスは、動作中、具体的には用量送達動作中に、要素、具体的にはデバイスの駆動機構の要素を動かさなければならないように構成することができる。ロックアウト機構は、前記要素の動きを防止し、それによって用量送達動作を防止することができる。
一実施形態では、ロックアウト機構は、阻止位置を有する阻止要素を備え、阻止要素が阻止位置にあるとき、吸入デバイスの動作は防止される。
具体的には、阻止要素は、デバイスの動作中、具体的には用量送達動作中に動かさなければならない要素の動きを防止することができる。具体的には、阻止要素は、デバイスのハウジングに対する要素の動きを防止することができる。一例として、阻止要素は、要素に係合することができ、たとえば阻止要素は、要素を機械的に固定することができる。
一実施形態では、阻止要素は、所与の数の用量が送達されていない場合に吸入デバイスの動作を可能にする非阻止位置をさらに有する。非阻止位置では、阻止要素は、動作、具体的には用量送達動作の際に動くように構成された要素に機械的に係合することができない。それによって、用量送達動作を可能にすることができる。
一実施形態では、吸入デバイスは、所与の数の用量が送達されたときに阻止要素が非阻止位置から阻止位置へ変化するように構成される。具体的には、デバイスは、所与の数の用量が送達され、さらにキャップが吸入デバイスのハウジング上へねじ留めされたときに、阻止要素が非阻止位置から阻止位置へ変化するように構成することができる。キャップをハウジング上へねじ留めすることで、用量カウント機構の更新を引き起こすことができる。用量カウント機構が更新され、したがって所与の数の用量をカウントしたとき、阻止位置への阻止要素の動きを引き起こすことができる。したがって、デバイスは、所与の数の用量が送達されて用量カウント機構が更新されたときに阻止要素が阻止位置へ動くように構成することができる。
具体的には、所与の数の用量が送達されたとき、阻止要素の非阻止位置と阻止位置との間の経路が開け、その結果、阻止要素は、動作中、具体的には用量送達中に動かされる要素に係合することが可能になる。前記要素は、作動要素にカップリングされた相互作用部材とすることができる。したがって、阻止要素は、相互作用部材の動き、たとえば遠位方向での軸方向運動を防止し、さらに、相互作用部材は作動要素にカップリングされているため、阻止要素はまた、作動要素の動き、たとえば遠位方向での軸方向運動を防止する。
一実施形態では、用量カウント機構は複数の用量をカウントし、具体的には、用量カウント機構は、たとえばデバイス内に残っている用量の数またはデバイスによって送達された用量の数に対応する値を増分または減分させることができる。
用量カウント機構は、前記用量の数に関する情報を使用者に提供することができる。したがって、用量カウント機構は、使用者にとっての吸入デバイスの使いやすさを高めることができる。
一実施形態では、ロックアウト機構は、用量カウント機構によってカウントされる数が第1の所定の数値を有するときに吸入デバイスの動作を防止するように構成することができる。この第1の所定の数値は、所与の数の用量に対応することができる。ロックアウト機構はまた、カウント数が第1の所定の数値を有するときに用量カウント機構のさらなる動作を防止することができる。ロックアウト機構によって防止される用量カウント機構の動作は、数を増分または減分させることとすることができる。
一実施形態では、用量カウント機構は、カウント部材を備えることができる。カウント部材は、ホイールを備えることができる。好ましくは、カウント部材は可動式であり、具体的には回転可能である。カウント部材は、少なくとも第1の構成および第2の構成、具体的には第1の向きおよび第2の向きを有することができる。好ましくは、カウント部材は、カウント部材が第1の構成であるときに阻止要素の動きを防止するように構成される。さらに、カウント部材は、第2の構成であるとき、阻止要素の動きを可能にすることができる。一例として、カウント部材が第1の構成から第2の構成へ動かされるとき、非阻止位置から阻止位置への阻止部材の動きを可能にすることができる。別法として、第1の構成から第2の構成へのカウント部材の動きは、阻止部材の動きを可能にすることができるが、この動きは阻止位置への動きではない。したがって、動きが可能にされた後、阻止部材はやはり非阻止位置に位置することができる。
カウント部材は、カウント部材が第2の構成であるときに阻止要素の動きを可能にする経路を提供することができる。経路要素は、カウント部材内に設けられた開口部、具体的にはカウント部材を通る孔を構成することができる。好ましくは、経路は、カウント部材内で、カウント部材の中心とは異なる位置に設けられる。それによって、カウント部材の中心を通って延びる軸の周りをカウント部材が回転すると、経路の位置は変更される。
カウント部材は、数字を備えることができる。具体的には、カウント部材は、その側面上に数字を備えることができる。側面は、カウント部材の対称軸から離れる方を向く表面とすることができる。
一実施形態では、阻止要素は、経路と阻止要素とが位置合わせされたときに阻止位置へ動くように有効にされる。具体的には、カウント部材が第2の構成であるときに、阻止要素と経路とを位置合わせすることができる。好ましくは、カウント機構は、所与の数の用量が送達され、カウント機構が所与の数をカウントしたときに、経路と阻止要素とが位置合わせされるように構成される。この経路は、阻止要素の動きを、具体的には動作中に動かさなければならない要素への接触が阻止要素によって防止されることを可能にする動きを可能にすることができる。
一実施形態では、用量カウント機構は、第2のカウント部材を備えることができる。第2のカウント部材は、第1のカウント部材に類似の形状を有することができる。
具体的には、第2のカウント部材は、ホイールを提供することができる。好ましくは、第2のカウント部材は可動式であり、具体的には回転可能である。第2のカウント部材は、少なくとも第1の構成および第2の構成、具体的には第1の向きおよび第2の向きを有することができる。好ましくは、第2のカウント部材は、第2のカウント部材が第1の構成であるときに阻止要素の動きを防止するように構成される。さらに、第2のカウント部材は、第2の構成であるとき、阻止要素の動きを可能にすることができる。
第2のカウント部材は、第2のカウント部材が第2の構成であるときに阻止要素の動きを可能にする経路を備えることができる。この経路は、第2のカウント部材内に設けられた開口部、具体的には第2のカウント部材を通る孔を構成することができる。好ましくは、経路は、第2のカウント部材内で、カウント部材の中心とは異なる位置に設けられる。それによって、第2のカウント部材の中心を通って延びる軸の周りを第2のカウント部材が回転すると、経路の位置は変更される。
第2のカウント部材は、数字を備えることができる。具体的には、第2のカウント部材は、その側面上に数字を備えることができる。側面は、第2のカウント部材の対称軸から離れる方を向く表面とすることができる。
吸入デバイスは、すべてのカウント部材がそれぞれの第2の構成であるときにのみ阻止要素が阻止位置へ動くように有効にされるように構成することができる。具体的には、阻止要素は、各々のカウント部材の経路が阻止要素と位置合わせされたときにのみ、阻止位置へ動くことができる。
具体的には、阻止要素は、連続する動きによって阻止位置へ徐々に動くことができる。第1の動きは、第2のカウント部材が第2の構成に到達したときにのみ実施することができる。具体的には、次いで阻止要素は、第2のカウント部材の経路と位置合わせすることができる。しかし、この動きは、阻止部材と動作中に動かされる要素との係合を引き起こすことができず、それによって要素のさらなる動きを防止することができない。具体的には、阻止部材と動作中に動かされる要素との係合は、第1のカウント部材が第1の構成であることによって防止することができる。したがって、阻止部材はやはり非阻止位置に位置することができる。
第1のカウント部材が第2の構成に到達したとき、第2の動きを実施することができる。具体的には、次いで阻止要素は、第1のカウント部材の経路と位置合わせすることができる。この動きは、阻止部材と動作中に動かされる要素との係合を引き起こし、それによって動作中に動かされる要素のさらなる動きを防止することができる。したがって、次いで阻止部材は阻止位置に位置する。
一実施形態では、用量カウント機構は、相互作用部材およびカップリング部材を備えることができる。相互作用部材は、相互作用部材が第1の方向で動かされたときにカップリング部材と相互作用するように構成することができる。第1の方向は、近位方向とすることができる。
相互作用部材は、用量送達動作が完了した後、第1の方向で動かすことができる。具体的には、相互作用部材は、使用者が用量送達後動作を実行するとき、たとえばキャップをデバイスのハウジング上へねじ留めするとき、第1の方向で動かすことができる。
カップリング部材は、カウント部材にカップリングすることができ、それによって相互作用部材の動きをカウント部材へ伝えることができ、その結果、カウント数が増分または減分される。別法として、カップリング部材は、カウント部材によって提供することができる。
カップリング部材は、たとえば歯車またはゼネバ車を備えることができる。第1の方向での相互作用部材の動きは、カップリング部材の動き、具体的にはカップリング部材の回転運動に転移することができる。さらに、カップリング部材の動きは、カウント部材の少なくとも1つの動きに転移することができる。
具体的には、カップリング部材は、直接、または伝動装置によって、カウント部材の少なくとも1つにカップリングすることができる。伝動装置は、カップリング部材の第1の角度の回転をカウント部材の第2の角度の回転に転移することができる。
相互作用部材は、第1の方向での相互作用部材の動きの少なくとも一部中にカップリング部材に係合するように有効にすることができる。相互作用部材は、第2の方向での動き中にはカップリング部材に係合することができない。
第2の方向での相互作用部材の動きは、遠位方向での相互作用部材の動きとすることができる。この動きは、用量送達動作に対応することができる。
相互作用部材は、カップリング要素と相互作用してカウント数を変化させるように有効にすることができる。相互作用部材は、好ましくは、カップリング要素を所定の角度だけ回転させるように有効にすることができる。
一実施形態では、用量カウント機構は、相互作用部材が第2の方向で動かされたときに相互作用部材とカップリング要素との相互作用を防止するガイド・トラックをさらに備える。
一実施形態では、吸入デバイスは、第1の位置から第2の位置へ変位可能な作動要素を備えることができる。ロックアウト機構は、所与の数の用量が送達されたときに第1の位置から第2の位置への作動要素の変位を防止するように有効にすることができる。作動要素は、用量送達動作中に動かさなければならない要素を備えることができ、またはその要素とすることができる。作動要素は、使用者の吸引空気流によって変位可能とすることができる。相互作用部材は、作動要素によって提供することができる。好ましくは、相互作用部材は、作動要素の一体部分であり、または作動要素に固定することができる。したがって、相互作用部材は、作動要素に対して軸方向に動くように有効にされない。したがって、作動要素が近位または遠位方向で軸方向に動かされた場合、相互作用部材は前記動きに追従する。
一実施形態では、ロックアウト機構は、阻止要素にカップリングされた付勢部材をさらに備えることができる。付勢部材は、具体的には阻止部材が非阻止位置にあるとき、阻止要素に付勢力を及ぼすことができる。付勢部材は、ばねを備えることができる。付勢部材は、阻止部材がロックアウト機構の非阻止位置にあるときに緊張させることができる。さらに、付勢部材は、阻止要素が阻止位置へ動いたときに弛緩することを可能にすることができる。
一実施形態では、付勢部材は、所与の数の用量に送達したとき、阻止要素を非阻止位置から阻止位置へ動かすように構成することができる。具体的には、付勢部材は、少なくとも1つのカウント部材の経路内へ阻止要素を動かして、さらに相互作用部材と係合させることができる。
吸入デバイスの概略側断面図である。 吸入デバイスの一部の概略側断面図である。 用量カウント機構の第1の状態で相互作用部材および歯車を示す概略図である。 用量カウント機構の第2の状態で相互作用部材および歯車を示す概略図である。 吸入デバイスの一部の概略断面図である。 代替実施形態による吸入デバイスの一部分の概略側断面図である。 代替実施形態による吸入デバイスの一部の概略分解図である。 代替実施形態による吸入デバイス内の相互作用部材とカウンタ駆動要素との相互作用を示す概略図である。 ロックアウト構成の代替実施形態による吸入デバイスの一部分の概略側断面図である。
これらの図では、同様の要素、同じ種類の要素、および同一に作用する要素は、同じ参照番号を備えることができる。
図1に、吸入デバイス1の側断面図を示す。
吸入デバイス1は、ハウジング3を備える。デバイス1は、外側シリンダ4を備える。外側シリンダ4は、ハウジング3に対する軸方向運動をしないように固定される。外側シリンダ4は、ハウジング3に対して回転可能である。
吸入デバイス1は、マウスピース6をさらに備える。吸入デバイス1は、キャップ7を備える。キャップ7は、マウスピース6を覆うために使用される。キャップ7は、ねじ山を備えることができる。キャップ7は、キャップ7をデバイス1上へねじ留めし、またデバイス1からキャップ7のねじを緩めて外すために、ハウジング3に対して回転可能とすることができる。外側シリンダ4は、キャップ7に回転式に固定される。具体的には、外側シリンダ4は、ハウジング3に対するキャップ7の回転に追従する。吸入デバイス1の構成要素およびそれらの機械的協働に関する詳細な説明は、文献WO2009,065707A1に記載されている。
デバイス1は、収納チャンバ15を備える。収納チャンバ15は、1用量、好ましくは複数用量の医療用物質2を保持する。物質2は、粉末とすることができる。
収納チャンバ15は、チャンバ封止24によって終端される。チャンバ封止24は、収納チャンバ15の上壁と一体形成される。デバイス1は、回転部分25をさらに備える。回転部分25は、実質上板状の構成であり、外側シリンダ4に回転式に固定された状態で連結される。したがって、回転部分25は、収納チャンバ15に対するデバイス1の主長手方向軸xの周りのキャップ7、したがって外側シリンダ4の回転に追従する。しかし、回転体25は、ハウジング3に対して軸方向に固定される。
デバイス1は、測定棒33をさらに備える。測定棒33は、キャップ7がハウジング3に係合されたとき、スナップ嵌め要素34によってキャップ7に連結することができる。測定棒33は、回転部分25との機械的協働によって、回転部分25に回転可能に連結される。したがって、測定棒33は、キャップ7がデバイス1上へ取り付けられるとき、またはデバイス1から取り外されるとき、主長手方向軸xの周りのキャップ7、したがって回転部分25の回転運動に追従する。
キャップ7がハウジング3に係合されるとき、測定棒33は、測定チャンバ40を備える測定棒33の最近位部分が収納チャンバ15に入るように、軸方向に近位方向で進む。キャップ7がハウジング3から係合解除されるとき、測定棒33は、測定棒33の最近位部分が収納チャンバ15から退出するように、軸方向に遠位方向で進む。この文脈で、「遠位」とは、マウスピース6に最も近い吸入デバイスの端部を指すことができる。したがって、「近位」とは、マウスピース6から最も遠く離れた吸入デバイスの端部を指すことができる。
具体的には、測定棒33は、投薬予定の物質2の部分量(sub−quantity)14に対する可動測定チャンバ40として機能するように構成される。測定チャンバ40は、物質2内へ突出する測定棒33の末端内に形成される。
吸入デバイス1は、流れチャネル60および中間チャネル部分61を備える流路をさらに備える。
吸入デバイス1は、作動要素54をさらに備える。作動要素54は、タング77およびピストン・ヘッド76を備えるピストンを備える。作動要素54は、第1の位置および第2の位置を有する。第1の位置は、第2の位置より近位にある。第1の位置で、作動要素54のタング77は、流れチャネル60と中間チャネル部分61との間の流路を阻止する。第2の位置で、作動要素54は、タング77が流れチャネル60と中間チャネル部分61との間の流路を阻止しないように、さらに遠位に位置する。
キャップ7は、ハウジング3からキャップ7のねじを緩めて外すことによって、ハウジング3から係合解除される。したがって、キャップ7は、遠位方向での軸方向運動と回転運動とを同時に実行する。ハウジング3からのキャップ7の係合解除中、キャップ7の回転運動は、長手方向軸xの周りの回転部分25の回転に転移される。回転部分25の回転は、作動要素54の回転に転移される。さらに、同時に生じるキャップ7の軸方向運動と回転運動とが測定棒33へ転移され、測定棒33は、遠位方向での軸方向運動と長手方向軸xの周りの回転運動とを同時に実行する。キャップ7がハウジング3に対するねじ付連結の端部に接近すると、スナップ嵌め要素34は測定棒33から係合解除される。
ハウジング3からのキャップ7の係合解除中、作動要素54は、ハウジング3に対して軸方向に動かされない。したがって、作動要素54は、ハウジング3からのキャップ7の係合解除の前および後に、第1の位置にある。
キャップ7がハウジング3から完全に係合解除されたとき、測定チャンバ40は第1の状態である。測定チャンバ40の第1の状態は、測定チャンバ40が流路に接触しないように作動要素54のタング77が測定チャンバ40を閉鎖することによって画成される。したがって、作動要素54が第1の位置にあり、キャップ7がハウジング3から係合解除されたとき、測定チャンバ40は第1の状態である。
測定チャンバ40の第1の状態で、作動要素54のタング77は、測定チャンバ40の両側を覆う。したがって、この第1の状態では、物質の部分量14が少しずつ出ていくことは可能でない。むしろ、物質は、測定チャンバ40内に捕獲された状態で保持される。
キャップ7が取り外された後、使用者は、デバイスを吸引空気流にさらすことによって、最も簡単な場合、使用者が息を吸い込むことによって、吸入動作をトリガすることができる。空気はマウスピース6を介して吸引され、この結果、第1の例では、ピストン・ヘッド76が空気の作用にさらされるせいで、作動要素54が軸方向にマウスピース6の方向で変位させられる。
作動要素54が軸方向に変位させられるせいで、タング77も同様に軸方向に変位させられて、測定チャンバ40を解放する。次いで測定チャンバ40は、第2の状態になる。測定チャンバ40の第2の状態は、作動要素54が第2の位置にあることによって画成される。第2の状態で、測定チャンバ40は、流れチャネル60と中間チャネル部分61との間の流路内で自由に位置する。測定チャンバは、流れチャネル60から空気が吸引されることによって一掃される。
吸入動作後、キャップ7は、ハウジング3に係合することができる。キャップ7とハウジング3との係合中、キャップ7は、軸方向に近位方向で動かされ、同時に長手方向軸xの周りを回転させられる。スナップ嵌め要素34は、ねじ付連結の初めで測定棒33に係合する。それによって、キャップ7がハウジング3に係合されているとき、測定棒33は回転させられ、近位方向で動かされる。
測定棒33は、シールド35を備える。キャップ7とハウジング3との係合中の測定棒33の軸方向運動は、シールド35によって作動要素54へ機械的に転移される。具体的には、作動要素54は、第2の位置から第1の位置へ押される。作動要素54がすでに第1の位置にある場合、作動要素54はキャップ7とハウジング3との係合中に軸方向に動かされない。
吸入デバイス1は、用量カウント機構をさらに備える。図1では、見やすいように用量カウント機構は図示されていない。
図2は、吸入デバイス1の一部分の側断面図を概略的に示す。具体的には、図2には用量カウント機構5が示されている。用量カウント機構5は、相互作用部材8と、カウント部材、たとえば歯車9とを備える。さらに、用量カウント機構5は、平衡化部材10を備える。
相互作用部材8は、作動要素54にカップリングされる。相互作用部材8は、作動要素54の一体部分とすることができる。相互作用部材8は、偏向可能な要素である。具体的には、相互作用部材8は、偏向可能なスティックである。スティックの一方の端部11は、作動要素54に連結される。スティックの他方の端部は、自由につり下げられた先端部12を形成する。
用量カウント機構5は、第1の歯車9を備える。用量カウント機構5はまた、第2のホイール13を備えることができ、場合により第3の歯車16を備えることができる。相互作用部材8は、第1の歯車9と相互作用するように有効にされる。具体的には、相互作用部材8は、所定の角度だけ第1のホイール9の回転を引き起こすように有効にされる。第1の歯車9は、第1の歯車9の完全な回転後、第2のホイール13が所定の角度だけ回転させられるように、第2のホイール13および第3のホイール16にカップリングされる。さらに、第2のホイール13の完全な回転後、第3のホイール16は、所定の角度だけ回転させられる。
したがって、第1の歯車9は、相互作用部材8の動きを第1のカウント部材の動きに転移するように有効にされたカップリング部材である。この場合、第1の歯車9はまた、第1のカウント部材でもある。したがって、カップリング部材および第1のカウント部材は、同じ要素、すなわち歯車9によって提供される。
ホイール9、13、16は、数字を備える。さらに、吸入デバイス1のハウジング3は、窓17を備えることができる。窓17は、各ホイール9、13、16の1つの数字が窓17を通じて見えるように位置する。数は、ホイール9、13、16の数字によって形成され、その数は、窓17を通じて見ることができる。カウント機構5は、キャップ7の除去後、歯車9、13、16の数字によって形成された数が、吸入デバイス1内に残っている用量の数に対応するように構成される。
さらに、用量カウント機構5は、平衡化部材10をさらに備える。平衡化部材10は、形状、材料、および重量に関して相互作用部材8と同一とすることができる。具体的には、平衡化部材10は、偏向可能なスティックとすることができる。さらに、用量カウント機構5は、平衡化部材10との相互作用のためにダミーの歯車21を備えることができる。平衡化部材10は、平衡化部材10が相互作用部材8に平衡力を呈すると、作動要素54が平衡化された位置にくることを確実にする。具体的には、平衡化部材10は、作動要素54が相互作用部材8側へ傾斜しないことを確実にする。
さらに、用量カウント機構5は、ばね22を備えることができる。ばね22は、作動要素54に力を及ぼすように有効にされる。作動要素54は、使用者が吸引空気流によって所定の力を及ぼした場合、第1の位置から第2の位置へ動かされる。しかし、相互作用部材8が第1の歯車9と相互作用し、平衡化部材10がダミーの歯車21と相互作用することで、作動要素54を第2の位置へ動かすのに必要とされる力が増大することがある。ばね22は、作動要素54を第2の位置へ動かすのに必要とされる力を調整することを可能にする。具体的には、ばね22は、作動要素54にマウスピース6の方向の力を加え、それによって作動要素54を第2の位置へ動かすのに必要な力を削減する。したがって、ばね22は、作動要素54を動かすのに必要とされる力に関する相互作用要素8の作用を相殺する。
図3は、用量カウント機構5の第1の状態における相互作用部材8およびカウント部材を示す。具体的には、相互作用部材8は、第1の歯車9の歯19によって偏向される。図4は、用量カウント機構5の第2の状態における相互作用部材8およびカウント部材を示す。この状態では、相互作用部材8は偏向されていない。相互作用部材8は、第1の歯車9の歯19の側面20に当接する。
図3で、作動要素54は第1の位置にある。作動要素54の第1の位置は、測定チャンバ40の第1の状態に対応する。この状態は、キャップ7がハウジング3から係合解除されているが用量送達がまだ実行されていないときに実現される。したがって、作動要素54の第1の位置で、作動要素54のタング77は、測定チャンバ40の両側を覆い、物質2の部分量14は、測定チャンバ40内に確実に捕獲された状態で保持される。
作動要素54が第1の位置にあるとき、相互作用部材8は偏向される。相互作用部材8の自由につり下げられた先端部12は、第1の歯車9の1つの歯19の上面18に当接し、それによって、歯19によって偏向される。歯19の上面18は、デバイスの長手方向軸xに対して傾斜した表面である。
用量カウント機構5が第1の状態であり、したがって相互作用部材8が第1の位置にあるとき、相互作用部材8は、遠位方向にのみ動かすことができる。さらに、第1の位置で、相互作用部材8は、第1の歯車9にトルクを及ぼすことができない。したがって、用量カウント機構5が第1の状態であり、したがって相互作用部材8が第1の位置にあるとき、第1の歯車9は、相互作用部材8によって回転させることができず、それによってカウント数を変更することができない。
さらに、この状態で、カウント機構5は停止状態である。
使用者の吸引空気流によって、作動要素54は、第1の位置から第2の位置へ動かされる。作動要素54の第2の位置は、図4に示されている。この位置で、タング77も同様に軸方向に変位させられて、測定チャンバ40を解放する。測定チャンバ40は、流れチャネル60から空気が吸引されることによって一掃される。
相互作用部材8が作動要素54に係合されるとき、相互作用部材8は作動要素54とともに軸方向に動かされる。それによって、用量カウント機構5の状態は、第1の状態から第2の状態へ変更される。具体的には、相互作用部材8は、第1の歯車9の歯19に沿って摺動する。第2の状態で、相互作用部材8は、歯19の側面20に当接する。歯19の側面20は、吸入デバイス1の長手方向軸xに対して直角の表面であり、用量カウント機構が起動状態であるときにマウスピース6の方を向いている。起動状態で、用量カウント機構5は、歯車9、13、16のカウント数を増分させる準備ができている。
用量カウント機構5が第2の状態であり、したがって相互作用部材8が第2の位置にあるとき、相互作用部材8は、近位方向にのみ動かすことができる。さらに、第2の位置で、相互作用部材8は、相互作用部材8がここで近位方向で動かされたとき、第1の歯車9にトルクを及ぼすことができる。したがって、用量カウント機構5が第2の状態であり、したがって相互作用部材8が第2の位置にあるとき、第1の歯車9は、相互作用部材8によって回転させることができ、それによってカウント数を変更することができる。
しかし、この状態で、使用者がマウスピース6から第2の吸引を実行した場合、測定チャンバ40は空であるため、物質2の用量は送達されない。第2の吸引はまた、作動要素54も動かさない。それによって、用量カウント機構5の状態は、第2の吸引によって変更されない。
医療用物質2の部分量14を投薬した後、使用者は、キャップ7をハウジング3にねじ留めすることができる。キャップ7をハウジング3に係合させることによって、作動要素54は、第2の位置から第1の位置へ軸方向に動かされる。それによって、相互作用部材8もまた、マウスピース6から離れる方向で軸方向に動かされる。
キャップ7とハウジング3との係合により、作動要素54が第1の位置へ動かされるため、相互作用部材8に近位方向の力が加えられる。相互作用部材8は、歯車9の歯19に当接し、この力を歯19の側面20に伝える。それによって、相互作用部材8は第1の歯車9の歯19を押す。それによって、歯車19は、所定の角度だけ回転させられる。
したがって、用量カウント機構5のカウントは、1単位だけ増分または減分される。さらに、それによって用量カウント機構5は、第2の状態から第1の状態へ変更される。ここで第1の状態で、相互作用部材8の先端部12は、歯車9のうち、カウント機構5の以前の停止状態で当接した歯19に隣接している第2の歯23の上面18に当接する。
さらに、使用者がハウジング3からキャップ7を係合解除したが、その後用量が送達されなかった場合、作動要素54は第1の位置に留まる。さらに、相互作用部材8は、作動要素54にカップリングされる。したがって、使用者がハウジング3からキャップ7を係合解除したが、その後用量が送達されなかった場合、相互作用部材8もまた第1の位置に留まり、すなわち、相互作用部材8の自由につり下げられた先端部12は、第1の歯車9の1つの歯19の上面18に当接し、それによって、歯19によって偏向される(図3参照)。ここで使用者がキャップ7をハウジング3に係合させた場合、この係合は、作動要素54を動かさず、したがって相互作用部材8を動かさない。したがって、この場合、用量カウント機構5は第1の状態で留まる。したがって、キャップ7とハウジング3とを係合解除して係合させても、その間に用量が送達されなかった場合、作動要素54は動かされず、したがって用量カウント機構5によってカウントされるカウント数は増分または減分されない。
キャップ7がハウジング3にねじ留めされ、用量送達が事前に実行された後にのみ、用量カウント機構5がカウント数を変化させるため、キャップ7とハウジング3との係合は、用量カウント機構5によって示されるカウント数を更新することに対応する。したがって、キャップ7がハウジング3から除去されたとき、用量カウント機構5は常に、デバイス1内に残っている用量の正しい数を示す。
図5は、図2の点線24に沿って切り取った断面図を示す。3つのホイール9、13、16は各々、数字25を備える。
使用者は、ハウジング3の窓17を通じて、各ホイール9、13、16の1つの数字25を見ることができる。
ホイール9、13、16は、デバイス1内に残っている用量の数を表示することができる。別法として、ホイール9、13、16は、デバイス1によって送達された用量の数を表示することができる。第1の歯車9は、用量の1の位に対応し、第2のホイール13は、残っている用量の10の位に対応し、第3のホイール16は、100の位に対応する。ホイール9、13、16は各々、数字25を備え、したがって、ホイール9、13、16上の数字25を組み合わせることによって、吸入デバイス1内に残っている用量または吸入デバイス1によって送達された用量の数が示される。しかし、ホイール9、13、16は各々、可能な値に対応する数字のみを示す必要がある。合計200の用量があると仮定すると、第3のホイール16は、数字0、1、および2のみを備えることができる。この場合、第3のホイール16は、第1のホイール9または第2のホイール13より小さくすることができる。
それによって、カウント機構5の寸法を、外側ハウジング3の湾曲した形状に合わせて調整することができる。
さらに、図6は、代替実施形態による吸入デバイス1の一部分の側断面図を概略的に示す。さらに、図7は、代替実施形態による吸入デバイス1の一部分、具体的にはカウント機構5の分解図を示す。
代替実施形態による用量カウント機構5はまた、第1の状態および第2の状態を有し、カウント機構5は、使用者の吸引空気流によって、第1の状態から第2の状態へ変化するように構成される。
用量カウント機構5は、相互作用部材8と、カップリング要素27と、第1のカウント部材28と、第2のカウント部材29と、第3のカウント部材30とを備える。具体的には、第1のカウント部材28は、第1のカウント・ホイール(counting wheel)を構成することができる。第2のカウント部材29は、第2のカウント・ホイールを構成することができ、第3のカウント部材30は、第3のカウント・ホイールを構成することができる。
カップリング要素27は、第1のカウント部材28にカップリングされる。第1のカウント部材28はディスク状であり、側面上に数字を有する。側面に対して垂直な表面は、第1のカウント部材28の対称軸に対して直角である。第1のカウント部材28は、対称軸の周りを回転するように有効にされる。
相互作用部材8は、作動要素54によって提供される。相互作用部材8は、作動要素54の一体部分とすることができる。相互作用部材8は、偏向可能な要素である。具体的には、相互作用部材8は、偏向可能なスティックとして構成される。相互作用部材8は、主要部分31と、自由につり下げられた先端部12とを備える。主要部分31の一方の端部は、作動要素54に連結される。主要部分31の他方の端部には、自由につり下げられた先端部12が位置し、先端部12は、主要部分31に対して角度をなして延びる。具体的には、自由につり下げられた先端部12は、相互作用部材8の主要部分31に対して直角を形成する。
カップリング要素27は、相互作用部材8の動きをカウント部材28、29、30の少なくとも1つの動きに転移するように構成される。具体的には、カップリング要素27は、相互作用部材8の近位方向の動きを第1のカウント部材28の回転運動に転移することができる。さらに、カウント機構は、相互作用部材8の遠位方向の動きが、カップリング要素27および第1のカウント部材28の動きに転移されないように構成することができる。
カップリング要素27と第1のカウント部材28とは、第1の伝動装置によってカップリングされる。図6および図7には、第1の伝動装置は示されていない。したがって、カップリング要素27の回転は、第1のカウント部材28の回転に転移される。好ましくは、第1の伝動装置は、ある角度のカップリング要素27の回転が、より小さい角度の第1のカウント部材28の回転に転移されるように設計される。好ましくは、伝動装置は、10回の用量送達動作が、第1の用量カウント部材28の360°の完全な回転に対応するように構成される。
さらに、カウント機構5は、第2のカウント部材29および第3のカウント部材30を備える。第2のカウント部材29および第3のカウント部材30もまたディスク状であり、側面上に数字を有する。第2のカウント部材29は、第1のカウント部材28の360°の完全な回転が第2のカウント部材29の所定の角度の回転に転移されるように、たとえば第2の伝動装置によって第1のカウント部材28にカップリングされる。所定の角度は、用量を100回送達した後に第2のカウント部材が360°回転させられているように選択することができる。
さらに、第3のカウント部材30は、第2のカウント部材29の完全な回転が第3のカウント部材30の所定の角度の回転に転移されるように、第3の伝動装置によって第2のカウント部材29にカップリングされる。
図6〜9に示す実施形態では、カップリング要素27はゼネバ車48である。図示されていない代替実施形態では、カップリング要素27および第1のカウント部材28は、両方の機能を満足させる単一の要素によって形成することができる。
さらに、ゼネバ車48は、複数のカップリング領域を備える。具体的には、ゼネバ車48は、複数のレセプタクル32を備える。具体的には、図6〜9に示す実施形態で、ゼネバ車48は、4つのレセプタクル32を備える。レセプタクル32は、ゼネバ車48において等しく隔置された円周位置に位置する。各レセプタクル32は、ゼネバ車48およびつり下げられた先端部12が所定の特有の状態であるときに、相互作用部材8の自由につり下げられた先端部12を受けるように寸法設定および配置される。
具体的には、相互作用部材8の自由につり下げられた先端部12は、ゼネバ車48のレセプタクル32内へ係合して、ゼネバ車48を所定の角度だけ、たとえば90°の角度だけ回転させるように構成される。
ゼネバ車48は、相互作用部材8が遠位位置から近位方向で動かされたときに自由につり下げられた先端部12がゼネバ車48に係合するように設計される。遠位位置は、相互作用部材8の第2の位置であり、図8には「B」として示されている。近位位置は、相互作用部材8の第1の位置であり、図8には「A」として示されている。
この目的で、相互作用部材8の近位方向の動きの初めに自由につり下げられた先端部12とゼネバ車48との係合を開始する進入ガイド・リップ(entry guide lip)45を設けることができる。
図8は、相互作用部材8とゼネバ車48との相互作用を概略的に示す。作動要素54が第1の位置にあるとき、相互作用部材8も第1の位置にある。図8で、相互作用部材8の第1の位置を位置「A」として示す。作動要素54の第1の位置は、測定チャンバ40の第1の状態に対応する。この状態は、キャップ7がハウジング3から係合解除されているが用量送達がまだ実行されていないときに生じる。したがって、作動要素54の第1の位置で、作動要素54のタング77は、測定チャンバ40の両側を覆い、物質2の部分量14は、測定チャンバ40内に確実に捕獲された状態で保持される。
さらに、相互作用部材8および作動要素54がそれぞれの第1の位置Aにあることは、用量カウント機構5が第1の状態であることに対応する。相互作用部材8が第1の位置Aにあるとき、相互作用部材8はカップリング要素27から係合解除される。具体的には、第1の位置Aで、相互作用部材8は、ガイド・トラック36内でカップリング要素27に隣接して位置する。ガイド・トラック36は、相互作用部材8が第1の位置Aにあるときに相互作用部材8とカップリング要素27との相互作用が防止されるように構成される。
作動要素54が第1の位置にあるとき、使用者の吸引空気流は用量送達を開始する。使用者の吸引空気流は、作動要素54を第1の位置から第2の位置へ動かす。この位置で、タング77も同様に軸方向に変位させられて、測定チャンバ40を解放する。測定チャンバ40は、流れチャネル60から空気が吸引されることによって一掃される。作動要素54が第1の位置から第2の位置へ動かされるとき、相互作用部材8もまた、第1の位置から第2の位置へ動かされる。図8で、相互作用部材8の第2の位置を位置「B」として示す。相互作用部材8は、ガイド・トラック36に沿って第1の位置Aから第2の位置Bへ動かされる。ガイド・トラック36は、カップリング部材27に隣接して進み、したがって、第1の位置Aから第2の位置Bへの相互作用部材8の動きの間、相互作用部材8はカップリング部材27に接触せず、したがってカップリング部材27と相互作用しない。したがって、相互作用部材8が第1の位置Aから第2の位置Bへ動かされるとき、カップリング部材27が動かされず、それによってカウント部材28、29、30が動かされないため、用量カウント機構5のカウント数は変更されない。
用量カウント機構5は、使用者がキャップ7をハウジング3に係合させたときにカウント数の更新、すなわちカウント数の可能な増分または減分が実施されるように構成される。作動要素54および相互作用部材8が、用量カウント機構5が第1の状態であることに対応するそれぞれの第1の位置にあり、さらに、キャップ7がハウジングに係合されているとき、作動要素54および相互作用部材8は動かされない。したがって、相互作用部材8はカップリング部材27と相互作用せず、用量カウント機構5のカウント数は変更されない。
さらに、用量カウント機構5が第1の状態であるとき、使用者の吸引空気流は、用量カウント機構5を第2の状態へ変化させる。具体的には、相互作用部材8および作動要素54がそれぞれの第2の位置Bにあることは、用量カウント機構5が第2の状態であることに対応する。
用量カウント機構5が第2の状態であるとき、使用者がキャップ7をハウジング3に係合させると、カウント数は更新され、すなわち増分または減分される。作動要素54および相互作用部材8が、用量カウント機構5が第2の状態であることに対応するそれぞれの第2の位置にあり、さらに、キャップ7がハウジングに係合されているとき、作動要素54および相互作用部材8は、近位方向で動かされる。それによって、相互作用部材8は、カップリング部材27に係合する。相互作用部材8の近位方向での軸方向運動は、カップリング部材27の回転に転移される。この回転は、カウント部材28、29、30の少なくとも1つの動きにさらに転移され、それによってカウント数を増分または減分させる。
さらに、カウント機構5は、ガイド・トラック36を備える。ガイド・トラック36上に、進入ガイド・リップ45を設けることができる。
さらに、ガイド・トラック36は、2つのガイド・レール37を備える。ガイド・トラック36は、ゼネバ車48側に位置する。相互作用部材8が第1の位置から第2の位置へ動いたとき、自由につり下げられた先端部12は、ガイド・レール37によって案内されるガイド・トラック36に沿って摺動する。ガイド・レール37は、自由につり下げられた先端部12をゼネバ車48に沿って遠位方向に、具体的には第1の位置から第2の位置へ動かすことを可能にするが、先端部12はゼネバ車48と相互作用しない。代わりに、自由につり下げられた先端部12は、2つのガイド・レール37間のガイド・トラック36を通って案内され、それによってゼネバ車48に接触しないようになっている。相互作用部材8の主要部分31は、ガイド・レール37に対してずれた平面内を動かされ、それによってガイド・レール37に接触しないようになっている。
用量送達が実行され、作動要素54および相互作用部材8がそれぞれの第2の位置にあるとき、使用者は、マウスピース6から第2の吸引を実行することができる。しかし、この場合、測定チャンバ40が空であるため、物質2の用量は送達されない。また、用量送達後、キャップ7がハウジング3に係合されるまで、作動要素54は第2の位置に留まっているため、第2の吸引によって作動要素54は動かされない。それによって、相互作用部材8は動かされず、したがって用量カウント機構5の状態は第2の吸引によって変更されない。
医療用物質2の部分量14を投薬した後、使用者が用量送達後動作を実行するとき、相互作用部材8を近位方向で動かすことができ、たとえば使用者は、キャップ7をハウジング3にねじ留めすることができる。
キャップ7がハウジング3上にねじ留めされるとき、作動要素54は、近位方向に第2の位置から第1の位置へ動かされる。相互作用部材8は作動要素54にカップリングされているため、キャップ7がハウジング上へねじ留めされるとき、相互作用部材8も近位方向に第2の位置から第1の位置へ動かされる。それによって、相互作用部材8の自由につり下げられた先端部12は、ゼネバ車48に係合し、ゼネバ車48を90°回転させる。この係合は、ガイド・レール37上に設けられた進入ガイド・リップ45によって開始される。
ゼネバ車48の回転は、カウント機構5のカウント数の減分に転移される。したがって、第2の位置Bから第1の位置Aへの相互作用部材8の動きは、カウント機構のカウント数の減分を引き起こす。これは、カウント機構が第2の状態から第1の状態へ変化することに対応し、それによってカウント数を減分させる。
しかし、相互作用部材8の近位方向運動の終わり近くで、自由につり下げられた先端部12は、ゼネバ車48のレセプタクル32から係合解除され、ガイド・トラック36内へ摺動する。ガイド・トラック36は、ガイド特性、たとえばレセプタクル32から先端部12を係合解除する退出ガイド・リップ46を備えることができる。退出ガイド・リップ46は、屈曲可能になるように可撓性を有することができ、それによってゼネバ車48の回転を可能にすることができる。同時に、退出ガイド・リップ46は、先端部12がゼネバ車48のレセプタクル32からガイド・トラック36内へ退出ガイド・リップ46に沿って摺動するのを可能にするのに十分な剛性を有する。
別法として、相互作用部材8は、弾力のため、レセプタクル32から係合解除され、ガイド・トラック36の近位開口部内へ係合することができる。近位方向運動中、相互作用部材8は、ガイド・レール37の1つの表面、具体的にはガイド・トラック36から離れる方を向いている表面に沿って摺動する。近位方向運動の終わり近くで、相互作用部材8は、ガイド・トラック36の近位開口部内へ旋回するように有効にされる。したがって、退出ガイド・リップ46は任意選択である。さらに、進入ガイド・リップ45もまた、任意選択とすることができる。
したがって、キャップ7がハウジング3上にねじ留めされた後、相互作用部材8は近位方向で動かされ、それによってカウント機構5が更新される。キャップ7のねじが緩められてハウジング3から外されたが、用量送達は実行されない場合、作動要素54は第1の位置に留まり、それによって相互作用部材8も第1の位置に留まる。したがって、キャップ7が再びハウジング3上へねじ留めされたとき、相互作用部材8は第2の位置から第1の位置へ動かされない。したがって、ゼネバ車48は回転せず、カウント機構5のカウント数は変更されない。
図7に見ることができるように、第1のカウント部材28、第2のカウント部材29、および第3のカウント部材30は、数字を備える。さらに、ハウジング3は、窓17を備える。窓17は、各カウント部材28、29、30の1つの数字が見えるように配置される。窓17を通じて見えるカウント部材28、29、30の数字はカウント数を形成し、このカウント数は、カウント機構5によって減分される。カウント数は、デバイス1内に残っている用量の数に対応する。窓17内に見える第1のカウント部材28の数字は、残っている用量の数の1の位に対応することができ、窓17内に見える第2のカウント部材29の数字は、10の位に対応することができ、窓17内に見える第3のカウント部材30の数字は、100の位に対応することができる。
代替実施形態では、窓17内に見えるカウント数は、デバイス1によって送達された用量の数に対応することができる。したがって、この実施形態では、カウント数は、カウント機構5によって増分される。
さらに、用量カウント機構5は、平衡化部材をさらに備えることができる。図6および図7には、平衡化部材は示されていない。平衡化部材は、形状、材料、および重量に関して相互作用部材8と同一とすることができる。具体的には、平衡化部材は、偏向可能なスティックとすることができる。平衡化部材は、作動要素54にカップリングすることができる。好ましくは、平衡化部材は、作動要素54で相互作用部材8の反対側に配置される。平衡化部材は、相互作用部材8に平衡力を提供することによって、作動要素54が平衡化された位置にくることを確実にする。具体的には、平衡化部材は、作動要素54が相互作用部材側へ傾斜しないことを確実にする。さらに、用量カウント機構5は、平衡化部材との相互作用のためにダミーのゼネバ車を備えることができる。
さらに、吸入デバイス1は、ロックアウト機構26を備える。ロックアウト機構26は、阻止要素39を備える。阻止要素39は、ロックアウト・ピンとすることができる。阻止要素39は、付勢部材41によって、たとえばばねによって、ハウジング3にカップリングされる。阻止要素39は、阻止位置および非阻止位置を有する。
具体的には、図6は、阻止要素39が非阻止位置にある構成のロックアウト機構26を示す。阻止要素39は、ハウジング3と用量カウント機構5の第3のカウント部材30との間に配置されており、相互作用部材8と相互作用しない。
ロックアウト機構26は、所与の数の用量が送達されたときに吸入デバイス1の動作を防止することができる。ロックアウト機構26によって防止されるように構成されるこの動作は、たとえば吸入デバイス1の用量送達動作とすることができる。
カウント部材28、29、30は各々、少なくとも第1の構成および第2の構成、具体的には第1の向きおよび第2の向きを有することができる。好ましくは、カウント部材28、29、30は、カウント部材28、29、30がそれぞれの第1の構成であるときに阻止要素39の動きを防止するように構成される(図6参照)。さらに、カウント部材28、29、30は、それぞれの第2の構成であるとき、阻止要素39の動きを可能にすることができる(図6および図9参照)。
図7に示すように、カウント部材28、29、30は各々、たとえばカウント部材28、29、30を通る孔によって形成された経路42、43、44を備える。阻止要素39は、経路42、43、44が阻止要素と位置合わせされたとき、それぞれの第1のカウント部材28、第2のカウント部材29、または第3のカウント部材30の経路42、43、44内へ動くように有効にされるように配置される。阻止部材39は、第1のカップリング部材、第2のカップリング部材、および第3のカップリング部材内へ連続して動くように有効にすることができる。阻止部材39は、複数の部分運動(sub−movement)を含む動きによって、阻止位置へ動くように有効にすることができる。部分運動は、時間的に分離することができる。具体的には、第1の部分運動で、阻止部材39は、第3のカウント部材30の経路44内へ動くことができ、第2のカウント部材29によるさらなる動きから阻止することができる。第2の部分運動で、阻止部材39は、第2のカウント部材29の経路43内へ動くことができ、第1のカウント部材28によるさらなる動きから阻止することができる。第3の部分運動で、阻止部材39は、第1のカウント部材28の経路42内へ動くことができ、相互作用部材8に係合することができる。
具体的には、阻止要素39は、窓17を通じて見える第3のカウント部材30の数字が0に等しいとき、第3のカウント部材30の第1の経路44に係合するように有効にされるように配置される。阻止要素39は、付勢部材41によって及ぼされる力によって、第3のカウント部材30の経路44内へ可動である。
たとえば、吸入デバイス1は、150用量の医療用物質2を備えることができる。したがって、最初の構成で、用量カウント機構5のカウント部材28、29、30は、窓17内に「150」という数を示す。51用量が送達された後、「099」という数が窓17内に示される。ここで阻止要素39は、第3のカウント部材30の経路44と位置合わせされ、付勢部材41によって経路44内へ押される。
しかし、51用量が送達されたとき、この構成では、第2のカウント部材29は窓17内に0を示さない。したがって、阻止要素39は、第2のカウント部材29の経路43と位置合わせされていない。したがって、阻止要素39は、第2のカウント部材29の経路43に係合することが防止される。したがって、阻止要素39は、相互作用部材8および作動要素54の動作を防止しないため、依然として非阻止位置にある。
さらに、さらなる用量を送達すると、第2のカウント部材29は徐々に回転させられる。第2のカウント部材29が窓17内に0を示すとき、第2のカウント部材29の経路43は阻止要素39と位置合わせされている。したがって、阻止要素39はここで、第2のカウント部材29の経路43に係合するように有効にされる。具体的には、阻止要素39は、付勢部材41によって第2のカウント部材29の経路43内へ押し込まれる。
最後の用量が送達され、キャップ7がハウジング3に係合された後、第1のカウント部材28の経路42は、阻止要素39と位置合わせされる。この場合、窓17内に見える第1のカウント部材28の数字は、0に等しい。したがって、窓17内には「000」が見える。阻止要素39はここで、第1のカウント部材28の経路42に係合する。すべてのカウント部材28、29、30の経路42、43、44は、阻止要素39に位置合わせされる。
さらに、阻止要素39はここで、相互作用部材8に係合するように有効にされる。それによって、阻止要素39は、相互作用部材8が軸方向に動かされるのを防止する。したがって、用量送達動作はこれ以上可能でない。
図9は、すべての利用可能な用量が送達された構成の吸入デバイス1を示す。カウント部材28、29、30は、窓17内に「000」が見え、阻止要素39がすべてのカウント部材28、29、30の経路と位置合わせされるように回転させられている。したがって、付勢部材41は、阻止要素39を第1のカウント部材28の経路42内へ押し込んでいる。付勢部材41によって及ぼされる力によって、阻止要素39は、相互作用部材8に向かって動かされ、用量カウント機構5の相互作用部材8に係合する。阻止要素39は、相互作用部材8に係合した後、相互作用部材8のさらなる軸方向運動を防止するように設計される。したがって、阻止要素39は阻止位置にある。
阻止位置で、阻止要素39は、第1のカウント部材28との係合によって、デバイスのハウジングに対する動きを防止することができる。具体的には、阻止要素39の一方の端部は、相互作用部材8に係合することができ、阻止要素39の他方の端部は、経路42内に位置することができ、それによって、第1のカウント部材28に係合することができ、したがって阻止要素39は、少なくとも遠位方向の動きに対してロックされる。具体的には、第1のカウント部材28は、カウント数の更新中の回転方向とは反対の回転方向のカウント部材28の回転が防止されるように構成することができる。それによって、阻止要素39は、少なくとも遠位方向の動きに対して相互作用部材8をロックする。
阻止要素39は、主要部分31と先端部12との連結点で、相互作用部材8に係合することができる。具体的には、阻止要素は、先端部12よりわずかに遠位の点で、相互作用部材8に係合することができる。
具体的には、相互作用部材の方を向いている阻止要素39の前面は、相互作用部材8の表面に適合された内方へ湾曲する表面47を有する。それによって、阻止要素39は、それ以上軸方向に動かすことができないように、相互作用部材8を固定する。相互作用部材8は、図8に「A」として示す第1の位置でロックされる。相互作用部材8は、阻止要素39の係合によって遠位方向の動きが防止される。
追加または別法として、相互作用部材8は、凹部を備えることができる。阻止要素39は、凹部内へ係合し、それによって相互作用部材8がそれ以上軸方向に動くことができないように相互作用部材8をロックするように有効にすることができる。
相互作用部材8を軸方向に固定することによって、阻止要素39は、作動要素54のさらなる動きを防止する。具体的には、作動要素54を軸方向に遠位方向で動かすことは可能ではなくなる。それによって、吸入デバイス1の用量送達が防止される。
作動要素54が第1の位置から第2の位置へ動かされたとき、可聴および可視フィードバックが使用者へ提供される。具体的には、作動要素54が第2の位置へ動かされたとき、ピストン・ヘッド76(図1参照)は、対応する突起内へ係合することができ、それによって可聴フィードバックを提供することができる。さらに、吸入デバイス1のハウジング3は、小さい開口部を備えることができ、作動要素は第1の位置では開口部を阻止し、さらに第2の位置では開口部を阻止しないため、使用者は、作動要素が第1の位置にあるか、それとも第2の位置にあるかを確かめることが可能になる。
しかし、阻止要素39が相互作用部材8に係合した後に使用者がマウスピース6から吸引を実行した場合、作動要素54は動かされないため、可聴または可視フィードバックは使用者に提供されない。それによって、使用者には、用量が送達されなかったことが通知される。したがって、ロックアウト機構26は、吸入デバイス1が医療用物質2のさらなる用量を提供しないことを使用者に警告する。
阻止要素39が相互作用部材8をロックした後、吸入デバイス1の用量送達は恒久的に防止される。デバイス1のハウジング3が開かれない限り、阻止要素39を相互作用部材8からロック解除することは可能でない。阻止要素39が相互作用部材8をロックしているとき、使用者は、吸入デバイス1を処分することができる。別法として、使用者または訓練を受けた人物は、医療用物質2の新しい用量を再充填することができ、または医療用物質2を含む容器を交換し、その後ロックアウト機構26をロック解除することができる。
さらに、用量カウント機構5は、第2のばねを備えることができる。図6〜9には、第2のばねは示されていない。第2のばねは、作動要素54に遠位方向の力を及ぼすように有効にされる。作動要素54は、使用者が吸引空気流によって所定の力を及ぼした場合、第1の位置から第2の位置へ動かされる。しかし、相互作用部材8がカウンタ駆動要素と相互作用し、平衡化部材がダミーのカウンタ駆動要素と相互作用することで、作動要素54を第2の位置へ動かすのに必要とされる力が増大することがある。第2のばねは、作動要素54を第2の位置へ動かすのに必要とされる力を調整することを可能にする。具体的には、ばねは、作動要素54にマウスピース6の方向の力を加え、それによって作動要素54を第2の位置へ動かすのに必要な力を削減する。したがって、第2のばねは、作動要素54を動かすのに必要とされる力に関する相互作用要素8の作用を相殺する。
さらに、代替実施形態に関して説明した特性は、第1の実施形態と組み合わせることができ、また逆も同様であり、第1の実施形態に関して説明した特性は、代替実施形態と組み合わせることができる。たとえば、図1〜5に示す実施形態は、代替実施形態に関して開示したロックアウト機構26をさらに備えることができる。具体的には、ロックアウト機構は、所定の数の用量が送達された後、吸入デバイスのさらなる動作を防止することができる。
さらに、第1の実施形態でカップリング部材27が第1のカウント部材と同じ要素によって形成されることは、代替実施形態に関して開示した第1のカウント部材とは別個の要素に修正することができる。具体的には、第1の実施形態は、ゼネバ車48を備えるカップリング部材27をさらに備えることができる。
本明細書において使用される用語、「医療用物質」は、例えば、喘息もしくは慢性閉塞性肺疾患(COPD)のような閉塞性気道または肺疾患、アレルギー、真性糖尿病の処置のための、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味することがある。
活性な医薬化合物は、好ましくは、吸入に適した活性な医薬化合物、好ましくは抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬、抗炎症薬、鎮咳薬、気管支拡張薬、抗コリン作用薬およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。
活性な医薬化合物は、例えば以下から選択することができる:
ヒトインスリンのようなインスリン、例えば組換えヒトインスリン、もしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グリカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくはその誘導体、もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4、もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体;
短時間作用型β2アゴニスト(例えばサルブタモール、アルブテロール、レボサルブタモール、フェノテロール、テルブタリン、ピルブテロール、プロカテロール、ビトルテロール、リミテロール、カルブテロール、ツロブテロール、レプロテロール)、長時間作用型β2アゴニスト(LABA、例えばアルホルモテロール、バンブテロール、クレンブテロール、ホルモテロール、サルメテロール)、ウルトラLABA(例えばインダカテロール)のようなアドレナリン作動薬、もしくは別のアドレナリン作動薬(例えばエピネフリン、ヘキソプレナリン、イソプレナリン(イソプロテレノール)、オルシプレナリン(メタプロテレノール));
グルココルチコイド(例えばベクロメタゾン、ブデソニド、シクレソニド、フルチカゾン、モメタゾン、フルニソリド、ベタメタゾン、トリアムシノロン);
抗コリン作用薬もしくはムスカリンアンタゴニスト(例えば臭化イプラトロピウム、臭化オキシトロピウム、臭化チオトロピウム);
肥満細胞安定化薬(例えばクロモグリケート、ネドクロミル);
キサンチン誘導体(例えばドキソフィリン、エンプロフィリン、テオブロミン、テオフィリン、アミノフィリン、コリンテオフィリネート);
ロイコトリエンアンタゴニスト(例えばモンテルカスト、プランルカスト、ザフィルルカスト)のようなエイコサノイド阻害剤、リポキシゲナーゼ阻害剤(例えばジロイトン)、もしくはトロンボキサン受容体アンタゴニスト(例えばラマトロバン、セラトロダスト);
またはこれまでに言及した化合物種もしくは化合物のいずれか2つ、3つもしくはそれ以上の組み合わせ(例えばブデソニド/ホルモテロール、フルチカゾン/サルメテロール、臭化イプラトロピウム/サルブタモール、モメタゾン/ホルモテロール);
またはこれまでに挙げた化合物のいずれかの薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物もしくはエステル。
薬学的に許容される塩は、例えば酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩は、例えば塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸、炭酸、硫酸、メチル硫酸、リン酸、酢酸、安息香酸、ベンゼンスルホン酸、フマル酸、マロン酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、乳酸、グルコン酸、グルタミン酸、エデト酸、メシル酸、パモ酸、パントテン酸またはヒドロキシナフトエ酸の塩である。塩基性塩は、例えばアルカリもしくはアルカリ土類から選択されるカチオン、例えばNa+もしくはK+もしくはCa2+、またはアンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)を有する塩であり、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する。薬学的に許容される塩の他の例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。薬学的に許容されるエステルは、例えば酢酸エステル、プロピオン酸エステル、リン酸エステル、コハク酸エステルまたはエタボン酸エステルとすることができる。
薬学的に許容される溶媒和物は、例えば水和物である。
1 吸入デバイス
2 物質
3 ハウジング
4 外側シリンダ
5 用量カウント機構
6 マウスピース
7 キャップ
8 相互作用部材
9 第1の歯車
10 平衡化部材
11 相互作用部材の端部
12 先端部
13 第2の歯車
14 物質の部分量
15 収納チャンバ
16 第3の歯車
17 窓
18 上面
19 歯
20 側面
21 ダミーの歯車
22 ばね
24 チャンバ封止
25 回転部分
26 ロックアウト機構
27 カップリング要素
28 第1のカウント部材
29 第2のカウント部材
30 第3のカウント部材
31 主要部分
32 レセプタクル
33 測定棒
34 スナップ嵌め要素
35 シールド
36 ガイド・トラック
37 ガイド・レール
39 阻止要素
40 測定チャンバ
41 付勢部材
42 孔
43 孔
44 孔
45 進入ガイド・リップ
46 退出ガイド・リップ
47 表面
48 ゼネバ車
54 作動要素
76 ピストン・ヘッド
77 タング
A 第1の位置
B 第2の位置
x デバイス軸

Claims (13)

  1. 用量カウント機構(5)および作動要素(54)からなる
    吸入デバイス(1)であって、
    該作動要素(54)は、該吸入デバイス(1)の用量送達動作中に動かされるように構成され、
    該カウント機構(5)は、第1の状態および第2の状態を有し、該カウント機構(5)は、使用者の吸引空気流によって該第1の状態から該第2の状態へ変化するように構成され、
    該用量カウント機構(5)は、該用量カウント機構(5)のカウント機能を動作させるように有効にされた相互作用部材(8)を備え、
    該相互作用部材(8)は、該吸入デバイス(1)の該作動要素(54)の一体部分であり、または該作動要素(54)に固定することができ、
    該作動要素(54)は、使用者の吸引空気流によって第1の位置から第2の位置へ変位可能であり、
    該カウント機構(5)は、該作動要素(54)にカップリングされ、
    該カウント機構(5)は、該作動要素(54)を該第1の位置から該第2の位置へ変位させることによって、該第1の状態から該第2の状態へ変化するように構成され、
    該吸入デバイス(1)は、ハウジング(3)と、該ハウジング(3)に係合可能な係合部材(7)とをさらに備え、該係合部材(7)はキャップ部材(7)であり、
    該カウント機構(5)は、該係合部材(7)を該ハウジング(3)に係合させることによって、第2の状態から第1の状態へ変化するように構成され、
    該カウント機構(5)は、該カウント機構(5)が事前に第2の状態へ変更された場合のみ、該係合部材(7)を該ハウジングに係合させることによって、カウント数が増分または減分されるように構成される、前記吸入デバイス(1)。
  2. カウント機構(5)は、該カウント機構(5)が第2の状態であるときのみ、カウント数を増分または減分させるように有効にされる、
    請求項1に記載の吸入デバイス(1)。
  3. カウント機構(5)は、第2の状態から第1の状態への変化がカウント数を増分または減分させるように構成される、
    請求項1または2に記載の吸入デバイス(1)。
  4. カウント機構(5)は、カウント数を増分または減分させるために相互作用部材(8)と相互作用するように有効にされたカウント部材を備える、
    請求項1に記載の吸入デバイス(1)。
  5. カップリング部材(27)をさらに備え、ここで、相互作用部材(8)は、該カップリング部材(27)に作用するように構成され、該カップリング部材(27)は、該相互作用部材(8)の動きをカウント部材へ伝えるように有効にされる、
    請求項4に記載の吸入デバイス(1)。
  6. カップリング部材(27)は、歯車(9)を備え、
    相互作用部材(8)は、カウント機構(5)が第1の状態から第2の状態へ変更されたときに該歯車(9)の歯(19)に沿って摺動するように構成される、
    請求項5に記載の吸入デバイス(1)。
  7. カップリング部材(27)とカウント部材は、同じ要素によって形成される、
    請求項5または6に記載の吸入デバイス(1)。
  8. 相互作用部材(8)は偏向可能である、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸入デバイス(1)。
  9. 相互作用部材(8)がカウント機構(5)の第1の状態で偏向されるように構成され、該相互作用部材(8)は、該カウント機構(5)の第2の状態では偏向されない、
    請求項8に記載の吸入デバイス(1)。
  10. カウント機構は、該係合部材(7)が該ハウジング(3)に係合されているときに第1の状態である、
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸入デバイス(1)。
  11. 平衡化部材(10)を備え、
    ここで、相互作用部材(8)および該平衡化部材(10)は、作動要素(54)に配置され、該平衡化部材(10)は、該相互作用部材(8)とは反対側に配置される、
    請求項1〜10のいずれか1項に記載の吸入デバイス(1)。
  12. ハウジング(3)は、カウント機構(5)のカウント数を示す窓(17)を備える、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の吸入デバイス(1)。
  13. デバイス(1)が、使用者がハウジング(3)から係合部材(7)を係合解除したが、その後用量が送達されなかった場合、作動要素(54)は第1の位置に留まるように構成される、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の吸入デバイス(1)。
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